JP2019109994A - レンズおよび面状照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出射効率および輝度の均一性を向上させること。【解決手段】実施形態に係るレンズは、列状に配置された複数の点光源を出射方向から覆うレンズであって、出射面である主面と、点光源に対応する位置において主面から裏面に向かって厚み方向に窪んだ複数の凹部と、主面から裏面側に反射した光を主面側に反射させる反射部とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、レンズおよび面状照明装置に関する。
近年、液晶表示装置の表示パネルを背面側から照明する面状照明装置がある。面状照明装置は、エッジライト型と、直下型とに大別される。また、面状照明装置においては、各点光源の光量をそれぞれ制御することによって、発光面の領域毎に輝度を調整することが可能である、いわゆるローカルディミング(エリア発光)対応の面状照明装置が知られている。
特開2010−8837号公報
しかしながら、従来の面状照明装置では、出射効率および輝度の均一性を向上させる点において改善の余地があった。出射効率のみを向上させようとすると、輝度の均一性の低下を招く恐れがあり、輝度の均一性を向上させようとすると、出射効率の低下を招く恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、出射効率および輝度の均一性を向上させることができるレンズおよび面状照明装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係るレンズは、列状に配置された複数の点光源を出射方向から覆うレンズであって、出射面である主面と、前記主面と対向する裏面と、前記点光源に対応する位置において前記主面から前記裏面に向かって厚み方向に窪んだ複数の凹部と、前記主面から前記裏面側に反射した光を前記主面側に反射させる反射部とを備える。
本発明の一態様によれば、出射効率および輝度の均一性を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る面状照明装置の外観の一例を示す上面図である。 図2は、実施形態に係るレンズの配置例を示す上面図である。 図3Aは、図1に示すA−A線に沿った断面模式図(その1)である。 図3Bは、図1に示すA−A線に沿った断面模式図(その2)である。 図4Aは、図2に示すB−B線に沿った断面模式図(その1)である。 図4Bは、図2に示すB−B線に沿った断面模式図(その2)である。 図5は、実施形態に係るレンズを裏面側から見た斜視図である。 図6は、実施形態に係るレンズの配光特性を示す図である。 図7は、実施形態に係るレンズのシミュレーション結果を示す図(その1)である。 図8は、実施形態に係るレンズのシミュレーション結果を示す図(その2)である。 図9は、変形例に係るレンズを裏面側から見た斜視図(その1)である。 図10は、変形例に係るレンズを裏面側から見た斜視図(その2)である。
以下、実施形態に係る面状照明装置について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実と異なる場合がある。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
まず、図1を用いて、実施形態に係る面状照明装置の概要について説明する。図1は、実施形態に係る面状照明装置の外観の一例を示す正面図である。本実施形態に係る面状照明装置1は、直下型の面状照明装置であり、各種液晶表示装置のバックライトとして用いられる。かかる液晶表示装置は、例えば、車両の電子スピードメータであるが、これに限定されない。
図1の例に示すように、実施形態に係る面状照明装置1は、フレーム10で覆われていない出射領域から光を出射する。また、コネクタCは、電源配線や信号配線等が接続される。すなわち、実施形態に係る面状照明装置1は、コネクタCを介して電源や信号が供給される。
次に、図2を用いて実施形態に係るレンズの配置例について説明する。図2は、実施形態に係るレンズの配置例を示す上面図である。なお、図2では、点光源30を併せて示す。
図2に示すように、実施形態に係るレンズ50は、格子状に並んだ複数の点光源30のうち、短手方向(Y軸)に並んだ複数の点光源30を単体で覆い、長手方向(X軸)に沿って並列して配置される。
