JP2019088182A - 結合インダクタdc−dc電力変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低減された出力電流リップルを有し共振エネルギー貯蔵を回避するDC−DC電力変換器を提供する。【解決手段】インダクタ・レッグ110Cと「巻線なし」レッグ110Aとのリラクタンス比が変圧器レッグ・フラックスの割合を決定する。この比は、変化するフラックスが変圧器二次巻線およびインダクタ巻線の両端に誘起する相対的な電圧を決定し、それによってインダクタの両端に印加される正味電圧を決定する。インダクタの両端に印加される正味電圧により、インダクタ電流がどの程度変化するが決定され、その結果、出力インダクタ内のリップル電流が決定される。二次側サーキュレータ・スイッチ108が作動され、負のリセット・コンデンサ電圧が一次巻線の両端に印加された状態のサイクルの残りのリセットまたはサーキュレータの部分の間に、正味一次巻線電圧の反対の極性が変圧器一次を通る電流を減少させ、磁気フラックスの増加をもたらす。【選択図】図1

Description

本発明は、概してDC−DC電力変換器、および低減された出力電流リップルを有し共振エネルギー貯蔵を回避する改善されたDC−DC電力変換器に関する。
現代の高性能コンピュータ・プロセッサおよびASICは、低電圧で高電流を必要とする。今日の典型的なプロセッサは、ピーク電流が200Aを超える0.7V〜1.1Vの範囲のコア電圧を必要とし得る。プロセッサの近くに配置されたDC−DC調整器は、高電流が回路基板を通って調整器ソースからプロセッサ負荷まで移動しなければならない距離を最小限に抑える。より高い総負荷電流を伝達するために、いくつかのDC−DC変換器を並列に使用することができる。変換器当たりの典型的な電流は、40A〜60Aである。システムは、通常、1〜8個の変換器を並列に使用する。
DC−DC変換器に電力を伝達するユビキタスな手段は、システムのドロアまたはラック内に12Vの中間バスを配電することである。12Vの配電に伴う高電流は、高出力を有するシステムまたは中間バスをラック全体のより長い距離にわたって配電させるシステムに対する課題を提示し得る。12Vの中間バスを供給する導体は、電流の2乗に導体の抵抗を乗算したものとして電力を散逸させる。電力が上昇するかまたは電流が増加すると、損失は負荷電流の2乗に比例して増加する。抵抗を下げるために、より多くの銅の断面積が必要となり、プリント回路基板(PCB:printed circuit board)内のより重いケーブル、より多くのコネクタ・ピン、およびより多くの銅層をもたらす。
中間バスの電力を配電するための周知のソリューションは、電圧を上昇させて電流を減少させることである。業界は、行政機関の規制を通じて、60V未満の電圧は安全であるとみなされ、これらの回路に人々がアクセスすることを遮断するために特別な規定を設ける必要はないと定めている。当該業界では、48Vの中間バスは、テレコム・ハードウェア・システム向けおよび中間バスのラックレベルの配電を有するいくつかの他のシステム向けに幅広く採用されているソリューションである。いくつかのシステムでは、変換器が48VのDC中間バスを12VのDCに変換するため、従来の12Vからプロセッサ電圧へのDC−DC変換器を依然として使用することができる。したがって、48Vからプロセッサ電圧へのシステム全体のDC−DC電力変換は、直列の複数の電力変換段からなる。各電力変換段は、物理的空間を要し、電力を消費する。
業界の一部で採用されている別の選択肢は、単一の変換ステップ段で48VのDC中間電圧からサブ1Vのプロセッサ電圧に直接変換することである。かかる設計は、中間バス電流の4倍の低減により、別個の48Vから12Vへの変換段の電力損失、容量、および材料コストを排除し、かつ中間バス配電損失を低減させる。
