JP2019100010A - 建設機械 - Google Patents

建設機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2019100010A
JP2019100010A JP2017229147A JP2017229147A JP2019100010A JP 2019100010 A JP2019100010 A JP 2019100010A JP 2017229147 A JP2017229147 A JP 2017229147A JP 2017229147 A JP2017229147 A JP 2017229147A JP 2019100010 A JP2019100010 A JP 2019100010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reducing agent
urea water
construction machine
pump
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017229147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6846331B2 (ja
Inventor
圭吾 菊池
Keigo Kikuchi
圭吾 菊池
泰之 中谷
Yasuyuki Nakatani
泰之 中谷
優貴 阿彦
Yuki Abiko
優貴 阿彦
石井 隆
Takashi Ishii
隆 石井
稔生 小鷹
Toshio Kotaka
稔生 小鷹
隆介 堤
Ryusuke Tsutsumi
隆介 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KCM Corp
Original Assignee
KCM Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KCM Corp filed Critical KCM Corp
Priority to JP2017229147A priority Critical patent/JP6846331B2/ja
Publication of JP2019100010A publication Critical patent/JP2019100010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6846331B2 publication Critical patent/JP6846331B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

【課題】還元剤ポンプへの熱影響を抑制しながらも、還元剤タンクの必要容量を確保することが可能な建設機械を提供する。【解決手段】エンジン321から排出される排出ガスに尿素水を噴射する噴射装置323と、尿素水タンク4と、尿素水ポンプ5と、尿素水ポンプ5と前記尿素水タンク4とを接続する給排用配管61,62と、尿素水ポンプ5と噴射装置323とを接続する尿素水供給配管60と、を備えたホイールローダ100において、エンジン室32と、ラジエータ室33と、ラジエータ室33の側方に設けられ、尿素水ポンプ5と尿素水タンク4と給排用配管61,62とを収納する収納室37と、を有し、尿素水タンク4は、本体部41と、本体部41の鉛直方向の一端側から水平方向に張り出した張り出し部42と、を一体に有し、尿素水ポンプ5は、収納室37において本体部41と張り出し部42と収納室37の側壁とによって形成される空間に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンから排出される排出ガスを処理する排ガス処理装置が搭載された建設機械に関する。
近年、ホイールローダや油圧ショベルといった建設機械においても、エンジンから排出される排出ガスに含まれるNOx量を低減するために、還元剤として尿素水を用いた選択触媒還元(SCR;Selective Catalytic Reduction)技術が採用された排ガス処理が行われている。
例えば特許文献1には、排ガスを処理するための排ガス処理装置と、排ガスに還元剤としての尿素水を噴射する噴射装置と、尿素水を貯留するタンクと、タンクから噴射装置へ尿素水を導く配管と、配管の途中に設けられたポンプと、を備えたホイールローダが開示されている。このホイールローダでは、エンジン室に排ガス処理装置及び噴射装置が、エンジン室の後方に配置された通気室の側方にタンクが、それぞれ配置されている。また、ポンプは、エンジン室と通気室とを仕切る隔壁の下部に取り付けられている。
国際公開第2016/079773号
特許文献1に記載のホイールローダでは、ポンプが高温のエンジン室に隣接した隔壁に取り付けられているため、ポンプへの熱影響が非常に大きく、尿素水の品質が悪化する可能性がある。したがって、ポンプは、エンジン室からの熱影響が小さい場所、すなわちエンジン室からなるべく離れた場所に収納されることが望ましい。そこで、例えばタンクと一緒にポンプを収納することが考えられる。
しかしながら、建設機械では、エンジン室や通気室といったいわゆる機械室の周辺はそのスペースに限りがあるといった恒久的な課題があり、タンクと一緒にポンプを収納するためにはタンクの大きさを制限しなければならない。そのため、排ガス処理装置が必要とする尿素水の量を確保することが可能な容量のタンクを用いることができない場合がある。
