JP2019113766A - 帯電装置 - Google Patents

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正史 福田
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俊也 深澤
仁 滝澤
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仁 滝澤
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Abstract

【課題】制御電極の清掃効率を向上できる清掃ブラシを備えた帯電装置を提供する。【解決手段】帯電装置は、感光体と放電電極との間に配置され、感光体の表面の帯電量を制御する制御電極と、制御電極を摺擦して清掃する清掃ブラシと、を備える。清掃ブラシの毛体503は、長手方向に直交する断面形状において、毛体503の全てを内包する最小円C1の半径をr1とし、最小円C1の中心C2からr1の65%以上の長さを有する毛体503の外形線の外径側への突出部を足部503aとし、足部503aの数をNとした場合に、10≧N≧3であり、全ての足部503aについて足部503aと隣り合う足部503aとの間における毛体503の外形線から最小円C1までの半径方向の最大距離をr2とした場合に、r2/r1>0.1である。【選択図】図13

Description

本発明は、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に用いて好適な帯電装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光ドラムの表面を所定の極性、電位に一様に帯電するために、帯電装置としてコロナ帯電器が用いられている。コロナ帯電器は感光ドラムに非接触に対向配置されており、感光ドラムはコロナ放電器が発生する荷電粒子(コロナイオン)によって帯電される。コロナ帯電器として、スコロトロン方式のものが知られている。スコロトロン方式のコロナ帯電器は、荷電粒子を発生し感光ドラムの表面を帯電する放電電極と、感光ドラム表面の帯電量を制御する制御電極とを有している。放電電極にはワイヤ状に形成されたもの(放電ワイヤと呼ぶ)が用いられ、制御電極には板状部材にエッチング処理により多数の孔がメッシュ状に形成されたもの(グリッド電極と呼ぶ)が用いられる。
スコロトロン方式の場合、コロナ放電の際に荷電粒子と共に発生される放電生成物、あるいはトナーやトナーの外添剤などの付着物がグリッド電極に付着しやすい。グリッド電極に付着した付着物は、グリッド電極を酸化して錆を生じさせてしまう虞がある。グリッド電極に錆が生じると、感光ドラムを所定電位に一様に帯電し難くなり、帯電ムラを生じやすくなる。そこで、グリッド電極に付着した付着物を除去するために、グリッド電極を摺擦することにより清掃する清掃ブラシを備えた帯電装置が提案されている(特許文献1参照)。清掃ブラシの毛体としては、断面円形状のものが一般的であり(特許文献2参照)、コロナ帯電器の清掃ブラシとしても断面円形状の毛体が一般に使用されている。
特開2006−91484号公報 特開2011−39427号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の清掃ブラシに特許文献2に記載の断面円形状の毛体が適用された場合、以下のような問題が発生する可能性がある。まず、断面円形状の毛体では、グリッド電極を摺擦する際に付着物をグリッド電極に押し付ける方向に力が作用し易く、グリッド電極から付着物を効果的に除去することは困難である。また、断面円形状の毛体は、表面に凹部を有していないためグリッド電極から除去した付着物が毛体の表面の凸状の円周面に保持される。このため、表面に付着物を保持した毛体が再びグリッド電極に接触すると、毛体に保持されていた付着物が再びグリッド電極に接触して再付着してしまうことがあり、清掃効率が良くない。
本発明は、制御電極の清掃効率を向上できる清掃ブラシを備えた帯電装置を提供することを目的とする。
本発明に係る帯電装置は、感光体の表面に面して配置され、前記感光体に対向する面に開口部が形成された筐体と、前記筐体の内部に配置され、前記感光体の表面を帯電する放電電極と、前記感光体と前記放電電極との間に配置され、前記感光体の表面の帯電量を制御する制御電極と、前記制御電極を摺擦して清掃する清掃ブラシと、を備え、前記清掃ブラシの毛体は、長手方向に直交する断面形状において、前記毛体の全てを内包する最小円の半径をr1とし、前記最小円の中心からr1の65%以上の長さを有する前記毛体の外形線の外径側への突出部を足部とし、前記足部の数をNとした場合に、10≧N≧3であり、全ての前記足部について前記足部と隣り合う前記足部との間における前記毛体の外形線から前記最小円までの半径方向の最大距離をr2とした場合に、r2/r1>0.1であることを特徴とする。
本発明によれば、清掃ブラシの毛体の足部の数Nは、10≧N≧3であり、全ての足部について足部と隣り合う足部との間における毛体の外形線から最小円までの半径方向の最大距離r2と最小円の半径r1との比は、r2/r1≧0.1である。このため、清掃ブラシによる制御電極の清掃効率を向上できる。
本実施形態の帯電装置を適用可能な画像形成装置の構成を示す概略図。 画像形成部を示す概略図。 本実施形態の帯電装置を示す外観斜視図。 本実施形態の帯電装置を示す断面図。 グリッド電極について説明する模式図。 本実施形態の帯電装置を示す側面図であり、(a)はシャッタが開いた状態、(b)はシャッタが閉じた状態を示す。 清掃部材の移動制御系の制御ブロック図。 引き込み部材を示す部分拡大斜視図であり、(a)はグリッド電極を引き込む前、(b)はグリッド電極を引き込んだ後を示す。 ワイヤ面清掃ブラシを示す図であり、(a)はグリッド電極側から視た底面図、(b)は側面図。 ワイヤ面清掃ブラシの侵入量について説明する模式図。 (a)はワイヤ面清掃ブラシの突出量について説明する模式図、(b)はワイヤ面清掃ブラシによるグリッド電極の清掃について説明する模式図。 グリッド清掃の制御動作の処理手順を示すフローチャート。 ブラシ部の毛体の断面図であり、(a)は実施例1、(b)は実施例1の変形例、(c)は比較例1を示す。 本実施形態のブラシ部の毛体の変形例を示す斜視図である。
<画像形成装置>
本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。本実施形態の画像形成装置100は、電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部PY、PM、PC、PKを有する。画像形成装置100は、装置本体100Aに接続された原稿読取装置(不図示)又は装置本体100Aに対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器からの画像信号に応じてトナー像を記録材に形成する。記録材としては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。
