JP2019109660A - 印刷指示装置 - Google Patents

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中村 繁昭
Shigeaki Nakamura
繁昭 中村
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Abstract

【課題】印刷ジョブを実行させる画像形成装置を複数の画像形成装置の各設置位置に基づき自動的に選択する。
【解決手段】印刷指示装置は、通信部と、印刷ジョブの実行を指示する操作を受け付ける操作部と、複数の画像形成装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を少なくとも含む位置情報を記憶する記憶部と、印刷ジョブを解析する解析処理を行うとともに、解析処理の結果と位置情報とに基づき印刷ジョブを実行させる画像形成装置を選択する選択処理を行い、選択処理で選択した画像形成装置に対し、通信部を用いて、印刷ジョブの実行を指示する制御部と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に印刷ジョブの実行を指示する印刷指示装置に関する。
画像形成装置に印刷指示装置を接続した場合、ユーザーは印刷指示装置を用いて、画像形成装置に対し印刷ジョブの実行を指示することができる。すなわち、印刷指示装置で作成したファイルを印刷するための印刷データを印刷指示装置から画像形成装置に送信することができる。これにより、画像形成装置に印刷ジョブを実行させることができる。複数の画像形成装置を印刷指示装置に接続した場合には、複数の画像形成装置から印刷ジョブを実行させる画像形成装置を任意に選択することができる。
たとえば、印刷指示装置に接続された複数の画像形成装置の仕様が互いに異なる場合には、ユーザーは複数の画像形成装置の各仕様を確認する。そして、ユーザーは自身が意図する仕様に合致した画像形成装置を選択する。しかし、ユーザーからすると、複数の画像形成装置の各仕様を確認する作業は煩わしい。
ここで、特許文献1の印刷指示装置(ホストコンピューター)は、ユーザー指定の仕様を受け付け、ユーザー指定の仕様と合致する画像形成装置を印刷ジョブの実行先として自動的に選択する。この構成では、ユーザーからすると、意図する仕様を指定するだけで、当該指定した仕様と合致する画像形成装置が印刷ジョブの実行先として自動的に選択されるので、利便性が良い。
特開2001−282492号公報
ユーザーによっては、印刷指示装置に接続された複数の画像形成装置のうち、所望の位置に設置された画像形成装置に印刷ジョブを実行させたい場合がある。たとえば、印刷ジョブの印刷物を会議室で配布する場合には、会議室の近くに設置された画像形成装置で印刷ジョブが実行されると、印刷物を持ち運ぶ作業が楽になる。したがって、このような場合には、会議室の近くに設置された画像形成装置を印刷ジョブの実行先として選択することにより、ユーザーの利便性が向上する。
しかし、特許文献1の印刷指示装置は、複数の画像形成装置の各設置位置を示す情報を保持していないので、ユーザー所望の位置に設置された画像形成装置を認識することができない。すなわち、特許文献1の印刷指示装置は、印刷ジョブを実行させる画像形成装置を複数の画像形成装置の各設置位置に基づき選択するという処理を行うことができない。このため、ユーザーは所望の位置に設置された画像形成装置を自身で確認し、当該確認した結果に基づき、印刷ジョブを実行させる画像形成装置を選択しなければならない。印刷ジョブの実行を指示するのに際し、複数の画像形成装置の各設置位置を確認しなければならないのは、ユーザーにとっては煩わしく利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、印刷ジョブを実行させる画像形成装置を複数の画像形成装置の各設置位置に基づき自動的に選択することが可能な印刷指示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷指示装置は、複数の画像形成装置と通信可能に接続される通信部と、印刷ジョブの実行を指示する操作をユーザーから受け付ける操作部と、複数の画像形成装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を少なくとも含む位置情報を記憶する記憶部と、印刷ジョブを解析する解析処理を行うとともに、解析処理の結果と位置情報とに基づき印刷ジョブを実行させる画像形成装置を選択する選択処理を行い、選択処理で選択した画像形成装置に対し、通信部を用いて、印刷ジョブの実行を指示する制御部と、を備える。
本発明の構成では、設置位置情報を少なくとも含む位置情報が記憶部に記憶される。このため、複数の画像形成装置の各設置位置を制御部に認識させることができる。これにより、制御部は、選択処理を行うとき、印刷ジョブを実行させる画像形成装置を複数の画像形成装置の各設置位置に基づき自動的に選択することができる。
本発明の構成では、印刷ジョブを実行させる画像形成装置を複数の画像形成装置の各設置位置に基づき自動的に選択することができる。
本発明の一実施形態による印刷指示装置の構成を示す図 本発明の一実施形態による印刷指示装置が記憶するユーザー評価情報の概念図 本発明の一実施形態による印刷指示装置が行う第1モードの選択処理の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による印刷指示装置と複数の画像形成装置との位置関係を示す図 本発明の一実施形態による印刷指示装置が記憶する位置情報について説明するための図 本発明の一実施形態による印刷指示装置が記憶する解析項目情報の概念図 本発明の一実施形態による印刷指示装置により行われる距離の算出処理について説明するための図 本発明の一実施形態による印刷指示装置が行う第2モードの選択処理の流れを示すフローチャート
<<印刷指示装置の構成>>
図1に示すように、本実施形態の印刷指示装置1は、LANなどのネットワークNTを介して、印刷ジョブの実行が可能な複数の画像形成装置2に通信可能に接続される。たとえば、複数の画像形成装置2は、同一フロア内に設置される。そして、当該フロア内に印刷指示装置1が設置される。
印刷指示装置1は、画像形成装置2のユーザーにより使用されるユーザー端末である。たとえば、デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピューターを印刷指示装置1として用いることができる。
印刷指示装置1は、制御部11、操作表示部12、通信部13および記憶部14を備える。
制御部11は、CPU111およびメモリー112を備える。CPU111は、制御用プログラムおよび制御用データに基づき動作し、印刷指示装置1の制御を行う。メモリー112は、不揮発性メモリー(ROM)および揮発性メモリー(RAM)を含む。メモリー112は、CPU111を動作させるための制御用プログラムおよび制御用データを記憶する。
操作表示部12は、表示装置121と入力装置122とを備える。表示装置121は、たとえば、LCDである。入力装置122は、たとえば、ハードウェアキーボードやポインティングデバイスである。操作表示部12は、種々の画面を表示し、ユーザーから操作を受け付ける。印刷指示装置1にタッチスクリーンが設置される場合には、タッチスクリーンが操作表示部12として機能する。なお、操作表示部12は、「操作部」および「表示部」に相当する。
操作表示部12は、制御部11に接続される。制御部11は、操作表示部12の表示動作を制御する。また、制御部11は、操作表示部12がユーザーから受け付けた操作を検知する。
通信部13は、印刷指示装置1をネットワークNTに接続するための通信インターフェイスであり、たとえば、通信用回路および通信用メモリーを備える。通信部13は、制御部11に接続される。制御部11は、通信部13を用いて、ネットワークNTに接続された画像形成装置2と通信する。印刷指示装置1から画像形成装置2へは、印刷ジョブの実行指示(印刷ジョブの印刷データ)が送信される。
