JP2019110034A - 操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化に寄与する。【解決手段】操作装置10では、スライドノブ80の下側にロータリーノブアッシー40が配置されており、内筒42Dが、ロータリーノブアッシー40から上側へ突出されて、スライドノブ80の鍔部80Dに対して径方向内側に配置されている。ここで、内筒42Dは、弾性変形可能な軟質材料によって構成されている。このため、スライドノブ80が、スライド操作されたときに、内筒42Dがスライドノブ80の開口端部やスライドノブ80の内部の部位に当たると、内筒42Dが弾性変形する。すなわち、スライドノブ80の径方向における内筒42Dと鍔部80Dとの間の距離を、スライド操作時におけるスライドノブ80のストロークよりも短くしても、スライドノブ80の操作を許容することができる。これにより、操作装置10の小型化に寄与することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、操作装置に関する。
下記特許文献1に記載の操作装置では、有底筒状を成す操作体(第1部材)が、プッシュ操作可能に及び傾倒操作(チルト操作)可能に構成されている。このため、操作装置が複合型の操作装置として構成されている。
また、この操作装置では、操作体の開口側に、ケース(第2部材)が設けられている。このケースには、操作体側へ突出された壁部(内筒)が形成されており、壁部は、操作体の開口端部の径方向内側に配置されている。これにより、液滴等が操作体の開口部から操作体の内部へ浸入することを、当該壁部によって抑制できる。
なお、複合型の操作装置としては、操作体がスライド操作されるものなどもある。
特許5617433号公報
ここで、操作体のスライド操作やチルト操作では、操作体が操作体の軸線に対して相対変位する。これにより、操作体の操作時における壁部と操作体(の開口部)との干渉を抑制するために、操作体の内側に配置された壁部と操作体の開口部との間の隙間を大きく設定する必要がある。このため、操作体の径方向において操作装置が大型化する傾向になる。
本発明は、上記事実を考慮して、小型化に寄与することができる操作装置を提供する。
形態1:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、筒状を成す第1部材と、前記第1部材の軸方向一方側に設けられ、前記第1部材の軸方向一端部と対向して配置された第2部材と、前記第2部材に設けられ、前記第2部材から前記第1部材の軸方向他方側へ延出され且つ前記第1部材の軸方向一端部に対して前記第1部材の径方向内側に配置された筒状の内壁と、を備え、前記第1部材が、前記第1部材の軸線に対して直交する方向にスライド操作可能に又は当該軸線の軸方向に対して傾倒するチルト操作可能に構成され、前記内壁が、弾性変形可能な軟質材料によって構成されていることを特徴とする操作装置である。
形態2:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、筒状を成す第1部材と、前記第1部材の軸方向一方側に設けられ、前記第1部材の軸方向一端部と対向して配置された第2部材と、前記第2部材に設けられ、前記第2部材から前記第1部材の軸方向他方側へ延出され且つ前記第1部材の軸方向一端部に対して前記第1部材の径方向内側に配置された筒状の内壁と、を備え、前記第1部材及び前記第2部材の一方が、前記第1部材の軸線に対して直交する方向にスライド操作可能に又は当該軸線の軸方向に対して傾倒するチルト操作可能に構成され、前記第1部材及び前記第2部材の他方が、前記軸線回りに回転操作可能に構成され、前記内壁が、弾性変形可能な軟質材料によって構成されていることを特徴とする操作装置である。
形態3:前記第2部材は、前記第1部材よりも大径を成す筒状のベース部を備え、前記ベース部は、前記ベース部から径方向外側へ突出された把持部を有しており、前記把持部と前記内壁とが同一材料で構成されていることを特徴とする操作装置である。
形態4:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ベース部は、硬質材料で構成されており、前記第2部材では、軟質材料と硬質材料とが一体に形成されていることを特徴とする操作装置である。
形態5:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1部材が、前記スライド操作可能に又は前記チルト操作可能に構成されると共に、前記第2部材が、前記回転操作可能に構成され、前記第2部材は、前記ベース部の径方向内側に配置された筒状の本体部を有し、前記本体部の径方向内側には、前記本体部の内周面に形成された節度山に当接され且つ前記第2部材の回転操作時に操作者に節度感を付与する節度部材を含んで構成された節度機構が設けられており、前記本体部の外周面には、前記節度機構に対して前記本体部の径方向外側において、前記軟質材料で構成された防音部が一体に形成されている操作装置である。
形態6:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記防音部が、前記本体部の周方向全周に亘って形成されていることを特徴とする操作装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、小型化に寄与することができる。
図1(A)は、本実施の形態に係る操作装置のスライドノブの第2方向一方側の端部周辺を示す断面図であり、図1(B)は、スライドノブの第2方向他方側の端部周辺を示す断面図である。 図2は、本実施の形態に係る操作装置を示す平面図である。 図3(A)は、図2に示される操作装置を第1方向一方側から見た断面図(図2の3−3線断面図)であり、図3(B)は、図3(A)に示される状態からスライドノブが第2方向一方側へスライド操作された状態を示す断面図である。 図4(A)は、図2に示される操作装置を第2方向一方側から見た断面図(図2の4−4線断面図)であり、図4(B)は、図4(A)に示される状態からスライドノブが第1方向一方側へスライド操作された状態を示す断面図である。 図5は、図2に示される操作装置の分解斜視図である。 図6は、図4(A)に示されるプレートの先端部周辺の拡大図であり、図6(A)は、第1検出部とリフレクタリングの凸部とが上下方向に対向配置された状態を示す拡大図であり、図6(B)は、第1検出部とリフレクタリングの凹部とが上下方向に対向配置された状態を示す拡大図である。 図7は、図3に示される検出機構のプレート周辺を示す一部破断した平面図である。 図8(A)は、図2に示されるスライドノブを第1方向一方側へ操作したときの検出機構におけるプレートの作動状態を示す平面図であり、図8(B)は、スライドノブを第1方向他方側へ操作したときのプレートの作動状態を示す平面図である。図8(C)は、スライドノブを第2方向一方側へ操作したときのプレートの作動状態を示す平面図であり、図8(D)は、スライドノブを第2方向他方側へ操作したときのプレートの作動状態を示す平面図である。 図9(A)は、図6(A)に示される状態からスライドノブを第1方向一方側へ操作したときのプレートを示す断面図であり、図9(B)は、図6(A)に示される状態からスライドノブを第1方向他方側へ操作したときのプレートを示す断面図である。 図10(A)は、図2に示されるロータリーノブアッシーの回転操作前におけるリフレクタリングの凹凸部と第1検出部との対向配置状態を説明するための説明図であり、図10(B)は、図10(A)の状態からロータリーノブアッシーを回転方向一方側へ1ピッチ回転させたときの凹凸部と第1検出部との対向配置状態を説明するための説明図である。図10(C)は、図10(B)の状態からロータリーノブアッシーを回転方向一方側へ1ピッチ回転させたときの凹凸部と第1検出部との対向配置状態を説明するための説明図であり、図10(D)は、図10(C)の状態からロータリーノブアッシーを回転方向一方側へ1ピッチ回転されたときの凹凸部と第1検出部との対向配置状態を説明するための説明図である。 図11(A)は、図8に示される各状態の第1検出及び第2検出の出力信号を示す表であり、図11(B)は、図10に示される各状態の第1検出及び第2検出の出力信号を示す表である。 図12は、操作装置の変形例を示す操作部材周辺の断面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る操作装置10について説明する。操作装置10は、例えば、車両(自動車)に搭載されて、車両用機器を操作する装置として構成されている。図2〜図5に示されるように、操作装置10は、全体として、略円柱状に形成されている。なお、図面において、適宜示される矢印Aは、操作装置10の軸線ALの軸線方向一方側(下側)を示しており、矢印Bは、軸線ALの軸線方向他方側(上側)を示している。また、以下の説明では、上側から見た平面視で、軸線ALを通過する仮想基準線を第1基準線L1(図2参照)とし、軸線ALを通過し且つ第1基準線L1と直交する仮想基準線を第2基準線L2(図2参照)としている。さらに、第1基準線L1の延在方向(図2の矢印C及び矢印D方向)を第1方向とし、第2基準線L2の延在方向(図2の矢印E及び矢印F方向)を第2方向としている。
