JP2019111062A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】係員の操作による表示をいち早く行うこと。【解決手段】第1画像を表示するための第1設定が完了した後、遊技者により操作可能な第1操作部の操作に基づいて第1画像を表示手段に表示させることが可能であるとともに、第2画像を表示するための第2設定が完了した後、遊技者と異なる係員により操作可能な第2操作部の操作に基づいて第2画像を表示手段に表示させることが可能であり(t18)、電源が投入された後、第1設定が完了するタイミングよりも、第2設定が完了するタイミングの方が早くなるように設定を行い、第1設定が完了するまで表示手段の表示態様が特定態様となるように制御する一方、第1設定が完了する前に第2操作部が操作された場合は第2画像を表示させる(t18)。【選択図】図5

Description

本発明は、遊技を行うことが可能な遊技機に関する。
遊技機として、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数種
類の識別情報の可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球などの遊技媒体を発射装置
によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口などの始動領域に遊技媒
体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機などがある
このような遊技機として、電源投入後に、表示に関する準備中である旨を示すローディ
ング画像を表示するものがあった(たとえば、特許文献1)。
特開2016−123680号公報
しかしながら、特許文献1の遊技機の場合、表示の準備が完了するまではローディング
画面が表示され、遊技店の係員が操作しても他の表示が行われることがなかった。
この発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、係員の操作よる
表示をいち早く行うことが可能な遊技機を提供することである。
(1) 遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、スロットマシン,パチンコ遊技機
などの遊技機1)であって、
表示手段(たとえば、液晶表示器51)と、
前記表示手段を制御可能な制御手段(たとえば、メイン制御部41、サブ制御部91)
と、
遊技者により操作可能な第1操作部(たとえば、遊技者メニューを表示させるための操
作部)と、
前記遊技者と異なる係員により操作可能な第2操作部(たとえば、管理者メニューを表
示させるための設定キースイッチ)とを備え、
前記制御手段は、
第1画像を表示するための第1設定が完了した後、前記第1操作部の操作に基づいて
前記第1画像(たとえば、遊技者メニュー画面)を前記表示手段に表示させることが可能
である(たとえば、図4のt22)とともに、第2画像を表示するための第2設定が完了
した後、前記第2操作部の操作に基づいて前記第2画像(たとえば、管理者メニュー画面
)を前記表示手段に表示させることが可能であり(たとえば、図5のt18)、
電源が投入された後、前記第1画像を表示するための第1設定が完了するタイミング
よりも、前記第2画像を表示するための第2設定が完了するタイミングの方が早くなるよ
うに設定を行い(たとえば、図3、図5参照)、
前記第1設定が完了するまで前記表示手段の表示態様が特定態様(たとえば、図3か
ら図5の準備中画面。非表示)となるように制御する(たとえば、図3から図5参照)一
方、前記第1設定が完了する前に前記第2操作部が操作された場合は前記第2画像を表示
させる(たとえば、図5のt18)。
(2) 上記(1)の遊技機において、
前記第2画像を表示するために用いられる第2データの大きさは、前記第1画像を表示
するために用いられる第1データの大きさよりも小さい。
(3) 上記(1)または(2)の遊技機において、
前記特定態様は、前記表示手段に特定画像(たとえば、図3から図5の準備中画面のよ
うな、ローディング中に表示される画像、設定が完了するまでの時間を特定可能な画像)
が表示された態様である。
(4) 上記(3)の遊技機において、
前記制御手段は、前記第1設定が完了する前に前記第2操作部が操作されて前記第2画
像を表示させた後、該第2画像の表示を終了するときに前記第1設定が未だ完了していな
い場合、前記特定画像を表示させる(たとえば、図3のt16)。
(5) 上記(1)から(4)のいずれかの遊技機において、
前記表示手段と異なる他の演出手段(たとえば、LED52、スピーカ)をさらに備え

前記制御手段は、
前記第1画像の前記表示手段への表示に応じて、第1対応報知(たとえば、LED5
2を点滅させる報知)を実行するよう前記演出手段を制御することが可能であり(たとえ
ば、図4のt22)、
前記第1設定が完了するタイミングよりも前に前記第1操作部が操作された場合、前
記第1対応報知を実行するよう前記演出手段を制御する(たとえば、図3のt14)。
図1(A)は、本実施形態に係る遊技機の主な内部構成の一例を示す図であり、図1(B)は、遊技機の正面図である。 起動時点灯の実行例を説明するためのタイミングチャートである。 準備期間の前後の表示を説明するための第1のタイミングチャートである。 準備期間の前後の表示を説明するための第2のタイミングチャートである。 準備期間の前後の表示を説明するための第3のタイミングチャートである。
本発明に係る遊技機1を実施するための形態を、図面を参照して以下に説明する。
[遊技機1の主な内部構成]
図1(A)は、本実施形態に係る遊技機1の主な内部構成の一例を示す図である。遊技
機1は、たとえば、スロットマシンやパチンコ遊技機である。図1に示すように、遊技機
1は、遊技の進行を制御するメイン制御部41と、演出を制御するサブ制御部91とを備
える。
メイン制御部41には、操作部7が接続されている。遊技機1は、後述の通常制御中に