記憶部14は、ROM(たとえば、EEPROM)のような不揮発性の記憶デバイスを備える。記憶部14は、制御部11に接続される。制御部11は、記憶部14からの情報の読み出しや、記憶部14への情報の書き込みを行う。
記憶部14には、印刷指示装置1にインストールされたドキュメントファイル作成用のソフトウェアSWが記憶される。ソフトウェアSWを印刷指示装置1にインストールすることにより、ユーザーは印刷指示装置1を用いてドキュメントファイルを作成することができる。
複数の画像形成装置2は、複合機やプリンターであり、用紙を収容し、収容用紙を印刷に使用する。複数の画像形成装置2は、印刷部20を備える。印刷部20は、印刷ジョブの実行時に、収容用紙を搬送するとともに、印刷すべき画像を形成し、搬送中の用紙に画像を印刷する。
たとえば、印刷指示装置1に通信可能に接続される複数の画像形成装置2の中に、カラー印刷が可能な画像形成装置2とモノクロ印刷のみが可能な画像形成装置2とが混在していてもよい。また、ファーストプリント時間(印刷ジョブの実行指示を受けてから1枚目の用紙に画像を印刷して当該用紙を排出するまでにかかる時間)が互いに異なる2台以上の画像形成装置2が混在していてもよい。また、生産性(単位時間あたりの印刷枚数(PPM))が互いに異なる2台以上の画像形成装置2が混在していてもよい。すなわち、仕様が互い異なる2台以上の画像形成装置2が混在していてもよい。
<<印刷ジョブの実行指示>>
制御部11は、ソフトウェアSWの起動を指示する操作を操作表示部12がユーザーから受け付けると、ソフトウェアSWを起動し、ファイル作成画面(図示せず)の表示指示を操作表示部12に与える。当該表示指示を受けた操作表示部12は、ファイル作成画面を表示し、ドキュメントファイルの作成をユーザーから受け付ける。
なお、ユーザーは作成したドキュメントファイルを保存することができる。作成済みのドキュメントファイルは記憶部14に記憶される。制御部11は、作成済みのドキュメントファイルを選択する操作を操作表示部12がユーザーから受け付けた場合にも、ソフトウェアSWを起動し、ファイル作成画面を操作表示部12に表示させる。この場合には、ユーザーが選択したドキュメントファイルが開かれる。これにより、ユーザーは作成済みのドキュメントファイルに対して変更を加えることができる。
制御部11は、ファイル作成画面の表示中、ファイル作成画面のジョブ設定ボタンに対する操作が行われたか否かを判断する。ジョブ設定ボタンに対する操作を検知すると、制御部11は、現在開かれているドキュメントファイルを印刷対象(ユーザーが印刷しようとしているドキュメントファイル)として認識する。そして、制御部11は、ジョブ設定画面(図示せず)を操作表示部12に表示させる。
ジョブ設定画面は、印刷ジョブに関する設定をユーザーから受け付けるための画面である。ジョブ設定画面では、印刷ジョブの印刷枚数や、印刷ジョブの印刷で使用する用紙の紙種などを設定することができる。すなわち、ジョブ設定画面には、各種設定をユーザーから受け付けるためのボタンが配される。また、ジョブ設定画面には、印刷ボタンが配される。
制御部11は、印刷ボタンに対する操作が行われると、当該操作を印刷ジョブの実行を指示する実行指示操作として検知する。すなわち、制御部11は、印刷ジョブの実行指示をユーザーから受け付けたと判断する。そして、制御部11は、印刷対象のドキュメントファイルに基づき印刷ジョブの印刷データ(印刷対象のドキュメントファイルを印刷するためのデータ)を生成する。
また、制御部11は、実行指示操作を検知すると、複数の画像形成装置2のいずれかに対し、通信部13を用いて、印刷ジョブの実行を指示する(印刷ジョブの実行指示を送信する)。このとき、制御部11は、印刷ジョブを実行させる画像形成装置2に対し、印刷ジョブの印刷データを送信する。また、制御部11は、印刷ジョブを実行させる画像形成装置2に対し、ジョブ設定画面で設定された設定内容を示す設定情報を送信する。これにより、印刷ジョブの実行指示を受けた画像形成装置2にて印刷ジョブが実行される。
ここで、操作表示部12は、印刷ジョブの実行指示を受け付けるとき、複数の画像形成装置2の各識別情報を選択肢として表示し、いずれかの識別情報を選択する操作をユーザーから受け付ける。そして、制御部11は、ユーザーにより選択された識別情報に対応する画像形成装置2を選択し、当該選択した画像形成装置2に対して印刷ジョブの実行指示を送信する。
たとえば、ユーザーは画像形成装置2を選択するとき、複数の画像形成装置2のそれぞれの仕様や設置位置、印刷対象のドキュメントファイルの内容、および、印刷対象のドキュメントファイルのページ数(印刷予定枚数)などを確認する確認作業を行う。そして、ユーザーは確認結果を考慮し、複数の画像形成装置2から最適な画像形成装置2を選択する。しかし、ユーザーからすると、画像形成装置2を選択するときに、確認作業を行わなければならないのは煩わしく利便性が悪い。
そこで、本実施形態では、制御部11は、複数の画像形成装置2から最適な画像形成装置2を自動で選択する選択処理を行う。制御部11により行われる選択処理のモードは、解析処理を伴わない第1モードと解析処理を伴う第2モードとがある。制御部11による選択処理は、第1モードおよび第2モードのいずれかのモードで行われる。解析処理および選択処理については、後に詳細に説明する。
<<画像形成装置の選択>>
以下、制御部11により行われる選択処理について、3台の画像形成装置2が印刷指示装置1に通信可能に接続されているものとして説明する。以下の説明では、3台の画像形成装置2をそれぞれ画像形成装置A、BおよびCと称する場合がある。
なお、制御部11により行われる選択処理のモード(制御部11に第1モードの選択処理を行わせるか第2モードの選択処理を行わせるか)はユーザーにより予め設定される。制御部11は、ユーザーにより設定されたモードで選択処理を行う。選択処理のモードの設定は操作表示部12がユーザーから受け付ける。
<第1モード>
第1モードでは、ユーザー評価情報100が使用される。ユーザー評価情報100は記憶部14に記憶される(図1参照)。なお、ユーザー評価情報100は、第2モードでも使用される。
ユーザー評価情報100は、複数の評価項目のそれぞれについて、複数の画像形成装置2のそれぞれの装置順位をユーザーが予め設定した情報である。たとえば、ユーザーは複数の画像形成装置2の各特性(仕様)や各設置位置などを評価し、装置順位を設定する。装置順位の設定は操作表示部12がユーザーから受け付ける。ユーザー評価情報100の概念図を図2に示す。
図2に示すように、ユーザー評価情報100には、評価項目としてファーストプリント時間という項目が含まれる。ファーストプリント時間に対応する評価項目では、たとえば、複数の画像形成装置2のうち、ファーストプリント時間が最短の画像形成装置2の装置順位が1位に設定される。一例として、画像形成装置Aの装置順位が1位に設定され、画像形成装置Bの装置順位が2位に設定され、画像形成装置Cの装置順位が3位に設定されているとする。
また、ユーザー評価情報100には、評価項目として生産性という項目が含まれる。生産性に対応する評価項目では、たとえば、複数の画像形成装置2のうち、単位時間あたりの印刷枚数が最も多い画像形成装置2(生産性が最も高い画像形成装置2)の装置順位が1位に設定される。一例として、画像形成装置Bの装置順位が1位に設定され、画像形成装置Cの装置順位が2位に設定され、画像形成装置Aの装置順位が3位に設定されているとする。
また、ユーザー評価情報100には、評価項目として画質という項目が含まれる。画質に対応する評価項目では、たとえば、写真印刷に最適な画像形成装置2(高画質の印刷が可能な画像形成装置2)の装置順位が1位に設定される。一例として、画像形成装置Aの装置順位が1位に設定され、画像形成装置Bの装置順位が2位に設定され、画像形成装置Cの装置順位が3位に設定されているとする。
