JP2019106764A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転子の固定子に対する安定した回転状態を確保する。【解決手段】固定子と前記固定子に対して回転される回転子とを備えた電動機であって、前記回転子は、回転支点となるシャフトと、前記シャフトが挿入されるロータコアと、前記ロータコアを前記シャフトに固定する複数の固定部材とを有し、複数の前記固定部材は前記回転子の周方向において等間隔に離隔して位置され、前記シャフトには軸方向に直交する方向において前記ロータコア側に開口された複数の第1の固定溝が形成され、前記ロータコアには前記軸方向に直交する方向において前記シャフト側に開口された複数の第2の固定溝が形成され、前記固定部材が前記シャフトと前記ロータコアの間に圧入された状態で前記第1の固定溝を形成する第1の壁面に少なくとも二点において接触されると共に前記第2の固定溝を形成する第2の壁面に少なくとも二点において接触される。【選択図】図3

Description

本発明は、固定子と固定子に対して回転される回転子とを備えた電動機についての技術分野に関する。
電動機に備えられた回転子は、回転支点となるシャフトと、シャフトが挿入されシャフトと共に回転されるロータコアとを有している。電気自動車等の車両に搭載される電動機においては、一般的に、シャフトとロータコアの間にシャフトの挿入を可能にするための微小な隙間が存在する。
ところで、回転子の安定した回転状態を維持するためには、シャフトとロータコアの回転軸が同軸にされ、シャフトとロータコアの回転位相が一致されていることが望ましい。しかし、シャフトとロータコアの間には隙間が存在するため、この隙間によりシャフトとロータコアの回転軸及び回転位相がずれる懸念がある。
そこで、シャフトとロータコアの間に存在する隙間の影響を低減させる技術が知られている。例えば、特許文献1においては、シャフトとロータコアの間にスプリングを配置することで、シャフトとロータコアの回転軸のずれを抑制している。また、ロータコアをシャフトに焼き嵌めることで、ロータコアとシャフトの回転軸及び回転位相が一致するようにロータコアをシャフトに固定する例もある。
特開平6−261476号公報
しかし、シャフトとロータコアの間にスプリング等の中間部材を配置した場合には、スプリングの変形によりシャフトとロータコアの回転位相を精度よく一致させ難い。また、シャフトとロータコアを焼き嵌めによって固定する場合には、部材を加熱するための設備や加熱した部材の処理が必要であるため、製造コストが増加するという問題があった。
そこで、本発明は、製造コストの増加を抑制しつつ、回転子の固定子に対する安定した回転状態を確保することを目的とする。
本発明に係る電動機は、固定子と前記固定子に対して回転される回転子とを備えた電動機であって、前記回転子は、回転支点となるシャフトと、前記シャフトが挿入されるロータコアと、前記ロータコアを前記シャフトに固定する複数の固定部材とを有し、複数の前記固定部材は前記回転子の周方向において等間隔に離隔して位置され、前記シャフトには軸方向に直交する方向において前記ロータコア側に開口された複数の第1の固定溝が形成され、前記ロータコアには前記軸方向に直交する方向において前記シャフト側に開口された複数の第2の固定溝が形成され、前記固定部材が前記シャフトと前記ロータコアの間に圧入された状態で前記第1の固定溝を形成する第1の壁面に少なくとも二点において接触されると共に前記第2の固定溝を形成する第2の壁面に少なくとも二点において接触されるものである。
これにより、周方向において等間隔に位置された複数の固定部材がシャフトとロータコアにそれぞれ少なくとも二点ずつ接触された状態で圧入されるため、ロータコアが固定部材によってシャフトに位置決めされた状態で固定される。
上記した電動機においては、前記固定部材は前記軸方向に直交する方向における断面形状が円形状に形成され、前記第1の壁面には前記ロータコアに近付くに従って互いに遠ざかり前記固定部材が接触される一対の傾斜面が形成され、前記第2の壁面には前記シャフトに近付くに従って互いに遠ざかり前記固定部材が接触される一対の傾斜面が形成されることが望ましい。
これにより、軸方向に直交する方向における断面形状が円形状に形成された固定部材が、傾斜面に接触された状態でシャフトとロータコアの間に圧入される。
上記した電動機においては、前記固定部材が球状に形成されることが望ましい。
これにより、球状の固定部材がシャフトとロータコアの間に圧入される。
上記した電動機においては、前記固定部材が二つ設けられることが望ましい。
