JP2019090562A - 給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】給湯機の浴槽温度検出運転時に、浴槽水ポンプを適切に運転することで、浴槽水回路の長さが短い場合には、浴槽水温を検出直後に浴槽水ポンプの運転を停止でき、浴槽水温の低下抑制、エネルギー効率向上が可能となる給湯機を提供すること。【解決手段】戻り温度検出手段44で検出される水温が、前記浴槽水ポンプを動作させてから推定浴槽水温に到達するまでの時間が短くなるほど、浴槽水ポンプ40の運転時間を短くする。これにより、浴槽水ポンプ40が運転を開始した場合、浴槽水回路41の長さが短いほど、浴槽水ポンプ40運転開始後から短時間で、浴槽水温を検出できるため、浴槽水回路41の長さが短い場合には、浴槽水温を検出直後に浴槽水ポンプ40の運転を停止できる。【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽水の加熱を行う追い焚き機能を備える給湯機に関するものである。
従来、この種の給湯機として、貯湯槽の温水を利用した浴槽の追い焚き機能を持ったものがある(例えば、特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された給湯機の構成図である。同図に示すように、この給湯機は、ヒートポンプユニット200aと、貯湯槽21a及び水対水熱交換器である風呂熱交換器61aなどを備えた貯湯ユニット10aとから構成されている。貯湯槽21aはヒートポンプユニット200aにより加熱された温水を貯湯するものである。
風呂熱交換器61aは、貯湯槽21a内の温水を循環させて浴槽(図示せず)内の温水を加熱するものである。すなわち、貯湯槽21aの上部から追い焚きポンプ35aにより汲み出された温水は、風呂熱交換器61aに導かれて放熱後に貯湯槽21aに戻る。
一方、浴槽、浴槽水ポンプ34a、及び風呂熱交換器61aが、風呂戻り管44a及び風呂往き管45aにより順次接続された浴槽水回路46aにおいて、浴槽から浴槽水ポンプ34aにより汲み出された温水は、風呂戻り管44aを介して貯湯ユニット10a内の風呂熱交換器61aに導かれ、加熱後に風呂往き管45aを介して、浴槽に戻る循環を行うことにより風呂追い焚きが行われ、浴槽が保温される。
その後、浴槽では一定時間間隔ごとに、浴槽水ポンプ34aを一定時間運転させて、浴槽の温水を貯湯ユニット10a側に循環させ、戻り温度検出手段51aで浴槽の水温を検出する浴槽温度検出運転を行う。このとき、浴槽の水温が、所定温度以下であれば風呂追い焚きが行われ、所定温度以上であれば風呂追い焚きを行わない。
図5は、この風呂追い焚き機能を持った給湯機の一例を示す特性図である。縦軸に浴槽の水温を示し、横軸に時間を示している。同図において、Tuは保温上限温度(追い焚き終了温度)であり、浴槽の水温がこの温度以上であれば風呂追い焚きを終了する。また、Tdは保温下限温度(追い焚き開始温度)であり、浴槽の水温が所定温度Td以下であれば風呂追い焚きを開始する。
さらに、浴槽の水温を検出するために、一定時間T1間隔ごとに浴槽温度検出運転を行う。浴槽温度検出運転では、図4の浴槽水ポンプ34aを一定時間T2運転させ、浴槽の温水を貯湯ユニット10a側に循環させ、戻り温度検出手段51aで浴槽の水温を検出する。このとき、浴槽水回路46aの長さが長い場合においても浴槽の水温を確実に検出できるように、浴槽水回路46aの所定長さと一定時間T2が設定される。
特許第5686073号公報
しかしながら、特許文献1による浴槽温度検出運転では、浴槽と貯湯ユニット10a間の浴槽水回路46aの長さとは無関係に、浴槽水ポンプ34aを一定時間運転させて浴槽の水温を検出する。
特に冬のように外気温度が低い場合には、室外に設置されている貯湯ユニット10aに接続されている浴槽水回路46aは冷却され、その配管内部の水も冷却される。
これによって、浴槽温度検出運転のときに、戻り温度検出手段51aが浴槽の水温を検出した後においても、浴槽水ポンプ34aは運転継続され、この冷却された水が浴槽水回路46aを循環するため、冷却された水が高温の浴槽に流入し続ける。
