JP2019107950A - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Yusuke Sonoda
悠介 園田
邦弘 小嶋
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Abstract

【課題】タイヤにおけるビード耐久力を低下させることなくコスト削減及びリム組性の改善を実現できるタイヤの提供。【解決手段】スチールチェーハー6がビードコア11の底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配され、有機繊維チェーハー7はビードコア11の周りでタイヤ内面側からタイヤ外面側まで巻き上げられたものであって、スチールチェーハー6の上端62Eからタイヤ内面までの幅Aと、スチールチェーハーの上端からタイヤ外面までの幅Bとが、1≦A/B≦2の関係を満たし、プライカバー部材43と第1ビードフィラー121との間に位置する第2ビードフィラー122の厚みCと、プライカバー部材43とスチールチェーハー6との間に位置する補強ゴム層8の厚みDとが、0.8≦D/C≦1.2の関係を満たす構成を含むビード部1を有するものであるタイヤT。【選択図】図2

Description

本発明は、ビード部の構造に特徴を有する重荷重用空気入りラジアルタイヤに関する。
従来 ビード補強のためのスチールチェーハーはタイヤ内面側まで巻き込む構造であった。
下記特許文献1には、中・大型トラック、バス並びにトラクター・トレーラー用タイヤに関し、市場要請に応えるビード部の軽量化、低コストを維持しつつ、トレッドの長寿命走行条件の下でもビード部に故障を生じない構造とすることを目的として、次の構造を備えた重荷重用空気入りラジアルタイヤが開示されている。
すなわち、当該重荷重用空気入りラジアルタイヤは、一対のビードコアにトロイド状に跨るカーカス本体部とビードコアの回りを内側から外側に向かって折り返され径方向外側に延びる折り返し部とからなるスチールコード補強の少なくも一プライのラジアルカーカスと、ビードコア外側近傍からほぼ折り返し部に沿って延在するスチールコード補強のチェーファーとを備えた空気入りラジアルタイヤにおいて、一層以上の繊維コード層を、ビードコア断面の最大幅位置を通るタイヤ回転軸への垂線で囲まれるビードベース側範囲全域から、ビードコア断面の最大径位置迄の範囲内で、ビードコアを取り巻くラジアルカーカスの外面にほぼ沿うよう配してなるビード強化層を備えたものである。
下記特許文献2には、巻き上げ端でのセパレーションが生じ難く、耐久性に優れた重荷重用空気入りラジアルタイヤを提供することを目的として、次の構造を備えた重荷重用空気入りラジアルタイヤが開示されている。
すなわち、当該重荷重用空気入りラジアルタイヤは、一対のビード部に架け渡されるように配されたボディプライと、前記ビード部が有するビードコアおよびそのビードコアのタイヤ外周側に配したゴムフィラーの回りに、内側から外側に巻き上げて係止された巻き上げプライと、からなる少なくとも1枚のカーカスプライを備える重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記巻き上げプライの端部を覆う被覆ゴムと、その被覆ゴムよりも軟質で前記被覆ゴムのタイヤ幅方向両側を覆う軟質ゴムパッドとを備え、前記ボディプライの外周側面から規定リム装着時のリムフランジ外周側端に引いた法線と、前記巻き上げプライの端部との距離が15mm未満としたものである。また、前記軟質ゴムパッドのタイヤ幅方向外側に、タイヤ外周側端が前記巻き上げプライの端部よりもタイヤ径方向外側に配されたスチールコード補強層を備えるものである。
下記特許文献3には、カーカスプライの巻き上げ端だけでなく、スチールチェーハーの端部での故障をも抑制して、ビード部の耐久性に優れる空気入りラジアルタイヤを提供することを目的として、次の構造を備えた空気入りラジアルタイヤが開示されている。
すなわち、当該空気入りラジアルタイヤは、ビード部に埋設されたビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配されたビードフィラーと、前記ビードフィラーを挟み込むように前記ビードコアの周りでタイヤ幅方向の内側から外側に巻き上げられたカーカスプライと、前記ビード部の前記カーカスプライの外方に沿って配され、前記ビードコアの周りでタイヤ幅方向の内側から外側に巻き上げられたスチールチェーハーと、前記ビード部の前記スチールチェーハーの外方に沿って配され、前記ビードコアの周りでタイヤ幅方向の内側から外側に巻き上げられた有機繊維チェーハーとを備えるものである。