JP2019097036A - 設定システム、設定装置、設定方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

設定システム、設定装置、設定方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】管理装置との間の通信が、管理装置が管理する無線ネットワークを介した通信のみに限られる場合であっても、管理装置が管理する無線ネットワークに無線デバイスを参入させる方法およびシステムを提供する。【解決手段】設定システム100は、無線ネットワークを管理する管理装置によって生成され、無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報が記録された可搬性媒体と、設定情報を可搬性媒体から取得し、取得した設定情報を無線デバイスに対して設定する設定装置(情報端末装置15)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、設定システム、設定装置、設定方法、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、無線通信技術を用いて各種情報の収集や制御を行うシステムの構築が行われている。例えば、プラントや工場等においては、無線フィールド機器と呼ばれる無線通信が可能な現場機器(測定器、操作器)と、これらの制御を行う制御装置とが無線ネットワークを介して接続された分散制御システム(DCS:Distributed Control System)の構築が行われている。また、低消費電力長距離無線通信を可能にするLPWAN(Low Power Wide Area Network)を介して無線センサの測定データをサーバ装置に収集するシステムの構築も行われている。
上記の無線フィールド機器や無線センサ等の無線デバイスを無線ネットワークに参入させるには、無線ネットワークを管理する管理装置による認証が必要になる。このため、無線デバイスを無線ネットワークに参入させるに先立って、「プロビジョニング(Provisioning)」と呼ばれる設定作業を行う必要がある(例えば、以下の特許文献1参照)。なお、この設定作業では、認証に必要な情報や暗号化通信を行うための暗号鍵等を含む設定情報の設定が行われる。
上記のプロビジョニングは、プロビジョニングデバイスと呼ばれる設定装置を用いて行われることが多いが、この設定装置を用いて行う方法としては、以下の2つの方法が挙げられる。
・第1の方法:設定装置で設定情報を生成し、設定装置から、生成した設定情報をNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信によって無線デバイスに書き込む(設定する)とともに、生成した設定情報を管理装置にアップロードする方法である。
・第2の方法:管理装置で設定情報を生成し、管理装置から、管理装置で生成された設定情報を設定装置にダウンロードし、設定装置にダウンロードされた設定情報をNFC等の近距離無線通信によって無線デバイスに書き込む(設定する)方法である。
特開2013−218532号公報
ところで、上述した管理装置は、インターネットに接続されており、インターネットを介して無線ネットワークの管理を行うことがある。このようなインターネットに接続されている管理装置に対して、上述した第1の方法により設定情報をアップロードする場合、及び上述した第2の方法により設定情報をダウンロードする場合の何れの場合にも、設定装置をインターネットに接続して管理装置と通信可能な状態にする必要がある。
しかしながら、例えばプラントにおいては、セキュリティの観点からインターネットへの接続が制限されることが多く、無線デバイス及び設定装置と管理装置との間の通信は、管理装置が管理する無線ネットワークを介した通信のみに限られることがある。また、例えば、鉱山、山岳地域、海洋上、及び建設現場等の都心部から離れていて携帯電話の基地局数が少ない場所においては、携帯電話基地局からの電波が届かず、管理装置との間の通信が、管理装置が管理する無線ネットワーク(例えば、LPWAN)を介した通信のみに限られることがある。
このような、無線デバイス及び設定装置と管理装置との間の通信が、管理装置が管理する無線ネットワークを介した通信のみに限られる場合には、例えば、プロビジョニングを行う時期が、管理装置が管理する無線ネットワークがまだ構築前又は構築中の場合がある。したがって、無線ネットワークを介した通信が可能な状態になっていないことがあるため、無線ネットワークを介した管理装置からの設定情報のダウンロード、及び設定装置から管理装置への設定情報のアップロードを行うことができない。この結果として、無線デバイス及び管理装置の一方に設定情報が設定されておらず、無線デバイスを無線ネットワークに参入させることができないという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、管理装置との間の通信が、管理装置が管理する無線ネットワークを介した通信のみに限られる場合であっても、管理装置が管理する無線ネットワークに無線デバイスを参入させることができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、無線ネットワークを管理する管理装置によって生成され、前記無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報が記録された可搬性媒体と、前記設定情報を前記可搬性媒体から取得し、取得した前記設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する設定装置と、を備える設定システムである。
上記の構成により、管理装置との間の通信が、管理装置が管理する無線ネットワークを介した通信のみに限られる環境下に、無線デバイスを参入させるために必要な情報が記録された可搬性媒体が搬入される。そして、設定装置が、可搬性媒体から設定情報を取得し、取得した設定情報を無線デバイスに設定する。したがって、管理装置と、無線デバイスとで同じ設定情報を共有することができる。そのため、管理装置との間の通信が、管理装置が管理する無線ネットワークを介した通信のみに限られる場合であっても、管理装置が管理する無線ネットワークに無線デバイスを参入させることが可能になる。
本発明の一態様は、上記の設定システムであって、前記可搬性媒体には、前記管理装置毎に生成され、前記管理装置が管理する前記無線ネットワークに参入させる前記無線デバイスに共通に設定する第1設定情報が記録されており、前記設定装置は、前記無線デバイスを参入させる無線ネットワークを管理する前記管理装置の識別情報で特定される前記第1設定情報を、当該無線デバイスに設定する。
上記の構成により、管理装置が管理する無線ネットワークで共通の設定情報を無線デバイスに設定することができる。したがって、各管理装置は、無線ネットワークに参入する無線デバイス毎の設定情報を記憶しなくて済む。そのため、各管理装置において設定情報の管理が容易になるとともに、各管理装置の記憶領域の使用量を抑えることができる。
本発明の一態様は、上記の設定システムであって、前記可搬性媒体には、前記無線デバイス毎に生成され、前記管理装置が管理する前記無線ネットワークに参入させる前記無線デバイス毎に個別に設定する第2設定情報が記録されており、前記設定装置は、無線ネットワークに参入させる無線デバイスの識別情報で特定される前記第2設定情報を、当該無線デバイスに設定する。
上記の構成により、管理装置が管理する無線ネットワークに参入させる無線デバイス毎に個別の設定情報を設定することができる。したがって、ある無線デバイスの設定情報が漏えいして、他の無線デバイスから無線ネットワークへの参入要求がなされたとしても管理装置において、参入を拒否することができる。そのため、セキュリティを向上させることができる。
本発明の一態様は、上記の設定システムであって、前記可搬性媒体には、前記管理装置が管理する前記無線ネットワークに参入させる前記無線デバイスに共通に設定する第1設定情報と、前記管理装置が管理する前記無線ネットワークに参入させる前記無線デバイス毎に個別に設定する第2設定情報と、の少なくとも一方の設定情報が記録されており、前記設定装置は、近距離通信により前記無線デバイスの識別情報を前記無線デバイスから取得し、取得した前記無線デバイスの識別情報に基づいて前記第1設定情報又は前記第2設定情報を前記無線デバイスに設定する。
上記の構成により、無線デバイスに設定する設定情報として、管理装置が管理する無線ネットワークに参入させる無線デバイスに共通に設定する第1設定情報、又は、管理装置が管理する無線ネットワークに参入させる無線デバイス毎に個別に設定する第2設定情報が用いられる。設定装置は、第1設定情報、又は、第2設定情報いずれの設定情報が用いられた場合であっても、無線ネットワークに参入させる無線デバイスの識別情報に基づいて設定情報を無線デバイスに設定することができる。したがって、無線ネットワークに参入させる無線デバイスに設定する設定情報の管理の単位を第1設定情報又は第2設定情報で定めることができ、管理単位に応じて設定情報を無線デバイスに設定することができる。そのため、ユーザが無線デバイスに対して設定する設定情報を変更したい場合に容易に対応することができる。このように、利便性を向上させることができる。
本発明の一態様は、上記の設定システムであって、前記可搬性媒体には、前記第1設定情報及び前記第2設定情報の何れを設定するのかを規定する設定指示情報がさらに記録されており、前記設定装置は、前記設定指示情報に従って、前記第1設定情報又は前記第2設定情報を、取得した前記識別情報で識別される無線デバイスに設定する。
上記の構成により、設定装置は、第1設定情報、又は、第2設定情報いずれの設定情報を設定する指示がなされた場合であっても、無線ネットワークに参入させる無線デバイスの識別情報に基づいて設定情報を設定することができる。したがって、設定装置は、無線ネットワークに参入させる無線デバイスに設定する設定情報の管理の単位を指示することができ、その指示に応じた設定情報を無線デバイスに設定することができる。そのため、ユーザが無線デバイスに対して設定する設定情報を変更したい場合に容易に対応することができる。このように、利便性を向上させることができる。
本発明の一態様は、上記の設定システムであって、前記可搬性媒体には、前記設定情報を削除する時間を示す時間情報がさらに記録されており、前記設定装置は、前記設定情報の他に前記時間情報を前記可搬性媒体から取得し、前記設定情報を取得してから前記時間情報が示す時間が経過した後に前記設定情報を削除する。
上記の構成により、設定装置は、可搬性媒体から設定情報とともに設定情報を削除する時間を示す時間情報を取得することができる。そして、設定装置は、設定情報を取得した時点から時間情報が示す時間が経過した後に設定情報を削除する。これにより、設定装置内に設定情報が残らない。そのため、悪意のある者に設定装置が用いられたとしても、セキュリティを向上させることができる。
本発明の一態様は、上記の設定システムであって、前記設定装置は、入力される指示に応じて、取得した前記設定情報を削除する時間を設定し、設定した時間経過後に前記設定情報を削除する。
上記の構成により、管理者や作業員等のユーザは、設定装置に対して設定情報を削除する時間を任意に設定することができる。また、設定装置は、可搬性媒体から設定情報を取得した時点から、ユーザによって設定された時間が経過した後に設定情報を削除する。これにより、設定装置内に設定情報が残らない。そのため、任意の時間を設定できて利便性を向上させるとともに、悪意のある者に設定装置が用いられたとしても、セキュリティを向上させることができる。
本発明の一態様は、上記の設定システムであって、前記可搬性媒体には、物理量を測定するために必要となる測定用設定情報がさらに記録されており、前記設定装置は、前記設定情報の他に前記測定用設定情報を前記可搬性媒体から取得し、取得した前記測定用設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する。
