JP2019091027A - 処理装置、レンズ装置、および撮像装置 - Google Patents

処理装置、レンズ装置、および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構図シフトの少ないチルト撮影するための処理装置および撮像装置を提供すること。【解決手段】光学系を有するレンズ装置または光学系によって形成された像を撮像する撮像装置に搭載される処理装置であって、前記光学系に含まれ光軸方向に対して垂直方向の成分を含む方向に移動可能な、第1シフトレンズ部802および第2シフトレンズ部803のそれぞれのシフト量を決定する決定手段807aを有し、前記決定手段は、前記光学系の光学状態を示す情報と、該情報に対応する、前記第1シフトレンズ部および前記第2シフトレンズ部のそれぞれの光学情報と、所定の物体面倒れ量を示す情報とに基づいて、前記第1シフトレンズ部および前記第2シフトレンズ部のシフト量を決定することを特徴とする。【選択図】図10

Description

本発明は、処理装置、レンズ装置、および撮像装置に関する。
撮像光学系の光軸方向に傾いた物体面に対して全面的にピントを合わせたチルト撮影機能が知られている。このチルト撮影を実現するための光学系として、チルト機構(アオリ機構)を設けた撮像光学系が知られている。その撮影原理にはシャインプルーフの法則が用いられており、この撮像光学系はシャインプルーフ光学系とも呼ばれている。一方で、チルト機構を有する撮像光学系はチルト時に構図がシフト(構図シフト)してしまい、利便性を損ねる場合があった。
従来、チルトしたときの構図シフトが少なくなるようにした撮像装置が知られている(特許文献1)。特許文献1では、チルト機構の回転中心位置と撮像光学系の後側主点位置を光軸方向で極力近づけることで、構図シフトを小さくした撮像装置を開示している。
特開2010−191078号公報
チルト機構を有する撮像光学系は、光軸上の任意の点を中心に、レンズ鏡筒が回転方向に移動する。このため、一般にレンズ保持機構が大型化する傾向がある。また、一般に撮像光学系の後側主点位置とチルト中心位置を近づけることで構図シフトを小さくするため、光学系の種類によっては構図シフトを少なくチルト撮影を行うことが困難となる。
本発明は、構図シフトの少ないチルト撮影するための処理装置、レンズ装置、および撮像装置の提供を目的とする。
本発明の処理装置は、光学系を有するレンズ装置または光学系によって形成された像を撮像する撮像装置に搭載される処理装置であって、前記光学系に含まれ光軸方向に対して垂直方向の成分を含む方向に移動可能な、第1シフトレンズ部および第2シフトレンズ部のそれぞれのシフト量を決定する決定手段を有し、前記決定手段は、前記光学系の光学状態を示す情報と、該情報に対応する、前記第1シフトレンズ部および前記第2シフトレンズ部のそれぞれの光学情報と、所定の物体面倒れ量を示す情報とに基づいて、前記第1シフトレンズ部および前記第2シフトレンズ部のシフト量を決定することを特徴としている。
本発明によれば、構図シフトの少ないチルト撮影するための処理装置および撮像装置が得られる。
(A)、(B)、(C) 本発明に係るズームレンズの実施例1の無限遠での広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明に係るズームレンズの実施例1の無限遠での広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 (A)、(B)、(C) 本発明に係るズームレンズの実施例2の無限遠での広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明に係るズームレンズの実施例2の無限遠での広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 (A)、(B)、(C) 本発明に係るズームレンズの実施例3の無限遠での広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明に係るズームレンズの実施例3の無限遠での広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 単焦点レンズの実施例4の無限遠でのレンズ断面図 単焦点レンズの実施例4の無限遠での収差図 シャインプルーフの法則の説明図 実施例の撮像装置の要部概略図 撮像装置の要部概略図
本発明に係るレンズ装置(撮像装置)の特徴について説明する。本発明のレンズ装置に含まれる光学系は、物体側から像側へ順に配置された、前群と、開口絞り、後群からなる。ここで、光学系は、光軸方向に対して垂直方向の成分を含む方向に独立して移動可能な、第1シフトレンズ部と第2シフトレンズ部を有する。
レンズ装置は、光学系のフォーカス位置を検出する検出手段を有する。レンズ装置は、光学系のフォーカス位置における物体面、像面、主平面の位置情報、第1シフトレンズ部と第2シフトレンズ部の各々の像面倒れ敏感度、及び構図シフト敏感度を記憶する記憶手段とを有する。レンズ装置は、検出手段および記憶手段からの情報と所定の物体面倒れ量とに基づいて第1シフトレンズ部と第2シフトレンズ部の移動を制御する制御手段を有する。
レンズ装置は、複数のレンズ群を有し、光軸方向に対して垂直方向の成分を含む方向に互いに独立に移動する第1シフトレンズ部と第2シフトレンズ部を含む2つ以上のシフトレンズ部を有する光学系を有する。
レンズ装置は次の各手段を有する。光学系のフォーカスポジション(及びズームポジション)を検出する検出手段を有する。光学系のフォーカスポジション(及びズームポジション)における物体面、像面、主平面の位置情報、第1シフトレンズ部と第2シフトレンズ部の各々の像面倒れ敏感度、及び構図シフト敏感度を保存するデータ保持手段(記憶手段)を有する。ユーザにより指示された所望の物体面倒れ量(所定の物体面倒れ量)を入力する入力手段を有する。
検出手段、データ保持手段、入力手段からの情報を基に物体面倒れ量を実現するシフト量を計算する。そして光学系をチルトしたとき構図シフトを補正するように第1シフトレンズ部と第2シフトレンズ部をシフトする数値を計算(算出)する計算手段(処理装置)を有する。計算手段は、CPU(Central Processing Unit)等である。計算手段からのシフト量を基に第1シフトレンズ部と第2シフトレンズ部の移動を制御する制御手段を有する。
図9はシャインプルーフの法則の説明図である。以下、本発明に係る光学系の構図シフトの補正の原理について説明する。光学系を構成するレンズを光軸上より偏芯させると、コマ収差や像面倒れが発生する。通常、光学系はレンズの偏芯時の収差が小さくなるように設計されている。しかし、光学系をレンズの光軸上からの偏芯による像面倒れを残すよう設計すると、チルト撮影と同じような効果を得ることができる。
図9は光学系Laのレンズの偏芯により、シャインプルーフの法則を擬似的に満たした場合を示している。垂直面から角度θobj傾いた物体面に対して全面的に良好にピントを合わせるためには、シャインプルーフの法則から光学系Laのレンズ主平面に対し、撮像面を垂直面から角度θimg傾けなければならない。