図1に示すように、画像形成部PY、PM、PC、PKは、中間転写ベルト8の移動方向に沿って並べて配置されている。中間転写ベルト8は複数のローラに張架されて、矢印R2方向に走行するように構成されている。そして、中間転写ベルト8は後述するようにして一次転写されたトナー像を担持して搬送する。中間転写ベルト8を張架するローラ9と中間転写ベルト8を挟んで対向する位置には、二次転写ローラ10が配置され、中間転写ベルト8上のトナー像を記録材に転写する二次転写部T2を構成している。二次転写部T2の記録材搬送方向下流には、定着装置11が配置されている。
画像形成装置100の下部には、記録材が収容されたカセット12が配置されている。記録材は、搬送ローラ13によりカセット12からレジストレーションローラ14に向けて搬送される。その後、レジストレーションローラ14が中間転写ベルト8上のトナー像と同期して回転開始されることにより、記録材は二次転写部T2に搬送される。
画像形成装置100が備える4つの画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像色が異なることを除いて実質的に同一の構成を有する。従って、ここでは代表して画像形成部PKについて説明し、その他の画像形成部については説明を省略する。
図2に示すように、画像形成部PKには、感光体として円筒型の感光ドラム1が配設されている。感光ドラム1の周囲には帯電装置2、露光装置3、現像装置4、一次転写ローラ5、クリーニング装置6が配置されている。感光ドラム1は、像担持体として回転する電子写真用の感光体である。本実施形態では、感光ドラム1は、負極性の有機感光体(以降、OPCという)で、外径84mm、長さ380mmで、450mm/sの回転周速で矢印R1方向に駆動される。また、感光ドラム1は、アルミシリンダ上に、約30μmの感光層を備えた構成のものを用いている。尚、本実施形態ではアルミシリンダのドラムを適用しているが、これには限られず、アモルファスシリコンドラム等、他の種類の感光ドラムを用いてもよい。
上述した構成の画像形成装置100により、例えば4色フルカラーの画像を形成するプロセスについて説明する。まず、画像形成動作が開始すると、回転する感光ドラム1の表面が帯電装置2によって一様に帯電される。帯電装置2は、コロナ放電に伴う荷電粒子を照射して感光ドラム1を一様な負極性の暗部電位に帯電させる。本実施形態の帯電装置2については、詳細を後述する。次いで、感光ドラム1は、露光装置3から発せられる画像信号に対応したレーザ光Lにより走査露光される。これにより、感光ドラム上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム上の静電潜像は、現像装置4内に収容されたトナーによって顕像化され、可視像となる。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト8を挟んで配置される一次転写ローラ5との間で構成される一次転写部T1にて、中間転写ベルト8に一次転写される。この際、一次転写ローラ5には一次転写バイアスが印加される。一次転写後に感光ドラム1の表面に残ったトナーなどは、クリーニング装置6によって除去される。
このような動作をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成部で順次行い、中間転写ベルト8上で4色のトナー像を重ね合わせる。その後、トナー像の形成タイミングにあわせてカセット12に収容された記録材が二次転写部T2に搬送される。そして、二次転写ローラ10に二次転写バイアスを印加することにより、中間転写ベルト8上の4色のトナー像を、記録材上に一括して二次転写する。
次いで、記録材は定着装置11に搬送される。定着装置11は、搬送される記録材を加熱、加圧する。これにより、記録材上のトナーが溶融、混合されて、フルカラーの画像として記録材に定着される。その後、記録材は排出トレイ15に排出される。こうして、一連の画像形成プロセスが終了する。
<帯電装置>
本実施形態の帯電装置2の構成について、図3〜図6(b)を用いて説明する。本実施形態の帯電装置2はスコロトロン方式のコロナ帯電器であり、図3には感光ドラム側から視た帯電装置2を示した。帯電装置2は画像形成装置100の装置本体100A(図1参照)に挿抜可能に設けられ、図3に示すように、感光ドラム1の回転軸線方向(長手方向)に沿って感光ドラム1に対向する位置に配置される。なお、図3では図示の都合上、後述する清掃部材250の図示を省略し、また図4では後述するシャッタ210の図示を省略している。
図3に示すように、帯電装置2は、一対のシールド電極203と、帯電装置2の挿入方向(図中矢印X方向)の手前側に配置された前ブロック201と、帯電装置2の挿入方向の奥側に配置された奥ブロック202とを有する。シールド電極203はステンレス鋼(SUS)を用いて板状に形成され、感光ドラム1の回転軸線方向に交差する幅方向(短手方向)に所定間隔(例えば30mm)で互いに対向するように配置されている。即ち、帯電装置2の帯電幅は、シールド電極203の内側の距離で、例えば約30mmである。シールド電極203と前ブロック201と奥ブロック202とは、断面が略コの字状の開口した筐体90を形成する。筐体90は、感光ドラム1の表面に面して配置され、感光ドラム1に対向する面に開口部90aが形成されている(図4参照)。前ブロック201と奥ブロック202は、後述の放電ワイヤ205(図4参照)を感光ドラム1の回転軸線方向に張架し、またグリッド電極206を保持している。
<放電ワイヤ>
図4に示すように、帯電装置2は、放電電極としての放電ワイヤ205と、制御電極としてのグリッド電極206とを有する。放電ワイヤ205は、筐体90の内部、一対のシールド電極203の内側に配置され、感光ドラム1の表面を帯電可能である。放電ワイヤ205は、高圧電源307(図7参照)から帯電電圧が印加されることによってコロナ放電を生じる。放電ワイヤ205は、例えばステンレススチール、ニッケル、モリブデン、タングステンなどが用いられ、これらがワイヤ状に形成されたものである。放電ワイヤ205は直径が小さくなるにつれ、放電に伴い発生するイオンの衝突により切断等しやすくなる。反対に、放電ワイヤ205は直径が大きくなるにつれ、安定したコロナ放電を生じさせるために帯電電圧をより高くする必要がある。しかしながら、帯電電圧を高くしすぎると、放電に伴いオゾンが発生しやすくなる。上記点に鑑み、放電ワイヤ205はその直径が40μm〜100μmに形成されていると好ましい。本実施形態では、放電ワイヤ205は、直径60μmのタングステンワイヤ製としている。尚、放電ワイヤ205の線径、形状、材質等は、画像形成装置100の構成や使用条件に応じて、適宜選択してもよい。
<グリッド電極>