これにより、二つの固定部材は周方向に180°離隔して位置される。
上記した電動機においては、前記ロータコアには前記軸方向において前記固定部材が押し当てられる被押当面が形成されることが望ましい。
これにより、固定部材が被押当面に押し当てられる位置までシャフトとロータコアの間に挿入可能にされる。
上記した電動機においては、前記ロータコアに前記シャフト側に突出された突出部が設けられ、前記シャフトに前記突出部が挿入される挿入溝が形成されることが望ましい。
これにより、ロータコアの突出部がシャフトの挿入溝に挿入されて、ロータコアが周方向においてシャフトに位置決めされる。
本発明によれば、周方向において等間隔に位置された複数の固定部材がシャフトとロータコアにそれぞれ少なくとも二点ずつ接触された状態で圧入されるため、ロータコアが固定部材によってシャフトに位置決めされた状態で固定される。従って、シャフトとロータコアの位相ずれが防止され、シャフトとロータコアの回転軸が同軸になるように調心されると共にロータコアからシャフトへのトルクの伝達効率が向上されることで、回転子の固定子に対する安定した回転状態を確保することができる。
図2乃至図6と共に本発明の電動機の実施の形態を示すものであり、本図は電動機の分解斜視図である。 ロータコアの第1のコア部の断面図である。 回転子を図2のIII−III線で示す断面図である。 ロータコアの第2のコア部の断面図である。 第1の固定溝と第2の固定溝と固定部材に係る変形例である。 固定部材に係る変形例である。
<電動機の構成>
以下に、本発明の電動機を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
電動機100は、例えば、電気自動車やハイブリッド電気自動車等の電気を動力とする車両に搭載され、駆動用モータとして用いられる。
電動機100は、ハウジング1と固定子2と固定子2に対して回転される回転子3と回転子3の回転角度を検出するレゾルバ4とを有している(図1参照)。
ハウジング1は、一方に開口された箱状のケース体5とケース体5の開口5aを閉塞するカバー体6とを有している。ハウジング1の内部空間は、固定子2と回転子3とレゾルバ4が収納される収納空間1aとして形成されている。
ケース体5には開口5aと反対側の端部における中央部に取付孔5bが形成されている。カバー体6の略中央部には取付孔5bと同じ方向に貫通された取付孔6aが形成されている。
固定子2は、円筒状のステータコア2aとステータコア2aに巻回された図示しないコイルとを有している。ステータコア2aは、例えば、複数の電磁鋼板が積層されて形成されている。
回転子3は、回転支点となるシャフト7とシャフト7が挿入されシャフト7と共に回転される円筒状のロータコア8とを有している。ロータコア8は、例えば、複数の電磁鋼板が積層されて形成されている。ロータコア8の内部には、図示しない磁石等の磁性体が配置されている。
シャフト7の軸方向における両端部にはそれぞれベアリング9、9が取り付けられている。ベアリング9、9は外輪が取付孔5bと取付孔6aに挿入された状態でケース体5とカバー体6に取り付けられ、内輪がシャフト7に取り付けられている。従って、シャフト7はハウジング1に対してベアリング9、9を介して回転可能に支持されている。ベアリング9、9はシャフト7の荷重を受けてシャフト7の回転を円滑に行う機能を有している。
レゾルバ4は、円筒状のレゾルバステータ4aとレゾルバステータ4aの内部に配置されたレゾルバロータ4bとを有している。レゾルバステータ4aはカバー体6の内面に固定され、レゾルバロータ4bは回転子3に取り付けられている。レゾルバロータ4bはシャフト7の一部に固定され、シャフト7と共に回転される。
<回転子の構成>
続いて、図1乃至図3を参照して回転子3の構成を詳述する。
先ず、シャフト7の構成を説明する。シャフト7は、回転子3の軸方向に延びる本体部10と、本体部10の軸方向における一端寄りの部分から外方に張り出された鍔部11とを有している(図3参照)。鍔部11の軸方向における一方の端面は、ロータコア8の一部が突き当てられる突き当て面11aとして形成されている。
本体部10は、小径部12、12と大径部13とを有している。小径部12、12は本体部10の軸方向における両端部として設けられている。大径部13は小径部12、12の間に位置されている。小径部12、12と大径部13の中心軸は一致されている。一方の小径部12にはレゾルバロータ4bが取り付けられ、大径部13はロータコア8に挿入されている(図1参照)。
大径部13の外周側には、径方向においてロータコア8側に開口された第1の固定溝14、14が形成されている(図2及び図3参照)。第1の固定溝14、14はそれぞれ軸方向に延び、周方向において180°離隔して位置されている。