操作装置10は、操作装置10の下側部分の外郭を構成する、ケース12及びリッド20を有している。このケース12内には、基板30、「第2部材」としてのロータリーノブアッシー40、スライド機構50、及びスライド操作機構60が、収容されている。そして、ロータリーノブアッシー40及びスライド操作機構60の一部が、操作可能にケース12から上側に露出されている。さらに、操作装置10は、ロータリーノブアッシー40及びスライド操作機構60に対する操作を検出するための検出機構90を有している。以下、操作装置10の各構成について説明する。
(ケース12について)
ケース12は、上下方向を軸方向とした略円筒状に形成されて、軸線ALと同軸上に配置されている。ケース12の上端部における直径寸法は、他の部分に比べて小さく設定されている。このため、ケース12の上端部が、ケース12の径方向内側へ張り出されている。
(リッド20について)
リッド20は、上下方向を板厚方向とした略円板状に形成されている。このリッド20の外周部には、上方側へ突出されたリブ20Aが一体に形成されており、リブ20Aは、リッド20の周方向全周に亘って形成されている。そして、リブ20Aが、下側からケース12の開口部内に嵌入されて、リッド20がケース12に固定されている。これにより、ケース12の下端部が、リッド20によって閉塞されている。
リッド20の略中央部には、上側へ隆起された隆起部22が形成されており、隆起部22は、下側へ開放された有底円筒状に形成されている。隆起部22の上壁における中央部には、後述するピン64を支持するための支持凹部22Aが形成されており、支持凹部22Aは、軸線ALと同軸上に配置されている。この支持凹部22Aは、上側へ開放された凹状に形成されており、支持凹部22Aの内周面が、球面状の凹面によって構成されている。また、支持凹部22Aの径方向外側には、4箇所の傾斜凹部22Bが形成されている。傾斜凹部22Bは、支持凹部22Aの周方向に等間隔に配置されている。具体的には、平面視で、2箇所の傾斜凹部22Bが、第1基準線L1に沿って配置されており、他の2箇所の傾斜凹部22Bが、第2基準線L2に沿って配置されている。また、傾斜凹部22Bは、支持凹部22Aの径方向から見て、上側へ開放された略半円状に形成されており、傾斜凹部22Bの深さが、支持凹部22A側へ向かうに従い深くなるように、傾斜凹部22Bが傾斜されている。
また、リッド20には、後述する基板30を固定するための複数(本実施の形態では、3箇所)の固定ボス20Bが形成されている。固定ボス20Bは、上下方向を軸方向とした略円筒状に形成されて、リッド20から上側へ突出されると共に、隆起部22の径方向外側において所定の位置に配置されている。
(基板30について)
基板30は、上下方向を板厚方向とし、中央部に孔部30Aを有する略円環板状に形成されている。基板30は、リッド20のリブ20Aの上側に載置されて、後述するホルダ52と共にネジSC1によってリッド20の固定ボス20Bに固定されている。なお、基板30の固定状態では、リッド20の隆起部22が、基板30の孔部30A内に配置されて、基板30が隆起部22の径方向外側に配置されている。
図7に示されるように、基板30の上面には、後述するスライド操作機構60及びロータリーノブアッシー40の位置変化を検出するための一対の第1検出部32A,32Bが設けられている(実装されている)。一対の第1検出部32A,32Bは、基板30の径方向中間部において、基板30の周方向に90度離間して配置されている。具体的には、一方の第1検出部32Aが、リッド20の隆起部22に対して第1方向他方側に配置されると共に、平面視で第1基準線L1と一致した位置に配置されている。一方、他方の第1検出部32Bは、隆起部22に対して第2方向他方側に配置されと共に、平面視で第2基準線L2と一致した位置に配置されている。
また、基板30の上面には、後述するスライド操作機構60及びロータリーノブアッシー40の何れの操作であるのかを検出するための第2検出部34が設けられている(実装されている)。第2検出部34は、基板30の内周部において、一方の第1検出部32Aに対して第1方向一方側に配置されている。
図6にも示されるように、第1検出部32A,32B及び第2検出部34は、フォトリフレクタとして構成されている。すなわち、第1検出部32A,32B及び第2検出部34は、発光部及び受光部を有しており、発光部が、光を上側(具体的には、後述する検出機構90側)へ照射して、受光部が、検出機構90によって下側へ反射された光を受光するようになっている。
また、第1検出部32A,32B及び第2検出部34には、制御部36(図5参照)が電気的に接続されている。そして、第1検出部32A,32B及び第2検出部34が、受光部によって受光した光に基づいて、制御部36へ出力信号(オン信号又はオフ信号)を出力して、制御部36が、第1検出部32A,32B及び第2検出部34からの出力信号に基づいて、スライド操作機構60及びロータリーノブアッシー40の操作を検知する構成になっている。
(ロータリーノブアッシー40について)
図1〜図5に示されるように、ロータリーノブアッシー40は、全体として上下方向を軸方向とした略円筒状に形成されている。そして、ロータリーノブアッシー40は、軸線ALと同軸上に配置されて、ロータリーノブアッシー40の下側部分がケース12内に回転可能に収容されている。また、ロータリーノブアッシー40は、後述するホルダ52によって、軸線AL回りに回転可能に支持されている。
ロータリーノブアッシー40は、軟質材料(本実施の形態では、軟質の樹脂材(エラストマ))によって構成された軟質部42と、硬質材料(本実施の形態では、硬質の樹脂材(ABS樹脂))によって構成された硬質部44と、によって構成され、2色成形等の手法によって製作されている。具体的には、ロータリーノブアッシー40は、硬質部44を主要部として構成されており、硬質部44の上端部に軟質部42が一体に形成されている(図3及び図4参照)。
より詳しくは、図1(A)及び(B)に示されるように、硬質部44は、略円筒状に形成された「本体部」としてのノブ本体部44Aと、ノブ本体部44Aの上端部の径方向外側に配置され且つ円筒状に形成されたベース部44Bと、を含んで構成されている。そして、ノブ本体部44Aとベース部44Bとが、図示しない位置において、連結されている。また、ベース部44Bには、後述する把持部42Bを配置するための複数の孔部44B1が貫通形成されている。孔部44B1は、ベース部44Bの周方向に所定間隔毎に並んで配置されると共に、ベース部44Bの周方向に延在されている。
一方、軟質部42は、ノブ本体部44Aの上端部を上側及び径方向内側及び外側から被覆する軟質本体部42Aを有している。軟質本体部42Aは、縦断面視で、下側へ開放された略U字形状に形成されて、ノブ本体部44Aの周方向全周に亘って形成されている。そして、軟質本体部42Aの径方向外側部分が、ノブ本体部44Aの上端部及びベース部44Bの間に配置されている。また、軟質部42は、ベース部44Bの孔部44B1に対応する位置において、複数(本実施の形態では、12箇所)の把持部42Bを有している。把持部42Bは、軟質本体部42Aの径方向外側部分から径方向外側へ突出されると共に、ベース部44Bの孔部44B1内を挿通している。そして、把持部42Bの先端部が、ベース部44Bからロータリーノブアッシー40の径方向外側へ突出すると共に、孔部44B1に対応して周方向に延在されている。これにより、把持部42Bが、ロータリーノブアッシー40の周方向に所定間隔毎に並んで配置されている。
また、軟質本体部42Aの径方向外側部分における下端部は、防音部42Cとされており、防音部42Cは、縦断面視で、ノブ本体部44Aの外形に対応して、径方向内側に略クランク状に屈曲されて、ノブ本体部44Aの外周面を被覆している。
さらに、軟質本体部42Aの上面における径方向内側縁部には、「内壁」としての内筒42Dが一体に形成されており、内筒42Dは、略円筒状に形成されて、軟質本体部42Aから上側へ延出されている。そして、前述したように、軟質部42が軟質材料によって構成されているため、内筒42Dは、ロータリーノブアッシー40の径方向に弾性変形可能に構成されている。また、内筒42Dの肉厚は、軟質部42における内筒42D以外の部分の肉厚に比べて薄く設定されている。
また、図3〜図5に示されるように、ロータリーノブアッシー40(ノブ本体部44A)の上下方向中間部には、複数(本実施の形態では、4箇所)の保持爪44Cが一体に形成されている。複数の保持爪44Cは、ロータリーノブアッシー40の周方向に90度毎に離間して配置されている。また、保持爪44Cは、上端部をロータリーノブアッシー40に接続した略矩形板状に形成されると共に、ロータリーノブアッシー40の径方向に弾性変形可能に構成されている。さらに、保持爪44Cの下端部には、ロータリーノブアッシー40の径方向内側へ突出された保持爪部44C1が一体に形成されている。
ロータリーノブアッシー40(ノブ本体部44A)の内周面には、複数の保持爪44Cの上側で且つ複数の保持爪44Cの間の位置において、保持突起44Dが形成されている(すなわち、4箇所の保持突起44Dが形成されている)。保持突起44Dは、ロータリーノブアッシー40の周方向に延在されたリブ状に形成されている。
