JP2019095572A - テーブル型表示装置 - Google Patents

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Masaki Hayashi
林  正樹
慶峰 菅原
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Abstract

【課題】タッチパネルを備えたテーブル型表示装置において、天面部に載置された物体により表示装置の内部が結露するのを防止する。【解決手段】テーブル型表示装置は、天板部と、脚部と、FPDユニットと、FPDユニットとエアギャップ層を挟んで天板部に配置されたタッチパネルユニットとを備える。FPDユニット及びタッチパネルユニットの少なくとも一方のうち、エアギャップ層に面する内表面が、水滴を滴下した直後の水接触角が0°以上60°以下の範囲の値である第1特性と、水滴を滴下してから60秒後の水接触角が0°以上50°以下の範囲の値である第2特性との少なくともいずれかの表面特性を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置に関する。
特許文献1に開示されるように、表示装置として、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置が知られている。この表示装置の天板部には、例えば、FPD(フラットパネルディスプレイ)等のディスプレイとタッチパネルとが、ディスプレイの上にタッチパネルを重ねて配置されている。ユーザは、天板部の上面側からディスプレイの表示面を見ながらタッチパネルを入力操作することができる。
特開2017−21505号公報
テーブル型表示装置では、使用中にユーザにより、天板部の上面に様々な物体が載置される場合がある。ここで例えば、冷たい液体が入ったコップや瓶等の物体が天板部に載置されると、表示装置の内部が結露することがある。このような結露が発生すると、表示面が曇って見えることで、ディスプレイの表示性能が低下したり、タッチパネルを適切に入力操作するのが困難になるおそれがある。
そこで本発明は、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置において、天面部に載置された物体により表示装置の内部が結露するのを防止することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るテーブル型の表示装置は、天板部と、前記天板部を支持する脚部と、表示面を上方に向けた状態で前記天板部に配置されたFPDユニットと、前記FPDユニットの上方で、前記FPDユニットとエアギャップ層を挟んで前記天板部に配置されたタッチパネルユニットと、を備え、前記FPDユニット及び前記タッチパネルユニットの少なくとも一方のうち、前記エアギャップ層に面する内表面が、水滴を滴下した直後の水接触角が0°以上60°以下の範囲の値である第1特性と、水滴を滴下してから60秒後の水接触角が0°以上50°以下の範囲の値である第2特性との少なくともいずれかの表面特性を有する。
上記構成によれば、FPDユニット及びタッチパネルユニットの少なくとも一方のうち、エアギャップ層に面する内表面が、第1特性及び第2特性の少なくともいずれかの表面特性を有している。よって、仮に天板部の上面に冷たい物体が載置された場合でも、表示装置の当該物体と上下方向に対応する領域において、前記表面特性を有する前記内表面が結露するのが防止される。従って、表示装置の内部が結露することで、FPDユニットの表示性能が低下したり、タッチパネルユニットを適切に入力操作するのが困難になるのを防止できる。
前記表面特性を有する前記内表面は、水滴を滴下してから60秒後までの水接触角の低下量が10°以上180°以下の範囲の値である第3特性を更に有していてもよい。このように、前記内表面が第3特性を有していることで、前記内表面に水滴が付着しても、表示面からの光の光路が水滴により影響を受けるのが迅速に防止される。よって、表示性能を良好に維持できる。
前記FPDユニット及び前記タッチパネルユニットの少なくとも一方は、前記エアギャップ層に面するように配置されたフィルム部材を有し、前記フィルム部材の前記エアギャップ層側の面が、前記表面特性を有する前記内表面であってもよい。
上記構成によれば、前記フィルム部材のエアギャップ層側の面を、前記表面特性を有する前記内表面とすることにより、前記内表面での結露を防止可能な防曇性を、前記フィルム部材を用いて表示装置に比較的容易に付与できる。
前記フィルム部材は、ベースフィルムと、前記ベースフィルムの前記エアギャップ層側に前記エアギャップ層に面するように形成された被膜と、を有し、前記被膜の前記エアギャップ層側の面が、前記表面特性を有する前記内表面であってもよい。
上記構成によれば、ベースフィルムに前記被膜を形成することで、前記フィルム部材を比較的容易に製造できる。また、被膜のエアギャップ層側の面の表面特性を、ベースフィルムの特性とは個別に調整し易くすることができる。
