JP2019105306A - 滑り軸受およびその製造方法 - Google Patents
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- F16C33/74—Sealings of sliding-contact bearings
Abstract
【課題】部品点数を削減してコストを下げることができる滑り軸受およびその製造方法を提供する。【解決手段】滑り軸受1は、アッパーケース2と、アッパーケース2に組み合わされるロワーケース3と、アッパーケース2とロワーケース3との間に配されて、アッパーケース2およびロワーケース3間の相対的な回動を実現する環状のセンタープレート4と、を備えている。センタープレート4は、ロワーケース3と一体的に形成されており、材料として、センタープレート4と一体的に形成されるロワーケース3に用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂が用いられている。【選択図】図1
Description
本発明は、荷重を支持する滑り軸受に関し、特に、車両のサスペンション等の軸部材に加わる荷重を支持する合成樹脂製の滑り軸受に関する。
自動車の前輪に用いられるストラット式サスペンションは、ピストンロッド、ショックアブソーバ、およびコイルスプリングを組み合わせた構造を有しており、ステアリング操作によってショックアブソーバがコイルスプリングとともに回動する。このため、ショックアブソーバおよびコイルスプリングの円滑な回動を許容しつつ、ストラット式サスペンションに加わる荷重を支持するべく、通常、ストラット式サスペンションの車体への取付機構であるアッパーマウントとコイルスプリングの上端部を支持するばね座であるアッパースプリングシートとの間に、軸受が配置されている。
例えば、特許文献1には、ストラット式サスペンション用の合成樹脂製の滑り軸受が開示されている。この滑り軸受は、アッパーマウント側に取り付けられるアッパーケースと、アッパースプリングシート側に取り付けられ、アッパーケースに回動自在に組み合わされるロワーケースと、アッパーケースおよびロワーケースを組み合わせることにより形成される環状空間に配置され、この環状空間への塵埃、泥水等の侵入を防止するダストシールが一体的に形成されたセンタープレートと、を備えている。
しかしながら、特許文献1に記載の滑り軸受は、アッパーケース、ロワーケース、およびセンタープレートがそれぞれ別個の部品で構成されており、個別に成形されたこれらの部品を組み合わせることにより組み立てられる。このため、部品点数が多く、組立てコストが嵩むとともに、一部の部品、特にセンタープレートの組み忘れによる不良品が発生していた。また、部品の管理コストも部品点数に応じて高くなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を削減してコストを下げることができる滑り軸受およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、センタープレートをロワーケースあるいはアッパーケースと一体的に形成するとともに、センタープレートの材料として、センタープレートと一体的に形成するロワーケースあるいはアッパーケースに用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂を用いている。ここで、センタープレートと同じ材料を用いて、ダストプレートをセンタープレートとともに、ロワーケースあるいはアッパーケースと一体的に形成してもよい。
例えば、本発明は、
荷重を支持する滑り軸受であって、
アッパーケースと、
前記アッパーケースに組み合わされるロワーケースと、
前記アッパーケースと前記ロワーケースとの間に配されて、前記アッパーケースおよび前記ロワーケース間の相対的な回動を実現する環状のセンタープレートと、を備え、
前記センタープレートは、
前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースと一体的に形成されており、
材料として、前記センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースに用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂が用いられている。
荷重を支持する滑り軸受であって、
アッパーケースと、
前記アッパーケースに組み合わされるロワーケースと、
前記アッパーケースと前記ロワーケースとの間に配されて、前記アッパーケースおよび前記ロワーケース間の相対的な回動を実現する環状のセンタープレートと、を備え、
前記センタープレートは、