図1にも示されるように、ロータリーノブアッシー40(ノブ本体部44A)の内周面には、複数(本実施の形態では、20箇所)の節度山44Eが一体に形成されている。複数の節度山44Eは、ロータリーノブアッシー40の周方向に並んで配置されると共に、ロータリーノブアッシー40の周方向全周亘って形成されている。そして、節度山44Eの上下位置が、防音部42Cの上下位置に対応して設定されている。すなわち、ノブ本体部44Aの径方向において、防音部42Cと節度山44Eとが対向配置されている。また、節度山44Eは、平面視で、ロータリーノブアッシー40の径方向内側へ凸となる略円弧状に湾曲している。
(スライド機構50について)
図3〜図5に示されるように、スライド機構50は、後述するスライド操作機構60を第1方向及び第2方向へスライド(移動)可能に保持する機構として構成されている。このスライド機構50は、ホルダ52と、スライダ54と、を含んで構成されて、ロータリーノブアッシー40の内部に収容されている。
<ホルダ52について>
ホルダ52は、下側へ開放された略有底円筒状に形成されている。ホルダ52は、基板30の上側に隣接して配置されており、ホルダ52の下端部が、ネジSC1によって基板30と共にリッド20の固定ボス20Bに固定されている。ホルダ52の外周部における上端部には、径方向外側へ若干張り出された固定鍔52Aが一体に形成されており、固定鍔52Aは、ホルダ52の周方向全周に亘って形成されている。そして、固定鍔52Aが、ロータリーノブアッシー40の保持爪部44C1と保持突起44Dとによって上下に挟み込まれて、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に保持されている。具体的には、ホルダ52をロータリーノブアッシー40内に下側から挿入し、ロータリーノブアッシー40の保持爪44Cが、固定鍔52Aによって押圧されて、径方向外側へ弾性変形する。これにより、固定鍔52Aが、保持爪部44C1と保持突起44Dとの間に配置されて、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に組付けられている。また、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に組付けられた状態では、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に相対回転可能に組付けられている。これにより、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に回転可能に支持されている。
ホルダ52の上壁の上面には、収容部52Bが形成されている。この収容部52Bは、上側へ開放された凹状を成すと共に、平面視で第2方向を長手方向とする略トラック形状に形成されている。収容部52Bの略中央部には、第2方向を長手方向とする略矩形状の挿通孔52Cが貫通形成されている。挿通孔52Cは、長手方向中間部において、第1方向一方側及び他方側へ延出されたスリット状の第1スリット孔52C1を有している。また、挿通孔52Cは、第2方向他方側端部において、第1方向一方側及び他方側へ延出されたスリット状の第2スリット孔52C2を有している。
また、収容部52Bの第2方向一方側の端部には、支持柱52Dが形成されている。支持柱52Dは、略矩形柱状に形成されて、収容部52Bから上方側へ突出されている。また、支持柱52Dには、収容凹部52D1が形成されており、収容凹部52D1は、第2方向一方側へ開放された凹状に形成されると共に、第2方向一方側から見て略矩形状に形成されている。そして、収容凹部52D1には、節度機構56(図3参照)が収容されている。
ここで、節度機構56について説明する。図1(A)に示されるように、節度機構56は、節度部材57と、圧縮コイルスプリングとして構成された付勢バネ58と、を含んで構成されている。節度部材57は、第2方向に延在された略矩形柱状に形成されて、第2方向(すなわち、ロータリーノブアッシー40の径方向)において相対移動可能に収容凹部52D1内に収容されている。付勢バネ58は、収容凹部52D1内に収容されて、収容凹部52D1の底部と節度部材57との間に配置されている。これにより、付勢バネ58の付勢力によって節度部材57が第2方向一方側(ロータリーノブアッシー40の径方向外側)へ付勢されている。また、節度部材57の第2方向一方側の端部には、略半球状の節度部57Aが一体に形成されており、節度部57Aが、ロータリーノブアッシー40において周方向に隣り合う節度山44Eの間に配置されている。これにより、前述したロータリーノブアッシー40の防音部42Cが、節度機構56に対して径方向外側に配置されている。そして、ロータリーノブアッシー40が回転操作されるときには、節度部57Aが、節度山44Eを乗り越えることで、操作者に節度感(クリック感)が付与される構成になっている。また、上述のように、ロータリーノブアッシー40には、20箇所の節度山44Eが形成されている。このため、本実施の形態では、節度部57Aが1つの節度山44Eを乗り越えたときには、ロータリーノブアッシー40が、18度回転される設定になっている。すなわち、本実施の形態では、ロータリーノブアッシー40の回転ピッチが18度に設定されている。
ホルダ52の説明に戻って、図3〜図5に示されるように、収容部52Bの第2方向他方側の端部には、支持柱52Eが形成されている。支持柱52Eは、略矩形筒状に形成されて、収容部52Bから上方側へ突出されている。また、ホルダ52の下端部には、後述する検出機構90のプレート92を配置するための切欠部52Fが形成されており、切欠部52Fは、下側へ開放された凹状に形成されている。
<スライダ54について>
スライダ54は、下側へ開放された略有底筒状に形成されて、ホルダ52の収容部52Bの上側に配置されている。スライダ54の下端部には、第1方向一方側及び他方側の部分において、第2方向に並ぶ一対のガイド部54Aがそれぞれ形成されている。一対のガイド部54Aは、上下方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されて、スライダ54から第1方向一方側及び他方側へそれぞれ突出されている。そして、一対のガイド部54Aが、ホルダ52に対して第2方向へスライド可能に、ホルダ52の収容部52B内に収容されている。また、ガイド部54Aの収容部52Bへの収容状態では、ガイド部54Aの先端部が収容部52Bの内周面に当接することで、ガイド部54A(すなわちスライダ54)の第1方向への移動が制限されている。
スライダ54の上壁には、中央部において、挿通孔54Bが貫通形成されている。挿通孔54Bは、平面視で第1方向を長手方向とする略トラック形状に形成されている。さらに、スライダ54の第2方向一方側及び他方側の部分には、一対のガイド凹部54C,54Dが形成されている。一方のガイド凹部54Cは、第2方向一方側へ開放された凹状に形成されており、他方のガイド凹部54Dは、第2方向他方側へ開放された凹状に形成されている。そして、一方のガイド凹部54C内にホルダ52の支持柱52Dが、第2方向に相対移動可能に挿入され、他方のガイド凹部54D内にホルダ52の支持柱52Eが、第2方向に相対移動可能に挿入されている。これにより、スライダ54が第2方向へスライド可能にホルダ52によって保持されており、スライダ54が第2方向へのスライドを、ガイド凹部54C,54Dによってガイドする構成になっている。
さらに、スライダ54の上端部には、後述するノブベース68をガイドするための一対のガイドレール54Eが一体に形成されている。このガイドレール54Eは、スライダ54から第1方向一方側及び他方側へ突出されると共に、第1方向から見て、上方側へ開放された略U字形状に形成されている。すなわち、ガイドレール54Eの幅方向中央部には、上側へ開放されたガイド溝54Fが形成されており、ガイド溝54Fが、平面視で、第1基準線L1に沿って延在されている。
(スライド操作機構60について)
スライド操作機構60は、操作者によってスライド操作される「第1部材」としてのスライドノブ80と、スライドノブ80の操作時に、後述する検出機構90のプレート92をスライドノブ80と一体に移動させるための移動機構61と、を含んで構成されている。また、移動機構61は、シャフト62と、ピン64と、付勢バネ66と、ノブベース68と、を含んで構成されている。以下、先に移動機構61の構成を説明し、次いで、スライドノブ80の構成について説明する。
<シャフト62について>
シャフト62は、上下方向を板厚方向とした板状のシャフトベース62Aを有しており、シャフトベース62Aは、平面視で略正八角形状に形成されている。シャフトベース62Aは、ホルダ52の内部に収容されると共に、ホルダ52の上壁の下側に隣接して配置されている。
シャフトベース62Aには、一対のストッパ片62Bが一体に形成されている。ストッパ片62Bは、シャフトベース62Aの中央部に対して、第2方向一方側及び他方側にそれぞれ配置されており、シャフトベース62Aから上側へ突出されている。また、ストッパ片62Bは、第2方向を板厚方向とする略T字形板状に形成されている。具体的には、ストッパ片62Bは、シャフトベース62Aから上側へ延出された基部62B1と、基部62B1の上端部から第1方向一方側及び他方側へ延出されたストッパ部62B2と、を含んで構成されている。そして、一対のストッパ部62B2が、ホルダ52の収容部52Bの上側に配置されて、シャフト62がホルダ52に組付けられている。これにより、ストッパ部62B2とシャフトベース62Aとの間に、ホルダ52の収容部52Bが配置されて、シャフト62のホルダ52に対する上下移動が制限されている。