このように、レンズ50は、短手方向に並ぶ複数の点光源30を覆うことで、長手方向に並ぶ複数の点光源30を覆う場合に比べて、レンズ長を短くすることができる。
これは、点光源30の発熱や、周囲環境温度により、レンズ50が熱膨張(収縮)するためであり、レンズ50の熱膨張により点光源30とレンズ50との位置ずれが起こることによるレンズ50の光学特性の低下を抑制するためである。仮に、レンズ50の単位体積当たりの膨張率が同じであると仮定すると、レンズ長が長いほど、膨張(収縮)する体積が増えるのでレンズ50が大きく膨張(収縮)する。
また、レンズ50には、点光源30の位置を基準にして配光特性が設計される。このため、レンズ50と点光源30との位置にズレが生じると、レンズ50の配光特性が低下する。つまり、実施形態に係るレンズ50は、比較的レンズ長が短くて済む短手方向に配列した点光源30を覆うことで、各点光源30とレンズ50との位置ずれを抑制する。これにより、レンズ50の熱膨張による配光特性の低下を抑制することが可能となる。
また、図2に示すように、レンズ50は、短手方向に配列した一列の点光源30を覆う。これにより、レンズ50の幅(X軸方向の長さ)を小さくすることができるので、出射領域が湾曲した面状照明装置1に適用することができる。
なお、レンズ50は、長手方向に沿って点光源30を覆うようにしてもよく、また、複数の列の点光源30を覆うようにしてもよい。かかる場合に、レンズ50の枚数を少なくすることができるので、製造工程を簡略化することができる。
次に、図3Aおよび図3Bを用いて実施形態に係る面状照明装置1の内部構成について説明する。図3Aおよび図3Bは、図1に示すA−A線に沿った断面模式図である。図3Aに示すように、実施形態に係る面状照明装置1は、フレーム10と、基板20と、点光源30と、反射板40と、レンズ50と、拡散板60と、スペーサ70と、光学シート80と、弾性部材90とを備える。
フレーム10は、剛性が大きい、例えば、ステンレス製の板金フレームであり、面状照明装置1の各部材を収容する。また、フレーム10は、例えば、上フレーム11と、下フレーム12とを備える。
上フレーム11は、下フレーム12の上面側に配置される。上フレーム11は、中央部に開口部が形成された矩形状の天板11aと、天板11aの周縁から下フレーム12の外側面に沿って延伸する側壁11bとを有する。下フレーム12は、矩形状の底部12aと、底部12aから上フレーム11の内側面に沿って延伸する側壁12bとを有する。
基板20は、例えばエポキシ樹脂またはPI(ポリイミド)からなり、複数の点光源30が格子状に実装される。点光源30は、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。点光源30は、光軸がレンズ50と略垂直となるように、基板20上に配置される。
反射板40は、例えば、樹脂等で形成される。反射板40は、レンズ50で反射板40側に反射した光をレンズ50に向けて再度反射させる。これにより、出射効率を向上させることが可能である。
レンズ50は、点光源30から出射した光の配光制御を行う。レンズ50は、上面視において、外形形状が形状または略矩形状である。本実施形態にかかるレンズ50は、上面視において、短手方向(Y軸)に平行に延びる辺が長辺で、長手方向(X軸)に平行な方向に延びる辺が短辺の長方形形状である。レンズ50の材質として、例えばPMMA(ポリメチルメタクリレート)やポリカーボネートを用いることができるが、これに限定されない。レンズ50によって配光制御された光は、拡散板60に出射される。また、レンズ50は、基板20側へ突出した脚部56を有する。例えば、レンズ50は、脚部56の底面に接着剤等の接着部材が塗布され、基板20に固定される。
拡散板60は、樹脂等の材料で構成され、レンズ50から出射された光を拡散する機能を有する。すなわち、レンズ50から出射した光は、拡散板60によって拡散され、光学シート80へ導かれる。
スペーサ70は、レンズ50と拡散板60との間に配置され、レンズ50と拡散板60との間隔を一定に保持する。スペーサ70の材質は特に限定されないが、例えば白色の樹脂で成形し、レンズ50から出射する光を反射する機能を持たせてもよい。スペーサ70は、面状照明装置1の長手方向(X軸)に沿って拡散板60を下面側から押圧し、かかる長手方向に沿ってレンズ50を上面側から押圧する。なお、スペーサ70は、面状照明装置1の短手方向(Y軸)については、必ずしもレンズ50と拡散板60との間隔を一定に保持しなくてもよい。
