JP2019100245A - スクロール型圧縮機の潤滑構造 - Google Patents

スクロール型圧縮機の潤滑構造 Download PDF

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Yuta Tanaka
雄太 田中
広大 石井
Kota Ishii
広大 石井
佐和子 廣澤
Sawako Hirosawa
佐和子 廣澤
飯塚 二郎
Jiro Iizuka
二郎 飯塚
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Abstract

【課題】スクロール型圧縮機において、メイン軸受及びドライブ軸受として、滑り軸受を用いた場合に、リップシール及びドライブ軸受の潤滑を良好にする。
【解決手段】第1潤滑流路101は、フロントハウジング3のメイン軸受取付部に設けられ、吸入ポート14からクランク室13へ吸入した冷媒をメイン軸受25とリップシール26との間のリップ室100へ通流させる。第2潤滑流路102は、回転軸20の大径軸部22及びドライブ軸受33側のクランクピン23を貫通し、リップ室100から可動スクロール部材6のボス部32内へ冷媒を通流させる。第3潤滑流路103は、ドライブブッシュ31を貫通し、ボス部32内からクランク室13へ冷媒を戻す。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定スクロール部材と可動スクロール部材とを備え、これらにより形成される密閉空間の容積を変化させることで冷媒を圧縮するスクロール型圧縮機において、可動スクロール部材を公転させる駆動機構の潤滑構造に関する。
スクロール型圧縮機の従来技術として、特許文献1に記載されているものがある。
スクロール型圧縮機の回転軸(クランク軸)は、ハウジングの内外を貫通しハウジング外から回転駆動される主軸部、ハウジング内にあって主軸部に同軸で連なる大径軸部、及び、大径軸部の端面から偏心して突出するクランクピンを有する。
主軸部は、ハウジングの貫通部に取付けられたリップシールにより軸シールされる。大径軸部は、ハウジング内に取付けられたメイン軸受に回転自在に支持される。クランクピンにはドライブブッシュが取付けられる。ドライブブッシュは可動スクロール部材の端板背面に一体形成したボス部に嵌入し、嵌入部にはドライブ軸受が配置される。
上記の構造では、ハウジング内は、メイン軸受を境として、外部からの潤滑油を含む冷媒の吸入ポートと連通するクランク室と、リップシール側のリップ室とが隔てられる。このため、リップシールの潤滑不足が懸念される。そこで、特許文献1では、ハウジングのメイン軸受取付部に、クランク室からリップ室への潤滑流路(油路)を設け、吸入ポートからクランク室へ吸入した潤滑油を含む冷媒をリップシールに供給している。かかる潤滑構造は、特にメイン軸受として滑り軸受を用いる場合に、効果がある。
特開2003−129973号公報
しかしながら、従来技術では、リップ室に供給されてリップシールの潤滑に用いられた潤滑油を含む冷媒の、その後の行き場がなく、有効に利用されていない(循環流が形成されていない)という問題点があった。
また、スクロール型圧縮機では、クランクピン、ドライブブッシュ、及び、ボス部内のドライブ軸受の潤滑が必要であるが、これらの潤滑は成り行きに任されている。しかし、特にドライブ軸受として滑り軸受を用いる場合、潤滑が重要となるが、ボス部内の奥部は袋小路のため、潤滑不足が懸念される。
本発明は、このような実状に鑑み、メイン軸受及びドライブ軸受として滑り軸受を用いる場合に、リップシールの潤滑を確保しつつ、ドライブ軸受の潤滑を良好に行うことができるようにすることを課題とする。
本発明に係るスクロール型圧縮機は、
固定スクロール部材と、
前記固定スクロール部材に接しつつ公転し、前記固定スクロール部材との間に前記公転に伴って容積変化する密閉空間を形成する可動スクロール部材と、
前記可動スクロール部材を公転させる駆動機構と、
前記固定スクロール部材、前記可動スクロール部材及び前記駆動機構を収容し、前記駆動機構回りに、外部からの潤滑油を含む冷媒の吸入ポートと連通するクランク室を形成するハウジングと、
を含んで構成される。
前記駆動機構は、