上記の構成により、設定装置が測定対象の物理量に応じた測定用の設定情報の設定を行うため、無線デバイスは物理量の測定を行うことができる。また、設定装置は、測定対象の物理量が同じである複数の無線デバイスで同じ設定を容易に行うことができる。
本発明の一態様は、管理装置によって管理される無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報を生成し、生成した前記設定情報を、前記無線デバイスに設定する設定装置と、前記設定装置で生成されて、前記管理装置に設定されるべき前記設定情報が前記設定装置によって記録された可搬性媒体と、を備える設定システムである。
上記の構成により、設定装置が無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報を無線デバイスに設定し、無線デバイスを参入させる無線ネットワークを管理する管理装置に対しては設定情報が記録された可搬性媒体により設定情報が管理装置に設定される。したがって、管理装置と、無線デバイスとで同じ設定情報を共有することができる。そのため、管理装置との間の通信が、管理装置が管理する無線ネットワークを介した通信のみに限られる場合であっても、管理装置が管理する無線ネットワークに無線デバイスを参入させることが可能になる。
本発明の一態様は、無線ネットワークを管理する管理装置によって生成され、前記無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報が記録された可搬性媒体から前記設定情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する近距離通信部、を備える設定装置である。
上記の構成により、設定装置は、設定情報が記録された可搬性媒体から設定情報を取得し、取得した設定情報を、管理装置との間で行われる通信において無線ネットワークを介した通信以外の通信を行うことができない環境下に設置される無線デバイスに対して設定する。したがって、管理装置と、無線デバイスとで同じ設定情報を共有することができる。そのため、管理装置との間の通信が、管理装置が管理する無線ネットワークを介した通信のみに限られる場合であっても、管理装置が管理する無線ネットワークに無線デバイスを参入させることが可能になる。
本発明の一態様は、無線ネットワークを管理する管理装置によって生成され、前記無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報を可搬性媒体に記録する記録ステップと、前記可搬性媒体から前記設定情報を取得する取得ステップと、取得した前記設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する設定ステップと、を含む設定方法である。
本発明の一態様は、コンピュータを、無線ネットワークを管理する管理装置によって生成され、前記無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報が記録された可搬性媒体から前記設定情報を取得する取得手段と、前記取得手段において、取得された前記設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する近距離通信手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の一態様は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明により、管理装置との間の通信が、管理装置が管理する無線ネットワークを介した通信のみに限られる場合であっても、管理装置が管理する無線ネットワークに無線デバイスを参入させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態における設定システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における管理装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 制御部によって生成されるテーブルの具体例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における可搬性媒体の機能構成を表す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態における情報端末装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態における無線デバイスの機能構成を表す概略ブロック図である。 第1の実施形態における設定システムの可搬性媒体への設定情報の書き込み処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態における設定システムの無線デバイスへの設定情報の書き込み処理の流れを示すシーケンス図である。 無線デバイスに設定情報を設定する際に情報端末装置に表示される画面の一例を示す図である。 第2の実施形態において可搬性媒体に記録される情報の一例を示す図である。 第2の実施形態において可搬性媒体に記録される情報の一例を示す図である。 第2の実施形態における情報端末装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における設定システムの全体構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における設定システムの無線デバイスへの設定情報の書き込み処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態における設定システムの管理装置への設定情報の登録処理の流れを示すシーケンス図である。 設定情報を削除する構成を説明するための図である。 可搬性媒体に設定情報を削除する時間を示す時間情報が記録される構成を説明するための図である。 情報端末装置において設定情報の保存期間を設定するための設定画面の一例を示す図である。 複数の可搬性媒体に記録された設定情報を読み取る構成を説明するための図である。 可搬性媒体毎にパスワードを設定する構成を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における設定システム100の全体構成を示すブロック図である。設定システム100は、無線デバイス11、ゲートウェイ12、管理装置13、可搬性媒体14及び情報端末装置15(設定装置)を備える。設定システム100は、無線ネットワークN1を介したTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式による無線通信が可能である。
図1において、無線デバイス11及びゲートウェイ12はプラントの現場に設置され、管理装置13はプラントの現場とは異なる場所(例えば、オフィス)に設置される。また、無線デバイス11は、これから無線ネットワークN1に参入させようとしている無線デバイスである。ゲートウェイ12と管理装置13とは、外部ネットワーク16を介して通信可能に接続される。外部ネットワーク16は、例えばインターネットである。
無線ネットワークN1は、プラントの現場に設置されたゲートウェイ12によって形成されて、管理装置13によって管理される無線ネットワークである。ここで、プラントとしては、化学等の工業プラントの他、ガス田や油田等の井戸元やその周辺を管理制御するプラント、水力・火力・原子力等の発電を管理制御するプラント、太陽光や風力等の環境発電を管理制御するプラント、上下水やダム等を管理制御するプラント等がある。なお、図1では、説明の簡単化のため、無線デバイス11、ゲートウェイ12及び管理装置13が1台の場合を示しているが、無線デバイス11、ゲートウェイ12及び管理装置13の台数は2台以上であってもよい。管理装置13が複数台ある場合、各管理装置13はそれぞれ異なる無線ネットワークを管理する。
また、本実施形態においてプラント内では、無線デバイス11及び情報端末装置15と管理装置13との間においては無線ネットワークN1を介した通信以外の通信を行うことができない。したがって、無線デバイス11、又は、情報端末装置15は、管理装置13との間で行われる通信において無線ネットワークN1を介した通信以外の通信を行うことができない環境下に設置又は利用される無線デバイス又は設定装置である。
無線デバイス11は、プラントの現場に設置されて管理装置13の制御の下でプロセス制御に必要な測定や操作等を行うフィールド機器である。例えば、無線デバイス11は、流量計や温度センサ等のセンサ機器、流量制御弁や開閉弁等のバルブ機器、ファンやモータ等のアクチュエータ機器、その他のプラントや工場等の現場に設置されるフィールド機器である。無線デバイス11は、電池を電源として省電力動作(例えば、間欠動作)を行い、インダストリアル・オートメーション用無線通信規格である無線通信規格ISA100.11aに準拠したTDMA方式による無線通信が可能である。
また、無線デバイス11は、上述した無線通信に加えてNFC(Near Field Communication:近距離通信)による通信を行う機能を備える。ここで、NFCとは、例えば通信する装置間の距離が、数十cm以下である場合に可能となる通信(非接触通信)を意味し、通信する装置の筐体が接触した状態で行われる通信も含まれる。このNFCでは、通信を行う一方の装置から他方の装置に非接触で給電を行うことが可能である。このようなNFCが可能な無線デバイス11は、NFCが可能なスマートフォン、タブレット型のコンピュータ、ノート型のコンピュータ等の情報端末装置15と通信可能である。
無線デバイス11は、情報端末装置15との間で近距離通信を行って、無線ネットワークN1に参入するために必要な情報を取得する。なお、本実施形態において無線ネットワークN1に参入するために必要となる情報としては、無線ネットワークN1に割り当てられているネットワークID、参入時に必要となるパスワードに相当するジョインキー(Join Key)及び暗号化通信を行うために用いられる暗号鍵等が挙げられる。暗号鍵は、無線ネットワークN1を管理する管理装置13によって生成される。以下の説明では、無線ネットワークN1に参入するために必要な情報を設定情報と記載する。
ゲートウェイ12は、無線ネットワークN1とネットワークN2とを、外部ネットワーク16を介して接続し、無線デバイス11と管理装置13との間で送受信される各種データの中継を行う。このゲートウェイ12を設けることで、セキュリティを維持しつつ、無線ネットワークN1とネットワークN2とを相互に接続することができる。
管理装置13は、無線ネットワークN1を介して行われる無線通信の制御を行う。具体的には、無線デバイス11及びゲートウェイ12に対する通信リソース(タイムスロット及び通信チャネル)の割り当て制御を行って、無線ネットワークN1を介したTDMAによる無線通信を実現する。また、管理装置13は、無線デバイス11を無線ネットワークN1に参入させるか否かの処理(参入処理)を行う。管理装置13は、無線デバイス11を無線ネットワークN1に参入させるために必要となる設定情報を生成し、生成した設定情報を可搬性媒体14に記録する。
可搬性媒体14は、管理装置13によって生成された設定情報が記録された持ち運び可能な媒体である。可搬性媒体14は、例えばNFCにより外部から電源供給される非接触ICカード、磁気カード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、ノート型のコンピュータやタブレット端末やスマートフォン等の持ち運び可能な情報処理装置及びバーコードやQRコード(登録商標)等のコード情報が印刷される媒体である。以下の説明では、可搬性媒体14が、非接触ICカードである場合を例に説明する。
可搬性媒体14は、管理装置13によって生成された設定情報が記録された後、オフィス内で作業する管理者、又は、プラント内で作業する作業員等の人物によって、プラント内に持ち運ばれる。プラント内に持ち運ばれた可搬性媒体14は、プラント内に設置された保管庫17に格納される。保管庫17は、鍵やパスワード等を用いたセキュリティがなされた収納庫である。
