JP2019102208A - 電池および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの衝撃に対する耐性を備えると共に、電池セルを積層した際に、位置ずれの発生を抑える電池および電子機器を提供すること。【解決手段】本発明の電池100は、電池セル110と、電池セル110と電気的に接続された、正極タブ122aを有する正極基板122および負極タブ124aを有する負極基板124と、電池セル110および正極基板122、負極基板124が載置される底部139と、底部139と交差する側壁とを有するケース130と、を備え、側壁は、第1の側壁131および第2の側壁132を有し、正極タブ122aおよび負極タブ124aは、切欠き150から、ケース130の外側に引き出されている。【選択図】図4

Description

本発明は、電池および電子機器に関する。
近年、ウェアラブル機器や携帯用の小型情報端末の普及に伴って、小型で電池効率に優れたリチウムイオン電池の需要が伸長している。このようなリチウムイオン電池では、電池容量を増大させるために、電池(電池セル)を積層して用いる技術が知られていた。例えば、特許文献1には、積層電極体を備えた角型リチウムイオン電池が提案されている。特許文献2には、ラミネート式電池を複数配列した電池モジュールが提案されている。
また、特許文献3には、外部からの衝撃に対応する強度や安全性を確保するために、リチウムイオン電池を収納した電池パックが提案されている。
特開2008−91100号公報 特開2009−245879号公報 特開2008−251342号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電極積層体、および特許文献2に記載の電池モジュールでは、外部からの衝撃に対する耐性が確保しにくいという課題があった。外部からの衝撃に対する耐性が低いと、破損や機能低下の発生を招く場合があった。
また、特許文献3に記載の電池パックでは、複数のリチウムイオン電池を積層して電池パックに収納する場合に、積層による電池の位置ずれが発生しやすいという課題があった。そのため、電気的な接触が不十分になるなど、電池効率が悪化する可能性があった。すなわち、外部からの衝撃に対する耐性を備えると共に、電池セルを積層した際に、位置ずれの発生を抑える電池が求められていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例]本適用例に係る電池は、電池セルと、電極タブを有し、電池セルと電気的に接続された電極基板と、電池セルおよび電極基板が載置される底部と、底部と交差する側壁とを有するケースと、を備え、側壁は、第1の側壁および第2の側壁を有し、電極タブは、第1の側壁と第2の側壁との間から、ケースの外側に引き出されている。
本適用例によれば、ケースを備えていることから、従来よりも外部からの衝撃に対する耐性を向上させることができる。ケースが側壁を有することから、積層による電池セルおよび電極基板の位置ずれの発生を抑えることができる。詳しくは、側壁によってケースに載置された電池セルおよび電極基板の移動が制限され、位置決めが成される。そのため、電池セルおよび電極基板を積層しても、位置ずれの発生が抑えられる。また、外部からの衝撃に対しても位置ずれの発生が抑えられ、電池効率を良好に維持することができる。さらには、電池の製造工程などにおいて、電池セルおよび電極基板の位置決めを容易にすることができる。これらにより、従来よりも、外部からの衝撃に対する耐性が向上すると共に、電池セルおよび電極基板を積層した際に位置ずれの発生を抑えて、電池効率を良好に維持可能な電池を提供することができる。
第1の側壁と第2の側壁との間から、電極タブがケースの外側に引き出されるため、電極タブの引き回しを容易にすることができる。
[適用例]本適用例に係る電池は、電池セルと、電極タブを有し、電池セルと電気的に接続された電極基板と、電池セルおよび電極基板が載置される底部と、底部の周縁に沿って配置され、底部と交差する側壁とを有するケースと、を備え、電極タブは、ケースの内側において側壁に沿って配置され、底部とは反対側に引き出されている。
本適用例によれば、ケースを備えていることから、従来よりも外部からの衝撃に対する耐性を向上させることができる。ケースが側壁を有することから、積層による電池セルおよび電極基板の位置ずれの発生を抑えることができる。詳しくは、側壁によってケースに載置された電池セルおよび電極基板の移動が制限され、位置決めが成される。そのため、電池セルおよび電極基板を積層しても、位置ずれの発生が抑えられる。また、外部からの衝撃に対しても位置ずれの発生が抑えられ、電池効率を良好に維持することができる。さらには、電池の製造工程などにおいて、電池セルおよび電極基板の位置決めを容易にすることができる。これらにより、従来よりも、外部からの衝撃に対する耐性が向上すると共に、電池セルおよび電極基板を積層した際に位置ずれの発生を抑えて、電池効率を良好に維持可能な電池を提供することができる。
電極タブがケースの内側の側壁に沿って配置されることから、電極タブを束ねやすく、容易に電気的に接続させることができる。
