JP2019104904A - 水性(共)重合体組成物 - Google Patents

水性(共)重合体組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 接着性に優れる水性(共)重合体組成物を提供することを目的とする。【解決手段】 (メタ)アクリル酸(a1)を構成単量体として含む(共)重合体(A)、リン酸カルシウム(J)及び水を含有してなる水性(共)重合体組成物であって、該(共)重合体の重量に基づいて該リン酸カルシウムの重量が1〜1,000ppmである水性(共)重合体組成物(X)。上記水性(共)重合体組成物(X)は、分散剤、洗剤ビルダー、接着剤用途に好ましく使用できる。【選択図】 なし

Description

本発明は水性(共)重合体組成物に関する。
従来、水性(共)重合体組成物は、種々の用途に使用されており、例えば、アクリル酸系重合体は、分散剤、洗剤ビルダー、接着剤等に開発がなされている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−208765号公報
上記特許文献1のポリアクリル酸系重合体は、特定の基を導入することにより、洗剤ビルダーの色相安定性をめざしたものである。
しかしながら、例えば、接着剤として用いる場合、接着性については、上記の技術では十分に満足できるとは言えず、優れた水性(共)重合体組成物の開発が望まれている。
本発明の目的は、接着性に優れる水性(共)重合体組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果本発明に到達した。すなわち、本発明は、(メタ)アクリル酸(a1)を構成単量体として含む(共)重合体(A)、リン酸カルシウム(J)及び水を含有してなる水性(共)重合体組成物であって、該(A)の重量に基づいて該(J)の重量が1〜1,000ppmである水性(共)重合体組成物(X)である。
本発明の水性(共)重合体組成物(X)は、下記の効果を奏する。
(1)各種材料の接着性に優れる。
(2)硬化後の透明性に優れる。
[(共)重合体(A)]
本発明における(共)重合体(A)は、(メタ)アクリル酸(a1)を構成単量体[以下、構成単位と略記することがある]として含む。
該(a1)は、アクリル酸および/またはメタアクリル酸を意味する。該(a1)のうち、好ましいのはアクリル酸である。
前記(共)重合体(A)には、接着性を高めるために、さらに(メタ)アクリル酸のアルキル(アルキルの炭素数1〜24)エステル(a2)を構成単位としてもよい。
該(a2)としては、[(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸エイコシル、(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシルおよび(メタ)アクリル酸テトラコシル]等が挙げられる。
上記(a2)のうち、接着性の観点から好ましいのは該アルキルが炭素数[以下、Cと略記することがある]2〜18のもの、さらに好ましくは該アルキルがC3〜12の直鎖または分岐のアルキルエステル、とくに好ましいのは該アルキルがC4〜10の直鎖または分岐のアルキルエステルである。
(A)を構成するモノマー(構成単量体)の重量比[(a1)/(a2)]は、接着性の観点から、好ましくは40/60〜99.9/0.1、さらに好ましくは60/40〜99.5/0.5、とくに好ましくは80/20〜99/1である。
また、(A)は、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記(a1)、(a2)のモノマー以外の不飽和モノマー(x)をさらに構成単位とする共重合体としてもよい。
不飽和モノマー(x)としては、マレイン酸、ヒドロキシアルキル(C1〜5)(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、スチレン、(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。
上記(x)は、(a1)の重量に基づいて、好ましくは20重量%以下、さらに好ましくは5重量%以下、とくに好ましくは1重量%以下である。
(A)の重量平均分子量[以下Mwと略記。測定は後述のゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)法による。]は、好ましくは2,000〜100,000、さらに好ましくは4,000〜70,000、とくに好ましくは6,000〜40,000である。
本発明におけるMw、数平均分子量(Mn)のGPC測定条件は下記のとおりである。
<GPC測定条件>
[1]装置 :ゲルパーミエイションクロマトグラフィー
[型番「HLC−8120GPC」、東ソー(株)製]
[2]カラム :「TSKgelG6000PWxl」、「TSKgel
