JP2019091321A - 生産販売情報報知装置、生産販売情報報知システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態の生産販売情報報知装置2を備える生産販売情報報知システムは、顧客が購入する商品の登録販売装置であって、POS端末11及びPOS端末11に接続される記憶手段12等のPOSシステム1と、店舗のバックルーム等に配置され、生鮮食料品(鮮魚、精肉)等のパッキングや値付け等を行う1つもしくは複数の値付け器2と、作業員が携帯し、店舗内の商品の状況を入力する携帯端末3等を備えている。
以後、生産販売情報報知装置として、値付け器2を用いて説明する。
本実施形態の値付け器2について、さらに詳細に説明する。
図2に、本実施形態の値付け器2のブロック図を示す。
値付け器2は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、メモリ24と、ネットワークI/F25と、入力手段I/F26と、表示手段I/F27とを備えている。
メモリ24は、ハードディスク装置等から構成され商品に関する情報を記憶している。
ネットワークI/F25は、ネットワーク上に接続された手段とデータのやり取りを行うための回路である。
入力手段I/F26は、バーコードスキャナ等の入力手段221との入出力を行うための回路である。
表示手段I/F27は、タッチパネル等の表示手段222との入出力を行うための回路である。
値付け器2は、値付け器制御手段201、生産数取得手段202、販売数取得手段203、陳列実数取得手段204、生産数記憶手段211、予定生産数記憶手段212、指定時刻1陳列数記憶手段213、指定時刻2陳列数記憶手段214、指定時刻3陳列数記憶手段215等を備える装置として機能する。
さらに、ネットワークを介して、POS端末11や携帯端末3との間でデータのやりとりをする。
次に、本実施形態の値付け器2の表示手段222により管理される生産販売情報について、具体的に説明する。
本実施形態の値付け器2の値付け器制御手段201は、前記の生産販売情報を表示手段222に表示して、ユーザーに対して商品の生産販売情報を提供したり、報知したりする。表示手段222に表示された生産販売情報の一例である生産販売リスト画面5を、図5に示す。
ラベルに印刷されるバーコードには、商品コード、価格、販売期限などの情報が記録されているが、それらの情報に加えて他のシステムに受け渡す情報、例えば産地、重量、原材料、アレルゲン等の付加情報を、製造した機械番号と通し番号等による1枚毎のユニークコードとしてバーコードに加えて、商品個々を管理することも可能である。
生産販売リスト画面5は、値付け操作画面4に配置された「生産販売リスト」キー4aを操作することによって表示される。
なお、生産販売リスト画面5の表示方法は、特に限定されるものではない。
予定生産数(D)とは、任意の商品について、任意の営業日当日に生産する予定の数量であって、ユーザーが過去の販売情報などから必要な生産数を予測して、入力手段221によって入力、設定される情報である。
値付け器制御手段201によって「生産販売リスト表示」欄510に表示される生産販売情報は、「商品番号」、「品名」、「生産数量(A)」、「販売数量(B)」、「15時陳列数:過不足(F2)」、「15時陳列数:予定数(E2)」、「追加生産数(15時予測)(G)」、「追加生産数(I)」の項目である。なお、図6(a)には、陳列数(C)、予定生産数(D)及び予測販売数(H)の情報を併せて記載してある。
なお、「生産販売リスト表示」欄510に表示する商品としては、当該値付け器2の商品マスターに存在する商品のみを対象としてもよいが、他の値付け器2や他部門の値付け器2の商品マスターに存在するすべての商品を対象としてもよい。
なお、指定時刻2(15時)陳列予定数(E2)の設定方法等については後述する。
これは、ユーザーが15時おける適切な商品の陳列数(指定時刻2陳列予定数:E2)として「30」を設定したが、商品棚には「15(=60−45)」しか陳列されておらず、商品が「15」不足していることを示している。
例えば、図6(a)に示す例では、品名「黒毛和牛ロースうすぎり」の商品について、15時時点での販売数量(B)の「45」から一日の予測販売数量(H)(=68)を予測し、15時時点での生産数量(A)を減算することで、追加生産数(15時予測)(G)の「+8」を算出している。