その結果、浴槽の水温の低下が発生し、浴槽水加熱回数の増加によりエネルギー効率が低下するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、浴槽温度検出運転において、浴槽の水温を検出した場合は、浴槽水ポンプを停止させ、浴槽水ポンプの運転時間を短くして、エネルギー効率向上を図った給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯機は、浴槽、前記浴槽の湯水を循環させる浴槽水ポンプ、及び前記浴槽の前記湯水を加熱する風呂熱交換器が水配管により順次環状に接続された浴槽水回路と、前記浴槽から前記浴槽水ポンプまでの前記水配管を流れる前記湯水の温度を検出する戻り温度検出手段とを備え、前記戻り温度検出手段で検出される前記水温が、前記浴槽水ポンプを動作させてから推定浴槽水温に到達するまでの時間が短くなるほど、前記浴槽水ポンプの運転時間を短くするものである。
これによって、浴槽水ポンプが運転を開始した場合、浴槽水は浴槽から風呂熱交換器に向かって、浴槽水回路を循環する。その結果、浴槽水回路の長さが短いほど、浴槽水ポンプ運転開始後から短時間で、浴槽水温を検出できる。
本発明の給湯機は、浴槽水ポンプが運転を開始した場合、浴槽水回路の長さが短いほど、浴槽水ポンプ運転開始後から短時間で、浴槽水温を検出可能なことにより、浴槽水温を検出直後に浴槽水ポンプの運転を停止できる。
その結果、浴槽水回路の長さが短い場合は、浴槽水回路の長さが長い場合と比べ、特に冬は低温の浴槽水回路の水が高温の浴槽へ流入し、浴槽の水温が低下することを抑制でき、浴槽水加熱回数低減、エネルギー効率向上が可能となる。
本発明の一実施の形態における給湯機の概略構成図 本発明の実施の形態における浴槽水温の特性図 本発明の実施の形態における浴槽水ポンプの動作と戻り温度の特性図 従来の給湯機の概略構成図 従来の給湯機の浴槽水温の特性図
第1の発明は、浴槽、前記浴槽の湯水を循環させる浴槽水ポンプ、及び前記浴槽の前記湯水を加熱する風呂熱交換器が水配管により順次環状に接続された浴槽水回路と、前記浴槽から前記浴槽水ポンプまでの前記水配管を流れる前記湯水の温度を検出する戻り温度検出手段とを備え、前記浴槽水ポンプを動作させてから、前記戻り温度検出手段で検出される前記水温が、推定浴槽水温に到達するまでの時間が短くなるほど、前記浴槽水ポンプの運転時間を短くする。
また、第2の発明は、第1の発明において、所定の待機時間が経過すると、前記浴槽水ポンプを湯温検出時間だけ動作させる制御装置を備え、前記制御装置では、前記待機時間及び前記待機時間の開始前に検出した前記水温から前記推定浴槽水温を推定し、前記戻り温度検出手段で前記推定浴槽水温を検出すると前記湯温検出時間を終了させる。
このことにより、以下の作用が生じる。
浴槽水ポンプが運転を開始した場合、浴槽水は浴槽から風呂熱交換器に向かって、浴槽水回路を循環する。その結果、浴槽水回路の長さが短いほど、浴槽水ポンプ運転開始後から短時間で、浴槽水温を検出できる。従って、浴槽水回路の長さが短い場合には、浴槽水温を検出直後に浴槽水ポンプの運転を停止できる。
この作用により、浴槽水回路の長さが短い場合は、浴槽水回路の長さが長い場合と比べ、特に冬は低温の浴槽水回路の水が高温の浴槽へ流入し、浴槽の水温が低下することを抑制でき、浴槽水加熱回数低減、エネルギー効率向上が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態における給湯機の構成図である。
図1において、本実施の形態の給湯機1Aは、加熱手段のヒートポンプユニット21と貯湯ユニット27とを備えている。貯湯ユニット27内に配設している貯湯槽28内に貯える高温水を、ヒートポンプユニット21が生成している。
なお、本実施の形態では加熱手段としてヒートポンプを用いているが、これに限定されることなく、例えば、貯湯槽28内に電気ヒーターを内設して加熱する形態であってもよい。
次に、ヒートポンプユニット21の構成について説明する。ヒートポンプユニット21は、圧縮機22、放熱器23、膨張手段24及び蒸発器25が冷媒配管により環状に接続されて冷媒回路26が構成されている。
冷媒としては、例えば、R407C等の非共沸混合冷媒、R410A等の擬似共沸混合冷媒、または二酸化炭素等の単一冷媒等を用いることができる。
