JP2019112110A - スクイズ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、内容物の吐出量を安定させる。【解決手段】内容物が収容される容器本体11と、容器本体の口部12に装着されるとともに、内容物が吐出される吐出孔13が形成された吐出キャップ14と、を備え、吐出キャップは、容器本体内と吐出孔との連通を遮断するとともに、拡開時に容器本体内と吐出孔とを連通するスリット21が形成された弾性変形可能な吐出膜22を備え、容器本体の胴部15は、容器軸Oに直交する横断面視で長方形状を呈し、胴部において、前記横断面視で呈する長方形状を構成する長辺部分15aは、径方向の外側に向けて突となるように湾曲し、径方向の内側に向けて弾性変形可能に形成され、胴部の長辺部分が径方向の内側に向けて反転変形したときに、スリットが拡開する。【選択図】図1

Description

本発明は、スクイズ容器に関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着されるとともに、内容物が吐出される吐出孔が形成された吐出キャップと、を備え、吐出キャップは、容器本体内と吐出孔との連通を遮断するとともに、拡開時に容器本体内と吐出孔とを連通するスリットが形成された弾性変形可能な吐出膜を備え、容器本体の胴部が弾性変形可能に形成されたスクイズ容器が知られている。
このスクイズ容器では、容器本体の胴部を、径方向の内側に向けて弾性変形させたときに、容器本体内が加圧されることで、吐出膜が弾性変形してスリットが拡開し、容器本体内の内容物がスリットを通して吐出孔から吐出される。
特開平7−330002号公報
しかしながら、前記従来のスクイズ容器では、容器本体の胴部に対する径方向の内側に向けた押し込み量に応じて、内容物の吐出量が異なり、内容物の吐出量を安定させることが困難であるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、簡易な構成で、内容物の吐出量を安定させることができるスクイズ容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のスクイズ容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに、内容物が吐出される吐出孔が形成された吐出キャップと、を備え、前記吐出キャップは、前記容器本体内と前記吐出孔との連通を遮断するとともに、拡開時に前記容器本体内と前記吐出孔とを連通するスリットが形成された弾性変形可能な吐出膜を備え、前記容器本体の胴部は、容器軸に直交する横断面視で長方形状を呈し、前記胴部において、前記横断面視で呈する長方形状を構成する長辺部分は、径方向の外側に向けて突となるように湾曲し、径方向の内側に向けて弾性変形可能に形成され、前記胴部の長辺部分が径方向の内側に向けて反転変形したときに、前記スリットが拡開することを特徴とする。
この発明によれば、胴部の長辺部分が、径方向の外側に向けて突となるように湾曲し、径方向の内側に向けて弾性変形可能に形成されているので、内容物を吐出する際に、この長辺部分を径方向の内側に向けて押し込んだ時に、胴部の長辺部分を径方向の内側に向けて反転変形させることが可能になり、押し込み量が過度に大きくなったり少なくなったりするのを抑制することができる。
そして、胴部の長辺部分を径方向の内側に向けて反転変形させたときに、スリットが容器本体内の内圧により拡開するので、スクイズ容器を吐出孔が下方を向く姿勢にしただけでは、内容物を吐出孔から漏出させにくくすることが可能になり、容器本体内の内容物がスリットを通して吐出孔から吐出される量をばらつき少なく安定させることができる。
さらに、胴部の長辺部分を、径方向の内側に向けて押し込んで、前記横断面視で直線状にしただけでは、スリットが拡開せず、胴部の長辺部分を、径方向の内側に向けて反転変形したときに、スリットが拡開することから、内容物が吐出されるときの容器本体の内圧を安定させることが可能になり、吐出される内容物の勢いも安定させることができる。
