JP2019096953A - ユーザ装置 - Google Patents

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靖夫 菅原
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雄大 河崎
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真史 新本
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Abstract

【課題】本発明によれば、5GSとEPSとの間のハンドオーバーを円滑に行う通信手段を提供する。【解決手段】また、本発明によれば、5GSで確立したPDUセッションを、EPSに移動(ハンドオーバー)した後、再度5GSに移動(ハンドオーバー)させる場合に、もとのPDUセッションの状態に戻す通信手段を提供する。また、本発明によれば、EPSで確立したPDNコネクションを、5GSに移動(ハンドオーバー)した後、再度EPSに移動(ハンドオーバー)させる場合に、もとのPDNコネクションの状態に戻す通信手段を提供する。また、本発明によれば、アイドルモードにあるUEの5GSとEPSとの間の移動性を円滑に行う事を行う通信手段を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザ装置に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、第4世代(4G)の通信システムであるEPS(Evolved Packet System)のシステムアーキテクチャの仕様を策定している。EPSを構成するコアネットワークは、EPC(Evolved Packet Core)と呼ばれている。
また3GPPでは、次世代、すなわち第5世代(5G)の移動通信システムである5GS(5G System)のシステムアーキテクチャについての検討が開始されており、多くのトピックの中の1つとして、5GSとEPSとの間のインターワークについて議論が行われている(非特許文献1及び非特許文献2参照)。
3GPP TS 23.501 v1.5.0 (2017-11); Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 15) 3GPP TS 23.502 v1.3.0 (2017-11); Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 15)
5GSとEPSとの間のインターワークに関する議論では、5GSで確立されたPDU(Packet Data Unit又はProtocol Data Unit)セッションを、EPSにどのようにハンドオーバーさせるか、また、EPSで確立されたPDN(Packet Data Network)コネクションを、5GSにどのようにハンドオーバーさせるかが検討されている。
尚、EPSで確立されるPDNコネクションのタイプを示すPDNタイプとしては、IPv4、IPv6、IPv4v6、non-IPがサポートされているのに対し、5GSで確立されるPDUセッションのタイプを示すPDUセッションタイプとしては、IPv4、IPv6、Ethernet、Unstructuredがサポートされている。
しかしながら、例えば、5GSで確立されたPDUセッションであって、PDUセッションタイプがEthernetまたはUnstructuredであるPDUセッションを、EPSにハンドオーバーさせる際に、EPSには対応するPDNタイプがないため、そのままではハンドオーバーすることができないという課題がある。
また、EPSで確立されたPDNコネクションであって、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションを、5GSにハンドオーバーさせる際に、5GSには対応するPDUセッションタイプがないため、このままではハンドオーバーすることができないという課題がある。
また、5GSからEPSにハンドオーバーする場合に、どのような単位でPDUセッションを切り替えるのか、EPSから5GSにハンドオーバーする場合に、どのような単位でPDNコネクションを切り替えるのかが規定されておらず、明確になっていないという課題がある。
また、アイドル状態のUEが、5GSからEPSに移動したときにEPSでの接続に失敗した場合の挙動や、EPSから5GSに移動したときに5GS側での接続に失敗した場合の挙動について規定されておらず、明確になっていないという課題がある。
本発明は、以上のような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、5GSとEPSとの間のハンドオーバーを円滑に行う手段を提供する事にある。
本発明の一実施形態のユーザ装置は、送受信部と制御部と記憶部とを備え、前記制御部は、Evolved Packet Core (EPC)において、アタッチ手続き、及び/又はPDN(Packet Data Network)接続手続きを実行することで、前記EPCと5G Core network (5GC)とに登録されている状態へ遷移し、前記送受信部は、登録拒絶メッセージを前記5G Core network(5GC)から受信し、前記登録拒絶メッセージは、前記登録要求メッセージが拒絶された理由を示す情報A、情報B、情報Cのいずれかの情報を含み、前記情報Aは状態Aへ遷移するために用いられる情報であり、前記情報Bは状態Bへ遷移するために用いられる情報であり、前記情報Cは状態Cへ遷移するために用いられる情報であり、前記情報A又は前記情報Bを受信した場合、前記5GCに制御メッセージAを送信し、前記情報Cを受信した場合、Evolved Packet Core(EPC)に制御メッセージBを送信し、前記状態Aは、5GMM-REGISTERED.NORMAL-SERVICE、且つEMM-REGISTERED.NO-CELL-AVAILABLEの状態であり、前記状態Bは、5GMM-REGISTERED.NORMAL-SERVICE、且つEMM-DEEGISTEREDの状態であり、前記状態Cは、EMM-REGISTERED.NORMAL-SERVICE、且つ5GMM-DEEGISTEREDの状態であり、前記制御メッセージAは、初期要求を示す情報を含むPDU(Packet Data Unit又はProtocol Data Unit)セッション確立要求メッセージ、及び/又は初期登録を示す情報を含む登録要求メッセージであり、前記制御メッセージBは、アタッチ要求メッセージであることを特徴とする。
本発明によれば、5GSとEPSとの間のハンドオーバーを円滑に行う事ができる。また、本発明によれば、5GSで確立したPDUセッションを、EPSに移動(ハンドオーバー)した後、再度5GSに移動(ハンドオーバー)させる場合に、もとのPDUセッションの状態に戻すことができる。また、本発明によれば、EPSで確立したPDNコネクションを、5GSに移動(ハンドオーバー)した後、再度EPSに移動(ハンドオーバー)させる場合に、もとのPDNコネクションの状態に戻すことができる。また、本発明によれば、アイドルモードにあるUEの5GSとEPSとの間の移動性を円滑に行う事ができる。
移動通信システム(EPS/5GS)の概略を説明する図である。 移動通信システム(EPS/5GS)の詳細構成を説明する図である。 UEの装置構成を説明する図である。 EPSにおけるアクセスネットワーク装置(eNB)の構成を説明する図である。 5GSにおけるアクセスネットワーク装置(gNB)の構成を説明する図である。 EPSにおけるコアネットワーク装置(MME/SGW/PGW)の構成を説明する図である。 5GSにおけるコアネットワーク装置(AMF/SMF/UPF)の構成を説明する図である。 5GSにおける登録手続きを説明する図である。 5GSにおけるPDUセッション確立手続きを説明する図である。 N26インターフェースを用いた、単一登録モード(single-registration mode)のための、5GSからEPSへのハンドオーバーのシーケンス図である。 EPSにおけるアタッチ手続きを説明する図である。 EPSにおけるPDN接続手続きを説明する図である。 EPSにおけるトラッキングエリア更新手続きを説明する図である。 N26インターフェースを用いた、単一登録モードのための、EPSから5GSへのハンドオーバーのシーケンス図である。
図面を参照しながら、本発明を実施する為の最良の形態について、説明する。
[1. システムの概要]
まず、図1は、各実施形態で使用される移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、図2は、その移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。
図1には、移動通信システム1は、UE_A10、アクセスネットワーク_A80、コアネットワーク_A90、PDN(Packet Data Network)_A5、アクセスネットワーク_B120、コアネットワーク_B190、DN(Data Network)_A6により構成されることが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
また、図2には、UE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、UDM150等の装置・機能、及びこれらの装置・機能を互いに接続するインターフェースが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、E-UTRAN、MME、SGW、PGW-U、PGW-C、PCRF、HSS、5G AN、AMF、UPF、SMF、PCF、UDM等のように、記号を省略して記載する場合がある。
尚、4GシステムであるEPSは、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを含んで構成されるが、さらにUE及び/又はPDNが含まれても良い。また、5Gシステムである5GSは、UE、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。
UEは、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、EPSにも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。
また、アクセスネットワーク_Aは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。E-UTRANには、1以上のeNB(evolved Node B)45が配置される。尚、以下では、eNB45は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。また、複数のeNBがある場合は、各eNBは、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されている。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
また、アクセスネットワーク_Bは、5Gアクセスネットワーク(5G AN)に対応する。5G ANは、NG-RAN(NG Radio Access Network)及び/又はnon-3GPP アクセスネットワークで構成される。NG-RANには、1以上のgNB(NR NodeB)122が配置される。尚、以下では、gNB122は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。gNBは、NR(New Radio)ユーザプレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCに対してNGインターフェース(N2インターフェース又はN3インターフェースを含む)を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置(eNB)とは異なる機能を有する。また、複数のgNBがある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続している。
また、以下では、E-UTRANやNG-RANは、3GPPアクセスと称することがある。また、無線LANアクセスネットワークやnon-3GPP ANは、non-3GPPアクセスと称することがある。また、アクセスネットワーク_Bに配置されるノードを、まとめてNG-RANノードとも称することがある。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はアクセスネットワーク_Bに含まれる装置は、アクセスネットワーク、又はアクセスネットワーク装置と称する場合がある。
また、コアネットワーク_Aは、EPC(Evolved Packet Core)に対応する。EPCには、例えば、MME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet Data Network Gataway)-U、PGW-C、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、HSS(Home Subscriber Server)等が配置される。
また、コアネットワーク_Bは、5GC(5G Core Network)に対応する。5GCには、例えば、AMF(Access and Mobility Management Function)、UPF(User Plane Function)、SMF(Session Management Function)、PCF(Policy Control Function)、UDM(Unified Data Management)等が配置される。
また、以下では、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、コアネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はコアネットワーク_Bに含まれる装置は、コアネットワーク、又はコアネットワーク装置と称する場合がある。
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)は、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)と、PDN及び/又はDNとを接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator; MNO)が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システム1を運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
また、図1では、PDNとDNが同一である場合が記載されているが、異なっていても良い。PDNは、UEに通信サービスを提供するDN(Data Network)であってよい。尚、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDNは、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDNと接続する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDNとの間でユーザデータを送受信する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。尚、PDNのことをDNと表現してもよいし、DNのことをPDNと表現してもよい。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味する。
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。また、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、PDN又はDNに接続する事ができる。すなわち、UEは、PDN又はDNとの間で、ユーザデータを送受信(通信)する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP(Internet Protocol)通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するユーザデータを送受信してもよい。
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な(仮想的な)ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。また、各装置の持つ機能の少なくとも一部(全部を含む)が、物理的なハードウェア、論理的なハードウェア、ソフトウェアとして構成されても良い。
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部(記憶部_A340、記憶部_A440、記憶部_B540、記憶部_A640、記憶部_B740)は、例えば、半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能(例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN)との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。また、各記憶部は、5GSとEPSとの間のインターワークをした場合には、5GS及び/又はEPS内に含まれる装置・機能との間で送受信した制御メッセージやユーザデータを記憶することができる。このとき、N26インターフェースを介して送受信されたものだけでなく、N26インターフェースを介さずに送受信されたものも記憶することができる。
[2.1. UEの装置構成]
まず、UEの装置構成例について、図3を用いて説明する。UEは、制御部_A300、アンテナ310、送受信部_A320、記憶部_A340で構成されている。制御部_A300、送受信部_A320、記憶部_A340は、バスを介して接続されている。送受信部_A320は、アンテナ310と接続している。
制御部_A300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A300は、必要に応じて、記憶部_A340に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
送受信部_A320は、アンテナを介して、アクセスネットワーク内の基地局装置(eNB又はgNB)と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_A320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、UEは、送受信部_A320を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、5G AN内の基地局装置(gNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、N1インターフェースを介してAMFとNAS(Non-Access-Stratum)メッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。
記憶部_A340は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.2. eNBの装置構成]
次に、eNBの装置構成例について、図4を用いて説明する。eNB は、制御部_A400、アンテナ410、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440で構成されている。制御部_A400、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440は、バスを介して接続されている。送受信部_A430は、アンテナ410と接続している。
制御部_A400は、eNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A400は、必要に応じて、記憶部_A440に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、eNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A420は、eNBが、MME及び/又はSGWと通信する為の機能部である。すなわち、eNBは、ネットワーク接続部_A420を用いて、MME及び/又はSGWとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_A430は、アンテナ410を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、eNBは、送受信部_A430を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、E-UTRAN内にあるeNBは、ネットワーク接続部_A420を用いることにより、S1-MMEインターフェースを介して、MMEと通信することができ、S1-Uインターフェースを介して、SGWと通信することができる。また、eNBは、送受信部_A430を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、UEと通信することができる。
記憶部_A440は、eNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.3. gNBの装置構成]
次に、gNBの装置構成例について、図5を用いて説明する。gNB は、制御部_B500、アンテナ510、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540で構成されている。制御部_B500、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540は、バスを介して接続されている。送受信部_B530は、アンテナ510と接続している。
制御部_B500は、gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B500は、必要に応じて、記憶部_B540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、gNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B520は、gNBが、AMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、ネットワーク接続部_B520を用いて、AMF及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_B530は、アンテナ510を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、送受信部_B530を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5G AN内にあるgNBは、ネットワーク接続部_B520を用いることにより、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。また、gNBは、送受信部_B530を用いることにより、UEと通信することができる。
記憶部_B540は、gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.4. MMEの装置構成]
次に、MMEの装置構成例について、図6を用いて説明する。MME は、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640で構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、MME全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、MMEにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、MMEが、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)、及び/又はHSS、及び/又はSGW、及び/又はAMF、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、MMEは、ネットワーク接続部_A620を用いて、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)、及び/又はHSS、及び/又はSGW、及び/又はAMF、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、EPC内にあるMMEは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、S1-MMEインターフェースを介して、eNBと通信することができ、S6aインターフェースを介して、HSSと通信することができ、S11インターフェースを介して、SGWと通信することができ、T6aインターフェースを介して、SCEFと通信することができる。また、MMEは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、AMFと通信することができる。
記憶部_A640は、MMEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
MMEは、アクセスネットワーク_Aを経由して、UEのモビリティ管理を含む位置情報管理と、UEの接続状態管理と、アクセス制御を行う制御装置又は機能である。MMEは、UEが確立するセッションを管理するセッション管理装置としての機能を含んでもよい。
また、UEのモビリティ管理を含む位置情報管理では、EMM状態(EMM state)が管理される。EMM状態は、UEとMMEとの間で同期がとられていてもよい。EMM状態として、EMM非登録状態(EMM-DEREGISTERED)と、EMM登録状態(EMM-REGISTERED)とがある。EMM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、MMEにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、MMEはUEに到達できない状態である。また、EMM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。
また、UEの接続状態管理では、EMMモード(EMM mode)が管理される。EMMモードは、UEとMMEとの間で同期がとられていてもよい。EMMモードとして、EMM非接続モード(EMM-IDLE mode)と、EMM接続モード(EMM-CONNECTED mode)とがある。EMM-IDLEモードでは、UEはEMM-REGISTERED状態にあるが、MMEとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、EMM-IDLEモードでは、UEはLTE-Uuインターフェースの接続を持っていない。一方、EMM-CONNECTEDモードでは、MMEとの間で確立されるNASシグナリング接続を持っている。また、EMM-CONNECTEDモードでは、UEはLTE-Uuインターフェースの接続を持っていてもよい。
また、コアネットワーク_A内に複数のMMEが含まれる場合、MME同士が接続されてもよい。これにより、MME間で、UEコンテキストの送受信を行うことができる。このように、MMEは、UEとモビリティ管理やセッション管理に関連する制御情報を送受信する管理装置であり、言い換えるとコントロールプレーン(Control Plane;C-Plane;CP)の制御装置であればよい。
また、MMEは、コアネットワーク_Aとアクセスネットワークとの間のゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置でもよい。尚、MMEがゲートウェイとなって送受信されるユーザデータは、スモールデータでもよい。
[2.5. SGWの装置構成]
次に、SGWの装置構成例について、図6を用いて説明する。SGW は、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640で構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、SGW全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SGWにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、SGWが、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)、及び/又はMME、及び/又はPGWと接続する為の機能部である。すなわち、SGWは、ネットワーク接続部_A620を用いて、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)、及び/又はMME、及び/又はPGWとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、EPC内にあるSGWは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、S1-Uインターフェースを介して、eNBと通信することができ、S11インターフェースを介して、MMEと通信することができ、S5インターフェースを介して、PGWと通信することができる。尚、図2では、PGWをPGW-CとPGW-Uに分けた場合について記載されている。MMEは、PGW-Uと通信する場合は、S5-Uインターフェースを介して、PGW-Uと通信し、PGW-Cと通信する場合は、S5-Cインターフェースを介して、PGW-Cと通信することができる。
記憶部_A640は、SGWの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
SGWは、コアネットワーク_Aと3GPPのアクセスネットワーク(E-UTRAN)とのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。
[2.6. PGW(PGW-U及びPGW-U)の装置構成]
次に、PGW(PGW-U30及びPGW-C32)の装置構成例について、図6を用いて説明する。PGW(PGW-U及びPGW-C)は、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640で構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、PGW全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、PGWにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、PGWが、SGW、及び/又はHSS、及び/又はPCRF、及び/又はPDNと接続する為の機能部である。すなわち、PGWは、ネットワーク接続部_A620を用いて、SGW、及び/又はHSS、及び/又はPCRF、及び/又はPDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、EPC内にあるPGWは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、S5インターフェースを介して、SGWと通信することができる。また、PGWは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、HSS、PCRF、PDNとも通信することができる。
尚、図2では、PGWをPGW-CとPGW-Uに分けた場合について記載されている。PGW-Cは、S5-Cインターフェースを介して、SGWと通信することができる。また、PGW-Cは、HSS、PCRFとも通信することができる。また、PGW-Uは、S5-Cインターフェースを介して、SGWと通信することができる。PGW-CとPGW-Uは互いに通信することができる。
記憶部_A640は、PGWの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、PGW-UとPGW-Cは、PGWが有する機能のうちの一部を分離したものであってよい。例えば、PGW-Uは、PGWが有する機能のうちユーザプレーン(U-Plane)を扱うノードであってよい。PGW-Cは、PGWが有する機能のうち制御プレーン(C-Plane)を扱うノードであってよい。また、PGW-Cは、PGWが有する機能のうちセッション制御に関する機能を有するノードであってよい。また、PGW-UとPGW-Cは、機能的に分離しただけであって、1つの装置として構成されてもよい。
PGWは、PDNとコアネットワーク_Aとのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。尚、PGWは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、PGWは、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。尚、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_Aに複数配置されてよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Aと単一のPDNを接続するゲートウェイでもよい。
尚、U-Plane(User Plane; UP)とは、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)とは、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
また、PGWは、UPF及び/又はSMFと一緒に構成されてもよい。SMFと一緒に構成されるPGWは、PGW-Cと呼んでよく、UPFと一緒に構成されるPGWは、PGW-Uと呼んでもよい。また、PGWと表現した場合には、PGW-C及び/又はPGW-Uを指しても良い。
[2.7. AMFの装置構成]
次に、AMFの装置構成例について、図7を用いて説明する。AMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。
