JP2019109262A - トルクセンサおよびロボット - Google Patents

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【課題】歪みセンサの数を減らしてコストを削減しながら回転方向のトルクを精度よく検出する。【解決手段】所定の軸線A回りの回転方向のみに相対移動可能に支持された内輪2および外輪3を備える軸受5と、軸受5とは別体の接続部材6であって、内輪2および外輪3にそれぞれ固定される固定部と、固定部間を接続する歪み発生部とを備える接続部材6と、接続部材6に少なくとも周方向の歪みを検出可能に配置された歪みセンサ7とを備えるトルクセンサ1を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、トルクセンサおよびロボットに関するものである。
従来、回転方向のトルクを検出するトルクセンサとして、回転により変形する起歪体に該起歪体の歪みを計測する歪みセンサを取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。種々の方向の負荷が作用するロボットの関節においては、関節に作用する回転方向のトルクを精度よく検出するために、多数の歪みセンサを用いたブリッジ回路による歪みキャンセル機構を構成して、回転方向以外の負荷を排除することが行われる。
特開2012−47460号公報
しかしながら、歪みセンサは高価であり、関節軸毎に多数の歪みセンサを用いたのではロボットのコストが高く付くという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、歪みセンサの数を減らしてコストを削減しながら回転方向のトルクを精度よく検出することができるトルクセンサおよびロボットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、所定の軸線回りの回転方向のみに相対移動可能に支持された内輪および外輪を備える軸受と、前記軸受とは別体の接続部材であって、前記内輪および前記外輪にそれぞれ固定される固定部と、該固定部間を接続する歪み発生部とを備える接続部材と、該接続部材に少なくとも周方向の歪みを検出可能に配置された歪みセンサとを備えるトルクセンサである。
本発明の他の態様は、所定の軸線回りの回転方向のみに相対移動可能に支持された内輪および外輪を備える軸受と、前記内輪および前記外輪にそれぞれ固定される固定部と、該固定部間を接続する歪み発生部とを備える接続部材と、該接続部材に少なくとも周方向の歪みを検出可能に配置された歪みセンサとを備え、前記接続部材が、前記内輪および前記外輪の回転軸に略垂直な側面に沿って延びる平板状に形成されているトルクセンサである。
本態様によれば、回転軸線回りに駆動される被検出体の回転軸線に軸線を一致させて、トルクが伝達される部位を跨ぐように配置した内輪および外輪を被検出体に固定することにより、被検出体にトルクがかかると内輪と外輪とが相対的に回転し、接続部材の歪み発生部に歪みが発生する。この歪み量が歪みセンサにより検出されることにより、検出された歪み量に基づいて被検出体に作用しているトルクを求めることができる。
この場合において、軸受の内輪と外輪とが所定の軸線回りの回転方向のみに相対移動可能に支持されているので、種々の方向の負荷が作用するロボットの関節に取り付けた場合においても、回転方向以外の負荷が接続部材の歪み発生部に作用することが防止される。その結果、複数の歪みゲージを用いたブリッジ回路によって歪みキャンセル機構を構成しなくても、回転方向のトルクを精度よく検出することができる。
上記態様においては、前記歪み発生部の横断面積が、前記固定部の横断面積より小さくてもよい。
このようにすることで、歪み発生部における歪み量が大きくなり、歪みセンサが周方向の歪みを精度よく検出することができる。
上記態様においては、前記内輪および前記外輪が、これらを被検出体に固定する固定手段を備えていてもよい。