そこで、本発明者はレンズの偏芯による像面倒れを利用することで、物体面の傾きθobjによって発生した像面倒れを補正し、撮像面を倒さなくても全面的にピントを合わせることができると考えた。
しかし、物体面が大きいとき、物体面の傾きを確保しようとすると、レンズの偏芯による像面倒れを大きくする必要があり、この場合構図シフトも大きくなってしまう。よって、像面倒れの補正と構図シフトの補正を良好に行うために、2つ以上のレンズ(レンズ部)を光軸上から偏芯させる(シフトさせる)ことで良好なチルト撮影ができるようにしている。
本発明の処理装置は光学系を有するレンズ装置や光学系によって形成される像を撮像する撮像装置に搭載されている。処理装置は決定手段を有する。レンズ装置は撮像装置に対して着脱可能である。
次に、図10を用いて本発明のレンズ装置801の実施例について説明する。図10はレンズ装置801に関する要部ブロック図である。レンズ装置801は光学系801aを有する。光学系801aは、第1シフトレンズ部802及び第2シフトレンズ部803を有する。
検出手段804は、光学状態を検出する検出手段である。光学系801aが単焦点レンズの場合は、検出手段でフォーカス位置に関する情報を検出する。光学系801aがズームレンズの場合は、検出手段804に含まれる第2検出手段でフォーカス位置に関する情報を検出し、検出手段804に含まれる第1検出手段でズーム位置(焦点距離)に関する情報を検出する。
フォーカス位置に関する情報は、フォーカスレンズの位置やフォーカスレンズの位置に対応する操作リングの回転量等、物体距離に応じて変化する情報である。ズーム位置に関する情報は、各レンズ群の位置やズームリングの回転量等、焦点距離に応じて変化する情報である。
データ保持手段(記憶手段)805は、ROM(Read Only Memory)等のメモリであって、光学状態と光学特性データとの関係を示すデータを保持する手段である。光学特性データは、フォーカス位置やズーム位置などに応じて変化する情報である。例えば前述したような、物体面の位置情報(物体距離)、像面の位置情報、光学系の主平面の位置情報、第1シフトレンズ部と第2シフトレンズ部の各々の像面倒れ敏感度、構図シフト敏感度の情報を含みうる。ここで、像面倒れ敏感度とはシフトレンズ部を光軸に対して垂直方向に1mm動かしたときの像面と近軸像面のなす角度を表している。
入力手段806は、計算手段807に対して物体面倒れ量(物体面の傾き量)を入力する手段である。ここで、物体面倒れ量は、ユーザにより操作部材809を介して指示される。操作部材809は、ユーザが希望する物体面倒れ量の数値を入力したり、物体面倒れ量の程度を多段階(大・中・小等)から選択可能な操作部材であればよい。操作部材809として、例えば、電子モニタ、回転ダイヤル、ON/OFFスイッチ等が挙げられる。
807aは決定手段であり計算手段807を有する。計算手段807は、検出手段804により入力された情報に基づいてデータ保持手段805から必要な光学データを読み出す。そして、読み出した情報と入力手段806によって入力された情報とに基づいて、第1シフトレンズ802および第2シフトレンズ803のそれぞれのシフト量を算出する。また、決定手段807aはデータ保持手段805のテーブルに記録されている光学情報を用いてシフト量を決定している。また決定手段807aは操作部材809の操作に応じてシフト量を決定している。
制御手段808は第1シフト部802を移動させることによって生じた構図シフトが低減される方向に第2シフト部803を移動させる。制御手段808は、計算手段807が決定したシフト量に基づいて駆動機構(不図示)を駆動することにより、第1シフトレンズ802および第2シフトレンズ803の位置を制御する。そして、光学系801aの光学状態や所定の物体面倒れ量が変化するまでは、第1シフトレンズ802および第2シフトレンズの位置を光軸から偏芯させた移動後の位置で保持する。
制御手段808はレンズ装置801から光学系801aの光学状態を受信する通信部を有する。制御手段808は処理装置の決定手段807aが決定した第1シフトレンズ部802と第2シフトレンズ部803のそれぞれのシフト量をレンズ装置801に送信している。
次に、計算手段807が実行する計算内容について具体的に説明する。
本発明において、レンズを偏芯させたときの像面は各像高におけるd線での10本/mmのメリサジ平面の平均像面位置を1次式で近似した直線として定義している。さらに、構図シフト敏感度とはシフトレンズ部を光軸に対して垂直方向に1mm動かしたときの構図シフト量を表しており、具体的には下記式によって定義している。
(1−βi)βk
βi:偏芯レンズ部の横倍率
βk:偏芯レンズ部より像側にあるレンズ系の総合横倍率
そして、その光学状態における光学特性データと入力手段806で入力された角度とシャインプルーフの法則に基づき、像面倒れの補正と構図シフトの補正を考慮する。そして第1シフトレンズ部802と第2シフトレンズ部803のレンズシフト量(レンズの偏芯量)を算出する。決定手段807aまたは、計算手段807で計算される第1シフトレンズ部802と第2シフトレンズ部803のレンズシフト量は、以下の連立方程式を解くことで求めている。
光学系801aの近軸像面から主平面までの距離をLpとする。光学系801aの近軸像面から物体面までの距離をLoとする。第1シフトレンズ部802の像面倒れ敏感度をT1とする。第1シフトレンズ部802の構図シフト敏感度をS1とする。第1シフトレンズ部802のシフト量をM1とする。
第2シフトレンズ部803の像面倒れ敏感度をT2とする。第2シフトレンズ部803の構図シフト敏感度をS2とする。第2シフトレンズ部803のシフト量をM2とする。物体面倒れ量をθobjとする。シャインプルーフの法則から求められる像面倒れ量をθimgとする。
ここで像面倒れ量θimgは、
θimg=Tan−1(Lp×tanθobj/(Lo−Lp))
である。このとき、
M1×S1+M2×S2=0 ・・・(1X)
M1×T1+M2×T2=θimg ・・・(2X)
を満足する。
(1X)式は構図シフトに関する式であり、各シフトレンズ部のシフトによる構図シフトをキャンセルする関係を表している。(2X)式は像面倒れに関する式であり、各シフトレンズ部のシフトによる像面倒れがシャインプルーフの法則から求められる像面倒れ量と一致する関係を表している。(2X)式および(2X)式を満足するように第1シフトレンズ802のシフト量と第2シフトレンズ803のシフト量を設定すると、所望の像面倒れ量を満たしつつ構図シフトの発生を抑制することができる。
しかし、これらの関係は厳密に一致する必要はなく、ある値の範囲に入っていればユーザの目に違和感を生じさせるほどの構図シフトの発生はなくチルト撮影を行うことができる。そこで、計算手段807は、下記条件式(1)、(2)を満足するように、第1シフトレンズ802のシフト量と第2シフトレンズ803のシフト量を算出する。これにより、実用上の問題なく、構図のシフトを抑えたチルト撮影が容易となる。
0.3<−M1×S1/M2×S2<1.7 ・・・(1)
0.3<(M1×T1+M2×T2)/θimg<1.7 ・・・(2)