また、前記スチールチェーハーの巻き上げ端は、U字状のスチールチェーハーカバー部材で覆われており、前記スチールチェーハーの巻き上げラインに対して垂直で前記スチールチェーハーの巻き上げ端を通る線上において、前記スチールチェーハーカバー部材のタイヤ幅方向内側に位置する補強ゴム層の厚みEと、前記有機繊維チェーハーのタイヤ幅方向外側に位置する前記補強ゴム層の厚みFとが、0.8≦F/E≦1.2の関係を満たすものである。さらに、プライカバー部材のゴム硬度は、第2ビードフィラー及び前記補強ゴム層のゴム硬度よりも高く、かつ前記カーカスプライのトッピングゴムのゴム硬度よりも低くしたものである。さらにまた、前記プライカバー部材は、前記カーカスプライの巻き上げ端を覆うU字状の被覆部と、この被覆部からタイヤ径方向外側に向かって延びる延出部とを有し、前記延出部の先端を前記スチールチェーハーの巻き上げ端よりもタイヤ径方向外側に配したものである。
特開平5−112109号公報 特開2006−15951号公報 特開2016−112109号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、リム組性の改善を含めた提案がなされた技術は開示されていない。
本発明は、以上の点に鑑み、タイヤにおけるビード耐久力を低下させることなくコスト削減及びリム組性の改善を実現することにある。
本発明の重荷重用空気入りラジアルタイヤは、ビード部に埋設されたビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配されたビードフィラーと、前記ビードフィラーを挟み込むように前記ビードコアの周りでタイヤ幅方向の内側から外側に巻き上げられたカーカスプライとを備える空気入りタイヤにおいて、前記ビードフィラーは、前記ビードコアに接して配された第1ビードフィラーと、前記第1ビードフィラーのタイヤ幅方向外側に配された第2ビードフィラーとで構成され、ビード補強層として1つ以上のスチールチェーハーと1つ以上の有機繊維チェーハーとを備え、タイヤ外面側から有機繊維チェーハー、スチールチェーハー、カーカスプライの順に配され、前記スチールチェーハーは、ビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配され、前記有機繊維チェーハーは、前記ビードコアの周りでタイヤ内面側からタイヤ外面側まで巻き上げられ、前記第2ビードフィラーのタイヤ幅方向外側に、前記スチールチェーハーの上端及び前記有機繊維チェーハーの巻き上げ端を挟む補強ゴム層が設けられており、前記スチールチェーハーの上端からタイヤ内面までの前記スチールチェーハーの巻き上げ端を通るタイヤ内面の法線に平行な方向の幅Aと、前記スチールチェーハーの上端からタイヤ外面までの前記法線に平行な方向の幅Bとが、1≦A/B≦2の関係を満たし、前記カーカスプライの巻き上げ端はプライカバー部材で覆われており、前記プライカバー部材と前記第1ビードフィラーとの間に位置する前記第2ビードフィラーの厚みCと、前記プライカバー部材と前記スチールチェーハーとの間に位置する前記補強ゴム層の厚みDとが、0.8≦D/C≦1.2の関係を満たすことを特徴とする。
上記のように、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配したことによりリム組性が改善できる。
上記特許文献3に記載の空気入りラジアルタイヤは、スチールチェーハーがビードコアの周りでタイヤ幅方向の内側から外側に巻き上げられている点において本発明と相違し、特許文献3に記載のものではリム組性の改善は実現できない。また、上記特許文献1に記載の重荷重用空気入りラジアルタイヤは、ゴム被覆された有機繊維コードよりなるビード強化層と、該層の端縁がスチールチェーハーと突き合わせ又は重ね合わせて一連に構成したものを備えたものであり、本発明はスチールチェーハーとは別に有機繊維チェーハーをビードコアの周りでタイヤ内面側からタイヤ外面側まで巻き上げている点において相違する。
また、本発明は、前記スチールチェーハーの上端からタイヤ内面までの前記スチールチェーハーの巻き上げ端を通るタイヤ内面の法線に平行な方向の幅Aと、前記スチールチェーハーの上端からタイヤ外面までの前記法線に平行な方向の幅Bとが、1≦A/B≦2の関係を満たすことにより、スチールチェーハーの端部を起点とした故障を抑制することができる。
さらに、前記カーカスプライの巻き上げ端はプライカバー部材で覆われており、前記プライカバー部材と前記第1ビードフィラーとの間に位置する前記第2ビードフィラーの厚みCと、前記プライカバー部材と前記スチールチェーハーとの間に位置する前記補強ゴム層の厚みDとが、0.8≦D/C≦1.2の関係を満たすことにより、カーカスプライの巻き上げ端を起点とした故障を抑制することができる。
本発明は、上記のように、スチールチェーハーの上端からタイヤ内面までの幅Aとスチールチェーハーの上端からタイヤ外面までの幅Bとを特定してスチールチェーハーの端部を起点とした故障を抑制し、第2ビードフィラーの厚みCと補強ゴム層の厚みDとを特定してカーカスプライの巻き上げ端を起点とした故障を抑制した点において、上記特許文献1及び2とは相違する。