このようにすることで、固定手段によって内輪および外輪を被検出体に直接固定することができる。
また、上記態様においては、前記接続部材が、前記内輪および前記外輪の回転軸に略垂直な側面に沿って延びる平板状に形成されていてもよい。
このようにすることで、平板状の接続部材を内輪および外輪の側面に沿って配置し、径方向に突出しないように構成することができる。
また、上記態様においては、前記歪みセンサが、周囲温度変化による歪み量変動を補正する補正手段を備えていてもよい。
このようにすることで、周囲温度が変化するとそれだけで歪み量が変化してしまうので、この周囲温度変化分の歪み量を補正することで歪み検出精度を更に向上させることができる。
また、上記態様においては、前記歪みセンサが、前記接続部材に、ネジ留め固定されていてもよい。
このようにすることで、歪みゲージは一般的には接着で固定されることがほとんどであるが、接着層が均一になるよう注意を払う必要がある。ネジ留め固定とすることで、組み立て性を向上させることができる。
また、上記態様においては、前記歪みセンサが、前記歪み発生部に複数並んで配置されていてもよい。
このようにすることで、一の歪みセンサが正常であるかどうかを他の歪みセンサの歪みデータと比較することで、把握することができる。一の歪みセンサが万一故障しても、故障していない残りの正常な歪みセンサの歪み情報を用いて、ロボットを安全に速やかに停止させることができる。
また、上記態様においては、前記軸受が、クロスローラ軸受であってもよい。
このようにすることで、内輪および外輪が軸線回りの回転方向のみに相対移動可能に支持され、種々の方向の負荷が作用するロボットの関節に取り付けた場合においても、回転方向以外の負荷が接続部材の歪み発生部に作用することを簡易に防止することができる。
また、上記態様においては、前記軸受が、組み合わせ玉軸受であってもよい。
また、上記態様においては、前記軸受が、滑り軸受であってもよい。
このようにすることで、簡易な構成の滑り軸受によってコストを低減することができる。
また、上記態様においては、前記接続部材が前記軸線回りの周方向に間隔をあけて複数備えられ、各前記接続部材の前記歪み発生部に前記歪みセンサが配置されていてもよい。
このようにすることで、歪みセンサが配置された同じ接続部材を複数備え、複数系統の検出値を出力するトルクセンサを容易に構成できる。
また、上記態様においては、前記内輪および前記外輪にそれぞれ固定され、前記内輪と前記外輪とを連結する1以上の補強部材を備えていてもよい。
このようにすることで、補強部材が歪み発生部に作用する歪み量を低減するため、補強部材がない場合と比較して、歪みセンサが検出する歪み量が小さくなる。そのため、補強部材によって歪みセンサの検出値を調整することができる。
また、本発明の他の態様は、上記いずれかのトルクセンサが、各関節の回転軸線に前記軸受の前記軸線を一致させて取り付けられているロボットを提供する。
本発明によれば、歪みセンサの数を減らしてコストを削減しながら回転方向のトルクを精度よく検出することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るトルクセンサを示す斜視図である。 図1のトルクセンサを示す正面図である。 図1のトルクセンサを示す縦断面図である。 図1のトルクセンサの接続部材を示す拡大図である。 図1のトルクセンサをロボットの関節軸に取り付けた例を示す図である。 図1のトルクセンサの変形例を示す斜視図である。 図1のトルクセンサの変形例を示す斜視図である。 図1のトルクセンサの変形例を示す斜視図である。 図1のトルクセンサの変形例を示す正面図である。
本発明の一実施形態に係るトルクセンサ1およびロボット100について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るトルクセンサ1は、図1から図3に示されるように、径方向に隣接して配置された内輪2および外輪3と、これら内輪2と外輪3との間に周方向に間隔をあけて複数配列されたローラ4とを備えるクロスローラ軸受(軸受)5と、該クロスローラ軸受5の内輪2および外輪3にそれぞれ固定される接続部材6と、該接続部材6に固定された1軸歪みセンサ(歪みセンサ)7とを備えている。
