JP2019113884A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】操作仕様等の変更を許容する柔軟性を担保しながら簡単な操作で容易に表示言語を切り替えることを目的とする。【解決手段】ファームウェアと、複数の言語の表示候補に関する設定を受け付けるアプリケーションと、画面を介して言語切替の指示が受け付けられたことに応じて、アプリケーションが、設定された複数の言語の表示候補のうち指示に対応する言語と異なる言語への切替要求をファームウェアに対して行う処理を制御する制御手段と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関する。
全世界で使用されることを想定した画像形成装置では、複数の言語の中から画面表示に使う表示言語をひとつ選択できるものがある。そして、その選択可能な言語数は30を超えるものも多く見られる。
ここで、例えば国籍の異なる複数の従業員がひとつの画像形成装置を使用するような環境において、30を超える言語の中から、2〜5程度の言語を選択して頻繁に表示言語を切り替えるケースが想定される。
これに対して、特許文献1によれば、言語切替キーの操作で表示言語を切り替えることができる。又は、特許文献1によれば、液晶パネルに言語切替キーに当たるボタンを用意して、ボタンが選択されたならば選択可能な言語の一覧を表示し、任意の表示言語を選択させることもできる。
また、特許文献2によれば、言語キーを短押しすることで、表示言語を複数の選択可能な言語からサイクリックに切り替えることが可能になる。また、特許文献2によれば、言語キーを長押しすれば、選択可能な言語の一覧を表示し、任意の表示言語を選択させることもできる。
特開2005−205598号公報 特開2011−95970号公報
しかしながら、何れの先行技術によっても、ユーザは30を超える言語の中から所望の表示言語をひとつ選択しなければならない。
また、表示言語の切り替えに係る機能を組み込みソフトウェアで実現した場合、ユーザの環境に応じて操作仕様を柔軟に変更することが難しくなる側面もある。
本発明の画像形成装置は、ファームウェアと、複数の言語の表示候補に関する設定を受け付けるアプリケーションと、画面を介して言語切替の指示が受け付けられたことに応じて、前記アプリケーションが、前記設定された複数の言語の表示候補のうち前記指示に対応する言語と異なる言語への切替要求を前記ファームウェアに対して行う処理を制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、操作仕様等の変更を許容する柔軟性を担保しながら簡単な操作で容易に表示言語を切り替えることができる。
MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 MFPのソフトウェアの機能構成の一例を示す図である。 言語リスト取得要求の受け付け処理の流れを示すフローチャートである。 仕向け毎の言語リストの一例を示す図である。 要求の受け付け処理の流れを示すフローチャートである。 ワンタッチ言語切替の登録画面の一例を示す図である。 ワンタッチ言語切替の登録処理の流れを示すフローチャートである。 言語切替設定の一例を示す図である。 ワンタッチ言語切替の処理の流れを示すフローチャートである。 HOME画面の一例を示す図である。 HOME画面の一例を示す図である。 HOME画面の一例を示す図である。 HOME画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、MFP10のハードウェア構成の一例を示す図である。
MFP10は、ハードウェア構成として、CPU101、ROM102、RAM103、表示コントローラ104、表示部105、操作コントローラ106、操作部107、eMMCホストコントローラ108、eMMC109、読取コントローラ110を備える。また、MFP10は、ハードウェア構成として、読取部111、記録コントローラ112、記録部113、USBホストコントローラ114、MODEM115、網制御ユニット(NCU)116、ネットワークインタフェースカード(NIC)117を備える。
CPU101は、システムバス118に接続される各デバイスを総括的に制御する。CPU101は、電源が供給されると、ROM102に記憶されたブートプログラムを実行する。通常、CPU101はブートプログラムに基づき、ストレージに保存されているメインプログラムをRAM103にロードして、ロードされたメインプログラムの先頭にジャンプする。RAM103は、メインプログラムのロード場所としてだけでなく、メインプログラムのワークエリア等として機能する。CPU101が、メインプログラム等に基づき処理を実行することによって、後述する図2に示すソフトウェアの機能構成及び後述する図3、図5、図7、図9のフローチャートの処理が実現される。
