JP2019089253A - 綴じ機構および綴じユニット - Google Patents

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Takamitsu Sunaoshi
貴光 砂押
高弘 小久保
Takahiro Kokubo
高弘 小久保
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Shunsuke Hattori
俊介 服部
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Kikuo Mizutani
企久夫 水谷
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Abstract

【課題】本体任意姿勢で粘着テープを確実に保持することができる綴じ機構および綴じユニットを提供することである。【解決手段】実施形態の綴じ機構は、ベース部と、テープ送り部と、テープ切断部と、テープ保持部と、テープ保持駆動部と、を持つ。テープ送り部は、前記ベース部に支持される。テープ送り部は、粘着テープを送り出す。テープ切断部は、前記ベース部に支持される。テープ切断部は、送り出された前記粘着テープを切断する。テープ保持部は、送り出された前記粘着テープを保持可能である。テープ保持部は、一対設けられる。テープ保持駆動部は、前記一対のテープ保持部を駆動する。テープ保持駆動部は、送り出された前記粘着テープを前記一対のテープ保持部で同時に保持する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、綴じ機構および綴じユニットに関する。
綴じ機構としては、用紙束の縁部を金属針のステイプラにより綴じる綴じ機構が主流である。
一方、用紙を傷つけない綴じ機構として、用紙束の縁部を粘着テープにより綴じる綴じ機構が知られている。例えば、綴じ機構は、画像形成装置に内蔵されたり、ハンディタイプに適用されたりする。綴じ機構は、任意の姿勢で用いられることが多い。
しかし、綴じ機構本体の姿勢によっては、粘着テープをしっかりと保持できない可能性がある。
特開2016−148018号公報 米国特許第5980676号明細書
本発明が解決しようとする課題は、本体任意姿勢で粘着テープを確実に保持することができる綴じ機構および綴じユニットを提供することである。
実施形態の綴じ機構は、ベース部と、テープ送り部と、テープ切断部と、テープ保持部と、テープ保持駆動部と、を持つ。テープ送り部は、前記ベース部に支持される。テープ送り部は、粘着テープを送り出す。テープ切断部は、前記ベース部に支持される。テープ切断部は、送り出された前記粘着テープを切断する。テープ保持部は、送り出された前記粘着テープを保持可能である。テープ保持部は、一対設けられる。テープ保持駆動部は、前記一対のテープ保持部を駆動する。テープ保持駆動部は、送り出された前記粘着テープを前記一対のテープ保持部で同時に保持する。
実施形態に係る綴じ機構を示す斜視図。 実施形態に係る綴じ機構の側面図。 実施形態に係るベース部の斜視図。 実施形態に係るテープ送り部の斜視図。 実施形態に係るテープ切断部の斜視図。 実施形態に係るテープ切断部を示す図。図6(a)は、実施形態に係るテープ切断部の上面図。図6(b)および図6(c)は、実施形態に係るテープ切断部の動作説明図。 実施形態に係るテープ保持部の斜視図。 実施形態に係るテープ保持駆動ベースの斜視図。 実施形態に係る上下駆動機構の斜視図。 実施形態に係る上下駆動機構を示す図。図10(a)は、実施形態に係る上下駆動機構の側面図。図10(b)および図10(c)は、実施形態に係る上下駆動機構の動作説明図。 実施形態に係る上下駆動機構の動作説明図。 実施形態に係る前後駆動機構の斜視図。 実施形態に係る前後駆動機構を示す図。図13(a)は、実施形態に係る前後駆動機構の側面図。図13(b)は、実施形態に係る前後駆動機構の動作説明図。 実施形態に係るテープ保持駆動部の上面図。 実施形態に係るテープ保持駆動部の下面図。 実施形態の第1変形例に係る綴じユニットの斜視図。 実施形態の第2変形例に係る綴じ機構の側面図。
以下、実施形態の綴じ機構を、図面を参照して説明する。なお、各図において、同一構成については同一の符号を付す。
綴じ機構1について説明する。
図1は、実施形態に係る綴じ機構1を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る綴じ機構1の側面図である。図1においては、ハンディタイプの綴じ機構1を示す。
図1に示すように、綴じ機構1は、グリップ2、レバー3,4、ベース部5、テープ送り部6(図2参照)、テープ切断部7、用紙ガイド12、カバーガイド13、テープ貼付部8、テープ保持部9およびテープ保持駆動部10を備える。
例えば、綴じ機構1は、不図示の画像形成装置にぶら下げて設置する。綴じ機構1は、画像形成装置と連動しない。綴じ機構1は、独立に使用される。綴じ機構1を用いることによって、任意のタイミングで不図示の用紙束(被綴じ部材)を粘着テープ15(テープ切片16、図2参照)で綴じることができる。
グリップ2について説明する。
グリップ2は、綴じ機構1の使用時に把持される。例えば、グリップ2は、ユーザーの一方の手で把持される。例えば、用紙束は、ユーザーの他方の手で把持される。グリップ2を片手で把持することによって、綴じ機構1を任意の姿勢で用いることができる。
図1においては、綴じ機構1を上下に起立させたときの姿勢を示す。以下の説明においては、上下方向(第1方向)のうち、グリップ2の側を下方、グリップ2とは反対側を上方として説明する。また、上下方向に直交する方向において、レバー3(第1レバー3)の側を前方とし、レバー3とは反対側を後方とする。また、上下方向および前後方向(第2方向)のそれぞれに直交する方向を左右方向(第3方向)とする。また、左右方向において、テープ保持部9の側を右方向とし、テープ保持部9とは反対側を左方向とする。
図3は、実施形態に係るベース部5の斜視図である。図3においては、ベース部5に加えてグリップ2等を示している。
図3に示すように、グリップ2は、グリップ本体20、リール支持部21、ベース接続部22および機構自重支え部23を備える。例えば、グリップ本体20、リール支持部21、ベース接続部22および機構自重支え部23は、同一の部材で一体に形成されている。
グリップ本体20は、ユーザーが握ることができる形状を有する。グリップ本体20は、上側ほど前方に位置するように僅かに傾斜する柱状をなしている。
リール支持部21は、テープリール64(図2参照)を支持する。リール支持部21は、グリップ本体20の上端から上方に突出している。リール支持部21には、左右方向に開口する円形の貫通孔21h(以下「円孔21h」ともいう。)が設けられている。
ベース接続部22は、ベース部5を接続する。ベース接続部22は、リール支持部21の前上部から上方に延出している。
機構自重支え部23は、ユーザーがグリップ本体20を把持したときに、綴じ機構1の自重を手元で支えることが可能とする。機構自重支え部23は、グリップ本体20の上端部から後方に突出している。
レバー3,4について説明する。
図4は、実施形態に係るテープ送り部6の斜視図である。図5は、実施形態に係るテープ切断部7の斜視図である。図4においては、テープ送り部6に加えて第2レバー4等を示している。図5においては、テープ切断部7に加えて第1レバー3等を示している。
レバー3,4は、綴じ機構1の使用時にユーザーが指等で操作する操作部である。レバー3,4は、グリップ2から離反する方向に付勢されている。レバー3,4は、グリップ2に接近する方向に移動可能である。レバー3,4は、前後に一対設けられている。一対のレバー3,4は、第1レバー3と、第2レバー4と、である。
図5に示すように、第1レバー3は、グリップ2の前方に位置する。第1レバー3は、前側ほど下方に位置するように傾斜して上下に延びている。第1レバー3は、第1レバー本体30および第1レバー連結部31を備える。第1レバー3は、上下駆動機構120(第1駆動機構、図9参照)への動作を入力可能な第1動作入力部として機能する。
第1レバー本体30は、第1レバー3の操作時にユーザーの指等が当接する。第1レバー本体30は、左右方向に短手を有する長方形板状をなしている。
第1レバー連結部31は、第1レバー3を回動可能に支持する。第1レバー連結部31は、第1レバー3の上端部に位置する。第1レバー連結部31には、左右方向に開口する貫通孔31h(以下「第1レバー軸孔31h」ともいう。図9参照)が設けられている。例えば、第1レバー軸孔31hには、不図示の軸受が設けられている。
以下、第1レバー軸孔31hの軸線を「第1軸線」ともいう。第1レバー3は、第1軸線の回りに回動可能とされている。第1軸線を有する軸部(仮想軸)は、テープ切断部7および上下駆動機構120(テープ保持駆動部10、図9参照)への動作を入力可能な動作入力軸として機能する。
図2に示すように、第2レバー4は、前側ほど下方に位置するように、第1レバー3よりも緩やかに傾斜して上下に延びている。図4に示すように、第2レバー4は、第2レバー本体40および第2レバー連結部41を備える。第2レバー4は、テープ保持駆動部10における前後駆動機構130(第2駆動機構、図12参照)への動作を入力可能な第2動作入力部として機能する。
