JP2019092754A - 走行データ評価システム、情報処理システム、情報処理装置、測定装置、プログラム - Google Patents

走行データ評価システム、情報処理システム、情報処理装置、測定装置、プログラム Download PDF

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Fumiaki Hogi
文秋 保木
薫 増子
Kaoru Masuko
薫 増子
岡本 英樹
Hideki Okamoto
英樹 岡本
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【課題】効果的なスキルアップが可能な走行データ評価システムを提供すること。【解決手段】移動体に取り付けられた測定装置10と、前記測定装置が取得した走行データを取得する第一の情報処理装置50と、を有する走行データ評価システム100であって、前記測定装置は、前記走行データを検出する1つ以上の検出手段61、を有し、前記第一の情報処理装置は、前記検出手段が検出した前記走行データを取得する走行データ取得手段71と、前記走行データ取得手段が取得した走行データを評価する評価手段84と、前記評価手段による評価に応じて走行に関する課題を決定する課題決定手段83と、前記課題決定手段が決定した前記課題を第二の情報処理装置に出力させるため前記課題を前記第二の情報処理装置に送信する送信手段87と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、走行データ評価システム、情報処理システム、情報処理装置、測定装置、及び、プログラムに関する。
ランバイクや自転車等、運転者の動きを動力にして移動する移動体がある。このような移動体は、運転者の運転のスキルにより速度等が大きく変わる。運転者が移動体を走行させて順位を競い合うスポーツや競技も開催されており、例えば、移動体に乗り始めたばかりの初心者、又はスキルアップに悩む中上級者がスキルを向上させたいと考える場合がある。
移動体の運転に限らずスキルアップに有効なのは継続的に利用することであるとはよく言われることである。このような観点から継続的な利用を促すシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、システム利用回数、システムの利用時間等に応じて仮想アイテムを付与することで、継続的な利用を促すゲームシステムについて開示されている。
特開2016−41242号公報
図1は、継続的な利用を促す仕組みを移動体に適用した場合の利用イメージを説明する図の一例である。図1(a)〜(c)は直線30m走を10回繰り返すというミッションを運転者8がクリアするまでの過程を示している。図1(a)は8回目の走行を、図1(b)は9回目の走行を、図1(c)は10回目の走行をそれぞれ示す。移動体9には測定装置10が固定されており、情報処理システム(図1では不図示)が測定装置10と通信することにより、走行データを取得する。これを情報処理システムが分析して、ミッションが完了された場合にアイテムを提供する。
8回目の走行に対し、情報処理システムは
「ミッション:走行回数10回
8回目の走行 あと2回でアイテムゲット」と表示し、
9回目の走行に対し、情報処理システムは
「ミッション:走行回数10回
9回目の走行 あと1回でアイテムゲット」と表示し、
10回目の走行に対し、情報処理システムは
「ミッション:走行回数10回
10回目の走行 アイテムゲット!!」と表示する。
このようにミッションにしたがって走行することでアイテムが得られることが知らされることで、情報処理システムは運転者8に対し移動体9の継続的な運転を促すことができる。
しかしながら、継続的な利用を促すだけでは効果的なスキルアップが望めない場合があるという問題がある。例えば、運転のスキルとして何が足りないか、換言すると弱点を運転者8が把握して、この弱点を克服する練習を行うことがスキルアップに繋がると期待できるが、従来はこのような練習を促すことについて考慮されていなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、効果的なスキルアップが可能な走行データ評価システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、移動体に取り付けられた測定装置と、前記測定装置が取得した走行データを取得する第一の情報処理装置と、を有する走行データ評価システムであって、前記測定装置は、前記走行データを検出する1つ以上の検出手段、を有し、
前記第一の情報処理装置は、前記検出手段が検出した前記走行データを取得する走行データ取得手段と、前記走行データ取得手段が取得した走行データを評価する評価手段と、前記評価手段による評価に応じて走行に関する課題を決定する課題決定手段と、前記課題決定手段が決定した前記課題を第二の情報処理装置に出力させるため前記課題を前記第二の情報処理装置に送信する送信手段と、を有する。
効果的なスキルアップが可能な走行データ評価システムを提供することができる。
継続的な利用を促す仕組みを移動体に適用した場合の利用イメージを説明する図の一例である。 本実施形態の走行データ評価システムの動作の概略を説明する図の一例である。 走行データ評価システムの構成図の一例である。 測定装置のハードウェア構成例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成図の一例である。 走行データ評価システムにおける測定装置、情報処理装置、及び、サーバの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 情報処理装置が表示する各種の画面の一例を示す図である。 情報処理装置が表示する各種の画面の一例を示す図である。 測定装置が走行データを情報処理装置に送信する手順を示すシーケンス図の一例である。 情報処理装置がサーバに分析要求を送信し、分析結果を取得する手順を示すシーケンス図の一例である。 サーバが行う分析の手順を示すフローチャート図の一例である。 情報処理装置の画面表示部が表示装置に表示した画面の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
<走行データ評価システムの概略的な動作>
図2は、本実施形態の走行データ評価システムの動作の概略を説明する図の一例である。図2(a)に示すように、測定装置10が移動体9の一部(例えば、シートステー、チェーンステー等)に固定されている。これにより、移動体9の速度、加速度、及び、姿勢とその変化(ヨー角、ロール角、ピッチング角)等を検出できる。測定装置10が検出するデータを走行データという。走行データは好ましくはリアルタイムに情報処理装置30に送信される。
図2(b)は、走行データ評価システムの動作手順を説明する図である。
A.運転者8は移動体9に搭乗して予め決められた走行コースを走行する。走行コースは移動体が走行する経路の形状や距離を指定する。後述するように運転者8又は関係者7(親類、友人等)が情報処理装置30から選択する。走行コースは教習所のような専用のコースでもよいし、路面のペイントのみで示されるコースであってもよいし、ペイントさえなくてもよい。測定装置10は移動体9が走行している間、走行データを検出する。走行データはリアルタイム又は走行後に情報処理装置30に送信される。情報処理装置30は運転者8の関係者7(親類、友人等)により把持されているが、情報処理装置30は運転者8が持っていてもよいし、任意の場所に置かれていてもよい。
B.走行が終了すると走行データ評価システムは走行データを分析し、運転スキルのカテゴリごとに運転者8の運転能力に関するレベルを決定する。例えば、スタート時の加速(初速加速度)のレベルを決定する。