条件式(1)の下限を超えると、第2シフトレンズ部による構図シフト補正不足となるため好ましくない。上限を超えると、第2シフトレンズ部による構図シフト補正が過剰となるため好ましくない。
条件式(2)の下限を超えると、像面倒れ補正不足となるため好ましくない。上限を超えると、像面倒れ補正が過剰となるため好ましくない。
計算手段807は、条件式(1a)及び条件式(2a)の数値範囲を満たすように、第1シフトレンズ802および第2シフトレンズ803のシフト量を算出することがより好ましい。
0.9<−M1×S1/M2×S2<1.1 ・・・(1a)
0.9<(M1×T1+M2×T2)/θimg<1.1 ・・・(2a)
このように、計算手段807は、まず、光学系801aの光学状態を示す情報と、該情報に対応する、第1シフトレンズ部802および第2シフトレンズ部803のそれぞれの光学情報と、所定の物体面倒れ量を示す情報とを取得する工程(ステップ)を実行する。光学状態を示す情報は、フォーカス位置、ズーム位置(ズームレンズの場合)を含む。また、物体面の位置、像面の位置、および主平面の位置を含みうる。
その次に、前記工程で取得した情報に基づいて第1シフトレンズ部802および前記第2シフトレンズ部803のシフト量を決定する工程を実行する。
本発明に係る制御プログラムは、
光学系801aを有するレンズ装置および光学系によって形成された像を撮像する撮像装置のいずれか一方に搭載された処理装置に実行させる制御プログラムであって、
光学系の光学状態を示す情報と、該情報に対応する、第1シフトレンズ部802および第2シフトレンズ部803のそれぞれの光学情報と、所定の物体面倒れ量を示す情報とを取得するステップと、
該ステップで取得した情報に基づいて第1シフトレンズ部802および第2シフトレンズ部803のシフト量を決定するステップと、を有する。
なお、入力手段806、データ保持手段805、計算手段807は、必ずしもレンズ装置801が備えていなくてもよい。これらの構成のうち少なくとも1つを一部の構成をカメラが備えていてもよい。
例えば、カメラが計算手段807を有している場合は、データ保持手段805および入力手段806は、レンズ装置801およびカメラとの間で通信を行う通信部(不図示)を利用する。
即ち通信部を介して、検出手段804の検出結果、データ保持手段805が保持している情報および計算手段807に入力すべき物体面倒れ量をカメラに送信する。そして、カメラに設けられた計算手段807が第1シフトレンズ802および第2シフトレンズ803のシフト量を算出して、カメラからレンズ装置801に算出結果を送信する。制御手段808は受信した情報に基づいて第1シフトレンズ802および第2シフトレンズ803の位置を制御する。
図11は撮像装置(光学装置)としてのカメラ10の要部概略図を示す図である。なお、計算手段807は、光学系801aを備え、該光学系801aによって形成された像を受光する受光素子により撮像するカメラ10に備えられていてもよい。あるいは、光学系801aを有する撮像装置が着脱可能であり、光学系801aによって形成された像を受光する受光素子を有するカメラ10に備えられていてもよい。12は撮像面、201はカメラ本体である。
ユーザが所望の物体面倒れ量を指定するための操作部材809が撮像装置に設けられていてもよい。この場合、撮像装置から操作内容をレンズ装置801に送信する。そして、レンズ装置801における入力手段806が、その操作内容に応じた物体面倒れ量を計算手段807に入力する。
なお、上記説明では、計算手段807が第1シフトレンズ802および第2シフトレンズ803のシフト量を演算により求める場合について説明したが、決定手段807a
が光学データとシフト量の関係を示すデータテーブル等を用いて、第1シフトレンズ802および第2シフトレンズ803のシフト量を決定してもよい。
次に、好ましい光学系801aの実施例について説明する。実施例1〜3は光学系801aがズームレンズ(焦点距離が可変な光学系)であり、実施例4は光学系801が単焦点レンズの場合である。本発明は、いずれの場合にも適用しうるが、特にズームレンズに好適である。単焦点レンズであれば、一般に撮像光学系の後側主点位置とチルト中心位置を近づけることで構図シフトを低減することができるが、ズームレンズの場合、ズーミングに伴ってズームレンズの主点位置や各レンズ間のレンズ間隔が変化してしまうからである。
本発明に係る光学系801aは、光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動するシフトレンズ部を2つ以上備えている。そして物体面の傾きによる像面倒れと構図シフトの両方を補正するように2つ以上のレンズ群をシフトする。
図1(A)、(B)、(C)は実施例1のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)は実施例1のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端における収差図である。
図3(A)、(B)、(C)は実施例2のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)は実施例2のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端における収差図である。
図5(A)、(B)、(C)は実施例3のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)は実施例3のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端における収差図である。
図7は実施例4の単焦点レンズの無限遠にフォーカスしたときのレンズ断面図である。図8は実施例4の単焦点レンズの無限遠にフォーカスしたときの収差図である。
レンズ断面図において左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。L0はレンズである。LFは前群、LRは後群である。図1、図3のレンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群である。図5のレンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群である。
ここでレンズ群とはズーミングの際に変化する光軸に沿ったレンズ間隔によって分けられる1以上のレンズを含むレンズ集合体をいう。
SPは開口絞りである。SSPは補助絞り(フレアーカット絞り)である。focusに関する矢印は無限遠から至近へのフォーカシングに際してのレンズ群の移動軌跡を示している。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として用いる際には像面は撮像光学系によって形成される像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。
球面収差図において、実線のdはd線(波長587.6nm)の球面収差、点線は正弦条件を表わしている。非点収差図において、破線のMはd線のメリディオナル像面、実線のSはd線のサジタル像面を表わす。FnoはFナンバーである。ωは半画角(度)である。