前記FPDユニット及び前記タッチパネルユニットの少なくとも一方は、水平方向に延びるように配置された平板状のユニット本体と、前記ユニット本体の前記エアギャップ層側に前記エアギャップ層に面するように形成された被膜と、を有し、前記被膜の前記エアギャップ層側の面が、前記表面特性を有する前記内表面であってもよい。このように、ユニット本体の前記板面に前記被膜を形成することで、前記内表面での結露を防止可能な防曇性を、表示装置に比較的容易に付与できる。
前記被膜の膜厚寸法が、1μm以上40μm以下の範囲の値であってもよい。これにより、被膜に適度な防曇性を付与でき、表示性能を一層良好に維持できる。
前記FPDユニット及び前記タッチパネルユニットのうち、前記内表面が前記表面特性を有するものの前記エアギャップ層に面する部分が、親水性アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアルキレンイミン、トリアセチルセルロース、及び鹸化されたトリアセチルセルロースの少なくともいずれかを含んでいてもよい。
上記構成によれば、前記表面特性を有する前記内表面に良好な吸水性を付与できる。前記内表面に付着した水滴を前記内表面に吸水させることで、前記内表面での結露を防止可能な防曇性を表示装置に良好に付与できる。
本発明によれば、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置において、天面部に載置された物体により表示装置の内部が結露するのを防止できる。
第1実施形態に係るテーブル型表示装置の外観図である。 図1の天板部の上下方向に垂直な断面図である。 図1のフィルム部材の断面図である。 第1実施形態の変形例に係るフィルム部材の上下方向に垂直な断面図である。 第2実施形態に係る天板部の上下方向に垂直な断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係るテーブル型表示装置1(以下、単に表示装置1と称する。)の外観図である。表示装置1は、天板部2、脚部3、FPDユニット4、及びタッチパネルユニット5を備える。
天板部2は、全体として平板状に形成されている。天板部2は、板面が水平方向に延びるように配置されている。天板部2の上面は、天板部2の厚み方向に開口されている。天板部2の開口部からは、タッチパネルユニット5が露出している。
脚部3は、天板部2の下方で上下方向に延びている。脚部3は、天板部2を支持している。一例として、表示装置1では、複数の脚部3が天板部2に固定されている。脚部3は、天板部2に対して着脱自在に固定されている。
FPDユニット4は、表示装置1の駆動時に画面を表示する。FPDユニット4は、表示面4aを上方に向けた状態で天板部2に配置されている。一例として、FPDユニット4は、表示面4aが水平に保たれた状態で天板部2に配置されている。
FPDユニット4は、FPD(フラットパネルディスプレイ)を有する。FPDとしては、例えば、有機ELディスプレイ(OLED)、無機ELディスプレイ(IELD)、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)を用いたもの、及び発光ダイオード(LED)を用いたもの等を例示できる。本実施形態のFPDユニット4は、LCDを有する。FPDユニット4は、一例として、対角が10インチ以上(一例として30インチ以上)の値である画面サイズに設定されている。
タッチパネルユニット5は、表示装置1におけるFPDユニット4の表示面側において、ユーザからの入力操作を受け付ける。タッチパネルユニット5は、一例として、複数のユーザが同時に入力操作可能な構成を有するが、これに限定されない。
タッチパネルユニット5は、FPDユニット4の上方で、FPDユニット4とエアギャップ層Gを挟んで天板部2に配置されている。タッチパネルユニット5は、表示面4aに沿って延びている。タッチパネルユニット5は、FPDユニット4の表示面4aの少なくとも一部領域(ここでは全領域)を覆っている。FPDユニット4とタッチパネルユニット5との各周縁は、天板部2により囲まれた状態で、天板部2に固定されている。
図2は、図1の天板部2の上下方向に垂直な断面図である。図2と、後に示す図3及び4とは、都合上、天板部2の上下方向を逆にした断面を示している。図2に示すように、エアギャップ層Gは、タッチパネルユニット5とFPDユニット4との間で、水平方向に延びている。エアギャップ層Gの上下方向寸法は、適宜設定可能である。
タッチパネルユニット5とFPDユニット4とは、各周縁において、エアギャップ層Gを挟んで不図示の粘着層により貼着されている。これによりエアギャップ層Gは、一例として、表示装置1の内部に封止されている。
なおエアギャップ層Gは、表示装置1の内部に封止されていなくてもよい。この場合、例えば、タッチパネルユニット5とFPDユニット4とが、各周縁の一部領域において粘着層に貼着されることにより、エアギャップ層G内の空気が表示装置1周辺の外気と連通していてもよい。