表示コントローラ104は、表示部105に対する描画を制御する。表示部105は、WVGAサイズのフルビットマップLCDである。一方、操作コントローラ106は、MFPに装備された操作部107からの入力を制御する。操作部107は、表示部105に重畳されたタッチパネルからなる。
読取部111は、原稿の読み取りを行う。読取部111には、オプションとしてオートドキュメントフィーダが装着されており、複数枚の原稿を自動的に読み取ることができる。読取部111は、読取コントローラ110に接続されている。CPU101は、読取コントローラ110を介して読取部111とやり取りする。
また、記録部113は、電子写真方式で記録紙に画像形成を行う。記録部113は、記録コントローラ112に接続されている。CPU101は、記録コントローラ112を介して記録部113とやり取りする。
USBホストコントローラ114は、USBのプロトコル制御を受け持ち、USBメモリ等、USBデバイスに対するアクセスを仲介する。
MODEM115は、ファクシミリ通信に必要な信号の変調・復調を行う。また、MODEM115は、NCU116に接続されている。MODEM115で変調された信号は、NCU116を介して公衆回線網(PSTN)へ送出される。
NIC117は、LANを介して、メールやファイルのサーバ等と双方向にデータのやり取りを行う。また、NIC117は、Webサーバ等とも双方向にデータをやり取りする。
本実施形態のMFP10は、ストレージとしてeMMC109を備える。CPU101は、eMMCホストコントローラ108を介してeMMC109にアクセスする。
図2は、MFP10のソフトウェアの機能構成の一例を示す図である。図2において実線で示した各部は、CPU101がブートプログラムでRAM103にロードされたメインプログラムを実行することにより実現されるソフトウェアの機能構成である。
OS(Operating System)301は、後述するそれぞれのモジュールの実行を管理・制御する。OS301には、Device Driver308が組み合わされている。Device Driver308は、表示コントローラ104、操作コントローラ106、読取コントローラ110等のハードウェアデバイスとのやり取りを仲介する。
UI(User Interface)302は、表示部105、及び操作部107を介して各種情報をユーザに提供すると共に、ユーザからの各種指示を受け付ける。MFP10の振る舞いを切り替える各種設定も、UI302によって変更することができる。UI302によって変更された各種設定は、Database313を介して物理的にeMMC109へ格納される。UI302によって変更される表示言語の設定も各種設定のひとつである。
Job Controller303は、コピーやプリント、ファックス等のジョブを受け付け、受け付けたジョブの実行を制御する。
Storage306は、例えばファクシミリ送受信する画像や拡張アプリケーション310から要求されたアプリケーション設定等のデータを、物理的にeMMC109へ格納して管理するソフトウェアモジュールである。
例えば、本実施形態のMFP10において、Job Controller303がファックス送信ジョブを受け付けると、Scan307は、そのジョブ要求を受けて読取部111を制御して原稿をスキャンする。そして、Scan307は、スキャンしたファクシミリ画像データをStorage306へ格納する。Storage306に格納されたファクシミリ画像データはFax304によって読み出され、MODEM115、NCU116を介して相手先にファクシミリ送信される。又は、MODEM115、NCU116を介して相手先からファクシミリ受信した画像データは、Fax304によって取り込まれ、Storage306へ格納される。
本実施形態のMFP10では、VM(Virtual Machine)/FW(Framework)309を備える。拡張アプリケーション310は、スクリプト言語で記述されたプログラム等から構成される。例えば、バイトコードを解釈して実行するインタープリタであるJava(登録商標)や、Lua等の言語系を用いてもよい。VM/FW309は、スクリプト言語や所定の高級言語で記述されたプログラムを拡張アプリケーション310へインストールする、又は、拡張アプリケーション310からアンインストールする役割を受け持つ。また、VM/FW309は、拡張アプリケーション310にインストールされたプログラムで実現される機能と既存機能との調停等も受け持つ。そして、VM/FW309は、記述されているスクリプト言語を解釈して実行する。これらによって、本実施形態のMFP10は、機能の着脱性を維持しつつ、言語切替アプリケーション314のような機能を容易に実現することができる。更に、また、VM/FW309は、拡張アプリケーション310にインストールされたプログラムからの要求を受けて、Database313の各種設定値を参照したり変更したりする。
UI Device Controller311は、UI302及び拡張アプリケーション310が表示部105へ各種情報を出力することや、操作部107によるユーザ操作をUI302及び拡張アプリケーション310へ伝達することを仲介する。
