JP2010153257A - バックライトユニットおよびこれを備えた液晶表示装置 - Google Patents

バックライトユニットおよびこれを備えた液晶表示装置 Download PDF

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修 小野
Takeshi Takahashi
高橋  健
Shuzo Matsuda
秀三 松田
Toshitake Kitagawa
寿丈 北川
Koji Nishimura
孝司 西村
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Abstract

【課題】薄型かつ省電力を両立することができるとともに、ローカルディミングなどの部分駆動方式において、輝度均一性に優れたバックライトユニットを提供する。
【解決手段】表示パネル10の背面に対向して配置され、表示パネル10に光を照射するバックライトユニット12であって、表示パネルに向けて光を出射する複数の点光源22と、点光源と表示パネルとの間に配設される導光板26であって、点光源側の第1表面26aと、表示パネル側の第2表面26bと、それぞれ点光源上で第2表面に形成され光を拡散する複数の凹部32と、を有する導光板と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光源と導光板とを備え、液晶表示装置等のバックライトとして用いられるバックライトユニット、およびこれを備えた液晶表示装置に関する。
通常、液晶表示装置は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを照明するバックライトユニットとを備えている。大型の液晶表示装置では直下型のバックライトが、また、中小型の液晶表示装置では導光板方式によるバックライトが主流となっている。
近年、大型液晶表示装置は薄型化の傾向が高まり、直下型のバックライトユニットでは、部品数を統合することによる薄型化が行われている。しかし、直下型のバックライトユニットは光源の光を均一に拡散させる必要があり、光源と拡散板との間に一定以上の間隔を設ける必要がある。その結果、直下型の大型液晶表示装置においては、原理的にバックライトユニットの薄型化に限界がある。
一方、導光板方式によるバックライトユニットにおいて、光源は導光板の周りに配置され、画面の額縁部に配置される。そのため、導光板方式のバックライトユニットは直下型よりも容易に薄型化することができる。導光板方式のバックライトユニットを大型液晶表示装置に使用する試みも行われているが、大型の導光板を形成することに技術的な課題がある。また、導光板方式のバックライトユニットとして、導光板の背面側に点光源を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1)。
また、薄型化とは別に液晶表示装置の省電力化も重要な課題となっている。バックライトの光源が冷陰極蛍光ランプ(CCFL)から発光ダイオード(LED)に置き換わることに伴い、光源の調光を行うことにより、省電力化を図る試みがなされている。特に、液晶表示装置の高コントラスト化、低消費電力化が可能となる技術として、ローカルディミング技術が知られている(非特許文献1)。
これは、液晶パネルを複数の分割領域に分割するとともに分割領域毎に光源を設け、各分割領域の表示輝度レベルに応じて各光源の輝度レベルを調整する駆動方式である。この駆動方式を用いることにより、液晶表示装置の省電力化に加え、コントラストが向上し、表示品位の向上にも貢献することができる。
このような薄型化と省電力とを両立する大型液晶表示装置用のバックライトシステムとして、例えば多数の導光板と多数の光源とを面内に配列したバックライトシステムが提案されている(特許文献2)。
特開2008−27886 Seetzen et al.,ACM Trans. Graph.23,3,pp.760-768,2004 特開2007−293339号公報
導光板方式によるバックライトユニットにおいては直下型よりも薄型化することが容易である。しかしながら、導光板方式では、光源を導光板の周りに設置する必要があり、光源をマトリックス状に配列した場合、輝度の均一性を達成する事が困難となる。すなわち、導光板方式ではローカルディミングに対応することが困難となる。
このように、薄型化・輝度の均一化・省電力化を同時に達成する大型液晶表示装置用のバックライトユニットが望まれているが、現状では、これらの特性を同時に満足するバックライトユニットは提供されていない。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、薄型かつ省電力を両立することができるとともに、ローカルディミングなどの部分駆動方式において、輝度均一性に優れた高品質なバックライトユニットおよびこれを備えた液晶表示装置を提供することにある。