さらに、一般的な12Vからサブ1VへのDC−DC変換器は、変圧器を有しておらず、スイッチまたはダイオードを使用して変換器のスイッチング・サイクルの一部に関して12Vの中間バスから出力インダクタに直接接続する。しかしながら、48Vの範囲の高電圧中間バスについては、出力スイッチング素子を中間バスに直接接続することが困難になる。48Vからインダクタへのスイッチの「オン時間」は短く、デューティ・サイクルは小さく、スイッチのタイミングを制御することは困難である。そのため、多くの供給業者は、現在、変圧器を含み、変圧器の二次側と出力インダクタとの間に接続されたスイッチング二次側電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)を有する、48Vから1VへのDC−DC変換器を設計中である。変圧器ベースの産業用DC−DC変換器の設計は、現在までに、変圧器とインダクタを別個に有する。これらの変圧器およびインダクタのための磁気フェライト・コアは、かなりの物理ボリュームを要し、変圧器ベースのDC−DC変換器の空間効率およびコスト効率を下げる。
本開示の一実施形態は、変圧器を有するDC−DC電力変換器を対象とし、変圧器の一次側および二次側でのスイッチの相対的なタイミングは、一次主スイッチおよび二次主スイッチの両方を同時にオンにし、それによって共振エネルギー貯蔵を回避するように定義されている。共振エネルギー貯蔵を回避することは、磁場密度が磁気材料の飽和磁場密度を超えることなく、変圧器コア内の磁気材料の所与の体積が単位時間当たりにより多くのエネルギーを変圧器を通って通過させることができるため、空間節約を提供する。
一実施形態では、DC−DC電力変換器は、小さなインダクタンス値しか必要とされず、次いで磁気コアの体積を小さくすることができるように、変換器の変圧器およびインダクタ磁気フェライト・コアを単一の構造に組み合わせ、変圧器二次巻線極性およびインダクタ巻線極性を正確に定義することによって、DC−DC変換器の空間効率および電気性能を改善する。このようにして、磁気材料の共通体積で2つの磁気機能を共有することは、空間節約を提供する。
一態様では、DC−DC電力変換器素子のための磁気回路であって、以下を含む:
DC−DC電力変換器素子のための磁気回路であって、共通磁気コア構造を備え、共通磁気コア構造は、磁気コアの第1のレッグ構造に組み込まれた一次巻線構造および二次巻線構造を有する変圧器素子、ならびに磁気コアの第2のレッグ構造に組み込まれた出力インダクタ巻線構造を有する出力インダクタ素子を提供する、磁気回路。インダクタ巻線構造は、周期的に切り替えられる入力電圧が一次巻線構造の両端に印加されると出力電流を負荷に伝達するためのものである。二次主スイッチ素子は、二次巻線構造に動作可能に接続され、二次巻線構造を通じて電流が逆転するのを防止するようにタイミングが合わされている。二次巻線構造は、第1の巻線極性のものであり、出力インダクタ巻線構造は、第2の巻線極性のものであり、第1の巻線極性および第2の巻線極性は、起電力(EMF:electromotive force)の反対向きに配向された極性を提供して、変圧器、出力インダクタを通して電力を出力負荷に伝達するときに出力負荷に入る出力電流リップルを実質的に低減する。共通磁気コアは、第3のレッグ構造であって、第1のレッグ構造を通って作り出された磁気フラックスが第2のレッグ構造を部分的に通過し、第3のレッグ構造を部分的に通過することを可能にし、それによって第1のレッグ構造と第2のレッグ構造との間に部分的に結合された磁気フラックス経路を提供する、第3のレッグ構造をさらに含む。この部分的な磁気結合の大きさは、出力電流リップルが最小限に抑えられる出力電圧を決定する。
磁気結合のレベル、変圧器巻数比、および動作デューティ・サイクルを最適に定義することにより、次いで、設計された最適出力電圧において、インダクタを通る出力電流リップルを非常に小さくすることができる。
変圧器電極とインダクタ電極との間に部分的に結合された磁気フラックス経路を提供する3つの電極の磁気コアを含み、これらの巻線に接続されたアクティブ・クランプ方式のフォワード変換器構成要素および電気回路を含むDC−DC電力変換器の一実施形態を示す。 図1の回路の実施形態に示されるように3つのレッグを有する磁気コアの磁気リラクタンス・モデルを示す。 図1に示される実施形態の結合フラックスの出力インダクタを有する、組み込まれた磁気アクティブ・クランプ方式のフォワード変換器の電気略図を示す。 一実施形態において、別個の非結合フラックス(分離)の出力インダクタを有するアクティブ・クランプ方式のフォワードDC−DC変換器300’のさらなる実施形態の等価電気回路略図を示す。 図1に示される3つの電極の磁気コアの俯瞰図であり、図1に示されるのと同じ変圧器巻線およびインダクタ巻線ならびに同じアクティブ・フォワード変圧器構成要素および電気回路を示す。 