クロスローラ軸受5の内輪2および外輪3には、図1に示されるように、これらを被検出体に固定するために軸線A方向に貫通する貫通孔(固定手段)8aあるいはネジ孔(固定手段)8bが周方向に間隔をあけて複数設けられている。
接続部材6は、図1および図3に示されるように、クロスローラ軸受5の内輪2および外輪3の軸方向に略垂直な端面に沿って配置される平板状に形成され、図4に示されるように、内輪2および外輪3の軸方向の端面にそれぞれ固定される固定部9a,9bと、該固定部9a,9b間を接続する歪み発生部10とを備えている。
内輪2に固定される固定部9aと、外輪3に固定される固定部9bとは、図4に示す例では、それぞれ周方向における幅寸法W1,W2で周方向に隣接する位置に配置され、内輪2に固定された固定部9aは径方向外方に延び、外輪3に固定された固定部9bは径方向内方に延びている。固定部9a,9b間を接続する歪み発生部10は、内輪2と外輪3との境界位置近傍において、径方向における幅寸法W3で固定部9a,9b間に周方向に挟まれる位置に配置され、両固定部9a,9bを接続している。
歪み発生部10の横断面積は、固定部9a,9bの横断面積と比較して十分に小さく設定されている。これにより、内輪2と外輪3との間に両者を相対的に回転させるトルクが作用した場合には、図4に矢印で示されるように、歪み発生部10に周方向に沿う引っ張り力あるいは圧縮力が作用して、専ら歪み発生部10に歪みが発生するようになっている。
1軸歪みセンサ7は、歪み発生部10の表面に、引っ張り力および圧縮力が作用する方向に検出方向を一致させて貼り付けられている。1軸歪みセンサ7には図示しない配線が接続され、歪み発生部10に発生する歪み量に比例する電圧信号を出力するようになっている。これにより、1軸歪みセンサ7から出力された電圧信号に基づいて、トルクを求めることができる。1軸歪みセンサ7としては、半導体歪みゲージや金属箔歪みゲージなどがあるが、ボルト固定タイプの歪みセンサでもよいし、レーザ変位センサやレーザ近接センサ、静電容量形近接センサなどの変位検出機器であってもよい。相手側との距離から歪み量を検出することができるものならばよい。この場合、これらの変位検出機器の投光器と相手側の壁状部材とは、同じ歪み発生部10上に配置される必要がある。
このように構成された本実施形態に係るトルクセンサ1の作用について、以下に説明する。
ここでは、ロボット100の関節軸に作用するトルクを、本実施形態に係るトルクセンサ1を用いて検出する場合について説明する。
本実施形態に係るトルクセンサ1を用いてロボット100の関節軸に作用するトルクを検出するには、図5に示されるように、関節軸(関節)の軸線(回転軸線)Bにクロスローラ軸受5の軸線Aを一致させるように、トルクセンサ1を固定する。
図5に示す例では、関節軸を構成しているアクチュエータ110の減速機出力軸111に、クロスローラ軸受5の外輪3に形成された貫通孔8aを利用して、ネジ120により外輪3を固定している。また、減速機出力軸111に図示しないネジで固定されているロボットアーム101に、内輪2に形成されたネジ孔8bを利用して、ネジ130により内輪2を固定している。これにより、本実施形態のトルクセンサ1を被検出体であるロボットアーム101およびアクチュエータ110に直接固定することができる。図中、符号140は、アクチュエータ110に動力を供給するモータである。
この状態で、ロボット100のロボットアーム101に負荷が作用することにより、減速機出力軸111の軸線B回りにトルクが作用すると、トルクセンサ1を構成しているクロスローラ軸受5の内輪2と外輪3とが周方向に相対的に微小に変位するため、その変位により、接続部材6の固定部9a,9b間に配置されている歪み発生部10に引っ張り力または圧縮力が作用して、歪み発生部10が変形する。これにより、歪み発生部10に貼り付けられている1軸歪みセンサ7により歪み量が検出され、検出された歪み量に基づいてトルクを検出することができる。