G3000PWxl」[いずれも東ソー(株)製]を直列に連結。
[3]溶離液 :メタノール/水=30/70(容量比)に
0.5重量%の酢酸ナトリウムを溶解させたもの。
[4]基準物質:ポリエチレングリコール(以下PEGと略記)
[5]注入条件:サンプル濃度0.25重量%、カラム温度40℃
(共)重合体(A)は、前記単量体を、例えば、公知の溶液重合法で製造することができ、生産性の観点から好ましいのは水を含む溶液重合法である。水の含有量としては、使用する全溶媒量に対して水を40質量%以上使用することが好ましく、使用する溶媒の全量を水とすることが好ましい。
有機溶剤を使用する場合は、重合後脱溶剤して水に溶解させても、脱溶剤せずにそのまま用いてもいずれでもよい。単独で、または水と共に使用できる有機溶剤としては、水性溶剤(25℃での水への溶解度が10g以上/100g水)、例えばケトン(アセトン、メチルエチルケトン(以下MEKと略記)、ジエチルケトン等)、アルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール等)等が挙げられ、生産性の観点から好ましいのはアセトン、MEK、イソプロパノールである。有機溶剤は1種または2種以上で使用することができる。
該(A)は、例えば、溶液(工業上の観点から好ましいのは水溶液)として得られ、溶液中の(A)の含有量(重量%)は、生産性の観点から好ましくは5〜80%、さらに好ましくは10〜70%、とくに好ましくは20〜60%である。
(A)製造時の重合温度は、生産性および(A)の分子量制御の観点から好ましくは0〜200℃、さらに好ましくは40〜150℃である。
重合時間は、製品中の残存モノマー含量の低減および生産性の観点から好ましくは1〜10時間、さらに好ましくは2〜8時間である。
重合反応の終点は残存モノマー量で確認できる。残存モノマー量は、(A)の重量に基づいて好ましくは5%以下、さらに好ましくは3%以下である。残存モノマー量はガスクロマトグラフィー法により測定できる。
<水性(共)重合体組成物(X)>
本発明の水性(共)重合体組成物(X)は、前記(共)重合体(A)、リン酸カルシウム(J)および水を含有してなる。
該(A)の重量に基づいて該(J)の重量は1〜1,000ppmであり、好ましくは3〜750ppm、とくに好ましくは5〜500ppmである。
該(J)が、1ppm未満では接着性が不十分であり、1,000ppmを超えると透明性が不十分となる。
なお、上記(J)の重量は、例えば蛍光X線を用いて、測定できる。
この水性(共)重合体組成物(X)は、分散剤、洗剤ビルダー、接着剤に有用であり、とりわけ、接着剤として好適に使用できる。
また、該(X)には、後述のアミン化合物(B)を接着性を高めるために含有することが好ましい。
本発明の水性(共)重合体組成物(X)中の(A)の含有量は、生産性および取り扱いの観点から好ましくは2〜80重量%、さらに好ましくは4〜70重量%、とくに好ましくは6〜50重量%である。
水性(共)重合体組成物(X)は、例えば、以下の方法で製造できる。
(1)溶液重合により(共)重合体(A)を製造する前、途中、製造後に、リン酸水溶液と水酸化カルシウム水溶液とを、同時または前後して仕込み、混合して、該(J)を生成して(X)を得る方法。
(2)溶液重合により(共)重合体(A)を製造する前、途中、製造後に、該(J)の微粒子分散体を仕込み、(X)を得る方法。
上記(1)、(2)のうち、好ましいのは(1)である。
<アミン化合物(B)>
アミン化合物(B)としては、水酸基を1個有するアミン化合物(B1)、水酸基を2個または3個以上有するアミン化合物(B2)、水酸基を有しないアミン化合物(B3)等が挙げられる。
水酸基を1個有するアミン化合物(B1)としては、炭素数[以下、Cと略記することがある]2以上かつMn1,000以下のもの、下記(B11)〜(B13)等が挙げられる。
(B11)モノアルカノールアミン
C2〜15、例えば、エタノールアミン、n−プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、6−アミノ−1−ヘキサノール等が挙げられる。
(B12)後述の(B3)のアルキレンオキサイド(以下AOと略記)(C2〜4)1モル付加物
C4以上かつMn1,000以下、例えば、エチレンジアミンのプロピレンオキサイド1モル付加物、1,4−フェニレンジアミンのエチレンオキサイド1モル付加物、2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール等が挙げられる。
(B13)前記(B11)、(B12)以外のもの
C3〜20、例えば、N−メチルエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−ペンチルヘキサノールアミンが挙げられる。
水酸基を2個または3個以上有するアミン化合物(B2)としては、C4以上かつMn1,000以下のもの、下記(B21)〜(B23)等が挙げられる。