図6Aは、図3に示される実施形態における主一次同期整流器スイッチおよび主二次同期整流器スイッチの入力に印加されるデューティ・サイクル「D」のパルス変調されたデジタル・ゲート制御信号の一例を示し、図6Bは、図3に示される実施形態におけるアクティブ・クランプ方式のリセット・スイッチおよび二次リセット同期整流器のゲートのタイミングが合わせられた作動を同時に制御するための相補的なデューティ・サイクル「1−D」のパルス変調されたデジタル・ゲート制御信号の一例を示す。 図1〜図3のDC−DC電力変換器回路の動作の一例を示すタイミング図であり、例示の実装例において、一次変圧器の両端で切り替えられた一次リセット電圧に対してプロットされた結合インダクタ出力電流を示す。 図8Aは、図1に示されるDC−DC電力変換器回路の変圧器レッグ(電極)とインダクタ・レッグ(電極)磁気回路構造との間に部分的な磁気結合を提供する、組み込まれた磁気フェライト・コアの物理的構造に重ねられた電気回路の一実施形態の三次元図を示し、図8Bは、図8Aに示される電気回路の負荷への接続のための、実装された電気回路の低抵抗出力ワイヤの物理的実装例を示す。
本開示は、増加した空間効率および改善された電気性能を有するDC−DC電力変換器に関する。
図1に示されるように、磁気コア、例えばフェライト磁気コア110は、変圧器レッグ、インダクタ・レッグ、および巻線なしのレッグの3つのコア・レッグを有する。変換器の変圧器レッグとインダクタ磁気フェライト・コア・レッグとを単一の構造に組み合わせ、変圧器二次巻線極性およびインダクタ巻線極性を正確に定義することによって、必要なインダクタンスの値が低減される。一次主スイッチおよび二次主スイッチの両方を同時にオンにするように、変圧器の一次側および二次側のスイッチの相対的なタイミングを定義することによって、変圧器コア内の共振エネルギー貯蔵が回避される。これら理由の両方については、添付の図面で詳細にここで説明されるように、一体型磁気コアの体積を小さくすることができる。本明細書において説明され、図面において例証される同様の要素および対応する要素は、同様の参照番号によって参照されることが留意される。
磁気材料の共通体積で2つの磁気機能を共有することは、第1の空間節約を提供する。磁気結合された変圧器巻線とインダクタ巻線とが、インダクタ巻線に対して変圧器二次巻線の正確な極性で構成されているとき、変圧器およびインダクタの起電力(EMF:electromotive force)の相対的な極性は、変圧器が電流を通過させているときに互いに打ち消し合い、これは変換器の出力インダクタのリップル電流を低減させる。これにより、はるかに小さいインダクタの値を使用して同じ出力電流リップルを達成することが可能となる。設計されたインダクタンス値を低減させることにより、変換器のサイズおよび体積のさらなる低減が可能となる。
体積の純減により、高入力電圧を有するこの変圧器ベースのDC−DC変換器は、空間効率の点で、変圧器を有していないが、低入力電圧でのみ動作することができる従来の降圧変換器と比べて競争力があると認められる。加えて、変圧器の一次側および二次側のスイッチの相対的なタイミングは、一次スイッチおよび二次スイッチの両方が同時にオンになるように定義され、結果として変圧器フェライト内に相当量のエネルギー貯蔵をもたらさず、より小さなフェライト体積により第3の空間節約を可能にする。
説明されるDC−DC電力変換器は、性能利点を提供する。変圧器とインダクタとの間の磁気フラックスの結合の結果、変換器入力の出力電圧に対するある特定の比での動作は、出力電流に理想的にはゼロのリップルを有することをもたらす。リップルは、動作点を中心とした出力電圧の範囲内ではゼロではないが、非常に低い場合がある。負荷容量の所与の量については、変換器の出力リップル電流が低ければ低いほど、プロセッサ負荷に見られる電圧ノイズが低くなる。より小さいインダクタの値から生じる別の利点は、負荷電流過渡または出力負荷の変化に対する改善された(すなわち、減少された)変換器の時間応答である。
DC−DC変換器の入力電圧の出力電圧に対する特定の比に磁気リラクタンスが最適化されている場合、磁気構造の体積および出力インダクタのリップル電流は最小限に抑えられる。