このように、ユーザーは、「表示項目」キー502aから「直近陳列数」を選択して生産販売リスト画面5を表示することにより、商品の全体的な生産販売情報を把握することができ、直近の指定時刻(15時)における商品の過不足を確認することができ、15時以降の商品の製造や品出しなどの計画を見直すことができる。
また、ユーザーは、「追加生産数」の項目を確認することによって、販売計画に基づいた営業日当日の商品の生産、品出し予定数を確認することができる。
なお、図6(b)には、15時時点での「生産販売リスト表示」欄510に表示される情報が示されている。
なお、図5(b)に示す例では、「17時陳列数:過不足」については、15時の時点では確定していないので、過不足数(F3)は表示されていない。
営業日によっては、その日の天候やイベント等の有無によって予定した生産数では商品が明らかに不足するものや、反対に明らかに過剰となる場合が生じる。本実施形態の値付け器2においては、そのような場合であっても、ユーザーの判断によって、商品の追加製造指示の数を修正することができる。
以下に、商品の追加生産数を修正することのできる製造作業指示機能について説明する。
本実施形態の値付け器2は、上記商品の生産販売状況に応じて各商品の生産、品出し等を促すアラート機能を備えており、バックルーム作業のさらなる効率化を図ることができる。
そして、本実施形態の値付け器2においては、商品補充アラート機能と、指定時刻アラート機能と、生産数予測機能の三種のアラート機能を備えている。
以下に、本実施形態の値付け器2のアラート機能について、詳細に説明する。
図10に示す「生産販売アラート設定」画面7においては、三種全てのアラート機能の設定欄に設定がなされておらず、各アラート機能の設定は無効の状態となっている。一方、図11に示す「生産販売アラート設定」画面7においては、三種全てのアラート機能の設定欄に設定がなされており、全てのアラート機能が有効の状態となっている。
まず、商品補充アラート機能について説明する。
商品補充アラートとは、ある商品の販売数量が所定の閾値を超える度に、商品を補充する必要がある旨の報知をする機能である。
また、ユーザーが、「商品補充アラート設定」欄701の「予定生産数」欄701bに任意の数値を入力することで、値付け器制御手段201は、該当商品の一日の予定生産数(D)を設定する。
以下、商品補充アラート機能について、図12に示すフローチャートを参考に説明する。
販売数取得手段203が、販売数量(B)のデータを取得していなければ処理を終了して、次の所定時間が来るのを待つ。
一方、商品補充アラート以降の販売数量(Bk)が商品補充アラート数(J)以上である商品については、商品補充アラートを報知するモードに移行する。
ユーザーは、印刷されたラベルのバーコード等を他の値付け器等のスキャナ等の入力手段により読み込ませることにより、補充が必要な商品と追加生産個数等の情報を他の装置に引き継がせることができる。
すなわち、本実施形態の値付け器2は、他の値付け器等に生産販売情報を引き継がせるために、生産販売情報を出力する何らかの出力手段を備えていればよい。
これによって、ユーザーは、補充アラート1が報知された商品について、詳細な情報を簡単に確認することができる。
以上、図14に示す補充アラート1の一例であるポップアップ表示801ついての説明を行った。
図15に示す補充アラート2は、ユーザーに対して商品の補充を促すポップアップ表示802を表示することによって行われる。ポップアップ表示802は、「以下の商品が少なくなりました。追加生産を行ってください。」等の追加生産を指示するコメント部802aと、「生産指示」キー802bと、販売状況表示部802cと、「リスト」キー802dと、「確認」キー802eと、「品番呼出」キー802fなどを有している。
図15,16に示すポップアップ表示の各キー等の機能については、図14に示すポップアップ表示801と同様であるので、説明は省略する。
また、図14,図15に示すような追加生産の指示を行うポップアップ表示については、表示の背景の色等を異ならせるなどして、ユーザーに対して注意喚起を行っても良い。