上記適用例に記載の電池において、側壁は、底部とは反対側の端部に、ケースの内側に突出する凸部を有することが好ましい。
これによれば、側壁に加えて、底部と凸部とによって電池セルおよび電極基板がケースに保持される。そのため、位置ずれの発生をさらに抑えることができる。また、製造工程などにおいて、ケースからの電池セルおよび電極基板の脱落を防止することができる。
上記適用例に記載の電池は、複数の電池セルを備え、側壁は、第1の側壁よりも底部からの高さが高い第3の側壁を有し、電池セルおよび電極基板の数に応じた高さが、第1の側壁の底部からの高さ以上であり、第3の側壁の底部からの高さ以下であることが好ましい。
上記適用例に記載の電池は、複数の電池セルを備え、側壁は、第1の側壁および、第1の側壁よりも底部からの高さが高い第3の側壁を有し、電池セルおよび電極基板の数に応じた高さが、第1の側壁の底部からの高さ以上であり、第3の側壁の底部からの高さ以下であることが好ましい。
これらによれば、フィルムなどの、内包物の形状に追従するような包装材料(外装部材)を用いて電池を減圧包装するような場合に、複数の電池セルおよび複数の電極基板がフィルムに押圧されて、位置ずれの発生をさらに抑えることができる。詳しくは、第3の側壁以外の領域では、底部に載置された、電池セルおよび電極基板の合計の厚さ、すなわち、電池セルおよび電極基板の数に応じた高さが、第1の側壁などの底部からの高さ以上となる。そのため、該領域では電池セルや電極基板が側壁から露出して、フィルムと接触する。したがって、フィルムとケースの底部に挟まれて、電池セルおよび電極基板が押圧される力が作用する。
上記適用例に記載の電池においては、第3の側壁は、底部とは反対側の端部に、ケースの内側に突出する凸部を有することが好ましい。
これによれば、第1の側壁よりも高さが高い第3の側壁に凸部が設けられ、底部と凸部とによって電池セルがケースに保持される。そのため、位置ずれの発生をさらに抑えることができる。また、製造工程などにおいて、ケースからの電池セルの脱落を防止することができる。さらに、フィルムなどを用いて電池を減圧包装するような場合に、複数の電池セルがフィルムに押圧されて、位置ずれの発生をさらに抑えることができる。
[適用例]本適用例に係る電池は、電池セルと、電池セルを載置する底部、および底部の周縁に沿って配置された側壁を有するケースと、を備え、側壁は、底部とは反対側の端部に、ケースの内側に突出する凸部を有する。
本適用例によれば、ケースを備えていることから、従来よりも外部からの衝撃に対する耐性を向上させることができる。ケースが側壁および凸部を有することから、積層による電池セルの位置ずれの発生を抑えることができる。また、外部からの衝撃に対しても位置ずれの発生が抑えられて、電池効率を良好に維持することができる。さらには、電池の製造工程などにおいて、電池セルの位置決めを容易にすることができる。これらにより、従来よりも、外部からの衝撃に対する耐性が向上すると共に、電池セルを積層した際に、位置ずれの発生を抑えた電池を提供することができる。これに加えて、製造工程などにおいて、ケースからの電池の脱落を防止することができる。
上記適用例に記載の電池においては、ケースは、複数の電池セルを収容し、側壁は、第1の側壁および、第1の側壁よりも底部からの高さが高い第3の側壁を有し、複数の電池セルの底部からの高さが、第1の側壁の底部からの高さ以上であり、第3の側壁の底部からの高さ以下であることが好ましい。
これによれば、フィルムなどの、内包物の形状に追従するような包装材料(外装部材)を用いて電池を減圧包装するような場合に、複数の電池セルがフィルムに押圧されて、位置ずれの発生をさらに抑えることができる。詳しくは、第3の側壁以外の領域では、複数の電池セルの底部からの高さが、第1の側壁などの底部からの高さ以上となる。そのため、該領域では、フィルムと電池セルとが接触しやすく、フィルムが電池セルを押圧する力が作用しやすくなる。
上記適用例に記載の電池は、複数の電池セルおよび複数の電極基板を挟んで、底部と対向して配置可能なフタを備えることが好ましい。
これによれば、側壁に加えて、底部とフタとによって電池セルおよび電極基板がケースに保持される。そのため、位置ずれの発生をさらに抑えることができる。また、製造工程などにおいて、ケースからの電池セルおよび電極基板の脱落を防止することができる。さらに、フィルムなどを用いて電池を減圧包装するような場合に、電池セルおよび電極基板がフタを介してフィルムに押圧され、位置ずれの発生をさらに抑えることができる。
[適用例]本適用例に係る電子機器は、上記適用例に記載の電池を備える。
本適用例によれば、外部衝撃に対する耐性が向上し、電池効率が良好に維持される電池を、電力供給源として備えた電子機器を提供することができる。