図1は、変圧器電極とインダクタ電極との間に部分的に結合された磁気フラックス経路を提供する3つの電極の磁気コアを含む、磁気および電気回路として組み入れられたDC−DC電力変換器100の一実施形態を示す。図1の電力変換器100は、変圧器一次、変圧器二次、およびインダクタ電気巻線を有し、アクティブ・クランプ方式のフォワード変換器構成要素および巻線に接続された電気回路をさらに含むものとして磁気コアを示す。特に、図1は、結合された出力インダクタに加えて、高位側のリセットを有するアクティブ・クランプ方式のフォワード変換器を備える外部の構成要素を含む3つのレッグを有する磁気回路の描写を示す。回路は、第1の電力供給ライン101を提供し、第2の接地ライン103に接続された一次電圧ソース102を含んで示される。電力供給ライン101に接続されているのは、アクティブ・クランプ方式のリセット・コンデンサ106の片側の端部であり、反対側の端部は、アクティブ・クランプ方式のリセット・スイッチとして機能する第1のMOSFETスイッチ104の第1の端子(例えば、ドレインまたはソース)と直列に接続されている。第1のMOSFETスイッチ104の第2の端子(例えば、ソースまたはドレイン)は、主一次スイッチとして機能する第2のMOSFETスイッチ114の第1の端子に接続されている。MOSFETスイッチ114の第2の端子は、接地ライン103に接続されている。
第1のMOSFETスイッチ104および第2のMOSFETスイッチ114の各ゲートは、可変デューティ・サイクルのパルス変調された電圧ソース(図示せず)から、パルス変調された信号を受信するための電気接続部を含む。タイミングが合わせられた作動により、MOSFETスイッチ104、114は、一次巻線電流I_primaryの流れを提供する。
電力変換器は、高い透磁率を有する材料、例えば、鉄、ニッケル、およびコバルト、もしくはこれらの合金またはこれらのすべてなどの強磁性材料から形成された磁気コア110を含む。磁気コア110は、3つの部分またはレッグ110A、110B、110Cを有し、各レッグは、それぞれのレッグ内に特定の磁気リラクタンスを作り出すそれぞれの分離用隙部111A、111B、111Cを有する。レッグ110Aは、導電巻線を有していない磁気コア・レッグであり、レッグ110Bは、変圧器レッグであり、レッグ110Cは、インダクタ・レッグであり、各レッグは、定義された磁気リラクタンスを有する。巻線なしのレッグ110Aおよびインダクタ・レッグ110Cのリラクタンス比は、変圧器レッグ110Bを通る磁気フラックスのうちのどの程度がレッグ110Aまたは110Cのいずれかを通って流れるかを決定する。したがって、リラクタンス比は、変圧器とインダクタとの間の磁気結合の量を決定する。これらのリラクタンスを調節することによって、直接結合された磁気フラックス経路、部分的に結合された磁気フラックス経路、または結合されていない磁気フラックス経路を、変圧器レッグ110Bとインダクタ・レッグ110Cとの間に提供することができる。
一実施形態では、磁気コア110の第2のレッグ110Bは、示されるように、表面であって、それらの上に一次変圧器巻線120が巻線方向に巻回されている、表面を有する変圧器コアとして機能する。一実施形態では、一次巻線120の巻線数は、「Np」で示される。非限定的な一例において、そこではNpは12個の巻線に等しくてもよい。一次巻線120は、MOSFETスイッチ104、114の共通接続端子に接続された片側の端子115と、電力供給ライン101に接続された第2の端子117とを含む。図1に示されるように、一次巻線は、第2のレッグ110Bの第1の部分の周りに巻回されている。一次巻線120を通って一次巻線電流I_primaryが流れ、一次巻線電流I_primaryは、タイミング・サイクルの第1の部分であって、その第1の部分の間にオンにされて作動される一次主MOSFETスイッチ114を通って変圧器一次端子115が接地ライン103に接続される、タイミング・サイクルの第1の部分の間に電圧が印加されるときに増加し、サイクルの第2の部分であって、タイミング・サイクルの第2の部分の間にオンにされて作動されるときに、一次リセットMOSFETスイッチ104を通って変圧器一次端子115がリセット・コンデンサ106に接続される、サイクルの第2の部分の間に減少する。