なると、遊技者による操作部7の操作により、遊技を行うことが可能となる。遊技機1が
スロットマシンである場合には、操作部7は、賭数を設定可能な賭数設定ボタン、リール
を回転開始するためのスタートスイッチ、リールを停止させるためのストップスイッチな
どである。また、遊技機1がパチンコ遊技機の場合には、遊技玉を発射するための打球操
作ハンドルである。
サブ制御部91は、演出を行うための各種の制御を行うとともに、サブ制御部91に接
続された下パネル50、液晶表示器51、LED52、役物200などの遊技部品の制御
を行う。なお、図1は、あくまで一例であり、遊技機1の内部にはその他の構成も設けら
れている。
メイン制御部41は、遊技の進行に応じて、開始コマンドなどの各種コマンドを出力す
る。サブ制御部91は、メイン制御部41から出力されたコマンドの制御情報に基づいて
演出の制御を行う。演出は、たとえば、下パネル50、液晶表示器51、LED52、役
物200などを用いて行われる。また、これに限らず、演出は、スピーカが用いられても
よい。
図1(B)は、遊技機の正面図である。図1(B)においては、遊技機1において後述
の起動時点灯が実行されている様子が示されている。下パネル50の表示領域は、液晶表
示器51の表示領域よりも広い。
役物200は、遮蔽部材の一例である。遮蔽部材とは、液晶表示器51の前面側に設置
されており、液晶表示器51の画面の一部を遮蔽するように駆動する部材である。役物2
00は、たとえば、左右に駆動可能である。演出時には、役物200は、液晶画面の中央
の演出位置に移動する。サブ制御部91は、遊技機1への電源投入後に開始コマンドを受
信したときに、役物200に初期動作を開始させる。役物200は、たとえば、初期動作
として、液晶表示器51の一端の位置まで移動した後に、また元の他端に戻る動作を行う
また、遊技者の操作部7の操作によって遊技が開始した後、遊技の結果に応じて遊技者
にとって有利な有利状態に移行可能である。遊技機1がスロットマシンである場合には、
リールの停止により導出された図柄に応じて有利状態へ移行する。また、遊技機1がパチ
ンコ遊技機の場合には、遊技球が始動入賞口へ入賞することにより図柄の変動表示を開始
し、変動表示が終了して導出された図柄に応じて有利状態へ移行する。
有利状態は、たとえば、スロットマシンにおいては、小役の当選確率が向上するボーナ
ス、あるいは、遊技者にとって有利な操作手順を報知してナビが行われるATなどである
。また、パチンコ遊技機においては、遊技者にとって有利なラウンド遊技を所定回数実行
可能となる大当り遊技状態である。
メイン制御部41により有利状態への移行が決定されると、サブ制御部91は、有利状
態への移行を示唆する示唆演出が実行可能となる。示唆演出は、遊技の結果を示唆する演
出の一例である。遊技の結果を示唆する演出とは、遊技を行った結果がどのようになるか
を示唆する演出である。遊技の結果を示唆する演出は、たとえば、スロットマシンにおい
ては、小役が当選したこと、あるいは小役が当選しなかったことを示唆する演出である。
示唆演出は、たとえば、スロットマシンにおいては、AT当選を示唆するために複数ゲー
ムに亘って実行される連続演出である。パチンコ遊技機においては、大当り遊技状態への
移行を示唆するリーチ演出である。示唆演出は、有利状態への移行が決定されなかったと
きにおいても実行されることがある。
遊技の結果を示唆する演出においては、たとえば、液晶表示器51を用いた演出により
遊技者に遊技の結果を示唆する。また、遊技の結果を示唆する演出において、下パネル5
0の点滅、LED52の点滅、および役物200の演出位置への移動といった演出も実行
可能である。
[起動時点灯]
本実施の形態においては、サブ制御部91は、下パネル50に起動時点灯をさせる。起
動時点灯とは、サブ制御部91の起動期間において、下パネル50が点灯することである
。また、起動時点灯は、遊技機の電源が起動していることを遊技者に示す一種の演出であ
る。起動期間とは、サブ制御部91が起動処理を行っている期間である。起動期間におい
ては、液晶表示器51に何ら画像が表示されない。起動処理とは、サブ制御部91が初期
化処理などを実行する処理のことである。
初期化処理は、液晶表示器51、LED52、役物200の制御を行うための初期化処
理を含む。しかし、下パネル50は初期化処理を必要とすることなく点灯可能である。こ
のため、サブ制御部91は、起動処理において初期化処理を実行する前に、下パネル50
を点灯させる。
本実施の形態においては、起動期間が終了すると、準備期間に移行する。また、後述す
る通常制御中になると、準備期間は終了する。
起動期間が終了するまでは、サブ制御部91は初期化処理などを行っているため、液晶
表示器51では画像が表示できない。一方で、準備期間においては、液晶表示器51では
画像が表示可能となる。
準備期間においては、サブ制御部91が表示制御の準備を行っているため、液晶表示器
51において演出画像などを表示できない。また、準備期間は、メイン制御部41が起動
処理を完了することで終了する。したがって、サブ制御部91において表示制御の準備が
完了したとしても、メイン制御部41から後述する開始コマンドを受信するまでは、液晶
表示器51において演出画像などを表示することができない。
準備期間において、液晶表示器51は、準備中画像を表示する。準備中画像とは、サブ
制御部91が実行する画像の表示制御の準備を行っている旨を示す画像である。画像の表
示制御の準備とは、たとえば、画像データを、予め記憶している記憶領域から作業用の記
憶領域に転送させるための処理である。
また、遊技機1に対する電源供給が開始された後、メイン制御部41においても初期化
処理などを実行する起動処理を実行する。初期化処理には、操作部7の制御を行うための
初期化処理を含む。メイン制御部41が起動処理を完了させると、遊技を進行させるため
の制御が可能となる。以下、遊技を進行させるための制御を「通常制御」と称し、遊技を