C.情報処理装置30は運転スキルのカテゴリとレベルに応じたミッションを提示する。レベルが低い場合には、運転者8又は関係者7はレベルが低いカテゴリが弱点であると推定することができる。
D.運転者8又は関係者7はミッションを確認し、運転者8はミッションにしたがって移動体9を走行させる。走行データ評価システムは走行データを分析してミッションの進捗を管理すると共に、ミッションが完了したか否かを判断する。ミッションが完了すると、情報処理装置30は報酬を提供する。報酬とは、例えば、運転者8が入手を期待する仮想アイテムやポイント等である。
このように、本実施形態の走行データ評価システムは、走行データの分析により弱点を明確にし、この弱点を克服するためのミッションを提示するので、運転者8が効果的にスキルアップすることが可能になる。また、ミッションの完了で報酬が与えられるので、移動体9の練習を継続するモチベーションを運転者8に与えることができる。したがって、効果的なスキルアップとモチベーションの維持が相乗効果となって、更に効果的にスキルアップすることが可能になる。
<用語について>
移動体とは、人力又は動力により移動する物をいう。路面を車輪又は歩行により移動してもよい。車輪の数は1輪以上であればよい。歩行による移動するものとして例えば歩行型のロボットがある。車輪により移動するものとして、例えばランバイク(ペダルはあってもなくてもよい)、自転車、ストライダ、一輪車、三輪車などがある。
また、移動体には運転者が直接、乗車する他、ラジコンのように操縦者が操縦するタイプも含む。この場合も測定装置が取り付けられれば同様に走行データが取得される。また、本実施形態では人間の動きが動力となる移動体を例に説明するが、移動体はエンジンを搭載した車両(自動二輪車を含む)でもよい。
走行データの評価とは、移動体の運転に関するスキルを推定したり、見積もったり、又は、数値化したりすること等をいう。例えば、速度に関する評価、初速加速度に関する評価などがある。本実施形態では評価の結果をレベルという用語で説明する。
走行に関する課題とは、移動体の運転に関するスキルを向上させるために実行すべきことである。具体的には練習方法と称してよい。また、移動体に乗車して実行される課題だけでなく、移動体に乗車せずに運転者8が身体を動かす課題も含まれる。本実施形態ではミッションという用語で説明する。
関係者7は主に運転者の親類、友人等であるが、本実施形態では情報処理装置30のユーザとなる場合がある。また、運転者は、人、者、操作者、パイロット、操縦者、ユーザ等、移動体に適した呼び名で呼ばれてよい。
出力とは、情報の表示、音声出力、各種の色の点灯などを行うことを言う。本実施形態では、レベルやミッションなどが出力される。
<構成例>
図3は、走行データ評価システム100の構成図の一例である。走行データ評価システム100は、測定装置10、情報処理装置30、及び、サーバ50を有する。測定装置10は移動体9に取り付け可能であり、運転者8による移動体9の運転のスキルを評価する上で好適な走行データを検出する1つ以上のセンサを有する。一例として、このようなセンサとしては加速度センサ、ジャイロセンサ、及び、回転センサがある。図3では、移動体9のチェーンステーに測定装置10が取り付けられているが、測定装置10の取り付け位置は図示された位置に限られない。しかしながら、回転センサはスポークに取り付けられた磁石の離接(接近したり離れたりする)を検出するため、スポークの近くに取り付けられることが好ましい。また、測定装置10が正しい姿勢で移動体9に取り付けられないと進行方向や姿勢等を情報処理装置30が正しく判断できないため、垂直に取り付けられ、更に運転の邪魔にならない位置に取り付けられることが好ましい。
測定装置10と磁石はそれぞれ別々に移動体9への脱着が可能であり、移動体9に取り付けられた状態と取り外された状態を取り得る。したがって、測定装置10と磁石はそれぞれ単体で又は1組の組み物として流通することが多い。しかしながら、測定装置10と磁石20が移動体9に取り付けられた状態で移動体9と共に流通してもよい。
測定装置10と情報処理装置30は少なくとも無線で通信し、好ましくは有線での通信も可能になっている。測定装置10と情報処理装置30は、移動体9がミッションに応じた走行コースを走行中に通信できることが好ましいため、数十メートル(例えば、30メートル)程度の距離で通信が可能な通信方式で通信する。例えば、Bluetooth(登録商標)、又は、Bluetooth Low Energy(登録商標)などが挙げられる。この他、無線LAN、又は、ZigBee(登録商標)等の通信方式が採用されてもよい。あるいは、携帯電話網等で接続されたネットワーク上の中継サーバを介して測定装置10と情報処理装置30が通信してもよい。
一方、測定装置10と情報処理装置30がある程度の距離を無線で通信可能でなくてもよい。また、一切の無線通信ができなくてもよい。1回の走行で測定装置10が取得する走行データの容量はそれほど大きいものではないので、測定装置10が走行中の走行データを記憶しておく。走行中に記憶された走行データは、走行後に、測定装置10が情報処理装置30に送信する。送信には、Bluetoothや無線LANの他、NFC(Near Filed Communication)などの近距離無線通信が採用されてもよいし、有線で通信してもよい。あるいは、測定装置10に装着された着脱式のメモリカードを情報処理装置30が装着して走行データを読み取ることで走行データを取得してもよい。
また、情報処理装置30が測定装置10を兼ねることも可能である。この場合、情報処理装置30が測定装置10と同様のセンサを備える。したがって、測定装置10が不要になる。
情報処理装置30は走行データの取得、サーバ50との通信、及び、各種の画面表示(ユーザインタフェースの提供)等を行う。情報処理装置30では走行データに関する処理を行うアプリ(以下、スキル評価アプリという)が動作している。スキル評価アプリはブラウザでも走行データ評価システムに専用のアプリでもよい。スキル評価アプリは、プログラム配信用のサーバから情報処理装置30にダウンロードされてもよいし、記憶媒体に記憶された状態で配布されてもよい。また、測定装置10及び磁石20の少なくとも一方と共に配布されてもよい。
情報処理装置30は、スキル評価アプリが動作するものであればよいが、具体的にはスマートフォン、タブレット端末、ノートPC(Personal Computer)、腕時計型やサングラス型などのウェアラブルPC等の可搬性に有利なものが挙げられる。ただし、デスクトップ型PCなど据置型の情報処理装置30であってもよい。
情報処理装置30とサーバ50はネットワークNを介して通信する。ネットワークNは例えばインターネットであるが、インターネットに接続するための回線事業者(キャリア)の通信網、及び、プロバイダのネットワーク等が含まれてよい。情報処理装置30とサーバ50は有線で通信してもよい。
サーバ50は、走行データの評価に関する処理を行う情報処理装置の一例である。サーバ50は、情報処理装置30から送信された走行データを分析して、分析結果を情報処理装置30に送信する。また、サーバ50は各運転者8が遂行中のミッションを管理しており、ミッションの完了により報酬を提供する。また、複数の運転者8のレベルを比較してランキングを公表したりする。
サーバ50が行う走行データの評価に関する処理を情報処理装置30のスキル評価アプリが実行してもよい。この場合、サーバ50は不要になり、サーバ50との通信も不要になる。しかしながら、スキル評価アプリの負荷が増大したり、サーバ50のアップデートの代わりにスキル評価アプリのアップデートが必要になったりするおそれがある。このように、サーバ50の機能の1つ以上又は全体を情報処理装置30が実行してもよく、情報処理装置30とサーバ50は1つの情報処理システム又は1つの装置と見なすことができる。