前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースと一体的に形成されており、
材料として、前記センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースに用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂が用いられている。
本発明では、センタープレートをロワーケースあるいはアッパーケースと一体的に形成して部品点数を削減するとともに、センタープレートの材料として、センタープレートと一体的に形成するロワーケースあるいはアッパーケースに用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂を用いている。このため、センタープレートを2次側とする2色成形により、センタープレートの溶融材料が1次側の成形品(ロワーケースあるいはアッパーケース)上に流れ込み、1次側の成型品のセンタープレートとの接触面が溶融して凹凸が形成され、センタープレートと1次側の成型品との接着強度が向上する。これにより、センタープレートが1次側の成形品から剥離するのを防止することができ、センタープレートをロワーケースあるいはアッパーケースと一体的に形成するための金型の構造を簡素化することができる。したがって、本発明によれば、部品点数を削減してコストを下げることができる。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
図1(A)、図1(B)および図1(C)は、本発明の一実施の形態に係る滑り軸受1の平面図、底面図および正面図であり、図1(D)は、図1(A)に示す滑り軸受1のA−A断面図である。また、図2は、図1(D)に示す滑り軸受1のB部拡大図である。
本実施の形態に係る滑り軸受1は、車両のサスペンション(例えばストラット式サスペンション)のショックアブソーバ(不図示)を収容するための収容孔10を備え、この収容孔10に収容されたショックアブソーバの回動を許容しつつ、サスペンションに加わる車体の荷重を支持する。
図示するように、滑り軸受1は、アッパーケース2と、アッパーケース2と回動自在に組み合わされて、アッパーケース2との間に環状空間7を形成するロワーケース3と、この環状空間7に配置された環状のセンタープレート4および環状の摺動シート5と、この環状空間7へのダストの侵入を防止するダストシール6と、図示していないが、センタープレート4に保持された潤滑グリース等の潤滑剤と、を備えている。
アッパーケース2は、必要に応じて潤滑油を含浸して摺動特性を向上させたポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等の合成樹脂で形成され、サスペンションのショックアブソーバが挿入された状態で、サスペンションの車体への取付機構であるアッパーマウント(不図示)に取り付けられる。
図3(A)、図3(B)および図3(C)は、アッパーケース2の平面図、底面図および正面図であり、図3(D)は、図3(A)に示すアッパーケース2のC−C断面図である。
図示するように、アッパーケース2は、ショックアブソーバを挿入するための挿入孔20を備えた環状のアッパーケース本体21と、アッパーケース本体21の上面22に形成され、滑り軸受1をアッパーマウントに取り付けるための取付面23と、アッパーケース本体21の下面24に形成され、ロワーケース3と回動自在に組み合わされることにより環状空間7を形成する環状凹部25と、を備えている。
環状凹部25の底面26には、環状空間7の上面を構成する荷重伝達面27が形成されている。荷重伝達面27は、サスペンションに加わる車体の荷重を摺動シート5およびセンタープレート4に伝達する。
ロワーケース3は、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等の合成樹脂で成形され、サスペンションのショックアブソーバが挿入された状態でサスペンションのコイルスプリング(不図示)の上端部を支持するアッパースプリングシート(不図示)に取り付けられる。
図4(A)、図4(B)および図4(C)は、ロワーケース3の平面図、底面図および正面図であり、図4(D)は、図4(A)に示すロワーケース3のD−D断面図である。
図示するように、ロワーケース3は、ショックアブソーバを挿入するための挿入孔30を備えた筒状のロワーケース本体31と、ロワーケース本体31の上端部35側に形成され、ロワーケース本体31の外周面36から径方向外方へ張り出したフランジ部32と、フランジ部32の上面33に形成され、ロワーケース3がアッパーケース2と組み合わされた場合に、アッパーケース2のアッパーケース本体21の下面24に形成された環状凹部25に収容されて環状空間7を形成する環状凹部34と、周方向に複数形成され、環状凹部34の底面38とフランジ部32の下面37とを貫く貫通孔39と、を備えている。フランジ部32の下面37には、アッパースプリングシートが取り付けられる。
