JP2019110410A - ネットワーク機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】PTPハブの時刻同期の異常を検出してPTP時刻同期の異常からの自動的な復帰を可能にする。【解決手段】PTPハブ1〜6は、VLANのネットワークにおいて時刻同期用のパケットを送受信し、時刻同期を実行するマスター/スレーブとして機能する。このPTPハブ1〜6は、前記時刻同期について個々に異常の発生を監視して検知し、該検知後に自動で再起動する。また、PTPハブ1〜6は、VLANにおける他のPTPハブについて、前記時刻同期の異常の発生を監視して検知し、検知後に自動で再起動する。【選択図】図6

Description

本発明は、PTP(Precision Time Protocol)に準拠したネットワーク機器に関する。
周知のようにPTPは、利用環境をLANに制限することにより高精度な時刻同期を実現するためのプロトコルであり、その仕様はIEEE1588として定められている。
PTPに対応したネットワークにおいては、特許文献1に示すように、グランドマスター(以下、マスターとする。)が高精度な時刻同期パケットを送信し、スレーブが該時刻同期パケットを受信する。ここでPTPは、ネットワークインターフェースチップのMAC(Media Access Control)やPHY(Physical layer)に実装されたハードウェアタイムスタンプ機能により、マイクロ秒RMS以下のタイムスタンプ精度を実現する。
PTPには2つのバージョンがある。バージョン(1)は、大規模な展開を行うためにセグメントを区切る「Boudary Clock(BC)」が用意されている。また、バージョン(2)は、遅延管理機能を有するスイッチングハブ「Transparent Clock(TC)」が用意され、より柔軟で精度の高い展開が可能となった。
特開2016−152488
例えばPTP機能(IEEE1588の規格による高精度時刻同期)を実行するスイッチングハブ(以下、PTPハブとする。)は、他の機器と共に図1(a)(b)に示された構成(単一VLANのPTPハブ構成・VLAN二重化のPTPハブ構成)で使用される。
ここではすべてのPTPハブの動作が完了すると、1台のPTPハブがマスターとなる一方、他のPTPハブはスレーブとなり、マスターのPTPハブの時刻にスレーブのPTPハブが同期する。例えば図1(a)(b)の構成では、マスターのPTPハブ2の時刻にスレーブのPTPハブ1,3〜6が同期している。
このようなマスター・スレーブ間の同期完了後にマスターのPTPハブ2は、他のスレーブのPTPハブ1,3〜6との同期を維持するため、定期的にPTPパケットを送信する。このとき各PTPハブ1〜6は、通過するPTPパケットに機械的に通過時間分を加算する(以下、タイムスタンプと呼ぶ。)ことで正確な時刻補正を可能としている。
しかしながら、PTPハブ1〜6のうち1台について、タイムスタンプに影響を与えるような軽微な異常(重大な異常は自動検出され再起動または停止するので除く。)が発生した場合には、PTPハブ1〜6間の時刻同期に影響が生じるおそれがある。
例えばPTPハブ3にタイムスタンプに影響を与える軽度の異常(時刻補正に影響を与える異常)などが発生した場合には、PTPハブ4〜6は該タイムスタンプの影響を受けて時刻同期の精度が悪化してしまう。
この場合の復旧方法としては、PTPハブ3の再起動あるいは全PTPハブ1〜6の再起動により正常に復元する可能性が高いが、現状のPTPハブは時刻同期異常を検出するこができない。したがって、時刻同期異常の検知後に自ら再起動する機能や他のPTPハブを再起動させる機能もなく、手動で復帰させる必要があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされ、PTPハブの時刻同期の異常を検出することにより、PTP時刻同期の異常からの自動的な復帰を可能にすることを解決課題としている。
本発明は、ネットワーク上で時刻同期用パケットを送受信し、時刻同期を実行するマスターまたはスレーブとして機能するネットワーク機器に関する。このネットワーク機器は、前記時刻同期について個々に異常の発生を監視して検知する。