前記ハウジングの内外を貫通し前記ハウジング外から回転駆動される主軸部、前記ハウジング内にあって前記主軸部に同軸で連なる大径軸部、及び、前記大径軸部の端面から偏心して突出するクランクピンを有する回転軸と、
前記クランクピンが嵌入される貫通孔を有するドライブブッシュと、
前記可動スクロール部材の端板に一体形成されて前記ドライブブッシュが嵌入されるボス部と、
前記ハウジング内に取付けられて前記大径軸部を回転自在に支持する滑り軸受からなるメイン軸受と、
前記ハウジングの貫通部に取付けられて前記主軸部を軸シールするリップシールと、
前記ボス部の内周側に取付けられて前記ドライブブッシュを回転自在に支持する滑り軸受からなるドライブ軸受と、
を含む。
上記のスクロール型圧縮機の潤滑構造として、
前記ハウジングのメイン軸受取付部に設けられて前記吸入ポートから前記クランク室へ吸入した前記冷媒を前記メイン軸受と前記リップシールとの間のリップ室へ通流させる第1潤滑流路と、
前記回転軸(より詳しくは、前記回転軸の前記大径軸部及び前記クランクピン)を貫通して前記リップ室から前記ボス部内へ前記冷媒を通流させる第2潤滑流路と、
を設ける。
望ましくは、前記ドライブブッシュを貫通して前記ボス部内から前記クランク室へ前記冷媒を戻す第3潤滑流路を更に設ける。
本発明によれば、第1潤滑流路と第2潤滑流路とを備えることで、リップシールの潤滑と、ドライブ軸受の潤滑とを良好に行うことができるという効果を奏する。
また、第3潤滑流路を更に備えることで、潤滑油を含む冷媒の流れを更にスムーズにして、潤滑性能を更に高めることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態を示すスクロール型圧縮機の縦断面図 図1のA−A矢視図 図1のB−B矢視図 第2及び第3潤滑流路の説明図 第2及び第3潤滑流路の回転軌跡を示す図
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すスクロール型圧縮機の縦断面図である。
本実施形態のスクロール型圧縮機1は、横置きタイプ(圧縮機中心軸が水平)であり、車両用空調装置の冷媒循環回路に組み込まれて、冷媒の圧縮に用いられる。冷媒には潤滑油が混入されている。
スクロール型圧縮機1のハウジング2は、フロントハウジング3とリアハウジング4とから構成され、内部に、固定スクロール部材5、可動スクロール部材6及び駆動機構7を収容している。
固定スクロール部材5及び可動スクロール部材6は、中心軸方向に対向配置される。固定スクロール部材5は、円形の端板5a上に渦巻きラップ5bが一体に形成されてなる。可動スクロール部材6は、同様に、円形の端板6a上に渦巻きラップ6bが一体に形成されてなる。
両スクロール部材5、6は、両渦巻きラップ5b、6bの周方向の角度が互いにずれた状態で、両渦巻きラップ5b、6bの側壁が互いに部分的に接触するように配設される。また、固定スクロール部材5の渦巻きラップ5bの先端(図で左端)はチップシールを介して可動スクロール部材6の端板6aの内面に当接し、可動スクロール部材6の渦巻きラップ6bの先端(図で右端)はチップシールを介して固定スクロール部材5の端板5aの内面に当接する。これにより、両渦巻きラップ5b、6b間に三日月状断面の密閉空間である流体ポケットが形成される。
フロントハウジング3は、円筒状で、リア側(図で右側)がほぼストレートに円形に開口し、フロント側(図で左側)は先すぼまり形状となっている。
固定スクロール部材5は、フロントハウジング3に対し、そのリア側の開口を塞ぐように、固定配置される。
すなわち、固定スクロール部材5の端板5aの外周面がフロントハウジング3のリア側の開口に嵌合し、端板5aの外周面から外側に鍔状に張り出すフランジ部5cがフロントハウジング3とリアハウジング4との接合面間にガスケットを介して挟持される。フロントハウジング3とリアハウジング4とは、固定スクロール部材5のフランジ部5cを挟持した状態で、複数のボルト10により締結されて一体化される。
可動スクロール部材6は、固定スクロール部材5に対し前述のように組み合わされて、フロントハウジング3内に配置され、端板6aの背面がフロントハウジング3内の円環状のスラスト受面11にスラストプレート12を介して当接する。
