JP2019095658A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、精度良くかぶりトナー量に関する情報を取得し、かぶりトナー量を適正な範囲とすることが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、像担持体1と、帯電手段2と、現像部材41と、転写部材5と、転写部材に所定の電圧が印加された際に転写部材に流れる電流の値を検知する検知手段121と、検知手段の検知結果に基づいて、現像位置cで像担持体上の非画像部に付着するトナーであるかぶりトナーの量を変更可能な画像形成条件を調整する制御を行う制御手段111と、を有する構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンター、ファクシミリ装置、又はこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
電子写真方式などの静電的な画像形成プロセスを用いる画像形成装置では、像担持体上の画像の白地部(非画像部)に「かぶりトナー」と呼ばれる意図しないトナーが付着する場合がある。かぶりトナーは、画像形成装置の起動直後、長時間の連続画像形成時、高温高湿環境下などで発生し易く、かぶりトナーが過度に発生した場合には、転写材に形成された最終画像の白地部に色を付けて、画像品質を低下させることがある。フルカラー画像形成装置の場合は、かぶりトナーが過度に発生した場合には、かぶりトナーが転写材上で他色のトナー像と混色を生じさせて、色彩の再現性を低下させることがある。
特許文献1には、カラーパッチを検知するための光学式センサを用いて、感光ドラム上のかぶりトナー量(かぶりトナーの付着量)を検知する制御が記載されている。この制御では、かぶりトナー量の検知結果を画像形成条件にフィードバックして、感光ドラム上のかぶりトナー量を抑制している。
また、特許文献2には、光学式センサを用いて、中間転写ベルト上のかぶりトナー量を検知する制御が記載されている。この制御では、中間転写ベルト上のかぶりトナー量が所定値を超えている場合には、中間転写ベルト上のかぶりトナー量が所定値に収束するような転写電圧を設定して、かぶりトナーを低減させている。
特開2006−259101号公報 特開2011−237712号公報
しかしながら、特許文献1、2に示される光学式センサを用いる制御では、光学式センサが必要となり、装置構成の複雑化、コストアップを招き易い。また、このような制御では、光学式センサの設置スペースを確保するために、装置が大型化し易い。
特に、複数の像担持体を備えたタンデム型の画像形成装置では、光学式センサで像担持体上のかぶりトナーを検知する構成とすると、像担持体ごとに光学式センサが必要となるため、上記装置構成の複雑化、コストアップ、大型化といった課題が顕著となる。
また、光学式センサを用いる制御では、かぶりトナー量が少量の場合には、検知精度が低くなってしまうという課題がある。また、光学式センサを用いて中間転写ベルト上のかぶりトナーを検知する構成では、全色分のかぶりトナーを検知するので、色ごとに検知することができない。そのため、検知結果をどの色の画像形成条件にフィードバックしたらよいかが分からないといった課題がある。
したがって、本発明の目的は、簡易な構成で、精度良くかぶりトナー量に関する情報を取得し、かぶりトナー量を適正な範囲とすることが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する移動可能な像担持体と、帯電位置で前記像担持体の表面を帯電処理する帯電手段と、現像位置で前記像担持体の表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像部材と、電圧が印加されて、転写位置で前記像担持体から被転写体にトナー像を転写させる転写部材と、前記転写部材に所定の電圧が印加された際に前記転写部材に流れる電流の値又は前記転写部材に所定の電流が供給された際に発生する電圧の値を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記現像位置で前記像担持体上の非画像部に付着するトナーであるかぶりトナーの量を変更可能な画像形成条件を調整する制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によると、簡易な構成で、精度良くかぶりトナー量に関する情報を取得し、かぶりトナー量を適正な範囲とすることが可能となる。
画像形成装置の概略断面図である。 画像形成部の概略断面図である。 1次転写ローラの模式図である。 画像形成装置の要部の制御態様を示す概略ブロック図である。 かぶりトナー量及びキャリア付着量とかぶり取り電位差との関係を示すグラフ図である。 1次転写電流差とかぶり濃度との関係を示すグラフ図である。 かぶり取り電位差とかぶり濃度との関係を示すグラフ図である。 かぶりトナー量調整動作の手順の概略を示すフローチャート図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を用いてフルカラー画像の形成が可能な、中間転写方式を採用したタンデム型のプリンターである。
画像形成装置100は、一定の間隔をおいて一列に配置された4つの画像形成部(ステーション)SY、SM、SC、SKを有する。各画像形成部SY、SM、SC、SKは、それぞれイエロー(Y)マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成する。各画像形成部SY、SM、SC、SKにおける同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、いずれかの色用の要素であることを表す符号の末尾のY、M、C、Kを省略して総括的に説明することがある。図2は、代表して1つの画像形成部Sを示す概略断面図である。本実施例では、画像形成部Sは、後述する感光ドラム1、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、1次転写ローラ5、ドラムクリーニング装置6などを有して構成される。
画像形成装置100は、トナー像を担持する移動可能(回転可能)な像担持体としての、ドラム型(円筒形)の電子写真感光体(感光体)である感光ドラム1を有する。感光ドラム1は、駆動手段としてのドラムモータM1(図4)によって図中矢印R1方向に回転駆動される。回転する感光ドラム1の表面は、帯電手段としてのローラ状の帯電部材である帯電ローラ2によって、所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に略一様に帯電処理される。帯電工程時に、帯電ローラ2には、帯電電源(高圧回路)E1(図4)により、所定の帯電バイアス(帯電電圧)が印加される。本実施例では、帯電ローラ2には、帯電バイアスとして、負極性の直流電圧成分(帯電DCバイアス)と交流電圧成分(帯電ACバイアス)とが重畳された振動電圧が印加される。なお、画像形成装置100は、帯電ローラ2に帯電バイアスとして帯電DCバイアスのみが印加される構成であってもよい。
