JP2019108084A - ドラム昇降器 - Google Patents

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栄治 磯野
実花 伊藤
Mika Ito
実花 伊藤
信勝 霜鳥
Nobukatsu Shimotori
信勝 霜鳥
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【課題】ドラムのつば板の下部をそれぞれ個別に支持する構成にすることで、装置自体をコンパクトにすることができると共に、狭い場所でもドラムの各つば板に装着しやすく、ドラムを容易に上昇させて運搬し、下降させて設置させる。【解決手段】ドラムDのつば板Bの下部を支持する第1支持面6と、キャスター7を有する第1支持部材2と、ドラムDのつば板Bの下部を支持する第2支持面8と、キャスター7を有する第2支持部材3と、第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を離間又は近接させ得るように、第1支持部材2と第2支持部材3とに連結する伸縮連結部材4と、伸縮連結部材4を伸縮させる駆動機構5と、を備え、ドラムDのつば板Bの下部を水平方向から挟むように、第1支持部材2と第2支持部材3を置き、第1支持部材2と第2支持部材3の間隔を伸縮連結部材4により近接させ、つば板Bと共にドラムD自体を上昇させるように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、電力ケーブルや通信ケーブルのようなケーブルドラム、線材ドラム、用紙ドラム等のドラムを移動、設置する際に用いるドラム昇降器に関する。
電力ケーブルや通信ケーブルのようなケーブルドラム、線材ドラム又は用紙ドラム等のドラムは、木製の円筒の芯にケーブル、線材、用紙を巻き付け、この円筒の芯の両端に円板状のつば板を具備するものである。このドラムのつば板は、例えば直径が1000mm程度、円筒芯の幅が500mm〜800mm程度あり、作業者が容易に移動させることができない大きさであった。
また、このような重量のあるドラム、特にケーブルドラムを取扱いに際して安全性と、ドラム特有の事情がある。ケーブルドラムによる事故を防止するために、作業現場ではドラムを転がすことは極力避けている。ドラムを移動させる際には、フォークリフトなどの運搬車、ワイヤ、クレーンなどを使用している。やむを得ず転がす場合は、必ずドラム外側に記入してある回転方法(矢印の方向)へ転がしている。これは逆方向へ転がすとケーブルの巻きがゆるむことがあるからである。
このようなドラムを支持して運搬する運搬装置に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1の特開2008−143241号公報「ケーブルドラム運搬装置」のように、ケーブルドラムを運搬するための運搬装置であって、前記ケーブルドラムを転動可能に収容する間隔をあけて互いに平行に配置された一対の収容部材と、該収容部材の各々の一端側に垂直に設けられた一対のリフト部材と、該一対のリフト部材の間に上下動可能に設けられた昇降部材とを具備するフレームと、前記収容部材の他端側及び前記昇降部材の下面に設けられた車輪と、前記一対の収容部材の間に着脱自在に設けられ、転動方向において前記ケーブルドラムの両側に当接して該ケーブルドラムを保持する一対の保持部材と、前記昇降部材を前記リフト部材に対して昇降させる駆動手段とを備えるケーブルドラム運搬装置が提案されている。
特開2008−143241号公報
しかし、特許文献1の「ケーブルドラム運搬装置」は、ケーブルドラムの下部を受け止めるように取り付ける構成である。そこで、この運搬装置は、ケーブルドラムの横幅の広さが必要であり、この運搬装置自体が大きかった。そのため、運搬装置を使用していない時に広い保管場所が必要になるという問題を有していた。
特許文献1の「ケーブルドラム運搬装置」は、その構造上の特性からケーブルドラムに装着する際には、ケーブルドラムの転がり方向(すなわちつば板の面方向)から装着する必要があった。ケーブルドラムの保管場所によっては、ケーブルドラムの転がり方向に空間がない場合がある。このようなときは、ケーブルドラムの向きを変えてから運搬装置を装着するため、煩雑な作業になりやすいという問題を有していた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ドラムのつば板の下部をそれぞれ個別に支持する構成にすることで、装置自体をコンパクトにすることができると共に、狭い場所でもドラムのつば板に装着しやすく、ドラムを容易に上昇させて運搬し、下降させて設置させることができるドラム昇降器を提供することにある。
本発明は、ドラム(D)を運搬、保管する際に、該ドラム(D)を昇降するためのドラム昇降器(1)であって、