可動スクロール部材6は、駆動機構7により、圧縮機中心軸回りの円軌道上を公転運動され、自転は阻止される。これにより、両渦巻きラップ5b、6b間に形成される流体ポケットが渦巻きラップ5b、6bの外周側の端部から中心部へ向かって移動されることにより、流体ポケットの容積が縮小方向に変化する。従って、渦巻きラップ5b、6bの外周側から流体ポケット内に取込まれた流体(すなわち冷媒ガス)が圧縮される。
フロントハウジング3は、円環状のスラスト受面11よりフロント側に、クランク室13を形成している。クランク室13には、駆動機構7(特にそのクランク機構30)が収納される。
フロントハウジング3の外壁には、外部からの潤滑油を含む冷媒の吸入ポート14が設けられ、吸入ポート14は、渦巻きラップ5b、6bの外周側の端部付近へ冷媒を案内する吸入通路空間15と、クランク室13とに連通している。
リアハウジング4は、蓋状で、固定スクロール部材5の端板5aの背面との間に、冷媒の吐出室16を形成する。端板5aの中心部には吐出室16への吐出孔17が開設され、吐出孔17には一方向弁18が付設される。リアハウジング4の外壁には、吐出室16から外部への冷媒の吐出ポート19が設けられる。
従って、冷媒は、フロントハウジング3に設けられた吸入ポート14からフロントハウジング3内の吸入通路空間15を経由して、渦巻きラップ5b、6bの外周側から流体ポケット内に取込まれ、圧縮に供される。圧縮された冷媒は、固定スクロール部材5の端板5aの中央部に穿設された吐出孔17から、リアハウジング4内の吐出室16に吐出され、そこから吐出ポート19を介して外部に導出される。
吸入ポート14から吸入された冷媒の一部は、クランク室13に導入されて、駆動機構7の潤滑に供される。
次にフロントハウジング3内に収納される駆動機構7について説明する。
駆動機構7は、回転軸20と、クランク機構30とを含んで構成される。
回転軸20は、主軸部21と、大径軸部22と、クランクピン23とから構成される。主軸部21は、フロントハウジング3の内外を貫通しフロントハウジング3外から回転駆動される。大径軸部22は、フロントハウジング3内にあって主軸部21に同軸で連なり、鍔形状をなす。クランクピン23は、大径軸部22の端面から偏心して突出する。
回転軸20は、主軸部21の先端側でフロント軸受24を介して、また大径軸部22回りでメイン軸受25を介して、フロントハウジング3に回転自在に支持される。メイン軸受25は、滑り軸受により構成される。
フロントハウジング3の回転軸20貫通部で、フロント軸受24とメイン軸受25との間には、リップシール(軸封装置)26が設けられる。リップシール26は、フロントハウジング3の貫通部に取付けられて主軸部21を軸シールする。
回転軸20のフロントハウジング3外の端部には、電磁クラッチ27を介してプーリ28が取付けられる。従って、プーリ28から電磁クラッチ27を介して入力される回転駆動力により、回転軸20が回転駆動される。
回転軸20のクランクピン23側はクランク機構30を介して可動スクロール部材6に連結される。従って、回転軸20の回転により可動スクロール部材6は旋回する。可動スクロール部材6の自転は自転阻止機構40により阻止される。
クランク機構30は、図2(図1のA−A矢視図)にも示されるように、回転軸20の端部に設けたクランクピン23に偏心状態で取付けたドライブブッシュ31と、可動スクロール部材6の端板6aの背面に突出形成されてドライブブッシュ31が嵌入される円筒状のボス部32と、ボス部32の内周側に取付けられてドライブブッシュ31を回転自在に支持するドライブ軸受33と、を含んで構成される。
ドライブブッシュ31は、円板形状で、中心から偏心した位置にクランクピン23が嵌入される貫通孔を有する。ドライブブッシュ31は、クランクピン23に対し僅かに揺動可能に取付けられる。すなわち、ドライブブッシュ31は、クランクピン23に対し揺動自在に取付けられる一方で、ドライブブッシュ31に一体に形成された規制用突起31aが大径軸部22の端面に形成された規制用穴22aに挿入されている。ドライブブッシュ31には、これと一体的に、バランサウエイト34が設けられる。ドライブ軸受33は、滑り軸受により構成される。