本実施の形態では、貫通孔39を環状凹部34の底面38側の孔径がフランジ部32の下面37側の孔径よりも大きい円錐台状としているが、貫通孔39は、環状凹部34の底面38側の孔径がフランジ部32の下面37側の孔径と同じ円柱状としてもよい。また、貫通孔39の形状は、円錐台状あるいは円柱状に限定されず、角錐台状あるいは角柱状であってもよい。なお、図4では、図面の簡素化のため、一部の貫通孔39にのみ符号を付している。
センタープレート4は、摺動特性に優れた弾性体であり、ロワーケース3のフランジ部32の上面33に形成された環状凹部34に配置されるように、ロワーケース3と一体的に形成される。また、センタープレート4は、アッパーケース2の環状凹部25の荷重伝達面27および摺動シート5を介して、サスペンションに加わる車体の荷重を支持する(図2参照)。
センタープレート4の材料には、必要に応じてPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、潤滑油、シリコーン等の潤滑剤が添加された、ポリオレフィン樹脂系エラストマー、ポリアミド樹脂系エラストマー、ポリエステル樹脂系エラストマー、ポリスチレン樹脂系エラストマー、ポリウレタン樹脂系エラストマー等の合成樹脂のエラストマーであって、センタープレート4と一体的に形成されるロワーケース3に用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂のエラストマーが用いられる。
例えば、ロワーケース3の材料として、約160度の融点を有するポリアセタール樹脂が用いられる場合、センタープレート4の材料として、約210度の融点を有するポリエステル樹脂系エラストマー、約200度の融点を有するポリウレタン樹脂系エラストマー、約160度の融点を有するポリオレフィン樹脂系エラストマー、ポリスチレン樹脂系エラストマー等が用いられる。
図5(A)および図5(B)は、センタープレート4の平面図および底面図であり、図5(C)は、図5(A)に示すセンタープレート4のE−E断面図であり、図5(D)は、図5(C)に示すセンタープレート4のF部拡大図である。
図示するように、センタープレート4は、環状体であり、アッパーケース2の環状凹部25の底面26に形成された荷重伝達面27および摺動シート5を介して加わる荷重を支持する軸受面40と、軸受面40と反対側に位置する面である裏面41と、軸受面40に形成され、潤滑グリース等の潤滑剤を保持するための環状溝42と、裏面41に周方向に沿って複数形成された凸部43と、を有する。
裏面41は、平坦面であり、ロワーケース3の環状凹部34の底面38と対面して接触する。
凸部43は、ロワーケース3の貫通孔39に整合した形状をしており、この貫通孔39内に配置される。なお、図5では、図面の簡素化のため、一部の凸部43にのみ符号を付している。
摺動シート5は、環状空間7において、センタープレート4の軸受面40とアッパーケース2の荷重伝達面27との間に配置された摺動部材であり、PTFE、TFE(テトラフルオロエチレン)に他原料(コモノマー)を微量共重合させた変性PTFE等のフッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等の合成樹脂で形成され、必要に応じてPTFE(ただし、熱可塑性プラスチックがPTFE、変性PTFEの場合を除く)、潤滑油、シリコーン、黒鉛等の潤滑剤を添加して摺動特性を向上させている。また、必要に応じてアラミド繊維、ガラス繊維、炭素繊維等の補強材を添加して強度を向上させている。あるいは、摺動シート5は、黄銅合金等の摺動特性に優れた金属で形成される。
図6(A)は、摺動シート5の平面図であり、図6(B)は、図6(A)に示す摺動シート5のG−G断面図である。
図示するように、摺動シート5は、軸O方向の断面形状が平板状に形成された環状体であり、アッパーケース2の環状凹部25の底面26に形成された荷重伝達面27と接触する接触面50と、接触面50の反対側に位置し、センタープレート4の軸受面40と摺接する摺動面51と、を有する。摺動シート5の摺動面51がセンタープレート4の軸受面40と摺接することにより、アッパーケース2およびロワーケース3間の自在な回動が可能となる。
ダストシール6は、センタープレート4と同じ材料で形成された弾性体であり、図2に示すように、ロワーケース3のロワーケース本体31のフランジ部32に装着されて、環状空間7に繋がるアッパーケース2およびロワーケース3の隙間を塞ぐ。