本発明の一態様は、前記ネットワーク上に配置された他のネットワーク機器について、前記時刻同期の異常の発生を監視して検知する。また、本発明の他の態様は、前記検知後に再起動時刻を設定し、自動で再起動する。
本発明のネットワーク機器が、前記マスターに時刻同期する前記スレーブの場合に前記再起動時刻が設定されれば、前記マスターおよび他の前記スレーブに再起動を依頼することができる。この場合には前記マスターの再起動後に再起動することが好ましい。
本発明のネットワーク機器が、前記スレーブと時刻同期用パケットを送受信する前記マスターの場合に前記再起動時刻が設定されれば、前記スレーブに再起動依頼パケットを送信することができる。この場合には前記スレーブの再起動時刻に先だって再起動することが好ましい。
本発明によれば、PTPハブの時刻同期の異常が検出され、PTP時刻同期の異常から自動的に復帰させることが可能となる。
(a)は単一VLANにおけるPTPハブの構成図、(b)はVLAN二重化におけるPTPハブの構成図。 本発明の実施形態に係るPTPハブの起動時処理を示すフローチャート。 同 PTP時刻補正処理を示すフローチャート。 同 PTPエラー検出処理を示すフローチャート。 同 PTP再起動処理を示すフローチャート。 (a)は単一VLANにおけるPTP異常検出例を示す図、(b)は(a)の異常検出後のマスター再起動を示す図、(c)は(b)のマスター再起動後のスレーブ再起動を示す図。 (a)はVLAN二重化のPTP異常検出例を示す図、(b)は(a)の異常検出後のマスター再起動を示す図、(c)は(b)のマスター再起動後のスレーブ再起動を示す図。
以下、本発明の実施形態に係るネットワーク機器を説明する。ここでは本実施形態に係るネットワーク機器のPTPハブへの適用例を説明する。
≪構成例≫
(1)前記PTPハブは、主にネットワークを部署毎やプロジェクト毎などにグループ化が可能な仮想LAN(Virtual LAN:以下、VLANとする。)に使用され、単一VLAN/VLAN二重化などのネットワークを構成する。
すなわち、前記PTPハブは、PTPに準拠したL2スイッチングハブ(L2スイッチ)の態様をなすネットワーク機器に関する。また、VLANなどのネットワーク上では前記PTPハブ同士が接続され、かつ前記各PTPハブには周辺機器が接続されており、前記各PTPハブは接続された周辺機器または他のPTPハブに転送する機能(受信したPTPパケットは透過機能を使用)が有効に設定されている。
このとき前記各PTPハブは、高精度のグランドマスターとの時刻同期が可能となっているが、ネットワーク上で接続された前記PTPハブ同士でPTPパケットを交換することができる。これにより前記PTPハブ群から自動的にマスターが選出され、選出されたマスターの時刻に他のスレーブが同期することが可能となる。
そして、マスターは、スレーブとの時刻同期を維持するため、スレーブに対して一定周期でPTPパケットを送信する。また、すべての前記PTPハブは、PTPハブ内部の状態情報(以下、PTP情報パケットとする。)を一定時間ごとに前記PTPハブ群以外の周辺機器に通知する。
(2)前記PTPハブは、PTP時刻同期の時刻補正を実行する図示省略の時刻補正処理を実装したPTP時刻補正処理部を備える。このPTP時刻補正処理部は、PTPハブの再起動を必要とする異常の発生を検知する異常監視タスクのエラー情報を判別する処理(図3参照)を実装し、PTP時刻同期の時刻補正だけでなく、PTP時刻同期時の時刻補正のエラーを検出するPTPエラー検出処理と、前記異常の発生の検知および前記エラー検出に応じてPTPハブを再起動させるPTP再起動処理とを実行する。
このPTP時刻補正処理部は、以下の場合にはPTP異常検出フラグを立ててPTP再起動処理部の処理を実行させる。
・VLAN上の他の前記PTPハブの再起動依頼パケットを受信した場合
・前記異常監視タスクが再起動を必要とする異常の発生を検知した場合
・PTPエラー検出処理において、PTP時刻同期の時刻補正が初期設定ファイルに記述された時刻補正限界値を越えて異常判定された場合
前記PTPハブは、時刻補正時の異常を検出するため、時刻補正値が時刻補正限界値(時刻補正を異常と判定するための閾値としての時刻補正値)を越えるか否かを判定し、越えた場合を異常と判定する。