実施形態1に係る電池の構成を示す模式図。 ケースにおける電池セルの収容状態を示す概略断面図。 ケースの形状を示す側面図。 電池の外観を示す概略斜視図。 包装を施した電池の一例を示す概略斜視図。 実施形態2に係る電池の外観を示す概略斜視図。 実施形態3に係る電池の構成を示す模式図。 電池の概略断面図。 実施形態4に係るウェアラブル機器の構成を示す概略図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。以下に説明する実施の形態は、本発明の一例を説明するものである。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更が可能であり、そのような変更を伴う電池、電子機器もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
(実施形態1)
本実施形態に係る電池の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、実施形態1に係る電池の構成を示す模式図である。図2は、ケースにおける電池セルの収容状態を示す概略断面図である。
図1に示すように、本実施形態の電池100は、電池セル110、電極基板としての、正極基板122および負極基板124、ケース130を備えている。正極基板122は、電極タブとしての正極タブ122aを有し、負極基板124は、電極タブとしての負極タブ124aを有している。ケース130は、電池セル110、正極基板122および負極基板124が載置される底部139、底部139の周縁に底部139と交差するように配置された側壁としての、第1の側壁131、第2の側壁132、第3の側壁133を有している。
電池100では、複数(3個)の電池セル110が重畳されて、ケース130に収容される。ここで、説明の便宜上、底部139に対して、電池セル110が重畳される方向を上方とし、上方と反対の方向を下方という。
電池セル110は、例えば、リチウムイオン電池(全固体二次電池)であって、厚さが約150μm(マイクロメートル)、直径が約10mm(ミリメートル)の円盤状である。電池セル110の形状は、円盤状であることに限定されず、例えば多角形の盤状であってもよい。電池セル110は、例えば、固体電解質層を挟んで正極と負極とが設けられ、円盤状の一方の面が正極であり、他方の面が負極であって、電池セル110単体でも電池として機能する。
電池セル110の上方および下方には、正極基板122または負極基板124が挿入されている。すなわち、電池100では、電池セル110と、電池セル110の正極側に配置される正極基板122と、電池セル110の負極側に配置される負極基板124と、が1組となって、合計3組が重畳されてケース130に収容される。
ケース130において、重畳される3個の電池セル110のうち、上方および下方に配置される電池セル110は、正極が下方(底部139側)を向いて配置され、中央に配置される電池セル110は、負極が下方を向いて配置される。このように、中央の電池セル110の電極の向きが反転されているため、中央の電池セル110の上方および下方に挿入する電極基板を、上方および下方の電池セル110と共用することが可能となる。これによって、正極基板122および負極基板124の数を低減できる。また、電池セル110の電極の向きが反転していない、一方向を向いている場合に用いるセパレーターを省くことができる。なお、ケース130に収容される複数の電池セル110、および電極基板(正極基板122および負極基板124)の配置は上記に限定されない。
正極基板122は、直径が約10mmの円盤に、短冊状の正極タブ122aが付属した形状であり、厚さが約20μmの銅箔で形成されている。負極基板124は、正極基板122と同様な形状であって、負極タブ124aが付属し、銅箔で形成されている。
ケース130の底部139は、円盤状である。底部139の周縁から、上方に向かって底部139と交差して第1の側壁131、第2の側壁132、第3の側壁133が設けられている。第1の側壁131、第2の側壁132、第3の側壁133(以降、これらを単に「側壁」ということもある。)は、円筒の側面の一部を切り出した形状である。側壁は、ケース130に、電池セル110と、正極基板122および負極基板124の円盤部分とを収容した際に、それらと略合致する寸法で形成されている。そのため、上方および下方と交差する方向への、電池セル110および電極基板(正極基板122、負極基板124)の位置ずれの発生が抑えられる。また、ケース130に電池セル110および電極基板が収容されるため、ケース130はそれらを外部の衝撃から保護する機能(衝撃保護機能)も具備している。
側壁は、切欠き150を有し、この切欠き150によって、第1の側壁131と、第2の側壁132とに分割されている。円盤状の底部139の略中心を通り、底部139と略直交する直線を底部139の中心軸とすると、切欠き150は、該中心軸と略直交する方向に対向して、2個設けられている。正極タブ122aおよび負極タブ124aは、第1の側壁131と第2の側壁132との間、すなわち切欠き150から、ケース130の外側に引き出されている。ここで、正極タブ122aと負極タブ124aとが接触しないように、2個の切欠き150のうちの一方から正極タブ122aが引き出され、他方から負極タブ124aが引き出されている。なお、切欠き150の数は2個に限定されず、正極タブ122aおよび負極タブ124aの引き出しに用いない切欠きが形成されていてもよい。また、切欠き150の配置は、上述した対向配置に限定されず、正極タブ122aと負極タブ124aとが接触しない配置であればよい。