また、本発明の重荷重用空気入りラジアルタイヤは、上記の構成に加えて、前記スチールチェーハーの上端はU字状のスチールチェーハーカバー部材で覆われており、スチールチェーハーの上端に対して垂直でスチールチェーハーの上端を通る線上において、スチールチェーハーカバー部材のタイヤ幅方向内側に位置する補強ゴム層の厚みEと、有機繊維チェーハーのタイヤ幅方向外側に位置する補強ゴム層の厚みFとが、0.8≦F/E≦1.2の関係を満たす構成としてもよい。
このように構成した場合には、スチールチェーハー端部を起点とした故障を、さらに抑制することができる。
さらに、本発明の重荷重用空気入りラジアルタイヤは、上記の各構成に加えて、カーカスプライの巻き上げ端はスチールチェーハーの上端よりタイヤ径方向内側にあり、スチールチェーハーの上端は有機繊維チェーハー巻き上げ端よりタイヤ径方向内側にある構成としてもよい。
このように構成した場合には、上記特許文献1に記載の重荷重用空気入りラジアルタイヤは、カーカスプライの巻き上げ端がスチールチェーハーの上端よりタイヤ径方向外側にある点において相違する。
さらにまた、本発明の重荷重用空気入りラジアルタイヤは、上記の構成に加えて、空気入りタイヤがチューブタイヤである構成としてもよい。
一般に、重荷重用チューブレスタイヤの場合、高内圧充填によるビードのフランジ乗り越えを防止するため15°テーパー角のリム形状を持つ。しかし、重荷重用チューブタイヤは、一般に、これらとは異なる5°テーパー角のリム形状としている。したがって、上記のように本発明の構成をチューブタイヤに採用すれば、リム組性を改善することができる。
本発明に係る重荷重用空気入りラジアルタイヤは、上記のように構成したことにより、カーカスプライの巻き上げ端を起点とした故障を抑制することができると共にスチールチェーハーの端部を起点とした故障を抑制することができ、しかも、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配したことにより、スチールチェーハーの使用量が削減できてコストが削減でき、カーカスプライ下方におけるゴム厚を確保することができるので、リム組性が改善できる効果がある。
本発明の重荷重用空気入りラジアルタイヤの一例を示すタイヤ子午線断面図である。 図1のタイヤのビード部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る重荷重用空気入りラジアルタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)Tの一例であって、標準リム装着時におけるタイヤ子午線断面である。標準リム装着時とは、タイヤサイズに対応してJATMAに規定されるリムにタイヤを装着し、空気圧50kPaの空気を充填した状態を指す。図2は、当該タイヤTのビード部1を拡大した断面図である。
前記タイヤTは、一対のビード部1と、ビード部1からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ径方向外側端に連なるトレッド部3とを備える。ビード部1にはビードコア11が埋設され、ビードコア11のタイヤ径方向外側にはビードフィラー12が配されている。
また、タイヤTは、トレッド部3からサイドウォール部2を経てビード部1に至り、ビードフィラー12を挟み込むようにビードコア11の周りでタイヤ幅方向の内側から外側に巻き上げられたカーカスプライ4を備える。
ビードコア11は、ゴムで被覆したワイヤを積層巻回した収束体により構成され、タイヤ周方向に沿って環状に形成されている。ビードフィラー12は、タイヤ径方向外側に向けて先細りとなる形状を有し、その先端は、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eよりもタイヤ径方向外側に配されている。
ビードフィラー12は、ビードコア11に接して配された第1ビードフィラー121と、第1ビードフィラー121のタイヤ幅方向外側に配された第2ビードフィラー122とで構成されている。第1ビードフィラー121は、断面がタイヤ径方向外側に延びる略三角形状であり、第2ビードフィラー122は、第1ビードフィラー121の外側に隣接して配されており、ビードフィラー12は、断面が全体としてタイヤ径方向外側に延びる略三角形状である。第1ビードフィラー121は、第2ビードフィラー122よりも高硬度となっている。例えば、第1ビードフィラー121のゴム硬度は110以上であり、第2ビードフィラー122のゴム硬度は100以下である。なお、本発明におけるゴム硬度は、JIS K6253−1−2012 3.2 デュロメータ硬さ(durometer hardness)である。