ドラム(D)のつば板(B)の下部を支持する第1支持面(6)と、キャスター(7)を有する第1支持部材(2)と、
ドラム(D)のつば板(B)の下部を支持する第2支持面(8)と、キャスター(7)を有する第2支持部材(3)と、
前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)との間隔を離間又は近接させ得るように、該第1支持部材(2)と第2支持部材(3)とにそれぞれ連結される伸縮連結部材(4)と、
前記伸縮連結部材(4)を伸縮させる駆動機構(5)と、を備え、
ドラム(D)のつば板(B)の下部を水平方向から挟むように、前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)を置き、該第1支持部材(2)と第2支持部材(3)の間隔を前記伸縮連結部材(4)により近接させ、つば板(B)と共にドラム(D)を上昇させるように構成した、ことを特徴とする。
前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)のつば板(B)を円滑に上昇させやすいように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の横断面形状がそれぞれ半円筒形状にすることができる。
前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)を構成するつば板(B)が滑らないように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)に滑り止め加工を施すことができる。
前記駆動機構(5)は、足踏みレバー(9)の駆動で前記伸縮連結部材(4)を構成する第1連結部材(4a)と第2連結部材(4b)とを離間又は近接させ得るギヤ構成のものである。
前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)のつば板(B)の種々の板厚に対応できるように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の間隔を調節し得る構成にすることができる。
前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の長手方向に弾性部材(22)で常時押圧されるつば板押圧具(21)を設けることができる。
前記第1支持面(6)と第2支持面(8)が形成された側の各キャスター(7)の車輪の径(7a)は、その反対側の各キャスター(7)の車輪の径(7b)より小さいものを配置することができる。
上記構成の本発明では、使用に際して、ドラム(D)のつば板(B)の下部を水平方向から挟むように、第1支持部材(2)と第2支持部材(3)を置く。このときは、第1支持部材(2)と第2支持部材(3)との間隔を広げておくので、つば板(B)の側方から差し込むことができる。この状態で駆動機構(5)により、伸縮連結部材(4)を縮ませると、第1支持部材(2)と第2支持部材(3)との間隔が狭まり、同時に第1支持面(6)と第2支持面(8)との間隔も狭まる。これらの第1支持面(6)と第2支持面(8)に挟まれているつば板(B)は、そのまま上昇する。同様な方法で他方のつば板(B)も上昇させ、ドラム(D)を持ち上げることができる。この状態でドラム(D)を容易に移動させることができる。ドラム(D)の保管場所に来たら、第1支持面(6)と第2支持面(8)との間隔を広げると、ドラム(D)を下降させ、つば板(B)からドラム昇降器(1)を外すことができ移動作業などが完了する。
本発明は、ドラム(D)の2枚のつば板(B)にそれぞれドラム昇降器(1)を装着して使用する。そこで、つば板(B)の直径はある程度制限はあるが、ドラム(D)の幅方向には制限がないので、幅が極端に長いドラム(D)のような様々な形態のドラム(D)に使用することができる。
本発明のドラム昇降器(1)は、ドラム(D)のつば板(B)の下部のみに装着する構成であるために非常にコンパクトである。このドラム昇降器(1)自体は軽量で運搬しやすい。また、その保管に広い場所をとらない。
第1支持面(6)と第2支持面(8)の横断面形状がそれぞれ半円筒形状のものは、第1支持面(6)と第2支持面(8)を挟めて、ドラム(D)のつば板(B)を上昇させる際に、つば板(B)を円滑に上昇させることができる。
逆に、第1支持面(6)と第2支持面(8)に滑り止め加工を施したものは、第1支持部材(2)と第2支持部材(3)につば板(B)を載せた状態では、つば板(B)が滑らないのでドラム(D)の移動の際に、ドラム昇降器(1)からドラム(D)が不用意に外れづらくなる。
第1支持面(6)と第2支持面(8)の間隔を調節し得る構成になる第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)のつば板(B)の種々の板厚に対応できる。