制御部_B700は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、AMFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるAMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N2インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N8インターフェースを介して、UDMと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N15インターフェースを介して、PCFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。また、AMFは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、MMEと通信することができる。
記憶部_B740は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理(Registration management; RM)機能、接続管理(Connection management; CM)機能、到達可能性管理(Reachability management)機能、UE等の移動性管理(Mobility management)機能、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージを転送する機能、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)機能、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)機能、N3IWF(Non-3GPP Interworking Function)に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有する。
また、登録管理では、UEごとのRM状態が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態(5GMM state)と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED状態は、5GMM-DEREGISTERED状態と表現されてもよいし、RM-REGISTERED状態は、5GMM-REGISTERED状態と表現されてもよい。
また、接続管理では、UEごとのCM状態が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over 3GPP access)と、3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over 3GPP access)とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over non-3GPP access)と、non-3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over non-3GPP access)とがあってよい。
尚、CM状態は、5GMMモード(5GMM mode)と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode)と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode)と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over 3GPP access)と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access)と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over non-3GPP access)と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access)と表現されてもよい。
また、AMFは、コアネットワーク_B内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
尚、N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセスを介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCとの間に配置される装置及び/又は機能である。
[2.8. SMFの装置構成]
次に、SMFの装置構成例について、図7を用いて説明する。SMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。
制御部_B700は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、SMFが、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるSMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェースを介して、UPFと通信することができ、N7インターフェースを介して、PCFと通信することができ、N10インターフェースを介して、UDMと通信することができる。
記憶部_B740は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理(Session Management)機能、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地(送信先)へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知する機能(Downlink Data Notification)、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信される、AN特有の(ANごとの)SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)を決定する機能、ローミング機能等を有する。
[2.9. UPFの装置構成]
次に、UPFの装置構成例について、図7を用いて説明する。UPFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。
制御部_B700は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、UPFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるUPFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N3インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェースを介して、他のUPFと通信することができる。
記憶部_B740は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能(つまり、DNとコアネットワーク_Bとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホーム(multi-homed)PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)をトリガする機能等を有する。
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Bと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
[2.10. その他の装置及び/又は機能の説明]
次に、その他の装置及び/又は機能について説明を行う。
PCFは、ポリシールールを提供する機能等を有する。
また、UDMは、認証情報処理(Authentication credential processing)機能、ユーザ識別処理機能、アクセス認証機能、登録/移動性管理機能、加入者情報の管理(subscription management)機能等を有する。
また、PCRFは、PGW及び/又はPDNに接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う機能等を有する。例えば、UE_A10とPDN間の通信路のQoSの管理を行う。さらに、PCRFは、各装置がユーザデータを送受信する際に用いるPCC(Policy and Charging Control)ルール、及び/又はルーティングルールを作成、及び/又は管理する装置でもよい。
また、HSSは、MME及び/又はSCEFに接続されており、加入者情報の管理を行う機能等を有する。HSSの加入者情報は、例えばMMEのアクセス制御の際に参照される。さらに、HSSは、MMEとは異なる位置管理装置と接続されていてもよい。
また、SCEFは、DN及び/又はPDNとMMEとHSSとに接続されており、DN及び/又はPDNとコアネットワーク_Aとを繋ぐゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置としての機能等を有する。尚、SCEFは、non-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、SCEFは、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。また、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_Aに複数配置されてよい。SCEFはコアネットワークの外側に構成されてもよいし、内側に構成されてもよい。
[3. 各実施形態で使用する用語・識別情報の説明]
次に、各実施形態のうちの少なくとも1つで使用される、専門性の高い用語や、手続きで使用される識別情報について、予め説明する。
まず、第11の状態は、EPCにおける登録状態(EMM-REGISTERED)である。第11の状態は、各装置が、EMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、デフォルトEPSベアラコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が第11の状態である場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が第11の状態である場合、UE_A10は、トラッキングエリア更新手続きを実行してもよい。
また、第12の状態は、EPCにおける登録状態、且つノーマルサービスが提供されている状態(EMM-REGISTERED.NORMAL-SERVICE)である。第12の状態は、第11の状態を構成する状態の1つであってもよいし、第11の状態の副状態(substate)であってもよい。さらに、第12の状態は、各装置が、第11の状態に遷移する際に、最初に選択される副状態であってもよい。尚、ノーマルサービスは、EPSサービスであってもよい。
また、第13の状態は、EPCにおける登録状態、且つ利用可能なセルが無い状態(EMM-REGISTERED.NO-CELL-AVAILABLE)である。第13の状態は、第11の状態を構成する状態の1つであってもよいし、第11の状態の副状態(substate)であってもよい。さらに、第13の状態は、UE_A10が、E-UTRANのカバレッジがない(E-UTRANと通信できない)場合に遷移する状態であってもよい。さらに、第13の状態は、UE_A10が、セル、及び又はPLMNを選択しなおした時以外に、EMMメッセージを送信することができない状態であってもよい。
また、第14の状態は、EPCにおける非登録状態(EMM-DEREGISTERED)である。第14の状態は、各装置が、EMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が第14の状態である場合、UE_A10は、アタッチ手続きを開始してもよいし、アタッチ手続きを実行することでEMMコンテキストを確立してもよい。
また、第15の状態は、EPCにおけるトラッキングエリア更新が開始された状態(EMM-TRACKING-AREA-UPDATING-INITIATED)である。第15の状態は、トラッキングエリア更新手続きが開始された後に、各装置が遷移する状態であってもよい。さらに、第15の状態は、トラッキングエリア更新要求メッセージに対する、ネットワークからの応答メッセージを、UE_A10が待っている状態であってもよい。
また、第21の状態は、5GCにおける登録状態(5GMM-REGISTERED)である。第21の状態は、各装置が、5GMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、PDUセッションコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が第21の状態である場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が第21の状態である場合、UE_A10は、初期登録のための登録手続き以外の登録手続き、及び/又はサービス要求手続きを実行してもよい。
また、第22の状態は、5GCにおける登録状態、且つノーマルサービスが提供されている状態(5GMM-REGISTERED.NORMAL-SERVICE)である。第22の状態は、第21の状態を構成する状態の1つであってもよいし、第21の状態の副状態(substate)であってもよい。さらに、第22の状態は、各装置が、第21の状態に遷移する際に、最初に選択される副状態であってもよい。さらに、第22の状態は、UE_A10が選択したセルが許可エリア(allowed area)である場合に、各装置が遷移する状態であってもよい。尚、ノーマルサービスは、5GSサービスであってもよい。また、UEは、あるRATにおける許可エリアにおいて、加入者情報によって許可されるネットワークとの通信を開始することが許可される。
また、第23の状態は、5GCにおける登録状態、且つ利用可能なセルが無い状態(5GMM-REGISTERED.NO-CELL-AVAILABLE)である。第23の状態は、第21の状態を構成する状態の1つであってもよいし、第21の状態の副状態(substate)であってもよい。さらに、第23の状態は、UE_A10が、NG-RANのカバレッジがない場合に遷移する状態であってもよい。さらに、第23の状態は、UE_A10が、セル、及び又はPLMNを選択しなおした時以外に、5GMMメッセージを送信することができない状態であってもよい。
また、第24の状態は、5GCにおける非登録状態(5GMM-DEREGISTERED)である。第24の状態は、各装置が、5GMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が第24の状態である場合、UE_A10は、登録手続きを開始してもよいし、登録手続きを実行することで5GMMコンテキストを確立してもよい。
また、第25の状態は、5GCにおける登録手続きが開始された状態(5GMM-REGISTERED-INITIATED)である。第25の状態は、登録手続き、又はサービス要求手続きが開始された後に、各装置が遷移する状態であってもよい。さらに、第25の状態は、登録要求メッセージ、又はサービス要求メッセージに対する、ネットワークからの応答メッセージを、UE_A10が待っている状態であってもよい。サービス要求手続きは、CM-IDLE状態のUEが、AMFに対する安全な接続の確立を要求する為に使用される。サービス要求手続きは、確立されたPDUセッションに対するUser Plane接続をアクティブ化するために使用される。
また、第31の状態は、第12の状態、及び第23の状態を組合せた状態である。各装置の状態が第31の状態であるということは、各装置が、第12の状態、且つ第23の状態であることを意味してもよい。さらに、第31の状態は、第11の状態、及び第21の状態を組合せた状態であってもよいし、第11の状態、及び第23の状態を組合せた状態であってよいし、第12の状態、及び第21の状態を組合せた状態であってよい。さらに、第31の状態は、UE_A10がシングルレジストレーションモードの場合において、S1モードが選択された状態であってもよい。尚、第31の状態は、これらの状態に限らなくてもよい。
また、第32の状態は、第12の状態、及び第24の状態を組合せた状態である。各装置の状態が第32の状態であるということは、各装置が、第12の状態、且つ第24の状態であることを意味してもよい。さらに、第32の状態は、第11の状態、及び第24の状態を組合せた状態であってもよい。尚、第32の状態は、これらの状態に限らなくてもよい。
また、第33の状態は、第14の状態、及び第22の状態を組合せた状態である。各装置の状態が第33の状態であるということは、各装置が、第14の状態、且つ第22の状態であることを意味してもよい。さらに、第33の状態は、第14の状態、及び第21の状態を組合せた状態であってもよい。尚、第33の状態は、これらの状態に限らなくてもよい。
また、第34の状態は、第15の状態、及び第23の状態を組合せた状態である。各装置の状態が第34の状態であるということは、各装置が、第15の状態、且つ第23の状態であることを意味してもよい。さらに、第34の状態は、第15の状態、及び第21の状態を組合せた状態であってもよい。尚、第34の状態は、これらの状態に限らなくてもよい。
また、第41の状態は、第22の状態、及び第13の状態を組合せた状態である。各装置の状態が第41の状態であるということは、各装置が、第22の状態、且つ第13の状態であることを意味してもよい。さらに、第41の状態は、第21の状態、及び第11の状態を組合せた状態であってもよいし、第21の状態、及び第13の状態を組合せた状態であってよいし、第22の状態、及び第11の状態を組合せた状態であってよい。さらに、第41の状態は、UE_A10がシングルレジストレーションモードの場合において、N1モードが選択された状態であってもよい。尚、第41の状態は、これらの状態に限らなくてもよい。
また、第42の状態は、第22の状態、及び第14の状態を組合せた状態である。各装置の状態が第42の状態であるということは、各装置が、第22の状態、且つ第14の状態であることを意味してもよい。さらに、第42の状態は、第21の状態、及び第14の状態を組合せた状態であってもよい。尚、第42の状態は、これらの状態に限らなくてもよい。
また、第43の状態は、第24の状態、及び第12の状態を組合せた状態である。各装置の状態が第43の状態であるということは、各装置が、第24の状態、且つ第12の状態であることを意味してもよい。さらに、第43の状態は、第24の状態、及び第11の状態を組合せた状態であってもよい。尚、第43の状態は、これらの状態に限らなくてもよい。
また、第44の状態は、第25の状態、及び第13の状態を組合せた状態である。各装置の状態が第44の状態であるということは、各装置が、第25の状態、且つ第13の状態であることを意味してもよい。さらに、第44の状態は、第25の状態、及び第11の状態を組合せた状態であってもよい。尚、第44の状態は、これらの状態に限らなくてもよい。
また、SSC(Session and Service Continuity) modeは、5Gシステム(5GS)において、システム、及び/又は各装置がサポートするセッションサービス継続(Session and Service Continuity)のモードを示すものである。より詳細には、UE_A10とUPFとの間で確立されたPDUセッションがサポートするセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。なお、SSC modeはPDUセッション毎に設定されるセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。さらに、SSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3の3つのモードから構成されていてもよい。尚、PDUセッションに対応づけられたSSC modeは、PDUセッションが存続している間は、変更されなくてもよい。
また、SSC mode 1は、ネットワークが、UE_A10に提供する接続性サービスを維持するモードである。尚、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4又はIPv6である場合、セッションサービス継続の際に、IPアドレスは維持されてもよい。
さらに、SSC mode 1は、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるアクセステクノロジーに関わらず、同じUPFが維持され続けるセッションサービス継続のモードであってもよい。より詳細には、SSC mode 1は、UE_A10のモビリティが発生しても、確立しているPDUセッションのPDUセッションアンカーとして用いられるUPFを変更せずに、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。
また、SSC mode 2は、ネットワークが、UE_A10に提供された接続性サービスと、対応するPDUセッションとを解放するモードである。尚、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4又はIPv6である場合、セッションサービス継続の際に、UE_A10に割り当てられたIPアドレスは解放されてもよい。
さらに、SSC mode 2は、UPFのサービングエリア内でのみ、同じUPFが維持され続けるセッションサービス継続のモードであってもよい。より詳細には、SSC mode 2は、UE_A10がUPFのサービングエリア内にいる限り、確立しているPDUセッションが用いるUPFを変更せずに、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。さらに、SSC mode 2は、UPFのサービングエリアから出るような、UE_A10のモビリティが発生した場合に、確立しているPDUセッションが用いるUPFを変更して、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。
ここで、UPFのサービングエリアとは、1つのUPFがセッションサービス継続機能を提供することができるエリアであってもよいし、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるRATやセル等のアクセスネットワークのサブセットであってもよい。さらに、アクセスネットワークのサブセットとは、1又は複数のRAT、及び/又はセルから構成されるネットワークであってもよい。
また、SSC mode 3は、接続性が消失しないことを、ネットワークが担保しつつ、ユーザプレーンの変更がUE_A10に明らかになるモードである。尚、SSC mode 3の場合、よりよい接続性サービスを実現するために、前のコネクションが切断される前に、新しいPDUセッションアンカーポイントを通るコネクションは確立されてもよい。さらに、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4又はIPv6である場合、PDUセッションアンカーの移転のセッションサービス継続の際に、IPアドレスは維持されなくてもよい。
さらに、SSC mode 3は、UE_A10とUPFとの間で確立されたPDUセッション、及び/又は通信路を切断する前に、同じDNに対して、新たなUPFを介した新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立することを許可するセッションサービス継続のモードであってもよい。さらに、SSC mode 3は、UE_A10がマルチホーミングになることを許可するセッションサービス継続のモードであってもよい。さらに、SSC mode 3は、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションに対応づけられたUPFを用いたセッションサービス継続が許可されたモードであってもよい。言い換えると、SSC mode 3の場合、各装置は、複数のPDUセッションを用いてセッションサービス継続を実現してもよいし、複数のUPFを用いてセッションサービス継続を実現してもよい。
ここで、各装置が、新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立する場合、新たなUPFの選択は、ネットワークによって実施されてもよいし、新たなUPFは、UE_A10がネットワークに接続した場所に最適なUPFであってもよい。さらに、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションが用いるUPFが有効である場合、UE_A10は、アプリケーション、及び/又はフローの通信の新たに確立されたPDUセッションへの対応づけを、即座に実施してもよいし、通信の完了に基づいて実施してもよい。
また、デフォルトSSC modeは、特定のSSC modeが定まらない場合に、UE_A10及び/又はネットワークが用いるSSC modeである。具体的には、デフォルトSSC modeは、アプリケーションからのSSC modeの要求がない場合、及び/又はアプリケーションに対してSSC modeを決めるためのUE_A10のポリシーがない場合に、UE_A10が用いるSSC modeであってもよい。また、デフォルトSSC modeは、UE_A10からのSSC modeの要求がない場合に、ネットワークが用いるSSC modeであってもよい。
なお、デフォルトSSC modeは、加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はUE_A10のポリシーに基づいて、PDN_A5毎に設定されていてもよいし、UE_A10、及び/又は加入者毎に設定されていてもよい。さらに、デフォルトSSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2又はSSC mode 3を示す情報であってもよい。
また、EPSサービスは、PSドメインによって提供されるサービスでよく、EPCを用いて提供される接続サービスでもよい。
また、non EPSサービスは、CSドメインによって提供されるサービスでよく、EPSサービス以外のサービスでもよい。
また、5GSサービスは、コアネットワーク_B190を用いて提供される接続サービスでよい。さらに、5GSサービスは、EPSサービスと異なるサービスでもよいし、EPSサービスと同様のサービスでもよい。
また、non 5GSサービスは、5GSサービス以外のサービスでよく、EPSサービス、及び/又はnon EPSサービスが含まれてもよい。
また、シングルレジストレーションモードは、UE_A10が、N1モードとS1モードが利用可能な場合に、5GMM状態とEMM状態に対して、共通の登録状態を維持するモードである。
また、デュアルレジストレーションモードは、UE_A10が、N1モードとS1モードが利用可能な場合に、5GMM状態とEMM状態とを独立して登録状態を維持するモードである。尚、UE_A10は、デュアルレジストレーションモードの場合、N1モードのみでネットワークに登録(つまり5GCだけに登録)されていてもよいし、S1モードのみでネットワークに登録(EPCだけに登録)されていてもよいし、N1モードとS1モードの両方でネットワークに登録(5GCとEPCの両方に登録)されていてもよい。
また、S1モードは、UE_A10に対して、E-UTRANを介したEPCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、S1モードは、S1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。尚、S1インターフェースは、S1-MMEインターフェース及びS1-Uインターフェースで構成されて良い。
また、N1モードは、UE_A10に対して、5Gアクセスネットワークを介した5GCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、N1モードは、N1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。
また、UEは、EPSにおいて、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを介したPDNコネクションを確立することにより、PDNコネクションを用いて、PDNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。
また、PDNコネクションとは、PDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。この外部ゲートウェイとは、PGW、SCEF(Service Capability Exposure Function)等であってよい。UEは、PDNコネクションを用いて、PDNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDNコネクションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、APN(Access Point Name)、TFT(Traffic Flow Template)、PDNタイプ、アプリケーション識別情報、及びアクセスネットワーク識別情報のうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDNコネクションを複数確立する場合には、PDNコネクションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
尚、APNは、コアネットワーク及び/又はPDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、APNは、コアネットワークA_90を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。
また、TFTとは、TFTは、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。TFTは送受信するユーザデータの一部を識別する情報であり、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連付けたEPSベアラを用いて送受信する。さらに言い換えると、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連づけたRB(Radio Bearer)を用いて送受信する。また、TFTは、送受信するアプリケーションデータ等のユーザデータを適切な転送路に対応づけるものでもよく、アプリケーションデータを識別する識別情報でもよい。また、UE_A10は、TFTで識別できないユーザデータを、デフォルトベアラを用いて送受信してもよい。また、UE_A10は、デフォルトベアラに関連付けられたTFTを予め記憶しておいてもよい。
また、PDNタイプとは、PDNコネクションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、IPv4v6、non-IPがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv4v6が指定された場合は、IPv4又はIPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。non-IPが指定された場合は、IPを用いた通信ではなく、IP以外の通信方法によって通信する事を示す。
また、EPSベアラは、UEとPGWとの間で確立される論理的な通信路であり、PDNコネクションを構成する通信路である。EPSベアラには、デフォルトベアラ(デフォルトEPSベアラとも称する)と、デディケイテッドベアラ(デディケイテッドEPSベアラとも称する)とがある。
また、デフォルトベアラとは、PDNコネクションの中で最初に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクションの中で1つしか確立することができない。デフォルトベアラは、TFT(Traffic Flow Template)に対応付けられていないユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
また、デディケイテッドベアラとは、PDNコネクションの中でデフォルトベアラが確立された後に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクションの中で1以上の確立することができる。デディケイテッドベアラは、TFTに対応付けられているユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
また、UEは、5GSにおいて、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを介したPDUセッションを確立することにより、PDUセッションを用いて、DNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。
PDUセッションとは、PDU接続性サービスを提供するDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。この外部ゲートウェイとは、UPF、SCEF等であってよい。UEは、PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、TFT、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、アクセスネットワーク識別情報、及びSSC modeのうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
尚、DNNは、コアネットワーク及び/又はDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、DNNは、コアネットワークB190を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。