サーバ50はクラウドコンピューティングに対応していることが好ましい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。クラウドコンピューティングの具体的な形態に、例えば、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、及び、SaaS(Software as a Service)があるが、本実施形態ではどのような形態でもよい。また、クラウドコンピューティングに対応することなく所定の機器がサーバ50として動作してもよい。
<レベルの決定とミッション>
スキル評価アプリは運転者8の運転能力に関するレベルを決定し、レベルに基づいてミッションを決定すると説明した。このレベルの決定とミッションの決定について補足しておく。
情報処理装置30で動作するスキル評価アプリは、レベルの決定とミッションの遂行のための走行を区別しない。走行のたびにレベルを決定することが可能であり、走行内容がミッションに適合していれば自動的にミッションが進捗する。また、走行のたびにレベルを決定することが可能であるが、すでに決定されているミッションは継続する。したがって、ミッションが完了後、最初にレベルが決定されたタイミングで次のミッションが提示される。しかしながら、走行データ評価システム100はレベルが十分に上がった場合にはミッションの途中でもミッションクリアと判断してよい。この場合、途中のミッションをクリアさせたレベルに対し新たにミッションが設定される。
なお、レベルが決定されるごとにミッションも新たに決定されてよい。しかしながらこの場合、ミッションの途中までの進捗が無駄になるので、運転者8又は関係者7の許可により新しいミッションが有効になることが好ましい。
また、スキル評価アプリの設計としては、レベルの決定とミッションの遂行のための走行を運転者8又は関係者7が選択できてよい。この場合、運転者8又は関係者7はレベルの決定を行うかミッションを遂行するのかを情報処理装置30に設定する。
<ハードウェア例>
<<測定装置のハードウェア例>>
図4は、測定装置10のハードウェア構成例を示す図である。測定装置10は、一例として加速度センサ11、ジャイロセンサ12、回転センサ13、メモリ14、制御部15、近距離通信ユニット16、バッテリ17、及び、電源スイッチ18を有する。なお、図4では測定装置10が有する主要な要素を示したに過ぎず、図示する以外の要素を有していてもよい。
加速度センサ11は測定装置10の上下方向、前後方向、及び、左右方向の加速度を検出する3軸の加速度センサ11である。したがって、測定装置10が取り付けられた移動体9の上下、前後、左右の揺れを検出できる。このように多方向の加速度を検出できることで、様々な走行データを取得できる。
ジャイロセンサ12は、少なくともヨー角の角速度を検出する角速度センサである。情報処理装置30が角速度を積分することでヨー角を測定できる。この他、移動体9の姿勢の変化をより詳細に取得するために、測定装置10が取り付けられた移動体9のロール角、ピッチング角を検出できるとなおよい。
回転センサ13は、移動体9の車輪の回転を検出するセンサである。まず、移動体9のスポーク21の1つ以上に磁石20が固定される。磁石20は、測定装置10が移動体9に取り付けられた際に回転センサ13による磁石20の検出範囲を通過するようにスポーク21に取り付けられる。回転センサ13の一形態としてはマグネットスイッチがある。マグネットスイッチは磁石20の接近によりONとなり、離間によりOFFとなるスイッチである(あるいはこの逆でもよい)。また、別の形態として磁気センサがある。磁気センサは、磁石20や電流が発生する磁気や地磁気などの大きさ及び方向を検知する。磁気センサの場合、磁石20を検出したと制御部15が判断する磁力の閾値をある程度、任意にメーカ等が設定できるため、回転センサ13と磁石20の距離(最接近時)が大きくても車輪の回転を検出しやすくなる。また、回転方向を検出することが可能な磁気センサも存在する。回転センサ13は磁石20を検出したタイミングで"1"というデータを生成し、それ以外のタイミングで"0"というデータを生成する。情報処理装置30(又はサーバ50)は単位時間当たりに"1"が何個あるかによって回転速度を算出し、回転速度に車輪の円周の長さを乗じて走行距離を算出できる。
制御部15は、測定装置10の動作の全体を制御する。制御部15は例えばCPU,RAM、及びプログラムを記憶するROM等を有している。制御部15は、測定装置10の動作モード(簡易測定モード、高精度モード、転倒判断モード、省エネモード等)を制御し、それぞれの動作モードで決まっている図4に示す測定装置10のセンサに走行データを検出させる。また、走行データが検出されると近距離通信ユニット16に対し走行データを情報処理装置30に送信させる。また、制御部15は動作モードで決まった構成要素に電力を供給するようバッテリ17を制御する。
各動作モードで動作するセンサの一例は以下のようになる。
・簡易測定モード:回転センサ13のみが動作。後述する速度モニタボタン315の押下により始まる動作モードである。回転センサ13のデータにより速度と走行距離がリアルタイムにモニタされる。
・高精度モード:全てのセンサが動作。後述する開始ボタン334の押下により始まる動作モードである。
・転倒判断モード:加速度センサ11のみが動作し転倒の有無を判断する動作モードである。例えば、簡易測定モード又は高精度モードで動作中であるが、回転センサ13が長時間、回転を検出しなくなった場合に、情報処理装置30が制御信号を送信して転倒判断モードに移行する。転倒判断モードでは加速度センサ11が検出した加速度により転倒の有無が判断される。
・省エネモード:情報処理装置30との通信のみを行う動作モードである。省エネモードは多段階のステータスを有していてもよい。例えば、自動的に電源がOFFとなってもよい。
メモリ14は、加速度センサ11、ジャイロセンサ12、及び、回転センサ13が検出した走行データを記憶する記憶手段である。例えば、不揮発性のフラッシュメモリであるが、電源が供給されている間だけ情報を保持する揮発性メモリでもよい。メモリ14は着脱可能でもよい。制御部15は、近距離通信ユニット16が情報処理装置30と通信を確立している場合に、メモリ14に記憶された走行データを情報処理装置30に送信させる。送信した走行データは削除するか又は上書きされ、再度、送信されないようになっている。測定装置10は、リアルタイムに送信したり、1回以上の走行ごとに送信したり、又は、運転者8又は関係者7の操作に応じて情報処理装置30に送信することができる。通信が困難な程度に測定装置10と情報処理装置30との距離が大きくなったり、電波が弱くなったりしても走行データを記憶できるように、メモリ14は1回以上(好ましくは複数回)の走行の走行データを保持する容量を有することが好ましい。
近距離通信ユニット16は、情報処理装置30と無線で通信する通信装置である。上記のように、通信方式としてはBluetoothなどがある。測定装置10が初めて情報処理装置30と通信する際には、スキル評価アプリがペアリング用のIDの入力を運転者8又は関係者7に要求する。IDは測定装置10に固有の識別情報であり、測定装置10に同梱されている。これにより測定装置10と情報処理装置30はペアリングして、通信を確立する。通信が確立すると、近距離通信ユニット16は相手の死活を監視して、相手からの応答がないと通信の切断を検出する。
バッテリ17は測定装置10が動作するための電源である。一次電池でも二次電池でもよい。電源スイッチ18のオンによりバッテリ17から制御部15に電力が供給され制御部15にリセットがかかり、制御部15がプログラムを読み込むことで測定装置10が起動する。起動した制御部15は近距離通信ユニット16に情報処理装置30と通信させる。このように、測定装置10の起動により又は運転者8若しくは関係者7の操作により、情報処理装置30と自動的に通信を開始できる。
<<情報処理装置のハードウェア例>>