光学シート80は、拡散板60から出射された光に対して均一化や配向制御などの光学的な調整を行って、光学的な調整が行われた光を出射する。図3に示す例では、光学シート80が、第1シート81と、第2シート82との2枚のシートで構成される場合について例示している。
例えば、第1シート81は、BEF(Brightness Enhancement Film)であり、第2シート82は、DBEF(Dual Brightness Enhancement Film)であるが、面状照明装置1に求められる発光態様によって任意に変更することが可能である。また、光学シート80は、例えば、接着剤や両面テープ等の接着部材によって拡散板60の出射面に固定される。
弾性部材90は、ゴムやスポンジ等の弾性を有する枠状の部材である。弾性部材90は、光学シート80上に設けられ、スペーサ70とで拡散板60と光学シート80とを挟んで保持し、その弾性力でスペーサ70を介してレンズ50を押圧する。また、弾性部材90は、面状照明装置1に振動が生じた場合、かかる振動を吸収する。弾性部材90は、上フレーム11と拡散板60との間に配置され、上フレーム11の天板側から拡散板60を押圧する。なお、弾性部材90は枠状に限らず、例えば断面形状が矩形状の棒状の弾性部材を複数本用いるものでもよい。
また、図3Bに示すように、弾性部材90は、光学シート80の上面を避けて設けられることにしてもよい。具体的には、弾性部材90は、図3Bに示すように、拡散板60の上面に設置され、天板11aによって拡散板60側に押圧される。また、弾性部材90の側面に光学シート80が設置される。かかる場合に、光学シート80は、上面視において拡散板60よりも小さく、弾性部材90は、光学シート80が拡散板60を覆っていない領域に設けられる。これにより、面状照明装置1の製造段階や、面状照明装置1に振動が生じた際に、光学シート80が皺になることを抑制することができる。
次に、図4Aおよび図4Bを用いて実施形態に係るレンズ50の断面形状について説明する。図4Aおよび図4Bは、図2に示すB−B線に沿った断面模式図である。図4Aに示すように、実施形態に係るレンズ50は、出射面51に透過部52と、凹部53と、平坦部57とを有し、裏面54に反射部55を有する。
透過部52は、断面に直線または曲線を有し、出射面51(平坦部57)から突出する筋状の突起物である。透過部52は、出射光の一部を屈折透過させる機能を有する。透過部52は、図4Aに示すように、断面視において、三角形形状であるが、これに限定されない。例えば、図4Bに示すように、透過部52が断面視において半円状またはかまぼこ形状等の丸みを帯びた形状であってもよい。
ここで、境界領域とは、出射面51において、互いに隣接する2つの点光源30の中間となる領域である。また、透過部52は、レンズ50が覆う点光源30の配列向きと略直交する向きに配列される。
上述したように、実施形態に係るレンズ50は、短手方向に沿って複数の点光源30を覆うので、透過部52は、長手方向に沿って形成されることとなる。実施形態に係るレンズ50では、出射面51の境界領域に透過部52を設けることで、隣接する出射面51との境界部へと光の出射を促すことができる。これにより、隣接するレンズ50間の輝度を向上させ、輝度を均一化することが可能となる。ここで、出射面51の境界部とは、境界領域の上方の領域のことであり、点光源30からの光が届きにくく、点光源30の点灯時に暗くなりやすい領域である。
凹部53は、出射面51の点光源30の直上部において、出射面51から厚み方向に窪んだ形状である。言い換えれば、凹部53は、出射面51の点光源30と対応する位置に設けられ、凹部53は、出射面51から裏面54に向かって窪んだ形状であり、本実施形態ではその断面形状が略逆円錐形状(またはすりばち形状)に形成されている。凹部53は、点光源30から入射した光を裏面54側に反射させる機能を有する。なお、凹部53では必ずしも点光源30から出射する全ての光を裏面54側に反射させる必要はなく、凹部53から拡散板60へと透過する光があってもよい。
