JP2019095407A - 変位検出方式の力検出構造及び力センサ - Google Patents

変位検出方式の力検出構造及び力センサ Download PDF

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Abstract

【課題】変位検出方式の力検出構造において、構成部品が温度や湿度等の、力以外の環境要因によって変形した場合の検出値の変動を防止する。【解決手段】力検出構造10は、第1端部12と、第2端部14と、第1端部と第2端部とを3自由度で弾性的に連結する連結部16と、連結部16の弾性変形を伴う第1端部と第2端部との相対変位を検出する検出部18とを備える。検出部18は、第1軸に沿った第1端部12と第2端部14との相対的な移動を、互いに逆位相の信号を用いて第1移動データとして差動式に検出する第1差動検出部と、第2軸に沿った第1端部12と第2端部14との相対的な移動を、互いに逆位相の信号を用いて第2移動データとして差動式に検出する第2差動検出部と、第3軸に沿った中心軸線の周りの第1端部12と第2端部14との相対的な回転を、互いに逆位相の信号を用いて回転データとして差動式に検出する第3差動検出部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、変位検出方式の力検出構造に関する。本発明はまた、変位検出方式の力検出構造を備えた力センサに関する。
変位検出方式の力センサは、その構成部品に力(荷重)が加わったときに、その力によって変形した構成部品の、変形に伴う変位量を検出し、検出した変位量に基づいて力を検出するものである。例えば特許文献1は、センサ本体の所定部位に形成した静電容量の変化から変位量を検出する力センサを開示する。この力センサは、外側箱状構造体と内側箱状構造体とを備え、外側箱状構造体の側面及び上面と内側箱状構造体の側面及び上面とをそれぞれ対向させて、全体に連通するギャップを形成し、ギャップの所定箇所に、それぞれが直交3軸座標系のいずれかの軸方向へ対向する複数組の電極を配置して、個々の対向電極の間に静電容量を形成している。外側箱状構造体が力(荷重)によって変形すると、それに応じてギャップの形状及び寸法が変化し、個々の対向電極間の静電容量が変化する。この静電容量の変化から、内側箱状構造体に対する外側箱状構造体の変位量を算出し、算出した変位量に基づき、外側箱状構造体に加わった力の各軸方向の力成分及び各軸周りのモーメント成分を検出できるように構成されている。
また特許文献2は、直交3軸座標系における各軸方向の力成分及び各軸周りのモーメント成分を検出する変位検出方式の6軸力センサにおいて、力成分及びモーメント成分を第1検出部と第2検出部とで3軸ずつ分担して検出する構成を開示する。
特開2004−301731号公報 特開2016−070824号公報
力によって変形した構成部品の変形に伴う変位量を検出することで3軸以上の力成分及びモーメント成分を取得する変位検出方式の力検出構造及び力センサにおいて、構成部品が温度や湿度等の、力以外の環境要因によって変形や特性変化を生じた場合の検出値の変動(本開示で「ドリフト」と称する。)を防止することが望まれている。
本開示の一態様は、第1端部と、第2端部と、第1端部と第2端部とを弾性的に連結する連結部と、連結部の弾性変形を伴う第1端部と第2端部との相対変位を検出する検出部であって、第1端部又は第2端部に加わる力の、第1軸の方向の第1力成分、第1軸に直交する第2軸の方向の第2力成分、及び第1軸と第2軸との双方に直交する第3軸の周りのモーメント成分を取得するための検出値を、相対変位に基づき出力する検出部とを具備し、検出部は、第1軸に沿った第1端部と第2端部との相対的な移動を、互いに逆位相の信号を用いて第1移動データとして差動式に検出する第1差動検出部と、第2軸に沿った第1端部と第2端部との相対的な移動を、互いに逆位相の信号を用いて第2移動データとして差動式に検出する第2差動検出部と、第3軸に沿った中心軸線の周りの第1端部と第2端部との相対的な回転を、互いに逆位相の信号を用いて回転データとして差動式に検出する第3差動検出部とを備え、第1移動データと第2移動データと回転データとに基づき検出値を出力する、力検出構造である。
本開示の他の態様は、上記した力検出構造を備えた力センサである。
一態様に係る力検出構造では、検出部の第1差動検出部、第2差動検出部及び第3差動検出部が、第1移動データ、第2移動データ及び回転データを差動式に検出するので、力以外の環境要因によって発生した第1ギャップ及び第2ギャップの寸法変化等に伴う信号の変動分が、逆位相の信号の差を取ることによって相殺される。その結果、力検出構造では、構成部品(特に検出部の構成要素)が温度や湿度等の、力以外の環境要因によって変形や特性変化を生じた場合であっても、力による変位を正確に表す第1移動データ、第2移動データ及び回転データを検出でき、以って検出値の確度及び精度を向上させることができる。
他の態様に係る力センサによれば、力検出構造を備えたことにより、検出部が出力する検出値の確度及び精度を向上させることができる。
