JP2019089506A - 車両用の排気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペースに配置可能であり、かつ浄化装置内の触媒をより活性化し易い車両用の排気構造を提供する。【解決手段】車両用の排気構造は、車両の前後方向に延びる一対のサイドフレームと、前後方向に沿ったクランク軸を有し、一対のサイドフレームどうしの間に設けられたエンジンと、エンジンに連結され、クランク軸と同軸上の入力軸を有する変速機と、エンジンからの排気ガスを放出する排気管と、を備える。排気管は、第1触媒を収容する第1触媒ケースと、第2触媒を収容する第2触媒ケースと、を有する。第1触媒ケースと第2触媒ケースは、前後方向に沿って並んでいる。第1触媒ケース及び第2触媒ケースは、変速機の入力軸よりも上方又は下方にずれて配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、エンジンからの排気ガスを放出する車両用の排気構造に関する。
車両に搭載されたエンジンは、排気ガスを放出するための排気構造を有する(特許文献1)。排気構造は、例えば、排気ガスを浄化する触媒を収容する触媒ケースや、消音器(マフラー)のような複数の装置を含む。特許文献1に記載された排気構造では、排気ガスは、エンジンから、排気ガスを浄化する触媒コンバータ(触媒ケース)、排気微粒子除去装置、消音器をこの順位に経て、車両の後方へ排出される。
特開2005−155440号
エンジンには多数の設備が取り付けられているため、特許文献1に記載されているように、取付スペースの観点から、触媒コンバータが排気系に設置されることがある。また、排気ガスをより浄化させるため、排気系に触媒ケースを直列に複数並んで設けることも考えられる。
しかしながら、取付スペースの観点から、複数の触媒ケースの設置位置には制約が生じる。その一方で、触媒ケース内の触媒の活性化という観点から、エンジンの運転中に、触媒ケースは比較的高温に維持されることが望ましい。
したがって、省スペースに配置することが可能であり、かつ排気構造内の触媒をより活性化し易い車両用の排気構造が望まれる。
一態様に係る車両用の排気構造は、車両の前後方向に延びる一対のサイドフレームと、前記前後方向に沿ったクランク軸を有し、前記一対のサイドフレームどうしの間に設けられたエンジンと、前記エンジンに連結され、前記クランク軸と同軸上の入力軸を有する変速機と、前記エンジンからの排気ガスを放出する排気管と、を備え、前記排気管は、第1触媒を収容する第1触媒ケースと、第2触媒を収容する第2触媒ケースと、を有し、前記第1触媒ケースと前記第2触媒ケースは、前記前後方向に沿って並んでおり、前記第1触媒ケース及び前記第2触媒ケースは、前記入力軸よりも上方又は下方にずれて配置されている。
第1触媒ケース及び第2触媒ケースは、変速機の入力軸よりも上方又は下方にずれて配置されているため、第1触媒ケース及び第2触媒ケースをより変速機に近い位置に配置することができる。これにより、第1触媒ケース及び第2触媒ケースは、変速機からの熱を受けるため、エンジンの動作中に比較的高温に保たれ易い。したがって、省スペースに配置可能であり、かつ第1触媒ケース及び第2触媒ケース内の触媒をより活性化し易い車両用の排気構造が実現可能となる。第1触媒ケース及び第2触媒ケースが変速機に近い位置に配置されると、エンジンのクランク軸、すなわち変速機の入力軸を中心とした揺動(振動)に対する第1触媒ケース及び第2触媒ケースの振れ幅が小さくなる。そのため、排気構造の耐久性を向上させることもできる。
図1は、一実施形態に係る車両の外観図である。 図2は、デッキが取り外された車両の部分的上面図である。 図3は、デッキが取り外された車両の部分的側面図である。 図4は、エンジン、変速機、排気構造付近の拡大上面図である。 図5は、エンジン、変速機、排気構造付近の拡大側面図である。 図6は、図4のA−A方向矢視断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。本文中の「上」、「下」、「前」、「後」、「左」及び「右」は、車両に搭乗した運転者から見た方向である。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがあることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略することがある。