図4に示すように、グリッド電極206は、感光ドラム1の表面に近接されるように筐体90の開口部90aに、感光ドラム1と放電ワイヤ205との間に配置され、感光ドラム1の表面の帯電量を制御可能である。グリッド電極206は、帯電装置2の前ブロック201及び奥ブロック202間に、帯電装置2の放電動作時に振動しないように、所定の張力で懸架されている。また、グリッド電極206は、前ブロック201に配置され、保持部207のつまみ208を調整して張力を解放することで、容易に着脱可能となっている。グリッド電極206は、高圧電源308(図7参照)から高圧電圧が印加されることに伴って感光ドラム側に流れる電流量を制御し得る。これにより、感光ドラム1の表面の帯電量が制御される。グリッド電極206は感光ドラム表面に近付けたほうが、感光ドラム表面を均一に帯電する効果を高くし得る。本実施形態では、グリッド電極206と感光ドラム1との最近接距離(GDギャップ)を1.3±0.3mmに設定した。なお、グリッド電極206と放電ワイヤ205との最近接距離は8mmに設定した。本実施形態では、グリッド電極206の短手方向の幅は24mm、開口部90aの幅は21mm、長手方向の開口幅は340mmである。
グリッド電極206は、例えば厚みが1mm以下の薄い板状の金属平板(薄板)の基材206cにエッチング処理を施すことによって多数の貫通孔が形成されたメッシュ状の部分を有した、所謂エッチンググリッドである。本実施形態では、基材206cとしてオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)からなる厚さ約0.1mmの薄板を用いた。なお、基材206cとしては他にも、マルテンサイト系ステンレス鋼あるいはフェライト系ステンレス鋼等を用いてよい。
グリッド電極206の形状について、図5を用いて説明する。図5には、グリッド電極206の形状を説明するために、便宜的に符号a〜fを付してある。貫通孔206aは、開口幅0.3±0.03mmとなるように(図5中の符号a参照)、貫通孔206a以外の基材206c(図4参照)の残り部分が幅0.07±0.03mmとなるように形成される(図5中の符号b参照)。また、貫通孔206aは、長手方向に延びる仮想線に対し角度45±1°(図5中の符号c参照)に形成される。貫通孔206aの部分と、貫通孔206a以外の残り部分との面積比が大きいほど、感光ドラム1の表面を均一に帯電する効果が高い。グリッド電極206の短手方向には、撓み防止のために6.9±0.1mm間隔毎に(図5中の符号e参照)、幅0.1±0.03mm(図5中の符号d参照)の梁206bが長手方向に設けられている。なお、グリッド電極206の幅方向の両端部には、幅1.5±0.1mm程度に基材206cを残しておくのが好ましい(図5中の符号f参照)。また、グリッド電極206はメッシュ状に形成されることに限られず、例えばハニカム状に形成されてもよい。
なお、グリッド電極206の表面には、耐腐食性の向上を目的に表面処理(所謂、コーティング)が施されて、防錆効果のある保護層が形成されている。例えば、コロナ放電によって発生する放電生成物に対して化学的に不活性度が高い材料であるテトラヘデラルアモルファスカーボン(ta−C)の保護層が形成される。ta−Cは他の材料に比べると、常温で空気や水等に対して不活性、耐腐食性、低摩耗性、自己潤滑性、高硬度、表面平滑性に優れている。また、ta−Cは化学的吸着及び酸化反応等が起き難く、さらに磨耗や傷の発生による部分的な劣化が生じ難い。それ故、グリッド電極表面の保護層に用いるのに適している。
<シャッタ>
また、帯電装置2は、図3に示すように、グリッド電極206と感光ドラム1との間を移動し得るシャッタ210を有する。シャッタ210は、グリッド電極206と感光ドラム1との間を長手方向に移動し、筐体90の開口部90a(図4参照)が開口された開位置と開口部90aが遮蔽された閉位置とに移動自在に設けられている。
シャッタ210は、図6(a)及び図6(b)に示すように、長手方向の一端が巻き取り機構211に接続され、巻き取り機構211によって長手方向へ移動される。巻取り機構211は、シャッタ210をロール状に巻き取って収納する。図6(a)に示すように、シャッタ210が全て巻き取り機構211に巻き取られた位置(開位置)にある場合、筐体90の開口部90a(図4参照)は開口された状態である。反対に、図6(b)に示すように、シャッタ210が全て巻き取り機構211から引き出された位置(閉位置)にある場合、筐体90の開口部90aは遮蔽された状態にある。即ち、シャッタ210は、感光ドラム1の一端側(図6(b)の右側)に移動されることで筐体90の開口部90aを遮蔽し、他端側(図6(a)の左側)に移動されることで筐体90の開口部90aを開口する。
巻取り機構211は、巻取り機構211を保持する保持ケース214とともに前ブロック201に保持されている。保持ケース214のシャッタ引出部近傍には、シャッタ210がグリッド電極206のエッジ、保持部207、つまみ208などと当接して、シャッタ210の引き出し動作が阻害されないように、シャッタ210を案内するガイドコロ215が配置されている。ここで、保持部207(209)は前ブロック201と奥ブロック202にそれぞれ配置されてグリッド電極206を保持するもので、つまみ208は使用者による操作に応じてグリッド電極206を保持部207、209から取り外すためのものである。
巻き取り機構211と反対側のシャッタ210の他端は、板ばね212に保持されている。板ばね212はシャッタ210をグリッド電極側に向けて付勢すると共に、閉位置でシャッタ210をアーチ状に維持することができる。シャッタ210は閉位置で、幅方向(短手方向)の中央付近がグリッド電極側に向けて凸状となるように維持されることによって、筐体外へ放電生成物を漏れ難くしている。
シャッタ210を保持する板ばね212は、キャリッジ213に接続されている。キャリッジ213は、駆動スクリュ217の回転により駆動される。駆動スクリュ217は、清掃部材駆動モータM2により回転駆動される。キャリッジ213が閉位置方向に移動するのに応じて、シャッタ210は巻取り機構211から引き出される。反対に、キャリッジ213が開位置方向に移動するのに応じて、シャッタ210は巻取り機構211により巻き取られる。なお、板ばね212は例えば厚さ0.10mmの金属を用いて形成され、薄いながらもシャッタ210を保持するに耐える強度が確保されている。
<光学センサ>
上記のシャッタ210が開位置にあるか閉位置にあるかを検出するために、帯電装置2は手前側HPセンサPS1と、奥側HPセンサPS2とを有している。各HP(ホームポジション)センサPS1,PS2は光学センサであり、シャッタ210の位置検出、具体的にはシャッタ210が巻き取り機構211に巻き取られた状態(開位置)か巻き取られていない状態(閉位置)かを検出する。本実施形態では、手前側HPセンサPS1は、シャッタ210が開位置にある場合に所定の信号を出力し、奥側HPセンサPS2は、シャッタ210が閉位置にある場合に所定の信号を出力するように、駆動スクリュ217の軸上方の異なる位置に配置されている。
