JP2019099464A - ケトール化合物の製造方法。 - Google Patents

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Abstract

【課題】アセトンを大過剰用いることなく、ケトール化合物を高収率、高純度、でかつ高効率で得る。【解決手段】ケトール化合物の製造方法であって、a.反応器に、ケトン化合物およびホルムアルデヒド溶液を連続的に供給する工程と、b.前記ケトン化合物および前記ホルムアルデヒド溶液を混合してケトール化合物に転化する工程と、c.前記の反応器から、反応生成物を連続的に取り出す工程と、d.取り出した前記反応生成物を速やかに冷却管に供給する工程と、e.前記冷却管で150℃以下に冷やして、反応が停止した反応生成物を連続的に取り出す工程を含む、方法である。【選択図】 図1

Description

本発明は、ケトールの製造方法に関する。特に、高収率であり、不純物が少なく精製が容易である、高効率なケトールの製造方法に関する。
ケトール化合物は、医農薬などの重要な原料中間体であり有用な化合物である。その骨格を簡便かつ安価に合成する手法が求められた結果、多くの合成法が提案されている。例えば、4−ヒドロキシ−2−ブタノンの合成法において、特許文献1には、1,3−ブタンジオールの選択的酸化反応の合成が開示されている。しかし、1,3−ブタンジオールは価格が高いため、この方法は安価な手法にならない。特許文献2には、アセトン(26当量)とパラホルムアルデヒドを触媒(アンバーリスト A26 OH)共存下で反応させた合成例が開示されているが、収率は10%と低く、アセトンを大過剰使用しており、工業的な製造方法とは言えない。
一方、触媒を添加せずに、アセトンとホルムアルデヒドを縮合反応させ、比較的良好な収率を得た報告例がある。非特許文献1には、アセトン(15当量)とホルマリンを連続式流通反応装置に高温高圧条件で通すことで、収率90%を達成しているが、アセトンを大過剰使用しており、工業的な製造方法とはいえない。
工業的な製造方法とは、原料の使用量を無駄なく最小限に抑え、環境に調和した製造プロセスでなければならない。上記手法はアセトンの使用量が多く、未反応のアセトン回収に多大なエネルギーがかかることから、必ずしも最適な反応方法とは言えないものであった。
このように、従来法では、高い反応収率を維持するために非特許文献1のようにアセトンを大過剰用いる必要があった。しかし、非特許文献1のように連続流通式反応装置を利用した製造方法において、アセトンの使用量を削減する検討は、収率低下が懸念されることから検討されていない。
中国公開公報106631732号 国際公開2008/145350号
Chemical Engineering Science,2015年,131巻,213頁−218頁
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたもので、アセトンを大過剰用いることなく、ケトール化合物を高収率に、かつ高純度で得ることを目的とする。
本発明者らは、ケトール化合物の製造において、反応液の物性を考慮した厳密な反応時間の制御を行うことによって、ホルムアルデヒドに対するケトンのモル比(ケトンのモル数/ホルムアルデヒドのモル数)を低減する事に成功し、その結果高い収率で目的の化合物を高効率で得られることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、ケトール化合物の製造方法であって、
a.反応器に、ケトン化合物およびホルムアルデヒド溶液を連続的に供給する工程と、
b.ケトン化合物およびホルムアルデヒド溶液を混合してケトール化合物に転化する工程と、
c.前記の反応器から、反応生成物を連続的に取り出す工程と、
d.取り出した前記反応生成物を速やかに冷却管に供給する工程と、
e.前記冷却管で150℃以下に冷やして、反応が停止した反応生成物を連続的に取り出す工程
を含む、方法である。
ここで、本明細書において用いる用語について説明しておく。マイクロリアクターとは、反応器の流路内径が100〜4000μmである反応器である。
本発明のケトール化合物の製造方法は、原料を大過剰用いる必要がなく環境に調和した製造プロセスであり、目的の化合物を高収率でかつ高純度で得ることができる。さらに、触媒を用いないため、いわゆる逆アルドール反応による生成物の分解が起こらず、不純物の含有量が少なく、不純物の種類も少ないため、精製が容易である。なお、ケトール化合物は、医農薬などの重要な原料中間体として用いられるものであり、これらを高収率で得られる製造方法は有用である。
本発明の製造方法で用いる反応器の一例の模式図である。
本発明は以下の項を含む。
[1]ケトール化合物の製造方法であって、以下の工程を、
工程(a)反応器の加熱部に、ケトン化合物およびホルムアルデヒド溶液を連続的に供給する工程、
工程(b)加熱部で、前記ケトン化合物および前記ホルムアルデヒド溶液を混合してケトール化合物を生成させる工程、
工程(c)前記の加熱部から、反応生成物を連続的に取り出す工程、
工程(d)取り出した前記反応生成物を速やかに冷却部に供給する工程、
工程(e)前記冷却部で150℃以下に冷やして、反応が停止した反応生成物を連続的に取り出す工程
の順に含む、前記ケトン化合物のモル比が前記ホルムアルデヒドに対して、1〜10当量である、ケトール化合物の製造方法。
[2]前記ケトン化合物が、下記一般式(1)で示されるケトン化合物である、[1]に記載のケトール化合物の製造方法。