図1は、一実施形態に係る車両の外観図である。図2は、デッキが取り外された車両の部分的上面図である。図3は、デッキが取り外された車両の部分的側面図である。図4は、エンジン1、変速機6、排気構造付近の拡大上面図である。図5は、エンジン1、変速機6、排気構造付近の拡大側面図である。図6は、図4のA−A方向矢視断面図である。
図1、2、3において、車両100は、キャビン110と、一対のサイドフレーム11,12と、一対のサイドフレーム11,12上に設けられたデッキ120と、を有していてよい。キャビン110は、乗員を収容する室である。一対のサイドフレーム11,12は、車両100の前後方向に延びている。一対のサイドフレーム11,12は、左右方向に延びるクロスメンバによって互いに連結されていてよい。
車両100は、エンジン1と、変速機6と、エンジン1からの排気ガスを放出する排気管20と、を備えている。エンジン1は、前後方向に沿ったクランク軸62を有し、一対のサイドフレーム11,12どうしの間に設けられている。エンジン1と変速機6は、不図示の弾性部材を介して車体に懸架されていてよい。
本実施形態において、エンジン1は、車両100の前部に設けられている。エンジン1は、燃料を燃焼させて動力を取り出す内燃機関であってよい。本実施形態では、内燃機関は、サイドフレーム11,12間に配置された直列4気筒エンジンであってよい。
エンジン1は、それぞれの気筒ごとに、不図示の吸気口及び不図示の排気口を有する。吸気口は、エンジン1の燃焼室に空気を導入するためのポートであり、吸気マニホールド5と連結されている。排気口は、燃焼室から排気ガスを排出するためのポートであり、排気管20を構成する排気マニホールド2と連結されている。吸気口と排気口は、不図示の気筒を挟んで互いに対向するように配置されていてよい。
本実施形態では、エンジン1は、排気ガスを放出する排気管20が取り付けられる取り付け面70を有している。取り付け面70は、斜め下方に向けられていることが好ましい。より具体的には、エンジン1は、吸気口が概ねの上方を向き、かつ排気口が概ね下方を向くように、配置される。
変速機6は、エンジン1に連結され、クランク軸62と同軸上の入力軸64を有する。また、変速機6は、入力軸64と平行で別軸に配置される不図示のカウンタ軸と、入力軸64と同軸上に離れて配置される不図示の出力軸と、を有していてよい。車両の前後方向における変速機6の前端部は、エンジン1と変速機6の合わせ面によって規定される。また、車両の前後方向における変速機6の後端部は、変速機6と後述するプロペラシャフト7の連結部によって規定される。
変速機6は入力軸64を中心とした円筒形状の変速機ケースを有していてよい。この場合、車両100の左右方向における変速機ケースの幅は、入力軸64と同じ高さ位置で最大となる。
車両100は、変速機6の出力軸と連結するプロペラシャフト7を有していてよい。プロペラシャフト7は、リヤデファレンシャル装置8と連結している。リヤデファレンシャル装置8に一対のドライブシャフト3が連結している。一対のドライブシャフト3は、左右の駆動輪とそれぞれ連結している。エンジン1、変速機6及びプロペラシャフト7は、この順に車両の前方から後方に向かって並んでいる。
エンジン1の動力は、変速機6の入力軸64に伝達する。入力軸64上の駆動ギヤとカウンタ軸上の従動ギヤとが噛合うことによってエンジン1の動力は、カウンタ軸に伝達する。さらに、カウンタ軸上の出力ギヤと出力軸上の入力ギヤとが噛合うことによって、変速機6の入力軸64に入力された動力は出力軸に伝達する。さらに、出力軸に伝達された動力は、プロペラシャフト7を介してリヤデファレンシャル装置8に伝達する。リヤデファレンシャル装置8に伝達した動力は、一対のドライブシャフト3を介して駆動輪に伝達する。これにより、駆動輪が回転し、車両100が走行する。
排気管20は、エンジン1に取り付けられた排気マニホールド2から、排気ガスを外気に排出する末端の配管までの排気ガスの通路を構成する部品である。排気管20は、エンジン1の取り付け面70から、変速機6の側方を通って前後方向に延びており、車両100の後方に排気ガスを放出する。
排気管20は、前述した排気マニホールド2、第1排気ガス浄化装置30、第2排気ガス浄化装置40及び消音器4を含んでいてよい。消音器4は、第1排気ガス浄化装置30及び第2排気ガス浄化装置40よりも下流に設けられていてよい。排気管20は、排気マニホールド2から消音器4までの間で、車体のいずれかの部分に懸架されている。