図3は、言語リスト取得要求の受け付け処理の流れを示すフローチャートである。
ここで、図3記載の受け付け処理は、図2記載のVM/FW309を構成する処理の一部であって、CPU101によって実行される。以下、後述するすべての処理は、CPU101によって実行される。
本実施形態の画像形成装置は、販売される地域(以下、仕向けという)によって選択可能な言語の数が変わるように作られている。図3の言語リスト取得要求受け付け処理は、仕向けに応じた選択可能な表示言語のリストをアプリケーションに伝えるものである。また、仕向けの情報は、工場において出荷時に図2記載のDatabase313によって記録され、ユーザによって書き換えることができないように構成されている。
図3の言語リスト取得要求受け付け処理8001は、拡張アプリケーション310にインストールされたアプリケーションから、言語リストの取得が要求されたとき実行される。
まず、S81において、VM/FW309は、仕向け(Destination)が何であるか判定する。本実施形態の画像形成装置は、仕向けとして日本地域(JP)、北米地域(US)、ヨーロッパ地域(EU)、アジア地域(AE)の4つが設定されるように構成されている。VM/FW309は、仕向けに応じて、JPならばS82、USならばS83、EUならばS84、AEならばS85にそれぞれ進む。
S82からS85までのそれぞれでは、VM/FW309は、仕向け毎の言語リスト8000に基づいて、仕向けに応じた言語のリストを要求元のアプリケーションに返し、言語リスト取得要求の受け付け処理を終了する。本実施形態における仕向け毎の言語リスト8000の例を図4に示す。例えば、仕向けが日本地域(JP)ならば、日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、韓国語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)の9言語が選択可能であることを示している。
図5は、言語設定変更要求、及び、言語設定取得要求の受け付け処理の流れを示すフローチャートである。言語設定変更要求は、切替要求の一例である。
ここで、図5記載のそれぞれの受け付け処理は、図2記載のVM/FW309を構成する処理の一部である。
図5の言語設定変更要求受け付け処理7001は、拡張アプリケーション310にインストールされた任意のアプリケーションから、言語設定の変更が要求されたとき実行される。
まず、S71において、VM/FW309は、任意のアプリケーションから指定された設定値が妥当か否かを判定する。表示言語設定7000の値と指定された設定値とが同じであれば、変更の必要がないので言語設定変更要求受け付け処理を終了する。また、仕向け毎の言語リスト8000に基づいて、指定された設定値が現在の仕向けで選択可能な言語に含まれているか否かを判定する。もし含まれていないならば、何もしないで言語設定変更要求受け付け処理を終了する。もし、設定値が妥当ならばS72に進む。ここで、表示言語設定7000は、図2記載のDatabase313を介してeMMC109上に割り当てられている。また、表示言語設定7000には、任意のアプリケーションによる言語設定だけでなく、UI302部による表示言語の設定も保存される。即ち、表示言語設定7000は、UI302と任意のアプリケーションとで共用されている。
S72において、VM/FW309は、指定された設定値を表示言語設定7000に書き込む。
次にS73において、VM/FW309は、表示言語設定7000に基づいてフォントデータの展開を行うように、図2記載のUI302に要求する。安価な製品である本実施形態の画像形成装置は、図1記載のRAM103の容量が少なく、選択可能なすべての言語のフォントデータをRAM103上に展開することができない。このため、本実施形態の画像形成装置は、表示言語設定に従って最低限必要なフォントデータだけをRAM103上に展開するように構成されている。例えば、VM/FW309は、日本語から英語に言語の切り替えが行われた場合、英語のフォントデータをRAM103上に展開するよう要求する。そして、UI302は、要求に基づき、英語のフォントデータをRAM103上に展開する。同様に、VM/FW309は、ドイツ語から日本語に言語の切り替えが行われた場合、日本語のフォントデータをRAM103上に展開するよう要求する。そして、UI302は、要求に基づき、日本語のフォントデータをRAM103上に展開する。但しこのことは本実施の形態を制限するものではなく、英語のフォントデータは必ずRAM103上に展開するようにしてもよい。例えば、日本語のフォントデータと英語のフォントデータとがRAM103上に展開されており、日本語からアラビア語に言語の切り替えが行われた場合、VM/FW309は、日本語のフォントデータの替わりにアラビア語のフォントデータをRAM103上に展開するよう要求してもよい。この場合、UI302は、要求に基づき、日本語のフォントデータの替わりにアラビア語のフォントデータをRAM103上に展開する。その結果、RAM103上にはアラビア語のフォントデータと英語のフォントデータとが展開される。