次に、指定時刻アラート機能について説明する。
指定時刻アラート機能とは、ユーザーが指定した任意の指定時刻に、商品毎にあらかじめ設定した予定陳列数に対する過不足を報知する機能である。
なお、「指定時刻1陳列数」欄702aないし「指定時刻3陳列数」欄702cの一部の欄に数値を入力することもでき、すべての指定時刻陳列予定数が設定されていなくてもよい。
以下、指定時刻アラート機能について、図13に示すフローチャートを参考に説明する。
一方、s203で、時刻(T)が指定時刻1(t1)を超えたと判断された場合には、値付け器制御手段201は、指定時刻1陳列予定数(E1)が設定されているか否かを判断する(s204)。
なお、時刻nフラグ(fn)とは、指定時刻nにおける指定時刻アラートが既になされたか否かを示すフラグであって、時刻nフラグ(fn)に「1」が代入されている場合には、指定時刻nにおける指定時刻アラートが既になされていることを意味する。
一方、時刻1フラグ(f1)に「1」が代入されていないと判断された場合には、生産数取得手段202は、当該指定時刻1(t1)における生産数量(A1)のデータを取得するとともに、販売数取得手段203は、POS端末11から販売数量(B1)のデータを取得して記憶手段に記憶する(s206)。
そして、値付け器制御手段201は、記憶手段から過不足数(F1)、予定数(E1)、予定数(E2)、予定数(E3)を読みだして、生産販売リスト画面5を作成して表示し (s208)、時刻1フラグ(f1)に「1」を代入して(s209)、処理を終了する。
一方、時刻1フラグ(f2)に「1」が代入されていないと判断された場合には、生産数取得手段202は、当該指定時刻2(t2)における生産数量(A2)のデータを取得するとともに、販売数取得手段203は、POS端末11から販売数量(B2)のデータを取得して記憶手段に記憶する(s216)。
そして、値付け器制御手段201は、記憶手段から過不足数(F1)、予定数(E1)、過不足数(F2)、予定数(E2)及び予定数(E3)を読みだして、生産販売リスト画面5を作成して表示し (s218)、時刻2フラグ(f2)に「1」を代入して(s219)、処理を終了する。
一方、時刻1フラグ(f3)に「1」が代入されていないと判断された場合には、生産数取得手段202は、当該指定時刻3(t3)における生産数量(A3)のデータを取得するとともに、販売数取得手段203は、POS端末11から販売数量(B3)のデータを取得して記憶手段に記憶する(s226)。
そして、値付け器制御手段201は、記憶手段から過不足数(F1)、予定数(E1)、過不足数(F2)、予定数(E2)、過不足数(F3)及び予定数(E3)を読みだして、生産販売リスト画面5を作成して表示し (s228)、時刻3フラグ(f3)に「1」を代入して(s229)、処理を終了する。
本表示例を見たユーザーは、店舗の陳列棚に、「黒毛和牛ロースうすぎり」については、陳列予定数よりも5個少ない数量の商品が陳列がされており、「黒毛和牛肩ロースうすぎり」については、陳列予定数よりも8個多い数量の陳列がされていることを知ることができる。
ユーザーは、これらの表示により、指定時刻(17時)以降の商品の生産や品出し処理を見直すことができる。
なお、上記指定時刻アラートのアラート表示の指定時刻等は、後述するアラート設定画面によって適宜設定できる。
生産数予測機能とは、例えば過去の販売実績と当日の販売実績に基づいて当日の一日の販売数の予測を行い、その値をもとに、当該時刻以降の追加で生産するべき数量を報知する機能である。
また、過去数年にわたる季節ごとの商品の販売数の変化、また、営業日当日の天候や気温による販売数の変化を解析し、該解析した結果をもとにして生産数を予測してもよい。
また、クリスマスや節分などのイベントによる商品毎の販売数の増減を解析し、該解析した結果をもとにして特別な商品についての生産数を予測することもできる。
アラート設定画面9は、「生産数予測」欄901、「商品補充アラート表示」欄902、「指定時刻1」欄903、「指定時刻1の生産数予測」欄904、「指定時刻2」欄905、「指定時刻2の生産数予測」欄906、「指定時刻3」欄907、「指定時刻3の生産数予測」欄908、及び、「確認」ボタン99等を備えている。