各HPセンサPS1,PS2としては、例えば光を照射する発光部と、発光部から照射された光を受光する受光部とが対向配置されたフォトインタラプト式のセンサを用いるのが好ましい。フォトインタラプト式のセンサの場合、遮蔽部材220がキャリッジ213に設けられる。遮蔽部材220は、キャリッジ213、つまりはシャッタ210の移動に応じて移動される。遮蔽部材220が各HPセンサPS1,PS2を遮蔽した遮蔽位置にある場合、各HPセンサPS1,PS2は所定の信号(ここでは光量に応じた信号)を出力する。反対に、遮蔽部材220が各HPセンサPS1,PS2を遮蔽していない非遮蔽位置にある場合、各HPセンサPS1,PS2は所定の信号を出力しない。本実施形態では、図6(a)に示すように、巻取り機構211側に近い方に配置された手前側HPセンサPS1から所定の信号が出力されている場合、シャッタ210は開位置にある。他方、図6(b)に示すように、巻取り機構211側から遠い方に配置された奥側HPセンサPS2から所定の信号が出力されている場合、シャッタ210は閉位置にある。尚、各HPセンサPS1,PS2は、図7に示すように、制御部300に接続されており、検出信号を制御部300に送信する。
<高圧構成>
帯電装置2の高圧構成について、図7を用いて説明する。放電ワイヤ205及びグリッド電極206は、それぞれ直流電源である高圧電源307,308に接続されている。高圧電源307は定電流制御により制御され、高圧電源308は定電圧制御により制御されている。また、グリッド電極206と帯電装置2のシールド電極203とは、同電位になるように接続されている。制御部300は、CPU301と、帯電高圧制御データを格納する記憶部302と、画像形成枚数をカウントするカウンタ303と、タイマ304と、出力画像の画素数を検知するビデオカウント305とを有している。制御部300には、機内の温度及び湿度を検知する温度湿度センサ306が接続されている。CPU301は、記憶部302に記憶されたデータや、カウンタ303、温度湿度センサ306、タイマ304から取得した情報に基づいて、高圧電源307,308に制御信号を送信する。高圧電源307,308は、受信した制御信号に基づいて、放電ワイヤ205に通電する一次電流Ipと、グリッド電極206に印加するグリッド電圧Vgとを出力する。本実施形態では、放電ワイヤ205に印加される高圧は、−400〜−1200μAの間で可変であり、グリッド電極206に印加されるグリッド電圧は、0〜−1200Vの範囲で可変であるようにしている。
<清掃部材>
図6(a)及び図6(b)に示すように、帯電装置2は、グリッド電極206を清掃する清掃部材250を有している。本実施形態では、清掃部材250はキャリッジ213に保持されている。このため、清掃部材250は、清掃部材駆動モータM2(図7参照)の駆動に応じて、つまりはシャッタ210の開位置と閉位置間の移動にあわせて、長手方向に往復動される。非清掃時には、図6(a)に示すように、清掃部材250は本体手前側のホームポジション(HP)位置で、グリッド電極206に圧接しないように配置されている。また、清掃時には、図6(b)に示すように、グリッド電極206が放電ワイヤ205側に引き込まれ、清掃部材250はグリッド電極206に接触しながら長手方向に移動するように配置されている。尚、本実施形態では、清掃部材250の移動速度は、約75mm/sで、約10秒で往復する。
清掃部材250の移動制御について説明する。本実施形態の場合、上記のように、清掃部材250はシャッタ210の移動にあわせて往復動されることから、実質的にシャッタ210の移動制御に従って清掃部材250が移動される。シャッタ210は、制御部300(図7参照)による制御の下で移動される。
図7に示すように、制御部300には、感光ドラム駆動モータM1、清掃部材駆動モータM2、手前側HPセンサPS1、奥側HPセンサPS2などが接続されている。なお、制御部300には図示した以外にも画像形成装置100を動作させるモータや電源等の各種機器が接続されるが、ここでは発明の本旨でないのでそれらの図示及び説明を省略している。制御部300は、画像形成動作などの画像形成装置100の各種制御を行う。記憶部302には、画像形成装置100を制御するための各種プログラムやデータ等が記憶されている。制御部300は、記憶部302に記憶されている画像形成ジョブを実行して、画像形成を行うよう画像形成装置100を動作させる。本実施形態の場合、制御部300は清掃部材250を動作させてグリッド電極206を清掃する清掃制御を実行可能である。なお、記憶部302には、各種制御プログラムの実行に伴う演算処理結果などが一時的に記憶され得る。
制御部300は、記憶部302、カウンタ303、温度湿度センサ306、タイマ304、ビデオカウント305などを用いて、グリッド電極206の清掃頻度や清掃回数等を制御可能である。本実施形態の場合、制御部300は、カウンタ303により計時される記録材の累計枚数が所定の画像形成枚数(例えば6000枚)に達する毎に、グリッド電極206を清掃する清掃制御を行う。その際に、制御部300は清掃部材駆動モータM2を制御し、上述した駆動スクリュ217及びキャリッジ213を介してシャッタ210を動作させることで、清掃部材250を移動させる。グリッド電極206に対して清掃部材250が移動した際には、各HPセンサPS1,PS2によって移動方向の両端部へ到達が検出される。制御部300は、各HPセンサPS1,PS2から出力される信号を取得する。制御部300は、清掃部材250の移動制御時、奥側HPセンサPS2から所定の信号が出力されるまでは、往路動作を行うよう清掃部材駆動モータM2を制御する。制御部300は、奥側HPセンサPS2から所定の信号が出力されたことを検知した場合に、復路動作を行うよう清掃部材駆動モータM2を反転制御する。なお、制御部300は画像形成ジョブの実行後、画像形成ジョブ終了後からの経過時間が所定時間(例えば2時間)を過ぎたらシャッタ210を閉める制御を行ってスリープモードに入る。また、制御部300はスリープモードから画像形成ジョブを開始させる場合、シャッタ210を開ける制御を行ってから画像形成を開始する。
また、本実施形態の場合、清掃部材250にグリッド電極206を清掃させるため、清掃部材250の移動制御の開始前に、グリッド電極206は感光ドラム側から放電ワイヤ側に移動(引き込み)される。即ち、グリッド電極206は清掃前、感光ドラム側の清掃部材250に接触しない待機位置に待機している。そして、グリッド電極206は清掃時、キャリッジ213の短手方向両端に配置されている引き込み部材252(図5参照)によって、待機位置と清掃部材250に接触する清掃位置との間を移動されながら、清掃部材250によって清掃されていく。
<引き込み部材>
引き込み部材252について、図8(a)及び図8(b)を用いて説明する。図8(a)及び図8(b)は感光ドラム1側から視た帯電装置2を示し、図面上側が重力方向である。図8(a)及び図8(b)に示すように、引き込み部材252はキャリッジ213からシールド電極203よりも内側に向けて突出するように設けられている。引き込み部材252はキャリッジ213の移動方向に延設されて、テーパ部252aと摺擦部252bとを有する。テーパ部252aは、帯電装置2の挿入方向(図中矢印X方向)に進むにつれて感光ドラム側に近付くように形成された傾斜面である。他方、摺擦部252bはテーパ部252aよりも前ブロック201側に形成された水平面である。
