JP4638313B2 - 密閉型回転式圧縮機 - Google Patents
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Description
旋回スクロールは、駆動モータによって、固定スクロールに対して公転旋回運動させられるようになっている。このように旋回スクロールが駆動されることにより、固定スクロールと旋回スクロールとの間に形成された圧縮室が、外周側から内周側へと容積を減少させながら順次移動させられて、流体入口からの気体の吸入と、気体の圧縮と、流体出口からの気体の吐出とが並行して行われる。
このため、圧縮機構を駆動モータの上方に配置した、密閉縦型のスクロール型圧縮機では、ハウジングの底部が潤滑油を貯留する潤滑油溜まりとされ、駆動モータの回転シャフト下端部付近に潤滑油ポンプ機構が設けられ、回転シャフト等には潤滑油ポンプ機構が送出する潤滑油を各摺動部へ供給する油通路が設けられていて、潤滑油ポンプを動作させることで、スクロール型圧縮機の各摺動部の潤滑が行われるようになっている。
このようにスクロール型圧縮機から吐出された潤滑油は、冷媒回路を循環して再びハウジング内に吸入されるか、または冷媒回路上に設けられたオイル回収装置によって回収されてハウジング内に戻される。
このような状態でスクロール型圧縮機の運転を続けると、ハウジング底部に貯留した潤滑油が短時間で無くなってしまう恐れがある。ハウジング底部から潤滑油がなくなると、摺動部の潤滑が不十分になるので、摺動部に焼き付きが生じるなどのトラブルの原因となり、圧縮機の耐久性や信頼性を低下させるという問題があった。
また、特許文献1に記載のスクロール型圧縮機では、吸入管が、ハウジング内に吸引された気体を駆動機構の駆動モータの回転方向へ向けて流す向きに取り付けられている。
これにより、吸入管からハウジング内に導入された気体は、流速の速い中心部の流れに巻き込まれず、ハウジングの内周面に沿って小さな流速で流れるので、気体中に含まれる比較的重いミスト状の潤滑油は、この気体の流れに追従することができずに分離されることとなる。
すなわち、本発明は、ハウジングと、該ハウジング内に収納される圧縮機構と、前記ハウジング内に収納されて前記圧縮機構を駆動する駆動装置と、前記ハウジング内に取り込まれた気体を導く導管と、を有し、前記ハウジングは内部に気体を取り込むための気体取入口を有し、前記圧縮機構は前記ハウジング内に開口する気体入口を有し、前記導管は前記気体取入口と接続されている湾曲した流路を構成する湾曲部を有し、該湾曲部の曲率中心から遠い側に潤滑油出口が設けられているとともに、前記圧縮機構の前記気体入口と対向する位置の前記湾曲部の曲率中心側に該導管の気体出口が設けられていることを特徴とする密閉型回転式圧縮機を提供する。
導管内を流通する気体は、導管によってハウジング内の空間と隔離されているので、ハウジング内で舞い上がったミスト状の潤滑油を巻き込みにくい。このため、この密閉型回転式圧縮機では、圧縮機構に気体とともに送り込まれる潤滑油の量が低減されて、オイル循環率がさらに低減される。
湾曲部の曲率中心から遠い側には潤滑油出口が設けられているので、気体から分離された潤滑油は、潤滑油出口を通じて速やかに導管外に排出される。なお、潤滑油出口は、ハウジング内に開放されていてもよく、また、分離された潤滑油をハウジング内の所望の部位に導く管路が接続されていてもよい。
このように、この密閉型回転式圧縮機では、ハウジング内に取り込まれた気体から潤滑油が効果的に除去されるので、圧縮機構に気体とともに送り込まれる潤滑油の量がさらに低減されて、オイル循環率がさらに低減される。
この場合には、導管内を流通する気体は、導管の気体出口を通過したのちは、ただちに圧縮機構の気体入口に取り込まれる。すなわち、導管内を流通する気体は、圧縮機構の気体入口に到達する直前までハウジング内の空間と隔離される。
このため、圧縮機構に取り込まれる気体には、ハウジング内で舞い上がったミスト状の潤滑油がほとんど巻き込まれなくなり、オイル循環率がさらに低減される。
さらに、前記導管の気体出口が、前記湾曲部の曲率中心側に設けられている。前記のように、導管の湾曲部では、気体と潤滑油との遠心分離が行われる。これにより、湾曲部の曲率中心側には、ほとんど潤滑油を含まない気体が流れることになる。
そこで、上記のように湾曲部の曲率中心側に気体出口を設けることで、ほとんど潤滑油を含まない気体を取り出して圧縮機構に供給することができる。これにより、圧縮機構に気体とともに送り込まれる潤滑油の量がさらに低減されて、オイル循環率がさらに低減される。
この場合には、導管内を流通する気体は、導管から直接圧縮機構の気体入口に取り込まれる。すなわち、導管内を流通する気体は、ハウジング内の空間と隔離された状態で圧縮機構の気体入口に送り込まれる。
このため、圧縮機構に取り込まれる気体には、ハウジング内で舞い上がったミスト状の潤滑油が巻き込まれなくなり、オイル循環率がさらに低減される。
この場合には、導管の環状部によって環状の流路が構成されているので、導管内を流通する気体には、環状部内を流通している間中、遠心力が作用することになる。すなわち、この構成では、導管内を流通する気体に長時間にわたって遠心力が作用するので、気体と潤滑油との分離を効果的に行うことができる。
この場合には、気体取入口から導管内に取り込まれた気体が、環状部に対して、その接線方向、もしくは接線に対して鋭角に流れ込むので、環状部の入口での気体の流速の低下が生じにくくなり、環状部内での気体の流速を向上させることができる。
また、このように環状部に対してその接線方向もしくは接線に傾斜する方向に気体が流入することで、環状部内には気体の流入方向と同一方向回りの気流が形成される。
このため、環状部内での気体の流れがスムーズになり、環状部内での気体の流速が向上する。
このように環状部内での気体の流速が向上することにより、環状部内で潤滑油に加わる遠心力が大きくなり、気体から潤滑油が効果的に除去される。
この場合には、湾曲部のうち、気体の最下流部に気体出口が設けられているので、気体出口には、潤滑油の遠心分離が最大限行われた気体が到達することになる。
このため、圧縮機構に気体とともに送り込まれる潤滑油の量がさらに低減されて、オイル循環率がさらに低減される。
この場合には、導管の気体出口が上方に開口しているので、導管からは上方に向けて気体が放出される。一方、気体よりも比重の重い潤滑油は、その自重のために、気体の流れに乗って上昇することが困難であり、気体出口から放出されにくい。
このため、圧縮機構に気体とともに送り込まれる潤滑油の量がさらに低減されて、オイル循環率がさらに低減される。
この場合には、駆動装置の発熱部に潤滑油が供給されるので、駆動装置の発熱部(例えばモータのコイル等)が潤滑油によって冷却されることとなり、駆動装置の耐久性や信頼性を高めることができる。
特に、この密閉型回転式圧縮機が冷媒回路に用いられる場合には、ハウジング内に取り込まれる気体は低温の冷媒であり、この冷媒に含まれる潤滑油も低温であるので、発熱部の冷却効果が高い。
この場合には、導管の一部が軸受部材と一体に構成されているので、密閉型回転式圧縮機の部品点数や組立工数が低減され、コストが低減される。
この場合には、導管の長さを十分に確保することができ、湾曲部による潤滑油の遠心分離効果を十分に得ることができる。
この場合には、ハウジング内のスペースを占拠せずに、導管の長さを十分に確保することができ、湾曲部による潤滑油の遠心分離効果を十分に得ることができる。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態について、図1から図3を用いて説明する。
図示のスクロール型圧縮機1は密閉縦型と呼ばれているものである。このスクロール型圧縮機1は、例えば空気調和装置や冷凍装置等の冷媒回路に用いられるものであって、中空筒形状のハウジング2と、ハウジング2内部の上部にフレーム3で支持されたスクロール型圧縮機構4と、スクロール型圧縮機構4の下方、すなわちハウジング2内部の下部にハウジング2に固定配設されたモータ5(駆動装置)とを備えている。