第3の側壁133は、第1の側壁131または第2の側壁132と一体に設けられ、上方および下方と略直交する方向に対向して配置されている。また、第3の側壁133が対向して配置される方向は、切欠き150が対向して配置される方向と交差している。第3の側壁133は、第1の側壁131および第2の側壁132より上方へ延長されている。言い換えれば、第3の側壁は、第1の側壁131および第2の側壁132より高さが高い側壁であって、底部139から反対側(上方)の端部までを含む。第3の側壁133は、底部139とは反対側の端部に、ケース130の内側に突出する凸部140を有している。凸部140は、爪状の突起であって、第3の側壁133の数に対応して2個設けられている。
図2に示すように、ケース130に電池セル110、正極基板122、負極基板124が収容されると、電池セル110と正極基板122および負極基板124とが電気的に接続される。また、凸部140によって、重畳された電池セル110と、正極基板122および負極基板124(以降、正極基板122および負極基板124を、「電極基板」ということもある。)とが上方に浮き上がることが抑えられる。そのため、電池セル110と電極基板との間で、位置ずれや浮きの発生を抑制することができる。なお、第3の側壁133の底部139からの高さは、ケース130に収容される電池セル110および電極基板の数に応じて調節される。
ここで、ケース130に収容される電池セル110の数は、3個に限定されない。また、ケース130に収容される電池セル110が1個であっても、電池セル110と、正極基板122および負極基板124との間で、位置ずれの発生を抑える効果は同様にして得られる。
なお、本実施形態では、第3の側壁133を、第1の側壁131、第2の側壁132と一体である形態を例示したが、これに限定されない。第3の側壁133と、第1の側壁131または第2の側壁132との間に切欠きを設けてもよい。また、第3の側壁133および凸部140の数や配置は、上記に限定されない。
次に、ケース130の外観寸法について、図3を参照して説明する。図3は、ケースの形状を示す側面図である。
図3に示すように、底部139の上方向きの面(電池セル110および電極基板を載置する面)から、第1の側壁131の上方の端までの距離(第1の側壁131の、底部139からの高さ)を高さh1とする。また、底部139の上方向きの面から、第3の側壁133の凸部140の下方向きの面までの距離(第3の側壁133の、底部139からの高さ)を高さh3とする。ここで、高さh3は、ケース130において、電池セル110、正極基板122、負極基板124が収容される厚さ方向の距離となる。すなわち、底部139に載置されてケース130に収容される、電池セル110および電極基板の合計の厚さ、換言すれば、電池セル110および電極基板の数に応じた高さは、高さh1以上であり、高さh3以下である。
ケース130における底部139および側壁の形状は、電池セル110の形状に合わせて変更することが可能である。ケース130の形成材料としては、例えば、アクリル系樹脂、塩化ビニール系樹脂などの有機高分子化合物(樹脂)、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属の表面に酸化膜を形成したもの、などが挙げられる。これらの中でも、ケース130の形成材料として、可撓性を有する樹脂を用いることが好ましい。これによれば、電池100の製造工程などにおいて、ケース130を撓ませて、電池セル110および電極基板を容易に収容することができる。本実施形態では、ケース130の形成材料にアクリル系樹脂を採用し、三次元造形によって作製されたものを用いる。
上述した構成により、電池100は、図4に示す外観となる。図4は、電池の外観を示す概略斜視図である。
図4に示すように、ケース130に重畳して収容された、電池セル110、正極基板122、負極基板124は、ケース130の側壁(第1の側壁131、第2の側壁132、第3の側壁133)、凸部140、底部139(図示せず)によって保持される。これにより、電池100では、電池セル110と電極基板との間で位置ずれの発生が抑えられる。
電池100(ケース130)の外側に引き出された正極タブ122aおよび負極タブ124aは、それぞれ重ねてまとめてもよい。例えば、ケース130の外側で、一旦下方向きに折り曲げた後、底部139の下方向きの面に合わせて折り曲げて束ねてもよい。
ここで、本実施形態の電池100は、電極基板(正極基板122、負極基板124)を備えた構成としたが、これに限定されない。ケース130に複数の電池セル110を収容し、電極基板を収容せずに別途電極配線を設けて、電池100としてもよい。また、ケース130は、衝撃保護機能を有していることから、1個の電池セル110をケース130に収容して、電池セル110に外部からの衝撃に対する耐性を付与してもよい。なお、これらの場合には、ケース130の高さh3は、収容される電池セル110の個数や厚さに応じて調節される。