進行させるための制御が可能な状態を「通常制御中」と称する。
通常制御が開始可能になると、メイン制御部41は、開始コマンドをサブ制御部91に
出力する。開始コマンドとは、通常制御の開始を示すコマンドである。サブ制御部91は
、メイン制御部41から開始コマンドを受信すると、液晶表示器51に通常制御中である
ことを示す表示をさせる。
[起動時点灯の実行タイミング]
図2は、起動時点灯の実行例を説明するためのタイミングチャートである。tは、事象
の発生したタイミングを示す。また、図2では、上から順に、遊技機1への電源の投入有
無、開始コマンド出力有無、液晶表示器51の表示例、下パネル50の点灯有無および点
灯態様、LED52の発光有無および発光態様、および、役物200の動作を示す。
t1以前は、遊技機1には電源が供給されていない。このとき、液晶表示器51にも電
源が供給されていないため、画面上は何も表示されない。
t1において、遊技機1に対する電源供給が開始されると、メイン制御部41は起動処
理を開始するとともに、サブ制御部91においても起動処理を開始する。
メイン制御部41は、メイン制御部41の起動処理が終了するまでの間は、メイン制御
部41に接続された操作部7の操作を有効化しない。また、サブ制御部91は、サブ制御
部91の起動処理が終了するまでの間は、サブ制御部91に接続された液晶表示器51、
LED52および役物200は動作を開始させない。
しかし、下パネル50は、サブ制御部の起動処理の終了を待つことなく、遊技機1への
電源供給開始直後に点灯可能となる。このため、電源供給が開始されたt1において、下
パネル50は起動時点灯を行う(点灯する)。
t2において、サブ制御部91の起動処理が終了すると、起動期間が終了する。すなわ
ち、t1〜t2の期間が起動期間である。起動期間が終了すると、準備期間となり、液晶
表示器51において、準備中画像が表示される。
t2において、下パネル50は、起動時点灯を終了する(消灯する)。また、t2にお
いて、LED52は、点灯を開始する。起動処理が終了したt2において、サブ制御部9
1はLED52の点灯制御を実行可能となるためである。
一方、メイン制御部41の起動処理が完了すると、t3において、通常制御中になる。
これにより遊技に関する操作が可能な状態になり、操作部7への操作の受付が有効化され
る。また、このとき、メイン制御部41は、開始コマンドをサブ制御部91に出力する。
サブ制御部91は、t4において開始コマンドを受信すると、液晶表示器51に、通常
制御中であることを示す画像を表示させる。また、サブ制御部91の開始コマンドを受信
により、役物200は、初期動作を開始する。
t5において、役物200の初期動作が終了すると、役物200は通常位置(たとえば
、液晶表示器51の一端の位置)で停止する。なお、役物200は、液晶表示器51に準
備中画像が表示された状態であっても、開始コマンドを受信していれば、初期動作を開始
させるようにしてもよい。
t6において、有利状態への移行を示唆する示唆演出が開始されたとする。このとき、
液晶表示器51において、たとえば、敵キャラクタと味方キャラクタとが戦う画像が表示
される示唆演出が行われる。下パネル50やLED52は、点滅による演出を行う。役物
200は、演出位置へ移動する。
t7において、示唆演出が終了すると液晶表示器51、下パネル50、LED52、お
よび役物200は、それぞれ元の状態に戻る。
ここで、t6〜t7において、下パネル50は示唆演出のような遊技の結果を示唆する
演出を行ったが、下パネル50は常に遊技の結果を示唆する演出を実行するわけではない
。下パネル50において遊技の結果を示唆する演出が実行される頻度は、液晶表示器51
において遊技の結果を示唆する演出が実行される頻度よりも低い。
また、下パネル50は、遊技の結果を示唆する演出などに一切使われないようにしても
よい。たとえば、下パネル50に遊技機1の機種名などが記載されており、これらの情報
を見やすく表示するためだけに、下パネル50を点灯させてもよい。
また、上述したように、液晶表示器51では、t3でメイン制御部41から出力された
開始コマンドに基づき通常制御中の表示が行われるのに対し、下パネル50では、開始コ
マンド受信前のt1において起動時点灯を実行することができる。
図3は、準備期間の前後の表示を説明するための第1のタイミングチャートである。図
4は、準備期間の前後の表示を説明するための第2のタイミングチャートである。図3お
よび図4を参照して、tは事象の発生タイミングを示す。各タイミングチャートは、上か
ら順に、遊技機1への電源の投入の有無、遊技者向け表示条件の成立/不成立、管理者向
け表示条件の成立/不成立、液晶表示器51の表示の遷移、および、LED52の発光有
無および発光態様を示す。
t11以前は、遊技機1には電源が投入されておらず、電力が供給されていない。この
ため、液晶表示器51の画面には何も表示されない。
t11において、遊技機1に電源が投入され、電力が供給されると、メイン制御部41
およびサブ制御部91は、起動処理を開始する。
メイン制御部41は、メイン制御部41の起動処理が終了するまでの間は、メイン制御
部41に接続された操作部7の操作を有効化しない。また、サブ制御部91は、サブ制御
部91の起動処理が終了するまでの間は、サブ制御部91に接続された液晶表示器51お
よびLED52は動作を開始させない。メイン制御部41の起動処理の方が、サブ制御部
91の起動処理よりも早く終了する。
起動処理が終了したt12において、サブ制御部91は、LED52を制御して点灯を
開始させる。また、t12において、サブ制御部91は、液晶表示器51を制御して準備
期間であることを示す準備中画像の表示を開始させる。
準備期間は、遊技中の液晶表示器51への演出画像の表示を効率良く実行するため、予
め演出画像の表示のための準備をする期間である。たとえば、準備として、演出画像を生
成するための画像データを、予め記憶している記憶領域から、高速で読書きが可能な作業
用の記憶領域に転送させて展開する処理を実行する。