図5は、情報処理装置30のハードウェア構成図の一例である。情報処理装置30は、ハードウェア構成として入力装置31、表示装置32、近距離通信ユニット33、遠距離通信ユニット34、ROM35、RAM36、補助記憶装置37、及び、CPU39を有する。なお、図5では情報処理装置30が有する主要な要素を示したに過ぎず、図示する以外の要素を有していてもよい。
CPU39は、各種プログラムの実行や演算処理を行う。ROM35には、情報処理装置30の起動時に必要なプログラムなどが記憶されている。RAM36は、CPU39での処理の結果を一時的に記憶したり、プログラムやデータを記憶したりする作業エリアである。
補助記憶装置37は、各種データ及びプログラム37pを格納する不揮発性の記憶手段である。このプログラム37pにはOS、通信ソフト、及び、スキル評価アプリが含まれる。入力装置31は、例えばタッチパネル及びハードキーである。表示装置32は、液晶や有機ELなどのディスプレイ装置である。
情報処理装置30の近距離通信ユニット33は測定装置10の近距離通信ユニット16と同様の機能を有する。遠距離通信ユニット34は、3G、4G、LTEなどの通信方式で基地局に接続し、基地局を介してネットワークNに接続してサーバ50との通信を行う。遠距離通信ユニット34は無線LANやWiMaxなどの通信方式で通信してもよい。
この他、情報処理装置30は、マイク、カメラ、外部I/F、加速度センサ、方位センサ(磁気センサ)、GPS(Global Positioning System)受信装置等を有していてもよい。
情報処理装置30の補助記憶装置37に記憶されているプログラム37p(スキル評価アプリ)は、プログラム配信用のサーバからダウンロードすることで配布されてもよいし、不図示の記憶媒体に記憶された状態で配布されてもよい。
なお、サーバ50のハードウェア構成は一般的なサーバ装置(一般的な情報処理装置)と同様であるものとし、相違があるとしても本実施形態の説明において支障がないものとする。
<機能について>
図6を用いて測定装置10、情報処理装置30、及び、サーバ50が有する機能を説明する。図6は、走行データ評価システム100における測定装置10、情報処理装置30、及び、サーバ50の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
<<測定装置>>
測定装置10は、走行データ検出部61、制御実行部62、走行データ送信部63、及び、制御信号受信部64を有する。測定装置10が有するこれらの各機能は、測定装置10が有する制御部15がプログラムを実行し測定装置10の各構成要素を制御することにより実現される機能又は手段である。
走行データ検出部61は、加速度センサ11、ジャイロセンサ12、及び、回転センサ13の動作により実現される機能であり、加速度、角速度、及び回転速度の走行データを検出する。走行データ送信部63は走行データを情報処理装置30に送信する。送信のタイミングは上記のように様々であるが、後述する制御信号により1回の走行の開始と終了(1回分の走行データ)が分かるようになっている。
制御信号受信部64は、情報処理装置30から制御信号を受信する。制御信号は、例えば、測定開始、中止、指定したセンサの起動/停止、及び測定終了である。この他にも各種の制御信号があってよい。制御実行部62は、制御信号に基づいて測定装置10を制御する。制御信号に応じて動作モードを決定し、走行データの取得の開始、終了等を行う。例えば、測定開始の制御信号により測定装置10の動作モードを高精度モードに移行させ、走行データ検出部61に走行データの検出を開始させる。測定終了の制御信号により走行データ検出部61に走行データの検出を停止させ、測定装置10の動作モードを省エネモードに移行させる。
<<情報処理装置>>
情報処理装置30は走行データ取得部71、画面表示部72、制御信号送信部73、ランキング取得部74、分析要求部75、分析結果取得部76、操作受付部77、及び、ログイン要求部78を有する。情報処理装置30が有するこれらの各機能は、情報処理装置30が有するCPU39が補助記憶装置37からRAM36に展開されたプログラム37pを実行し情報処理装置30が有する各構成要素を制御することにより実現される機能又は手段である。
走行データ取得部71は測定装置10から走行データを取得する。走行データの取得は、運転者又は関係者7の操作によりスキル評価アプリが測定中になることで行われる。リアルタイムに走行データが送信される場合、走行データ取得部71が走行データを取得中であることは、運転者8は走行中であることになる(関係者7と運転者のコミュニケーションがうまくいかず運転者が走行していない等の状況は生じうる)。走行データ取得部71が走行データの取得中に電波強度が低下した場合、通信が再度確立すると走行データを取得する。リアルタイムではなく測定装置10が走行データを保持しておく場合、例えば、測定装置10の電源スイッチ18のONで走行データの取得を開始しOFFで終了する。そして、通信が確立し、運転者8又は関係者7の操作によりスキル評価アプリが測定中になると走行データを取得する。なお、測定装置10がデータ転送用のスイッチを有してもよい。
走行データ取得部71は1回分の走行データを走行データ保持部79に記憶させる。走行データ保持部79には1つ以上の走行データが時系列に保持される。すなわち、測定開始から測定終了まで、時刻(絶対時刻でも相対時刻でもよい)に対応付けて回転速度、加速度、及び、角速度の各データが保持される。
分析要求部75は走行データ保持部79に保持された走行データを含む分析要求をサーバ50に送信する。分析要求部75は1回の走行分の走行データ(走行開始から走行終了まで)をまとめて走行データをサーバ50に送信する。後述する走行コースも送信される。分析要求部75は1回の送信で複数回の走行分の走行データを送信することもできる。
分析結果取得部76は、サーバ50から分析結果を取得する。詳細は後述されるが、分析結果は例えば、運転スキルのカテゴリごとの運転者8のレベル、ミッション、ミッションの進捗状況、及び、ミッションが完了した旨等である。また、分析結果取得部76は、この他の各種の情報を取得できる。
画面表示部72は、情報処理装置30の表示装置32に各種の画面を表示する。これらの画面の一例を図7、図8に示す。また、画面表示部72は操作受付部77が受け付けた操作に応じて、画面を遷移させる。操作受付部77は、情報処理装置30に対する運転者8又は関係者7の各種の操作を受け付ける。操作受付部77が受け付けた操作内容は画面表示部72、制御信号送信部73及びログイン要求部78等に送出される。
制御信号送信部73は、例えば操作内容に応じた制御信号を測定装置10に送信する。上記のように制御信号は例えば、測定開始、中止、指定したセンサの起動/停止、測定終了などである。ログイン要求部78は運転者8又は関係者7の識別情報とパスワード(アカウント情報)と共にログイン要求をサーバ50に送信する。ログインとは、サーバ50が提供するサービスを利用する際に、予め登録しておいたアカウント情報を用いて個々人のデータにアクセスする認証行為をいう。ログオンという場合もある。識別情報はメールアドレスでもよいし、スキル評価アプリのIDでもよい。識別情報とパスワードは運転者又は関係者7が情報処理装置30に入力してもよいし、情報処理装置30が記憶しておいてもよい。
ランキング取得部74はカテゴリごとのレベルに基づいて判断された運転者8の順位をサーバ50から取得する。運転者8の順位を伝える情報をランキング情報という。
<<サーバ>>
サーバ50は、ランキング処理部81、情報生成部82、ミッション決定部83、レベル決定部84、ミッション管理部85、認証部86、分析結果送信部87、及び、分析要求取得部88を有する。サーバ50が有するこれらの各機能は、サーバ50が有するCPUが補助記憶装置からRAMに展開されたプログラムを実行しサーバ50が有する各構成要素を制御することにより実現される機能又は手段である。