第2レバー本体40は、第2レバー4の操作時にユーザーの指等が当接する。図2に示すように、第2レバー本体40は、第1レバー本体30とグリップ本体20との前後間に位置する。第2レバー本体40は、下側ほど前後幅が小さくなるように延在する板状をなしている。
図4に示すように、第2レバー連結部41は、第2レバー4を回動可能に支持する。第2レバー連結部41は、第2レバー4の上端部に位置する。第2レバー連結部41には、左右方向に延在する軸42(以下「第2レバー軸42」ともいう。)が連結されている。
以下、第2レバー軸42の軸線を「第2軸線」ともいう。第2レバー4は、第2軸線の回りに回動可能とされている。第2レバー4および第2レバー軸42は、一体的に回動する。第2レバー軸42は、テープ送り部6および前後駆動機構130(テープ保持駆動部10、図12参照)への動作を入力可能な動作入力軸として機能する。
第2軸線は、第1軸線と同一軸上に位置する。すなわち、テープ送り部6、テープ切断部7およびテープ保持駆動部10は、互いに同一軸上に位置する動作入力軸を備える。
ベース部5について説明する。
図3に示すように、ベース部5は、綴じ機構1の構成要素を支持する基台である。ベース部5は、グリップ2に固定されている。
ベース部5は、ベースブロック50およびマット台55を備える。
ベースブロック50は、グリップ2におけるベース接続部22に接続されている。ベースブロック50は、上下に延在するブロック状をなしている。ベースブロック50には、4つの軸受部51〜54が設けられている。
各軸受部51〜54は、ベースブロック50を左右方向に開口する貫通孔(軸孔)にベアリングが設けられた部分である。4つの軸受部51〜54は、上下に間隔をあけて配置されている。以下、4つの軸受部51〜54を下側から順に「第1軸受部51」、「第2軸受部52」、「第3軸受部53」、「第4軸受部54」ということがある。
マット台55には、カッターマット56が装着されている。マット台55は、ベースブロック50の上部に接続されている。マット台55は、ベースブロック50から右方に向けて延在している。
テープ送り部6について説明する。
図4に示すように、テープ送り部6は、ベース部5に支持されている。テープ送り部6は、第2レバー4に連動して粘着テープ15(図2参照)を送り出す。
図2に示すように、テープ送り部6は、テープ送りローラ60、テープ付勢ローラ61、付勢ローラ支持部材62、テープ送り力伝達機構63、テープリール64および剥離リール65を備える。
テープ送りローラ60は、マット台55の後方に位置する。テープ送りローラ60は、左右方向に延在する円柱状をなしている。以下、テープ送りローラ60の軸線を「送りローラ軸線」ともいう。テープ送りローラ60は、第2レバー4に連動して送りローラ軸線の回りに回動する。
テープ付勢ローラ61は、テープ送りローラ60の上方に位置する。テープ付勢ローラ61は、テープ送りローラ60と上下方向で対向する。テープ付勢ローラ61は、テープ送りローラ60に沿って左右に延在する円柱状をなしている。以下、テープ付勢ローラ61の軸線を「付勢ローラ軸線」ともいう。テープ付勢ローラ61は、テープ送りローラ60に従動して付勢ローラ軸線の回りに回動する。
付勢ローラ支持部材62は、テープ付勢ローラ61を付勢ローラ軸線の回りに回動可能に支持する。付勢ローラ支持部材62は、テープ付勢ローラ61をテープ送りローラ60に向けて付勢している。付勢ローラ支持部材62は、第4軸受部54(図3参照)に回動可能に支持されている。例えば、付勢ローラ支持部材62には、バネ等の付勢部材(不図示)が取り付けられている。
テープ送り力伝達機構63は、第2レバー4の回動による駆動力をテープ送りローラ60に伝達する。テープ送り力伝達機構63は、テープ送り部6とテープ切断部7とが連動する過程と連動しない過程とを切り替える連動切替機構として機能する。
図4に示すように、テープ送り力伝達機構63は、第1歯車63a、第2歯車63b、第3歯車63c、第4歯車63d、伝達中間軸63eおよびローラ軸63fを備える。
第1歯車63aは、ベースブロック50を挟んで第2レバー4とは反対側に位置する。第1歯車63aは、第2レバー軸42の右端部に固定されている。第1歯車63aは、第2レバー軸42とともに回動する。第2レバー軸42は、第2レバー軸線の回りに回動可能に第1軸受部51(図3参照)に支持されている。第2レバー軸42の左端部には、第2レバー連結部41が固定されている。
伝達中間軸63eは、第2レバー軸42に平行に左右方向に延在している。伝達中間軸63eは、第2レバー軸42の上方に位置する。以下、伝達中間軸63eの軸線を「伝達中間軸線」ともいう。伝達中間軸63eは、伝達中間軸線の回りに回動可能に第2軸受部52(図3参照)に支持されている。
第2歯車63bは、第1歯車63aに噛み合う。第2歯車63bは、伝達中間軸63eの右端部に固定されている。第2歯車63bは、伝達中間軸63eとともに回動する。
第3歯車63cは、ベースブロック50を挟んで第2歯車63bとは反対側に位置する。第3歯車63cは、伝達中間軸63eの左部に固定されている。第3歯車63cは、伝達中間軸63eとともに回動する。
ローラ軸63fは、第2レバー軸42に平行に左右方向に延在している。ローラ軸63fは、伝達中間軸63eの上方に位置する。以下、ローラ軸63fの軸線を「ローラ軸線」ともいう。ローラ軸線は、送りローラ軸線と同軸である。ローラ軸63fは、ローラ軸線の回りに回動可能に第3軸受部53(図3参照)に支持されている。テープ送りローラ60は、ローラ軸63fの右端部に固定されている。
第4歯車63dは、ベースブロック50を挟んでテープ送りローラ60とは反対側に位置する。第4歯車63dは、第3歯車63cに噛み合う。第4歯車63dは、クラッチ63gを介してローラ軸63fの左部に固定されている。
クラッチ63gは、ローラ軸線の回りの一方の方向のみに回動力を伝える。例えば、クラッチ63gは、ワンウエイクラッチである。
第4歯車63dが図4中矢印V1方向に回動したときに、第4歯車63dがクラッチ63gを介してローラ軸63fと連結されることで、ローラ軸63fに動力が伝わる。ローラ軸63fに動力が伝わると、テープ送りローラ60は、ローラ軸63fとともに矢印V1方向に回動する。すなわち、テープ送りローラ60は、グリップ2に接近する方向に第2レバー4を引いたときに回動する。一方、テープ送りローラ60は、グリップ2から離反する方向に第2レバー4を戻したときには回動しない。
図2に示すように、テープリール64は、帯状の粘着テープ15が券回された原反ロールを保持する。テープリール64は、左右方向に延在する円柱状をなしている。以下、テープリール64の軸線を「リール軸線」ともいう。テープリール64は、リール軸線の回りに回動可能にリール支持部21(図3参照)に支持されている。例えば、テープリール64の左端部は、不図示の軸受を介してリール支持部21の円孔21hに嵌合されている(図3参照)。
図2に示すように、粘着テープ15は、粘着層15a、保護フィルム15bおよび剥離フィルム15cを備える。保護フィルム15bは、粘着層15aの厚み方向の一方側を覆う。剥離フィルム15cは、保護フィルム15bとは反対側から粘着層15aを覆う。剥離フィルム15cは、粘着テープ15の使用前に粘着層15aから剥離される。剥離フィルム15cは、テープ付勢ローラ61を経て剥離リール65に巻き取られる。
テープ切断部7について説明する。
図5に示すように、テープ切断部7は、ベース部5に支持されている。テープ切断部7は、送り出された粘着テープ15(図2参照)を第1レバー3に連動して切断する。
テープ切断部7は、カッター送り機構70、カッターガイドベース75およびカット力伝達機構78を備える。
カッター送り機構70は、ロータリーカッター71、カッター支持ブラケット72、カッターガイドレール73およびカッターガイドブロック74を備える。
ロータリーカッター71は、円形の切断刃である。ロータリーカッター71は、送り出された粘着テープ15(図2参照)を左右方向に切断可能である。ロータリーカッター71の中心部には、前後方向に延在する軸71a(以下「カッター軸71a」ともいう。)が挿通されている。ロータリーカッター71は、カッター軸71aの回りに回転可能である。
カッター支持ブラケット72は、ブラケット本体72aおよびカッター取付プレート72bを備える。
ブラケット本体72aは、上下に厚みを有する板状をなしている。ブラケット本体72aは、カッターガイドブロック74に固定されている。
カッター取付プレート72bは、ブラケット本体72aの前端から下方に延出している。カッター取付プレート72bの下端部には、カッター軸71aが取り付けられている。
カッターガイドレール73は、左右方向に延在している。
カッターガイドブロック74は、カッターガイドレール73の延在方向に沿って移動可能にカッターガイドレール73に支持されている。
カッターガイドベース75は、テープ切断部7の構成要素を支持する基台である。カッターガイドベース75は、ベースブロック50の上端部に接続されている。カッターガイドベース75は、左右方向に延在している。カッターガイドベース75の左半部は、カッターガイドレール73を下方から支持している。カッターガイドベース75の右半部は、第1引張バネ78qの初期長さよりも長い。