準備期間のうちt12からt13において、サブ制御部91は、管理者向けの表示のた
めの準備をする。この期間を管理者向け表示準備期間と呼ぶ。管理者とは、遊技者とは異
なる者であって、遊技機を管理し得る者、具体的には、遊技機の製造、販売、流通、およ
び、運用に携る係員であり、たとえば、遊技店の店員、および、遊技機メーカの販売や製
造の社員である。
管理者向けの表示としては、たとえば、管理者メニュー画面、エラー画面、および、テ
スト画面の表示が含まれる。管理者メニュー画面は、管理者が設定可能な様々な設定項目
(時刻,エラー履歴,設定履歴,省電力設定など)を設定するための画面である。エラー
画面は、エラーが発生したことを管理者等に報知するための画面である。テスト画面は、
液晶表示器51の表示が正常か否かを管理者が確認するためのテストパターンが表示され
た画面である。
準備期間のうちt13から図4のt21において、サブ制御部91は、遊技者向けの表
示のための準備をする。この期間を遊技者向け表示準備期間と呼ぶ。遊技者向けの表示と
しては、たとえば、遊技者メニュー画面、および、遊技の演出画像(通常時演出画像,予
告演出画像,大当り演出画像など)の表示が含まれる。遊技者メニュー画面は、遊技者が
設定可能な様々な設定項目(音量,光量,演出頻度,遊技履歴蓄積機能など)を設定する
ための画面である。
遊技者向けの表示は、仮想3次元空間への配置に長い演算時間が必要なポリゴンなどに
よる3次元画像のような複雑な演出画像が含まれるため、遊技者向けの表示に用いられる
データの大きさは、2次元画像のような単純な画像である管理者向けの表示に用いられる
データの大きさよりも大きい。このため、遊技者向けの表示に用いられるデータを準備す
るためには、管理者向けの表示に用いられるデータを準備する期間よりも長い時間が掛か
る。なお、管理者向けの表示に用いられるデータは、遊技用のプログラムと同じ記憶領域
に記憶されるようにしてもよい。これにより、管理者向けの表示に用いられるデータを準
備するための期間をさらに短くすることができる。
サブ制御部91は、t12からt21までの間、原則、液晶表示器51を制御して、準
備中画像を表示させる。ただし、管理者向け表示準備期間が完了した後であって遊技者向
け表示準備期間が完了する前の準備中画像の表示中に、管理者向けの表示をする条件であ
る管理者向け表示条件(ここでは、エラーの発生に応じて成立するエラー画面表示条件)
が成立した場合(ここでは、t16において)、サブ制御部91は、液晶表示器51を制
御して、成立した表示条件に応じた画面(ここでは、エラー画面)を表示させ、LED5
2を制御して点滅させる。
管理者向け表示条件が不成立(ここでは、エラーの解消に応じてエラー画面表示条件が
不成立)となった場合(ここでは、t17において)、サブ制御部91は、LED52を
点滅状態から点灯状態に戻し、未だに遊技者向け表示準備期間であれば、液晶表示器51
の管理者向けの表示を準備中画像に戻す。
一方、管理者向け表示準備期間が完了した後であって遊技者向け表示準備期間が完了す
る前の準備中画像の表示中に(ここでは、t14において)、遊技者向けの表示をする条
件である遊技者向け表示条件(ここでは、遊技者メニューを表示させるための操作部が操
作されたことにより成立する遊技者メニュー表示条件)が成立した場合であっても、サブ
制御部91は、成立した表示条件に応じた画面(ここでは、遊技者メニュー画面)を表示
させず、液晶表示器51に準備中画像を表示させたままとする。
ただし、管理者向け表示準備期間が完了した後であって遊技者向け表示準備期間が完了
する前の準備中画像の表示中に、遊技者向けの表示をする条件である遊技者向け表示条件
(ここでは、遊技者メニュー表示条件)が成立した場合(ここでは、t14において)、
サブ制御部91は、LED52を制御して点滅させる。
遊技者向け表示条件が不成立となった場合(ここでは、t15において)、サブ制御部
91は、LED52を点滅状態から点灯状態に戻す。この点滅によって、液晶表示器51
によって遊技者向け表示条件が成立したことを報知できない場合であっても、遊技者向け
表示条件が成立したことを報知することができる。その結果、遊技者向け表示条件が成立
しているのに何も反応が無い完全無反応な状態になることを防止できる。
遊技者向け表示準備期間が完了すると(ここでは、t21において)、遊技の演出画像
が表示可能な通常制御中となる。このときに、サブ制御部91が、演出制御のプログラム
を実行することによって、遊技者向け表示条件としての演出画像表示条件が成立する。演
出画像表示条件が成立した場合(ここでは、t21において)、サブ制御部91は、液晶
表示器51を制御して演出画像を表示させる。
通常制御中に、遊技者向け表示条件(ここでは、遊技者メニュー表示条件)が成立した
場合(ここでは、t22において)、サブ制御部91は、液晶表示器51を制御して、成
立した表示条件に応じた画面(ここでは、遊技者メニュー画面)を表示させ、LED52
を制御して点滅させる。遊技者メニュー表示条件が不成立となった場合(ここでは、t2
3において)、即、遊技者向け表示条件として演出画像表示条件が成立し、サブ制御部9
1は、LED52を点滅状態から点灯状態に戻し、液晶表示器51を制御して演出画像を
表示させる。
通常制御中に、管理者向け表示条件(ここでは、エラーの発生に応じてエラー画面表示
条件)が成立した場合(ここでは、t24において)、サブ制御部91は、液晶表示器5
1を制御して、成立した表示条件に応じた画面(ここでは、エラー画面)を表示させ、L
ED52を制御して点滅させる。エラーが解消してエラー画面表示条件が不成立となった
場合(ここでは、t25において)、即、遊技者向け表示条件として演出画像表示条件が
成立し、サブ制御部91は、LED52を点滅状態から点灯状態に戻し、液晶表示器51
を制御して演出画像を表示させる。
遊技者向け表示条件は、管理者向け表示条件よりも表示の優先度が低い条件として予め
定められる。そのため、サブ制御部91は、通常制御中に両方の条件が成立した場合は、