S73において、VM/FW309は、このフォントデータの更新を図2記載のUI302に要求する。
続いてS74において、VM/FW309は、表示言語設定7000に基づいてHOME画面の表示を更新するように、図2記載のUI302に要求して、言語設定変更要求受け付け処理を終了する。ここでHOME画面とは、MFP10の通常使用時に最初に表示部105に表示される画面である。
要求を受けたUI302は、表示言語設定7000に保存された値に従って、フォントデータの展開とHOME画面の更新とをそれぞれ行う。
一方、図5の言語設定取得要求受け付け処理7002は、拡張アプリケーション310にインストールされた任意のアプリケーションから、言語設定の取得が要求されたとき実行される。
まず、S75において、VM/FW309は、表示言語設定7000から設定値を読み出す。
次に、S76において、VM/FW309は、取得を要求した任意のアプリケーションに読み出した設定値を通知して、語設定取得要求受け付けの処理を終了する。
図6は、Webブラウザ上に表示されるワンタッチ言語切替の登録画面の一例を示す図である。
また、図7は、ワンタッチ言語切替の登録処理の流れを示すフローチャートである。
加えて、図8に、言語切替設定の一例を示す。
それぞれの図を用いて、ワンタッチ言語切替の登録について説明する。
図7記載のワンタッチ言語切替の登録処理は、HTTPのサーブレットの処理である。PC等のWebブラウザを使って、予め定められたURLにアクセスすると、係る処理が呼び出されるように構成されている。登録処理は、拡張アプリケーション310にインストールされた言語切替アプリケーション314を構成する処理の一部である。
まず、S91において、言語切替アプリケーション314は、言語リストの取得を要求する。これを受けたVM/FW309では、言語リスト取得要求の受け付け処理8001を実行し、仕向けに応じた選択可能な言語のリストを言語切替アプリケーション314に返す。
次にS92において、言語切替アプリケーション314は、ユーザによる操作を待つ。もし、図6記載のリストボックス3001から3005までに対する操作であれば、言語切替アプリケーション314は、S93に進む。また、OKボタン3006が選択されたならば、言語切替アプリケーション314は、S95に進む。一方、Cancelボタン3007が選択されたならば、言語切替アプリケーション314は、何もせずにワンタッチ言語切替の登録処理を終了する。
S93において、言語切替アプリケーション314は、ドロップダウンリストを表示する。このとき、言語切替アプリケーション314は、S91で取得した選択可能な言語だけがリストされるように制御する。
続いてS94において、言語切替アプリケーション314は、ドロップダウンリストの選択を受け付け、S92に戻る。
OKボタン3006が選択されたならば、S95において、言語切替アプリケーション314は、その時点のリストボックス3001から3005までの選択内容が妥当か否かを判定する。言語が2つ以上選択されていない、選択された言語が重複している、言語の選択されていない項目が言語の選択されている項目に挟まれている(例えば、言語1と言語3とは言語が選択され、言語2が未選択)、といった状態であれば、言語切替アプリケーション314は、S97に進む。S97において、言語切替アプリケーション314は、選択内容に不都合がある旨のエラーメッセージを表示して、S92に戻る。
一方、選択内容が妥当であれば、言語切替アプリケーション314は、S96に進む。S96において、言語切替アプリケーション314は、選択内容を言語切替設定9000に保存して、ワンタッチ言語切替の登録処理を終了する。ここで、言語切替設定9000は、図2記載のStorage306に保存される。
図6及び図8は、言語1に日本語、言語2に英語、言語3にドイツ語をそれぞれ選択し、言語4及び5は未選択の状態を示している。
ワンタッチ言語切替の登録処理が終了したら、Webブラウザ上の画面は、予め定められたURLの画面に遷移する。
図9は、ワンタッチ言語切替の処理の流れを示すフローチャートである。
また、図10、図11、図12は、選択された言語に応じたHOME画面の一例を示す図である。
それぞれの図を用いて、ワンタッチ言語切替について説明する。言語切替設定9000には図8記載の内容が登録されているものとして説明する。
前述したワンタッチ言語切替の登録処理が終了すると、その時点の表示言語設定に従って、HOME画面にワンタッチ言語切替のボタンが表示される。例えば、表示言語設定が日本語であれば、図10のように「言語切替」とボタン名が表記されたボタン4001がHOME画面に表示される。
ここで、ボタン4001がユーザによって選択されると、図9記載のワンタッチ言語切替の処理が呼び出される。
