JP2019108852A - 燃料供給装置 - Google Patents

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【課題】本発明は、装置全体を小型化しつつ、気泡による異音又は走行不良の発生を抑制することができる燃料供給装置を提供することを目的としている。【解決手段】本発明の燃料供給装置1は、燃料タンク3と接続する上流側燃料供給管7と、上流側燃料供給管と接続する流入口41が形成される入口側面部33及び流出口45が形成される出口側面部35を含む筐体27内に円筒状フィルタ59が設けられるフィルタ装置5と、流出口45と接続して、エンジンに燃料を供給するポンプ11に向けて濾過された燃料を供給する下流側燃料供給管9と、ポンプ11と燃料タンク3を接続する燃料リターン管19と、を有し、フィルタ装置の流出口45は、出口側面部35の鉛直方向中央より上方側に形成されており、燃料リターン管19は、入口側面部33及び出口側面部35の鉛直方向中央より下方側に設けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、燃料供給装置に係り、特に車両のエンジンに燃料を供給するための燃料供給装置に関する。
一般的に、車両は、燃料タンクに貯留された燃料(軽油など)を燃料ポンプやインジェクタからエンジンの燃焼室内へ供給することによって駆動する。燃料中に混入物(微少なゴミ、塵、塗料片、錆など)が含まれていると燃料ポンプやインジェクタが故障する原因となるため、燃料タンクと燃料ポンプ等との間を接続する燃料供給管には燃料フィルタが設けられている。燃料中の混入物は、燃料ポンプやインジェクタへ燃料が供給される前に燃料フィルタにより除去される。
一方、燃料中にはワックスが含まれており、車両が低気温の季節や地域で使用されると、燃料温度が下がりワックスが析出される。ワックスが燃料フィルタの複数の微小孔に付着すると、フィルタの目詰まりが生じて、エンジンが始動しなくなる可能性がある。
特許文献1に記載の燃料フィルタ装置は、燃料中の混入物を除去するフィルタを備え、燃料を上向き開口(入口)から流入させて、フィルタを経由させた後に上向き開口(出口)から流出させている。また、この燃料フィルタ装置は、フィルタ内部に、エンジンの燃料室内に供給されなかった高温の余剰燃料を燃料タンクに戻すためのリターン管が配置されている。これにより、フィルタの微小孔に付着しているワックスは、リターン管内を流れる高温の余剰燃料によって溶かされ、フィルタの目詰まりが抑制されている。
特開2014−20221号公報
しかしながら、近年、車両の排気量が増加すると共に燃料の使用量も増加しているので、フィルタのサイズは、燃料中の多量の混入物を除去するために大きくなる傾向にある。特許文献1の燃料フィルタ装置は、リターン管が燃料フィルタ装置内に配置されているので、フィルタのサイズを大きくするとハウジング内においてフィルタとリターン管との取り合いが困難となる。その結果として、フィルタ装置全体が大型化してしまうという問題がある。大型のフィルタ装置は、車両に対する取り付け位置が制限されるために好ましくない。
一方、特許文献1の燃料フィルタ装置は、装置を横向き(濾過された燃料の出口の開口方向が横向きになる状態)にして車体に取り付けると、燃料中に含まれる気泡が燃料フィルタ装置のハウジング内に溜まる可能性がある。ハウジング内に気泡が溜まった状態で車両が段差に乗り上げると、ハウジングに衝撃が加わり、気泡が一気に出口から排出されエンジン内に流入する。これにより、異音が発生したり、車両の走行不良が発生したりする問題がある。
本発明は、上述した従来装置の問題点を解決するためになされたものであり、装置全体を小型化しつつ、気泡による異音又は走行不良の発生を抑制することができる燃料供給装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、車両のエンジンに燃料を供給するための燃料供給装置であって、燃料タンクにその上流端部が接続され燃料タンクに貯留された燃料を供給する上流側燃料供給管と、この上流側燃料供給管の下流端部が接続されたフィルタ装置であって、このフィルタ装置が、燃料が流入する流入口が形成された入口側面部と燃料が流出する流出口が形成された出口側面部を含む筐体と、この筺体内に設けられ燃料を濾過するフィルタ本体と、を備えたフィルタ装置と、このフィルタ装置の筺体の流出口にその上流端部が接続されエンジンに燃料を供給するポンプに向けて濾過された燃料を供給する下流側燃料供給管と、ポンプにその上流端部が接続され且つ燃料タンクにその下流端部が接続され、余剰の燃料をポンプから燃料タンクに戻す燃料リターン管と、を有し、フィルタ装置の筺体の流出口は、筺体の出口側面部の鉛直方向中央より上方側に形成され、燃料リターン管は、フィルタ装置の筺体の入口側面部及び出口側面部の鉛直方向中央より下方側に設けられている、ことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、燃料リターン管が筐体の出口側面部の下方側に設けられ、下流側燃料供給管が筐体の出口側面部の上方側に形成された流出口に接続されているために、燃料リターン管及び下流側燃料供給管をコンパクトに配置することができ、装置全体を小型化することができる。