成立した管理者向けの表示条件に応じた画面を表示するよう液晶表示器51を制御する。
たとえば、テスト画面のような製造時の工場の係員や販売時の遊技機メーカーの社員が
確認したい画面の表示条件は、製造や販売活動を効率良く行うために、遊技者向けの表示
条件よりも優先度が高い条件として定められる。管理者メニュー画面のような遊技店の店
員が確認したい画面の表示条件は、遊技機の管理を効率良く行うために、遊技者向けの表
示条件よりも優先度が高い条件として定められる。遊技機1のドア開放を報知する画面や
エラー画面のような各種エラー(メダルや遊技球などの遊技媒体の払出や投入のエラー、
満タンを報知するエラーなど)を報知する画面の表示条件は、エラーが発生したことを遊
技店の店員にいち早く報知するために、遊技者向けの表示条件よりも優先度が高い条件と
して定められる。
図5は、準備期間の前後の表示を説明するための第3のタイミングチャートである。図
5を参照して、図5においては、図3と同様、電源が投入されてから遊技者向け表示準備
期間の途中までのタイミングチャートを示す。
所定操作をした状態(たとえば、遊技機1の内部の設定キースイッチに設定キーを挿入
して、設定キーを所定の向きに操作した状態)で電源を投入すると、管理者向け表示条件
として管理者メニューを表示する管理者メニュー表示条件が成立する。この管理者メニュ
ー表示条件が成立した状態で、管理者向け表示準備期間が完了した場合(ここでは、t1
8において)、管理者向けの表示が可能となるので、サブ制御部91は、液晶表示器51
を制御して、準備中画像に替えて、成立した表示条件に応じた画面(ここでは、管理者メ
ニュー画面)を表示させ、LED52を制御して点滅させる。
[主な効果]
本実施の形態においては、図3および図4に示したように、遊技者向けの画面を表示す
るための表示準備が完了した後、遊技者向けの画面を表示する条件が成立したことに基づ
いて、遊技者向けの画面を液晶表示器51に表示させることが可能であるとともに、管理
者向けの画面を表示するための表示準備が完了した後、遊技者向けの画面を表示する条件
よりも優先度が高い管理者向けの画面を表示する条件が成立したことに基づいて、管理者
向けの画面を液晶表示器51に表示させることが可能である。
また、図3および図5に示したように、電源が投入された後、遊技者向けの画面を表示
するための表示準備が完了するタイミングよりも、管理者向けの画面を表示するための表
示準備が完了するタイミングの方が早くなるように設定を行う。図3から図5に示したよ
うに、遊技者向けの画面を表示するための表示準備が完了するまで、液晶表示器51の表
示態様が準備中画像の表示となるように制御する一方、図3のt16および図5のt18
に示したように、遊技者向けの画面を表示するための表示準備が完了する前に、管理者向
けの画面を表示する条件が成立した場合は管理者向けの画面を表示させる。
これにより、優先度の低い遊技者向けの画面を表示する条件の成立に基づいて表示され
る遊技者向けの画面を表示するための表示準備が完了する前であり、液晶表示器51のの
表示態様が準備中画像の表示とされている場合であっても、優先度の高い管理者向けの画
面を表示する条件が成立した場合は、管理者向けの画面が液晶表示器51に表示される。
その結果、優先度の高い表示をいち早く行うことができる。
管理者向けの画面を表示するために用いられるデータの大きさは、遊技者向けの画面を
表示するために用いられるデータの大きさよりも小さい。このため、管理者向けの画面を
表示するための表示準備を早く終了させられる。
図3から図5に示したように、準備中画像は、液晶表示器51に、準備中であることを
示す画像および設定が完了するまでの時間を特定可能な画像が表示された態様である。こ
のため、表示するための設定を行っていることを分かり易く伝えることができる。
図3のt17に示したように、遊技者向けの画面を表示するための表示準備が完了する
前に、管理者向けの画面を表示する条件が成立して、管理者向けの画面を表示させた後、
管理者向けの画面の表示を終了するときに、遊技者向けの画面を表示するための表示準備
が未だ完了していない場合、準備中画像を表示させる。このため、表示するための設定を
行っていることを分かり易く伝えることができる。
また、本実施の形態においては、図2のt1〜t2に示したように、液晶表示器51に
は、遊技機1に対する電源供給が開始された後、起動期間が経過するまでは画像が表示さ
れず、起動期間の経過後に準備中画像が表示され、下パネル50は、起動期間において起
動時点灯を行う。このため、遊技店の店員などが遊技機1の電源投入を確認できるまでの
時間を極力短くすることができる。
図2のt2〜t3に示したように、液晶表示器51には、起動期間の経過後に、表示制
御の準備を行っている旨を示す準備中画像が表示されるため、遊技店の店員などは、液晶
表示器51が表示制御のための準備を行っていることを特定することができる。
図2のt2に示したように、下パネル50は、起動期間の経過後に起動時点灯を終了す
る。それとともに、液晶表示器51には準備中画像が表示されるため、遊技店の店員など
は、遊技機1に電源が投入されたことを確認できる。
図2のt1で遊技機1に対する電源供給が開始された後、t2の起動期間の経過後であ
ってt3の開始コマンド出力タイミングまでは、操作部7への操作の受付が有効化されな
いため、t2以前の液晶表示器51に表示がされていない状況で遊技が行われることを防
止することができる。
液晶表示器51において示唆演出が実行される頻度よりも、下パネル50において示唆
演出が実行される頻度の方が低いため、下パネル50の起動時点灯が示唆演出と誤解され
にくく、起動時点灯を行っていることがわかりやすい。
図1(B)に示す下パネル50の表示領域は、液晶表示器51の表示領域よりも広いた
め、遊技店の店員などは、電源が投入されたことをより確認しやすい。
メイン制御部41は、図2のt3において通常制御を開始するときに開始コマンドをサ