以上の作用効果が、例えば、容器本体の内側に、胴部の径方向の内側に向けた変形量を抑止する抑止部材を配設したり、胴部にボタン部を形成したりしなくても、容器本体と、吐出膜を有する吐出キャップと、を備える構成で奏されるので、構造の複雑化を抑えることができる。
ここで、前記胴部の長辺部分が、径方向の内側に向けて弾性変形する過程において、前記横断面視で、直線状から径方向の内側に向けて窪むように反転が開始したときに、前記スリットが拡開してもよい。
この場合、胴部の長辺部分が、径方向の内側に向けて弾性変形する過程において、前記横断面視で、直線状から径方向の内側に向けて窪むように反転が開始したときに、スリットが拡開するので、容器本体内の内容物がスリットを通して吐出孔から吐出される量および勢いを確実に安定させることができる。
また、前記胴部の前記横断面視において、前記長辺部分の曲率半径は、前記長方形状を構成する短辺部分の曲率半径より小さくてもよい。
この場合、前記横断面視において、胴部の長辺部分の曲率半径が、胴部の短辺部分の曲率半径より小さいので、胴部の長辺部分を径方向の内側に向けて押し込んだ時に、この長辺部分を径方向の内側に向けて反転変形させやすくすることができる。
また、前記胴部の長辺部分において、周方向の位置が同じ部分は、容器軸方向の全長にわたって径方向の位置が同等になってもよい。
この場合、胴部の長辺部分において、周方向の位置が同じ部分は、容器軸方向の全長にわたって径方向の位置が同等になっているので、胴部の長辺部分における容器軸方向の位置ごとで、径方向の内側に向けた押し込み量がばらつくのを抑制することが可能になり、内容物の吐出量を確実に安定させることができる。
また、前記吐出孔を開放可能に閉塞するオーバーキャップを備え、前記吐出キャップは、破断可能な弱化部を介して連結され、かつ前記吐出孔を閉塞する栓体を備え、前記オーバーキャップは、前記栓体を係止する係止部を備えてもよい。
この場合、吐出キャップが、破断可能な弱化部を介して連結され、かつ吐出孔を閉塞する栓体を備えるので、例えば吐出キャップにシール材を貼り付けて吐出孔を閉塞する場合と比べて、部品点数を低減することができる。
また、オーバーキャップが、栓体を係止する係止部を備えるので、オーバーキャップを外したときに、栓体もオーバーキャップとともに移動させることができる。これにより、オーバーキャップを外したときに、弱化部を破断することが可能になり、優れた開封操作性を具備させることができる。
また、係止部が、栓体の、オーバーキャップに対する下方移動を規制する場合、弱化部を破断して吐出孔を開放したときに、栓体を落下させずにオーバーキャップに保持させることができる。
本発明によれば、簡易な構成で、内容物の吐出量を安定させることができる。
本発明に係る一実施形態として示したスクイズ容器の一部断面を含む側面図である。 図1に示すスクイズ容器の拡大図である。 図1に示すスクイズ容器のA−A線矢視断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るスクイズ容器1について説明する。
スクイズ容器1は、図1に示されるように、内容物が収容される容器本体11と、吐出キャップ14と、を備える。
容器本体11は、有底筒状に形成された胴部15を備える。
以下、容器本体11の横断面の中央部を通る直線を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿って、容器本体11の口部12側を上側といい、容器本体11の底部側を下側という。また、容器軸O方向から見て、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
胴部15は、図3に示されるように、容器軸Oに直交する横断面視で長方形状を呈する。
胴部15において、前記横断面視で呈する長方形状を構成する長辺部分15aは、径方向の外側に向けて突となるように湾曲し、径方向の内側に向けて弾性変形可能に形成されている。前記横断面視において、胴部15の長辺部分15aの曲率半径は、径方向の内側に向けて押し込む前と、径方向の内側に向けて押し込んで反転変形させたときと、では逆向きで同等の大きさとなっている。