この場合において、本実施形態に係るトルクセンサ1によれば、歪み発生部10を備える接続部材6が、クロスローラ軸受5の内輪2および外輪3に掛け渡すように固定されており、内輪2と外輪3とは周方向にのみ相対移動するように支持されている。したがって、ロボットアーム101に種々の方向の負荷が作用しても、1軸歪みセンサ7が取り付けられている歪み発生部10には、周方向のみに引っ張り力または圧縮力が作用する。
すなわち、本実施形態に係るトルクセンサ1によれば、ロボットアーム101に種々の方向の負荷が作用しても、関節軸の軸線B回りに作用するトルクのみを精度よく検出することができるという利点がある。
その結果、高価な歪みセンサを多数方向に貼り付けてブリッジ回路を用いた多軸歪みキャンセル機構を採用しなくても、回転方向以外の負荷により発生する歪み量を検出することなく、精度よくトルクを検出でき、コストを低く抑えることができる。特に、多関節ロボットの全ての関節軸にトルクセンサを設置する場合に効果的にコストを低減することができる。
また、本実施形態においては、歪み発生部10における歪み量を1軸歪みセンサ7により検出するものを例示したが、歪み量の検出は必ずしも1軸に限定されるものではない。1軸に限らずに歪み発生部10の歪み量を検出する歪みセンサを採用してもよい。
また、本実施形態に係るトルクセンサ1によれば、内輪2と外輪3との間に1軸歪みセンサ7を取り付ける接続部材6が内輪2および外輪3の軸方向の端面に沿って配置される平板状に形成されているので、クロスローラ軸受5の軸方向に若干突出するコンパクトな構成を有している。これにより、減速機出力軸111とロボットアーム101との間に形成される隙間を利用してロボット100の関節軸に取り付けることができる。
そして、本実施形態に係るトルクセンサ1を各関節軸に取り付けたロボット100によれば、ロボット100の先端に複数方向の負荷が作用しても、各関節軸に作用するトルクを精度よく求めて、制御することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、軸受としてクロスローラ軸受5を用いたが、これに限定されるものではなく、所定の軸線A回りの回転方向のみに内輪2と外輪3とが相対移動可能に支持されている軸受であれば、4点接触玉軸受、テーパローラ組み合わせ軸受、アンギュラ組み合わせ軸受、複列玉軸受、深溝玉軸受あるいは滑り軸受等の他の種類の軸受を採用してもよい。特に、トルクを検出するための内輪2と外輪3との相対変位量は極めて微量であるため、構造の簡易な滑り軸受を用いることにしてもよく、その場合には、さらなるコスト低減を図ることができる。
また、組み合わせ玉軸受を用いることにより、回転摩擦の影響を最小とすることができ、検出精度の向上に期待ができる。
また、本実施形態においては、接続部材6として、内輪2および外輪3の軸方向の端面に沿って延びる平板状のものを例示したが、これに代えて、図6に示されるように、内輪2および外輪3の軸方向の端面から径方向外方にそれぞれ延び、外輪3の径方向外方において軸方向に湾曲するL字状の固定部11a,11bと、外輪3の径方向外方に間隔をあけて配置される2つの固定部11a,11bの間を接続するように周方向に配置される歪み発生部12とを備えるものを採用してもよい。
このようにすることで、1軸歪みセンサ7をクロスローラ軸受5の径方向外方に配置することができ、損傷した場合の交換作業を容易にすることができる。また、トルクセンサ1自体の幅を抑えることができる。
また、本実施形態においては、1軸歪みセンサ7が、周囲温度変化による歪み量変動を補正する補正手段を備えていてもよい。
