JP2019100084A - 目地切装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スレートを隙間なく挟持でき、直線状の目地を正確に形成できる目地切装置を提供する。【解決手段】コンクリート舗装に目地を形成する目地切装置1において、路面に挿入されるスレート3を挟持する一対の挟持プレート10,10と、スレート3を上から押さえる押えプレート20と、挟持プレート10をスレート3に押し付ける押圧手段30とを備えていることを特徴とする。挟持プレート10のうち少なくとも一方は、スレート3の厚さ方向に移動可能に設けられており、挟持プレート10は、スレート3に当接する縦板部11と、縦板部11の上端から外側に広がる横板部12とを備えており、押圧手段30は、挟持プレート10をスレート3に向けて押し付ける横方向カム機構31と、横板部12の先端部を下方に向けて押し付ける縦方向カム機構32とを備えて構成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、目地切装置に関する。
コンクリート舗装では、不規則なひび割れを防ぐために、各スパン(ブロック)毎に、目地を設置するようになっている。通常、目地を設置するに際しては、コンクリートの打設時に打ち込み目地を設置して、強度発現後、打ち込み目地をカッター切断し、ウレタン等の打ち込み目地材を挿入していた。打ち込み目地材は、厚みが5mm。長さが路面の幅員分、深さが50〜90mm程度の板(以下「スレート」という)にて構成されている。また、他の施工方法としては、打設後のコンクリートがまだ柔らかいうちに、振動する刃を一度挿入して抜き取り、隙間を形成してからスレートを挿入する。スレートの回りの隙間には生コンクリートを埋め戻す。
しかし、このような施工方法では、多くの施工手間と施工時間を要するため、品質不良やコンクリートの硬化に設置が間に合わない不具合が発生する。設置が間に合わない場合には、コンクリートの硬化後にカッター切断を行わなければならず、余分な施工工程が必要となってしまう。
そこで近年では、特許文献1に示すような施工方法が用いられるようになっている。特許文献1の施工方法では、まず、二枚のプレート(薄鉄板)で スレート(目地材)とスライド部材を挟んだ状態の目地施工治具を、硬化前のコンクリート路面に挿入する。その後、スライド部材を左右に摺動させてプレートとスレートとの密着を解除し、コンクリートから目地施工治具を引き抜く。このとき、スレートは、プレートとの密着が解除されているので、コンクリート中に残される。
特許第2948767号公報
ところで、スレートとこれを挟持するプレートの間に隙間があった場合、その隙間にコンクリートが浸入し、スレートが変形して目地が曲がってしまう問題があった。また、プレートの内側にコンクリートが付着すると、スレートの挿入が大変であるとともに、プレートの内側のメンテナンスが面倒である。
そこで、本発明は、これらの問題に鑑みて創案されたものであり、スレートを隙間なく挟持でき、直線状の目地を正確に形成できる目地切装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明は、コンクリート舗装に目地を形成する目地切装置において、路面に挿入されるスレートを挟持する一対の挟持プレートと、前記スレートを上から押さえる押えプレートと、前記挟持プレートを前記スレートに押し付ける押圧手段とを備えていることを特徴とする目地切装置である。
このような構成の目地切装置によれば、押圧手段で挟持プレートをスレートに押し付けることでスレートと挟持プレートを密着できるので、スレートと挟持プレート間の隙間をなくすことができる。これによって、スレートを挟持プレートに沿って真直ぐに保持することができ、直線状の目地を正確に形成することができる。