また、燃料を流出させる流出口が筐体の出口側面部の上方側に形成されているため、気泡が流出口から排出され、筐体内に気泡を溜めることを抑制することができる。したがって、気泡による異音又は走行不良の発生を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、フィルタ装置の筺体の流出口は、出口側面部の水平方向中央且つ出口側面部の上端付近に形成されている。このように構成された本発明においては、気泡が流出口から排出され易くなり、筐体内に気泡を溜めることをより抑制することができる。
また、本発明において、好ましくは、フィルタ装置のフィルタ本体は、複数の円筒状フィルタを備え、燃料リターン管は、フィルタ装置の筐体内の複数の円筒状フィルタが互いに最も近接する所定位置に配置されている。このように構成された本発明においては、装置全体を小型化しつつ、燃料リターン管内の高温の余剰燃料と各円筒状フィルタとの間の熱交換を効率良く行うことができる。
本発明において、好ましくは、燃料リターン管は、上方へ向けて傾斜する上昇流路と、この上昇流路と接続し水平方向に延びる水平流路と、この水平流路と接続し下方へ向けて傾斜する下降流路とを備え、水平流路は、筺体内の所定位置に配置されている。このように構成された本発明においては、筐体内の燃料リターン管をコンパクトに形成して、燃料リターン管内の高温の余剰燃料と各円筒状フィルタとの間の熱交換を効率良く行うことができる。
また、本発明において、好ましくは、フィルタ装置の筐体は下面部を備え、この下面部に下向きに開口し且つ長手方向に延びる凹部が形成され、燃料リターン管は凹部内に配置されている。このように構成された本発明においては、装置全体を小型化することができる。
本発明において、好ましくは、フィルタ装置の筐体内には、この筐体内を分割する仕切板が設けられ、フィルタ装置は、仕切板と出口側面部の間に所定量の水を溜めることができる水溜部を備えている。このように構成された本発明においては、フィルタ装置が傾いたとしても、流出口から水が排出されてエンジン内に流入することを抑制することができる。
本発明の燃料供給装置によれば、装置全体を小型化しつつ、気泡による異音又は走行不良の発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態による燃料供給装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給装置を搭載した車体の下面を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給装置のフィルタ装置を示す正面図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給装置のフィルタ装置を示す上面図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給装置のフィルタ装置を示す入口側の側面図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給装置のフィルタ装置を示す出口側の側面図である。 図3におけるVII−VII線に沿って見た断面斜視図である。 図3におけるVIII−VIII線に沿って見た断面図である。 図4におけるIX−IX線に沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給装置の流出口位置の作用効果を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給装置の水溜部の作用効果を示す概略図である。 本発明の第2実施形態による燃料供給装置のフィルタ装置を車体の下面に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態における燃料供給装置のフィルタ装置の断面図であり、第1実施形態の図9に対応する。
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による燃料供給装置について説明する。
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態による燃料供給装置の基本構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態による燃料供給装置を示すブロック図である。