また、PDUセッションタイプは、PDUセッションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、Ethernet、Unstructuredがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行うことを示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行うことを示す。Ethernetが指定された場合は、Ethernetフレームの送受信を行うことを示す。また、Ethernetは、IPを用いた通信を行わないことを示してもよい。Unstructuredが指定された場合は、Point-to-Point(P2P)トンネリング技術を用いて、DNにあるアプリケーションサーバー等にデータを送受信することを示す。P2Pトンネリング技術としては、例えば、UDP/IPのカプセル化技術を用いても良い。尚、PDUセッションタイプには、上記の他にIPが含まれても良い。IPは、UEがIPv4とIPv6の両方を使用可能である場合に指定する事ができる。
また、UE及び/又はネットワークは、5GSにおいて、ネットワークスライス(NWスライス; NS)をサポートすることができる。
また、ネットワークスライス(NS)とは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理的なネットワークである。
また、ネットワークスライスインスタンス(NSI)とは、ネットワーク機能(NF)のインスタンス(実体)と、必要なリソースのセットで構成され、配置されるネットワークスライスを形成する。ここで、NFとは、ネットワークにおける処理機能であって、3GPPで採用又は定義されたものである。NSIはコアネットワーク_B内に1以上構成される、NSの実体である。また、NSIはNST(Network Slice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成されてもよい。ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する為のリソース要求に関連付けられ、1以上のNFの論理的表現である。つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク_B190内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。NSには、1以上のNFが構成されてよい。NSに構成されるNFは、他のNSと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。UE、及び/又ネットワーク内の装置は、NSSAI、及び/又はS-NSSAI、及び/又はUE usage type、及び/又は1以上のNSI ID等の登録情報、及び/又はAPNに基づいて、1以上のNSに割り当てられることができる。尚、UE usage typeは、NSIを識別するための使用される、UEの登録情報に含まれるパラメータ値である。UE usage typeはHSSに記憶されていてよい。AMFはUE usage typeに基づきSMFとUPFを選択してもよい。
また、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)は、NSを識別するための情報である。S-NSSAIは、SST(Slice/Service type)のみで構成されてもよいし、SSTとSD(Slice Differentiator)の両方で構成されてもよい。ここで、SSTとは、機能とサービスの面で期待されるNSの動作を示す情報である。また、SDは、SSTで示される複数のNSIから1つのNSIを選択する際に、SSTを補間する情報であってもよい。S-NSSAIは、PLMNごとに特有な情報であってもよいし、PLMN間で共通化された標準の情報であってもよい。また、ネットワークは、デフォルトS-NSSAIとして、UEの登録情報に1以上のS-NSSAIを記憶してもよい。尚、S-NSSAIがデフォルトS-NSSAIである場合において、UEが登録要求メッセージにおいて有効なS-NSSAIをネットワークに送信しないときは、ネットワークは、UEに関係するNSを提供してもよい。
また、NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)は、S-NSSAIの集まりである。NSSAIに含まれる、各S-NSSAIはアクセスネットワーク又はコアネットワークがNSIを選択するのをアシストする情報である。UEはPLMNごとにネットワークから許可されたNSSAIを記憶してもよい。また、NSSAIは、AMFを選択するのに用いられる情報であってよい。
また、5GSとEPCとのインターワークするために、5GCとEPC NASの両方をサポートするUEは、シングルレジストレーションモード、又はデュアルレジストレーションモードで動作することができる。
また、第201のタイマーは、SMFにおけるマッピングの有効期間を示すタイマーである。具体的には、5GSからEPSへハンドオーバーした後に、再びEPSから5GSへハンドオーバーする場合、もとのPDUセッションの状態に戻すことができるようにするため、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きの中で、SMFによって行われる、PDUセッションタイプ及び/又はPDNタイプ及び/又はS-NSSAIのマッピングの有効期間を示すタイマーである。また、EPSから5GSへハンドオーバーした後に、再び5GSからEPSへハンドオーバーする場合、もとのPDNコネクションの状態に戻すことができるようにするため、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きの中で、SMFによって行われる、PDUセッションタイプ及び/又はPDNタイプ及び/又はS-NSSAIのマッピングの有効期間を示すタイマーである。
また、第202のタイマーは、UEにおけるマッピングの有効期限を示すタイマーである。具体的には、5GSからEPSへハンドオーバーした後に、再びEPSから5GSへ再びハンドオーバーする場合、もとのPDUセッションの状態に戻すことができるようにするため、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きの中で、UEによって行われる、PDUセッションタイプ及び/又はPDNタイプ及び/又はS-NSSAIのマッピングの有効期間を示すタイマーである。また、EPSから5GSへハンドオーバーした後に、再び5GSからEPSへハンドオーバーする場合、もとのPDNコネクションの状態に戻すことができるようにするため、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きの中で、UEによって行われる、PDUセッションタイプ及び/又はPDNタイプ及び/又はS-NSSAIのマッピングの有効期間を示すタイマーである。
また、ネットワークとは、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は手続きを実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置)がメッセージの送受信及び/又は手続きを実行することを意味する。
また、SM(セッションマネジメント)メッセージ(NAS (Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF_A240を介してUE_A10とSMF_A230の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求メッセージ、PDUセッション確立受諾メッセージ、PDUセッション完了メッセージ、PDUセッション拒絶メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、PDUセッション変更受諾メッセージ、PDUセッション変更応答メッセージ等が含まれてもよい。また、SMのための手続きには、PDUセッション確立手続きが含まれてもよい。
また、EMMコンテキストは、アタッチ手続きが完了した際に、UEとMMEとで確立されるコンテキストである。また、5GMMコンテキストは、登録手続きが完了した際に、UEとAMFとで確立されるコンテキストである。また、EPSベアラコンテキストは、UEとネットワークとで確立される、EPSベアラを管理するためのコンテキストである。さらに、デフォルトEPSベアラのコンテキストをデフォルトEPSベアラコンテキストと表現してもよい。また、PDUセッションコンテキストは、UEとネットワークとで確立される、PDUセッションを管理するためのコンテキストである。
また、第1の識別情報は、登録手続きの種類を示す情報である。第1の識別情報は、本手続きが、初期接続時の登録手続きであることを示す情報であってもよいし、UE_A10の移動時や定期的に実行される登録手続きであることを示す情報であってもよい。さらに、第1の識別情報は、初期登録(initial registration)を示す情報であってもよいし、モビリティ登録更新(mobility registration update)を示す情報であってもよいし、定期登録更新(periodic registration update)を示す情報であってもよい。
また、第11の識別情報は、SSC modeを示す情報である。第11の識別情報は、UE_A10が要求するSSC modeを示す情報であってもよい。より詳細には、第11の識別情報は、UE_A10が要求する、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるSSC modeを示す情報であってもよい。さらに、第11の識別情報は、UE_A10が要求する、本手続きにおいて確立されるPDNコネクションを、PDUセッションにマッピングする際に選択されるSSC modeを示す情報であってもよい。なお、第11の識別情報は、SSC mode 1を示す情報であってもよいし、SSC mode 2を示す情報であってもよいし、SSC mode 3を示す情報であってもよい。
また、第12の識別情報は、リクエストタイプを示す情報である。第12の識別情報は、UE_A10が確立を要求するPDUセッション、及び/又はPDNコネクションの種類を示す情報であってもよい。第12の識別情報は、初期要求(initial request)を示す情報であってもよいし、ハンドオーバー(Handover)を示す情報であってもよい。
また、第13の識別情報は、UE_A10が要求する、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示す情報である。ここで、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示す情報は、S-NSSAIであってもよいし、NSIを識別する情報であってもよいし、DNNであってもよいし、SSC modeであってもよい。
例えば、UE_A10は、第13の識別情報に、特定のS-NSSAIを入れることで、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、特定のS-NSSAIに対応づけられたPDUセッションをPDNコネクションにマッピングすることを要求してもよい。さらに、UE_A10は、第13の識別情報に、NSIを識別する情報を入れることで、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、特定のNSIに対応づけられたPDUセッションをPDNコネクションにマッピングすることを要求してもよい。
さらに、UE_A10は、第13の識別情報に、特定のDNNを入れることで、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、特定のDNNに対応づけられたPDUセッションをPDNコネクションにマッピングすることを要求してもよい。さらに、UE_A10は、第13の識別情報に、特定のSSC modeを入れることで、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、特定のSSC modeに対応づけられたPDUセッションをPDNコネクションにマッピングすることを要求してもよい。尚、UE_A10は、第13の識別情報に、特定のSSC modeを示す情報を含めてもよいし、複数のSSC modeを示す情報を含めてよい。
また、第21の識別情報は、SSC modeを示す情報である。第21の識別情報は、ネットワークによって選択されたSSC modeを示す情報であってもよい。より詳細には、第21の識別情報は、ネットワークが選択した、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるSSC modeを示す情報であってもよい。さらに、第21の識別情報は、ネットワークが選択した、本手続きにおいて確立されるPDNコネクションを、PDUセッションにマッピングする際に選択されるSSC modeを示す情報であってもよい。なお、PDUセッションにマッピングする際に選択されるSSC modeは、SSC mode 1であってもよいし、SSC mode 2であってもよいし、SSC mode 3であってもよい。さらに、PDUセッションにマッピングする際に選択されるSSC modeは、第11の識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの設定を基に選択されるSSC modeであってもよい。さらに、PDUセッションにマッピングする際に選択されるSSC modeは、APN単位、及び又はPDNタイプ単位で定まるSSC modeであってもよいし、デフォルトSSC modeであってもよい。
また、第23の識別情報は、ネットワークが許可した、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示す情報である。ここで、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示す情報は、S-NSSAIであってもよいし、NSIを識別する情報であってもよいし、DNNであってもよいし、SSC modeであってもよい。
例えば、ネットワークは、第23の識別情報に、特定のS-NSSAIを入れることで、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、特定のS-NSSAIに対応づけられたPDUセッションがPDNコネクションにマッピングされることを示してもよい。さらに、ネットワークは、第23の識別情報に、NSIを識別する情報を入れることで、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、特定のNSIに対応づけられたPDUセッションがPDNコネクションにマッピングされることを示してもよい。
さらに、ネットワークは、第23の識別情報に、特定のDNNを入れることで、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、特定のDNNに対応づけられたPDUセッションがPDNコネクションにマッピングされることを示してもよい。さらに、ネットワークは、第23の識別情報に、特定のSSC modeを入れることで、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、特定のSSC modeに対応づけられたPDUセッションがPDNコネクションにマッピングされることを示してもよい。尚、ネットワークは、第23の識別情報に、特定のSSC modeを示す情報を含めてもよいし、複数のSSC modeを示す情報を含めてよい。
尚、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示す情報の選択、決定は、第13の識別情報に基づいて行われてもよいし、ネットワークの設定に基づいて行われてもよい。さらに、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示す情報の選択、決定は、加入者情報に基づいて行われてもよいし、オペレータポリシーに基づいて、行われてもよい。
また、第31の識別情報は、5GCからEPCへのハンドオーバー、及び/又はインターワークであることを示す理由値である。第31の識別情報は、5GCからEPCへのハンドオーバー、及び/又はインターワークを実現するために、UE_A10にアタッチ手続きの開始を指示することを示す情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、暗黙にデタッチされたこと(Implicitly detached)を示す情報であってもよいし、EPSベアラコンテキストを有効化できなかったこと(No EPS bearer context activated)を示す情報であってもよい。
尚、UE_A10は、第31の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、アタッチ要求メッセージを送信してもよいし、第31の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第31の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、ハンドオーバーを示す第12の識別情報を含めたPDN接続要求メッセージを送信してもよいし、前記PDN接続要求メッセージをアタッチ要求メッセージに含めて送信してもよい。
また、第32の識別情報は、5GCからのコンテキストの取得が失敗したことを示す理由値である。第32の識別情報は、5GCからEPCへのハンドオーバー、及び/又はインターワークを行う際に、5GCからUE_A10のコンテキストを取得できなかったことを示す情報であってもよい。さらに、第32の識別情報は、5GCからEPCへのハンドオーバー、及び/又はインターワークを実現するために、UE_A10にアタッチ手続きの開始を指示することを示す情報であってもよい。さらに、第32の識別情報は、EPSベアラコンテキストを有効化できなかったこと(No EPS bearer context activated)を示す情報であってもよいし、サービスネットワークの失敗(Service network failure)を示す情報であってもよい。
尚、UE_A10は、第32の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、アタッチ要求メッセージを送信してもよいし、第31の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第32の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDN接続要求メッセージを送信してもよいし、前記PDN接続要求メッセージをアタッチ要求メッセージに含めて送信してもよい。
また、第33の識別情報は、5GCが使用不可になったことを示す理由値である。第33の識別情報は、5GCからEPCへのハンドオーバー、及び/又はインターワークを行う際に、UE_A10が5GCに接続できなくなったことを示す情報であってもよいし、UE_A10の5GCへの接続が、ネットワークによってサポートされなくなったことを示す情報であってもよい。さらに、第33の識別情報は、5GSサービスが許可されていないこと(5GS services not allowed)を示す情報であってもよいし、N1モードが許可されていないこと(N1 mode not allowed)を示す情報であってもよい。
尚、UE_A10は、第33の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、アタッチ要求メッセージを送信してもよいし、第32の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第33の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDN接続要求メッセージを送信してもよいし、前記PDN接続要求メッセージをアタッチ要求メッセージに含めて送信してもよい。さらに、UE_A10は、第33の識別情報の受信に基づいて、保持している5GCに関する能力情報(Capability)を削除してもよいし、N1モードに関する能力情報を削除してもよいし、N1モードに関する無線能力情報を削除してもよい。
また、第34の識別情報は、EPCへの接続が不可能であることを示す理由値である。第34の識別情報は、UE_A10のEPCへの接続が、ネットワークによってサポートされていないことを示す情報であってもよいし、許可されていないことを示す情報であってもよい。さらに、第34の識別情報は、EPSサービスが許可されていないこと(EPS services not allowed)を示す情報であってもよいし、S1モードが許可されていないこと(S1 mode not allowed)を示す情報であってもよい。
尚、UE_A10は、第34の識別情報の受信に基づいて、第43の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第34の識別情報の受信に基づいて、保持しているEPCに関する能力情報(Capability)を削除してもよいし、S1モードに関する能力情報を削除してもよいし、S1モードに関する無線能力情報を削除してもよい。さらに、UE_A10は、第34の識別情報の受信に基づいて、5Gアクセスネットワーク(5G Access Network)への接続を試みてもよいし、5GCへの接続を試みてもよい。
また、第35の識別情報は、トラッキングエリア更新要求メッセージが拒絶されたことを示す情報である。第35の識別情報は、トラッキングエリア更新要求メッセージが拒絶された理由を示す理由値であってもよい。さらに、第35の識別情報は、第31から34の識別情報の内、1つ以上の識別情報を組合せた識別情報であってもよいし、1つ以上の識別情報が示す意味を持つ識別情報であってもよい。
また、第42の識別情報は、EPCからのコンテキストの取得が失敗したことを示す理由値である。第42の識別情報は、EPCから5GCへのハンドオーバー、及び/又はインターワークを行う際に、EPCからUE_A10のコンテキストを取得できなかったことを示す情報であってもよい。さらに、第42の識別情報は、EPCから5GCへのハンドオーバー、及び/又はインターワークを実現するために、UE_A10に、再度、登録手続きの開始を指示することを示す情報であってもよい。さらに、第42の識別情報は、PDUセッションコンテキストを有効化できなかったこと(No PDU session context activated)を示す情報であってもよいし、サービスネットワークの失敗(Service network failure)を示す情報であってもよい。
尚、UE_A10は、第42の識別情報の受信に基づいて、5GCに対して、初期登録を示す第1の識別情報を含む登録要求メッセージを送信してもよいし、第41の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第42の識別情報の受信に基づいて、5GCに対して、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよいし、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDUセッション確立要求メッセージを登録要求メッセージに含めて送信してもよい。
また、第43の識別情報は、EPCが使用不可になったことを示す理由値である。第43の識別情報は、EPCから5GCへのハンドオーバー、及び/又はインターワークを行う際に、UE_A10がEPCに接続できなくなったことを示す情報であってもよいし、UE_A10のEPCへの接続が、ネットワークによってサポートされなくなったことを示す情報であってもよい。さらに、第43の識別情報は、EPSサービスが許可されていないこと(EPS services not allowed)を示す情報であってもよいし、S1モードが許可されていないこと(S1 mode not allowed)を示す情報であってもよい。
尚、UE_A10は、第43の識別情報の受信に基づいて、5GCに対して、初期登録を示す第1の識別情報を含む登録要求メッセージを送信してもよいし、第42の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第43の識別情報の受信に基づいて、5GCに対して、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよいし、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDUセッション確立要求メッセージを登録要求メッセージに含めて送信してもよい。さらに、UE_A10は、第43の識別情報の受信に基づいて、保持しているEPCに関する能力情報(Capability)を削除してもよいし、S1モードに関する能力情報を削除してもよいし、S1モードに関する無線能力情報を削除してもよい。
また、第44の識別情報は、5GCへの接続が不可能であることを示す理由値である。第44の識別情報は、UE_A10の5GCへの接続が、ネットワークによってサポートされていないことを示す情報であってもよいし、許可されていないことを示す情報であってもよい。さらに、第44の識別情報は、5GSサービスが許可されていないこと(5GS services not allowed)を示す情報であってもよいし、N1モードが許可されていないこと(N1 mode not allowed)を示す情報であってもよい。
尚、UE_A10は、第44の識別情報の受信に基づいて、第33の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第44の識別情報の受信に基づいて、保持している5GCに関する能力情報(Capability)を削除してもよいし、N1モードに関する能力情報を削除してもよいし、N1モードに関する無線能力情報を削除してもよい。さらに、UE_A10は、第44の識別情報の受信に基づいて、E-UTRANへの接続を試みてもよいし、EPCへの接続を試みてもよい。
また、第45の識別情報は、登録要求メッセージが拒絶されたことを示す情報である。第45の識別情報は、登録要求メッセージが拒絶された理由を示す理由値であってもよい。さらに、第45の識別情報は、第42から44の識別情報の内、1つ以上の識別情報を組合せた識別情報であってもよいし、1つ以上の識別情報が示す意味を持つ識別情報であってもよい。
また、第101の識別情報は、UEが要求するPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)を示す識別情報である。第101の識別情報は、例えば、EPSにおいて確立を試みている1以上のPDNコネクションを、5GSにハンドオーバーした後に確立する1以上のPDUセッションのタイプとして、UE_A10が希望するPDUセッションタイプであってよいし、UEが希望するPDUセッション毎のPDUセッションタイプであってもよい。
具体的には、第101の識別情報によって示されるPDUセッションタイプは、「Ethernet」又は「Unstructured」又は「IP」又は「IPv4」又は「IPv6」であってよい。
さらに、第101の識別情報は、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きにおいて、コアネットワーク内の装置が、ハンドオーバー後のPDUセッションタイプを決定するために用いられてもよい。
ここで、第101の識別情報を利用するコアネットワーク内の装置は、SMF及び/又はPGW及び/又はAMF及び/又はMME及び/又はPCF及び/又はPCRF及び/又はUDM及び/又はHSSのうちひとつ又は複数又はこれらのうちいずれかを組み合わせた装置であってよい。言い換えると、コアネットワーク内の装置は、第101の識別情報を受信すると、第101の識別情報で示されるPDUセッションタイプと、PDNコネクション又はPDUセッションと対応付けて記憶(マッピング)して、保持してもよい。
また、第102の識別情報は、EPSから5GSへのハンドオーバー時にUE_A10が確立可能なPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)を示すUE能力に関する情報である。言い換えると、第102の識別情報は、UE_A10が5GSにおいて使用する能力を有する1以上の(すべてを含む)PDUセッションタイプが含まれてよく、ハンドオーバーの際に5GSにおいて確立するPDUセッションタイプの種類が規定されてもよい。
具体的には、第102の識別情報によって示されるPDUセッションタイプは、「Ethernet」及び/又は「Unstructured」及び/又は「IP」及び/又は「IPv4」及び/又は「IPv6」のうちの1以上が含まれてよい。
尚、第102の識別情報は、第101の識別情報で示されるPDUセッションタイプが含まれていてもよい。言い換えると、第101の識別情報で示されるPDUセッションタイプは、UEが確立可能なPDUセッションタイプから選択されてよいし、第102の識別情報で示されるPDUセッションタイプの中から選択されてよい。
また、第103の識別情報は、マッピングを保持する期間として、UEが要求する期間である。具体的には、コアネットワーク内の各装置が第101の識別情報で示されるPDUセッションタイプと、PDNコネクション又はPDUセッションとを対応付けたマッピングを保持する期間として、UEが要求する期間を示してよい。言い換えると、コアネットワーク内の各装置は、第103の識別情報に基づき、第101の識別情報で示されるPDUセッションタイプと、PDNコネクション又はPDUセッションとを対応付けたマッピングを保持する期間として、第103の識別情報で示される期間を設定し、この期間マッピングを保持してもよい。また、コアネットワーク内の各装置は、この期間を超えた場合、マッピングを消去してもよい。さらに、UE_A10及び/又はコアネットワーク内の各装置は、第103の識別情報に基づき、タイマーの実行を開始してもよいし、第103の識別情報と、第101の識別情報及び/又は第102の識別情報とに基づいて、タイマーの実行を開始してもよい。
尚、第103の識別情報に基づいて動作するコアネットワーク内の装置は、SMF及び/又はPGW及び/又はAMF及び/又はMME及び/又はPCF及び/又はPCRF及び/又はUDM及び/又はHSSのうちひとつ又は複数又はこれらのうちいずれかを組み合わせた装置であってよい。
また、第111の識別情報は、UEが要求するPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)を示す識別情報である。第111の識別情報は、例えば、5GSにおいて確立を試みている1以上のPDUセッションを、EPSにハンドオーバーした後に確立する1以上のPDNコネクションのタイプとして、UE_A10が希望するPDNタイプであってよいし、UEが希望するPDUセッション毎のPDNタイプであってもよい。
具体的には、第111の識別情報によって示されるPDNタイプは、「non IP(Non-IP)」又は「IPv4」又は「IPv6」又は「IPv4v6」であってよい。
さらに、第111の識別情報は、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きにおいて、コアネットワーク内の装置が、ハンドオーバー後のPDNタイプを決定するために用いられてもよい。ここで、第111の識別情報を利用するコアネットワーク内の装置は、SMF及び/又はPGW及び/又はAMF及び/又はMME及び/又はPCF及び/又はPCRF及び/又はUDM及び/又はHSSのうちひとつ又は複数又はこれらのうちいずれかを組み合わせた装置であってよい。言い換えると、コアネットワーク内の装置は、第111の識別情報を受信すると、第111の識別情報で示されるPDNタイプと、PDNコネクション又はPDUセッションとを対応付けて記憶(マッピング)して、保持してもよい。
また、第112の識別情報は、5GSからEPSへのハンドオーバー時にUE_A10が確立可能なPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)を示すUE能力に関する情報である。言い換えると、第102の識別情報は、UE_A10がEPSにおいて使用する能力を有する1以上の(すべてを含む)PDNタイプが含まれてよく、ハンドオーバーの際にEPSにおいて確立するPDNタイプの種類が規定されてもよい。
具体的には、第112の識別情報によって示されるPDNタイプは、「non IP(Non-IP)」及び/又は「IPv4」及び/又は「IPv6」及び/又は「IPv4v6」のうちの1以上が含まれてよい。
尚、第112の識別情報は、第111の識別情報で示されるPDNタイプが含まれていてもよい。言い換えると、第111の識別情報で示されるPDNタイプは、UEが確立可能なPDNタイプから選択されてよいし、第112の識別情報で示されるPDNタイプの中から選択されてよい。
また、第113の識別情報は、マッピングを保持する期間として、UEが要求する期間である。具体的には、コアネットワーク内の各装置が第111の識別情報で示されるPDNタイプと、PDNコネクション又はPDUセッションとを対応付けたマッピングを保持する期間として、UEが要求する期間を示してよい。言い換えると、コアネットワーク内の各装置は、第113の識別情報を受信すると、第111の識別情報で示されるPDNタイプと、PDNコネクション又はPDUセッションとのマッピングを保持する期間として、第113の識別情報で示される期間を設定し、この期間マッピングを保持してもよい。また、コアネットワーク内の各装置は、この期間を超えた場合、マッピングを消去してもよい。さらに、UE_A10及び/又はコアネットワーク内の各装置は、第113の識別情報に基づき、タイマーの実行を開始してもよいし、第113の識別情報と、第111の識別情報及び/又は第112の識別情報とに基づいて、タイマーの実行を開始してもよい。
尚、第113の識別情報に基づいて動作するコアネットワーク内の装置は、SMF及び/又はPGW及び/又はAMF及び/又はMME及び/又はPCF及び/又はPCRF及び/又はUDM及び/又はHSSのうちひとつ又は複数又はこれらのうちいずれかを組み合わせた装置であってよい。
また、第201の識別情報は、UEがEPSにおけるPDNタイプとして、non-IPをサポートしているか否かを示す情報である。
SMFは、第201の識別情報を受信することにより、UEがEPSにおいて確立するPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしていることを認識することができる。また、SMFは、第201の識別情報を受信することにより、UEがEPSにおいて確立するPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしていないことを認識することができる。