帯電処理された感光ドラム1の表面は、各画像形成部Sに対応した画像情報に応じて、露光手段としての露光装置3によって走査露光され、感光ドラム1上に静電像(静電潜像)が形成される。本実施例では、露光装置3は、画像情報に応じて変調されるレーザー光を感光ドラム1の長手方向(回転軸方向)に沿って走査するレーザースキャナー装置である。感光ドラム1上に形成された静電像は、現像手段としての現像装置4によって、各画像形成部Sに対応した色のトナーが供給されて現像(可視化)され、感光ドラム1上にトナー像が形成される。現像装置については後述して更に詳しく説明する。
各画像形成部SY、SM、SC、SKの感光ドラム1Y、1M、1C、1Kと対向するように、無端状のベルトで構成された中間転写ベルト7が配置されている。中間転写ベルト7は、像担持体から転写されたトナー像を転写材に転写させるために担持して搬送する中間転写体の一例である。中間転写ベルト7は、複数の張架ローラ(支持ローラ)としての駆動ローラ71、テンションローラ72及び2次転写対向ローラ73に所定の張力で張架されている。中間転写ベルト7は、駆動手段としてのベルトモータM3(図4)によって駆動ローラ71が回転駆動されることによって、図中矢印R2方向に回転駆動される。中間転写ベルト7の内周面側には、各感光ドラム1に対応して、1次転写手段としてのローラ状の1次転写部材である1次転写ローラ5が配置されている。1次転写ローラ5は、中間転写ベルト7を介して感光ドラム1に向けて押圧され、中間転写ベルト7と感光ドラム1とが接触する1次転写部(1次転写ニップ)N1を形成する。つまり、本実施例では、1次転写ローラ5は、中間転写ベルト7を介して感光ドラム1に当接し、感光ドラム1と中間転写ベルト7とが接触する1次転写部N1を形成する。1次転写ローラ5は、中間転写ベルト7の回転に伴って従動して回転する。上述のように感光ドラム1上に形成されたトナー像は、1次転写部N1において、1次転写ローラ5の作用によって、回転駆動されている被転写体としての中間転写ベルト7上に転写(1次転写)される。1次転写工程時に、1次転写ローラ5には、1次転写電源(高圧回路)E3(図4)により、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)とは逆極性(本実施例では正極性)の直流電圧である1次転写バイアス(1次転写電圧)が印加される。例えば、フルカラー画像の形成時には、各画像形成部Sの各感光ドラム1に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が、各1次転写部N1において重ね合わされるようにして順次中間転写ベルト7上に転写される。
中間転写ベルト7の外周面側において、2次転写対向ローラ73と対向する位置には、2次転写手段としてのローラ状の2次転写部材である2次転写ローラ8が配置されている。2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7を介して2次転写対向ローラ73に向けて押圧され、中間転写ベルト7と2次転写ローラ8とが接触する2次転写部(2次転写ニップ)N2を形成する。2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7の回転に伴って従動して回転する。上述のように中間転写ベルト7上に形成されたトナー像は、2次転写部N2において、2次転写ローラ8の作用によって、中間転写ベルト7と2次転写ローラ8とに挟持されて搬送される記録用紙などの転写材P上に転写(2次転写)される。2次転写工程時に、2次転写ローラ8には、2次転写電源(高圧回路)E4により、現像時のトナーの帯電極性(正規の帯電極性)とは逆極性(本実施例では正極性)の直流電圧である2次転写バイアス(2次転写電圧)が印加される。転写材Pは、転写材供給ローラ11によって搬送され、転写前ガイド部材12によって2次転写部N2へと案内されて、中間転写ベルト7上のトナー像とタイミングが合わされて2次転写部N2に供給される。
トナー像が転写され、2次転写ローラ8から分離された転写材Pは、定着手段としての定着装置9に搬送される。そして、転写材Pは、定着装置9の定着ローラ9aと加圧ローラ9bとの間の定着部(定着ニップ)N3で加圧及び加熱されることで、その上にトナー像が定着される。トナー像が定着された転写材Pは、画像形成装置100の装置本体の外部に排出(出力)される。
一方、1次転写部N1において中間転写ベルト7に転写しきれずに感光ドラム1上に残留したトナー(1次転写残トナー)は、像担持体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置6によって、感光ドラム1上から除去されて回収される。ドラムクリーニング装置6は、感光ドラム1の表面に当接するように配置されたクリーニング部材としてのクリーニングブレード61によって、回転する感光ドラム1の表面から1次転写残トナーを掻き取って、回収容器に収容する。また、中間転写ベルト7の外周面側において、駆動ローラ71に対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置10が配置されている。2次転写部N2において転写材Pに転写しきれずに中間転写ベルト7上に残留したトナー(2次転写残トナー)は、ベルトクリーニング装置10によって、中間転写ベルト7上から除去されて回収される。ベルトクリーニング装置10は、中間転写ベルト7の表面に当接するように配置されたクリーニング部材としてのクリーニングブレード11によって、回転する中間転写ベルト7の表面から2次転写残トナーを掻き取って、回収容器に収容する。
なお、各画像形成部Sにおいて、感光ドラム1と、これに作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及びドラムクリーニング装置6とは、一体的に画像形成装置100の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ12を構成している。