情報端末装置15は、プラント内の作業員によって所持される装置であり、可搬性媒体14から設定情報を取得し、取得した設定情報を無線デバイス11に対して書き込むことによって設定情報を設定する。情報端末装置15は、例えばNFCが可能なスマートフォン、タブレット型のコンピュータ、ノート型のコンピュータ等の情報処理装置である。
図2は、本発明の第1の実施形態における管理装置13の機能構成を表す概略ブロック図である。管理装置13は、操作表示部131、NFCリーダライタ132、記憶部133、制御部134及び通信部135を備える。
操作表示部131は、例えば表示機能と操作機能とを兼ね備えるタッチパネル式の液晶表示装置を備えており、制御部134から出力される各種情報を表示し、液晶表示装置の表示面に対する操作が行われた場合には、その操作に応じた操作信号を制御部134に出力する。なお、操作表示部131は、例えば液晶表示装置とキーボードとのように、表示機能と操作機能とが物理的に分離されているものであってもよい。
NFCリーダライタ132は、アンテナ(図示省略)を備えており、可搬性媒体14に対して非接触で給電を行う。さらに、NFCリーダライタ132は、可搬性媒体14との間でNFCを行って、可搬性媒体14に対して設定情報の書き込みを行う。
記憶部133は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部133は、無線デバイス11に設定させるべき設定情報を記憶する。記憶部133は、例えばフラッシュROM(Read Only Memory)或いはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等の不揮発性のメモリで構成される。
制御部134は、設定情報を生成する。また、制御部134は、操作表示部131に対する制御(表示制御及び入力制御)を行うとともに、NFCリーダライタ132を制御して可搬性媒体14に対する設定情報の書き込みを制御する。
また、制御部134は、管理者の指示に応じて暗号鍵を生成する。具体的には、制御部134は、管理装置13が管理する無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11に共通の暗号鍵(以下「第1の暗号鍵」という。)、又は、無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11毎に個別の暗号鍵(以下「第2の暗号鍵」という。)を生成する。管理装置13が管理する無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11に共通の暗号鍵とは、例えば、管理装置13が管理する無線ネットワークが無線ネットワークN1である場合、無線ネットワークN1で共通して用いられる暗号鍵である。
通信部135は、ゲートウェイ12との間で通信を行うインターフェースである。
なお、制御部134は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを用いて構成される。制御部134は、プログラムの実行によって上記処理を実行する。制御部134が実行するプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
次に、第1の暗号鍵及び第2の暗号鍵の生成方法について説明する。
まず、第1の暗号鍵の生成方法について説明する。制御部134は、管理装置13の識別情報と、乱数とを用いて所定の暗号化方式による鍵生成アルゴリズムで第1の暗号鍵を生成する。所定の暗号化方式としては、共通暗号鍵方式が用いられる。
制御部134は、第1の暗号鍵の生成に用いる各管理装置13の識別情報を、予め記憶していてもよいし、操作表示部131を介した入力によって取得してもよい。制御部134は、生成した第1の暗号鍵を、第1の暗号鍵の生成に用いた管理装置13の識別情報に対応付けることによって、管理装置13の識別情報と第1の暗号鍵とを対応付けて登録したテーブル(以下「NM−暗号鍵登録テーブル」という。)を生成する。
また、制御部134は、NM−暗号鍵登録テーブルの管理装置13の識別情報毎に、ジョインキーとネットワークIDとを対応付けることによって管理装置13の識別情報毎の第1設定情報を生成する。このように、第1設定情報は、管理装置13の識別情報と、第1の暗号鍵と、ジョインキーとネットワークIDとが少なくとも対応付けられた情報である。管理装置13の識別情報毎のジョインキーは、制御部134によって生成される。すなわち、制御部134は、管理装置13の識別情報それぞれに対応付けるジョインキーを生成する。なお、管理装置13の識別情報毎のジョインキーは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
次に、第2の暗号鍵の生成方法について説明する。制御部134は、無線デバイス11の識別情報と、乱数とを用いて所定の暗号化方式による鍵生成アルゴリズムで第2の暗号鍵を生成する。
制御部134は、第2の暗号鍵の生成に用いる各無線デバイス11の識別情報を、予め記憶していてもよいし、操作表示部131を介した入力によって取得してもよい。制御部134は、生成した第2の暗号鍵を、第2の暗号鍵の生成に用いた無線デバイス11の識別情報に対応付けることによって、無線デバイス11の識別情報と第2の暗号鍵とを対応付けて登録したテーブル(以下「デバイス−暗号鍵登録テーブル」という。)を生成する。
また、制御部134は、デバイス−暗号鍵登録テーブルの無線デバイス11の識別情報毎に、ジョインキーとネットワークIDとを対応付けることによって無線デバイス11の識別情報毎の第2設定情報を生成す。このように、第2設定情報は、無線デバイス11の識別情報と、第2の暗号鍵と、ジョインキーとネットワークIDとが少なくとも対応付けられた情報である。無線デバイス11の識別情報毎のジョインキーは、制御部134によって生成される。すなわち、制御部134は、無線デバイス11の識別情報それぞれに対応付けるジョインキーを生成する。なお、無線デバイス11の識別情報毎のジョインキーは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図3は、制御部134によって生成されるテーブルの具体例を示す図である。
図3(A)はNM−暗号鍵登録テーブル20の具体例を表し、図3(B)はデバイス−暗号鍵登録テーブル21の具体例を表す。
まず、NM−暗号鍵登録テーブル20について説明する。NM−暗号鍵登録テーブル20は、複数のレコードを複数有する。レコードは、NMID及び第1の暗号鍵の各値を有する。NMIDの値は、管理装置13を識別するための識別情報である。第1の暗号鍵の値は、無線デバイス11がネットワークに参入するために必要となる暗号鍵であって、管理装置13の識別情報と乱数とを用いて生成された、管理装置13が管理する無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11に共通の暗号鍵である。すなわち、第1の暗号鍵の値は、管理装置13毎に異なる暗号鍵である。
図3(A)に示される例では、NM−暗号鍵登録テーブル20には複数のNMIDが登録されている。図3(A)において、NM−暗号鍵登録テーブル20の最上段のレコードは、NMIDの値が“NM1”、第1の暗号鍵の値が“Sdkpvd46emdk”である。すなわち、NMID“NM1”で識別される管理装置13が管理するネットワークに参入した無線デバイス11に共通の暗号鍵が“Sdkpvd46emdk”であることが表されている。
次に、デバイス−暗号鍵登録テーブル21について説明する。デバイス−暗号鍵登録テーブル21は、複数のレコードを複数有する。レコードは、デバイスID及び第2の暗号鍵の各値を有する。デバイスIDの値は、無線デバイス11を識別するための識別情報である。すなわち、デバイスIDの値は、無線デバイス11を一意に識別するために無線デバイス11の各々に予め割り当てられている64ビットの識別情報である「EUI64」である。第2の暗号鍵の値は、無線デバイス11がネットワークに参入するために必要となる暗号鍵であって、無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11個別の暗号鍵である。すなわち、第2の暗号鍵の値は、無線デバイス11毎に異なる暗号鍵である。
図3(B)に示される例では、デバイス−暗号鍵登録テーブル21には複数のNMIDが登録されている。図3において、デバイス−暗号鍵登録テーブル21の最上段のレコードは、デバイスIDの値が“デバイス1”、第2の暗号鍵の値が“Owuxjrhgltpwp5f”である。すなわち、デバイスID“デバイス1”で識別される無線デバイス11がネットワークに参入するために必要となる暗号鍵が“Owuxjrhgltpwp5f”であることが表されている。
図4は、本発明の第1の実施形態における可搬性媒体14の機能構成を表す概略ブロック図である。可搬性媒体14は、アンテナコイル141及びICチップ142を備える。なお、図4では、可搬性媒体14がICカードである場合の構成を示している。
アンテナコイル141は、対向する装置のアンテナとの間で通信を行う。
ICチップ142は、電源部143、送受信処理部144、制御部145及び記憶部146を備える。電源部143は、外部から供給された電力をICチップ142内の各機能に供給する。
送受信処理部144は、アンテナコイル141を介して、対向する装置へのデータの送信処理及び対向する装置から送信されたデータの受信処理を行う。送信処理は、例えば変調処理や電力増幅である。受信処理は、例えば復調処理である。
制御部145は、電源部143から供給される電力によって動作し、可搬性媒体14の動作を統括して制御する。例えば、制御部145は、送受信処理部144を制御して、記憶部146に記憶される設定情報を送信させる。また、制御部145は、送受信処理部144を介して受信される設定情報を記憶部146に記憶させる。
記憶部146は、不揮発性のメモリであり、設定情報を記憶する。
図5は、本発明の第1の実施形態における情報端末装置15の機能構成を表す概略ブロック図である。情報端末装置15は、操作表示部151、NFCリーダライタ152(近距離通信部)、記憶部153及び制御部154を備える。
操作表示部151は、例えば表示機能と操作機能とを兼ね備えるタッチパネル式の液晶表示装置を備えており、制御部154から出力される各種情報を表示し、液晶表示装置の表示面に対する操作が行われた場合には、その操作に応じた操作信号を制御部154に出力する。なお、操作表示部151は、例えば液晶表示装置とキーボードとのように、表示機能と操作機能とが物理的に分離されているものであってもよい。
NFCリーダライタ152は、アンテナ(図示省略)を備えており、可搬性媒体14に対して非接触で給電を行う。また、NFCリーダライタ152は、可搬性媒体14との間でNFCを行って、可搬性媒体14からのデータの読み出しを行う。例えば、NFCリーダライタ152は、可搬性媒体14との間でNFCを行って、可搬性媒体14から設定情報の読み出しを行う。NFCリーダライタ152(取得部)は、可搬性媒体14から設定情報の読み出しを行うことによって設定情報を取得する。
また、NFCリーダライタ152は、外部の機器(例えば、近接配置された無線デバイス11)に対して非接触で給電を行う。また、NFCリーダライタ152は、外部の機器との間でNFCを行って、外部の機器からのデータの読み出し、或いは外部の機器に対するデータの書き込みを行う。例えば、NFCリーダライタ152は、外部の機器との間でNFCを行って、外部の機器から識別情報の読み出し、或いは外部の機器に対する設定情報の書き込みを行う。
記憶部153は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部153は、無線デバイス11に設定させるべき設定情報を記憶する。記憶部153は、例えばフラッシュROM或いはEEPROM等の不揮発性のメモリで構成される。