足踏みレバー(9)の駆動で伸縮連結部材(4)を構成する第1連結部材(4a)と第2連結部材(4b)とを離間又は近接させ得るギヤ構成の駆動機構(5)は、コンパクトな構造であるため、このドラム昇降器(1)の運搬が容易になる。
第1支持面(6)と第2支持面(8)が形成された側のキャスター(7)の車輪の径(7a)が、その反対側のキャスター(7)の車輪の径(7b)より小さいので、ドラム昇降器(1)をつば板(B)の側方から差し込みしやすい。
本発明のドラム昇降器を示す斜視図である。 本発明のドラム昇降器を示す正面図である。 本発明のドラム昇降器を示す平面図である。 本発明のドラム昇降器を示す側面図である。 本発明のドラム昇降器をドラムのつば板に装着して使用する状態を示す正面図であり、(a)はつば板に装着する前の状態、(b)はつば板に装着した状態、(c)はドラムを上昇させた状態である。 ドラム昇降器をドラムに装着した状態を示す平面図である。 ドラム昇降器をドラムに装着した状態を示す正面図である。 ドラム昇降器をドラムに装着した状態を示す側面図である。 第1支持部材と第2支持部材の変形例を示す拡大側面図である。
本発明のドラム昇降器は、ドラムを運搬、保管する際に、ドラムを昇降するための装置であり、ドラムのつば板の下部を水平方向から挟むように、第1支持部材と第2支持部材を置き、第1支持部材と第2支持部材の間隔を伸縮連結部材により狭め、つば板と共にドラム自体を上昇させるように構成した装置である。
<ドラム昇降器の構成>
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明のドラム昇降器を示す斜視図である。図2は本発明のドラム昇降器を示す正面図である。図3は本発明のドラム昇降器を示す平面図である。図4は本発明のドラム昇降器を示す側面図である。
実施例1のドラム昇降器1は、第1支持部材2と第2支持部材3、これらの第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を離間又は近接させる伸縮連結部材4と、この伸縮連結部材4を動作させる駆動機構5とを備えた装置である。この第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を狭めることによりドラムDを昇降させることができる。
第1支持部材2は、ドラムDのつば板Bの下部を支持する第1支持面6と、キャスター7とを有する部材である。第2支持部材3は、同様にドラムDのつば板Bの下部を支持する第2支持面8と、キャスター7とを有する部材である。ここで第1、第2と称したのは、順番、等級を意味するのではなく、略同一形状の構造について区分けするために称したものである。
第1支持部材2は、金属製の細長い板材を、その両端を曲折し、その両端にキャスター7を取り付け、両方のキャスター7の間に第1支持面6を取り付けたものである。この第1支持面6に、これに隣接して伸縮連結部材4を構成する第1連結部材4aを固定したものである。この第1連結部材4aは、その長手方向に対して第1支持部材2の長手方向に直交するように固定したものである。
第2支持部材3は、同様に金属製の細長い板材を、その両端を曲折し、その両端にキャスター7を取り付け、両方のキャスター7の間に第2支持面8を取り付けたものである。この第2支持面8に隣接して伸縮連結部材4を構成する第2連結部材4bを固定したものである。この第2連結部材4bも、その長手方向に対して第2支持部材3の長手方向に直交するように固定したものである。
キャスター7の車輪の外径は、図3と図4に示すように、ドラムDのつば板Bの下部を支持する第1支持面6と第2支持面8が形成された側の車輪7aと、その反対側の車輪7bとでは異なる。図示例では第1支持面6と第2支持面8が形成された側の車輪7aが、その反対側の車輪7bより小さいものを配置している。勿論、本発明のドラム昇降器1をつば板Bの側方から差し込みやすくするためである。キャスター7の車輪の外径は4個全部同じ大きさにすることも可能である。また、キャスター7(車輪)の個数も4個に限定されず、6個、8個と自由に変更することが可能である。
この第1支持面6と第2支持面8は、図1に示すように、横断面形状がそれぞれ半円筒形状になっている。第1支持面6又は第2支持面8は、このよ4うに半円筒形状になっているので、ドラムDのつば板Bを載せやすくなる。更に、第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を狭める際に、つば板Bの下部において移動させやすくなり、結果としてドラムDを円滑に上昇させることができる。なお、支持するつば板Bの下部が接する部材であればよいので、半円筒形状に限定されず、傾斜面を形成したものでもよい。