ここで、感光ドラム1の回転方向(表面の移動方向)における帯電ローラ2による帯電処理が行われる位置が帯電位置(帯電部)aである。帯電ローラ2は、感光ドラム1の回転方向における帯電ローラ2と感光ドラム1との当接部(帯電ニップ)の上流及び下流に形成される帯電ローラ2と感光ドラム1との間の微小な間隙の少なくとも一方で発生する放電によって、感光ドラム1を帯電処理する。ただし、簡単のため、帯電ローラ2と感光ドラム1との当接部が帯電位置aであると擬制して考えてもよい。また、感光ドラム1の回転方向における露光装置3による露光が行われる位置が露光位置(露光部)bである。また、感光ドラム1の回転方向における現像装置4から感光ドラム1へのトナーの供給が行われる位置(本実施例では後述する現像スリーブ41と感光ドラム1との対向部)が現像位置(現像部)cである。また、感光ドラム1の回転方向における感光ドラム1から中間転写ベルト7へのトナー像の転写が行われる位置(本実施例では感光ドラム1と中間転写ベルト7との接触部)が一次転写位置(一次転写部)N1である。また、感光ドラム1の回転方向におけるドラムクリーニング装置6による感光ドラム1からのトナーの除去が行われる位置(本実施例ではクリーニングブレード61と感光ドラム1との当接部)がクリーニング位置(クリーニング部)dである。
2.現像装置
本実施例では、現像装置4は、現像剤としてトナー(非磁性トナー粒子)とキャリア(磁性キャリア粒子)とを含む2成分現像剤を用いる、2成分現像方式を採用した2成分現像装置である。図2に示すように、現像装置4は、現像剤を感光ドラム1との対向部に搬送する、回転可能な現像部材(現像剤担持体)としての現像スリーブ41を有する。現像スリーブ41は、非磁性材料で形成された中空円筒状の部材であり、内部(中空部)には磁界発生手段としてのマグネットローラ(図示せず)が配置されている。現像スリーブ41は、駆動手段としての現像モータM2(図4)によって回転駆動される。本実施例では、現像装置4内の現像剤は、トナーとキャリアとの摩擦によって、トナーが負極性に帯電し、キャリアが正極性に帯電する。つまり、本実施例では、現像時のトナーの帯電極性であるトナーの正規の帯電極性は負極性である。現像スリーブ41は、現像剤を担持して感光ドラム1との対向部へと搬送する。現像スリーブ41に担持された現像剤は、感光ドラム1との対向において、マグネットローラの磁力の作用で穂立ちして磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシが感光ドラム1の表面に接触又は近接させられる。また、現像工程時に、現像スリーブ41には、現像電源(高圧回路)E2(図4)により、所定の現像バイアス(現像電圧)が印加される。これによって、静電像に応じて、現像スリーブ41上の現像剤から感光ドラム1にトナーが転移させられる。本実施例では、現像スリーブ41には、現像バイアスとして、負極性の直流電圧成分(現像DCバイアス)Vdcと交流電圧成分(現像ACバイアス)とが重畳された振動電圧が印加される。現像DCバイアスの値は、感光ドラム1の帯電電位(暗電位)と露光部電位(明電位)との間の値に設定される。
本実施例では、感光ドラム1上の、一様に帯電された後に画像情報に応じて露光されて電位の絶対値が低下した露光部(イメージ部)に、感光ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーが付着する(反転現像方式)。また、各現像装置4Y、4M、4C、4Kには、トナーとして、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーが収納されている。
3.1次転写ローラ
図3(a)は、本実施例における1次転写ローラ5の模式的な斜視図である。本実施例では、1次転写ローラ5は、長手方向(回転軸方向)の長さが320mm、直径が16mmの導電性弾性体ローラである。この1次転写ローラ5は、直径が8mmのステンレス製の芯金(芯材)51の周囲に、弾性層としての発泡スポンジ52が設けられて構成されている。また、この1次転写ローラ5は、体積抵抗値が5×10〜1×10Ωである。
また、本実施例では、1次転写ローラ5は、イオン導電性の発泡スポンジ52を用いて構成されている。この発泡スポンジ(発泡ローラ)の材料としては、イオン性物質を含有したニトリルブタジエンゴム(NBR)を使用した。この1次転写ローラ5は、イオン導電材料を用いたイオン導電性のローラであるため、導電性が温度、湿度などの環境要因に影響されて、電気抵抗値が大きく変化し易い。
イオン導電材料を用いたローラは、カーボン導電材料(電子導電材料)を用いた電子導電性のローラに比べて、導電材料の分散性が良く、ローラの周方向の電気抵抗値のムラ(周ムラ)や、ロットバラつきが比較的小さいという特徴がある。一方、イオン導電材料を用いたローラは、吸湿性があり、導電性が温度、湿度などの環境要因に影響され、電気抵抗値が大きく変化し易い。また、イオン導電材料を用いたローラは、通電を続けることでイオン導電材料の偏りが起こり、その電気抵抗値が上昇していくことがある。
4.制御態様
図4は、本実施例の画像形成装置100の要部の制御態様を示す概略ブロック図である。
本実施例では、画像形成装置100の装置本体に設けられたコントローラ110によって、画像形成装置100の各部の動作が統括的に制御される。コントローラ110は、演算処理を行う中心的素子である制御手段としてのCPU111、記憶手段としてのROM、RAMなどで構成されるメモリ(記憶媒体)112などを有して構成される。書き換え可能なメモリであるRAMには、コントローラ110に入力された情報、検知された情報、演算結果などが格納され、ROMには制御プログラム、予め求められたデータテーブルなどが格納されている。CPU111とROM、RAMなどのメモリ112とは、互いにデータの転送や読込みが可能となっている。
1次転写ローラ5には、1次転写電源(高圧回路)E3が接続されている。また、この1次転写電源E3には、コントローラ110の制御のもとで1次転写電源E3が1次転写ローラ5に印加するバイアスを制御するバイアス制御部120が接続されている。このバイアス制御部120には、検知手段としての電流検知回路121が設けられている。電流検知回路121は、1次転写電源E3により1次転写ローラ5に所定の電圧値のバイアスが印加されている際に1次転写ローラ5(すなわち、1次転写電源E3)に流れる電流値を検知する。本実施例では、1次転写電源E3は、定電圧回路のみを備えており、1次転写電源E3は、1次転写のために1次転写ローラ5に印加するバイアスを出力する。本実施例では、1次転写電源E3の出力値の範囲は、0〜3.5kVである。
その他、コントローラ110には、帯電電源E1、現像電源E2、2次転写電源E4、ドラムモータM1、現像モータM2、ベルトモータM3を始めとする、画像形成に関する各種要素が接続されている。帯電電源E1は、DC出力部E1aと、AC出力部E1bとを有する。また、現像電源E2は、DC出力部E2aと、AC出力部E2bと、を有する。図4では図示を省略しているが、本実施例では、帯電電源E1、現像電源E2、1次転写電源E3、ドラムモータM1、現像モータM2、バイアス制御部120は、それぞれ画像形成部Sごとに対応して設けられている。