カッターガイドベース75の左端部には、ストッパ76(図6参照)が設けられている。カッターガイドベース75の右端部には、バネ接続部77が設けられている。
カット力伝達機構78は、粘着テープ15の切断方向(右方向)とは反対方向(左方向)にカット力を溜める溜め動作を行う。カット力伝達機構78は、溜め動作の後、粘着テープ15の切断方向に前記カット力を作用させる切断動作を行う。カット力伝達機構78は、図2に示すテープ送り部6とテープ切断部7とが連動する過程と連動しない過程とを切り替える連動切替機構として機能する。
図5に示すように、カット力伝達機構78は、第5歯車78a、第6歯車78b、第7歯車78c、第8歯車78d、ワイヤプーリ78e、第1ワイヤ78f、第2ワイヤ78g(図6参照)、第1アイドラ78h、第2アイドラ78i、ワイヤ送りブロック78j、図6に示す移動ブロック78k、ブロック側第1プーリ78m、ブロック側第2プーリ78n、ブロック側アイドラ78p、第1付勢部材78qおよび第2付勢部材78rを備える。
図5に示すように、第5歯車78aは、第1レバー3の上端部(第1レバー連結部31)の左側部に固定されている。第5歯車78aは、第1レバー3とともに第1軸線の回りに回動する。
第6歯車78bは、第5歯車78aに噛み合う。第6歯車78bは、伝達中間軸線の回りに回動可能に、ベアリングを介して伝達中間軸63e(図4参照)に支持されている。
第7歯車78cは、第6歯車78bの左側に位置する。第7歯車78cは、第6歯車78bと異なる大きさを有する。第7歯車78cは、第6歯車78bと同軸に一体的に接続されている。第7歯車78cは、伝達中間軸線の回りに回動可能に、ベアリングを介して伝達中間軸63e(図4参照)に支持されている。第7歯車78cは、第6歯車78bとともに回動する。
第8歯車78dは、第7歯車78cに噛み合っている。第8歯車78dは、ローラ軸線の回りに回動可能に、ベアリングを介してローラ軸63f(図4参照)に支持されている。
ワイヤプーリ78eは、第8歯車78dの左側に位置する。ワイヤプーリ78eは、第8歯車78dと同軸に一体的に接続されている。ワイヤプーリ78eは、ローラ軸線の回りに回動可能に、ベアリングを介してローラ軸63f(図4参照)に支持されている。ワイヤプーリ78eは、第8歯車78dとともに回動する。
第1ワイヤ78fは、ワイヤプーリ78eとワイヤ送りブロック78jとを接続する。第1ワイヤ78fの第1端(一端)は、ワイヤプーリ78eに接続されている。第1ワイヤ78fの第2端(他端)は、ワイヤ送りブロック78jに接続されている。
図5中矢印V2方向にワイヤプーリ78eが回転すると、第1ワイヤ78fはワイヤプーリ78eに巻き取られる。すなわち、ワイヤプーリ78eは、第1レバー3をグリップ2に接近する方向に引いたときに、第1ワイヤ78fを巻き取る方向に回転する。
第1アイドラ78hおよび第2アイドラ78iは、カッターガイドベース75の左端部に取り付けられている。
第1アイドラ78hは、左右方向に平行な回転軸(以下「第1アイドラ軸」ともいう。)を有する。
第2アイドラ78iは、上下方向に平行な回転軸(以下「第2アイドラ軸」ともいう。)を有する。第1アイドラ軸と第2アイドラ軸とは、ねじれの位置にある。
ワイヤ送りブロック78jは、左右方向に長手を有する直方体状をなしている。図6(a)に示すように、ワイヤ送りブロック78jには、移動ブロック78k、ブロック側第2プーリ78nおよびブロック側アイドラ78pを収容する収容溝79が設けられている。以下、収容溝79にのうち移動ブロック78kを収容する部分を「移動ブロック案内溝79a」ともいう。移動ブロック案内溝79aは、左右方向に延在している。
移動ブロック78kは、左右方向に長手を有する直方体状をなしている。移動ブロック78kは、移動ブロック案内溝79aの延在方向に沿って左右方向に移動可能とされている。移動ブロック78kには、ブロック側第1プーリ78mが内蔵されている。
第1ワイヤ78fは、第1端側からワイヤプーリ78e(図5参照)、第1アイドラ78h、第2アイドラ78i、ブロック側第1プーリ78mの順に架け渡されている。
第2ワイヤ78gは、移動ブロック78kと第2付勢部材78rとを接続する。第2ワイヤ78gの第1端は、移動ブロック78kに接続されている。第2ワイヤ78gの第2端は、第2付勢部材78rに接続されている。第2ワイヤ78gは、第1端側からブロック側アイドラ78p、ブロック側第2プーリ78nの順に架け渡されている。
第1付勢部材78qは、左右方向に伸縮可能な引張コイルバネである。以下、第1付勢部材78qを「第1引張バネ78q」ともいう。第1引張バネ78qは、ワイヤ送りブロック78jとカッターガイドベース75とを接続する。第1引張バネ78qの第1端は、ワイヤ送りブロック78jに接続されている。第1引張バネ78qの第2端は、カッターガイドベース75の右端部におけるバネ接続部77に接続されている。
第2付勢部材78rは、左右方向に伸縮可能な引張コイルバネである。以下、第2付勢部材78rを「第2引張バネ78r」ともいう。第2引張バネ78rは、ワイヤ送りブロック78jと第2ワイヤ78gとを接続する。第2引張バネ78rの第1端は、ワイヤ送りブロック78jに接続されている。第2引張バネ78rの第2端は、第2ワイヤ78gの第2端に接続されている。
第1引張バネ78qと第2引張バネ78rとは、互いに異なるバネ定数を有する。実施形態において、第2引張バネ78rのバネ定数K2は、第1引張バネ78qのバネ定数K1よりも大きい(K2>K1)。すなわち、第2引張バネ78rは、第1引張バネ78qよりも硬い。
ロータリーカッター71の動作について説明する。
図6(a)は、第1レバー3をグリップ2に接近する方向に引く前の初期状態を示す。すなわち、図6(a)は、第1ワイヤ78fがワイヤプーリ78eから最も引き出されている状態を示す。
図6(b)は、第1レバー3を、グリップ2に接近する方向において第2レバー4の位置まで引いたときの状態を示す。以下、第1レバー3を第2レバー4の位置まで引く操作を「第1操作」ともいう(図2に示す矢印A1方向への操作)。
図6(c)は、第1レバー3を、グリップ2に接近する方向において第2レバー4の位置からグリップ2まで引いたときの状態を示す。以下、第1レバー3を第2レバー4の位置からグリップ2まで引く操作を「第2操作」ともいう(図2に示す矢印A2方向への操作)。
第1操作において、第1ワイヤ78fがワイヤプーリ78e(図5参照)に巻き取られると、第2引張バネ78rは第1引張バネ78qよりも硬いため、第1引張バネ78qは第2引張バネ78rよりも先に伸びる(図6(b)参照)。図6(b)に示すように、第1引張バネ78qが伸びると、カッターガイドブロック74は、カッターガイドレール73に沿って左側へ距離L1だけ移動する。カッターガイドブロック74は、左側へ距離L1だけ移動すると、ストッパ76に当接する。
第2操作では、移動ブロック78kが第1ワイヤ78fに引っ張られて、移動ブロック案内溝79aに沿って左側へ距離L2だけ移動する。第2操作を終えると、図6(c)の状態となる。図6(c)の状態では、第2引張バネ78rが伸ばされ、第1ワイヤ78fは距離L2の2倍だけワイヤプーリ78e(図5参照)に巻き取られている。
第1操作および第2操作によって、カット力伝達機構78の溜め動作を行うことができる。カット力伝達機構78は、粘着テープ15の切断方向とは反対方向に向けて、カット力としてバネの付勢力を溜める。
以下、第1レバー3をグリップ2から第2レバー4の位置まで戻す操作を「第3操作」、第1レバー3を第2レバー4の位置から元の位置(第1レバー3の初期状態の位置)まで戻す操作を「第4操作」ともいう。第3操作および第4操作は、グリップ2から離反する方向への操作である。第3操作は、図2に示す矢印A3方向への操作である。第4操作は、図2に示す矢印A4方向への操作である。
第3操作では、第2引張バネ78rの復元力が作用することによって、移動ブロック78kは図6(b)の位置に戻る。
第1操作によってカッターガイドブロック74はストッパ76に当接しているため、第2操作、第3操作時に第1レバー3を引いたとしても、ロータリーカッター71を図6(b)の位置で停止させておくことができる。
第4操作では、第1引張バネ78qの復元力が作用することによって、カッターガイドブロック74は、ストッパ76との当接位置から図6(a)の位置に戻る。図6(a)に示すように、カッターガイドブロック74が戻ることによって、ロータリーカッター71は、送り出された粘着テープ15(図2参照)を左右方向に切断する。
第4操作によって、カット力伝達機構78の切断動作を行うことができる。カット力伝達機構78は、粘着テープ15の切断方向に向けて、カット力としてバネの付勢力を作用させる。
用紙ガイド12について説明する。
図2に示すように、用紙ガイド12は、用紙束(不図示)をテープ貼付部8へ案内する。用紙ガイド12は、マット台55の前方に位置する。図1に示すように、用紙ガイド12は、下方を開放するU字状(逆U字状)をなしている。図2の側面視で、用紙ガイド12は、テープ貼付部8の側から上方に直線状に延びた後、前上方に屈曲して延びている。
カバーガイド13について説明する。