制御部154は、操作表示部151に対する制御(表示制御及び入力制御)を行うとともに、NFCリーダライタ152を制御して、可搬性媒体14及び外部の機器からのデータの読み出し、或いは外部の機器に対するデータの書き込みを制御する。
図6は、本発明の第1の実施形態における無線デバイス11の機能構成を表す概略ブロック図である。無線デバイス11は、センサ部111、無線通信部112、NFCタグ113、記憶部114、制御部115及び電源部116を備えており、NFCタグ113に記憶された設定情報に従った動作を行う。
センサ部111は、電源部116から供給される電力によって動作し、制御部115の制御の下で測定対象(例えば、流量や温度)の測定を行う。
無線通信部112は、センサ部111と同様に電源部116から供給される電力によって動作し、制御部115の制御の下で、無線ネットワークN1を介した無線通信を行う。例えば、無線通信部112は、センサ部111の測定結果(例えば、流量や温度の測定結果)を、無線ネットワークN1を介して管理装置13に向けて送信する。なお、無線通信部112は、前述した無線通信規格ISA100.11aに準拠した無線通信を行う。
NFCタグ113は、アンテナ(図示省略)及びメモリ113aを備えており、外部の機器(例えば、情報端末装置15)からの給電により動作し、外部の機器との間でNFCを行う。NFCタグ113に設けられるメモリ113aは、例えばICチップとして実装される不揮発性のメモリであり、外部からの給電により動作する。メモリ113aには、無線デバイス11に設定される各種設定情報が記憶される。なお、メモリ113aは、NFCタグ113の外部に設けられていても良い。
NFCタグ113は、近接配置(数十cm程度以下の距離に配置)された情報端末装置15から供給される電力によって動作する。NFCタグ113は、近接配置された情報端末装置15からデータの読み出し要求が送信されてきた場合には、メモリ113aに記憶されたデータを読み出して情報端末装置15に送信する。また、NFCタグ113は、近接配置された情報端末装置15からデータの書き込み要求が送信されてきた場合には、情報端末装置15から送信されてくるデータ(書き込むべきデータ)をメモリ113aに書き込む。
また、NFCタグ113は、NFCによって受信したデータに応じて、制御部115をスリープ状態(低消費電力状態)に移行させ、或いは制御部115のスリープ状態を解除させる。具体的に、NFCタグ113は、受信したデータに応じてスリープ信号或いはスリープ解除信号を制御部115に出力することで、制御部115をスリープ状態に移行させ、或いは制御部115のスリープ状態を解除する。
制御部115のスリープ状態を解除させる場合には、NFCタグ113は、情報端末装置15から供給された電力の一部を制御部115に供給した上で、上記のスリープ解除信号を制御部115に出力する。なお、制御部115は、スリープ状態への移行に伴って、センサ部111と無線通信部112と記憶部114との少なくとも何れか1つをスリープ状態にしても良く、また、スリープ解除に伴って、センサ部111と無線通信部112と記憶部114との少なくとも何れか1つをスリープ解除にしても良い。
記憶部114は、例えばフラッシュROM或いはEEPROM等の不揮発性のメモリを備えており、各種情報を記憶する。例えば、記憶部114は、センサ部111の測定結果を一時的に記憶する。なお、NFCタグ113のメモリ113aが外部に設けられる場合には、記憶部114は、メモリ113aを兼ね備えていても良い。
制御部115は、電源部116から供給される電力によって動作し、無線デバイス11の動作を統括して制御する。例えば、制御部115は、センサ部111を制御して測定対象の測定を行わせ、無線通信部112を制御してセンサ部111の測定結果を送信させる。また、制御部115は、例えばNFCタグ113のメモリ113aに記憶された設定情報を用いて、各種設定を行う。例えば、制御部115は、無線デバイス11を無線ネットワークN1に参入させるための設定等を行う。また、制御部115は、センサ部111及び無線通信部112を制御して、省電力動作(例えば、間欠動作)をさせる。また、制御部115は、例えばNFCタグ113からの制御信号に基づいて、スリープ状態に移行する。
電源部116は、給電を行う電源(図示省略)と、電源からの電力をセンサ部111、無線通信部112、記憶部114及び制御部115で用いる電力に適したものに変換する電源回路(図示省略)とを備えており、制御部115の制御の下で、無線デバイス11の各部に電力を供給する。ここで、上記の電源としては、電池(例えば、塩化チオニルリチウム電池等の自己放電が極めて少ない一次電池や二次電池)、燃料電池、キャパシタ、或いは環境発電(所謂、太陽電池等のエナジーハーベスト)を行う発電回路等を用いることができる。
なお、無線デバイス11がアクチュエータ機器である場合、図6に示すセンサ部111を除いては図6に示す無線デバイス11とおおむね同様の構成である。つまり、無線デバイス11がアクチュエータ機器である場合には、図6に示す無線デバイス11が備えるセンサ部111に代えて各種操作を行うアクチュエータ部を設けた構成である。無線デバイス11がアクチュエータ機器である場合、アクチュエータ機器は無線デバイス11と同様に、無線ネットワークN1を介した無線通信に加えてNFCが可能である。なお、無線デバイス11は、周囲の状態量(例えば、開閉弁の場合、弁に供給される空気の圧力)を測定するセンサ部111を備えていても良い。
図7は、第1の実施形態における設定システム100の可搬性媒体14への設定情報の書き込み処理の流れを示すシーケンス図である。図7では、管理装置13を操作する人物が管理者である場合を例に説明するが、管理装置13を操作する人物は作業員であってもよい。また、図7では、第1設定情報を可搬性媒体14に書き込む場合を例に説明する。
まず、管理者は、管理装置13の操作表示部131を操作して暗号鍵の生成を要求する(ステップS101)。管理者は、第1の暗号鍵の生成を指示したとする。管理装置13の制御部134は、暗号鍵の生成要求に従って、管理装置13の識別情報と乱数とを用いて、第1の暗号鍵を生成する(ステップS102)。例えば、制御部134は、自装置に記憶されている識別情報、又は、入力された管理装置13の識別情報それぞれを用いて、複数の第1の暗号鍵を生成する。
制御部134は、生成した第1の暗号鍵と、管理装置13の識別情報とを対応付けることによってNM−暗号鍵登録テーブル20を生成する。また、制御部134は、管理装置13の識別情報毎にジョインキーを生成し、生成したジョインキーと、ネットワークIDと、第1の暗号鍵と、管理装置13の識別情報とを対応付けた管理装置13の識別情報毎の第1設定情報を記憶部133に記憶させる(ステップS103)。
制御部134は、管理者に対して暗号鍵の生成が完了した旨を提示する(ステップS104)。例えば、制御部134は、操作表示部131を制御して、暗号鍵の生成が完了した旨を表示する。次に、管理者は、可搬性媒体14を管理装置13に近づけて、管理装置13に対して設定情報の書き込みを指示する。例えば、管理者は、管理装置13を操作して、NFCによる設定情報の書き込みを指示する(ステップS105)。
制御部134は、設定情報の書き込み指示がなされると、記憶部133に記憶されている第1設定情報を全て読み出す。次に、制御部134は、NFCリーダライタ132を制御して、可搬性媒体14に対する給電を行うとともに、可搬性媒体14にデータの書き込み要求と書き込むべきデータ(読み出した第1設定情報)とを送信させる(ステップS106)。
可搬性媒体14の制御部145は、データの書き込み要求が受信されると、書き込むべきデータである第1設定情報を記憶部146に書き込む(ステップS107)。制御部145は、データの書き込みが完了すると、送受信処理部144を制御して、書き込み完了を管理装置13に対して応答する(ステップS108)。
管理装置13の制御部134は、可搬性媒体14から書き込み完了を示す応答が得られると、管理者に対して可搬性媒体14への書き込みが完了した旨を提示する(ステップS109)。例えば、制御部134は、操作表示部131を制御して、可搬性媒体14への書き込みが完了した旨を表示する。その後、管理者は、第1設定情報が記録された可搬性媒体14を所持して、プラント内の保管庫17に保管する(ステップS110)。
上記の処理により、管理装置13の識別情報毎の第1設定情報が記録された可搬性媒体14が、プラントの現場に持ち運ばれる。
図8は、本発明の第1の実施形態における設定システム100の無線デバイス11への設定情報の書き込み処理の流れを示すシーケンス図である。
作業員は、可搬性媒体14を保管庫17から取り出す(ステップS201)。作業員は、所持している情報端末装置15を操作して、設定情報の読み出しを指示する(ステップS202)。この際、作業員は、可搬性媒体14と情報端末装置15とを、NFCによる通信が可能な位置に近づける。情報端末装置15の制御部154は、設定情報の読み出し指示がなされると、NFCリーダライタ152を制御して、可搬性媒体14に対する給電を行うとともに、可搬性媒体14に対してデータの読み出し要求を送信させる(ステップS203)。
可搬性媒体14の制御部145は、データの読み出し要求が受信されると、記憶部146に記憶されている管理装置13の識別情報毎の第1設定情報を全て読み出す(ステップS204)。制御部145は、送受信処理部144を制御して、読み出した第1設定情報を情報端末装置15に送信させる(ステップS205)。
情報端末装置15のNFCリーダライタ152は、可搬性媒体14から送信された第1設定情報を受信する。制御部154は、第1設定情報が受信されると、第1設定情報の取得が完了した旨を提示する(ステップS206)。例えば、制御部154は、操作表示部151を制御して、第1設定情報の取得が完了した旨を表示する。また、制御部154は、NFCリーダライタ152を介して受信された第1設定情報を記憶部153に記憶させる(ステップS207)。
第1設定情報の取得が完了すると、まず作業員は可搬性媒体14を保管庫17に保管する。その後、作業員は、情報端末装置15を所持して、無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11の位置まで移動する(ステップS208)。作業員は、所持している情報端末装置15を操作して、設定情報の表示を指示する(ステップS209)。
情報端末装置15の制御部154は、設定情報の表示指示に応じて、操作表示部151を制御して設定情報を提示する(ステップS210)。具体的には、まず制御部154は、記憶部153に記憶されている第1設定情報から暗号鍵に対応付けられているID(例えば、NMID)を取得する。次に、制御部154は、取得したIDを含む画面情報を生成し、生成した画面情報を操作表示部151に表示させる。例えば、制御部154は、図9に示す画面情報を生成し、生成した画面情報を操作表示部151に表示させる。
図9は、無線デバイス11に設定情報を設定する際に情報端末装置15に表示される画面の一例を示す図である。図9に示す画面には、作業員に対する指示22と、IDを表示する表示領域23と、表示領域23に表示されていない他のIDを表示するための表示ボタン24と、設定情報の書き込みを実行させるための実行ボタン25とが表示される。作業員が表示ボタン24を選択すると、制御部154は表示領域23に表示されていない他のIDをプルダウン表示する。作業員によって実行ボタン25が選択されると、作業者によって指定されているIDに対応付けられた第1設定情報が、無線デバイス11に対して書き込まれる。
図8に戻って、作業員は、図9に示す画面上に表示されている表示領域23又はプルダウン表示されているIDの中から無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11に関連するID(無線デバイス11を参入させる無線ネットワークN1を管理する管理装置13のID)を選択する(ステップS211)。例えば、作業員は、無線デバイス11をどの無線ネットワークに参入させるかを示すリストを参照し、無線デバイス11を参入させる無線ネットワークを特定する。