コントローラ110は、画像形成装置100の各部を統括的に制御して、シーケンス動作させる。例えば、コントローラ110は、画像読取り装置やパーソナルコンピュータなどの外部のホスト装置(図示せず)から画像形成信号(画像データ、制御指令)などが入力され、これに従って画像形成装置100の各部を制御して、画像形成動作を実行させる。また、コントローラ110は、画像形成装置100の各部を制御して、後述するかぶりトナー量調整動作を実行させる。
ここで、画像形成装置100は、一の開始指示により開始される、単一又は複数の転写材Pに画像を形成して出力する一連の動作であるジョブ(プリント動作)を実行する。ジョブは、一般に、画像形成工程、前回転工程、複数の転写材Pに画像を形成する場合の紙間工程、及び後回転工程を有する。画像形成工程は、実際に転写材Pに形成して出力する画像の静電像の形成、トナー像の形成、トナー像の1次転写や2次転写を行う期間であり、画像形成時(画像形成期間)とはこの期間のことをいう。より詳細には、これら静電像の形成、トナー像の形成、トナー像の1次転写や2次転写の各工程を行う位置で、画像形成時のタイミングは異なる。前回転工程は、開始指示が入力されてから実際に画像を形成し始めるまでの、画像形成工程の前の準備動作を行う期間である。紙間工程は、複数の転写材Pに対する画像形成を連続して行う際(連続画像形成)の転写材Pと転写材Pとの間に対応する期間である。後回転工程は、画像形成工程の後の整理動作(準備動作)を行う期間である。非画像形成時(非画像形成期間)とは、画像形成時以外の期間であって、上記前回転工程、紙間工程、後回転工程、更には画像形成装置100の電源投入時又はスリープ状態からの復帰時の準備動作である前多回転工程などが含まれる。本実施例では、非画像形成時に、後述するかぶりトナー量調整動作が実行される。
5.かぶりトナーと1次転写電流
次に、かぶりトナーについて説明する。本実施例では、感光ドラム1の帯電電位(暗電位)は負極性、現像スリーブ41の電位は負極性であり、感光ドラム1の帯電電位の方が、現像スリーブ41の電位よりも、トナーの正規の帯電極性と同極性側に高い(絶対値が大きい)。一例として、感光ドラム1の帯電電位は−700V、現像スリーブ41の電位は−500Vである。感光ドラム1の帯電電位と現像スリーブ41の電位との間の電位差が小さくなると、トナーを感光ドラム1から現像スリーブ41に向けて付勢する力が小さくなる。そのため、感光ドラム1上の画像の白地部(非画像部)にトナーが付着する現象である「かぶり」が発生し易くなる。このかぶりを起こしたトナーは、「かぶりトナー」と呼ばれる。なお、感光ドラム1の帯電電位は、概略、帯電DCバイアスの値に対応し、現像スリーブ41の電位は、概略、現像DCバイアスの値に対応する。また、ここでは、上記感光ドラム1の帯電電位と現像スリーブ41の電位との間の電位差を「かぶり取り電位差」ともいう。
かぶりトナーが過度に多量に存在する場合には、画像品質を低下させてしまう。しかし、かぶりトナーが少なすぎる場合には、ドラムクリーニング装置6やベルトクリーニング装置10のクリーニング不良が発生し易くなったり、色ずれが発生し易くなったりすることがある。上記クリーニング不良が発生しやすくなるのは、ドラムクリーニング装置6やベルトクリーニング装置10へのかぶりトナーの供給量が少なくなり過ぎて、クリーニングブレードと感光ドラム1や中間転写ベルト7との間の摩擦力が大きくなり過ぎることによる。また、上記色ずれが発生し易くなるのは、感光ドラム1と中間転写ベルト7との摩擦力が大きくなり過ぎることによる。そのため、画像品位を低下させない程度の少量のかぶりトナーが安定して存在していることが望ましい。
かぶりトナーは、長時間の連続動作時、高温高湿環境下などで発生し易い。かぶりトナー量は、かぶり取り電位差を大きくすることで減らすことができる。しかし、2成分現像方式を採用する場合に、かぶり取り電位差を大きくすると、かえって、感光ドラム1にキャリアが付着する現象である「キャリア付着」が発生し易くなってしまう。
図5は、感光ドラム1上のかぶりトナー量及びキャリア付着量と、かぶり取り電位差と、の関係を示すグラフ図である。図5において、横軸はかぶり取り電位差ΔV、縦軸はかぶりトナー量及びキャリア付着量を示す。また、図5中の実線はかぶりトナー量、破線はキャリア付着量を示す。図5に示すように、かぶり取り電位差が小さくなるにつれて、かぶりトナー量が増加し、逆にかぶり取り電位差が大きくなるにつれて、キャリア付着量が増加する。これは、トナーの帯電電荷が負極性であるために、かぶり取り電位差が小さくなるにつれて感光ドラム1上にトナーが移動し易くなるためである。また、逆にキャリアの帯電電荷は正極性であるために、かぶり取り電位差が大きくなるにつれて感光ドラム1上にキャリアが移動し易くなるためである。つまり、かぶり取り電位差を小さく設定すると、キャリア付着による画像不良は抑制できるが、白地部にかぶりが発生してしまう。そのため、かぶり取り電位差の設定値は、図5中の点線範囲のように、かぶりトナー量とキャリア付着量とのそれぞれが所定値以下になる範囲に設定される。
次に、かぶりトナーと1次転写電流との関係について説明する。感光ドラム1上にかぶりトナーが存在する場合、かぶりトナーが電気抵抗成分になるため、1次転写ローラ5に所定の電圧を印加した際に1次転写ローラ5に流れる電流(1次転写電流)は減少する。つまり、画像形成時には、現像スリーブ41が駆動され、現像スリーブ41に所定の現像バイアス(現像DCバイアス及び現像ACバイアス)が印加されることで、かぶりトナーが発生する。そのため、画像形成時には、現像スリーブ41が駆動されず、現像スリーブ41に現像バイアスが印加されずに、かぶりトナーが無い状態と比べて、かぶりトナーの電気抵抗分だけ1次転写電流は減少する。
ここで、転写材P上のかぶりトナー量を、次のようにして定量化した。つまり、かぶり測定器(商品名:REFLECTMETER MODEL TC−6DS、東京電色社製)により、画像を出力した転写材Pの白地部の白色度と、未使用の転写材Pの白地部の白色度との差を測定し、かぶり濃度(%)とした。なお、フィルターとして、グリーンフィルターを用いた。このように、かぶりトナー量は、白地部の所定面積におけるトナー付着量(トナー濃度)で定量化することができる。また、ここでは、感光ドラム1上のかぶりトナー量を、かぶりトナーが最終的に転写される転写材P上のかぶりトナー量で代用しているが、本実施例の制御で用いる後述の図6、図7の関係は、感光ドラム1上でかぶりトナー量を測定して求めてもよい。
