JP2019110034A - 操作装置 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、複合型の操作装置としては、操作体がスライド操作されるものなどもある。
ケース12は、上下方向を軸方向とした略円筒状に形成されて、軸線ALと同軸上に配置されている。ケース12の上端部における直径寸法は、他の部分に比べて小さく設定されている。このため、ケース12の上端部が、ケース12の径方向内側へ張り出されている。
リッド20は、上下方向を板厚方向とした略円板状に形成されている。このリッド20の外周部には、上方側へ突出されたリブ20Aが一体に形成されており、リブ20Aは、リッド20の周方向全周に亘って形成されている。そして、リブ20Aが、下側からケース12の開口部内に嵌入されて、リッド20がケース12に固定されている。これにより、ケース12の下端部が、リッド20によって閉塞されている。
基板30は、上下方向を板厚方向とし、中央部に孔部30Aを有する略円環板状に形成されている。基板30は、リッド20のリブ20Aの上側に載置されて、後述するホルダ52と共にネジSC1によってリッド20の固定ボス20Bに固定されている。なお、基板30の固定状態では、リッド20の隆起部22が、基板30の孔部30A内に配置されて、基板30が隆起部22の径方向外側に配置されている。
図1〜図5に示されるように、ロータリーノブアッシー40は、全体として上下方向を軸方向とした略円筒状に形成されている。そして、ロータリーノブアッシー40は、軸線ALと同軸上に配置されて、ロータリーノブアッシー40の下側部分がケース12内に回転可能に収容されている。また、ロータリーノブアッシー40は、後述するホルダ52によって、軸線AL回りに回転可能に支持されている。
図3〜図5に示されるように、スライド機構50は、後述するスライド操作機構60を第1方向及び第2方向へスライド(移動)可能に保持する機構として構成されている。このスライド機構50は、ホルダ52と、スライダ54と、を含んで構成されて、ロータリーノブアッシー40の内部に収容されている。
ホルダ52は、下側へ開放された略有底円筒状に形成されている。ホルダ52は、基板30の上側に隣接して配置されており、ホルダ52の下端部が、ネジSC1によって基板30と共にリッド20の固定ボス20Bに固定されている。ホルダ52の外周部における上端部には、径方向外側へ若干張り出された固定鍔52Aが一体に形成されており、固定鍔52Aは、ホルダ52の周方向全周に亘って形成されている。そして、固定鍔52Aが、ロータリーノブアッシー40の保持爪部44C1と保持突起44Dとによって上下に挟み込まれて、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に保持されている。具体的には、ホルダ52をロータリーノブアッシー40内に下側から挿入し、ロータリーノブアッシー40の保持爪44Cが、固定鍔52Aによって押圧されて、径方向外側へ弾性変形する。これにより、固定鍔52Aが、保持爪部44C1と保持突起44Dとの間に配置されて、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に組付けられている。また、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に組付けられた状態では、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に相対回転可能に組付けられている。これにより、ロータリーノブアッシー40がホルダ52に回転可能に支持されている。
スライダ54は、下側へ開放された略有底筒状に形成されて、ホルダ52の収容部52Bの上側に配置されている。スライダ54の下端部には、第1方向一方側及び他方側の部分において、第2方向に並ぶ一対のガイド部54Aがそれぞれ形成されている。一対のガイド部54Aは、上下方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されて、スライダ54から第1方向一方側及び他方側へそれぞれ突出されている。そして、一対のガイド部54Aが、ホルダ52に対して第2方向へスライド可能に、ホルダ52の収容部52B内に収容されている。また、ガイド部54Aの収容部52Bへの収容状態では、ガイド部54Aの先端部が収容部52Bの内周面に当接することで、ガイド部54A(すなわちスライダ54)の第1方向への移動が制限されている。
スライド操作機構60は、操作者によってスライド操作される「第1部材」としてのスライドノブ80と、スライドノブ80の操作時に、後述する検出機構90のプレート92をスライドノブ80と一体に移動させるための移動機構61と、を含んで構成されている。また、移動機構61は、シャフト62と、ピン64と、付勢バネ66と、ノブベース68と、を含んで構成されている。以下、先に移動機構61の構成を説明し、次いで、スライドノブ80の構成について説明する。