またエアギャップ層Gは、FPDユニット4とタッチパネルユニット5とが完全に非接触状態となるように形成されている必要はなく、エアギャップ層Gは、FPDユニット4とタッチパネルユニット5とが少なくとも一部領域において非接触状態となるように形成されていればよい。
また、FPDユニット4の表示面4aに沿った複数の位置に、複数のエアギャップ層Gが互いに離隔して配置されていてもよい。また、FPDユニット4の表示面4aに沿った複数の位置において、エアギャップ層Gの上下方向寸法が異なっていてもよい。
FPDユニット4及びタッチパネルユニット5の少なくとも一方のうち、エアギャップ層Gに面する内表面S(以下、単に内表面Sとも称する。)は、以下の第1特性と第2特性との少なくともいずれか(ここでは両方)の表面特性を有する。また、本実施形態の内表面Sは、更に以下の第3特性を有する。
第1特性:水滴を滴下した直後の水接触角が0°以上60°以下の範囲の値である特性。
第2特性:水滴を滴下してから60秒後の水接触角が0°以上50°以下の範囲の値である特性。
第3特性:水滴を滴下してから60秒後までの水接触角の低下量が10°以上180°以下の範囲の値である特性。
ここで、内表面Sの水接触角は、例えば、水滴を滴下した内表面Sを水滴の側方から顕微鏡で観察して、実際に測定することが可能である。具体的に、内表面Sの水接触角は、例えば、市販されている接触角計(協和界面科学(株)製接触角計「DMs−401」を使用し、内表面Sに2μLの水を滴下し、その接触角を5点測定したときの測定値の平均値として求めることができる。
また本実施形態では、FPDユニット4及びタッチパネルユニット5の少なくとも一方は、エアギャップ層Gに面するように配置されたフィルム部材を有する。表示装置1では、このフィルム部材のエアギャップ層G側の面が、前記表面特性を有する内表面Sとなっている。
FPDユニット4及びタッチパネルユニット5のうち、内表面が前記表面特性を有するもののエアギャップ層Gに面する部分は、親水性材料を含んでいる。一例として当該部分は、親水性アクリル樹脂、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアルキレンイミン、トリアセチルセルロース(TAC)、及び鹸化されたトリアセチルセルロースの少なくともいずれかを含んでいる。親水性材料には、種々の架橋剤が添加されていてもよい。親水性材料が架橋剤による架橋構造を有することで、内表面Sに良好な吸水性を付与して、内表面Sに防曇性を発揮させ易くすることができる。なお、当該部分が含む材料は、有機材料に限定されず、無機材料でもよい。
図2に示すように、具体例として、タッチパネルユニット5は、ユニット本体6と、フィルム部材7とを有する。ユニット本体6とフィルム部材7とは、透明である。FPDユニット4からの出射光は、タッチパネルユニット5内を透過して、表示装置1の表示面4a側から出射される。
ユニット本体6は、シート状に形成され、FPDユニット4の表示面4aに沿って配置されている。ユニット本体6は、フィルム部材7を介して、ユーザからの入力と、その入力位置とを検出する。ユニット本体6の入力方式は、一例として静電容量方式であるが、これに限定されない。ユニット本体6の入力方式は、その他、例えば、抵抗膜方式、超音波表面弾性波(SAW)方式、赤外線光学イメージング方式、赤外線方式、及び電磁誘導方式のいずれでもよい。
フィルム部材7は、透明材料からなり、ユニット本体6のFPDユニット4側において、ユニット本体6と重ねて配置されている。フィルム部材7は、タッチパネルユニット5のエアギャップ層G側における最表層である。
図3は、図1のフィルム部材7の断面図である。図3に示すように、フィルム部材7は、ベースフィルム8と被膜9とを有する。ベースフィルム8は、水平方向に延びるように配置されている。ベースフィルム8は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の透明樹脂材料により構成されている。
被膜9は、ベースフィルム8のエアギャップ層G側にエアギャップ層Gに面するように形成されている。被膜9は、親水性材料を含む材料により構成されている。本実施形態では、被膜9のエアギャップ層Gに面する表面が、タッチパネルユニット5のエアギャップ層Gに面する内表面Sとなっている。被膜9の内表面Sは、吸水性を有する。
被膜9の膜厚寸法は、例えば、被膜9の内表面Sに付与される吸水性の程度や、被膜9の単位体積当たりの吸水量等に応じて適宜設定可能である。被膜9の膜厚寸法は、一例として、1μm以上40μm以下の範囲の値である。被膜9は、例えば、塗布法により形成されてもよいし、蒸着法等により形成されてもよい。
テーブル型表示装置は、例えば、企業の会議室や教育現場等においてユーザにより利用される。このため天板部の上面には、ユーザにより様々な物体が載置される可能性がある。