第1の実施形態による力検出構造の全体構成を示す斜視図である。 図1の力検出構造の正面図である。 図2の線III−IIIに沿った力検出構造の断面図である。 図3に対応する断面図で、図1の力検出構造の変位動作の一例を示す。 図2に対応する正面図で、図4Aの変位動作を示す。 図3に対応する断面図で、図1の力検出構造の変位動作の他の例を示す。 図3に対応する断面図で、図1の力検出構造の変位動作のさらに他の例を示す。 図3に対応する断面図で、図1の力検出構造の変位動作のさらに他の例を示す。 ドリフト発生時の検出部の状態の一例を説明する図である。 図5Aの一部拡大図である。 ドリフト発生時の検出部の状態の他の例を説明する図である。 検出部の変形例を示す図である。 検出部の変形例を示す図である。 ドリフト発生時の検出部の状態のさらに他の例を説明する図である。 図3に対応する断面図で、第2の実施形態による力検出構造を示す。 図3に対応する断面図で、第3の実施形態による力検出構造を示す。 図1の力検出構造を備えた6軸力センサの構成を概念図的に示す正面図である。 図11の6軸力センサの力検出構造の動作を示す図である。 図11の6軸力センサの力検出構造の動作を示す図である。 図11の6軸力センサの力検出構造の動作を示す図である。 図11の6軸力センサの付加検出構造の動作を示す図である。 図11の6軸力センサの付加検出構造の動作を示す図である。 図11の6軸力センサの付加検出構造の動作を示す図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図1〜図3は、第1の実施形態による力検出構造10の全体構成を示す。力検出構造10は、第1端部12と、第2端部14と、第1端部12と第2端部14とを3自由度で弾性的に連結する連結部16と、連結部16の弾性変形を伴う第1端部12と第2端部14との相対変位を検出する検出部18とを備える。
第1端部12及び第2端部14は、例えばロボットアーム等の機械や構造体(図示せず。以下、機械類。)に力検出構造10を取り付ける際に、当該機械類に直接又は間接に固定される基礎部分として構成できる。また、第1端部12及び第2端部14は、例えばロボットハンド等の、力検出構造10の検出対象となる力(荷重)を発生する物体(図示せず。以下、力発生体。)に取り付けられて、当該力を受ける力受け部分として構成できる。力検出構造10は、第1端部12及び第2端部14のいずれか一方を基礎部分とし、他方を力受け部分として使用することができる。
例えば、第1端部12を基礎部分とし第2端部14を力受け部分として用いる場合、力発生体から第2端部14に加わった力(荷重)は、第2端部14から連結部16に加わって連結部16を弾性変形させながら、第2端部14を第1端部12に対し、所定の3自由度として定義される方向へ弾性的に変位させる。
例えば図示のように、空間に直交3軸座標系(X−Y−Z)を定義する場合、第1端部12と第2端部14とは、連結部16の弾性変形の下で、第1軸(X軸)に沿った方向へ相対的に移動でき、第2軸(Y軸)に沿った方向へ相対的に移動でき、第3軸(Z軸)に沿った中心軸線の周りで相対的に回転できるように構成される。この場合、3自由度は、第1軸(X軸)及び第2軸(Y軸)の各々に沿った方向への移動並びに第3軸(Z軸)に沿った中心軸線の周りの回転として定義される。第1端部12と第2端部14とは、第1端部12又は第2端部14に加わる力に応じて、これら3方向のうちのいずれか1方向又は2方向以上の組合せ方向へ、相対的に変位できる。
なお本開示において「……に沿う」とは、座標系のいずれかの軸で概略の方向性を表現するための用語であって、当該軸に対し、平行な形態、平行から僅かに逸れた(つまり略平行な)形態、及び例えば45度以下で交差する形態を包含するものである。
検出部18は、第1端部12と第2端部14との上記した3方向の相対変位(つまり相対的変位量)を検出する。検出部18は、検出した3方向の相対変位に基づき、第1端部12又は第2端部14に加わる力の、第1軸(図ではX軸)の方向の第1力成分、第1軸に直交する第2軸(図ではY軸)の方向の第2力成分、及び第1軸と第2軸との双方に直交する第3軸(図ではZ軸)の周りのモーメント成分を取得するための検出値Dを出力する。
力検出構造10は、上記したように2つの軸方向の力成分と1つの軸周りのモーメント成分とを検出可能な3軸の力センサとして使用できる。或いは力検出構造10は、他の1軸以上の成分を検出可能な付加検出構造と組み合わせることで、4軸以上の力センサを構成することができる。この場合、第1端部12又は第2端部14を、付加検出構造に対し力の入力部又は出力部として用いることができる。そのような4軸以上の力センサの構成については後述する。
検出部18は、第1軸(図ではX軸)に沿った第1端部12と第2端部14との相対的な移動を、互いに逆位相の信号を用いて第1移動データd1として差動式に検出する第1差動検出部20と、第2軸(図ではY軸)に沿った第1端部12と第2端部14との相対的な移動を、互いに逆位相の信号を用いて第2移動データd2として差動式に検出する第2差動検出部22と、第3軸(図ではZ軸)に沿った中心軸線の周りの第1端部12と第2端部14との相対的な回転を、互いに逆位相の信号を用いて回転データd3として差動式に検出する第3差動検出部24とを備える。
第1差動検出部20は、第1端部12に設けられる複数(図では2個)の第1面26と、第2端部14に設けられ、複数の第1面26にそれぞれ対向する複数(図では2個)の第2面28とを有し、複数の第1面26と複数の第2面28との間の複数(図では2個)の第1ギャップ30に生じる逆位相の変化を第1移動データd1として検出する。
第2差動検出部22は、第1端部12に設けられる複数(図では2個)の第3面32と、第2端部14に設けられ、複数の第3面32にそれぞれ対向する複数(図では2個)の第4面34とを有し、複数の第3面32と複数の第4面34との間の複数(図では2個)の第2ギャップ36に生じる逆位相の変化を第2移動データd2として検出する。