図8(a)には、清掃部材250が、本体手前側のHP位置より、移動開始後に引き込み部材252が、グリッド電極206と接触して引き込み動作を開始した時の様子を示している。引き込み部材252は、キャリッジ213が閉位置方向に移動するのに応じて図中矢印X方向に移動する。引き込み部材252の移動に応じて、グリッド電極206はテーパ部252aに沿って感光ドラム側へ向け重力方向と反対側(図面上側)に押し上げられるようにして移動される。テーパ部252aにより重力に逆らって押し上げられたグリッド電極206は局所的に変形する。
図8(b)には、清掃動作開始後、引き込み部材252へのグリッド電極206の引き込み動作が終了した直後の様子を示している。摺擦部252bまで進むと、グリッド電極206は摺擦部252bにより放電ワイヤ側(図面下側)へ変位する力Fを受けて、変位した状態に保持される。即ち、グリッド電極206はキャリッジ213の移動に応じて、感光ドラム側から放電ワイヤ側へと押圧される。上述したように、キャリッジ213には清掃部材250が保持されていることから、清掃部材250はキャリッジ213が移動すると同様に移動する。その際に、清掃部材250は感光ドラム側から放電ワイヤ側へ押圧されたグリッド電極206に接触しながら移動され、グリッド電極206を清掃していく。
このように、引き込み部材252は、奥側への移動を開始すると、グリッド電極206の両端部と接触して、グリッド電極206を放電ワイヤ205側へと引き込む。このように引き込み構成を用いることで、長手移動時に感光ドラム1の表面を傷つけるなどの問題が発生しない構成となっている。また、本装置のキャリッジ213及び引き込み部材252の材質は、ABS樹脂を用いている。引き込み部材252の材料は、適時変更してかまわないが、グリッド電極206と接触するため、剛性や耐摩耗性に高い樹脂を用いた方が望ましい。
清掃部材250の構成について詳しく説明する。本実施形態の清掃部材250は、図4に示すように、ワイヤ面清掃ブラシ(清掃ブラシ)500と、ドラム面清掃ブラシ(清掃ブラシ)600とを有する。ワイヤ面清掃ブラシ500とドラム面清掃ブラシ600とは、それぞれがグリッド電極206の表裏それぞれの面を摺擦して清掃する。即ち、ワイヤ面清掃ブラシ500は、放電ワイヤ205に面したグリッド電極206の表面(ワイヤ面と呼ぶ)に摺動してワイヤ面を清掃する。他方、ドラム面清掃ブラシ600は、感光ドラム1に面したグリッド電極206の表面(ドラム面と呼ぶ)に摺動してドラム面を清掃する。
<ワイヤ面清掃ブラシ>
ワイヤ面清掃ブラシ500について、図9(a)〜図11(b)を用いて説明する。図9(a)及び図9(b)に示すように、ワイヤ面清掃ブラシ500は樹脂ブラシを難燃処理して基布に織り込んだものであり、樹脂ブラシであるブラシ部501と基布部502とを有している。基布部502の裏側は貼り付け面であり、接着層になっている。ブラシ部501は、多数の毛体503を有している。ブラシ部501は自由長L10で、ブラシ部501の短手方向の幅は、放電ワイヤ205から影響のある範囲、ここではグリッド電極206のメッシュ形状の開口部を覆う幅に設定している(図5参照)。本実施形態では、ワイヤ面清掃ブラシ500のサイズは、例えば短手方向長さが21mm、長手方向長さが5mmである。ブラシ部501は、基布部502に対する余白部の長さΔgが例えば1mmとなるように設けられている。また、本実施形態では、ブラシ部501としては、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)系のブラシを難燃化処理したものを用いている。ブラシ部501の毛体503としては、太さ11デシテックス、パイル密度が6万本/インチで織り込んだものを用い、自由長L10は2.3mmに設定している。なお、毛体503としては、ナイロン(登録商標)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリル等に難燃処理した樹脂ブラシを用いてもよい。
図10に示すように、ワイヤ面清掃ブラシ500の基布部502の接着層は、キャリッジ213に接着されている。本実施形態の場合、ワイヤ面清掃ブラシ500がグリッド電極206に摺動していない静止状態におけるブラシ部501の毛体503のグリッド電極206に対する侵入量(図中ΔX)は、例えば0.8mmに設定される。
図11(a)に示すように、ワイヤ面清掃ブラシ500が長手方向に移動しグリッド電極206に摺動している場合、ブラシ部501の毛体503はグリッド電極206のワイヤ面を清掃するものと、貫通孔206aの側面を清掃するものとに分かれる。図11(a)中に記載のグリッド電極206の撓み量は、ワイヤ面を清掃しているブラシ部501がグリッド電極206を押し付けた量を示す。本実施形態では、グリッド電極206の撓み量は約0.1mmに抑制されている。また、ワイヤ面清掃ブラシ500がグリッド電極206に摺動している動作状態におけるブラシ部501の毛体503のグリッド電極206に対する突出量ΔLは、例えば0.4〜0.6mmに設定される。突出量ΔLは、貫通孔206aの側面を清掃しているブラシ部501の毛体503がグリッド電極206から感光ドラム1側に突出した長さである。
図11(b)に示すように、自由長L10のブラシ部501が貫通孔206aの側面に接触して清掃する際は、ブラシ部501による貫通孔206aの側面の清掃力は、ブラシ部501が貫通孔206aの側面に接触して移動した距離に比例する。このことから、突出量ΔL(図11(a)参照)を大きくすれば、ブラシ部501と貫通孔206aの側面との接触移動距離を増加し得るので、ブラシ部501による貫通孔206aの側面の清掃力を高めることができる。また、この突出量ΔLは、ブラシ部501の自由長L10と、ブラシ部501のグリッド電極206に対する侵入量ΔXとで決まる。本実施形態では、グリッド電極206の清掃範囲(図9(b)のR領域)における突出量ΔLを上述した0.4〜0.6mmとし、それ以外の幅方向の両端部における突出量を0〜0.2mmとした。つまり、付着物が付着し難い幅方向両端部に比べて、付着物が付着しやすいR領域の清掃力を高くしている。そうなるように、ブラシ部501の自由長L10と、ブラシ部501のグリッド電極206に対する侵入量ΔXとが設定されることが好ましい。
ここで、グリッド電極206のワイヤ面と貫通孔206aの側面との両方を清掃するには、突出量ΔLが0mm以上である必要がある。より好適には、グリッド電極206の板厚や清掃時の撓み量を考慮して、確実に側面と接触できるように、突出量ΔLを0.1mm以上に設定するのが望ましい。また、突出量ΔLを、図11(b)に示した貫通孔206aの長手方向の長さJと同等に設定するのが望ましい。例えば、貫通孔206aの形成角度が45度、貫通孔206aの長手方向の長さJが0.3mmである場合には、突出量ΔLが0.4mm以上に設定される。なお、突出量ΔLの上限は、グリッド電極206の清掃時に、ブラシ部501の動きが感光ドラム1との接触で変動しないように、グリッド電極206と感光ドラム1との間隔(グリッド−ドラム間距離、GDギャップ)より小さくするのが望ましい。以上のようにすることで、グリッド電極206の撓み量を抑制しながら、突出量ΔLの設定値に沿った清掃力の設定が可能となり、好適にグリッド電極206のワイヤ面と貫通孔206aの側面とを清掃できるようになる。