図6は、下記の実験により得た、かぶり濃度(%)を振った場合の、1次転写電流差ΔIと、かぶり濃度(%)と、の関係を示すグラフ図である。1次転写電流差ΔIは、感光ドラム1上にかぶりトナーが無い場合(「かぶりトナー無し」)と、感光ドラム1上にかぶりトナーがある場合(「かぶりトナーあり」)とでの、1次転写ローラ5に一定の電圧を印加した際の1次転写電流の検知結果の差分である。実験方法は、次の通りである。かぶりトナー無しの場合は、所定のかぶり取り電位差を確保してキャリア付着を発生させないようにするために、所定の帯電バイアス(帯電DCバイアス及び帯電ACバイアス)の印加と、所定の現像DCバイアスのみの印加とを行う。その際に、かぶりトナーを発生させないように、現像ACバイアスはOFFとし、現像スリーブ41は駆動しない。一方、かぶりトナーありの場合は、所定の帯電バイアス(帯電DCバイアス及び帯電ACバイアス)と所定の現像バイアス(現像DCバイアス及び現像ACバイアス)との印加を行い、現像スリーブ41の駆動も行う。この際の現像DCバイアスの値を変更して、かぶり取り電位差を変更することで、かぶり濃度(%)を変えることができる。そして、上記のかぶりトナー無しと、かぶりトナーありと、のそれぞれの場合において、所定の1次転写バイアスを1次転写ローラ5の1周分の時間にわたり印加した際に電流検知回路121によって検知される電流値の平均を求める。なお、より詳細には、トナー無しの場合の1次転写電流値は、次の期間に検知される。つまり、帯電ローラ2に所定の帯電バイアスが印加された状態で帯電位置aを通過し、停止している現像スリーブ41に所定の現像DCバイアスが印加された状態で現像位置cを通過した感光ドラム1の表面が、1次転写位置N1を通過している期間である。また、より詳細には、トナーありの場合の1次転写電流値は、次の期間に検知される。つまり、帯電ローラ2に所定の帯電バイアスが印加された状態で帯電位置aを通過し、回転している現像スリーブ41に所定の現像バイアスが印加された状態で現像位置cを通過した感光ドラム1の表面が、1次転写位置N1を通過している期間である。
図6に示すように、かぶり取り電位差が小さくなると、かぶり濃度(%)が大きくなるのに伴い、1次転写電流は少なくなり、1次転写電流差ΔIは大きくなる。例えば、1次転写電流差ΔIが2.5μAの場合のかぶり濃度(%)は、2.2%であった。
6.かぶりトナー量調整動作
本実施例におけるかぶりトナー量調整動作について説明する。本実施例では、画像形成装置100は、かぶり濃度(%)を検知するかぶり濃度検知シーケンスを実行し、該シーケンスによるかぶり濃度(%)の検知結果に基づいてかぶり取り電位差を調整する、かぶりトナー量調整動作を実行することが可能である。かぶり濃度検知シーケンスは、前述の原理に基づいて、概略、次のような動作を行うシーケンスである。つまり、かぶりトナーが無い状態と、かぶりトナーがある状態と、の両状態で、1次転写ローラ5に所定の1次転写電圧を印加した際の1次転写電流を検知する。また、その両状態での1次転写電流の検知結果の差分である1次転写電流差ΔIを求める。また、予め求められた1次転写電流差ΔIとかぶり濃度(%)との関係に基づいて、上記求めた1次転写電流差ΔIに対応するかぶり濃度(%)を求める。そして、求めたかぶり濃度(%)に応じて、画像形成時のかぶり取り電位差を変更する。これによって、かぶり濃度(%)を適正化する。
図7は、本実施例の画像形成装置100で現像剤が初期(新品)状態である場合の、かぶり取り電位差とかぶり濃度(%)との関係を示すグラフ図である。かぶりトナー量は、現像剤の耐久劣化時、画像形成装置100を連続で動作させた場合、高温高湿環境下などで増加する傾向がある。本発明者の検討によると、前述のような画像品位と、クリーニング装置(ドラムクリーニング装置6、ベルトクリーニング装置10)のクリーニング不良や色ずれと、の関係の観点から、かぶり濃度(%)は0.5〜1.5%の範囲に収めるのが好ましい。したがって、図7から、現像剤が初期の状態では、かぶり取り電位差は170〜250Vの範囲が好ましいことがわかる。また、かぶり取り電位差の上限値は、キャリア付着量が多くなることを抑制する観点から制限される。本実施例の画像形成装置100では、かぶり取り電位差が240Vを超えると、キャリア付着が許容範囲を超えて多くなる。そのため、上記かぶり濃度(%)の観点からのかぶり取り電位差の好ましい範囲と合わせて、かぶり取り電位差は170〜240Vの範囲に設定することが好ましい。本実施例では、現像剤が初期の状態で、かぶりトナー量及びキャリア付着を共に抑制するために、かぶり取り電位差を200Vに設定した。
図8は、本実施例におけるかぶりトナー量調整動作の手順の概略を示すフローチャート図である。なお、本実施例では、各画像形成部Sにおけるかぶりトナー量調整動作は、実質的に同じであり、後述する実行タイミングで同期して実行される。
CPU111は、かぶりトナー量調整動作の実行タイミングが到来すると、かぶり濃度検知シーケンスを実行させる(S101〜S106)。本実施例では、かぶりトナー量調整動作の実行タイミングは、画像形成装置100の装置本体の電源がONされた際の前多回転時、所定枚数の画像を出力した場合の前回転時、紙間時とした。装置本体の電源がONされた際に実行するのは、いわゆる朝一状態が確認できるようにするためである。また、所定の枚数の画像を出力した場合に実行するのは、画像形成を行うことによる現像剤の状態や環境の変化などによるかぶり濃度(%)の変化に追従できるようにするためである。本実施例では、積算1000枚の画像を出力した後の前回転時と、連続画像形成時の200枚目と201枚目との間の紙間時ごとに実行する。
S101〜S106におけるかぶり濃度検知シーケンスについて説明する。まず、CPU111は、感光ドラム1、中間転写ベルト7を駆動した状態で、帯電ローラ2に対する所定の帯電バイアス(帯電DCバイアス及び帯電ACバイアス)の印加と、所定の現像DCバイアスのみの印加と、を開始させる(S101)。その際に、かぶりトナーを発生させないように、現像ACバイアスはOFFとし、現像スリーブ41は駆動させない。このときの所定の帯電バイアス(帯電DCバイアス及び帯電ACバイアス)、所定の現像DCバイアスは、画像形成時と同等の設定(かぶり濃度検知シーケンスのために特別に設定されたものであってもよい。)とされる。
次に、CPU111は、1次転写ローラ5に、所定の1次転写バイアスを、1次転写ローラ5の1周分の時間にわたり印加させ、その際に電流検知回路121によって検知される電流の1次転写ローラ5の1周分の平均値を求める(S102)。CPU111は、この電流の平均値を、かぶりトナー無し状態での電流値I1としてメモリ112に記憶させる。より詳細には、この電流値I1は、次の期間に検知される。つまり、帯電ローラ2に所定の帯電バイアスが印加された状態で帯電位置aを通過し、停止している現像スリーブ41に所定の現像DCバイアスが印加された状態で現像位置cを通過した感光ドラム1の表面が、1次転写位置N1を通過している期間である。