また、ユーザー評価情報100には、評価項目として色合いという項目が含まれる。色合いに対応する評価項目では、たとえば、複数の画像形成装置2のうち、カラー印刷に最適な画像形成装置2(カラー印刷が可能な画像形成装置2)の装置順位が1位に設定される。一例として、画像形成装置Aの装置順位が1位に設定され、画像形成装置Cの装置順位が2位に設定されているとする。なお、画像形成装置Bはカラー印刷を行えない。このため、色合いに対応する評価項目では、画像形成装置Bに装置順位は設定されない。
また、ユーザー評価情報100には、評価項目として設置位置という項目が含まれる。設置位置に対応する評価項目では、たとえば、複数の画像形成装置2のうち、印刷指示装置1の設置位置(印刷指示装置1のユーザーの座席位置)に最も近い画像形成装置2の装置順位が1位に設定される。一例として、画像形成装置Aの装置順位が1位に設定され、画像形成装置Cの装置順位が2位に設定され、画像形成装置Bの装置順位が3位に設定されているとする。
また、ユーザー評価情報100には、評価項目としてジョブ実行先(印刷物の排出先)という項目が含まれる。ジョブ実行先に対応する評価項目では、たとえば、複数の画像形成装置2のうち、特定のドキュメントファイルの印刷データに基づく印刷ジョブで得られる印刷物の排出先として最適な画像形成装置2の装置順位が1位に設定される。一例として、画像形成装置Bの装置順位が1位に設定され、画像形成装置Cの装置順位が2位に設定され、画像形成装置Aの装置順位が3位に設定されているとする。
たとえば、特定のドキュメントファイルが機密文書である場合、他のユーザーが頻繁に使用する画像形成装置2で機密文書の印刷データに基づく印刷ジョブが実行され、当該実行された印刷ジョブの印刷物が排出されると、機密文書の内容が他のユーザーに漏洩する恐れがある。したがって、特定のドキュメントファイルが機密文書である場合には、使用頻度が最も低い画像形成装置2(他のユーザーがほとんど使用しない画像形成装置2)の装置順位が1位に設定されるのが好ましい。
なお、各評価項目の装置順位はユーザーが任意に変更することができる。また、評価項目の追加や削除もユーザーが任意に行うことができる。ユーザー評価情報100の編集(評価項目の追加および削除や装置順位の変更など)は操作表示部12がユーザーから受け付ける。
以下に、図3に示すフローチャートを参照し、制御部11が行う第1モードの選択処理の流れについて説明する。図3に示すフローチャートのスタート時点では、選択処理のモードが第1モードに設定されているとする。そして、操作表示部12が印刷ジョブの実行指示をユーザーから受け付けたとき、図3に示すフローチャートがスタートする。
ステップS1において、制御部11は、操作表示部12に項目選択操作の受け付けを行わせる。このとき、操作表示部12は、たとえば、ユーザー評価情報100で示される複数の評価項目にそれぞれ対応する複数の項目情報(たとえば、対応する評価項目の内容を示すテキストデータを付したアイコン)を含む項目選択画面(図示せず)を表示し、いずれかの項目情報を選択する操作を項目選択操作としてユーザーから受け付ける。
ステップS2において、制御部11は、項目選択操作で選択された項目情報に対応する評価項目(ここでは、便宜上、対象評価項目と称する)を認識する。また、ステップS3において、制御部11は、ユーザー評価情報100に基づき、対象評価項目の装置順位を認識する。そして、ステップS4において、制御部11は、ユーザーから実行指示を受け付けた印刷ジョブを実行させる画像形成装置2として、複数の画像形成装置2のうち対象評価項目の装置順位が最も高い画像形成装置2を選択する。ここでは、便宜上、制御部11により選択された画像形成装置2を選択画像形成装置2と称する。
ステップS5において、制御部11は、通信部13を用いて、選択画像形成装置2に対し、印刷ジョブの実行を指示する(印刷ジョブの印刷データを選択画像形成装置2に送信する)。これにより、選択画像形成装置2にて印刷ジョブが実行される。
たとえば、印刷しようとしているドキュメントファイルのページ数(印刷予定枚数)が1枚である場合には、項目選択画面でファーストプリント時間に対応する評価項目(項目情報)を選択すればよい。これにより、ファーストプリント時間が最短の画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択される(当該画像形成装置2にて印刷ジョブが実行される)。その結果、ユーザーは印刷物を直ぐに取得することができる。
また、印刷しようとしているドキュメントファイルのページ数が多い場合には、項目選択画面で生産性に対応する評価項目(項目情報)を選択すればよい。これにより、生産性が最も高い画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択される(当該画像形成装置2にて印刷ジョブが実行される)。その結果、ユーザーは待ち時間を短くすることができる。すなわち、印刷ジョブの開始から完了までにかかる時間(待ち時間)を短くすることができる。
また、印刷しようとしているドキュメントファイルに写真が含まれている場合には、項目選択画面で画質に対応する評価項目(項目情報)を選択すればよい。これにより、写真印刷に最適な画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択される(当該画像形成装置2にて印刷ジョブが実行される)。その結果、ユーザーは写真が高画質で印刷された印刷物を取得することができる。
また、ドキュメントファイルをカラー印刷したい場合には、項目選択画面で色合いに対応する評価項目(項目情報)を選択すればよい。これにより、カラー印刷に最適な画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択される(当該画像形成装置2にて印刷ジョブが実行される)。その結果、ユーザーはカラー印刷された印刷物を取得することができる。
また、ドキュメントファイルの印刷をユーザーの座席に近い画像形成装置2で行いたい場合には、設置位置に対応する評価項目(項目情報)を選択すればよい。これにより、ユーザーの座席に近い画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択される(当該画像形成装置2にて印刷ジョブが実行される)。その結果、ユーザーは自身の座席近くで印刷物を取得することができる(印刷物を取得する際に遠くまで行かなくてもよい)。
また、特定のドキュメントファイル(たとえば、機密文書)を印刷したい場合には、ジョブ実行先に対応する評価項目(項目情報)を選択すればよい。これにより、ユーザーがジョブ実行先として予め設定しておいた画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択される(当該画像形成装置2にて印刷ジョブが実行される)。その結果、想定外の画像形成装置2から印刷物が排出されるのを抑制することができる。
ここで、選択画像形成装置2に印刷ジョブを実行させることができない場合がある。たとえば、選択画像形成装置2の電源がオフ状態である場合には、選択画像形成装置2に印刷ジョブを実行させることができない。また、選択画像形成装置2が他の印刷ジョブを実行している場合やキャリブレーションを実行している場合には、選択画像形成装置2に印刷ジョブを実行させることができない。さらに、選択画像形成装置2に用紙切れやトナー切れが発生している場合には、選択画像形成装置2に印刷ジョブを実行させることができない。
このように選択画像形成装置2に印刷ジョブを実行させることができない場合、制御部11は、対象評価項目で装置順位が設定されている画像形成装置2のうち、装置順位が2位の画像形成装置2を新たに選択する(当該画像形成装置2が新たな選択画像形成装置2となる)。そして、制御部11は、新たな選択画像形成装置2に印刷ジョブの実行を指示する。なお、対象評価項目の装置順位が2位の画像形成装置2にも印刷ジョブを実行させることができない場合には、対象評価項目の装置順位が3位の画像形成装置が新たに選択される(当該画像形成装置2が新たな選択画像形成装置2となる)。