第3差動検出部24は、第1端部12に設けられる第1面26及び第3面32と、第2端部14に設けられ、第1面26に対向する第2面28及び第3面32に対向する第4面34とを有し、第1面26と第2面28との間の第1ギャップ30と第3面32と第4面34との間の第2ギャップ36とに生じる逆位相の変化を回転データd3として検出する。
検出部18は、第1差動検出部20が検出した第1移動データd1と、第2差動検出部22が検出した第2移動データd2と、第3差動検出部24が検出した回転データd3とに基づき、検出値Dを出力する。
以下、図1〜図4Eを参照して、力検出構造10の具体的構成を詳細に説明する。なお以下の説明では、力検出構造10に対し直交3軸座標系(X−Y−Z)を定義する一方で、理解を助けるために図面上での「上」、「下」等の方向性を示す語句を用いるが、これら語句は力検出構造10の使用時の方向性を限定するものではない。
第1端部12は、平面視で略正方形の平板形状を有する。第1端部12は、第1軸(X軸)と第2軸(Y軸)との成す仮想平面(XY平面)に沿って広がる平坦な上面12aを有し、上面12aの四隅に、第3軸(Z軸)に沿った方向へ延びる弾性柱38がそれぞれ上向きに突設される。連結部16は、これら4本の弾性柱38によって構成される。
第2端部14は、第1端部12に対応する平面視で略正方形の平板形状を有する。第2端部14は、第1端部12の上面12aに対向する平坦な下面14aを有し、下面14aの四隅に、連結部16の4本の弾性柱38がそれぞれの上端で固定される。第1端部12及び第2端部14は、第1端部12又は第2端部14に力が加わったときに、当該力に抗して自己形状を保持し得る剛性を有する。
この実施形態では、連結部16が弾性変形していない平衡状態(図3)で、略正方形の上面12a及び下面14aの四辺に平行に第1軸(X軸)及び第2軸(Y軸)を配置し、上面12a及び下面14aの中心を通る軸線に平行に第3軸(Z軸)を配置するように、直交座標系が定義される。なお第1端部12及び第2端部14の形状は、図示の矩形平板状に限定されず、例えば円板状や他の多角形状とすることもできる。
4本の弾性柱38の各々は、第3軸(Z軸)に平行な方向の力によっては容易に変形(つまり伸縮)しない一方で、第1軸(X軸)に平行な方向の力、第2軸(Y軸)に平行な方向の力、又は第3軸(Z軸)の周りの回転方向の力によって、柱が傾くような撓みを弾性的に生ずるように構成される。第1端部12又は第2端部14に力が加わったときには、第1端部12及び第2端部14が有する剛性により、専ら4本の弾性柱38がこのような弾性的変形を呈する。弾性柱38が上記力を受けて弾性変形することにより、第1端部12と第2端部14とは、第1軸(X軸)及び第2軸(Y軸)を含む仮想平面(XY平面)に沿った方向への移動又は第3軸(Z軸)に沿った中心軸線の周りの回転を相対的に生ずる。
各弾性柱38の形状は、図示の四角柱状でもよいし、円柱や他の多角柱状でもよい。また各弾性柱38は、図示のように全体に一様な太さを有していてもよいし、或いは長手方向中央又は長手方向一端が細い又は太い形状や複数の曲面を組み合わせた形状であってもよい。4本の弾性柱38は、図示のように互いに同じ長さを有してもよいし、或いは互いに異なる長さを有してもよい。4本の弾性柱38の長さが同一の場合、第1端部12の上面12aと第2端部14の下面14aとは互いに平行に配置される。
弾性柱38の位置は、第1端部12の上面12aの四隅に限定されず、例えば上面12aの四辺に沿った位置に設けられてもよい。また、弾性柱38の本数は4本に限定されず、3本や5本以上であってもよい。連結部16は、第1端部12と第2端部14との前述した3自由度の変位を可能にするものであればよく、その前提で所望位置に所望個数の弾性柱38を設けることができる。
第1端部12には、上面12aから第3軸(Z軸)に沿った方向へ各々突出する4個の第1ブロック40、42が設けられる(図1〜図3)。各第1ブロック40、42は直方体形状を有し、上面12aの所定位置に配置される。2個の第1ブロック40の各々は、第1軸(X軸)と第3軸(Z軸)との成す仮想平面(XZ平面)に沿って広がる第1面26を有する(図3)。他の2個の第1ブロック42の各々は、第2軸(Y軸)と第3軸(Z軸)との成す仮想平面(YZ平面)に沿って広がる第3面32を有する(図3)。
第2端部14には、下面14aから第3軸(Z軸)に沿った方向へ各々突出する4個の第2ブロック44、46が設けられる(図1〜図3)。各第2ブロック44、46は直方体形状を有し、各第1ブロック40、42の位置に対応する下面14aの所定位置に配置される。2個の第2ブロック44の各々は、第1軸(X軸)と第3軸(Z軸)との成す仮想平面(XZ平面)に沿って広がる第2面28を有する(図3)。他の2個の第2ブロック46の各々は、第2軸(Y軸)と第3軸(Z軸)との成す仮想平面(YZ平面)に沿って広がる第4面34を有する(図3)。
対応する位置で同じ仮想平面(XZ平面)に沿って広がる第1面26と第2面28とは、連結部16が弾性変形していない平衡状態で、互いに略平行に対向して配置される。これら2組の互いに対向する第1面26と第2面28との間のそれぞれに、第1ギャップ30が形成される(図3)。連結部16が弾性変形していない平衡状態で、2個の第1ギャップ30は互いに同一の形状及び寸法を有することができる。
また、対応する位置で同じ仮想平面(YZ平面)に沿って広がる第3面32と第4面34とは、連結部16が弾性変形していない平衡状態で、互いに略平行に対向して配置される。これら2組の互いに対向する第3面32と第4面34との間のそれぞれに、第2ギャップ36が形成される(図3)。連結部16が弾性変形していない平衡状態で、2個の第2ギャップ36は互いに同一の形状及び寸法を有することができる。