自転阻止機構40は、図3(図1のB−B矢視図)にも示されるように、可動スクロール部材6の端板6aの背面の外周部寄りの位置に周方向に等間隔で形成された複数の円形凹部41と、フロントハウジング3のスラスト受面11に周方向に等間隔で突設されてスラストプレート12を貫通する複数の固定ピン42とを含んで構成され、フロントハウジング3側の各固定ピン42が可動スクロール部材6側の各円形凹部41内に入り込んでいる。尚、円形凹部41の内周面はこれに挿入された摺動用のリングにより構成される。
従って、固定ピン42が円形凹部41の内周面に当接することによって可動スクロール部材6の自転が防止される。一方、見かけ上、固定ピン42が円形凹部41の内周面に沿って移動するように、可動スクロール部材6が旋回運動を行うことができる。自転阻止機構40は、こうして、可動スクロール部材6の自転を阻止して旋回運動(公転)を許容する。
次に潤滑油を含む冷媒による駆動機構7の潤滑構造について説明する。
フロントハウジング3のメイン軸受25取付部には、周方向の一部に切欠き部が設けられ、この切欠き部により、フロントハウジング3の吸入ポート14からクランク室13内へ吸入した冷媒をメイン軸受25とリップシール26との間のリップ室100へ通流させる第1潤滑流路101が設けられる。
すなわち、フロントハウジング3内は、滑り軸受からなるメイン軸受25を境として、クランク室13とリップ室100とに隔てられるが、クランク室13からリップ室100へ向かう第1潤滑流路101を設けることで、潤滑油を含む冷媒をクランク室13からリップ室100へ供給可能となり、リップシール26の潤滑を良好に実施可能となる。
また、回転軸20を貫通して、具体的には、大径軸部22及びクランクピン23を軸方向に貫通して、第2潤滑流路102が設けられる。
第2潤滑流路102は、リップ室100から、ボス部32内の奥部へ、冷媒を通流させる。従って、第1潤滑流路101によりリップ室100に供給されてリップシール26を潤滑した冷媒を、第2潤滑流路102により、ボス部32内の奥部に供給して、クランクピン23、ドライブブッシュ31、及び、ドライブ軸受33の潤滑を行うことができる。
このような第2潤滑流路102を設けることは、特にドライブ軸受33として滑り軸受を用いる場合に、効果的である。
ここで、ボス部32内の奥部に流入した冷媒は、液状冷媒とガス状冷媒とに分かれ、重力方向下側に液状冷媒が溜まり、上側はガス状冷媒となる。
従って、下側に溜まった液状冷媒は、ゆっくりではあるが、滑り軸受からなるドライブ軸受33とドライブブッシュ31との隙間(図1のC部)から、クランク室13側に流出し、ドライブ軸受33等を潤滑する。尚、滑り軸受からなるドライブ軸受33とドライブブッシュ31との間には、油膜の形成のため、50μm程度、あるいは50〜100μm程度の隙間がある。
また、ドライブブッシュ31を軸方向に貫通して、第3潤滑流路103が設けられる。
第3潤滑流路103は、ボス部32内からクランク室13へ冷媒を戻す。すなわち、ボス部32内への入口側流路である第2潤滑流路102とは別に、ボス部32内からの出口側流路である第3潤滑流路103を設ける。
これにより、吸入ポート14→クランク室13→第1潤滑流路101→リップ室100→第2潤滑流路102→ボス部32内の奥部→第3潤滑流路103→クランク室13という冷媒の循環流路が形成されることで、より円滑に潤滑を行うことができる。
ここで、図4にドライブブッシュ31(バランサウエイト34付き)及びクランクピン23を示すように、第3潤滑流路103は、第2潤滑流路102より、ドライブブッシュ31(ボス部32)の中心側に形成する。
あるいは、第3潤滑流路103のドライブブッシュ31端面におけるボス部32内への開口の縁部と、ドライブブッシュ31の外周縁部との最短距離をL1、
第2潤滑流路102のボス部32内への開口の縁部と、ドライブブッシュ31の外周縁部との最短距離をL2とすると、
L1>L2
とする。
上記の構成とすることで、図5にボス部32内での第3潤滑流路103及び第2潤滑流路102の回転軌跡を示すように、第3潤滑流路103の回転軌跡は第2潤滑流路102の回転軌跡の内側となる。従って、出口側である第3潤滑流路103が、入口側である第2潤滑流路102に比べ、ドライブブッシュ31とドライブ軸受33との間の最下方の隙間(図5のC部)から遠くなる。
