JP2019097295A - 全閉外扇形回転電機 - Google Patents

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寛紀 丹治
Hiroki Tanji
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Abstract

【課題】簡素化された構成により全閉外扇形回転電機の冷却効率を確保する。【解決手段】全閉外扇形回転電機100は、ロータシャフト11と回転子鉄心12とを有する回転子10と、固定子鉄心21と固定子巻線22とを有する固定子20と、フレーム40と、結合側軸受30aおよび反結合側軸受30bと、結合側軸受ブラケット45aおよび反結合側軸受ブラケット45bと、結合側内扇15aおよび反結合側内扇15bと、軸方向に互いに平行に延びた複数の冷却管をそれぞれ備えた第1冷却管群69aおよび第2冷却管群69bと、冷却器カバー64a、64bと、結合側軸受ブラケット45aの軸方向外側に取り付けられて第1冷却管群69aの冷却管のそれぞれに外気を供給する結合側外扇55aと、反結合側軸受ブラケット45bの軸方向外側に取り付けられて第2冷却管群69bの冷却管のそれぞれに外気を供給する反結合側外扇55を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、全閉外扇形回転電機に関する。
全閉外扇形回転電機は、回転子、固定子を備えており、さらに、通常は冷却器も備えている。回転子のロータシャフトの反結合側の端部には、通常、外扇が設けられている。外扇により駆動された外気は、冷却器の軸方向に延びた冷却管のそれぞれの一方の開口から冷却管内に流入し、他方の開口から外部に流出する。
全閉外扇形回転電機においては、フレームと冷却器カバーとで閉空間を形成している。通常は、空気などの冷却用気体(内気)がこの閉空間内を循環し、回転子鉄心、固定子鉄心および固定子巻線等を冷却する。冷却管はこの閉空間内を貫通しており、冷却管の外側は、閉空間内の雰囲気である。冷却管内を通過する外気は、冷却管の外側の冷却用気体を冷却する。
実開昭63−109560号公報 特開2008−172968号公報
冷却管内を流れる外気は、冷却管外の冷却用気体と熱交換し、冷却用気体を冷却する結果、流れるに従って、冷却用気体から交換熱を受け取り、温度が上昇する。この結果、冷却管内の外気の温度は、外扇が取り付けられた反結合側領域に比べて、結合側領域の方が高い状態となる。
一方、冷却管の外部の閉空間内の冷却用気体の冷却器内の流れは、通常、ガイド板等によりガイドされ、回転軸方向について、結合側の領域と反結合側の領域とにほぼ均等に流れる。
この結果、反結合側領域での交換熱量に比べて、結合側領域の交換熱量が低くなり、冷却器全体としての冷却効率が低下することとなる。
固定子の軸方向温度分布の均一化を図る方法としては、フレームの軸方向に沿って複数の排気孔を設けて、それぞれの開口面積を調節可能にする技術が知られている(特許文献1参照)。また、固定子の径方向外側に軸方向に沿って分割された流路を形成して、各流路の風量の調節を行う方法が知られている(特許文献2参照)。
しかしながら、これらの技術では、それぞれの風量を調節する必要があり、前記のような冷却器の構成に適用すると、複雑化するという問題があり、より簡素化された構成が望まれていた。
そこで、本発明は、簡素化された構成により全閉外扇形回転電機の冷却効率を確保することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る全閉外扇形回転電機は、軸方向に延びて回転可能に支持されたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に設けられた回転子鉄心とを有する回転子と、前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心を軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子を収納するフレームと、前記回転子鉄心を挟んで軸方向の前記ロータシャフトの両側のそれぞれで前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、前記結合側軸受および反結合側軸受をそれぞれ固定支持し前記フレームの軸方向のそれぞれの端部に接続する結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットと、前記ロータシャフトの軸方向に前記回転子鉄心と結合側軸受との間に取り付けられて冷却用気体を駆動する結合側内扇と、前記ロータシャフトの軸方向に前記回転子鉄心と反結合側軸受との間に取り付けられて冷却用気体を駆動する反結合側内扇と、軸方向に互いに平行に延びた複数の冷却管を備えた第1冷却管群と、軸方向に互いに平行に延びた複数の冷却管を備えた第2冷却管群と、前記複数の冷却管を収納し、前記フレーム、前記結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットとともに閉空間を形成する冷却器カバーと、前記ロータシャフトの結合側軸受ブラケットの軸方向外側に取り付けられて前記第1の冷却管群のそれぞれの冷却管の内部に外気を供給する結合側外扇と、前記ロータシャフトの反結合側軸受ブラケットの軸方向外側に取り付けられて前記第2の冷却管群のそれぞれの冷却管の内部に外気を供給する反結合側外扇と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡素化された構成により全閉外扇形回転電機の冷却効率を確保することができる。
第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す図2のI−I線矢視立断面図である。 第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す図1のII−II線矢視平面図である。 第2の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す図4のIII−III線矢視立断面図である。 第2の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す図3のIV−IV線矢視平面図である。 第2の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す図3のV−V線矢視および図4のV−V線矢視正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る全閉外扇形回転電機について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す図2のI−I線矢視立断面図である。図2は、図1のII−II線矢視平面図である。全閉外扇形回転電機100は、回転子10、固定子20、結合側軸受30a、反結合側軸受30b、フレーム40、結合側冷却器60aおよび反結合側冷却器60bを有する。
回転子10は、回転軸方向に水平に延びたロータシャフト11と、ロータシャフト11の径方向外側に設けられた回転子鉄心12とを有する。ロータシャフト11は、軸方向に回転子鉄心12を挟んだ2箇所でそれぞれ、反結合側軸受30aおよび結合側軸受30bにより回転可能に支持されている。ロータシャフト11の一端には、駆動対象あるいは原動機などとの結合のために、たとえばフランジなどの結合部11aが設けられている。ここでは、軸方向に結合部11aの方向を結合側、その反対方向を反結合側と呼ぶ。
ロータシャフト11には、軸方向に回転子鉄心12を挟んだ両側の結合側軸受30aおよび反結合側軸受30bそれぞれと回転子鉄心12との間に、結合側内扇15aおよび反結合側内扇15bがそれぞれ取り付けられている。
固定子20は、固定子鉄心21と固定子巻線22とを有する。固定子鉄心21は、回転子鉄心12の径方向外側に設けられ円筒状である。固定子鉄心21の径方向の内面に周方向に互いに間隔を以て回転軸方向に延びた複数のスロット(図示せず)が形成されており、固定子巻線22は、それぞれのスロット内を貫通する。
回転子鉄心12および固定子20は、径方向外側に配されたフレーム40に囲まれている。フレーム40の回転軸方向の両端には、結合側軸受ブラケット45aおよび反結合側軸受ブラケット45bがそれぞれ取り付けられている。ロータシャフト11の両端を回転可能に支持する結合側軸受30aおよび反結合側軸受30bは、それぞれ結合側軸受ブラケット45aおよび反結合側軸受ブラケット45bに固定支持されている。