シャフト62は、上下方向を板厚方向とした板状のシャフトベース62Aを有しており、シャフトベース62Aは、平面視で略正八角形状に形成されている。シャフトベース62Aは、ホルダ52の内部に収容されると共に、ホルダ52の上壁の下側に隣接して配置されている。
ピン64は、上下方向を軸方向としたシャフト状に形成されており、ピン64の直径寸法が、第2ピン収容部62E2の内径寸法よりも僅かに小さく設定されている。そして、ピン64が、シャフト62のピン収容部62E内に相対移動可能に収容されている。具体的には、ピン64の上端側の部分が、第2ピン収容部62E2内に収容されている。
付勢バネ66は、圧縮コイルスプリングとして構成されている。そして、付勢バネ66が、ピン64の鍔部64Aよりも上側の部分に装着されて、ピン64と共にピン収容部62E内に収容されている。具体的には、付勢バネ66の上端部が、ピン収容部62Eの段差部に係止されて、付勢バネ66の下端部が、ピン64の鍔部64Aに係止されている。さらに、付勢バネ66のピン収容部62E内への収容状態では、付勢バネ66が圧縮変形している。このため、ピン64が、付勢バネ66の付勢力によって、下側へ付勢されて、ピン64の下端部が、支持凹部22Aに圧接されている。
ノブベース68は、全体として上側へ開放された略有底円筒状に形成されている。ノブベース68は、操作装置10の軸線ALと同軸上に配置されると共に、シャフト本体62Cの上側に隣接して配置されている。ノブベース68の底壁部における中央部には、固定孔68Aが貫通形成されている。そして、固定孔68A内にネジSC2が挿入されて、ネジSC2がシャフト62の固定凹部62Fに螺合されることで、ノブベース68がシャフト62に固定されている。これにより、移動機構61の全体が、一体移動可能に構成されている。
スライドノブ80は、上下方向を板厚方向とした略円盤状に形成されて、ノブベース68及びロータリーノブアッシー40の上側において軸線ALと同軸上に配置されている。具体的には、スライドノブ80は、下側へ開放された略有底円筒状に形成されており、スライドノブ80の外径が、ロータリーノブアッシー40の外径よりも小さく設定されている。これにより、スライドノブ80の開口端部が、ロータリーノブアッシー40の軟質本体部42Aの上側に配置されている。
図3〜図5、及び図7に示されるように、検出機構90は、プレート92と、リフレクタリング100と、を含んで構成されている。
プレート92は、黒色の樹脂材で構成されると共に、平面視で、上下方向を板厚方向とした略逆L字形板状に形成されている。具体的には、プレート92は、第1方向に延在された第1プレート部92Aと、第1プレート部92Aの基端部(第1方向一方側の端部)から第2方向他方側へ延出された第2プレート部92Bと、を含んで構成されている。第1プレート部92Aの基端部には、略矩形状を成す嵌合孔92Cが貫通形成されている。そして、前述したシャフト62の操作軸62Dが嵌合孔92C内に嵌入されている。これにより、プレート92が、基板30の上側において、スライド操作機構60と一体に第1方向及び第2方向にスライド可能に構成されている。なお、ロータリーノブアッシー40は、スライド操作機構60のホルダ52に相対移動可能に支持されているため、ロータリーノブアッシー40が、プレート92に対して相対移動可能に構成されている。すなわち、ロータリーノブアッシー40の回転時には、プレート92に回転力が付与されず、プレート92の位置が維持される構成になっている。
リフレクタリング100は、上下方向を軸方向とした略円筒状に形成されて、軸線ALと同軸上に配置されている。リフレクタリング100の上端部には、複数(本実施の形態では4箇所)嵌合片100Aが一体に形成されている。嵌合片100Aは、リフレクタリング100の径方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されて、リフレクタリング100から上側へ突出されている。また、嵌合片100Aは、リフレクタリング100の周方向に沿って湾曲しており、リフレクタリング100の周方向に90度毎に配置されている。そして、前述したロータリーノブアッシー40の下端部が嵌合片100Aの内側に嵌入されて、リフレクタリング100がロータリーノブアッシー40に一体回転可能に連結されている。また、リフレクタリング100がロータリーノブアッシー40に連結された状態では、リフレクタリング100が、プレート92(第1プレート部92A及び第2プレート部92Bの先端部)の上側に配置されている。
次に、スライドノブ80がスライド操作された時のスライドノブ80の操作検出と、ロータリーノブアッシー40が回転操作されたときのロータリーノブアッシー40の操作検出と、を説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果を説明する。