図2に示すように、カバーガイド13は、テープ貼付部8のカバー機能と、用紙束のガイド機能と、を兼ねる。
カバーガイド13は、用紙ガイド12の後方に位置する。カバーガイド13は、テープ貼付部8の前部を覆う。
用紙ガイド12とカバーガイド13とは、前後方向で対向する。用紙ガイド12とカバーガイド13との前後間は、用紙束の挿通経路を形成する。用紙束の挿通経路は、テープ貼付部8における第1ローラ81と第2ローラ82の間に向けて上下に直線状に延びている。
テープ貼付部8について説明する。
図2に示すように、テープ貼付部8は、テープ保持駆動ベース110に支持されている。テープ貼付部8は、切断された粘着テープ15(以下「テープ切片16」ともいう。)を用紙束に貼り付ける。
テープ貼付部8は、第1ローラ81、第2ローラ82およびローラ付勢支持部83を備える。
第1ローラ81および第2ローラ82は、それぞれ左右方向に延在する円柱状をなしている。第1ローラ81および第2ローラ82は、前後方向に対向する。
ローラ付勢支持部83は、第1ローラ81および第2ローラ82のそれぞれを回動可能に支持する。ローラ付勢支持部83は、第1ローラ81および第2ローラ82を互いに接近する方向に付勢する。
例えば、用紙束の縁部をテープ切片16とともに第1ローラ81と第2ローラ82との間に挿入する。すると、第1ローラ81と第2ローラ82とが用紙束に押され、ローラ付勢支持部83の付勢力に抗して互いに離反する方向に移動する。すなわち、第1ローラ81および第2ローラ82は、用紙束の縁部にテープ切片16を押し付ける。これにより、テープ切片16が用紙束の縁部に貼り付けることができる。
テープ保持部9について説明する。
図2に示すように、テープ保持部9は、送り出された粘着テープ15を保持可能である。図14に示すように、テープ保持部9は、左右に一対設けられている。左右一対のテープ保持部9は、前後に離反している。以下、一対のテープ保持部9のうち、右側に位置するテープ保持部9(以下「第1テープ保持部9A」ともいう。)について説明する。左側に位置するテープ保持部9(以下「第2テープ保持部9B」ともいう。)については、第1テープ保持部9Aと同様の構成を有するため、詳細な説明を省略する。
図7は、実施形態に係るテープ保持部9の斜視図である。
図7に示すように、第1テープ保持部9A(テープ保持部9)は、支柱91および保持板92を備える。
支柱91は、上下方向に延在する直方体状をなしている。支柱91の前面には、バネ上端係止部材93が取り付けられている。
保持板92は、支柱91の上端部に固定されている。保持板92は、支柱91の上端部から上方に起立した後、左右方向内側に向けて屈曲して延びるL字状をなしている。
保持板92は、前後に一対設けられている。一対の保持板92は、用紙束を挿通可能に離反している。一対の保持板92は、前後に間隔をあけて平行に配置されている。図14に示すように、一対のテープ保持部9は、互いの保持板92同士が重ならないよう常時前後に離反している。
テープ保持駆動部10について説明する。
図2に示すように、テープ保持駆動部10は、レバー3,4に連動して一対のテープ保持部9を駆動する。テープ保持駆動部10は、送り出された粘着テープ15を一対のテープ保持部9で同時に保持し、テープ貼付部8に提供する。
テープ保持駆動部10は、粘着テープ15を一対のテープ保持部9で押さえたときの粘着テープ15の保持部間でテープ切断部7が粘着テープ15を切断可能に一対のテープ保持部9を駆動する。テープ保持駆動部10は、一対のテープ保持部9を粘着テープ15の送り方向(前方向)に移動可能である。テープ保持駆動部10は、一対のテープ保持部9を上下方向および前後方向に移動可能である。テープ保持駆動部10は、一対のテープ保持部9を上下方向に交互に駆動し、一対のテープ保持部9を前後方向にすれ違うように駆動する。
図14に示すように、テープ保持駆動部10は、支持機構100、テープ保持駆動ベース110(図8参照)、上下駆動機構120(第1駆動機構、図9参照)および前後駆動機構130(第2駆動機構、図12参照)を備える。
支持機構100について説明する。
図14に示すように、支持機構100は、一対のテープ保持部9を支持する。支持機構100は、左右に一対設けられている。左右の支持機構100は、前後方向において異なる位置に配置されている。以下、一対の支持機構100のうち、右側に位置する支持機構100A(以下「第1支持機構100A」ともいう。)について説明する。左側に位置する支持機構100B(以下「第2支持機構100B」ともいう。)については、第1支持機構100Aと同様の構成を有するため、詳細な説明を省略する。
図7においては、第1テープ保持部9Aに加えて第1支持機構100Aを示している。
図7に示すように、第1支持機構100A(支持機構)は、テープ保持ブロック101、上下スライドガイド102、上下位置決めピン103、上下付勢部材104、ガイドピン105、前後スライダ106、前後付勢部材107、ラック108および磁石109を備える。
テープ保持ブロック101は、保持ブロック本体101aおよび保持柱101bを備える。
保持ブロック本体101aは、上下方向に厚みを有するブロック状をなしている。保持ブロック本体101aには、支柱91を挿通可能に上下に開口する貫通孔101h(以下「支柱挿通孔101h」ともいう。)が設けられている。保持ブロック本体101aの前部には、バネ前端係止爪101cが設けられている。
保持柱101bは、保持ブロック本体101aから上方に起立する柱状をなしている。保持柱101bの下部前面には、バネ下端係止片101dが設けられている。
上下スライドガイド102は、テープ保持ブロック101に対して支柱91を上下方向に案内する。上下スライドガイド102は、支柱91と保持柱101bとの間に設けられている。
上下位置決めピン103は、支柱91を所定の上下位置で止めるためのピンである。上下位置決めピン103は、支柱91から左右方向内側に向けて突出する円柱状をなしている。
上下付勢部材104は、テープ保持ブロック101に対して支柱91を下方へ付勢している。上下付勢部材104は、上下方向に伸縮可能な引張コイルバネである。以下、上下付勢部材104を「上下伸縮バネ104」ともいう。上下伸縮バネ104は、支柱91とテープ保持ブロック101とを接続する。上下伸縮バネ104の上端は、バネ上端係止部材93を介して支柱91に接続されている。上下伸縮バネ104の下端は、バネ下端係止片101dを介して保持柱101bに接続されている。
ガイドピン105は、テープ保持ブロック101に対して前後スライダ106を前後方向に案内する。ガイドピン105は、保持ブロック本体101aから上方に起立する円柱状をなしている。ガイドピン105は、前後に一対設けられている。
前後スライダ106は、テープ保持ブロック101に対して前後方向に移動可能である。前後スライダ106は、スライダ本体106aおよび上方突出部106bを備える。
スライダ本体106aは、上下方向に厚みを有する板状をなしている。スライダ本体106aには、ガイドピン105を挿通可能に上下に開口する貫通孔106h(以下「ピン孔106h」ともいう。)が設けられている。ピン孔106hは、前後方向に延在している。ピン孔106hは、前後スライダ106の前後方向の移動範囲を設定する。ピン孔106hは、前後に一対設けられている。スライダ本体106aの前端には、バネ後端係止爪106cが設けられている。
上方突出部106bは、スライダ本体106aから上方に突出している。上下突出部は、前後一対のピン孔106hの前後間に位置する。上方突出部106bは、上下位置決めピン103を下方から支持可能である。すなわち、上下位置決めピン103は、上方突出部106bの上面に乗ることができる。
前後付勢部材107は、テープ保持ブロック101に対して前後スライダ106を後方へ付勢している。前後付勢部材107は、前後方向に伸縮可能な圧縮コイルバネである。以下、前後付勢部材107を「前後伸縮バネ107」ともいう。前後伸縮バネ107は、前後スライダ106とテープ保持ブロック101とを接続する。前後伸縮バネ107の前端は、バネ前端係止爪101cを介して保持ブロック本体101aに接続されている。前後伸縮バネ107の後端は、バネ後端係止爪106cを介して前後スライダ106に接続されている。
ラック108は、ピニオン111(図14参照)に噛み合う。ラック108は、テープ保持ブロック101に取り付けられている。ラック108は、保持ブロック本体101aの左右方向内端下部に位置している。
磁石109は、テープ保持ブロック101に取り付けられている。磁石109は、保持ブロック本体101aの左右方向外側前端に位置している。磁石109は、円盤状をなしている。磁石109は、吸着板114(図8参照)と接触可能な接触面を有する。
テープ保持駆動ベース110について説明する。
図8は、実施形態に係るテープ保持駆動ベース110の斜視図である。
図8に示すように、テープ保持駆動ベース110は、テープ保持駆動部10の構成要素を支持する基台である。テープ保持駆動ベース110は、マット台55(図2参照)の下方に位置する。テープ保持駆動ベース110は、上下方向に厚みを有する板状をなしている。
