JP2019104299A - 車両のバッテリ搭載構造 - Google Patents
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Abstract
Description
これらの文献に記載の構造においては、車室フロア部は、フロントフロア部とリヤフロア部とが起立壁部を介して繋がっており、フロントフロア部よりもリヤフロア部の方が、高さが高くされている。一方、車両用シートは、フロントフロア部と起立壁部との両者、またはフロントフロア部とリヤフロア部との両者に跨がるようにして設置されており、この車両用シートのシートクッションを支持する台座部の下方スペースであって、フロントフロア部上の位置には、バッテリが配設されている。このような構成によれば、車両用シートの設置箇所を有効に利用したかたちで、バッテリをスペース効率良く車室内に配置することができる。
また、特許文献2においては、前記台座部上に防水カーペットが敷設され、かつこの防水カーペットによってバッテリの上方が覆われている。このような構成によれば、シートクッション上に水などの液体を零した際に、この液体がバッテリ上に流れ落ちることが防水カーペットによって抑制される。したがって、バッテリの保護を図ることが可能である。
バッテリの保護を徹底する観点からすると、前記したような態様でバッテリが被水することを適切に防止することが望まれる。
部を介して前記フロントフロア部よりも高い位置にリヤフロア部が繋がって設けられた車室フロア部と、前記フロントフロア部上に配置されたバッテリと、を備えている、車両のバッテリ搭載構造であって、前記フロントフロア部のうち、前記バッテリの配置領域よりも高い高さとされて、前記配置領域の車幅方向外方側に設けられ、かつ後端部が前記起立壁部に繋がった状態で車両前後方向に延びるフロアサイド隆起部と、このフロアサイド隆起部の上面部に設けられ、かつ車幅方向外方ほど高さが低くなる外下がり状とされた傾斜面と、前記起立壁部または前記リヤフロア部上の位置から前記バッテリの配置箇所に向かう方向に液体が流れたときに、この液体を前記傾斜面上に導くことが可能な上面開口状の排水用凹溝と、をさらに備えていることを特徴としている。
第1に、乗員がリヤフロア部上に液体を零し、この液体が車両前方側に流れて、フロントフロア部の車幅方向外側寄りの領域に流れた場合、この液体はフロアサイド隆起部の傾斜面に到達する。すると、この液体は、この傾斜面に沿ってフロアサイド隆起部の車幅方向外方側に流れることとなる。したがって、前記液体がバッテリ側に向かって流れ、バッテリに液体が接触することを適切に防止することができる。
第2に、前記とは異なり、リヤフロア部上に零れた液体が、バッテリに直接向かう方向に流れた場合、この液体を排水用凹溝に流れ込ませてからフロアサイド隆起部の傾斜面上に導くことが可能である。このようなことから、本発明によれば、従来技術と比較して、バッテリの被水防止性能を優れたものとし、バッテリの保護を適切に図ることが可能である。
第3に、フロアサイド隆起部が車室フロア部に設けられていることにより、車室フロア部の強度アップ、とくにバッテリが配設されている箇所近辺の強度アップを適切に図ることができる。このことも、バッテリ保護に役立つ。
図面において、矢印Frは車両前方を示し、矢印Wは車幅方向を示し、矢印Upは車両高さ方向の上方を示す。
壁部1c、およびこの起立壁部1cの後部上端に繋がったリヤフロア部1bを有している(図3も参照)。バッテリ2は、車両用シートSのシートクッション31および台座部40の下方スペースに配された状態でフロントフロア部1a上に固定されている。
台座部40は、たとえばパイプ材を用いて形成された中空枠状の上枠部40aと、この上枠部40aの内側開口領域を塞ぐように上枠部40aに接合された天板パネル40b(シートパン)とを具備している。支持脚部42は、台座部40の前部を支持するための部位であり、その上部は上枠部40aに溶接され、かつその下部は、フロントフロア部1aのうち、バッテリ2の配置箇所の車両前方側に設けられたフロアクロス部13にボルト止めなどの手段を用いて固定されている。ブラケット部43は、台座部40の後部を支持するための部位であり、たとえば上枠部40aの後部に溶接されており、かつ車室フロア部1の起立壁部1cの上下高さ方向の途中箇所に設けられた棚状部10に、ボルト止めなどの手段を用いて固定されている。
に排水可能な部位であり、上向き開口状である。図4によく表われているように、排水用凹溝52は、防水カーペット5の一部を、その下面側が断面三角形状、あるいは矩形状などの下向き凸部52bとなるように段押し状に形成することにより設けられており、台座部40と起立壁部1cとの相互間の隙間Cに位置するようにして、車幅方向に延びている。このような構成によれば、下向き凸部52bが台座部40や起立壁部1cに干渉しないようにし、排水用凹溝52を適切に設けることが可能であり、排水用凹溝52の底部の高さ位置を、台座部40の上面よりも低い高さ位置に設定することが可能である。
る場合もあり得る。この場合、リヤ側防水カーペット8を迂回した一部の水は、シートバック30の下方隙間などを通過して、防水カーペット5の第2の補助部5c、および第1の補助部5b上を順次流れてから主要部5a上に到達する。また、他の一部の水は、シートバック30の車幅方向外方側を通過するように流れて、起立壁部1cからフロアサイド隆起部11の上面部に到達する。
排水用凹溝は、終端部側(外端部側)ほど幅が広くなり、また深さが深くなる形態とすることが好ましいものの、これに限定されず、たとえば幅や深さが各所略同一であってもよい。排水用凹溝は、少なくとも1つ設けられていればよく、その具体的な数や位置も限定されない。
S 車両用シート
1 車室フロア部
1a フロントフロア部
1b リヤフロア部
1c 起立壁部
11 フロアサイド隆起部
11a 傾斜面
2 バッテリ
5 防水カーペット
52 排水用凹溝
Claims (1)
- フロントフロア部の後部に起立壁部を介して前記フロントフロア部よりも高い位置にリヤフロア部が繋がって設けられた車室フロア部と、
前記フロントフロア部上に配置されたバッテリと、
を備えている、車両のバッテリ搭載構造であって、
前記フロントフロア部のうち、前記バッテリの配置領域よりも高い高さとされて、前記配置領域の車幅方向外方側に設けられ、かつ後端部が前記起立壁部に繋がった状態で車両前後方向に延びるフロアサイド隆起部と、
このフロアサイド隆起部の上面部に設けられ、かつ車幅方向外方ほど高さが低くなる外下がり状とされた傾斜面と、
前記起立壁部または前記リヤフロア部上の位置から前記バッテリの配置箇所に向かう方向に液体が流れたときに、この液体を前記傾斜面上に導くことが可能な上面開口状の排水用凹溝と、
をさらに備えていることを特徴とする、車両のバッテリ搭載構造。
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