第1の固定溝14は第1の壁面15によって形成されている。第1の壁面15は底面15a、15aと側面15b、15bと傾斜面15c、15cから成る。底面15a、15aはロータコア8側を向き、第1の固定溝14の幅方向に離隔して位置されている。側面15b、15bは底面15a、15aと直交し、一端が底面15a、15aの外側の端縁に連続され、他端がシャフト7の外周面に連続されている。傾斜面15c、15cは底面15a、15aの間に位置されている。傾斜面15c、15cは一端が底面15a、15aの内側の端縁に連続され他端が一致されている。傾斜面15c、15cは、ロータコア8に近付くに従って互いに遠ざかるように傾斜されている。
次に、ロータコア8の構成を説明する。ロータコア8は、第1のコア部16、16と第2のコア部17とを有している。第1のコア部16、16はロータコア8の軸方向における両端部として設けられている。第2のコア部17は第1のコア部16、16の間に位置され、軸方向における両端面がそれぞれ第1のコア部16、16に接している。第1のコア部16、16と第2のコア部17の中心軸は一致されている。
第1のコア部16、16の内周側には、径方向においてシャフト7側に開口され軸方向に延びる第2の固定溝18、18が形成されている。第2の固定溝18、18は周方向において180°離隔して位置されている。
第2の固定溝18は第2の壁面19によって形成されている。第2の壁面19は傾斜面19a、19aから成る。傾斜面19a、19aはシャフト7に近付くに従って互いに遠ざかるように傾斜されている。第2の固定溝18、18は、軸方向に直交する断面形状において楔形状に形成されている。
第2のコア部17の内周側には、径方向においてシャフト7側に突出され軸方向に延びる突出部17a、17aが設けられている(図4参照)。突出部17a、17aは周方向において180°離隔して位置されている。突出部17a、17aは、軸方向に直交する断面形状が略矩形状に形成されている。突出部17a、17aはロータコア8の周方向においてそれぞれ第2の固定溝18、18と同じ位置に設けられている。
<シャフトとロータコアの固定構造>
シャフト7は、大径部13がロータコア8に挿入される。シャフト7がロータコア8に挿入されるときには、突出部17a、17aがそれぞれ第1の固定溝14、14に挿入され、シャフト7のロータコア8に対する周方向における位置決めが行われる。シャフト7がロータコア8に挿入された状態においては、ロータコア8の軸方向における一方の端面8aが鍔部11の突き当て面11aに突き当てられる(図3参照)。端面8aが突き当て面11aに突き当てられることによりシャフト7のロータコア8に対する軸方向における位置決めが行われる。
シャフト7がロータコア8に挿入された状態において、シャフト7の外周面とロータコア8の内周面の間には隙間Sが存在する(図2及び図4参照)。また、このとき、上記したようにシャフト7のロータコア8に対する周方向における位置決めが行われているため、第1の固定溝14、14と第2の固定溝18、18は互いに対向した状態で位置されている。
一方の第1のコア部15における第1の固定溝14、14と第2の固定溝18、18の間には、それぞれ固定部材20、20が圧入される(図2乃至図4参照)。固定部材20、20は、例えば、球形状に形成されている。
固定部材20、20は、傾斜面15c、15cに二つの接触点X、Xにおいて接触されると共に、傾斜面19a、19aに二つの接触点Y、Yにおいて接触されている(図2参照)。
固定部材20、20は、第2のコア部17の軸方向における一端面の内周部に押し当てられている。この一端面の内周部は被押当面17b、17bとして形成され、固定部材20、20は被押当面17b、17bに押し当てられる位置まで挿入される(図3参照)。
シャフト7とロータコア8の間に固定部材20、20が挿入されて圧入された状態において、シャフト7の大径部13における他端部寄りの部分には環状の固定リング21が外嵌される。固定リング21は、ロータコア8の軸方向における移動を規制すると共に、固定部材20、20の脱落を防止する機能を有している。
上記した構成においては、シャフト7とロータコア8の間に固定部材20、20が圧入され、固定部材20、20が第1の固定溝14の第1の壁面15に二点X、Xにおいて接触されると共に第2の固定溝18の第2の壁面19に二点Y、Yにおいて接触されている(図2参照)。