<ドラム面清掃ブラシ>
次に、ドラム面清掃ブラシ600について説明する。図4に示すように、ドラム面清掃ブラシ600は、本体部601と、摺動部としての摺動ブラシ部602とを有する。本体部601は例えば厚み100μmのステンレス鋼(SUS)を用いて形成された板バネであり、グリッド電極206のドラム面に向かう方向に可撓性を有する。摺動ブラシ部602は、例えば自由長が1.5mmの難燃処理された樹脂ブラシが植毛された植毛シートを用い、本体部601に設けられている。摺動ブラシ部602は本体部601により、グリッド電極206に接触される。なお、摺動ブラシ部602は、アクリル、ナイロン(登録商標)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)等に難燃処理したものを用いてよい。また、摺動ブラシ部602はブラシに限らず、スポンジやゴム、樹脂シートであってもよい。
次に、グリッド電極206の清掃の制御動作について、図12に示すフローチャートに沿って説明する。制御部300は、所定のタイミングで清掃動作を開始する(ステップS1)。まず、制御部300は、清掃部材駆動モータM2に制御信号を送信して、清掃部材250を本体手前側から本体奥側に向けて往路方向へ駆動させる(ステップS2)。制御部300は、キャリッジ213が奥側まで達したことが奥側HPセンサPS2により検知されたか否かを判断する(ステップS3)。制御部300は、キャリッジ213が奥側まで達したことが奥側HPセンサPS2により検知されていないと判断した場合は、清掃部材駆動モータM2の駆動を継続する(ステップS2)。
制御部300は、キャリッジ213が奥側まで達したことが奥側HPセンサPS2により検知されたと判断した場合は、清掃部材駆動モータM2に逆回転させる制御信号を送信する。そして、制御部300は、清掃部材250を本体奥側から本体手前側に向けて復路方向へ駆動させる(ステップS4)。更に、制御部300は、キャリッジ213が手前側まで達したことが手前側HPセンサPS1により検知されたか否かを判断する(ステップS5)。制御部300は、キャリッジ213が手前側まで達したことが手前側HPセンサPS1により検知されていないと判断した場合は、清掃部材駆動モータM2の駆動を継続する(ステップS4)。制御部300は、キャリッジ213が手前側まで達したことが手前側HPセンサPS1により検知されたと判断した場合は、清掃部材駆動モータM2の駆動を停止して、清掃動作を終了する(ステップS6)。
次に、ワイヤ面清掃ブラシ500の毛体503の長手方向に直交する断面形状について説明する。ここでは、ワイヤ面清掃ブラシ500の毛体503の断面形状について説明するが、ドラム面清掃ブラシ600の毛体の断面形状も同様としている。本実施形態では、図13(a)及び図13(b)に示すように、毛体503の断面形状は、外周側に3箇所の突出した足部503aを有する異形形状としている。足部503aは、毛体503の長手方向に沿って平行に形成されている。このような断面形状に足部503aを有する毛体503は、例えば、毛体を紡ぐ装置の出口部分を所望の形状にすることで生成することができる。
ここで、足部503aの定義について説明する。まず、断面形状において、毛体503の全てを内包する最小円C1を設定する。この最小円C1とは、毛体503の断面において外径側に延びた足部503aの最外部に最低2箇所以上が外側から接し、毛体503の断面全体を内包する最小の円である。従って、最小円C1は、足部503aに接しない場合もあり、その場合には最小円C1が外接円より小さくなる(図13(b)参照)。そして、本実施形態で足部503aとは、最小円C1の半径をr1とし、最小円C1の中心C2からr1の65%以上の長さを有する毛体503の外形線の外径側への突出部を意味している。即ち、中心C2からr1の65%以上の長さを有する突出部であれば、最小円C1に届かなくても足部503aに該当する(図13(b)参照)。
このように、毛体503は断面形状において足部503aを有することにより、グリッド電極206を摺擦する際には足部503aが付着物7をグリッド電極206から掻き落とすように作用し、グリッド電極206から付着物7を効果的に除去できる。尚、足部503aの数Nとしては、本実施形態では3箇所としているが、これには限られない。但し、足部503aが2箇所であると、後述する凹部503bの深さが不十分であり、グリッド電極206から掻き落として毛体503に保持された付着物7が再びグリッド電極206に接触して再付着してしまう虞がある。また、足部503aが10箇所を超えると、各足部503aが細くなり剛性が不足することによって清掃時における付着物7の掻き落とし力が弱くなってしまう。そこで、足部503aの数Nは10≧N≧3とし、より好ましくは8≧N≧3である。
また、毛体503は断面形状において、全ての足部503aについて、足部503aと隣り合う足部503aとの間には、外周側から中心C2側に向けて凹んだ凹部503bが形成されている。凹部503bにおいて、毛体503の外形線から最小円C1までの半径方向の最大距離をr2とした場合に、凹部503bの深さ比r2/r1≧0.1であるようにしている。凹部503bが浅すぎると、グリッド電極206から掻き落として毛体503に保持された付着物7が再びグリッド電極206に接触して再付着してしまう虞がある。これに対し、本実施形態では、凹部503bに十分な深さを設けているので、グリッド電極206から掻き落とされた付着物7の一部は、足部503aと足部503aとの間の凹部503bに保持され、グリッド電極206に直接接触しにくくなる。このため、付着物7を保持した状態の毛体503が再びグリッド電極206に接触しても、毛体503に保持されていた付着物7は再びグリッド電極206に接触しにくく、清掃効率が向上される。
また、本実施形態では、毛体503は断面形状において、凹部503bの深さ比r2/r1≦0.8であるようにしている。凹部503bが深ければ、掻き取った付着物7の捕集能は向上するが、凹部503bが深すぎると足部503aの剛性が不足することにより清掃時の付着物7の掻き落とし力が弱くなってしまい、また毛体503の量産性が低下してしまう。これに対し、本実施形態では、凹部503bが深くなりすぎないように毛体503を形成しているので、凹部503bが深すぎて足部503aの剛性が不足することや量産性の低下を防止している。尚、本実施形態では、凹部503bの深さ比r2/r1として、最も好ましい範囲である0.6〜0.8を採用している。