なお、シャフト62をホルダ52へ組付けるときには、一対のストッパ部62B2における第2方向一方側のストッパ部62B2をホルダ52の第1スリット孔52C1内に下側から挿入し、第2方向他方側のストッパ部62B2を第2スリット孔52C2内に下側から挿入する。次いで、シャフト62を第2方向一方側へホルダ52に対してスライドさせる。これにより、ストッパ部62B2が収容部52Bの上側に配置されて、シャフト62がホルダ52に組付けられている。なお、シャフト62のホルダ52への組付状態では、ストッパ片62Bの基部62B1がホルダ52の挿通孔52Cの内周面から離間されて、シャフト62の第1方向及び第2方向への移動が許容される構成になっている。
また、シャフト62は、上下方向を軸方向とした略矩形筒状のシャフト本体62Cを有している。シャフト本体62Cは、シャフトベース62Aの中央部から上側且つ下側へ突出されると共に、軸線ALと同軸上に配置されている。また、シャフト本体62Cの上部は、ホルダ52の挿通孔52C及びスライダ54の挿通孔54B内を挿通しており、シャフト本体62Cの上端部が、スライダ54に対して上側へ突出されている。
そして、シャフト本体62Cの下部を、操作軸62Dとしており、操作軸62Dの中央部には、ピン収容部62Eが形成されている。ピン収容部62Eは、断面円形状を成す下側へ開放された凹状に形成されている。また、ピン収容部62Eは、ピン収容部62Eの下部を構成する第1ピン収容部62E1と、ピン収容部62Eの上部を構成する第2ピン収容部62E2と、を有しており、第2ピン収容部62E2の径寸法が、第1ピン収容部62E1の径寸法よりも小さく設定されている。すなわち、ピン収容部62Eの内周面には、上下方向中間部において、段差部が形成されている。一方、シャフト本体62Cの上部における中央部には、断面円形状の固定凹部62Fが形成されており、固定凹部62Fは上側へ開放されている。
<ピン64について>
ピン64は、上下方向を軸方向としたシャフト状に形成されており、ピン64の直径寸法が、第2ピン収容部62E2の内径寸法よりも僅かに小さく設定されている。そして、ピン64が、シャフト62のピン収容部62E内に相対移動可能に収容されている。具体的には、ピン64の上端側の部分が、第2ピン収容部62E2内に収容されている。
ピン64の下端側の部分には、径方向外側へ張り出された鍔部64Aが一体に形成されている。鍔部64Aは、ピン64の軸方向から見て、円形状に形成されており、鍔部64Aの直径寸法が、第1ピン収容部62E1の内径寸法よりも僅かに小さく設定されている。そして、鍔部64Aが、第1ピン収容部62E1の下端部内に配置されている(図3及び図4参照)。また、ピン収容部62E内への収容状態では、ピン64の下端部が、操作軸62Dに対して下側へ突出されて、リッド20の支持凹部22Aによって支持されている。さらに、ピン64の下端部は、支持凹部22Aに対応する略半球状に形成されている。
<付勢バネ66について>
付勢バネ66は、圧縮コイルスプリングとして構成されている。そして、付勢バネ66が、ピン64の鍔部64Aよりも上側の部分に装着されて、ピン64と共にピン収容部62E内に収容されている。具体的には、付勢バネ66の上端部が、ピン収容部62Eの段差部に係止されて、付勢バネ66の下端部が、ピン64の鍔部64Aに係止されている。さらに、付勢バネ66のピン収容部62E内への収容状態では、付勢バネ66が圧縮変形している。このため、ピン64が、付勢バネ66の付勢力によって、下側へ付勢されて、ピン64の下端部が、支持凹部22Aに圧接されている。
<ノブベース68について>
ノブベース68は、全体として上側へ開放された略有底円筒状に形成されている。ノブベース68は、操作装置10の軸線ALと同軸上に配置されると共に、シャフト本体62Cの上側に隣接して配置されている。ノブベース68の底壁部における中央部には、固定孔68Aが貫通形成されている。そして、固定孔68A内にネジSC2が挿入されて、ネジSC2がシャフト62の固定凹部62Fに螺合されることで、ノブベース68がシャフト62に固定されている。これにより、移動機構61の全体が、一体移動可能に構成されている。
また、ノブベース68の底壁には、下側へ突出されたガイド片68B(図4参照)が一体に形成されている。このガイド片68Bは、第2方向を板厚方向とした板状に形成されると共に、平面視で第1基準線L1に沿って延在している。そして、ガイド片68Bが、前述したスライダ54のガイド溝54F内に、第1方向にスライド可能に挿入されている。これにより、ノブベース68(移動機構61)が、スライダ54のガイド溝54Fによってガイドされながら、スライダ54に対して第1方向へ移動する構成になっている。一方、ノブベース68(移動機構61)が、第2方向へ移動するときには、ノブベース68のガイド片68Bがスライダ54のガイド溝54Fに係合して、ノブベース68(移動機構61)が、スライダ54と共に、ホルダ52に対して第2方向へ移動する構成になっている。
また、ノブベース68の外周縁部には、4箇所のガイドレール68Cが一体に形成されている。ガイドレール68Cは、ノブベース68の底壁部から上側へ突出された柱状に形成されると共に、ノブベース68の周方向に90度毎に離間して配置されている。具体的には、平面視で、2箇所のガイドレール68Cが、第1基準線L1に沿って並んで配置されており、他の2箇所のガイドレール68Cが、第2基準線L2に沿って並んで配置されている。また、ガイドレール68Cは、平面視で、ノブベース68の径方向外側へ開放された略U字形状に形成されている。これにより、ガイドレール68Cの幅方向中央部には、ノブベース68の径方向外側へ開放され且つ上下方向に延在されたガイド溝68Dが形成されている。なお、ガイド溝68Dの下端部は、ノブベース68の底壁によって閉塞されている。
さらに、ノブベース68の外周縁部には、3箇所の係合片68Eが一体に形成されており、係合片68Eは、ノブベース68の底壁部から上側へ突出されると共に、ノブベース68の周方向に120度毎に離間して配置されている。この係合片68Eは、ノブベース68の径方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されると共に、平面視でノブベース68の周方向に沿って湾曲されている。また、係合片68Eの幅方向中央には、係合孔68E1が貫通形成されている。
さらに、ノブベース68の上側には、基板70が、配置されている。この基板70は、板厚方向を上下方向とした略円板状に形成されて、ノブベース68に固定されている。基板30の上面には、中央部において、スイッチ72が設けられており、スイッチ72はプッシュスイッチとして構成されている。また、基板70は、接続部材74(フレキシブルケーブル)によって基板30に接続されており、スイッチ72が制御部36と電気的に接続されている。
(スライドノブ80について)
スライドノブ80は、上下方向を板厚方向とした略円盤状に形成されて、ノブベース68及びロータリーノブアッシー40の上側において軸線ALと同軸上に配置されている。具体的には、スライドノブ80は、下側へ開放された略有底円筒状に形成されており、スライドノブ80の外径が、ロータリーノブアッシー40の外径よりも小さく設定されている。これにより、スライドノブ80の開口端部が、ロータリーノブアッシー40の軟質本体部42Aの上側に配置されている。
スライドノブ80の下面には、ノブベース68のガイドレール68Cに対応した4箇所のガイド部80A(図3及び図4参照)が一体に形成されており、ガイド部80Aは、スライドノブ80の下側へ突出されると共に、ガイドレール68C内に上下方向に相対移動可能に挿入されている。これにより、スライドノブ80が、ノブベース68に対して上下方向に相対移動可能に連結されている。
そして、スライドノブ80のノブベース68への連結状態では、ノブベース68が、スライドノブ80と共に、第1方向及び第2方向へ一体的に移動するように構成されている。すなわち、スライドノブ80が第1方向及び第2方向へ操作されたときには、スライドノブ80のガイド部80Aがノブベース68のガイドレール68Cに係合して、ノブベース68(移動機構61)がスライドノブ80と一体に第1方向及び第2方向へ移動する構成になっている。よって、スライド操作機構60の全体が第1方向及び第2方向へスライド可能に構成されている。なお、スライドノブ80のノブベース68への連結状態では、ガイド部80Aが、ノブベース68の底壁に当接することで、スライドノブ80の下側への移動が制限される構成になっている。
また、スライドノブ80の中央部には、スイッチ72と上下方向に対向するボス80B(図3及び図4参照)が形成されている。これにより、スライドノブ80が下方側へプッシュ操作されたときには、ボス80Bがスイッチ72を押圧して、スライドノブ80のプッシュ操作がスイッチ72によって検出される構成になっている。
なお、スライドノブ80には、ノブベース68の係合片68Eに対応する3箇所の係合爪(図示省略)が設けられており、係合爪は、係合片68Eの係合孔68E1内に上下方向に相対移動可能に挿入されている。これにより、係合爪が、係合孔68E1の上側の縁部に係合することで、スライドノブ80の上方側への移動が制限されている。
また、スライドノブ80の上側には、上下方向を厚み方向とし、且つ略円板状に形成されたタッチパッド82が載置されている。タッチパッド82は、両面テープなどの接着部材によって、スライドノブ80に固定されている。