すなわち、制御部11は、現在の選択画像形成装置2に印刷ジョブを実行させることができない場合、現在の選択画像形成装置2よりも装置順位が低い画像形成装置2を新たに選択する。これにより、ユーザーが印刷ジョブの実行を指示したにもかかわらず、印刷ジョブが実行されないという不都合が発生するのを抑制することができる。
仮に、対象評価項目で装置順位が設定されている全ての画像形成装置2に印刷ジョブを実行させることができない場合(選択した画像形成装置2が全て印刷ジョブを実行できない場合)、制御部11は、印刷ジョブを実行させる画像形成装置2を選択できない旨の報知メッセージを操作表示部12に表示させる。これにより、印刷ジョブが実行されない理由をユーザーに認識させることができるので、ユーザーが戸惑うことはない。
<第2モード>
制御部11により行われる第2モードの選択処理では、第1モードの選択処理とは異なり、後述する解析処理が伴う。すなわち、解析処理を伴わない選択処理のモードが第1モードであり、解析処理を伴う選択処理のモードが第2モードである。
(位置情報)
第1モードでは、ユーザー評価情報100に加え、位置情報200が使用される。位置情報200は、設置位置情報210、自機位置情報220、配布位置情報230、掲示位置情報240および保管位置情報250を含む。位置情報200は記憶部14に記憶される(図1参照)。
設置位置情報210は、複数の画像形成装置2のそれぞれの設置位置(画像形成装置2が設置されている位置)を示す情報である。たとえば、複数の画像形成装置2が設置されたフロア内での各設置位置を座標化し、各設置位置の座標データが設置位置情報210として記憶部14に記憶される。
一例として、図4に示すようなレイアウトとなるよう3台の画像形成装置A〜Cがフロア内に設置されているとする。図4では、画像形成装置A〜Cの各設置位置を対応する符号で示す。この場合には、図5に示すように、座標データA(16,2)、B(11,18)およびC(7,7)がそれぞれ画像形成装置A、BおよびCの設置位置とされる。
自機位置情報220は、印刷指示装置1が設置されている位置(印刷指示装置1のユーザーの座席位置)である自機位置を示す情報である。設置位置情報210と同様、フロア内における自機位置の座標データが自機位置情報220として記憶部14に記憶される。図4に示す例(自機位置を「OM」で示す)では、図5に示すような座標データOM(16,8)が自機位置とされる。
配布位置情報230は、印刷ジョブの印刷物を配布する場所としてユーザーにより予め定められた配布位置を示す情報である。たとえは、配布位置がフロア内の会議室であるとする。この場合には、フロア内での会議室の位置の座標データが配布位置情報230として記憶部14に記憶される。図4に示す例(会議室の位置を「CR」で示す)では、図5に示すような座標データCR(5,18)が配布位置とされる。
掲示位置情報240は、印刷ジョブの印刷物を掲示する場所としてユーザーにより予め定められた掲示位置を示す情報である。たとえば、掲示位置がフロア内の掲示板であるとする。この場合には、フロア内での掲示板の位置の座標データが掲示位置情報240として記憶部14に記憶される。図4に示す例(掲示板の位置を「BB」で示す)では、図5に示すような座標データBB(3,11)が掲示位置とされる。
保管位置情報250は、印刷ジョブの印刷で使用され得る特殊紙(封筒や厚紙など)の保管位置を示す情報である。たとえは、フロア内のキャビネットに特殊紙が保管されているとする。この場合には、フロア内でのキャビネットの位置の座標データが保管位置情報250として記憶部14に記憶される。図4に示す例(キャビネットの位置を「CB」で示す)では、図5に示すような座標データCB(5,6)が保管位置とされる。
(解析処理)
選択処理のモードが第2モードに設定されている場合、制御部11は、印刷ジョブに関するジョブ情報を解析する解析処理を行う。制御部11により解析されるジョブ情報には、印刷データの種類(印刷データに写真データが含まれているか否かや、印刷データがフルカラーデータであるか否かなど)、印刷データの属性情報(ファイル名など)、印刷ジョブの印刷で使用される用紙の紙種、印刷ジョブの印刷枚数(ドキュメントファイルのページ数)、および、印刷ジョブの実行指示の受付タイミング(ソフトウェアSWが起動してから印刷ジョブの実行指示を受け付けるまでにかかった所要時間)などが含まれる。そして、制御部11は、第2モードの選択処理を行うとき、解析処理の結果と位置情報200とに基づき、印刷ジョブを実行させる画像形成装置2を選択する。
制御部11が行う解析処理の解析項目は予め定められ、記憶部14に記憶される。解析項目は複数有り、各解析項目に優先順位が設定される。優先順位はユーザーが任意に変更することができる。優先順位の設定および変更は操作表示部12がユーザーから受け付ける。記憶部14は、各解析項目の内容および各解析項目の優先順位を示す解析項目情報300を記憶する(図1参照)。制御部11は、解析項目ごとに解析処理の内容を変える。解析項目情報300の概念図を図6に示す。
制御部11は、優先順位が最も高い解析項目の解析処理から順に行い、解析処理を行うごとに、今回行った解析処理の結果に基づき選択処理を行うか否かを判断する。そして、制御部11は、選択処理を行う場合には次に優先順位が高い解析項目の解析処理は行わない(解析処理を終了する)。一方で、制御部11は、選択処理を行わない場合に次に優先順位が高い解析項目の解析処理を行う。
複数の解析項目は、2つのグループ(位置情報用グループとユーザー評価情報用グループ)に分類される。図6に示す例では、1番〜4番の解析項目がユーザー評価情報用グループに分類され、5番〜7番の解析項目が位置情報用グループに分類される。制御部11は、1番〜4番のいずれかの解析項目の解析処理を行った結果、選択処理を行うと判断した場合、今回行った解析処理の結果とユーザー評価情報100とに基づき選択処理を行う。一方で、制御部11は、5番〜7番のいずれかの解析項目の解析処理を行った結果、選択処理を行うと判断した場合、今回行った解析処理の結果と位置情報200とに基づき選択処理を行う。
なお、複数の解析項目のうち、位置情報用グループに分類されたいずれかの解析項目の優先順位が最高順位に設定される。すなわち、第2モードの選択処理では、少なくとも1回、位置情報用グループの解析項目の解析処理が制御部11により行われる。たとえば、図6に示すように、位置情報用グループに分類された解析項目の優先順位は全て、ユーザー評価情報用グループに分類された各解析項目の優先順位よりも高い。
ここで、図6に示す複数の解析項目のそれぞれについて、対応する解析処理および当該解析処理を伴う選択処理の各内容を具体的に説明する。
制御部11は、1番の解析項目に対応する解析処理として、印刷ジョブの印刷枚数が所定枚数以下であるか否かを解析する処理を行う。なお、所定枚数はユーザーにより予め設定される。所定枚数の設定は操作表示部12がユーザーから受け付ける。所定枚数は任意に変更可能である。
解析処理の結果、印刷ジョブの印刷枚数が所定枚数以下であれば、制御部11は、ユーザー評価情報100のファーストプリント時間に対応する評価項目を参照する。一方で、印刷ジョブの印刷枚数が所定枚数以下でなければ、制御部11は、ユーザー評価情報100の生産性に対応する評価項目を参照する。
印刷ジョブの印刷枚数が所定枚数以下である場合、制御部11は、ファーストプリント時間に対応する評価項目で装置順位が最も高い画像形成装置2を認識する。そして、制御部11は、当該認識した画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。図2に示す例では、画像形成装置Aが選択される。