胴部15において、前記横断面視で呈する長方形状を構成する短辺部分15bは、径方向の外側に向けて突となるように湾曲し、径方向の内側に向けて弾性変形可能に形成されている。なお、胴部15の短辺部分15bとしては、弾性変形しないか、あるいは弾性変形しても、容器本体11の内圧が実質的に上昇しない程度の変形量に限られる構成を採用してもよい。また、胴部15の短辺部分15bとして、例えば、前記横断面視で直線状に延びる構成等を採用してもよい。
前記横断面視において、胴部15の長辺部分15aの曲率半径は、胴部15の短辺部分15bの曲率半径より小さい。
胴部15の長辺部分15aにおいて、周方向の位置が同じ部分は、容器軸O方向の全長にわたって径方向の位置が同等になっている。図示の例では、胴部15の短辺部分15bも、周方向の位置が同じ部分では、容器軸O方向の全長にわたって径方向の位置が同等になっている。
なお、前記横断面視において、胴部15の長辺部分15aの曲率半径を、胴部15の短辺部分15bの曲率半径以上としてもよい。
また、胴部15の長辺部分15aおよび短辺部分15bとして、例えば、容器軸O方向の外側から内側に向かうに従い漸次、径方向の外側、若しくは内側に向けて延びる構成、または、容器軸O方向の一方側から他方側に向かうに従い漸次、径方向の外側に向けて延びる構成等を採用してもよい。
吐出キャップ14は、容器本体11の口部12に装着されるとともに、内容物が吐出される吐出孔13が形成された本体部16を備える。本体部16は有頂筒状に形成され、周壁部17は、下方から上方に向かうに従い漸次、段階的に縮径された多段の筒状に形成されている。本体部16は、容器軸Oと同軸に配置されている。
本体部16の天壁部20に吐出孔13が形成されている。吐出孔13は、容器軸Oと同軸に配置されている。本体部16の天壁部20における吐出孔13の開口周縁部に、上方に向けて突出する吐出筒18が形成されている。吐出筒18は、容器軸Oと同軸に配置されている。
吐出キャップ14は、破断可能な弱化部を介して連結され、かつ吐出孔13を閉塞する栓体19を備える。
図示の例では、栓体19は、有底筒状に形成され、吐出孔13の内周面に弱化部を介して連結されている。栓体19は容器軸Oと同軸に配置され、栓体19の下端部と吐出孔13の内周面とが弱化部を介して連結されている。栓体19の上端開口縁は、吐出筒18の上端開口縁より下方に位置している。
周壁部17は、最下部に位置し、かつ容器本体11の口部12に外嵌された装着筒17aと、装着筒17aの上方に配置され、かつ装着筒17aより小径に形成された雄ねじ筒17bと、本体部16の天壁部20と雄ねじ筒17bとを連結する中間筒部17hと、を備える。
装着筒17aの上端部と、雄ねじ筒17bの下端部と、は、第1フランジ部17gを介して連結されている。第1フランジ部17gは、容器本体11の口部12の上端開口縁に配置されている。第1フランジ部17gにおける径方向の内端部は、口部12の上端開口縁より径方向の内側に位置している。第1フランジ部17gにおいて、口部12の上端開口縁より径方向の内側に位置する部分に、下方に向けて突出し、口部12内に嵌合されたシール筒17fが形成されている。
中間筒部17hは、雄ねじ筒17bにおける容器軸O方向の中間部から径方向の内側に向けて突出した第2フランジ部17iと、第2フランジ部17iにおける径方向の内端部から上方に向けて突出した第1筒部17jと、第1筒部17jの上端部から径方向の内側に向けて突出した第3フランジ部17cと、第3フランジ部17cにおける径方向の内端部から上方に向けて突出し本体部16の天壁部20の外周縁に至る第2筒部17mと、を備える。
第2フランジ部17iに、下方に向けて突出する受筒17dが形成されている。受筒17dは、第1筒部17jより径方向の外側に位置している。受筒17dの下端部は、雄ねじ筒17bの下端より上方に位置している。
第3フランジ部17c、および雄ねじ筒17bの上端部それぞれの容器軸O方向の位置は、互いに同等になっている。
周壁部17は、装着筒17aの下端開口縁に破断可能な弱化部を介して連結され、かつ口部12に形成された係止突起にこの係止突起の下方から係止された分別用リング17eを備える。分別用リング17eは、容器本体11から吐出キャップ14を分別する際に、弱化部を破断することで、容器本体11および吐出キャップ14から離脱される。分別用リング17eの少なくとも一部は、装着筒17aより径方向の外側に位置している。