そして、作業員は、特定した無線ネットワークを管理する管理装置13のIDを選択する。その後、作業員は、情報端末装置15を操作して、実行ボタン25を選択することによって書き込みを指示する(ステップS212)。この際、作業員は、無線デバイス11と情報端末装置15とを、NFCによる通信が可能な位置に近づける。
情報端末装置15の制御部154は、書き込みの指示がなされると、作業員によって選択されたIDに対応する第1設定情報(例えば、NMID、第1の暗号鍵、ネットワークID及びジョインキー等)を記憶部153から取得する。そして、制御部154は、NFCリーダライタ152を制御して、データの書き込み要求と書き込むべきデータ(記憶部153から取得した第1設定情報)とを無線デバイス11に送信させる(ステップS213)。
無線デバイス11の制御部115は、データの書き込み要求が受信されると、書き込むべきデータである第1設定情報を記憶部114に書き込む(ステップS214)。制御部115は、データの書き込みが完了すると、NFCタグ113を制御して、書き込み完了を情報端末装置15に対して応答する(ステップS215)。
情報端末装置15の制御部154は、無線デバイス11から書き込み完了を示す応答が得られると、作業員に対して無線デバイス11への第1設定情報の書き込みが完了した旨を提示する(ステップS216)。例えば、制御部154は、操作表示部151を制御して、無線デバイス11への第1設定情報の書き込みが完了した旨を表示する。
無線デバイス11に対して第1設定情報の登録、すなわちプロビジョニングが完了すると、無線デバイス11はゲートウェイ12との接続処理を実行する。無線デバイス11と、ゲートウェイ12との接続が完了すると、無線デバイス11は管理装置13との間で暗号化通信を行う(ステップS217)。具体的には、無線デバイス11は、記憶部114に記憶されている暗号鍵を用いて、無線デバイス11の識別情報、ジョインキー等の認証に用いられる情報を暗号化する。無線デバイス11は、暗号化した情報を管理装置13に送信する。
管理装置13の制御部134は、無線デバイス11から送信された情報に基づいて無線デバイス11を認証する。具体的には、制御部134は、無線デバイス11から送信された情報を、自装置が所持している暗号鍵で復号することによって無線デバイス11を認証する。例えば、制御部134は、ステップS102の処理において第1の暗号鍵を生成している場合には、第1の暗号鍵を用いて無線デバイス11から送信された情報を復号する。制御部134は、復号できた場合、ジョインキーを用いて無線ネットワークN1への参入処理を行う。
一方、制御部134は、復号できなかった場合、無線デバイス11の無線ネットワークN1への参入を許可しない。
なお、第2設定情報を可搬性媒体14に書き込む場合には、図7及び図8において以下の処理が行われる。なお、ここでは第1設定情報を可搬性媒体14に書き込む場合との相違点についてのみ説明する。
まず図7において、管理装置13は、ステップS102の処理で第1の暗号鍵を生成する代わりに第2の暗号鍵を生成する。例えば、制御部134は、無線デバイス11の識別情報それぞれを用いて、複数の第2の暗号鍵を生成する。次に、制御部134は、生成した第2の暗号鍵と、無線デバイス11の識別情報とを対応付けることによってデバイス−暗号鍵登録テーブル21を生成する。次に、制御部134は、ステップS103の処理で無線デバイス11の識別情報毎にジョインキーを生成し、生成したジョインキーと、ネットワークIDと、第2の暗号鍵と、無線デバイス11の識別情報とを対応付けた無線デバイス11の識別情報毎の第2設定情報を記憶部133に記憶させる。
その後、ステップS106の処理で、設定情報の書き込み指示がなされると、制御部134は記憶部133に記憶されている第2設定情報を全て読み出す。次に、制御部134は、NFCリーダライタ132を制御して、可搬性媒体14に対する給電を行うとともに、可搬性媒体14にデータの書き込み要求と書き込むべきデータ(読み出した第2設定情報)とを送信させる。可搬性媒体14の制御部145は、ステップS107の処理で、データの書き込み要求が受信されると、書き込むべきデータである第2設定情報を記憶部146に書き込む。
また、図8において、ステップS204の処理で、可搬性媒体14の制御部145は、データの読み出し要求が受信されると、記憶部146に記憶されている無線デバイス11の識別情報毎の第2設定情報を全て読み出す。制御部145は、ステップS205の処理で、送受信処理部144を制御して、読み出した第2設定情報を情報端末装置15に送信させる。情報端末装置15のNFCリーダライタ152は、ステップS205の処理で、可搬性媒体14から送信された第2設定情報を受信する。制御部154は、ステップS206の処理で、第2設定情報が受信されると、第2設定情報の取得が完了した旨を提示する。また、制御部154は、ステップS207の処理で、NFCリーダライタ152を介して受信された第2設定情報を記憶部153に記憶させる。
その後、ステップS210の処理で、情報端末装置15の制御部154は、設定情報の表示指示に応じて、操作表示部151を制御して設定情報を提示する。具体的には、まず制御部154は、記憶部153に記憶されている第2設定情報から暗号鍵に対応付けられているID(例えば、デバイスID)を取得する。次に、制御部154は、取得したIDを含む画面情報を生成し、生成した画面情報を操作表示部151に表示させる。例えば、制御部154は、図9に示す画面情報を生成し、生成した画面情報を操作表示部151に表示させる。
作業員は、図9に示す画面上に表示されている表示領域23又はプルダウン表示されているIDの中から無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11に関連するID(無線デバイス11のID)を選択する。
情報端末装置15の制御部154は、ステップS213の処理で、書き込みの指示がなされると、作業員によって選択されたIDに対応する第2設定情報(例えば、デバイスID、第2の暗号鍵、ネットワークID及びジョインキー等)を記憶部153から取得する。そして、制御部154は、NFCリーダライタ152を制御して、データの書き込み要求と書き込むべきデータ(記憶部153から取得した第2設定情報)とを無線デバイス11に送信させる。
無線デバイス11の制御部115は、ステップS214の処理で、データの書き込み要求が受信されると、書き込むべきデータである第2設定情報を記憶部114に書き込む。
情報端末装置15の制御部154は、ステップS216の処理で、無線デバイス11から書き込み完了を示す応答が得られると、作業員に対して無線デバイス11への第2設定情報の書き込みが完了した旨を提示する。
その後、無線デバイス11に対して第2設定情報の登録、すなわちプロビジョニングが完了すると、無線デバイス11は、ステップS217の処理で、ゲートウェイ12との接続処理を実行する。無線デバイス11と、ゲートウェイ12との接続が完了すると、無線デバイス11は管理装置13との間で暗号化通信を行う。
以上のように構成された設定システム100によれば、管理装置13との間の通信が、管理装置13が管理する無線ネットワークN1を介した通信のみに限られる環境のプラントの現場に、無線デバイス11を参入させるために必要な情報が記録された可搬性媒体14が保存される。そして、情報端末装置15が、可搬性媒体14から設定情報を取得し、取得した設定情報を無線デバイス11に設定する。そのため、管理装置13との間の通信が、管理装置13が管理する無線ネットワークN1を介した通信のみに限られる場合であっても、管理装置13が管理する無線ネットワークN1に無線デバイス11を参入させることが可能になる。
<変形例>
本実施形態では、管理装置13が、NM−暗号鍵登録テーブル20及びデバイス−暗号鍵登録テーブル21を生成する構成を示したが、クラウド上のサーバでNM−暗号鍵登録テーブル20及びデバイス−暗号鍵登録テーブル21を生成するように構成されてもよい。このように構成される場合、管理装置13は、クラウド上のサーバで生成されたNM−暗号鍵登録テーブル20及びデバイス−暗号鍵登録テーブル21のいずれかを取得し、取得したいずれかのNM−暗号鍵登録テーブル20又はデバイス−暗号鍵登録テーブル21に基づいて得られる第1設定情報又は第2設定情報を可搬性媒体14に書き込む。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、情報端末装置15が、無線デバイス11から得られる情報に基づいて設定情報を無線デバイス11に設定する。
本実施形態の設定システムの全体構成は、図1に示す第1の実施形態における設定システム100と同様である。このため、設定システム100の詳細な説明については省略する。以下、相違点についてのみ説明する。
まず管理装置13の動作の相違点について説明する。
管理装置13の制御部134は、管理者によって暗号鍵の生成指示とともに、第1設定情報及び第2設定情報のいずれを設定するのかを規定する設定指示情報の設定がなされると、設定指示情報に応じた処理を行う。以下、具体的に説明する。
設定がなされた設定指示情報に第1設定情報を設定する指示が含まれる場合、管理装置13の制御部134は、第1の実施形態と同様の方法でNM−暗号鍵登録テーブル20を生成する。その後、制御部134は、NM−暗号鍵登録テーブルの管理装置13の識別情報毎に、ジョインキーとネットワークIDとを対応付けることによって第1設定情報を生成する。また、制御部134は、管理装置13毎に、管理装置13の識別情報と、管理装置13に属する無線デバイス11の識別情報とを対応付けることによって、管理装置13の識別情報と管理装置13に属する無線デバイス11の識別情報とを対応付けて登録したテーブル(以下「NM−無線デバイス登録テーブル」という。)(図10の符号28で示されるテーブル)を生成する。その後、管理装置13のNFCリーダライタ132は、図10に示すように、設定指示情報26(第1設定情報又は第2設定情報のいずれの設定情報を設定するかを指示する情報)と、第1設定情報27と、NM−無線デバイス登録テーブル28とを可搬性媒体14に書き込む。図10は、第2の実施形態において可搬性媒体14に記録される情報の一例を示す図である。
設定がなされた設定指示情報に第2設定情報を設定する指示が含まれる場合、管理装置13の制御部134は、第1の実施形態と同様の方法でデバイス−暗号鍵登録テーブル21を生成する。その後、制御部134は、デバイス−暗号鍵登録テーブル21の無線デバイス11の識別情報毎に、ジョインキーとネットワークIDとを対応付けることによって第2設定情報を生成する。そして、管理装置13のNFCリーダライタ132は、図11に示すように、設定指示情報29と、第2設定情報30とを可搬性媒体14に書き込む。図11は、第2の実施形態において可搬性媒体14に記録される情報の一例を示す図である。
上記の処理により、可搬性媒体14には、第1設定情報、又は、第2設定情報とともに、設定指示情報が記録される。
次に、情報端末装置15の動作の相違点について説明する。
情報端末装置15の制御部154は、可搬性媒体14から得られた設定指示情報に応じて、第1設定情報及び第2設定情報のいずれかの設定情報を無線デバイス11に設定する。具体的には、制御部154は、可搬性媒体14から得られた設定指示情報に第1設定情報の書き込み指示が含まれる場合、第1設定情報を無線デバイス11に設定する。また、制御部154は、可搬性媒体14から得られた設定指示情報に第2設定情報の書き込み指示が含まれる場合、第2設定情報を無線デバイス11に設定する。
図12は、第2の実施形態における情報端末装置15の処理の流れを示すフローチャートである。図12の処理では、情報端末装置15が、第1設定情報、又は、第2設定情報のいずれかの設定情報と、設定指示情報とを可搬性媒体14から取得しているものとする。
情報端末装置15のNFCリーダライタ152は、無線デバイス11との間でNFCにより無線デバイス11の識別情報を取得する(ステップS301)。次に、制御部154は、記憶部153に記憶されている設定指示情報を参照し、設定指示情報に含まれる指示が第1設定情報を設定する指示であるか第2設定情報を設定する指示であるかを判定する(ステップS302)。