逆に、ドラムDを構成するつば板Bが滑らないように、第1支持面6と第2支持面8に滑り止め加工を施すことも可能である。この滑り止め加工としては、ゴムシートを貼付したものがある。または、第1支持面6と第2支持面8に凹凸面を形成したものでもよい。
第1支持部材2に第1連結部材4aが、第2支持部材3に第2連結部材4bがそれぞれ固定されることで、1台のドラム昇降器1を形成する。第1連結部材4aと第2連結部材4bとから成る伸縮連結部材4は、図1、図4に示すように、横断面は円形ではなく図示例のように四角形状が好ましい。伸縮連結部材4の軸周りの回転を防止するためである。
<駆動機構の構成>
伸縮連結部材4内に取り付けられた駆動機構5は、第1連結部材4aと第2連結部材4bを離間又は近接させて第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を可変するものである。この駆動機構5は、足踏みレバー9のペダル10を踏んで往復動作させ、ギヤを用いて回転動作に変換する構成のものである。この回転動作で第1連結部材4aと第2連結部材4bの間隔を変化させるものである。例えば、ラッチとピニオン、ウォームギヤ・ウォームホイールなどを用いることができる。第1連結部材4aと第2連結部材4bに軸方向に荷重が掛っても不用意に可動しない構成であれば、種々のギヤ機構を用いることができる。
また、この駆動機構5には、図示しないが停止装置と解除装置を取り付けることが好ましい。停止装置は、第1支持部材2と第2支持部材3を近づけているときに、ドラムDの重量で第1支持部材2と第2支持部材3とが広がることを防止する機能を有する。また、伸縮連結部材4に停止装置を取り付けることが好ましい。解除装置は近づけていた第1支持部材2と第2支持部材3を離して、ドラムDを下すときに使用する。
<使用状態の説明>
図5は本発明のドラム昇降器をドラムのつば板に装着して使用する状態を示す正面図であり、(a)はつば板に装着する前の状態、(b)はつば板に装着した状態、(c)はドラムを上昇させた状態である。
本発明のドラム昇降器1は、これを2台1組で1個のドラムDを昇降させる。ドラムDの2枚のつば板Bにそれぞれドラム昇降器1を装着して使用する。
先ず、図5(a)に示すように、ドラムDのつば板Bの下部を水平方向から挟むように、第1支持部材2と第2支持部材3を置く。このときは、第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を広げておくので、つば板Bの側方から差し込むことができる。
次に、図5(b)に示すように、駆動機構5により、伸縮連結部材4を縮ませると、第1支持部材2と第2支持部材3との間隔が狭まり、同時に第1支持面6と第2支持面8との間隔も狭まる。このとき、第1支持面6と第2支持面8にドラムDの荷重が掛かるが、第1支持部材2と第2支持部材3にはキャスター7が具備されているので、この第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を容易に狭めることができる。
更に、図5(c)に示すように、第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を狭め、同時に第1支持面6と第2支持面8との間隔も狭めていく。これらの第1支持面6と第2支持面8に挟まれているつば板Bを、そのまま上昇させることができる。
同様な方法で他方のつば板Bも上昇させ、ドラムD全体を持ち上げる。第1支持部材2と第2支持部材3にはキャスター7が具備されているので、ドラムDを容易に所望の方向へ移動させることができる。
ドラムDの保管場所に来たら、第1支持面6と第2支持面8との間隔を広げ、ドラムDを下降させ、つば板Bからドラム昇降器1を外し、作業が完了する。
<使用状態の説明>
図6はドラム昇降器をドラムに装着した状態を示す平面図である。図7はドラム昇降器をドラムに装着した状態を示す正面図である。図8はドラム昇降器をドラムに装着した状態を示す側面図である。
図6から図7に示すように、ドラム昇降器1をドラムDのつば板Bに装着して使用する。図示するように、本発明のドラム昇降器1は、ドラムDの大きさに比較して非常にコンパクトな大きさである。本発明のドラム昇降器1はつば板Bの下部の一部を支持するだけで昇降させることができる。
<支持部材の変形例1の構成>
図9は第1支持部材と第2支持部材の変形例を示す拡大側面図である。
第1支持部材2と第2支持部材3の変形例は、第1支持面6と第2支持面8の間隔を自動で調整し得る構成のものである。ドラムDのつば板Bの板厚は一定ではない。図示するように、薄い場合(t1)と厚い場合(t2)がある。そこで、この変形例は、各支持面6,8の長手方向に進退するつば板押圧具21を備えたものである。このつば板押圧具21は、各支持面6,8に載せたつば板Bを、伸縮連結部材4側に押し付ける機能を有し、ドラム昇降器1がつば板Bから外れないようにするためのものである。