本発明に係る目地切装置では、前記挟持プレートのうち少なくとも一方は、前記スレートの厚さ方向に移動可能に設けられており、前記押圧手段は、前記挟持プレートを前記スレートに向けて押し付ける横方向カム機構を備えて構成されているものが好ましい。このような構成によれば、挟持プレートがスレートの厚さ方向に移動可能であるので、挟持プレート間の距離を広げることができる。これによって、スレートの設置および挟持プレートの内側面のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本発明に係る目地切装置では、前記挟持プレートは、前記スレートに当接する縦板部と、前記縦板部の上端から外側に広がる横板部とを備えており、前記押圧手段は、前記横板部の先端部を下方に向けて押し付ける縦方向カム機構を備えて構成されているものが好ましい。このような構成によれば、容易な構成で縦板部を、スレートに押し付けることができる。また、前記横方向カム機構と組み合わせれば、スレートと挟持プレートとの密着性を高めることができる。
さらに、本発明に係る目地切装置では、前記挟持プレートの撓みを矯正する矯正手段をさらに備えているものが好ましい。このような構成によれば、スレートの直線度をより一層高めることができる。
また、本発明に係る目地切装置では、前記矯正手段は、前記挟持プレートから延在するロッド部材と、前記ロッド部材から所定距離離れた位置の前記挟持プレートと前記ロッド部材の先端部との間に架け渡された伸縮部材とを備えて構成されているものが好ましい。このような構成によれば、伸縮部材の伸縮によってロッド部材が挟持プレートを押引きすることで、簡単な構成で矯正を行うことができる。
さらに、本発明に係る目地切装置では、前記伸縮部材は、ターンバックルにて構成されているものが好ましい。このような構成によれば、手動で矯正作業を行うことができるとともに、矯正手段の構成を簡素にすることができる。
また、本発明に係る目地切装置では、前記矯正手段は、前記挟持プレートの横方向の撓みを矯正する横方向矯正手段と、前記挟持プレートの縦方向の撓みを矯正する縦方向矯正手段とを備えているものが好ましい。このような構成によれば、上下方向と水平方向の両方向において、挟持プレートの矯正を行うことができるので、スレートの直線度をより一層高めることができる。
本発明に係る目地切装置によれば、スレートを隙間なく挟持でき、直線状の目地を正確に形成することができる。
(a)は本発明の実施形態に係る目地切装置を用いた目地切施工の第一工程を示した斜視図、(b)は第二工程を示した斜視図、(c)は第三工程を示した斜視図である。 (a)は本発明の実施形態に係る目地切装置を用いた目地切施工の第四工程を示した斜視図、(b)は第五工程を示した斜視図、(c)は第六工程を示した斜視図である。 横方向矯正手段を用いて横方向矯正を行う状態を示した平面図である。 横方向矯正手段を用いて横方向矯正を行う状態を示した平面図である。 縦方向矯正手段を用いて縦方向矯正を行う状態を示した側面図である。 縦方向矯正手段を用いて縦方向矯正を行う状態を示した側面図である。 (a)〜(d)は横方向カム機構を用いて挟持プレートを押圧する工程を示した側面図である。 (a)〜(d)は縦方向カム機構を用いて挟持プレートを押圧する工程を示した側面図である。 打ち込み補助具の使用状態を示した斜視図である。 打ち込み補助具の使用状態を示した要部拡大斜視図である。
本発明の実施形態に係る目地切装置について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図2に示すように、目地切装置1は、コンクリート舗装において、硬化前のコンクリート版2に、目地板となるスレート3を打ち込む装置である。目地切装置1は、路面に挿入されるスレート3を挟持する一対の挟持プレート10,10と、スレート3を上から押さえる押えプレート20とを備えている。また、目地切装置1は、挟持プレート10をスレート3に押し付ける押圧手段30(図7および図8参照)と、挟持プレート10の撓みを矯正する矯正手段50(図3乃至図6参照)とをさらに備えている。
目地切装置1は、図示しない門型の走行台車を備えている。挟持プレート10,10、押えプレート20、押圧手段30および矯正手段50は、走行台車に設けられている。走行台車は、コンクリート版2の幅方向両側に配置された走行レール4,4(図9参照)に架け渡されており、走行レール4,4上を走行可能に構成されている。