また、サーバ50は、ミッションテーブルDB91、ユーザ情報DB92及びミッション走行対応テーブルDB93を有する。これらはサーバ50が使用できるHDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、及び、RAM等に構築される記憶手段である。
Figure 2019092754
表1はミッションテーブルDB91が記憶するミッションテーブルの一例である。ミッションテーブルは、運転スキルのカテゴリごとのレベルとこのレベルに適切なミッションを対応付ける。カテゴリは運転能力が区分されたものである。例えば、最大推進力のレベルが4の場合、ミッションは「片足だけの30m走を40回行う」である。ミッションには完了のために一定の回数の走行を必要とするものと、1回の走行で完了するものがある。例えば、ピッチ数に関するミッションは「移動体9に座ってN秒間その場でたくさん足踏みして見ましょう」なので、1回の走行(同じ場所で足踏み)でミッションが完了する。
運転スキルのカテゴリとしては、推進力、ピッチ、ストライド、スピード、スタート、及び、コーナーがあるが、これらは一例でありカテゴリはもっと多くても少なくてもよい。また、表1ではレベルが1から5の5段階に区分されているが、レベルの種類はより多くても少なくてもよい。また、表1に示されているレベルに応じた適切なミッションも一例に過ぎず、適宜、設定されてよい。
Figure 2019092754
表2はユーザ情報DB92が記憶するユーザ情報テーブルの一例である。ユーザ情報テーブルは、各運転者8に関する情報を有している。ニックネームは運転者8の愛称である。本名であってもよい。識別情報とパスワードは運転者8又は関係者7のアカウントである。最新レベルは、運転者8の最新の(現在の)カテゴリごとのレベルである。現在のミッションは、運転者8が現在、遂行しているミッションの内容である。ミッションの進捗状況は、現在のミッションがどのくらい進捗したかを示す。現在のミッションは複数あってもよく、その場合、ミッションの進捗状況はミッションごとに管理される。
Figure 2019092754
表3は、ミッション走行対応テーブルDB93が記憶するミッション走行対応テーブルの一例である。ミッション走行対応テーブルは、ミッションに適合した走行コースが何であるか登録されている。例えば、8の字走行というミッションでは、コーナー走行時の速度が測定されるため、サーバ50がカーブ走行時の走行データを取り出す必要がある。しかし、そもそもストレートの走行コースではカーブ部分がないため、表3に示すようにミッションに適合する走行コースが選択されたか否かが判断される。
図6に戻って説明する。認証部86は、ユーザ情報DB92に予め保持する運転者8(又は関係者7でもよい)の識別情報とパスワードと同じ識別情報とパスワードがログイン要求に含まれているか否かにより、認証が成立するか否かを判断する。認証が成立することで、運転者8又は関係者7を特定することができる。
分析要求取得部88は、情報処理装置30から少なくとも1回分の走行データを含む分析要求を取得し、レベル決定部84に送出する。この時、走行コースも送信される。レベル決定部84は走行データを分析して、推進力、ピッチ、ストライド、スピード、スタート、コーナー、のカテゴリごとに運転者8のレベルを決定する。具体的な算出方法は図11にて説明する。また、レベル決定部84は、レベルをミッション決定部83に送出すると共に、走行データと走行コースをミッション管理部85に送出する。
ミッション決定部83は、レベル決定部84が決定したレベルに対応付けられたミッションをミッションテーブルから読み出す。表1によれば、1回の走行でカテゴリの数だけミッションが決まりうる。このように複数のミッションを決めておき、サーバ50が運転者8に順次、提供してもよい。この場合、運転者又は関係者7がミッションを選択して実行する。あるいは、最もレベルが低いカテゴリに応じたミッションを決定してもよい。ミッション決定部83はカテゴリごとのレベルと決定したミッションをユーザ情報DB92に登録し、また、カテゴリごとのレベルと決定したミッションを情報生成部82に送出する。
ミッション管理部85は、走行コースと走行データに基づいてミッションの進捗を管理し、ユーザ情報テーブルのミッションの進捗状況を更新する。走行コースがミッションに適合しているかを判断するためミッション走行対応テーブルを参照する。1つのミッションが完了した際にはその旨を情報生成部82に送信する。
情報生成部82は、現在のレベル、ミッション、ミッションの進捗状況、及び、ミッションが完了した旨に応じて、情報処理装置30に送信する分析結果を生成する。例えば、カテゴリごとのレベルをチャート図に変換したり、ミッションに関するテキストデータを生成したりする。分析結果は分析結果送信部87に送出され、分析結果送信部87は分析結果を情報処理装置30に送信する。スキル評価アプリがブラウザの場合はHTMLやXMLで分析結果を生成してよい。
ランキング処理部81はユーザ情報DB92に記憶されたユーザ情報の最新レベルに基づいて、複数の運転者8の走行スキルを順位付ける。例えば、カテゴリごとに運転者8が何位であるかを特定し情報処理装置30に送信する。なお、ランキングには、単にレベルの大小だけでなく、走行時間や走行頻度が考慮されてよい。
<画面例>
図7、図8は、情報処理装置30が表示する各種の画面の一例を示す。図7(a)はスキル評価アプリの初期画面301を示す。初期画面301は運転者8又は関係者7がスキル評価アプリを起動した直後に表示される画面である。初期画面301は、ログインボタン302とユーザ登録ボタン303を有する。ログインボタン302は運転者8又は関係者7がサーバ50にログインするためのボタンであり、ユーザ登録ボタン303は新たにユーザ登録するためのボタンである。
図7(b)は現在ステータス画面311を示す。現在ステータス画面311は運転者8又は関係者7がログインすると表示される。現在ステータス画面311は、バッチ欄312、レベル欄313、練習するボタン314、及び、速度モニタボタン315を有する。バッチ欄312は、運転者8が過去に取得したバッチの一覧を表示する。このバッチ(のアイコン)がミッションの完了により与えられる報酬である。レベル欄313にはカテゴリごとの現在のレベルが表示される。練習するボタン314は、運転者又は関係者7が走行コースを選択するコース選択画面321を表示させるためのボタンである。速度モニタボタン315は、情報処理装置が移動体9の速度と距離をリアルタイムにモニタするボタンである。
図7(c)はコース選択画面321を示す。コース選択画面321は運転者8又は関係者7が練習するボタン314を押下すると表示される。コース選択画面321は1つ以上のコース選択ボタン322を有している。コース選択ボタン322は予め用意されたコースを運転者8又は関係者7が選択するためのボタンである。選択されたコースは走行データと共にサーバ50に送信され、ミッションの進捗状況の管理に使用される。サーバ50が走行コースに基づいて走行データを分析することで、ふらつきなどがあっても走行データを分析しやすくなる。したがって、コース選択ボタン322にはミッションに対応した走行コースが表示されることが好ましい(適合するミッションの名称と共に表示されるとなおよい)。
図7(d)はコース確認画面331を示す。コース確認画面331は運転者8又は関係者7がコースを選択すると表示される。コース確認画面331はコース形状欄332、戻るボタン333、及び、開始ボタン334を有する。コース形状欄332は運転者8がこれから走行するコースのおよその形状、距離等を画像や写真で示す欄である。戻るボタン333はコース選択画面321に戻るためのボタンである。開始ボタン334は測定装置10が走行データの取得を開始するボタンである。運転者8は開始ボタン334の押下により走行を開始する(例えば、関係者7が開始ボタン334を押下すると共に関係者7が「スタート」のような指示を出し、これにより運転者8が走行を開始する。)。
