JP3165895U - 鉄筋継手 - Google Patents

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雅之 篠原
雅之 篠原
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Abstract

【課題】継手に対する2本の鉄筋の挿入長さを明確に判別できるようにする鉄筋継手を提供する。【解決手段】継手10は筒形状をなし、その両端開口11から2本の鉄筋を挿入した状態でこれら鉄筋を一直線状に連結する。継手10の周壁の軸方向中間部には、2本の鉄筋の端を視認するための検査穴13が形成され、この周壁の内周において、検査穴13と径方向に対峙する領域Rには、継手10および鉄筋とは異なる色を呈する塗料15が塗布されている。【選択図】図1

Description

この考案は、2本の鉄筋を一直線状に連結する継手に関する。
2本の鉄筋を筒形状の継手を介して一直線状に連結することは周知である。
特許文献1に開示された継手では、周壁の内周にねじが形成されており、両端開口からねじ鉄筋(等ピッチでねじ節を有する鉄筋)を螺合させることにより、ねじ鉄筋を連結している。
ところで、各ねじ鉄筋は、継手との連結強度を確保するために、継手に所定長さ以上にわたって螺合させる必要がある。特許文献1では、継手の周壁の軸方向中央に検査穴が形成されており、この検査穴を通して2本の鉄筋の端が見えた時に、2本の鉄筋と継手とが所定長さにわたって螺合されたものと判別できるようになっている。
特開平10−266464号公報
しかし、特許文献1では、継手と鉄筋がともに金属からなり、同じ色ないしは似た色をしているため、夕方や型枠内等の薄暗い環境において、継手の検査穴に2本の鉄筋の端が位置しているか否か、判別しにくいことがあった。また、ミラーを用いて判別する場合、写真撮影により判別する場合も同様であった。
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、2本の鉄筋を両端開口からそれぞれ挿入した状態でこれら鉄筋を一直線状に連結する筒形状の継手において、周壁の軸方向中間部には2本の鉄筋の端を視認するための検査穴が形成され、この周壁の内周において、上記検査穴と径方向に対峙する領域には、継手および鉄筋とは異なる色を呈する塗料が塗布されていることを特徴とする。
上記構成によれば、検査穴を通して上記塗料が塗布されている領域が見え、この領域の色が継手および鉄筋と異なっているので、2本の鉄筋の端を明確に判別することができる。
好ましくは、上記塗料が明色または蛍光色である。
これによれば、2本の鉄筋間の空隙より奥の領域の色をはっきりと視認でき、ひいては2本の鉄筋の端をより一層明確に判別することができる。
本考案によれば、薄暗い環境等においても、検査窓から2本の鉄筋の端を明確に判別でき、これにより、2本の鉄筋の継手への挿入長さを確保することができ、ひいては鉄筋同士の連結強度を高めることができる。
本考案の第1実施形態に係る鉄筋継手の縦断面図である。 図1中A−A線に沿う同継手の横断面図である。 同継手に2本の鉄筋を螺合させた状態を示す縦断面図である。 同継手の検査穴を示す拡大平面図であり、(A)は2本の鉄筋を継手に螺合する前の状態を示し、(B)は2本の鉄筋を十分な長さにわたって継手に螺合させた状態を示す。 同継手に2本の鉄筋を螺合させた後で、検査穴にキャップを装着した状態を示す縦断面図である。 本考案の第2実施形態に係わる鉄筋継手に2本の異形鉄筋を挿入した状態を示す縦断面図である。
以下、本考案の第1実施形態を図1〜図5を参照しながら説明する。図1、図2に示すように、継手10は筒形状をなしており、その両端に開口11を有している。継手10の周壁の外周形状は例えば多角形をなし、その内周にはねじ12が形成されている。継手10の周壁の軸方向中央には検査穴13が形成されている。この検査穴13は、例えば軸方向に細長い長円形をなしている。
上記継手10の周壁の中央部内周において、上記検査穴13と径方向に対峙する所定領域Rには、塗料15が付されている。この領域Rの軸方向寸法は検査穴13と同じかこれより若干長い程度であり、継手10の全長の一部を占めるだけである。また、この領域Rの角度範囲は180°未満であり、継手10の中央部全周の一部を占めるだけである。本実施形態では、この領域Rだけに塗料が塗布されている。
上記塗料15は、たとえば、塗料噴霧器のノズルを検査穴13に差し込み、上記領域Rに向かって噴霧することにより、塗布される。なお、この塗布作業は、噴霧に限らず、刷毛塗りであってもよい。
上記塗料15は、継手10および後述する鉄筋1とは異なる色、例えば黄色、橙色、ピンク色、赤色、青色、白色等を呈しており、特に、光を多く反射する明色や、蛍光色が好ましい。
上記継手10を用いて2本のねじ鉄筋1(外周に等ピッチでねじ節を有する鉄筋)を一直線状に連結する工程について説明する。
継手10を一方のねじ鉄筋1に全長にわたって螺合させておき、他方のねじ鉄筋1を一方のねじ鉄筋1に接近させるとともに一直線状に配置する。この状態で、継手10を回して、その約半分を上記他方のねじ鉄筋1に螺合させる。
なお、一方のねじ鉄筋に継手10を約半分螺合させた状態で、他方のねじ鉄筋1を回して継手10の残りの約半分に螺合させてもよい。
次に、継手10の検査穴13から覗いて、両方のねじ鉄筋1の端1aが見えるかどうかを確認する。見えれば、2本のねじ鉄筋1が継手10の両端開口11から所定長さ以上螺合されていることになる。