カーカスプライ4は、トレッド部3からサイドウォール部2を経てビード部1に至る本体部41に、ビードコア11及びビードフィラー12のタイヤ幅方向外側に配される巻き上げ部42を一連に設けてある。巻き上げ端4Eは、巻き上げ部42の端部である。カーカスプライ4は、タイヤ周方向に対して略直交する方向に配列した複数のカーカスコードをゴムで被覆して形成されている。カーカスコードの材料には、スチール等の金属や、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、アラミド等の有機繊維が好適に使用される。
また、タイヤTは、スチールコードを含んだスチールチェーハー6を備える。スチールチェーハー6は、ビードコア11の底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配されており、61Eはスチールチェーハー6の下端であり、62Eはスチールチェーハー6の上端である。なお、61Eはスチールチェーハー6におけるスチールコードが内装されたスチールチェーハーとして機能する部分(図2におけるハッチング部分)の下端であり、その下方の領域6’はスチールコードが入っておらず、カーカスプライ、有機繊維チェーハー及びスチールチェーハーの各トッピングゴムが集合して形成されたゴム部材である。
スチールチェーハー6は、タイヤ径方向に対して傾斜する方向に配列した複数のスチールコードをゴムで被覆して形成されている。この複数のスチールコードは相互に平行に配列されており、タイヤ径方向に対する傾斜角度は、例えば50〜80°に設定される。スチールチェーハー6は、カーカスプライ4を包むようにして、カーカスプライ4に外方から接している。スチールコードのエンド数(コード幅方向1インチあたりのコード本数)は10本/インチ以上が好ましく、スチールコードのコード径は0.9mm以上が好ましい。
さらに、タイヤTは、有機繊維コードを含んだ有機繊維チェーハー7を有する。有機繊維チェーハー7は、そのタイヤ幅方向外側に位置する部分のみがスチールチェーハー6の外方に沿って配され、全体としてはビードコア11の周りでタイヤ幅方向の内側から外側に巻き上げられている。すなわち、有機繊維チェーハー7は、カーカスプライ本体部41のタイヤ幅方向内側に位置する内側部71に、スチールチェーハー6のタイヤ幅方向外側に位置する外側部(有機繊維チェーハー7の巻き上げ部に相当)72を一連に設けてある。内側端71Eは、タイヤ幅方向内側に位置する有機繊維チェーハー7(内側部71)の端部であり、巻き上げ端72E(有機繊維チェーハー7の外側端に相当)は、タイヤ幅方向外側に位置する有機繊維チェーハー7(外側部72)の端部である。
有機繊維チェーハー7は、タイヤ径方向に対して傾斜する方向に配列した複数の有機繊維コードをゴムで被覆して形成されている。この複数の有機繊維コードは相互に平行に配列されており、タイヤ径方向に対する傾斜角度は、例えば30〜60°に設定される。有機繊維コードの材料としては、ナイロンやポリエステル、レーヨン、アラミド等が例示される。有機繊維チェーハー7は、その外側部72がスチールチェーハー6を包むようにして、スチールチェーハー6に外方から接している。有機繊維コードのエンド数は15本/インチ以上が好ましく、有機繊維コードのコード径は0.4mm以上が好ましい。
第2ビードフィラー122のタイヤ幅方向外側には、スチールチェーハー6の上端62E及び有機繊維チェーハー7の巻き上げ端72Eをタイヤ幅方向の両側から挟み込むようにして補強ゴム層8が設けられている。補強ゴム層8は、第2ビードフィラー122のタイヤ幅方向外側に隣接して配されている。カーカスプライ4の巻き上げ端4Eは、第2ビードフィラー122と補強ゴム層8によって挟まれている。
第1ビードフィラー121の上端121Eは、スチールチェーハー6の上端62Eよりもタイヤ径方向内側に配されている。また、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eは、スチールチェーハー6の上端62Eよりもタイヤ径方向内側に配されている。
また、有機繊維チェーハー7の巻き上げ端72Eは、スチールチェーハー6の上端62Eよりもタイヤ径方向外側に配されている。
したがって、有機繊維チェーハー7、スチールチェーハー6及びカーカスプライ4は、タイヤ外面側から有機繊維チェーハー7、スチールチェーハー6、カーカスプライ4の順に配されており、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eはスチールチェーハー6の上端62Eよりタイヤ径方向内側にあり、スチールチェーハーの上端62Eは有機繊維チェーハー巻き上げ端72Eよりタイヤ径方向内側にある構成となる。