スレート3は、従来のスレートと同じ構成で、たとえばウレタン等の樹脂にて構成された板材からなり、厚みが5mm程度、長さが路面の幅員分、深さが50〜120mm程度のものである。なお、スレート3の材質および形状は、コンクリート版2の幅や配置ピッチに応じて適宜変更される。
図1および図2に示すように、挟持プレート10は、金属板にて構成されており、スレート3を挟むように一対設けられている。挟持プレート10およびスレート3は、コンクリート版2の幅方向に沿って延在している(図2参照)。挟持プレート10は、縦板部11と横板部12とを備え、断面逆L字形状に形成されている。縦板部11と横板部12は、一枚の金属板を曲げ加工して一体に形成されている。縦板部11は、スレート3に当接する部位であって、垂直に配置されている。縦板部11の高さ寸法は、スレート3の高さ寸法より大きい。縦板部11の長さ寸法(路面幅方向の寸法)は、スレート3の長さ寸法と同等である。
横板部12は、縦板部11の上端から外側(スレート3が位置する側とは逆側)に水平に広がっている。横板部12は、縦板部11を補強するリブの役目を果たすとともに、挟持プレート10を走行台車に取り付ける際のフランジの役目も果たす。
挟持プレート10,10は、少なくとも一方が、スレート3の厚さ方向に移動可能に設けられている。図7に示すように、本実施形態では、前側(図7中、左側)の挟持プレート10は、走行台車に設けられた支持ロッド5に移動不能に固定され、後側(図7中、右側)の挟持プレート10が支持ロッド5に対して移動可能に支持されている。支持ロッド5は、走行台車の走行方向に沿って延在しており、走行台車の幅方向に所定の間隔をあけて複数設けられている。走行方向前側の挟持プレート10は、支持ロッド5に溶接されたアングル材6aにボルトB・ナットNを介して固定されている。走行方向後側の挟持プレート10は、支持ロッド5に移動可能に支持されたアングル材6bにボルトB・ナットNを介して固定されている。アングル材6bには、支持ロッド5の長手方向に延在する長孔7が形成されている。アングル材6bは、長孔7を介して支持ロッド5にピン結合されており、支持ロッド5に対して移動可能になっている。
押えプレート20は、金属板にて構成されており、スレート3と同じ厚さ寸法と、挟持プレート10と同じ長さ寸法で形成されている。押えプレート20の下端部は、スレート3と共に、挟持プレート10,10に挟まれており、スレート3を上側から押えている。押えプレート20の上端部は、アングル材8を介して走行台車に固定されている。
目地切装置1は、図示しない昇降機構を備えている。昇降機構は、たとえば油圧シリンダ等を備え、挟持プレート10,10と押えプレート20を一体で昇降させる。また、昇降機構は、押えプレート20は移動させずに、挟持プレート10,10のみ昇降させることもできる。さらに、目地切装置1は、図示しない振動機構を備えている。振動機構は、挟持プレート10,10がスレート3を挟持した状態で、これらを振動させながらコンクリート版2に挿入するようになっている。
図7および図8に示すように、押圧手段30は、横方向カム機構31と縦方向カム機構32とを備えている。図7に示すように、横方向カム機構31は、一方(走行方向後側)の挟持プレート10をスレート3に向けて押し付ける。横方向カム機構31は、路面幅方向に所定間隔をあけて複数設けられている。横方向カム機構31は、支持ロッド5の後端部に回転可能に設けられた第一カム33を備えている。第一カム33は、下方に延在して前方に湾曲した凸部34を備えている。第一カム33の上部には、回転時に作業員が把持する把持レバー35が取り付けられている。
後側の挟持プレート10の横板部12の先端部(後端部)には、第一カム33と当接する受部材13が設けられている。受部材13は、横板部12の先端部から立ち上がる立上板部13aと、立上板部13aに螺合するボルト部13bとを備えている。ボルト部13bは、回転することで立上板部13aに対する取付深さが変動可能になっている。