従って、周方向において等間隔に位置された複数の固定部材20、20がシャフト7とロータコア8の間にそれぞれ二点ずつ接触された状態で圧入されるため、ロータコア8が固定部材20、20によってシャフト7に位置決めされた状態で固定される。これにより、シャフト7とロータコア8の回転位相のずれが防止され、シャフト7とロータコア8の回転軸が同軸になるように調心されると共にロータコア8からシャフト7へのトルクの伝達効率が向上され、回転子3の固定子2に対する安定した回転状態を確保することができる。シャフト7とロータコア8の回転位相のずれが防止される事で電動機100の固定子2に流す電流進角制御のズレを防止してモータ効率の悪化を抑制する事が可能となり、また、シャフト7とロータコア8の回転軸が同軸になるように調心される事により電動機100の振騒性能を向上する事が可能となる。また、シャフト7とロータコア8の回転位相のずれが防止されることで、レゾルバ4による回転子3の回転状態の検出精度の向上を図ることができる。
また、固定部材20、20は球状に形成されている。これにより球状の固定部材20、20がシャフト7とロータコア8の間に圧入される。従って、固定部材20、20の圧入作業が容易になり、電動機100の製造時の作業性を向上させることができる。
さらに、電動機100には回転子3の周方向において等間隔に離隔して二つの固定部材20、20が設けられている。これにより、二つの固定部材20、20は周方向に180°離隔して位置される。従って、最小数の固定部材20によってシャフト7とロータコア8の偏心を抑制することが可能になり、少ない部品点数で回転子3の固定子2に対する安定した回転状態を確保することができる。
さらにまた、ロータコア8の第2のコア部17には圧入時に固定部材20、20が押し当てられる被押当面17b、17bが形成されている。これにより、固定部材20、20が被押当面17b、17bに押し当てられる位置までシャフト7とロータコア8の間に挿入可能にされる。従って、固定部材20、20が被押当面17b、17bに押し当てられることにより圧入作業の完了状態を認識することが可能になり、固定部材20、20をシャフト7とロータコア8の間に確実に圧入することができる。
加えて、ロータコア8にシャフト7側に突出された突出部17aが設けられ、第1の固定溝14に突出部17aが挿入されている。ロータコア8の突出部17aが第1の固定溝14に挿入されることで、シャフト7のロータコア8に対する周方向における位置決めが行われる。従って、第1の固定溝14と第2の固定溝18の周方向における位置合わせを容易に行うことができる。
尚、上記には、ロータコア8が二つの第1のコア部16、16と第2のコア部17とを有している例を示したが、ロータコア8は固定部材20、20が圧入される一方の第1のコア部16と第2のコア部17のみを有していてもよい。この場合には部品点数が削減されるため、電動機100の製造コストを低減させることができる。但し、二つの第1のコア部16、16と第2のコア部17によって、ロータコア8が構成される場合には、ロータコア8に形成される第2の壁面19の数が多くなり、その分、ロータコア8が軽量になり、電動機100の軽量化を図ることができる。
<変形例>
上記には、第1の固定溝14の第1の壁面15が底面15a、15aと側面15b、15bと傾斜面15c、15cから成る例を示したが、第1の壁面15は他の構成にされていてもよい。
例えば、第1の壁面15は、傾斜面15c、15cのみによって構成されていてもよい。(図5A参照)。傾斜面15c、15cは一端がシャフト7の外周面に連続され他端が一致されている。この場合には、第1の固定溝14の軸方向に直交する断面形状が楔形状に形成されている。
また、上記には、固定部材20がシャフト7とロータコア8にそれぞれ二点ずつ接触された状態で圧入された例を示したが、固定部材20はシャフト7とロータコア8にそれぞ三点以上の接触点によって接触された状態で圧入されていてもよい。
例えば、固定部材20は、シャフト7とロータコア8にそれぞれ三点ずつ接触されていてもよい(図5B参照)。
図5Bに示す第1の固定溝14において、第1の壁面15は、対向面15dと傾斜面15e、15eから成る。対向面15dはロータコア8側を向き、第1の固定溝14の幅方向における中央部に位置されている。傾斜面15e、15eは一端がシャフト7の外周面に連続され、他端が対向面15dの両端縁に連続されている。第2の固定溝18において、第2の壁面19は、対向面19bと傾斜面19c、19cから成る。対向面19bはシャフト7側を向き、第2の固定溝18の幅方向における中央部に位置されている。傾斜面19c、19cは一端がロータコア8の内周面に連続され、他端が対向面19bの両端縁に連続されている。固定部材20は、対向面15dと傾斜面15e、15eに三つの接触点X、X、Xにおいて接触されると共に、対向面19bと傾斜面19c、19cに三つの接触点Y、Y、Yにおいて接触されている。