電池100には、水分やガスなどの影響を低減するために、フィルムなどを用いて包装を施してもよい。図5は、包装を施した電池の一例を示す概略斜視図である。
図5に示すように、電池100は、外装部材の一例である2枚のアルミラミネートフィルム161,162を用いて、上方と下方とが覆われている。アルミラミネートフィルム161,162は、ポリアミド系樹脂などの絶縁性を有する基材に、表面(包装時に外面となる面)側にアルミ箔、内面(包装時に内面となる面)側に接合層などが形成されている。
アルミラミネートフィルム161,162は伸縮性を有している。そのため、アルミラミネートフィルム161は、電池100の側面(ケース130の側壁)、電池100の上方の面などの電池100の外形に沿って、電池100の上方を覆っている。アルミラミネートフィルム162は、電池100の下方の面(底部139の下方向きの面)を覆っている。アルミラミネートフィルム161,162は、電池100の下方の面から庇状にせり出した領域で、内面同士が接合されて一体に形成されている。ここで、接合とは、接着または融着を含む。
正極タブ122aおよび負極タブ124aは、上記の庇状にせり出した領域で、アルミラミネートフィルム161,162の間から外側に引き出されている。アルミラミネートフィルム161,162は、正極タブ122aおよび負極タブ124aに密着し、上記の庇状にせり出した領域で一体となっている。そのため、電池100は、正極タブ122aおよび負極タブ124aを除いて、アルミラミネートフィルム161,162によって密封されている。
電池100にアルミラミネートフィルム161,162で包装を施す際には、減圧下で行うことが好ましい。減圧包装(減圧下で包装)することによって、電池100とアルミラミネートフィルム161,162との空隙が低減され、電池100とアルミラミネートフィルム161,162とを密着させることができる。また、減圧と併せて加熱を施してもよい。加熱によって、アルミラミネートフィルム161,162の柔軟性を高めて、電池100の外形により密着させることができる。アルミラミネートフィルム161,162の接合層が、熱硬化型、または熱溶融型である場合には、接合層の接合力を確保することもできる。減圧下の加熱温度としては、特に限定されないが、例えば150℃以上、200℃以下である。
これらにより、第3の側壁133(図3参照)以外の領域で、ケース130の上方に露出した電池セル110や電極基板が、アルミラミネートフィルム161,162によって押圧され、位置ずれの発生がさらに抑えられる。
アルミラミネートフィルム161,162の厚さは、50μm以上、200μm以下であり、好ましくは80μm以上、120μm以下である。これにより、アルミラミネートフィルム161,162の物理的強度を確保すると共に、気中の水分、ガスに対するバリア性の確保、電池100への密着性を向上させることができる。本実施形態では、アルミラミネートフィルム161,162の厚さを、約100μmとしている。なお、アルミラミネートフィルム161,162としては、市販品が採用可能である。
以上に述べたように、上記実施形態に係る電池100によれば、以下の効果を得ることができる。
ケース130を備えていることから、従来よりも外部からの衝撃に対する耐性を向上させることができる。ケース130が側壁を有することから、積層による電池セル110および電極基板(正極基板122、負極基板124)の位置ずれの発生を抑えることができる。詳しくは、側壁(第1の側壁131、第2の側壁132、第3の側壁133)によって、ケース130に載置された電池セル110および電極基板の移動が制限され、位置決めが成される。そのため、電池セル110および電極基板を積層しても、位置ずれの発生が抑えられる。また、外部からの衝撃に対しても位置ずれの発生が抑えられ、電池効率を良好に維持することができる。さらには、電池100の製造工程などにおいて、電池セル110および電極基板の位置決めを容易にすることができる。これらにより、従来よりも、外部からの衝撃に対する耐性が向上すると共に、電池セル110および電極基板を積層した際に位置ずれの発生を抑えて、電池効率を良好に維持可能な電池100を提供することができる。
第1の側壁131と第2の側壁132との間、すなわち切欠き150から、正極タブ122aおよび負極タブ124aがケース130の外側に引き出されるため、これらの電極タブの引き回しを容易にすることができる。
第3の側壁133が凸部140を有することにより、側壁に加えて、底部139と凸部140とによって電池セル110および電極基板がケース130に保持される。そのため、位置ずれの発生をさらに抑えることができる。また、製造工程などにおいて、ケース130からの電池セル110および電極基板の脱落を防止することができる。
アルミラミネートフィルム161,162を用いて電池100を減圧包装するような場合に、複数の電池セル110および複数の電極基板がアルミラミネートフィルム161,162に押圧されて、位置ずれの発生をさらに抑えることができる。詳しくは、第3の側壁133以外の領域では、底部139に載置された、電池セル110および電極基板の合計の厚さ、換言すれば、電池セル110および電極基板の数に応じた高さ(高さh3)が、第1の側壁131などの底部139からの高さh1以上となる。そのため、該領域では電池セル110や電極基板が側壁の上方へ露出して、アルミラミネートフィルム161と接触する。したがって、アルミラミネートフィルム161,162とケースの底部に挟まれて、電池セル110および電極基板が押圧される力が作用する。