モータ5の回転シャフト6(駆動軸)は、スクロール型圧縮機構4の下部に連結されている。
スクロール型圧縮機構4は、フレーム3に固定された固定スクロール9と、フレーム3と固定スクロール9との間にスラスト軸受10を介して公転旋回運動が可能に支持された旋回スクロール11と、旋回スクロール11の外面に設けられ旋回スクロール11の公転旋回運動を許容しながらその自転を阻止する周知のオルダムリンク等よりなる自転阻止機構12とを備えている。
固定側端板9aには、その中央部に吐出通路14が上下に貫通状態に形成されるとともに、その上面にはハウジング2内を高圧室HRと低圧室LRとに分割する仕切部材として、ディスチャージカバー15が配設されている。このディスチャージカバー15の中央部には吐出ポート16が開口している。また、ディスチャージカバー15には、吐出ポート16を開閉する吐出弁及び弁リテーナ17が設けられている。なお、高圧室HR内には、吐出管8の開口端が挿入されており、これによって高圧室HR内の高圧気体が吐出管8に供給されるようになっている。
本実施形態では、フレーム3の外周部には、周方向に略等間隔をおいて四つの切り欠きが形成されている。これにより、フレーム3の外周部とハウジング2の内面との間には、上下に延びる吸入口18が、周方向に略等間隔をおいて四つ形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、導管31は、ハウジング2の内壁面に沿って設けられており、導管31全体が湾曲部とされている。また、導管31は、吸入管7が接続される部位から周方向に数えて二つ目の吸気口18の直下まで略水平に設けられている。すなわち、導管31は、ハウジング2の約半周にわたって設けられている。
導管31内には、各潤滑油出口32の開口部のうち、上流側の端部近傍から下流側の端部までの領域を曲率中心から遠い側の壁部との間に囲い込む仕切り33が設けられている。
また、図1に示すように、潤滑油出口32の下方には、潤滑油出口32からモータ5のコイル近傍まで達する管路Pが設けられている。
また、導管31内には、気体出口34の上流側の端部近傍から下流側の端部までの領域を曲率中心側の壁部との間に囲い込む仕切り35が設けられている。
導管31内を流通するガスは、導管31によってハウジング2内の空間と隔離されているので、ハウジング2内で舞い上がったミスト状の潤滑油を巻き込みにくい。このため、このスクロール型圧縮機1では、スクロール型圧縮機構4にガスとともに送り込まれる潤滑油の量が低減されて、オイル循環率がさらに低減される。
導管31の曲率中心から遠い側には潤滑油出口32が設けられているので、ガスから分離された潤滑油は、潤滑油出口32を通じて速やかに導管31外に排出される。本実施形態では、潤滑油出口32は導管31の下方に開口させられているので、潤滑油出口32に到達した潤滑油は、重力の作用を受けて落下して、導管31内から速やかに排出される。
なお、潤滑油出口32から排出された潤滑油は、重力の作用によってハウジング2の底部に移動して、底部に貯留されている潤滑油と合流し、再び潤滑油として使用される。
これにより、潤滑油出口32から排出された潤滑油によってモータ5の発熱部であるコイルが冷却されることになり、駆動装置の耐久性や信頼性が高められる。特に、このスクロール型圧縮機1を冷媒回路に用いた場合には、ハウジング2内に取り込まれるガスは低温の冷媒であり、この冷媒に含まれる潤滑油も低温であるので、コイルの冷却効果が高い。
なお、このようにモータ5のコイルの冷却に寄与した潤滑油も、重力の作用によってハウジング2の底部に移動して、底部に貯留されている潤滑油と合流し、再び潤滑油として使用される。
このため、このスクロール型圧縮機1では、スクロール型圧縮機構4に取り込まれるガスに、ハウジング2内で舞い上がったミスト状の潤滑油がほとんど巻き込まれなくなり、オイル循環率がさらに低減される。