上記のように端部を配したスチールチェーハー6により、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eを起点としたセパレーションなどの故障が抑制できる。更には、上記のように端部を配した有機繊維チェーハー7により、スチールチェーハー6の下端61E及び上端62Eを起点としたセパレーションなどの故障が抑制できる。
有機繊維チェーハー7は少なくとも二層で構成されることが好ましく、本実施形態の有機繊維チェーハー7は、タイヤ径方向に対する有機繊維コードが相互に逆向きに傾斜するように重ねられた二層で構成されている。上述した有機繊維チェーハーの端部の位置関係は、その有機繊維チェーハーを構成する複数の層のうち少なくとも1層により満たされていればよいが、本実施形態のように全ての層により満たされていることが好ましい。
図2に示す幅Aは、スチールチェーハー6の巻き上げ端62Eからタイヤ内面までの法線NL1に平行な方向の距離である。法線NL1は、スチールチェーハー6の巻き上げ端62Eを通るタイヤ内面の法線である。幅Bは、スチールチェーハー6の巻き上げ端62Eからタイヤ外面までの法線NL1に平行な方向の距離である。幅Aと幅Bとは、1≦A/B≦2の関係を満たしている。これにより、タイヤ内面及びタイヤ外面からスチールチェーハー6までの距離を確保できるのでスチールチェーハー6の端部を起点とした故障が効果的に抑制できる。
カーカスプライ4の巻き上げ端4Eは、プライカバー部材43で覆われている。これにより、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eを起点とした故障が抑制できる。プライカバー部材43は、ナイロンコードなどの有機繊維コードにゴム引きして構成されている。
プライカバー部材43のゴム硬度は、第2ビードフィラー122及び補強ゴム層8のゴム硬度よりも高く、かつカーカスプライ4のトッピングゴムのゴム硬度よりも低いことが好ましい。カーカスプライ4の周囲のゴムのゴム硬度を外側へ向かって徐々に減少させることで、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eでのひずみを低減させることができるため、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eを起点とした故障が抑制できる。例えば、プライカバー部材43のゴム硬度は101〜103であり、第2ビードフィラー122及び補強ゴム層8のゴム硬度は100以下であり、カーカスプライ4のトッピングゴムのゴム硬度は104〜106である。第2ビードフィラー122と補強ゴム層8のゴム硬度は、同じであってもよいが、補強ゴム層8のゴム硬度は、第2ビードフィラー122のゴム硬度よりも低くして、発熱しにくくすることもできる。また、スチールチェーハー6のトッピングゴムのゴム硬度は104〜106である。
プライカバー部材43は、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eを覆うU字状の被覆部431と、この被覆部431からタイヤ径方向外側に向かって延びる延出部432とを有し、この延出部432の先端432Eは、スチールチェーハー6の巻き上げ端62Eよりもタイヤ径方向外側に配されることが好ましい。これにより、プライカバー部材43の延出部432によってスチールチェーハー6の巻き上げ端62Eを保護できるため、スチールチェーハー6の巻き上げ端62Eを起点とした故障が抑制できる。延出部432は、第2ビードフィラー122と補強ゴム層8の境界部分に沿って配されている。延出部432は、スチールチェーハー6の巻き上げ端62Eを確実に保護できるように、10mm以上が好ましい。
プライカバー部材43と第1ビードフィラー121との間に位置する第2ビードフィラー122の厚みCと、プライカバー部材43とスチールチェーハー6との間に位置する補強ゴム層8の厚みDとは、0.8≦D/C≦1.2の関係を満たしている。これにより、カーカスプライ4を同程度の厚みの第2ビードフィラー122と補強ゴム層8とで両側から挟み込むことができるため、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eを起点とした故障が効果的に抑制できる。なお、厚みC及び厚みDは、カーカスプライ4の巻き上げ端4Eに対して垂直で巻き上げ端4Eを通る線上における厚みである。
スチールチェーハー6の巻き上げ端62Eは、U字状のスチールチェーハーカバー部材63で覆われている。これにより、スチールチェーハー6の巻き上げ端62Eを起点とした故障が抑制できる。スチールチェーハーカバー部材63は、ナイロンコードなどの有機繊維コードにより構成されている。