凹部53は、上述のよう、点光源30から出射した光を裏面54側に向かって反射させる。出射面51の点光源30直上部は入射する光の光強度が強いが、凹部53で点光源30から出射する光の多くを裏面54側に反射させることにより、点光源30直上部の光強度を抑えることができる。言い換えれば、凹部53で点光源30からの光を反射することで、出射面51の点光源30直上部に対応する領域の輝度が高くなることを抑制できる。
このように、点光源30から出射した光は、出射面51で均一の光強度となるように配向が制御される。言い換えれば、レンズ50は、光強度が強い光源直上部に入射する光を出射面51全体に分散することで、輝度を均一化することができる。
平坦部57は、凹部53と連続して設けられる平坦面であり、反射部55で再度反射された光を拡散板60へと出射させる。すなわち、平坦部57は、凹部53によってレンズ50内に拡散された光を出射面51から出射させる。
反射部55は、裏面54からレンズ50の厚み方向に突出したドットであり、例えば、裏面54全体に均一に形成される。反射部55は、出射面51で裏面54側に反射した光を再度出射面51側に反射させる。なお、反射部55の形状はドットに限定されない。
点光源30から出射した光は、上述のよう、凹部53によって裏面54側に反射する。続いて、かかる光は、裏面54に設けられた反射部55によって再度出射面51側に反射する。そして、反射部55に反射した光は、出射面51の平坦部57から出射する。つまり、点光源30から出射した光はレンズ50内を導光し、略面発光へと変換されて出射する。
このように、第1の実施形態に係るレンズ50では、点光源30から入射する光を出射面51全体から均一に出射するように配向を制御する。つまり、本実施形態に係るレンズ50によれば、輝度の均一化を向上させることができる。
次に、図5を用いて実施形態に係るレンズ50の裏面54の形状について説明する。図5は、実施形態に係るレンズ50を裏面54側から見た斜視図である。なお、図5では、図4に示した反射部55や図3に示した脚部56等の記載を省略して示す。
図5に示すように、実施形態に係るレンズ50は、楔状に突出した楔部58を有する。楔部58は、底面の対向する2つの辺がレンズ50で覆う点光源30の列と略直交し、底面の対向する2つの辺がレンズ50で覆う点光源30の列と略平行である。
すなわち、楔部58は、裏面54から点光源30側に光が透過するのを抑制し、隣接するレンズ50への光漏れを抑制することができる。また、楔部58の先端は、楔部58の底面に沿った平面で形成されるが、これに限定されない。すなわち、楔部58の先端は、凸形状や凹形状であってもよい。また、図5に示す例では、楔部58は、ピラミッド形状である。より詳細には、楔部58は、レンズ50の長手方向(X軸)に沿って傾斜した傾斜部59aと、レンズ50の短手方向(Y軸)に沿って傾斜した傾斜部59bとによって構成される。なお、楔部58は、ピラミッド形状に限定されず、傾斜部59aおよび傾斜部59bのうち、一方で側面が形成されることにしてもよい。
また、ここでは、記載を省略したが、楔部58は、上述した反射部55が形成される。また、隣接する楔部58の谷が上記の境界領域に対応し、境界領域の出射面51側に透過部52が形成される。すなわち、透過部52は、隣接する楔部58の谷に対応する領域に形成されることとなる。
次に、図6を用いて実施形態に係るレンズ50の配光特性について説明する。図6は、実施形態に係るレンズ50の配光特性を示す図である。なお、図6では、光の光路を破線で示す。
図6に示すように、点光源30から出射した光は、上述のように、凹部53によって裏面54側に反射する。続いて、かかる光は、裏面54に設けられた後述する反射部55によって再度出射面51側に反射する。そして、反射部55に反射した光は、出射面51の平坦部57から拡散板60へと出射する。さらに、透過部52により一部の出射光が屈折透過され、隣接する出射面51との境界部へと光の出射が促される。
また、凹部53によって裏面54側に反射した光は、反射部55によって出射面51側に反射するものの、その一部が反射部55を透過する。このとき、かかる光は、傾斜部59に対して所定の入射角を持って入射する。これにより、出射面51で裏面54側に反射した光は、傾斜部59によって再度出射面51側に反射する。