すなわち、このスクロール型圧縮機1では、導管31からほとんど潤滑油を含まないガスが取り出されてスクロール型圧縮機構4に供給されるので、スクロール型圧縮機構4にガスとともに送り込まれる潤滑油の量がさらに低減されて、オイル循環率がさらに低減される。
このため、このスクロール型圧縮機1では、スクロール型圧縮機構4にガスとともに送り込まれる潤滑油の量がさらに低減されて、オイル循環率がさらに低減される。
なお、本実施の形態では、導管31をハウジング2の周方向に沿って約半周する長さとしたが、これに限られることなく、導管31をさらに延長してもよい。例えば、導管31は、ハウジング2をほぼ一周する長さとしてもよく、さらに延長して、ハウジング2の筒部2aの軸線回りに螺旋状に形成して、ハウジング2内を複数周する長さとしてもよい。
このように導管31の長さを延長することで、導管31内を流通するガスに対して遠心力がより長時間作用することになり、潤滑油の分離効果が高くなる。
図4に示す例は、本実施形態に係るスクロール型圧縮機1において、導管31の上部に、吸入口18まで達する管路36を設けて、この管路36によって気体出口34を構成したものである。
このため、スクロール型圧縮機構4に取り込まれるガスには、ハウジング2内で舞い上がったミスト状の潤滑油が巻き込まれにくくなり、オイル循環率がさらに低減される。
次に、本発明の第二実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態に係るスクロール型圧縮機51は、第一実施形態に示すスクロール圧縮機1において、導管31の代わりに、導管52を設けたことを特徴とするものである。
以下、第一実施形態に示すスクロール型圧縮機1と同一または同様の部材については同じ符号を用いて示し、詳細な説明を省略する。
図5に示すように、導管52は、平面視略環状をなし、内部に環状の流路を形成する環状部53を有している。本実施形態では、この環状部53によって湾曲部が構成されている。
環状部53は、吸入管7に対して接続管54を介して接続されている。本実施形態では、接続管54は、環状部53に対して環状部53の径方向に略平行にして接続されている。
また、図示しないが、気体出口34は、スクロール型圧縮機構4の吸入口18に対向する位置に設けられている。
また、このように環状部53に対してその接線方向もしくは接線に傾斜する方向にガスが流入することで、環状部53内にはガスの流入方向と同一方向回りの気流が形成される。このため、環状部53内でのガスの流れがスムーズになって環状部53内でのガスの流速が向上し、ガスと潤滑油との延伸分離効果が高くなる。
次に、本発明の第三実施形態について、図7を用いて説明する。
本実施形態に係るスクロール型圧縮機61は、第一実施形態に示すスクロール圧縮機1において、導管31の代わりに、導管62を設けたことを特徴とするものである。
以下、第一実施形態に示すスクロール型圧縮機1と同一または同様の部材については同じ符号を用いて示し、詳細な説明を省略する。
環状部63は、スクロール型圧縮機構4を支持するフレーム3において、モータ5の回転シャフト6(駆動軸)の上部を支持する上部軸受23を構成する部位の周囲に、回転シャフト6と略同軸にして設けられている。また、この環状部63は、上部軸受23と一体的に形成されている。本実施形態では、上部軸受23と環状部63とは、鋳造によって一体に成形されている。ここで、環状部63は、全体が鋳造によって作成される代わりに、少なくとも一部(例えば底部を除く部分)が鋳造によって上部軸受23と一体に成形され、残りの部分については板金等によって作成される別部材によって構成されていてもよい。
また、図示しないが、気体出口34は、スクロール型圧縮機構4の吸入口18に対向する位置に設けられている。
次に、本発明の第四実施形態について、図8を用いて説明する。
本実施形態に係るスクロール型圧縮機71は、第一実施形態に示すスクロール圧縮機1において、導管31の代わりに、導管72を設けたことを特徴とするものである。