ブ制御部91に出力する。サブ制御部91は、開始コマンドを受信する前に、t1におい
て下パネル50を点灯(起動時点灯)させる。このため、遊技店の店員などは、メイン制
御部41の状況に関わらず、遊技機1に電源が投入されたこと確認できるようになる。
[変形例]
以上、本発明における主な実施の形態を説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態
に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形
態の変形例について説明する。
[遊技機について]
上述した遊技機1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示
部を複数備え、可変表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表
示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入
賞が発生可能なスロットマシンであってもよい。上述した遊技機1は、各々が識別可能な
複数種類の識別情報の変動表示の結果に応じて、遊技者にとって有利な大当り遊技状態に
制御可能なパチンコ遊技機であってもよい。
[起動時点灯について]
本実施の形態においては、図2のt1〜t2に示したように、液晶表示器51に画像が
表示されない起動期間において、下パネル50を点灯させるようにしたが、これに限らず
、次のようにしてもよい。たとえば、下パネル50を用いずに、サブ制御部91に接続さ
れており起動処理の完了を待つことなく点灯可能なバックランプやLEDを用いてもよい
。また、演出に用いることのない専用品を用いてもよい。
本実施の形態においては、図2のt2に示したように、起動期間が終了すると、下パネ
ル50を消灯するようにしたが、これに限らず、起動期間終了後も点灯させ続けてもよい
。また、通常制御中になったタイミングで、下パネル50を消灯させるようにしてもよい
本実施の形態においては、t1で遊技機1に対する電源供給が開始された後、t2の起
動期間の経過後であってt3の開始コマンド出力タイミングまでは、操作部7への操作の
受付が有効化されないようにしたが、これに限らず、t2の起動期間の経過後すぐに操作
部7への操作の受付が有効化されるものであってもよい。
本実施の形態においては、図3のt14に示したように、遊技者向けの表示のための表
示準備が完了するタイミングよりも前に、遊技者向けの表示条件が成立した場合、および
、遊技者により遊技者メニューを表示させるための操作部が操作された場合、LED52
を点滅させる報知を実行するようにした。しかし、これに限定されず、このような場合で
あっても、LED52などの液晶表示器51と異なる他の演出手段による報知を実行しな
いようにしてもよい。
本実施の形態において、準備期間の後、遊技者向け表示準備期間が完了する前に、遊技
者によって操作可能な操作部の操作に応じた画面は表示されない。しかし、準備期間の後
、遊技者向け表示準備期間が完了する前であっても、メイン制御部41は、当該操作部の
操作に応じた処理を行う。たとえば、操作部の操作に応じて演出モードを変更する場合、
操作部の操作に応じた画面は表示されないが、操作部の操作に応じて演出モードは変更さ
れるようにする。また、スタートスイッチの操作に応じてリールの回転を開始させ、スト
ップスイッチの操作に応じてリールを停止させる。
[まとめ]
(1−1) 遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、スロットマシン,パチンコ遊
技機などの遊技機1)であって、
表示手段(たとえば、液晶表示器51)と、
前記表示手段を制御可能な制御手段(たとえば、メイン制御部41、サブ制御部91)
とを備え、
前記制御手段は、
第1画像を表示するための第1設定が完了した後、第1条件(たとえば、演出を実行
する条件、遊技者の操作を検出したとの条件)が成立したことに基づいて前記第1画像(
たとえば、遊技者メニュー画面、演出画像、背景画像、予告画像)を前記表示手段に表示
させることが可能である(たとえば、図4のt21,t22)とともに、第2画像を表示
するための第2設定が完了した後、前記第1条件よりも重要度(たとえば、優先度)の高
い第2条件(たとえば、設定変更操作を検出したとの条件、エラーが発生したとの条件)
が成立したことに基づいて前記第2画像(たとえば、管理者メニュー画面、エラー画面、
テスト画面)を前記表示手段に表示させることが可能であり(たとえば、図3のt16、
図4のt24、図5のt18)、
電源が投入された後、前記第1設定が完了するタイミングよりも、前記第2設定が完
了するタイミングの方が早くなるように設定を行い(たとえば、図3、図5参照)、
前記第1設定が完了するまで前記表示手段の表示態様が特定態様(たとえば、図3か
ら図5の準備中画像。非表示)となるように制御する(たとえば、図3から図5参照)一
方、前記第1設定が完了する前に前記第2条件が成立した場合は前記第2画像を表示させ
る(たとえば、図3のt16、図5のt18)。
このような構成によれば、重要度の低い第1条件の成立に基づいて表示される第1画像
を表示するための第1設定が完了する前であり、表示手段の表示態様が特定態様とされて
いる場合であっても、重要度の高い第2条件が成立した場合は、第2画像が表示手段に表
示される。その結果、重要度の高い表示をいち早く行うことができる。
(1−2) 上記(1−1)の遊技機において、
前記第2画像を表示するために用いられる第2データの大きさは、前記第1画像を表示
するために用いられる第1データの大きさよりも小さい。
このような構成によれば、第2画像を表示するための第2設定を早く終了させられる。
(1−3) 上記(1−1)または(1−2)の遊技機において、
前記特定態様は、前記表示手段に特定画像(たとえば、図3から図5の準備中画像のよ
うな、ローディング中に表示される画像、設定が完了するまでの時間を特定可能な画像)