このようにすることで、接続部材6の歪み発生部10近傍の周囲温度が変化した場合、温度の変化量に応じて歪み量が変化してしまうが、補正手段を用いて周囲温度の変化分の歪み量を補正することによって、歪み検出精度を更に向上させることができる。
また、本実施形態においては、1軸歪みセンサ7として、歪み発生部10の表面に貼り付けられているものを例示したが、これに代えて、ネジ留め固定されるものを採用してもよい。
また、トルクセンサ1が単一の1軸歪みセンサ7を備える場合を例示したが、故障検出用に2以上の1軸歪みセンサ7を歪み発生部10,12に並べて配置してもよい。並べ方は、並列であっても直列であってもよい。
このような構成とすることで、一の1軸歪みセンサ7が正常であるかどうかを他の1軸歪みセンサ7の歪みデータと比較することにより、把握することができる。一の1軸歪みセンサ7が万一故障しても、故障していない残りの正常な1軸歪みセンサ7の歪み情報を用いて、ロボット100を安全に速やかに停止させることができる。
図7には、2つの接続部材6,16を備える変形例のトルクセンサ1aが示されている。トルクセンサ1aは、実施形態のトルクセンサ1と比較して、図7に示すように、接続部材6に加えて、1軸歪みセンサ(歪みセンサ)17が固定された接続部材16をさらに備えている。接続部材16および1軸歪みセンサ17は、接続部材6および1軸歪みセンサ7と同じ構成である。接続部材16は、接続部材6と同じ回転円周上の線CL1上における異なる周方向の位置に配置され、外輪3および内輪2に固定されている。そのため、1軸歪みセンサ17は、接続部材16に発生する歪み量を検出できる。
このように、図7に示す変形例のトルクセンサ1aは、同一の回転円周上に2つの接続部材6,16および1軸歪みセンサ7,17を備えることで、複数系統の検出値を出力できる。なお、図7に示す変形例では、トルクセンサ1aが2つの接続部材6,16および1軸歪みセンサ7,17を備える例について説明したが、トルクセンサが備える接続部材および1軸歪みセンサは、3つ以上であってもよい。また、2つの接続部材6,16は、同一形状でもよいし、2つの1軸歪みセンサ7,17は同一の1軸歪みセンサであってもよい。
図8には、外輪3および内輪2のそれぞれに固定され外輪3と内輪2とを連結する2つの補強部材21,22を備え、接続部材6に2つの1軸歪みセンサ7,17が配置された変形例のトルクセンサ1bが示されている。補強部材21,22のそれぞれが外輪3および内輪2に固定されているため、接続部材6に発生する歪み量は、実施形態のトルクセンサ1に固定された接続部材6に発生する歪み量よりも小さくなる。そのため、補強部材21,22によって、接続部材6に配置された1軸歪みセンサ7,17の検出値を調整することができる。2つの1軸歪みセンサ7,17は同一の1軸歪みセンサであってもよい。
また、図8に示すトルクセンサ1bでは、接続部材6における歪み発生部10に、2つの1軸歪みセンサ7,17が配置されている。そのため、2つの1軸歪みセンサ7,17の検出値を比較することで、1軸歪みセンサ7,17が正常であるか否かを把握することができる。なお、他の形態のトルクセンサは、1つの接続部材6に配置された3つ以上の1軸歪みセンサを備えてもよいし、1または3つ以上の補強部材を備えてもよい。トルクセンサが備える補強部材として、図8に示す補強部材21,22を例に挙げたが、トルクセンサに備えられる補強部材は、外輪3および内輪2のそれぞれに固定される範囲で、形状について種々変形可能である。補強部材は、例えば、図8に示す接続部材6と同じ形状であってもよいし、円板形状などであってもよい。補強部材は、接続部材6が配置されているトルクセンサの1bの面とは反対側の面に配置されてもよい。