一実施形態では、第2のレッグ110Bの別の部分は、表面であって、それらの上に二次変圧器巻線150が巻回されている、表面を含む。一実施形態では、巻線150の巻線数は、「Ns」で示される。図1に示されるように、二次巻線150は、二次レッグ110Bの第2の部分の表面の周りに1回転(すなわち、N=1)巻回された第1の部分を有する単一のワイヤである。代替的に、Nは1超であり得ることが理解される。二次巻線150の導電ワイヤ端部150Aは、二次巻線150への電流ソースとして機能し、二次側主スイッチとして機能する第3のMOSFETスイッチ116の端子(ソースまたはドレイン)に電気接続されている。第3のMOSFETスイッチ116は、接地ライン103に接続された第2の端子を含み、二次巻線電流I_secondaryを供給するように適合されている。
二次巻線150の導電ワイヤ端部150Bは、変圧器二次巻線150の電流シンクおよびインダクタ巻線150’の電流ソースの両方として機能する。導電ワイヤ端部150Bは、二次側サーキュレータ・スイッチとして機能する第4のMOSFETスイッチ108の端子(ソースまたはドレイン)に電気接続されている。第4のMOSFETスイッチ108は、接地ライン103に接続された第2の端子を含む。非限定的な一実施形態では、図1に示されるように、二次側構成要素のスイッチ116、スイッチ108、コンデンサ112、および負荷は、非絶縁様式で、一次側構成要素の電圧ソース102およびスイッチ114と同じ接地ライン103に接続している。代替の絶縁された実施形態では、これらの二次側構成要素を、一次接地ライン103とは異なるであろう二次接地に接続することができる。絶縁された実施形態では、レベル・シフト回路または絶縁回路がスイッチングFETスイッチ104、114、116、および108のゲートに供給するタイミング論理のために必要であるかもしれないが、DC−DC変換器は、同等の様式で機能するであろう。
MOSFETスイッチ116、108の各ゲート端子は各々、電気接続されて、可変デューティ・サイクルのパルス変調された電圧ソース(図示せず)から、パルス変調された信号を受信する。タイミングが合わせられた作動により、MOSFETスイッチ116、108は、インダクタ巻線150’を、FETスイッチ116がオンのときに変圧器二次導電ワイヤ端部150Aを通って接地ライン103に接続するか、またはFETスイッチ108がオンのときに接地ライン103に直接接続する。変圧器を通ってエネルギーが転送される、すなわち、MOSFETスイッチ116および114が両方とも同時にオンにされると、インダクタ巻線構造は、電圧ソース102から変圧器を通って出力電流を負荷に伝達する。スイッチング・サイクルの第2の部分の間のスイッチング・サイクルのリセット・サーキュレータの位相の間に、スイッチ114、116がオフであると、スイッチ104、108が同時にオンにされ、信号スイッチ116(または同等のダイオード)は、二次、すなわち二次巻線構造を通ってスイッチ116を通る電流の逆転を防止する(すなわち、I_secondary電流は逆流することはない)。スイッチング・サイクルのこの第2のリセット・サーキュレータの位相の間に、インダクタのみが電流を出力負荷に伝達し、電圧ソース102および変圧器は関与せず、電流はサーキュレータ・スイッチ108、インダクタ、および負荷を通って循環する。
図1の電力変換器100では、磁気コアの第3のレッグ110Cまたはインダクタ・レッグが、上に巻回されたインダクタ巻線を有する磁気結合された出力インダクタを形成する。一実施形態では、インダクタ巻線は、レッグ110Cの周りに1回転(N=1)だけ巻回されているが、代替的に、Nは1超であり得ることが理解される。
図1にさらに示されるように、磁気コア110のインダクタ・レッグ110Cの周りの単一のインダクタ巻線150’は、延在する導電ワイヤ部分150B、150Cを含む。
巻線150’の単一のワイヤの導電レッグワイヤ150Cは、出力電流リップルをフィルタリングし、得られたdc電圧リップルを負荷の両端で低減させるために使用される出力コンデンサ112の第1の端子に電気接続された部分を含む。出力コンデンサ112の第2の端子は、接地に接続している。