そこで、本発明の目的は、還元剤ポンプへの熱影響を抑制しながらも、還元剤タンクの必要容量を確保することが可能な建設機械を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、エンジンと、外気を吸い込んで冷却風を生成する冷却ファンと、前記冷却風との間で熱交換を行う熱交換器と、前記エンジンから排出される排出ガスに還元剤を噴射する噴射装置と、前記還元剤が貯蔵された還元剤タンクと、前記還元剤タンクに貯蔵された前記還元剤を前記噴射装置へ供給する還元剤ポンプと、前記還元剤ポンプと前記還元剤タンクとを接続する一対の給排用配管と、前記還元剤ポンプと前記噴射装置とを接続する還元剤供給配管と、を備えた建設機械において、前記エンジンと前記噴射装置とを収納するエンジン室と、前記エンジン室の後方に前記エンジン室と離隔して設けられ、前記熱交換器と前記冷却ファンとを収納する熱交換器室と、前記熱交換器室の側方に前記熱交換器室と離隔して設けられ、前記還元剤ポンプと前記還元剤タンクと前記一対の給排用配管とを収納する収納室と、を有し、前記還元剤タンクは、前記一対の給排用配管の一端部がそれぞれ接続される本体部と、前記本体部の鉛直方向の一端側から水平方向に張り出した張り出し部と、を一体に有し、前記還元剤ポンプは、前記収納室において前記本体部と前記張り出し部と前記収納室の側壁とによって形成される空間に配置されていることを特徴とする建設機械を提供する。
本発明によれば、還元剤ポンプへの熱影響を抑制しながらも、還元剤タンクの必要容量を確保することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態に係るホイールローダの外観を示す側面図である。 ホイールローダの車体後部の構成を説明する模式図である。 収納室の内部を示す斜視図である。 尿素水タンクの構成を示し、(a)は斜視図、(b)は左側面図、(c)は上面図である。 車体の上側から収納室の内部を見た場合の模式図である。 車体の左側から収納室の内部を見た場合の模式図である。 本発明の第2実施形態に係るホイールローダにおいて、車体の左側から収納室の内部を見た場合の模式図である。
以下、本発明に係る建設機械の一態様として、土砂や鉱物等を掘削してダンプトラック等へ積み込む荷役作業を行うホイールローダを例に挙げて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るホイールローダの構成について、図1〜6を参照して説明する。
(ホイールローダ100の全体構成)
まず、ホイールローダ100の全体構成について、図1〜3を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係るホイールローダ100の外観を示す側面図である。図2は、ホイールローダ100の車体後部の構成を説明する模式図である。図3は、収納室37の内部を示す斜視図である。
ホイールローダ100は、車体が中心付近で中折れすることにより操舵するアーティキュレート式の建設機械である。具体的には、図1に示すように、フロントフレーム102によって構成される車体前部と、リアフレーム103によって構成される車体後部とが、センタジョイント101によって左右方向(車幅方向)に回動自在に連結されおり、フロントフレーム102がリアフレーム103に対して左右方向に屈曲する。
車体前部には、左右一対の前輪20と、作業機21と、が設けられている。車体後部には、左右一対の後輪30と、オペレータが搭乗する運転室31と、エンジン室32と、ラジエータ室33と、リアグリル34と、車体が傾倒しないようにバランスを保つためのカウンタウェイト35と、が設けられている。
なお、以下において、ホイールローダ100の左右方向のうち、運転室31の運転席に座ったオペレータから見て左の方向を「左方向」とし、右の方向を「右方向」とする。図1では、左右一対の前輪20及び後輪30のうち、左側の前輪20及び後輪30のみを示している。
作業機21は、上下方向に回動可能なリフトアーム211と、伸縮することによってリフトアーム211を駆動させる一対のリフトアームシリンダ(不図示)と、リフトアーム211の先端部に取り付けられたバケット212と、伸縮することによりバケット212をリフトアーム211に対して上下方向に回動させるバケットシリンダ212Aと、リフトアーム211に回動可能に連結されてバケット212とバケットシリンダ212Aとのリンク機構を構成するベルクランク213と、を有している。
エンジン室32及びラジエータ室33はそれぞれ、リアフレーム103を上方からカバー104で覆うことにより内部に形成された空間である。ラジエータ室33は、エンジン室32の後方にエンジン室32と離隔して設けられており、図2に示すように、エンジン室32とラジエータ室33との間には、両室を離隔するための隔壁36が設けられている。これにより、エンジン室32で生じた熱がラジエータ室33に伝達されにくい。
図2に示すように、エンジン室32には、エンジン321と、エンジン321から排出される排出ガスを処理する排ガス処理装置322と、排ガス処理装置322内の排出ガスに還元剤であるアンモニアを水に溶解させた尿素水を噴射する噴射装置323と、が収納されている。なお、図2では、排ガス処理装置322と噴射装置323とが別個に設けられているが、これに限らず、排ガス処理装置322内に噴射装置323が設けられていてもよい。