印刷ジョブの印刷枚数が所定枚数以下でない場合、制御部11は、生産性に対応する評価項目で装置順位が最も高い画像形成装置2を認識し、当該認識した画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。図2に示す例では、画像形成装置Bが選択される。
なお、ユーザー評価情報用グループの解析項目の解析処理を伴う選択処理で選択した画像形成装置2に印刷ジョブを実行させることができない場合、制御部11は、第1モードと同様、現在の選択画像形成装置2よりも装置順位が低い画像形成装置2を新たに選択する。さらに、対象評価項目で装置順位が設定されている全ての画像形成装置2に印刷ジョブを実行させることができない場合、制御部11は、第1モードと同様、印刷ジョブを実行させる画像形成装置2を選択できない旨の報知メッセージを操作表示部12に表示させる。
1番の解析項目の解析処理を伴う選択処理が制御部11により行われた場合には、印刷しようとしているドキュメントファイルのページ数(印刷予定枚数)が所定枚数以下であれば、ファーストプリント時間が最短の画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択されるので、ユーザーは1枚目の印刷物を直ぐに取得することができる。印刷しようとしているドキュメントファイルのページ数が所定枚数を超えていれば、生産性が最も高い画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択されるので、印刷ジョブの開始から完了までにかかる時間(ユーザーの待ち時間)が短くなる。
ここで、制御部11は、1番の解析項目の解析処理を行った場合、必ず、今回行った解析処理の結果とユーザー評価情報100とに基づき選択処理を行う。すなわち、制御部11は、いずれかの画像形成装置2に印刷ジョブの実行を指示する(当該画像形成装置2にて印刷ジョブが実行される)。したがって、選択処理のモードを第2モードに設定した場合に、印刷ジョブが実行されないという不都合は生じない。ただし、全ての画像形成装置2が印刷ジョブを実行できない状態であった場合には、印刷ジョブは実行されない(報知メッセージが表示される)。
制御部11は、2番の解析項目に対応する解析処理として、印刷ジョブの印刷データに写真データが含まれているか否かを解析する処理を行う。その結果、印刷ジョブの印刷データに写真データが含まれていれば、制御部11は、選択処理を行う。一方で、印刷ジョブの印刷データに写真データが含まれていなければ、制御部11は、選択処理を行わず、次に優先順位が高い解析項目に対応する解析処理を行う。図6に示す例では、2番の解析項目の次に優先順位が高いのは1番の解析項目であるので、1番の解析項目に対応する解析処理が制御部11により行われることになる。
印刷ジョブの印刷データに写真データが含まれている場合、制御部11は、ユーザー評価情報100の画質に対応する評価項目を参照する。そして、制御部11は、画質に対応する評価項目で装置順位が最も高い画像形成装置2を認識し、当該認識した画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。図2に示す例では、画像形成装置Aが選択される。
2番の解析項目の解析処理を伴う選択処理が制御部11により行われた場合には、印刷しようとしているドキュメントファイルに写真が含まれていれば、写真印刷に最適な画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択されるので、ユーザーは写真が高画質で印刷された印刷物を取得することができる。
制御部11は、3番の解析項目に対応する解析処理として、印刷ジョブの印刷データがフルカラーデータであるか否かを解析する処理を行う。その結果、印刷ジョブの印刷データがフルカラーデータであれば、制御部11は、選択処理を行う。一方で、印刷ジョブの印刷データがフルカラーデータでなければ、制御部11は、選択処理を行わず、次に優先順位が高い解析項目に対応する解析処理を行う。図6に示す例では、3番の解析項目の次に優先順位が高いのは2番の解析項目であるので、2番の解析項目に対応する解析処理が制御部11により行われることになる。
印刷ジョブの印刷データがフルカラーデータである場合、制御部11は、ユーザー評価情報100の色合いに対応する評価項目を参照する。そして、制御部11は、色合いに対応する評価項目で装置順位が最も高い画像形成装置2を認識し、当該認識した画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。図2に示す例では、画像形成装置Aが選択される。
3番の解析項目の解析処理を伴う選択処理が制御部11により行われた場合には、ドキュメントファイルがフルカラーデータであれば、カラー印刷に最適な画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択されるので、ユーザーはカラー印刷された印刷物を取得することができる。
制御部11は、4番の解析項目に対応する解析処理として、ソフトウェアSWが起動してから印刷ジョブの実行指示を受け付けるまでにかかった所要時間が所定時間以下であるか否かを解析する処理を行う。その結果、所要時間が所定時間以下であれば、制御部11は、選択処理を行う。一方で、所要時間が所定時間以下でなければ、制御部11は、選択処理を行わず、次に優先順位が高い解析項目に対応する解析処理を行う。図6に示す例では、4番の解析項目の次に優先順位が高いのは3番の解析項目であるので、3番の解析項目に対応する解析処理が制御部11により行われることになる。
ソフトウェアSWが起動してから印刷ジョブの実行指示を受け付けるまでにかかった所要時間が所定時間以下である場合、制御部11は、ユーザー評価情報100のファーストプリント時間に対応する評価項目を参照する。そして、制御部11は、ファーストプリント時間に対応する評価項目で装置順位が最も高い画像形成装置2を認識し、当該認識した画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。図2に示す例では、画像形成装置Aが選択される。
4番の解析項目の解析処理を伴う選択処理が制御部11により行われた場合、ファーストプリント時間が最短の画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として自動的に選択されるので、ユーザーは1枚目の印刷物を直ぐに取得することができる。ここで、ソフトウェアSWが起動してから印刷ジョブの実行指示を受け付けるまでにかかった所要時間が所定時間以下であるということは、ソフトウェアSWの起動後、ユーザーが直ぐに印刷ジョブの実行を指示したということであり、ユーザーが印刷物を直ぐに取得したいと考えている可能性が高い。したがって、所要時間が所定時間以下である場合には、ファーストプリント時間が最短の画像形成装置2に印刷ジョブを実行させるのが好ましい。
制御部11は、5番の解析項目に対応する解析処理として、配布位置情報230で示される配布位置に対応付けられた属性情報(印刷データに付すことが可能な情報)である配布位置対応属性情報を認識し、印刷ジョブの印刷データが配布位置対応属性情報を有するか否かを解析する処理を行う。配布位置対応属性情報はユーザーにより予め設定され、記憶部14に記憶される。配布位置対応属性情報の設定は操作表示部12がユーザーから受け付ける。
たとえば、配布位置対応属性情報は、ファイル名に使用され得る文字情報である。一例として、「会議用」や「プレゼンテーション」といったような文字情報が配布位置属性情報として設定される。配布位置対応属性情報が文字情報(ファイル名)である場合、制御部11は、解析処理を行うとき、印刷ジョブの印刷データのファイル名に配布位置対応属性情報(文字情報)が含まれているか否かを解析する。なお、制御部11は、印刷ジョブの印刷データのファイル名に配布位置対応属性情報(文字情報)が含まれていれば、印刷ジョブの印刷データが配布位置対応属性情報を有すると判断する。
