JP2019091338A - リース情報管理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この売電対価を契約者に充当する手法の一つとして、契約者が自己資金や金融機関からの融資、リース等を利用して太陽光発電システムを各自で設置し、システム運営者が発電量変動リスクを負担し、発電手数料を受け取る代わりに、契約者に対しては、融資返済額又はリース料金に発電配当金を上乗せした一定額(保証額)を一定期間支払う手法を、特許文献1は提案している。
図1は、本発明に係るリース情報管理装置がリース情報を管理する上での、太陽光発電システムのリースシステムのフローを示す図である。なお、ここで「太陽光発電システム」とは、例えば、太陽光パネル、パワーコンディショナー、及び蓄電池のうち1つ以上を含んでもよい。
ステップS1において、事業会社は、自身が所有権を有する太陽光発電システムを、顧客の住宅に取り付ける。
ステップS2において、事業会社は、顧客の住宅に取り付けた太陽光発電システムをリース会社に売却する。これにより、太陽光発電システムの所有権は、リース会社に移転する。
ステップS3において、リース会社は、事業会社に対し太陽光発電システムの購入代金を支払う。
これにより、事業会社は、リースバック、すなわち太陽光発電システムを事業会社に売却した上で事業会社から借り受け、事業会社から借り受けた太陽光発電システムを顧客に又貸しする、いわゆる転リースの実施準備が完了する。
ステップS4において、顧客は事業会社にリース代金を支払う。
ステップS5において、事業会社はリース会社にリース代金を支払う。
ステップS6において、リース会社は、自身が有する太陽光発電システムの所有権を事業会社に移転する。
ステップS7において、顧客は、最終月のリース代金を事業会社に支払う。
ステップS8において、事業会社は、自身が有する太陽光発電システムの所有権を顧客に移転する。
上記のように、本発明が対象とするリースシステムにおいては、リース期間の満了日と、顧客による最終月のリース料の支払日との間にタイムラグが存在することを前提としている。これは、リース期間が仮に10年であるとした場合、リース期間の満了日は、10年後のリース開始日の前日となると共に、会計処理上は、リース料の最終支払日が、10年後のリース開始日の前日が属する月の、翌月になるためである。このため、リース期間満了日から最終支払日までの間は、太陽光発電システムの所有権を、一時的に事業会社が保有することとしている。
リース情報管理装置1は、制御部11と記憶部31とを備える。
更に、制御部11は、リース契約情報格納部12、リース期間満了検知部13、入金情報格納部14、所有権情報変更部15、リース料売上情報作成部16、リース料請求情報作成部17、口座振替依頼情報作成部18、口座振替結果反映部19、クレジット売上情報作成部20、入金情報作成部21、及びリース仕入作成部22を備える。
記憶部31は、リース契約情報データベース32、入金情報データベース33、所有権情報データベース34、リース料売上情報データベース35、リース料請求情報データベース36、口座振替依頼情報データベース37、口座振替結果情報データベース38、クレジット売上情報データベース39、リース料仕入情報データベース40を備える。
CPUはリース情報管理装置1を全体的に制御するプロセッサである。該CPUは、ROMに格納されたシステムプログラム及びアプリケーションプログラムを、バスを介して読み出し、該システムプログラム及びアプリケーションプログラムに従ってリース情報管理装置1全体を制御することで、図2に示すように、制御部11を、リース契約情報格納部12、リース期間満了検知部13、入金情報格納部14、所有権情報変更部15、リース料売上情報作成部16、リース料請求情報作成部17、口座振替依頼情報作成部18、口座振替結果反映部19、クレジット売上情報作成部20、入金情報作成部21、及びリース仕入作成部22の機能を実現するように構成される。RAMには一時的な計算データや表示データ等の各種データが格納される。CMOSメモリは図示しないバッテリでバックアップされ、リース情報管理装置1の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。
更に、リース契約情報は、顧客情報として、使用者情報と契約者(支払者)情報とを含む。より具体的には、使用者と契約者とで個別に、住所氏名、電話番号、生年月日等に係る情報が、リース契約情報データベース32に格納される。
更に、リース契約情報は、個別リース機器に係る特定リース物件の物件情報を含む。例えば、リース物件の機器型式等に係る情報が、リース契約情報データベース32に格納される。
なお、所有権情報は、上記のリース契約情報と紐づいていると共に、例えば、リース契約情報と紐づいた太陽光発電システムの所有権を、リース会社が保有するか否かを示す所有権フラグを含むことが可能である。