また、SMFは、第201の識別情報を受信することにより、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであるPDUセッションについて、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションにマッピングできることを認識してもよい。また、SMFは、第201の識別情報を受信することにより、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであるPDUセッションについて、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションにマッピングできないことを認識してもよい。言い換えると、SMFは、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであるPDUセッションを、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションにマッピングできるか否かを判断するために、第201の識別情報を使用することができる。
また、第202の識別情報は、UEがEPSにおけるPDNタイプとして、non-IPをサポートしていることを示す情報である。
SMFは、第202の識別情報を受信することにより、UEがEPSにおいて確立するPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしていることを認識することができる。また、SMFは、第202の識別情報を受信しないことにより、UEがEPSにおいて確立するPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしていないことを認識することができる。
また、SMFは、第202の識別情報を受信することにより、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであるPDUセッションについて、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションにマッピングできることを認識してもよい。また、SMFは、第202の識別情報を受信しないことにより、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであるPDUセッションについて、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションにマッピングできないことを認識してもよい。言い換えると、SMFは、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであるPDUセッションを、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションにマッピングできるか否かを判断するために、第202の識別情報及び/又は第202の識別情報を受信したか否かを使用することができる。
また、第203の識別情報は、UEがEPSにおけるPDNタイプとして、non-IPをサポートしていないことを示す情報である。
SMFは、第203の識別情報を受信することにより、UEがEPSにおいて確立するPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしていないことを認識することができる。また、SMFは、第203の識別情報を受信しないことにより、UEがEPSにおいて確立するPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしていることを認識することができる。
また、SMFは、第203の識別情報を受信することにより、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであるPDUセッションについて、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションにマッピングできないことを認識してもよい。また、SMFは、第203の識別情報を受信しないことにより、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであるPDUセッションについて、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションにマッピングできることを認識してもよい。言い換えると、SMFは、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであるPDUセッションを、PDNタイプがnon-IPであるPDNコネクションにマッピングできるか否かを判断するために、第203の識別情報及び/又は第203の識別情報を受信したか否かを使用することができる。
また、第211の識別情報は、SMFにおけるマッピングに使用されたS-NSSAIである。具体的には、5GSからEPCへハンドオーバーした後に、再びEPCから5GSへハンドオーバーする場合、もとのPDUセッションに戻すことができるようにするため、5GSからEPCへのハンドオーバー手続きの中で、SMFによって行われる、PDUセッションタイプ及び/又はPDNタイプ及び/又はS-NSSAIのマッピングに使用されたS-NSSAIである。SMFは、PDUセッションタイプ、PDNタイプに加えて、第211の識別情報を、UEに通知する事で、5GSで確立していたPDUセッションに関する情報を、UEと共有することができる。
尚、5GSにおいてNSがサポートされていない場合には、SMFは上記マッピングにおいて、S-NSSAIを使用しない。つまり、上記のマッピングでは、PDUセッションタイプとPDNタイプのマッピングが行われる。このとき、SMFはUEに対して第211の識別情報を送信する必要はない。
また、第212の識別情報は、SMFにおけるマッピングの有効期間を示す情報である。具体的には、5GSからEPCへハンドオーバーした後に、再びEPCから5GSへハンドオーバーする場合、もとのPDUセッションに戻すことができるようにするため、5GSからEPCへのハンドオーバー手続きの中で、SMFによって行われる、PDUセッションタイプ及び/又はPDNタイプ及び/又はS-NSSAIのマッピングの有効期間を示す情報である。SMFは、第212の識別情報をUEに通知する事で、当該マッピングの有効期間を、UEと共有することができる。
尚、第212の識別情報は、第201のタイマーと関連性があってよい。例えば、第212の識別情報は、SMFで設定される第201のタイマーの値と同一であることが望ましいが、異なる値であっても良い。例えば、第212の識別情報は、第201のタイマーの値に対して、所定の値を増加又は減少した値としても良い。SMFとUEの間で、その所定の値についての情報が共有されていることにより、第212の識別情報は、第201のタイマーの値と異なる値にすることができる。このように、第212の識別情報は、第201のタイマーの値に対して、所定の値を増加又は減少した値とする場合は、第212の識別情報には、有効期間を示す情報に加えて、上記の所定の値が含まれても良い。ただし、仕様書で一意の値が規格化された場合、UEとSMFは、その所定の値をもともと知っている為、SMFからUEに対して、明示的な信号としてその所定の値を送信する必要がなく、第212の識別情報に所定の値を含める必要はない。
また、第212の識別情報は、第202のタイマーと関連性があってよい。例えば、第212の識別情報が第201のタイマーの値と同一である場合、UEで設定される第202のタイマーは、第212の識別情報で示される値に設定する事ができる。この場合、第202のタイマーの値は、第201のタイマーの値と一致させることができ、SMFとUEにおける上記マッピングの有効期間を同期させることができる。
また、第212の識別情報が第201のタイマーの値と同一であっても、UEで設定される第202のタイマーは、第212の識別情報で示される値とは異なる値に設定する事ができる。この場合、第202のタイマーの値は、第201のタイマーの値と一致しないが、例えば、SMFにおけるマッピングの有効期間を、UEにおけるマッピングの有効期間よりも長く設定することにより、柔軟な設定を行うことができる。
また、第212の識別情報が第201のタイマーの値に対して所定の値を増加又は減少した値であり、かつ、SMFとUEとの間でその所定の値についての情報が共有されている場合には、第202のタイマーは、第212の識別情報で示される値に対して、その所定の値だけ増加又は減少することにより、第202のタイマーの値は、第201のタイマーの値と一致させることができる。
尚、SMFにおけるマッピングの有効期間が仕様書で一意の値に規格化された場合には、UEとSMFは、その有効期間をもともと知っている為、SMFからUEに対して、明示的な信号として第212の識別情報を送信する必要はない。
また、第213の識別情報は、UEにおけるマッピングの有効期間を示す情報である。具体的には、5GSからEPCへハンドオーバーした後に、再びEPCから5GSへハンドオーバーする場合、もとのPDUセッションに戻すことができるようにするため、5GSからEPCへのハンドオーバー手続きの中で、UEによって行われる、PDUセッションタイプ及び/又はPDNタイプ及び/又はS-NSSAIのマッピングの有効期間を示す情報である。UEは、第213の識別情報をSMFに通知する事で、当該マッピングの有効期間を、SMFと共有することができる。
尚、第213の識別情報は、第202のタイマーと関連性があってよい。例えば、第213の識別情報は、UEで設定される第202のタイマーの値と同一であることが望ましいが、異なる値であっても良い。例えば、第213の識別情報は、第202のタイマーの値に対して、所定の値を増加又は減少した値としても良い。SMFとUEの間で、その所定の値についての情報が共有されていることにより、第213の識別情報は、第202のタイマーの値と異なる値にすることができる。このように、第213の識別情報は、第202のタイマーの値に対して、所定の値を増加又は減少した値とする場合は、第213の識別情報には、有効期間を示す情報に加えて、上記の所定の値が含まれても良い。ただし、仕様書で一意の値が規格化された場合、UEとSMFは、その所定の値をもともと知っている為、SMFからUEに対して、明示的な信号としてその所定の値を送信する必要がなく、第213の識別情報に所定の値を含める必要はない。
また、第213の識別情報は、第201のタイマーと関連性があってよい。例えば、第213の識別情報が第202のタイマーの値と同一である場合、SMFで設定される第201のタイマーは、第213の識別情報で示される値に設定する事ができる。この場合、第201のタイマーの値は、第202のタイマーの値と一致させることができ、SMFとUEにおける上記マッピングの有効期間を同期させることができる。
また、第213の識別情報が第202のタイマーの値と同一であっても、SMFで設定される第201のタイマーは、第213の識別情報で示される値とは異なる値に設定する事ができる。この場合、第201のタイマーの値は、第202のタイマーの値と一致しないが、例えば、SMFにおけるマッピングの有効期間を、UEにおけるマッピングの有効期間よりも長く設定することにより、柔軟な設定を行うことができる。
また、第213の識別情報が第202のタイマーの値に対して所定の値を増加又は減少した値であり、かつ、SMFとUEとの間でその所定の値についての情報が共有されている場合には、第201のタイマーは、第213の識別情報で示される値に対して、その所定の値だけ増加又は減少することにより、第201のタイマーの値は、第201のタイマーの値と一致させることができる。
尚、UEにおけるマッピングの有効期間が仕様書で一意の値に規格化された場合には、UEとSMFは、その有効期間をもともと知っている為、UEからSMFに対して、明示的な信号として第213の識別情報を送信する必要はない。
SMFは、上記のマッピングにおいて、まず第201のタイマーの値を設定した後、第212の識別情報を生成して、UEに送信する。UEは、SMFから受信した第212の識別情報に基づいて、第202のタイマーの値を設定した後、第213の識別情報を生成して、SMFに送信することができる。SMFは、UEから第213の識別情報を受信すると、その内容を確認するとともに、必要に応じて、第201のタイマーの値を再設定/修正することができる。
[4. 第1の実施形態]
次に、第1の実施形態について、図を用いて説明する。第1の実施形態では、UEは、まず5GSにおいて、登録手続き(Registration procedure)を行う。次に、UEは、5GSにおいて、PDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)を行うことにより、PDUセッションを確立し、DNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行う。次に、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きを行うことにより、5GSにおけるPDUセッションの少なくとも一部について、EPSにおけるPDNコネクションを用いた通信に切り替えることができる。その後、UEは、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きを行うことにより、もともと5GSで行っていたPDUセッションを用いた通信を行うことができる。以下では、上記の順に、各手続きに対する説明を行う。
尚、本実施形態では、図1に記載されているように、PDNとDNが同一のネットワークとして構成される場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、PDNとDNが異なるネットワークとして構成される場合にも適用可能である。
また、本実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF-MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
[4.1. 5GSにおける登録手続き]
まず、5GSにおける登録手続きについて、図8を用いて説明する。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録していない状態であれば、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置(特にUEとAMF)は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED state)に遷移することができる。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
まず、UEは、5G AN(又はgNB)を介して、AMFに登録要求メッセージを送信することにより(S800)(S802)(S804)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、5G AN(又はgNB)に送信する(S800)。尚、登録要求メッセージは、NASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと5G AN(又はgNB)との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
ここで、UEは、第13の識別情報、及び/又は第111の識別情報、及び/又は第112の識別情報、及び/又は第113の識別情報、及び/又は第201の識別情報、及び/又は第202の識別情報、及び/又は第203の識別情報を、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信することができるが、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。これらの識別情報は、これらのメッセージに含められることで、UEの要求を示してもよい。また、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
UEは、第13の識別情報を送信することで、UE_A10が要求する、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示してよい。
また、UEは、第111の識別情報を送信することで、5GSからEPSにハンドオーバーする場合に、EPSで確立されるPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)のpreferenceを通知することができる。具体的には、UEは、第111の識別情報として、「non-IP」又は「IPv4」又は「IPv6」又は「IPv4v6」のいずれかを指定することにより、UEが希望するPDNタイプを通知することができる。
また、UEは、第112の識別情報を送信することで、5GSからEPSにハンドオーバーする場合に、EPSで確立されるPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)としてUEがサポートするもの(すなわち、UE能力)を通知することができる。具体的には、UEは、第112の識別情報として、「non-IP」及び/又は「IPv4」及び/又は「IPv6」及び/又は「IPv4v6」のいずれかを指定することにより、UEがサポートするPDNタイプを通知することができる。
また、UEは、第113の識別情報を送信することで、PDNタイプとPDUセッションタイプを対応付けて記憶する(マッピングする)期間を要求することができる。すなわち、UEは、第113の識別情報を送信することで、5GSで確立されるPDUセッションと、その後に5GSからEPSへのハンドオーバー手続きによってEPSで確立されるPDNコネクションとの関係性を記憶する期間を要求することができる。
また、UEは、第201の識別情報を送信することで、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしているか否かを示すことができる。すなわち、UEが、PDNタイプとして、non-IPをサポートしていること、又は、non-IPをサポートしないことを示すことができる。
また、UEは、第202の識別情報を送信することで、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしていることを示すことができる。また、UEは、第202の識別情報を送信しないことにより、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしないことを示すことができる。
また、UEは、第203の識別情報を送信することで、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしないことを示すことができる。また、UEは、第203の識別情報を送信しないことにより、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートすることを示すことができる。
また、UEは、NSをサポートする場合、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに、要求するNSSAI(Requested NSSAI)を含めることができる。要求するNSSAIには、複数のS-NSSAIが含まれてよい。
また、UEは、登録要求メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含めて送信することで、又は登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を送信することで、登録手続き中にPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S802)。尚、5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含まれる情報に基づいて、AMFを選択することができる。5G AN(又はgNB)は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S804)。
AMFは、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はAMF)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMFは、第1の条件判別が真の場合、図8の(A)の手続きを開始するのに対し、第1の条件判別が偽の場合、図8の(B)の手続きを開始する。
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
まず、第1の条件判別が真の場合について説明する。AMFは、図8の(A)の手続きにおいて、まず第4の条件判別を実行することができる。第4の条件判別は、AMFがSMFとの間でSMメッセージの送受信を実施するか否かを判別するためのものである。
尚、第4の条件判別は、AMFがSMメッセージを受信したか否かに基づいて実行されてよい。また、第4の条件判別は、登録要求メッセージにSMメッセージが含まれているかに基づいて、実行されてもよい。例えば、AMFがSMメッセージを受信した場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていた場合、第4の条件判別は真であってよく、AMFがSMメッセージを受信しなかった場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていなかった場合、第4の条件判別は偽であってよい。尚、第4の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
AMFは、第4の条件判別が真の場合には、SMFを選択し、選択されたSMFとの間でSMメッセージの送受信を実行するのに対し、第4の条件判別が偽の場合には、それらを実行しない(S806)。また、AMFは、第4の条件判別が真の場合であっても、SMFから拒絶を示すSMメッセージを受信した場合には、図8の(A)の手続きを中止する場合がある。このとき、AMFは、図8の(B)の手続きを開始することができる。
尚、AMFは、S806において、SMFとの間でSMメッセージの送受信を行う際に、登録要求メッセージで受信した識別情報をSMFに通知することができる。SMFは、AMFとの間で、SMメッセージの送受信によって、AMFから受信した識別情報を取得することができる。
次に、AMFは、登録要求メッセージの受信、及び/又はSMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(又はgNB)を介して、UEに登録受諾メッセージを送信する(S808)。例えば、第4の条件判別が真の場合、AMFは、UEからの登録要求メッセージの受信に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。また、第4の条件判別が偽の場合、AMFは、SMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。尚、登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、登録受諾メッセージに第23の識別情報を含めて送信してもよい。AMFは、第23の識別情報を送信することで、ネットワークが許可した、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示してよい。さらに、UEは、第23の識別情報を受信した場合、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピング可能であるPDUセッションの種類を、認証してもよいし、記憶してもよい。
また、AMFは、登録受諾メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信することができる。ただし、この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。AMFは、このような送信方法を行うことにより、登録手続きにおいて、SMのための手続きが受諾されたことを示すことができる。
また、AMFは、受信した識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
また、登録要求メッセージに要求したNSSAI(Requested NSSAI)が含まれている場合であって、AMFがその要求したNSSAI(Requested NSSAI)に含まれる1以上のS-NSSAIを許可する場合は、AMFは、登録受諾メッセージに、許可されるNSSAI(Allowed NSSAI)を含めることができる。Allowed NSSAIには、AMFによって許可された1以上のS-NSSAIが含まれる。
さらに、AMFは、登録受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、登録受諾メッセージを受信する(S808)。UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
UEは、さらに、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了メッセージを、5G AN(gNB)介して、AMFに送信することができる(S810)。尚、UEは、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きが完了したことを示してもよい。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、5G AN(gNB)介して、登録完了メッセージを受信する(S810)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、図8の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件判別が偽の場合について説明する。AMFは、図8の(B)の手続きにおいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(gNB)を介して、UEに登録拒絶メッセージを送信する(S812)。ここで、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
尚、AMFは、登録拒絶メッセージを送信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、AMFは、登録拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、登録拒絶メッセージを受信する(S812)。UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及び登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。また、UEは、登録要求メッセージを送信した後、所定の期間が経過しても、登録拒絶メッセージを受信しない場合には、UEの要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
尚、図8の(B)の手続きは、図8の(A)の手続きを中止した場合に開始される場合もある。図8の(A)の手続きにおいて、第4の条件判別が真の場合、AMFは、登録拒絶メッセージに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを含めて送信してもよいし、拒絶を意味するSMメッセージを含めることで、SMのための手続きが拒絶されたことを示してもよい。その場合、UEは、さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを受信してもよいし、SMのための手続きが拒絶されたことを認識してもよい。
各装置は、図8の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、登録手続きを完了する。尚、各装置は、図8の(A)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state)に遷移してもよいし、図8の(B)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state)を維持してもよいし、UEがネットワークに登録されていない状態へ遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録手続きの完了に基づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。
[4.2. 5GSにおけるPDUセッション確立手続き]
次に、5GSにおいて、DNに対してPDUセッションを確立するために行うPDUセッション確立手続きの概要について、図9を用いて説明する。PDUセッション確立手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。尚、各装置は、PDUセッション手続きを、登録手続きが完了して登録状態となった任意のタイミングで開始することができる。また、各装置は、PDUセッション手続きを、登録手続きの中で実行することができてもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。尚、各装置は、PDUセッション手続きを複数回実行することにより、複数のPDUセッションを確立することができる。
まず、UEは、5G AN(gNB)及びAMFを介して、SMFにPDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを送信することにより(S900)(S902)(S904)、PDUセッション確立手続きを開始する。
具体的には、UEは、N1インターフェースを介して、5G AN(gNB)を介して、AMFに、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを送信する(S900)。
ここで、UEは、第13の識別情報、及び/又は第111の識別情報、及び/又は第112の識別情報、及び/又は第113の識別情報、及び/又は第201の識別情報、及び/又は第202の識別情報、及び/又は第203の識別情報を、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含めて送信することができるが、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。これらの識別情報は、これらのメッセージに含められることで、UEの要求を示してもよい。また、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
UEは、第13の識別情報を送信することで、UE_A10が要求する、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示してよい。さらに、UEは、第13の識別情報を送受信することで、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピング可能であるPDUセッションの確立を要求してもよいし、PDNコネクションにマッピング可能ではないPDUセッションの確立を要求してもよい。
また、UEは、第111の識別情報を送信することで、5GSからEPSにハンドオーバーする場合に、EPSで確立されるPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)のpreferenceを通知することができる。具体的には、UEは、第111の識別情報として、「non-IP」又は「IPv4」又は「IPv6」又は「IPv4v6」のいずれかを指定することにより、UEが希望するPDNタイプを通知することができる。
また、UEは、第112の識別情報を送信することで、5GSからEPSにハンドオーバーする場合に、EPSで確立されるPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)としてUEがサポートするもの(すなわち、UE能力)を通知することができる。具体的には、UEは、第112の識別情報として、「non-IP」及び/又は「IPv4」及び/又は「IPv6」及び/又は「IPv4v6」のいずれかを指定することにより、UEがサポートするPDNタイプを通知することができる。
また、UEは、第113の識別情報を送信することで、PDNタイプとPDUセッションタイプを対応付けて記憶する(マッピングする)期間を要求することができる。すなわち、UEは、第113の識別情報を送信することで、5GSで確立されるPDUセッションと、その後に5GSからEPSへのハンドオーバー手続きによってEPSで確立されるPDNコネクションとの関係性を記憶する期間を要求することができる。
また、UEは、第201の識別情報を送信することで、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしているか否かを示すことができる。すなわち、UEが、PDNタイプとして、non-IPをサポートしていること、又は、non-IPをサポートしないことを示すことができる。
また、UEは、第202の識別情報を送信することで、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしていることを示すことができる。また、UEは、第202の識別情報を送信しないことにより、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしないことを示すことができる。
また、UEは、第203の識別情報を送信することで、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートしないことを示すことができる。また、UEは、第203の識別情報を送信しないことにより、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのPDNタイプとしてnon-IPをサポートすることを示すことができる。
尚、S900で送信されるNASメッセージには、S-NSSAI、及び/又はDNN(Data Network Name)、及び/又はPDUセッションID、及び/又は要求タイプ、及び/又はPDUタイプ、及び/又はSSCモードを含めることができる。尚、PDUタイプ、及び/又はSSCモードは、PDUセッション確立要求メッセージに含めることが好ましい。