より好ましくは、開口絞りSPを挟んで全体として負の屈折力の前群LFと、全体として正の屈折力の後群LRからなる。そして前群LFと後群LRは各々光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動することができる2つ以上のシフトレンズ部のうちの少なくとも1つのレンズ群を有することが好ましい。
実施例1の光学系801aはズームレンズである。当該ズームレンズでは、物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3と、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5からなる。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。第2レンズ群L2の一部分L2bが第1シフトレンズ部(802)、第4レンズ群L4の一部分L4aが第2シフトレンズ部(803)である。
実施例2の光学系801aはズームレンズである。当該ズームレンズでは、物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3と、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5からなる。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。第2レンズ群L2の一部分L2bが第1シフトレンズ部(802)、第3レンズ群L3の一部分L3bが第2シフトレンズ部(803)である。
実施例3の光学系801aはズームレンズである。当該ズームレンズでは、物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3と、正の屈折力の第4レンズ群L4からなる。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。第2レンズ群L2の一部分L2bが第1シフトレンズ部(802)、第3レンズ群L3の一部分L3bが第2シフトレンズ部(803)である。
実施例4の光学系801aは単焦点レンズである。当該単焦点レンズでは、物体側から像側へ順に配置された負の屈折力の前群LF、開口絞りSP、正の屈折力の後群LRからなる。前群の一部分LFbが第1シフトレンズ部(802)、後群の一部分LRbが第2シフトレンズ部(803)である。
ここで、第23回応用物理学会講演会(1962年)に松居より示された方法に基づくと、第iレンズを光軸に対してシフトさせた時の像面倒れを表す偏芯収差係数PEは下記式で表される。
Pi:第iレンズのペッツバール和
αi:第iレンズの軸上マージナル光線の入射角
α’i:第iレンズの軸上マージナル光線の射出角
偏芯収差係数PEを大きくするとシフト時の像面倒れが大きくなり、より大きな像面倒れ補正効果を得ることができる。各光学系の実施例では、上記式の第1項と第2項が同符号となるように、射出角α’がマイナス方向に大きくなる前群の一部を採用し、像面倒れ補正効果を大きくしている。
第2シフトレンズ部としては、従来、防振機能を有する光学系に採用されてきた後群の一部を採用しており、構図シフト敏感度を保ったままレンズの偏芯による光学性能の劣化を少なくしている。
次に本発明に係るレンズの実施例1乃至4の数値データ1乃至4を示す。各数値データにおいてiは物体側からの面の順序を示し、riはレンズ面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間のレンズ肉厚および空気間隔、ndi、νdiはそれぞれd線に対する材料の屈折率、アッベ数を示す。また第i面の有効径も示す。BFはバックフォーカスであり、最終レンズ面から像面までの距離で示している。レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えた値である。
また焦点距離、Fナンバーを示す。半画角は全系の撮像画角の半分である。像高は半画角を決定する最大像高である。また、レンズ群データは、各レンズ群の焦点距離、光軸上の長さ、入射瞳位置、射出瞳位置、前側主点位置、後側主点位置を表している。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4、A6、A8、A10を各々非球面係数としたとき、
なる式で表している。また[e+X]は[×10+X]を意味し、[e−X]は[×10−X]を意味している。非球面は面番号の後に*を付加して示す。また、各光学面の間隔dが(可変)となっている部分は、ズーミングに際して変化するものであり、別表に焦点距離に応じた面間隔を記している。また前述の各パラメータ及び各条件式と数値データの関係を表1に示す。
(数値データ1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 134.396 1.70 1.85478 24.8 62.09
2 65.474 7.55 1.59522 67.7 59.47
3 407.193 0.15 58.86
4 61.069 6.11 1.77250 49.6 55.71
5 187.285 (可変) 54.71
6* 136.698 0.04 1.51742 52.4 31.07
7 88.251 1.00 1.88300 40.8 31.01
8 16.210 7.24 23.56
9 -40.422 1.00 1.77250 49.6 22.96
10 42.010 0.15 21.80
11 34.020 4.78 1.90366 31.3 21.76
12 -58.437 1.88 21.01
13* -35.239 0.80 1.77250 49.6 19.23
14 40.485 2.52 1.90366 31.3 20.40
15 -323.606 (可変) 20.77
16(絞り) ∞ 0.05 22.11
17 63.183 2.73 1.49700 81.5 22.78
18 -421.445 1.47 23.19
19 ∞ 0.05 23.80
20 26.180 1.30 1.84666 23.9 25.02
21 18.162 7.56 1.48749 70.2 24.20
22 -81.700 0.15 24.28
23* 50.677 4.11 1.48749 70.2 24.07
24 -85.459 (可変) 23.71
25 -89.403 2.95 1.90366 31.3 19.30
26 -23.767 0.80 1.77250 49.6 19.14
27 61.104 3.02 18.50
28 -52.639 2.75 1.84666 23.8 18.36
29 -18.534 1.00 1.91082 35.3 18.49
30 -166.931 (可変) 19.88
31* 194.344 6.02 1.59282 68.6 26.18
32 -25.978 0.15 27.23
33 569.402 5.82 1.49700 81.5 27.85
34 -25.631 1.80 1.85478 24.8 27.98
35 -93.285 (可変) 29.45
像面 ∞