つば板固定具21は、各支持面6,8の長手方向にコイルばね等の弾性部材22で常時押圧される略箱形状の部材である。このつば板押圧具21の伸縮連結部材4側は、傾斜面23が形成されている。このつば板押圧具21の傾斜面23につば板Bが当たり、ドラムDの重量でつば板押圧具21を押し返し、容易につば板Bは各支持面6,8に落とし込まれる。ドラム昇降器1はつば板Bに平行に装着されることになる。そこで、ドラム昇降器1がつば板Bから外れづらくなる。
なお、本発明は、ドラムDのつば板Bの下部をそれぞれ個別に支持する構成にすることで、ドラム昇降器1自体をコンパクトにすることができると共に、狭い場所でもドラムDの各つば板Bに装着しやすく、ドラムDを容易に上昇させて運搬し、下降させて設置させることができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明のドラム昇降器は、電力ケーブルや通信ケーブルのようなケーブルドラム、線材ドラム、用紙ドラム等のドラムを移動、設置する際に利用することができる。
1 ドラム昇降器
2 第1支持部材
3 第2支持部材
4 伸縮連結部材
4a 第1連結部材
4b 第2連結部材
5 駆動機構
6 第1支持面
7 キャスター
7a キャスターの車輪の径
7b キャスターの車輪の径
8 第2支持面
21 つば板押圧具
22 弾性部材
D ドラム
B つば板

Claims (7)

  1. ドラム(D)を運搬、保管する際に、該ドラム(D)を昇降するためのドラム昇降器(1)であって、
    ドラム(D)のつば板(B)の下部を支持する第1支持面(6)と、キャスター(7)を有する第1支持部材(2)と、
    ドラム(D)のつば板(B)の下部を支持する第2支持面(8)と、キャスター(7)を有する第2支持部材(3)と、
    前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)との間隔を離間又は近接させ得るように、該第1支持部材(2)と第2支持部材(3)とにそれぞれ連結される伸縮連結部材(4)と、
    前記伸縮連結部材(4)を伸縮させる駆動機構(5)と、を備え、
    ドラム(D)のつば板(B)の下部を水平方向から挟むように、前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)を置き、該第1支持部材(2)と第2支持部材(3)の間隔を前記伸縮連結部材(4)により近接させ、つば板(B)と共にドラム(D)を上昇させるように構成した、ことを特徴とするドラム昇降器。
  2. 前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)のつば板(B)を円滑に上昇させやすいように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の横断面形状がそれぞれ半円筒形状になる、ことを特徴とする請求項1のドラム昇降器。
  3. 前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)を構成するつば板(B)が滑らないように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)に滑り止め加工を施した、ことを特徴とする請求項1のドラム昇降器。
  4. 前記駆動機構(5)は、足踏みレバー(9)の駆動で前記伸縮連結部材(4)を構成する第1連結部材(4a)と第2連結部材(4b)とを離間又は近接させ得るギヤ構成のものである、ことを特徴とする請求項1、2又は3のドラム昇降器。
  5. 前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)のつば板(B)の種々の板厚に対応できるように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の間隔を調節し得る構成にした、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4のドラム昇降器。
  6. 前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の長手方向に弾性部材(22)で常時押圧されるつば板押圧具(21)を設けた、ことを特徴とする請求項5のドラム昇降器。
  7. 前記第1支持面(6)と第2支持面(8)が形成された側の各キャスター(7)の車輪の径(7a)は、その反対側の各キャスター(7)の車輪の径(7b)より小さいものを配置した、ことを特徴とする請求項1のドラム昇降器。
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