UEは、S-NSSAIを変更したい場合に、S-NSSAIを含めることができる。また、UEは、DNに接続したい場合、そのDNに対応するDNNを含めることができる。また、UEは、確立を要求するPDUセッションがある場合、PDUセッションIDを生成して、含めることができる。また、UEは、PDUセッションを確立する目的を示す要求タイプ(request type)を含めることができる。要求タイプとしては、初期要求(initial request)、既存のPDUセッション(existing PDU session)、初期緊急要求(initial emergency request)がある。initial requestは、新たな非緊急用のPDUセッションを確立することを要求する場合に指定される。existing PDU sessionは、3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの間の非緊急用のPDUセッションのハンドオーバーや、EPSから5GSへのPDNコネクションの転送を行う際に指定される。initial emergency requestは、新たな緊急用のPDUセッションを確立することを要求する場合に指定される。
また、UEは、確立を要求するPDUセッションのタイプを示すPDUタイプを指定することができる。PDUタイプとしては、上述の通り、IPv4、IPv6、IP、Ethernet、Unstructuredのいずれかを指定することができる。また、UEは、確立を要求するPDUセッションのSSCモードを含めることができる。
尚、UEは、登録要求メッセージにおいて、第13の識別情報、及び/又は第111の識別情報、及び/又は第112の識別情報、及び/又は第113の識別情報、及び/又は第201の識別情報、及び/又は第202の識別情報、及び/又は第203の識別情報を送信した場合には、これらの識別情報を、PDUセッション確立要求メッセージに含めなくてもよい。また、UEは、登録要求メッセージにおいて、第13の識別情報、及び/又は第111の識別情報、及び/又は第112の識別情報、及び/又は第113の識別情報、及び/又は第201の識別情報、及び/又は第202の識別情報、及び/又は第203の識別情報を送信していない場合には、これらの識別情報を、PDUセッション確立要求メッセージに含めることができる。
AMFは、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを受信する(S900)と、NASメッセージからPDUセッション確立要求メッセージを取り出すとともに、PDUセッション確立要求メッセージの転送先としてSMFを選択する(S902)。尚、AMFは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はAMFが保持するコンテキストに基づいて、転送先のSMFを選択してもよい。
AMFは、選択したSMFに、N11インターフェースを介して、PDUセッション確立要求メッセージを転送する(S904)。
SMFは、PDUセッション確立要求メッセージを受信(S904)すると、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる各種の識別情報を認識する。そして、SMFは、第3の条件判別を実行する。第3の条件判別は、SMFが、UEの要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第3の条件判別において、SMFは第3の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMFは、第3の条件判別が真の場合、図9の(A)の手続きを開始し、第3の条件判別が偽の場合、図9の(B)の手続きを開始する。
尚、第3の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第3の条件判別は真でよい。また、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第3の条件判別は偽でよい。さらに、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求する機能をサポートしている場合、第3の条件判別は真でよく、UEが要求する機能をサポートしていない場合、第3の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第3の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第3の条件判別は偽でよい。尚、第3の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
次に、第3の条件判別が真の場合のステップ、すなわち図9の(A)の手続きの各ステップを説明する。SMFは、PDUセッションの確立先のUPFを選択し、選択したUPFに、N4インターフェースを介して、セッション確立要求メッセージを送信し(S906)、図9の(A)の手続きを開始する。
ここで、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はSMFが既に保持しているコンテキストに基づいて、1以上のUPFを選択してもよい。尚、複数のUPFが選択された場合、SMFは、各々のUPFに対してセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
UPFは、N4インターフェースを介して、SMFからセッション確立要求メッセージを受信し(S906)、PDUセッションのためのコンテキストを作成する。さらに、UPFは、セッション確立要求メッセージを受信、及び/又はPDUセッションのためのコンテキストの作成に基づいて、N4インターフェースを介して、SMFにセッション確立応答メッセージを送信する(S908)。
SMFは、セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージとして、N4インターフェースを介して、UPFからセッション確立応答メッセージを受信する(S908)。SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信に基づいて、UEに割り当てるアドレスのアドレス割り当てを行ってよい。
SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信、及び/又はUEに割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、AMFを介して、UEにPDUセッション確立受諾メッセージを送信する(S910)(S912)。
具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立受諾メッセージを送信すると(S910)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMFは、N1インターフェースを介して、UEにPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを送信する(S912)。尚、PDUセッション確立受諾メッセージは、NASメッセージであり、PDUセッション確立要求に対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すことができる。
ここで、SMF及びAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が受諾されたことを示してもよい。
SMF及びAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージに第23の識別情報を含めて送信してもよい。SMF及びAMFは、第23の識別情報を送信することで、ネットワークが許可した、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示してよい。さらに、SMF及びAMFは、第23の識別情報を送信することで、本手続きで確立されるPDUセッションが、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピング可能であるか否かを示してもよい。
さらに、UEは、第23の識別情報を受信した場合、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピング可能であるPDUセッションの種類を、認証してもよいし、記憶してもよい。さらに、UEは、第23の識別情報を受信した場合、本手続きで確立されるPDUセッションが、5GSからEPSへのハンドオーバーの際に、PDNコネクションにマッピング可能であるか否かを認識してもよいし、確立されるPDUセッションに対応づけて、PDNコネクションにマッピング可能であるか否かを記憶してもよい。
さらに、SMFは、PDUセッション受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、SMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、N1インターフェースを介して、AMFからPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを受信(S912)すると、AMFを介してSMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S914)(S916)。UEは、PDUセッション確立受諾メッセージを受信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が受諾されたことを検出することができる。
具体的には、UEは、N1インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S914)。AMFは、UEからPDUセッション確立完了メッセージを受信すると、N11インターフェースを介して、SMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S916)。
尚、AMFがSMFに送信するPDUセッション確立完了メッセージは、S910でSMFからAMFに送信されたPDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、PDUセッション確立手続きが完了することを示すメッセージであればよい。
SMFは、N11インターフェースを介して、AMFからPDUセッション確立完了メッセージを受信すると(S916)、第2の条件判別を実行することができる。第2の条件判別は、送受信されるN4インターフェース上のメッセージの種類を決定する為ものである。第2の条件判別が真の場合、SMFは、N4インターフェースを介して、UPFにセッション変更要求メッセージを送信すると(S918)、その応答メッセージとして、UPFから送信されるセッション変更受諾メッセージを受信する(S920)。第2の条件判別が偽の場合、SMFは、N4インターフェースを介して、UPFにセッション確立要求メッセージを送信すると(S918)、その応答メッセージとして、UPFから送信されるセッション変更受諾メッセージを受信する(S920)。
尚、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されているか否かに基づいて、実行されてもよい。例えば、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されている場合、第2の条件判別は真であってよく、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されていない場合、第2の条件判別は偽であってよい。尚、第2の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
各装置は、PDUセッション確立完了メッセージの送受信、及び/又はセッション変更応答メッセージの送受信、及び/又はセッション確立応答メッセージの送受信に基づいて、PDUセッション手続き中の(A)の手続きを完了する。本手続中の(A)の手続きが完了したとき、UEは、DNに対するPDUセッションが確立している状態にいる。
次に、PDUセッション手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。SMFは、AMFを介して、UEにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S922)(S924)。具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S922)。AMFは、N11インターフェースを介して、SMFからPDUセッション確立要求メッセージを受信すると(S922)、N1インターフェースを用いて、UEにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S924)。
尚、PDUセッション確立拒絶メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、SMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が拒絶されたこと、及びPDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
各装置は、図9の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、PDUセッション手続きを完了する。尚、各装置は、図9の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、図9の(B)の手続きの完了に基づいて、PDUセッション手続きが拒絶されたことを認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。さらに、各装置は、PDUセッション手続きの完了に基づいて、PDUセッション手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。UEは、図9の(A)の手続きが完了することで、確立したPDUセッションを用いて、DNと通信することができる。
[4.3. 5GSからEPSへのハンドオーバー手続き]
次に、N26インターフェースを用いた、シングルレジストレーションのための、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きについて、図10を用いて説明する。このハンドオーバー手続きは、UEが、5GSにおいて、PDUセッションを確立しているときに実行することができる。さらに、このハンドオーバー手続きは、5GMM接続モード、及び/又はEMM接続モードである場合に実行できてもよい。
まず、NG-RAN(gNB)は、UEをE-UTRAN(eNB)及び/又はEPC及び/又はEPSにハンドオーバーすべきであることを決定すると、AMFに、ハンドオーバー要求を送信する(S1000)。NG-RAN(gNB)は、ハンドオーバーすべきか否かについて、NG-RAN(gNB)とUEとの間の無線状況、5GS内のトラフィックの負荷状況、特定のサービスは5GSでは提供していない及び/又はEPSでのみ提供していることに基づいて判断してよい。尚、ハンドオーバー要求には、ハンドオーバー先の基地局装置(eNB)を示すTarget eNB IDが含まれる。
次に、AMFは、ハンドオーバー要求を受信すると(S1000)、ハンドオーバー要求に含まれるTarget eNB IDに基づいて、ハンドオーバーのタイプがE-UTRANへのハンドオーバーであることを特定するとともに、MMEの能力情報に基づいて、MMEを選択する。尚、AMFは、non-IPをサポートしているMMEを選択した場合は、デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDを割り当てるが、non-IPをサポートしていないMMEを選択した場合は、デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDを割り当てない。
そして、AMFは、SMFに、SMコンテキスト要求を送信する(S1002)。尚、SMコンテキスト要求には、MMEの能力情報が含まれる。デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDが割り当てられている場合には、AMFは、そのEPS Bearer IDをSMコンテキスト要求に含まる。デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDが割り当てられていない場合には、AMFは、そのEPS Bearer IDをSMコンテキスト要求に含めない。
次に、SMFは、SMコンテキスト要求を受信すると(S1002)、SMコンテキスト要求に含まれるMMEの能力情報と、デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDを確認する。ここで、SMFは、MMEの能力情報を確認することにより、又はデフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDが含まれていることにより、MMEがnon-IPをサポートしていることを検出することができる。また、MMEは、MMEの能力情報を確認することにより、又はデフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDが含まれていないことにより、MMEがnon-IPをサポートしていないことを検出することができる。
SMFは、MMEがnon-IPをサポートしていることを検出した場合、non-IPのためのEPSベアラコンテキストを生成し、MMEがnon-IPをサポートしていないことを検出した場合、non-IPのためのEPSベアラコンテキストを生成しない。
また、SMFは、5GSにおいて確立されているPDUセッションのタイプを示すPDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredである場合、PDNタイプをnon-IPとして関連付けて記憶(以下、マッピングとも称する)することができる。また、SMFは、PDUセッションタイプがIPv4である場合は、PDNタイプをIPv4としてマッピングすることができる。また、SMFは、PDUセッションタイプがIPv6である場合は、PDNタイプをIPv6としてマッピングすることができる。
また、SMFは、このようなマッピングを行う場合において、マッピングの有効期間(マッピングを維持する期間)を設定しても良い。マッピングの有効期間は、第201のタイマーを使用して良い。マッピングの有効期間を設定する場合、SMFはマッピングを行うのと同時に、第201のタイマーを開始する(例えば、カウントダウンする)ことができる。また、SMFは、第201のタイマーが満了した場合には、このマッピングを消去することができる。また、SMFは、第201のタイマーが満了する前に、EPSから5GSへのハンドオーバーに成功した旨の通知を受信した場合、例えばAMFからハンドオーバー完了メッセージ(S1424)を受信した後、このマッピングを消去することができる。また、上記以外の場合、SMFは、このマッピングを維持することができる。また、マッピングの有効期間を設定する場合、SMFは、第212の識別情報を生成することができる。
また、5GSがNSをサポートする場合には、SMFは、NSを識別する為の情報(S-NSSAI、NSSAI、NSI等)についても、マッピングして記憶することができる。この場合、SMFは、第211の識別情報を生成することができる。
以上のように設定することで、PDUセッションタイプと、PDNタイプと、NSを識別する為の情報とを、マッピングすることができ、またこのマッピングの有効期限を設定する事ができる。
尚、SMFは、このマッピングを行う際に、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きで送受信した、第13の識別情報、及び/又は第23の識別情報、第111の識別情報、及び/又は第112の識別情報、及び/又は第113の識別情報、及び/又は第201の識別情報、及び/又は第202の識別情報、及び/又は第203の識別情報で示される情報を考慮することができる。
例えば、SMFは、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであっても、取得された第112の識別情報及び/又は第201から203の識別情報に基づいて、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)としてnon-IPをサポートしていないことを検出した場合には、そのPDNタイプによるPDNコネクションを確立できないため、マッピングを行わなくてよい。また、SMFは、PDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredであっても、取得された第112の識別情報及び/又は第201から203の識別情報に基づいて、UEがEPSで確立されるPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)としてnon-IPをサポートしていることを検出した場合には、そのPDNタイプによるPDNコネクションを確立できるため、マッピングを行うことができる。
また、SMFは、このマッピングを行う際に、取得された第111の識別情報で示されるPDNタイプでのマッピングを許可しない場合には、マッピングを行わなくて良い。また、SMFは、このマッピングを行う際に、取得された第111の識別情報で示されるPDNタイプでのマッピングを許可する場合には、マッピングを行うことができる。
また、SMFは、このマッピングを行う際に、取得された第113の識別情報で示される有効期間を許可しない場合には、マッピングを行わなくてもよい。また、SMFは、このマッピングを行う際に、取得された第113の識別情報で示される有効期間を許可する場合は、SMFは、第201のタイマーの値を、第113の識別情報で示される値に設定することができる。
また、SMFは、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きで第13の識別情報を受信した場合であって、第23の識別情報を送信した場合には、第23の識別情報に従ったマッピングを行うことができる。すなわち、特定のS-NSSAI及び/又は特定のNSSAI及び/又は特定のDNN及び/又は特定のSSC modeに対応づけられたPDUセッションとPDNコネクションとのマッピングを行ってもよい。言い換えると、特定のS-NSSAI及び/又は特定のNSSAI及び/又は特定のDNN及び/又は特定のSSC modeに対応づけられたPDUセッションについては、PDNコネクションとのマッピングを行わなくてもよい。尚、PDUセッションとPDNにマッピングとのマッピングを行った場合においても、PDUセッションに対応づけられたS-NSSAI、及び/又はDNN、及び/又はSSC modeの情報を記憶し続けていてもよい。
尚、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示す情報の選択、決定は、第13の識別情報に基づいて行われてもよいし、ネットワークの設定に基づいて行われてもよい。さらに、PDNコネクションにマッピングされるPDUセッションの種類を示す情報の選択、決定は、加入者情報に基づいて行われてもよいし、オペレータポリシーに基づいて、行われてもよい。
SMFは、上記のようにマッピングをしなかった場合、SMコンテキスト要求に対する応答であるSMコンテキスト応答において、マッピングできなかったことを含めて、AMFに送信してもよい。AMFは、このようなSMコンテキスト応答を受信した場合、NG-RANに対して、ハンドオーバー拒絶(Handover Reject)を送信するとともに、S1006以降の各ステップは行わなくて良い。
次に、SMFは、AMFに、SMコンテキスト要求に対する応答として、SMコンテキスト応答を送信する(S1004)。尚、SMFは、non-IPのためのEPSベアラコンテキストを生成した場合には、non-IPのためのEPSベアラコンテキストを含めることができる。また、SMFは、上記のマッピングを行った場合、SMコンテキスト応答に、第211の識別情報、及び/又は第212の識別情報を含めることができる。
AMFは、SMコンテキスト応答を受信すると(S1004)、MMEに、リロケーション要求を送信する(S1006)。リロケーション要求には、デフォルトベアラに関する情報として、SMコンテキスト応答に含まれるnon-IPのためのEPSベアラコンテキストが含まれてよい。
次に、MMEは、リロケーション要求を受信すると(S1006)、E-UTRAN(eNB)に、ハンドオーバー要求を送信することにより、デフォルトベアラの確立を要求する(S1012)。ハンドオーバーには、設定が必要なデフォルトベアラのEPS Bearer IDが含まれる。
次に、E-UTRAN(eNB)は、ハンドオーバー要求に対する応答として、MMEに、ハンドオーバー要求確認を送信する(S1014)。ハンドオーバー要求確認には、設定できるベアラを示す情報と、設定できないベアラを示す情報が含まれる。
次に、MMEは、ハンドオーバー要求確認を受信すると(S1014)、リロケーション要求に対する応答として、AMFに、リロケーション応答を送信する(S1018)。リロケーション応答には、設定できるベアラを示す情報が含まれる。
次に、AMFは、リロケーション応答を受信すると、NG-RAN(gNB)を介して、UEに、ハンドオーバーコマンドを送信することにより、UEに対して、E-UTRANにハンドオーバーすることを指示する(S1022)(S1024)。ハンドオーバーコマンドには、設定するベアラを識別する為のEPS Bearer IDが含まれる。また、AMFは、SMFからSMコンテキスト応答(S1004)において受信した情報(第211の識別情報、及び/又は第212の識別情報を含む)の少なくとも一部を、ハンドオーバーコマンドに含めることができる。
次に、UEは、ハンドオーバーコマンドを受信すると(S1022)(S1024)、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報を確認する。UEは、EPS Bearer IDを確認し、割り当てられたEPS Bearer IDを持たないQoSフローを削除することができる。すなわち、UEは、5GSで確立されたPDUセッション内のQoSフローについて、EPSにハンドオーバーしなくて良いし、5GSにおいても通信を継続しなくて良い。
また、UEは、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報に基づいて、5GSにおいて確立されているPDUセッションのタイプを示すPDUセッションタイプがEthernet又はUnstructuredである場合、PDNタイプをnon-IPとして関連付けて記憶(マッピング)することができる。また、UEは、PDUセッションタイプがIPv4である場合は、PDNタイプをIPv4としてマッピングすることができる。また、UEは、PDUセッションタイプがIPv6である場合は、PDNタイプをIPv6としてマッピングすることができる。
また、UEは、このようなマッピングを行う場合において、マッピングの有効期間(マッピングを維持する期間)を設定しても良い。マッピングの有効期間は、第202のタイマーを使用して良い。マッピングの有効期間を設定する場合、UEはマッピングを行うのと同時に、第202のタイマーを開始する(例えば、カウントダウンする)ことができる。また、UEは、第202のタイマーが満了した場合には、このマッピングを消去することができる。また、UEは、第202のタイマーが満了する前であっても、EPSから5GSへのハンドオーバーに成功した場合、例えば、E-UTRANからハンドオーバーコマンドを受信(S1502)した場合や、NG-RANにハンドオーバー確認メッセージ(S1504)を送信した後、このマッピングを消去することができる。また、上記以外の場合、UEは、このマッピングを維持することができる。また、マッピングの有効期間を設定する場合、SMFは、第213の識別情報を生成することができる。
また、第211の識別情報を受信した場合、及び/又はUEがNSをサポートする場合、UEは、NSを識別する為の情報(S-NSSAI、NSSAI、NSI等)についても、マッピングして記憶することができる。
以上のように設定することで、PDUセッションタイプと、PDNタイプと、NSを識別する為の情報とを、マッピングすることができ、またこのマッピングの有効期限を設定する事ができる。
次に、UEは、E-UTRAN(eNB)への接続に成功すると、E-UTRAN(eNB)に、ハンドオーバー完了メッセージを送信する(S1026)。UEは、第213の識別情報を生成した場合、ハンドオーバー完了メッセージに、第213の識別情報を含めることができる。
次に、E-UTRAN(eNB)は、ハンドオーバー完了メッセージを受信すると、MMEに、ハンドオーバー通知メッセージを送信する(S1028)。E-UTRAN(eNB)は、ハンドオーバー完了メッセージに第213の識別情報が含まれる場合、ハンドオーバー通知メッセージに、第213の識別情報を含めることができる。
次に、MMEは、ハンドオーバー通知メッセージを受信すると、SGWに、PDNコネクションごとにベアラ修正要求メッセージを送信することにより、確立された全ベアラに対する責任を自身(MME)が持つことを通知する(S1030)。MMEは、ハンドオーバー通知メッセージに第213の識別情報が含まれる場合、ベアラ修正要求メッセージに、第213の識別情報を含めることができる。
次に、SGWは、PGW-Cに、PDNコネクションごとにベアラ修正要求メッセージを送信することにより、リロケーションしたことを通知する(S1032)。SGWは、MMEからのベアラ修正要求メッセージに第213の識別情報が含まれる場合、PGW-Cに送信するベアラ修正要求メッセージに、第213の識別情報を含めることができる。
次に、PGW-Cは、ベアラ修正要求メッセージを受信する(S1032)と、ベアラ修正要求メッセージに含まれる情報を、SMFに転送することができる。SMFは、PGW-Cからベアラ修正要求メッセージに含まれる情報を受信すると、その内容を把握することができる。
SMFは、上記のマッピングにおいて、第201のタイマーの値を設定した場合であって、ベアラ修正要求メッセージに第213の識別情報が含まれる場合、第201のタイマーを再設定することができる。また、SMFは、上記のマッピングにおいて、第201のタイマーの値を設定しなかった場合であって、ベアラ修正要求メッセージに第213の識別情報が含まれる場合、第201のタイマーの値を第213の識別情報に含まれる値に設定し、開始することができる。
次に、PGW-Cは、SGWに、ベアラ修正要求メッセージに対する応答として、ベアラ修正応答メッセージを送信する(S1036)。
次に、SGWは、ベアラ修正応答メッセージを受信すると(S1036)、MMEに、ベアラ修正応答メッセージを送信することにより、U-Planeパスを切り替えたことを通知する(S1038)。
以上で、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きが完了する。5GSからEPSへのハンドオーバー手続きが完了すると、UEは、EPSにおいて、PDNとの間で、PDNコネクションを用いた通信を行うことができる状態に遷移することができる。さらに、このハンドオーバー手続きにおけるSMFとUEにおけるマッピングを活用した処理を行うことにより、UEは、もともと5GSで確立されていたPDUセッションの状態を保持しつつ、EPSにおけるPDNコネクションを用いた通信を行うことができる。
[4.4. EPSから5GSへのハンドオーバー手続き]
次に、N26インターフェースを用いた、単一登録モードのための、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きについて、図14を用いて説明を行う。このハンドオーバー手続きは、UEが、EPSにおいて、PDNコネクションを確立しているときに実行することができる。さらに、このハンドオーバー手続きは、5GMM接続モード、及び/又はEMM接続モードである場合に実行できてもよい。
まず、E-UTRAN(eNB)は、UEをNG-RAN(gNB)にハンドオーバーすべきであることを決定すると(S1400)、MMEに、ハンドオーバー要求を送信する(S1402)。E-UTRAN(eNB)は、ハンドオーバーすべきか否かについて、E-UTRAN(eNB)とUEとの間の無線状況、EPS内のトラフィックの負荷状況、特定のサービスはEPSでは提供していない及び/又は5GSでのみ提供していることに基づいて、ハンドオーバーすべきか否かを判断してよい。尚、ハンドオーバー要求には、EPSにおけるPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)が含まれて良い。
次に、MMEは、AMFを選択して、リロケーション転送要求(Forward Relocation Request)を送信する(S1404)。尚、リロケーション転送要求には、PDNタイプが含まれて良い。
次に、AMFは、リロケーション転送要求を受信すると(S1404)、SMFに、PDU セッションハンドオーバー要求を送信する(S1406)。尚、PDU セッションハンドオーバー要求には、PDNタイプが含まれて良い。
次に、SMFは、PDUセッションハンドオーバー要求を受信すると(S1406)、SMFは、PDNタイプを確認する。このPDNタイプは、PDUセッションハンドオーバー要求の内容を確認することによって行うことができる。
そして、SMFは、PDNタイプがnon-IPであり、かつ、このPDNタイプに対応するPDUセッションタイプをEthernetとしてマッピングしていた場合、5GSで確立するPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)をEthernetにセットする。また、SMFは、PDNタイプがnon-IPであり、かつ、このPDNタイプに対応するPDUセッションタイプをUnstructuredとしてマッピングしていた場合、5GSで確立するPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)をUnstructuredにセットする。また、SMFは、PDNタイプをIPv4であり、かつ、このPDNタイプに対応するPDUセッションタイプをIPv4としてマッピングしていた場合、5GSで確立するPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)をIPv4にセットする。SMFは、PDNタイプをIPv6であり、かつ、このPDNタイプに対応するPDUセッションタイプをIPv6としてマッピングしていた場合、5GSで確立するPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)をIPv6にセットする。