線NL2は、スチールチェーハー6の巻き上げ端62Eに対して垂直でスチールチェーハー6の巻き上げ端62Eを通る線である。この線NL2上において、スチールチェーハーカバー部材63のタイヤ幅方向内側に位置する補強ゴム層8の厚みEと、有機繊維チェーハー7のタイヤ幅方向外側に位置する補強ゴム層8の厚みFとが、0.8≦F/E≦1.2の関係を満たすことが好ましい。これにより、スチールチェーハー7を同程度の厚みの補強ゴム層8で両側から挟み込むことができるため、スチールチェーハー7の巻き上げ端62Eを起点とした故障が効果的に抑制できる。
本発明のタイヤは、ビード部を上記の如く構成すること以外は、通常の空気入りラジアルタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用することができる。上記の如きビード構造は、少なくとも片側のビード部に適用されていればよいが、両側のビード部に適用することが好ましい。
本発明に係るタイヤは、ビード部の耐久性に優れるため、トラックやバス、産業車両、建設車両などの車両重量が重い車両に使用される重荷重用空気入りラジアルタイヤとして有用である。また、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配しているのでリム組性が改善でき、特にチューブ入りの重荷重用空気入りラジアルタイヤに好適である。
本発明の構成と効果を具体的に示すため、ビード部の耐久性試験及びリム組性改善試験を行ったので、以下に説明する。試験に供したタイヤのサイズは11.00R20であり、8.00Vのリムに装着した。
耐久性試験では、内圧830kPa、荷重32.9kN(24時間ごとに10%増加)、速度25km/hの条件において、直径1700mmのドラム上で、ビード部が故障するまでタイヤを走行させた。そして、その走行距離に対し、比較例1の結果を100としたときの指数で評価した。また、試験走行後のタイヤに対し、スチールチェーハーの巻き上げ端とカーカスプライの巻き上げ端でのクラック(セパレーションが進展したもの)の有無及びその他の位置での故障の有無を確認した。
リム組性改善試験では、タイヤの自重のみでリムにタイヤがはまる場合は改善されたと評価し、力を加えるとリムにタイヤがはまる場合は改善されていないと評価し、力を加えてもリムにタイヤがはまらない場合は悪化したと評価した。
そして、下記実施例1〜3及び比較例1〜5について、上記の試験を行い、その結果を表1にまとめた。
実施例1のタイヤにおいては、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配した。
スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ内面までの距離Aとスチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ外面までの距離Bとの比A/Bは、1≦A/B≦2の範囲に入る1.5とした。
プライカバー部材と第1ビードフィラーとの間の第2ビードフィラーの厚みCとプライカバー部材とスチールチェーハーとの間の第2ビードフィラーの厚みDとの比C/Dは、0.8≦D/C≦1.2の範囲に入る1.0とした。
実施例2のタイヤにおいては、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配した。
スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ内面までの距離Aとスチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ外面までの距離Bとの比A/Bは、実施例1と同様に1≦A/B≦2の範囲に入る1.5とした。
プライカバー部材と第1ビードフィラーとの間の第2ビードフィラーの厚みCとプライカバー部材とスチールチェーハーとの間の第2ビードフィラーの厚みDとの比C/Dは、0.8≦D/C≦1.2の範囲の下限の0.8とした。
実施例3のタイヤにおいては、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配した。
スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ内面までの距離Aとスチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ外面までの距離Bとの比A/Bは、1≦A/B≦2の上限の2.0とした。
プライカバー部材と第1ビードフィラーとの間の第2ビードフィラーの厚みCとプライカバー部材とスチールチェーハーとの間の第2ビードフィラーの厚みDとの比C/Dは、0.8≦D/C≦1.2の範囲に入る1.0とした。
「比較例1」
比較例1のタイヤにおいては、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配した。
スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ内面までの距離Aとスチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ外面までの距離Bとの比A/Bは、1≦A/B≦2の上限を超える2.5とした。
プライカバー部材と第1ビードフィラーとの間の第2ビードフィラーの厚みCとプライカバー部材とスチールチェーハーとの間の第2ビードフィラーの厚みDとの比C/Dは、0.8≦D/C≦1.2の上限を超える2とした。
「比較例2」
比較例2のタイヤにおいては、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配した。
スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ内面までの距離Aとスチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ外面までの距離Bとの比A/Bは、1≦A/B≦2の範囲に入る1.5とした。
プライカバー部材と第1ビードフィラーとの間の第2ビードフィラーの厚みCとプライカバー部材とスチールチェーハーとの間の第2ビードフィラーの厚みDとの比C/Dは、0.8≦D/C≦1.2の上限を超える2.0とした。
「比較例3」
比較例3のタイヤにおいては、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配した。
スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ内面までの距離Aとスチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ外面までの距離Bとの比A/Bは、1≦A/B≦2の下限未満の0.8とした。
プライカバー部材と第1ビードフィラーとの間の第2ビードフィラーの厚みCとプライカバー部材とスチールチェーハーとの間の第2ビードフィラーの厚みDとの比C/Dは、0.8≦D/C≦1.2の上限を超える2.0とした。
「比較例4」
比較例4のタイヤにおいては、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配した。
スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ内面までの距離Aとスチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ外面までの距離Bとの比A/Bは、1≦A/B≦2のの範囲に入る1.5とした。
プライカバー部材と第1ビードフィラーとの間の第2ビードフィラーの厚みCとプライカバー部材とスチールチェーハーとの間の第2ビードフィラーの厚みDとの比C/Dは、0.8≦D/C≦1.2の下限未満の0.5とした。
「比較例5」
比較例5のタイヤにおいては、スチールチェーハーをタイヤ内面側まで巻き込んだ構造とした。
スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ内面までの距離Aとスチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ外面までの距離Bとの比A/Bは、1≦A/B≦2の範囲に入る1.5とした。
プライカバー部材と第1ビードフィラーとの間の第2ビードフィラーの厚みCとプライカバー部材とスチールチェーハーとの間の第2ビードフィラーの厚みDとの比C/Dは、0.8≦D/C≦1.2の範囲に入る1.0とした。
表1に示すように、比較例5は、スチールチェーハーをタイヤ内面側まで巻き込んだ構造としているために、走行距離指数170でもクラックや故障は発生していないとしても、リム組性は改善されていない。それ以外の実施例1〜3及び比較例1〜4は、スチールチェーハーをビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配しいるため全てリム組性が改善された。
そこで、実施例1〜3及び比較例1〜4についてビード耐久力の低下の度合を確認すると、実施例1は走行距離指数170まで、実施例2は走行距離指数160まで、実施例3は走行距離指数140まではクラックや故障が発生していない。一方、比較例3及び4は走行距離指数90でクラックが発生しているので明らかにビード耐久力が低下しているといえる。比較例2は走行距離指数140までクラックが発生していないが、その結果として、実施例1〜3は、ビート耐久力が向上したかまたは少なくともビード耐久力は低下していないといえる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
T………タイヤ
1………ビード部
11……ビードコア
12……ビードフィラー
121…第1ビードフィラー
121E…第1ビードフィラーの上端
122…第2ビードフィラー
2………サイドウォール部