操作装置10の非作動状態では、スライド操作機構60が中立位置に配置されており(図3(A)及び図4(A)参照)、検出機構90のプレート92が初期位置に配置されている。このため、図7に示されるように、上下方向において、第1反射板94Aと第1検出部32Aとが対向配置しておらず、第1反射板94Bと第1検出部32Bとが対向配置していない。また、この状態では、上下方向において、プレート92のレンズ98Aと第1検出部32Aとが対向配置し、レンズ98Bと第1検出部32Bとが対向配置している。このため、第1検出部32A,32Bから上側へ照射した光は、レンズ98A,98Bを透過し、リフレクタリング100の凹凸部102によって反射する。そして、第1検出部32A,32Bは、凹凸部102によって反射した光を受光する。このため、第1検出部32A,32Bは、リフレクタリング100の凹凸部102との上下距離に応じた出力信号を制御部36へ出力する。
一方、プレート92の初期位置では、上下方向において、第2反射板96と第2検出部34とが対向配置している。このため、第2検出部34が制御部36にオン信号を出力する。
操作装置10の非作動状態から、操作者によって、スライドノブ80を第1方向一方側(図4(A)の矢印C方向)へ操作すると、ノブベース68(移動機構61)がスライドノブ80と共に第1方向一方側へ移動する。具体的には、ノブベース68のガイド片68Bが、スライダ54のガイド溝54Fによってガイドされながら、ガイド溝54F内を第1方向一方側へ移動する。これにより、ノブベース68(移動機構61)がスライダ54に対して第1方向一方側へ相対移動する(図4(B)参照)。
スライドノブ80の中立位置から、操作者によって、スライドノブ80を第2方向一方側(図3(A)の矢印E方向)へ操作すると、ノブベース68(移動機構61)が、スライドノブ80と共にホルダ52に対して第2方向一方側へ移動する。具体的には、ノブベース68のガイド片68Bが、スライダ54のガイドレール54Eにおけるガイド溝54Fに係合して、スライダ54が第2方向一方側へ押圧される。このため、スライダ54のガイド凹部54C,54Dがホルダ52の支持柱52D及び支持柱52Eに対して第2方向一方側へ相対移動する。これにより、ノブベース68(移動機構61)が、スライダ54と共にホルダ52に対して第2方向一方側へ移動する(図3(B)参照)。
ロータリーノブアッシー40の回転操作時では、スライドノブ80(すなわち、スライド操作機構60)が中立位置に維持されている。このため、検出機構90のプレート92が初期位置に維持される。
よって、上述のように、上下方向において、プレート92のレンズ98A(98B)と第1検出部32A(32B)とが対向配置されている。このため、第1検出部32A(32B)から照射された光がレンズ98A(98B)を透過して、リフレクタリング100の凹凸部102を照射している。また、上下方向において、第2反射板96と第2検出部34とが対向配置されている。このため、ロータリーノブアッシー40の回転操作時では、第2検出部34が制御部36に常にオン信号を出力する。
図11(A)及び(B)に示されるように、スライドノブ80に対するスライド操作時には、第2検出部34における出力信号が、常にオフ信号になり、ロータリーノブアッシー40に対する回転操作時には、第2検出部34における出力信号が、常にオン信号になる。これにより、操作装置10に対する操作が、スライド操作及び回転操作の何れの操作であるのかを、第2検出部34によって検出することができる。
例えば、本実施の形態の操作装置10において、ロータリーノブアッシー40を省略してもよい。この場合には、軟質材料によって構成された内筒42Dをケース12に形成してもよい。これにより、この場合には、ケース12が本発明の「第2部材」に対応する。
また、例えば、図12に示されるように、1つの操作部材(スライドノブ80)を有し、且つ車両のパネルPに組付けられる操作装置110に、本発明の構造を適用してもよい。この場合には、車両のパネルPに内筒42Dを設けると共に、当該内筒42Dをスライドノブ80の開口端部の径方向内側に配置する。これにより、この場合には、操作装置110が、パネルPを含んで構成されており、パネルPが本発明の「第2部材」に対応する。
例えば、操作装置10において、スライドノブ80の代わりに軸線ALに対して傾倒可能な第1部材としての操作ノブを設け、操作ノブを傾倒可能に支持する傾倒機構をケース12の内部に収容し、ロータリーノブアッシー40に内筒42Dを設けてもよい。これにより、傾倒可能に構成された操作装置における小型化に寄与することができる。
また、上述のように、1つの操作部材を有する操作装置においても、操作部材を傾倒操作(チルト操作)可能に構成して、当該操作装置に本発明の構造を適用してもよい。
さらに、この場合には、上述と同様に、スライドノブの代わりに、軸線ALに対して傾倒可能な操作部材を、ロータリーノブアッシーの下側に配置してもよい。