非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.23214e-005 A 6=-1.88534e-008 A 8= 8.60398e-012 A10=
2.26861e-014

第13面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.34460e-006 A 6= 7.44927e-010 A 8=-3.31348e-012 A10=
-4.01931e-014

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.46333e-006 A 6= 5.98398e-010 A 8=-4.56471e-011 A10=
1.73769e-013

第31面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.47374e-006 A 6= 3.86037e-009 A 8=-1.55487e-011 A10=
3.04251e-014

各種データ
ズーム比 4.04

焦点距離 24.73 48.81 99.92 34.70 68.09
Fナンバー 4.28 4.36 4.41 4.32 4.38
半画角(度) 41.18 23.91 12.22 31.94 17.63
像高 21.64 21.64 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 158.57 174.33 199.91 164.45 186.28
BF 47.15 58.19 72.17 52.17 64.03

d 5 2.48 19.16 37.96 10.30 28.82
d15 21.17 9.20 2.00 14.19 5.65
d24 1.45 6.44 10.35 4.08 8.25
d30 9.69 4.71 0.79 7.06 2.89
d35 47.15 58.19 72.17 52.17 64.03

入射瞳位置 30.71 60.11 115.09 42.90 84.77
射出瞳位置 -84.24 -64.09 -51.49 -72.98 -57.92
前側主点位置 50.78 89.44 134.27 67.98 114.84
後側主点位置 22.42 9.39 -27.76 17.47 -4.06

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 104.72 15.51 2.55 -6.66
2 6 -16.27 19.41 2.15 -11.80
3 16 25.69 17.41 6.11 -6.87
4 25 -31.02 10.51 2.53 -4.40
5 31 45.22 13.79 2.85 -5.97

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -151.08
2 2 130.00
3 4 114.88
4 6 -481.40
5 7 -22.64
6 9 -26.53
7 11 24.39
8 13 -24.28
9 14 39.95
10 17 110.76
11 20 -75.67
12 21 31.26
13 23 65.91
14 25 35.08
15 26 -22.06
16 28 32.58
17 29 -22.96
18 31 39.05
19 33 49.51
20 34 -41.86