このように、第1端部12に設けた2個の第1ブロック40と第2端部14に設けた2個の第2ブロック44とは、第1差動検出部20の構成要素である第1面26と第2面28とをそれぞれ有する。ここで、一組の並置される第1ブロック40及び第2ブロック44と、他の一組の並置される第1ブロック40及び第2ブロック44とは、第1軸(X軸)の方向において「第1」と「第2」との並置関係が反転するように、第1端部12及び第2端部14に設けられている(図3)。
また、第1端部12に設けた2個の第1ブロック42と第2端部14に設けた2個の第2ブロック46とは、第2差動検出部22の構成要素である第3面32と第4面34とをそれぞれ有する。ここで、一組の並置される第1ブロック42及び第2ブロック46と、他の一組の並置される第1ブロック42及び第2ブロック46とは、第2軸(Y軸)の方向において「第1」と「第2」との並置関係が反転するように、第1端部12及び第2端部14に設けられている(図3)。
また、第1端部12に設けた各2個の第1ブロック40及び42と第2端部14に設けた各2個の第2ブロック44及び46とは、第3差動検出部24の構成要素である第1面26及び第3面32と第2面28及び第4面34とをそれぞれ有する。ここで、二組の並置される第1ブロック40及び第2ブロック44と、二組の並置される第1ブロック42及び第2ブロック46とは、第3軸(Z軸)の周りの回転方向において「第1」と「第2」との並置関係が反転するように、第1端部12及び第2端部14に設けられている(図3)。
図1〜図3に示す平衡状態から、第1端部12と第2端部14とが第1軸(X軸)に沿った方向へ相対的に移動すると、それに伴い、X軸方向へ並置された第1ブロック40と第2ブロック44とが相対的に移動し、その移動距離に従って2個の第2ギャップ30の寸法が変化する(図4A〜図4C)。同様に、第1端部12と第2端部14とが第2軸(Y軸)に沿った方向へ相対的に移動すると、それに伴い、Y軸方向へ並置された第1ブロック42と第2ブロック46とが相対的に移動し、その移動距離に従って2個の第1ギャップ36の寸法が変化する(図4D)。また、第1端部12と第2端部14とが第3軸(Z軸)に沿った中心軸線(図示の例では平面視で矩形状の第1端部12の中心軸線12b)の周りで相対的に回転すると、それに伴い、第1ブロック40と第2ブロック44とが相対的に回転するとともに第1ブロック42と第2ブロック46とが相対的に回転し、その回転角度に従って各2個の第1ギャップ30及び第2ギャップ36の寸法が変化する(図4E)。これら相対的な移動及び回転の間、第1端部12と第2端部14とは変形せず、連結部16(弾性柱38)のみが弾性変形する。
例えば図4A及び図4Bに示すように、第2端部14が第1端部12に対してX軸正方向(図で右方向)へ移動すると、一組の第1ブロック40及び第2ブロック44と他の一組の第1ブロック40及び第2ブロック44との並置関係がX軸方向において反転しているので、一方(図4Aで下側)の第1ギャップ30の寸法が増加し、その増加分に対応する量だけ、他方(図4Aで上側)の第1ギャップ30の寸法が減少する。また図4Cに示すように、第2端部14が第1端部12に対してX軸負方向(図で左方向)へ移動すると、一方(図4Aで下側)の第1ギャップ30の寸法が減少し、その減少分に対応する量だけ、他方(図4Aで上側)の第1ギャップ30の寸法が増加する。第1差動検出部20は、2個の第1ギャップ30のこのような逆位相の寸法変化を、互いに逆位相の信号に変換して差動式に演算処理することで、第1移動データd1として検出する。
なお、第1端部12と第2端部14とがX軸方向へ相対移動すると、それに伴い、第1ブロック42と第2ブロック46とがX軸方向へ相対移動するが、このときの第3面32と第4面34との面方向へのずれ率(したがって第2ギャップ36の変化率)は、第1ギャップ30の変化率に比べて十分に小さいので、第1移動データd1に含まないように処理することができる。
また、例えば図4Dに示すように、第2端部14が第1端部12に対してY軸正方向(図で上方向)へ移動すると、一組の第1ブロック42及び第2ブロック46と他の一組の第1ブロック42及び第2ブロック46との並置関係がY軸方向において反転しているので、一方(図4Dで左側)の第2ギャップ36の寸法が増加し、その増加分に対応する量だけ、他方(図4Dで右側)の第2ギャップ36の寸法が減少する。また図示しないが、第2端部14が第1端部12に対してY軸負方向(図で下方向)へ移動すると、一方(図4Dで左側)の第2ギャップ36の寸法が減少し、その減少分に対応する量だけ、他方(図4Dで右側)の第2ギャップ36の寸法が増加する。第2差動検出部22は、2個の第2ギャップ36のこのような逆位相の寸法変化を、互いに逆位相の信号に変換して差動式に演算処理することで、第2移動データd2として検出する。
なお、第1端部12と第2端部14とがY軸方向へ相対移動すると、それに伴い、第1ブロック40と第2ブロック44とがY軸方向へ相対移動するが、このときの第1面26と第2面28との面方向へのずれ率(したがって第1ギャップ30の変化率)は、第2ギャップ36の変化率に比べて十分に小さいので、第2移動データd2に含まないように処理することができる。