吐出キャップ14は、容器本体11内と吐出孔13との連通を遮断するとともに、拡開時に容器本体11内と吐出孔13とを連通するスリット21が形成された弾性変形可能な吐出膜22を備える。
吐出膜22は、吐出孔13の直下に配置され、吐出孔13の全体と容器軸O方向で対向している。吐出膜22は、容器軸Oと同軸に配置された薄肉の円板状に形成されている。吐出膜22は、下方に向けて突となるように湾曲している。吐出膜22の外周縁部には、下方に向けて突出する脚筒部22aが形成されている。脚筒部22aのうち、下部は上部より径方向の厚さが厚くなっている。脚筒部22aのうち、下部は上部より径方向の外側に突出している。脚筒部22aの上部は、周壁部17の第2筒部17m内に配置されている。
吐出キャップ14は、吐出膜22を吐出膜22の下方から支持する支持体23を備える。支持体23は、環状に形成されるとともに、容器軸Oと同軸に配置されている。支持体23は、周壁部17の受筒17d内に嵌合されている。支持体23の上面と、周壁部17の第3フランジ部17cの下面と、が容器軸O方向で対向している。支持体23の上面と、周壁部17の第3フランジ部17cの下面と、により、吐出膜22の脚筒部22aの下部が、容器軸O方向に挟まれて固定されている。支持体23の内側は、容器本体11内と吐出膜22の下面側とを連通している。支持体23の上面における開口周縁部には、上方に向けて延び、吐出膜22の脚筒部22a内に挿入された案内筒23aが形成されている。案内筒23aの上端開口は、全域にわたって、吐出膜22の下面と容器軸O方向で対向している。案内筒23aの上端開口縁は、周壁部17の第3フランジ部17cの下面と容器軸O方向の位置が同等になっている。
スクイズ容器1は、吐出孔13を開放可能に閉塞するオーバーキャップ24を備える。オーバーキャップ24は、有頂筒状に形成されている。その周壁部は、内筒25aと外筒25bとを有する二重筒状に形成されている。
オーバーキャップ24は、外筒25bの下端開口縁に破断可能な弱化部を介して連結され、かつ吐出キャップ14の装着筒17aの外周面に、周方向および上方の移動が規制された状態で装着された固定リング24aを備える。固定リング24aは、吐出キャップ14の分別用リング17eの直上に位置し、固定リング24aと分別用リング17eとは、容器軸O方向で互いに近接している。
内筒25aの内周面に、吐出キャップ14の雄ねじ筒17bに着脱可能に螺着された雌ねじ部が形成されている。内筒25a、および吐出キャップ14の周壁部17には、オーバーキャップ24が吐出キャップ14の雄ねじ筒17bに螺着された状態で、互いに係合することで、オーバーキャップ24の、雄ねじ筒17bに対するこれ以上の締め込みを規制する規制部が各別に配設されている。
オーバーキャップ24の頂壁部には、下方に向けて延び、吐出筒18内に離脱可能に嵌合された嵌合筒24bと、下方に向けて延び、有底筒状に形成された栓体19の内側に離脱不能に嵌合された第1係止部24cと、が形成されている。
第1係止部24cは、嵌合筒24bの内側に配置されている。嵌合筒24bおよび第1係止部24cは、容器軸Oと同軸に配置されている。第1係止部24cは、栓体19のオーバーキャップ24に対する下方移動を規制する。
嵌合筒24bの内周面に、栓体19の外周面に形成された被係止部19aが係止される第2係止部24dが形成されている。第2係止部24dおよび被係止部19aは、オーバーキャップ24および栓体19の相対的な周方向の移動を規制する。
そして、本実施形態では、胴部15の長辺部分15aを、径方向の内側に向けて反転変形させたときに、スリット21が拡開する。図示の例では、胴部15の長辺部分15aが、径方向の内側に向けて弾性変形する過程において、前記横断面視で、直線状から径方向の内側に向けて窪むように反転が開始したときに、スリット21が拡開する。
すなわち、容器本体11内が空の状態では、胴部15の長辺部分15aが、径方向の内側に向けて弾性変形する過程において、前記横断面視で、径方向の外側に向けて突の曲面状から直線状になったときには、スリット21が拡開しないように構成されている。ただし、内容物が充填された容器本体11を吐出孔13が下方を向く姿勢にした状態では、胴部15の長辺部分15aが、径方向の内側に向けて弾性変形する過程において、前記横断面視で、径方向の外側に向けて突の曲面状から直線状になる前であっても、スリット21が拡開する場合がある。