尚、SMFにおけるマッピングの有効期間を第201のタイマーによって管理している場合、この動作は、第201のタイマーが満了していない場合に限り行うことができる。言い換えると、第201のタイマーが満了した場合には、この動作を行うことはできない。
また、SMFにおけるマッピングにおいて、PDNタイプと、PDUセッションタイプだけでなく、NSを識別する為の情報(S-NSSAI、NSSAI、NSI等)もマッピングされている場合には、そのNSを識別する為の情報に対応するコアネットワーク装置(例えばUPF)を介したPDUセッションを確立するように設定する。
さらに、SMFにおけるマッピングにおいて、SSC modeを識別する情報もマッピングされていた場合には、記憶していたSSC modeを、5GSで確立するPDUセッションのSSC modeにセットしてもよい。
以上のように、PDUセッションタイプと、PDNタイプと、NSを識別する為の情報と、SSC modeとのマッピングを利用することで、もともと5GSで確立していたPDUセッションを用いた通信を行うことができる。
尚、このマッピングは、上記の動作が実行された後の任意のタイミングで、消去することができるが、例えば、EPSから5GSへのハンドオーバーに成功した旨の通知があった場合、例えば、AMFからハンドオーバー完了メッセージ(S1424)を受信した後、消去することが好ましい。
次に、SMFは、AMFに、PDU セッションハンドオーバー要求(S1406)に対する応答として、PDUセッションハンドオーバー応答を送信する(S1408)。尚、PDUセッションハンドオーバー応答には、PDUセッションタイプやNSを識別する為の情報が含まれて良い。
次に、AMFは、リロケーション転送要求(S1404)に対する応答として、MMEに、リロケーション転送応答(Forward Relocation Response)を送信する(S1410)。尚、リロケーション転送応答には、PDUセッションタイプやNSを識別する為の情報が含まれて良い。
次に、MMEは、E-UTRAN(eNB)にハンドオーバーコマンドを送信する(S1412)。尚、ハンドオーバーコマンドには、PDUセッションタイプやNSを識別する為の情報が含まれて良い。
次に、E-UTRAN(eNB)は、ハンドオーバーコマンドを受信すると(S1412)、UEに、ハンドオーバーコマンドを送信することにより、NG-RAN(gNB)へのハンドオーバーを指示する(S1414)。尚、ハンドオーバーコマンドには、PDUセッションタイプやNSを識別する為の情報が含まれて良い。
次に、UEは、ハンドオーバーコマンドを受信すると(S1414)、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報に基づいて、EPSベアラのハンドオーバーに成功したことを決定する。UEは、PDNタイプがnon-IPであり、かつ、このPDNタイプに対応するPDUセッションタイプをEthernetとしてマッピングしていた場合、5GSで確立するPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)をEthernetにセットする。また、UEは、PDNタイプがnon-IPであり、かつ、このPDNタイプに対応するPDUセッションタイプをUnstructuredとしてマッピングしていた場合、5GSで確立するPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)をUnstructuredにセットする。また、UEは、PDNタイプをIPv4であり、かつ、このPDNタイプに対応するPDUセッションタイプをIPv4としてマッピングしていた場合、5GSで確立するPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)をIPv4にセットする。UEは、PDNタイプをIPv6であり、かつ、このPDNタイプに対応するPDUセッションタイプをIPv6としてマッピングしていた場合、5GSで確立するPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)をIPv6にセットする。
尚、UEにおけるマッピングの有効期間を第202のタイマーによって管理している場合、この動作は、第202のタイマーが満了していない場合に限り行うことができる。言い換えると、第202のタイマーが満了した場合には、この動作を行うことはできない。
また、UEにおけるマッピングにおいて、PDNタイプと、PDUセッションタイプだけでなく、NSを識別する為の情報(S-NSSAI、NSSAI、NSI等)もマッピングされている場合には、そのNSを識別する為の情報に対応するコアネットワーク装置(例えばSMF及び/又はUPF)を介したPDUセッションを確立するように設定する。
さらに、UEにおけるマッピングにおいて、SSC modeを識別する情報もマッピングされていた場合には、記憶していたSSC modeを、5GSで確立するPDUセッションのSSC modeにセットしてもよい。
以上のように、PDUセッションタイプと、PDNタイプと、NSを識別する為の情報と、SSC modeとのマッピングを利用することで、もともと5GSで確立していたPDUセッションを用いた通信を行うことができる。
尚、このマッピングは、上記の動作が実行された後の任意のタイミングで、消去することができるが、例えば、EPSから5GSへのハンドオーバーに成功した場合、例えば、E-UTRAN(eNB)からハンドオーバーコマンドを受信(S1414)した場合や、NG-RAN(gNB)にハンドオーバー確認メッセージ(S1416)を送信した後、消去することが好ましい。
次に、UEは、E-UTRAN(eNB)から移動すると、NG-RAN(eNB)と同期し、NG-RAN(gNB)に、ハンドオーバー確認を送信する(S1416)。
次に、NG-RAN(gNB)は、AMFに、ハンドオーバー通知を送信することにより、UEがNG-RANにハンドオーバーしたことを通知する(S1418)。
次に、AMFは、ハンドオーバー通知を受信することにより、UEがハンドオーバーしたことを認識し、MMEに、リロケーション転送完了通知(Forward Relocation Complete Notification)を送信することにより、UEがハンドオーバーしたことを認識したことを通知する(S1420)。
次に、MMEは、リロケーション転送完了通知を受信すると、AMFに、リロケーション転送完了通知確認(Forward Relocation Complete Notification ACK)を送信することにより、UEがハンドオーバーしたことを、MMEが認識したことを通知する(S1422)。
次に、AMFは、リロケーション転送完了通知確認を受信すると、SMFに、ハンドオーバー完了を送信する(S1424)。
次に、SMFは、ハンドオーバー完了を受信すると、AMFに、ハンドオーバー完了確認を送信する(S1426)。
以上で、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きが完了する。EPSから5GSへのハンドオーバー手続きが完了すると、UEは、5GSにおいて、DNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態に遷移することができる。さらに、このハンドオーバー手続きにおけるSMFとUEにおけるマッピングを活用した処理を行うことにより、UEは、もともと5GSで確立されていたPDUセッションの状態で通信を行うことができる。また、SMF及びUEにおけるマッピングにおいて、NSを識別する為の情報も使用していた場合には、そのNSを識別する為の情報に対応するコアネットワーク装置(例えばUPF)を介したPDUセッションを確立することがきる。
また、本実施形態では、UEやSMFでマッピングに関する情報を保持することを想定しているが、それに限らない。例えば、UEやSMF以外の装置・機能、例えば、PCF+PCRFやHSS+UDM等が、上記のマッピングに関する情報を保持してもよい。すなわち、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きにおいて、SMFが、PCF+PCRFやHSS+UDM等に対して、マッピングに関する情報を送信しておくことで、PCF+PCRFやHSS+UDM等は、マッピングに関する情報を記憶することができる。また、SMFは、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きにおいて、PCF+PCRFやHSS+UDM等からマッピングに関する情報を取得し、もとのPDUセッションを用いた通信を行うことができる。
[5. 第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について、図を用いて説明する。第2の実施形態では、UEは、まずEPSにおいて、アタッチ手続き(Attach procedure)を行う。次に、EPSにおいて、PDN接続手続き(PDN Connectivity procedure)を行うことにより、PDNコネクションを確立し、PDNとの間で、PDNコネクションを用いた通信を行う。次に、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きを行うことにより、EPSにおけるPDNコネクションの少なくとも一部について、5GSにおけるPDUセッションを用いた通信に切り替えることができる。その後、UEは、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きを行うことにより、もともとEPSで行っていたPDNコネクションを用いた通信を行うことができる。以下では、上記の順に、各手続きに対する説明を行う。
尚、本実施形態では、図1に記載されているように、PDNとDNが同一のネットワークとして構成される場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、PDNとDNが異なるネットワークとして構成される場合にも適用可能である。
また、本実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF-MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
[5.1. EPSにおけるアタッチ手続き]
まず、EPSにおけるアタッチ手続きについて、図11を用いて説明する。以下、本手続きとはEPSにおけるアタッチ手続きを指す。本手続きは、UEがコアネットワーク_Aに登録されるための手続きである。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
まず、UEは、eNBを介して、MMEにアタッチ要求メッセージを送信することにより(S1100)、アタッチ手続きを開始する。UEは、アタッチ要求メッセージに、PDN接続要求メッセージを含めて送信してもよいし、PDN接続要求メッセージを含める事で、アタッチ手続き中でPDN接続手続きを実施する事を要求してもよい。
尚、UEは、アタッチ要求メッセージに第101から103の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよい。UEは、アタッチ要求メッセージにこれらの識別情報を含める事で、UEの要求を示してもよい。
UEは、第101の識別情報を送信することで、EPSから5GSにハンドオーバーする場合に、5GSで確立されるPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)のpreferenceを通知することができる。具体的には、UEは、第101の識別情報として、「Ethernet」又は「Unstructured」又は「IP」又は「IPv4」又は「IPv6」のいずれかを指定することができる。
また、UEは、第102の識別情報を送信することで、EPSから5GSにハンドオーバーする場合に、5GSで確立されるPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)としてUEがサポートするもの(すなわち、UE能力)を通知することができる。具体的には、UEは、第102の識別情報として、「Ethernet」及び/又は「Unstructured」及び/又は「IP」及び/又は「IPv4」及び/又は「IPv6」のいずれかが指定することができる。
また、UEは、第103の識別情報を送信することで、PDNタイプとPDUセッションタイプを対応付けて記憶する(マッピングする)期間を要求することができる。すなわち、UEは、第103の識別情報を送信することで、EPSで確立されるPDNコネクションと、その後にEPSから5GSへのハンドオーバー手続きによって5GSで確立されるPDUセッションとの関係性を記憶する期間を要求することができる。
尚、UEは、これらの識別情報を、アタッチ要求メッセージとは異なる制御メッセージ(例えば、ESM情報要求/応答メッセージなど)に含めて送信してもよい(S1102)。
MMEは、アタッチ要求メッセージ及び/又はアタッチ要求メッセージとは異なる制御メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。MMEは、第1の条件が真の場合、本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
尚、第1の条件判別は、アタッチ要求メッセージの受信、及び/又はアタッチ要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
以下、本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、第4の条件判別を実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。第4の条件判別において、MMEは第4の条件が真であるか偽であるかを判定する。MMEは、PDN接続手続き中の(C)の手続きを、第4の条件が真の場合には開始することで実行し、第4の条件が偽の場合には省略する(S1104)。
尚、MMEは、S1104において、PGW(PGW-C)との間でPDN接続手続き中の(C)の手続きを行う場合、アタッチ要求メッセージで受信した識別情報をPGW(PGW-C)に通知することができる。PGW(PGW-C)は、AMFから受信した識別情報を取得することができる。
さらに、MMEは、アタッチ要求メッセージ及び/又はセッション生成応答メッセージの受信及び/又はPDN接続手続き中の(C)の手続きの完了に基づいて、eNBにアタッチ受諾メッセージを送信する(S1106)。尚、MMEは、セッション生成拒絶メッセージを受信した場合、本手続き中の(A)の手続きを続けず、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。
eNBは、アタッチ受諾メッセージを受信し、UEにRRCメッセージ(例えば、RRC Connection ReconfigurationメッセージやRRC Connection Setupメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)及び/又はアタッチ受諾メッセージを送信する(S1108)。尚、アタッチ受諾メッセージは、RRCメッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、第4の条件が真の場合、MMEは、アタッチ受諾メッセージに、前述したPDN接続受諾メッセージを含めて送信してもよいし、PDN接続受諾メッセージを含める事で、PDN接続手続きが受諾された事を示してもよい。
尚、MMEは、アタッチ受諾メッセージを送信することで、アタッチ要求メッセージで通知したUEの要求が受諾された事を示してもよい。さらに、MMEは、アタッチ受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、MMEが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
ここで、第4の条件判別は、MMEが、PDN接続手続きを実施するか否かを判別する為のものである。第4の条件が真とは、PDN接続要求メッセージを受信した場合であり、本手続き中でPDN接続手続きも実行する場合でよい。また、第4の条件が偽とは、PDN接続要求メッセージを受信しなかった場合であり、本手続き中でPDN接続手続きも実行しない場合でよいし、第4の条件を真と判断しない場合でよい。
UEは、eNBからRRCメッセージを受信した場合、eNBにRRCコネクションメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration CompleteメッセージやRRC Connection Setup Completeメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)を送信する(S1110)。eNBは、RRCメッセージを受信し、MMEにベアラ設定メッセージを送信する(S1112)。さらに、MMEは、ベアラ設定メッセージを受信する。
UEは、アタッチ受諾メッセージを受信した場合、eNBを介して、MMEにアタッチ完了メッセージを送信する(S1114)(S1116)。さらに、MMEは、アタッチ完了メッセージを受信する。
尚、UEは、アタッチ受諾メッセージを受信することで、アタッチ要求メッセージで通知したUEの要求が受諾された事を検出することができる。
さらに、第4の条件が真の場合、MMEは第2の条件判別を実行する。第2の条件判別は、MMEが、SGWにベアラの変更を要求する必要の要否を判定する為ものである。第2の条件が真の場合、MMEは、PDN接続手続き中の(D)手続きを開始し、実行する(S1118)。各装置は、アタッチ完了メッセージの送受信、及び/又はPDN接続手続き中の(D)手続きの完了に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
尚、UEは、PDN接続受諾メッセージを受信した場合、アタッチ完了メッセージに、前述したPDN接続完了メッセージを含めて送信してもよいし、PDN接続完了メッセージを含める事で、PDN接続手続きを完了する事を示してもよい。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、eNBを介して、UEにアタッチ拒絶メッセージを送信し、本手続き中の(B)の手続きを開始する(S1120)。さらに、UEは、アタッチ拒絶メッセージを受信し、UEの要求が拒絶された事を認識する。各装置は、アタッチ拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。尚、第4の条件が真の場合、MMEは、アタッチ拒絶メッセージに、前述したPDN接続拒絶メッセージを含めて送信してもよいし、PDN接続拒絶メッセージを含める事で、PDN接続手続きが拒絶された事を示してもよい。その場合、UEは、さらに、PDN接続拒絶メッセージを受信してもよいし、PDN接続手続きが拒絶された事を認証してもよい。
尚、MMEは、アタッチ拒絶メッセージを送信することで、アタッチ要求メッセージで通知したUEの要求が拒絶された事を示してもよい。さらに、MMEは、アタッチ拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、MMEが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに接続した状態及び/又は登録状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよいし、ネットワークに接続できない状態に遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、本手続きの完了に基づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、各装置は、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_Aや別のセルに対してアタッチ手続きを実施してもよい。
また、上述した第1から第4の条件判別は、アタッチ要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。また、第1から第4の条件の真偽が決まる条件は上述した条件に限らなくてもよい。
例えば、また、第3の条件判別は、上述したPDN接続手続き例と同様でよい。
[5.2. EPSにおけるPDN接続手続き]
まず、EPSにおけるPDN接続手続きについて、図12を用いて説明する。以下、本手続きはPDN接続手続きを指す。本手続きは、各装置がPDNコネクションを確立する為の手続きである。尚、各装置は、本手続きを、アタッチ手続きを完了した状態で実行してもよいし、アタッチ手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、アタッチ手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDN接続手続きの完了に基づいて、PDNコネクションを確立してもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行する事で、複数のPDNコネクションを確立してもよい。
まず、UEは、eNBを介して、MMEにPDN接続要求メッセージを送信することにより(S1200)、PDN接続手続きを開始する。尚、PDN接続要求メッセージは、これに限らず、PDNコネクションの確立を要求するメッセージであればよい。
尚、UEは、PDN接続要求メッセージに、第11の識別情報、及び/又は第101から103の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよい。UEは、PDN接続要求メッセージにこれらの識別情報を含める事で、UEの要求を示してもよい。
UEは、第11の識別情報を送信することで、EPSから5GSにハンドオーバーする場合に、5GSで確立されるPDUセッションのSSC modeを通知することができる。具体的には、UEは、第11の識別情報として、「SSC mode 1」又は「SSC mode 2」又は「SSC mode 3」のいずれかを指定することができる。
また、UEは、第11の識別情報を送信することで、UEが要求するSSC modeを示してもよい。すなわち、UEは、第11の識別情報を送信することで、EPSで確立されるPDNコネクションと、その後にEPSから5GSへのハンドオーバー手続きによって5GSで確立されるPDUセッションとの関係性を記憶する(マッピングする)際に、第11の識別情報で示されるSSC modeもマッピングすることを要求してもよい。
UEは、第101の識別情報を送信することで、EPSから5GSにハンドオーバーする場合に、5GSで確立されるPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)のpreferenceを通知することができる。具体的には、UEは、第101の識別情報として、「Ethernet」又は「Unstructured」又は「IP」又は「IPv4」又は「IPv6」のいずれかを指定することができる。
また、UEは、第102の識別情報を送信することで、EPSから5GSにハンドオーバーする場合に、5GSで確立されるPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)としてUEがサポートするもの(すなわち、UE能力)を通知することができる。具体的には、UEは、第102の識別情報として、「Ethernet」及び/又は「Unstructured」及び/又は「IP」及び/又は「IPv4」及び/又は「IPv6」のいずれかが指定することができる。
また、UEは、第103の識別情報を送信することで、PDNタイプとPDUセッションタイプを対応付けて記憶する(マッピングする)期間を要求することができる。すなわち、UEは、第103の識別情報を送信することで、EPSで確立されるPDNコネクションと、その後にEPSから5GSへのハンドオーバー手続きによって5GSで確立されるPDUセッションとの関係性を記憶する期間を要求することができる。
MMEは、PDN接続要求メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別は、MMEが、UEの要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第1の条件判別において、MMEは第1の条件が真であるか偽であるかを判定する。MMEは、第1の条件が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第1の条件が偽の場合のステップは後述する。
尚、第1の条件判別は、PDN接続要求メッセージの受信、及び/又はPDN接続要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
以下、第1の条件が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、本手続き中の(C)又は(E)の手続きを実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。MMEは、外部ゲートウェイとしてPGWを選択した場合、本手続き中の(C)の手続きを実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始してもよいし、外部ゲートウェイとしてSCEFを選択した場合、本手続き中の(E)の手続きを実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始してもよい まず、本手続き中の(C)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、SGWにセッション生成要求メッセージを送信し、本手続き中の(C)の手続きを開始する(S1202)。さらに、セッション生成要求メッセージを受信したSGWは、PGWへセッション生成要求メッセージを送信する(S1204)。
ここで、MME及びSGWは、セッション生成要求メッセージ(S1202)(S1204)に、第11の識別情報、及び/又は第101から103の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、PDN接続要求メッセージによるUEの要求を、PGW(PGW-C)に伝達してもよい。
さらに、PGWは、セッション生成要求メッセージを受信し、第3の条件判別を実行する。尚、第3の条件判別は、PGWが、UEの要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第3の条件が真とは、UEの要求を受諾する場合であり、UEの要求が許可される場合でよい。また、第3の条件が偽とは、UEの要求を拒否する場合であり、第3の条件を真と判断しない場合でよい。
また、第3の条件判別は、PGWではなく、別の装置(例えば、PCRF)が実施してもよい。その場合、PGWは、PCRFとの間でIP-CANセッション確立手続きを実施する。より具体的には、PGWは、PCRFにIP-CANセッション確立手続き中の要求メッセージを送信する。さらに、PCRFは、IP-CANセッション確立手続き中の要求メッセージを受信し、第3の条件を判別し、PGWにIP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージを送信する。さらに、PGWはIP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージを受信し、第3の条件判別の結果を認識する。
尚、PCRFが第3の条件判別を実施した場合、PGWは、PCRFから受信した第3の条件判別の結果を基に、第3の条件判別を実施してもよい。例えば、PCRFがUEの要求を受諾する場合、PCRF、及びPGWは第3の条件を真としてもよく、UEの要求を拒絶する場合、PCRF、及びPGWは第3の条件を偽としてもよい。
第3の条件判別において、PGWは第3の条件が真であるか偽であるかを判定する。第3の条件が真の場合には、PGWはSGWにセッション生成応答メッセージを送信する(S1206)。
さらに、セッション生成応答メッセージを受信したSGWは、MMEにセッション生成応答メッセージを送信する(S1208)。さらに、MMEは、セッション生成応答メッセージを受信する。
また、PGW及びSGWは、セッション生成応答メッセージを送信する事で、UEの要求が許可された事を示してもよい。
また、第3の条件が偽の場合には、PGWは、SGWにセッション生成拒絶メッセージを送信する(S1206)。さらに、セッション生成拒絶メッセージを受信したSGWは、MMEにセッション生成拒絶メッセージを送信する(S1208)。尚、セッション生成拒絶メッセージは、拒絶理由(Reject cause)を含むセッション生成応答メッセージでもよい。
また、PGWは、セッション生成拒絶メッセージを送信する事で、UEの要求が拒絶された事を示してもよい。
各装置は、セッション生成応答メッセージ、及び/又はセッション生成拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続きの中の(C)の手続きを完了する。
続いて、本手続き中の(E)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、SCEFにセッション生成要求メッセージを送信し、本手続き中の(E)の手続きを開始する(S1210)。
ここで、MMEは、セッション生成要求メッセージを送信する事で、PDN接続要求メッセージによるUEの要求を伝達してもよい。
さらに、SCEFは、セッション生成要求メッセージを受信し、第4の条件判別を実行する。尚、第4の条件判別は、SCEFが、UEの要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第4の条件が真とは、UEの要求を受諾する場合であり、UEの要求が許可される場合でよい。また、第4の条件が偽とは、UEの要求を拒否する場合であり、第4の条件を真と判断しない場合でよい。
第4の条件判別において、SCEFは第4の条件が真であるか偽であるかを判定する。第4の条件が真の場合には、SCEFはMMEにセッション生成応答メッセージを送信する(S1212)。さらに、MMEは、セッション生成応答メッセージを受信する。
また、SCEFは、セッション生成応答メッセージを送信する事で、UEの要求が許可された事を示してもよい。
また、第4の条件が偽の場合には、SCEFはMMEにセッション生成拒絶メッセージを送信する(S1212)。尚、セッション生成拒絶メッセージは、拒絶理由(Reject cause)を含むセッション生成応答メッセージでもよい。
また、SCEFは、セッション生成拒絶メッセージを送信する事で、UEの要求が拒絶された事を示してもよい。
各装置は、セッション生成応答メッセージ、及び/又はセッション生成拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続きの中の(E)の手続きを完了する。
MMEは、セッション生成応答メッセージの受信に基づいて、及び/又は本手続き中の(C)または(E)の手続きの完了に基づいて、eNBにPDN接続受諾メッセージを送信する(S1214)。尚、MMEは、セッション生成拒絶メッセージを受信した場合、本手続き中の(A)の手続きを続けず、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。また、PDN接続受諾メッセージは、デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化要求(Activate default EPS bearer context request)メッセージでもよい。また、PDN接続受諾メッセージは、PDN接続要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDN接続要求メッセージを受諾するメッセージであればよい。
ここで、MMEは、PDN接続受諾メッセージに、第21の識別情報を含めてもよいし、この識別情報を含める事で、PDN接続要求メッセージによるUEの要求が受諾された事を示してもよい。
eNBは、PDN接続受諾メッセージを受信し、UEにRRCメッセージ(例えば、RRC Connection ReconfigurationメッセージやRRC Connection Setupメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)、及び/又はPDN接続受諾メッセージを送信する(S1216)。尚、PDN接続受諾メッセージは、RRCメッセージに含まれて送受信されてもよい。
さらに、各装置は、第21の識別情報を送受信する事で、ネットワークによって選択されたSSC modeを示して良い。具体的には、MME、及び/又はPGW-Cは、第21の識別情報を送信することで、EPSから5GSにハンドオーバーする場合に、5GSで確立されるPDUセッションのSSC modeを通知することができる。具体的には、MME、及び/又はPGW-Cは、第21の識別情報として、「SSC mode 1」又は「SSC mode 2」又は「SSC mode 3」のいずれかを指定してもよい。さらに、UEは、第21の識別情報を受信した場合、第21の識別情報が示す情報SSC modeを、本手続きで確立されるPDNコネクションと対応付けて記憶してもよいし、EPSから5GSにハンドオーバーする場合に、5GSで確立されるPDUセッションのSSC modeを、第21の識別情報に設定してもよい。
さらに、MMEは、PDN接続受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、MME、及び/又はPGW-Cが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
RRCメッセージを受信した場合、UEはeNBにRRCメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration CompleteメッセージやRRC Connection Setup Completeメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)を送信する(S1218)。eNBは、RRCメッセージを受信し、MMEにベアラ設定メッセージを送信する(S1220)。さらに、MMEは、ベアラ設定メッセージを受信する。