また、例えば図4Eに示すように、第2端部14が第1端部12に対してZ軸正方向に関し右回り(図で反時計回り)に回転すると、二組の第1ブロック40及び第2ブロック44と二組の第1ブロック42及び第2ブロック46との並置関係がZ軸周り回転方向において反転しているので、2個の第1ギャップ30の寸法が増加し、その増加分に対応する量だけ、2個の第2ギャップ36の寸法が減少する。また図示しないが、第2端部14が第1端部12に対してZ軸正方向に関し左回り(図で時計回り)に回転すると、2個の第1ギャップ30の寸法が減少し、その減少分に対応する量だけ、2個の第2ギャップ36の寸法が増加する。第3差動検出部24は、第1ギャップ30と第2ギャップ36とのこのような逆位相の寸法変化を、互いに逆位相の信号に変換して差動式に演算処理することで、回転データd3として検出する。
第1ギャップ30及び第2ギャップ36は、それ自体の寸法変化を数量で表すための構成要素の一例として、静電容量を有することができる。この場合、検出部18は、前述した3方向の相対変位を検出するために、互いに電気的に独立した3つ以上の静電容量形成部(つまり電極対)を第1ギャップ30及び第2ギャップ36に有することができる。力検出構造10においては、計4個の第1ギャップ30及び第2ギャップ36の各々が1つの静電容量形成部を有する。検出部18は、個々の静電容量形成部における静電容量の変化を検出することにより検出値Dを出力する。
例えば、図3に示す第1ブロック40の第1面26には電極48が形成され、対向する第2ブロック44の第2面28には、電極48と同じ表面積の電極50が形成される。互いに対向する電極48、50(つまり電極対)は静電容量形成部を構成し、それら電極48、50の間を電気的に絶縁する第1ギャップ30に、所定の静電容量を形成する。例えば、電極対の一方の電極48に所定の周波数及び電圧を印加し、他方の電極50に流れる電流値を測ることで、第1ギャップ30の変化を検出することができる。
同様に、第1ブロック42の第3面32に電極52が形成され、対向する第2ブロック46の第4面34に、電極52と同じ表面積の電極54が形成される。互いに対向する電極52、54(つまり電極対)は静電容量形成部を構成し、それら電極52、54の間を電気的に絶縁する第2ギャップ36に、所定の静電容量を形成する。例えば、電極対の一方の電極52に所定の周波数及び電圧を印加し、他方の電極54に流れる電流値を測ることで、第2ギャップ36の変化を検出することができる。
例えば図4A〜図4Cに示すように、第1端部12と第2端部14とが第1軸(X軸)に沿った方向へ相対移動すると、第1軸(X軸)方向へ対向する電極48、50が相互に接近又は離反する方向へ相対的に並進して、第1ギャップ30を一様に縮小又は拡大する。このとき、前述したように2個の第1ギャップ30の寸法は逆位相で変化するので、それら第1ギャップ30の静電容量も逆位相で変化して、二組の電極対48、50を通して互いに逆位相の電気信号が得られる。第1差動検出部20は、これら逆位相の電気信号を差動式に演算処理して、第1移動データd1として検出する。
また、例えば図4Dに示すように、第1端部12と第2端部14とが第2軸(Y軸)に沿った方向へ相対移動すると、第2軸(Y軸)方向へ対向する電極52、54が相互に接近又は離反する方向へ相対的に並進して、第2ギャップ36を一様に縮小又は拡大する。このとき、前述したように2個の第2ギャップ36の寸法は逆位相で変化するので、それら第2ギャップ36の静電容量も逆位相で変化して、二組の電極対52、54を通して互いに逆位相の電気信号が得られる。第2差動検出部22は、これら逆位相の電気信号を差動式に演算処理して、第2移動データd2として検出する。
また、例えば図4Eに示すように、第1端部12と第2端部14とが第3軸(Z軸)に沿った中心軸線12bの周りで相対回転すると、第1軸(X軸)方向へ対向する電極48、50が相対的に傾斜するとともに、第2軸(Y軸)方向へ対向する電極52、54が相対的に傾斜して、それぞれの第1ギャップ30及び第2ギャップ36を、電極対の一端側で縮小し他端側で拡大する。このとき、前述したように第1ギャップ30の寸法と第2ギャップ36の寸法とは逆位相で変化するので、第1ギャップ30の静電容量と第2ギャップ36の静電容量とが逆位相で変化して、電極対48、50と電極対52、54とを通して互いに逆位相の電気信号が得られる。第3差動検出部24は、これら逆位相の電気信号を差動式に演算処理して、回転データd3として検出する。
力検出構造10において、第1ギャップ30及び第2ギャップ36の寸法変化を数量で表すための構成要素は、静電容量に限定されない。例えば、第1ギャップ30又は第2ギャップ36における磁気パーミアンスや光量等を測定したり、電極対48、50の一方又は電極対52、54の一方を巻線として渦電流を測定したりすることにより、第1ギャップ30又は第2ギャップ36の寸法変化を検出することができる。したがって、第1差動検出部20は、複数の第1ギャップ30の変化を、静電容量、渦電流、磁気パーミアンス又は光量を用いて検出することができる。また、第2差動検出部22は、複数の第2ギャップ36の変化を、静電容量、渦電流、磁気パーミアンス又は光量を用いて検出することができる。また、第3差動検出部24は、第1ギャップ30の変化及び第2ギャップ36の変化を、静電容量、渦電流、磁気パーミアンス又は光量を用いて検出することができる。