テープ保持駆動ベース110には、テープ保持駆動ベース110を上下に貫通する貫通孔110hが設けられている。貫通孔110hは、ピニオン軸111aの左右に一対配置されている。貫通孔110hは、前後方向に長手を有する長方形状をなしている。以下、テープ保持駆動ベース110における貫通孔110hを「長方形孔110h」ともいう。長方形孔110hには、支柱91(図7参照)が挿通される。長方形孔110hは、支柱91の前後移動を許容する大きさとされている。
テープ保持駆動ベース110には、ピニオン軸111a、前後スライドガイド112、スライダストッパ113、吸着板114、バネ下端接続部材115、第1上下駆動軸受部116、第2上下駆動軸受部117、第3上下駆動軸受部118および前後駆動軸受部119が設けられている。
ピニオン軸111aは、テープ保持駆動ベース110の上面の中央部から上方に起立している。ピニオン軸111aは、ピニオン111(図14参照)を回動可能に支持する。図14に示すように、保持ブロック本体101a側のラック108と、テープ保持駆動ベース110側のピニオン111とで、ラックアンドピニオン機構が構成されている。
図8に示すように、前後スライドガイド112は、テープ保持駆動ベース110に対してテープ保持ブロック101(図7参照)を前後方向に案内する。前後スライドガイド112は、保持ブロック本体101a(図7参照)とテープ保持駆動ベース110との間に設けられている。前後スライドガイド112は、テープ保持駆動ベース110の左右方向両側に一対設けられている。
スライダストッパ113は、前後スライダ106(図7参照)の後方への移動を規制する。スライダストッパ113は、テープ保持駆動ベース110の後端から上方に起立している。図14に示すように、スライダストッパ113は、左右一対の前後スライダ106と接触可能な位置に設けられている。
図8に示すように、吸着板114は、磁石109(図7参照)の接触面に吸着可能である。吸着板114は、テープ保持駆動ベース110の前端から後方に延びた後、上方に向けて屈曲して延びるL字状をなしている。例えば、吸着板114は、鉄などの金属製である。吸着板114は、テープ保持駆動ベース110の前部上面に取り付けられている。吸着板114は、前後スライドガイド112の前方に配置されている。吸着板114は、磁石109の接触面と接触可能な位置に設けられている。
バネ下端接続部材115は、テープ保持駆動ベース110の下面に取り付けられている。バネ下端接続部材115は、テープ保持駆動ベース110から下方に延びた後、左側に屈曲して延びるL字状をなしている。
第1上下駆動軸受部116は、上下駆動機構120における主軸121(図9参照)を回動可能に支持する。第1上下駆動軸受部116は、テープ保持駆動ベース110の前部下面に取り付けられている。第1上下駆動軸受部116は、下方に開放するU字状(逆U字状)をなしている。第1上下駆動軸受部116は、下方に突出する左右一対の軸受部を備える。左右一対の軸受部は、ベアリングを介して主軸121を回動可能に支持する。
第2上下駆動軸受部117は、上下駆動機構120における連結軸126f(図9参照)を回動可能に支持する。第2上下駆動軸受部117は、テープ保持駆動ベース110の後部下面に取り付けられている。第2上下駆動軸受部117は、テープ保持駆動ベース110から下方に延出している。第2上下駆動軸受部117の下端部は、ベアリングを介して連結軸126fを回動可能に支持する。
第3上下駆動軸受部118は、上下駆動機構120における第4リンク126d(図9参照)を回動可能に支持する。第3上下駆動軸受部118は、テープ保持駆動ベース110の左部下面に取り付けられている。第3上下駆動軸受部118は、テープ保持駆動ベース110から下方に延出した後、左側へ屈曲して延び、その後、下方に屈曲して延びるクランク状をなしている。第3上下駆動軸受部118は、回動ピンなどを介して第4リンク126dの上下中間部を回動可能に支持する。
前後駆動軸受部119は、前後駆動機構130における前後駆動中心軸137e(図12参照)を回動可能に支持する。前後駆動軸受部119は、テープ保持駆動ベース110の前部下面に取り付けられている。前後駆動軸受部119は、第1上下駆動軸受部116の後方に位置する。前後駆動軸受部119は、テープ保持駆動ベース110から下方に延出した後、後方へ屈曲して延びるL字状をなしている。前後駆動軸受部119は、ベアリングを介して前後駆動中心軸137eを回動可能に支持する。
上下駆動機構120について説明する。
図9は、実施形態に係る上下駆動機構120の斜視図である。図10は、実施形態に係る上下駆動機構120を示す図である。図10(a)は、実施形態に係る上下駆動機構120の側面図である。図10(b)および図10(c)は、実施形態に係る上下駆動機構120の動作説明図である。図11は、実施形態に係る上下駆動機構120の動作説明図である。図10(a)においては、上下駆動機構120の初期状態を示している。図10および図11では、第1テープ保持部9Aを示す。図10および図11において符号C1は、第1レバー軸孔31hの軸線(第1軸線)を示す。
図9に示すように、上下駆動機構120は、一対のテープ保持部9(図7参照)を上下方向に駆動可能である。上下駆動機構120は、主軸121、アーム122,123、バネ上端接続部材124、上下駆動付勢部材125および上下駆動リンク機構126を備える。
主軸121は、左右方向に延在する円柱状をなしている。主軸121は、第1上下駆動軸受部116に回動可能に支持されている。図10および図11において符号C10は、主軸121の軸心を示す。
アーム122,123は、主軸121に固定されている。アーム122,123は、左右に一対設けられている。アーム122,123は、主軸121から後方に向けて延びている。図10(a)の初期位置で、アーム122,123(図では左側のアーム122のみ図示)は、後側ほど下方に位置するように前後に延びている。左側のアーム122には、アーム122の延在方向に沿って延びる長孔122h(以下「アーム孔122h」ともいう。)が設けられている。
図9に示すように、バネ上端接続部材124は、主軸121の右端部に固定されている。バネ上端接続部材124は、主軸121から後方に向けて延びている。一対のアーム122,123、バネ上端接続部材124および主軸121は、一体的に回動する。
上下駆動付勢部材125は、テープ保持駆動ベース110に対して、バネ上端接続部材124とともにアーム122,123を下方へ付勢している。上下駆動付勢部材125は、上下に伸縮可能な引張コイルバネである。以下、上下駆動付勢部材125を「上下駆動バネ125」ともいう。上下駆動バネ125は、バネ上端接続部材124とバネ下端接続部材115とを接続する。上下駆動バネ125の上端は、バネ上端接続部材124に接続されている。上下駆動バネ125の下端は、バネ下端接続部材115に接続されている。
上下駆動リンク機構126は、第1リンク126a、第2リンク126b、第3リンク126c、第4リンク126d、リンクピン126e、連結軸126fおよびトリガ126gを備える。
図10(a)の初期位置で、第1リンク126aは、後側ほど上方に位置するように傾斜して前後に延びている。
第2リンク126bは、第1リンク126aの延在方向と交差する方向に延びている。図10(a)の初期位置で、第2リンク126bは、下側ほど後方に位置するように傾斜して上下に延びている。
第3リンク126cは、第2リンク126bの延在方向と交差する方向に延びている。図10(a)の初期位置で、第3リンク126cは、前側ほど上方に位置するように傾斜して前後に延びている。第3リンク126cの後端部は、第2リンク126bの下端部に回動可能に接続されている。
第4リンク126dは、第3リンク126cの延在方向と交差する方向に延びている。図10(a)の初期位置で、第4リンク126dは、下側ほど後方に位置するように傾斜して上下に延びている。第4リンク126dの上端部は、第3リンク126cの前端部に回動可能に接続されている。第4リンク126dの上下中間部は、第3上下駆動軸受部118に回動可能に支持されている。図10および図11において符号C11は、第4リンク126dの上下中間部の回動中心を示す。
図9に示すように、リンクピン126eは、左右方向に延在する円柱状をなしている。リンクピン126eの左端部は、第1リンク126aの前端部に固定されている。リンクピン126eの右端部は、アーム孔122hに挿通されている。リンクピン126eは、アーム孔122hに沿って移動可能とされている。
連結軸126fは、左右方向に延在する円柱状をなしている。連結軸126fの左端部は、第2リンク126bの上端部に固定されている。連結軸126fの右端部は、第1リンク126aの後端部に固定されている。連結軸126fは、第2上下駆動軸受部117(図8参照)に回動可能に支持されている。第1リンク126a、第2リンク126bおよび連結軸126fは、一体的に回動する。図10および図11において符号C12は、連結軸126fの軸心を示す。
トリガ126gは、第1レバー軸孔31hの軸線(第1軸線)と平行な軸127で第1レバー3に回動可能に支持されている。第1レバー3には、ストッパ76が取り付けられている。トリガ126gは、バネ等の付勢部材(不図示)によってストッパ76に向けて付勢されている。
上下駆動機構120の作用について説明する。
図10(a)の初期状態では、アーム122,123は下方へ付勢されている。