従って、出口側である第3潤滑流路103が回転により位置を変えても、ボス部32内の奥部から、下側に溜まった液状の冷媒を戻すのを抑制でき、極力、中心側(相対的に上側)のガス状の冷媒を戻すことができる。従って、前述のように、液状の冷媒が、滑り軸受からなるドライブ軸受33とドライブブッシュ31との隙間(図1のC部)から、クランク室13側にゆっくりと流出して、ドライブ軸受33等を潤滑するのを阻害することがなくなる。
尚、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 スクロール型圧縮機
2 ハウジング
3 フロントハウジング
4 リアハウジング
5 固定スクロール部材
5a 端板
5b 渦巻きラップ
5c フランジ部
6 可動スクロール部材
6a 端板
6b 渦巻きラップ
7 駆動機構
10 ボルト
11 スラスト受面
12 スラストプレート
13 クランク室
14 吸入ポート
15 吸入通路空間
16 吐出室
17 吐出孔
18 一方向弁
19 吐出ポート
20 回転軸
21 主軸部
22 大径軸部
22a 規制用穴
23 クランクピン
24 フロント軸受
25 メイン軸受
26 リップシール
27 電磁クラッチ
28 プーリ
30 クランク機構
31 ドライブブッシュ
31a 規制用突起
32 ボス部
33 ドライブ軸受
34 バランサウエイト
40 自転阻止機構
41 円形凹部
42 固定ピン
100 リップ室
101 第1潤滑流路
102 第2潤滑流路
103 第3潤滑流路

Claims (5)

  1. 固定スクロール部材と、
    前記固定スクロール部材に接しつつ公転し、前記固定スクロール部材との間に前記公転に伴って容積変化する密閉空間を形成する可動スクロール部材と、
    前記可動スクロール部材を公転させる駆動機構と、
    前記固定スクロール部材、前記可動スクロール部材及び前記駆動機構を収容し、前記駆動機構回りに、外部からの潤滑油を含む冷媒の吸入ポートと連通するクランク室を形成するハウジングと、
    を含んで構成され、
    前記駆動機構が、
    前記ハウジングの内外を貫通し前記ハウジング外から回転駆動される主軸部、前記ハウジング内にあって前記主軸部に同軸で連なる大径軸部、及び、前記大径軸部の端面から偏心して突出するクランクピンを有する回転軸と、
    前記クランクピンが嵌入される貫通孔を有するドライブブッシュと、
    前記可動スクロール部材の端板に一体形成されて前記ドライブブッシュが嵌入されるボス部と、
    前記ハウジング内に取付けられて前記大径軸部を回転自在に支持する滑り軸受からなるメイン軸受と、
    前記ハウジングの貫通部に取付けられて前記主軸部を軸シールするリップシールと、
    前記ボス部の内周側に取付けられて前記ドライブブッシュを回転自在に支持する滑り軸受からなるドライブ軸受と、
    を含む、
    スクロール型圧縮機において、
    前記ハウジングのメイン軸受取付部に設けられて前記吸入ポートから前記クランク室へ吸入した前記冷媒を前記メイン軸受と前記リップシールとの間のリップ室へ通流させる第1潤滑流路と、
    前記回転軸を貫通して前記リップ室から前記ボス部内へ前記冷媒を通流させる第2潤滑流路と、
    を設けたことを特徴とする、スクロール型圧縮機の潤滑構造。
  2. 前記第2潤滑流路は、前記回転軸の前記大径軸部及び前記クランクピンを貫通して前記リップ室から前記ボス部内に前記冷媒を通流させることを特徴とする、請求項1記載のスクロール型圧縮機の潤滑構造。
  3. 前記ドライブブッシュを貫通して前記ボス部内から前記クランク室へ前記冷媒を戻す第3潤滑流路を更に設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のスクロール型圧縮機の潤滑構造。
  4. 前記第3潤滑流路は、前記第2潤滑流路より、前記ドライブブッシュの中心側に設けられることを特徴とする、請求項3記載のスクロール型圧縮機の潤滑構造。
  5. 前記第3潤滑流路の前記ボス部内への開口の縁部と、前記ドライブブッシュの外周縁部との最短距離をL1、
    前記第2潤滑流路の前記ボス部内への開口の縁部と、前記ドライブブッシュの外周縁部との最短距離をL2とすると、
    L1>L2
    であることを特徴とする、請求項3又は請求項4記載のスクロール型圧縮機の潤滑構造。
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