図9記載のワンタッチ言語切替の処理は、拡張アプリケーション310にインストールされた言語切替アプリケーション314を構成する処理の一部である。
まず、S101において、言語切替アプリケーション314は、現在の言語設定の取得を要求する。これを受けたVM/FW309では、言語設定取得要求の受け付け処理7002を実行し、現時点の表示言語設定を言語切替アプリケーション314に返す。
次に、S102において、言語切替アプリケーション314は、現在表示している言語が、言語切替設定9000に登録されているi番目の言語であるか否かを判定する。言語切替アプリケーション314は、もし、i番目であるならば、S103に進み、そうでなければ、S105に進む。例えば、図10記載の画面が表示されている場合ならば、図8記載の1番目と一致していることになる。
S103において、言語切替アプリケーション314は、i<5であって、かつ、i+1番目が登録されているか否かを判定する。言語切替アプリケーション314は、もし、i<5であって、かつ、i+1番目が登録されているならば、S104に進み、そうでなければS105に進む。例えば、図10記載の画面が表示されている場合ならば、言語切替アプリケーション314は、S104に進む。
S104において、言語切替アプリケーション314は、言語設定をi+1番目に登録されている言語に変更するように要求する。これを受けたVM/FW309では、言語設定変更要求の受け付け処理7001を実行する。その結果、表示言語設定が指定された言語に変更される。そして、指定された言語のフォントが展開されて、HOME画面の表示が指定された言語に変更される。例えば、図10記載の日本語の画面が表示されている場合ならば、ボタン4001が選択されることによって、図11記載の英語の画面に切り替わる。又は、図11記載の英語の画面が表示されている場合ならば、ボタン5001が選択されることによって、図12記載のドイツ語の画面に切り替わる。
一方、S102でi番目の言語が表示されていないと判定されたとき、又は、S103の条件が偽であると判定されたとき、S105において、言語切替アプリケーション314は、言語設定を1番目に登録されている言語に変更するように要求する。これを受けたVM/FW309は、言語設定変更要求の受け付け処理7001を実行する。その結果、表示言語設定が1番目の言語に変更される。例えば、図12記載のドイツ語の画面が表示されている場合ならば、ボタン6001が選択されることによって、図10記載の日本語の画面に戻る。又は、ワンタッチ言語切替によらず、既存の表示言語切替メニューから言語切替設定9000に登録されていない言語が選択されているならば、ボタン4001、5001、6001に相当するボタンを選択することによって、図10記載の日本語の画面が表示される。ここで、ボタン4001、5001、6001に相当するボタンには、その時点の表示言語設定に従ったボタン名が表記される。ボタン4001、5001、6001は、それぞれオブジェクトの一例である。ボタン4001に対応する言語は、日本語である。ボタン5001に対応する言語は、英語である。ボタン6001に対応する言語は、ドイツ語である。
結果として、例えば言語切替設定9000には図8記載の内容が登録されているならば、ボタン4001、5001、6001を選択することによって、日本語、英語、ドイツ語をサイクリックに切り替えることができる。
以上説明したように構成することによって、30を超える言語の中から、事前に2以上5以下の言語を選択しておくことで、選択された言語をサイクリックに切り替えることができる。30を超える言語からひとつを選択するのに比べて、言語を容易に切り替えることができる。
また、言語変更要求を受けたときにフォントデータを更新するように構成した。これによって、全言語のフォントデータをRAM空間に展開することができないような安価な画像形成装置であっても、アプリケーションからの言語変更要求に応じて表示言語を切り替えることができる。
加えて、仕向けに応じた選択可能言語のリストをアプリケーションに通知できるように構成した。これによって、仕向けを意識することなく言語切替のアプリケーションを作成することができる。ひいては、切り替え可能な言語の数が異なる複数の画像形成装置であって、共通のアプリケーションで同様な機能を提供することができる。
(変形例)
実施形態1では、図10から図12まで記載のようなボタンを選択することで、サイクリックに表示言語を切り替えることができるように構成した。しかし、これはアプリケーションの実装のひとつであって、アプリケーションは他の実装であっても、画像形成装置が実施形態1の機能を備えれば、同様な効果を得ることができる。つまり、操作仕様等の変更を許容する柔軟性をシステムとして担保することができる。一例を示すならば、例えば、アプリケーションは図10から図12までのようなボタンでなく、図13記載のように、図6で選択されたすべての言語のボタンをHOME画面に表示するように実装してもよい。図13は、言語切替設定9000に図8記載の内容が登録されている場合の例である。もし、5言語が登録されているならば、5つのボタンがHOME画面に表示される。また、図13では、図6で選択された言語の名称が、各ボタンのアイコンにそれぞれの言語で表記されるように構成した。これによって、ユーザはボタンと言語との関係を容易に知ることができる。むろん、アイコンに表記される内容が何であっても、本実施形態の効果に直接の影響はない。また、この構成ならば、アプリケーションは現在の言語設定の取得を要求しなくても本実施形態の効果を得ることができる。更に言えば、画像形成装置はアプリケーションの要求に応じて現在の言語設定を返す機能を持たなくてもよい。