図2は、図1に示されるように3つのレッグ110A、110B、および110Cを有する磁気コア110の磁気リラクタンス・モデル200を示す。図2に示されるリラクタンス・モデル200は、3つの巻線、すなわちレッグ・コア部分110Bを通る一次巻線起磁力(MMF:Magnetomotive Force)210、レッグ・コア部分110Bを通る二次巻線MMF212、レッグ・コア部分110Cを通るインダクタ巻線MMF208の各々によって生成されるMMFをモデル化する。各巻線からのMMFは、周りを巻線が通過するレッグ内の巻線によって誘起されるフラックスに直接比例する。図2に示されるリラクタンス・モデル200はまた、巻線なしの磁気コア・レッグ110A内の(磁気の抵抗値を提供する)リラクタンス202、変圧器磁気コア・レッグ110Bのリラクタンス204、および出力インダクタ磁気コア・レッグ110Cのリラクタンス206をモデル化する。リラクタンスは、各磁気コア・レッグを通るフラックスの流れに対する「抵抗」であり、主に、それぞれのフェライト・コア・レッグ110A、110B、110C内のそれぞれの磁気コア空隙部111A、111B、111Cと、各隙部の平面内のフェライトの断面積とによって決定される。したがって、図2は、巻線なしのコア・レッグ110Aおよびインダクタ・コア・レッグ110Cの相対的な隙部がこれらのレッグの相対的なリラクタンスをどのように決定し、それによって変圧器レッグ110Bからのフラックスがレッグ110Aと110Cとの間でどのように分割するかを決定するかを示す。変圧器レッグ110B内の所与のフラックスについて、リラクタンス比206対202は、この変圧器レッグ・フラックスのどれくらいの割合がインダクタ・レッグに流れ込むかを決定する。公知のように、フェライト・コア・レッグ内の変化する磁気フラックスは、そのレッグの周りの電気巻線内に起電力(EMF:ElectroMotive Force)を作り出すであろう。(ファラデーの法則からの)関係は、dφ/dt=EMF/Nであり、式中、φは磁気フラックスであり、EMFは巻線の両端の電圧として現れる。変圧器レッグを通るフラックスの変化とインダクタ・レッグを通るフラックスの変化との比は、変圧器二次巻線の両端に誘起される電圧とインダクタ巻線の両端に現れる電圧との比に比例するであろう。このようにして、コア・レッグ隙部を設定すると、変圧器二次巻線の両端に誘起される相対的な電圧がインダクタ巻線の両端に誘起される電圧に設定されるであろう。
一実施形態では、インダクタ・レッグ110Cの磁気reluctance inductor206と外側のレッグ110Aのreluctanceouter202との関係がデューティ・サイクルに対して特定の関係を有する場合、出力電流I_outは、ゼロのdIout/dt、すなわちリップル電流なし、を有し得る。各レッグ内の特定のリラクタンスならびにフラックスの流れの割合および流れ方向の設計は、変圧器とインダクタとの間の磁気結合の所望の量の割合を達成するようなものである。変圧器とインダクタとの間の磁気結合の所望の量の割合は、すなわち各レッグ全体の設計されたフラックスの方向およびフラックスの大きさに基づいて、インダクタンス、形状因子、およびノイズの低減を達成する。
より具体的には、インダクタ・レッグ110Cと「巻線なし」レッグ110Aとのリラクタンス比が、インダクタ・レッグ110Cおよび「巻線なし」レッグ110A内を流れる変圧器レッグ・フラックスの割合を決定する。この比は、変化するフラックスが変圧器二次巻線およびインダクタ巻線の両端に誘起する相対的な電圧を決定し、それによってインダクタの両端に印加される正味電圧を決定する。インダクタの両端に印加される正味電圧により、インダクタ電流がどの程度変化するが決定され、その結果、出力インダクタ内のリップル電流が決定される。図2に示されるコアのリラクタンス・モデルに示される矢印はまた、巻線の両端の電圧に対する磁気フラックスの方向の変化を示し得る。例えば、デューティ・サイクルの主(第1の)部分における一次スイッチ114の作動中の一次巻線の両端へのVin電圧の印加は、変圧器一次を通る電流を増加させ、図2に示される実線矢印によって示されるような磁気フラックスの変化をもたらす。二次側サーキュレータ・スイッチ108が作動され、負のリセット・コンデンサ電圧が一次巻線の両端に印加された状態のサイクルの残りのリセットまたはサーキュレータの部分の間に、正味一次巻線電圧の反対の極性が変圧器一次を通る電流を減少させ、図2に示されるように各レッグにおいて破線矢印によって示される方向の磁気フラックスの増加をもたらす(EMF極性が変化する)。