第1排気ガス浄化装置30及び第2排気ガス浄化装置40は、排気マニホールド2の下流側に設けられている。また、第2排気ガス浄化装置40は、第1排気ガス浄化装置30よりも下流側に設けられている。
第1排気ガス浄化装置30は、第1触媒33を収容する第1触媒ケース32を備えている。第2排気ガス浄化装置40は、第2触媒43を収容する第2触媒ケース42を備えている。
第1排気ガス浄化装置30は、第1触媒ケース32へ排気ガスを導入する第1入口管35と、第1触媒ケース32から排気ガスを導出する第1出口管36と、を有する。第1入口管35は、排気マニホールド2と連結されている。第1入口管35と排気マニホールド2との間の連結部は、概ねエンジン1の後端部付近に位置していてよい。
第2排気ガス浄化装置40は、第2触媒ケース42へ排気ガスを導入する第2入口管45と、第2触媒ケース42から排気ガスを導出する第2出口管46と、を有する。消音器4は、消音器4へ排気ガスを導入する第3入口管49を有する。第2入口管45は、第1出口管36と連結されている。第2出口管46は、第3入口管49を介して消音器4と接続されていてよい。
第1触媒33及び第2触媒43は、排気ガスの有害成分を無害成分に変化させる浄化機能を備えている。第1触媒33及び第2触媒43は、例えば、排気ガス中の一酸化炭素、炭化水素及び窒素酸化物のような成分を、二酸化炭素、水及び窒素のような成分に変化させる三元触媒であってよい。このような触媒は、一般的に、常温よりも高い温度により活性化することが知られている。一例として、前述した三元触媒は、例えば200℃〜300℃の温度で活性化する。したがって、エンジン1の動作中に第1触媒33及び第2触媒43を加温させることが望ましい。
図5において、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42は、車両の前後方向に沿って並んでおり、第1触媒ケース32及び第2触媒ケース42は、変速機6の入力軸64よりも上方又は下方にずれて配置されていることが好ましい。より好ましくは、第1触媒ケース32は、変速機6の入力軸64よりも上方にずれて配置されており、第2触媒ケース42は、変速機6の入力軸64よりも下方にずれて配置されている。具体的には、第1触媒ケース32の重心が、変速機6の入力軸64よりも上方に配置されており、第2触媒ケース42の重心が、変速機6の入力軸64よりも下方に配置されていてよい。
第1触媒ケース32及び第2触媒ケース42は、変速機6の入力軸64よりも上方又は下方にずれて配置されているため、変速機6が最大幅になる入力軸64と同じ高さ位置を避けることができ、第1触媒ケース32及び第2触媒ケース42をより変速機6に近い位置に配置することができる。これにより、第1触媒ケース32及び第2触媒ケース42は、変速機6からの熱を受けるため、エンジン1の動作中に比較的高温に保たれ易い。したがって、省スペースに配置することができ、かつ第1触媒ケース32及び第2触媒ケース42内の触媒をより活性化し易い車両用の排気構造を実現することができる。
さらに、エンジン1の動作中に、エンジン1はクランク軸62、すなわち変速機6の入力軸64を中心に揺動することが知られている。このエンジン1の揺動により、エンジン1に接続された部材も揺動する。第1触媒ケース32及び第2触媒ケース42が変速機6に近い位置に配置されると、揺動中心からの距離が短くなるため、エンジン1のクランク軸62、すなわち変速機6の入力軸64を中心とした揺動(振動)に対する第1触媒ケース32及び第2触媒ケース42の振れ幅が小さくなる。そのため、排気構造の耐久性を向上させることもできる。
また、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42が上下にずれて配置されていれば、第2触媒ケース42を前方に寄せて配置することができる。したがって、排気構造を省スペースに配置することができる。さらに、第2触媒ケース42をより変速機6に近い位置に配置することができる。そのため、第2触媒ケース42は、変速機6からの熱を受けやすくなり、エンジン1の動作中により高温に保たれ易い。
図5において、第1触媒ケース32の少なくとも一部と第2触媒ケース42の少なくとも一部は、前後方向に直交する左右方向から見て、変速機6と重なる範囲内に設けられていることが好ましい。これにより、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42は、変速機6からの熱を受けやすくなるため、エンジン1の動作中により高温に保たれ易い。