この発明の態様に係るバックライトユニットは、表示パネルの背面に対向して配置され、前記表示パネルに光を照射するバックライトユニットであって、前記表示パネルに向けて光を出射する複数の点光源と、前記点光源と表示パネルとの間に配設される導光板であって、前記点光源側の第1表面と、前記表示パネル側の第2表面と、それぞれ前記点光源上で前記第2表面に形成され光を拡散する複数の凹部と、を有する導光板と、を備えている。
この発明の他の態様に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの背面に対して配置され、前記液晶表示パネルに光を照射するバックライトユニットと、を備え、前記バックライトユニットは、前記液晶表示パネルに向けて光を出射する複数の点光源と、前記点光源と表示パネルとの間に配設される導光板であって、前記点光源側の第1表面と、前記表示パネル側の第2表面と、前記点光源上で前記第2表面に形成され光を拡散する凹部と、を有する導光板と、を備えている。
上記構成によれば、薄型かつ省電力を両立することができるとともに、ローカルディミングなどの部分駆動方式において、輝度均一性に優れた高品質なバックライトユニットおよびこれを備えた液晶表示装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係るバックライトユニットを備えた液晶表示装置について詳細に説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態に係るバックライトユニットを備えた液晶表示装置を示す分解斜視図、図2は液晶表示装置の断面図である。
図1および図2に示すように、液晶表示装置は、矩形状の液晶表示パネル10、およびこの液晶表示パネル10の背面側に対向して配設されたバックライトユニット12を備えている。液晶表示パネル10は、矩形状のアレイ基板15、アレイ基板15と隙間を置いて対向配置された矩形状の対向基板14、およびこれらアレイ基板15と対向基板14との間に封入された液晶層16を備えている。バックライトユニット12は、液晶表示パネル10のアレイ基板15と隣接対向して設けられている。
バックライトユニット12は、矩形状の回路基板24と、この回路基板24の上面に形成され光を乱反射あるいは拡散反射する下面反射膜23と、下面反射膜23を介して回路基板24上に配設された多数のLED22と、LED22の上方に配設され下面反射膜23と隙間を置いて対向した矩形状の導光板26と、この導光板26と液晶表示パネル10との間に配設された光拡散シート27と、を備えている。導光板26は、図示しない支持部材によって支持され、下面反射膜23と平行に対向して保持されている。下面反射膜23、導光板26、および光拡散シート27は、液晶表示パネル10とほぼ等しい大きさに形成されている。
多数のLED22は、回路基板24上に格子状に並んで実装され、回路基板24に電気的に接続されている。点光源として機能する各LED22は、導光板26および液晶表示パネル10に向けて光を照射する。
図3は、導光板26およびLED22の一部を拡大して示す断面図である。図1、図2、および図3に示したように、導光板26は、透明な樹脂により形成されている。導光板26は、互いに平行に対向した下面26aおよび上面26bを有している。導光板26の界面の全面あるいは一部に亘って、凹凸部が形成されている。本実施形態では、LED22と対向する導光板26の下面(第1表面)26aの全面に亘って、多数の球状の凸部30が均一にあるいは不均一に形成されている。
複数のLED22は、それぞれ凸部30から外れた位置で導光板26の下面に当接して設けられ、導光板26と光学的に接続されている。
液晶表示パネル10側に位置した導光板26の上面(第2表面)26bには、複数の凹部32が格子状に形成されている。各凹部32は例えば、液晶表示パネル10側を底面とするほぼ円錐形状に形成されている。複数の凹部32は、それぞれ対応するLED22の直上に位置し、すなわち、導光板26の厚さ方向に沿ってLED22と並んで設けられ、凹部32の中心、ここでは、凹部32の頂点と、LED22の発光中心とが整列している。LED22から出射され、導光板26を通して凹部32に入射した光の大部分は、凹部32の界面で反射され、LED22の外側かつ導光板26の下面側に伝搬する。また、凹部32に入射した光の一部は凹部32を通り、表示パネル10側へ出射される。
