JP2019109705A - データ構造、記録装置及び記録方法並びに記録用プログラム - Google Patents

データ構造、記録装置及び記録方法並びに記録用プログラム Download PDF

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良司 野口
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Abstract

【課題】車両が実際に移動する場所の周囲環境の影響を排除して壁形状の検出結果を的確に抽出することを可能とするデータ構造を提供する。【解決手段】LiDARセンサ20の周囲に実在する物体の形状の中から、既定の壁状形状を有する物体をLiDARセンサ20において検出するために用いられる検出用データと、検出用データに対応する壁形状が実在する位置又は領域を示す位置/領域データと、を備え、検出用データと、位置/領域データと、が、壁形状が実在する位置ごと又は領域ごとに関連付けられている。【選択図】図2

Description

本願は、データ構造、記録装置及び記録方法並びに記録用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、地図に関連する情報におけるデータ構造、当該情報を記録する記録装置及び記録方法、並びに当該記録装置用のプログラムの技術分野に属する。
近年、車両におけるいわゆる自動運転に関する研究が盛んに行われている。自動運転の実現に当たって必要な技術の一つに、移動中の車両の周囲にある物体の検出がある。この場合の物体とは、例えば、車両の進行方向前方の地面(道路)にある障害物や、当該前方にある建物、或いは、交通標識や街路樹、路側にある柵等が挙げられる。そして、このような車両上での物体の検出に用いることができる技術の一つに、レーザ光等のパルス状の光ビームを用いたLiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)システムがある。このLiDARシステムを用いた物体の検出では、車両の周囲に上記光ビームを照射し、上記各物体からのその反射光を受光して得られたデータにより当該各物体を検出し、その検出結果を当該車両の案内等に活用する。
なお上記背景技術に関連する技術の一例としては、例えば下記特許文献1に記載された技術がある。下記特許文献1に記載されている技術では、上記光ビームの反射光に基づき、例えば道路脇の縁石の高さ等に基づいて移動方向前方の地面の高さを検出し、当該地面の高さとの比較において、既定の高さ以上にある光ビームの反射点及び当該既定の高さ以下にある光ビームの反射点をそれぞれ抽出する。そして、当該抽出した各反射点の位置を二次元平面に投影することにより、車両の移動案内用の俯瞰画像を生成する構成とされている。
一方、上述したLiDARシステムおいて、車両の周囲に均等に上記光ビームが出射される場合、その反射光を受光して得られた車両の周囲に存在する物体のデータ(例えば画像として表現される当該物体のデータ)の中には、建物の壁や、道路脇の車両の移動方向に長く植えられた植生の検出結果も含まれる。ここで、上述したような、車両の周囲に存在する物体のうち、建物の壁や植生等の形状(それが平面である場合と曲面である場合とを含む。以下、同様。)を、以下、単に「壁状形状」と称する。そして、車両の周囲に存在する物体のデータの中から、当該壁状形状の検出結果を予め除いた上で、壁状形状以外の物体の認識に認識装置の処理能力を供させることができれば、物体認識処理の負担を軽減することができ、物体認識装置の小型化や安価化に寄与することができる。
このとき、上記データから当該壁状形状の検出結果を予め除く方法としては、例えば、壁状形状の検出結果に基づいて当該検出結果を上記データから除くための閾値を車両において算出し、当該閾値を用いて当該検出結果を上記データから除外する方法が考えられる。
特許第4832596号公報
しかしながら、実際の例えば道路環境等においては、以下のi)乃至iii)に例示する理由により、上記閾値を車両において適切に算出することが困難な場合があるという問題点があった。そしてこのことは、壁状形状の検出結果を上記データから除くための閾値自体が適切でないことから、結果的に、除外されるべき壁状形状の検出結果を正確に特定(検出)することができないという問題点に繋がる。
i)様々な高さ又は長さの壁状形状が存在すること
ii)鉛直方向に一様な形状ではない壁状形状が存在すること
iii)前方又は対向車線上の車両や街路樹等、車両から出射された光ビームに対して遮蔽物となる物体が存在すること
そこで本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、車両が実際に移動する場所の周囲環境の影響を排除して壁状形状の検出結果を的確に抽出することを可能とする記録装置及び記録方法並びに当該記録装置用のプログラム及び当該記録後のデータ構造を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、検出装置の周囲に実在する物体の中から、予め設定された壁状形状である被検出壁状形状を有する物体を当該検出装置において検出するために用いられる検出用データと、前記検出用データに対応する前記被検出壁状形状が実在する位置又は領域を示す位置/領域データと、を備え、前記検出用データと、前記位置/領域データと、が、前記位置ごと又は前記領域ごとに関連付けられている。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、周囲に実在する物体を検出する検出手段と、前記検出された物体の形状を示す形状情報に基づいて、予め設定された壁状形状である被検出壁状形状を有する前記物体を前記検出された物体の中から検出するために用いられる検出用データを生成する生成手段と、前記生成された検出用データと、当該検出用データに対応する前記被検出壁状形状が実在する位置又は領域を示す位置/領域データと、を、前記位置ごと又は前記領域ごとに関連付けて記録媒体に記録する記録制御手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、検出手段と、生成手段と、記録制御手段と、を備える記録装置において実行される記録方法であって、周囲に実在する物体を前記検出手段により検出する検出工程と、前記検出された物体の形状を示す形状情報に基づいて、予め設定された壁状形状である被検出壁状形状を有する前記物体を前記検出された物体の中から検出するために用いられる検出用データを前記生成手段により生成する生成工程と、前記生成された検出用データと、当該検出用データに対応する前記被検出壁状形状が実在する位置又は領域を示す位置/領域データと、を、前記位置ごと又は前記領域ごとに関連付けて前記記録制御手段により記録媒体に記録する記録制御工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、コンピュータを、請求項8に記載の記録装置として機能させる。