次に、CPU111は、現像スリーブ41の駆動を開始させると共に、現像ACバイアスの印加を開始させる(S103)。これにより、感光ドラム1上にかぶりトナーがある状態になる。このときの所定の帯電バイアス(帯電DCバイアス及び帯電ACバイアス)、所定の現像バイアス(現像DCバイアス、現像ACバイアス)は、画像形成時と同等の設定(かぶり濃度検知シーケンスのために特別に設定されたものであってもよい。)とされる。
次に、CPU111は、1次転写ローラ5に、所定の1次転写バイアスを、1次転写ローラ5の1周分の時間にわたり印加させ、その際に電流検知回路121によって検知される電流の1次転写ローラ5の1周分の平均値を求める(S104)。CPU111は、この電流の平均値を、かぶりトナーあり状態での電流値I2としてメモリ112に記憶させる。より詳細には、この電流値I2は、次の期間に検知される。つまり、帯電ローラ2に所定の帯電バイアスが印加された状態で帯電位置aを通過し、回転している現像スリーブ41に所定の現像バイアスが印加された状態で現像位置cを通過した感光ドラム1の表面が、1次転写位置N1を通過している期間である。
次に、CPU111は、かぶりトナー無し状態の電流値I1と、かぶりトナーあり状態の電流I2との差分である1次転写電流差ΔIを求める(S105)。また、CPU111は、予め求められてメモリ112に格納されている、図6に示す1次転写電流差ΔIとかぶり濃度(%)との関係に基づいて、上記求めた1次転写電流差ΔIに対応するかぶり濃度(%)を求める(S106)。なお、本実施例では、図6の関係における数値がテーブルとしてメモリ112に格納されている。例えば、1次転写電流差ΔIが2.5μAの場合は、図6のテーブル値から、かぶり濃度は2.2%となる。
次に、CPU111は、かぶり濃度(%)が所定範囲に入っているか否かを判断する(S107)。本実施例では、かぶり濃度(%)が0.5〜1.5%の範囲内(0.5%以上、1.5%以下)であるか否かを判断する。
そして、CPU111は、S107でかぶり濃度(%)が所定範囲外であると判断した場合は、下記のように画像形成時のかぶり取り電位差を調整する(S108)。一方、CPU111は、S107でかぶり濃度(%)が所定範囲内であると判断した場合は、画像形成時のかぶり取り電位差の調整は行わない(現在の設定を維持することを決定する)(S109)。
S108におけるかぶり取り電位差の調整について説明する。本実施例では、かぶり濃度(%)が0.5〜1.5%の範囲外である場合には、かぶり濃度(%)が該範囲の中心の1.0%になるように、かぶり取り電位差を調整する。かぶり取り電位差の調整において、現像スリーブ41の電位を変更すると、イメージ部である感光ドラム1の露光部電位(明電位)と現像スリーブ41の電位との間の電位差(現像コントラスト)が変わる。その結果、イメージ部に付着するトナー量が変わり、転写材P上の画像の濃度が変わってしまう。そのため、本実施例では、帯電DCバイアスを変更して感光ドラム1の帯電電位(暗電位)を調整することで、かぶり取り電位差を変更する。具体的には、本実施例では、図7に示すかぶり取り電位差とかぶり濃度(%)との関係が、予め求められてメモリ112に格納されている。なお、本実施例では、図7の関係における数値がテーブルとしてメモリ112に格納されている。そして、CPU111は、この関係に基づいて、上記求めたかぶり濃度(%)を1.0%にするのに必要なかぶり取り電位差の調整量(本実施例では帯電DCバイアスの調整量)を求める。例えば、検知されたかぶり濃度(%)が2.2%の場合、図7のテーブル値から、かぶり濃度(%)を1.0%にするためには、かぶり取り電位差を50Vだけ大きくすればよいことがわかる。つまり、負極性の帯電DCバイアスの絶対値を50Vだけ大きくすれば(感光ドラム1の帯電電位を50Vだけ下げれば)よいことが分かる。CPU111は、上述のようにして調整したかぶり取り電位差(本実施例では帯電DCバイアス)の設定を、次回の画像形成からの設定としてメモリ112に記憶させる。そして、次にかぶりトナー量調整動作が行われるまで、その調整後のかぶり取り電位差の設定で画像形成が行われる。
このように、本実施例の画像形成装置100は、1次転写ローラ5に所定の電圧が印加された際に1次転写ローラ5に流れる電流の値を検知する電流検知回路121を有する。また、画像形成装置100は、電流検知回路121の検知結果に基づいて、現像位置cで像担持体上(感光ドラム1上)の非画像部に付着するトナーであるかぶりトナーの量を変更可能な画像形成条件を調整する制御を行うCPU111を有する。本実施例では、CPU111は、次の2つの電流検知回路121の検知結果の差分に基づいて、上記制御を行う。つまり、1つは、第1の動作設定で動作している時に現像位置cを通過した感光ドラム1の表面が1次転写位置N1を通過している時の電流検知回路121の検知結果である。他の1つは、第1の動作設定よりもかぶりトナーの量が多くなる第2の動作設定で動作している時に現像位置cを通過した感光ドラム1の表面が1次転写位置N1を通過している時の電流検知回路121の検知結果である。本実施例では、上記第1の動作設定は、帯電位置aで帯電ローラ2によって帯電処理された感光ドラム1の表面が、現像スリーブ41が感光ドラム1にかぶりトナーを付着させない第1の状態とされている時に現像位置cを通過する動作設定である。また、上記第2の動作設定は、帯電位置aで帯電ローラ2によって帯電処理された感光ドラム1の表面が、現像スリーブ41が感光ドラム1にかぶりトナーを付着させる第2の状態とされている時に現像位置cを通過する動作設定である。なお、かぶりトナーを付着させない(かぶりを発生させない)状態は、上記検知結果の差分に基づく画像形成条件の調整制御を十分な精度で行う上で誤差範囲として許容し得る程度のかぶりトナーが付着する場合も含む。特に、本実施例では、上記第1の状態は、回転可能な現像スリーブ41の回転が停止され、現像スリーブ41に直流電圧のみが印加されている状態である。また、上記第2の状態は、回転可能な現像スリーブ41が回転駆動され、現像スリーブ41に直流電圧と交流電圧との重畳電圧が印加されている状態である。また、本実施例では、上記かぶりトナーの量を変更可能な画像形成条件は、帯電ローラ2による感光ドラム1の帯電電位と、現像スリーブ41に印加される直流電圧と、の間の電位差である。