各凹部32の大きさおよび深さdは以下のように形成されている。導光板26の材料の屈折率をn、導光板26の第2表面26bとLED22の出射面との距離をL、LEDの出射領域22aの大きさをa、凹部32の開口径をbとすると、開口径bは、
b ≧ (a + 2 x L x tanθ)
ここで、sinθ(臨界角)=1/n
に形成されている。
凹部32を上記の大きさとすることにより、LED22から出射する光の内、少なくとも臨界角θ以下の角度で出射する光はほぼ全て凹部32に入射し、凹部の界面により大部分が反射され、一部のみが凹部を透過する。LED22から出射する光の内、臨界角θよりも大きな角度で出射する光は、凹部32の外側で導光板26の上面26bに入射し、ここで全反射され、下面26a側へ導かれる。
なお、凹部32のサイズは、必ずしも上記条件に限定されるものではなく、後述する反射膜5の透過率や、LED2の配光分布などにも依存する。好ましくは、
b ≧ ( a + 2 x L x tanθ ) x 0.8 ≧ b/3
とする事により、導光板26の全面に亘ってほぼ均一な輝度分布を得ることが出来る。
凹部32の深さdは、導光板26の厚さをLとした場合、Lの20〜80%に形成されている。凹部32の深さdが、Lの20%よりも浅い場合、凹部32による光の反射、拡散作用を充分に発揮することが難しい。凹部32の深さdが、厚さLの80%よりも深い場合、凹部32の界面で反射した光がLED22側に伝搬してLED22に吸収されるなどし、その結果、バックライトユニットからの照明が暗くなる可能性がある。また、凹部32の深さdが深すぎると、導光板26の機械的強度が低下する。
本実施形態によれば、各凹部32の全面あるいは一部には、光を正反射するは反射膜5が形成されている。反射膜5は、光を正反射する反射領域と光の一部を透過する光透過領域とを有している。凹部32を透過した光の一部は、反射膜5により反射され、導光板26内へ戻される。
図1に示すように、バックライトユニット12は、LED22の点灯を制御する制御部40を有している。この制御部40は、回路基板24に接続されているとともに、液晶表示装置の図示しない主制御部に接続されている。制御部40は、液晶表示装置の主制御部から送られた映像輝度信号に基づき、LED22毎に、あるいは、隣接する複数のLED22を1ユニットとして、この1ユニット毎に、発光量を調整する発光量調整部42を備えている。すなわち、制御部40は、複数のLED22を個別に駆動することによって、映像情報に合わせてバックライトユニット12の調光を行う。
このように構成されたバックライトユニット12において、LED22を点灯することにより、LED22から出射された光は導光板26に入光する。その光は導光板26内を伝播した後、一部は、導光板の上面26bから出射され、更に、光拡散シート27で拡散された後、液晶表示パネル10に照射される。残りの光は、主に導光板26の下面26aと上面26bとの間で反射を繰り返した後、導光板26を通して出射され、更に、光拡散シート27を介して液晶表示パネル10に照射される。
上記構成のバックライトユニット12によれば、複数のLED22と、これらのLED22上に配設された導光板26および光拡散シート27と、を備えた構成であることから、通常の直下型のバックライトユニットに比較して、薄型化を図ることができる。バックライトユニット12において、通常、LED22から出射する光量は、LED22の直頂部(中央部)が大きいため、この部分の輝度が大きくなってしまう。しかし、上記構成のバックライトユニット12では、導光板26は、LED22上に位置した凹部32を有し、LED22から出射された光の一部を凹部32の界面および反射膜5により横方向に反射され、導光板26内部を伝播した後、導光板26の上面から出射される。そのため、LED22直上の輝度を低減し、導光板26およびバックライトユニットの全面にわたって均一な輝度分布を得ることが出来る。
また、導光板26の下面には光を拡散反射する複数の凸部30が形成され、下面反射膜23は、光を拡散反射する反射膜として形成されているため、これらの部分で光の角度が変化し、光の方向がミキシングされる。これにより、導光板26に入射する光の配光分布は、大きな広がりをもった分布となる。従って、バックライトユニット12は、どの方向からみても輝度ムラのない均一な輝度特性を得ることができる。
バックライトユニット12においては、LED22の各々について同じ輝度分布が得られるため、ローカルディミング駆動を達成できる。なお、駆動エリア単位については、1つのLED22毎に部分駆動してもよいし、隣接する複数のLED22を1ユニットとしたユニット毎に部分駆動してもよく、画面のサイズや駆動回路との相性などにより適宜選択すればよい。