3………トレッド部
4………カーカスプライ
41……カーカスプライの本体部
42……カーカスプライの巻き上げ部
4E……カーカスプライの巻き上げ端
43……プライカバー部材
431…プライカバー部材のU字状の被覆部
432…プライカバー部材の延出部
432E…プライカバー部材の延出部の先端
6………スチールチェーハー
6’……ゴム部材からなる領域
61E…スチールチェーハーの下端
62E…スチールチェーハーの上端
63……スチールチェーハーカバー部材
7………有機繊維チェーハー
71……有機繊維チェーハーの内側部
71E…有機繊維チェーハーの内側端
72……有機繊維チェーハーの外側部
72E…有機繊維チェーハーの巻き上げ端
8………補強ゴム層
A………スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ内面まで距離
B………スチールチェーハーの巻き上げ端からタイヤ外面まで距離
C………プライカバー部材と第1ビードフィラーとの間の第2ビードフィラーの厚み
D………プライカバー部材とスチールチェーハーとの間の第2ビードフィラーの厚み
NL1…スチールチェーハーの巻き上げ端を通るタイヤ内面の法線
NL2…スチールチェーハーの巻き上げ端に対して垂直でスチールチェーハーの巻き上げ端を通る線
E………スチールチェーハーカバー部材のタイヤ幅方向内側に位置する補強ゴム層の厚み
F………有機繊維チェーハーのタイヤ幅方向外側に位置する補強ゴム層の厚み

Claims (4)

  1. ビード部に埋設されたビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配されたビードフィラーと、前記ビードフィラーを挟み込むように前記ビードコアの周りでタイヤ幅方向の内側から外側に巻き上げられたカーカスプライとを備える空気入りタイヤにおいて、
    前記ビードフィラーは、前記ビードコアに接して配された第1ビードフィラーと、前記第1ビードフィラーのタイヤ幅方向外側に配された第2ビードフィラーとで構成され、
    ビード補強層として1つ以上のスチールチェーハーと1つ以上の有機繊維チェーハーとを備え、
    タイヤ外面側から有機繊維チェーハー、スチールチェーハー、カーカスプライの順に配され、
    前記スチールチェーハーは、ビードコアの底面に対して径方向外側であってタイヤ外面側のみに配され、
    前記有機繊維チェーハーは、前記ビードコアの周りでタイヤ内面側からタイヤ外面側まで巻き上げられ、
    前記第2ビードフィラーのタイヤ幅方向外側に、前記スチールチェーハーの上端及び前記有機繊維チェーハーの巻き上げ端を挟む補強ゴム層が設けられており、
    前記スチールチェーハーの上端からタイヤ内面までの前記スチールチェーハーの巻き上げ端を通るタイヤ内面の法線に平行な方向の幅Aと、前記スチールチェーハーの上端からタイヤ外面までの前記法線に平行な方向の幅Bとが、1≦A/B≦2の関係を満たし、
    前記カーカスプライの巻き上げ端はプライカバー部材で覆われており、
    前記プライカバー部材と前記第1ビードフィラーとの間に位置する前記第2ビードフィラーの厚みCと、前記プライカバー部材と前記スチールチェーハーとの間に位置する前記補強ゴム層の厚みDとが、0.8≦D/C≦1.2の関係を満たす
    ことを特徴とする重荷重用空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記スチールチェーハーの上端はU字状のスチールチェーハーカバー部材で覆われており、
    スチールチェーハーの上端に対して垂直でスチールチェーハーの上端を通る線上において、スチールチェーハーカバー部材のタイヤ幅方向内側に位置する補強ゴム層の厚みEと、有機繊維チェーハーのタイヤ幅方向外側に位置する補強ゴム層の厚みFとが、0.8≦F/E≦1.2の関係を満たす
    ことを特徴とする請求項1に記載の重荷重用空気入りラジアルタイヤ。
  3. カーカスプライの巻き上げ端はスチールチェーハーの上端よりタイヤ径方向内側にあり、スチールチェーハーの上端は有機繊維チェーハー巻き上げ端よりタイヤ径方向内側にある
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 空気入りタイヤがチューブタイヤである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の重荷重用空気入りラジアルタイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022183376A1 (zh) * 2021-03-02 2022-09-09 横滨橡胶株式会社 充气轮胎

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