フレーム40の上方には、結合側冷却器60aおよび反結合側冷却器60bが設けられている。結合側冷却器60aと反結合側冷却器60bは、互いに軸方向に直列に並んでいる。また、結合側冷却器60aと反結合側冷却器60bは、固定子20の軸方向の中央を通る軸方向に垂直な平面に関して互いに面対称に形成されている。
結合側冷却器60aは、複数の結合側冷却管61aを有する結合側冷却管群69a、これらの複数の結合側冷却管61aのそれぞれの両端を支持する結合側冷却器第1端板62aおよび結合側冷却器第2端板63a、および結合側冷却管群69aを収納する結合側冷却器カバー64aを有する。結合側冷却器第1端板62aは、結合側冷却器第2端板63aよりも軸方向の外側に配されている。結合側冷却器カバー64a内には、その空間の下側部分を仕切るように軸方向の中央から結合側にずれた位置に仕切り板68aが設けられている。
反結合側冷却器60bは、複数の反結合側冷却管61bを有する反結合側冷却管群69b、これらの複数の反結合側冷却管61bのそれぞれの両端を支持する反結合側冷却器第1端板62bおよび反結合側冷却器第2端板63b、および反結合側冷却管群69bを収納する反結合側冷却器カバー64bを有する。反結合側冷却器第1端板62bは、反結合側冷却器第2端板63bよりも軸方向の外側に配されている。反結合側冷却器カバー64b内には、その空間の下側部分を仕切るように軸方向の中央から反結合側の位置にずれた位置に仕切り板68bが設けられている。
したがって、結合側冷却器第2端板63aと反結合側冷却器第2端板63bは、いずれも軸方向の中央側に配されており、互いに対向している。結合側冷却器第2端板63aと反結合側冷却器第2端板63bに挟まれた領域は、全閉外扇形回転電機100の外側の排気側空間65を形成している。
フレーム40、結合側軸受ブラケット45aおよび反結合側軸受ブラケット45b、結合側冷却器カバー64aおよび反結合側冷却器カバー64bは、互いに相俟って閉空間70を形成している。フレーム40内の空間と、結合側冷却器カバー64a内の空間は、冷却器出口開口67aおよび冷却器入口開口66で互いに連通している。また、フレーム40内の空間と、反結合側冷却器カバー64b内の空間は、冷却器出口開口67bおよび同じく冷却器入口開口66で互いに連通している。
冷却器入口開口66は軸方向に固定子20の上方に設けられており、結合側冷却器カバー64a内の空間および反結合側冷却器カバー64b内の空間と連通している。また、冷却器出口開口67aは、結合側内扇15aの上方に、また、冷却器出口開口67bは、反結合側内扇15bの上方に設けられている。
閉空間70内は、たとえば空気などの冷却用気体(内気)が満たされている。冷却用気体は、結合側内扇15aおよび反結合側内扇15bに駆動されて、閉空間70内を循環し、回転子鉄心12および固定子20等を冷却する。図1に、破線の矢印で、閉空間70内の冷却用気体の流れを示す。
結合側内扇15aに流入した冷却用気体は、結合側内扇15aにより回転子鉄心12および固定子20の方向に圧送される。冷却用気体は、回転子鉄心12および固定子20に流入し、これらを冷却した後、固定子20の径方向外側に流出し冷却器入口開口66を経由してフレーム40から流出する。
同様に、反結合側内扇15bに流入した冷却用気体は、反結合側内扇15bにより回転子鉄心12および固定子20の方向に圧送される。冷却用気体は、回転子鉄心12および固定子20に流入し、これらを冷却した後、固定子20の径方向外側に流出し冷却器入口開口66を経由してフレーム40から流出する。
このように、結合側内扇15aおよび反結合側内扇15bにより圧送された冷却用気体は、互いに合流して冷却器入口開口66を通過する。合流した冷却用気体は、破線矢印fa1で示す結合側冷却器60a側と破線矢印fa4で示す反結合側冷却器60b側とに分かれて、一方は結合側冷却器60aに流入し、他方は結合側冷却器60bに流入する。
結合側冷却器60aに流入した冷却用気体は、結合側冷却管61a内を流れる外気との熱交換により冷却されながら、仕切り板68aと結合側冷却器第2端板63aとの間の空間を上昇し、結合側冷却器カバー64a内の上部で、破線矢印fa2で示すように方向を反転し下方に向かう。さらに、冷却用気体は、結合側冷却管61a内を流れる外気との熱交換により冷却されながら仕切り板68aと結合側冷却器第1端板62aとの間の空間を下方に流れ、破線矢印fa3に示すように冷却器出口開口67aを経由してフレーム40内に流入し、結合側内扇15aの吸い込み側に至る。