実施形態に係るデータ構造を示す図である。 第1実施例に係る地図データ記録利用システムの概要構成を示すブロック図である。 第1実施例に係るデータ構造により記録されるパラメータ等の内容を示す図であり、(a)は当該内容の第1例を示す図であり、(b)は当該内容の第2例を示す図である。 第1実施例に係る地図データの構造を示す図であり、(a)は当該構造の第1例を示す図であり、(b)は当該構造の第2例を示す図であり、(c)は当該構造の第3例を示す図(I)であり、(d)は当該構造の第3例を示す図(II)であり、(e)は当該構造の第3例を示す図(III)である。 第1実施例に係る地図データ記録処理を示すフローチャートである。 第1実施例に係る地図データ利用処理を示すフローチャートである。 第1実施例に係る地図データ利用処理における変換処理を説明する図であり、(a)は当該変換処理の第1例を示す図(I)であり、(b)は当該変換処理の第1例を示す図(II)であり、(c)は当該変換処理の第2例を示す図(I)であり、(d)は当該変換処理の第2例を示す図(II)であり、(e)は当該変換処理の第3例を示す図(I)であり、(f)は当該変換処理の第3例を示す図(II)である。 第2実施例に係る地図データ記録処理を示すフローチャート等であり、(a)は当該地図データ記録処理を説明する図(I)であり、(b)は当該地図データ記録処理を説明する図(II)であり、(c)は当該地図データ記録処理を説明する図(III)であり、(d)は当該フローチャートである。 第2実施例に係る地図データ利用処理を示すフローチャートである。
次に、本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係るデータ構造を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係るデータ構造Dは、検出装置20の周囲に実在する物体の中から、予め設定された壁状形状である被検出壁状形状を有する物体を当該検出装置20において検出するために用いられる検出用データf1、検出用データf2、検出用データf3、…、検出データfn(nは自然数。以下、同様。)と、検出用データf1、検出用データf2、検出用データf3、…、検出データfnに対応する被検出壁状形状が実在する位置又は領域を示す位置/領域データp1、位置/領域データp2、位置/領域データp3、…、位置/領域データpn、と、を備え、検出用データf1乃至検出用データfnと、位置/領域データp1乃至位置/領域データpnと、が、上記被検出壁状形状が実在する位置ごと又は領域ごとに関連付けられている。
ここで、検出用データf1、検出用データf2、検出用データf3、…、検出データfnに共通の事項を説明する場合、これらを纏めて、以下単に「検出用データf」と称する。また同様に、位置/領域データp1、位置/領域データp2、位置/領域データp3、…、位置/領域データpnに共通の事項を説明する場合、これらを纏めて、以下単に「位置/領域データp」と称する。
以上説明したように、実施形態に係るデータ構造Dによれば、検出用データfと、位置/領域データpと、を備え、検出用データfと、位置/領域データpと、が、上記位置ごと又は上記領域ごとに関連付けられているので、実施形態に係るデータ構造Dを検出装置20による被検出壁状形状の検出に用いることで、検出装置20においてその周囲環境の影響を排除して被検出壁状形状を的確に検出することができる。従って、周囲環境の影響を受けることなく被検出壁状形状を他の物体から区別して的確に検出できることで、例えば、当該被検出壁状形状以外の物体を対象とした処理の負担を軽減することができる。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図2乃至図9を用いて説明する。なお以下に説明する各実施例は、車両に搭載されたLiDARシステムを用いた物体検出に用いられるパラメータ等の記録及びその利用に本願を適用した場合の実施例である。
(I)第1実施例
始めに、実施形態に係る第1実施例について、図2乃至図7を用いて説明する。なお、図2は第1実施例に係る地図データ記録利用システムの概要構成を示すブロック図であり、図3は第1実施例に係るデータ構造により記録されるパラメータ等の内容を示す図であり、図4は第1実施例に係る地図データの構造を示す図である。また、図5は第1実施例に係る地図データ記録処理を示すフローチャートであり、図6は第1実施例に係る地図データ利用処理を示すフローチャートであり、図7は第1実施例に係る地図データ利用処理における変換処理を説明する図である。このとき図2及び図4では、図1に示した実施形態に係るデータ構造Dにおける各構成部材に対応する第1実施例の構成部材それぞれについて、当該データ構造Dにおける各構成部材と同一の部材番号を用いている。
図2に示すように、第1実施例に係る地図データ記録利用システムSSは、インターネット等のネットワークNWを介してデータの授受が可能な地図サーバ装置SVと、ユーザが利用する車両に搭載されている壁状形状判定装置Cと、により構成されている。
また地図サーバ装置SVには、地図管理用の車両に搭載されるか又は固定設置された一又は複数のLiDARセンサ10からのデータが入力されている。LiDARセンサ10は、それから照射された光ビームが周囲の物体で反射した反射光を受光することで、周囲の当該物体の存在を認識すると共に、当該物体の高さを示す情報、又は当該物体に対して照射された光ビームの照射数(即ち、パルス状の光ビームの高さ方向への照射スポット数。以下、同様。)を示す情報等を取得することができる。そして地図サーバ装置SVは、処理エリア決定部11と、地図データベース12と、標高画像生成部13と、識別器14と、長さパラメータ閾値計算部15と、高さ最大値計算部16と、照射数最大値計算部17と、二次元マップ生成部18と、により構成されており、長さパラメータ閾値計算部15、高さ最大値計算部16、照射数最大値計算部17及び二次元マップ生成部18は地図データベース(図2において「地図DB」と示す)Dに接続されている。この地図データベースDは地図サーバ装置SVとは別個に設けられてもよいし、地図サーバ装置SV内に設けられてもよい。なお、上記処理エリア決定部11、標高画像生成部13、長さパラメータ閾値計算部15、高さ最大値計算部16、照射数最大値計算部17及び二次元マップ生成部18は、地図サーバ装置SVに備えられた図示しないCPU等を含むハードウェアロジック回路により実現されてもよいし、後述する第1実施例に係る地図データ記録処理に相当するプログラムを上記CPU等が読み出して実行することにより、ソフトウェア的に実現されるものであってもよい。
一方壁状形状判定装置Cには、ユーザが利用する車両(より具体的には、例えば自動運転車両)に搭載されたLiDARセンサ20からのデータが入力されている。LiDARセンサ20は、それから照射された光ビームが周囲の物体で反射した反射光を受光することで、周囲の当該物体の存在を認識すると共に、当該物体の高さを示す情報、又は当該物体に対して照射した光ビームの照射数を示す情報等を取得することができる。そして壁状形状判定装置Cは、ネットワークNW及びLiDARセンサ20に接続されたデータ変換部21と、LiDARセンサ20及び地図データベース23に接続された処理エリア決定部22と、長さパラメータ閾値利用部24と、高さ最大値利用部25と、照射数最大値利用部26と、二次元マップ利用部27と、により構成されている。このとき、データ変換部21、処理エリア決定部22、長さパラメータ閾値利用部24、高さ最大値利用部25、照射数最大値利用部26及び二次元マップ利用部27は、壁状形状判定装置Cに備えられた図示しないCPU等を含むハードウェアロジック回路により実現されてもよいし、後述する第1実施例に係る地図データ利用処理に相当するプログラムを上記CPU等が読み出して実行することにより、ソフトウェア的に実現されるものであってもよい。