本実施形態の値付け器2においては、「商品補充アラート表示」欄902には、「なし」、「あり(残り少ない商品のみ)」及び「あり(全ての商品)」の選択肢が準備されており、そのうちの何れかが設定される。
また、「商品補充アラート表示」欄902に「あり(全ての商品)」が選択されることで、値付け器制御手段201(第1報知手段)は、商品補充アラート機能において、陳列数が十分に存在する商品を含めて全ての商品についてポップアップ表示による報知を行う。
例えば、上記の実施形態では、販売数取得手段203は、POSシステム1から販売数量を取得していたが、ユーザーが携帯可能な携帯端末3を用いて入力した商品の売場(陳列場所)の実陳列数を取得するように構成してもよい。
また、報知手段による生産販売情報の報知は、生産販売情報報知装置(値付け器)に接続されている他の生産販売情報報知装置(値付け器)に対しても行うようにしてもよく、値付け器制御手段201を、前記生産販売情報を他の生産販売情報報知装置(値付け器)に出力する出力手段として機能させてもよい。
11 :POS端末
12 :記憶手段
2 :値付け器
201 :値付け器制御手段
202 :生産数取得手段
203 :販売数取得手段
204 :陳列実数取得手段
211 :生産数記憶手段
212 :予定生産数記憶手段
213 :所定時刻1陳列数記憶手段
214 :所定時刻2陳列数記憶手段
215 :所定時刻3陳列数記憶手段
221 :入力手段
222 :表示手段
223 :印刷手段
3 :携帯端末
4 :値付け操作画面
5 :生産販売リスト画面
6 :商品登録画面
7 :生産販売アラート設定画面
Claims (10)
- 商品の当日の生産数量を取得する生産数取得手段と、
前記商品の当日の販売数量を取得する販売数取得手段と、
前記生産数量と前記販売数量に基づいて前記商品の生産販売情報を算出する生産販売情報算出手段と、
前記生産販売情報を報知する報知手段を、有する生産販売情報報知装置。 - 前記報知手段は、前記生産販売情報が所定の条件を満たしたときに、前記生産販売情報を報知する第1報知手段と、指定の時刻に前記生産販売情報を報知する第2報知手段と、を有する
請求項1記載の生産販売情報報知装置。 - 前記第1報知手段及び前記第2報知手段は、前記生産販売情報を表示手段に表示する請求項2に記載の生産販売情報報知装置。
- 前記第1報知手段及び前記第2報知手段は、生産販売情報報知装置によって生産された商品のみ生産販売情報を表示させる請求項3に記載の生産販売情報報知装置。
- 商品の属性毎に第1報知手段による生産販売情報の報知を行うか、第2報知手段による生産販売情報の報知を行うかを設定する報知方法設定手段を有する
請求項2ないし4の何れかに記載の生産販売情報報知装置。 - 商品の陳列実数を取得する陳列実数取得手段をさらに有し、
前記生産販売情報算出手段は、さらに、前記生産数量と前記実陳列数量に基づいて生産販売情報を算出する、
請求項2ないし5の何れかに記載の生産販売情報報知装置。 - 異なる生産販売情報報知装置へ前記生産販売情報を出力する出力手段を備える請求項2ないし6の何れかに記載の生産販売情報報知装置。
- 営業日のうち、指定の時刻における前記商品の販売数量に基づいて、前記営業日一日の販売数量を予測する生産数予測手段を有し、
前記生産数予測手段により予測された数量に基づいて前記指定の時刻以降に生産すべき商品の数量を報知する第3報知手段を備える
請求項1ないし7のいずれかに記載の生産販売情報報知装置。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の生産販売情報報知装置を備える生産販売情報報知システムであって、
さらに、顧客が購入する商品の登録及び清算処理を行うとともに、前記商品の当日の販売数量を出力する登録販売装置を備える
生産販売情報報知システム。 - 商品の生産販売情報を報知するプログラムであって、
コンピュータに、
商品の当日の生産数量を取得する手順と、
前記商品の当日の販売数量を取得する手順と、
前記生産数量と前記販売数量に基づいて前記商品の生産販売情報を算出する手順と、
前記生産販売情報を報知する手順
を実行させるためのプログラム。
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