(数値データ2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 172.291 1.70 1.85478 24.8 66.61
2 77.456 7.56 1.59522 67.7 61.75
3 1337.961 0.15 60.68
4 60.062 6.17 1.77250 49.6 57.16
5 161.821 (可変) 56.13
6* 96.548 0.04 1.51742 52.4 33.24
7 76.681 1.00 1.88300 40.8 33.17
8 16.005 8.67 24.75
9 -32.691 1.00 1.77250 49.6 24.17
10 53.137 0.15 23.43
11 39.786 4.74 1.90366 31.3 23.47
12 -47.307 1.69 23.07
13* -36.104 0.80 1.77250 49.6 21.37
14 46.961 2.41 1.90366 31.3 21.07
15 -317.834 (可変) 21.43
16(絞り) ∞ 0.05 22.75
17 35.974 3.06 1.49700 81.5 24.05
18 316.157 1.00 24.21
19 45.385 1.30 1.84666 23.8 24.82
20 25.773 6.45 1.48749 70.2 24.47
21 -58.304 1.00 24.67
22 ∞ 0.50 24.51
23* 40.984 4.75 1.48749 70.2 24.37
24 -116.653 (可変) 23.89
25 -74.473 3.73 1.90366 31.3 19.41
26 -20.636 0.80 1.77250 49.6 19.26
27 153.064 2.55 18.70
28 -57.043 3.37 1.84666 23.8 18.41
29 -21.782 1.00 1.91082 35.3 19.06
30 -364.974 (可変) 20.16
31* 184.622 5.35 1.59282 68.6 25.30
32 -26.102 0.15 26.15
33 -3270.213 4.72 1.49700 81.5 26.62
34 -29.141 1.80 1.85478 24.8 26.75
35 -175.367 (可変) 27.94
像面 ∞

非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.39520e-006 A 6=-1.03339e-008 A 8=-1.75497e-011 A10=
4.18060e-014

第13面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.45089e-006 A 6= 5.03394e-009 A 8=-3.47918e-011 A10=
7.78884e-014

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.90968e-006 A 6=-1.04055e-008 A 8=-3.30476e-011 A10=
-4.81703e-014

第31面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.29375e-005 A 6= 8.05464e-009 A 8=-3.63769e-011 A10=
7.48488e-014

各種データ
ズーム比 4.04
広角 中間 望遠
焦点距離 24.74 49.55 99.94
Fナンバー 4.13 4.31 4.42
半画角(度) 41.17 23.59 12.21
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 159.00 174.75 200.33
BF 43.99 55.44 69.75

d 5 2.50 19.96 38.74
d15 22.65 9.50 1.99
d24 1.82 7.43 11.42
d30 10.38 4.77 0.78
d35 43.99 55.44 69.75

入射瞳位置 31.35 62.42 118.03
射出瞳位置 -72.74 -57.32 -47.86
前側主点位置 50.84 90.19 133.04
後側主点位置 19.25 5.89 -30.19

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 106.34 15.57 2.77 -6.46
2 6 -16.51 20.51 2.30 -12.84
3 16 26.89 18.11 6.28 -7.57
4 25 -37.17 11.45 2.79 -4.37
5 31 53.30 12.02 1.76 -5.81

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -166.00
2 2 137.82
3 4 120.46
4 6 -720.73
5 7 -23.08
6 9 -26.07
7 11 24.55
8 13 -26.31
9 14 45.42
10 17 81.38
11 19 -72.65
12 20 37.61
13 23 62.83
14 25 30.58
15 26 -23.49
16 28 39.88
17 29 -25.47
18 31 38.94
19 33 59.13
20 34 -41.12

(数値データ3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 111.258 1.70 1.85478 24.8 62.06
2 55.527 8.37 1.59522 67.7 56.91
3 416.433 0.15 55.72
4 51.082 6.67 1.77250 49.6 51.89
5 178.533 (可変) 50.74
6* 133.270 0.04 1.51742 52.4 32.04
7 111.299 1.00 1.88300 40.8 31.96
8 16.536 8.12 24.49
9 -42.059 1.00 1.77250 49.6 23.61
10 61.033 0.15 22.97
11 37.938 5.93 1.90366 31.3 23.01
12 -41.145 1.69 22.29
13* -31.622 0.80 1.77250 49.6 20.19
14 29.324 3.42 1.90366 31.3 19.06
15 255.810 (可変) 18.45
16(絞り) ∞ 0.05 19.40
17 51.445 4.07 1.49700 81.5 19.73
18 -579.058 1.47 20.00
19 ∞ 0.05 20.17
20 26.447 1.30 1.84666 23.9 20.41
21 18.872 5.08 1.48749 70.2 19.76
22 -194.462 0.15 19.54
23* 110.523 2.96 1.48749 70.2 19.39
24 -76.468 4.86 19.02
25 -82.293 2.54 1.90366 31.3 17.02
26 -24.056 0.80 1.77250 49.6 16.87
27 84.133 2.55 17.45
28 -88.322 1.89 1.84666 23.8 18.35
29 -34.564 1.00 1.91082 35.3 18.77
30 161.738 (可変) 19.81
31* 78.589 6.19 1.59282 68.6 26.53
32 -30.417 0.15 27.52
33 -93.931 4.47 1.49700 81.5 27.97
34 -28.906 1.80 1.85478 24.8 28.37
35 -54.933 (可変) 29.72
像面 ∞

非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.51319e-006 A 6=-8.68261e-009 A 8= 1.44811e-011 A10=
-2.34311e-014

第13面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.90443e-007 A 6= 1.50758e-008 A 8=-2.18032e-010 A10=
1.09326e-012