図6において、第1触媒ケース32の少なくとも一部と第2触媒ケース42の少なくとも一部は、前後方向から見て、エンジン1と重なる範囲内に設けられていることがより好ましい。これにより、車両100の走行中に、走行風が、エンジン1に遮られて、第1触媒ケース32及び第2触媒ケース42に当たり難くなるとともに、エンジン1からの放射熱が第1触媒ケース32及び第2触媒ケース42に当たり易くなる。したがって、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42は、エンジン1の動作中により高温に保たれ易い。
図4において、第1触媒ケース32は、第1触媒ケース32の下流側が第1触媒ケース32の上流側よりも入力軸に近くなるように傾斜していることがより好ましい。これにより、第1触媒ケース32を変速機6により近づけて配置することができる。したがって、第1触媒ケース32は、変速機6からの熱をより受けやすくなり、エンジン1の動作中により高温に保たれ易い。また、エンジン1のクランク軸62、すなわち変速機6の入力軸を中心とした揺動(振動)に対する第1触媒ケース32の振れ幅が小さくなり、排気構造の耐久性をより向上させることができる。
また、第1触媒ケース32の下流側が第1触媒ケース32の上流側よりも入力軸に近くなるように傾斜していることにより、第1出口管36が変速機6に近づくため、第1出口管36の下流側の第2触媒ケース42も変速機6に近づくことができる。これにより、第2触媒ケース42も変速機6からの熱を受けやすくなり、エンジン1の動作中により高温に保たれ易くなる。
図4において、排気管20は、保持部72を介して変速機6に保持されていることが好ましい。より好ましくは、保持部72は、金属のような熱伝導材料を含む。これにより、変速機6で発生した熱が保持部72を通って排気管20に伝わり易くなる。したがって、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42は、変速機6からの熱を受けやすくなり、エンジン1の動作中により高温に保たれ易くなる。
保持部72は、第1触媒ケース32の、第1触媒33と対向する位置に固定されている。より好ましくは、保持部72は、第1触媒ケース32の内の第1触媒33の最も下流側の部分と対向する位置に固定されている。これにより、変速機6で発生した熱は、保持部を通って、第1触媒ケース32の第1触媒33と対向する位置に伝わる。エンジン1の動作中に第1触媒33を高温に維持し易くなる。
また、第1触媒33の上流側の部分は高温の排気ガスに晒されるが、第1触媒33の下流側の部分は、第1触媒33の上流側の部分よりは比較的低温の排気ガスに晒される。そのため、熱を伝える保持部72を、第1触媒ケース32の内の第1触媒33の最も下流側の部分と対向する位置に固定させることで、第1触媒33を全体的に高温に維持され易くなる。
図5において、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42は、第1出口管36と第2入口管45とによって互いに連通しており、第1出口管36と第2入口管45の少なくとも一方は、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42との間の距離が、第1出口管36と第2入口管45の両方により規定される流路長よりも短くなるように、屈曲している。これにより、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42とを連結する管(第1出口管36及び第2入口管45)の長さを短くすることなく、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42との間の直線距離を短くすることができる。したがって、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42の両方を、左右方向から見て変速機6と重なる領域に配置し易くなる。
第1出口管36と第2入口管45とを接続する接続部は、第1フランジ51と、第2フランジ52と、第1フランジ51と第2フランジ52との間のシール部材38と、を有していてよい。シール部材38は、左右方向から見て入力軸64と重なる位置に配置されており、第1出口管36と第2入口管45とは、シール部材38を介して互いに揺動可能に構成されていることが好ましい。これにより、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42のそれぞれの入力軸64まわりの揺動が吸収され易く、いずれか一方に応力が集中することを抑制することができる。