ラジエータ室33は、外気を吸い込んで冷却風を生成する冷却ファンとしてのラジエータファン331と、ラジエータファン331で生成された冷却風との間で熱交換を行う熱交換器としてのラジエータ332と、を収納する熱交換器室の一態様である。
ラジエータファン331が作動すると、ラジエータ室33の内部圧力がホイールローダ100周辺の大気圧よりも低くなる。これにより、リアフレーム103及びカバー104に形成された穴やスリット、並びにエンジン室32の開口等から外気がラジエータ室33内に吸い込まれて、冷却風が生成される。ラジエータ332は、この冷却風を用いてエンジン321により加熱されたエンジン冷却水を冷却する。
また、ホイールローダ100は、ラジエータ室33の左側方にラジエータ室33と離隔して設けられ、尿素水が貯蔵された尿素水タンク4(還元剤タンク)と、尿素水タンク4に貯蔵された尿素水を噴射装置323へ供給する尿素水ポンプ5(還元剤ポンプ)と、尿素水タンク4と尿素水ポンプ5とを接続する一対の給排用配管61,62と、を収納する収納室37を有している。
収納室37は、上下方向、前後方向、及び左右方向のそれぞれが側壁で囲まれた箱体であり、リアフレーム103に固定されている。なお、収納室37の複数の側壁のうち、リアフレーム103に対向する側壁を「右壁371」、その反対側の側壁を「左壁372」、車体の前方向に位置する側壁を「前壁373」、車体の後方向に位置する側壁を「後壁374」、車体の上方向に位置する側壁を「上壁375」、車体の下方向に位置する側壁を「下壁376」とする。
図2に示すように、右壁371には壁穴370が形成されており、また、リアフレーム103のうちラジエータ室33の左下側を覆う部分にはフレーム穴330が形成されている。収納室37は、壁穴370の位置がフレーム穴330の位置に合うようにリアフレーム103に固定されている。そして、壁穴370とフレーム穴330とによって、ラジエータ室33の内部空間と収納室37の内部空間とがつながっている。
本実施形態では、収納室37には、取り外し可能な蓋377が取り付けられている。この蓋377は、収納室37の内部空間を上方、前方の一部、及び左方の一部から覆っている。したがって、収納室37の左壁372、前壁373、及び上壁375はそれぞれ、少なくとも一部が蓋377により構成されている。なお、図3は、蓋377を取り外した状態の収納室37の構成を示しており、開口部分を覆うように蓋377が取り付けられる。
一対の給排用配管61,62は、尿素水タンク4から尿素水ポンプ5へ尿素水を供給し、尿素水ポンプ5から尿素水タンク4へ尿素水を排出する(戻す)ための配管である。図3では、収納室37において左方に向かって交差しながら湾曲した配管が供給用配管61であり、右方に向かって湾曲した配管が排出用配管62である。
また、図2に示すように、尿素水ポンプ5と噴射装置323とは尿素水供給配管60(還元剤供給配管)によって接続されている。具体的には、尿素水ポンプ5側から導出された尿素水供給配管60は、収納室37の壁穴370及びリアフレーム103のフレーム穴330(図2において破線で示す)を通ってラジエータ室33に到達し、さらに隔壁36に形成された貫通孔360を通って噴射装置323に接続されている。したがって、尿素水タンク4に貯蔵されている尿素水は、供給用配管61、尿素水ポンプ5、尿素水供給配管60、を順に通って噴射装置323に供給される。
(尿素水タンク4の構成)
次に、尿素水タンク4の構成について、図4を参照して説明する。
図4(a)〜(c)は尿素水タンク4の構成を示し、図4(a)は斜視図、図4(b)は左側面図、図4(c)は上面図である。
尿素水タンク4は、一対の給排用配管61,62の一端部がそれぞれ接続される本体部41と、本体部41の鉛直方向の一端側から水平方向に張り出した張り出し部42と、を一体に有している。
本実施形態では、本体部41は、水平方向のうちの所定の方向に短辺を有する略直方体状に形成されている。本体部41の上面には、一対の給排用配管61,62の一端部をそれぞれ接続するための接続部41Aが設けられている。また、本体部41の上面と短辺を有する側面との間の角部には、尿素水タンク4内に尿素水を供給するための供給口41Bが設けられている。
張り出し部42は、本実施形態では、本体部41の下端側から短辺方向に沿って張り出しており、鉛直方向に短辺を有する略直方体状に形成されている。したがって、供給口41Bから注入された尿素水は、張り出し部42及び本体部41の下側から徐々に溜まっていく。また、図4(b)に示すように、尿素水タンク4を供給口41Bの側から見ると逆L字状となっている。
(収納室37内における配置関係)
次に、収納室37内における尿素水タンク4、尿素水ポンプ5、及び一対の給排用配管61,62の配置関係について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、車体の上側から収納室37の内部を見た場合の模式図である。図6は、車体の左側から収納室37の内部を見た場合の模式図である。なお、図5において、左壁372と前壁373との間に配置された側壁は、左壁372の一部とする。
尿素水タンク4は、本体部41が後壁374側(車体の後方)に位置し、かつ張り出し部42が前壁373(車体の前方)に向かって張り出すように収納室37に配置されている。尿素水ポンプ5は、収納室37において本体部41と張り出し部42と収納室37の側壁(右壁371、左壁372、前壁373、及び上壁375)とによって形成される空間に配置されている。本実施形態では、尿素水ポンプ5は、収納室37において本体部41の前側であって、かつ張り出し部42の上方に配置されている。