(実施形態2)
本実施形態に係る電池について、図6を参照して説明する。図6は、実施形態2に係る電池の外観を示す概略斜視図である。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態の電池200は、電池セル110、電極基板としての、正極基板122および負極基板124、ケース230を備えている。正極基板122は、電極タブとしての正極タブ122aを有し、負極基板124は、電極タブとしての負極タブ124aを有している。ケース230は、電池セル110、正極基板122および負極基板124が載置される底部239、底部239の周縁に沿って配置され、底部239と交差する側壁234を有している。
ケース230には、図示しないが、実施形態1の電池100と同様に、3個の電池セル110と、2個の正極基板122と、2個の負極基板124とが、交互に重畳されて収容されている。電池200(ケース230)においても、電池セル110と電極基板(正極基板122、負極基板124)とは電気的に接続されている。
底部239は円盤状であって、底部239の周縁に沿って配置された側壁234は、円筒状である。側壁234は切欠きを有さず、この点が、実施形態1のケース130(図3参照)とは異なっている。
側壁234は、底部239とは反対側の上方の端部に、ケース230の内側に突出する凸部240を有している。凸部240は、爪状の突起である。円盤状の底部239の略中心を通り、底部239と略直交する直線を底部239の中心軸とすると、凸部240は、該中心軸と略直交する方向に対向して2個設けられている。なお、側壁234の底部239からの高さを、底部239に載置されてケース230に収容された、複数の電池セル110および複数の電極基板の合計の厚さの距離よりも小さく設定して、凸部240を設けなくてもよい。
ここで、側壁234として、実施形態1と同様に、第1の側壁と、第1の側壁よりも高さが高い第3の側壁とを設けてもよい。この場合は、凸部240を第3の側壁の上方の端部に設けることが好ましい。底部239に載置されてケース230に収容される、電池セル110および電極基板の合計の厚さ、換言すれば、電池セル110および電極基板の数に応じた高さは、第1の側壁の底部239からの高さ以上とし、第3の側壁の底部239からの高さ以下とする。
側壁234(ケース230)は切欠きを有していないため、正極タブ122aおよび負極タブ124aは、ケース230の内側において、側壁234に沿って上方へ折り曲げられて配置され、底部239とは反対側の電池200の上方へ引き出されている。
ケース230には、上述したケース130と同様な形成材料が採用可能である。本実施形態では、ケース230の形成材料として、陽極酸化処理を施したアルミニウムを用いている。
電池200は、実施形態1と同様に、アルミラミネートフィルを用いて包装を施してもよい。特に、上述したような、側壁234に凸部240を設けない場合には、アルミラミネートフィルムを用いて包装を施すことが好ましい。
以上に述べたように、上記実施形態に係る電池200によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができる。また、正極タブ122aおよび負極タブ124aがケース230の内側の側壁234に沿って配置されることから、正極タブ122aおよび負極タブ124aをそれぞれ束ねやすく、容易に電気的に接続させることができる。
(実施形態3)
本実施形態に係る電池について、図7および図8を参照して説明する。図7は、実施形態3に係る電池の外観を示す概略斜視図である。図8は、電池の概略断面図である。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
図7および図8に示すように、本実施形態の電池300は、電池セル110、電極基板としての正極基板122および負極基板124、ケース330、フタ370を備えている。正極基板122は、電極タブとしての正極タブ122aを有し、負極基板124は、電極タブとしての負極タブ124aを有している。ケース330は、電池セル110と、正極基板122および負極基板124とを載置する底部339、底部339の周縁に配置された側壁としての、第1の側壁331、第2の側壁332を有している。
ケース330には、上記実施形態と同様に、3個の電池セル110と、2個の正極基板122と、2個の負極基板124とが、交互に重畳されて収容されている。電池300(ケース330)においても、電池セル110と電極基板(正極基板122、負極基板124)とは電気的に接続されている。