(B21)ジアルカノールアミン
C4〜10、例えば、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等が挙げられる。
上記(B21)のうち、接着性の観点から、好ましいのはジエタノールアミンである。
(B22)トリアルカノールアミン
C6〜15、例えば、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等が挙げられる。
上記(B22)のうち、接着性の観点から、好ましいのはトリエタノールアミンである。
(B23)後述の(B3)のAO付加物(付加モル数は2〜20モル)
C6以上かつMn1,000以下、例えば、ジエチレントリアミンの2〜20モルAO付加物、テトラメチレンペンタミンの2〜20モルAO付加物等が挙げられる。
水酸基を有しないアミン化合物(B3)としては、C2以上かつMn2,000以下のポリ(2〜6価またはそれ以上)アミンで、脂肪族ポリアミン(B31)、脂環式ポリアミン(B32)、複素環式ポリアミン(B33)、芳香族ポリアミン(B34)およびポリアミドポリアミン(B35)が挙げられる。
脂肪族ポリアミン(B31)としては、脂肪族ポリアミン〔C2〜6のアルキレンジアミン(C2〜10、例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン(1,6−ヘキサンジアミン))、ポリアルキレン(C2〜6)ポリアミン[C4〜10、例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、イミノビスプロピルアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン]〕等およびこれらのアルキル(C1〜4)置換体〔例えば、ジアルキル(C1〜3)アミノプロピルアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、メチルイミノビスプロピルアミン〕等、脂環または複素環含有脂肪族ポリアミン〔C5〜20、例えば、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン〕等、芳香環含有脂肪族アミン〔C6〜14、例えば、キシリレンジアミン、テトラクロル−p−キシリレンジアミン〕等が挙げられる。
脂環式ポリアミン(B32)としては、C6〜20、例えば1,3−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン、メンセンジアミン、4,4’−メチレンジシクロヘキサンジアミン(水添メチレンジアニリン)が挙げられる。
複素環式ポリアミン(B33)としては、C4〜20、例えばピペラジン、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ジアミノエチルピペラジン、1,4−ビス(2−アミノ−2−メチルプロピル)ピペラジンが挙げられる。
芳香族ポリアミン(B34)としては、非置換芳香族ポリアミン[C6〜30、例えば、1,2−、1,3−および1,4−フェニレンジアミン、2,4’−および/または4,4’−ジフェニルメタンジアミン、クルードジフェニルメタンジアミン(ポリフェニルポリメチレンポリアミン)]、核置換アルキル基〔メチル、エチル、n−およびi−プロピル、ブチル等のC1〜C4のアルキル基)を有する芳香族ポリアミン[C7〜30、例えば、2,4−および2,6−トリレンジアミン、クルードトリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジフェニルメタン、4,4’−ビス(o−トルイジン)、ジアニシジン]、イミノ基を有する芳香族ポリアミン[C7〜30、例えば、4,4’−ジ(メチルアミノ)ジフェニルメタン、1−メチル−2−メチルアミノ−4−アミノベンゼン]等が挙げられる。
ポリアミドポリアミン(B35)としては、ジカルボン酸(ダイマー酸等)と過剰(アミノ基/カルボキシル基の当量比が2以上)のポリアミン(上記アルキレンジアミン、ポリアルキレンポリアミン等)との縮合により得られる低分子量(Mn100〜1,000)ポリアミドポリアミンが挙げられる。
上記(B)のうち、接着性の観点から、好ましいのは(B2)、さらに好ましいのは、ジエタノールアミンである。
また、前記(共)重合体(A)とアミノ化合物(B)との重量比[(A)/(B)]は、接着性観点から、好ましくは50/50〜99/1、さらに好ましくは60/40〜97/3、とくに好ましくは70/30〜95/5である。
本発明の水性(共)重合体組成物(X)が、上記(B)を含有する場合、組成物(X)中の(A)と(B)との合計の含有量(重量%)は、生産性の観点から、好ましくは5〜80%、さらに好ましくは10〜70%、とくに好ましくは20〜60%である。