このような構成の横方向カム機構31では、図7の(b)および(c)に示すように、作業員が把持レバー35を把持して後方に倒すことによって、第一カム33の凸部34が前方斜め上に回動する。すると、受部材13のボルト部13bが、凸部34に押されて、後側の挟持プレート10が前側に移動する。これによって、挟持プレート10がスレート3に押し付けられることとなり、スレート3が一対の挟持プレート10,10によって挟持される。
図8に示すように、縦方向カム機構32は、挟持プレート10の横板部12の先端部(後端部)を下方に向けて押し付ける。縦方向カム機構32は、路面幅方向に所定間隔をあけて複数設けられている。縦方向カム機構32は、路面幅方向に横方向カム機構31と交互に設けられている。縦方向カム機構32は、後側の挟持プレート10の上方に架け渡された支持チャンネル36aに設けられた支持ブラケット36bに回転可能に設けられた第二カム37を備えている。第二カム37は、円形を呈しており、軸受け部が前側に偏心して設けられている。第二カム37の上部には、回転時に作業員が把持する把持レバー38が取り付けられている。
このような構成の縦方向カム機構32では、図8の(b)および(c)に示すように、作業員が把持レバー38を把持して後方に倒すことによって、第二カム37が回動して降下する。すると、第二カム37の外周面が横板部12を下方に押し付ける。これによって、長孔7を介して支持ロッド5にピン結合されている点を中心に挟持プレート10が回転しようとする力が作用し、縦板部11の下端部が、スレート3に押し付けられる。
支持ブラケット36bの後端には、挟持前のスレート3を下側から支えるスレート支持部材40が設けられている。スレート支持部材40は、棒状の垂直部41aと水平部41bとを有しており、L字形状を呈している。スレート支持部材40は、路面幅方向に所定間隔をあけて複数設けられている。支持ブラケット36bの後端には、スレート支持部材40を支持するパイプ43が設けられている。パイプ43には、垂直部41aが回転可能且つ昇降可能に挿通されている。スレート支持部材40は、水平部41bの上面が挟持プレート10の下端面に接する高さが下部固定高さで、水平部41bが挟持プレート10の横板部12よりも上側になる高さが上部固定高さとなっている。垂直部41aの上端には、把持部44が設けられている。把持部44は、スレート支持部材40を移動させる際に、作業員が把持する部位である。把持部44は、水平部41bとは逆方向の水平方向に延在している。
スレート支持部材40でスレート3を支える際には、スレート支持部材40は、下部固定高さに設置され、水平部41bは、挟持プレート10の下側に延出して、挟持プレート10の下端面に当接している(図7の(a)および(b)参照)。スレート3を挟持プレート10,10で挟持した後には、垂直部41aを中心に90度回転させて、水平部41bを路面幅方向に沿わせた状態(挟持プレート10の下部から離れた状態)とする。そして、水平部41bが、挟持プレート10の横板部12よりも上側になるように、スレート支持部材40を上部固定高さまで上昇させる(図7の(d)参照)。
図3乃至図6に示すように、矯正手段50は、挟持プレート10の横方向(前後方向)の撓みを矯正する横方向矯正手段51と、挟持プレート10の縦方向の撓みを矯正する縦方向矯正手段52とを備えている。図3および図4に示すように、横方向矯正手段51は、挟持プレート10の上部後方に設けられている。横方向矯正手段51は、挟持プレート10から延在するロッド部材53と、ロッド部材53の両側に設けられた伸縮部材54とを備えて構成されている。
ロッド部材53は、平面視で挟持プレート10と直交する方向に沿って、挟持プレート10から後方に延在している。ロッド部材53は、路面幅方向に所定間隔をあけて複数設けられている。伸縮部材54は、ロッド部材53と挟持プレート10の交差位置から路面幅方向に所定距離離れた位置の挟持プレート10の上端部と、ロッド部材53の先端部との間に架け渡されている。伸縮部材54は、隣り合うロッド部材53,53間に二つ設けられており、二つの伸縮部材54,54は、路面幅方向に対してV字状に傾斜した状態で固定されている。つまり、横方向矯正手段51は、挟持プレート10を弦材とするトラス構造フレームにて構成されており、ロッド部材53が垂直材に相当し、伸縮部材54が斜材に相当している。伸縮部材54は、ターンバックルにて構成されており、手動で伸縮可能となっている。伸縮部材54の端部は、ロッド部材53の先端に設けられたブラケット55と、挟持プレート10の上端部に設けられたブラケット56にそれぞれボルト止めされている。