図8(a)は測定中画面341を示す。測定中画面341は開始ボタン334が押下されると表示される。この画面の間、情報処理装置30は測定装置10が送信する走行データを取得する。測定中画面341は中止ボタン342と終了ボタン343を有する。中止ボタン342は、走行データの取得を中止するためのボタンであり、測定装置10に中止を指示する制御信号が送信される。情報処理装置30は途中まで取得された走行データを破棄しコース確認画面331に戻る。終了ボタン343は、運転者8が走行コースの走行を完了した際に運転者8又は関係者7が押下するボタンである。これにより、1回の走行分の走行データが取得される。
図8(b)は分析確認画面351を示す。分析確認画面351は終了ボタン343が押下されると表示される。分析確認画面351はいいえボタン352とはいボタン353を有する。いいえボタン352は走行データの分析をしないと運転者又は関係者7が判断した場合に押下され、はいボタン353は走行データを分析する場合に押下される。いいえボタン352が押下されると情報処理装置30は走行データを破棄し、はいボタン353が押下されると情報処理装置30は走行データを含む分析要求と走行コースをサーバ50に送信する。
図8(c)は分析中画面361を示す。分析中画面361は、はいボタン353が押下されると表示される。分析中画面361は中止ボタン362を有する。中止ボタン362は運転者8又は関係者7が分析を途中で中止するためのボタンである。中止ボタン362が押下されるとサーバ50は分析を中止する。
図8(d)は分析結果画面371を示す。分析結果画面371は、サーバ50から分析結果を取得すると表示される。分析結果画面371は、分析結果を表示するための画面であり、運転スキルのカテゴリごとに運転者8のレベルをチャート図などで表示する。分析結果画面371はミッション提示ボタン372を有する。ミッション提示ボタン372は現在のミッションを提示するためのボタンである。なお、ミッション提示ボタン372は現在ステータス画面311等にも表示されることが好ましい。
図8(e)はミッション画面381を示す。ミッション画面381は、ミッション提示ボタン372が押下されると表示される。ミッション画面381は現在のミッション欄382、及び進捗状況欄383を有する。現在のミッション欄382には、運転者8のレベルに応じて決定された1つ以上のミッションが表示される。ミッションは複数あってもよい。運転者8は複数のミッションを並行に進めることができる。進捗状況欄383にはミッションがどのくらい進んでいるかが表示される。ミッションが決定された直後は0回である。
<動作手順>
図9は、測定装置10が走行データを情報処理装置30に送信する手順を示すシーケンス図の一例である。測定装置10は移動体9に取り付けられており、スキル評価アプリは情報処理装置30にインストールされている。
S1:運転者8又は関係者7は情報処理装置30を操作してスキル評価アプリを起動させる。
S2:すでにユーザ登録は完了しているものとして、運転者8又は関係者7は初期画面301でログインボタン302を押下し、ログイン要求部78がログイン要求(識別情報とパスワード)をサーバ50に送信する。本実施形態ではログインできたものとする。
S3:また、運転者8又は関係者7は測定装置10の電源スイッチ18を押下し、測定装置10を起動させる。
S4:起動した測定装置10の近距離通信ユニット16はペアリングしたことがある情報処理装置30と自動的に通信を確立する。
S5:情報処理装置30の操作受付部77は、運転者8又は関係者7の操作を受け付け画面表示部72が各種の画面を表示させ、コース確認画面331で開始ボタン334(測定開始)の押下を受け付ける。
S6:これにより、情報処理装置30の制御信号送信部73は制御信号(測定開始)を送信する。
S7:測定装置10の制御信号受信部64は制御信号(測定開始)を受信し、測定のため、制御実行部62は必要であれば動作モードを高精度モードに切り替える。必要であればとは、起動直後の測定装置10が高精度モードであれば、制御信号の受信までに省エネモードに移行した場合である。また、起動直後の測定装置10が省エネモードであれば、動作モードの切り替えが必要になる。
S8:測定装置10の制御実行部62は走行データ検出部61に走行データの検出を開始させる。走行データ検出部61は走行データの検出を開始する。
S9:測定装置10の走行データ送信部63は、走行データ検出部61が検出した走行データを適宜、情報処理装置30に送信する。通信が途切れた場合は、通信が再開した場合に送信すればよい。
S10:情報処理装置30の走行データ取得部71は走行データを取得し、走行データ保持部79に記憶しておく。
S11:運転者8が走行コースの走行を終了したと運転者8又は関係者7が判断すると、運転者8又は関係者7は測定中画面341で終了ボタン343を押下する。操作受付部77はこの操作を受け付ける。
S12:これにより、情報処理装置30の制御信号送信部73は制御信号(測定終了)を送信する。
S13:測定装置10の制御信号受信部64は制御信号(測定終了)を受信し、制御実行部62は走行データ検出部61に走行データの検出を停止させ、動作モードを省エネモードに切り替える。必ずしも省エネモードに切り替えなくてもよい。
図10は、情報処理装置30がサーバ50に分析要求を送信し、分析結果を取得する手順を示すシーケンス図の一例である。図10の処理は図9に続いて実行される。
S21:運転者8又は関係者7は走行の様子などからレベルを決定するにふさわしいか等を考慮して、分析するかどうかを判断する。本実施形態では分析するものとして説明する。運転者8又は関係者7は分析確認画面351ではいボタン353を押下する。操作受付部77はこの操作を受け付ける。
S22:情報処理装置30の分析要求部75は走行データ保持部79の走行データを含む分析要求と走行コースをサーバ50に送信する。
S23:サーバ50の分析要求取得部88は分析要求と走行コースを取得し、サーバ50が分析を開始する。分析の手順は図11にて説明する。
S24:サーバ50の分析結果送信部87は分析結果を情報処理装置30に送信する。
S25:情報処理装置30の分析結果取得部76は分析結果を取得し、画面表示部72が分析結果画面371を表示装置32に表示する。すなわち、運転スキルのカテゴリごとのレベル、及び、ミッションを表示する。
図11はサーバ50が行う分析の手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、レベル決定部84がカテゴリごとのレベルを決定する(S101)。レベルの決定方法の一例を以下に示す。
推進力:加速度に係数を乗じることで算出される。係数は、例えば運転者8と移動体9の重量の合計であるが、およその値でよい。また、加速度そのものを推進力としてもよい。
ピッチ数:ピッチ数は走行時に何回、運転者8が足で地面をけったかという数である。運転者8は左右の足で交互に地面をけるため、移動体9にはロール運動が生じる。レベル決定部84は左右方向の加速度に着目し、正値からゼロ点を超えて負値になる回数、及び、負値からゼロ点を超えて正値になる回数をカウントする。高周波成分を除去してから行うなど前処理を行ってもよい。
ストライド:ストライドは地面を1回けった時にどのくらい進むかを示す。走行距離÷ピッチ数で算出される。走行距離は、回転センサ13が検出する回転速度に係数(車輪の円周の長さ)を乗じることで算出される。
スピード:直進走行時における走行距離÷走行に要した時間で算出される。走行に要した時間は、開始ボタンが押下されてから終了ボタンが押下されるまでの時間である。運転者8が走行した走行コースが直進であることが前提になる。