なお上記の構成において、LiDARセンサ10が本願に係る「検出手段」の一例に相当し、長さパラメータ閾値計算部15、高さ最大値計算部16、照射数最大値計算部17又は二次元マップ生成部18のいずれかが本願に係る「生成手段」の一例及び「記録制御手段」の一例にそれぞれ相当し、地図データベースDが実施形態に係るデータ構造D及び本願に係る「記録媒体」の一例に相当する。
以上の構成において地図サーバ装置SVの地図データベース12は、LiDARセンサ10が走査するエリアの地図データを記録している。そして地図サーバ装置SVの処理エリア決定部11は、当該地図データを地図データベース12から読み出しつつ、第1実施例に係るパラメータ等の生成の対象となる地図上のエリアを、予め設定された方法により決定する。このエリアの決定は手動で行われてもよい。
次に標高画像生成部13は、LiDARセンサ10からのデータに基づき、当該LiDARセンサ10が搭載されている上記地図管理用の車両、又は固定設置された当該LiDARセンサ10の周囲に存在する三次元の物体を、その上方から鉛直方向下向きに二次元画像として投影したいわゆる標高画像(Elevation Image)に相当する標高画像データを生成する。ここで上記標高画像(Elevation Image)とは、例えば、対象となる三次元物体の高さ、又は当該対象に照射された光ビームの縦方向における照射数に基づいて表現される、壁状形状検出用の画像である。そして標高画像生成部13は、当該生成された標高画像データを、長さパラメータ閾値計算部15、高さ最大値計算部16、照射数最大値計算部17及び二次元マップ生成部18にそれぞれ出力する。このとき上記「物体」とは上述したように、LiDARセンサ10の周囲に存在する、建物、交通標識、街路樹等の植生、及び路側にある柵等の物体をいう。
ここで、標準画像生成部13における上記標高画像の生成について詳細には、例えば、論文「”Comprehensive Automated 3D Urban Environment Modelling Using Terrestrial Laser Scanning Point Cloud”, Pouria Babahajiani, Fan Lixin, Kamarainen Joni-Kristian, Gabbouj Moncef, 2016 IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition Workshops (CVPRW). IEEE, 2016, Nokia Technologies, Tampere, Finland.」に記載されている。
一方識別器14は、予め設定された機械学習アルゴリズム等又は手動により、標高画像に含まれる上記物体に相当する形状の中から建物の壁等に相当する壁状形状を識別するための識別データを生成し、長さパラメータ閾値計算部15、高さ最大値計算部16、照射数最大値計算部17及び二次元マップ生成部18にそれぞれ出力する。この識別データを用いることで、長さパラメータ閾値計算部15、高さ最大値計算部16、照射数最大値計算部17及び二次元マップ生成部18において、上記標高画像に対応する物体の中から壁状形状の物体を特定することができるようになる。
より具体的に、先ず長さパラメータ閾値計算部15は、壁状形状の物体が存在するグリッド(即ち、地図データとしての地理的なグリッド。上記論文参照。)、又は当該グリッドを含む予め設定された広さのエリア(即ち、当該グリッドを含む地図データとしての予め設定された広さのエリア)について、以下の条件(a)を満たす長さパラメータ閾値Aを算出する。なお以下の説明では、上記グリッド又はそれを含む予め設定された広さのエリアを、単に「グリッド等」と称する。
壁状形状以外の物体の形状に対応する長さパラメータの最大値<長さパラメータ閾値A<壁状形状に対応する長さパラメータの最小値 …(a)
このとき、実施例に係る上記「長さパラメータ」とは、上記論文におけるGeodesic elongation E(X)のことをいい、
E(X)=πL2(X)/4×S(X)
によって定義され、図形(即ち物体の形状)の細長さの程度を示すパラメータである。ここで、上記「S(X)」は標高画像における物体の面積であり、上記「L(X)」は標高画像における物体の長さを示すパラメータ(Geodesic Diameter)である。そして上記長さパラメータ閾値Aは、下記条件(a)は、壁状形状以外の物体の形状に対応する長さパラメータと壁状形状に対応する長さパラメータとを仕分けるための閾値である。
その後長さパラメータ閾値計算部15は、上記長さパラメータ閾値Aを、それが適用されるグリッド又はエリアを示すデータと関連付けて、LiDARセンサ10の諸元と共に地図データベースDに記録する。なお上記LiDARセンサ10の諸元とは、例えば、上記地図管理用の車両に備えられた又は固定設置されたLiDARセンサ10の地上からの高さや、その鉛直方向の光ビームの照射数、設置角度、グリッドの密度等のLiDARセンサ10の仕様に関する情報をいう。
一方高さ最大値計算部16は、LiDARセンサ10から出射された光ビームの、一の壁状形状の物体における反射点の高さの最大値を示すデータである高さ最大値データHmaxを、当該一の壁状形状の物体が存在する上記グリッド等に関連付けて、LiDARセンサ10の諸元と共に地図データベースDに記録する。なお、一の高さ最大値データHmaxが関連付けられているグリッド等に壁状形状の物体が複数存在する場合には、当該複数の壁状形状の物体うち上記反射点の高さの最大値が最も高かった壁状形状の物体についての最大値データHmaxが、そのグリッド等に関連付けられる高さ最大値データHmaxとなる。ここで当該高さ最大値データHmaxについては、図3(a)に示すように、例えば上記地図管理用の車両SCのLiDARセンサ10から照射される光ビームLDの最高到達点よりも高い建物BDが存在している場合には、その壁FDの当該最高到達点の高さが、その壁FDについての上記高さ最大値データHmaxとなる。
他方照射数最大値計算部17は、LiDARセンサ10から出射された光ビームが、一の壁状形状の物体に照射された数の最大値を示すデータである照射数最大値データNmaxを、当該一の壁状形状の物体が存在する上記グリッド等に関連付けて、LiDARセンサ10の諸元と共に地図データベースDに記録する。なお、一の照射数最大値データNmaxが関連付けられているグリッド等に壁状形状の物体が複数存在する場合には、当該複数の壁状形状の物体うち上記照射数の最大値が最も大きかった壁状形状の物体についての照射数最大値データNmaxが、そのグリッド等に関連付けられる照射数最大値データNmaxとなる。ここで当該照射数最大値データNmaxについては、図3(b)に示すように、例えば上記最高到達点よりも高い建物BDがある場合には、当該最高到達点に至るまでの光ビームの照射数が、その建物BDについての上記照射数最大値データNmaxとなる。