具体的には、図6に示すように、尿素水ポンプ5の上部の位置を本体部41の上部の位置にできる限り近づけるようにして、尿素水ポンプ5が本体部41(本体部41の側面のうち収納室37の前壁373に対向する面)にブラケット71を介してボルト72で固定されている。
そして、一対の給排用配管61,62はそれぞれ、本体部41の上部と尿素水ポンプ5の上部とを接続している。このように、一対の給排用配管61,62が、鉛直方向において近くに位置する本体部41の上部と尿素水ポンプ5の上部とを接続しているため、例えば一対の給排用配管61,62の一端部を尿素水ポンプ5の下部にそれぞれ接続する場合等のように、一対の給排用配管61,62を尿素水ポンプ5の側面を這わせる必要がない。したがって、一対の給排用配管61,62の長さを短くすることができるため、一対の給排用配管61,62の配策を簡素にすることが可能となり、かつコスト削減が図れる。
また、図6において破線で示すように、尿素水ポンプ5は、下方向に取り外して交換可能なフィルタ50を有している。尿素水ポンプ5と尿素水タンク4の張り出し部42との間には、鉛直方向に沿ったフィルタ50の寸法(図6に示すH1)よりも大きい隙間Sが形成されている。すなわち、尿素水ポンプ5の下面と張り出し部42の上面との間の距離H2は、鉛直方向に沿ったフィルタ50の長さH1よりも長い(H2>H1)。これにより、隙間Sが鉛直方向に沿ったフィルタ50の長さH1よりも小さい場合(H2<H1)と比べて隙間Sに裕度があるため、フィルタ50の交換作業がしやすくなる。
以上のように、尿素水ポンプ5をエンジン室32から離れた場所であり、かつエンジン室32よりも低温であるラジエータ室33の側方に設けられた収納室37に収納することにより、尿素水ポンプ5への熱影響を抑制することができる。
また、尿素水タンク4を本体部41と張り出し部42とを有する構成とし、尿素水ポンプ5を収納室37において本体部41と張り出し部42と収納室37の側壁とによって形成される空間に配置させることにより、限られた大きさの収納室37に尿素水ポンプ5を尿素水タンク4と一緒に収納しても、尿素水タンク4の必要容量を確保することができる。
さらに、尿素水ポンプ5を収納室37における前側に配置させることにより、収納室37における後側に配置させる場合と比べて、尿素水ポンプ5と噴射装置323との間の距離を短くすることができる。これにより、尿素水供給配管60の長さを短くすることができ、尿素水供給配管60の配策を簡素にすることが可能となり、かつコスト削減が図れる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るホイールローダについて、図7を参照して説明する。なお、図7において、第1実施形態に係るホイールローダ100について説明したものと共通する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、第2実施形態に係るホイールローダにおいて、車体の左側から収納室37Aの内部を見た場合の模式図である。
本実施形態では、尿素水タンク4Aは、張り出し部42Aが本体部41の上端側から水平方向(本体部41の短辺方向)に張り出している。そして、図7に示すように、尿素水タンク4Aは、本体部41が後壁374側(車体の後方)に位置し、かつ張り出し部42Aが前壁373(車体の前方)に向かって張り出すように収納室37Aに配置されている。
尿素水ポンプ5は、収納室37Aにおいて本体部41の前側であって、かつ張り出し部42Aの下方に配置されている。本実施形態では、収納室37Aは、開閉可能であって、かつ尿素水ポンプ5のフィルタ50(図7において破線で示す)が通過可能な大きさの開口部378を、下壁376(尿素水ポンプ5の下面と対向する底面)に有しており、この開口部378を介してフィルタ50を収納室37A内から取り出す。
開口部378は、具体的には、ヒンジにより上下方向に回動可能な蓋部378Aを有しており、車体の前後方向に沿った開口部378の寸法W1は、車体の前後方向に沿ったフィルタ50の寸法W2よりも大きく形成されている(W1>W2)。開口部378は蓋部378Aを有することにより、ホイールローダの走行中における泥はね等によって収納室37A内が汚れてしまうことを防ぐことができる。
この場合、第1実施形態における隙間Sのように、フィルタ50を交換する際に作業者の手が入るだけの隙間を設ける必要がないため、第1実施形態における尿素水タンク4と比べて、尿素水タンク4Aの容量をより大きく確保することができる。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明した。なお、本発明は上記した実施形態や変形例に限定されるものではなく、様々な他の変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態及び変形例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、本実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、本実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。またさらに、本実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、上記実施形態では、尿素水タンク4,4Aは、張り出し部42,42Aが車体の前方に張り出すように収納室37,37Aに配置されていたが、必ずしも張り出し部42,42Aは収納室37,37Aにおいて車体の前方に張り出している必要はなく、車体の後方や左右方向に張り出していてもよい。