PDN接続受諾メッセージを受信した場合、UEは、eNBを介してMMEにPDN接続完了(PDN Connectivity complete)メッセージを送信する(S1222)(S1224)。さらに、MMEは、PDN接続完了メッセージを受信し、第2の条件判別を実行する。尚、PDN接続完了メッセージは、デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化受諾(Activate default EPS bearer context accept)メッセージでもよい。また、PDN接続完了メッセージは、PDN接続受諾メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDN接続手続きが完了する事を示すメッセージであればよい。
第2の条件判別は、MMEが、SGWにベアラの変更を要求する必要の要否を判定する為ものである。第2の条件が真の場合、MMEは本手続き中の(D)の手続きを開始する。また、第2の条件判別が偽の場合MMEは本手続き中の(D)の手続きを実行しない。
以下、本手続き中の(D)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、ベアラ変更要求メッセージをSGWに送信し(S1226)、本手続き中の(D)の手続きを開始する。さらに、SGWは、ベアラ変更要求メッセージを受信し、MMEにベアラ変更応答メッセージを送信する(S1228)。さらに、MMEは、ベアラ変更応答メッセージを受信し、本手続きの(D)の手続きを完了する。さらに、各装置は、第2の条件判別が偽の場合、PDN接続完了メッセージの送受信に基づき、第2の条件判別が真の場合、本手続きの中の(D)の手続きの完了に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、eNBを介してUEにPDN接続拒絶メッセージを送信し(S1230)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。さらに、UEはPDN接続拒絶メッセージを受信し、UEの要求が拒絶された事を認識する。各装置は、PDN接続拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。PDN接続拒絶メッセージには、適切な拒絶理由が含まれてもよい。また、PDN接続拒絶メッセージは、PDN接続要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDN接続要求メッセージを拒絶するメッセージであればよい。
また、MMEは、PDN接続拒絶メッセージを送信する事で、UEの要求が拒絶された事を示してもよい。さらに、MMEは、PDN接続拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、MME、及び/又はPGW-Cが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
さらに、UEは、PDN接続拒絶メッセージを受信することで、PDN接続要求によるUEの要求が拒絶されたこと、及びPDN接続拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、各装置は、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、別のセルに対してPDN接続手続きを実施してもよい。
また、前述した第1から第4の条件判別は、PDN接続要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。また、第1から第4の条件の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
例えば、第1の条件、及び/又は第3の条件、及び/又は第4の条件は、UEがセッションの確立を要求し、ネットワークが要求を許可する場合、真でよい。また、第1の条件、及び/又は第3の条件、及び/又は第4の条件は、UEがセッションの確立を要求し、ネットワークが要求を許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件、及び/又は第4の条件は、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求するセッションの確立をサポートしていない場合、偽でもよい。
[5.3. EPSから5GSへのハンドオーバー手続き]
次に、N26インターフェースを用いた、単一登録モードのための、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きについて、図14を用いて説明を行う。このハンドオーバー手続きは、UEが、EPSにおいて、PDNコネクションを確立しているときに実行することができる。さらに、このハンドオーバー手続きは、5GMM接続モード、及び/又はEMM接続モードである場合に実行できてもよい。
まず、E-UTRAN(eNB)は、UEをNG-RAN(gNB)にハンドオーバーすべきであることを決定すると(S1400)、MMEに、ハンドオーバー要求を送信する(S1402)。E-UTRAN(eNB)は、ハンドオーバーすべきか否かについて、E-UTRAN(eNB)とUEとの間の無線状況、EPS内のトラフィックの負荷状況、特定のサービスはEPSでは提供していない及び/又は5GSでのみ提供していることに基づいて、ハンドオーバーすべきか否かを判断してよい。尚、ハンドオーバー要求には、EPSにおけるPDNタイプが含まれて良い。
次に、MMEは、AMFを選択して、リロケーション転送要求(Forward Relocation Request)を送信する(S1404)。尚、リロケーション転送要求には、EPSにおけるPDNタイプが含まれて良い。
次に、AMFは、リロケーション転送要求を受信すると(S1404)、SMFに、PDU セッションハンドオーバー要求を送信する(S1406)。尚、PDU セッションハンドオーバー要求には、EPSにおけるPDNタイプが含まれて良い。
次に、SMFは、PDUセッションハンドオーバー要求を受信する(S1406)。SMFは、EPSにおけるPDNタイプを確認する。EPSにおけるPDNタイプは、PDUセッションハンドオーバー要求の内容を確認することによって取得してもよいし、PGW-Cから取得してもよい。また、SMFは、PGW-Cから第11の識別情報を取得することができる。
また、SMFは、EPSにおいて確立されているPDNコネクションのタイプを示すPDNタイプがnon-IPである場合、PDUセッションタイプをEthernet又はUnstructuredとして関連付けて記憶する(以下、マッピングとも称する)ことができる。また、SMFは、PDNタイプがIPv4である場合は、PDUセッションタイプをIPv4としてマッピングすることができる。また、SMFは、PDNタイプがIPv6である場合は、PDUセッションタイプをIPv6としてマッピングすることができる。
また、SMFは、各PDUセッションのSSC modeをSSC mode 1、SSC mode 2、又はSSC mode 3としてマッピングすることができる。
また、SMFは、このようなマッピングを行う場合において、マッピングの有効期間(マッピングを維持する期間)を設定しても良い。マッピングの有効期間は、第201のタイマーを使用して良い。マッピングの有効期間を設定する場合、SMFはマッピングを行うのと同時に、第201のタイマーを開始する(例えば、カウントダウンする)ことができる。また、SMFは、第201のタイマーが満了した場合には、このマッピングを消去することができる。また、SMFは、第201のタイマーが満了する前に、5GSからEPSへのハンドオーバーに成功した旨の通知を受信した場合、例えばSGWからベアラ修正要求メッセージ(S1032)を受信した後、このマッピングを消去することができる。また、上記以外の場合、SMFは、このマッピングを維持することができる。また、マッピングの有効期間を設定する場合、SMFは、第212の識別情報を生成することができる。
また、5GSがNSをサポートする場合には、SMFは、NSを識別する為の情報(S-NSSAI、NSSAI、NSI等)についても、マッピングして記憶することができる。この場合、SMFは、第211の識別情報を生成することができる。
以上のように設定することで、PDUセッションタイプと、PDNタイプと、NSを識別する為の情報と、SSC modeとを、マッピングすることができ、またこのマッピングの有効期限を設定する事ができる。
尚、SMFは、このマッピングを行う際に、アタッチ手続き及び/又はPDN接続手続きで取得した、第11の識別情報、及び/又は第101の識別情報、及び/又は第102の識別情報、及び/又は第103の識別情報で示される情報を考慮することができる。
例えば、SMFは、PDNタイプがnon-IPであっても、取得された第102の識別情報に基づいて、UEが5GSで確立されるPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)としてEthernet及びUnstructuredをサポートしていないことを検出した場合には、そのPDUセッションタイプによるPDUセッションを確立できないため、マッピングを行わなくてよい。また、SMFは、PDNタイプがnon-IPであっても、取得された第102の識別情報に基づいて、UEが5GSで確立されるPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)として、Ethernetはサポートするが、Unstructuredはサポートしていないことを検出した場合には、PDUセッションタイプをEthernetにマッピングすることができる。また、SMFは、PDNタイプがnon-IPであっても、取得された第102の識別情報に基づいて、UEが5GSで確立されるPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)として、Ethernetはサポートしないが、Unstructuredはサポートしていることを検出した場合には、PDUセッションタイプをUnstructuredにマッピングすることができる。
また、SMFは、このマッピングを行う際に、取得された第101の識別情報で示されるPDUセッションタイプでのマッピングを許可しない場合には、マッピングを行わなくて良い。また、SMFは、このマッピングを行う際に、取得された第101の識別情報で示されるPDUセッションタイプでのマッピングを許可する場合には、マッピングを行うことができる。
また、SMFは、このマッピングを行う際に、取得された第103の識別情報で示される有効期間を許可しない場合には、マッピングを行わなくてもよい。また、SMFは、このマッピングを行う際に、取得された第103の識別情報で示される有効期間を許可する場合は、SMFは、第201のタイマーの値を、第103の識別情報で示される値に設定することができる。
また、SMFは、このマッピングを行う際に、5GSで確立するPDUセッションのSSC modeに、対象のPDNコネクションに関連づけられたSSC modeをセットしてもよいし、デフォルトSSC modeをセットしてもよい。尚、PDNコネクションに関連づけられたSSC modeは、PDN接続手続きで送受信された第11の識別情報が示すSSC modeであってもよいし、APN毎に決定されるSSC modeであってもよい。さらに、PDNコネクションに関連づけられたSSC modeは、ネットワークによって設定されているSSC modeであってもよいし、オペレータポリシー、及び/又は加入者情報によって決定されるSSC modeであってもよい。
SMFは、上記のようにマッピングをしなかった場合、PDUセッションハンドオーバーに対する応答であるPDUセッションハンドオーバー応答において、マッピングできなかったことを含めて、AMFに送信してもよい。AMFは、このようなPDUセッションハンドオーバー応答を受信した場合、MMEに対して、マッピングできなかったことを示すリロケーション転送応答を送信してもよい。MMEは、このようなリロケーション転送応答を受信した場合、E-UTRANに対して、ハンドオーバー拒絶(Handover Reject)を送信するとともに、S1414以降の各ステップは行わなくて良い。
次に、SMFは、AMFに、PDU セッションハンドオーバー要求(S1406)に対する応答として、PDUセッションハンドオーバー応答を送信する(S1408)。また、SMFは、上記のマッピングを行った場合、PDUセッションハンドオーバー応答に、第211の識別情報、及び/又は第212の識別情報、及び/又は各PDUセッションに対応づけられたSSC modeを含めることができる。
次に、AMFは、リロケーション転送要求(S1404)に対する応答として、MMEに、リロケーション転送応答(Forward Relocation Response)メッセージを送信する(S1410)。また、AMFは、PDUセッションハンドオーバー応答において受信した情報(第211の識別情報、及び/又は第212の識別情報、及び/又は各PDUセッションに対応づけられたSSC modeを含む)の少なくとも一部を、リロケーション転送応答に含めることができる。
次に、MMEは、E-UTRAN(eNB)にハンドオーバーコマンドを送信する(S1412)。また、MMEは、リロケーション転送応答メッセージにおいて受信した情報(第211の識別情報、及び/又は第212の識別情報、及び/又は各PDUセッションに対応づけられたSSC modeを含む)の少なくとも一部を、ハンドオーバーコマンドに含めることができる。
次に、E-UTRAN(eNB)は、ハンドオーバーコマンドを受信すると(S1412)、UEに、ハンドオーバーコマンドを送信することにより、NG-RAN(gNB)へのハンドオーバーを指示する(S1414)。また、E-UTRAN(eNB)は、MMEから受信したハンドオーバーコマンドにおいて受信した情報(第211の識別情報、及び/又は第212の識別情報、及び/又は各PDUセッションに対応づけられたSSC modeを含む)の少なくとも一部を、UEに対して送信するハンドオーバーコマンドに含めることができる。
次に、UEは、ハンドオーバーコマンドを受信すると(S1414)、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報を確認する。そして、UEは、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報に基づいて、EPSベアラのハンドオーバーに成功したことを決定する。
また、UEは、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報に基づいて、EPSで確立されているPDNコネクションのタイプを示すPDNタイプがnon-IPである場合、PDUセッションタイプをEthernet又はUnstructuredとして関連付けて記憶する(以下、マッピングとも称する)ことができる。また、UEは、PDNタイプがIPv4である場合は、PDUセッションタイプをIPv4としてマッピングすることができる。また、UEは、PDNタイプがIPv6である場合は、PDUセッションタイプをIPv6としてマッピングすることができる。
また、UEは、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報に基づいて、各PDUセッションのSSC modeをSSC mode 1、SSC mode 2、又はSSC mode 3としてマッピングすることができる。
尚、UEは、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きによって確立されるPDUセッションのSSC modeが意図した以外のSSC modeである場合、対象のPDUセッションを切断した後、要求するSSC modeのPDUセッションを確立することで、SSC modeを再設定してもよい。
また、UEは、このようなマッピングを行う場合において、マッピングの有効期間(マッピングを維持する期間)を設定しても良い。マッピングの有効期間は、第202のタイマーを使用して良い。マッピングの有効期間を設定する場合、UEはマッピングを行うのと同時に、第202のタイマーを開始する(例えば、カウントダウンする)ことができる。また、SMFは、第202のタイマーが満了した場合には、このマッピングを消去することができる。また、UEは、第202のタイマーが満了する前であっても、5GSからEPSへのハンドオーバーに成功した場合、例えば、NG-RAN(gNB)からハンドオーバーコマンドを受信(S1024)した場合や、E-UTRAN(eNB)にハンドオーバー完了メッセージ(S1026)を送信した後、このマッピングを消去することができる。また、上記以外の場合、UEは、このマッピングを維持することができる。また、マッピングの有効期間を設定する場合、UEは、第213の識別情報を生成することができる。尚、第202のタイマーの値は、第212の識別情報で示される値に設定してもよい。
また、第211の識別情報を受信した場合、及び/又はUEがNSをサポートする場合、UEは、NSを識別する為の情報(S-NSSAI、NSSAI、NSI等)についても、マッピングして記憶することができる。
以上のように設定することで、PDUセッションタイプと、PDNタイプと、NSを識別する為の情報と、SSC modeとを、マッピングすることができ、またこのマッピングの有効期限を設定する事ができる。
次に、UEは、E-UTRAN(eNB)から移動すると、NG-RAN(eNB)と同期し、NG-RAN(gNB)に、ハンドオーバー確認メッセージを送信する(S1416)。UEは、第213の識別情報を生成した場合、ハンドオーバー確認メッセージに、第213の識別情報を含めることができる。
次に、NG-RAN(gNB)は、AMFに、ハンドオーバー通知メッセージを送信することにより、UEがNG-RANにハンドオーバーしたことを通知する(S1418)。NG-RAN(gNB)は、ハンドオーバー確認メッセージに第213の識別情報が含まれる場合、ハンドオーバー通知メッセージに、第213の識別情報を含めることができる。
次に、AMFは、ハンドオーバー通知メッセージを受信することにより、UEがハンドオーバーしたことを認識し、MMEに、リロケーション転送完了通知(Forward Relocation Complete Notification)メッセージを送信することにより、UEがハンドオーバーしたことを認識したことを通知する(S1420)。
次に、MMEは、リロケーション転送完了通知メッセージを受信すると、AMFに、リロケーション転送完了通知確認(Forward Relocation Complete Notification ACK)メッセージを送信することにより、UEがハンドオーバーしたことを、MMEが認識したことを通知する(S1422)。
次に、AMFは、リロケーション転送完了通知確認メッセージを受信すると、SMFに、ハンドオーバー完了メッセージを送信する(S1424)。AMFは、ハンドオーバー通知メッセージに第213の識別情報が含まれる場合、ハンドオーバー完了メッセージに、第213の識別情報を含めることができる。
次に、SMFは、ハンドオーバー完了メッセージを受信すると、ハンドオーバー完了メッセージに含まれる情報を確認する。
SMFは、上記のマッピングにおいて、第201のタイマーの値を設定した場合であって、ハンドオーバー完了メッセージに第213の識別情報が含まれる場合、第201のタイマーを再設定することができる。また、SMFは、上記のマッピングにおいて、第201のタイマーの値を設定しなかった場合であって、ハンドオーバー完了メッセージに第213の識別情報が含まれる場合、第201のタイマーの値を第213の識別情報に含まれる値に設定し、開始することができる。
そして、SMFは、AMFに、ハンドオーバー完了確認メッセージを送信する(S1426)。
以上で、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きが完了する。EPSから5GSへのハンドオーバー手続きが完了すると、UEは、5GSにおいて、DNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態に遷移することができる。さらに、このハンドオーバー手続きにおけるSMFとUEにおけるマッピングを活用した処理を行うことにより、UEは、もともとEPSで確立されていたPDNコネクションの状態を保持しつつ、5GSにおけるPDUセッションを用いた通信を行うことができる。
[5.4. 5GSからEPSへのハンドオーバー手続き]
次に、N26インターフェースを用いた、単一登録モード(single-registration mode)のための、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きについて、図10を用いて説明する。このハンドオーバー手続きは、UEが、5GSにおいて、PDUセッションを確立しているときに実行することができる。さらに、このハンドオーバー手続きは、5GMM接続モード、及び/又はEMM接続モードである場合に実行できてもよい。
まず、NG-RAN(gNB)は、UEをE-UTRAN(eNB)及び/又はEPC及び/又はEPSにハンドオーバーすべきであることを決定すると、AMFに、ハンドオーバー要求を送信する(S1000)。NG-RAN(gNB)は、ハンドオーバーすべきか否かについて、NG-RAN(gNB)とUEとの間の無線状況、5GS内のトラフィックの負荷状況、特定のサービスは5GSでは提供していない及び/又はEPSでのみ提供していることに基づいて判断してよい。尚、ハンドオーバー要求には、ハンドオーバー先の基地局装置(eNB)を示すTarget eNB IDが含まれる。尚、ハンドオーバー要求には、5GSにおけるPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)が含まれて良い。
次に、AMFは、ハンドオーバー要求を受信すると(S1000)、ハンドオーバー要求に含まれるTarget eNB IDに基づいて、ハンドオーバーのタイプがE-UTRANへのハンドオーバーであることを特定するとともに、MMEの能力情報に基づいて、MMEを選択する。尚、AMFは、non-IPをサポートしているMMEを選択した場合は、デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDを割り当てるが、non-IPをサポートしていないMMEを選択した場合は、デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDを割り当てない。
そして、AMFは、SMFに、SMコンテキスト要求を送信する(S1002)。尚、SMコンテキスト要求には、MMEの能力情報が含まれる。デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDが割り当てられている場合には、AMFは、そのEPS Bearer IDをSMコンテキスト要求に含まる。デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDが割り当てられていない場合には、AMFは、そのEPS Bearer IDをSMコンテキスト要求に含めない。尚、SMコンテキスト要求には、5GSにおけるPDUセッションのタイプ(PDUセッションタイプ)が含まれて良い。
次に、SMFは、SMコンテキスト要求を受信すると(S1002)、SMコンテキスト要求に含まれるMMEの能力情報と、デフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDを確認する。ここで、SMFは、MMEの能力情報を確認することにより、又はデフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDが含まれていることにより、MMEがnon-IPをサポートしていることを検出することができる。また、MMEは、MMEの能力情報を確認することにより、又はデフォルトベアラに対応するEPS Bearer IDが含まれていないことにより、MMEがnon-IPをサポートしていないことを検出することができる。
SMFは、MMEがnon-IPをサポートしていることを検出した場合、non-IPのためのEPSベアラコンテキストを生成し、MMEがnon-IPをサポートしていないことを検出した場合、non-IPのためのEPSベアラコンテキストを生成しない。
そして、SMFは、PDUセッションタイプがEthernetであり、かつ、このPDUセッションタイプに対応するPDNタイプをnon-IPとしてマッピングしていた場合、EPSで確立するPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)をEthernetにセットする。また、SMFは、PDUセッションタイプがUnstructuredであり、かつ、このPDUセッションタイプに対応するPDNタイプをnon-IPとしてマッピングしていた場合、EPSで確立するPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)をUnstructuredにセットする。また、SMFは、PDUセッションタイプをIPv4であり、かつ、このPDUセッションタイプに対応するPDNタイプをIPv4としてマッピングしていた場合、EPSで確立するPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)をIPv4にセットする。また、SMFは、PDUセッションタイプをIPv4であり、かつ、このPDUセッションタイプに対応するPDNタイプをIPv6としてマッピングしていた場合、EPSで確立するPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)をIPv6にセットする。
尚、SMFにおけるマッピングの有効期間を第201のタイマーによって管理している場合、この動作は、第201のタイマーが満了していない場合に限り行うことができる。言い換えると、第201のタイマーが満了した場合には、この動作を行うことはできない。
以上のように、PDUセッションタイプと、PDNタイプとのマッピングを利用することで、もともとEPSで確立していたPDNコネクションを用いた通信を行うことができる。
尚、このマッピングは、上記の動作が実行された後の任意のタイミングで、消去することができるが、例えば、5GSからEPSへのハンドオーバーに成功した旨の通知があった場合、例えば、SGWからベアラ修正要求メッセージ(S1032)を受信した後、消去することが好ましい。
次に、SMFは、AMFに、SMコンテキスト要求に対する応答として、SMコンテキスト応答を送信する(S1004)。尚、SMFは、non-IPのためのEPSベアラコンテキストを生成した場合には、non-IPのためのEPSベアラコンテキストを含めることができる。また、SMコンテキスト応答には、PDNタイプが含まれて良い。
次に、AMFは、SMコンテキスト応答を受信すると(S1004)、MMEに、リロケーション要求を送信する(S1006)。リロケーション要求には、デフォルトベアラに関する情報として、SMコンテキスト応答に含まれるnon-IPのためのEPSベアラコンテキストが含まれてよい。
次に、MMEは、リロケーション要求を受信すると(S1006)、E-UTRAN(eNB)に、ハンドオーバー要求を送信することにより、デフォルトベアラの確立を要求する(S1012)。ハンドオーバーには、設定が必要なデフォルトベアラのEPS Bearer IDが含まれる。
次に、E-UTRAN(eNB)は、ハンドオーバー要求に対する応答として、MMEに、ハンドオーバー要求確認を送信する(S1014)。ハンドオーバー要求確認には、設定できるベアラを示す情報と、設定できないベアラを示す情報が含まれる。
次に、MMEは、ハンドオーバー要求確認を受信すると(S1014)、リロケーション要求に対する応答として、AMFに、リロケーション応答を送信する(S1018)。リロケーション応答には、設定できるベアラを示す情報が含まれる。また、リロケーション応答には、PDNタイプが含まれて良い。
次に、AMFは、リロケーション応答を受信すると、NG-RAN(gNB)を介して、UEに、ハンドオーバーコマンドを送信することにより、UEに対して、E-UTRANにハンドオーバーすることを指示する(S1022)(S1024)。ハンドオーバーコマンドには、設定するベアラを識別する為のEPS Bearer IDが含まれる。また、AMFは、SMコンテキスト応答(S1004)において受信した情報(PDNタイプを含む)の少なくとも一部を、ハンドオーバーコマンドに含めることができる。
次に、UEは、ハンドオーバーコマンドを受信すると(S1022)(S1024)、ハンドオーバーコマンドに含まれる情報を確認する。UEは、ハンドオーバーコマンドに含まれるPDNタイプを確認してもよい。UEは、EPS Bearer IDを確認し、割り当てられたEPS Bearer IDを持たないQoSフローを削除することができる。すなわち、UEは、5GSで確立されたPDUセッション内のQoSフローについて、EPSにハンドオーバーしなくて良いし、5GSにおいても通信を継続しなくて良い。
また、UEは、PDUセッションタイプがEthernetであり、かつ、このPDUセッションタイプに対応するPDNタイプをnon-IPとしてマッピングしていた場合、EPSで確立するPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)をEthernetにセットする。また、UEは、PDUセッションタイプがUnstructuredであり、かつ、このPDUセッションタイプに対応するPDNタイプをnon-IPとしてマッピングしていた場合、EPSで確立するPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)をUnstructuredにセットする。また、UEは、PDUセッションタイプをIPv4であり、かつ、このPDUセッションタイプに対応するPDNタイプをIPv4としてマッピングしていた場合、EPSで確立するPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)をIPv4にセットする。また、UEは、PDUセッションタイプをIPv4であり、かつ、このPDUセッションタイプに対応するPDNタイプをIPv6としてマッピングしていた場合、EPSで確立するPDNコネクションのタイプ(PDNタイプ)をIPv6にセットする。
尚、UEにおけるマッピングの有効期間を第202のタイマーによって管理している場合、この動作は、第202のタイマーが満了していない場合に限り行うことができる。言い換えると、第202のタイマーが満了した場合には、この動作を行うことはできない。
以上のように、PDUセッションタイプと、PDNタイプとのマッピングを利用することで、もともとEPSで確立していたPDNコネクションを用いた通信を行うことができる。
尚、このマッピングは、上記の動作が実行された後の任意のタイミングで、消去することができるが、例えば、5GSからEPSへのハンドオーバーに成功した場合、例えば、NG-RAN(gNB)からハンドオーバーコマンドを受信(S1024)した場合や、E-UTRAN(eNB)にハンドオーバー完了メッセージ(S1026)を送信した後、消去することが好ましい。
次に、UEは、E-UTRAN(eNB)への接続に成功すると、E-UTRAN(eNB)に、ハンドオーバー完了メッセージを送信する(S1026)。
次に、E-UTRAN(eNB)は、ハンドオーバー完了メッセージを受信すると、MMEに、ハンドオーバー通知メッセージを送信する(S1028)。
次に、MMEは、ハンドオーバー通知メッセージを受信すると、SGWに、PDNコネクションごとにベアラ修正要求メッセージを送信することにより、確立された全ベアラに対する責任を自身(MME)が持つことを通知する(S1030)。
次に、SGWは、PGW-Cに、PDNコネクションごとにベアラ修正要求メッセージを送信することにより、リロケーションしたことを通知する(S1032)。
次に、PGW-Cは、ベアラ修正要求メッセージを受信する(S1032)と、ベアラ修正要求メッセージに含まれる情報を、SMFに転送することができる。SMFは、PGW-Cからベアラ修正要求メッセージに含まれる情報を受信すると、その内容を把握することができる。
次に、PGW-Cは、SGWに、ベアラ修正要求メッセージに対する応答として、ベアラ修正応答メッセージを送信する(S1036)。
次に、SGWは、ベアラ修正応答メッセージを受信すると(S1036)、MMEに、ベアラ修正応答メッセージを送信することにより、U-Planeパスを切り替えたことを通知する(S1038)。
以上で、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きが完了する。5GSからEPSへのハンドオーバー手続きが完了すると、UEは、EPSにおいて、PDNとの間で、PDNコネクションを用いた通信を行うことができる状態に遷移することができる。さらに、このハンドオーバー手続きにおけるSMFとUEにおけるマッピングを活用した処理を行うことにより、UEは、もともとEPSで確立されていたPDNコネクションの状態で通信を行うことができる。
また、本実施形態では、UEやSMFでマッピングに関する情報を保持することを想定しているが、それに限らない。例えば、UEやSMF以外の装置・機能、例えば、PCF+PCRFやHSS+UDM等が、上記のマッピングに関する情報を保持してもよい。すなわち、EPSから5GSへのハンドオーバー手続きにおいて、SMFが、PCF+PCRFやHSS+UDM等に対して、マッピングに関する情報を送信しておくことで、PCF+PCRFやHSS+UDM等は、マッピングに関する情報を記憶することができる。また、SMFは、5GSからEPSへのハンドオーバー手続きにおいて、PCF+PCRFやHSS+UDM等からマッピングに関する情報を取得し、もとのPDNコネクションを用いた通信を行うことができる。