なお、胴部15の長辺部分15aの径方向の内側に向けた反転変形が完了したときに、スリット21が拡開するようにしてもよい。また、スリット21は、胴部15の長辺部分15aが、径方向の内側に向けて弾性変形する過程において、前記横断面視で、直線状から径方向の内側に向けて窪むように反転が開始したときと、この反転変形が完了したときと、の間に、拡開してもよい。
次に、以上のように構成されたスクイズ容器1の実施例について説明する。
容器本体11の内容量は約300mlとし、容器本体11の高さを約150mmとし、胴部15における最小肉厚を約0.6mmとした。容器本体11内が空の状態で、胴部15の長辺部分15aを径方向の内側に向けて押圧したときに、この長辺部分15aが、前記横断面視で直線状になったときに、容器本体11の内圧が、胴部15を押圧する前と比べて約3kPa上昇した。また、容器本体11内が空の状態で、図3の二点鎖線に示されるように、胴部15の長辺部分15aの、径方向の内側に向けた反転変形が完了したときに、容器本体11の内圧が、胴部15を押圧する前と比べて約5kPa上昇した。そして、容器本体11の内圧が、胴部15を押圧する前と比べて約4.5kPa上昇したときに、スリット21が拡開した。
以上説明したように、本実施形態によるスクイズ容器1によれば、胴部15の長辺部分15aが、径方向の外側に向けて突となるように湾曲し、径方向の内側に向けて弾性変形可能に形成されているので、内容物を吐出する際に、この長辺部分15aを径方向の内側に向けて押し込んだ時に、胴部15の長辺部分15aを径方向の内側に向けて反転変形させることが可能になり、押し込み量が過度に大きくなったり少なくなったりするのを抑制することができる。
そして、胴部15の長辺部分15aを径方向の内側に向けて反転変形させたときに、スリット21が容器本体11内の内圧により拡開するので、スクイズ容器1を吐出孔13が下方を向く姿勢にしただけでは、内容物を吐出孔13から漏出させにくくすることが可能になり、容器本体11内の内容物がスリット21を通して吐出孔13から吐出される量をばらつき少なく安定させることができる。
さらに、胴部15の長辺部分15aを、径方向の内側に向けて押し込んで、前記横断面視で直線状にしただけでは、スリット21が拡開せず、胴部15の長辺部分15aを、径方向の内側に向けて反転変形したときに、スリット21が拡開することから、内容物が吐出されるときの容器本体11の内圧を安定させることが可能になり、吐出される内容物の勢いも安定させることができる。
以上の作用効果が、例えば、容器本体11の内側に、胴部15の径方向の内側に向けた変形量を抑止する抑止部材を配設したり、胴部15にボタン部を形成したりしなくても、容器本体11と、吐出膜22を有する吐出キャップ14と、を備える構成で奏されるので、構造の複雑化を抑えることができる。
また、胴部15の長辺部分15aが、径方向の内側に向けて弾性変形する過程において、前記横断面視で、直線状から径方向の内側に向けて窪むように反転が開始したときに、スリット21が拡開するので、容器本体11内の内容物がスリット21を通して吐出孔13から吐出される量および勢いを確実に安定させることができる。
また、前記横断面視において、胴部15の長辺部分15aの曲率半径が、胴部15の短辺部分15bの曲率半径より小さいので、胴部15の長辺部分15aを径方向の内側に向けて押し込んだ時に、この長辺部分15aを径方向の内側に向けて反転変形させやすくすることができる。
また、胴部15の長辺部分15aにおいて、周方向の位置が同じ部分は、容器軸O方向の全長にわたって径方向の位置が同等になっているので、胴部15の長辺部分15aにおける容器軸O方向の位置ごとで、径方向の内側に向けた押し込み量がばらつくのを抑制することが可能になり、内容物の吐出量を確実に安定させることができる。