図7(A)および図7(B)は、ダストシール6の平面図および底面図であり、図7(C)は、図7(A)に示すダストシール6のH−H断面図であり、図7(D)は、図7(C)に示すダストシール6のI部拡大図である。
図示するように、ダストシール6は、ロワーケース3のロワーケース本体31のフランジ部32に装着される筒状のダストシール本体60と、ダストシール本体60の外周面61から径方向外方に延びる環状のリップ部62と、を有する。リップ部62は、ダストシール本体60がロワーケース3のロワーケース本体31のフランジ部32に装着された状態において、アッパーケース2の環状凹部25の外周側内壁28と当接する。これにより、環状空間7に繋がるアッパーケース2およびロワーケース3の隙間を塞いで、この環状空間7へのダストの侵入を防止する(図2参照)。
つぎに、本実施の形態に係る滑り軸受1の製造方法について説明する。
まずは、ロワーケース3、センタープレート4、およびダストシール6の成形方法について説明する。
図8は、ロワーケース3、センタープレート4、およびダストシール6の成形方法を説明するためのフロー図である。
本実施の形態では、2色成形により、ロワーケース3、センタープレート4、およびダストシール6を一体的に形成している。すなわち、まず、1次成形によりロワーケース3を形成し(S1)、つぎに、2次成形により、センタープレート4およびダストシール6をロワーケース3と一体的に形成する(S2)。
2次成形(S2)において、センタープレート4およびダストシール6の材料として、ロワーケース3に用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂を用いているので、センタープレート4およびダストシール6の溶融材料がロワーケース3上に流れ込み、ロワーケース3のセンタープレート4との接触面(環状凹部34および貫通孔39の内壁)およびダストシール6との接触面(フランジ部32の側壁)が溶融して凹凸が形成され、これにより、センタープレート4およびダストシール6がロワーケース3と強固に接着する。
ここで、センタープレート4およびダストシール6の材料として、ロワーケース3に用いられる合成樹脂と親和性の高い同系の合成樹脂のエラストマーを用いることにより、あるいは、センタープレート4およびダストシール6の材料に、添加剤としてロワーケース3に用いられる合成樹脂と親和性の高い同系の合成樹脂を含めることにより、センタープレート4およびダストシール6とロワーケース3との接着強度をさらに向上させることができる。
以上のようにして、ダストシール6とともにロワーケース3と一体的に形成されたセンタープレート4の軸受面40上に、摺動シート5の摺動面51が軸受面40と対面するようにして摺動シート5を配置し、さらに、摺動シート5の接触面50がアッパーケース2の環状凹部25の底面26に形成された荷重伝達面27と対面するようにして、アッパーケース2をロワーケース3と組み合わせることにより、滑り軸受1が組み立てられる。
以上、本発明の一実施の形態について説明した。
本実施の形態では、センタープレート4およびダストシール6をロワーケース3と一体的に形成して部品点数を削減するとともに、センタープレート4およびダストシール6の材料として、ロワーケース3に用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂のエラストマーを用いている。このため、センタープレート4およびダストシール6を2次側とする2色成形により、センタープレート4およびダストシール6の溶融材料がロワーケース3上に流れ込み、ロワーケース3のセンタープレート4およびダストシール6との接触面が溶融して凹凸が形成され、センタープレート4およびダストシール6とロワーケース3との接着強度が向上する。これにより、センタープレート4およびダストシール6がロワーケース3から剥離するのを防止することができ、センタープレート4およびダストシール6をロワーケース3と一体的に形成するための金型の構造を簡素化することができる。したがって、本実施の形態によれば、コストを下げることができる。
また、本実施の形態において、センタープレート4およびダストシール6の材料として、ロワーケース3に用いられる合成樹脂と親和性の高い同系の合成樹脂のエラストマーを用いることにより、あるいは、センタープレート4およびダストシール6の材料に、添加剤としてロワーケース3に用いられる合成樹脂と親和性の高い同系の合成樹脂を含めることにより、センタープレート4およびダストシール6とロワーケース3との接着強度をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態では、ロワーケース3に、センタープレート4が載置される環状凹部34の底面38とフランジ部32の下面37とを貫く貫通孔39を設けるとともに、センタープレート4に、ロワーケース3の貫通孔39内に配置される凸部43を設けている。このため、センタープレート4とロワーケース3との接触面積を大きくして、センタープレート4とロワーケース3との接着強度をさらに向上させることができる。また、センタープレート4の2次成形に際して、センタープレート4の凸部43の端面44に溶融材料を金型に流し込むゲートを設けることができるので、センタープレート4の軸受面40にゲートを設ける必要がなくなる。これにより、軸受面40を滑らかにして摺動性能を向上させることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形は可能である。