図1に示すように、燃料供給装置1は、燃料タンク3に貯留された燃料をエンジン13のインジェクタ17に供給するためのものである。具体的に説明すると、燃料供給装置1は、燃料タンク3から燃料をフィルタ装置5へ供給する上流側燃料供給管7と、上流側燃料供給管7と接続して燃料を濾過するフィルタ装置5と、フィルタ装置5と接続して濾過された燃料をポンプ11に供給する下流側燃料供給管9と、下流側燃料供給管9と接続して濾過された燃料を加圧してエンジン13に供給するポンプ11と、ポンプ11とエンジン13とを連結する連結管15と、フィルタ装置5を貫通した状態でポンプ11と燃料タンク3とを接続して高温の余剰燃料を燃料タンク3に戻す燃料リターン管19とを備えている。
燃料タンク3は、所定量の燃料を貯留することができるように所定容量の大きさにて形成されている。燃料タンク3は、上流側燃料供給管7及び燃料リターン管19と接続され燃料を流出するようになっている。
ポンプ11は、下流側燃料供給管9及び燃料リターン管19と接続され且つ連結管15を介してエンジン13と接続されている。ポンプ11は、電気により駆動されて、下流側燃料供給管9から流入した燃料に圧力を加えて、加圧された燃料をエンジン13に供給するようになっている。ポンプ11は、エンジン13への燃料の供給が停止しているときに、ポンプ11や連結管15などに残存している高温の余剰燃料を燃料リターン管19に戻すようになっている。
エンジン13は、燃焼室と、燃焼室内を圧縮/膨張させるピストンと、燃焼室の上方の壁に固定されるインジェクタ17とを備えている。エンジン13は、濾過された燃料がインジェクタ17から燃焼室内に噴射されると燃料が着火して駆動するようになっている。
図2乃至9を参照して、燃料供給装置1を詳細に説明する。図2は、本発明の第1実施形態による燃料供給装置を搭載した車体の下面を示す平面図である。図3乃至6は、本発明の第1実施形態による燃料供給装置のフィルタ装置を示す正面図、上面図、入口側の側面図、出口側の側面図である。図7は、図3におけるVII−VII線に沿って見た断面斜視図、図8は、図3におけるVIII−VIII線に沿って見た断面図、図9は、図4におけるIX−IX線に沿って見た断面図である。
図2に示すように、フィルタ装置5は、車体21の下面に取り付けられている。具体的に、車体21には、車両の前後方向に延びる下向きに開口した凹形状のトンネル部23が形成されており、トンネル部23の左右両側に車両の前後方向に延びるフレーム部25が設けられている。フィルタ装置5は、トンネル部23及びフレーム部25と平行な前後方向に配置され、フレーム部25に対してボルト等により固定されている。また、車両の前方側に配置されるエンジン13と車両の後方側に配置される燃料タンク3(図示せず)とを接続する燃料供給管6及び燃料リターン管19がトンネル部23及びフレーム部25と平行な前後方向に配置されている。
図3及び図4に示すように、フィルタ装置5は、扁平の楕円柱形状で形成されて、金属性の筐体27を備えている。筐体27は、前後方向(長手方向)に延びる平らな上面部29と、下方に配置された平らな下面部31と、これらの上面部29及び下面部31を前後方向に沿って接続する右側面部37及び左側面部39と、楕円形状の入口側面部33及び出口側面部35とを備えている。ここで、フィルタ装置5は、車体21の下面に取り付けられた状態で、筐体27の入口側面部33が車体の後側(燃料タンク側)に位置して、出口側面部35は、前側(エンジン側)に位置する。
図5に示すように、フィルタ装置5の筺体27の入口側面部33には、鉛直方向中央である中央線CLと略同じ高さ位置に、上流側燃料供給管7と接続する流入口41が形成されている。また、入口側面部33には、中央線CLより下方側の位置に、燃料リターン管19が貫通する出口孔43が形成されている。流入口41及び出口孔43は、入口側面部33の水平方向中央(左右方向中央)の位置に形成されている。流入口41は、上流側燃料供給管7が挿通可能な大きさで形成されている。出口孔43は、燃料リターン管19が挿通可能な大きさで形成されている。
図6に示すように、フィルタ装置5の筺体27の出口側面部35には、鉛直方向中央である中央線CLより上方側の位置で、出口側面部35の上端付近(上面部29付近)の位置に、下流側燃料供給管9と接続する流出口45が形成されている。また、出口側面部35には、中央線CLより下方側の位置に、燃料リターン管19が貫通する入口孔47が形成されている。流出口45及び入口孔47は、出口側面部35の水平方向中央(左右方向中央)の位置に形成されている。流出口45は、下流側燃料供給管9が挿通可能な大きさで形成されている。入口孔47は、燃料リターン管19が挿通可能な大きさで形成されている。
図7乃至図9に示すように、フィルタ装置5の筐体27内には、上流側仕切板49及び下流側仕切板51が設けられており、筐体27の内部空間が流入室53、濾過室55、流出室57の複数の空間に分割されている。