また、実施形態1では、アプリケーションは2以上5以下の表示言語をあらかじめ選択できるように構成した。しかしながら、アプリケーションで事前に選択する言語の数は、本実施形態の本質と直接関係ない。例えば、下限は3つ以上でもよいし、上限は全言語数未満であれば、同様な効果を得ることができる。
また、実施形態1では、言語変更要求を受けたときにフォントデータを更新するように構成した。しかしながら、全言語のフォントデータをRAMに展開することが可能な画像形成装置であれば、同機能を備えなくても同様な効果を得ることができる。
また、実施形態1では、仕向けが4つである画像形成装置を例に、仕向けに応じた選択可能言語のリストをアプリケーションに返す手段を説明した。しかしながら、仕向け数は4つである必要はない。何れの仕向けであっても画像形成装置が備えるすべての言語が選択可能な構成であっても、選択可能な言語のリストを通知する機能を備えていれば、共通のアプリケーションで同様な機能を提供することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の実施形態の一例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。
例えば、MFP10のハードウェア構成として、CPUは複数存在してもよく、複数のCPUがROM又はHDD等に記憶されているプログラムに基づき処理を実行するようにしてもよい。また、MFP10のハードウェア構成として、CPUの替わりに、GPU(Graphics Processing Unit)を用いてもよい。
以上、上述した各実施形態によれば、操作仕様等の変更を許容する柔軟性を担保しながら簡単な操作で容易に表示言語を切り替えることができる。
10 MFP
101 CPU
309 VM/FW
314 言語切替アプリケーション

Claims (8)

  1. ファームウェアと、
    複数の言語の表示候補に関する設定を受け付けるアプリケーションと、
    画面を介して言語切替の指示が受け付けられたことに応じて、前記アプリケーションが、前記設定された複数の言語の表示候補のうち前記指示に対応する言語と異なる言語への切替要求を前記ファームウェアに対して行う処理を制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、設定された複数の言語に基づいて言語切替のオブジェクトを含む画面を表示する処理を制御し、前記画面を介して前記言語切替のオブジェクトが選択された場合、前記画面を介して言語切替の指示が受け付けられたとして、前記アプリケーションが、前記設定された複数の言語の表示候補のうち前記指示に対応する言語と異なる言語への切替要求を前記ファームウェアに対して行う処理を制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記設定された複数の言語それぞれを用いた複数の言語切替のオブジェクトを含む画面を表示する処理を制御する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記切替要求を受け取った前記ファームウェアが、前記切替要求で指定された言語のフォントをメモリに展開し、前記指定された言語で前記画面の表示を行うよう要求する処理を制御する請求項1乃至3何れか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記画面は、HOME画面である請求項1乃至4何れか1項記載の画像形成装置。
  6. ファームウェアと、
    複数の言語の表示候補に関する設定を受け付けるアプリケーションと、
    を有する画像形成装置の制御方法であって、
    画面を介して言語切替の指示が受け付けられたことに応じて、前記アプリケーションが、前記設定された複数の言語の表示候補のうち前記指示に対応する言語と異なる言語への切替要求を前記ファームウェアに対して行う処理を制御する制御方法。
  7. 前記画面は、HOME画面である請求項6記載の制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至5何れか1項記載の画像形成装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
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