なお以下の説明において、上記長さパラメータ閾値A、上記高さ最大値データHmax及び上記照射数最大値データNmaxを纏めて説明する場合、単に「パラメータ」と称する。
最後に二次元マップ生成部18は、上記パラメータのうちの一つ以上と、標準画像生成部13からの標高画像データと、上記識別データと、に基づき、壁状形状の物体が存在する位置を示す二次元マップに相当するマップデータを生成し、地図データベースDに記録する。
なお、上記パラメータ及び上記マップデータが、実施形態に係る検出用データfの一例に相当する。また第1実施例に係る地図サーバ装置SVにおいて、上記パラメータ又は上記マップデータのいずれを地図データベースDに記録させるかは、例えば第1実施例に係る地図データ記録利用システムSSの管理者が任意に予め設定し得る。
次に壁状形状判定装置Cのデータ変換部21は、地図サーバ装置SVの地図データベースDに記録されている上記パラメータを、ネットワークNWを介して取得する。その後データ変換部21は、上記パラメータをLiDARセンサ20の諸元に対応した値に変換する。そしてデータ変換部21は、当該変換処理後の長さパラメータ閾値Aを長さパラメータ閾値利用部24へ、当該変換処理後の高さ最大値データHmaxを高さ最大値利用部25へ、当該変換処理後の照射数最大値データNmaxを照射数最大値利用部26へ、それぞれ出力する。なお、データ変換部21による変換処理については、後ほど詳述する。
他方地図データベース23は、LiDARセンサ20が走査するエリア(即ちLiDARセンサ20が搭載された車両が走行するエリア)の地図データを記録している。そして処理エリア決定部22は、壁状形状判定装置Cが搭載された車両(より具体的には、例えば自動運転車)の現在位置の周囲の地図データを地図データベース23から読み出し、第1実施例に係る壁状形状の検出の対象となる地図上のエリアを特定する。
そして長さパラメータ利用部24は、処理エリア決定部22により決定されたエリアに対応するグリッド等についての上記変換処理後の長さパラメータ閾値Aをデータ変換部21から取得して、当該決定されたエリアに存在する壁状形状の物体を検出する。なお、データ変換部21による長さパラメータ閾値Aの変換処理が不要である場合(後述のステップS22:NO参照)、長さパラメータ利用部24は、処理エリア決定部22により決定されたエリアに対応するグリッド等についての上記長さパラメータ閾値Aを地図データベースDから取得し、当該決定されたエリアに存在する壁状形状の物体を検出する。
一方高さ最大値利用部25は、処理エリア決定部22により決定されたエリアに対応するグリッド等についての上記変換処理後の高さ最大値データHmaxをデータ変換部21から取得して、当該決定されたエリアに存在する壁状形状を検出する。なお、データ変換部21による高さ最大値データHmaxの変換処理が不要である場合(後述のステップS22:NO参照)、高さ最大値利用部25は、処理エリア決定部22により決定されたエリアに対応するグリッド等についての上記高さ最大値データHmaxを地図データベースDから取得し、当該決定されたエリアに存在する壁状形状を検出する。
更に照射数最大値利用部26は、処理エリア決定部22により決定されたエリアに対応するグリッド等についての上記変換処理後の照射数最大値データNmaxをデータ変換部21から取得して、当該決定されたエリアに存在する壁状形状を検出する。なお、データ変換部21による照射数最大値データNmaxの変換処理が不要である場合(後述のステップS22:NO参照)、照射数最大値利用部26は、処理エリア決定部22により決定されたエリアに対応するグリッド等について上記照射数最大値データNmaxを地図データベースDから取得し、当該決定されたエリアに存在する壁状形状を検出する。
最後に二次元マップ利用部27は、当該決定されたエリアに存在する壁状形状を、地図データベースDから取得したマップデータを用いて検出する。
なお、長さパラメータ利用部24、高さ最大値利用部25、照射数最大値利用部26又は二次元マップ利用部27のいずれかにより検出された壁状形状を示すデータは、LiDARセンサ20を用いて検出された、LiDARセンサ20が搭載された車両の周囲に存在する複数の物体のデータの中から取り除かれる。これにより、当該周囲に存在する壁状形状の物体以外の物体についての物体認識処理に、LiDARセンサ20が搭載された車両(即ち、ユーザが利用する車両)に搭載されている図示しない物体認識装置の処理能力をより多く割り当てることができることになる。
次に、第1実施例に係る地図データベースDに記録される、第1実施例に係る地図データのデータ構造について、図4を用いて説明する。
先ず、地図データベースDに上記マップデータとして壁状形状の位置が記録される場合の一態様としては、図4(a)に例示するように、グリッド等ごとに関連付けられたグレースケールの二次元マップとして、存在データFEx及び存在データFE0がそれぞれのグリッド等の位置に記録される。このとき、存在データFExにより壁状形状自体の大きさ(即ち、鉛直方向の高さ又は水平方向の長さ)を具体的に記録することが好ましい。また存在データFE0として、そのグリッド等の位置には壁状形状が存在しない旨を記録してもよい。
次に、地図データベースDに上記マップデータとして壁状形状の位置が記録される場合の他の態様としては、図4(b)に例示するように、グリッド等ごとに関連付けられたグレースケールの二次元OGM(Occupancy Grid Maps)として、関連付けられるグリッド等の位置に壁状形状が存在する旨を示す存在データF1と、関連付けられるグリッド等の位置に壁状形状が存在しない旨を示す存在データF0と、を記録するように構成してもよい。
また図4(c)に示すように、マップデータ以外の上記パラメータのいずれかを地図データベースDに記録する場合、当該パラメータ19Bと、それらが関連付けられているグリッド等を示すグリッド等データ19Cと、が、それらを関連付ける識別データ19Aに関連付けられて記録される。このとき当該パラメータ19Bは、例えば図4(d)に例示するように、車両CCが進行する道路をその進行方向に等分したエリアA1乃至エリアA20ごとに、当該エリアA1乃至エリアA20それぞれに関連付けて上記パラメータ19Bが記録される。この場合のエリアA1乃至エリアA20のそれぞれは、対応するパラメータ19Bに関連付けられているグリッド等に対応するエリアである。なお、例えば図4(e)に例示するように、道路Rに対して自由に(任意に)分割されたエリアA1乃至エリアA6ごとに上記パラメータ19Bが記録されていてもよい。また、上記グリッド等データ19Cが、実施形態に係る位置/領域データpの一例に相当する。