Figure 2019099464
(1)

ここで、RおよびRはそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロゲン化アルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、または炭素数4〜30のアリール基、であり、RおよびRが結合して環状構造を形成していてもよい。
[3]前記ホルムアルデヒド溶液が、1〜50wt%ホルマリンである、[1]または[2]に記載のケトール化合物の製造方法。
「4」前記工程(b)において、反応温度150〜400℃、圧力0.1〜100MPa、反応時間1秒〜8分である、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の方法。
[5]前記工程(b)において、滞留時間を制御し、前記の工程(c)から工程(d)の合計時間を0.1秒〜60秒とする、[4]に記載のケトール化合物の製造方法。
[6]前記反応器が、流路内径100μm〜4000μmのマイクロリアクターである、[5]に記載のケトール化合物の製造方法。
1.反応器および反応
図1を用いて、本発明の製造方法に用いる反応器10と製造方法の一例を説明する。
工程(a):原料であるケトン化合物は、貯蔵容器からポンプ12によりチューブ11を通って加熱部15に連続的に供給される。もう一方の原料であるホルムアルデヒド溶液は、貯蔵容器からポンプ14によりチューブ13を通って加熱部15に連続的に供給される。工程(b):加熱部15内でケトン化合物とホルムアルデヒド溶液が混合され、反応生成物(ケトール化合物)が生成する。
工程(c):その反応生成物の液を速やかに加熱部15から連続的に取り出し、
工程(d):その反応生成物の液を速やかに冷却部16に供給し、
工程(e):冷却部16内で150℃以下に冷やして、反応を停止させ、反応生成物の液を、背圧弁18を介してチューブ19を通って連続的に取り出す。
反応器10における、加熱部15、冷却部16、チューブ11、チューブ13などの各部分は、継手17により接続されている。
ケトン化合物はポンプ12からの圧力により加熱部に供給され、ホルムアルデヒド溶液はポンプ14からの圧力により加熱部に供給され、反応生成物の液はポンプ12またはポンプ14からの圧力により、加熱部から取り出され、冷却部に供給されている。
2.製造方法
2−1.ケトン化合物
本製造方法に用いることができるケトン化合物としては、一般的な有機合成に用いることができる化合物であれば、特に制限はない。好ましいケトン化合物は、下記一般式(1)で示されるケトン化合物である。

Figure 2019099464
(1)

ここで、RおよびRはそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロゲン化アルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、または炭素数4〜30のアリール基、であり、RおよびRが結合して環状構造を形成していてもよい。
2−2.ホルムアルデヒド溶液
本製造方法に用いることができるホルムアルデヒド溶液としては、一般的な有機合成に用いることができるホルムアルデヒド溶液であれば、特に制限はない。好ましいホルムアルデヒド溶液は、ホルマリンであり、より好ましくは、1〜50wt%ホルマリンである。
2−3.ケトール
反応生成物であるケトールとしては、以下の式で表される化合物が挙げられる。