また、スライドノブ80の外周部には、略リング状のノブリング84が固定されており、ノブリング84とスライドノブ80によってタッチパッド82が上下方向に挟持されている。このノブリング84は、複数(本実施の形態では、3箇所)の固定片84Aを有しており、固定片84Aは、ノブリング84の周方向に120度毎に離間して配置されている。そして、固定片84Aが、スライドノブ80の、図示しない固定爪に係合して、ノブリング84がスライドノブ80に固定されている。
さらに、スライドノブ80の開口端部には、下側へ開放された凹部80C(図1、図3、及び図4参照)が形成されており、凹部80Cはスライドノブ80の周方向全周に亘って形成されている。これにより、スライドノブ80の開口端部には、凹部80Cの径方向外側において、鍔部80Dが形成されている。そして、前述したロータリーノブアッシー40の内筒42Dの先端部(上端部)が凹部80C内に配置されている。すなわち、内筒42Dの先端部(上端部)が、凹部80Cの内部空間を、スライドノブ80の径方向に区画するように配置されている。そして、スライドノブ80がスライド操作されたときには、内筒42Dが凹部80Cに当接する構成になっている。また、スライド操作機構60の中立位置では、内筒42Dが、凹部80Cの径方向中央部よりも径方向外側(鍔部80D側)に寄って配置されている。
(検出機構90について)
図3〜図5、及び図7に示されるように、検出機構90は、プレート92と、リフレクタリング100と、を含んで構成されている。
<プレート92について>
プレート92は、黒色の樹脂材で構成されると共に、平面視で、上下方向を板厚方向とした略逆L字形板状に形成されている。具体的には、プレート92は、第1方向に延在された第1プレート部92Aと、第1プレート部92Aの基端部(第1方向一方側の端部)から第2方向他方側へ延出された第2プレート部92Bと、を含んで構成されている。第1プレート部92Aの基端部には、略矩形状を成す嵌合孔92Cが貫通形成されている。そして、前述したシャフト62の操作軸62Dが嵌合孔92C内に嵌入されている。これにより、プレート92が、基板30の上側において、スライド操作機構60と一体に第1方向及び第2方向にスライド可能に構成されている。なお、ロータリーノブアッシー40は、スライド操作機構60のホルダ52に相対移動可能に支持されているため、ロータリーノブアッシー40が、プレート92に対して相対移動可能に構成されている。すなわち、ロータリーノブアッシー40の回転時には、プレート92に回転力が付与されず、プレート92の位置が維持される構成になっている。
また、第1プレート部92A及び第2プレート部92Bの長手方向中間部には、下側へ略クランク状に屈曲された段差部がそれぞれ形成されており、第1プレート部92A及び第2プレート部92Bの各々の先端部が、第1プレート部92A及び第2プレート部92Bの各々の基端部に対して下側に配置されている。具体的には、第1プレート部92Aの先端部が、一方の第1検出部32Aの上側に近接して配置されており、第2プレート部92Bの先端部が、他方の第1検出部32Bの上側に近接して配置されている。
図6にも示されるように、第1プレート部92A及び第2プレート部92Bのそれぞれの先端部における下面には、第1反射板94A,94Bが設けられている。第1反射板94A,94Bは、平面視で、上下方向を板厚方向とした略L字形板状に形成されており、第1反射板94Aの上面が第1プレート部92Aの下面に固定され、第1反射板94Bの上面が第2プレート部92Bの下面に固定されている。
そして、スライド操作機構60の非作動状態(図3(A)及び図4(A)に示される状態であり、以下、スライド操作機構60における、この位置を「中立位置」と称し、プレート92における、この位置を「初期位置」と称する)では、平面視で第1反射板94Aが、一方の第1検出部32Aの第1方向他方側及び第2方向一方側に隣接して配置されている。すなわち、スライド操作機構60の中立位置では、上下方向において、第1反射板94Aと第1検出部32Aとが対向配置しないように、第1反射板94Aが第1検出部32Aに対してずれて配置されている(図7参照)。そして、スライド操作機構60が第1方向一方側又は第2方向他方側へスライド操作されたときには、上下方向において、第1反射板94Aと第1検出部32Aとが対向配置する設定になっている。これにより、第1検出部32Aによって上側へ照射された光が、第1反射板94Aによって下側に反射して、第1検出部32Aが、反射光を受光して、制御部36にオン信号を出力する構成になっている。
また、スライド操作機構60の中立位置では、平面視で第1反射板94Bが、他方の第1検出部32Bの第1方向他方側及び第2方向他方側に隣接して配置されている。すなわち、スライド操作機構60の中立位置では、上下方向において、第1反射板94Bと第1検出部32Bとが対向配置しないように、第1反射板94Bが第1検出部32Bに対してずれて配置されている(図7参照)。そして、スライド操作機構60が第1方向一方側又は第2方向一方側へスライド操作されたときには、上下方向において、第1反射板94Bと第1検出部32Bとが対向配置する設定になっている。これにより、第1検出部32Bによって上側へ照射された光が、第1反射板94Bによって下側に反射して、第1検出部32Bが、反射光を受光して、制御部36にオン信号を出力する構成になっている。
さらに、第1プレート部92Aの先端部における下面には、第1反射板94Aに対して第1方向一方側の位置において、第2反射板96が設けられている。第2反射板96は、平面視で、上下方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されており、第2反射板96の上面が第1プレート部92Aの下面に固定されている。
そして、スライド操作機構60の中立位置では、平面視で、第2反射板96が第2検出部34と重なって配置されている。すなわち、スライド操作機構60の中立位置では、上下方向において、第2反射板96と第2検出部34とが対向配置されている(図6及び図7参照)。これにより、スライド操作機構60の中立位置において、第2検出部34によって上側へ照射された光が、第2反射板96によって下側に反射して、第2検出部34が、反射光を受光して、制御部36にオン信号を出力する構成になっている。そして、スライド操作機構60が第1方向又は第2方向へスライド操作されたときには、上下方向において、第2反射板96と第2検出部34との対向配置状態が解除されて、第2検出部34が第1プレート部92Aと対向配置される設定になっている。よって、この場合には、第2検出部34によって上側へ照射された光が、第1プレート部92Aによって反射されず、第2検出部34が、制御部36にオフ信号を出力する構成になっている。
また、第1プレート部92A及び第2プレート部92Bのそれぞれの先端部には、レンズ98A,98Bが設けられている。このレンズ98A,98Bは、透光性を有する透明の樹脂材等によって構成されて、プレート92と一体に形成されている。そして、スライド操作機構60の中立位置において、平面視で、第1プレート部92Aのレンズ98Aが第1検出部32Aと重なって配置され、第2プレート部92Bのレンズ98Bが第1検出部32Bと重なって配置されている。これにより、スライド操作機構60の中立位置において、第1検出部32A(32B)によって上側へ照射された光が、レンズ98A(98B)を通過してプレート92の上側を照射するようになっている(図6にて、第1検出部32Aから上側へ向かう矢印参照)。
<リフレクタリング100について>
リフレクタリング100は、上下方向を軸方向とした略円筒状に形成されて、軸線ALと同軸上に配置されている。リフレクタリング100の上端部には、複数(本実施の形態では4箇所)嵌合片100Aが一体に形成されている。嵌合片100Aは、リフレクタリング100の径方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されて、リフレクタリング100から上側へ突出されている。また、嵌合片100Aは、リフレクタリング100の周方向に沿って湾曲しており、リフレクタリング100の周方向に90度毎に配置されている。そして、前述したロータリーノブアッシー40の下端部が嵌合片100Aの内側に嵌入されて、リフレクタリング100がロータリーノブアッシー40に一体回転可能に連結されている。また、リフレクタリング100がロータリーノブアッシー40に連結された状態では、リフレクタリング100が、プレート92(第1プレート部92A及び第2プレート部92Bの先端部)の上側に配置されている。
また、リフレクタリング100の下端部(軸方向一方側の端部)には、凹凸部102が形成されている。この凹凸部102は、下側へ開放された5箇所の凹部102Aと、凹部102Aに対して下側へ突出した5箇所の凸部102Bと、を含んで構成されており、凹部102Aと凸部102Bとが、リフレクタリング100の周方向において交互に等間隔に配置されている。具体的には、凹部102Aと凸部102Bとが、リフレクタリング100の周方向において、36度毎に配置されている。また、凹凸部102は、プレート92のレンズ98A,98Bの真上に配置されている。すなわち、スライド操作機構60の中立位置では、平面視で、凹凸部102が、レンズ98A,98B及び第1検出部32A,32Bと重なって配置されている(図6(A)及び(B)参照)。