換言すると、本実施例では、画像形成装置100は、非画像形成時に、かぶりトナーの量を変更可能な画像形成条件を調整する次のような調整動作を実行することが可能である。つまり、この調整動作は、第1の動作設定で動作している時に現像位置cを通過した感光ドラム1の表面が1次転写位置N1を通過している時に1次転写ローラ5に所定の電圧を印加する第1の工程を有する。また、この調整動作は、第1の動作設定よりもかぶりトナーの量が多くなる第2の動作設定で動作している時に現像位置cを通過した感光ドラム1の表面が1次転写位置N1を通過している時に1次転写ローラ5に所定の電圧を印加する第2の工程を有する。そして、所定の電圧が印加された際に1次転写ローラに流れる電流の値に関し、第1の工程での値と第2の工程での値との差分が異なる場合、当該調整動作の直前の画像形成時のかぶりトナーの量と当該調整動作の後の画像形成時のかぶりトナーの量とが異なる。
なお、本実施例では、かぶりトナー量(かぶり濃度(%))を調整するのに、帯電DCバイアスの値を変更したが、かぶりトナー量を調整する手段は、帯電DCバイアスの変更に限定されるものではない。例えば、かぶりトナー量を調整する手段として、現像剤のトナーとキャリアとの比率や、現像ACバイアスの設定(ピーク間電圧、周波数など)など、かぶりトナー量(かぶり濃度(%))に感度がある他の画像形成条件を変更しても、同様の効果が得られる。このような任意の画像形成条件に関して、予め画像形成条件の調整量とかぶりトナー量(かぶり濃度(%))との関係を求めておけば、本実施例と同様にかぶりトナー量を適正化するように画像形成条件を調整することができる。
以上のように、本実施例では、かぶりトナーが無い状態とある状態とでの1次転写電流差ΔIに基づいてかぶり取り電位差を調整する。これにより、光学式センサなどを用いることなく、簡易な構成で、精度良くかぶりトナー量を適正化することが可能になる。また、色ごとにかぶり濃度(%)を算出することができるため、色ごとに画像形成条件を適正化して、かぶり濃度(%)を適正化することができる。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
本実施例では、1次転写部材の構成が実施例1とは異なる。つまり、実施例1では、1次転写ローラ5は、図3(a)に示すように、金属製の芯金51の周囲に、弾性層として導電性の発泡スポンジ52が設けられて構成されていた。これに対して、本実施例では、図3(b)に示すように、1次転写部材は、実施例1における1次転写ローラ5からスポンジ層52を除いたものに相当する金属ローラで構成されている。本実施例では、1次転写ローラ5は、長手方向(回転軸方向)の長さが320mm、直径が8mmのステンレス製の金属ローラである。
1次転写ローラ5としては、実施例1のものと同様、金属ローラの外周面上に弾性層が積層された構成が一般的に用いられている。しかし、本実施例では、コストダウン、装置の小型化などのために、1次転写ローラ5として、外周面に導電性の弾性層を有しない金属ローラを使用している。金属ローラ(少なくとも最外層(本実施例では実質的に全体)が金属で形成されたローラ)は、外周面に電気抵抗体としての弾性層を有しないために、金属ローラと感光ドラム1との間の電気抵抗成分は、中間転写ベルト7の電気抵抗成分のみになる。導電性の弾性層を有する1次転写ローラ5を使用した場合には、弾性層が持つ電気抵抗値の部分的なムラにより、回転駆動時の1次転写電流に、1次転写ローラ5の周方向のムラ(周ムラ)が生じることがある。これにより、1次転写電流の検知精度が低下することがある。また、弾性層の電気抵抗があるために、1次転写部の総電気抵抗に対する、かぶりトナーの電気抵抗比率が相対的に下がり、かぶりトナーの有無による1次転写電流差が少なくなり、1次転写電流差の検知精度が低下することがある。これに対し、1次転写ローラ5として金属ローラを用いた場合には、導電性の弾性層がないため、導電性の弾性層を有する1次転写ローラ5を使用した場合に比べて、1次転写電流差ΔIを精度良く検知して、かぶり濃度(%))を精度良く求めることができる。
以上のように、本実施例では、1次転写部材として金属ローラを用いることで、1次転写部材として導電性弾性体ローラを用いた場合に比べて、1次転写電流差ΔIの検知精度が向上する。そのため、本実施例によれば、実施例1と比較して、より正確にかぶり濃度(%)を求めることができ、したがってかぶりトナー量をより精度よく補正することが可能になる。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、1次転写電流差からかぶりトナー量を求め、求めたかぶりトナー量に応じて画像形成条件を調整したが、1次転写電流差と画像形成条件の調整量とを関係付けておき、1次転写電流差に応じて直接的に画像形成条件を調整してもよい。
また、上述の実施例では、1次転写部材に所定の電圧を印加した際の電流値を検知したが、かぶりトナーの有無による電気抵抗の変動を検知できればよい。したがって、1次転写部材に所定の電流を供給した際に発生する電圧値を検知してもよい。この場合、かぶりトナー無し状態とあり状態とでの検知電圧差に基づいてかぶりトナー量を求め、求めたかぶりトナー量に応じて画像形成条件を調整することができる(上記同様、検知電圧差に応じて直接的に画像形成条件を調整してもよい。)。つまり、検知手段は、転写部材に所定の電圧が印加された際に転写部材に流れる電流の値又は転写部材に所定の電流が供給された際に発生する電圧の値を検知するものであってよい。
また、上述の実施例では、かぶりトナーを発生させない状態とするために、現像部材の回転を停止させ、現像部材に現像AC電圧を印加しないこととした。これにより、簡易な構成で、かぶりトナーを発生させない状態とすることができる。別法として、現像部材と感光ドラムとを接離させる接離機構を有する場合には、現像部材を画像形成時よりも感光ドラムから遠ざける(更に回転の停止やバイアス印加の停止を行ってよい。)ことでも、かぶりトナーを発生させない状態とすることができる。
また、上述の実施例では、かぶりトナー無し状態とあり状態とでの1次転写電流差に基づいて画像形成条件を調整した。これにより、1次転写部材の電気抵抗が1次転写部材の使用状況(寿命期間の初期か末期かなど)や環境に応じて変化する場合でも、その変化分をキャンセルして、かぶりトナーの有無による電気抵抗の変動をより正確に検知することができる。しかし、例えば1次転写部材が金属部材(実施例2では金属ローラ)である場合などには、所定の動作設定でかぶりトナーを発生させた際の電流値の検知結果のみに基づいて画像形成条件を調整することも企図し得る。その場合、かぶりトナーを発生させた際の電流値の検知結果(あるいは電圧値の検知結果)と、かぶりトナー量(あるいは直接的に画像形成条件の調整量)と、を予め関係付けておけばよい。