以下、第一実施形態に示すスクロール型圧縮機1と同一または同様の部材については同じ符号を用いて示し、詳細な説明を省略する。
図8に示すように、導管72は、ハウジング2の外周面に、ハウジング2の筒部2aと略同軸にして設けられる環状部73を有している。
このスクロール型圧縮機71においても、潤滑油出口32は環状部73の下部の径方向外側(曲率中心から遠い側)に設けられており、気体出口34は、環状部73の上部の径方向内側(曲率中心側)に設けられている。
また、図示しないが、潤滑油出口32は、環状部73からハウジング2内に通じる管路によって構成されており、気体出口34は、環状部73からスクロール型圧縮機構4の吸入口18に対向する位置まで延びる管路によって構成されている。
2 ハウジング
4 スクロール型圧縮機構
5 モータ(駆動装置)
6 回転シャフト(駆動軸)
7 吸入管(気体取入口)
18 吸入口(気体入口)
23 上部軸受(軸受部材)
31,52,62,72 導管
32 潤滑油出口
34 気体出口
53,63 環状部
Claims (11)
- ハウジングと、
該ハウジング内に収納される圧縮機構と、
前記ハウジング内に収納されて前記圧縮機構を駆動する駆動装置と、
前記ハウジング内に取り込まれた気体を導く導管と、を有し、
前記ハウジングは内部に気体を取り込むための気体取入口を有し、
前記圧縮機構は前記ハウジング内に開口する気体入口を有し、
前記導管は前記気体取入口と接続されている湾曲した流路を構成する湾曲部を有し、
該湾曲部の曲率中心から遠い側に潤滑油出口が設けられているとともに、前記圧縮機構の前記気体入口と対向する位置の前記湾曲部の曲率中心側に該導管の気体出口が設けられていることを特徴とする密閉型回転式圧縮機。 - 前記導管の気体出口が、前記圧縮機構の前記気体入口に接続されている請求項1記載の密閉型回転式圧縮機。
- 前記導管が環状の流路を構成する環状部を有しており、該環状部によって前記湾曲部が構成されている請求項1または2に記載の密閉型回転式圧縮機。
- 前記環状部の入口が、前記環状部の接線方向に平行または傾斜して設けられている請求項3記載の密閉型回転式圧縮機。
- 前記導管の気体出口が、前記湾曲部のうち、前記気体の流れの最下流部に設けられている請求項1から4のいずれかに記載の密閉型回転式圧縮機。
- 前記導管の気体出口が上方に開口している請求項1から5のいずれかに記載の密閉型回転式圧縮機。
- 前記潤滑油出口に、前記駆動装置の発熱部に通じる管路が接続されている請求項1から6のいずれかに記載の密閉型回転式圧縮機。
- 前記駆動装置は、前記圧縮機構に下方から接続される駆動軸を有しており、
前記圧縮機構の下部には、前記駆動軸を支持する軸受部材が設けられており、
前記導管の一部が前記軸受部材と一体に構成されている請求項1から7のいずれかに記載の密閉型回転式圧縮機。 - 前記導管がハウジングの内壁面に沿って設けられている請求項1から7のいずれかに記載の密閉型回転式圧縮機。
- 前記導管の一部がハウジングの外周面に沿って設けられている請求項1から7のいずれかに記載の密閉型回転式圧縮機。
- 円筒形状をなす筒部と、該筒部の下端を閉塞する底部と、該筒部の上端を閉塞する蓋部からなるハウジングと、
該ハウジング内に収納される圧縮機構と、
前記ハウジング内に収納されて前記圧縮機構を駆動する駆動装置と、
前記ハウジング内に取り込まれた気体を導く導管と、を有し、
前記ハウジングは内部に気体を取り込むための気体取入口を有し、
前記圧縮機構は前記ハウジング内に開口する気体入口を有し、
前記導管は前記気体取入口と接続されている湾曲した流路を構成する湾曲部を有し、
該湾曲部の曲率中心から遠い側に潤滑油出口が設けられており、
前記導管は前記ハウジングの内壁面の周方向に沿って設けられ、前記ハウジングの内周の約半周以上の長さを有していることを特徴とする密閉型回転式圧縮機。
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