また、リフレクタリング100は、白色の樹脂材によって構成されている。さらに、上述のように、凹凸部102は、凹部102Aと凸部102Bとによって構成されている。これにより、リフレクタリング100が回転することで、凹凸部102と第1検出部32A,32Bとの間の上下距離が変化する。そして、第1検出部32A,32Bによって照射され且つレンズ98A,98Bを透過した光は、凸部102Bによって下側へ反射して、第1検出部32A,32Bに再度到達するようになっている(図6(A)にて、凸部102Bから下側へ向かう矢印参照)。このため、第1検出部32A,32Bが凸部102Bによって反射した光を受光して、第1検出部32A,32Bがオン信号を出力する構成になっている。一方、レンズ98A,98Bを透過し且つ凹部102Aに到達した光は、光量が減少しているため、凹部102Aによって反射された光の光量も減少する。このため、第1検出部32A,32Bと凹部102Aとが上下方向に対向配置されたときには、第1検出部32A,32Bがオフ信号を出力する構成になっている。なお、凸部102Bにおける反射率を高くするために、リフレクタリング100の凸部102Bに、メッキ等の表面処理を施してもよい。
(作用効果)
次に、スライドノブ80がスライド操作された時のスライドノブ80の操作検出と、ロータリーノブアッシー40が回転操作されたときのロータリーノブアッシー40の操作検出と、を説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果を説明する。
(操作装置10の非作動状態について)
操作装置10の非作動状態では、スライド操作機構60が中立位置に配置されており(図3(A)及び図4(A)参照)、検出機構90のプレート92が初期位置に配置されている。このため、図7に示されるように、上下方向において、第1反射板94Aと第1検出部32Aとが対向配置しておらず、第1反射板94Bと第1検出部32Bとが対向配置していない。また、この状態では、上下方向において、プレート92のレンズ98Aと第1検出部32Aとが対向配置し、レンズ98Bと第1検出部32Bとが対向配置している。このため、第1検出部32A,32Bから上側へ照射した光は、レンズ98A,98Bを透過し、リフレクタリング100の凹凸部102によって反射する。そして、第1検出部32A,32Bは、凹凸部102によって反射した光を受光する。このため、第1検出部32A,32Bは、リフレクタリング100の凹凸部102との上下距離に応じた出力信号を制御部36へ出力する。
一方、プレート92の初期位置では、上下方向において、第2反射板96と第2検出部34とが対向配置している。このため、第2検出部34が制御部36にオン信号を出力する。
(スライドノブ80の第1方向への操作について)
操作装置10の非作動状態から、操作者によって、スライドノブ80を第1方向一方側(図4(A)の矢印C方向)へ操作すると、ノブベース68(移動機構61)がスライドノブ80と共に第1方向一方側へ移動する。具体的には、ノブベース68のガイド片68Bが、スライダ54のガイド溝54Fによってガイドされながら、ガイド溝54F内を第1方向一方側へ移動する。これにより、ノブベース68(移動機構61)がスライダ54に対して第1方向一方側へ相対移動する(図4(B)参照)。
ノブベース68(移動機構61)が、第1方向一方側へ移動すると、移動機構61のピン64の下端部が、リッド20の支持凹部22A上を第1方向一方側へ摺動する。これにより、ピン64が、付勢バネ66の付勢力に抗して、操作軸62Dの軸方向上側へ変位しながら、支持凹部22Aから第1方向一方側へ抜け出て、傾斜凹部22B上を第1方向一方側へ摺動する。よって、操作軸62Dが、軸線ALに対して第1方向一方側へ変位する(図4(B)参照)。
操作軸62Dが、第1方向一方側へ変位すると、検出機構90のプレート92が操作軸62Dと共に第1方向一方側へ変位する。このため、図8(A)及び図9(A)に示されるように、第2反射板96が第2検出部34に対して第1方向一方側へ相対変位する。これにより、上下方向における第2反射板96と第2検出部34との対向配置状態が解除される。その結果、第2検出部34から上側へ照射された光が、プレート92によって反射しなくなる。したがって、第2検出部34からの出力信号がオン信号からオフ信号へ切替る。なお、図8では、便宜上、オン信号を出力する第1検出部32A,32B、第2検出部34を、塗り潰して図示している。
また、プレート92が第1方向一方側へ変位すると、プレート92のレンズ98A,98Bが第1検出部32A,32Bに対して第1方向一方側へ相対変位する。これにより、上下方向における、レンズ98A(98B)と第1検出部32A(32B)との対向配置状態が解除される。また、このときには、平面視で、第1反射板94Aが第1検出部32Aと重なり、第1反射板94Bが第1検出部32Bと重なる。このため、第1検出部32Aから照射された光が第1反射板94Aによって反射して、第1検出部32Aが反射光を受光する。また、第1検出部32Bから照射された光が第1反射板94Bによって反射して、第1検出部32Bが反射光を受光する。これにより、第1検出部32A及び第1検出部32Bからの出力信号が、いずれもオン信号になる。
次に、操作者によって、スライドノブ80を中立位置から第1方向他方側へ操作すると、移動機構61の操作軸62Dが軸線ALに対して、第1方向他方側へ変位する。なお、移動機構61は、上述と同様に作動するため、移動機構61の動作の説明は、割愛する。
操作軸62Dが、軸線ALに対して第1方向他方側へ変位すると、検出機構90のプレート92が操作軸62Dと共に第1方向他方側へ変位する。このため、図8(B)及び図9(B)に示されるように、第2反射板96が第2検出部34に対して第1方向他方側へ相対変位する。これにより、上述と同様に、上下方向における第2反射板96と第2検出部34との対向配置状態が解除される。その結果、第2検出部34からの出力信号がオン信号からオフ信号へ切替る。
また、プレート92が第1方向他方側へ変位すると、プレート92のレンズ98A,98Bが第1検出部32A,32Bに対して第1方向他方側へ相対変位する。これにより、上述と同様に、上下方向における、レンズ98A(98B)と第1検出部32A(32B)との対向配置状態が解除される。また、このときには、平面視で、第1反射板94Aが第1検出部32Aと重ならず、第1反射板94Bが第1検出部32Bと重ならない。このため、第1検出部32A及び第1検出部32Bからの出力信号が、いずれもオフ信号になる。
(スライドノブ80の第2方向への操作について)
スライドノブ80の中立位置から、操作者によって、スライドノブ80を第2方向一方側(図3(A)の矢印E方向)へ操作すると、ノブベース68(移動機構61)が、スライドノブ80と共にホルダ52に対して第2方向一方側へ移動する。具体的には、ノブベース68のガイド片68Bが、スライダ54のガイドレール54Eにおけるガイド溝54Fに係合して、スライダ54が第2方向一方側へ押圧される。このため、スライダ54のガイド凹部54C,54Dがホルダ52の支持柱52D及び支持柱52Eに対して第2方向一方側へ相対移動する。これにより、ノブベース68(移動機構61)が、スライダ54と共にホルダ52に対して第2方向一方側へ移動する(図3(B)参照)。
ノブベース68(移動機構61)が、第2方向一方側へ移動すると、移動機構61のピン64の下端部が、リッド20の支持凹部22A上を第2方向一方側へ摺動する。これにより、ピン64が、付勢バネ66の付勢力に抗して、操作軸62Dの軸方向上側へ変位しながら、支持凹部22Aから第2方向一方側へ抜け出て、傾斜凹部22B上を第2方向一方側へ摺動する。よって、操作軸62Dが、軸線ALに対して第2方向一方側へ変位する(図3(B)参照)。
操作軸62Dが、第2方向一方側へ変位すると、検出機構90のプレート92が操作軸62Dと共に第2方向一方側へ変位する。このため、図8(C)に示されるように、第2反射板96が第2検出部34に対して第2方向一方側へ相対変位する。これにより、上下方向における第2反射板96と第2検出部34との対向配置状態が解除される。その結果、上述と同様に、第2検出部34からの出力信号がオン信号からオフ信号へ切替る。
また、プレート92が第2方向一方側へ変位すると、プレート92のレンズ98A,98Bが第1検出部32A,32Bに対して第2方向一方側へ相対変位する。これにより、上下方向における、レンズ98A(98B)と第1検出部32A(32B)との対向配置状態が解除される。また、このときには、平面視で、第1反射板94Aが第1検出部32Aと重ならず、第1反射板94Bが第1検出部32Bと重なる。このため、第1検出部32Aの出力信号が、オフ信号になり、第1検出部32Bからの出力信号が、オン信号になる。
次に、操作者によって、スライドノブ80を第2方向他方側へ操作すると、移動機構61の操作軸62Dが軸線ALに対して、第2方向他方側へ変位する。なお、移動機構61は、上述と同様に作動するため、移動機構61の動作の説明は、割愛する。
操作軸62Dが、第2方向他方側へ変位すると、検出機構90のプレート92が操作軸62Dと共に第2方向他方側へ変位する。このため、図8(D)に示されるように、第2反射板96が第2検出部34に対して第2方向他方側へ相対変位する。これにより、上述と同様に、上下方向における第2反射板96と第2検出部34との対向配置状態が解除される。その結果、上述と同様に、第2検出部34からの出力信号がオン信号からオフ信号へ切替る。