フィルタ装置5の筺体27の流入室53は、入口側面部33と上流側仕切板49との間の空間で形成されている。濾過室55は、上流側仕切板49と下流側仕切板51との間の空間で形成され、2つの円筒状フィルタ59を収納可能な容積で形成されている。流出室57は、下流側仕切板51と出口側面部35との間の空間で形成され、下方領域に所定容量の空間である水溜部Sを形成している。
水溜部Sは、流出口45が出口側面部35の上方側(上端付近)に形成されることによって、燃料中に含まれている水を所定量(約150cc)だけ貯留可能な所定容量で形成されている。具体的に、水溜部Sの所定容量は、底面部31から下流側燃料供給管9の開口10の下端(流出口45の下端)までの高さと、流出室57の水平方向の断面積とにより決定される。また、水溜部Sの底面部31には、水抜き栓(図示せず)が設けられており、水溜部Sに溜まった水を抜くことができるようになっている。
下流側仕切板51の上方側には、空気抜き膜48が設けられている(図9参照)。この空気抜き膜48は、濾過室55内の上方領域に溜まった気泡を流出室57へ排出することができるように形成されている。
本実施形態の燃料供給装置1において、フィルタ本体は、同形状且つ同性能の2つの円筒状フィルタ59が用いられている。各円筒状フィルタ59(フィルタ本体)は、断面がドーナツ形状の円筒で形成されている。各円筒状フィルタ59は、燃料を濾過するための複数の微小孔が形成されている濾材58と、濾材58の内部に設けられてフィルタ流路62を形成する内筒60とを備えている。各円筒状フィルタ59は、燃料が濾材58の外周表面の複数の微小孔から流入し、濾材58を通過して、内筒60のフィルタ流路62内に流出するように形成されている。
各円筒状フィルタ59は、互いが平行になる状態で並列に濾過室55内に配置されている(図8参照)。また、各円筒状フィルタ59の最も近接している外周表面は、各濾材58の外周側から燃料が流入することができるように所定距離Dだけ離されている。各円筒状フィルタ59は、各上流端が上流側固定部材63を介して上流側仕切板49に固定されており、各下流端が下流側固定部材65を介して下流側仕切板51に固定されている。各円筒状フィルタ59は、各フィルタ流路62が下流側固定部材65に設けられている2つの濾過室出口61の位置に一致するように固定されている。
上流側燃料供給管7は、中空円状で形成され、耐熱性及び耐圧性に優れた樹脂材料又は/及びゴム材料で形成されている。上流側燃料供給管7は、上流端部が燃料タンク3に接続され、下流端部がフィルタ装置5の筐体27の流入口41に接続されている。上流側燃料供給管7の下流端部は、流入口41から筐体27内に所定長さだけ突出して固定されている。上流側燃料供給管7の下流端部と流入口41との間は、シール材(図示せず)により密封されている。上流側燃料供給管7の下流端部の開口8は、上流側燃料供給管7が流入口41に固定された状態で、流入口41と同じ高さに位置している。即ち、流入口41の高さ位置と開口8の高さ位置は等しくなっている。本実施形態においては、上流側燃料供給管7を流入口41から所定長さだけ突出させているが、これに代えて、上流側燃料供給管7の開口8と流入口41の位置を一致させて突出しないようにしても良い。
下流側燃料供給管9は、中空円状で形成され、耐熱性及び耐圧性に優れた樹脂材料又は/及びゴム材料で形成されている。下流側燃料供給管9は、下流端部がポンプ11に接続され、上流端部がフィルタ装置5の筐体27の流出口45に接続されている。下流側燃料供給管9の上流端部は、流出口45から筐体27内に所定長さだけ突出して固定されている。下流側燃料供給管9の上流端部と流出口45との間は、シール材(図示せず)により密封されている。下流側燃料供給管9の上流端部の開口10は、下流側燃料供給管9が流出口45に固定された状態で、流出口45と同じ高さに位置している。即ち、流出口45の高さ位置と開口10の高さ位置は等しくなっている。本実施形態においては、下流側燃料供給管9を流出口45から所定長さだけ突出させているが、これに代えて、下流側燃料供給管9の開口10と流入口41の位置を一致させて突出しないようにしても良い。
燃料リターン管19は、中空円状で形成され、耐熱性及び耐圧性に優れた樹脂材料又は/ゴム材料で形成されている。燃料リターン管19は、上流端部がポンプ11に接続されて、下流端部が燃料タンク3に接続されている。燃料リターン管19は、フィルタ装置5の筐体27、上流側仕切板49及び下流側仕切板51を貫通して固定されている。具体的に、燃料リターン管19は、出口側面部35の入口孔47、下流側仕切板51の貫通孔52、上流側仕切板49の貫通孔50及び入口側面部33の出口孔43を貫通して、フィルタ装置5の筐体27に固定されている。燃料リターン管19と各孔との間は、シール材(図示せず)により密封されている。