また、ヒートポンプユニット21では、圧縮機22で圧縮された冷媒は、放熱器23で放熱し、膨張手段24で減圧された後、蒸発器25で空気から熱を吸収し、ガス状態で再び圧縮機22に吸入される。
なお、圧縮機22及び膨張手段24は、圧縮機22の吐出側に設けたサーミスタ(図示せず)で検出される吐出冷媒の温度が予め設定された温度を維持するように制御される。
また、貯湯槽28内の湯水は、循環ポンプ37が運転することで、放熱器23に流入し、冷媒と熱交換を行い、再び貯湯槽28に戻り、積層状態で貯湯槽28の上部に高温水が貯えられる。
次に、貯湯ユニット27の構成について説明する。
貯湯ユニット27は前述した通り貯湯槽28を有しており、貯湯槽28の底部には給水源から低温水を供給するための給水配管29が接続されており、常時給水圧が貯湯槽28にかかっている。
また、貯湯槽28の上方部には貯湯槽28内の高温水を流出するための出湯管30が接続されており、高温水と給水源からの低温水とを混合する混合弁32を介して給湯端末等へ高温水を供給可能に構成している。
次に、追い焚き回路31及び浴槽水回路41について説明する。
本実施の形態では、浴槽42内の湯水(浴槽水)と、貯湯槽28内の高温水とが、風呂加熱手段である風呂熱交換器33にて熱交換し、浴槽42内の浴槽水を追い焚きする追い焚き機能を有している。
そのため、風呂熱交換器33の高温側回路、追い焚きポンプ34、貯湯槽28が水配管により順次接続されて追い焚き回路31が構成されている。追い焚きポンプ34が運転することによって、貯湯槽28内の高温水が風呂熱交換器33の高温側回路へ搬送され、熱交換した後の温水が貯湯槽28の下方部へ戻される。
そして、浴槽42、浴槽へ給水された浴槽水を循環させる浴槽水ポンプ40、浴槽水を加熱する風呂熱交換器33が水配管により順次環状に接続された浴槽水回路41が構成されている。浴槽水ポンプ40が運転することによって、浴槽42内の浴槽水が風呂熱交換器33の低温側回路へ搬送され、熱交換した後の高温水が浴槽42へ戻される。
このとき、浴槽42と浴槽水ポンプ40の間に配設される戻り温度検出手段44は、浴槽42から風呂熱交換器33の低温側回路へ搬送される浴槽42の水温を検出する。一方、熱交換後に、風呂熱交換器33の低温側回路から浴槽42へ搬送される高温水の温度は、風呂熱交換器33の低温側回路の下流に配設されている追い焚き温度検出手段43にて検出される。
注湯回路11は、貯湯槽28の高温水を、浴槽水回路41を経由して浴槽42へ搬送し、湯張りを行う回路である。注湯回路11には、貯湯槽28の高温水と給水源からの低温水とを混合する浴槽水混合弁39、混合後に流出した温水の温度を検出する注湯温度検出手段35、及び注湯回路11の回路の開閉を行う浴槽水注湯弁36を順に備える。
また、浴槽42が配設されている浴室には、給湯機1Aの操作を行うことができる操作手段であり、浴槽42内の浴槽水の保温温度を設定する温度設定手段であるリモコン装置51が設置され、リモコン装置51を操作して、浴槽42の水温設定や風呂への湯張り、また設置工事後の試運転操作等を行う。
また、本実施の形態の給湯機1Aには、検出手段やリモコン装置51からの情報を受け取って判定し、各制御機器に命令する制御装置50も有している。制御装置50はマイコン及びその電子制御部品で構成され、貯湯ユニット27を構成する機器(追い焚きポンプ34や浴槽水ポンプ40など)に命令を送っている。
そして、制御装置50では、風呂への湯張り終了時や追い焚き終了時からの経過時間(待機時間)を考慮して、現在の浴槽42の水温を推定する機能を備えている。浴槽水ポンプ40が運転し、戻り温度検出手段44の検出水温が、推定浴槽水温(例えば、推定された浴槽42の水温−1K)になった場合、制御装置50は、浴槽水が戻り温度検出手段44に到達したと判定する。
すなわち、制御装置50は、所定の待機時間が経過すると、浴槽水ポンプを湯温検出時間だけ動作させるが、待機時間及びこの待機時間の開始前に検出した水温から推定浴槽水温を推定し、戻り温度検出手段44で推定浴槽水温を検出すると湯温検出時間を終了させて浴槽水ポンプ40を停止する。なお、待機時間は一定値とした所定時間△Lに限られるものではない。