また、吐出キャップ14が、破断可能な弱化部を介して連結され、かつ吐出孔13を閉塞する栓体19を備えるので、例えば吐出キャップ14にシール材を貼り付けて吐出孔13を閉塞する場合と比べて、部品点数を低減することができる。
また、オーバーキャップ24が、栓体19を係止する第1係止部24c、および第2係止部24dを備えるので、オーバーキャップ24を外したときに、栓体19もオーバーキャップ24とともに移動させることができる。これにより、オーバーキャップ24を外したときに、弱化部を破断することが可能になり、優れた開封操作性を具備させることができる。
また、第1係止部24cが、栓体19の、オーバーキャップ24に対する下方移動を規制するので、弱化部を破断して吐出孔13を開放したときに、栓体19を落下させずにオーバーキャップ24に保持させることができる。
また、前記横断面視において、胴部15の長辺部分15aの曲率半径が、径方向の内側に向けて押し込む前と、径方向の内側に向けて押し込んで反転変形させたときと、では逆向きで同等の大きさとなっているので、この長辺部分15aの径方向の内側に向けた押し込み量を確実に安定させることが可能になり、吐出孔13から吐出される内容物の量を高精度にすることができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば前記実施形態では、吐出キャップ14として、栓体19を備える構成を示したが、栓体19を有しない構成を採用する等適宜変更してもよい。吐出キャップ14に、吐出孔13を閉塞するシール材を貼り付けてもよい。
また、オーバーキャップ24を有しないスクイズ容器1を採用してもよい。
また、胴部15の長辺部分15aが、径方向の内側に向けて弾性変形する過程において、前記横断面視で、直線状になる前にスリット21が拡開してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 スクイズ容器
11 容器本体
12 口部
13 吐出孔
14 吐出キャップ
15 胴部
15a 長辺部分
15b 短辺部分
19 栓体
21 スリット
22 吐出膜
24 オーバーキャップ
24c 第1係止部(係止部)
24d 第2係止部(係止部)
O 容器軸

Claims (5)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されるとともに、内容物が吐出される吐出孔が形成された吐出キャップと、を備え、
    前記吐出キャップは、前記容器本体内と前記吐出孔との連通を遮断するとともに、拡開時に前記容器本体内と前記吐出孔とを連通するスリットが形成された弾性変形可能な吐出膜を備え、
    前記容器本体の胴部は、容器軸に直交する横断面視で長方形状を呈し、
    前記胴部において、前記横断面視で呈する長方形状を構成する長辺部分は、径方向の外側に向けて突となるように湾曲し、径方向の内側に向けて弾性変形可能に形成され、
    前記胴部の長辺部分が径方向の内側に向けて反転変形したときに、前記スリットが拡開することを特徴とするスクイズ容器。
  2. 前記胴部の長辺部分が、径方向の内側に向けて弾性変形する過程において、前記横断面視で、直線状から径方向の内側に向けて窪むように反転が開始したときに、前記スリットが拡開することを特徴とする請求項1に記載のスクイズ容器。
  3. 前記胴部の前記横断面視において、前記長辺部分の曲率半径は、前記長方形状を構成する短辺部分の曲率半径より小さいことを特徴とする請求項1または2に記載のスクイズ容器。
  4. 前記胴部の長辺部分において、周方向の位置が同じ部分は、容器軸方向の全長にわたって径方向の位置が同等になっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスクイズ容器。
  5. 前記吐出孔を開放可能に閉塞するオーバーキャップを備え、
    前記吐出キャップは、破断可能な弱化部を介して連結され、かつ前記吐出孔を閉塞する栓体を備え、
    前記オーバーキャップは、前記栓体を係止する係止部を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスクイズ容器。
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