燃料リターン管19の一部は、上方に向けて傾斜する上昇流路67と、上昇流路67から略直線で前後方向(長手方向)に水平に延びる水平流路68と、水平流路68から下方に向けて傾斜する下降流路69とから形成されている。燃料リターン管19の上昇流路67、水平流路68及び下降流路69は、筐体27内(出口側面部35と入口側面部33との間、特に、上流側仕切板49と下流側仕切板51との間)に配置されている。水平流路68は、各貫通孔50,52の位置、上昇流路67及び下降流路69の傾斜角度及び長さを調整することによって、各円形状フィルタの各濾材58の外周表面が最も近接している所定位置(所定距離D内の所定位置)に配置されるように固定されている。
次に、図8及び図9を参照して、本発明の実施形態による燃料供給装置の動作について説明する。
先ず、ポンプ11が駆動されると、燃料タンク3内の燃料が上流側燃料供給管7の開口8(入口側面部33の流入口41)から筐体27の流入室53内へ流入する。流入室53が燃料で充満されると、燃料は上流側仕切板49の濾過室入口54から濾過室55内へ流入する(図8の流れ矢印a)。このときに、流入室53を燃料で充満させた後に濾過室入口54を通過させるために、濾過室入口54の開口断面において、燃料は略均一の流速で流れる。
次いで、燃料は、濾過室55に流入すると、各フィルタの軸方向において略均一の流量で、各円筒状フィルタ59の各濾材58の外周表面から各フィルタ流路62内へ流入する(図8の流れ矢印b)。そのときに、燃料が濾材58の複数の微小孔を通過するので、混入物は濾材58の外周表面に付着して取り除かれ、燃料は濾過される。
濾過された燃料は、各フィルタ流路62を軸方向に流れて、各濾過室出口61から流出室57内へ流入する(図8の流れ矢印c)。各濾過室出口61を通過した燃料は、流出室57内で合流する。その後、流出室57が燃料で充満されると、濾過された燃料は下流側燃料供給管9の開口10(出口側面部35の流出口45)から流出する(図8の流れ矢印d)。そのときに、燃料中に混在している気泡は、流出室57の上方領域に移動して、上面部29に沿って下流側へ流れ、濾過された燃料と共に出口側面部35の上端付近の開口10から流出する。
筐体27から流出した燃料は、ポンプ11で加圧された後、インジェクタ17からエンジン13の燃料室内に噴射される。インジェクタ17から噴射されなかった高温高圧の余剰燃料は、燃料リターン管19内に流入して燃料タンク3へ流れる。
燃料リターン管19を流れる余剰燃料は、入口孔47を通過して筐体27内に流入する(図9の流れ矢印e)。次いで、余剰燃料は、上昇流路67を上昇した後に、水平流路68を流れる(図9の流れ矢印f)。そのときに、高温の余剰燃料の熱が低温の各円筒状フィルタ59に移動する熱交換が行われ、各円筒状フィルタ59の温度は所定温度まで加熱される。
余剰燃料は、燃料リターン管19の水平流路68を通過した後、下降流路69を下降して、出口孔43を通過して筐体27から流出する(図9の流れ矢印g)。筐体27から流出した余剰燃料は、燃料タンク3内に流入して再利用される。
次いで、本実施形態の(作用)効果について説明する。
図10は、本発明の第1実施形態による燃料供給装置の流出口位置の作用効果を示す概略図、図11は、本発明の第1実施形態による燃料供給装置の水溜部の作用効果を示す概略図である。
図10及び図11において、(a)は、比較例としての従来のフィルタ装置、(b)は、本発明の実施形態によるフィルタ装置を示している。
図10に示すように、従来のフィルタ装置(a)は、筐体27の流出口45が、出口側面部35の中央線CLより下方側に位置している。燃料中には複数の気泡(微小空気)が混在しており、気泡は、筐体27内を通過するときに筐体27の上方領域へ移動するので、流出口45から排出されずに上方領域に溜まる。筐体27の上方領域に多数の気泡が溜まると、気泡同士が合体して大きな空気の塊になる。この状態で、車両が段差に乗り上げて筐体27に衝撃が加わると、空気の塊は流出口45から一気に排出される。これにより、気泡による異音や走行不良が発生する可能性がある。
本発明の実施形態によるフィルタ装置(b)は、筐体27の流出口45が、出口側面部35の中央線CLより上方側で、出口側面部35の上端付近に位置している。気泡は、筐体27内を通過するときに筐体27の上方領域に移動するが、上方側に流出口45が設けられているので、溜まることなく流出口45から排出される。これにより、筐体27内に空気の塊が発生することがなく、異音や走行不良が発生することを抑制することができる。
図11に示すように、従来のフィルタ装置(a)は、筐体27の流出口45が、出口側面部35の中央線CLより下方側に位置している。また、筐体27の下流側には、下流側仕切板51により区切られた流出室57が形成されている。燃料中には水が含まれており、水は、軽油などと比べると比重が重いので、流出室57の下方領域に移動して溜まる。流出室57に水が溜まった状態で、車両が急勾配の路面を走行して筐体27が傾くと、流出口45から水が一気に排出される。これにより、水がエンジンに流れ込み、錆やエンジンの駆動不調が発生する可能性がある。