さらに、上記には、固定部材20が球状に形成された例を示したが、固定部材20は、例えば、円柱状又は円筒状に形成されていてもよい。
固定部材20が円柱状または円筒状に形成されている場合には、固定部材20は軸方向が回転子3の回転軸と平行にされる状態で、シャフト7とロータコア8の間に圧入される。
上記のように、固定部材20が球状、円柱状又は円筒状に形成された場合には、固定部材20の軸方向に直交する方向における断面形状が円形状に形成され、固定部材20が第1の壁面15の一対の傾斜面15c、15cと第2の壁面19の一対の傾斜面19a、19aとに点接触可能にされる。従って、ロータコア8をシャフト7に安定した状態で固定することができる。
尚、上記には、固定部材20の断面形状が円形状に形成され、固定部材20が第1の壁面15及び第2の壁面19にそれぞれ少なくとも二点ずつ接触される例を示したが、固定部材20が第1の壁面15と第2の壁面19にそれぞれ少なくとも二点ずつ接触される限りにおいて、固定部材20と第1の壁面15と第2の壁面19は他の形状に形成されていてもよい。
例えば、固定部材20に代えて断面形状が楕円形状に形成された固定部材20Aを用い、第1の壁面15に一対の傾斜面15c、15cが形成され、第2の壁面19に一対の傾斜面19a、19aが形成されていてもよい(図5C参照)。この場合に、固定部材20Aは、例えば、傾斜面15c、15cにそれぞれ接触されると共に、傾斜面19a、19aに二点にそれぞれ接触されている。
上記には、固定部材20が二つ設けられた例を示したが、固定部材20の数は二つに限られず、三以上の固定部材20が周方向において等間隔に離隔して設けられていてもよい。例えば、四つの固定部材20、20、20、20が周方向に90°離隔して位置されていてもよい(図6参照)。このように三以上の固定部材20が周方向に等間隔に離隔して位置される場合においても、シャフト7とロータコア8の偏心の抑制を精度よく行うことができる。
1…ハウジング、2…固定子、3…回転子、7…シャフト、8…ロータコア、14…第1の固定溝、15…第1の壁部、15c…傾斜面、16…第1のコア部、17…第2のコア部、17a…突出部、18…第2の固定溝、19…第2の壁面、19a…傾斜面、20…固定部材

Claims (6)

  1. 固定子と前記固定子に対して回転される回転子とを備えた電動機であって、
    前記回転子は、回転支点となるシャフトと、前記シャフトが挿入されるロータコアと、前記ロータコアを前記シャフトに固定する複数の固定部材とを有し、
    複数の前記固定部材は前記回転子の周方向において等間隔に離隔して位置され、
    前記シャフトには軸方向に直交する方向において前記ロータコア側に開口された複数の第1の固定溝が形成され、
    前記ロータコアには前記軸方向に直交する方向において前記シャフト側に開口された複数の第2の固定溝が形成され、
    前記固定部材が前記シャフトと前記ロータコアの間に圧入された状態で前記第1の固定溝を形成する第1の壁面に少なくとも二点において接触されると共に前記第2の固定溝を形成する第2の壁面に少なくとも二点において接触される
    電動機。
  2. 前記固定部材は前記軸方向に直交する方向における断面形状が円形状に形成され、
    前記第1の壁面には前記ロータコアに近付くに従って互いに遠ざかり前記固定部材が接触される一対の傾斜面が形成され、
    前記第2の壁面には前記シャフトに近付くに従って互いに遠ざかり前記固定部材が接触される一対の傾斜面が形成された
    請求項1に記載の電動機。
  3. 前記固定部材が球状に形成された
    請求項2に記載の電動機。
  4. 前記固定部材が二つ設けられた
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の電動機。
  5. 前記ロータコアには前記軸方向において前記固定部材が押し当てられる被押当面が形成された
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の電動機。
  6. 前記ロータコアに前記シャフト側に突出された突出部が設けられ、
    前記シャフトに前記突出部が挿入される挿入溝が形成された
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の電動機。
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