同様に、反結合側冷却器60bに流入した冷却用気体は、反結合側冷却管61b内を流れる外気との熱交換により冷却されながら、仕切り板68bに沿って上昇し、反結合側冷却器カバー64b内の上部で破線矢印fa5で示すように方向を反転し下方に向かう。さらに、冷却用気体は、反結合側冷却管61b内を流れる外気との熱交換により冷却されながら仕切り板68bに沿って下方に流れ、破線矢印fa6に示すように反冷却器出口開口67bを経由してフレーム40内に流入し、反結合側内扇15bの吸い込み側に至る。
ロータシャフト11の結合側軸受30aの軸方向外側には、結合側外扇55aが取り付けられている。また、ロータシャフト11の反結合側軸受30bの軸方向外側には、反結合側外扇55bが取り付けられている。
結合側外扇55aは、外扇カバー56a内に収納されている。結合側外扇55aの吸込み側の外扇カバー56aの部分には、外気は通過させるが異物は通さないように複数の吸い込み孔57aが形成されている。外扇カバー56aは、結合側冷却器第1端板62a近傍の位置において結合側冷却器カバー64aと結合されている。この結果、外扇カバー56a内の空間は、結合側冷却器第1端板62aで開放されている結合側冷却管61aのそれぞれの内部を経由して、結合側冷却器第2端板63aにおいて開放され、外気と連通している。
反結合側外扇55bは、外扇カバー56b内に収納されている。反結合側外扇55bの吸込み側の外扇カバー56bの部分には、複数の吸い込み孔57bが形成されている。外扇カバー56bは、反結合側冷却器第1端板62b近傍の位置において反結合側冷却器カバー64bと結合されている。この結果、外扇カバー56b内の空間は、反結合側冷却器第1端板62bで開放されている反結合側冷却管61bのそれぞれの内部を経由して、反結合側冷却器第2端板63bにおいて開放され、外気と連通している。
図1に実線矢印で、外気の流れを示す。実線矢印ff1に示すように、吸い込み孔57aから外扇カバー56aに流入した外気は、結合側外扇55aの吸込み側に流入し、結合側外扇55aにより圧送される。外気は、実線矢印ff2に示すように、結合側冷却管群69aの各結合側冷却管61a内に流入し、熱交換した後に、実線矢印ff3に示すように、排気側空間65に流出する。
同様に、実線矢印ff4に示すように、吸い込み孔57bから外扇カバー56bに流入した外気は、反結合側外扇55bの吸込み側に流入し、反結合側外扇55bにより圧送される。外気は、実線矢印ff5に示すように、反結合側冷却管群69bの各反結合側冷却管61b内に流入し、熱交換した後に、実線矢印ff6に示すように、排気側空間65に流出する。
ここで、回転子鉄心12および固定子20の構成は、軸方向には、これらの軸方向の中心を通り回転軸に垂直な平面(対称面)に関して、互いにほぼ面対称であると考えられる。したがって、軸方向には、回転子鉄心12および固定子20の発熱分布は、それぞれの軸方向の中心に対してほぼ等しいと考えられる。
閉空間70内において、結合側内扇15aおよび反結合側内扇15bのそれぞれにより圧送された冷却用気体の流れについても、対称面からみて結合側と反結合側とでは、互いにほぼ同等の流れであると考えられる。
さらに、結合側外扇55aに圧送されて結合側冷却管61a内に流入し、排気側空間65に流出する外気と、反結合側外扇55bに圧送されて反結合側冷却管61b内に流入し排気側空間65に流出する外気の、それぞれの流量、流入する温度および流出する温度は、互いにほぼ等しい温度であると考えられる。
この結果、結合側冷却器60aの除熱量と反結合側冷却器60bの除熱量もほぼ同等と考えられる。
以上のように、本実施形態に係る全閉外扇形回転電機100においては、簡素化された構成により冷却効率を確保することができる。
[第2の実施形態]
図3は、第2の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す図4のIII−III線矢視立断面図である。図4は、図3のIV−IV線矢視平面図である。また、図5は、図3のV−V線矢視および図4のV−V線矢視正面図である。なお、図3ないし図5間の関係を示すために、それぞれに座標軸の方向を記載した。また、外扇カバー156aの2つの辺sおよびtをそれぞれに示した。