以上のことから、薄型、省電力かつ高コントラスト比を両立することができるとともに、ローカルディミング駆動において、発光領域の輝度の均一性に優れたバックライトユニットが得られる。また、導光板26により発光領域の輝度分布を均一にすることにより、バックライトユニットの発光効率を10%程度向上することができる。このバックライトユニットを液晶表示装置に適用することにより、高コントラスト、低消費電力、かつ薄型を満たす高品質な大画面液晶表示装置を提供することができる。
なお、本実施形態において、凹部32の形状を円錐型とし、そのテーパー面により光を横方向に反射させる構成としているが、LED22の形状や配置、あるいは配光分布などによっては、四角錐などの多角錐の方が好ましい場合もある。また、凹部32は、多段型の構造としてもよく、特に、上述の円錐型に限定されるものではない。
導光板26の界面に形成された凸部30は、光の反射方向を変える事が目的で設けられているため、その形状や出っ張り方向にこだわるものではなく、例えば、円錐形状や角錐形状でもよく、また凹状としてもよい。更に、凹凸の複合型でもよく、また、不均一な配置としてもよく、加工のし易さや光の拡散度合いなどに応じて適宜選択すればよい。
本実施形態では、反射膜5は正反射面とし、光の一部を透過する光透過領域が形成された構造としているが、例えば、酸化チタンで形成された反射膜を凹部32の全面に形成することにより、光の一部を透過する拡散反射膜が形成される。このような構造とすることにより、正反射に比べ光の伝播効果は低くなり輝度均一性は若干劣化するが、正反射膜に比べ光の吸収は小さくなる。よって、この構造は、消費電力を重視するような製品には適する。製品の用途などにより、反射膜5の反射種類を適宜選択すればよく、正反射に限定されるものではない。なお、反射膜5を省略してもよく、この場合でも、凹部32により、輝度の均一化を図ることできる。
反射膜5は凹部32を規定している表面に直接形成されているが、特にこの構造に限定されものではなく、凹部32上に薄い反射シートを配設する構造としてもよい。この場合、光の吸収の少ない正反射面を形成できるという利点がある。
導光板26と液晶表示パネル10と間に光拡散シート7を設けているが、これは、導光板26から出射した光の輝度ムラ補正が目的であるため、導光板26のみで輝度均一性が確保できる場合、光拡散シート7を省略することが可能である。
本実施形態では、LED22と導光板26とは光学的に接合されているが、特にこの構造に限定されるものではない。LED2と導光板3とを光学的に分離して配置する構成としてもよい。この場合、バックライトユニットの組立が容易となり、例えば、比較的小さい汎用品に適した構成となる。LED22と導光板26とを光学的に接合するか、分離するかは、製品の用途などにより適宜選択すればよい。
次に、この発明の他の実施形態に係るバックライトユニットについて説明する。
図4は、第2の実施形態に係る液晶表示装置を示す断面図、図5は、反射シートの一部を拡大して示す平面図である。図4に示すように、バックライトユニット12は、導光板26と光拡散シート27との間に設けられた反射シート11を備えている。液晶表示装置の他の構成は、前述した第1の実施形態と同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
反射シート11は、導光板26の全面とほぼ平行に対向して配設されている。図4および図5に示すように、反射シート11には、それぞれ光を透過する多数の円形の光透過孔18が形成されている。また、反射シート11の導光板26側の表面には、反射膜21が形成されている。これにより、反射シート11は、光透過孔18により、光の一部を透過する透過領域を形成し、他の部分は、光を正反射する反射領域を形成している。
図5に示すように、反射シート11は、LED22から離れた部分に比べLED22の直頂部(中央部)の光の透過割合が小さく形成されている。すなわち、反射シート11において、LED22から離れた部分(端部)に比べLED22上部(中央部)の光透過孔18の間隔が大きく形成されている。ここでは、複数の光透過孔18は、それぞれ同一の径に形成されている。光透過孔18の配列ピッチは、LED22から離れた部分に比べ、LED22の上部の方が大きくなっている。そのため、反射シート11は、LED22直上部の光の透過率が小さくなり、バックライトユニット12の輝度の不均一性をさらに改善することが可能となる。特に、LED22の配置間隔が大きい場合、輝度均一性のコントロールが難しくなるが、上記構成は輝度均一化に有効な手段となる。