例えば、上記の実施の形態では、互いに別体のセンタープレート4およびダストシール6をロワーケース3と一体的に成形しているが、本発明はこれに限定されない。図9に示すように、ロワーケース3aの環状凹部34とフランジ部32の側壁とを貫く切欠き部340を周方向に複数設け、この切欠き部340に、センタープレート4aとダストシール6aとを連結するアーム部45を配置して、センタープレート4aとダストシール6aとを一体としてもよい。このようにすることにより、センタープレート4aおよびダストシール6aの2次成形に際して、溶融材料を金型に流し込むゲートをセンタープレート4aおよびダストシール6aのそれぞれについて個別に設ける必要がなくなるので、金型の構造をさらに簡素化してコストを低減することができる。
また、上記の実施の形態では、ロワーケース3に、センタープレート4が載置される環状凹部34の底面38とフランジ部32の下面37とを貫く貫通孔39を周方向に複数設けるとともに、センタープレート4の裏面41に、ロワーケース3の貫通孔39内に配置される凸部43を周方向に複数設けている。しかし、本発明はこれに限定されない。
貫通孔39は、ロワーケース3の環状凹部34の底面38に少なくとも一つ設けられていればよく、これに対応して、凸部43も、センタープレート4の裏面41に少なくとも一つ設けられていればよい。
また、図10に示すように、貫通孔39に代えて、ロワーケース3bの環状凹部34の底面38に、フランジ部32の下面37まで貫通しない凹部390を周方向に少なくとも一つ設けるとともに、これに対応して、センタープレート4bの裏面41に、この凹部390内に配置される凸部430を凸部43に代えて周方向に少なくとも一つ設けてもよい。
あるいは、貫通孔39に代えて、周方向に沿って、環状凹部34の底面38とフランジ部32の下面37とを貫く円弧状のスリットをロワーケース3に形成し、これに対応して、凸部43に代えて、この円弧状のスリットに配置される円弧状の凸部をセンタープレート4に形成してもよい。
あるいは、図11に示すロワーケース3cのように、貫通孔39に代えて、径方向に沿って環状凹部34の底面38に形成された凹部341を、周方向に複数設けるとともに、図12に示すセンタープレート4cのように、凸部43に代えて、ロワーケース3cの凹部341に整合した形状を有し、この凹部341に配置される凸部46を、周方向に沿って裏面41に複数形成してもよい。なお、図面の簡素化のため、図11では、一部の凹部341にのみ符号を付し、図12では、一部の凸部46にのみ符号を付している。
また、上記の実施の形態において、図13に示すロワーケース3dのように、フランジ部32の下面37の外周縁に円環状の切欠き部370を設けるとともに、図14に示すダストシール6bのように、ダストシール本体60の下端部63において、内周面65から径方向内方に延びる環状の凸部64を設けて、この凸部64をロワーケース3dの切欠き部370に配置させてもよい。このようにすることで、ダストシール6bとロワーケース3dとの接触面積を増加させて、両者の接着強度をさらに向上させることができる。
また、上記の実施の形態では、ロワーケース3の環状凹部34の底面38の径方向幅を環状凹部34の開口(フランジ部32の上面33)側における径方向幅と同じにした場合を例にとり説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。図15に示す滑り軸受1の変形例1aのように、ロワーケース3eの環状凹部34aの底面38の径方向幅を環状凹部34aの開口側における径方向幅より広くして、環状凹部34aを蟻溝状に形成し、二色成形により、センタープレート4dにこの蟻溝状の環状凹部34aと係合する係合部47を形成してもよい。このようにすることで、センタープレート4dがロワーケース3eと構造的に係合して、センタープレート4dがロワーケース3eから脱落するのをより効果的に防止できる。