上記ねじ鉄筋1と継手10は同系統の色を呈しているので、特に薄暗い環境では継手1の端1aが検査穴13に位置しているか判別しづらい。
しかし、本考案に係わる継手10では、検査穴13の径方向反対側の領域Rにねじ鉄筋1や継手10と異なる色を呈する塗料15が塗布されているので、判別作業が容易である。以下、詳述する。
ねじ鉄筋1の螺合前、または2本のねじ鉄筋1の螺合長さが足りない場合には、図4(A)に示すように検査穴15の全域にわたって塗料15が見える。
これに対して、2本のねじ鉄筋1の螺合長さが所定長さ以上であれば、塗料15の見える範囲が縮まり、この塗料15の色とねじ鉄筋1の色の相違から、ねじ鉄筋1の端1aを明確に判別することができる。
特に明色、蛍光色であれば、2本の鉄筋1の端1a間の空隙より奥の領域Rの色をはっきりと視認でき、ひいては2本の鉄筋1の端1aをより一層明確に判別することができる。
上記のようにして2本のねじ鉄筋1が継手10に十分な長さで螺合されていることを確認した後、図5に示すように検査穴15をゴム製または弾性樹脂製のキャップ20で塞ぐ。このキャップ20にはグラウト注入口21が形成されている。
次に、キャップ20のグラウト注入口21にグラウト注入器(図示しない)のノズルを差し込んで、グラウト材(図示しない)を注入する。このグラウト材は継手10の内周と鉄筋1の外周と間に充填される。このグラウト材の硬化により、2本のねじ鉄筋1が継手10に強固に連結され、ひいては2本のねじ鉄筋1同士が強固に連結される。
なお、グラウト注入口を、このキャップ20から周方向に所定角度離間した位置において継手10の周壁に形成してもよい。この場合、キャップ20は検査穴15を塞ぐ役割だけを担う。
図6は本考案の第2実施形態をなす継手30を示す。この継手30は、異形鉄筋2(ねじ鉄筋のみならず、竹節を有する通常の異形鉄筋を含む)を一直線状に連結するためのものである。この継手30は筒形状をなし、その周壁内周は、軸芯を通る平面で分けられた2つの領域を有している。一方の領域には円弧状をなす多数の低い突起31が軸方向に間隔をおいて形成されており、他方の領域には円弧状をなす多数の高い突起32が軸方向に間隔をおいて形成されている。
第1実施形態と同様に、継手30の周壁の軸方向中央には検査穴33が形成されており、この検査穴33と径方向に対峙する周壁内周の領域Rには第1実施形態と同様の色を呈する塗料35が塗布されている。
本実施形態では、検査穴33は低い突起31側に形成され、塗料35は高い突起32側に塗布されている。
さらに継手30の周壁には、検査穴33の軸方向両側において、1つまたは複数のねじ穴36が形成されており、これらねじ穴36にはボルト40が螺合されている。また、継手30の両端近傍の内周には環状溝37が形成されており、この環状溝37には環状のシール材45が嵌められている。
さらに、継手30の周壁の一端側シール材45に隣接してグラウト注入口38が形成され、他端側シール材45に隣接してグラウト排出口39が形成されている。
上記構成の継手30には、ボルト40を後退させた状態で、2本の異形鉄筋2が両端開口から挿入される。これら異形鉄筋2が、所定長さにわたって挿入されているか否かは、第1実施形態と同様に、検査穴33に異形鉄筋2の端2aが位置しているか否かにより判別する。
2本の異形鉄筋2が継手30に十分な長さにわたって挿入されていることを確認した後、ボルト40を回して異形鉄筋2を突起32側へ押し付け、異形鉄筋2を仮固定する。
次に、検査穴35をキャップ(図示しない)で塞ぎ、注入口38からグラウト材50を充填し、排出口39からのグラウト材50排出を確認した後で、グラウト材50の充填作業を終える。
本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の態様が可能である。例えば、継手が一方の鉄筋とは螺合状態で、他方の鉄筋とは非螺合状態で連結される場合には、検査穴および塗料の塗布領域は継手の軸方向中央からずれることもある。
塗料は、継手内周の全域に塗布してもよい。
1,2 鉄筋
1a,2a 鉄筋の端
10,30 継手
13,33 検査穴
15,35 塗料
R 塗布領域

Claims (2)

  1. 2本の鉄筋を両端開口からそれぞれ挿入した状態でこれら鉄筋を一直線状に連結する筒形状の継手において、
    周壁の軸方向中間部には2本の鉄筋の端を視認するための検査穴が形成され、この周壁の内周において、上記検査穴と径方向に対峙する領域には、継手および鉄筋とは異なる色を呈する塗料が塗布されていることを特徴とする鉄筋継手。
  2. 上記塗料が明色または蛍光色であることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋継手。
JP2010007750U 2010-11-26 2010-11-26 鉄筋継手 Expired - Lifetime JP3165895U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10472826B2 (en) 2014-05-09 2019-11-12 Eun Kwan KI Reinforcing bar coupler for spiral reinforcing bar
KR102620172B1 (ko) * 2022-12-06 2024-01-03 가인스틸 주식회사 정위치용 슬라이드 면착부재를 구비한 철근 커플러

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