制御部11は、印刷ジョブの印刷データが配布位置対応属性情報を有していれば、選択処理を行う。一方で、制御部11は、印刷ジョブの印刷データが配布位置対応属性情報を有していなければ、選択処理を行わず、次に優先順位が高い解析項目に対応する解析処理を行う。図6に示す例では、5番の解析項目の次に優先順位が高いのは6番の解析項目であるので、6番の解析項目に対応する解析処理が制御部11により行われることになる。
印刷ジョブの印刷データが配布位置対応属性情報を有する場合、制御部11は、位置情報200に含まれる情報のうち、設置位置情報210および配布位置情報230を参照する。そして、制御部11は、設置位置情報210および配布位置情報230に基づき、設置位置が配布位置に最も近い画像形成装置2を判別する。その後、制御部11は、当該判別した画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。
制御部11は、設置位置が配布位置に最も近い画像形成装置2を判別するとき、複数の画像形成装置2の設置位置のそれぞれについて、設置位置から配布位置までの座標上での距離を算出する。そして、制御部11は、設置位置から配布位置までの座標上での距離に基づき、設置位置が配布位置に最も近い画像形成装置2を判別する。
図4に示すようなレイアウトとなるよう3台の画像形成装置A〜Cがフロア内に設置されている場合(図5に示すような座標データを3台の画像形成装置A〜Cの各設置位置として保持している場合)には、図7に示すように、画像形成装置Aと配布位置CRとの間の座標上での距離は「27」となる。画像形成装置Bと配布位置CRとの間の座標上での距離は「6」となる。画像形成装置Cと配布位置CRとの間の座標上での距離は「13」となる。この例では、制御部11は、画像形成装置Bの設置位置が配布位置に最も近いと判別する。
5番の解析項目の解析処理を伴う選択処理が制御部11により行われた場合、配布位置に最も近い画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として選択される。したがって、印刷物を配布位置(会議室)まで持ち運んで配布したい場合、印刷ジョブの印刷データの属性情報に配布位置対応属性情報が含まれるようにしておけば(たとえば、ファイル名に配布位置対応属性情報としての文字情報を含めておけば)、配布位置に最も近い画像形成装置2から印刷物が排出される。これにより、配布位置に印刷物を持ち運ぶ作業が楽になるので、ユーザーの利便性が向上する。また、印刷ジョブを実行させる画像形成装置2の選択をユーザーが行わなくても、自動的に、配布位置に最も近い画像形成装置2が選択されるので、ユーザーの利便性が向上する。
ここで、配布位置で配布する予定の印刷物の枚数が少ない場合には、印刷物が排出される画像形成装置2が配布位置から大きく離れていても、ユーザーへの負担は小さい。すなわち、印刷ジョブの印刷枚数が少ない場合には、設置位置が配布位置に最も近い画像形成装置2を敢えて選択する必要はない。そこで、以下の変形例のように構成してもよい。
変形例では、制御部11は、5番の解析項目に対応する解析処理(印刷ジョブの印刷データが配布位置対応属性情報を有するか否かを解析する解析処理)を行う場合、印刷ジョブの印刷枚数が予め定められた許容枚数以上であるか否かを解析する処理をさらに行う。なお、許容枚数はユーザーにより予め設定される。許容枚数の設定は操作表示部12がユーザーから受け付ける。許容枚数は任意に変更可能である。
解析処理の結果、印刷ジョブの印刷データが配布位置対応属性情報を有し、かつ、印刷ジョブの印刷枚数が許容枚数以上であれば、制御部11は、設置位置が配布位置に最も近い画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。一方で、印刷ジョブの印刷データが配布位置対応属性情報を有していても、印刷ジョブの印刷枚数が許容枚数以上でなければ、制御部11は、選択処理を行わない。
制御部11が選択処理を行わなかった場合には、5番の解析項目の次に優先順位が高い解析項目に対応する解析処理が制御部11により行われる。以降、制御部11による選択処理が行われることなく、1番の解析項目に達すると、ファーストプリント時間が最短の画像形成装置2あるいは生産性が最も高い画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として選択されるので、ユーザーは印刷物を速やかに取得することができる。
制御部11は、6番の解析項目に対応する解析処理として、掲示位置情報240で示される掲示位置に対応付けられた属性情報である掲示位置対応属性情報を認識し、印刷ジョブの印刷データが掲示位置対応属性情報を有するか否かを解析する処理を行う。掲示位置対応属性情報はユーザーにより予め設定され、記憶部14に記憶される。掲示位置対応属性情報の設定は操作表示部12がユーザーから受け付ける。
たとえば、掲示位置対応属性情報は、ファイル名に使用され得る文字情報である。一例として、「掲示用」といったような文字情報が掲示位置対応属性情報として設定される。掲示位置対応属性情報が文字情報(ファイル名)である場合、制御部11は、解析処理を行うとき、印刷ジョブの印刷データのファイル名に掲示位置対応属性情報(文字情報)が含まれているか否かを解析する。なお、制御部11は、印刷ジョブの印刷データのファイル名に掲示位置対応属性情報(文字情報)が含まれていれば、印刷ジョブの印刷データが掲示位置対応属性情報を有すると判断する。
制御部11は、印刷ジョブの印刷データが掲示位置対応属性情報を有していれば、選択処理を行う。一方で、制御部11は、印刷ジョブの印刷データが掲示位置対応属性情報を有していなければ、選択処理を行わず、次に優先順位が高い解析項目に対応する解析処理を行う。図6に示す例では、6番の解析項目の次に優先順位が高いのは7番の解析項目であるので、7番の解析項目に対応する解析処理が制御部11により行われることになる。
印刷ジョブの印刷データが掲示位置対応属性情報を有する場合、制御部11は、位置情報200に含まれる情報のうち、設置位置情報210、自機位置情報220および掲示位置情報240を参照する。そして、制御部11は、設置位置情報210、自機位置情報220および掲示位置情報240に基づき、自機位置から設置位置を経由し掲示位置に至る経路が最短となる画像形成装置2を判別する。その後、制御部11は、当該判別した画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。
制御部11は、自機位置から設置位置を経由し掲示位置に至る経路が最短となる画像形成装置2を判別するとき、複数の画像形成装置2の設置位置のそれぞれについて、自機位置から設置位置までの座標上での第1距離を算出するとともに、設置位置から掲示位置までの座標上での第2距離を算出し、第1距離と第2距離との合計距離を算出する。このとき、制御部11は、設置位置から配布位置までの座標上での距離の算出方法と同様の手法を用いる。そして、制御部11は、合計距離が最短となる画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。
図4に示すようなレイアウトとなるよう3台の画像形成装置A〜Cがフロア内に設置されている場合(図5に示すような座標データを3台の画像形成装置A〜Cの各設置位置として保持している場合)には、画像形成装置Aに対応する第1距離および第2距離はそれぞれ「6」および「22」となるので、画像形成装置Aに対応する合計距離は「28」となる。画像形成装置Bに対応する第1距離および第2距離はそれぞれ「15」および「15」となるので、画像形成装置Bに対応する合計距離は「30」となる。画像形成装置Cに対応する第1距離および第2距離はそれぞれ「10」および「8」となるので、画像形成装置Cに対応する合計距離は「18」となる。この例では、制御部11は、自機位置から設置位置を経由し掲示位置に至る経路が最短となる画像形成装置2が画像形成装置Cであると判別する。