なお、図15に示す滑り軸受1の変形例1aでは、環状凹部34aの底面38に形成された貫通孔39を円柱状にし、センタープレート4dの凸部43をこの貫通孔39に合わせた形状としているが、上述したように、貫通孔39の形状は、円柱状に限られず、円錐台状、角錐台状あるいは角柱状であってもよい。また、貫通孔39、凸部43に代えて、図10に示した凹部390、凸部430を用いてもよい。
また、図15に示す滑り軸受1の変形例1aでは、ロワーケース3eのフランジ部32の上面33と下面37とを貫くスリット310を円周方向に少なくとも一つ配置して、二色成形により、ダストシール6cのダストシール本体60の上端部66および下端部63と連結する係合部67が、このスリット310に配置されるようにしている。このようにすることで、ダストシール6cがロワーケース3eのスリット310と構造的に係合し、ダストシール6cがロワーケース3eから脱落するのをより効果的に防止できる。
また、上記の実施の形態では、センタープレート4およびダストシール6をロワーケース3と一体的に形成した場合を例にとり説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。センタープレート4およびダストシール6をアッパーケース2と一体的に形成してもよい。例えば、図16に示す滑り軸受1の変形例1bにおいて、センタープレート4eは、軸受面40を下方に向けてアッパーケース2aの環状凹部25の荷重伝達面27に配置され、ダストシール6dは、リップ部62を径方向内方に向けてアッパーケース2aの環状凹部25の外周側内壁28に配置される。また、摺動シート5は、摺動面51をセンタープレート4eの軸受面40に対面させてロワーケース3fの環状凹部34に配置される。
また、センタープレート4eおよびダストシール6dの材料として、アッパーケース2aに用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂のエラストマーを用い、センタープレート4eおよびダストシール6dを2次側とする2色成形により、センタープレート4eおよびダストシール6dを、アッパーケース2aと一体的に形成する。
なお、センタープレート4eおよびダストシール6dを、アッパーケース2aと一体的に形成する場合、ロワーケース3fの材料に、必要に応じて潤滑油を含浸して摺動特性を向上させてもよい。一方、アッパーケース2aの材料に、潤滑油を含浸して摺動特性を向上させる必要はない。
本発明は、車両のサスペンションを含む様々な機構において、荷重を支持する滑り軸受に広く適用可能である。
1,1a,1b:滑り軸受 2,2a:アッパーケース 3,3a,3b,3c,3d,3e,3f:ロワーケース 4,4a,4b,4c,4d,4e:センタープレート 5:摺動シート 6,6a,6b,6c,6d:ダストシール 7:環状空間 10:滑り軸受1の収容孔 20:アッパーケース2の挿入孔 21:アッパーケース本体 22:アッパーケース本体21の上面 23:アッパーケース本体21の取付面 24:アッパーケース本体21の下面 25:アッパーケース本体21の環状凹部 26:環状凹部25の底面 27:アッパーケース2の荷重伝達面 28:環状凹部25の外周側内壁 30:ロワーケース3の挿入孔 31:ロワーケース本体 32:ロワーケース本体31のフランジ部 33:フランジ部32の上面 34,34a:ロワーケース本体31の環状凹部 35:ロワーケース本体31の上端部 36:ロワーケース本体31の外周面 37:フランジ部32の下面 38:環状凹部34の底面 39:貫通孔 40:センタープレート4,4a,4bの軸受面 41:センタープレート4,4a,4b,4eの裏面 42:軸受面40の環状溝 43:センタープレート4の凸部 44:凸部43の端面 45:アーム部 46:センタープレート4bの凸部 47:センタープレート4cの係合部 60:ダストシール6、6a、6bのダストシール本体 61:ダストシール本体60の外周面 62:ダストシール6,6a,6bのリップ部 63:ダストシール本体60の下端部 64:ダストシール6bの凸部 65:ダストシール本体60の内周面 66:ダストシール本体60の上端部 310:ロワーケース3dのスリット 340:ロワーケース3aの切欠き部 341:ロワーケース3bの凹部 370:ロワーケース3cの切欠き部 390:ロワーケース3fの凹部 430:センタープレート4eの凸部
Claims (10)
- 荷重を支持する滑り軸受であって、
アッパーケースと、
前記アッパーケースに組み合わされるロワーケースと、
前記アッパーケースと前記ロワーケースとの間に配されて、前記アッパーケースおよび前記ロワーケース間の相対的な回動を実現する環状のセンタープレートと、を備え、
前記センタープレートは、
前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースと一体的に形成されており、