力検出構造10においては、構成部品(特に検出部18の構成要素)が温度や湿度等の、力以外の環境要因によって変形や特性変化を生じた場合、第1移動データd1、第2移動データd2及び回転データd3が変動して検出値Dにドリフトが生ずることが懸念される。例えば図5Aに示すように、互いに並置される第1ブロック40と第2ブロック44とが、環境の温度変化に伴って互いに同じ態様で(したがって鏡像的に)変形を生じる場合がある。図5Bに拡大して示すように、第1ブロック40には絶縁層56を介して電極48が形成されるが、これら3つの部材の材料が異なるため、熱膨張率の差に起因して温度変化により図示のような変形が生じ得る。この変形は第2ブロック46においても同じ態様で生じるので、力検出構造10に力が加わらない状態にも拘らず、第1ギャップ30の寸法が変化してしまう可能性が有る(図5A)。第2ギャップ36についても同様である。
また図6に示すように、環境の湿度変化により、互いに並置される第1ブロック40の絶縁層56と第2ブロック44の絶縁層56とが、互いに同じ態様で変形(吸湿膨張)を生じる場合がある。この場合も、力検出構造10に力が加わらない状態にも拘らず、第1ギャップ30の寸法が変化してしまう可能性が有る。なお、絶縁層56の厚みが変動すると、それ自体の誘電率が変化したり第1ブロック40との間の浮遊容量が変化したりする場合があり、このような絶縁層56の特性変化が検出値Dに影響を及ぼす可能性も有る。第2ギャップ36についても同様である。
例えば図7A及び図7Bに示すように、互いに並置される第1ブロック40と第2ブロック44とにおいて、第2ブロック44には電極50の代わりに巻線(例えば電極用の金属板を渦巻き状にエッチングしたもの)58を設ける構成の場合、巻線58に所定の周波数及び電圧を印加し、第1ブロック40の電極48に発生する渦電流に起因する巻線58の電流変化を測ることで、第1ギャップ30の変化を検出することができる。この構成では、図8の等価回路から理解されるように、Sig=|E0×(R1+L1j)/(R0+R1+L1j)|の信号を得ることができる。したがって、環境の温度変化により電極48や巻線58の抵抗値が変動すると、第1ギャップ30のインダクタンスが変動した(つまり寸法が変化した)と同様の信号変化が生じる。第2ギャップ36についても同様である。
上記したような種々の状況において、力検出構造10では前述したように、検出部18の第1差動検出部20、第2差動検出部22及び第3差動検出部24が、第1移動データd1、第2移動データd2及び回転データd3を差動式に検出するので、力以外の環境要因によって発生した第1ギャップ30及び第2ギャップ36の寸法変化等に伴う信号の変動分が、逆位相の信号の差を取ることによって相殺される。その結果、力検出構造10では、構成部品(特に検出部18の構成要素)が温度や湿度等の、力以外の環境要因によって変形や特性変化を生じた場合であっても、力による変位を正確に表す第1移動データd1、第2移動データd2及び回転データd3を検出でき、以って検出値Dの確度及び精度を向上させることができる。
図9は、第2の実施形態による力検出構造60の全体構成を示す。力検出構造60は、連結部16の構成を除いて、前述した力検出構造10と同様の構成を有する。よって、対応する構成要素にはその説明の繰り返しを避けるべく共通の参照符号を付す。
力検出構造60は、第1端部12と、第2端部14(図1)と、第1端部12と第2端部14とを3自由度で弾性的に連結する連結部16と、連結部16の弾性変形を伴う第1端部12と第2端部14との相対変位を検出する検出部18とを備える。連結部16は、第1端部12の上面12aの三辺の所定位置に、第3軸(Z軸)に沿った方向へ上向きに突設される3本の弾性柱62によって構成される。
力検出構造60は、第1端部12又は第2端部14に力が加わったときに、第1差動検出部20、第2差動検出部22及び第3差動検出部24が、力検出構造10における変位検出動作と同様の変位検出動作を実行する。そして検出部18は、第1差動検出部20、第2差動検出部22及び第3差動検出部24がそれぞれ差動式に検出した第1移動データd1、第2移動データd2及び回転データd3に基づいて、検出値Dを出力する。よって力検出構造60においても、力検出構造10と同等の効果が奏される。
図10は、第3の実施形態による力検出構造70の全体構成を示す。力検出構造70は、連結部16の構成を除いて、前述した力検出構造10と同様の構成を有する。よって、対応する構成要素にはその説明の繰り返しを避けるべく共通の参照符号を付す。
力検出構造70は、第1端部12と、第2端部14(図1)と、第1端部12と第2端部14とを3自由度で弾性的に連結する連結部16と、連結部16の弾性変形を伴う第1端部12と第2端部14との相対変位を検出する検出部18とを備える。連結部16は、第1端部12の上面12aの中心付近の4箇所に、第3軸(Z軸)に沿った方向へ上向きに突設される4本の弾性柱72によって構成される。
力検出構造70は、第1端部12又は第2端部14に力が加わったときに、第1差動検出部20、第2差動検出部22及び第3差動検出部24が、力検出構造10における変位検出動作と同様の変位検出動作を実行する。そして検出部18は、第1差動検出部20、第2差動検出部22及び第3差動検出部24がそれぞれ差動式に検出した第1移動データd1、第2移動データd2及び回転データd3に基づいて、検出値Dを出力する。よって力検出構造70においても、力検出構造10と同等の効果が奏される。
力検出構造10、60、70は、検出部18による検出値Dから、第1端部12又は第2端部14に加わる力の、前述した第1力成分、第2力成分及びモーメント成分を検出できるようにするものである。これら力成分及びモーメント成分の検出は、力検出構造10、60、70とは別の演算装置によって実施できる。或いは図1に示すように、力検出構造10、60、70はそれ自体に、検出部18が検出した検出値Dを用いて、第1端部12又は第2端部14に加わる力の、第1力成分、第2力成分及びモーメント成分を演算する演算部80を備えることができる。
