JP2019112780A - 鉄筋用継手 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、2本の鉄筋の突合せ間隔を視認できる隙間が分散して形成され、広い方向から鉄筋の挿入深さを確認することができる。
上記構成によれば、第1及び第2連結部には、ねじ鉄筋が螺合により連結されるため、鉄筋の連結をより強固にすることができる。
上記構成によれば、シール部材により、第1及び第2連結部に注入されたグラウト材を保持することができる。
以下、この発明の第1実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。この実施形態は、この発明を、ねじ鉄筋用の継手に適用したものである。この実施形態に用いられる継手1は、第1連結部11と、第2連結部12と、これらの基端部間に架け渡される複数の橋架部13とを備えている。継手1は、鋳造により一体成形された鋳鉄製である。
コンクリート打設前に、上記継手1でのねじ鉄筋2の挿入深さを再確認する必要が生じた場合には、上記隙間14から露出したねじ鉄筋2先端の突合せ間隔を視認することにより、ねじ鉄筋2の挿入深さが所定以上であることを再確認することができる。4つの橋架部13は、継手1の周方向に等間隔に配置されているので、隙間14が分散して形成され、概ねどの方向からでも継手1の内部を目視することができるようになっている。
従来の継手では、限られた大きさの確認窓のために、夕方等の薄暗い環境で鉄筋の突合せ間隔を視認できなかった場合であっても、上記構成の継手1では、離間した第1及び第2連結部11,12の間から露出した2本の鉄筋2を目視するので、鉄筋2の突合せ間隔を視認し易く、ひいては鉄筋2の挿入深さを確認し易くなっている。
また、従来の継手では、配筋現場における確認窓の向きにより、鉄筋の突合せ間隔を視認するために継手の周囲を回り込むように確認窓を覗きこまなければならない場合であっても、上記構成の継手1では、2本の鉄筋2の先端部2aが露出する複数の隙間14は、継手1の周方向に等間隔に形成されているので、鉄筋2の突合せ間隔を広い範囲から視認できる。
さらに、従来の継手の細長い確認窓に比べ、上記構成の継手1の隙間14は、隣接する橋架部13と、第1及び第2連結部11,12の各基端とによって形成されるため、開口面積を大きくとることができ、突合せ間隔をより遠くから視認できる。
図6、図7は、この発明の第2実施形態に係る継手を示す。この実施形態の継手は、第1及び第2連結部の内周に雌ねじが形成されていないスリーブ式継手となっている。
第1連結部11の両端部の内周には、それぞれ環状の収容溝11eが形成され、第2連結部12の両端部の内周には、それぞれ環状の収容溝12eが形成されている。
これら収容溝11e,12eにはシール部材4が装着されている。
上記実施形態では、橋架部を4つ設けたが、橋架部は2つ又は3つでもよく、5つ以上でもよい。
上記実施形態では、橋架部を継手の周方向に等間隔に配置して、隙間が等間隔に形成されるようにしたが、橋架部の配置に偏りをもたせて、広さの異なる隙間が形成されるようにしてもよい。これにより、特定の方向から継手の内部をより目視し易くさせることができる。
上記実施形態では、継手を鋳造により形成したが、鋼鉄の金属加工により形成してもよい。
上記実施形態では、継手を一体に成形したが、第1及び第2連結部を別個に成形し、これらに橋架部を溶接により接合してもよい。
上記第1実施形態の継手に上記第2実施形態のシール部材を設けてもよい。
上記第2実施形態において、ねじ鉄筋の代わりに縦リブと横フシを有する通常の異形鉄筋を用いてもよい。
第1及び第2連結部の外周の断面形状は六角形等、多角形に形成してもよい。
上記実施形態の継手に、鉄筋にマーキングを施す従来の手法を併せて用いてもよい。
2 ねじ鉄筋(鉄筋)
2a ねじ鉄筋の先端部
3 グラウト材
4 シール部材
11 第1連結部
11c 雌ねじ
11d 注入孔
12 第2連結部
12c 雌ねじ
12d 注入孔
13 橋架部
14 隙間
Claims (4)
- 2本の鉄筋をグラウト材を用いて連結する継手であって、
筒形状をなし、軸方向の先端から一方の鉄筋が貫通可能に挿入されて連結される第1連結部と、
筒形状をなし、軸方向の先端から他方の鉄筋が貫通可能に挿入されて連結される第2連結部と、
を備え、
上記第1及び第2連結部の筒壁にはそれぞれ、軸方向の先端と基端との中間位置に、グラウト材を上記筒壁と挿入された上記鉄筋との間に充填するための注入孔が形成され、
上記第1連結部の基端部と上記第2連結部の基端部との間には、上記第1及び第2連結部を離間させた状態で架け渡す橋架部が、上記第1及び第2連結部の周方向に間隔を置いて複数設けられ、
上記複数の橋架部の間の隙間は、上記第1及び第2連結部をそれぞれ貫通した上記一方及び他方の鉄筋の各先端部を露出させることを特徴とする継手。 - 上記複数の橋架部は等間隔に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の継手。
- 上記第1及び第2連結部の内周面には、ねじ鉄筋を螺合するため雌ねじが形成され、上記第1及び第2連結部に挿入される鉄筋はねじ鉄筋であることを特徴とする請求項1又は2に記載の継手。
- 上記第1連結部の基端部及び先端部、並びに、上記第2連結部の基端部及び先端部には、弾性材料で形成されたシール部材が上記筒壁の内周面から径方向内方向に突出するように設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の継手。
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JP2017244902A JP7026501B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | 鉄筋用継手 |
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2017
- 2017-12-21 JP JP2017244902A patent/JP7026501B2/ja active Active
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JP7026501B2 (ja) | 2022-02-28 |
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