ただし、前記異常判定は、回線上の問題などで一時的に発生することもあり、機器の異常などで異常判定が継続する場合と区別する必要がある。そこで、異常判定の回数をカウントする限界カウンタを用意し、限界カウンタのカウント数(限界カウンタ数)が閾値として予め定められた回数(限界最大値)を越えて連続した場合に継続的な異常が発生したものとする。この場合にはPTPエラーを検出し、PTP異常検出フラグを立てる。
また、PTP再起動処理は、PTP異常検出フラグが立てられている場合、即ち同フラグがセットされている場合に前記PTPハブの再起動時刻が設定され、設定された再起動時刻に前記PTPハブの再起動が自動的に実行される。このとき前記PTPハブがマスターであれば再起動時刻の設定後にスレーブに再起動依頼のPTPパケットを送信し、前記PTPハブがスレーブであればPTPエラー検出後にマスターおよび他のスレーブに再起動依頼のPTPパケットを送信する。
≪前記PTPハブの起動時の動作処理≫
図2に基づき前記PTPハブの起動時の動作処理を説明する。まず、前記PTPハブが起動すると初期設定ファイルSを読み込んで、PTP時刻同期時の時刻補正についての限界値(時刻補正限界値L)および限界カウンタ数C1をセットする(S01)。
つぎに前記PTPハブは、自身にセットされたPTP異常検出フラグF・限界カウンタC2・PTP再起動時刻tなどの前回起動時の情報をクリアし(S02)、起動時の動作処理を終了する。
≪前記PTP時刻補正処理部の動作処理≫
図3に基づき前記PTP時刻補正処理部の動作処理を説明する。ここでは従来のPTP時刻同期時の時刻補正に異常時検出時の処理が加えられている。
S11,S12:前記PTPハブがPTPパケットPを受信すると前記PTP時刻補正処理部の処理が開始される。ここではPTPパケットPを読み込んで再起動依頼のパケットか否かが確認される(S11)。確認の結果、再起動依頼のパケットであればPTP異常検出フラグFを立てて(S12)、S13に進む。一方、再起動依頼のパケットでなければPTP異常検出フラグFを立てることなく、S13に進む。
S13,S14:前記異常監視タスクTAが異常検出時にエラー情報を保存するエラー情報ファイル内のエラー情報Dの内容を参照し、異常監視タスクTAにおいてPTPハブの再起動を必要とする異常を検出しているか否かを確認する(S13)。
確認の結果、前記異常の発生が検出できれば、PTP異常検出フラグFを立てて(S14)、S15以降の処理に進む。このときS12でPTP異常検出フラグFが既に立てられている場合はそのままとする。
一方、前記異常の発生が検出できなければ、PTP異常検出フラグを立てることなく、S15以降の処理に進む。なお、S15,S16は、前記PTPハブがスレーブのときの処理を示し、前記PTPハブがマスターであればS15,S16を経ずにS17に進む。
S15〜S17:IEEE1588の規格による高精度時刻同期(PTP機能)を実行し、スレーブ側における時刻補正処理を行う(S15)。ここではネットワーク上のマスター・スレーブ間で時刻同期用のPTPパケットを往復させる。
すなわち、マスター側でPTPパケット(Sync,Delay_Req)をスレーブに送信し、スレーブ側で該PTPパケットを受信する。この送信時刻を「t1」,同受信時刻を「t2」とする。
また、スレーブ側からマスター側にPTPパケット(Delay_Req,Delay_Resp)を送信し、該送信時刻を「t3」とする。このPTPパケットの受信後にマスター側からは、PTPパケット(Delay_Resp)がスレーブ側に送信される。このPTPパケットの受信時刻を「t4」とする。
さらに時刻「t1」〜「t4」に基づきメッセージ往復の遅延時間と、マスター・スレーブ間の時刻差(クロックのオフセット)とを算出する。この時間差に基づきスレーブ側の内部時計の進む速度を調整し、マスター側の内部時計(基準時計)の時刻と一致させる。この調整量(通常値=数十nsec)を時刻補正値RとしてS16のPTPエラー検出処理が実行され、その後にS17のPTP再起動処理が実行されて処理を終了する。
(1)PTPエラー検出処理
図4に基づきPTPエラー検出処理(S16)の詳細を説明する。このPTPエラー検出処理は、時刻補正値Rの算出後に開始される。
S21〜S23:処理が開始されると、S15で算出された時刻補正値Rと時刻補正限界値Lとを対比し、「時刻補正値R>時刻補正限界値L」が成立するか否かを判定する(S21)。