また、本実施形態では、毛体503は断面形状において、最小円C1の面積をS1とし、毛体503の断面積をS2とした場合に、85≧(S1−S2)/S1×100+2×N≧35であるようにしている。(S1−S2)は、概ね凹部503bの総面積である。このため、(S1−S2)/S1は、最小円C1の面積S1に対する凹部503bの面積の割合である。尚、2×Nは、足部503aの数Nに対応した調整項であり、足部503aの数が多いと凹部503bの面積が減少してしまうので、それを補うために設けている。最小円C1の面積S1に対する凹部503bの面積の割合が少なすぎると、凹部503bが浅すぎる状態であり、グリッド電極206から掻き落として毛体503に保持された付着物7が再びグリッド電極206に接触して再付着してしまう虞がある。最小円C1の面積S1に対する凹部503bの面積の割合が多すぎると、凹部503bが深すぎる状態であり、足部503aの剛性が不足することにより清掃時の付着物7の掻き落とし力が弱くなってしまい、また毛体503の量産性が低下してしまう。これに対し、本実施形態では、最小円C1の面積S1に対する凹部503bの面積の割合を適切な範囲に設定することにより、凹部503bの深さを適切な範囲にして、これらの課題の解決を図っている。
ここで、毛体503の断面形状による清掃挙動について説明する。まず、図13(c)に示すように、断面円形状の毛体103を使用してグリッド電極206のワイヤ面と貫通孔206aの側面とを清掃した場合について説明する。この場合、毛体103が断面円形状であるので、グリッド電極206を摺擦する際に付着物7を掻き落とすのではなく、むしろ覆い被さり易く、付着物7をグリッド電極206に押し付ける方向に力が作用し易い。このため、毛体103が断面円形状では、グリッド電極206から付着物7を効果的に除去することは困難である。また、断面円形状の毛体103は、表面に凹部を有していないためグリッド電極206から除去した付着物7が毛体103の表面の凸状の円周面に保持される。このため、付着物7を保持した状態の毛体103が再びグリッド電極206に接触すると、毛体103に保持されていた付着物7が再びグリッド電極206に接触して再付着してしまうことがあり、清掃効率が良くない。
これに対し、本実施形態では、図13(a)及び図13(b)に示すように、断面形状において足部503aを3箇所に有する毛体503を使用してグリッド電極206のワイヤ面と貫通孔206aの側面とを清掃する。このため、グリッド電極206を摺擦する際に足部503aが付着物7をグリッド電極206から掻き落とすように作用し、グリッド電極206から付着物7を効果的に除去することができ、清掃効率が良い。また、掻き落とした付着物7の一部は、足部503aと足部503aとの間の凹部503bに保持される。凹部503bはグリッド電極206に直接接触しにくい。このため、付着物7を保持した状態の毛体503が再びグリッド電極206に接触しても、毛体503に保持されていた付着物7は再びグリッド電極206に接触しにくく、清掃効率が良い。
上述したように、本実施形態の帯電装置2によれば、毛体503の断面形状において、3箇所の足部503aを有している。このため、グリッド電極206を摺擦する際に足部503aが付着物7をグリッド電極206から掻き落とすように作用し、グリッド電極206から付着物7を効果的に除去することができ、清掃効率を向上することができる。また、毛体503の断面形状において、凹部503bの深さ比をr2/r1≧0.1としている。このため、凹部503bに付着物7を保持した状態の毛体503が再びグリッド電極206に接触しても、凹部503bに保持されていた付着物7は再びグリッド電極206に接触しにくく、清掃効率を向上することができる。
(実施例1)
ここで、毛体503の足部503aの数Nを異ならせて、清掃性能を比較した。まず、上述した本実施形態の毛体503を帯電装置2のグリッド電極206の清掃部材250として利用した画像形成装置100(キヤノン製、imagePRESS C1)を用いて、清掃部材250の清掃性能を測定した。ここでは、清掃性能の測定として、グリッド電極206に異物が付着していれば帯電均一性を損なって濃度差を生ずることに着目し、全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。試験条件としては、温度25℃、湿度40%の環境下に画像形成装置100を設置し、画像比率15%の画像を20000枚出力した。その後、全面均一ハーフトーン画像を出力し、画像上の濃度差を濃度測定機(X−rite社製)の利用により測定した。毛体503の断面形状の観察と、最小円C1の半径r1及び凹部503bの深さr2の測定とは、走査電子顕微鏡(日立ハイテクノロジーズ社製、超高分解能電界放出型走査電子顕微鏡SU8200)を用いて行った。その結果を表1に示す。表1に示すように、濃度差は0.08であった。
(実施例2)
足部を4箇所有する毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例1と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表1に示す。表1に示すように、濃度差は0.08であった。
(実施例3)
足部を5箇所有する毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例1と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表1に示す。表1に示すように、濃度差は0.07であった。
(実施例4)
足部を5箇所有する毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例1と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表1に示す。表1に示すように、濃度差は0.07であった。
(比較例1)
足部を有さない断面円形状の毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例1と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表1に示す。表1に示すように、濃度差は0.19であった。
(比較例2)
足部を2箇所有する毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例1と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表1に示す。表1に示すように、濃度差は0.13であった。
Figure 2019113766
グリッド電極206に異物が付着した状態だと画像上の濃度差が発生することを踏まえると、画像上の濃度差が小さいほどグリッド電極206の異物が除去されていることを示し、清掃能力が高いことを意味する。上記の試験における濃度差は、0.1以上をNG、0.1未満をOKとすると、足部の数が3本以上の毛体の清掃性能はOK、2本以下の毛体の清掃性能はNGであった。従って、本実施形態の毛体503を帯電装置2のグリッド電極206の清掃部材250として利用した画像形成装置100では、清掃部材250の清掃性能が良好であると確認された。また、足部の数が3箇所以上であると濃度差が0.1未満になり清掃性能がOKとなった。従って、清掃部材の毛体の断面形状における足部は3本以上であることが好ましいことが確認された。