ケース330の底部339は、円盤状である。底部339の周縁から、上方に向かって底部339と交差して第1の側壁331および第2の側壁332が延在している。第1の側壁331および第2の側壁332(以降、これらを単に「側壁」ということもある。)は、円筒の側面の一部を切り出した形状である。側壁は、ケース330に、電池セル110と、正極基板122および負極基板124の円盤部分とを収容した際に、それらと略合致する寸法で形成されている。ケース330は、実施形態1と同様に、形成材料にアクリル系樹脂を採用し、三次元造形によって作製されたものを用いる。
側壁は、切欠き350を有し、この切欠き350によって、第1の側壁331と、第2の側壁332とに分割されている。円盤状の底部339の略中心を通り、底部339と略直交する直線を底部339の中心軸とすると、切欠き350は、該中心軸と略直交する方向に対向して、2個設けられている。正極タブ122aおよび負極タブ124aは、第1の側壁331と第2の側壁332との間、すなわち切欠き350から、ケース330の外側に引き出されている。ここで、正極タブ122aと負極タブ124aとが接触しないように、2個の切欠き350のうちの一方から正極タブ122aが引き出され、他方から負極タブ124aが引き出されている。なお、切欠き350の数は2個に限定されず、正極タブ122aおよび負極タブ124aの引き出しに用いない切欠きが形成されていてもよい。また、切欠き350の配置は、対向配置に限定されず、正極タブ122aと負極タブ124aとが接触しない配置であればよい。
フタ370は、電池セル110および電極基板を挟んで、底部339と対向してケース330に配置可能である。そのため、フタ370および側壁によって電池セル110および電極基板が保持される。
フタ370は、突起部380を有している。突起部380は、フタ370の円盤状の本体から円柱状にせり出している。突起部380は、フタ370がケース330に載置された際に、側壁の上端(底部339と反対側の端)よりも、下方に突出してケース330内に没入する。そのため、突起部380によって、電池セル110および電極基板が底部339に向かって押圧される。これにより、電池セル110および電極基板における位置ずれの発生をさらに抑えることができる。なお、突起部380の形状は、円柱状に限定されず、電池セル110および電極基板を押圧可能であればよい。
電池300は、上述したアルミラミネートフィルを用いて包装を施すことが好ましい。該包装によって、電池セル110および電極基板における位置ずれの発生を、よりいっそう抑えることができる。
以上に述べたように、上記実施形態に係る電池300によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができる。また、突起部380によって、電池セル110および電極基板が押圧されるため、実施形態1の凸部140と比べて、よりいっそう位置ずれの発生を抑えることができる。
(実施形態4)
本実施形態に係る電子機器について、図9を参照して説明する。本実施形態では、電子機器として、ウェアラブル機器を例に挙げて説明する。図9は、実施形態4に係る電子機器としてのウェアラブル機器の構成を示す概略図である。
図9に示すように、本実施形態のウェアラブル機器400は、バンド410を用いて、人体の、例えば手首WRに腕時計のように装着され、人体に係る情報を入手する情報機器である。ウェアラブル機器400は、電池405、表示部425、センサー421、処理部430を備えている。電池405には、上記実施形態の電池を備えている。
バンド410は、装着時に手首WRに密着するように、ゴムなどの可撓性を備えた樹脂を用いた帯状を成している。バンド410の端部には、手首WRの太さに対応して結合位置を調整可能な結合部(図示せず)が設けられている。
センサー421は、バンド410において、装着時に手首WRに触れるよう、バンド410の内面側(手首WR側)に配置されている。センサー421は、手首WRと触れることによって、人体の脈拍や血糖値などに関する情報を入手し、処理部430へ出力する。センサー421としては、例えば光学センサーが用いられる。
処理部430は、バンド410に内蔵され、センサー421および表示部425と電気的に接続されている。処理部430としては、例えば集積回路(IC)が用いられる。処理部430は、センサー421からの出力に基づいて、脈拍や血糖値などの演算処理を行って、表示部425に表示データを出力する。
表示部425は、処理部430から出力された、脈拍や血糖値などの表示データを表示する。表示部425としては、例えば受光型の液晶表示装置を用いる。表示部425は、ウェアラブル機器400の装着時に、表示データを装着者が読み取れるように、バンド410の外面側(センサー421が配置された内面と対向する側)に配置されている。
電池405は、表示部425、センサー421、処理部430へ電力を供給する電力供給源として機能する。電池405は、着脱可能な状態にてバンド410に内蔵されている。
以上の構成により、ウェアラブル機器400は、手首WRから装着者の脈拍や血糖値に係る情報を入手し、演算処理などを経て、脈拍や血糖値などの情報として表示することができる。また、ウェアラブル機器400は、外部からの衝撃に対する耐性が向上すると共に、電池効率が良好に維持される電池を適用しているため、信頼性を向上させることができる。また、上記実施形態の電池セルは、全固体型の二次電池であるため、充電による繰り返しの使用が可能であることに加え、電解液などの漏洩の懸念がないため、長期間かつ安全に使用が可能なウェアラブル機器400を提供することができる。