6番の解析項目の解析処理を伴う選択処理が制御部11により行われた場合、自機位置から設置位置を経由し掲示位置に至る経路が最短となる画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として選択される。したがって、印刷物を掲示位置(掲示板)まで持ち運んで掲示したい場合、印刷ジョブの印刷データの属性情報に掲示位置対応属性情報が含まれるようにしておけば(たとえば、ファイル名に掲示位置対応属性情報としての文字情報を含めておけば)、印刷物を取得して掲示する掲示作業の際にユーザーの移動距離が最短となる画像形成装置2から印刷物が排出される。これにより、掲示作業が楽になる(移動距離を抑えることができる)ので、ユーザーの利便性が向上する。また、印刷ジョブを実行させる画像形成装置2の選択をユーザーが行わなくても、自動的に、掲示作業時の移動距離が最短となる画像形成装置2が選択されるので、ユーザーの利便性が向上する。
制御部11は、7番の解析項目に対応する解析処理として、印刷ジョブの印刷で使用される用紙(使用用紙)の紙種を解析する処理を行う。具体的には、制御部11は、使用用紙が予め定められた特殊紙(たとえば、封筒)であるか否かを解析する。解析処理の結果、使用用紙が特殊紙である場合、制御部11は、特殊紙を収容する画像形成装置2が存在するか否かを判断する。たとえば、制御部11は、各画像形成装置2と通信し、各画像形成装置2が収容する用紙の紙種を認識する。
そして、制御部11は、使用用紙が特殊紙であれば、選択処理を行う。一方で、制御部11は、使用用紙が特殊紙でなければ、選択処理を行わず、次に優先順位が高い解析項目に対応する解析処理を行う。図6に示す例では、7番の解析項目の次に優先順位が高いのは4番の解析項目であるので、4番の解析項目に対応する解析処理が制御部11により行われることになる。
使用用紙が特殊紙であり、特殊紙を収容する画像形成装置2が存在しない場合、制御部11は、位置情報200に含まれる情報のうち、設置位置情報210および保管位置情報250を参照する。そして、制御部11は、設置位置情報210および保管位置情報250に基づき、設置位置が保管位置に最も近い画像形成装置2を判別する。その後、制御部11は、当該判別した画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。
制御部11は、設置位置が保管位置に最も近い画像形成装置2を判別するとき、複数の画像形成装置2の設置位置のそれぞれについて、設置位置から保管位置までの座標上での距離を算出する。このとき、制御部11は、設置位置から配布位置までの座標上での距離の算出方法と同様の手法を用いる。そして、制御部11は、設置位置から配布位置までの座標上での距離が最短となる画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。
図4に示すようなレイアウトとなるよう3台の画像形成装置A〜Cがフロア内に設置されている場合(図5に示すような座標データを3台の画像形成装置A〜Cの各設置位置として保持している場合)には、画像形成装置Aと保管位置との間の座標上での距離は「15」となる。画像形成装置Bと保管位置との間の座標上での距離は「18」となる。画像形成装置Cと保管位置との間の座標上での距離は「3」となる。この例では、制御部11は、画像形成装置Cの設置位置が保管位置に最も近いと判別する。
なお、使用用紙が特殊紙であり、特殊紙を収容する画像形成装置2が存在する場合、制御部11は、設置位置情報210に基づき、特殊紙を収容する画像形成装置2の設置位置を認識する。また、制御部11は、自機位置情報220に基づき自機位置を認識する。そして、制御部11は、特殊紙を収容する画像形成装置2であって設置位置が自機位置に最も近い画像形成装置2を印刷ジョブの実行先として選択する。
7番の解析項目の解析処理を伴う選択処理が制御部11により行われた場合、特殊紙を収容する画像形成装置2が存在しなければ、保管位置に最も近い画像形成装置2が印刷ジョブの実行先として選択される。この場合、印刷ジョブ(当該印刷ジョブの使用用紙は特殊紙である)の実行指示を受けた画像形成装置2は、印刷ジョブを実行せず、たとえば、特殊紙をセットするよう促す旨の報知を行う。当該報知を受けたユーザー(当該画像形成装置2に印刷物を取りに来たユーザー)は特殊紙の保管位置に向かうが、特殊紙の保管位置が近くにあるので、ユーザーにとっては利便性が良い。また、印刷ジョブを実行させる画像形成装置2の選択をユーザーが行わなくても、自動的に、保管位置に最も近い画像形成装置2が選択されるので、ユーザーの利便性が向上する。
以下に、図8に示すフローチャートを参照し、制御部11が行う第2モードの選択処理の流れについて説明する。図8に示すフローチャートのスタート時点では、選択処理のモードが第2モードに設定されているとする。そして、操作表示部12が印刷ジョブの実行指示をユーザーから受け付けたとき、図8に示すフローチャートがスタートする。
ステップS11において、制御部11は、複数の解析項目のうち優先順位が最も高い解析項目を選択する。そして、ステップS12において、制御部11は、選択した解析項目に対応する解析処理を行う。
ステップS13において、制御部11は、今回の解析処理の結果に基づく選択処理を行うか否かを判断する。その結果、選択処理を行うと制御部11が判断した場合には、ステップS14に移行する。ステップS14に移行すると、制御部11は、選択処理を行う。そして、ステップS15において、制御部11は、選択処理で選択した画像形成装置2に対し、通信部13を用いて、印刷ジョブの実行を指示する。
ステップS13において、今回の解析結果に基づく選択処理を行わないと制御部11が判断した場合には、ステップS16に移行する。ステップS16に移行すると、制御部11は、前回選択した解析項目の次に優先順位が高い選択項目を選択する。その後、ステップS12に移行する。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 印刷指示装置
2 画像形成装置
11 制御部
12 操作表示部(操作部、表示部)
13 通信部
14 記憶部

Claims (14)

  1. 複数の画像形成装置と通信可能に接続される通信部と、
    印刷ジョブの実行を指示する操作をユーザーから受け付ける操作部と、
    前記複数の画像形成装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を少なくとも含む位置情報を記憶する記憶部と、
    前記印刷ジョブを解析する解析処理を行うとともに、前記解析処理の結果と前記位置情報とに基づき前記印刷ジョブを実行させる前記画像形成装置を選択する選択処理を行い、前記選択処理で選択した前記画像形成装置に対し、前記通信部を用いて、前記印刷ジョブの実行を指示する制御部と、を備えることを特徴とする印刷指示装置。
  2. 前記記憶部は、予め定められた複数の解析項目の優先順位を記憶し、
    前記制御部は、前記優先順位が最も高い前記解析項目の前記解析処理から順に行い、前記解析処理を行うごとに、今回行った前記解析処理の結果に基づき前記選択処理を行うか否かを判断し、前記選択処理を行う場合には次に前記優先順位が高い前記解析項目の前記解析処理は行わず、前記選択処理を行わない場合に次に前記優先順位が高い前記解析項目の前記解析処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷指示装置。
  3. 前記記憶部は、印刷物の配布位置を示す配布位置情報を含む前記位置情報を記憶するとともに、前記配布位置に対応付けられた属性情報である配布位置対応属性情報を記憶し、