次に、第1実施例に係る地図サーバ装置SVにおいて実行される、第1実施例に係る地図データ記録処理について、図5を用いて具体的に説明する。図5に示すように、第1実施例に係る地図データ記録処理は、例えば地図サーバ装置SVの電源スイッチがオンとされたタイミングで開始される。そして第1実施例に係る地図データ記録処理では、先ず処理エリア決定部11により処理対象となるエリアが決定されたか否かが確認される(ステップS1)。ステップS1の確認において当該エリアが決定されていない場合(ステップS1:NO)、処理エリア決定部11により、例えば図4にそれぞれ例示するエリアA1等のいずれかが選択される(ステップS2)。次に、処理対象のエリアが決定されたら(ステップS1:YES又はステップS2)、標高画像生成部13は、当該決定されたエリアについて上記論文に記載の方法により上記標高画像に相当する標高画像データを生成する(ステップS3)。次に識別器14は、上記決定されたエリアについて上記識別データを生成する(ステップS4)。次に二次元マップ生成部18は、地図データベースDに上記マップデータを記録する旨が予め設定されているか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5の判定において、当該マップデータを記録する旨が設定されていない場合(ステップS5:NO)、二次元マップ生成部18は後述するステップS8に移行する。一方ステップS5の判定において、当該マップデータを記録する旨が設定されている場合(ステップS5:YES)、次に二次元マップ生成部18は上述した方法により当該マップデータを生成し、地図データベースDに記録する(ステップS6)。
その後地図サーバ装置SVは、次のエリアについての処理を行うか否かを判定し(ステップS7)、当該処理を引き続き行う場合は(ステップS7:YES)、上記ステップS1以降の処理を繰り返す。一方ステップS7の判定において当該処理を終了する場合(ステップS7:NO)、地図サーバ装置SVはそのまま当該処理を終了する。
他方上記ステップS5の判定において、当該マップデータを記録する旨が設定されていない場合(ステップS5:NO)に実行されるステップS8として、長さパラメータ閾値計算部15は、地図データベースDに上記長さパラメータ閾値Aを記録する旨が予め設定されているか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8の判定において、地図データベースDに上記長さパラメータ閾値Aを記録する旨が設定されていない場合(ステップS8:NO)、長さパラメータ閾値計算部15は後述するステップS11に移行する。一方ステップS8の判定において、当該長さパラメータ閾値Aを記録する旨が設定されている場合(ステップS8:YES)、長さパラメータ閾値計算部15は上述した条件(a)を満たす長さパラメータ閾値Aを算出し、関連付けられるグリッド等を示すグリッド等データ19Cと共に地図データベースDに記録する(ステップS10。図4(c)乃至図4(e)参照)。その後長さパラメータ閾値計算部15は、上記ステップS7に移行する。
他方上記ステップS8の判定において、当該長さパラメータ閾値Aを記録する旨が設定されていない場合(ステップS8:NO)に実行されるステップS11として、高さ最大値計算部16は、地図データベースDに上記高さ最大値データHmaxを記録する旨が予め設定されているか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11の判定において、地図データベースDに上記高さ最大値データHmaxを記録する旨が設定されていない場合(ステップS11:NO)、高さ最大値計算部16は後述するステップS13に移行する。一方ステップS11の判定において、当該高さ最大値データHmaxを記録する旨が設定されている場合(ステップS11:YES)、高さ最大値計算部16は上述した方法により当該高さ最大値データHmaxを算出し、関連付けられるグリッド等を示すグリッド等データ19Cと共に地図データベースDに記録する(ステップS12。図4(c)乃至図4(e)参照)。その後高さ最大値計算部16は、上記ステップS7に移行する。
最後に上記ステップS11の判定において、当該高さ最大値データHmaxを記録する旨が設定されていない場合(ステップS11:NO)に実行されるステップS13として、照射数最大値計算部17は、地図データベースDに上記照射数最大値データNmaxを記録する旨が予め設定されているか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13の判定において、地図データベースDに上記照射数最大値データNmaxを記録する旨が設定されていない場合(ステップS13:NO)、照射数最大値計算部17は上記ステップS7に移行する。一方ステップS13の判定において、当該照射数最大値データNmaxを記録する旨が設定されている場合(ステップS13:YES)、照射数最大値計算部17は上述した方法により当該照射数最大値データNmaxを算出し、関連付けられるグリッド等を示すグリッド等データ19Cと共に地図データベースDに記録する(ステップS14。図4(c)乃至図4(e)参照)。その後照射数最大値計算部17は、上記ステップS7に移行する。
次に、第1実施例に係る地図データ利用処理について、図6及び図7を用いて説明する。当該地図データ利用処理は、例えばユーザが利用する自動運転車両に搭載された壁状形状判定装置Cによって行われる処理である。当該自動運転車両に搭載されたLiDARセンサ20は、周囲に上記光ビームを照射することによって走査を行い、自動運転車両の周囲に存在する物体の形状、及び当該物体のLiDARセンサ20からの距離及び方向を検出することができる。
即ち図6に示すように、第1実施例に係る地図データ利用処理は、例えば壁状形状判定装置Cの電源スイッチがオンとされたタイミングで開始される。そして第1実施例に係る地図データ利用処理では、先ず地図サーバ装置SVの地図データベースDから必要な上記パラメータ又は上記マップデータを取得済みであるか否かが判定される(ステップS20)。ステップS20の判定において当該パラメータ等が取得されていない場合(ステップS20:NO)、地図サーバ装置SVの地図データベースDにアクセスして当該必要なパラメータ等が取得される(ステップS21)。必要なパラメータ等が取得されたら(ステップS20:YES又はステップS21)、次に壁状形状判定装置Cは、上記パラメータ等と共に地図データベースDから取得されている上記グリッド等を示すデータ、及びLiDARセンサ10の諸元と、地図データベース23に記録されている地図データの諸元、及び壁状形状判定装置Cに接続されているLiDARセンサ20の諸元と、を比較し、データ変換部21による変換処理が必要か否かを判定する(ステップS22)。ステップS22の判定において、当該変換処理が必要とされる場合(ステップS22:YES)、データ変換部21は当該変換処理を実行する(ステップS23)。
ここで、データ変換部21による当該変換処理について、より具体的に図7を用いて説明する。