このような構成の横方向矯正手段51を用いて挟持プレート10の撓みを修正する工程を説明する。図3に示すように、たとえば挟持プレート10の中間部でロッド部材53aに相当する位置が後方に撓んでいる場合は、路面幅方向中央のロッド部材53aの左右両側に位置する伸縮部材54a,54aを縮める。すると、ロッド部材53aの先端部が、挟持プレート10側に引き付けられて、挟持プレート10が前方に押さえられる。これによって、後方に撓んでいた挟持プレート10の中間部が前方に押されて、挟持プレート10が直線状に矯正される。
なお、ロッド部材53aに相当する位置が前方に撓んでいる場合には、その両側に位置する伸縮部材54a,54aを伸ばす。すると、ロッド部材53aの先端部が、後方に押し出されて、挟持プレート10が後方に引っ張られる。これによって、前方に撓んでいた挟持プレート10が後方に引っ張られて、挟持プレート10が直線状に矯正される。
図4に示すように、たとえば挟持プレート10の左側でブラケット56bに相当する位置が前方に撓んでいる場合は、左側のブラケット56bの両側に位置する伸縮部材54b,54bを伸ばす。すると、ブラケット56bの左右両側のロッド部材53,53が外側に押し広げられ、ロッド部材53,53に相当する部分の挟持プレート10が前方に押さえられる。これによって、前方に撓んだ部分の両端部が前方に押されて、挟持プレート10が直線状に矯正される。
なお、ブラケット56bに相当する位置が後方に撓んでいる場合には、その両側に位置する伸縮部材54b,54bを縮める。すると、ブラケット56bの両側のロッド部材53,53がブラケット56b側に引き寄せられ、ロッド部材53,53に相当する部分の挟持プレート10が後方に引っ張られる。これによって、後方に撓んだ部分の両端部が後方に引き寄せられて、挟持プレート10が直線状に矯正される。
図5および図6に示すように、縦方向矯正手段52は、挟持プレート10の上方に設けられている。縦方向矯正手段52は、挟持プレート10から延在するロッド部材57と、ロッド部材57の両側に設けられた伸縮部材58と、隣り合うロッド部材57,57の先端部同士を繋ぐ連結伸縮部材59とを備えて構成されている。
ロッド部材57は、挟持プレート10から上方に向かって延在している。ロッド部材57は、路面幅方向に所定間隔をあけて複数設けられている。伸縮部材58は、ロッド部材57の設置位置から路面幅方向に所定距離離れた位置の挟持プレート10の上端部と、ロッド部材57の先端部との間に架け渡されている。伸縮部材58は、隣り合うロッド部材57,57間に二つ設けられており、二つの伸縮部材58,58は、路面幅方向に対してV字状に傾斜した状態で固定されている。連結伸縮部材59は、隣り合うロッド部材57,57の先端部間に架け渡されている。連結伸縮部材59は、路面幅方向に沿って延在している。つまり、縦方向矯正手段52は、挟持プレート10を下弦材とするトラス構造フレームにて構成されており、ロッド部材57が垂直材に相当し、伸縮部材58が斜材に相当し、連結伸縮部材59が上弦材に相当している。伸縮部材58および連結伸縮部材59は、ターンバックルにて構成されており、手動で伸縮可能となっている。伸縮部材58の端部は、ロッド部材57の先端に設けられたブラケット60と、挟持プレート10の上端部に設けられたブラケット61にそれぞれボルト止めされている。ブラケット60は、正面視T字形状を呈しており、上辺の中央部に、伸縮部材58の一端部が取り付けられ、上辺の端部に、連結伸縮部材59の一端部が取り付けられている。