また、上記実施形態では、収納室37,37Aは、ラジエータ室33の左側方に設けられていたが、これに限らず、例えばラジエータ室33の右側方に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の建設機械の一態様としてホイールローダを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば油圧ショベル等であってもよい。
4,4A:尿素水タンク(還元剤タンク)
5:尿素水ポンプ(還元剤ポンプ)
32:エンジン室
33:ラジエータ室(熱交換器室)
37,37A:収納室
41:本体部
42,42A:張り出し部
50:フィルタ
60:尿素水供給配管(還元剤供給配管)
61,62:一対の給排用配管
100:ホイールローダ(建設機械)
321:エンジン
323:噴射装置
331:ラジエータファン(冷却ファン)
332:ラジエータ(熱交換器)
371:右壁(側壁)
372:左壁(側壁)
373:前壁(側壁)
374:後壁(側壁)
375:上壁(側壁)
376:下壁(側壁)
378:開口部
S:隙間

Claims (7)

  1. エンジンと、外気を吸い込んで冷却風を生成する冷却ファンと、前記冷却風との間で熱交換を行う熱交換器と、前記エンジンから排出される排出ガスに還元剤を噴射する噴射装置と、前記還元剤が貯蔵された還元剤タンクと、前記還元剤タンクに貯蔵された前記還元剤を前記噴射装置へ供給する還元剤ポンプと、前記還元剤ポンプと前記還元剤タンクとを接続する一対の給排用配管と、前記還元剤ポンプと前記噴射装置とを接続する還元剤供給配管と、を備えた建設機械において、
    前記エンジンと前記噴射装置とを収納するエンジン室と、
    前記エンジン室の後方に前記エンジン室と離隔して設けられ、前記熱交換器と前記冷却ファンとを収納する熱交換器室と、
    前記熱交換器室の側方に前記熱交換器室と離隔して設けられ、前記還元剤ポンプと前記還元剤タンクと前記一対の給排用配管とを収納する収納室と、を有し、
    前記還元剤タンクは、前記一対の給排用配管の一端部がそれぞれ接続される本体部と、前記本体部の鉛直方向の一端側から水平方向に張り出した張り出し部と、を一体に有し、
    前記還元剤ポンプは、前記収納室において前記本体部と前記張り出し部と前記収納室の側壁とによって形成される空間に配置されている
    ことを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記還元剤タンクは、前記張り出し部が車体の前方に張り出すように前記収納室に配置されており、
    前記還元剤ポンプは、前記収納室における前側に配置されている
    ことを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記還元剤タンクは、前記張り出し部が前記本体部の下端側から水平方向に張り出しており、
    前記還元剤ポンプは、前記収納室において前記張り出し部の上方に配置されている
    ことを特徴とする建設機械。
  4. 請求項3に記載の建設機械において、
    前記還元剤ポンプは、下方向に取り外して交換可能なフィルタを有し、
    前記還元剤ポンプと前記還元剤タンクの前記張り出し部との間には、鉛直方向に沿った前記フィルタの寸法よりも大きい隙間が形成されている
    ことを特徴とする建設機械。
  5. 請求項3に記載の建設機械において、
    前記一対の給排用配管はそれぞれ、前記還元剤タンクの前記本体部の上部と前記還元剤ポンプの上部とを接続している
    ことを特徴とする建設機械。
  6. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記還元剤タンクは、前記張り出し部が前記本体部の上端側から水平方向に張り出しており、
    前記還元剤ポンプは、前記収納室において前記張り出し部の下方に配置されている
    ことを特徴とする建設機械。
  7. 請求項6に記載の建設機械において、
    前記還元剤ポンプは、下方向に取り外して交換可能なフィルタを有し、
    前記収納室は、開閉可能であって、かつ前記フィルタが通過可能な大きさの開口部を、前記還元剤ポンプの下面と対向する底面に有している
    ことを特徴とする建設機械。
JP2017229147A 2017-11-29 2017-11-29 建設機械 Active JP6846331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017229147A JP6846331B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017229147A JP6846331B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 建設機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019100010A true JP2019100010A (ja) 2019-06-24