本発明の実施形態によるフィルタ装置(b)は、筐体27の下流側には、下流側仕切板51により区切られた流出室57が形成されている。また、筐体27の流出口45は、出口側面部35の中央線CLより上方側で、出口側面部35の上端付近に位置されている。これにより、流出室57の下方領域には、所定容量以上の水溜部Sが形成されている。燃料中の水は、流出室57の下方領域に移動して溜まるが、流出室57には水溜部Sが形成されているので、筐体27が傾いても流出口45から排出されることがない。これにより、水がエンジン13に流れ込み、錆やエンジンの駆動不調が発生することを抑制することができる。
次に、図12及び図13を参照して、本発明の第2実施形態による燃料供給装置を説明する。第2実施形態の燃料供給装置は、フィルタ装置の筐体及び燃料リターン管の形状を除き、基本的な構成は、上述した第1実施形態による燃料供給装置と同様である。以下、第1実施形態との相違点のみを説明する。
図12は、本発明の第2実施形態による燃料供給装置のフィルタ装置を下面に取り付けた状態を示す斜視図、図13は、本発明の第2実施形態における燃料供給装置のフィルタ装置の断面図であり、第1実施形態の図9に対応する。
図12に示すように、フィルタ装置5の筐体27の底面部31には、底面部31の左右方向(短手方向)の中央に位置し、底面部31の前後方向(長手方向)に延びて、下向きに凹形状である凹部71が形成されている。凹部71は、燃料リターン管19の断面形状における外径と略同じ幅と深さで形成されている。
図13に示すように、燃料リターン管19は、筐体27内を略直線上に延びる水平流路68だけで形成されている。燃料リターン管19の水平流路68は、凹部71に設けられ、各円筒状フィルタ59の下方側の間(デッドスペース)の位置に配置されている。これにより、燃料リターン管19と各円筒状フィルタ59との取り合いがコンパクトになっている。また、燃料リターン管19の水平流路68は、各円筒状フィルタ59と熱交換可能な位置に配置されている。
本実施形態の燃料供給装置1によれば、燃料リターン管19が筐体27の出口側面部35の下方側の位置に設けられ、下流側燃料供給管9が出口側面部35の上方側の位置に形成された流出口45に接続されているので、燃料リターン管19と下流側燃料供給管9との取り合いを最適にすることができ、両者をコンパクトに配置することができる。したがって、装置全体を小型化することができる。
また、流出口45が筐体27の出口側面部35の上方側に形成されているため、筐体27を燃料が通過するときに気泡が筐体27の流出口45から排出され、筐体27内に大きな空気の塊が形成されることがない。したがって、気泡による異音又は走行不良の発生を抑制することができる。
また、このような本実施形態によれば、筐体27の流出口45は、出口側面部35の水平方向中央且つ出口側面部35の上端付近に形成されているので、筐体27内の気泡が上面部29に沿って流れて、上端付近の流出口45から排出される。したがって、気泡が排出され易くなり、筐体内に気泡を溜めることをより抑制することができる。
このような本実施形態によれば、フィルタ本体は、円筒形状で形成される複数の円筒状フィルタ59を備え、燃料リターン管19は、フィルタ装置5の筐体27内において、複数の円筒状フィルタ59が互いに最も近接する所定位置に配置されている。このような本実施形態においては、装置全体を小型化しつつ、燃料リターン管19内の高温の余剰燃料と各円筒状フィルタ59との間の熱交換を効率良く行うことができる。具体的に、燃料リターン管19は、各円筒状フィルタ59の外周表面から燃料を流入させるために設けられた所定距離D内の所定位置に配置されている。即ち、燃料リターン管19は、各円筒状フィルタ59の間のデッドスペースを利用して筐体27内に配置されているために、装置全体を小型化することができる。また、所定距離D内の所定位置は各円筒状フィルタ59の外周表面が最も近接している位置であるので、燃料リターン管19内の高温の余剰燃料と各円筒状フィルタ59との間の熱交換を最大限に効率良く行うことができる。
また、このような本実施形態においては、燃料リターン管19は、上方へ傾斜する上昇流路67と、この上昇流路67と接続して水平方向に延びる水平流路68と、この水平流路68と接続して下方へ傾斜する下降流路69とを備えている。更に、燃料リターン管19の水平流路68は、各円筒状フィルタ59が互いに最も近接する所定距離D内の所定位置に配置されている。このような本実施形態においては、筐体27内の燃料リターン管19を所定位置まで最短距離で延設しているので、筐体27内の燃料リターン管19をコンパクトに形成することができる。また、水平流路68が所定位置を水平方向に延びているので、燃料リターン管19内の高温の余剰燃料と各円筒状フィルタ59との間の熱交換を効率良く行うことができる。
このような本実施形態においては、筐体27の底面部31は、下向きに開口する凹形状で形成され且つ長手方向に延びる凹部71を備え、燃料リターン管19は、凹部71内に配置されている。このような本実施形態においては、燃料リターン管19を凹部71内に収納しているために、装置全体を小型化することができる。