検出値Dから力成分やモーメント成分を求める演算は、例えば、検出値Dと予め求めた変換係数行列とを行列演算する手法により実行できる。変換係数行列は、力検出構造10、60、70に対して既知の荷重を様々な方向に加えて、当該荷重の力及びモーメントの3軸方向成分に対応する変位データを収集し、それら変位データから公知の数学的手法により求めることができる。変位の検出に静電容量を用いる場合、静電容量は第1ギャップ30及び第2ギャップ36の寸法に反比例するので、検出部18は、検出した静電容量の変化量の逆数から変位量を求めて検出値Dとして出力できる。或いは、公知の数学的手法を用いることで、検出部18が検出した静電容量の変化量の生データ(つまり静電容量の検出値)に基づき、例えば演算部80が、直接的に力成分及びモーメント成分を求めることもできる。この場合、検出部18は、検出した静電容量の変化量を検出値Dとして出力することになる。演算部80は、検出値Dに連結部16の剛性値(既知の値)を乗じることで、力成分やモーメント成分を求めることができる。
力検出構造10、60、70は、第1端部12又は第2端部14に加わる力の、前述した3軸の成分とは異なる他の1軸以上の成分を検出可能な付加検出構造と組み合わせることで、4軸以上の力センサを構成することができる。以下、図11〜図13Cを参照してそのような力センサの一実施形態である6軸力センサ90の構成を説明する。なお図11〜図13Cでは、第2端部14の構成を簡略化して示している。
6軸力センサ90は、力検出構造10と、第2端部14を力検出構造10と共有する付加検出構造92とを備える。付加検出構造92は、第2端部14と、第2端部14の反対側に位置する第3端部94と、第2端部14と第3端部94とを、力検出構造10の連結部16の3自由度とは異なる第2の3自由度で弾性的に連結する第2連結部96と、第2連結部96の弾性変形を伴う第2端部14と第3端部94との相対変位を検出する第2検出部98とを備える。
例えば図示のように、空間に直交3軸座標系(X−Y−Z)を定義する場合、第2端部14と第3端部94とは、第2連結部96の弾性変形の下で、第1軸(X軸)に沿った中心軸線の周りで相対的に回転でき、第2軸(Y軸)に沿った中心軸線の周りで相対的に回転でき、第3軸(Z軸)に沿った方向へ相対的に移動できるように構成される。この場合、第2の3自由度は、第1軸(X軸)に沿った中心軸線及び第2軸(Y軸)に沿った中心軸線の各々の周りの回転並びに第3軸(Z軸)に沿った方向への移動として定義される。第2端部14と第3端部94とは、第3端部94又は力検出構造10の第1端部12に加わる力に応じて、これら3方向のうちのいずれか1方向又は2方向以上の組合せ方向へ、相対的に変位できる。
第2検出部98は、第2端部14と第3端部94との上記した3方向の相対変位(つまり相対的変位量)を検出する。第2検出部98は、検出した3方向の相対変位に基づき、第3端部94又は第1端部12に加わる力の、第1軸(図ではX軸)の周りの第1モーメント成分、第1軸に直交する第2軸(図ではY軸)の周りの第2モーメント成分、及び第1軸と第2軸との双方に直交する第3軸(図ではZ軸)の方向の第3力成分を取得するための第2検出値D2を出力する。
図12A〜図12Cは、力検出構造10の検出部18の構成及び動作の一例を模式的に示す。図4A〜図4Eを参照して説明したように、検出部18は、第1差動検出部20、第2差動検出部22及び第3差動検出部24が、第1移動データd1、第2移動データd2及び回転データd3を差動式に検出する。
図13A〜図13Cは、第2検出部98の構成及び動作の一例を模式的に示す。図示の例では、第2端部14は第5面100を有し、第3端部94は第5面100に対向する第6面102を有し、第5面100と第6面102との間に、第2端部14と第3端部94との相対変位に伴って寸法が変化する第3ギャップ104が形成される。第2検出部98は、第3ギャップ104の寸法の変化を検出することにより第2検出値D2を出力する。
第2端部14と第3端部94とが第3軸(Z軸)に沿った方向へ相対的に移動すると、その移動距離に従って第3ギャップ104の寸法が変化する(図13A、図13B)。また、第2端部14と第3端部94とが第2軸(Y軸)に沿った中心軸線(図示の例では直方体形状の第3端部94の矩形断面の中心軸線94a)の周りで相対的に回転すると、その回転角度に従って第3ギャップ104の寸法が変化する(図3C)。同様に、第2端部14と第3端部94とが第1軸(X軸)に沿った中心軸線の周りで相対的に回転すると、その回転角度に従って第3ギャップ104の寸法が変化する(図示せず)。これら相対的な移動及び回転の間、第2端部14と第3端部94とは変形せず、第2連結部96のみが弾性変形する。
第3ギャップ104は、力検出構造10の第1ギャップ30及び第2ギャップ36と同様に、それ自体の寸法変化を数量で表すための構成要素の一例として、静電容量を有する。或いは、渦電流、磁気パーミアンス、光量等を用いて、第3ギャップ104の寸法変化を検出することもできる。
