JP2019108084A - ドラム昇降器 - Google Patents
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Abstract
Description
ドラム(D)のつば板(B)の下部を支持する第1支持面(6)と、キャスター(7)を有する第1支持部材(2)と、
ドラム(D)のつば板(B)の下部を支持する第2支持面(8)と、キャスター(7)を有する第2支持部材(3)と、
前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)との間隔を離間又は近接させ得るように、該第1支持部材(2)と第2支持部材(3)とにそれぞれ連結される伸縮連結部材(4)と、
前記伸縮連結部材(4)を伸縮させる駆動機構(5)と、を備え、
ドラム(D)のつば板(B)の下部を水平方向から挟むように、前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)を置き、該第1支持部材(2)と第2支持部材(3)の間隔を前記伸縮連結部材(4)により近接させ、つば板(B)と共にドラム(D)を上昇させるように構成した、ことを特徴とする。
前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)を構成するつば板(B)が滑らないように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)に滑り止め加工を施すことができる。
前記駆動機構(5)は、足踏みレバー(9)の駆動で前記伸縮連結部材(4)を構成する第1連結部材(4a)と第2連結部材(4b)とを離間又は近接させ得るギヤ構成のものである。
前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の長手方向に弾性部材(22)で常時押圧されるつば板押圧具(21)を設けることができる。
前記第1支持面(6)と第2支持面(8)が形成された側の各キャスター(7)の車輪の径(7a)は、その反対側の各キャスター(7)の車輪の径(7b)より小さいものを配置することができる。
逆に、第1支持面(6)と第2支持面(8)に滑り止め加工を施したものは、第1支持部材(2)と第2支持部材(3)につば板(B)を載せた状態では、つば板(B)が滑らないのでドラム(D)の移動の際に、ドラム昇降器(1)からドラム(D)が不用意に外れづらくなる。
第1支持面(6)と第2支持面(8)の間隔を調節し得る構成になる第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)のつば板(B)の種々の板厚に対応できる。
第1支持面(6)と第2支持面(8)が形成された側のキャスター(7)の車輪の径(7a)が、その反対側のキャスター(7)の車輪の径(7b)より小さいので、ドラム昇降器(1)をつば板(B)の側方から差し込みしやすい。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明のドラム昇降器を示す斜視図である。図2は本発明のドラム昇降器を示す正面図である。図3は本発明のドラム昇降器を示す平面図である。図4は本発明のドラム昇降器を示す側面図である。
実施例1のドラム昇降器1は、第1支持部材2と第2支持部材3、これらの第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を離間又は近接させる伸縮連結部材4と、この伸縮連結部材4を動作させる駆動機構5とを備えた装置である。この第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を狭めることによりドラムDを昇降させることができる。
伸縮連結部材4内に取り付けられた駆動機構5は、第1連結部材4aと第2連結部材4bを離間又は近接させて第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を可変するものである。この駆動機構5は、足踏みレバー9のペダル10を踏んで往復動作させ、ギヤを用いて回転動作に変換する構成のものである。この回転動作で第1連結部材4aと第2連結部材4bの間隔を変化させるものである。例えば、ラッチとピニオン、ウォームギヤ・ウォームホイールなどを用いることができる。第1連結部材4aと第2連結部材4bに軸方向に荷重が掛っても不用意に可動しない構成であれば、種々のギヤ機構を用いることができる。
図5は本発明のドラム昇降器をドラムのつば板に装着して使用する状態を示す正面図であり、(a)はつば板に装着する前の状態、(b)はつば板に装着した状態、(c)はドラムを上昇させた状態である。
本発明のドラム昇降器1は、これを2台1組で1個のドラムDを昇降させる。ドラムDの2枚のつば板Bにそれぞれドラム昇降器1を装着して使用する。
先ず、図5(a)に示すように、ドラムDのつば板Bの下部を水平方向から挟むように、第1支持部材2と第2支持部材3を置く。このときは、第1支持部材2と第2支持部材3との間隔を広げておくので、つば板Bの側方から差し込むことができる。
ドラムDの保管場所に来たら、第1支持面6と第2支持面8との間隔を広げ、ドラムDを下降させ、つば板Bからドラム昇降器1を外し、作業が完了する。
図6はドラム昇降器をドラムに装着した状態を示す平面図である。図7はドラム昇降器をドラムに装着した状態を示す正面図である。図8はドラム昇降器をドラムに装着した状態を示す側面図である。
図6から図7に示すように、ドラム昇降器1をドラムDのつば板Bに装着して使用する。図示するように、本発明のドラム昇降器1は、ドラムDの大きさに比較して非常にコンパクトな大きさである。本発明のドラム昇降器1はつば板Bの下部の一部を支持するだけで昇降させることができる。