また、このような本実施形態においては、筐体27内には、筐体27内の空間を分割する下流側仕切板51が設けられ、フィルタ装置5は、下流側仕切板51と出口側面部35の間の流出室57に所定量の水を溜めることができる水溜部Sを形成している。このような本実施形態においては、フィルタ装置5が傾いたとしても、水を水溜部Sに溜めた状態を維持できるため、水が流出口45から排出されてエンジン13内に流入することを抑制することができる。
1 燃料供給装置
3 燃料タンク
5 フィルタ装置
7 上流側燃料供給管
9 下流側燃料供給管
11 ポンプ
13 エンジン
19 燃料リターン管
27 筐体
31 底面部
33 入口側面部
35 出口側面部
41 流入口
45 流出口
51 下流側仕切板
59 円筒状フィルタ
67 上昇流路
68 水平流路
69 下降流路
71 凹部
S 水溜部
上述した課題を解決するために、車両のエンジンに燃料を供給するための燃料供給装置であって、燃料タンクにその上流端部が接続され燃料タンクに貯留された燃料を供給する上流側燃料供給管と、この上流側燃料供給管の下流端部が接続されたフィルタ装置であって、このフィルタ装置が、燃料が流入する流入口が形成された入口側面部と燃料が流出する流出口が形成された出口側面部を含む筐体と、この筺体内に設けられ燃料を濾過するフィルタ本体と、を備えたフィルタ装置と、このフィルタ装置の筺体の流出口にその上流端部が接続されエンジンに燃料を供給するポンプに向けて濾過された燃料を供給する下流側燃料供給管と、ポンプにその上流端部が接続され且つ燃料タンクにその下流端部が接続され、余剰の燃料をポンプから燃料タンクに戻す燃料リターン管と、を有し、フィルタ装置の筺体の流出口は、筺体の出口側面部の鉛直方向中央より上方側に形成され、燃料リターン管は、フィルタ装置の筺体の入口側面部及び出口側面部において、入口側面部及び出口側面部の鉛直方向中央より下方側に設けられ、フィルタ装置のフィルタ本体は、複数の円筒状フィルタを備え、燃料リターン管は、フィルタ装置の筐体内の複数の円筒状フィルタが互いに最も近接する所定位置に配置されている、ことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、燃料リターン管が筐体の出口側面部の下方側に設けられ、下流側燃料供給管が筐体の出口側面部の上方側に形成された流出口に接続されているために、燃料リターン管及び下流側燃料供給管をコンパクトに配置することができ、装置全体を小型化することができる。また、燃料を流出させる流出口が筐体の出口側面部の上方側に形成されているため、気泡が流出口から排出され、筐体内に気泡を溜めることを抑制することができる。したがって、気泡による異音又は走行不良の発生を抑制することができる。
また、本発明において、フィルタ装置のフィルタ本体は、複数の円筒状フィルタを備え、燃料リターン管は、フィルタ装置の筐体内の複数の円筒状フィルタが互いに最も近接する所定位置に配置されているので、装置全体を小型化しつつ、燃料リターン管内の高温の余剰燃料と各円筒状フィルタとの間の熱交換を効率良く行うことができる。
本発明において、好ましくは、燃料リターン管は、上方へ向けて傾斜する上昇流路と、この上昇流路と接続し水平方向に延びる水平流路と、この水平流路と接続し下方へ向けて傾斜する下降流路とを備え、水平流路は、筺体内の所定位置に配置されている。このように構成された本発明においては、筐体内の燃料リターン管をコンパクトに形成して、燃料リターン管内の高温の余剰燃料と各円筒状フィルタとの間の熱交換を効率良く行うことができる。
上述した課題を解決するために、車両のエンジンに燃料を供給するための燃料供給装置であって、燃料タンクにその上流端部が接続され燃料タンクに貯留された燃料を供給する上流側燃料供給管と、この上流側燃料供給管の下流端部が接続されたフィルタ装置であって、このフィルタ装置が、燃料が流入する流入口が形成された入口側面部と燃料が流出する流出口が形成された出口側面部を含む筐体と、この筺体内に設けられ燃料を濾過するフィルタ本体と、を備えたフィルタ装置と、このフィルタ装置の筺体の流出口にその上流端部が接続されエンジンに燃料を供給するポンプに向けて濾過された燃料を供給する下流側燃料供給管と、ポンプにその上流端部が接続され且つ燃料タンクにその下流端部が接続され、余剰の燃料をポンプから燃料タンクに戻す燃料リターン管と、を有し、フィルタ装置の筺体の流出口は、筺体の出口側面部の鉛直方向中央より上方側に形成され、燃料リターン管は、フィルタ装置の筺体の入口側面部及び出口側面部において、入口側面部及び出口側面部の鉛直方向中央より下方側に設けられ、フィルタ装置の筐体は下面部を備え、この下面部に下向きに開口し且つ長手方向に延びる凹部が形成され、燃料リターン管は凹部内に配置されている、ことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、フィルタ装置の筐体は下面部を備え、この下面部に下向きに開口し且つ長手方向に延びる凹部が形成され、燃料リターン管は凹部内に配置されているので、装置全体を小型化することができる。