が表示された態様である。
このような構成によれば、表示するための設定を行っていることを分かり易く伝えるこ
とができる。
(1−4) 上記(1−3)の遊技機において、
前記制御手段は、前記第1設定が完了する前に前記第2条件が成立して前記第2画像を
表示させた後、該第2画像の表示を終了するときに前記第1設定が未だ完了していない場
合、前記特定画像を表示させる(たとえば、図3のt17)。
このような構成によれば、表示するための設定を行っていることを分かり易く伝えるこ
とができる。
(1−5) 上記(1−1)から(1−4)のいずれかの遊技機において、
前記表示手段と異なる他の演出手段(たとえば、LED52、スピーカ)をさらに備え

前記制御手段は、
前記第1画像の前記表示手段への表示に応じて、第1対応報知を実行するよう前記演
出手段を制御することが可能であり(たとえば、図4のt22)、
前記第1設定が完了するタイミングよりも前に前記第1条件が成立した場合、前記第
1対応報知を実行するよう前記演出手段を制御する(たとえば、図3のt14)。
このような構成によれば、第1条件が成立しているのに何も反応が無い完全無反応な状
態になることを防止できる。
(2−1) 遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、スロットマシン,パチンコ遊
技機などの遊技機1)であって、
表示手段(たとえば、液晶表示器51)と、
前記表示手段を制御可能な制御手段(たとえば、メイン制御部41、サブ制御部91)
と、
遊技者により操作可能な第1操作部(たとえば、遊技者メニューを表示させるための操
作部)と、
前記遊技者と異なる係員により操作可能な第2操作部(たとえば、管理者メニューを表
示させるための設定キースイッチ)とを備え、
前記制御手段は、
第1画像を表示するための第1設定が完了した後、前記第1操作部の操作に基づいて
前記第1画像(たとえば、遊技者メニュー画面)を前記表示手段に表示させることが可能
である(たとえば、図4のt22)とともに、第2画像を表示するための第2設定が完了
した後、前記第2操作部の操作に基づいて前記第2画像(たとえば、管理者メニュー画面
)を前記表示手段に表示させることが可能であり(たとえば、図5のt17)、
電源が投入された後、前記第1画像を表示するための第1設定が完了するタイミング
よりも、前記第2画像を表示するための第2設定が完了するタイミングの方が早くなるよ
うに設定を行い(たとえば、図3、図5参照)、
前記第1設定が完了するまで前記表示手段の表示態様が特定態様(たとえば、図3か
ら図5の準備中画面。非表示)となるように制御する(たとえば、図3から図5参照)一
方、前記第1設定が完了する前に前記第2操作部が操作された場合は前記第2画像を表示
させる(たとえば、図5のt17)。
このような構成によれば、遊技者により操作可能な第1操作部の操作に基づいて表示さ
れる第1画像を表示するための第1設定が完了する前であり、表示手段の表示態様が特定
態様とされている場合であっても、係員により操作可能な第2操作部が操作された場合は
、第2画像が表示手段に表示される。その結果、係員の操作による表示をいち早く行うこ
とができる。
(2−2) 上記(2−1)の遊技機において、
前記第2画像を表示するために用いられる第2データの大きさは、前記第1画像を表示
するために用いられる第1データの大きさよりも小さい。
このような構成によれば、第2画像を表示するための第2設定を早く終了させられる。
(2−3) 上記(2−1)または(2−2)の遊技機において、
前記特定態様は、前記表示手段に特定画像(たとえば、図3から図5の準備中画面のよ
うな、ローディング中に表示される画像、設定が完了するまでの時間を特定可能な画像)
が表示された態様である。
このような構成によれば、表示するための設定を行っていることを分かり易く伝えるこ
とができる。
(2−4) 上記(2−3)の遊技機において、
前記制御手段は、前記第1設定が完了する前に前記第2操作部が操作されて前記第2画
像を表示させた後、該第2画像の表示を終了するときに前記第1設定が未だ完了していな
い場合、前記特定画像を表示させる(たとえば、図3のt16)。
このような構成によれば、表示するための設定を行っていることを分かり易く伝えるこ
とができる。
(2−5) 上記(2−1)から(2−4)のいずれかの遊技機において、
前記表示手段と異なる他の演出手段(たとえば、LED52、スピーカ)をさらに備え

前記制御手段は、
前記第1画像の前記表示手段への表示に応じて、第1対応報知(たとえば、LED5
2を点滅させる報知)を実行するよう前記演出手段を制御することが可能であり(たとえ
ば、図4のt22)、
前記第1設定が完了するタイミングよりも前に前記第1操作部が操作された場合、前
記第1対応報知を実行するよう前記演出手段を制御する(たとえば、図3のt14)。
このような構成によれば、遊技者により第1操作部が操作されたのに第1画像が表示さ
れないような完全無反応な状態になることを防止できる。
(3−1) 遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、スロットマシン、パチンコ遊
技機、例示される遊技機1)であって、
表示手段(たとえば、液晶表示器51)と、
演出手段(たとえば、下パネル50)とを備え、
前記遊技機に対する電源供給が開始された後、所定期間(たとえば、起動期間)が経過
するまでは前記表示手段に画像が表示されず、当該所定期間の経過後に前記表示手段に画
像が表示され(たとえば、図2のt1〜t2に示すように、液晶表示器51には、遊技機
1に対する電源供給が開始された後、起動期間が経過するまでは画像が表示されず、起動
期間の経過後に準備中画像が表示される)、
前記演出手段は、前記所定期間において演出を実行する(たとえば、図2のt1〜t2
に示すように、下パネル50は、起動期間において起動時点灯を行う)。
このような構成によれば、遊技店の店員などが遊技機の電源投入を確認できるまでの時