第1操作において第1レバー3を引いていくと、トリガ126gは、第4リンク126dの下端部を後方へ押し出す(図10(b)参照)。すると、図10(b)に示すように、第4リンク126d、第3リンク126c、第2リンク126bおよび第1リンク126aが連動し、アーム122,123を上方へ押し上げる。このとき、アーム123の後端部が支柱91下端に当接し、支柱91を上方へ押し上げる。すると、上下位置決めピン103は、上方突出部106bの上面に乗る。これにより、一対の保持板92が上方位置に設定される。
さらに、第1操作内において第1レバー3を引いていくと、トリガ126gは第4リンク126dから離反する(図10(c)参照)。すると、図10(c)に示すように、上下駆動バネ125の作用によってアーム122,123が下方へ戻される。第1操作は、図10に示す矢印A1方向への操作である。
図11に示すように、第4操作において第1レバー3を戻すと、第4リンク126dの下端部がトリガ126gと接触し、トリガ126gを下方へ回動させる(図11の符号126g1参照)。このとき、第4リンク126dの姿勢は変化しないため、アーム122,123は動作しない。第4操作の最後には、第4リンク126dの下端部とトリガ126gとが離反する(図11の実線参照)。これにより、トリガ126gは、付勢部材(不図示)の作用によってストッパ76に向けて付勢され、元の姿勢に戻る。第4操作は、図11に示す矢印A4方向への操作である。
前後駆動機構130について説明する。
図12は、実施形態に係る前後駆動機構130の斜視図である。図13は、実施形態に係る前後駆動機構130を示す図である。図13(a)は、実施形態に係る前後駆動機構130の側面図である。図13(b)は、実施形態に係る前後駆動機構130の動作説明図である。図14は、実施形態に係るテープ保持駆動部10の上面図である。図15は、実施形態に係るテープ保持駆動部10の下面図である。図13では、第1テープ保持部9Aを示す。図13において符号C2は、第2レバー軸42の軸線(第2軸線)を示す。
図12に示すように、前後駆動機構130は、一対のテープ保持部9(図14参照)を前後方向に駆動可能である。前後駆動機構130は、前後駆動ベース131、前後駆動ガイド132、バネ前端接続部材133、バネ後端接続部材134、前後駆動付勢部材135(図15参照)、前後駆動ピン136、前後駆動リンク機構137および係合機構140を備える。
前後駆動ベース131は、上下方向に厚みを有する板状をなしている。前後駆動ベース131は、テープ保持駆動ベース110の下方に位置する。前後駆動ベース131の左部下面には、前後駆動ピン136を支持するピン支持部材131aが取り付けられている。
前後駆動ガイド132は、テープ保持駆動ベース110に対して前後駆動ベース131を前後方向に案内する。前後駆動ガイド132は、前後駆動ベース131とテープ保持駆動ベース110との間に設けられている。前後駆動ガイド132は、前後駆動ベース131の左右方向中央部に設けられている。
バネ前端接続部材133は、前後駆動ベース131の前端部下面に固定されている。バネ前端接続部材133は、前後駆動ベース131の下面に沿って前方に延びた後、下方に屈曲して延びるL字状をなしている。
バネ後端接続部材134は、テープ保持駆動ベース110の後端部下面に固定されている。バネ後端接続部材134は、テープ保持駆動ベース110の下面に沿って後方に延びた後、下方に屈曲して延びるL字状をなしている。
前後駆動付勢部材135(図15参照)は、テープ保持駆動ベース110に対して前後駆動ベース131を後方へ付勢している。前後駆動付勢部材135は、前後に伸縮可能な引張コイルバネである。以下、前後駆動付勢部材135を「前後駆動バネ135」ともいう。図15に示すように、前後駆動バネ135の前端は、バネ前端接続部材133に接続されている。前後駆動バネ135の後端は、バネ後端接続部材134に固定されている。
図12に示すように、前後駆動リンク機構137は、第2レバー4の回動による駆動力を前後駆動ベース131に伝達する。
前後駆動リンク機構137は、第1前後駆動リンク137a、第2前後駆動リンク137b、第1前後駆動軸137c、第2前後駆動軸137dおよび前後駆動中心軸137eを備える。
第1前後駆動リンク137aは、第2レバー4よりも右方に位置する。図13(a)の初期位置で、第1前後駆動リンク137aは、前側ほど下方に位置するように傾斜して前後に延びている。
図13(a)の初期位置で、第2前後駆動リンク137bは、第1前後駆動リンク137aの前下端から上方に延びた後、後側ほど上方に位置するように傾斜して延びている。第2前後駆動リンク137bの上部には、第2前後駆動リンク137b上部の延在方向に沿って延びる長孔138(以下「第2前後駆動リンク孔138」ともいう。)が設けられている。
第1前後駆動軸137cは、左右方向に延在する円柱状をなしている。第1前後駆動軸137cの左端部は、第2レバー4の上下中間部のうち第2軸線C2寄りの部分に固定されている。第1前後駆動軸137cの右端部は、第1前後駆動リンク137aの後端部に回動可能に支持されている。
第2前後駆動軸137dは、左右方向に延在する円柱状をなしている。第2前後駆動軸137dの左端部は、第1前後駆動リンク137aの前端部に回動可能に支持されている。第2前後駆動軸137dの右端部は、第2前後駆動リンク137bの下端部に固定されている。
前後駆動中心軸137eは、左右方向に延在する円柱状をなしている。前後駆動中心軸137eの左端部は、第2前後駆動リンク137bの屈曲部に固定されている。前後駆動中心軸137eの右端部は、前後駆動軸受部119に回動可能に支持されている。図13において符号C13は、前後駆動中心軸137eの軸心を示す。
図15に示すように、係合機構140は、係合部材141および係合付勢部材142を備える。
係合部材141は、前後方向に延在している。係合部材141は、左右に一対設けられている。係合部材141の前後中間部は、前後駆動ベース131の後部左右両側部に回動可能に支持されている。図15において符号C14は、係合部材141の前後中間部の回動中心を示す。
係合部材141は、前後方向に対して直交する前面141aを有する。係合部材141は、後側ほど左右方向内方に位置するように傾斜する傾斜外側面141bを有する。
係合付勢部材142は、一対の係合部材141の姿勢(前面141aおよび傾斜外側面141bの位置)を維持するように一対の係合部材141を左右方向外方へ付勢している。係合付勢部材142は、左右方向に伸縮可能な引張コイルバネである。以下、係合付勢部材142を「係合バネ142」ともいう。係合バネ142の両端は、一対の係合部材141の後端部にそれぞれ接続されている。
前後駆動機構130の作用について説明する。
図13(a)の初期状態では、前後駆動ベース131は、前後駆動バネ135の付勢力により、テープ保持駆動ベース110に対して後方へ付勢されている。
第2レバー4を引いていくと、第1前後駆動リンク137aおよび第2前後駆動リンク137bが連動し、前後駆動バネ135の付勢力に抗して前後駆動ベース131を前方へ押し出す(図13(b)参照)。すると、図13(b)に示すように、前後駆動ベース131は、テープ保持駆動ベース110に対して前方へ移動する。
一方、第2レバー4を戻すと、前後駆動バネ135の付勢力により、前後駆動ベース131は後方へ戻される(図13(a)参照)。
図13(a)の初期位置において、前後駆動ベース131が最も後方にあるとき、係合部材141は、支柱91の下端部よりも後方に位置する。このとき、前後駆動ベース131が前方に移動すると、係合部材141の前面141aが支柱91の下端部に接触し、テープ保持部9を前方へ押し出す(図13(b)参照)。
すると、第1テープ保持部9A側のラック108がピニオン111を回転させ、第2テープ保持部9B側のラック108を動作させる(図14参照)。すなわち、第1テープ保持部9Aが前方へ移動すると、第2テープ保持部9Bは後方へ移動する。
第2テープ保持部9B側(後方へ移動する側)の上下位置決めピン103は、上方突出部106bの上面に乗っているため、第2テープ保持部9B側の支柱91の下端部は、係合部材141の前面141aと接触しない(図15参照)。したがって、第2テープ保持部9Bは、係合部材141と衝突することなく第1テープ保持部9Aとすれ違い、後方へ移動することができる(図15参照)。
第2テープ保持部9B側の前後スライダ106は、スライダストッパ113によって後方への移動を止められる(図14参照)。前後スライダ106がスライダストッパ113において止められている間も第2テープ保持部9Bが後方へ移動することで、前後スライダ106は第2テープ保持部9Bに対して相対的に前方へ位置することとなる。第2テープ保持部9B側において、上下位置決めピン103を乗せていた上方突出部106bは前方へ移動する。すると、上下伸縮バネ104(図13参照)の付勢力によって、第2テープ保持部9B側の支柱91が下方へ移動し、スライダ本体106a(図14参照)の後部上面で止まる。