即ち図7(a)及び図7(b)に例示するように、地図データベースDから取得されたパラメータに対応するグリッド等を示すデータにより示される当該グリッド等GDの地図データ上の密度と、壁状形状判定装置Cの地図データベース23に記録されている地図データベースにおけるグリッド等gdの地図データ上の密度と、を比較したとき、図7(b)に例示するように後者の方が粗い場合がある。このような場合にデータ変換部21は、例えば従来の間引き処理等により、上記当該グリッド等GDの密度をグリッド等gdの密度に変換すると共に、変換処理後のグリッド等gdに関連付けられるパラメータ等の具体的値として、変換処理後のグリッド等gdに含まれることとなった元のグリッド等GDそれぞれにおけるパラメータの最大値を設定する。なお、図7(a)及び図7(b)に例示する場合とは逆に、地図データベースDから取得されたパラメータに対応するグリッド等を示すデータにより示される当該グリッド等の地図データ上の密度が、壁状形状判定装置Cの地図データベース23に記録されている地図データベースにおけるグリッド等の地図データ上の密度より粗い場合があり得る。この場合にデータ変換部21は、地図データベースDから取得されたパラメータに対応するグリッド等における密度が不足している領域を、地図データベース23に記録されている地図データにより補完するための変換処理を行う。
一方図7(c)に例示するように、地図データベースDから取得されたパラメータを生成する際に用いられたLiDARセンサ10の地上からの高さHと、ユーザが利用する車両UCに搭載される壁状形状判定装置Cに接続されるLiDARセンサ20の地上からの高さhと、を比較したとき、図7(d)に例示するように後者の方が低い場合がある。このような場合であって地図データベースDから上記高さ最大値データHmaxが取得されているときにデータ変換部21は、上記高さ最大値データHmaxを「高さ最大値データHmax−(H−h)」に置き換えて、以後の壁状形状の判定を行う。なお、図7(c)及び図7(d)に例示する場合とは逆に、上記高さHが上記高さhより低い場合もある。この場合も同様に、データ変換部21は上記の高さ最大値データHmaxについての置き換えを行って、以降の壁状形状の判定を行う。
更に図7(e)に例示するように、地図データベースDから取得されたパラメータを生成する際に用いられたLiDARセンサ10における光ビームの鉛直方向の照射数N1と、上記車両UCに搭載される壁状形状判定装置Cに接続されるLiDARセンサ20における光ビームの鉛直方向の照射数N2と、を比較したとき、図7(f)に例示するように後者の方が少ない場合がある。このような場合であって地図データベースDから上記照射数最大値データNmaxが取得されているときにデータ変換部21は、上記照射数最大値データNmaxを「照射数最大値データNmax×N2/N1」に置き換えて、以後の壁状形状の判定を行う。なお、図7(e)及び図7(f)に例示する場合とは逆に、照射数N1の方が上記照射数N2より少ない場合がある。この場合も同様に、データ変換部21は上記の照射数最大値データNmaxについての置き換えを行って、以降の壁状形状の判定を行う。
図6に戻って、データ変換部21による変換処理が不要である場合(ステップS22:NO)、又はデータ変換部21による当該変換処理が終了した(ステップS23)場合、次に二次元マップ利用部27は、地図データベースDから上記マップデータが取得されているか否かを判定する(ステップS24)。ステップS24の判定において、当該マップデータが取得されていない場合(ステップS24:NO)、二次元マップ利用部27は後述するステップS28に移行する。一方ステップS24の判定において、当該マップデータが取得されている場合(ステップS24:YES)、二次元マップ利用部27は、LiDARセンサ20からのデータを用いて上記標高画像に相当する標高画像データを生成する(ステップS25)。その後二次元マップ利用部27は、生成された標高画像データと、地図データベースDから取得されたマップデータ又は上記ステップS23による変換処理後のマップデータと、に基づき、壁状形状及びその位置を検出する(ステップS26)。
その後壁状形状判定装置Cは、例えば当該壁状形状判定装置Cの電源がオフとされた等の理由により第1実施例に係る地図データ利用処理を終了するか否かを判定する(ステップS27)。ステップS27の判定において当該地図データ利用処理を終了する場合(ステップS27:YES)、壁状形状判定装置Cはそのまま当該地図データ利用処理を終了する。一方ステップS27の判定において当該地図データ利用処理を継続する場合(ステップS27:NO)、壁状形状判定装置Cは上記ステップS20以降の処理を繰り返す。
次に、上記ステップS24の判定において当該マップデータが取得されていない場合(ステップS24:NO)に実行されるステップS28として長さパラメータ閾値利用部24は、LiDARセンサ20が走査するエリアに対応するグリッド等について、地図データベースDから上記長さパラメータ閾値Aが取得されているか否かを判定する(ステップS28)。ステップS28の判定において、当該長さパラメータ閾値Aが取得されていない場合(ステップS28:NO)、長さパラメータ閾値利用部24は後述するステップS31に移行する。一方ステップS28の判定において、当該長さパラメータ閾値Aが取得されている場合(ステップS28:YES)、長さパラメータ閾値利用部24は、LiDARセンサ20によって取得された、当該LiDARセンサ20の周囲(換言すれば、LiDARセンサ20が搭載されている自動運転車両の周囲。以下、同様)に存在する物体の形状、距離及び方向のデータを用いて、上記標高画像に相当する標高画像データを生成する(ステップS29)。その後長さパラメータ閾値利用部24は、生成された標高画像データと、地図データベースDから取得された長さパラメータ閾値A又は上記ステップS23による変換処理後の長さパラメータ閾値Aと、に基づき、当該長さパラメータ閾値Aより大きい長さパラメータを有する物体の形状を、当該長さパラメータ閾値Aに関連付けられているグリッド等に存在する壁状形状と検出する(ステップS30)。その後長さパラメータ閾値利用部24は、上記ステップS27に移行する。
他方上記ステップS28の判定において当該長さパラメータ閾値Aが取得されていない場合(ステップS28:NO)に実行されるステップS31として高さ最大値利用部25は、LiDARセンサ20が走査するエリアに対応するグリッド等について、地図データベースDから上記高さ最大値データHmaxが取得されているか否かを判定する(ステップS31)。ステップS31の判定において、当該高さ最大値データHmaxが取得されていない場合(ステップS31:NO)、高さ最大値利用部25は後述するステップS35に移行する。一方ステップS31の判定において、当該高さ最大値データHmaxが取得されている場合(ステップS31:YES)、高さ最大値利用部25は、地図データベースDから取得された高さ最大値データHmax又は上記ステップS23による変換処理後の高さ最大値データHmaxと、LiDARセンサ20によって取得された、当該LiDARセンサ20の周囲の物体の高さを示すデータと、を用いて、上記標高画像に相当する標高画像データを生成する(ステップS32)。その後高さ最大値利用部25は、手動、又は地図データベース23に記録されている地図データを用いた予め設定された方法により長さパラメータ閾値を壁状形状判定装置C独自に設定する(ステップS33)。そして高さ最大値利用部25は、ステップS33で設置された長さパラメータ閾値と、ステップS32で生成された標高画像データと、に基づき、当該独自の長さパラメータ閾値より大きい長さパラメータを有する物体の形状を、当該長さパラメータ閾値に関連付けられているグリッド等に存在する壁状形状と検出する(ステップS34)。その後高さ最大値利用部25は、上記ステップS27に移行する。