特に、第1触媒ケース32は、排気マニホールド2を介してエンジン1に固定されており、第2触媒ケース42は、第2出口管46及び第3入口管49を介して消音器4に固定されている。そのため、第1触媒ケース32と第2触媒ケース42とが、互いに揺動可能に連結されていることで、排気構造の耐久性を向上させることができる。
また、第2出口管46と第3入口管49とを接続する接続部は、第1出口管36と第2入口管45とを接続する接続部と同様の機械的構造を有するものであってよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
上記態様によれば、省スペースに配置することが可能であり、かつ排気構造内の触媒をより活性化し易い車両用の排気構造を提供することができる。
1 エンジン
4 消音器
6 変速機
7 プロペラシャフト
11,12 サイドフレーム
20 排気管
30 第1排気ガス浄化装置
32 第1触媒ケース
33 第1触媒
38 シール部材
40 第2排気ガス浄化装置
42 第2触媒ケース
43 第2触媒
70 取り付け面

Claims (9)

  1. 車両用の排気構造であって、
    車両の前後方向に延びる一対のサイドフレームと、
    前記前後方向に沿ったクランク軸を有し、前記一対のサイドフレームどうしの間に設けられたエンジンと、
    前記エンジンに連結され、前記クランク軸と同軸上の入力軸を有する変速機と、
    前記エンジンからの排気ガスを放出する排気管と、を備え、
    前記排気管は、第1触媒を収容する第1触媒ケースと、第2触媒を収容する第2触媒ケースと、を有し、
    前記第1触媒ケースと前記第2触媒ケースは、前記前後方向に沿って並んでおり、
    前記第1触媒ケース及び前記第2触媒ケースは、前記入力軸よりも上方又は下方にずれて配置されている、車両用の排気構造。
  2. 前記第1触媒ケースは、前記入力軸よりも上方にずれて配置されており、
    前記第2触媒ケースは、前記入力軸よりも下方にずれて配置されている、請求項1に記載の車両用の排気構造。
  3. 前記第1触媒ケースの少なくとも一部と前記第2触媒ケースの少なくとも一部は、前記前後方向に直交する左右方向から見て、前記変速機と重なる範囲内に設けられている、請求項1又は2に記載の車両用の排気構造。
  4. 前記エンジンは、前記排気管が取り付けられる取り付け面を有し、
    前記取り付け面は、斜め下方に向けられており、
    前記第1触媒ケースの少なくとも一部と前記第2触媒ケースの少なくとも一部は、前記前後方向から見て、前記エンジンと重なる範囲内に設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用の排気構造。
  5. 前記第1触媒ケースは、前記第2触媒ケースよりも上流側に設けられており、
    前記第1触媒ケースは、前記第1触媒ケースの下流側が前記第1触媒ケースの上流側よりも前記入力軸に近くなるように傾斜している、請求項3に記載の車両用の排気構造。
  6. 前記排気管は、保持部を介して前記変速機に保持されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用の排気構造。
  7. 前記保持部は、前記第1触媒ケースの、前記第1触媒と対向する位置に固定されている、請求項6に記載の車両用の排気構造。
  8. 前記第1触媒ケースと前記第2触媒ケースは、第1出口管と第2入口管とによって互いに連通しており、
    前記第1出口管と前記第2入口管の少なくとも一方は、前記第1触媒ケースと前記第2触媒ケースとの間の距離が、前記第1出口管と前記第2入口管の両方により規定される流路長よりも短くなるように、屈曲している、請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用の排気構造。
  9. 前記第1出口管と前記第2入口管とを接続するシール部材を有し、
    前記シール部材は、前記左右方向から見て前記入力軸と重なる位置に配置されており、
    前記第1出口管と前記第2入口管とは、前記シール部材を介して互いに揺動可能に構成されている、請求項8に記載の車両用の排気構造。
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