上記のように構成されたバックライトユニット12によれば、第1の実施形態と同様に、導光板26および反射シート11を透過後の光は、全面にわたって均一な輝度分布を得ることができる。その他、第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、反射膜21の反射種類に関して特にこだわるものではなく、正反射や拡散反射やそれらが複合した反射などどれも適用可能であることは言うまでもない。
上述した第2の実施形態では、光透過孔18のピッチの粗密により、反射シート11の光の透過率を制御しているが、この構造に限定されるものではない。複数の光透過孔18の配列ピッチを一定とし、孔径や孔形状などの孔面積で反射シート11の透過率を制御してもよい。例えば、複数の光透過孔18の配列ピッチを一定とし、発光領域の中央部に位置した光透過孔18の径を小さく、発光領域の端部に行くほど、光透過孔18の径を大きく形成するようにしてもよい。また、光透過孔18のピッチと孔面積を組み合わせて制御するように構成しても、同じ効果が得られる。
光透過孔18の形状は、円形に限定されるものではなく、四角形や楕円形など、他の形状としてもよく、光透過孔18の加工性などを考慮して適宜選択すればよい。また、上述した実施形態では、反射シート11の光透過率を各発光領域の中央部と端部とで変化させているが、例えば、LED22の配置間隔が狭い場合、あるいは、配光角の広いLEDなどを使用する場合、反射シート11の全面に亘って光透過孔を均一な径および均一なピッチとしてもよく、LED22の間隔や配光特性などにより適宜選択すればよい。
次に、この発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置について説明する。
図6は、第3の実施形態に係る液晶表示装置の断面図である。本実施形態によれば、バックライトユニット12は、導光板26の液晶表示パネル10側の第2表面26bの凹部32を含む全面に形成された反射膜5を有している。この反射膜5は、光を正反射する反射領域と光の一部を透過する光透過領域とを有している。液晶表示装置の他の構成は、前述した第1の実施形態と同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
上記のように構成されたバックライトユニット12によれば、導光板26上の全面にわたり反射膜5を設けることにより、輝度の均一性をさらに改善することが可能となる。その他、第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、この発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置について説明する。
図7は、第4の実施形態に係る液晶表示装置の断面図である。本実施形態によれば、バックライトユニット12は、光拡散シート27の下面、すなわち、導光板26と対向する表面に形成された下面反射膜34を有している。この下面反射膜34は、光を正反射する反射領域と光の一部を透過する光透過領域とを有している。液晶表示装置の他の構成は、前述した第1の実施形態と同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
上記のように構成されたバックライトユニット12によれば、導光板26の第2表面26bと対向する下面反射膜34を設けることにより、輝度の均一性をさらに改善することが可能となる。その他、第4の実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
下面反射膜24は、光を正反射する構成としたが、これは、光をより端部にまで拡散させるためである。例えば、LED22の間隔が狭い構成の場合などは、より光をミキシング出来る拡散反射が好ましく、下面反射膜34の反射の種類については、正反射に限定されるものではない。
この発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
前述した各実施形態において、LED22側に設けられた下面反射膜23は、光を拡散反射する構成としたが、表示装置の種類によっては、より正面の輝度を向上させたい場合もあり、この場合は、光を正反射する成分が多い反射膜が好ましい。下面反射膜の反射の種類は、拡散反射に限定されるものではない。
点光源としてのLED22は、白色のものでも、単色のものでも適用可能であり、LED22の種類に関して限定を受けるものではない。例えば、単色のLEDでカラー表示を行う場合には、図8に示すように、赤(Red)、青(Blue)、緑(Green)を発光する3つのLED22を隣り合わせて配置することにより、色ずれのない均一な輝度分布を得ることができる。この場合、3つのLED22を1つの光源ユニットとし、この光源ユニットの中心Cと、導光板26に形成された凹部32の中心とが一致するように、LEDおよび導光板を配置する。