上記実施形態のトルクセンサ1では、固定部9a,9bの横断面積が、歪み発生部10の横断面積よりも大きい接続部材6について説明したが、接続部材6に含まれる各部の横断面積の関係については、種々変形可能である。例えば、図9に示すように、変形例のトルクセンサ1cが備える接続部材6cの形状は、正面から見たときに扇形の両端面を平行にした長方形に近い形状である。このような接続部材6cを採用することで、大きいトルクがトルクセンサ1cに加わる場合でも、図8に示すような補強部材21,22が不要になる。極端な例としては、接続部材の形状が、軸受の内輪2および外輪3の全周を使ったドーナツ状の円板形状であってもよい。1軸歪みセンサ7が歪みを検出する歪み発生部10cは、図4に示す歪み発生部10とは異なり、他の部分と比較して横断面積が小さく形成されていなくてもよい。他の変形例では、接続部材において、歪み発生部の横断面積の方が、固定部の横断面積よりも大きくてもよい。
1,1a,1b,1c トルクセンサ
2 内輪
3 外輪
5 クロスローラ軸受(軸受)
6,6c,16 接続部材
7,17 1軸歪みセンサ(歪みセンサ)
8a 貫通孔(固定手段)
8b ネジ孔(固定手段)
9a,9b,11a,11b 固定部
10,12 歪み発生部
100 ロボット
101 ロボットアーム(被検出体)
110 アクチュエータ(被検出体)
A 軸線
B 軸線(回転軸線)

Claims (14)

  1. 所定の軸線回りの回転方向のみに相対移動可能に支持された内輪および外輪を備える軸受と、
    前記軸受とは別体の接続部材であって、前記内輪および前記外輪にそれぞれ固定される固定部と、該固定部間を接続する歪み発生部とを備える接続部材と、
    該接続部材に少なくとも周方向の歪みを検出可能に配置された歪みセンサとを備えるトルクセンサ。
  2. 前記接続部材が、前記内輪および前記外輪の回転軸に略垂直な側面に沿って延びる平板状に形成されている請求項1に記載のトルクセンサ。
  3. 所定の軸線回りの回転方向のみに相対移動可能に支持された内輪および外輪を備える軸受と、
    前記内輪および前記外輪にそれぞれ固定される固定部と、該固定部間を接続する歪み発生部とを備える接続部材と、
    該接続部材に少なくとも周方向の歪みを検出可能に配置された歪みセンサとを備え、
    前記接続部材が、前記内輪および前記外輪の回転軸に略垂直な側面に沿って延びる平板状に形成されているトルクセンサ。
  4. 前記歪み発生部の横断面積が、前記固定部の横断面積より小さい請求項1から請求項3のいずれかに記載のトルクセンサ。
  5. 前記内輪および前記外輪が、これらを被検出体に固定する固定手段を備える請求項1から請求項4のいずれかに記載のトルクセンサ。
  6. 前記歪みセンサが、周囲温度変化による歪み量変動を補正する補正手段を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載のトルクセンサ。
  7. 前記歪みセンサが、前記接続部材に、ネジ留め固定される請求項1から請求項6のいずれかに記載のトルクセンサ。
  8. 前記歪みセンサが、前記歪み発生部に複数並んで配置されている請求項1から請求項7のいずれかに記載のトルクセンサ。
  9. 前記軸受が、クロスローラ軸受である請求項1から請求項8のいずれかに記載のトルクセンサ。
  10. 前記軸受が、組み合わせ玉軸受である請求項1から請求項8のいずれかに記載のトルクセンサ。
  11. 前記軸受が、滑り軸受である請求項1から請求項8のいずれかに記載のトルクセンサ。
  12. 前記接続部材が前記軸線回りの周方向に間隔をあけて複数備えられ、
    各前記接続部材の前記歪み発生部に前記歪みセンサが配置されている請求項1から請求項11のいずれかに記載のトルクセンサ。
  13. 前記内輪および前記外輪にそれぞれ固定され、前記内輪と前記外輪とを連結する1以上の補強部材を備える請求項1から請求項12のいずれかに記載のトルクセンサ。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載のトルクセンサが、各関節の回転軸線に前記軸受の前記軸線を一致させて取り付けられているロボット。
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