設定指示情報に含まれる指示が第1設定情報である場合(ステップS302−第1設定情報)、制御部154はNM−デバイス登録テーブル28を参照し、ステップS301の処理で取得したデバイスIDで特定される無線デバイス11が属する管理装置13の識別情報を検索する(ステップS303)。次に、制御部154は、第1設定情報27の中から、検索結果として得られた管理装置13の識別情報に対応する第1設定情報を取得する(ステップS304)。制御部154は、NFCリーダライタ152を制御して、取得した第1設定情報を無線デバイス11に書き込む(ステップS305)。
ステップS302の処理において、設定指示情報に含まれる指示が第2設定情報である場合(ステップS302−第2設定情報)、制御部154は第2設定情報30の中から、ステップS301の処理で得られたデバイスIDに対応する第2設定情報を取得する(ステップS306)。その後、制御部154は、NFCリーダライタ152を制御して、取得した第2設定情報を無線デバイス11に書き込む(ステップS305)。
以上のように構成された第2の実施形態における設定システム100によれば、人手で行う作業を減らすことができるため、人為的な設定ミスを軽減することができる。
また、人手で行う作業を減らすことができるため、作業員等の負担を軽減することもできる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、情報端末装置15において設定情報を生成する。
図13は、本発明の第3の実施形態における設定システム100の全体構成を示すブロック図である。本実施形態の設定システム100の全体構成は、図1に示す第1の実施形態における設定システム100と同様である。このため、設定システム100の詳細な説明については省略する。以下、相違点についてのみ説明する。
第3の実施形態では、プラント内で可搬性媒体14に対して設定情報の書き込みが行われ、設定情報が記録された可搬性媒体14が、管理装置13が設置されているオフィスに持ち運ばれる。
図14は、第3の実施形態における設定システム100の無線デバイス11への設定情報の書き込み処理の流れを示すシーケンス図である。また、図14では、第1設定情報を無線デバイス11に書き込む場合を例に説明する。
まず、作業員は、情報端末装置15の操作表示部151を操作して暗号鍵の生成を要求する(ステップS401)。作業員は、第1の暗号鍵の生成を指示したとする。情報端末装置15の制御部154は、暗号鍵の生成要求に従って、管理装置13の識別情報と乱数とを用いて、第1の暗号鍵を生成する(ステップS402)。例えば、制御部154は、自装置に記憶されている識別情報、又は、入力された管理装置13の識別情報それぞれを用いて、複数の第1の暗号鍵を生成する。
制御部154は、生成した第1の暗号鍵と、管理装置13の識別情報とを対応付けることによってNM−暗号鍵登録テーブル20を生成する。また、制御部154は、管理装置13の識別情報毎にジョインキーを生成し、生成したジョインキーと、ネットワークIDと、第1の暗号鍵と、管理装置13の識別情報とを対応付けた第1設定情報を記憶部153に記憶させる(ステップS403)。制御部154は、作業員に対して暗号鍵の生成が完了した旨を提示する(ステップS404)。例えば、制御部154は、操作表示部151を制御して、暗号鍵の生成が完了した旨を表示する。
次に、作業員は、可搬性媒体14を情報端末装置15に近づけて、情報端末装置15に対して設定情報の書き込みを指示する。例えば、作業員は、情報端末装置15を操作して、NFCによる設定情報の書き込みを指示する(ステップS405)。制御部154は、設定情報の書き込み指示がなされると、記憶部153に記憶されている第1設定情報を読み出す。次に、制御部154は、NFCリーダライタ152を制御して、可搬性媒体14に対する給電を行うとともに、データの書き込み要求と書き込むべきデータ(読み出した第1設定情報)とを可搬性媒体14に送信させる(ステップS406)。
可搬性媒体14の制御部145は、データの書き込み要求が受信されると、書き込むべきデータである第1設定情報を記憶部146に書き込む(ステップS407)。制御部145は、データの書き込みが完了すると、送受信処理部144を制御して、書き込み完了を情報端末装置15に対して応答する(ステップS408)。
情報端末装置15の制御部154は、可搬性媒体14から書き込み完了を示す応答が得られると、作業員に対して可搬性媒体14への書き込みが完了した旨を提示する(ステップS409)。例えば、制御部154は、操作表示部151を制御して、可搬性媒体14への書き込みが完了した旨を表示する。
その後、作業員は、可搬性媒体14を保管庫17に保管する(ステップS410)。そして、作業員は、情報端末装置15を所持して、無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11の位置まで移動する(ステップS411)。作業員は、所持している情報端末装置15を操作して、設定情報の表示を指示する(ステップS412)。情報端末装置15の制御部154は、設定情報の表示指示に応じて、操作表示部151を制御して設定情報を提示する(ステップS413)。具体的な処理は、ステップS210の処理と同様である。
作業員は、図9に示す画面上に表示されている表示領域23又はプルダウン表示されているIDの中から無線ネットワークN1に参入させる無線デバイス11に関連するIDを選択する(ステップS414)。そして、作業員は、特定した無線ネットワークN1を管理する管理装置13のIDを選択する。その後、作業員は、情報端末装置15を操作して、実行ボタン25を選択することによって書き込みを指示する(ステップS415)。この際、作業員は、無線デバイス11と情報端末装置15とを、NFCによる通信が可能な位置に近づける。
情報端末装置15の制御部154は、書き込みの指示がなされると、作業員によって選択されたIDに対応する第1設定情報(例えば、NMID、第1の暗号鍵、ネットワークID及びジョインキー等)を記憶部153から取得する。そして、制御部154は、NFCリーダライタ152を制御して、データの書き込み要求と書き込むべきデータ(記憶部153から取得した第1設定情報)とを無線でデバイス11に送信させる(ステップS416)。
無線デバイス11の制御部115は、データの書き込み要求が受信されると、書き込むべきデータである第1設定情報を記憶部114に書き込む(ステップS417)。制御部115は、データの書き込みが完了すると、NFCタグ113を制御して、書き込み完了を情報端末装置15に対して応答する(ステップS418)。
情報端末装置15の制御部154は、無線デバイス11から書き込み完了を示す応答が得られると、作業員に対して無線デバイス11への第1設定情報の書き込みが完了した旨を提示する(ステップS419)。例えば、制御部154は、操作表示部151を制御して、無線デバイス11への第1設定情報の書き込みが完了した旨を表示する。
図15は、本発明の第3の実施形態における設定システム100の管理装置13への設定情報の登録処理の流れを示すシーケンス図である。図15では、可搬性媒体14を取り出して管理装置13の位置まで持ち運ぶ人物が管理者である場合を例に説明するが、可搬性媒体14を取り出して管理装置13の位置まで持ち運ぶ人物は作業員であってもよい。なお、可搬性媒体14には、第1設定情報が記録されているものとする。
管理者は、可搬性媒体14を保管庫17から取り出す(ステップS501)。管理者は、取り出した可搬性媒体14を所持して管理装置13の位置まで移動する(ステップS502)。
管理者は、管理装置13を操作して、設定情報の読み出しを指示する(ステップS503)。この際、管理者は、管理装置13と可搬性媒体14とを、NFCによる通信が可能な位置に近づける。管理装置13の制御部134は、設定情報の読み出し指示がなされると、NFCリーダライタ132を制御して、可搬性媒体14に対する給電を行うとともに、可搬性媒体14に対してデータの読み出し要求を送信させる(ステップS504)。
可搬性媒体14の制御部145は、データの読み出し要求が受信されると、記憶部146に記憶されている第1設定情報を読み出す(ステップS505)。制御部145は、送受信処理部144を制御して、読み出した第1設定情報を管理装置13に送信させる(ステップS506)。
管理装置13のNFCリーダライタ132は、可搬性媒体14から送信された第1設定情報を受信する。制御部134は、第1設定情報が受信されると、第1設定情報の取得が完了した旨を提示する(ステップS507)。例えば、制御部134は、操作表示部131を制御して、第1設定情報の取得が完了した旨を表示する。また、制御部134は、NFCリーダライタ132を介して受信された第1設定情報を記憶部133に記憶させる(ステップS508)。
上記の処理により、管理装置13への設定情報の登録が完了する。その後、無線デバイス11と管理装置13との間で暗号化通信が実行される(ステップS509)。
以上のように構成された第3の実施形態における設定システム100によれば、プラント内の環境が、管理装置13との間の通信が、管理装置13が管理する無線ネットワークN1を介した通信のみに限られる環境下において、情報端末装置15によって、無線デバイス11を参入させるために必要な情報が生成され、生成された情報が記録された可搬性媒体14がプラント内の現場に保存される。また、可搬性媒体14に記録された情報は、管理装置13に設定されるべき設定情報である。そのため、管理装置13との間の通信が、管理装置13が管理する無線ネットワークN1を介した通信のみに限られる場合であっても、管理装置13が管理する無線ネットワークN1に無線デバイス11を参入させることが可能になる。
<変形例>
第3の実施形態における情報端末装置15は、第2の実施形態における情報端末装置15と同様に、無線デバイス11から得られる情報に基づいて設定情報を無線デバイス11に自動的に設定するように構成されてもよい。このように構成される場合、情報端末装置15の制御部154は、暗号鍵の生成時において設定指示情報も生成する。
第3の実施形態では、情報端末装置15が設定情報を記録する可搬性媒体14が非接触ICカードである場合の構成を示した。可搬性媒体14がUSBメモリ、持ち運び可能な情報処理装置、磁気カード及びコード情報が印刷される媒体のいずれかである場合、管理装置13及び情報端末装置15は以下のように動作する。
可搬性媒体14がUSBメモリである場合、情報端末装置15はUSBポートに接続されたUSBメモリに対して設定情報の書き込みを行う書込部をさらに備える。また、可搬性媒体14がUSBメモリである場合、管理装置13は、USBポートに接続されたUSBメモリから設定情報の読み出しを行う読出部をさらに備える。読出部は、USBメモリから設定情報の読み出しを行うことによって設定情報を取得する。
また、可搬性媒体14が持ち運び可能な情報処理装置である場合、情報端末装置15はNFCリーダライタ152、又は、通信部(不図示)を介して情報処理装置との間で通信を行うことによって情報処理装置に対して設定情報の書き込みを行う。また、可搬性媒体14が持ち運び可能な情報処理装置である場合、管理装置13は、NFCリーダライタ132、又は、通信部135を介して情報処理装置との間で通信を行うことによって情報処理装置から設定情報の読み出しを行う。NFCリーダライタ132、又は、通信部135は、情報処理装置から設定情報の読み出しを行うことによって設定情報を取得する。
また、可搬性媒体14が磁気カードである場合、情報端末装置15は設定情報を示す磁気パターンを生成し、生成した磁気パターンを可搬性媒体14に対して書き込む磁気リーダライタをさらに備える。また、可搬性媒体14が磁気カードである場合、管理装置13は、磁気パターンを可搬性媒体14から読み取る磁気リーダライタをさらに備える。磁気リーダライタは、可搬性媒体14から磁気パターンを読み取ることによって設定情報を取得する。