本実施形態は、第1の実施形態の変形である。第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機100においては、結合側冷却器60aと反結合側冷却器60bのそれぞれは、全体を軸方向に2分したものである。一方、本第2の実施形態に係る全閉外扇形回転電機200においては、第1冷却器160aおよび第2冷却器160bが設けられており、全体を軸方向に沿って2分したものが、互いに水平方向に並列に配された構成となっている。
第1冷却器160aは、複数の第1冷却管161aを有する第1冷却管群169a、これら複数の第1冷却管161aのそれぞれの両端を支持する第1冷却器第1端板162aおよび第1冷却器第2端板163a、および第1冷却管群169aを収納する第1冷却器カバー164aを有する。第1冷却器カバー164a内には、その空間の下側部分を仕切るように軸方向の中央から結合側にずれた位置に仕切り板168aが、また軸方向の中央から反結合側にずれた位置に仕切り板168bが設けられている。
ロータシャフト11の結合側軸受30aの軸方向外側の部分には、結合側外扇155aが取り付けられている。結合側外扇155aが、外扇カバー156a内に収納されている。外扇カバー156aの結合側外扇155aの吸込み側の部分には、吸い込み孔157aが形成されている。外扇カバー156aは、第1冷却器第1端板162a近傍の位置で第1冷却器カバー164aと接続されている。
第2冷却器160bは、第1冷却管161aと同形状、同寸法、および同材質で、本数がほぼ等しい複数の第2冷却管161bを有する第2冷却管群169b、これら複数の第2冷却管161bの両端を支持する第2冷却器第1端板162bおよび第2冷却器第2端板163b、および第2冷却管群169bを収納する第2冷却器カバー164bを有する。
第2冷却器カバー164b内の空間は、第1冷却器カバー164a内の空間と連通している。第1冷却器カバー164a内の仕切り板168aは、第2冷却器カバー164b内の空間の下側部分を仕切るように、第2冷却器カバー164b内の軸方向の中央から結合側にずれた位置にまで延びている。また、第1冷却器カバー164a内の仕切り板168bは、第2冷却器カバー164b内の空間の下側部分を仕切るように、第2冷却器カバー164b内の軸方向の中央から反結合側にずれた位置にまで延びている。
ロータシャフト11の反結合側軸受30bの軸方向外側の部分には、反結合側外扇155bが取り付けられている。反結合側外扇155bが、外扇カバー156b内に収納されている。外扇カバー156bの反結合側外扇155bの吸込み側の部分には、吸い込み孔157bが形成されている。外扇カバー156bは、第2冷却器第1端板162b近傍の位置で第2冷却器カバー164bと接続されている。
ここで、第1冷却器160aの第1冷却器第1端板162aと第2冷却器160bの第2冷却器第2端板163bは、軸方向の同じ位置で互いに水平方向に隣接している。また、第1冷却器160aの第1冷却器第2端板163aと第2冷却器160bの第2冷却器第1端板162bは、軸方向の同じ位置で互いに水平方向に隣接している。
この結果、第1冷却器160aの複数の第1冷却管161aと、第2冷却器160bの複数の第2冷却管161bとは、互いに並列に、水平方向に隣接している。また、第1冷却管161a内の外気の流れ方向と、第2冷却管161b内の外気の流れ方向とは、互いに反対方向である。
以下、このように構成された本実施形態における冷却用気体の流れを説明する。閉空間70内の冷却用気体の流れを、破線矢印で示す。
結合側内扇15aに流入した冷却用気体は、結合側内扇15aにより回転子鉄心12および固定子20の方向に圧送される。回転子鉄心12および固定子20に流入し、これらを冷却した冷却用気体は、破線矢印fb1に示すように固定子20の径方向外側に流出し、冷却器入口開口66を経由してフレーム40から流出する。
同様に、反結合側内扇15bに流入した冷却用気体は、反結合側内扇15bにより回転子鉄心12および固定子20の方向に圧送される。回転子鉄心12および固定子20に流入し、これらを冷却した冷却用気体は、破線矢印fb1に示すように固定子20の径方向外側に流出し、冷却器入口開口66を経由してフレーム40から流出する。