また、事業会社が太陽光発電システムをリース会社に売却し、事業会社がリース会社から、売却した太陽光発電システムを借用し、借用した太陽光発電システムを顧客に貸与した際、事業会社は、所有権情報変更部15により、所有権フラグをOFFとする。
また、リース期間満了検知部13がリース期間の満了を検知した際、所有権情報変更部15は、この満了の検知と入金情報とに基づいて、所有権フラグをONとする。
また、リース期間の満了後に、入金情報格納部14が入金情報を入金情報データベース33に格納した際に、所有権情報変更部15は、所有権フラグをOFFとする。
リース情報管理装置1は、上記の構成を有することにより、太陽光発電システムの所有権が、事業会社と顧客とリース会社との間で移動することを前提に、リース情報を管理することが可能となると共に、リース契約の開始時から、リース料の最終入金日までの間の太陽光発電システムの所有権の所属先が明確化された、最終入金日までの資産管理が可能となる。
ステップS11において、ユーザが、リース情報管理装置1の所有権移転リース登録画面101で、前月1日〜末日までの借受日を登録した、リース契約情報データベース32に含まれる契約を対象とし、第1営業日の夜間処理にて締め処理を行う。
より具体的には、ユーザは、リース情報管理装置1で、電力会社との太陽光発電システム連携日でもある借受日を用いてリース開始日を定め、このリース開始日を起点に、太陽光発電システムのリースが開始される。更に、ユーザは、この起点日(リース開始日)を用いて、リース開始月も同様に定め、月末締めにより当月のリース情報が作成される。
ステップS13において、ユーザが、リース情報管理装置1の所有権移転リース登録画面101で、前月1日〜末日までの借受日を登録した、リース契約情報データベース32に含まれる契約を対象とし、リース会社への物件売却分の売り上げの仕訳データである商品売上仕訳データ52、及び、リース残高の仕訳データであるリース残高仕訳データ53を作成する。
ステップS15において、リース情報管理装置1は、第1営業日の夜間処理にて、リース契約情報データベース32に格納されたリース契約情報に基づき、当月利用中の契約に対するリース料売上情報を作成し、リース料売上情報データベース35に格納する。
ステップS17において、リース情報管理装置1は、リース料請求情報データベース36に格納されたリース料請求情報に基づき、銀行の締切日までに、口座振替依頼情報を作成し、口座振替依頼情報データベース37に格納する。
ステップS26において、リース情報管理装置1は、リース契約情報データベース32に格納されたリース契約情報に基づき、第1営業日の夜間処理にて、当月利用中の契約に対するリース料仕入情報を作成し、リース料仕入情報データベース40に格納する。
ステップS27において、ユーザは、出納スケジュールに従い、支払データ連係日に、リース料支払の仕訳データであるリース料支払仕訳データ58を、リース情報管理装置1の連係データ作成画面103にて作成する。
ステップS29において、リース情報管理装置1は、本締め日の夜間処理にて、入金情報データベース33に格納される入金情報のうち、前月1日〜末日までの入金情報を対象とし、リース料入金の仕訳データであるリース料入金仕訳データ59を作成する。
更に、上記の繰り返しとなるが、リース期間満了検知部13がリース期間の満了を検知した際に、所有権フラグをONとし、リース期間の満了後に、入金情報格納部14が入金情報を入金情報データベース33に格納した際に、所有権フラグをOFFとする
11 制御部
12 リース契約情報格納部
13 リース期間満了検知部
14 入金情報格納部
15 所有権情報変更部
31 記憶部
32 リース契約情報データベース
33 入金情報データベース
34 所有権情報データベース
Claims (2)
- リース会社が所有権を有する太陽光発電システムを事業会社が転リースする先の顧客とのリース期間を示す情報を含むリース契約情報を記憶すると共に、前記太陽光発電システムのリース料に係る情報を含む入金情報、及び、前記事業会社が前記太陽光発電システムの所有権を有するか否かに係る情報を含む所有権情報を、前記リース契約情報に紐づけて記憶する記憶部と、
前記顧客が前記事業会社と新たなリース契約を結んだ際に、前記顧客と前記事業会社との間の前記リース契約情報を受け付け、当該リース契約情報を前記記憶部に格納するリース契約情報格納部と、
前記リース契約情報に含まれる前記リース期間の満了を検知するリース期間満了検知部と、
前記顧客からの前記入金情報を前記記憶部に格納する入金情報格納部と、
前記リース期間満了検知部による前記リース期間の満了の検知と、前記入金情報とに基づいて、前記太陽光発電システムの前記所有権情報を変更する所有権情報変更部と、
を備えるリース情報管理装置。 - 前記入金情報は、前記リース期間の満了後の入金情報である、請求項1に記載のリース情報管理装置。
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