本発明の水性(共)重合体組成物(X)は、分散性(例えばクレー、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの無機顔料)、接着性(ガラスなどの無機材料、ポリエチレンテレフタレートなどの有機材料)に優れるため、産業の各種用途に有用である。
分散剤としては、無機顔料の分散剤として使用する場合には、分散液の形態によって異なるが、無機顔料の重量に基づいて、(A)の重量は好ましくは1〜25重量%、さらに好ましくは3〜15重量%である。
また、接着剤として使用する場合には、例えば、被接着体に付着または塗布ものを、例えば100〜300℃で、2〜120分間加熱することにより、接着することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下において部および%はそれぞれ重量部および重量%を示す。
[(共)重合体(A)の製造]
<製造例1>
オートクレーブに、溶媒として水(純水)300部、イソプロパノール300部を仕込み、撹拌下窒素を通気してオートクレーブ内の窒素置換を行った(気相酸素濃度400ppm以下)。窒素を吹き込みながら82℃に昇温した後、過硫酸ナトリウム17.6部を水(純水)45部に溶解させた溶液[開始剤]と、アクリル酸(a1−1)271部[モノマー]を同時に2時間かけて滴下し、さらに82℃で2時間撹拌して重合反応を行った。
その後、溶液を脱溶剤し、(共)重合体(A−1)が70%になるように水(純水)を加え、(共)重合体(A−1)の水溶液を得た。(A−1)はMw13,000であった。
<製造例2〜3>
製造例1において、反応組成(部)を、表1にしたがった以外は製造例1と同様にして、(共)重合体(A−2)〜(A−3)の水溶液を得た。
<製造例4>
オートクレーブに、溶媒として水(純水)300部、イソプロパノール300部を仕込み、撹拌下窒素を通気してオートクレーブ内の窒素置換を行った(気相酸素濃度400ppm以下)。窒素を吹き込みながら82℃に昇温した後、3−メルカプトプロピオン酸8.6部、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.41部および2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.9部をイソプロパノール50部に溶解させた溶液と、アクリル酸(a1−1)271部とアクリル酸ブチル(a2−1)8部[モノマー]を同時に2時間かけて滴下し、さらに82℃で2時間撹拌して重合反応を行った。
その後、溶液を脱溶剤し、(共)重合体(A−4)が70%になるように水(純水)を加え、(共)重合体(A−4)の水溶液を得た。(A−4)はMw8,000であった。
製造例1〜製造例4の結果を表1に示す。
<実施例1〜10、比較例1〜2>
表2に示した配合組成(部)にしたがって、容器に、撹拌しながら、配合組成(部)の上から順番に仕込み、混合して、各水性(共)重合体組成物(X)を調製した。
得られた各水性(共)重合体組成物(X)について、後述の方法により、評価を行った。結果を表2に示す。
<1>接着性の評価
ガラス材料(タテ20mm×ヨコ20mm×高さ20mm)の上に、水性(共)重合体組成物(X)を0.5g塗布した。その上に、ガラス材料(タテ20mm×ヨコ20mm×高さ20mm)を載置したものを、170℃×60分間加熱した。
25℃で2時間放置後、JIS K6849に準じて引張り接着強さ(単位:N/mm2)を求めて、以下の基準で評価した。
<評価基準>
◎:25N/mm2以上
○:21N/mm2以上、25N/mm2未満
△:17N/mm2以上、21N/mm2未満
×:17N/mm2未満
<2>透明性
ガラス製のシャーレ(外径75mm×高さ20mm)に、水性(共)重合体組成物(X)を10g仕込み、170℃×60分間加熱した。
25℃で2時間放置後、透明性を目視して以下の基準で評価した。
<評価基準>
◎:濁りなし
○:濁りがわずか
△:少し濁っている
×:濁りが大
Figure 2019104904
Figure 2019104904
表1、2の結果から、本発明の水性(共)重合体組成物(X)は、比較のものと比べて、接着性、硬化後の透明性に優れていることがわかる。
本発明の水性(共)重合体組成物(X)は、分散剤、洗剤ビルダー、接着剤等の幅広い分野に好適に適用できることから、きわめて有用である。とりわけ、分散剤、接着剤として好適に使用できる。

Claims (2)

  1. (メタ)アクリル酸(a1)を構成単量体として含む(共)重合体(A)、リン酸カルシウム(J)及び水を含有してなる水性(共)重合体組成物であって、該(A)の重量に基づいて該(J)の重量が1〜1,000ppmである水性(共)重合体組成物(X)。
  2. さらに、アミン化合物(B)を含有してなる請求項1記載の水性(共)重合体組成物。
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