図1は、この発明の第1の実施形態に係るバックライトユニットを備えた液晶表示装置を示す分解斜視図。 図2は、前記液晶表示装置の断面図。 図3は、前記バックライトユニットの導光板の一部およびLEDを拡大して示す断面図。 図4は、この発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置を示す断面図。 図5は、第2の実施形態に係る液晶表示装置におけるバックライトユニットの反射シートの一部を示す平面図。 図6は、この発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置を示す断面図。 図7は、この発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置を示す断面図。 図8は、この発明の他の実施形態に係るバックライトユニットの光源配置を概略的に示す平面図。
符号の説明
5…反射膜、10…液晶表示パネル、11…反射シート、
12…バックライトユニット、22…LED、23…下面反射膜、24…回路基板、
26…導光板、26a…第1表面、26b…第2表面、27…光拡散シート、
30…凸部、32…凹部、

Claims (15)

  1. 表示パネルの背面に対向して配置され、前記表示パネルに光を照射するバックライトユニットであって、
    前記表示パネルに向けて光を出射する複数の点光源と、
    前記点光源と表示パネルとの間に配設される導光板であって、前記点光源側の第1表面と、前記表示パネル側の第2表面と、それぞれ前記点光源上で前記第2表面に形成され光を拡散する複数の凹部と、を有する導光板と、
    を備えたバックライトユニット。
  2. 前記凹部は、前記表示パネル側を底面とする略円錐状または多角錐状に形成されている請求項1に記載のバックライトユニット。
  3. 前記凹部は、この凹部の中心と前記点光源の発光中心とが整列して設けられている請求項1又は2に記載のバックライトユニット。
  4. 前記導光板の材料の屈折率をn、前記導光板の第2表面と前記点光源との距離をL、前記点光源の出射領域の大きさをa、前記凹部の開口径をbとすると、開口径bは、
    b ≧ (a + 2 x L x tanθ) x 0.8 ≧ b/3
    ここで、sinθ=1/n
    に形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  5. 前記点光源は前記導光板に光学的に接合されている請求項1に記載のバックライトユニット。
  6. 前記導光板の凹部の全面または一部に形成され、光を反射する反射膜を備えている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  7. 前記反射膜は光の一部を透過する反射膜である請求項6に記載のバックライトユニット。
  8. 前記反射膜は、前記導光板上に直接形成された反射膜である請求項6に記載のバックライトユニット。
  9. 前記反射膜は、光を透過する光透過領域と光を反射する光反射領域とを有している請求項7に記載のバックライトユニット。
  10. 前記導光板は、前記第1表面および第2表面の全面もしくは一部に、均一もしくは不均一に形成された多数の凹凸部を有している請求項1ないし9のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  11. 前記導光板と前記表示パネルとの間に配設され、光の一部を透過する光反射シートを備えている請求項1に記載のバックライトユニット。
  12. 前記導光板の前記第2表面の全面または一部に形成され、光の一部を透過する反射膜を有している請求項1に記載のバックライトユニット。
  13. 前記導光板と前記表示パネルとの間に光を拡散する光拡散シートが配置され、前記光拡散シートに光の一部を透過する反射膜が形成されている請求項1に記載のバックライトユニット。
  14. 映像輝度信号に基づき、前記点光源の発光量を、前記点光源毎、もしくは隣接する複数の点光源を1ユニットとするユニット毎に部分調整する発光量調整部を備えている請求項1ないし13のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  15. 液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルの背面に対向して配置され、前記液晶表示パネルに光を照射する請求項1ないし14のいずれか1項に記載のバックライトユニットと、
    を備えた液晶表示装置。
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