Figure 2019099464

ここで、RおよびRはそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロゲン化アルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、または炭素数4〜30のアリール基、であり、RおよびRが結合して環状構造を形成していてもよい。
2−4.反応
反応スキームの一例を以下に示す。

Figure 2019099464

ここで、各式のRおよびRは前述の通りである。
2−4.反応条件
工程(b)において、反応温度は150〜400℃である。この範囲であれば、適切に反応時間を制御することによって、反応が十分に進み、高純度のケトール化合物が得られる。この観点から、好ましくは200〜400℃であり、より好ましくは230〜350℃であり、さらに好ましくは270〜330℃である。圧力は0.1〜100MPaである。この範囲であれば、反応が十分に進み、高純度のケトール化合物が得られる。この観点から、好ましくは3〜50MPaであり、より好ましくは5〜40MPaであり、さらに好ましくは10〜20MPaである。反応時間は1秒〜8分である。この範囲であれば、反応が十分に進み、高純度のケトール化合物が得られる。この観点から、好ましくは10秒〜5分であり、より好ましくは20秒〜2分であり、さらに好ましくは30秒〜1分である。
まず、実施例および比較例で用いられる用語を定義しておく。
〔生成したケトール化合物の収率〕
収率(%)=((生成したケトール化合物のモル数)/(供給したホルムアルデヒドのモル数))×100
〔生成したケトール化合物の空時収量の計算式〕
空時収量(g/Hr・L)=(1時間当たりに生成したケトール化合物の重量)/(加熱部内の反応管内の体積)
〔実施例1〕
アセトンとホルマリンの縮合反応を図に示す反応器10を用いて行った。チューブ11、13および19は内径1.0mm(外径1/16インチ、1.59mm)で、長さはそれぞれ2mのチューブを使用した。加熱部15の区間は、内径2.2mm(外径1/8インチ、3.18mm)、長さ10mのチューブを使用した。冷却部16の区間は、内径1.0mm(外径1/16インチ、1.59mm)、長さ3mのチューブを使用した。なお、チューブの継手17は、スウェージロック社製チューブ継手を使用した。ポンプ12、14は、日本精密科学(株)製NP−KX−520型ダブルプランジャーポンプを、背圧弁18は、(株)テスコム製エアロード型背圧弁を各々使用した。加熱部15は、(株)島津製作所製ガスクロマトグラフ装置の恒温槽にチューブを挿入して使用し、所定の反応温度に設定した。冷却部16は、風冷による冷却を行ない、20〜150℃の範囲内に保った。
ポンプ12、14を用いて、アセトン、37wt%ホルマリンを加熱部15に送液した。
アセトン、ホルマリンの送液速度は、各々20.00mL/min、4.56mL/minに設定した。この条件におけるホルマリン中のホルムアルデヒドに対するアセトンのモル比は5となる。加熱部15の温度は310℃、背圧弁18の圧力は17MPaに設定した。この条件における反応時間は、0.77minとなる。反応開始後、5分後の反応液2mLをチューブ19からサンプリング管に採取した。
得られた反応液はGCで分析を行い、内部標準物質法による定量分析により収率を算出した。その結果、4−ヒドロキシ−2−ブタノンの収率は、78.3GC%であった。空時収量は6110g/Hr・Lであった。
GCでの定量分析は以下のようにおこなった。
測定装置は、島津製作所製のGC−2014型ガスクロマトグラフを用いた。カラムは、Agilent Technologies Inc.製のキャピラリカラムDB−WAX(長さ30m、内径0.32mm、膜厚0.25μm)固定液相はポリエチレングリコール;高極性)を用いた。キャリアーガスとしてはヘリウムを用い、流量は2.19ml/分に調整した。試料気化室の温度を250℃、検出器(FID)部分の温度を250℃に設定した。
試料はTHFに溶解して、1重量%の溶液となるように調製し、試料の25wt%のデカンを内部標準物質として添加する。得られた溶液1μLを試料気化室に注入した。
なお、試料の希釈溶媒としては、たとえば、クロロホルム、エタノールを用いてもよい。また、カラムとしては、Phenomenex Inc.製のキャピラリカラムZB−WAX(長さ30m、内径0.32mm、膜厚0.25μm)、Restek Corporation製のRtx−Wax(長さ30m、内径0.32mm、膜厚0.25μm)、GL Sciences Inc.製のInertCap WAX(長さ30m、内径0.32mm、膜厚0.25μm)などを用いてもよい。
ガスクロマトグラムにより成分化合物の組成比をより正確に求めるには、ガスクロマトグラムによる内部標準法を用いる。一定量正確に秤量された4−ヒドロキシ−2−ブタノン(被検成分)と基準となる化合物(内部標準物質)を同時にガスクロ測定して、得られた被検成分のピークと内部標準物質のピークとの面積比の相対強度をあらかじめ算出する。内部標準物質に対する各成分のピーク面積の相対強度を用いて補正すると、試料中の4−ヒドロキシ−2−ブタノンの濃度をガスクロ分析からより正確に求めることができる。
〔実施例2〜8〕
実施例1において、ホルマリン中のホルムアルデヒドに対するアセトンのモル比、加熱部15の温度、および反応時間を表1に示す条件に変更した他は、実施例1と同様の操作で反応を行った。結果を表1に示した。
〔表1〕
Figure 2019099464
〔実施例9〕
実施例1において、アセトンの代わりにエチルメチルケトンを用い、加熱部15の温度を250℃、および反応時間を2.00minに変更した他は、実施例1と同様の操作で反応を行った。4−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノンの収率は44.4GC%、5−ヒドロキシ−3−ブタノンの収率は47.8GC%、合計したホルムアルデヒド付加化合物の収率は92.2GC%であった。合計した空時収量は3353g/Hr・Lであった。
〔比較例1〕
実施例1において、ホルマリン中のホルムアルデヒドに対するアセトンのモル比を15、加熱部15の温度を230℃、および反応時間を4.00minに変更した他は、実施例1と同様の操作で反応を行った。その結果、収率は76.9GC%、空時収量は276g/Hr・Lであった。
10 反応器
11 チューブ
12 ポンプ
13 チューブ
14 ポンプ
15 加熱部
16 冷却部
17 継手
18 背圧弁
19 チューブ