12 ケース
20 リッド(支持部材)
20A リブ
20B 固定ボス
22 隆起部
22A 支持凹部
22B 傾斜凹部
30 基板
30A 孔部
32A 第1検出部
32B 第1検出部
34 第2検出部
36 制御部
40 ロータリーノブアッシー(第2部材)
42 軟質部
42A 軟質本体部
42B 把持部
42C 防音部
42D 内筒(内壁)
44 硬質部
44A ノブ本体部(本体部)
44B ベース部
44B1 孔部
44C 保持爪
44C1 保持爪部
44D 保持突起
44E 節度山
50 スライド機構
52 ホルダ
52A 固定鍔
52B 収容部
52C 挿通孔
52C1 第1スリット孔
52C2 第2スリット孔
52D 支持柱
52D1 収容凹部
52E 支持柱
52F 切欠部
54 スライダ
54A ガイド部
54B 挿通孔
54C ガイド凹部
54D ガイド凹部
54E ガイドレール
54F ガイド溝
56 節度機構
57 節度部材
57A 節度部
58 付勢バネ
60 スライド操作機構
61 移動機構
62 シャフト
62A シャフトベース
62B ストッパ片
62B1 基部
62B2 ストッパ部
62C シャフト本体
62D 操作軸
62E ピン収容部
62E1 第1ピン収容部
62E2 第2ピン収容部
62F 固定凹部
64 ピン
64A 鍔部
66 付勢バネ
68 ノブベース
68A 固定孔
68B ガイド片
68C ガイドレール
68D ガイド溝
68E 係合片
68E1 係合孔
70 基板
72 スイッチ
74 接続部材
80 スライドノブ(第1部材)
80A ガイド部
80B ボス
80C 凹部
80D 鍔部
82 タッチパッド
84 ノブリング
84A 固定片
90 検出機構
92 プレート
92A 第1プレート部
92B 第2プレート部
92C 嵌合孔
94A 第1反射板
94B 第1反射板
96 第2反射板
98A レンズ
98B レンズ
100 リフレクタリング
100A 嵌合片
102 凹凸部
102A 凹部
102B 凸部
110 操作装置
AL 軸線
L1 第1基準線
L2 第2基準線
SC1 ネジ
SC2 ネジ
P パネル
Claims (6)
- 筒状を成す第1部材と、
前記第1部材の軸方向一方側に設けられ、前記第1部材の軸方向一端部と対向して配置された第2部材と、
前記第2部材に設けられ、前記第2部材から前記第1部材の軸方向他方側へ延出され且つ前記第1部材の軸方向一端部に対して前記第1部材の径方向内側に配置された筒状の内壁と、
を備え、
前記第1部材が、前記第1部材の軸線に対して直交する方向にスライド操作可能に又は当該軸線の軸方向に対して傾倒するチルト操作可能に構成され、
前記内壁が、弾性変形可能な軟質材料によって構成されていることを特徴とする操作装置。 - 筒状を成す第1部材と、
前記第1部材の軸方向一方側に設けられ、前記第1部材の軸方向一端部と対向して配置された第2部材と、
前記第2部材に設けられ、前記第2部材から前記第1部材の軸方向他方側へ延出され且つ前記第1部材の軸方向一端部に対して前記第1部材の径方向内側に配置された筒状の内壁と、
を備え、
前記第1部材及び前記第2部材の一方が、前記第1部材の軸線に対して直交する方向にスライド操作可能に又は当該軸線の軸方向に対して傾倒するチルト操作可能に構成され、
前記第1部材及び前記第2部材の他方が、前記軸線回りに回転操作可能に構成され、
前記内壁が、弾性変形可能な軟質材料によって構成されていることを特徴とする操作装置。 - 前記第2部材は、前記第1部材よりも大径を成す筒状のベース部を備え、
前記ベース部は、前記ベース部から径方向外側へ突出された把持部を有しており、前記把持部と前記内壁とが同一材料で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の操作装置。 - 前記ベース部は、硬質材料で構成されており、
前記第2部材では、軟質材料と硬質材料とが一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の操作装置。 - 前記第1部材が、前記スライド操作可能に又は前記チルト操作可能に構成されると共に、前記第2部材が、前記回転操作可能に構成され、
前記第2部材は、前記ベース部の径方向内側に配置された筒状の本体部を有し、
前記本体部の径方向内側には、前記本体部の内周面に形成された節度山に当接され且つ前記第2部材の回転操作時に操作者に節度感を付与する節度部材を含んで構成された節度機構が設けられており、
前記本体部の外周面には、前記節度機構に対して前記本体部の径方向外側において、前記軟質材料で構成された防音部が一体に形成されている請求項3又は請求項4に記載の操作装置。 - 前記防音部が、前記本体部の周方向全周に亘って形成されていることを特徴とする請求項5に記載の操作装置。
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