本実施形態では、ウェアラブル機器400として腕時計型のウェアラブル機器を例示したが、これに限定されるものではない。ウェアラブル機器は、例えば、足首、頭、耳、腰などに装着されるものであってもよい。
また、電力供給源としての電池405(上記実施形態の電池)が適用される電子機器は、ウェアラブル機器400に限定されない。その他の電子機器としては、例えば、ヘッドマウントディスプレイなどの頭部装着型ディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、携帯電話機、携帯情報端末、ノート型パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラ、音楽プレイヤー、ワイヤレスヘッドホン、携帯ゲーム機などが挙げられる。これらの電子機器は、例えば、データ通信機能、ゲーム機能、録音再生機能、辞書機能などの他の機能を有していてもよい。
また、本実施形態の電子機器は、一般消費者向けの用途に限定されず、産業用途へも適用が可能である。さらに、上記実施形態の電池が適用される機器は、電子機器に限定されない。例えば、上記実施形態の電池を、移動体の電力供給源として適用してもよい。移動体としては、具体的には、自動車、バイク、フォークリフト、無人飛行機等の飛行体などが挙げられる。これによれば、信頼性が向上した電池を、電力供給源として備えた移動体を提供することができる。
100,200,300,405…電池、110…電池セル、122…電極基板としての正極基板、122a…電極タブとしての正極タブ、124…電極基板としての負極基板、124a…電極タブとしての負極タブ、130,230,330…ケース、131,331…側壁としての第1の側壁、132,332…側壁としての第2の側壁、133…側壁としての第3の側壁、139,239,339…底部、140,240…凸部、150,350…切欠き、234…側壁、370…フタ、400…電子機器としてのウェアラブル機器。

Claims (10)

  1. 電池セルと、
    電極タブを有し、前記電池セルと電気的に接続された電極基板と、
    前記電池セルおよび前記電極基板が載置される底部と、前記底部と交差する側壁とを有するケースと、を備え、
    前記側壁は、第1の側壁および第2の側壁を有し、
    前記電極タブは、前記第1の側壁と前記第2の側壁との間から、前記ケースの外側に引き出されている電池。
  2. 電池セルと、
    電極タブを有し、前記電池セルと電気的に接続された電極基板と、
    前記電池セルおよび前記電極基板が載置される底部と、前記底部の周縁に沿って配置され、前記底部と交差する側壁とを有するケースと、を備え、
    前記電極タブは、前記ケースの内側において前記側壁に沿って配置され、前記底部とは反対側に引き出されている電池。
  3. 前記側壁は、前記底部とは反対側の端部に、前記ケースの内側に突出する凸部を有する、請求項1または請求項2に記載の電池。
  4. 複数の前記電池セルを備え、
    前記側壁は、前記第1の側壁よりも前記底部からの高さが高い第3の側壁を有し、
    前記電池セルおよび前記電極基板の数に応じた高さが、前記第1の側壁の前記底部からの高さ以上であり、前記第3の側壁の前記底部からの高さ以下である、請求項1に記載の電池。
  5. 複数の前記電池セルを備え、
    前記側壁は、第1の側壁および、前記第1の側壁よりも前記底部からの高さが高い第3の側壁を有し、
    前記電池セルおよび前記電極基板の数に応じた高さが、前記第1の側壁の前記底部からの高さ以上であり、前記第3の側壁の前記底部からの高さ以下である、請求項2に記載の電池。
  6. 前記第3の側壁は、前記底部とは反対側の端部に、前記ケースの内側に突出する凸部を有する、請求項4または請求項5に記載の電池。
  7. 電池セルと、
    前記電池セルを載置する底部、および前記底部の周縁に沿って配置された側壁を有するケースと、を備え、
    前記側壁は、前記底部とは反対側の端部に、前記ケースの内側に突出する凸部を有する電池。
  8. 前記ケースは、複数の前記電池セルを収容し、
    前記側壁は、第1の側壁および、前記第1の側壁よりも前記底部からの高さが高い第3の側壁を有し、
    前記複数の電池セルの前記底部からの高さが、前記第1の側壁の前記底部からの高さ以上であり、前記第3の側壁の前記底部からの高さ以下である請求項7に記載の電池。
  9. 複数の前記電池セルおよび複数の前記電極基板を挟んで、前記底部と対向して配置可能なフタを備えた、請求項1に記載の電池。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電池を備えた電子機器。
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