スタート:スタートから1秒後の加速度である。
コーナー:レベル決定部84は走行データからカーブ走行時のデータを取り出す。カーブ走行時のデータは、例えば、ヨー角が閾値以上になった部分である。なお、運転者8が走行した走行コースにカーブが含まれていることが前提になる。これは、直進走行しても、ふらつきなどによりカーブ走行時のデータが含まれる場合があるが、このような走行データからレベルを決定するべきではないためである。
次に、ミッション決定部83はユーザ情報DB92を参照しミッションが決定されているか否かを判断する(S102)。すでにミッションが決定されている場合、新たにミッションを決定しないためである。
ミッションが決定されていない場合(S102のNo)、ミッション決定部83はレベルに応じたミッションを決定する(S108)。
ミッションが決定されている場合(S102のYes)、ミッション管理部85はミッション走行対応テーブルを参照し、ミッションに適合した走行コースで走行されたか否かを判断する(S103)。これにより、例えば、ミッションが30m走であるのに走行コースが5m走である場合は、ミッションに適合していないと判断できる。同様に、ミッションが8の字走行であるのに走行コースが30m走である場合は、ミッションに適合しないと判断できる。
ミッションに適合した走行である場合、走行距離等がミッションで規定される距離以上であるか否かを判断する。例えば、ミッションが「30m走」である場合、走行距離が30m以上かどうかを判断する。ミッションが「移動体に乗って40秒間その場でたくさん足踏みして見ましょう」である場合、測定時間が40秒以上でかつその間、左右方向の加速度が足踏みと認められるほど変化しているかどうかを判断する。
ミッションに適合する走行だった場合、ミッション管理部85はユーザ情報DB92の進捗状況を1つ大きくする(S104)。
そして、ミッション管理部85はミッションが完了したか否かを判断する(S105)。ミッションの完了の判断はミッションによって異なるが、例えば、ミッションで定められた回数だけ走行したことをいう。1回の走行で完了するミッションの場合は、1回でミッション完了となる。ミッションが完了していない場合(S105のNo)、処理はステップS107に進む。
ミッションが完了した場合(S105のYes)、ミッション管理部85は運転者8に与える報酬を決定する(S106)。報酬の決定方法には例えば以下のような方法がある。
・予めミッションに報酬が対応付けられたテーブルを有し、ミッションに対応付けられた報酬を取得する。
・ミッションが難易度に分けられており難易度に対し1つ以上の報酬が予めテーブルに対応付けられている。ミッション管理部85は完了したミッションの難易度に応じた報酬をテーブルから不作為(ランダム)に取得する。
・全ての報酬の中から不作為(ランダム)に決定する。
情報生成部82は、カテゴリごとのレベル、ミッション、ミッションの進捗状況、及び、ミッションが完了した旨のうち1つ以上を、情報処理装置30に送信する分析結果として生成する(S107)。カテゴリごとのレベルは走行に対し毎回、生成される。ミッションの進捗状況については、新たなミッションが決まった場合は該ミッションの内容であり、すでにミッションが決まっている場合はミッション完了のために必要な残りの課題内容(例えば走行回数)である。ミッションが完了した旨には、その旨に加え与えられた報酬が含まれる。一例としてはバッチが与えられる。
図10にて説明したように、分析結果送信部87が分析結果を情報処理装置30に送信すると、情報処理装置30がそれを受信して表示する。
<ランキングの提供>
自分の運転スキルがどの位の順位であるかを運転者8が把握することで、より上位を目指すというモチベーションが生まれ、効果的にスキルが向上する場合がある。そこで、サーバ50は運転者8のランキングを運転者8に提供することが好適である。
図12は、情報処理装置30の画面表示部72が表示装置32に表示した画面の一例である。図12(a)はランキングメニュー画面401を示す。ランキングメニュー画面401は順位付けの対象となる運転者の範囲を示し、運転者8又は関係者7は全国、同じ地域、及び、グループ内のいずれかを選択できる。全国は、日本全体のスキル評価アプリの利用者を対象にランキングが決定されることを意味し、同じ地域は同一都道府県内のスキル評価アプリの利用者を対象にランキングが決定されることを意味し、グループ内は運転者8が所属するグループを対象にランキングが決定されることを意味する。
なお、運転者8の所在はGPS等の位置情報により検出されてもよいし、運転者8又は関係者7が住所などを登録しておいてもよい。グループはクラブのメンバー、友人・知人などが所属する団体であり、運転者8は予めグループに登録されている。
図12(b)は全国ランキング画面411を示す。全国ランキング画面411では、一例としてカテゴリごとに、当該運転者8の順位が表示される。運転者8又は関係者7がカテゴリを選択すると、該カテゴリ内の全ての運転者8の順位がニックネームにより表示される。
図12(c)はグループ内ランキング画面421を示す。グループ内ランキング画面421の構成は全国ランキング画面と同様であるが、図12(c)では最大推進力というカテゴリに関しグループ内の全ての運転者8のニックネームが順位にしたがって表示されている。運転者8はこのような画面を見て順位を上げようと練習に取り組むことができる。
なお、図12は一例に過ぎず、年齢別、男女別、移動体9の運転歴(どの位の期間、運転しているか)などによって区別されたランキングを表示してもよい。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の走行データ評価システム100は、走行データの分析により弱点を明確にし、この弱点を克服するためのミッションを提示するので、運転者8が効果的にスキルアップすることが可能になる。また、ミッションの完了で報酬が与えられるので、移動体9の練習を継続するモチベーションを運転者8に与えることができる。したがって、効果的なスキルアップとモチベーションの維持が相乗効果となって、更に効果的にスキルアップすることが可能になる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態のスキル評価アプリではミッションの実行とレベルの決定が区別されていないが、レベルの決定用の走行とミッションの実行とが別々に処理されてもよい。
また、報酬としてはバッチやポイントの他、アニメなどのコンテンツ、新たな走行コース、昇級、上級者グループへの登録など、モチベーションを維持しうるものが含まれてよい。
また、測定装置10は加速度センサ11、ジャイロセンサ12、及び、回転センサ13以外のセンサを有していてもよい。例えば、磁気センサ、GPS受信機を有し、地磁気、及び、GPS受信機による位置情報等を検出してよい。
また、本実施形態では回転センサ13により速度を検出すると説明したが、速度はGPS受信機が検出する位置情報の変化、又は、カメラが撮像した地面の画像データからオプティカルフローを求めて速度に換算してもよい。
また、スキル評価アプリはカテゴリごとのレベルをチャート図で表示したが、レベルの表示形態はこれに限られない。例えば、棒グラフでもよいし、表形式で表示してもよい。
また、図6などの構成例は、測定装置10、情報処理装置30、及びサーバ50による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。測定装置10、情報処理装置30、及びサーバ50の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、情報処理装置30の機能の一部をサーバ50が有したり、サーバ50の機能の一部を情報処理装置30が有したりしてもよい。