一実施形態では、図3の等価回路図を考慮して、一次主FETスイッチ314および二次主FETスイッチ316がオンであるスイッチング・サイクルの主部分の間に、変化するフラックスにより、変圧器レッグ110Bは、第1の極性の対応する起電力(EMF:electromotive force)を発生させ、部分的に磁気結合されたインダクタ110Cレッグ内ではそこに、一次変圧器、出力インダクタを通して電力を負荷に伝達するときに出力負荷に入る出力電流リップルを最小限に抑えるように一緒に設計されている第2の反対極性の対応するEMFが生成される。変圧器の一次側および二次側のスイッチ314、316の相対的なタイミングは、一次主スイッチおよび二次主スイッチの両方を同時にオンにし、変圧器コア内の共振エネルギー貯蔵を回避するように定義される。
所与の入力電圧における特定の出力電圧に対する変圧器巻数比および動作デューティ・サイクルを考慮すると、共通磁気コアの変圧器、インダクタ、および巻線なしのレッグの磁気リラクタンスを、指定された出力電圧における最小出力電流リップル用に設計することができる。
図2に示される磁気回路を考慮し、スイッチ104、108、114、116のタイミングが合わせられた作動に従って動作している間、電池と同様の仕方で作用し、出力インダクタ319の両端に起電力(EMF:electromotive force)を提供する、フェライト・コアの第3のレッグ110C内に変化する磁気フラックスが誘起される。二次巻線350の両端のEMFが設計された電圧にあり、インダクタ319の両端のEMFが反対の電圧を提供するとき、そのうえ直列のこれら2つの電圧の合計が出力電圧Voutに等しいとき、出力インダクタ319の両端に正味電圧は存在せず、インダクタを通る電流は変化せず、出力電流リップルは存在しない。平均Voutが正味誘起EMFの合計と異なるようにデューティ・サイクルが調節される場合、電流リップルはゼロではない。しかしながら、示される構成では、変圧器二次EMFおよびインダクタEMFの反対の極性359Aおよび359Bは、磁気結合がない状況と比較して、依然としてリップル電流を低減するであろう。
つまり、各磁気コア・レッグ(フラックス経路)のリラクタンスと、サイクルの一部の間に各経路内に変化する磁気フラックスを誘起する一次スイッチおよび二次スイッチのデューティ・サイクルとが最適に選択されると、図3の磁気構成要素の両端の正味誘起電圧は、サイクル中の毎回の負荷の電圧Voutと一致するであろう。これらの一連の条件下では、電圧は結合インダクタを駆動せず、そのためゼロの出力電流リップルをもたらす。
一例として、レッグ110A内のリラクタンス202の、レッグ110C内のリラクタンス206に対する比は、3:1であり得る。これは、四(4)ボルトが変圧器二次巻線350の両端に作り出される場合(例えば、48Vの一次電圧ソース102の電圧、および変圧器における12:1の一次:二次の巻線比を考慮すると)、これがレッグ110Bを通る変化するフラックスに比例することを意味する。リラクタンス202〜206の比を考慮すると、変化するフラックスの3/(3+1)または3/4がリラクタンス206または変圧器レッグ110Cを通過するであろう。これは、4V×(3/4)=3ボルトのインダクタ319の両端のEMFに比例し、二次出力巻線350の両端に誘起されたEMFとは反対の極性に配向されるであろう。したがって、フラックスの結合および巻線は、インダクタ・レッグの両端に、外部のフォーシング電圧に一致する反対のEMF(例えば、−3V)を作り出すため、サイクルの両側(例えば、サイクルの主部分およびリセット部分)の間に出力リップルが低減される。サイクルのリセット/サーキュレータの部分の間に変圧器がオフである場合、スイッチ108を通る二次流れに電流が存在し、変圧器を通らず、電圧極性は、例えば、インダクタの両端に作り出される+1ボルト(EMF)の変圧器の両端で逆転されるため、電流がI_outで加速されておらず、したがってリップルはゼロである。