前後駆動ベース131が後方へ移動するときは、テープ保持部9を駆動せずに、次の操作のために元の位置へ戻る。このとき、一対のテープ保持部9のうち一方は、他方の後方で下方に移動して停止している。係合部材141は、傾斜外側面141bを支柱91の下端部に接触させつつ図15の回動中心C14の回りに回動可能である。したがって、前後駆動ベース131と支柱91とは、前後方向にすれ違うことができる。すれ違った後は、係合バネ142によって一対の係合部材141は元の姿勢に戻される。したがって、次の操作時に、係合部材141の前面141aによって支柱91の下端部をとらえることができる。
レバー3,4による連動動作の一例について説明する。
表1は、レバー3,4による連動動作の一例を示す。
Figure 2019089253
表1に示すように、第1レバー3を引くと、テープ切断部7およびテープ保持駆動部10が駆動する。具体的に、第1レバー3を第2レバー4の位置まで引くと、ロータリーカッター71の初期位置動作が行われるとともに、一対のテープ保持部9のうち前方に位置するテープ保持部9のみ上方へ移動する。
次に、第1レバー3および第2レバー4を引くと、テープ切断部7、テープ送り部6およびテープ保持駆動部10が駆動する。具体的に、第1レバー3および第2レバー4をグリップ2まで引くと、ロータリーカッター71の溜め動作、粘着テープ15の送り動作、および一対のテープ保持部9の前後移動動作が行われる。一対のテープ保持部9は、前後にすれ違う。このとき、一対のテープ保持部9のうち後方に位置するテープ保持部9のみが下方へ移動する。
次に、第1レバー3および第2レバー4を戻すと、テープ切断部7、テープ送り部6およびテープ保持駆動部10が駆動する。具体的に、第1レバー3を第2レバー4の位置まで戻し、第2レバー4を初期位置まで戻すと、ロータリーカッター71の溜め解放が行われる。このとき、クラッチ63gの作用により、粘着テープ15の送り動作は戻らない。また、テープ保持駆動部10のうち前後駆動ベース131のみが初期位置まで戻る。
次に、第1レバー3を戻すと、テープ切断部7が駆動する。具体的に、第1レバー3を初期位置まで戻すと、ロータリーカッター71による粘着テープ15の切断動作(テープカット動作)が行われる。
上述したレバー3,4による連動動作により、一対のテープ保持部9は、上方移動、後方移動、下方移動および前方移動を交互に行う。
実施形態によれば、綴じ機構1は、ベース部5と、テープ送り部6と、テープ切断部7と、テープ保持部9と、テープ保持駆動部10と、を持つ。テープ送り部6は、ベース部5に支持される。テープ送り部6は、粘着テープ15を送り出す。テープ切断部7は、ベース部5に支持される。テープ切断部7は、送り出された粘着テープ15を切断する。テープ保持部9は、送り出された粘着テープ15を保持可能である。テープ保持部9は、一対設けられる。テープ保持駆動部10は、一対のテープ保持部9を駆動する。テープ保持駆動部10は、送り出された粘着テープ15を一対のテープ保持部9で同時に保持する。以上の構成によって、以下の効果を奏する。送り出された粘着テープ15を一対のテープ保持部9で同時に保持することで、送り出された粘着テープ15を1つのテープ保持部材のみで保持する場合と比較して、粘着テープ15をしっかりと保持することができる。したがって、本体任意姿勢で粘着テープ15を確実に保持することができる。
例えば、1つのテープ保持部材のみを備える場合、粘着テープ15の一端が綴じ機構1の構成部材(ロータリーカッター71など)に不用意に貼り付く可能性がある。また、引き伸ばし可能なテープを用いた場合、切断時においてテープが不用意に伸びる可能性がある。すなわち、1つのテープ保持部材のみを備える場合、粘着テープの保持および切断を確実に行うことができない可能性がある。これに対し、実施形態によれば、一対のテープ保持部9で粘着テープ15をしっかりと保持することができるため、粘着テープ15を保持および切断を確実に行うことができる。
実施形態によれば、綴じ機構1は、グリップ2と、レバー3,4と、ベース部5と、テープ送り部6と、テープ切断部7と、テープ貼付部8と、テープ保持部9と、テープ保持駆動部10と、を備える。レバー3,4は、グリップ2から離反する方向に付勢される。レバー3,4は、グリップ2に接近する方向に移動可能である。ベース部5は、グリップ2に固定される。テープ送り部6は、ベース部5に支持される。テープ送り部6は、レバー4に連動して粘着テープ15を送り出す。テープ切断部7は、ベース部5に支持される。テープ切断部7は、送り出された粘着テープ15をレバー3に連動して切断する。テープ貼付部8は、切断された粘着テープ15を用紙束に貼り付ける。テープ保持部9は、送り出された粘着テープ15を保持可能である。テープ保持駆動部10は、レバー3,4に連動してテープ保持部9を駆動する。テープ保持駆動部10は、送り出された粘着テープ15をテープ保持部9で保持し、テープ貼付部8に提供する。以上の構成によって、以下の効果を奏する。テープ送り部6、テープ切断部7およびテープ保持部9のそれぞれをレバー3,4に連動して駆動させることができるため、一つの操作(ワンアクション)で複数の連動動作を実現することができる。加えて、非電動化を実現したハンディタイプの綴じ機構1を提供することができる。
また、テープ保持駆動部10は、粘着テープ15を一対のテープ保持部9で押さえたときの粘着テープ15の保持部間でテープ切断部7が粘着テープ15を切断可能に一対のテープ保持部9を駆動することで、以下の効果を奏する。粘着テープ15のカット面を粘着テープ15の送り出し方向両側で押さえることができるため、粘着テープ15を確実に切断することができる。
また、一対のテープ保持部9のそれぞれは、用紙束を挿通可能に離反する一対の保持板92を備えることで、以下の効果を奏する。用紙束の貼付面を一対の保持板92で押さえることができるため、切断された粘着テープ15を用紙束に確実に貼り付けることができる。
また、テープ送り部6、テープ切断部7およびテープ保持駆動部10は、互いに同一軸上に位置する動作入力軸(前記仮想軸および第2レバー軸42)を備えることで、以下の効果を奏する。動作入力軸への入力により、テープ送り部6、テープ切断部7およびテープ保持駆動部10を一括して作動させることができる。加えて、テープ送り部6、テープ切断部7およびテープ保持駆動部10がそれぞれ異なる動作入力軸を備える場合と比較して、装置構成の簡素化およびコンパクト化を図ることができる。
また、テープ保持駆動部10は、一対のテープ保持部9を粘着テープ15の送り方向に移動可能であることで、以下の効果を奏する。テープ送り部6により送り出された粘着テープ15を、一対のテープ保持部9で更に送り出すことができる。したがって、一対のテープ保持部9にテープ送り部6としての機能を持たせることができる。
また、綴じ機構1は、テープ送り部6とテープ切断部7とが連動する過程と連動しない過程とを切り替える連動切替機構(テープ送り力伝達機構63およびカット力伝達機構78)を備えることで、以下の効果を奏する。テープ送り動作時にテープ切断動作が行われることを回避することができるため、粘着テープ15を確実に切断することができる。
また。テープ保持駆動部10は、一対のテープ保持部9を上下方向に駆動可能な上下駆動機構120と、一対のテープ保持部9を前後方向に駆動可能な前後駆動機構130と、を備えることで、以下の効果を奏する。一対のテープ保持部9の上下移動および前後移動をスムーズに行うことができるため、粘着テープ15の送り出し及び切断をスムーズに行うことができる。
また、テープ保持駆動部10は、上下駆動機構120への動作を入力可能な第1レバー3と、前後駆動機構130への動作を入力可能な第2レバー4と、を備えることで、以下の効果を奏する。前後方向へのテープ送り動作と、上下方向へのテープ切断動作とを分けて行うことができるため、粘着テープ15の送り出し及び切断を確実に行うことができる。
また、テープ切断部7は、粘着テープ15の切断方向とは反対方向にカット力を溜める溜め動作と、粘着テープ15の切断方向に前記カット力を作用させる切断動作と、を行うカット力伝達機構78を備えることで、以下の効果を奏する。溜め動作によってテープ送り動作時にテープ切断動作が行われることを回避するとともに、切断動作によって粘着テープ15を確実に切断することができる。
また、カット力伝達機構78は、バネ定数が異なる2つのバネ(第1引張バネ78qおよび第2引張バネ78r)を備えることで、以下の効果を奏する。2つのバネがカット力伝達機構78を構成するため、装置構成の簡素化を図ることができる。加えて、溜め動作および切断動作を簡単な構成で実現することができる。
また、テープ保持駆動部10は、一対のテープ保持部9を上下方向に交互に駆動し、一対のテープ保持部9を前後方向にすれ違うように駆動することで、以下の効果を奏する。一対のテープ保持部9の動作をスムーズに行うことができるため、粘着テープ15の送り出し及び切断をスムーズに行うことができる。
また、テープ切断部7のカバー機能と、用紙束のガイド機能と、を兼ねるカバーガイド13を更に備えることで、以下の効果を奏する。テープ切断部7のカバー部材と、用紙束のガイド部材とを別個独立に備える場合と比較して、部品点数を削減し、低コスト化を図ることができる。
また、レバー3,4を引くことで各機構のバネを引っ張っていることで、レバー3,4を戻すときは、バネの復元力によってレバー3,4を元の位置に戻すことができる。すなわち、レバー3,4を戻すときは、あえて手(指)で操作しなくともレバー3,4から手を放すだけで済むため、好適である。