なお、走行データ検出部61は検出手段の一例であり、分析要求取得部88は第一の走行データ取得手段の一例であり、レベル決定部84は評価手段の一例であり、ミッション決定部83は課題決定手段の一例であり、分析結果送信部87は送信手段の一例であり、ミッション管理部85は課題管理手段の一例であり、操作受付部77は受付手段の一例であり、ランキング処理部81はランキング決定手段の一例である。ミッションテーブルはレベル課題情報の一例であり、ミッション走行対応テーブルは走行コース課題情報の一例であり、ユーザ情報DB92は課題保持手段の一例である。
情報処理装置30は特許請求の範囲の請求項10の第二の情報処理装置の一例であり、サーバ50は請求項1等の第一の情報処理装置又は請求項10の情報処理装置の一例である。サーバ50は特許請求の範囲の請求項12の第二の情報処理装置の一例であり、情報処理装置30は請求項12の情報処理装置の一例である。分析結果送信部87は送信手段の一例である。走行データ送信部63は走行データ送信手段の一例である。分析要求部75は第二の送信手段の一例であり、分析結果取得部76は課題取得手段の一例であり、画面表示部72は出力手段の一例であり、走行データ取得部71は第二の走行データ取得手段の一例である。
8 :運転者
9 :移動体
10 :測定装置
30 :情報処理装置
50 :サーバ
100 :走行データ評価システム

Claims (12)

  1. 移動体に取り付け可能な測定装置と、前記測定装置が取得した走行データを取得する第一の情報処理装置と、を有する走行データ評価システムであって、
    前記測定装置は、
    前記走行データを検出する1つ以上の検出手段、を有し、
    前記第一の情報処理装置は、
    前記検出手段が検出した前記走行データを取得する第一の走行データ取得手段と、
    前記第一の走行データ取得手段が取得した走行データを評価する評価手段と、
    前記評価手段による評価に応じて走行に関する課題を決定する課題決定手段と、
    前記課題決定手段が決定した前記課題を第二の情報処理装置に出力させるため前記課題を前記第二の情報処理装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする走行データ評価システム。
  2. 前記評価手段は、前記走行データを評価することで前記移動体の運転能力に関するレベルを決定し、前記課題決定手段は前記レベルに対応付けられている前記課題をレベル課題情報から読み出すことで前記課題を決定することを特徴とする請求項1に記載の走行データ評価システム。
  3. 前記運転能力はカテゴリに区分されており、前記評価手段は前記走行データを前記カテゴリに応じて分析して、前記カテゴリごとに前記レベルを決定し、
    前記課題決定手段は決定された前記カテゴリごとの前記レベルのうち1つ以上の前記レベルに対応付けられている前記課題をレベル課題情報から読み出すことで前記課題を決定することを特徴とする請求項2に記載の走行データ評価システム。
  4. 前記送信手段は、前記評価手段による前記評価の内容を前記第二の情報処理装置に送信し、
    前記評価の内容は、前記カテゴリごとの前記レベルのチャート図を含むことを特徴とする請求項3に記載の走行データ評価システム。
  5. 前記第一の情報処理装置は、
    前記課題決定手段が決定した前記課題を保持する課題保持手段と、
    前記走行データに基づいて前記課題の進捗を管理する課題管理手段と、を有し、
    前記課題が完了したと前記課題管理手段が判断した場合、前記移動体の運転者に与える報酬を決定し、
    前記送信手段は前記報酬を前記第二の情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の走行データ評価システム。
  6. 前記課題管理手段は、前記課題が完了していないと判断した場合、該課題の完了までに必要な残りの課題内容を決定し、前記送信手段は前記課題内容を前記第二の情報処理装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の走行データ評価システム。
  7. 前記課題管理手段は、前記第二の情報処理装置が受け付けた前記移動体が走行する走行コースと前記課題が対応付けられた走行コース課題情報を参照し、前記課題決定手段が決定した前記課題に適合する前記走行コースが選択された場合に、前記走行データに基づいて前記課題の進捗を管理することを特徴とする請求項5又は6に記載の走行データ評価システム。
  8. 前記第一の情報処理装置は、
    それぞれの運転者について決定された前記評価に基づいて複数の運転者の前記評価を順位づけるランキング決定手段を有し、
    前記ランキング決定手段は決定した各運転者の順位を前記第二の情報処理装置に送信する請求項1〜7のいずれか1項に記載の走行データ評価システム。
  9. 移動体に取り付け可能な測定装置が取得した走行データを取得する情報処理システムであって、
    前記測定装置が検出した前記走行データを取得する第一の走行データ取得手段と、
    前記第一の走行データ取得手段が取得した走行データを評価する評価手段と、
    前記評価手段による評価に応じて走行に関する課題を決定する課題決定手段と、
    前記課題決定手段が決定した前記課題を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  10. 移動体に取り付け可能な測定装置が取得した走行データを取得する第二の情報処理装置と、ネットワークを介して通信する情報処理装置であって、
    前記第二の情報処理装置が取得した前記測定装置により検出された走行データを取得する第一の走行データ取得手段と、
    前記第一の走行データ取得手段が取得した走行データを評価する評価手段と、
    前記評価手段による評価に応じて走行に関する課題を決定する課題決定手段と、
    前記第二の情報処理装置が出力するための課題であって前記課題決定手段が決定した課題を前記第二の情報処理装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  11. 測定装置が検出した移動体の走行に関する走行データを取得する第一の走行データ取得手段と、
    前記第一の走行データ取得手段が取得した走行データを評価する評価手段と、
    前記評価手段による評価に応じて走行に関する課題を決定する課題決定手段と、
    前記課題決定手段が決定した課題を出力する出力手段と、を有する情報処理システムと無線で通信し、
    前記移動体に取り付けられることが可能な測定装置であって、
    情報処理システムからの制御信号で、移動体の走行に関する走行データを検出する1つ以上の検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記走行データをリアルタイムに前記情報処理システムに送信する走行データ送信手段と、
    を有する測定装置。
  12. 測定装置が検出した移動体の走行に関する走行データを情報処理装置から取得する走行データ取得手段と、
    前記走行データ取得手段が取得した走行データを評価する評価手段と、
    前記評価手段による評価に応じて走行に関する課題を決定する課題決定手段と、を有する第二の情報処理装置と、ネットワークを介して通信する情報処理装置を、
    前記測定装置が検出した前記走行データを取得する第二の走行データ取得手段と、
    前記第二の走行データ取得手段が取得した前記走行データを前記第二の情報処理装置に送信する第二の送信手段と、
    前記第二の情報処理装置から前記課題を取得する課題取得手段と、
    前記課題取得手段が取得した前記課題を出力する出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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