材料として、前記センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースに用いられる合成樹脂の融点以上の融点を有する合成樹脂が用いられている
ことを特徴とする滑り軸受。 - 請求項1に記載の滑り軸受であって、
前記センタープレートの材料は、
前記センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースに用いられる合成樹脂と同系の合成樹脂である
ことを特徴とする滑り軸受。 - 請求項1に記載の滑り軸受であって、
前記センタープレートの材料は、
添加剤として前記センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースに用いられる合成樹脂と同系の合成樹脂を含む
ことを特徴とする滑り軸受。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の滑り軸受であって、
前記センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースは、
前記センタープレートとの対向面と当該対向面の反対側に位置する面とを貫く貫通孔を有し、
前記センタープレートは、
当該センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースの前記貫通孔内に配置される凸部を有する
ことを特徴とする滑り軸受。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の滑り軸受であって、
前記センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースは、
前記センタープレートとの対向面に設けられた凹部を有し、
前記センタープレートは、
当該センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースの前記凹部内に配置される凸部を有する
ことを特徴とする滑り軸受。 - 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の滑り軸受であって、
前記センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースは、
前記センタープレートとの対向面に形成された蟻溝状の環状凹部を有し、
前記センタープレートは、
当該センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースの前記環状凹部と係合する係合部を有する
ことを特徴とする滑り軸受。 - 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の滑り軸受であって、
前記アッパーケースと前記ロワーケースとの隙間を塞ぐダストシールをさらに備え、
前記ダストシールは、
材料として、前記センタープレートに用いられる合成樹脂と同じ合成樹脂が用いられ、
前記センタープレートとともに、前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースと一体的に形成されている
ことを特徴とする滑り軸受。 - 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の滑り軸受であって、
前記センタープレートおよび前記センタープレートとは一体的に形成されていない前記ロワーケースあるいは前記アッパーケース間に配置された環状の摺動シートを、さらに備える
ことを特徴とする滑り軸受。 - 請求項1ないし8のいずれか一項に記載の滑り軸受であって、
前記滑り軸受は、軸部材の回動を許容しつつ、当該軸部材に加わる荷重を支持し、
前記アッパーケースは、前記軸部材が挿入された状態で前記軸部材の支持対象に取り付けられ、
前記ロワーケースは、前記軸部材が挿入された状態で前記アッパーケースに組み合わされ、
前記センタープレートは、前記軸部材が挿入された状態で、前記アッパーケースと前記ロワーケースとの間に配されて、前記アッパーケースおよび前記ロワーケース間の相対的な回動を実現する
ことを特徴とする滑り軸受。 - 請求項1ないし9のいずれか一項に記載に滑り軸受の製造方法であって、
前記センタープレートと一体的に形成される前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースを1次側とし、前記センタープレートを2次側とする2色成形により、前記センタープレートを前記ロワーケースあるいは前記アッパーケースと一体的に形成する
ことを特徴とする滑り軸受の製造方法。
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