つまり、実施形態に係るレンズ50は、裏面54に楔部58を設けることで、楔部58による全反射を促進し、光を出射面51側へと反射させる。すなわち、楔部58は、裏面54から点光源30側に光が透過するのを抑制する。また、楔部58は、隣接する出射面51側への光漏れを抑制することができる。
また、裏面54には、反射部55が形成される。反射部55は、傾斜部59と同様に、出射面51から裏面54側に反射した光を出射面51側に反射させる機能を有する。このように、実施形態に係るレンズ50は、裏面54に楔部58と反射部55とを有することで、裏面54から光が透過するのを抑制することができる。また、本実施形態に係るレンズ50は、裏面54に楔部58と反射部55とを有することで、隣接する出射面51側への光の導光を抑えることができる。換言すると、隣接する出射面51側(隣接する点光源30側)への光の漏れを抑制することで、出射効率および輝度均一性を向上させることができる。また、点光源30を個別点灯した際のコントラストを向上させることも可能である。
したがって、実施形態に係るレンズ50によれば、点光源個別点灯時のコントラスト向上および輝度の均一性を向上させることができる。
次に、図7および図8を用いて実施形態に係るレンズ50の輝度分布を示すシミュレーション結果について説明する。図7および図8は、実施形態に係るレンズ50のシミュレーション結果を示す図である。なお、図7では、輝度を濃淡で表し、濃淡が薄いほど、輝度が強い(明るい)ことを示す。また、図8では、濃淡が濃いほど、輝度が強いことを示す。
まず、図7を用いて点光源30を96灯(短手方向に6灯、長手方向に16灯)点灯させた場合における輝度分布のシミュレーション結果について説明する。なお、以下では、楔部58および透過部52がないレンズのシミュレーション結果を比較のために示す。また、図7において四角で囲った領域が上記の境界領域に対応する。
図7に示すように、楔部58および透過部52がないレンズと、実施形態に係るレンズ50とで、境界領域を比較すると、レンズ50の方が、境界領域の輝度が向上していることが分かる。
つまり、実施形態に係るレンズ50では、上述のように、点光源30の直上部からレンズ50に入射する光を出射面51全体に分配するので、輝度を均一化することができる。
また、図8に示すように、点光源30を1灯点灯させた場合、四角で囲った領域を比較すると、実施形態に係るレンズ50の方が、楔部58および透過部52がないレンズよりも点光源30から狭く導光されることが分かる。
つまり、実施形態に係るレンズ50では、楔部58および透過部52によって裏面54から光が隣接する点光源30側および隣接するレンズ50側に導光されるのを抑制するので、コントラストを向上させることがシミュレーション結果によっても支持される。
上述のように、実施形態に係るレンズ50は、列状に配列された複数の点光源30を出射方向から覆うレンズであって、出射面51である主面と、主面と対向する裏面54と、点光源30に対応する位置において主面から裏面54に向かって厚み方向に窪んだ複数の凹部53と、主面から裏面54側に反射した光を主面側に反射させる反射部55とを備える。したがって、実施形態に係るレンズ50によれば、出射効率および輝度の均一性を向上させることができる。
ところで、上述した実施形態では、楔部58が略ピラミッド形状である場合について説明したが、これに限定されるものではない。続いて、図9および図10を用いて変形例に係るレンズ50B、50Cについて説明する。
図9および図10は、変形例に係るレンズ50B、50Cを裏面側から見た斜視図である。まず、図9を用いて第1の変形例に係るレンズ50Bについて説明する。図9に示すように、第1の変形例に係るレンズ50Bにおいて楔部58Bは、レンズ50Bの短手方向(Y軸方向)に沿って傾斜した傾斜部59Bによって構成される。また、図9に示す例では、楔部58Bの先端が楔部58Bの底面に沿った平面である場合について示しているが、これに限定されない。
傾斜部59Bは、レンズ50Bの裏面54Bから短手方向に光が出射するのを抑制し、レンズ50Bの出射面側に反射させる機能を担う。また、図10に示すように、第2の変形例に係るレンズ50Cにおいて、楔部58Cは、レンズ50Cの長手方向(X軸方向)に沿って傾斜した傾斜部59Cによって構成される。また、図10に示す例では、楔部58Cの先端が楔部58Cの底面に沿った平面である場合について示しているが、これに限定されない。傾斜部59Cは、上記の出射領域に対応する裏面54Cから光が出射するのを抑制し、レンズ50Cの出射面側に反射させる機能を担う。