この判定の結果、「時刻補正値R>時刻補正限界値L」が成立していれば、限界カウンタC2の限界カウンタ数C1を「+1」してカウントアップし(S22)、S24に進む。一方、「時刻補正値R>時刻補正限界値L」が成立していなければ、限界カウンタC2の限界カウンタ数C1をクリアし(S23)、S24に進むものとする。
S24:限界カウンタC2の限界カウンタ数C1と、予め設定された限界最大値C3とを対比し、「限界カウンタC2>限界最大値C3」が成立しているか否かを判定する。判定の結果、「限界カウンタC2>限界最大値C3」が成立していればS25以降に進む一方、成立していなければ処理を終了する。
S25〜S27:PTP異常検出フラグFを立て(S25)、限界カウンタC2の限界カウンタ数C1をクリアする(S26)。その後、S01のPTPパケットPを受け取ったPTPポート以外で同一VLANに所属するすべてのPTPポートへ再起動依頼のPTPパケットPを送信し(S27)、処理を終了する。
(2)PTP再起動処理
図5に基づきPTP再起動処理(S17)の詳細を説明する。このPTP再起動処理は、PTP異常検出フラグFが立てられていることを前提とする。
S31:処理が開始されると、PTP異常検出フラグFの状態を確認し、PTP異常検出フラグFが立てられているか否か、即ちPTP異常検出フラグFがセットされているか否かを確認する。この確認の結果、PTP異常検出フラグFがセットされている場合はS32以降に進む一方、セットされていなければ処理を終了する。
S32:PTP再起動時刻tの状態を確認し、PTP再起動時刻tが設定(セット)されているか否かを確認する。確認の結果、PTP再起動時刻tがセットされていなければS33に進む一方、PTP再起動時刻tがセットされていればS37に進む。
S33〜S36:まず、前記PTPハブの内部時計(図示省略)から現在時刻を取得し(S33)、取得した現在時刻をPTP再起動時刻tとしてセットして保存する。つぎに前記PTPハブは遷移状態の確認、即ち自己がマスター状態か否かを確認し(S34)、マスター状態でなければS35に進む一方、マスター状態であればS36に進む。
S35:前記PTPハブは、PTP再起動時刻tに再起動に要する時間、即ち再起動時間を加算し、加算結果の時刻をもってPTP再起動時刻を更新する(S35)。
S36:マスター状態の前記PTPハブは透過処理を行わないので、再起動依頼のPTPパケットPのみ特別に透過処理を行う。ここでは受信PTPポートが所属するVLANから再起動依頼のPTPパケットPを送信する。
S37〜S39:PTP再起動時刻tがタイムアップしているか否か、即ち現在の時刻がPTP再起動時刻tを経過しているか否かを確認する。確認の結果、PTP再起動時刻tを経過していれば、PTP再起動時刻tをクリアし(S38)、前記PTPハブを再起動して(S39)、処理を終了する。なお、PTP再起動時刻tが経過していなければ、再起動することなく、処理を終了する。
このような前記PTPハブによれば、異常監視タスクTAがPTPハブの再起動を必要とする異常の発生を検知した場合(S13)、時刻補正のエラーを検知した場合(S21〜S24)にはPTP異常検出フラグFがセットされ(S14,S25)、再起動処理(S17)が実行される。
したがって、前記PTPハブについて個別にPTP時刻同期の異常の監視と検出とが可能となる。また、VLAN上の他の前記PTPハブから送信された再起動依頼のPTPパケットP(S36,S37)を受信すれば、PTP異常検出フラグFがセットされるため(S11〜S14)、この点で他の前記PTPハブについてPTP時刻同期の異常の監視と検出とが可能になる。
なお、再起動処理(S17)においては、再起動時刻がセットされ(S32〜S35)、その後に前記PTPハブの再起動が実行されるため(S39)、自動でPTP時刻同期の異常から回復することができ、手動などで再起動させる手間を省くことができる。
≪実施例≫
実施例1および実施例2に基づき前記PTPハブの異常検出時におけるPTP再起動処理(S17)を説明する。ここではPTPハブ1〜6は、本実施形態に係る前記PTPハブを構成しているものとする。
(1)まず、実施例1として単一VLANのネットワーク構成におけるPTP再起動処理(S17)を説明する。ここでは図6に示すように、PTPハブ2がマスターとして選出され、他のPTPハブ1,3〜6がスレーブとしてPTPハブ2に時刻同期し、PTPハブ1〜6のそれぞれに周辺機器21〜26が接続されている。