また、可搬性媒体14が、コード情報が印刷される媒体である場合、情報端末装置15は設定情報を示すコード情報を生成し、生成したコード情報を媒体に印刷する印刷部をさらに備える。また、可搬性媒体14が、コード情報が印刷される媒体である場合、管理装置13は、コード情報が印刷された可搬性媒体14からコード情報を読み出すコード読出部をさらに備える。コード読出部は、可搬性媒体14からコード情報を光学的に読み取ることによって設定情報を取得する。
以下、複数の実施形態に共通する変形例について説明する。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、管理装置13が設定情報を記録する可搬性媒体14が非接触ICカードである場合の構成を示した。可搬性媒体14がUSBメモリ、持ち運び可能な情報処理装置、磁気カード及びコード情報が印刷される媒体のいずれかである場合、管理装置13及び情報端末装置15は以下のように動作する。
可搬性媒体14がUSBメモリである場合、管理装置13はNFCリーダライタ132に代えて、USBポートに接続されたUSBメモリに対して設定情報の書き込みを行う書込部を備える。また、可搬性媒体14がUSBメモリである場合、情報端末装置15は、USBポートに接続されたUSBメモリから設定情報の読み出しを行う読出部(取得部)をさらに備える。読出部は、USBメモリから設定情報の読み出しを行うことによって設定情報を取得する。
また、可搬性媒体14が持ち運び可能な情報処理装置である場合、管理装置13はNFCリーダライタ132、又は、通信部135を介して情報処理装置との間で通信を行うことによって情報処理装置に対して設定情報の書き込みを行う。また、可搬性媒体14が持ち運び可能な情報処理装置である場合、情報端末装置15は、NFCリーダライタ152、又は、通信部(不図示)(取得部)を介して情報処理装置との間で通信を行うことによって情報処理装置から設定情報の読み出しを行う。NFCリーダライタ152、又は、通信部は、情報処理装置から設定情報の読み出しを行うことによって設定情報を取得する。
また、可搬性媒体14が磁気カードである場合、管理装置13はNFCリーダライタ132に代えて、設定情報を示す磁気パターンを生成し、生成した磁気パターンを可搬性媒体14に対して書き込む磁気リーダライタを備える。また、可搬性媒体14が磁気カードである場合、情報端末装置15は、磁気パターンを可搬性媒体14から読み取る磁気リーダライタ(取得部)をさらに備える。磁気リーダライタは、可搬性媒体14から磁気パターンを読み取ることによって設定情報を取得する。
また、可搬性媒体14が、コード情報が印刷される媒体である場合、管理装置13はNFCリーダライタ132に代えて、設定情報を示すコード情報を生成し、生成したコード情報を媒体に印刷する印刷部を備える。また、可搬性媒体14が、コード情報が印刷される媒体である場合、情報端末装置15は、コード情報が印刷された可搬性媒体14からコード情報を読み出すコード読出部(取得部)をさらに備える。コード読出部は、可搬性媒体14からコード情報を光学的に読み取ることによって設定情報を取得する。
上記の各実施形態において、情報端末装置15は、ユーザ(例えば、管理者や作業員)の操作に応じて、記憶部153に記憶している設定情報を削除するように構成されてもよい。この構成について図16を用いて説明する。図16は、設定情報を削除する構成を説明するための図である。
図16に示す表示画面は、ユーザが、情報端末装置15を操作して設定情報の削除指示を情報端末装置15に入力することによって操作表示部151に表示される。図16に示す画面には、ユーザに対する指示31と、削除する対象を選択するための選択領域32と、削除を実行させるための実行ボタン33とが表示される。選択領域32には、設定情報に関連するIDが対応付けられて表示されている。選択領域32に対応付けられて表示されるIDは、例えばNMID、デバイスID等である。
ユーザは、選択領域32内のチェックボックスを選択することによって削除したい対象を選択する。制御部154は、ユーザによって選択されたチェックボックス内にチェックマークを表示させる。その後、ユーザによって実行ボタン33が選択されると、制御部154は選択されたIDに対応付けられている設定情報を記憶部153から削除する。より具体的には、制御部154は、記憶部153に記憶されている第1設定情報又は第2設定情報から選択されたIDに対応する設定情報を削除する。
上記の構成によって、情報端末装置15からの設定情報の漏えいを防止することができる。
第1の実施形態及び第2の実施形態において、可搬性媒体14には、設定情報を削除する時間を示す時間情報がさらに記録されてもよい。この構成について図17を用いて説明する。図17は、可搬性媒体14に設定情報を削除する時間を示す時間情報が記録される構成を説明するための図である。
まず管理装置13の動作について説明する。第1の実施形態及び第2の実施形態における管理装置13の制御部134は、管理者によって暗号鍵の生成指示とともに、設定情報を削除する時間を示す時間情報として設定情報保存期間の入力がなされると、暗号鍵の生成指示に基づいて設定情報34(例えば、第1設定情報又は第2設定情報)を生成する。そして、制御部134は、図17に示すように、設定情報34と、時間情報35とを可搬性媒体14に書き込む。これにより、第1の実施形態における可搬性媒体14には、設定情報34に加えて、設定情報を削除する時間を示す時間情報35が記録される。また、第2の実施形態における可搬性媒体14には、設定情報34と、設定指示情報に加えて、設定情報を削除する時間を示す時間情報35が記録される。
次に情報端末装置15の動作について説明する。情報端末装置15の制御部154は、少なくとも設定情報と、時間情報とを可搬性媒体14から取得すると、時間情報で示される時間を設定する。次に、制御部154は、可搬性媒体14から設定情報を取得した時点から時間の計測を開始し、設定した時間が経過した後に設定情報を削除する。図17の例では、制御部154は、可搬性媒体14から設定情報を取得した時点から時間の計測を開始し、3時間が経過した後に設定情報を全て削除する。なお、上記構成では、制御部154が、可搬性媒体14から設定情報を取得した時点から時間の計測を開始する構成を示したが、時間の計測を開始タイミングはこれに限定される必要はない。例えば、制御部154は、可搬性媒体14から設定情報を取得した時点から予め設定された所定の時間経過後、又は、時間の設定完了後を基準として時間の計測を開始するように構成されてもよい。
また、情報端末装置15の制御部154は、削除を行う所定時間前に、あとどれくらいの時間が経過したら設定情報の削除を実行するのかを示す事前情報を操作表示部151に表示するように構成されてもよい。また、制御部154は、事前情報を操作表示部151に表示させるとともに、警告音(例えば、ビープ音)を出力してユーザに事前情報の確認を促すように構成されてもよい。
このように構成されることによって、ユーザに対して設定情報が削除される前に、設定情報を無線デバイス11に設定させるように促すことができる。ユーザは、設定情報が削除される前に無線デバイス11に設定情報を設定して、設定を完了させることができる。
第1の実施形態及び第2の実施形態において、情報端末装置15は、ユーザ(例えば、管理者や作業員)の操作に応じて、自装置が記憶している設定情報を削除する時間を設定し、設定した時間経過後に設定情報を削除するように構成されてもよい。この構成について図18を用いて説明する。図18は、情報端末装置15において設定情報の保存期間を設定するための設定画面の一例を示す図である。
図18に示す設定画面は、ユーザが、情報端末装置15を操作して保存期間の設定指示を情報端末装置15に入力することによって操作表示部151に表示される。図18に示す設定画面には、ユーザに対する指示36と、設定情報の保存期間の情報を表示する表示領域37と、表示領域37に表示されていない他の保存期間の情報を表示するための表示ボタン38と、可搬性媒体14から設定情報の読み取りを実行させるための実行ボタン39とが表示される。
ユーザが表示ボタン38を選択すると、制御部154は表示領域37に表示されていない他の保存期間の情報をプルダウン表示する。ユーザは、操作表示部151を操作することによって保存期間を選択する。ユーザが保存期間を選択し、実行ボタン39が選択されると、情報端末装置15は可搬性媒体14から設定情報の読み取りを開始する。情報端末装置15の制御部154は、設定情報が読み取られると、読み取った設定情報と、ユーザによって選択された保存期間の情報とを対応付けて記憶部153に記憶する。制御部154は、設定情報の読み取りが完了した時点から時間の計測を開始し、保存期間が経過すると設定情報を削除する。
なお、上記構成では、ユーザによって保存期間が選択された後に、情報端末装置15が可搬性媒体14から設定情報の読み取りを開始し、設定情報の読み取りが完了した時点から時間の計測を開始する構成を示したが、時間の計測を開始タイミングはこれに限定される必要はない。例えば、情報端末装置15は、可搬性媒体14から設定情報の読み取りを開始し、設定情報の読み取りが完了してから所定の時間経過後、又は、設定情報の読み取りが完了した後にユーザによって保存期間の設定指示がなされたタイミングで、設定画面を操作表示部151に表示して、ユーザに保存期間を選択させる。次に、情報端末装置15は、ユーザが保存期間を選択し、実行ボタン39が選択されると、選択された保存期間を設定する。そして、情報端末装置15は、保存期間を設定した時点を基準として時間の計測を開始する。その後、情報端末装置15は、保存期間が経過すると設定情報を削除する。
第1の実施形態における情報端末装置15は、複数の可搬性媒体14から設定情報を読み取り、複数の設定情報を記憶するように構成されてもよい。この構成について図19を用いて説明する。
図19は、複数の可搬性媒体14に記録された設定情報を読み取る構成を説明するための図である。
まず管理装置13の動作について説明する。第1の実施形態における管理装置13の制御部134は、管理者によって複数の可搬性媒体14−1、14−2及び14−3に対する設定情報の書き込み指示がなされると、NFCリーダライタ132を制御して可搬性媒体14−1、14−2及び14−3それぞれに対して設定情報を書き込む。
図19において、可搬性媒体14−1には第1設定情報27、可搬性媒体14−2には第2設定情報30、可搬性媒体14−3には第3設定情報40が記録されたとする。ここで、第3設定情報40は、IDとして、管理装置13の識別情報“NM5”と、無線デバイス11の識別情報“デバイス3”とが混在している。
次に情報端末装置15の動作について説明する。情報端末装置15の制御部154は、図19に示す読取開始を指示する読取ボタン41が選択されることによって、NFCリーダライタ152を制御して可搬性媒体14−1、14−2及び14−3それぞれから設定情報を取得する。制御部154は、取得した複数の設定情報を記憶部153に記憶させる。その後、情報端末装置15の制御部154は、ユーザの操作に応じて、NFCリーダライタ152を制御して無線デバイス11に対して設定情報を書き込む。この際、情報端末装置15は、図8のステップS210のように、設定情報の表示指示に応じて、操作表示部151を制御して設定情報を提示し、書き込む対象となる設定情報の選択を受け付ける。そして、情報端末装置15の制御部154は、NFCリーダライタ152を制御して、選択された設定情報を無線デバイス11に書き込む。
以上のように構成されることによって、情報端末装置15は、複数の設定情報をまとめて記憶することができる。これにより、可搬性媒体14を持ち出す回数を減らすことができる。そのため、可搬性媒体14の持ち出し管理を簡略化することができる。
また、第3の実施形態における管理装置13は、複数の可搬性媒体14から設定情報を読み取り、複数の設定情報を記憶するように構成されてもよい。このように構成される場合、情報端末装置15の制御部154が、上記の管理装置13の制御部134と同様に、NFCリーダライタ152を制御して可搬性媒体14−1、14−2及び14−3それぞれに対して設定情報を書き込む。また、制御部154は、NFCリーダライタ152を制御して、選択された設定情報を無線デバイス11に書き込む。