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.56514e-006 A 6=-1.09041e-008 A 8= 5.46174e-011 A10=
-1.74537e-013

第31面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.63815e-006 A 6= 6.47507e-009 A 8=-1.06969e-011 A10=
1.24712e-014

各種データ
ズーム比 4.17

焦点距離 31.15 55.06 129.92 39.12 83.69
Fナンバー 4.52 5.96 6.08 5.97 6.07
半画角(度) 34.78 21.45 9.45 28.94 14.49
像高 21.64 21.64 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 168.22 182.25 205.02 173.45 192.88
BF 55.33 69.40 89.40 61.34 78.11

d 5 3.35 15.78 31.89 8.16 24.64
d15 22.68 13.52 2.51 18.31 8.65
d30 6.44 3.13 0.79 5.23 1.05
d35 55.33 69.40 89.40 61.34 78.11

入射瞳位置 37.62 66.34 130.05 47.12 97.45
射出瞳位置 -67.74 -50.18 -40.98 -60.55 -41.90
前側主点位置 60.88 96.05 130.50 73.68 122.78
後側主点位置 24.18 14.34 -40.52 22.22 -5.58

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 80.28 16.88 3.24 -6.82
2 6 -17.05 22.15 2.38 -12.79
3 16 58.41 28.78 -22.04 -30.83
4 31 41.55 12.61 3.82 -4.44

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -131.53
2 2 106.72
3 4 90.56
4 6 -1305.63
5 7 -22.11
6 9 -32.10
7 11 22.65
8 13 -19.58
9 14 36.39
10 17 95.27
11 20 -84.47
12 21 35.57
13 23 93.20
14 25 36.85
15 26 -24.14
16 28 66.01
17 29 -31.19
18 31 37.79
19 33 82.14
20 34 -73.72

(数値データ4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 82.766 0.04 1.51742 52.4 17.93
2 49.712 1.00 1.88300 40.8 17.73
3 20.196 11.05 16.53
4 -42.274 1.00 1.77250 49.6 15.26
5 4374.406 0.15 15.90
6 115.986 5.21 1.90366 31.3 16.19
7 -55.511 3.26 17.37
8* -34.562 0.80 1.77250 49.6 18.03
9 31.331 2.75 1.90366 31.3 19.38
10 1262.443 2.51 19.76
11 ∞ 0.05 21.27
12 60.528 1.67 1.49700 81.5 21.91
13 113.992 1.66 22.23
14 57.638 1.30 1.84666 23.8 23.39
15 31.234 6.17 1.48749 70.2 23.56
16 -38.322 1.00 24.12
17(絞り) ∞ 0.50 24.47
18* 30.882 5.22 1.48749 70.2 24.82
19 -89.068 11.42 24.48
20 -78.191 1.62 1.90366 31.3 19.60
21 -219.309 0.80 1.77250 49.6 19.41
22 220.661 2.55 19.28
23 -80.003 4.48 1.84666 23.8 19.07
24 -23.546 1.00 1.91082 35.3 19.20
25 -5491.414 0.78 19.97
26* 150.395 5.31 1.59282 68.6 20.62
27 -26.674 0.15 21.74
28 43.433 2.43 1.49700 81.5 22.20
29 74.169 1.80 1.85478 24.8 22.03
30 34.669 70.79 21.66
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.52408e-006 A 6=-5.58256e-009 A 8=-6.69290e-013 A10= 3.71125e-014

第8面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.93791e-006 A 6= 1.77249e-008 A 8=-1.99486e-010 A10= 5.98752e-013

第18面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.90034e-006 A 6= 2.26372e-010 A 8=-4.58729e-011 A10= 1.24995e-013

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.51211e-005 A 6= 6.09089e-009 A 8=-3.55927e-013 A10=-8.25375e-015

各種データ
焦点距離 48.62
Fナンバー 4.12
画角 22.36
像高 20.00
レンズ全長 148.49
BF 70.79

入射瞳位置 16.19
射出瞳位置 -31.24
前側主点位置 41.64
後側主点位置 22.18

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -96.72 38.63 -33.10 -99.48
2 17 66.60 38.06 1.90 -29.29

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -240.68
2 2 -39.14
3 4 -54.19
4 6 42.15
5 8 -21.16
6 9 35.52
7 12 257.00
8 14 -82.39
9 15 36.36
10 18 47.72
11 20 -135.21
12 21 -142.27
13 23 38.02
14 24 -25.96
15 26 38.65
16 28 205.50
17 29 -77.79
10 カメラ(撮像装置)
801 レンズ装置
801a 光学系
802 第1シフトレンズ部
803 第2シフトレンズ部、
807a 決定手段

Claims (18)