最後に上記ステップS31の判定において当該高さ最大値データHmaxが取得されていない場合(ステップS31:NO)に実行されるステップS35として照射数最大値利用部26は、LiDARセンサ20が走査するエリアに対応するグリッド等について、地図データベースDから上記照射数最大値データNmaxが取得されているか否かを判定する(ステップS35)。ステップS35の判定において、当該照射数最大値データNmaxが取得されていない場合(ステップS35:NO)、高さ最大値利用部25は上記ステップS27に移行する。一方ステップS35の判定において、当該照射数最大値データNmaxが取得されている場合(ステップS35:YES)、照射数最大値利用部26は、地図データベースDから取得された照射数最大値データNmax又は上記ステップS23による変換処理後の照射数最大値データNmaxと、LiDARセンサ20によって取得された、当該LiDARセンサ20の周囲の物体に対する光ビームの照射数のデータと、を用いて上記標高画像に相当する標高画像データを生成する(ステップS36)。その後照射数最大値利用部26は上記ステップS33に移行して、上述したステップS33及びステップS34と同様の処理を実行する。
以上それぞれ説明したように、第1実施例に係る地図データ記録処理及び地図データ利用処理によれば、地図サーバ装置SVの地図データベースDにおいて、検出用データfと、位置/領域データpと、が、対応する位置ごと又はエリア(グリッド)ごとに関連付けられているので、第1実施例に記載の地図データベースDのデータ構造をLiDARセンサ20による壁状形状の検出に用いることで、LiDARセンサ20においてその周囲環境の影響を排除して壁状形状を的確に検出することができる。従って、周囲環境の影響を受けることなく壁状形状を他の物体の形状から区別して的確に検出できることで、例えば、当該壁状形状以外の物体の形状を対象とした処理の負担を軽減することができる。
また、長さパラメータ閾値A等のパラメータ及びグリッド等データ19Cを相互に関連付けて記録する場合は、周囲環境の影響を排除しつつ、少ないデータ量で壁状形状を他の物体の形状から区別して的確に検出することができる。
更に当該パラメータが、長さパラメータ閾値A、高さ最大値データHmax又は照射数最大値データNmaxのいずれかであるので、周囲環境の影響を排除しつつ、少ないデータ量で壁状形状を他の物体の形状から区別してより具体的且つ的確に検出することができる。
更にまた、長さパラメータ閾値Aを地図データベースDに記録する場合に、長さパラメータ閾値Aが上記式(a)の関係を有するので、長さパラメータ閾値Aを用いる場合において、より正確に壁状形状を検出することができる。
また、パラメータ等に関連付けられたエリアA1等を、壁状形状判定装置Cの周囲を一定間隔で分割した領域とする場合(図4(d)参照)は、壁状形状をきめ細かく検出することができる。
更に、パラメータ等に関連付けられたエリアA1等を、壁状形状判定装置Cの周囲の特性に応じて当該周囲を予め分割した領域とする場合(図4(e)参照)は、周囲の特性に応じて壁状形状を的確に検出することができる。
更にまた、壁状形状及びその位置を含むマップデータを地図データベースDに記録する場合は、周囲環境の影響を排除しつつ壁状形状を他の物体の形状から区別して迅速且つ的確に検出することができる。
(II)第2実施例
次に、実施形態に係る他の実施例である第2実施例について、図8及び図9を用いて説明する。なお、図8は第2実施例に係る地図データ記録処理を示すフローチャート等であり、図9は第2実施例に係る地図データ利用処理を示すフローチャートである。
以下に説明する第2実施例では、第2実施例に係る地図サーバ装置における地図データ記録処理、及び第2実施例に係る壁状形状判定装置における地図データ利用処理として、当該地図サーバ装置に接続されたLiDARセンサの出射光の鉛直方向の傾きの角度(即ちピッチ角。以下同様。)θに応じた地図データ記録処理、及び当該壁状形状判定装置に接続されたLiDARセンサの出射光のピッチ角θ’に応じた地図データ利用処理を行う。なお、第2実施例に係る構成及び処理について、第1実施例に係る構成及び処理と同一のものは、同一の部材番号又はステップ番号を付して、細部の説明は省略する。
即ち、先ず図8(a)及び図8(b)に例示するように、地図サーバ装置SVに接続されているLiDARセンサ10が搭載されている地図管理用の車両SCが、水平な地面上を走行中(図8(a)参照)からピッチ角θの坂道上を走行することでその進行方向がX方向(図8(b)参照)となった場合でも、地面に対する建物BDの壁FDの角度は変わらない。従ってこの場合は、LiDARセンサ10からの光ビームの反射点が、水平走行時に比して、図8(b)に例示するように上方に移動した反射点X1乃至反射点X5に変わってしまう。従って第2実施例に係る地図データ記録処理では、図8(c)に例示するように、LiDARセンサ10からの各光ビームの出射仰角(図8(c)において、角度θ、角度θ…と示す)を用いて、各反射点のX軸(即ち、車両SCの水平走行時の進行方向)上の位置XBDを、以下の式(b)により算出する。但し式(b)では、X軸を基準としてLiDARセンサ10から出射仰角θで出射された光ビームの反射点のX軸上の位置を「X」としている。
BD=(X/cos(θ)×cos(θ) …(b)
そして、上記式(b)により各光ビームの反射点の位置XBD(結果的に、一の壁FDについては全ての反射点で同一となる)を求め、これらにより上記ピッチ角θの影響を補正して正しくパラメータ等を算出する。
より具体的に、第2実施例に係る地図データ記録処理では、図8(d)に示すように、第1実施例に係る地図データ記録処理におけるステップS3に代えて、上記補正を行ったステップS30により第2実施例に係る標高画像に相当する標高画像データが生成される(ステップS30)。なお、第2実施例に係る地図データ記録処理における上記ステップS30以外の処理は、第1実施例に係る地図データ記録処理において対応する各処理と同様であるので、細部の説明は省略する。
次に、壁状形状判定装置Cに接続されているLiDARセンサ20からの各光ビームの出射仰角に上記ピッチ角θと同様のピッチ角θ’が含まれる場合も、壁状形状の検出精度に対して上記ピッチ角θと同様の影響が生じる。そこで第2実施例に係る地図データ利用処理でも、第2実施例に係る地図データ記録処理と同様にして上記ピッチ角θ’の影響を補正する。
即ち図9に示すように、第2実施例に係る地図データ利用処理では、第1実施例に係る地図データ利用処理におけるステップS25、ステップS29、ステップS32及びステップS36に代えて、LiDARセンサ20からの各光ビームの出射仰角に含まれる上記ピッチ角θ’の影響の補正として、図8に示した第2実施例に係る地図データ記録処理と同様の補正を当該ステップS25、当該ステップS29、当該ステップS32及び当該ステップS36にそれぞれ加えたステップS40、ステップS41、ステップS42及びステップS43により、第2実施例に係る標高画像に相当する標高画像データが生成される(ステップS40、ステップS41、ステップS42及びステップS43)。なお、第2実施例に係る地図データ利用処理における上記ステップS40、ステップS41、ステップS42及びステップS43以外の処理は、第1実施例に係る地図データ利用処理において対応する各処理と同様であるので、細部の説明は省略する。
