JP2019100318A - スペーサ - Google Patents
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Abstract
Description
これによれば、凹部は、冷却水流路の深さ方向に延びるも、深さ方向の両端部に達しない長さに形成されているので、当該凹部を通じて前記深さ方向に沿って冷却水が流れることを抑制できる。これによって、多孔質体によるシリンダボア壁の過冷却抑制機能が低下することを未然に回避することができる。
これによれば、凹部は、冷却水流路の深さ方向に延びて、深さ方向の両端部に達する長さに形成されているので、当該凹部を通じて前記深さ方向に沿って冷却水が流れることを促進できる。したがって、凹部の数及び位置を適宜設定することによって、冷却水流路の深さ方向及び周方向におけるシリンダボア壁に対する冷却水による冷却性能を精細に調整することができるようになる。
この場合、前記冷却水流路の壁面には、冷却水を排出するドレーン孔が設けられており、前記凹部は、前記ドレーン孔よりも鉛直方向上側から、冷却水を前記ドレーン孔に導くように延びる形状とされているものとしてもよい。
これによれば、内燃機関の通常の稼動時には、凹部は前記と同様の作用を奏する一方、冷却水の交換時にドレーン孔より冷却水を排出する際には、冷却水が凹部に沿ってドレーン孔に向かって円滑に案内されるため、冷却水の排出性を向上させることができる。
これによれば、凹部が冷却水流路の周方向に延び、多孔質体の周方向両端部に達する長さに形成されているから、冷却水流路のシリンダボア側の内壁面と多孔質体との間に周方向に沿った冷却水の流通路が形成される。したがって、凹部の数及び位置を適宜設定することによって、冷却水流路の深さ方向及び周方向におけるシリンダボア壁に対する冷却水による冷却性能を精細に調整することができるようになる。
さらに、本実施形態では、冷却水流路3における底壁面3eの近傍の外側内壁面3dに、冷却水の前記ドレーン孔5aが設けられており、冷却水流路3内の冷却水を交換する際は、ドレーン孔5aの栓(不図示)を開くことによって、冷却水が排出される。このとき、冷却水は、多孔質体8の周方向cにおける中央の凹部81に沿って、鉛直方向上側よりドレーン孔5aに向かって円滑に案内されるため、冷却水の排出性を向上させることができる。
なお、ドレーン孔5aに対応する凹部81は中央部の凹部81に限らず、他の部位の凹部81であってもよく、シリンダブロック1の仕様に応じて対応する凹部81の位置が適宜設定される。
その他の構成は、第一の実施形態或いは第二の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付してその説明を割愛する。
このような凹所71及び凹部81も、1個に限らず前記実施形態と同様に複数個設けてもよい。その他の構成は、第一〜第三の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付してその説明を割愛する。
その他の構成は、前記各実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付してその説明を割愛する。
また、セルロース系スポンジとして、種々の種類のものが挙げられるが、特に限定されない。例えば、気泡の大きさが非常に小さい微粒品、気泡の大きさが小程度の小粒品、気泡の大きさが中程度の中粒品のいずれを用いてもよい。具体的には、気泡の大きさ(径)が0.1〜5mm程度のセルロース系スポンジを用いてもよい。これらの気泡の大きさはセルロース系スポンジの作製過程で使用される結晶ぼう硝の粒度によって決定される。また、セルロース系スポンジは、セルロースと補強繊維とからなるものが好ましいが、これに限らず、セルロース単独で構成されるものであってもよい。また、セルロース系スポンジとは、セルロース自体からなるスポンジの他、圧縮状態を保持できる程度にセルロースの水酸基を残したセルロース誘導体、例えば、セルロースエ−テル類、セルロースエステル類等からなるスポンジ、或いは、これらの混合物からなるスポンジのいずれかから選ばれるものであってもよい。
さらに、多孔質体8は、インサート成型に限らず、接着剤等や適宜治具による機械的な固着によって、支持体7に一体化してもよい。
さらにまた、本発明のスペーサが適用される内燃機関として、3気筒の内燃機関を例示したが、これに限らず他の気筒数の内燃機関にも適用可能である。
1 シリンダブロック
2 シリンダボア
3 冷却水流路
5a ドレーン孔
6 スペーサ
7 スペーサ本体
7a 円弧部
70 シリンダボア側の側面
71 凹所
8 多孔質体
81 凹部
80a,80b 深さ方向における両端部
80c,80d 周方向における両端部
a 幅方向
b 深さ方向
c 周方向
Claims (5)
- 内燃機関のシリンダブロックにシリンダボアを取り囲むように形成された冷却水流路内に配置されるスペーサであって、
前記シリンダボアに対応する形状の円弧部を含むスペーサ本体と、
前記スペーサ本体の前記シリンダボア側の側面に取付けられ、所定の外的要因が付加されたことを契機として前記冷却水流路の幅方向に膨大化する多孔質体と、を備え、
前記スペーサ本体の円弧部には、前記シリンダボアとは反対側に凹む形状の凹所が設けられ、
前記多孔質体は、前記スペーサ本体の凹所に対応する部分に、当該凹所に倣うように前記シリンダボアとは反対側に凹む形状の凹部を含むことを特徴とするスペーサ。 - 請求項1に記載のスペーサにおいて、
前記凹部は、前記冷却水流路の深さ方向に延び、前記冷却水流路の深さ方向における前記多孔質体の両端部に達しない長さに形成されていることを特徴とするスペーサ。 - 請求項1に記載のスペーサにおいて、
前記凹部は、前記冷却水流路の深さ方向に延び、前記冷却水流路の深さ方向における前記多孔質体の両端部に達する長さに形成されていることを特徴とするスペーサ。 - 請求項3に記載のスペーサにおいて、
前記冷却水流路の壁面には、冷却水を排出するドレーン孔が設けられており、
前記凹部は、前記ドレーン孔よりも鉛直方向上側から、冷却水を前記ドレーン孔に導くように延びる形状とされていることを特徴とするスペーサ。 - 請求項1に記載のスペーサにおいて、
前記凹部は、前記冷却水流路の周方向に延び、前記冷却水流路の周方向における前記多孔質体の両端部に達する長さに形成されていることを特徴とするスペーサ。
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JP2017235559A JP6974837B2 (ja) | 2017-12-07 | 2017-12-07 | スペーサ |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012007478A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-01-12 | Nichias Corp | シリンダボア壁の過冷却防止部材及び内燃機関 |
JP2016128256A (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-14 | 内山工業株式会社 | 複合成型品及びその製造方法 |
US20170306833A1 (en) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | Hyundai Motor Company | Split cooling apparatus for internal combustion engine |
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2017
- 2017-12-07 JP JP2017235559A patent/JP6974837B2/ja active Active
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US20170306833A1 (en) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | Hyundai Motor Company | Split cooling apparatus for internal combustion engine |
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Publication number | Publication date |
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JP6974837B2 (ja) | 2021-12-01 |
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