以上のように構成された給湯機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、湯張り運転について説明する。使用者がリモコン装置51を操作し湯張り運転を開始するか、もしくは予め湯張り運転の予約をしていた場合には、設定した時刻になると湯張り運転が開始される。湯張り運転が開始されると、浴槽水注湯弁36が開弁し、貯湯槽28からの高温水が浴槽水混合弁39で設定温度となるように混合され、浴槽42へ供給される。
なお、湯張り運転時において、浴槽水注湯弁36で混合される浴槽42の水温は、リモコン装置51で設定した温水の温度よりも、数度高い温度としてもよい。これは浴槽水注湯弁36で混合した温水が、浴槽42に行くまでの間の配管を流れるときに放熱してしまい、浴槽42に注湯されるときには温度低下が生じてしまう可能性があるからである。そのため、浴槽水注湯弁36で混合する湯水の温度を設定温度よりも高く設定しておくことで、配管での放熱を考慮した湯張り運転が可能となる。
また湯張り量は、注湯回路11にある流量センサ(図示せず)で検出し、設定した湯量を流量センサで検出すると、浴槽水注湯弁36が閉弁し、湯張り運転を終了する。
次に、浴槽42の温度を検出する浴槽温度検出運転について説明する。
湯張り運転終了後に、浴槽温度検出運転を行う。浴槽温度検出運転では、湯張り運転終了後から所定時間△Lが経過する毎に、浴槽水ポンプ40を運転させ、浴槽42内の浴槽水を浴槽水回路41に循環させて、戻り温度検出手段44で浴槽42内の浴槽42の水温を検出する。例えば、所定時間△Lを15分に設定しておくと、湯張り運転終了後から15分毎に浴槽水ポンプ40が運転されて温度検出を行う。
ここで、所定時間△Lが経過後に浴槽水ポンプ40を所定時間△W(例えば、45秒)の間運転させて、浴槽42内の浴槽42の水温を検出した結果、浴槽42内の浴槽42の水温が所定温度Td(追い焚き開始温度)以下になった場合、追い焚き運転を開始する。つまり、追い焚きポンプ34及び浴槽水ポンプ40が運転され、風呂熱交換器33にて貯湯槽28内の高温水と、浴槽42内の浴槽水とが熱交換を行い、浴槽42内の浴槽水の追い焚きが行われる。そして、浴槽42内の浴槽42の水温が設定温度Tu(追い焚き終了温度)になった場合に追い焚き運転が停止し、追い焚き運転完了となる。
図2は、浴槽温度検出運転における浴槽水温の特性図である。図2の従来特性に示すように、追い焚き運転終了後、第1回目の所定時間△Lが経過した場合、まず浴槽水ポンプ40を所定時間△W運転させて、浴槽42内の浴槽42の水温を検出する。このとき、浴槽42内の浴槽42の水温がまだ所定温度Tdを下回っていないので、更に第2回目の所定時間△Lが経過した後に、再度浴槽水ポンプ40を運転させて、浴槽42内の浴槽42の水温を検出する。
その結果、今回は所定温度Tdを下回っているので、追い焚きポンプ34の運転も開始させ、追い焚きポンプ34及び浴槽水ポンプ40の運転により、浴槽42内の浴槽水の追い焚き運転を開始する。
そして、浴槽42内の浴槽42の水温が設定温度Tuになった場合、焚き運転を終了する。
これに対して、図2の本発明特性に示すように、追い焚き運転終了後、第1回目の所定時間△Lが経過した場合、浴槽水ポンプ40を運転し、戻り温度検出手段44で推定浴槽水温を検出すると湯温検出時間を終了して浴槽水ポンプを停止する。図2では、湯温検出時間が所定時間△Wより短い運転時間△Wbであることを示している。
図3は、浴槽水ポンプの動作と戻り温度検出手段での戻り温度の特性である。
図3(a)では、浴槽水回路41において、浴槽水ポンプ40の動作、及び、戻り温度検出手段44における浴槽42の戻り温度を示している。特に冬のように外気温度が低い場合、かつ浴槽水ポンプ40が停止している場合には、室外に設置されている貯湯ユニット27内の戻り温度検出手段44での水温Tpは、周囲外気への放熱によって、室内に設置されている浴槽42の所定温度Tbより低い温度になっている(Tp<Tb)。
ここで、時刻toに浴槽水ポンプ40が運転を開始した場合、浴槽水は浴槽42から風呂熱交換器33に向かって、浴槽水回路41を循環する。時刻toから、浴槽42からの浴槽水が戻り温度検出手段44に到達する時間△t(戻り温度検出時間)後に、温度の高い浴槽水が、浴槽42から戻り温度検出手段44に到達した場合、戻り温度検出手段44では浴槽水温が水温Tpから所定温度Tbへの変化を検出する。