以上説明した第2実施例に係る地図データ記録処理及び地図データ利用処理によれば、LiDARセンサ10からの各光ビームの出射仰角に上記ピッチ角θが含まれる場合、及び、LiDARセンサ20からの各光ビームの出射仰角に上記ピッチ角θ’が含まれる場合のいずれであっても、より正確に、上記パラメータ等の算出及び利用が可能となる。
なお、図5、図6、図8(d)及び図9にそれぞれ示したフローチャートに相当するプログラムを、光ディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得しておき、これらを汎用のマイクロコンピュータ等に読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等に各実施例に係る地図データ記録処理及び地図データ利用処理を実行させるように構成することも可能である。
10 LiDARセンサ
13 標高画像生成部
15 長さパラメータ閾値計算部
16 高さ最大値計算部
17 照射数最大値計算部
18 二次元マップ生成部
20 検出装置(LiDARセンサ)
24 長さパラメータ閾値利用部
25 高さ最大値利用部
26 周波数最大値利用部
27 二次元マップ利用部
f1、f2、f3、fn 検出用データ
p1、p2、p3、pn 位置/領域データ
D データ構造(地図データベース)
C 壁状形状判定装置
SV 地図サーバ装置
SS 地図データ記録利用システム

Claims (10)

  1. 検出装置の周囲に実在する物体の中から、予め設定された壁状形状である被検出壁状形状を有する物体を当該検出装置において検出するために用いられる検出用データと、
    前記検出用データに対応する前記被検出壁状形状が実在する位置又は領域を示す位置/領域データと、
    を備え、
    前記検出用データと、前記位置/領域データと、が、前記位置ごと又は前記領域ごとに関連付けられていることを特徴とするデータ構造。
  2. 請求項1に記載のデータ構造において、
    前記検出用データが、前記被検出壁状形状であることを判定するための高さ又は長さに対応する閾値データであり、
    前記位置/領域データが、前記閾値データに対応する前記被検出壁状形状が実在する前記領域を示す領域データであり、
    前記閾値データと、前記領域データと、が、前記領域ごとに関連付けられていることを特徴とするデータ構造。
  3. 請求項2に記載のデータ構造において、
    前記被検出壁状形状の検出は、前記検出装置から周囲に出射された光ビームの前記物体からの反射光を当該検出装置で受光することにより得られた受光情報に基づいて行われ、
    前記閾値データは、
    i)前記受光情報により示される前記物体から、前記被検出壁状形状を判別するための長さ閾値データ、
    ii)前記受光情報により示される複数の前記被検出壁状形状の物体のうち、前記光ビームの反射位置が最も高い位置を示す高さ最大値データ、又は、
    iii)前記受光情報により示される複数の前記被検出壁状形状の物体のうち、前記光ビームの前記被検出壁状形状の物体の高さ方向への照射数が最も多い照射数である照射数最大値データ、
    のいずれかであることを特徴とするデータ構造。
  4. 請求項3に記載のデータ構造において、
    前記閾値データが前記長さ閾値データである場合において、
    当該長さ閾値データが、
    前記被検出壁状形状を除く他の前記物体に対応する前記長さ閾値データの最大値<前記長さ閾値データ<前記被検出壁状形状に対応する前記長さ閾値データの最小値
    の関係にあることを特徴とするデータ構造。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のデータ構造において、
    前記領域は、前記周囲を一定間隔で分割した領域であることを特徴とするデータ構造。
  6. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のデータ構造において、
    前記領域は、前記周囲の特性に応じて当該周囲を予め分割した領域であることを特徴とするデータ構造。
  7. 請求項1に記載のデータ構造において、
    前記検出用データが、前記被検出壁状形状の存在を示す存在データであり、
    前記位置/領域データが、前記存在データに対応する前記被検出壁状形状が実在する位置を示す位置データであり、
    前記存在データと、前記位置データと、が、前記位置ごとに関連付けられていることを特徴とするデータ構造。
  8. 周囲に実在する物体を検出する検出手段と、
    前記検出された物体の形状を示す形状情報に基づいて、予め設定された壁状形状である被検出壁状形状を有する前記物体を前記検出された物体の中から検出するために用いられる検出用データを生成する生成手段と、
    前記生成された検出用データと、当該検出用データに対応する前記被検出壁状形状が実在する位置又は領域を示す位置/領域データと、を、前記位置ごと又は前記領域ごとに関連付けて記録媒体に記録する記録制御手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  9. 検出手段と、生成手段と、記録制御手段と、を備える記録装置において実行される記録方法であって、
    周囲に実在する物体を前記検出手段により検出する検出工程と、
    前記検出された物体の形状を示す形状情報に基づいて、予め設定された壁状形状である被検出壁状形状を有する前記物体を前記検出された物体の中から検出するために用いられる検出用データを前記生成手段により生成する生成工程と、
    前記生成された検出用データと、当該検出用データに対応する前記被検出壁状形状が実在する位置又は領域を示す位置/領域データと、を、前記位置ごと又は前記領域ごとに関連付けて前記記録制御手段により記録媒体に記録する記録制御工程と、
    を含むことを特徴とする記録方法。
  10. コンピュータを、請求項8に記載の記録装置として機能させることを特徴とする記録用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005258515A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Koito Ind Ltd 移動体感知装置
JP2016520882A (ja) * 2013-01-25 2016-07-14 グーグル インコーポレイテッド センサー検出不能場所及びセンサーの制限に基づく自律走行車両の動作の修正
JP2017524132A (ja) * 2014-08-05 2017-08-24 ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー 超音波センサによって自動車両の周辺区域内における少なくとも1つの物体を識別するための方法、運転者支援システム、および自動車両

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