(実施例5)
次に、毛体503の凹部503bの深さ比r2/r1を異ならせて、清掃性能を比較した。まず、上述した本実施形態の毛体503を帯電装置2のグリッド電極206の清掃部材250として利用した画像形成装置100を用いて、実施例1と同様の条件で清掃部材250の清掃性能を測定した。この毛体503では、凹部503bの深さr2/r1は0.1とした。その結果を表2に示す。表2に示すように、濃度差は0.08であった。
(実施例6)
凹部の深さ比r2/r1を0.2とした毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例5と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表2に示す。表2に示すように、濃度差は0.08であった。
(実施例7)
凹部の深さ比r2/r1を0.3とした毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例5と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表2に示す。表2に示すように、濃度差は0.08であった。
(実施例8)
凹部の深さ比r2/r1を0.5とした毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例5と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表2に示す。表2に示すように、濃度差は0.07であった。
(比較例3)
凹部の深さ比r2/r1を0.0とした断面円形状の毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例5と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表2に示す。表2に示すように、濃度差は0.19であった。
(比較例4)
凹部の深さ比r2/r1を0.05とした毛体を利用した画像形成装置100を用いて、実施例5と同様の条件で全面均一ハーフトーン画像を出力して画像上の濃度差を測定した。その結果を表2に示す。表2に示すように、濃度差は0.14であった。
Figure 2019113766
上記の試験における濃度差は、0.1以上をNG、0.1未満をOKとすると、凹部の深さ比r2/r1が0.1以上の毛体の清掃性能はOK、0.1未満の毛体の清掃性能はNGであった。従って、本実施形態の毛体503を帯電装置2のグリッド電極206の清掃部材250として利用した画像形成装置100では、清掃部材250の清掃性能が良好であると確認された。また、凹部の深さ比r2/r1が0.1以上であると濃度差が0.1未満になり清掃性能がOKとなった。従って、清掃部材の毛体の断面形状における凹部の深さ比r2/r1は0.1以上であることが好ましいことが確認された。
<他の実施形態>
上述した実施形態では、足部503aは毛体503の長手方向に沿って平行に形成されている場合について説明したが、これには限られない。例えば、図14に示すように、毛体403は長手方向に沿って捻じれた形状であってもよい。この場合、毛体403の足部403a及び凹部403bが、毛体403の中心線を中心に捻じれた形状になる。ここでの毛体403は、例えば長さ5mmで、長手方向の両端部の間で約100°捻じれたものとしている。即ち、毛体403は、長手方向1mmあたり、20°程度捻じれたものとしている。
毛体403が捻じれていることにより、毛体403を回転させずに直線状にグリッド電極206を摺擦するだけで、足部403aと凹部403bとがグリッド電極206の表面及び貫通孔206aの側面を順次摺擦するようになる。これにより、毛体403の足部403aはグリッド電極206の表面に付着した異物を掻き落とすように摺動するので、清掃効率を更に向上することができる。
ここで、この毛体403を帯電装置2のグリッド電極206の清掃部材250として利用した画像形成装置100を用いて、実施例1と同様の条件で清掃部材250の清掃性能を測定した。その結果、濃度差は0.06であった。従って、毛体503の長手方向に沿って平行な足部503aを有する実施例1と比較して、捩れた形状であることで更に清掃性能が向上したことが確認された。
尚、グリッド電極206の表面や貫通孔206aの側面への接触性を高めるためには、図14に示す捻じれた毛体403を使用しなくても、例えば、毛体の表面に粒子を付着させて凹凸を形成した毛体を使用してもよい。毛体の表面に粒子を付着させるためには、熱融着等、材質や求める電気抵抗などにより適宜選択して製造した毛体を用いればよい。この場合も、粒子を付着させない場合に比べて、更に清掃性能を向上することができる。
1…感光体(感光ドラム)、2…帯電装置、90…筐体、90a…開口部、205…放電ワイヤ(放電電極)、206…グリッド電極(制御電極)、403…毛体、403a…足部、500…ワイヤ面清掃ブラシ(清掃ブラシ)、503…毛体、503a…足部、600…ドラム面清掃ブラシ(清掃ブラシ)、C1…最小円。

Claims (4)

  1. 感光体の表面に面して配置され、前記感光体に対向する面に開口部が形成された筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、前記感光体の表面を帯電する放電電極と、
    前記感光体と前記放電電極との間に配置され、前記感光体の表面の帯電量を制御する制御電極と、
    前記制御電極を摺擦して清掃する清掃ブラシと、を備え、
    前記清掃ブラシの毛体は、長手方向に直交する断面形状において、
    前記毛体の全てを内包する最小円の半径をr1とし、前記最小円の中心からr1の65%以上の長さを有する前記毛体の外形線の外径側への突出部を足部とし、前記足部の数をNとした場合に、10≧N≧3であり、
    全ての前記足部について前記足部と隣り合う前記足部との間における前記毛体の外形線から前記最小円までの半径方向の最大距離をr2とした場合に、r2/r1>0.1である、
    ことを特徴とする帯電装置。
  2. 前記毛体は、前記断面形状において、0.8≧r2/r1である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記毛体は、前記断面形状において、前記最小円の面積をS1とし、前記毛体の断面積をS2とした場合に、85≧(S1−S2)/S1×100+2×N≧35である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の帯電装置。
  4. 前記毛体は、前記長手方向に沿って捻じれた形状である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の帯電装置。
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