このとき、戻り温度検出時間△tは、浴槽水回路41が長配管の場合(△t2)と比べ、短配管の場合(△t1)の方が、短くなる(△t1<△t2)。つまり、浴槽水回路41の長さが短いほど、浴槽水ポンプ40の運転開始後から短時間で、浴槽水温を検出できる。
図3(b)は、浴槽水ポンプ40の運転時間△Wと、戻り温度検出時間△tとの関係を示している。従来は、浴槽水ポンプ40の運転時間は所定時間△Wo(例えば45秒)が設定されていた。従って、戻り温度検出手段44での戻り温度検出時間△tとは無関係に、浴槽水ポンプ40は所定時間△Woだけ運転する。
これに対し、本発明では、戻り温度検出手段44の検出水温が、略浴槽水温に到達する時間△tが短くなるほど、浴槽水ポンプ40の運転時間△Wを短くする。つまり、浴槽水回路41の長さが短いほど、浴槽水ポンプ40運転開始後から短時間で浴槽水温を検出できるため、浴槽水回路41の長さが短い場合には、浴槽水温を検出直後に浴槽水ポンプ40の運転を停止できる。
これらの作用により、図2において、浴槽水回路41の長さが短い場合には、従来特性の浴槽水ポンプ40の運転時間△Waを、本発明特性の運転時間△Wbにすることができる。つまり、浴槽水回路41の長さが短い場合は、浴槽水回路41の長さが長い場合と比べ、特に冬は低温の浴槽水回路41の水が高温の浴槽42へ流入し、浴槽42の水温が低下することを抑制でき、浴槽水加熱回数低減、エネルギー効率向上が可能となる。
以上のように、本実施の形態においては、浴槽水回路41中に、浴槽42と浴槽水ポンプ40の間に配設され水温を検出する戻り温度検出手段44を備え、戻り温度検出手段44の検出水温が、略浴槽水温に到達する時間が短くなるほど、浴槽水ポンプ40の運転時間を短くする。
これによって、浴槽水ポンプ40が運転を開始した場合、浴槽水は浴槽42から風呂熱交換器33に向かって、浴槽水回路41を循環する。その結果、浴槽水回路41の長さが短いほど、浴槽水ポンプ40運転開始後から短時間で、浴槽水温を検出できる。従って、浴槽水回路41の長さが短い場合には、浴槽水温を検出直後に浴槽水ポンプ40の運転を停止できる。
これらの作用により、浴槽水回路41の長さが短い場合は、浴槽水回路41の長さが長い場合と比べ、特に冬は低温の浴槽水回路41の水が高温の浴槽42へ流入し、浴槽42の水温が低下することを抑制でき、浴槽水加熱回数低減、エネルギー効率向上が可能となる。
本発明は、保温のための浴槽水加熱回数低減やエネルギー効率向上が可能なため、生成した湯水を即時利用する瞬間加熱式の燃焼式給湯機から、生成した湯水を貯湯槽に貯める貯湯式ヒートポンプ給湯機や電気温水器などの各種給湯機に特に有用である。
1A 給湯機
11 注湯回路
21 ヒートポンプユニット
22 圧縮機
23 放熱器
24 膨張手段
25 蒸発器
26 冷媒回路
27 貯湯ユニット
28 貯湯槽
29 給水配管
30 出湯管
31 追い焚き回路
32 混合弁
33 風呂熱交換器
34 追い焚きポンプ
35 注湯温度検出手段
36 浴槽水注湯弁
37 循環ポンプ
39 浴槽水混合弁
40 浴槽水ポンプ
41 浴槽水回路
42 浴槽
43 追い焚き温度検出手段
44 戻り温度検出手段
50 制御装置
51 リモコン装置

Claims (2)

  1. 浴槽、前記浴槽の湯水を循環させる浴槽水ポンプ、及び前記浴槽前記の湯水を加熱する風呂熱交換器が水配管により順次環状に接続された浴槽水回路と、
    前記浴槽から前記浴槽水ポンプまでの前記水配管を流れる前記湯水の温度を検出する戻り温度検出手段と
    を備え、
    前記戻り温度検出手段で検出される前記水温が、前記浴槽水ポンプを動作させてから推定浴槽水温に到達するまでの時間が短くなるほど、前記浴槽水ポンプの運転時間を短くする
    ことを特徴とする給湯機。
  2. 所定の待機時間が経過すると、前記浴槽水ポンプを湯温検出時間だけ動作させる制御装置を備え、
    前記制御装置では、
    前記待機時間及び前記待機時間の開始前に検出した前記水温から前記推定浴槽水温を推定し、
    前記戻り温度検出手段で前記推定浴槽水温を検出すると前記湯温検出時間を終了させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の給湯機。
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