[6. 第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について、図を用いて説明する。第3の実施形態では、UEは、まず5GSにおいて、登録手続きを行う。尚、UEは、5GSにおいて、登録手続きを開始する前に、EPSにおいて、アタッチ手続きを実行してもよいし、PDN接続手続きを実行していてもよい。次に、UEは、5GSにおいて、PDUセッション確立手続きを行うことにより、PDUセッションを確立し、DNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行う。次に、UEは、EMM非接続モードである場合、EPSにおいて、トラッキングエリア更新(Tracking Area Update procedure)手続きを行う。尚、トラッキングエリア更新手続きを実行して拒絶された場合、アタッチ手続き及び/又はPDN接続手続きを実行することにより、PDNコネクションを確立して、PDNコネクションを用いた通信を行うことができる。以下では、上記の順に、各手続きに対する説明を行う。
尚、本実施形態では、図1に記載されているように、PDNとDNが同一のネットワークとして構成される場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、PDNとDNが異なるネットワークとして構成される場合にも適用可能である。
また、本実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF-MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
[6.1. 5GSにおける登録手続き]
まず、5GSにおける登録手続きについて、図8を用いて説明するが、すでに第1の実施形態の4.1章で記載した内容と同一であってよいため、手続きの説明は割愛する。
尚、AMFは、本登録手続き中の登録受諾メッセージに、5GCとEPCとの間のインターフェースであるN26インターフェースの有無を示す情報要素を含めてもよい。さらに、UEは、この受信した情報要素に基づいて、N26インターフェースの有無を認証してもよい。さらに、N26インターフェースがない場合、本実施形態におけるトラッキングエリア更新手続きは、アタッチ手続きに置き換えられてもよい。
[6.2. 5GSにおけるPDUセッション確立手続き]
次に、5GSにおけるPDUセッション確立手続きについて、図9を用いて説明するが、すでに第1の実施形態の4.2章で記載した内容と同一であってよいため、手続きの説明は割愛する。
尚、PDUセッション確立手続きが完了したとき、UEは、第41の状態に遷移することができる。5GSの通信エリアからEPSの通信エリアに移動すると、UEは、第31の状態に遷移することができる。さらに、UEは、接続先を5GCからEPCに変更することで、第41の状態から第31の状態へ遷移してもよい。さらに、UEは、UEのモードをN1モードからS1モードに切り替えることで、第41の状態から第31の状態へ遷移してもよい。尚、UEの状態が第41の状態から第31の状態へ遷移する条件はこれらに限らない。
[6.3. EPSにおけるトラッキングエリア更新手続き]
次に、トラッキングエリア更新手続きの概要について説明する。以下、本手続きは、トラッキングエリア更新手続きを指す。本手続きは、ネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又は、コアネットワーク_A)におけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きである。UEは、PDNコネクションが確立された状態であれば、任意のタイミングで本手続きを実行する事ができる。トラッキングエリア更新手続きは、UEが第31の状態にいるときに実行することができる。また、UEは、本手続きを定期的に実行する事ができる。尚、UEは、第31の状態への遷移に基づいて、本手続きを開始してもよいし、UEの移動に基づいて、本手続きを開始してもよい。
図13を用いて、トラッキングエリア更新手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まずUEは、eNBを介してMMEにトラッキングエリア更新要求メッセージを送信し(S1300)、トラッキングエリア更新手続きを開始する。
ここでUEは、トラッキングエリア更新要求メッセージを送信する事で、UEの要求を示してもよい。また、UEは、トラッキングエリア更新要求メッセージを送信すると、第34の状態に遷移することができる。
MMEは、トラッキングエリア更新要求メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別において、MMEは第1の条件が真であるか偽であるかを判定する。MMEは、第1の条件が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第1の条件が偽の場合のステップは後述する。
尚、第1の条件判別は、トラッキングエリア更新要求メッセージの受信、及び/又はトラッキングエリア更新要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
以下、第1の条件が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、第4の条件判別を実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。第4の条件判別において、MMEは第4の条件が真であるか偽であるかを判定する。MMEは、本手続き中の(C)の手続きを、第4の条件が真の場合には開始し、第4の条件が偽の場合には省略する(S1303)。
ここで、第4の条件判別は、PDNコネクションの変更及び/又は追加及び/又は削除手続きの要否を判断する為のものである。
ここで、MMEは、本手続き中の(C)の手続きの中のメッセージを送信する事で、UEの要求を、各装置に伝達してもよい。
さらにMMEは、(C)の手続き完了後に、第3の条件判別を実行する。ここで、第3の条件判別とは、MMEがUEの要求を受諾するかを判断する為のものであり、第3の条件判断は、(C)の手続き中に、いずれかの装置から受信した情報に基づいて決定してもよい。第3の条件判別において、MMEは第3の条件が真であるか偽であるかを判定する。
MMEは、本手続き中の(C)の手続きを、第3の条件が真の場合にはeNBを介してUEにトラッキングエリア更新受諾メッセージを送信し(S1306)、第3の条件が偽の場合には本手続き中の(A)の手続きを停止して、本手続き中の(B)の手続きを開始する。トラッキングエリア更新受諾メッセージには、適切な受諾理由が含まれてもよい。尚、トラッキングエリア更新受諾メッセージは、トラッキングエリア更新要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、トラッキングエリア更新の要求を受諾するメッセージであればよい。
ここで、MMEは、トラッキングエリア更新受諾メッセージを送信する事で、UEの要求が受諾された事を示してもよい。
UEがトラッキングエリア更新受諾メッセージを受信した場合、UEはeNBを介してMMEにトラッキングエリア更新完了メッセージを送信する(S1310)。各装置は、トラッキングエリア更新完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
尚、UEは、トラッキングエリア更新受諾メッセージの受信に基づいて、第31の状態へ遷移してもよい。さらに、UEは、本手続きの完了後に、5GCに対して確立していたPDUセッションに対応するPDNコネクションを確立するために、PDN接続手続きを開始してもよい。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、eNBを介してUEにトラッキングエリア更新拒絶メッセージを送信する(S1320)。さらに、UEはトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信し、トラッキングエリア更新要求メッセージによるUEの要求が拒絶された事を認識する。各装置は、トラッキングエリア更新拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。トラッキングエリア更新拒絶メッセージには、適切な拒絶理由が含まれてもよい。尚、トラッキングエリア更新拒絶メッセージは、トラッキングエリア更新要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、トラッキングエリア更新の要求を拒絶するメッセージであればよい。
ここで、MMEは、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに、第31から35の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UEの要求が拒絶された事を示してもよい。
より詳細には、MMEは、EPCと5GCとの間のインターフェースであるN26インターフェースを持っている場合、第31の識別情報、及び/又は第34の識別情報、及び/又は第35の識別情報をトラッキングエリア更新拒絶メッセージに含めてよい。さらに、MMEは、N26インターフェースを持っていない場合、第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報、及び/又は第34の識別情報、及び/又は第35の識別情報をトラッキングエリア更新拒絶メッセージに含めて送信してもよい。
尚、UE_A10は、第31の識別情報、及び/又は第31の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、アタッチ要求メッセージを送信してもよいし、第31の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第31の識別情報、及び/又は第31の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、ハンドオーバーを示す第12の識別情報を含めたPDN接続要求メッセージを送信してもよいし、前記PDN接続要求メッセージをアタッチ要求メッセージに含めて送信してもよい。さらに、UEは、本手続きの完了後に、5GCに対して確立していたPDUセッションに対応するPDNコネクションを確立するために、PDN接続手続きを開始してもよい。
さらに、UE_A10は、第32の識別情報、及び/又は第32の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、アタッチ要求メッセージを送信してもよいし、第31の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第32の識別情報、及び/又は第32の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDN接続要求メッセージを送信してもよいし、前記PDN接続要求メッセージをアタッチ要求メッセージに含めて送信してもよい。さらに、UEは、本手続きの完了後に、5GCに対して確立していたPDUセッションに対応するPDNコネクションを確立するために、PDN接続手続きを開始してもよい。
さらに、UE_A10は、第33の識別情報、及び/又は第33の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、アタッチ要求メッセージを送信してもよいし、第32の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第33の識別情報、及び/又は第33の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、EPCに対して、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDN接続要求メッセージを送信してもよいし、前記PDN接続要求メッセージをアタッチ要求メッセージに含めて送信してもよい。さらに、UE_A10は、第33の識別情報、及び/又は第33の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、保持している5GCに関する能力情報(Capability)を削除してもよいし、N1モードに関する能力情報を削除してもよいし、N1モード無線能力情報を削除してもよい。
さらに、UE_A10は、第34の識別情報、及び/又は第34の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、第43の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第34の識別情報、及び/又は第34の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、保持しているEPCに関する能力情報(Capability)を削除してもよいし、S1モードに関する能力情報を削除してもよいし、S1モード無線能力情報を削除してもよい。さらに、UE_A10は、第34の識別情報、及び/又は第34の識別情報が示す意味を含む第35の識別情報の受信に基づいて、5Gアクセスネットワーク(5G Access Network)への接続を試みてもよいし、5GCへの接続を試みてもよい。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。
また、前述した第1、及び/又は第3、及び/又第4の条件判別は、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。また、第1、及び/又は第3、及び/又第4の条件の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
例えば、第1の条件、及び/又は第3の条件、及び/又は第4の条件は、UEがトラッキングエリア更新を要求し、ネットワークが要求を許可する場合、真でよい。また、第1の条件、及び/又は第3の条件、及び/又は第4の条件は、UEがトラッキングエリア更新を要求し、ネットワークが要求を許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件、及び/又は第4の条件は、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求するトラッキングエリア更新をサポートしていない場合、偽でもよい。
[7. 第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について、図を用いて説明する。第4の実施形態では、UEは、まずEPSにおいて、アタッチ手続きを行う。尚、UEは、EPSにおいて、アタッチ手続きを開始する前に、5GSにおいて、登録手続きを実行してもよいし、PDUセッション確立手続きを実行していてもよいし、トラッキングエリア更新手続きを実行していてもよい。次に、EPSにおいて、PDN接続手続きを行うことにより、PDNコネクションを確立し、PDNとの間で、PDNコネクションを用いた通信を行う。次に、UEは、5GMM非接続モードである場合、5GSにおいて、登録手続きを行う。尚、UEは、登録手続きを実行して拒絶された場合、再度、登録手続きを実行することにより、PDUセッションを確立して、PDUセッションを用いた通信を行うことができる。以下では、上記の順に、各手続きに対する説明を行う。
尚、本実施形態では、図1に記載されているように、PDNとDNが同一のネットワークとして構成される場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、PDNとDNが異なるネットワークとして構成される場合にも適用可能である。
また、本実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF-MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
[7.1. EPSにおけるアタッチ手続き]
まず、EPSにおけるアタッチ手続きについて、図11を用いて説明するが、すでに第2の実施形態の5.1章で記載した内容と同一であってよいため、手続きの説明は割愛する。
尚、MMEは、本アタッチ手続き中のアタッチ受諾メッセージに、EPCと5GCとの間のインターフェースであるN26インターフェースの有無を示す情報要素を含めてもよい。さらに、UEは、この受信した情報要素に基づいて、N26インターフェースの有無を認証してもよい。さらに、N26インターフェースがない場合、本実施形態における登録手続きは、初期登録の為の登録手続きに置き換えられてもよい。この場合、本実施形態における登録手続き中で送受信される登録要求メッセージに含まれる第1の識別情報は、初期登録を示す第1の識別情報に置き換えられてもよい。
[7.2. EPSにおけるPDN接続手続き]
まず、EPSにおけるPDN接続手続きについて、図12を用いて説明するが、すでに第2の実施形態の5.2章で記載した内容と同一であってよいため、手続きの説明は割愛する。
尚、PDN接続手続きが完了したとき、UEは、第31の状態に遷移することができる。EPSの通信エリアから5GSの通信エリアに移動すると、UEは、第41の状態に遷移することができる。さらに、UEは、接続先をEPCから5GCに変更することで、第31の状態から第41の状態へ遷移してもよい。さらに、UEは、UEのモードをS1モードからN1モードに切り替えることで、第41の状態から第31の状態へ遷移してもよい。尚、UEの状態が第31の状態から第41の状態へ遷移する条件はこれらに限らない。
[7.3. 5GSにおける登録手続き]
次に、5GSにおける登録手続きについて、図8を用いて説明する。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録していない状態であれば、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始できる。登録手続きは、UEが第41の状態にいるときに実行することができる。また、各装置(特にUEとAMF)は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED state)に遷移することができる。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、PDUセッションが確立された状態であれば、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。尚、UEは、第41の状態への遷移に基づいて、本手続きを開始してもよいし、UEの移動に基づいて、本手続きを開始してもよい。
まず、UEは、5G AN(又はgNB)を介して、AMFに登録要求メッセージを送信することにより(S800)(S802)(S804)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、5G AN(又はgNB)に送信する(S800)。尚、登録要求メッセージは、NASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと5G AN(又はgNB)との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。また、UEは、登録要求メッセージを送信すると、第44の状態に遷移することができる。
ここで、UEは、モビリティ登録更新を示す第1の識別情報を登録要求メッセージに含めて送信してもよいし、この第1の識別情報を登録要求メッセージに含めて送信することで、本手続きが、モビリティ登録更新の為の登録手続きであることを示してもよい。
5G AN(又はgNB)は、UEから、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S802)。尚、5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含まれる情報に基づいて、AMFを選択することができる。5G AN(又はgNB)は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S804)。
AMFは、5G AN(又はgNB)から、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はAMF)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMFは、第1の条件判別が真の場合、図8の(A)の手続きを開始するのに対し、第1の条件判別が偽の場合、図8の(B)の手続きを開始する。
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
まず、第1の条件判別が真の場合について説明する。AMFは、図8の(A)の手続きにおいて、まず第4の条件判別を実行することができる。第4の条件判別は、AMFがSMFとの間でSMメッセージの送受信を実施するか否かを判別するためのものである。
尚、第4の条件判別は、AMFがSMメッセージを受信したか否かに基づいて実行されてよい。また、第4の条件判別は、登録要求メッセージにSMメッセージが含まれているかに基づいて、実行されてもよい。例えば、AMFがSMメッセージを受信した場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていた場合、第4の条件判別は真であってよく、AMFがSMメッセージを受信しなかった場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていなかった場合、第4の条件判別は偽であってよい。尚、第4の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
AMFは、第4の条件判別が真の場合には、SMFを選択し、選択されたSMFとの間でSMメッセージの送受信を実行するのに対し、第4の条件判別が偽の場合には、それらを実行しない(S806)。また、AMFは、第4の条件判別が真の場合であっても、SMFから拒絶を示すSMメッセージを受信した場合には、図8の(A)の手続きを中止する場合がある。このとき、AMFは、図8の(B)の手続きを開始することができる。
次に、AMFは、登録要求メッセージの受信、及び/又はSMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(又はgNB)を介して、UEに登録受諾メッセージを送信する(S808)。例えば、第4の条件判別が真の場合、AMFは、UEからの登録要求メッセージの受信に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。また、第4の条件判別が偽の場合、AMFは、SMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。尚、登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
また、AMFは、登録受諾メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信することができる。ただし、この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。AMFは、このような送信方法を行うことにより、登録手続きにおいて、SMのための手続きが受諾されたことを示すことができる。
また、AMFは、受信した識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、登録受諾メッセージを受信する(S808)。UEは、登録受諾メッセージを受信することで、UEの要求が受諾されたこと、及び登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
UEは、さらに、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了メッセージを、5G AN(gNB)介して、AMFに送信することができる(S810)。尚、UEは、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きが完了したことを示してもよい。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、5G AN(gNB)介して、登録完了メッセージを受信する(S810)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、図8の(A)の手続きを完了する。
尚、UEは、登録受諾メッセージの受信に基づいて、第41の状態へ遷移してもよい。さらに、UEは、本手続きの完了後に、EPCに対して確立していたPDNコネクションに対応するPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。
次に、第1の条件判別が偽の場合について説明する。AMFは、図8の(B)の手続きにおいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(gNB)を介して、UEに登録拒絶メッセージを送信する(S812)。ここで、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
ここで、AMFは、登録拒絶メッセージに、第42から45の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UEの要求が拒絶されたことを示してもよい。
より詳細には、AMFは、5GCとEPCとの間のインターフェースであるN26インターフェースを持っている場合、第44の識別情報、及び/又は第45の識別情報を登録拒絶メッセージに含めてよい。さらに、AMFは、N26インターフェースを持っていない場合、第42の識別情報、及び/又は第43の識別情報、及び/又は第44の識別情報、及び/又は第45の識別情報を登録拒絶メッセージに含めて送信してもよい。
尚、UE_A10は、第42の識別情報、及び/又は第42の識別情報が示す意味を含む第45の識別情報の受信に基づいて、5GCに対して、初期登録を示す第1の識別情報を含む登録要求メッセージを送信してもよいし、第41の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第42の識別情報、及び/又は第42の識別情報が示す意味を含む第45の識別情報の受信に基づいて、5GCに対して、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよいし、前記PDUセッション確立要求メッセージを登録要求メッセージに含めて送信してもよい。さらに、UEは、本手続きの完了後に、EPCに対して確立していたPDNコネクションに対応するPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。
さらに、UE_A10は、第43の識別情報、及び/又は第43の識別情報が示す意味を含む第45の識別情報の受信に基づいて、5GCに対して、初期登録を示す第1の識別情報を含む登録要求メッセージを送信してもよいし、第42の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第43の識別情報、及び/又は第43の識別情報が示す意味を含む第45の識別情報の受信に基づいて、5GCに対して、初期要求を示す第12の識別情報を含めたPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよいし、前記PDUセッション確立要求メッセージを登録要求メッセージに含めて送信してもよい。さらに、UE_A10は、第43の識別情報、及び/又は第43の識別情報が示す意味を含む第45の識別情報の受信に基づいて、保持しているEPCに関する能力情報(Capability)を削除してもよいし、S1モードに関する能力情報を削除してもよいし、S1モード無線能力情報を削除してもよい。
さらに、UE_A10は、第44の識別情報、及び/又は第44の識別情報が示す意味を含む第45の識別情報の受信に基づいて、第33の状態へ遷移してもよい。さらに、UE_A10は、第44の識別情報、及び/又は第44の識別情報が示す意味を含む第45の識別情報の受信に基づいて、保持している5GCに関する能力情報(Capability)を削除してもよいし、N1モードに関する能力情報を削除してもよいし、N1モード無線能力情報を削除してもよい。さらに、UE_A10は、第44の識別情報、及び/又は第44の識別情報が示す意味を含む第45の識別情報の受信に基づいて、E-UTRANへの接続を試みてもよいし、EPCへの接続を試みてもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、登録拒絶メッセージを受信する(S812)。UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、UEの要求が拒絶されたこと、及び登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。また、UEは、登録要求メッセージを送信した後、所定の期間が経過しても、登録拒絶メッセージを受信しない場合には、UEの要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
尚、図8の(B)の手続きは、図8の(A)の手続きを中止した場合に開始される場合もある。図8の(A)の手続きにおいて、第4の条件判別が真の場合、AMFは、登録拒絶メッセージに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを含めて送信してもよいし、拒絶を意味するSMメッセージを含めることで、SMのための手続きが拒絶されたことを示してもよい。その場合、UEは、さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを受信してもよいし、SMのための手続きが拒絶されたことを認識してもよい。
各装置は、図8の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、登録手続きを完了する。さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。
[8. 変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 移動通信システム
5 PDN_A
6 DN_A
10 UE_A
30 PGW-U
32 PGW-C
35 SGW
40 MME
45 eNB
50 HSS
60 PCRF
80 アクセスネットワーク_A(E-UTRAN)
90 コアネットワーク_A
120 アクセスネットワーク_B(5G AN)
122 gNB
130 UPF
132 SMF
140 AMF
150 UDM
160 PCF
190 コアネットワーク_B

Claims (4)

  1. ユーザ装置であって、
    前記ユーザ装置は、送受信部と制御部と記憶部とを備え、
    前記制御部は、Evolved Packet Core (EPC)において、アタッチ手続き、及び/又はPDN(Packet Data Network)接続手続きを実行することで、前記EPCと5G Core network (5GC)とに登録されている状態へ遷移し、
    前記送受信部は、登録拒絶メッセージを前記5G Core network(5GC)から受信し、
    前記登録拒絶メッセージは、前記登録要求メッセージが拒絶された理由を示す情報A、情報B、情報Cのいずれかの情報を含み、
    前記情報Aは状態Aへ遷移するために用いられる情報であり、
    前記情報Bは状態Bへ遷移するために用いられる情報であり、
    前記情報Cは状態Cへ遷移するために用いられる情報であり、
    前記情報A又は前記情報Bを受信した場合、前記5GCに制御メッセージAを送信し、
    前記情報Cを受信した場合、Evolved Packet Core(EPC)に制御メッセージBを送信し、
    前記状態Aは、5GMM-REGISTERED.NORMAL-SERVICE、且つEMM-REGISTERED.NO-CELL-AVAILABLEの状態であり、
    前記状態Bは、5GMM-REGISTERED.NORMAL-SERVICE、且つEMM-DEEGISTEREDの状態であり、
    前記状態Cは、EMM-REGISTERED.NORMAL-SERVICE、且つ5GMM-DEEGISTEREDの状態であり、
    前記制御メッセージAは、初期要求を示す情報を含むPDU(Packet Data Unit又はProtocol Data Unit)セッション確立要求メッセージ、及び/又は初期登録を示す情報を含む登録要求メッセージであり、
    前記制御メッセージBは、アタッチ要求メッセージである
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 前記情報Aは、さらに、前記EPCからのコンテキストの取得が失敗したことを示す情報であり、
    前記情報Bは、さらに、前記EPCが使用不可になったことを示す情報であり、
    前記情報Cは、さらに、前記5GCが使用不可になったことを示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記制御部は、前記状態Cで、第1のハンドオーバー手続きにおいて、5GS(5G System)に対してPDUセッションを確立し、
    前記第1のハンドオーバー手続きは、第1のPDNコネクションを用いて通信しているときにEPS(Evolved Packet System)から前記5GSへハンドオーバーする手続きであり、
    前記記憶部は、前記第1のPDNコネクションに対応づけられたPDNタイプと、前記PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプとを対応付けて記憶するマッピングを行い、
    前記PDN接続に対応づけられたPDNタイプはnon-IPであり、
    前記PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプはEthernet又はUnstructuredであり、
    前記制御部は、さらに、
    第2のハンドオーバー手続きにおいて、前記EPCに対して第2のPDNコネクションを確立し、
    前記記憶部で記憶される前記マッピングに基づいて、前記第2のPDNコネクションに対応づけられたPDN接続タイプをnon-IPに設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  4. 前記送受信部は、さらに、前記PDN接続手続きにおいて、PDN接続要求メッセージを送信し、
    前記PDN接続要求メッセージは、前記ユーザ装置が希望する、前記PDUセッションタイプを示す情報Dを含み、
    前記制御部は、前記情報Dを基に、前記PDUセッションタイプを決定する。
    ことを特徴とする請求項3に記載のユーザ装置。
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