間を極力短くすることができる。
(3−2) 上記(3−1)の遊技機において、
前記表示手段は、前記所定期間の経過後に、表示制御の準備を行っている旨を示す準備
画像(たとえば、準備中画像)を表示する(たとえば、図2のt2〜t3に示すように、
液晶表示器51には、起動期間の経過後に、表示制御の準備を行っている旨を示す準備中
画像が表示される)。
このような構成によれば、遊技店の店員などは、表示手段が表示制御のための準備を行
っていることを特定することができる。
(3−3) 上記(3−1)または(3−2)の遊技機において、
前記演出手段は、前記所定期間の経過後に演出を終了する(たとえば、図2のt3に示
すように、下パネル50は、起動期間の経過後に起動時点灯を終了する)。
このような構成によれば、遊技店の店員などは、遊技機に電源が投入されたことを確認
できる。
(3−4) 上記(3−1)から(3−3)のいずれかの遊技機において、
遊技を進行させるために操作される操作手段(たとえば、操作部7)をさらに備え、
前記遊技機に対する電源供給が開始された後、前記所定期間が経過するまでは、少なく
とも前記操作手段への操作の受付が有効化されない(たとえば、図2に示すように、t1
で遊技機1に対する電源供給が開始された後、t2の起動期間の経過後であってt3の開
始コマンド出力タイミングまでは、操作部7への操作の受付が有効化されない)。
このような構成によれば、所定期間が経過する以前の表示手段に表示がされていない状
況で遊技が行われることを防止することができる。
(3−5) 上記(3−1)から(3−4)のいずれかの遊技機において、
前記演出手段は、遊技の結果を示唆する演出を実行しない、または他の演出手段よりも
遊技の結果を示唆する演出を実行する頻度が低い(たとえば、液晶表示器51において示
唆演出が実行される頻度よりも、下パネル50において示唆演出が実行される頻度の方が
低い。)。
このような構成によれば、演出手段における演出が示唆演出と誤解されにくく、電源投
入時の演出を行っていることがわかりやすい。
(3−6) 上記(3−1)から(3−5)のいずれかの遊技機において、
前記演出手段が演出を行う領域(たとえば、図1(B)に示す下パネル50の表示領域
)は、前記表示手段の表示領域(たとえば、図1(B)に示す液晶表示器51の表示領域
)よりも広い。
このような構成によれば、遊技店の店員などは、電源が投入されたことをより確認しや
すい。
(3−7) 上記(3−1)から(3−6)のいずれかの遊技機において、
遊技の進行を制御する遊技制御手段(たとえば、メイン制御部41)と、
演出を制御する演出制御手段(たとえば、サブ制御部91)と、
可動手段(たとえば、役物200)と、
発光手段(たとえば、LED52)とをさらに備え、
前記演出制御手段は、前記遊技制御手段によって出力されたコマンドに応じて、前記演
出手段、前記可動手段、および前記発光手段を制御可能であり、
前記遊技制御手段は、遊技を進行するための通常制御を開始するときに、前記通常制御
の開始を示す開始コマンドを前記演出制御手段に出力し(たとえば、メイン制御部41は
、図2のt4において通常制御を開始するときに、t3において開始コマンドをサブ制御
部91に出力する)、
前記演出制御手段は、前記開始コマンドを受信する前に、前記演出手段に演出の実行を
開始させる(たとえば、サブ制御部91は、図2のt4において開始コマンドを受信する
前に、t1において下パネル50に起動時点灯させる)。
このような構成によれば、遊技店の店員などは、遊技制御手段の状況に関わらず、遊技
機に電源が投入されたこと確認できるようになる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され
、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
1 遊技機、7 操作部、41 メイン制御部、91 サブ制御部、50 下パネル、
51 液晶表示器、52 LED、200 役物。

Claims (1)

  1. 遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    表示手段と、
    前記表示手段を制御可能な制御手段と、
    遊技者により操作可能な第1操作部と、
    前記遊技者と異なる係員により操作可能な第2操作部とを備え、
    前記制御手段は、
    第1画像を表示するための第1設定が完了した後、前記第1操作部の操作に基づいて
    前記第1画像を前記表示手段に表示させることが可能であるとともに、第2画像を表示す
    るための第2設定が完了した後、前記第2操作部の操作に基づいて前記第2画像を前記表
    示手段に表示させることが可能であり、
    電源が投入された後、前記第1設定が完了するタイミングよりも、前記第2設定が完
    了するタイミングの方が早くなるように設定を行い、
    前記第1設定が完了するまで前記表示手段の表示態様が特定態様となるように制御す
    る一方、前記第1設定が完了する前に前記第2操作部が操作された場合は前記第2画像を
    表示させる、遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014113358A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2016077353A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 株式会社三共 遊技機
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JP2017046993A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 京楽産業.株式会社 遊技機

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