図9は第1支持部材と第2支持部材の変形例を示す拡大側面図である。
第1支持部材2と第2支持部材3の変形例は、第1支持面6と第2支持面8の間隔を自動で調整し得る構成のものである。ドラムDのつば板Bの板厚は一定ではない。図示するように、薄い場合(t1)と厚い場合(t2)がある。そこで、この変形例は、各支持面6,8の長手方向に進退するつば板押圧具21を備えたものである。このつば板押圧具21は、各支持面6,8に載せたつば板Bを、伸縮連結部材4側に押し付ける機能を有し、ドラム昇降器1がつば板Bから外れないようにするためのものである。
2 第1支持部材
3 第2支持部材
4 伸縮連結部材
4a 第1連結部材
4b 第2連結部材
5 駆動機構
6 第1支持面
7 キャスター
7a キャスターの車輪の径
7b キャスターの車輪の径
8 第2支持面
21 つば板押圧具
22 弾性部材
D ドラム
B つば板
Claims (7)
- ドラム(D)を運搬、保管する際に、該ドラム(D)を昇降するためのドラム昇降器(1)であって、
ドラム(D)のつば板(B)の下部を支持する第1支持面(6)と、キャスター(7)を有する第1支持部材(2)と、
ドラム(D)のつば板(B)の下部を支持する第2支持面(8)と、キャスター(7)を有する第2支持部材(3)と、
前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)との間隔を離間又は近接させ得るように、該第1支持部材(2)と第2支持部材(3)とにそれぞれ連結される伸縮連結部材(4)と、
前記伸縮連結部材(4)を伸縮させる駆動機構(5)と、を備え、
ドラム(D)のつば板(B)の下部を水平方向から挟むように、前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)を置き、該第1支持部材(2)と第2支持部材(3)の間隔を前記伸縮連結部材(4)により近接させ、つば板(B)と共にドラム(D)を上昇させるように構成した、ことを特徴とするドラム昇降器。 - 前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)のつば板(B)を円滑に上昇させやすいように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の横断面形状がそれぞれ半円筒形状になる、ことを特徴とする請求項1のドラム昇降器。
- 前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)を構成するつば板(B)が滑らないように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)に滑り止め加工を施した、ことを特徴とする請求項1のドラム昇降器。
- 前記駆動機構(5)は、足踏みレバー(9)の駆動で前記伸縮連結部材(4)を構成する第1連結部材(4a)と第2連結部材(4b)とを離間又は近接させ得るギヤ構成のものである、ことを特徴とする請求項1、2又は3のドラム昇降器。
- 前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、ドラム(D)のつば板(B)の種々の板厚に対応できるように、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の間隔を調節し得る構成にした、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4のドラム昇降器。
- 前記第1支持部材(2)と第2支持部材(3)は、前記第1支持面(6)と第2支持面(8)の長手方向に弾性部材(22)で常時押圧されるつば板押圧具(21)を設けた、ことを特徴とする請求項5のドラム昇降器。
- 前記第1支持面(6)と第2支持面(8)が形成された側の各キャスター(7)の車輪の径(7a)は、その反対側の各キャスター(7)の車輪の径(7b)より小さいものを配置した、ことを特徴とする請求項1のドラム昇降器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017243777A JP2019108084A (ja) | 2017-12-20 | 2017-12-20 | ドラム昇降器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017243777A JP2019108084A (ja) | 2017-12-20 | 2017-12-20 | ドラム昇降器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019108084A true JP2019108084A (ja) | 2019-07-04 |
Family
ID=67178851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017243777A Ceased JP2019108084A (ja) | 2017-12-20 | 2017-12-20 | ドラム昇降器 |
Country Status (1)
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2017
- 2017-12-20 JP JP2017243777A patent/JP2019108084A/ja not_active Ceased
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