    前記制御部は、前記印刷ジョブの印刷データが前記配布位置対応属性情報を有するか否かを解析する処理を前記解析処理の1つとして行い、前記印刷ジョブの印刷データが前記配布位置対応属性情報を有していれば、前記設置位置が前記配布位置に最も近い前記画像形成装置を選択する一方、前記印刷ジョブの印刷データが前記配布位置対応属性情報を有していなければ、今回行った前記解析処理の結果に基づく前記選択処理は行わないことを特徴とする請求項2に記載の印刷指示装置。
  4. 前記制御部は、前記印刷ジョブの印刷データが前記配布位置対応属性情報を有するか否かを解析する処理を前記解析処理の1つとして行う場合、前記印刷ジョブの印刷枚数が予め定められた許容枚数以上であるか否かを解析する処理をさらに行い、前記印刷ジョブの印刷データが前記配布位置対応属性情報を有し、かつ、前記印刷枚数が前記許容枚数以上であれば、前記設置位置が前記配布位置に最も近い前記画像形成装置を選択する一方、前記印刷ジョブの印刷データが前記配布位置対応属性情報を有していても、前記印刷枚数が前記許容枚数以上でなければ、今回行った前記解析処理の結果に基づく前記選択処理は行わないことを特徴とする請求項3に記載の印刷指示装置。
  5. 前記記憶部は、印刷物の掲示位置を示す掲示位置情報および自機位置を示す自機位置情報を含む前記位置情報を記憶するとともに、前記掲示位置に対応付けられた属性情報である掲示位置対応属性情報を記憶し、
    前記制御部は、前記印刷ジョブの印刷データが前記掲示位置対応属性情報を有するか否かを解析する処理を前記解析処理の1つとして行い、前記印刷ジョブの印刷データが前記掲示位置対応属性情報を有していれば、前記自機位置から前記設置位置を経由し前記掲示位置に至る経路が最短となる前記画像形成装置を選択する一方、前記印刷ジョブの印刷データが前記掲示位置対応属性情報を有していなければ、今回行った前記解析処理の結果に基づく前記選択処理は行わないことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の印刷指示装置。
  6. 前記記憶部は、特殊紙の保管位置を示す保管位置情報を含む前記位置情報を記憶し、
    前記制御部は、前記印刷ジョブの使用用紙として前記特殊紙を使用する旨の設定がなされているか否かを解析する処理を前記解析処理の1つとして行い、前記使用用紙が前記特殊紙であり、かつ、前記特殊紙を収容する前記画像形成装置が存在しなければ、前記設置位置が前記保管位置に最も近い前記画像形成装置を選択する一方、前記使用用紙が前記特殊紙でなければ、今回行った前記解析処理の結果に基づく前記選択処理は行わないことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の印刷指示装置。
  7. 前記記憶部は、複数の評価項目のそれぞれについて、前記複数の画像形成装置の装置順位をユーザーが設定した情報であるユーザー評価情報を記憶し、
    前記制御部は、前記選択処理として、前記解析処理の結果と前記位置情報とに基づき前記画像形成装置を選択する処理に加え、前記解析処理の結果と前記ユーザー評価情報とに基づき前記画像形成装置を選択する処理を行うことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の印刷指示装置。
  8. 前記ユーザー評価情報は、前記評価項目として、ファーストプリント時間という項目および生産性という項目を含み、
    前記制御部は、前記印刷ジョブの印刷枚数が所定枚数以下であるか否かを解析する処理を前記解析処理の1つとして行い、前記印刷枚数が前記所定枚数以下であれば、前記ファーストプリント時間に対応する前記評価項目の前記装置順位が最も高い前記画像形成装置を選択するとともに、前記印刷枚数が前記所定枚数以下でなければ、前記生産性に対応する前記評価項目の前記装置順位が最も高い前記画像形成装置を選択することを特徴とする請求項7に記載の印刷指示装置。
  9. 前記ユーザー評価情報は、前記評価項目として画質という項目を含み、
    前記制御部は、前記印刷ジョブの印刷データに写真データが含まれているか否かを解析する処理を前記解析処理の1つとして行い、前記印刷ジョブの印刷データに前記写真データが含まれていれば、前記画質に対応する前記評価項目の前記装置順位が最も高い前記画像形成装置を選択する一方、前記印刷ジョブの印刷データに前記写真データが含まれていなければ、今回行った前記解析処理の結果に基づく前記選択処理は行わないことを特徴とする請求項7または8に記載の印刷指示装置。
  10. 前記ユーザー評価情報は、前記評価項目として色合いという項目を含み、
    前記制御部は、前記印刷ジョブの印刷データがフルカラーデータであるか否かを解析する処理を前記解析処理の1つとして行い、前記印刷ジョブの印刷データが前記フルカラーデータであれば、前記色合いに対応する前記評価項目の前記装置順位が最も高い前記画像形成装置を選択する一方、前記印刷ジョブの印刷データが前記フルカラーデータでなければ、今回行った前記解析処理の結果に基づく前記選択処理は行わないことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の印刷指示装置。
  11. 前記ユーザー評価情報は、前記評価項目としてファーストプリント時間という項目を含み、
    前記制御部は、前記操作表示部が前記印刷ジョブの実行指示を受け付けると、ファイル作成用のソフトウェアを用いてユーザーが作成したファイルに基づき前記印刷ジョブの印刷データを生成し、
    前記制御部は、前記ソフトウェアが起動してから前記印刷ジョブの実行指示を受け付けるまでにかかった所要時間が所定時間以下であるか否かを解析する処理を前記解析処理の1つとして行い、前記所要時間が前記所定時間以下であれば、前記ファーストプリント時間に対応する前記評価項目の前記装置順位が最も高い前記画像形成装置を選択する一方、前記所要時間が前記所定時間以下でなければ、今回行った前記解析処理の結果に基づく前記選択処理は行わないことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の印刷指示装置。
  12. 前記制御部は、選択した前記画像形成装置が前記印刷ジョブを実行できない場合、選択した前記画像形成装置よりも前記装置順位が低い前記画像形成装置を新たに選択することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の印刷指示装置。
  13. 表示部を備え
    前記制御部は、選択した前記画像形成装置が全て前記印刷ジョブを実行できない場合、前記印刷ジョブを実行させる前記画像形成装置を選択できない旨のメッセージを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項12に記載の印刷指示装置。
  14. 前記記憶部は、複数の評価項目のそれぞれについて、前記複数の画像形成装置の装置順位をユーザーが設定した情報であるユーザー評価情報を記憶し、
    前記操作部は、前記選択処理のモードの設定を受け付け、
    前記選択処理のモードが前記解析処理を伴わないモードに設定された場合、
    前記操作部は、前記印刷ジョブの実行を指示する操作を受け付けたとき、前記複数の評価項目いずれかを選択する操作をユーザーから受け付け、
    前記制御部は、ユーザーにより選択された前記評価項目の前記装置順位が最も高い前記画像形成装置を選択することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の印刷指示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021033861A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 コニカミノルタ株式会社 サーバー、装置制御方法および装置制御プログラム

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