図6(a)に示すように、PTPハブ4に時刻補正に影響のある異常、例えばS25でPTP異常検出フラグがセットされた場合には、PTPハブ4が自らの再起動時刻をセットし(S35)、PTPハブ1〜3,5,6に再起動依頼のPTPパケットPを送信する(S27)。
ここで送信されたPTPパケットPは、PTPハブの透過機能によりPTPハブ1〜3,5,6のすべてに到達する。このときマスター状態のPTPハブ2は透過処理を行わないが、再起動依頼のPTPパケットPのみは他のPTPポートへ透過処理を行うので、PTPハブ2へも再起動依頼のPTPパケットPが到達する。
ただし、スレーブ状態のPTPハブ1,3〜6は、図6(b)に示すように、S35の再起動時刻(現在時刻+再起動時間)まで待機する。このときマスター状態のPTPハブ2は、現在時刻を再起動時刻とするため(S33,S34)、PTPハブ1,3〜6の待機中に再起動を開始する。
その後、スレーブ状態のPTPハブ1,3〜6は、図6(c)に示すように、S35の再起動時刻となれば再起動を開始するものの、既にマスター状態のPTPハブ2は再起動しているため、PTPハブ1〜6間のマスター選定処理が必要なく、この点でマスター選定の時間が不要/最短時間となる。
(2)つぎに実施例2としてVLAN二重化のネットワーク構成における再起動処理を説明する。ここでは図7に示すように、PTPハブ2がマスターとして選出され、他のPTPハブ1,3〜6がスレーブとしてPTPハブ2に時刻同期し、PTPハブ1〜6のV1側に周辺機器21〜23,30〜32が接続され、V2側に周辺機器27〜29,24〜27が接続されている。
図7(a)に示すように、PTPハブ4に時刻補正に影響のある異常が発生すれば、図7(b)に示すように、スレーブ状態のPTPハブ1,3〜6は再起動時間まで待機する一方、マスター状態のPTPハブ2は再起動を開始する。したがって、図7(c)に示すように、スレーブ状態のPTPハブ1,3〜6は、S35の再起動時刻となれば再起動を開始し、単一VLANと同様な効果を得ることができる。
その他、VLAN二重化のネットワーク構成の特殊事例として、VLAN2(V2)側にのみ所属するPTPハブが存在する場合がある。かかる場合には、断線などによりVLAN1(V1)側で時刻補正に影響のある異常が起こって再起動が発生しても、VLAN2(V2)側のみに所属するPTPハブは再起動されない。もっとも、VLAN2(V2)のみに所属するPTPハブもマスターと時刻同期しているため、一時的に他のPTPハブへのマスター切り替えが発生し、その後に元のマスターへ切り替わるものの、短時間でマスターとの時刻同期が完了する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載された範囲内で変形して実施することができる。例えば本発明は、VLANだけでなく、通常のLANにも適用することができる。
1〜6…PTPハブ
21〜32…機器

Claims (5)

  1. ネットワーク上で時刻同期用パケットを送受信し、時刻同期を実行するマスターまたはスレーブとして機能するネットワーク機器であって、
    前記時刻同期について個々に異常の発生を監視して検知することを特徴とするネットワーク機器。
  2. 前記ネットワーク上に配置された他のネットワーク機器について、前記時刻同期の異常の発生を監視して検知する
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク機器。
  3. 前記検知後に再起動時刻を設定し、自動で再起動することを特徴とする請求項1または2記載のネットワーク機器。
  4. 前記マスターに時刻同期する前記スレーブであって、
    前記再起動時刻が設定されれば、前記マスターおよび他の前記スレーブに再起動を依頼し、
    前記マスターの再起動後に再起動することを特徴とする請求項3記載のネットワーク機器。
  5. 前記スレーブと時刻同期用パケットを送受信する前記マスターであって、
    前記再起動時刻が設定されれば、前記スレーブに再起動依頼パケットを送信し、
    前記スレーブの再起動時刻に先だって再起動することを特徴とする請求項3記載のネットワーク機器。
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