上述の実施例では、画像形成装置は中間転写方式を採用するものであったが、本発明は直接転写方式の画像形成装置にも適用できるものである。当業者には周知のように、直接転写方式の画像形成装置は、上述の実施例における中間転写体に代えて、無端状のベルトなどで構成される転写材担持体を有する。そして、各画像形成部の感光ドラムに形成されたトナー像は、中間転写方式の画像形成装置における一次転写と同様にして、転写材担持体に担持されて搬送される転写材に直接転写される。このような画像形成装置においても、本発明を適用することで、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。また、本発明は、画像形成部を1つだけ有する画像形成装置にも適用できるものである。この場合、転写部材は直接感光ドラムに当接して転写位置を形成する。
また、転写部材はローラ状の部材に限定されるものではなく、例えば無端ベルト状、パッド状、シート状、あるいはブラシ状の部材などであってもよい。また、感光体はドラム状のもの(感光ドラム)に限定されるものではなく、無端ベルト状のもの(感光体ベルト)であってもよい。また、中間転写体や記録材担持体は無端ベルト状のものに限定されるものではなく、例えば枠体にフィルムを張設して形成したドラム状のものなどであってもよい。また、静電記録方式の画像形成装置であれば、像担持体はドラム状や無端ベルト状の静電記録誘電体であってよい。
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3 露光装置
4 現像装置
5 1次転写ローラ
7 中間転写ベルト
100 画像形成装置
111 制御部
S 画像形成部

Claims (9)

  1. トナー像を担持する移動可能な像担持体と、
    帯電位置で前記像担持体の表面を帯電処理する帯電手段と、
    現像位置で前記像担持体の表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像部材と、
    電圧が印加されて、転写位置で前記像担持体から被転写体にトナー像を転写させる転写部材と、
    前記転写部材に所定の電圧が印加された際に前記転写部材に流れる電流の値又は前記転写部材に所定の電流が供給された際に発生する電圧の値を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて、前記現像位置で前記像担持体上の非画像部に付着するトナーであるかぶりトナーの量を変更可能な画像形成条件を調整する制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、第1の動作設定で動作している時に前記現像位置を通過した前記像担持体の表面が前記転写位置を通過している時の前記検知手段の検知結果と、前記第1の動作設定よりもかぶりトナーの量が多くなる第2の動作設定で動作している時に前記現像位置を通過した前記像担持体の表面が前記転写位置を通過している時の前記検知手段の検知結果と、の差分に基づいて、前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の動作設定は、前記帯電位置で前記帯電手段によって帯電処理された前記像担持体の表面が、前記現像部材が前記像担持体にかぶりトナーを付着させない第1の状態とされている時に前記現像位置を通過する動作設定であり、
    前記第2の動作設定は、前記帯電位置で前記帯電手段によって帯電処理された前記像担持体の表面が、前記現像部材が前記像担持体にかぶりトナーを付着させる第2の状態とされている時に前記現像位置を通過する動作設定であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の状態は、回転可能な前記現像部材の回転が停止され、前記現像部材に直流電圧のみが印加されている状態であり、
    前記第2の状態は、回転可能な前記現像部材が回転駆動され、前記現像部材に直流電圧と交流電圧との重畳電圧が印加されている状態であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成条件は、前記帯電手段による前記像担持体の帯電電位と、前記現像部材に印加される直流電圧と、の間の電位差であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記被転写体は、前記像担持体から転写されたトナー像を転写材に転写させるために担持して搬送する中間転写体であり、
    前記転写部材は、前記中間転写体を介して前記像担持体に当接し、前記像担持体と前記中間転写体とが接触する前記転写位置を形成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 複数の前記像担持体と、複数の前記像担持体のそれぞれに対応して設けられた、複数の前記帯電手段、複数の前記現像部材、複数の前記転写部材、及び複数の前記検知手段を有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写部材は、金属ローラであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. トナー像を担持する移動可能な像担持体と、
    帯電位置で前記像担持体の表面を帯電処理する帯電手段と、
    現像位置で前記像担持体の表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像部材と、
    電圧が印加されて、転写位置で前記像担持体から被転写体にトナー像を転写させる転写部材と、
    を有し、
    非画像形成時に、前記現像位置で前記像担持体上の非画像部に付着するトナーであるかぶりトナーの量を変更可能な画像形成条件を調整する調整動作を実行することが可能な画像形成装置であって、
    前記調整動作は、第1の動作設定で動作している時に前記現像位置を通過した前記像担持体の表面が前記転写位置を通過している時に、前記転写部材に所定の電圧を印加するか又は所定の電流を供給する第1の工程と、前記第1の動作設定よりもかぶりトナーの量が多くなる第2の動作設定で動作している時に前記現像位置を通過した前記像担持体の表面が前記転写位置を通過している時に、前記転写部材に前記所定の電圧を印加するか又は前記所定の電流を供給する第2の工程と、を有し、
    前記転写部材に前記所定の電圧が印加された際に前記転写部材に流れる電流の値又は前記転写部材に前記所定の電流が供給された際に発生する電圧の値に関し、前記第1の工程での値と前記第2の工程での値との差分が異なる場合、当該調整動作の直前の画像形成時のかぶりトナーの量と当該調整動作の後の画像形成時のかぶりトナーの量とが異なることを特徴とする画像形成装置。
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