上述した課題を解決するために、車両のエンジンに燃料を供給するための燃料供給装置であって、燃料タンクにその上流端部が接続され燃料タンクに貯留された燃料を供給する上流側燃料供給管と、この上流側燃料供給管の下流端部が接続されたフィルタ装置であって、このフィルタ装置が、燃料が流入する流入口が形成された入口側面部と燃料が流出する流出口が形成された出口側面部を含む筐体と、この筺体内に設けられ燃料を濾過するフィルタ本体と、を備えたフィルタ装置と、このフィルタ装置の筺体の流出口にその上流端部が接続されエンジンに燃料を供給するポンプに向けて濾過された燃料を供給する下流側燃料供給管と、ポンプにその上流端部が接続され且つ燃料タンクにその下流端部が接続され、余剰の燃料をポンプから燃料タンクに戻す燃料リターン管と、を有し、フィルタ装置の筺体の流出口は、筺体の出口側面部の鉛直方向中央より上方側に形成され、燃料リターン管は、フィルタ装置の筺体の入口側面部及び出口側面部において、入口側面部及び出口側面部の鉛直方向中央より下方側に設けられ、フィルタ装置の筐体内には、この筐体内を分割する仕切板が設けられ、フィルタ装置は、仕切板と出口側面部の間に所定量の水を溜めることができる水溜部を備えている、ことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、フィルタ装置の筐体内には、この筐体内を分割する仕切板が設けられ、フィルタ装置は、仕切板と出口側面部の間に所定量の水を溜めることができる水溜部を備えているので、フィルタ装置が傾いたとしても、流出口から水が排出されてエンジン内に流入することを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、フィルタ装置の筺体の流出口は、出口側面部の水平方向中央且つ出口側面部の上端付近に形成されている。このように構成された本発明においては、気泡が流出口から排出され易くなり、筐体内に気泡を溜めることをより抑制することができる。

Claims (6)

  1. 車両のエンジンに燃料を供給するための燃料供給装置であって、
    燃料タンクにその上流端部が接続され燃料タンクに貯留された燃料を供給する上流側燃料供給管と、
    この上流側燃料供給管の下流端部が接続されたフィルタ装置であって、このフィルタ装置が、燃料が流入する流入口が形成された入口側面部と燃料が流出する流出口が形成された出口側面部を含む筐体と、この筺体内に設けられ燃料を濾過するフィルタ本体と、を備えた上記フィルタ装置と、
    このフィルタ装置の筺体の流出口にその上流端部が接続され上記エンジンに燃料を供給するポンプに向けて濾過された燃料を供給する下流側燃料供給管と、
    上記ポンプにその上流端部が接続され且つ上記燃料タンクにその下流端部が接続され、余剰の燃料を上記ポンプから上記燃料タンクに戻す燃料リターン管と、を有し、
    上記フィルタ装置の筺体の流出口は、上記筺体の出口側面部の鉛直方向中央より上方側に形成され、上記燃料リターン管は、上記フィルタ装置の筺体の入口側面部及び出口側面部の鉛直方向中央より下方側に設けられている、燃料供給装置。
  2. 上記フィルタ装置の筺体の流出口は、上記出口側面部の水平方向中央且つ上記出口側面部の上端付近に形成されている、請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 上記フィルタ装置のフィルタ本体は、複数の円筒状フィルタを備え、上記燃料リターン管は、上記フィルタ装置の筐体内の上記複数の円筒状フィルタが互いに最も近接する所定位置に配置されている、請求項1又は2に記載の燃料供給装置。
  4. 上記燃料リターン管は、上方へ向けて傾斜する上昇流路と、この上昇流路と接続し水平方向に延びる水平流路と、この水平流路と接続し下方へ向けて傾斜する下降流路とを備え、上記水平流路は、上記筺体内の所定位置に配置されている、請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 上記フィルタ装置の筐体は下面部を備え、この下面部に下向きに開口し且つ長手方向に延びる凹部が形成され、上記燃料リターン管は上記凹部内に配置されている、請求項1又は2に記載の燃料供給装置。
  6. 上記フィルタ装置の筐体内には、この筐体内を分割する仕切板が設けられ、上記フィルタ装置は、上記仕切板と上記出口側面部の間に所定量の水を溜めることができる水溜部を備えている、請求項1乃至5の何れか1項に記載の燃料供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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