このように、6軸力センサ90は、第1端部12と第2端部14とが連結部16により第1の3自由度で互いに連結されるとともに、第2端部14と第3端部94とが第2連結部96により、第1の3自由度とは異なる第2の3自由度で互いに連結され、検出部18が第1端部12と第2端部14との第1の3自由度での相対変位を検出する一方で、検出部18とは異なる第2検出部98が第2端部14と第3端部94との第2の3自由度での相対変位を検出するように構成されている。したがって、第1端部12と第3端部94との間の6自由度の相対変位を、検出部18と第2検出部98とで3自由度ずつ分担して検出できる。検出部18と第2検出部98とは、第1の3自由度での相対変位に基づく第1の検出値Dと、第2の3自由度での相対変位に基づく第2検出値D2とを、それぞれに分担して出力できるから、3軸の力成分及び3軸のモーメント成分を取得するための検出値D及び第2検出値D2の確度が向上する。
特に6軸力センサ90は、力検出構造10を備えているから、構成部品(特に検出部18の構成要素)が温度や湿度等の、力以外の環境要因によって変形や特性変化を生じた場合であっても、力による変位を正確に表す第1移動データd1、第2移動データd2及び回転データd3を検出でき、以って検出値Dの確度及び精度を向上させることができる。説明は省略するが、付加検出構造92の第2検出部98においても、検出部18と同様の差動式変位検出機構を採用することができる。
10、60、70 力検出構造
12 第1端部
14 第2端部
16 連結部
18 検出部
20 第1差動検出部
22 第2差動検出部
24 第3差動検出部
26 第1面
28 第2面
30 第1ギャップ
32 第3面
34 第4面
36 第2ギャップ
38 弾性柱
40、42 第1ブロック
44、46 第2ブロック
48、50、52、54 電極
62、72 弾性柱
80 演算部
90 6軸力センサ
92 付加検出構造

Claims (10)

  1. 第1端部と、
    第2端部と、
    前記第1端部と前記第2端部とを弾性的に連結する連結部と、
    前記連結部の弾性変形を伴う前記第1端部と前記第2端部との相対変位を検出する検出部であって、前記第1端部又は前記第2端部に加わる力の、第1軸の方向の第1力成分、該第1軸に直交する第2軸の方向の第2力成分、及び該第1軸と該第2軸との双方に直交する第3軸の周りのモーメント成分を取得するための検出値を、該相対変位に基づき出力する検出部とを具備し、
    前記検出部は、
    前記第1軸に沿った前記第1端部と前記第2端部との相対的な移動を、互いに逆位相の信号を用いて第1移動データとして差動式に検出する第1差動検出部と、
    前記第2軸に沿った前記第1端部と前記第2端部との相対的な移動を、互いに逆位相の信号を用いて第2移動データとして差動式に検出する第2差動検出部と、
    前記第3軸に沿った中心軸線の周りの前記第1端部と前記第2端部との相対的な回転を、互いに逆位相の信号を用いて回転データとして差動式に検出する第3差動検出部とを備え、
    前記第1移動データと前記第2移動データと前記回転データとに基づき前記検出値を出力する、
    力検出構造。
  2. 前記検出値を用いて、前記第1力成分、前記第2力成分及び前記モーメント成分を演算する演算部をさらに具備する、請求項1に記載の力検出構造。
  3. 前記第1差動検出部は、前記第1端部に設けられる複数の第1面と、前記第2端部に設けられ、該複数の第1面にそれぞれ対向する複数の第2面とを有し、該複数の第1面と該複数の第2面との間の複数の第1ギャップに生じる逆位相の変化を前記第1移動データとして検出する、請求項1又は2に記載の力検出構造。
  4. 前記第1差動検出部は、前記複数の第1ギャップの前記変化を、静電容量、渦電流、磁気パーミアンス又は光量を用いて検出する、請求項3に記載の力検出構造。
  5. 前記第2差動検出部は、前記第1端部に設けられる複数の第3面と、前記第2端部に設けられ、該複数の第3面にそれぞれ対向する複数の第4面とを有し、該複数の第3面と該複数の第4面との間の複数の第2ギャップに生じる逆位相の変化を前記第2移動データとして検出する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の力検出構造。
  6. 前記第2差動検出部は、前記複数の第2ギャップの前記変化を、静電容量、渦電流、磁気パーミアンス又は光量を用いて検出する、請求項5に記載の力検出構造。
  7. 前記第3差動検出部は、前記第1端部に設けられる第1面及び第3面と、前記第2端部に設けられ、該第1面に対向する第2面及び該第3面に対向する第4面とを有し、該第1面と該第2面との間の第1ギャップと該第3面と該第4面との間の第2ギャップとに生じる逆位相の変化を前記回転データとして検出する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の力検出構造。
  8. 前記第3差動検出部は、前記第1ギャップの前記変化及び前記第2ギャップの前記変化を、静電容量、渦電流、磁気パーミアンス又は光量を用いて検出する、請求項7に記載の力検出構造。
  9. 前記連結部は、前記第1端部と前記第2端部との間で前記第3軸に沿った方向へ延びる複数の弾性柱を備え、該複数の弾性柱の各々は、前記力を受けたときに、前記第1端部と前記第2端部との前記相対的な移動又は前記相対的な回転を生ずるように弾性変形する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の力検出構造。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の力検出構造を備えた力センサ。
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