また、プレート92が第2方向他方側へ変位すると、プレート92のレンズ98A,98Bが第1検出部32A,32Bに対して第2方向他方側へ相対変位する。これにより、レンズ98A(98B)と第1検出部32A(32B)との対向配置状態が解除される。また、このときには、平面視で、第1反射板94Aが第1検出部32Aと重なり、第1反射板94Bが第1検出部32Bと重ならない。このため、第1検出部32Aの出力信号が、オン信号になり、第1検出部32Bからの出力信号が、オフ信号になる。
なお、スライドノブ80の第1方向(第2方向)への操作完了後は、移動機構61の付勢バネ66の付勢力によって、移動機構61のピン64が、リッド20の傾斜凹部22B上を初期位置側へ摺動して、支持凹部22A内に収容される。このため、スライドノブ80(スライド操作機構60)が中立位置に復帰する。
(ロータリーノブアッシー40の回転操作について)
ロータリーノブアッシー40の回転操作時では、スライドノブ80(すなわち、スライド操作機構60)が中立位置に維持されている。このため、検出機構90のプレート92が初期位置に維持される。
よって、上述のように、上下方向において、プレート92のレンズ98A(98B)と第1検出部32A(32B)とが対向配置されている。このため、第1検出部32A(32B)から照射された光がレンズ98A(98B)を透過して、リフレクタリング100の凹凸部102を照射している。また、上下方向において、第2反射板96と第2検出部34とが対向配置されている。このため、ロータリーノブアッシー40の回転操作時では、第2検出部34が制御部36に常にオン信号を出力する。
そして、以下の説明では、図10(A)に示される状態1をロータリーノブアッシー40の非作動状態(回転操作前の状態)とし、状態1からロータリーノブアッシー40を回転方向一方側(図10の矢印G方向側)へ1ピッチ(18度)回転させた状態を状態2(図10(B)参照)とし、状態2から1ピッチさらに回転させた状態を状態3(図10(C)参照)とし、状態3から1ピッチさらに回転させた状態を状態4(図10(D)参照)として説明する。なお、図10では、便宜上、リフレクタリング100の凸部102Bにハッチングを施して図示している。また、ロータリーノブアッシー40の回転ピッチをドットにて図示している。
図10(A)に示されるように、状態1では、上下方向において、第1検出部32Aが、リフレクタリング100の凸部102Bに対向配置され、第1検出部32Bが、他の凸部102Bに対向配置されている。このため、第1検出部32A及び第1検出部32Bの出力信号が、何れもオン信号となる。
ロータリーノブアッシー40を状態1から状態2に回転させると、図10(B)に示されるように、上下方向において第1検出部32Aと対向配置される凹凸部102が、凸部102Bから凹部102Aへ切替る。一方、状態2では、第1検出部32Bと対向配置される凹凸部102が、凸部102Bとして維持される。このため、第1検出部32Aの出力信号が、オン信号からオフ信号へ切替わり、第1検出部32Bの出力信号は、切替わらず、オン信号のままとなる。
ロータリーノブアッシー40を状態2から状態3へ回転させると、図10(C)に示されるように、第1検出部32Aと対向配置される凹凸部102が、凹部102Aとして維持される。一方、状態3では、上下方向において第1検出部32Bと対向配置される凹凸部102が、凸部102Bから凹部102Aへ切替る。このため、第1検出部32Aの出力信号が、切替わらず、オフ信号のままとなり、第1検出部32Bの出力信号が、オン信号からオフ信号へ切替わる。
ロータリーノブアッシー40を状態3から状態4へ回転させると、図10(D)に示されるように、第1検出部32Aと対向配置される凹凸部102が、凹部102Aから凸部102Bへ切替る。一方、状態4では、上下方向において第1検出部32Bと対向配置される凹凸部102が、凹部102Aとして維持される。このため、第1検出部32Aの出力信号が、オフ信号からオン信号へ切替り、第1検出部32Bの出力信号は、切替わらず、オフ信号のままとなる。
そして、状態4からロータリーノブアッシー40を回転方向一方側へさらに1ピッチ回転させると、状態1に戻る。よって、以降、状態1から状態4の回転操作が繰り返される。
一方、状態1からロータリーノブアッシー40を回転方向他方側(図10(A)の矢印H方向側)へ1ピッチ毎に回転させると、ロータリーノブアッシー40の状態が、状態1、状態4、状態3、状態2の順に切替わる。これにより、ロータリーノブアッシー40を回転方向他方側への回転操作時においても、第1検出部32A及び第1検出部32Bの出力信号が、上記の出力状態となる。
図11に示される表は、上記のスライドノブ80に対するスライド操作時と、ロータリーノブアッシー40に対する回転操作時における、第1検出部32A,32B及び第2検出部34の出力信号を示している。
図11(A)及び(B)に示されるように、スライドノブ80に対するスライド操作時には、第2検出部34における出力信号が、常にオフ信号になり、ロータリーノブアッシー40に対する回転操作時には、第2検出部34における出力信号が、常にオン信号になる。これにより、操作装置10に対する操作が、スライド操作及び回転操作の何れの操作であるのかを、第2検出部34によって検出することができる。
また、図11(A)に示されるように、スライドノブ80に対するスライド操作時には、第1検出部32A,32Bの出力信号の組み合わせが、全て異なる組み合わせになる。このため、スライドノブ80の第1方向又は第2方向の操作を第1検出部32A,32Bによって検出することができる。
さらに、図11(B)に示されるように、ロータリーノブアッシー40に対する回転操作時には、状態1〜状態4における第1検出部32A,32Bの出力信号の組み合わせが、全て異なる組み合わせになる。このため、ロータリーノブアッシー40の回転位置を第1検出部32A,32Bによって検出することができる。また、ロータリーノブアッシー40の回転方向一方側と他方側との回転では、ロータリーノブアッシー40の状態変化の順番が異なる。このため、ロータリーノブアッシー40の回転方向を第1検出部32A,32Bによって検出することができる。
また、本実施の形態の操作装置10では、スライドノブ80が、下側へ開放された有底円筒状に形成されており、スライドノブ80の下側には、ロータリーノブアッシー40が配置されている。また、ロータリーノブアッシー40には、ロータリーノブアッシー40から上側へ突出された内筒42Dが一体に形成されており、スライド操作機構60の中立位置では、ロータリーノブアッシーの内筒42Dが、スライドノブ80の凹部80Cにおける径方向中間部に配置されている。すなわち、内筒42Dが、スライドノブ80の鍔部80Dに対して径方向内側に配置されている。このため、液滴等がスライドノブ80の開口端部(鍔部80D)からスライドノブ80の内部に浸入することを内筒42Dによって抑制することができる。
ここで、内筒42Dが、弾性変形可能な軟質材料によって構成されている。このため、図3(B)及び図4(B)に示されるように、スライドノブ80が、スライド操作され、第1方向(第2方向)一方側又は第1方向(第2方向)他方側へ移動したときに、内筒42Dがスライドノブ80の鍔部80Dやスライドノブ80内の部位に当たると、内筒42Dがスライドノブ80によって押圧されて弾性変形する。すなわち、スライドノブ80の径方向における内筒42Dと鍔部80Dとの間の距離を、スライド操作時におけるスライドノブ80のストロークよりも短くしても、スライドノブ80の操作を許容することができる。これにより、スライドノブ80がスライド操作されたときに、内筒42Dと鍔部80Dとが干渉しないように、内筒42Dと鍔部80Dとの間の距離をスライドノブ80のストロークよりも長くした比較例と比べて、径方向においてスライドノブ80を小型化することができると共に、ひいては操作装置10を小型化することができる。したがって、操作装置10の小型化に寄与することができる。
また、スライドノブ80が、スライド操作されたときに、スライドノブ80が内筒42Dに当たっても、内筒42Dが軟質材料で構成されているため、スライドノブ80と内筒42Dとの衝突音を軽減することができる。
また、上述のように、本実施の形態では、径方向における、スライドノブ80の鍔部80Dと、ロータリーノブアッシー40の内筒42Dと、の間の距離を短く設定することができる。換言すると、内筒42Dを鍔部80Dに近接して配置することができる。これにより、液滴等がスライドノブ80の内側へ浸入することを、内筒42Dによって効果的に抑制できる。
また、内筒42Dは、回転操作可能に構成されたロータリーノブアッシー40に設けられている。このため、スライド操作及び回転操作可能に構成された複合型の操作装置10において小型化に寄与することができる。
また、ロータリーノブアッシー40は把持部42Bを有しており、把持部42Bが内筒42Dと同一材料(すなわち、軟質材料)によって構成されている。これにより、軟質材料を活用して、操作者に対して操作性を向上するための把持部42Bと、スライドノブ80内への液滴の浸入を抑制するための内筒42Dと、をロータリーノブアッシー40に設けることができる。
また、ロータリーノブアッシー40では、軟質部42と硬質部44とが一体に形成されている。これにより、軟質部42と硬質部44とを別体で構成して、両者を組付ける場合と比べて、組付性を向上することができる。