ここで、冷たい液体が入ったコップや瓶の物体が、天板部に載置される場合がある。この場合、天板部の物体と上下方向に対応する領域において、互いに対向配置されたタッチパネルとディスプレイとの内表面のうち少なくとも一方が結露することがある。
このように表示装置の内部で結露が発生すると、表示装置の結露が発生した領域で表示面が曇って見えることで、ディスプレイの円滑な表示が妨げられ、その表示性能が低下するおそれがある。また、タッチパネルを適切に入力操作するのが困難になるおそれがある。
これに対して表示装置1によれば、FPDユニット4及びタッチパネルユニット5の少なくとも一方のうち、エアギャップ層Gに面する内表面Sが、第1特性及び第2特性の少なくともいずれかの表面特性を有している。よって、仮に天板部2の上面に冷たい物体が載置された場合でも、表示装置1の当該物体と上下方向に対応する領域において、前記表面特性を有する内表面Sが結露するのが防止される。従って、表示装置1の内部が結露することで、FPDユニット4の表示性能が低下したり、タッチパネルユニット5を適切に入力操作するのが困難になるのを防止できる。
また、内表面Sが更に第3特性を有していることで、内表面Sに水滴が付着しても、表示面4aからの光の光路が水滴により影響を受けるのが防止される。よって、表示性能を良好に維持できる。
また、フィルム部材7のエアギャップ層G側の面を、表面特性を有する内表面Sとすることにより、内表面Sでの結露を防止可能な防曇性を、フィルム部材7を用いて表示装置1に比較的容易に付与できる。
また本実施形態では、被膜9のエアギャップ層G側の面が、前記表面特性を有する内表面Sとなっている。上記構成によれば、ベースフィルム8に被膜9を形成することで、フィルム部材7を比較的容易に製造できる。また、被膜9のエアギャップ層G側の面の表面特性を、ベースフィルム8の特性とは個別に調整し易くすることができる。
また本実施形態では、被膜9の内表面Sが吸水性を有している。これにより、仮に内表面Sに水滴が付着したとしても、水滴は成長初期段階において被膜9に吸水される。従って、結露により表示装置1の表示性能が低下したり、結露によりタッチパネルユニット5の操作性が低下する前に、内表面Sから水滴を迅速に除去できる。
また表示装置1は、天板部2に載置される前記物体の底面積に比べて十分に広い面積の内表面Sを有している。このため通常は、内表面Sの一部領域に水滴が付着した場合でも、内表面Sにおける水滴の付着領域は、内表面Sにおける水滴の非付着領域に比べて十分に狭い。よって、内表面Sに水滴が付着したとしても、水滴は内表面Sに沿って拡散されながら被膜9に吸水される。従って例えば、内表面Sに付着した水滴の量によって内表面Sの防曇性が低下するおそれは小さい。
なお、内表面Sが吸水性を有している場合、内表面Sに吸水された水が、エアギャップ層G内に向けて徐放されることで、内表面Sは再び吸水性を取り戻すことができる。
また被膜9の膜厚寸法が、1μm以上40μm以下の範囲の値である。これにより、被膜9に適度な防曇性を付与でき、表示性能を一層良好に維持できる。
また、FPDユニット4及びタッチパネルユニット5のうち、内表面が前記表面特性を有するもののエアギャップ層Gに面する部分が、親水性アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアルキレンイミン、トリアセチルセルロース、及び鹸化されたトリアセチルセルロースの少なくともいずれかを含んでいる。これにより、表面特性を有する内表面Sに良好な吸水性を付与できる。内表面Sに付着した水滴を内表面Sに吸水させることで、内表面Sでの結露を防止可能な防曇性を表示装置1に良好に付与できる。
次に第1実施形態の変形例を説明する。図4は、第1実施形態の変形例に係るフィルム部材107の上下方向に垂直な断面図である。図4に示すように、フィルム部材107は、一枚のフィルム(ここではベースフィルム108)のみで構成されている。本変形例では、フィルム部材107のエアギャップ層G側の面が、前記表面特性を有する内表面Sとなっている。フィルム部材107は、上記した親水性材料により構成されている。
第1実施形態のその他の変形例としては、フィルム部材7が、FPDユニット4側に設けられた構成が挙げられる。また、フィルム部材7が、FPDユニット4とタッチパネルユニット5との両側に設けられた構成が挙げられる。
FPDユニット4とタッチパネルユニット5との両側にフィルム部材7が設けられる場合、互いのフィルム部材は、異なる構成を有していてもよい。FPDユニット4とタッチパネルユニット5との両側にフィルム部材7が設けられる場合、フィルム部材7のエアギャップ層G側の面が、前記表面特性を有する内表面Sとなるように、各フィルム部材7を配置する必要がある。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係る天板部102の上下方向に垂直な断面図である。図5に示すように、第2実施形態の天板部102は、第1実施形態との差異として、フィルム部材を備えていない。