JP6846331B2 JP6846331B2 (ja) 2021-03-24

Family

ID=66976254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017229147A Active JP6846331B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6846331B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021156224A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 日立建機株式会社 作業車両

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150260069A1 (en) * 2014-03-17 2015-09-17 Caterpillar Inc. Fluid Delivery System and Method
WO2016079773A1 (ja) * 2014-11-21 2016-05-26 株式会社Kcm 産業用車両
JP2016094803A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 コベルコ建機株式会社 建設機械
JP2016098731A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 キャタピラー エス エー アール エル 機体および作業機械
JPWO2016030936A1 (ja) * 2014-08-25 2017-04-27 株式会社小松製作所 ブルドーザ
JP2017172141A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 日立建機株式会社 建設機械

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150260069A1 (en) * 2014-03-17 2015-09-17 Caterpillar Inc. Fluid Delivery System and Method
JPWO2016030936A1 (ja) * 2014-08-25 2017-04-27 株式会社小松製作所 ブルドーザ
JP2016094803A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 コベルコ建機株式会社 建設機械
WO2016079773A1 (ja) * 2014-11-21 2016-05-26 株式会社Kcm 産業用車両
JP2016098731A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 キャタピラー エス エー アール エル 機体および作業機械
JP2017172141A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 日立建機株式会社 建設機械

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021156224A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 日立建機株式会社 作業車両
JP7213200B2 (ja) 2020-03-27 2023-01-26 日立建機株式会社 作業車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP6846331B2 (ja) 2021-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11634024B2 (en) Working machine
JP5442829B1 (ja) 油圧ショベル
KR101628798B1 (ko) 환원제 탱크 및 작업 차량
JP6297905B2 (ja) 建設機械
JP5054851B2 (ja) 電動式建設機械
JP5356341B2 (ja) 建設機械
JP5719092B1 (ja) ブルドーザ
JP5949793B2 (ja) 建設機械
JP5336647B1 (ja) 作業車両
JP5714197B1 (ja) ホイールローダ
WO2015079764A1 (ja) 車体カバー及び作業車両
EP3305993B1 (en) Construction machine
JP2019100010A (ja) 建設機械
JP7167075B2 (ja) 作業車両
JP5895951B2 (ja) 建設機械
JP6480234B2 (ja) 作業機
JP7339453B2 (ja) 建設機械
JP6005192B2 (ja) ブルドーザ
JP2016188558A (ja) 作業機
JP2020133557A (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20190909

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6846331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150