このような構成の縦方向矯正手段52を用いて挟持プレート10の撓みを修正する工程を説明する。図5に示すように、たとえば挟持プレート10の中間部で挟持プレート10側のブラケット61aに相当する位置が下方に撓んでいる場合は、路面幅方向中央のブラケット61aの左右両側に位置する伸縮部材58a,58aを縮めるとともに、路面幅方向中央の連結伸縮部材59aを伸ばす。すると、ブラケット61aが、その両側のロッド部材57,57の先端部側に引き寄せられるとともに、上弦材が伸びることとなる。これによって、ロッド部材57,57に相当する部分の挟持プレート10が上方に引き上げられるので、下方に撓んだ部分が上方に引き寄せられて、挟持プレート10が直線状に矯正される。なお、連結伸縮部材59を設けたことによって、挟持プレート10の荷重が作用する縦方向の矯正を行い易くしている。
図6に示すように、たとえば挟持プレート10の右側のブラケット61bに相当する位置が上方に撓んでいる場合には、その左右両側に位置する伸縮部材58b,58bを伸ばすとともに、ブラケット61bの上方の連結伸縮部材59bを縮める。すると、ブラケット61bが、下方に押し出されるとともに、上弦材が縮むこととなる。これによって、ロッド部材57,57に相当する部分の挟持プレート10が下方に押し下げられるので、上方に撓んだ部分が下方に押されて、挟持プレート10が直線状に矯正される。
目地切装置1は、図9および図10に示すように、打ち込み補助具70を、さらに備えている。打ち込み補助具70は、スレート3と挟持プレート10,10を、コンクリート版2上の打ち込み位置にガイドする部材である。打ち込み補助具70は、走行台車が走行する走行レール4上に固定される。
打ち込み補助具70は、走行レール4を覆うレール固定部71と、レール固定部71からコンクリート版2上に張り出すガイド部72とを備えている。打ち込み補助具70は、一対設けられており、スレート3の打ち込み位置(図9中、二点鎖線にて表示)の両外側にそれぞれ配置される。レール固定部71は、断面門型形状を呈しており、走行レール4上を移動可能に構成されている。レール固定部71の側面には、ボルト孔(図示せず)が形成されている。このボルト孔にボルト73を螺合させて、ボルト73の先端で走行レール4の側面を押圧することで、打ち込み補助具70が、走行レール4に固定される。
ガイド部72は、レール固定部71の側面から、コンクリート版2の上方に張り出した板状部材からなる。ガイド部72の先端部には、凹部74が形成されている。凹部74は、スレート3と、スレート3を挟持した状態の一対の挟持プレート10,10が挿通可能な幅を有している。一対の打ち込み補助具70,70は、それぞれの凹部74,74が互いに対向するように配置される。
次に前記構成の目地切装置1を用いてスレート3をコンクリート版2に打ち込む工程および本発明の作用効果を説明する。まず、図1の(a)に示すように、挟持プレート10の縦板部11の下端と、押えプレート20の下端との高さ方向の距離を、スレート3の深さ(高さ)寸法と同等にする。その後、後側の挟持プレート10を、図示しない治具を用いて手動で後方に引き寄せて、前側の挟持プレート10から離反する方向に移動させる。なお、後側の挟持プレート10の移動は、手動に限定されるものではない。たとえば、振動させることで、挟持プレート10を移動させて隙間をあけてもよい。その後、図1の(b)および図7の(a)に示すように、挟持プレート10,10間の隙間にスレート3を設置する。スレート3は、押えプレート20の下端面に当接させる。このとき、スレート支持部材40を、水平部41bが挟持プレート10の下端面に当接させて設置しておく(図7の(a)参照)。このように、スレート支持部材40を設置しているので、スレート3を所定の高さに設置できる。
その後、図7の(b)および(c)に示すように、横方向カム機構31の把持レバー35を作業員が把持して後方に倒す。すると、第一カム33の凸部34が前方斜め上に回動して、受部材13のボルト部13bが、凸部34に押されて、後側の挟持プレート10が前側に移動する。これによって、挟持プレート10がスレート3に押し付けられることとなり、スレート3が一対の挟持プレート10,10によって挟持された状態となる(図1の(a)参照)。作業員は、挟持プレート10の後方に配置された図示しない足場に載って、複数の第一カム33を順次回動させる。