Claims (6)

  1. ケトール化合物の製造方法であって、以下の工程を、
    工程(a)反応器の加熱部に、ケトン化合物およびホルムアルデヒド溶液を連続的に供給する工程、
    工程(b)加熱部で、前記ケトン化合物および前記ホルムアルデヒド溶液を混合してケトール化合物を生成させる工程、
    工程(c)前記の加熱部から、反応生成物を連続的に取り出す工程、
    工程(d)取り出した前記反応生成物を速やかに冷却部に供給する工程、
    工程(e)前記冷却部で150℃以下に冷やして、反応が停止した反応生成物を連続的に取り出す工程
    の順に含む、前記ケトン化合物のモル比が前記ホルムアルデヒドに対して、1〜10当量である、ケトール化合物の製造方法。
  2. 前記ケトン化合物が、下記一般式(1)で示されるケトン化合物である、請求項1に記載のケトール化合物の製造方法。

    Figure 2019099464
    (1)

    ここで、RおよびRはそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロゲン化アルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、または炭素数4〜30のアリール基であり、RおよびRが結合して環状構造を形成していてもよい。
  3. 前記ホルムアルデヒド溶液が、1〜50wt%ホルマリンである、請求項1または請求項2に記載のケトール化合物の製造方法。
  4. 前記工程(b)において、反応温度150〜400℃、
    圧力0.1〜100MPa、反応時間1秒〜8分である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記工程(b)において、滞留時間を制御し、前記の工程(c)から工程(d)の合計時間を0.1秒〜60秒とする、請求項4に記載のケトール化合物の製造方法。
  6. 前記反応器が、流路内径100μm〜4000μmのマイクロリアクターである、請求項5に記載のケトール化合物の製造方法。
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