  1. 光学系を有するレンズ装置または光学系によって形成された像を撮像する撮像装置に搭載される処理装置であって、
    前記光学系に含まれ光軸方向に対して垂直方向の成分を含む方向に移動可能な、第1シフトレンズ部および第2シフトレンズ部の、それぞれのシフト量を決定する決定手段を有し、
    前記決定手段は、前記光学系の光学状態を示す情報と、該情報に対応する、前記第1シフトレンズ部および前記第2シフトレンズ部のそれぞれの光学情報と、所定の物体面倒れ量を示す情報とに基づいて、前記第1シフトレンズ部および前記第2シフトレンズ部のシフト量を決定することを特徴とする処理装置。
  2. 前記光学系の光学状態を示す情報は、前記光学系のフォーカス位置を示す情報および前記光学系のズーム位置を示す情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記光学系の光学状態を示す情報は、前記光学系の物体面の位置情報と、像面の位置情報と、主平面の位置情報とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の処理装置。
  4. 前記第1シフトレンズ部および前記第2シフトレンズ部のそれぞれの光学情報は、像面倒れ敏感度及び構図シフト敏感度を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の処理装置。
  5. 前記決定手段は、前記第1シフトレンズ部の構図シフト敏感度をS1、前記第1シフトレンズ部のシフト量をM1、前記第2シフトレンズ部の構図シフト敏感度をS2、前記第2シフトレンズ部のシフト量をM2とするとき、
    0.3<−M1×S1/M2×S2<1.7
    なる条件式を満足するように、前記第1シフトレンズ部のシフト量および前記第2シフトレンズ部のシフト量を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の処理装置。
  6. 前記決定手段は、前記第1シフトレンズ部のシフト量をM1、前記第2シフトレンズ部のシフト量をM2、前記光学系の近軸像面から主平面までの距離をLp、前記光学系の近軸像面から物体面までの距離をLo、前記第1シフトレンズ部の像面倒れ敏感度をT1、前記第2シフトレンズ部の像面倒れ敏感度をT2、物体面倒れ量をθobj、シャインプルーフの法則から求められる像面倒れ量をθimgとし、
    θimg=Tan−1(Lp×tanθobj/(Lo−Lp))
    とするとき、
    0.3<(M1×T1+M2×T2)/θimg<1.7
    なる条件式を満足するように、前記第1シフトレンズ部のシフト量および前記第2シフトレンズ部のシフト量を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の処理装置。
  7. 前記決定手段は、ユーザが物体面倒れ量を選択可能な操作部材の操作に応じて、前記第1シフトレンズ部のシフト量および前記第2シフトレンズ部のシフト量を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の処理装置。
  8. 前記光学系と、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の処理装置とを有するレンズ装置。
  9. 前記光学系は、物体側から像側へ順に配置された、前群、開口絞り、後群からなり、
    前記前群は第1シフトレンズ部を有し、
    前記後群は第2シフトレンズ部を有することを特徴とする請求項8に記載のレンズ装置。
  10. 前記決定手段の決定に基づいて、前記第1シフトレンズ部と前記第2シフトレンズ部のそれぞれの移動を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記第1シフトレンズ部を移動させることにより、物体面倒れ量を変化させることを特徴とする請求項8または9に記載のレンズ装置。
  11. 前記制御手段は、前記第1シフトレンズ部を移動させることによって生じた構図シフトが低減される方向に前記第2シフトレンズ部を移動させることを特徴とする請求項10に記載のレンズ装置。
  12. 前記制御手段は、前記光学系の光学状態および前記所定の物体面倒れ量が変化するまで、第1シフトレンズ部の位置および第2シフトレンズ部の位置を移動後の位置で保持することを特徴とする請求項10または11に記載のレンズ装置。
  13. 前記光学系はズームレンズであって、
    前記光学系の光学状態を示す情報は、前記光学系のズーム位置に関する情報および前記光学系のフォーカス位置に関する情報を含み、
    前記光学系のズーム位置に関する情報を検出する第1検出手段と
    前記光学系のフォーカス位置に関する情報を検出する第2検出手段を有し、
    前記決定手段は、前記光学系の光学状態を示す情報として、前記第1検出手段および前記第2検出手段の検出結果を用いることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  14. 前記光学系は単焦点レンズであって、
    前記光学系の光学状態を示す情報は、前記光学系の焦点距離に関する情報および前記光学系のフォーカス位置に関する情報を含み、
    前記光学系のフォーカス位置に関する情報を検出する検出手段を有し、
    前記決定手段は、前記光学系の光学状態を示す情報として、前記検出手段の検出結果を用いることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  15. 前記光学系の光学状態を示す情報と、前記第1シフトレンズ部の像面倒れ敏感度および構図シフト敏感度との関係を示す情報と、
    前記光学系の光学状態を示す情報と、前記第2シフトレンズ部の像面倒れ敏感度および構図シフト敏感度との関係を示す情報と、
    前記光学系の光学状態を示す情報と、前記光学系の物体面の位置情報、像面の位置情報、および前記光学系の主平面の位置情報との関係を示す情報と、
    を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  16. 前記レンズ装置が着脱可能であり、前記光学系によって形成された像を受光する受光素子を有する撮像装置であって、
    前記レンズ装置と通信する通信部と、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の処理装置とを有し、
    前記通信部は、前記レンズ装置から前記光学系の光学状態を示す情報を受信することを特徴とする撮像装置。
  17. 前記通信部は、前記処理装置が決定した、前記第1シフトレンズ部および前記第2シフトレンズ部のそれぞれのシフト量を前記レンズ装置に送信することを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  18. 光学系を有するレンズ装置および光学系によって形成された像を撮像する撮像装置のいずれか一方に搭載された処理装置に実行させる制御プログラムであって、
    前記光学系の光学状態を示す情報と、該情報に対応する、第1シフトレンズ部および第2シフトレンズ部のそれぞれの光学情報と、所定の物体面倒れ量を示す情報とを取得するステップと、
    該ステップで取得した情報に基づいて前記第1シフトレンズ部および前記第2シフトレンズ部のシフト量を決定するステップと、
    を有することを特徴とする制御プログラム。
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