このように、結合側内扇15aおよび反結合側内扇15bにより圧送された冷却用気体は、互いに合流して冷却器入口開口66を通過する。合流した冷却用気体は、結合側と反結合側とに分かれる。
結合側に流れた冷却用気体のほぼ半分は第1冷却管161a内の上流側の外気と、また、残るほぼ半分は第2冷却管161b内の下流側の外気と、それぞれ熱交換をしながら、仕切り板168aに沿って上昇し、第1冷却器カバー164aおよび第2冷却器カバー164b内の上部で、破線矢印fb2に示すように、方向を反転し下方に流れる。その後、冷却器出口開口67aを介して破線矢印fb4に示すようにフレーム40内に流入し、結合側内扇15aの吸込み側に至る。
反結合側に流れた冷却用気体のほぼ半分は第1冷却管161a内の下流側の外気と、また、残るほぼ半分は第2冷却管161b内の上流側の外気と、それぞれ熱交換をしながら、仕切り板168bに沿って上昇し、第1冷却器カバー164aおよび第2冷却器カバー164b内の上部で破線矢印fb3に示すように方向を反転し下方に流れる。その後、破線矢印fb5に示すように冷却器出口開口67bを介してフレーム40内に流入し、反結合側内扇15bの吸込み側に至る。
次に、図3に実線矢印で一部を示している外気の流れを説明する。実線矢印fg1に示すように、吸い込み孔157aから外扇カバー156aに流入した外気は、結合側外扇155aの吸込み側に流入し、結合側外扇155aにより圧送される。外気は、実線矢印fg2に示すように、第1冷却管群169a(図4)の各第1冷却管161a(図4)内に流入し、熱交換した後に、第1冷却器第2端板163a(図4)側から外部に流出する。
同様に、実線矢印fg3に示すように、吸い込み孔157bから外扇カバー156bに流入した外気は、反結合側外扇155bの吸込み側に流入し、反結合側外扇155bにより圧送される。外気は、実線矢印fg4に示すように、第2冷却管群169bの各第2冷却管161b内に流入し、実線矢印f30に示すように熱交換しながら流れ、第2冷却器第2端板162b側から外部に流出する。
第1冷却管161aおよび第2冷却管161bのそれぞれの管内を流れる外気は、管外の冷却用気体との熱交換によって、上流側から下流側に流れるに従って温度が上昇する。
本実施形態においては、以上のように、結合側に流れた冷却用気体が熱交換する外気は、第1冷却管161a内の温度上昇程度の小さな上流側の外気と、第2冷却管161b内の温度上昇程度の大きな下流側の外気である。また、反結合側に流れた冷却用気体が熱交換する外気は、第1冷却管161a内の温度上昇程度の大きな下流側の外気と、第2冷却管161b内の温度上昇程度の小さな上流側の外気である。このように、結合側に流れた冷却用気体と、反結合側に流れた冷却用気体は、いずれも温度上昇程度の小さな外気と温度上昇程度の大きな外気が半々の、互いに同様の状態の外気と熱交換する。この結果、結合側と反結合側は互いに同等の温度状態を維持することができ、全閉外扇形回転電機の冷却効率を確保することができる。
なお、本実施形態においては、たとえば、外扇カバー156aは、第1冷却管群169aの入り口部分と結合側外扇155aの両者を収納するカバーとなっている。本実施形態の変形として、結合側外扇155aを収納する外扇カバーと、第1冷却管群169aの入り口部分の入口カバーとを別個のものとし、両者をダクトあるいは配管で結合し、外気が外縁カバーから入口カバーに流れるようにしてもよい。外扇カバー156bについても同様である。
あるいは、結合側外扇155aを、第1冷却管群169aの正面あるいは、入口側に配置し、結合側外扇155aとロータシャフト11との間をたとえばベルト等で結合して結合側外扇155aを駆動してもよい。この場合は、外気の流れの曲り部が少なく、外気の圧力損失が低減し、結合側外扇155aの負荷が低減し、あるいは容量の低減を図ることができる。反結合側外扇155bについても同様である。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、実施形態においては、横置型の全閉外扇形回転電機の場合を例にとって示したが、立置型の場合であってもよい。