管理装置13の制御部134が、上記の情報端末装置15の制御部154と同様に、NFCリーダライタ132を制御して可搬性媒体14−1、14−2及び14−3それぞれから設定情報を取得する。その後、制御部134は、取得した複数の設定情報を記憶部133に記憶させる。
第1の実施形態〜第3の実施形態において可搬性媒体14毎にパスワードが設定されてもよい。このように構成される場合、パスワードは他のリーダライタで読み込みができないように暗号化される。この構成について図20を用いて説明する。図20は、可搬性媒体14毎にパスワードを設定する構成を説明するための図である。
まず管理装置13の動作について説明する。第1の実施形態及び第2の実施形態における管理装置13の制御部134は、管理者によって暗号鍵の生成指示とともに、パスワードの入力がなされると、暗号鍵の生成指示に基づいて設定情報34を生成する。また、制御部134は、予め定められた暗号化方式に基づいて、入力されたパスワードを暗号化する。そして、制御部134は、図20に示すように、設定情報34と、暗号化がなされたパスワード情報42とを可搬性媒体14に書き込む。これにより、第1の実施形態における可搬性媒体14には、設定情報34に加えて、パスワード情報42が記録される。また、第2の実施形態における可搬性媒体14には、設定情報34と、設定指示情報に加えて、パスワード情報42が記録される。
次に情報端末装置15の動作について説明する。第1の実施形態及び第2の実施形態における情報端末装置15の制御部154は、可搬性媒体14から設定情報34と、暗号化がなされたパスワード情報42とを取得する。制御部154は、取得した暗号化がなされたパスワード情報42を復号する。なお、復号方法は、制御部154に予め設定されている。制御部154は、操作表示部151を制御して、図20に示すようなパスワード入力画面を表示させる。
パスワード入力画面には、ユーザに対する指示43と、パスワードの入力領域44と、ソフトキーを表示させるための表示ボタン45とが表示される。制御部154は、パスワードが入力領域44に入力されると、入力領域44に入力されたパスワードと、復号によって得られたパスワードとが一致するか否かを判定する。パスワードが一致する場合、制御部154は正当なユーザと判定し、読み取った設定情報34を記憶部153に記憶させる。一方、パスワードが一致しない場合、制御部154は不当なユーザと判定し、読み取った設定情報34を削除する。
このように構成されることによって、セキュリティを高めることができる。具体的には、なお、ユーザが入力するパスワードは、予め別の方法(例えば、電話やメール等)で通知しておくことによってパスワードが漏れてしまうことも軽減することができる。また、パスワードは、暗号化されているため、復号機能を備えない他のリーダライタで読み取ったとしてもパスワードが一致することがないため、設定情報が不当に取得されてしまうこともない。そのため、セキュリティを高めることができる。
また、第3の実施形態においては、情報端末装置15の制御部154が、上記の管理装置13の制御部134と同様に、パスワード情報42を暗号化し、図20に示すように、設定情報34と、暗号化がなされたパスワード情報42とを可搬性媒体14に書き込む。管理装置13の制御部134が、上記の情報端末装置15の制御部154と同様に、暗号化がなされたパスワード情報42を復号し、パスワードによる判定処理を行う。
一度設定情報が書き込まれた可搬性媒体14に対しては、再度の書き込みができないように構成されてもよい。例えば、可搬性媒体14においてライトプロテクトの機能を設けるように構成されてもよい。
このように構成されることによって、設定情報の改ざんを防止することができる。
上記の各実施形態において、無線ネットワークN1には無線デバイス11とゲートウェイ12との間に無線ルータ及びバックボーンルータ等の中継装置が備えられてもよい。無線ルータ及びバックボーンルータは、無線デバイス11とゲートウェイ12との間で送受信されるデータを中継する。無線ルータ及びバックボーンルータは、無線通信規格ISA100.11aに準拠した無線通信を行う。
また、上述した実施形態では、無線ネットワークN1を介した無線通信に用いる通信プロトコルは、無線通信規格ISA100.11aに準拠した通信プロトコルであった。しかしながら、例えば、無線ネットワークN1を介した無線通信に用いる通信プロトコルは、WirelessHART(登録商標)或いはZigBee(登録商標)に準拠した通信プロトコルであっても良い。
上記の各実施形態において、可搬性媒体14には、物理量の測定、測定周期及びセンサタイプ等の測定対象の物理量を測定するために必要となる測定用の設定情報がさらに記録されても良い。さらに、可搬性媒体14には、データの送受信を行う周期である更新周期が記録されても良い。このように構成される場合、情報端末装置15の制御部154は、設定情報(第1設定情報又は第2設定情報)の他に測定用の設定情報を可搬性媒体14から取得し、取得した測定用の設定情報を、無線デバイス11に対して設定する。
このように構成されることによって、測定対象の物理量に応じた測定用の設定情報の設定を行って物理量の測定を行うことができる。また、測定対象の物理量が同じである複数の無線デバイス11で同じ設定を容易に行うことができる。
また、上記実施形態においては、管理装置13が、プラントに形成された無線ネットワークN1を管理する例について説明した。しかしながら、管理装置13が管理する無線ネットワークは、プラントに形成されるものに限られない。例えば、鉱山、山岳地域、海洋上、及び建設現場等の都心部から離れていて携帯電話の基地局数が少ない場所に形成される無線ネットワーク(例えば、無線通信規格LoRa(登録商標)WANに準拠した無線通信を含むLPWAN)であっても良い。なお、プラントにおいても、無線ネットワークN1に、無線通信規格LoRaWANに準拠した無線通信を含むLPWANを用いることができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
11…無線デバイス, 12…ゲートウェイ, 13…管理装置, 14…可搬性媒体, 15…情報端末装置, 16…外部ネットワーク, 17…保管庫, 131…操作表示部, 132…NFCリーダライタ, 133…記憶部, 134…制御部, 141…アンテナコイル, 142…ICチップ, 143…電源部, 144…送受信処理部, 145…制御部, 146…記憶部, 151…操作表示部, 152…NFCリーダライタ, 153…記憶部, 154…制御部, 111…センサ部, 112…無線通信部, 113…NFCタグ, 113a…メモリ, 114…記憶部, 115…制御部

Claims (13)

  1. 無線ネットワークを管理する管理装置によって生成され、前記無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報が記録された可搬性媒体と、
    前記設定情報を前記可搬性媒体から取得し、取得した前記設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する設定装置と、
    を備える設定システム。
  2. 前記可搬性媒体には、前記管理装置毎に生成され、前記管理装置が管理する前記無線ネットワークに参入させる前記無線デバイスに共通に設定する第1設定情報が記録されており、
    前記設定装置は、前記無線デバイスを参入させる無線ネットワークを管理する前記管理装置の識別情報で特定される前記第1設定情報を、当該無線デバイスに設定する、請求項1に記載の設定システム。
  3. 前記可搬性媒体には、前記無線デバイス毎に生成され、前記管理装置が管理する前記無線ネットワークに参入させる前記無線デバイス毎に個別に設定する第2設定情報が記録されており、
    前記設定装置は、無線ネットワークに参入させる無線デバイスの識別情報で特定される前記第2設定情報を、当該無線デバイスに設定する、請求項1又は2に記載の設定システム。
  4. 前記可搬性媒体には、前記管理装置が管理する前記無線ネットワークに参入させる前記無線デバイスに共通に設定する第1設定情報と、前記管理装置が管理する前記無線ネットワークに参入させる前記無線デバイス毎に個別に設定する第2設定情報と、の少なくとも一方の設定情報が記録されており、
    前記設定装置は、近距離通信により前記無線デバイスの識別情報を前記無線デバイスから取得し、取得した前記無線デバイスの識別情報に基づいて前記第1設定情報又は前記第2設定情報を前記無線デバイスに設定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の設定システム。
  5. 前記可搬性媒体には、前記第1設定情報及び前記第2設定情報の何れを設定するのかを規定する設定指示情報がさらに記録されており、
    前記設定装置は、前記設定指示情報に従って、前記第1設定情報又は前記第2設定情報を、取得した前記識別情報で識別される無線デバイスに設定する、請求項4に記載の設定システム。
  6. 前記可搬性媒体には、前記設定情報を削除する時間を示す時間情報がさらに記録されており、
    前記設定装置は、前記設定情報の他に前記時間情報を前記可搬性媒体から取得し、前記設定情報を取得してから前記時間情報が示す時間が経過した後に前記設定情報を削除する、請求項1から5のいずれか一項に記載の設定システム。
  7. 前記設定装置は、入力される指示に応じて、取得した前記設定情報を削除する時間を設定し、設定した時間経過後に前記設定情報を削除する、請求項1から5のいずれか一項に記載の設定システム。
  8. 前記可搬性媒体には、物理量を測定するために必要となる測定用設定情報がさらに記録されており、
    前記設定装置は、前記設定情報の他に前記測定用設定情報を前記可搬性媒体から取得し、取得した前記測定用設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する、請求項1から7のいずれか一項に記載の設定システム。
  9. 管理装置によって管理される無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報を生成し、生成した前記設定情報を、前記無線デバイスに設定する設定装置と、
    前記設定装置で生成されて、前記管理装置に設定されるべき前記設定情報が前記設定装置によって記録された可搬性媒体と、
    を備える設定システム。
  10. 無線ネットワークを管理する管理装置によって生成され、前記無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報が記録された可搬性媒体から前記設定情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する近距離通信部、
    を備える設定装置。
  11. 無線ネットワークを管理する管理装置によって生成され、前記無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報を可搬性媒体に記録する記録ステップと、
    前記可搬性媒体から前記設定情報を取得する取得ステップと、
    取得した前記設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する設定ステップと、
    を含む設定方法。
  12. コンピュータを、
    無線ネットワークを管理する管理装置によって生成され、前記無線ネットワークに無線デバイスを参入させるために必要となる設定情報が記録された可搬性媒体から前記設定情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段において、取得された前記設定情報を、前記無線デバイスに対して設定する近距離通信手段として機能させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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