本実施形態では、FPDユニット4及びタッチパネルユニット105の少なくとも一方は、天板部102の上面に一方の板面を向けた状態で配置された板状のユニット本体と、ユニット本体のエアギャップ層G側にエアギャップ層Gに面するように形成された被膜とを有する。
ここでは一例として、タッチパネルユニット105が、ユニット本体106と被膜109とを有する。被膜109は、第1実施形態の被膜9と同様の構成を有する。第2実施形態では、被膜109のエアギャップ層G側の面が、前記表面特性を有する内表面Sとなっている。
このような第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、ユニット本体106に防曇性の被膜109を形成することで、表示装置に防曇性を比較的容易に付与できる。
本発明は、実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成を変更、追加、又は削除できる。
またタッチパネルユニット5,105は、天板部2,102の開口部から上方に直接露出していなくてもよい。例えば、タッチパネルユニット5,105の上面が、ガラス板等の部材により覆われていてもよい。また内表面Sは、その全体領域が前記表面特性を有していなくてもよく、その少なくとも一部領域が前記表面特性を有していればよい。
以上のように本発明は、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置において、天面部に載置された物体により表示装置の内部が結露するのを防止できる優れた効果を有する。従って、この効果の意義を発揮できるテーブル型表示装置に本発明を広く適用すると有益である。
G エアギャップ層
S 内表面
1 テーブル型表示装置
2,102 天板部
3 脚部
4 FPDユニット
4a 表示面
6 ユニット本体
5,105 タッチパネルユニット
7,107 フィルム部材
8,108 ベースフィルム
9,109 被膜
6,106 ユニット本体

Claims (7)

  1. 天板部と、
    前記天板部を支持する脚部と、
    表示面を上方に向けた状態で前記天板部に配置されたFPDユニットと、
    前記FPDユニットの上方で、前記FPDユニットとエアギャップ層を挟んで前記天板部に配置されたタッチパネルユニットと、を備え、
    前記FPDユニット及び前記タッチパネルユニットの少なくとも一方のうち、前記エアギャップ層に面する内表面が、水滴を滴下した直後の水接触角が0°以上60°以下の範囲の値である第1特性と、水滴を滴下してから60秒後の水接触角が0°以上50°以下の範囲の値である第2特性との少なくともいずれかの表面特性を有する、テーブル型の表示装置。
  2. 前記表面特性を有する前記内表面は、水滴を滴下してから60秒後までの水接触角の低下量が10°以上180°以下の範囲の値である第3特性を更に有する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記FPDユニット及び前記タッチパネルユニットの少なくとも一方は、前記エアギャップ層に面するように配置されたフィルム部材を有し、
    前記フィルム部材の前記エアギャップ層側の面が、前記表面特性を有する前記内表面である、請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記フィルム部材は、ベースフィルムと、前記ベースフィルムの前記エアギャップ層側に前記エアギャップ層に面するように形成された被膜と、を有し、
    前記被膜の前記エアギャップ層側の面が、前記表面特性を有する前記内表面である、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記FPDユニット及び前記タッチパネルユニットの少なくとも一方は、水平方向に延びるように配置された平板状のユニット本体と、前記ユニット本体の前記エアギャップ層側に前記エアギャップ層に面するように形成された被膜と、を有し、
    前記被膜の前記エアギャップ層側の面が、前記表面特性を有する前記内表面である、請求項1又は2に記載の表示装置。
  6. 前記被膜の膜厚寸法が、1μm以上40μm以下の範囲の値である、請求項4又は5に記載の表示装置。
  7. 前記FPDユニット及び前記タッチパネルユニットのうち、前記内表面が前記表面特性を有するものの前記エアギャップ層に面する部分が、親水性アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアルキレンイミン、トリアセチルセルロース、及び鹸化されたトリアセチルセルロースの少なくともいずれかを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
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