挟持プレート10の移動が完了した後に、図8の(a)乃至(c)に示すように、縦方向カム機構32の把持レバー38を作業員が把持して後方に倒す。すると、第二カム37が回動して降下し、第二カム37の外周面が横板部12を下方に押し付ける。これによって、挟持プレート10が回転しようとする力が作用し、縦板部11が、スレート3に押し付けられる。作業員は、前記足場に載って、複数の第二カム37を順次回動させる。
その後、図7の(d)および図8の(d)に示すように、スレート支持部材40を、垂直部41aを中心に90度回転させて、水平部41bを路面幅方向に沿わせた状態とする。そして、水平部41bが、挟持プレート10の横板部12よりも上側になるように、スレート支持部材40を上部固定高さまで上昇させる。これによって、スレート支持部材40がコンクリート版2に干渉することなく、スレート3を打ち込める状態となる。
挟持プレート10およびスレート3の撓みに応じて、適宜、横方向矯正手段51と縦方向矯正手段52を操作して、撓みを矯正する。
その後、図9に示すように、打ち込み補助具70を所定位置に設置して、スレート3と挟持プレート10,10と押えプレート20を一体的に降下させる。このとき、挟持プレート10,10とスレート3は、打ち込み補助具70の凹部74を通過する(図10参照)ことで、所定の設置位置に打ち込むことができる。なお、挟持プレート10,10とスレート3が凹部74を通過しない場合は、それ以上降下できないので、走行台車の位置調整を行ってから、再度降下作業を行う。また、スレート3と挟持プレート10,10と押えプレート20が路面幅方向にずれている場合には、横方向スライド機構を作動させて、路面幅方向の位置調整を行う。スレート3と挟持プレート10,10と押えプレート20の位置調整が完了したなら、これらを、振動機構を用いて振動させながら、コンクリート版2の所定深さまで昇降機構を用いて降下させる(図2の(a)参照)。
そして、押えプレート20で、スレート3の上端を押えた状態で、挟持プレート10,10のみを、振動機構を用いて振動させながら、昇降機構を用いて上昇させる。これによって、スレート3をコンクリート版2内に設置することができる。このとき、挟持プレート10,10は振動させながら上昇させるので、コンクリートがスレート3の周囲に流れ込み、隙間を埋めることができる。
挟持プレート10,10の引き抜きが完了したなら、横方向カム機構31と縦方向カム機構32による挟持プレート10の押圧を解除する。その後、挟持プレート10,10と押えプレート20を所定高さまで上昇させ、スレート3の次の設置位置まで走行台車を走行させる。そして、次のスレート3を設置すべく前記工程を繰り返す。このような本実施形態では、一方の挟持プレート10を移動可能に構成しているので、挟持プレート10,10間の隙間を大きく広げることができる。これによって、挟持プレート10の内側に浸入したモルタルの清掃を容易に行うことができる。
以上のような目地切装置1によれば、押圧手段30で挟持プレート10をスレート3に押し付けることで、スレート3と挟持プレート10を密着させることができる。したがって、スレート3と挟持プレート10,10間の隙間をなくすことができる。これによって、スレート3を挟持プレート10に沿って真直ぐに保持することができ、直線状の目地を正確に形成することができる。また、隙間をなくすことで、スレート3と挟持プレート10の間にモルタルが浸入し難くなるので、スレート3の表面に傷がつき難い。
また、一方の挟持プレート10がスレート3の厚さ方向に移動可能であるので、挟持プレート10,10間の距離を広げることができる。これによって、スレート3の設置および挟持プレート10の内側面のメンテナンスを容易に行うことができる。さらに、挟持プレート10は、縦板部11と横板部12とを備え、断面逆L字形状に形成されているので、縦方向カム機構32で横板部12を上から押えることで、縦板部11をスレート3に更に押し付けることができる。
さらに、押圧手段30は、横方向カム機構31と縦方向カム機構32とを備えているので、スレート3と挟持プレート10の密着性を高めることができる。
また、本実施形態では、挟持プレート10の撓みを矯正する矯正手段50が設けられているので、挟持プレート10の撓みを矯正できる。したがって、スレート3の直線度をより一層高めることができる。