第1の変形例に係るレンズ50Bおよび第2の変形例に係るレンズ50Cのいずれを用いた場合であっても、出射効率および輝度の均一性を向上させることが期待できる。また、上記の楔部58、58B、58Cでは、いずれも傾斜部59、59B、59Cが平面で構成される場合について示したが、これに限定されるものではなく、少なくとも一部が曲面で構成されることにしてもよい。また、楔部58は、5つ以上の傾斜部59を備えることにしてもよい。すなわち、楔部58の底面が5角形以上であってもよい。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1 面状照明装置、10 フレーム、20 基板、30 点光源、40 反射板、50、50B、50C レンズ、52 透過部、53 凹部、55 反射部、57 平面部、58、58B、58C 楔部、59、59B、59C 傾斜部

Claims (14)

  1. 列状に配置された複数の点光源を出射方向から覆うレンズであって、
    出射面である主面と、
    前記主面と対向する裏面と、
    前記点光源に対応する位置において前記主面から前記裏面に向かって厚み方向に窪んだ複数の凹部と、
    前記主面から前記裏面側に反射した光を前記主面側に反射させる反射部と
    を備えるレンズ。
  2. 前記レンズは、
    格子状に配列された前記点光源のうち、短手方向に並んだ複数の点光源を覆う
    請求項1に記載のレンズ。
  3. 前記レンズは、
    前記主面に前記凹部と連続して設けられる平坦部を有する
    請求項1または2に記載のレンズ。
  4. 前記レンズは、
    上面視において矩形状または略矩形状であり
    前記凹部は、
    断面形状が略逆円錐状である、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載のレンズ。
  5. 前記裏面に設けられ、前記点光源に対応する位置から前記点光源に向かって楔状に突出した楔部を備える
    請求項1〜4のいずれか一つに記載のレンズ。
  6. 前記楔部は、
    底面の対向する2つの辺が前記点光源の列と略直交する
    請求項5に記載のレンズ。
  7. 前記楔部は、
    底面の対向する2つの辺が前記点光源の列と略平行である
    請求項5または6に記載のレンズ。
  8. 前記主面において隣接する2つの前記点光源の境界領域に前記点光源の配列向きと直交する向きに沿って形成され、前記主面から光を透過させる透過部
    を備える請求項1〜7のいずれか一つに記載のレンズ。
  9. 複数の点光源が格子状に実装される基板と、
    短手方向の配列向きに並ぶ複数の前記点光源を単体で覆い、長手方向に沿って並列して設けられる複数のレンズと、
    前記基板と前記複数のレンズとを収容するフレームと
    を備える面状照明装置。
  10. 前記レンズは、
    出射面である主面と、
    前記主面と対向する裏面と、
    前記点光源に対応する位置において前記主面から前記裏面に向かって厚み方向に窪んだ複数の凹部と、
    前記主面から前記裏面側に反射した光を前記主面側に反射させる反射部と
    を備える請求項9に記載の面状照明装置。
  11. 前記レンズは、
    前記主面に前記凹部と連続して設けられる平坦部を有する、
    請求項9または10に記載の面状照明装置。
  12. 前記レンズは、
    上面視において矩形状または略矩形状であり、
    前記凹部は、
    断面形状が略逆円錐状である
    請求項9、10または11に記載の面状照明装置。
  13. 前記レンズは、
    前記裏面に設けられ、前記点光源に対応する位置からそれぞれ対応する前記点光源に向かって楔状に突出した楔部を備える
    請求項9〜12のいずれか一つに記載の面状照明装置。
  14. 前記レンズは、
    前記主面において隣接する2つの前記点光源の境界領域に前記点光源の配列向きと直交する向きに沿って形成され、前記主面から光を透過させる透過部を備える
    請求項9〜13のいずれか一つに記載の面状照明装置。
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