また、ロータリーノブアッシー40では、軟質部42が防音部42Cを有している。そして、防音部42Cが、ノブ本体部44Aの外周部を被覆すると共に、節度機構56に対してロータリーノブアッシー40の径方向外側に配置されている。このため、節度機構56の節度部材57がロータリーノブアッシー40の節度山44Eを乗り越えた後の異音を、防音部42Cによって吸収することができる。すなわち、防音部42C(軟質部42)を吸音材として機能させることができる。これにより、節度機構56が作動するときの異音の発生を抑制することができる。したがって、操作装置10における防音効果を高くすることができる。
また、ロータリーノブアッシー40の軟質部42では、防音部42Cがノブ本体部44Aの周方向全周に亘って形成されている。これにより、操作装置10における防音効果を一層高くすることができる。
また、ロータリーノブアッシー40の軟質部42では、内筒42Dの肉厚が、軟質部42における内筒42D以外の部分の肉厚に比べて薄く設定されている。このため、スライドノブ80のスライド操作時に、内筒42Dを弾性変形させるための押圧荷重を比較的低くすることができる。これにより、スライド操作時における操作フィーリングへの影響を抑制しつつ、スライドノブ80(すなわち)操作装置10の小型化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、操作装置10が、スライド操作可能に構成されたスライドノブ80と、回転操作可能に構成されたロータリーノブアッシー40と、を含んで構成されている。すなわち、操作装置10が、2つの操作部材を有している。これに代えて、1つの操作部材を有する操作装置に、本発明の構造を適用してもよい。
例えば、本実施の形態の操作装置10において、ロータリーノブアッシー40を省略してもよい。この場合には、軟質材料によって構成された内筒42Dをケース12に形成してもよい。これにより、この場合には、ケース12が本発明の「第2部材」に対応する。
また、例えば、図12に示されるように、1つの操作部材(スライドノブ80)を有し、且つ車両のパネルPに組付けられる操作装置110に、本発明の構造を適用してもよい。この場合には、車両のパネルPに内筒42Dを設けると共に、当該内筒42Dをスライドノブ80の開口端部の径方向内側に配置する。これにより、この場合には、操作装置110が、パネルPを含んで構成されており、パネルPが本発明の「第2部材」に対応する。
また、本実施の形態では、操作装置10がスライド操作可能に構成されているが、傾倒操作(チルト操作)可能に構成された操作装置に、本発明の構造を適用してもよい。
例えば、操作装置10において、スライドノブ80の代わりに軸線ALに対して傾倒可能な第1部材としての操作ノブを設け、操作ノブを傾倒可能に支持する傾倒機構をケース12の内部に収容し、ロータリーノブアッシー40に内筒42Dを設けてもよい。これにより、傾倒可能に構成された操作装置における小型化に寄与することができる。
また、上述のように、1つの操作部材を有する操作装置においても、操作部材を傾倒操作(チルト操作)可能に構成して、当該操作装置に本発明の構造を適用してもよい。
また、本実施の形態では、操作装置10が、スライドノブ80の下側にロータリーノブアッシー40を配置した構成になっているが、スライドノブとロータリーノブアッシーとの上下位置を反転した操作装置に、本発明の構造を適用してもよい。この場合には、例えば、ロータリーノブアッシーを下側へ開放された有底円筒状に形成すると共に、筒状のスライドノブをロータリーノブアッシーの下側に配置する。そして、内筒42Dをスライドノブから上側へ突出させて、ロータリーノブアッシーの径方向内側に配置する。これにより、スライドノブとロータリーノブアッシーとの上下位置を反転した操作装置においても、操作装置の小型化に寄与することができる。そして、この場合には、回転操作可能に構成されたロータリーノブアッシーが本発明の「第1部材」に対応して、スライド可能に構成されたスライドノブが本発明の「第2部材」に対応する。
さらに、この場合には、上述と同様に、スライドノブの代わりに、軸線ALに対して傾倒可能な操作部材を、ロータリーノブアッシーの下側に配置してもよい。
10 操作装置
12 ケース
20 リッド(支持部材)
20A リブ
20B 固定ボス
22 隆起部
22A 支持凹部
22B 傾斜凹部
30 基板
30A 孔部
32A 第1検出部
32B 第1検出部
34 第2検出部
36 制御部
40 ロータリーノブアッシー(第2部材)
42 軟質部
42A 軟質本体部
42B 把持部
42C 防音部
42D 内筒(内壁)
44 硬質部
44A ノブ本体部(本体部)
44B ベース部
44B1 孔部
44C 保持爪
44C1 保持爪部
44D 保持突起
44E 節度山
50 スライド機構
52 ホルダ
52A 固定鍔
52B 収容部
52C 挿通孔
52C1 第1スリット孔
52C2 第2スリット孔
52D 支持柱
52D1 収容凹部
52E 支持柱
52F 切欠部
54 スライダ
54A ガイド部
54B 挿通孔
54C ガイド凹部
54D ガイド凹部
54E ガイドレール
54F ガイド溝
56 節度機構
57 節度部材
57A 節度部
58 付勢バネ
60 スライド操作機構
61 移動機構
62 シャフト
62A シャフトベース
62B ストッパ片
62B1 基部
62B2 ストッパ部
62C シャフト本体
62D 操作軸
62E ピン収容部
62E1 第1ピン収容部
62E2 第2ピン収容部
62F 固定凹部
64 ピン
64A 鍔部
66 付勢バネ
68 ノブベース
68A 固定孔
68B ガイド片
68C ガイドレール
68D ガイド溝
68E 係合片
68E1 係合孔
70 基板
72 スイッチ
74 接続部材
80 スライドノブ(第1部材)
80A ガイド部
80B ボス
80C 凹部
80D 鍔部
82 タッチパッド
84 ノブリング
84A 固定片
90 検出機構
92 プレート
92A 第1プレート部
92B 第2プレート部
92C 嵌合孔
94A 第1反射板
94B 第1反射板
96 第2反射板
98A レンズ
98B レンズ
100 リフレクタリング
100A 嵌合片
102 凹凸部
102A 凹部
102B 凸部
110 操作装置
AL 軸線
L1 第1基準線
L2 第2基準線
SC1 ネジ
SC2 ネジ
P パネル

Claims (6)

  1. 筒状を成す第1部材と、
    前記第1部材の軸方向一方側に設けられ、前記第1部材の軸方向一端部と対向して配置された第2部材と、
    前記第2部材に設けられ、前記第2部材から前記第1部材の軸方向他方側へ延出され且つ前記第1部材の軸方向一端部に対して前記第1部材の径方向内側に配置された筒状の内壁と、
    を備え、
    前記第1部材が、前記第1部材の軸線に対して直交する方向にスライド操作可能に又は当該軸線の軸方向に対して傾倒するチルト操作可能に構成され、
    前記内壁が、弾性変形可能な軟質材料によって構成されていることを特徴とする操作装置。
  2. 筒状を成す第1部材と、
    前記第1部材の軸方向一方側に設けられ、前記第1部材の軸方向一端部と対向して配置された第2部材と、
    前記第2部材に設けられ、前記第2部材から前記第1部材の軸方向他方側へ延出され且つ前記第1部材の軸方向一端部に対して前記第1部材の径方向内側に配置された筒状の内壁と、
    を備え、
    前記第1部材及び前記第2部材の一方が、前記第1部材の軸線に対して直交する方向にスライド操作可能に又は当該軸線の軸方向に対して傾倒するチルト操作可能に構成され、
    前記第1部材及び前記第2部材の他方が、前記軸線回りに回転操作可能に構成され、
    前記内壁が、弾性変形可能な軟質材料によって構成されていることを特徴とする操作装置。
  3. 前記第2部材は、前記第1部材よりも大径を成す筒状のベース部を備え、
    前記ベース部は、前記ベース部から径方向外側へ突出された把持部を有しており、前記把持部と前記内壁とが同一材料で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の操作装置。
  4. 前記ベース部は、硬質材料で構成されており、
    前記第2部材では、軟質材料と硬質材料とが一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の操作装置。
  5. 前記第1部材が、前記スライド操作可能に又は前記チルト操作可能に構成されると共に、前記第2部材が、前記回転操作可能に構成され、
    前記第2部材は、前記ベース部の径方向内側に配置された筒状の本体部を有し、
    前記本体部の径方向内側には、前記本体部の内周面に形成された節度山に当接され且つ前記第2部材の回転操作時に操作者に節度感を付与する節度部材を含んで構成された節度機構が設けられており、
    前記本体部の外周面には、前記節度機構に対して前記本体部の径方向外側において、前記軟質材料で構成された防音部が一体に形成されている請求項3又は請求項4に記載の操作装置。
  6. 前記防音部が、前記本体部の周方向全周に亘って形成されていることを特徴とする請求項5に記載の操作装置。
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