矯正手段50は、ロッド部材53(57)と伸縮部材54(58)とを備えており、ロッド部材53(57)が垂直材、伸縮部材54(58)が斜材、挟持プレート10が弦材となるトラス構造フレーム形状を呈しているので、伸縮部材54(58)の伸縮によってロッド部材53(57)が挟持プレート10を押引きする。つまり、簡単な構成で矯正を確実に行うことができる。また、伸縮部材54(58)は、ターンバックルにて構成されており、手動で伸縮することができる。
さらに、矯正手段50は、横方向矯正手段51と縦方向矯正手段52とを備えているので、水平(前後)方向と上下方向の両方向において、挟持プレート10の矯正を行うことができる。したがって、スレート3の直線度をより一層高めることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定する趣旨ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。たとえば、前記実施形態では、挟持プレート10は、スレート3の長手方向全長に渡って設けられているが、これに限定されるものではない。スレート3が変形しない範囲の長さで、挟持プレート10の端部から突出していてもよいし、挟持プレート10が長手方向に分割されて中間部でスレート3が露出されていてもよい。
また、前記実施形態では、挟持プレート10は、逆L字形状であるがこれに限定されるものではない。スレート3に当接する縦板部を備えていれば、厚板形状や中空板形状等の他の形状であってもよい。
1 目地切装置
2 コンクリート版
3 スレート
10 挟持プレート
11 縦板部
12 横板部
20 プレート
30 押圧手段
31 横方向カム機構
32 縦方向カム機構
50 矯正手段
51 横方向矯正手段
52 縦方向矯正手段
53 ロッド部材
54 伸縮部材
57 ロッド部材
58 伸縮部材

Claims (7)

  1. コンクリート舗装に目地を形成する目地切装置において、
    路面に挿入されるスレートを挟持する一対の挟持プレートと、前記スレートを上から押さえる押えプレートと、前記挟持プレートを前記スレートに押し付ける押圧手段とを備えている
    ことを特徴とする目地切装置。
  2. 前記挟持プレートのうち少なくとも一方は、前記スレートの厚さ方向に移動可能に設けられており、
    前記押圧手段は、前記挟持プレートを前記スレートに向けて押し付ける横方向カム機構を備えて構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の目地切装置。
  3. 前記挟持プレートは、前記スレートに当接する縦板部と、前記縦板部の上端から外側に広がる横板部とを備えており、
    前記押圧手段は、前記横板部の先端部を下方に向けて押し付ける縦方向カム機構を備えて構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の目地切装置。
  4. 前記挟持プレートの撓みを矯正する矯正手段をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の目地切装置。
  5. 前記矯正手段は、前記挟持プレートから延在するロッド部材と、前記ロッド部材から所定距離離れた位置の前記挟持プレートと前記ロッド部材の先端部との間に架け渡された伸縮部材とを備えて構成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の目地切装置。
  6. 前記伸縮部材は、ターンバックルにて構成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の目地切装置。
  7. 前記矯正手段は、前記挟持プレートの横方向の撓みを矯正する横方向矯正手段と、前記挟持プレートの縦方向の撓みを矯正する縦方向矯正手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の目地切装置。
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