以下、実施形態の変形例について説明する。
実施形態の第1変形例について説明する。
実施形態では、綴じ機構1がグリップ2およびレバー3,4を備える場合について説明したが、これに限らない。
図16は、実施形態の第1変形例に係る綴じユニット201の斜視図である。
図16に示すように、綴じユニット201は、グリップ2およびレバー3,4を有しない。綴じユニット201は、テープ送り部6、テープ切断部7およびテープ保持駆動部10を駆動する駆動モータ202を備えていてもよい。例えば、駆動モータ202は、動作入力軸を駆動する。
第1変形例によれば、綴じユニット201は、テープ送り部6、テープ切断部7およびテープ保持駆動部10を駆動する駆動モータ202を備えることで、以下の効果を奏する。テープ送り部6、テープ切断部7およびテープ保持部9のそれぞれを駆動モータ202によって駆動させることができるため、電動で複数の連動動作を実現することができる。加えて、画像形成装置への実装(内蔵)を実現した綴じユニット201を提供することができる。
実施形態の第2変形例について説明する。
実施形態では、用紙束の挿通経路が上下方向に直線状をなしている場合について説明したが、これに限らない。
図17は、実施形態の第2変形例に係る綴じ機構1Bの側面図である。
図17に示すように、綴じ機構1Bは、用紙束の挿通経路を曲げる湾曲ガイド150を更に備えていてもよい。湾曲ガイド150は、用紙ガイド12の上端部に取り付けられている。湾曲ガイド150は、用紙ガイド12の上端部から上側ほど前方に位置するように円弧状に湾曲しつつ延びている。
第2変形例によれば、綴じ機構1Bは、用紙束の挿通経路を曲げる湾曲ガイド150を備えることで、以下の効果を奏する。用紙束に曲げ処理を行って、用紙束を縁部でずれた状態とすることができる。したがって、切断された粘着テープ15を用紙束により確実に貼り付けることができる。例えば、用紙束を形成する複数の用紙を縁部で階段状にずれた状態とすることができる。
なお、上述の実施形態では、綴じ機構が2つのレバーを備える場合について説明したが、これに限らない。例えば、綴じ機構は、1つ又は3つ以上のレバーを備えていてもよい。
また、上述の実施形態では、テープ保持部が一対設けられる場合について説明したが、これに限らない。例えば、テープ保持部は、1つ又は3つ以上設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、付勢部材がコイルバネである場合について説明したが、これに限らない。例えば、付勢部材は、板バネであってもよいし、ゴム等の弾性体であってもよい。
また、上述の実施形態では、レバーから上下駆動機構、前後駆動機構への伝達手段としてリンク機構を備える場合について説明したが、これに限らない。例えば、レバーから上下駆動機構、前後駆動機構への伝達手段として、歯車列による動力伝達機構を備えていてもよい。
また、上述の実施形態では、粘着テープが剥離フィルムを備える場合について説明したが、これに限らない。例えば、粘着テープは、剥離フィルムを備えていなくてもよい。剥離フィルムを有しないテープであれば、剥離リールを有しない構成とし、部品点数を削減することができる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態によれば、ベース部5と、ベース部5に支持され、粘着テープ15を送り出すテープ送り部6と、ベース部5に支持され、送り出された粘着テープ15を切断するテープ切断部7と、送り出された粘着テープ15を保持可能な一対のテープ保持部9と、一対のテープ保持部9を駆動し、送り出された粘着テープ15を一対のテープ保持部9で同時に保持するテープ保持駆動部10と、を備えることにより、本体任意姿勢で粘着テープ15を確実に保持することができる綴じ機構1を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1B…綴じ機構、2…グリップ、3…第1レバー(レバー、第1動作入力部)、4…第2レバー(レバー、第2動作入力部)、5…ベース部、6…テープ送り部、7…テープ切断部、8…テープ貼付部、9…テープ保持部、9A…第1テープ保持部(テープ保持部)、9B…第2テープ保持部(テープ保持部)、10…テープ保持駆動部、13…カバーガイド、15…粘着テープ、42…第2レバー軸(動作入力軸)、63…テープ送り力伝達機構(連動切替機構)、78…カット力伝達機構(連動切替機構)、78q…第1付勢部材(バネ、第1引張バネ)、78r…第2付勢部材(バネ、第2引張バネ)、92…保持板、120…上下駆動機構(第1駆動機構)、130…前後駆動機構(第2駆動機構)、150…湾曲ガイド、201…綴じユニット、202…駆動モータ

Claims (15)

  1. ベース部と、
    前記ベース部に支持され、粘着テープを送り出すテープ送り部と、
    前記ベース部に支持され、送り出された前記粘着テープを切断するテープ切断部と、
    送り出された前記粘着テープを保持可能な一対のテープ保持部と、
    前記一対のテープ保持部を駆動し、送り出された前記粘着テープを前記一対のテープ保持部で同時に保持するテープ保持駆動部と、を備える
    綴じ機構。
  2. 前記テープ保持駆動部は、前記粘着テープを前記一対のテープ保持部で押さえたときの前記粘着テープの保持部間で前記テープ切断部が前記粘着テープを切断可能に前記一対のテープ保持部を駆動する
    請求項1に記載の綴じ機構。
  3. 前記一対のテープ保持部のそれぞれは、被綴じ部材を挿通可能に離反する一対の保持板を備える
    請求項1または2に記載の綴じ機構。
  4. 前記テープ送り部、前記テープ切断部および前記テープ保持駆動部は、互いに同一軸上に位置する動作入力軸を備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載の綴じ機構。
  5. 前記テープ保持駆動部は、前記一対のテープ保持部を前記粘着テープの送り方向に移動可能である
    請求項1から4のいずれか一項に記載の綴じ機構。
  6. 前記テープ送り部と前記テープ切断部とが連動する過程と連動しない過程とを切り替える連動切替機構を更に備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載の綴じ機構。
  7. 前記テープ保持駆動部は、
    前記一対のテープ保持部を第1方向に駆動可能な第1駆動機構と、
    前記一対のテープ保持部を第2方向に駆動可能な第2駆動機構と、を備える
    請求項1から6のいずれか一項に記載の綴じ機構。
  8. 前記第1駆動機構への動作を入力可能な第1動作入力部と、
    前記第2駆動機構への動作を入力可能な第2動作入力部と、を更に備える
    請求項7に記載の綴じ機構。
  9. 前記テープ切断部は、前記粘着テープの切断方向とは反対方向にカット力を溜める溜め動作と、前記粘着テープの切断方向に前記カット力を作用させる切断動作と、を行うカット力伝達機構を備える
    請求項1から8のいずれか一項に記載の綴じ機構。
  10. 前記カット力伝達機構は、バネ定数が異なる2つのバネを備える
    請求項9に記載の綴じ機構。
  11. 前記テープ保持駆動部は、前記一対のテープ保持部を第1方向に交互に駆動し、前記一対のテープ保持部を第2方向にすれ違うように駆動する
    請求項1から10のいずれか一項に記載の綴じ機構。
  12. 前記テープ切断部のカバー機能と、被綴じ部材のガイド機能と、を兼ねるカバーガイドを更に備える
    請求項1から11のいずれか一項に記載の綴じ機構。
  13. 被綴じ部材の挿通経路を曲げる湾曲ガイドを更に備える
    請求項1から12のいずれか一項に記載の綴じ機構。
  14. グリップと、
    前記グリップから離反する方向に付勢され、前記グリップに接近する方向に移動可能なレバーと、
    前記グリップに固定されたベース部と、
    前記ベース部に支持され、前記レバーに連動して粘着テープを送り出すテープ送り部と、
    前記ベース部に支持され、送り出された前記粘着テープを前記レバーに連動して切断するテープ切断部と、
    切断された前記粘着テープを用紙束に貼り付けるテープ貼付部と、
    送り出された前記粘着テープを保持可能なテープ保持部と、
    前記レバーに連動して前記テープ保持部を駆動し、送り出された前記粘着テープを前記テープ保持部で保持し、前記テープ貼付部に提供するテープ保持駆動部と、を備える
    綴じ機構。
  15. ベース部と、
    前記ベース部に支持され、粘着テープを送り出すテープ送り部と、
    前記ベース部に支持され、送り出された前記粘着テープを切断するテープ切断部と、
    送り出された前記粘着テープを保持可能な一対のテープ保持部と、
    前記一対のテープ保持部を駆動し、送り出された前記粘着テープを前記一対のテープ保持部で同時に保持するテープ保持駆動部と、
    前記テープ送り部、前記テープ切断部および前記テープ保持駆動部を駆動する駆動モータと、を備える
    綴じユニット。
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