さらに、実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…回転子、11…ロータシャフト、11a…結合部、12…回転子鉄心、15a…結合側内扇、15b…反結合側内扇、20…固定子、21…固定子鉄心、22…固定子巻線、30a…結合側軸受、30b…反結合側軸受、40…フレーム、45a…結合側軸受ブラケット、45b…反結合側軸受ブラケット、55a…結合側外扇、55b…反結合側外扇、56a、56b…外扇カバー、57a、57b…吸い込み孔、60a…結合側冷却器、60b…反結合側冷却器、61a…結合側冷却管、61b…反結合側冷却管、62a…結合側冷却器第1端板、62b…反結合側冷却器第1端板、63a…結合側冷却器第2端板、63b…反結合側冷却器第2端板、64a…結合側冷却器カバー、64b…反結合側冷却器カバー、65…排気側空間、66…冷却器入口開口、67a、67b…冷却器出口開口、68a、68b…仕切り板、69a…結合側冷却管群(第1冷却管群)、69b…反結合側冷却管群(第2冷却管群)、70…閉空間、100…全閉外扇形回転電機、155a…結合側外扇、155b…反結合側外扇、156a、156b…外扇カバー、157a、157b…吸い込み孔、160a…第1冷却器、160b…第2冷却器、161a…第1冷却管、161b…第2冷却管、162a…第1冷却器第1端板、162b…第2冷却器第1端板、163a…第1冷却器第2端板、163b…第2冷却器第2端板、164a…第1冷却器カバー、164b…第2冷却器カバー、168a、168b…仕切り板、169a…第1冷却管群、169b…第2冷却管群、200…全閉外扇形回転電機

Claims (4)

  1. 軸方向に延びて回転可能に支持されたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に設けられた回転子鉄心とを有する回転子と、
    前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心を軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、
    前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子を収納するフレームと、
    前記回転子鉄心を挟んで軸方向の前記ロータシャフトの両側のそれぞれで前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、
    前記結合側軸受および反結合側軸受をそれぞれ固定支持し前記フレームの軸方向のそれぞれの端部に接続する結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットと、
    前記ロータシャフトの軸方向に前記回転子鉄心と結合側軸受との間に取り付けられて冷却用気体を駆動する結合側内扇と、
    前記ロータシャフトの軸方向に前記回転子鉄心と反結合側軸受との間に取り付けられて冷却用気体を駆動する反結合側内扇と、
    軸方向に互いに平行に延びた複数の冷却管を備えた第1冷却管群と、
    軸方向に互いに平行に延びた複数の冷却管を備えた第2冷却管群と、
    前記複数の冷却管を収納し、前記フレーム、前記結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットとともに閉空間を形成する冷却器カバーと、
    前記ロータシャフトの結合側軸受ブラケットの軸方向外側に取り付けられて前記第1の冷却管群のそれぞれの冷却管の内部に外気を供給する結合側外扇と、
    前記ロータシャフトの反結合側軸受ブラケットの軸方向外側に取り付けられて前記第2の冷却管群のそれぞれの冷却管の内部に外気を供給する反結合側外扇と、
    を備えることを特徴とする全閉外扇形回転電機。
  2. 前記第1冷却管群と前記第2冷却管群とは互いに軸方向に並んでいることを特徴とする請求項1に記載の全閉外扇形回転電機。
  3. 前記第1冷却管群と前記第2冷却管群とは互いに並列に配されており、内部の外気の流れは互いに反対方向であることを特徴とする請求項1に記載の全閉外扇形回転電機。
  4. 前記第1冷却管群のそれぞれの冷却管と前記第2冷却管群のそれぞれの冷却管とは、互いに同形状、同寸法および同材質であり、本数が等しいことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の全閉外扇形回転電機。
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