図3は、特に、図1に示される実施形態の結合フラックスの出力インダクタを有する、組み込まれた磁気アクティブ・クランプ方式のフォワード変換器300の電気略図を示す。直流(DC:direct current)電源ソースVin(例えば、48V)は、アクティブ・クランプ方式のリセット・コンデンサ306の片側の端部に接続し、一次変圧器巻線320の片側の端部にさらに接続された電圧供給ラインを提供する。示されるように、一次変圧器巻線320は、磁気コアの変圧器レッグ内でフラックスを発生させるための、309として示される巻線極性のものである。残りの磁気コア・レッグ内の磁気リラクタンスにより、この磁気フラックスは、磁気コアのうちのこれらの残りの2つのレッグ間で分割される。一次変圧器巻線320の反対側の端部は、作動されると一次変圧器巻線320に対して駆動を提供する一次変圧器駆動スイッチ314の一端子311に接続している。コンデンサ306の反対側の端部は、アクティブ・クランプ方式のリセット・スイッチ304の一端子に接続しているが、アクティブ・クランプ方式のリセット・スイッチ304の他の端子はまた、端子311に接続している。
磁気結合された二次変圧器巻線350は、一次変圧器巻線320と同じ磁気コアの変圧器レッグに巻回されており、主二次同期整流器スイッチ316の端子に接続された片側の端部を含む一方、二次変圧器巻線350の反対側の端部は、二次リセット同期整流器スイッチ314の端子に接続されている。二次変圧器巻線350の反対側の端部は、出力コンデンサの両端の出力電圧321と、接続された負荷(図示せず)とを提供する、磁気コアの異なる変圧器レッグに巻回されたインダクタ巻線を有する組み込まれた出力インダクタ319にさらに接続されている。
図3に示されるように、二次変圧器巻線350は、一次巻線320の両端の極性309の正電圧については、巻線350の反対側の端部に対してドット359Aで正である、変圧器巻線350の両端で内部に誘起された電圧またはEMFを発生させるための359Aとして示される巻線極性のものである。一方、組み込まれた(結合された)出力インダクタ319は、インダクタ319の巻線の反対側の端部に対してドット359Bで正電圧を発生させる、359Bで示される巻線極性のものである。これらの対向する巻線極性359A、359Bは、図2のリラクタンス比によって決定されたEMFの相対的な大きさと一緒になって、特定の最適な出力電圧321で出力電流リップルを実質的にゼロまで低減する。
記載されるように、設計されたフェライト・コア・レッグのリラクタンス比は、1つの特定の最適な出力電圧でほぼゼロの出力電流リップルをもたらすであろう。所与の入力電圧および設計された変圧器巻数比については、一次巻線構造の両端に印加された周期的に切り替えられる入力電圧信号の動作デューティ・サイクルを、広範囲の出力電圧を得るように調節することができる。デューティ・サイクルを調節して、設計されたリラクタンスによって決定された最適な出力電圧を提供する場合、インダクタを通る電流リップルはゼロに近づくであろう。デューティ・サイクルおよびこの最適点を中心とする出力電圧の範囲については、出力電流リップルは、図4のように、リップルが変圧器とインダクタと間に磁気結合がない場合の出力インダクタンスと同じ値であったであろうものよりも低くとどまるであろう。一実施形態では、プログラム可能なデジタル・パルス信号発生器(図示せず)は、主一次スイッチ314のゲートのタイミングが合わせられた作動を制御するためのデューティ・サイクル「D」において、すなわちVin入力電圧が一次入力巻線の両端に印加されるオンタイムをデューティが指す場合、主一次駆動スイッチ314のゲート端子への入力に対して制御作動信号を発生させる。この同じデジタル制御作動信号「D」はまた、二次側主スイッチ316のゲートのタイミングが合わせられた作動(すなわち、オンにすることを)を同時に制御する。
図6Aは、主一次スイッチ314および二次同期整流器または二次主スイッチ316の入力に同時に印加され得る、デューティ・サイクル「D」のパルス変調されたデジタル・ゲート制御信号501の一例を示す。
同様に、プログラム可能なデジタル・パルス信号発生器(図示せず)は、アクティブ・クランプ方式のリセット・スイッチ304のゲートのタイミングが合わせられた作動を制御するための相補的な(180°位相外れ)デューティ・サイクル「1−D」において、アクティブ・クランプ方式のリセット・スイッチ304のゲート端子への入力に対して制御作動信号を発生させる。この同じデジタル制御作動信号はまた、二次側サーキュレータ・スイッチ308のゲートのタイミングが合わせられた作動(すなわち、オンにすること)を同時に制御する。
図6Bは、アクティブ・クランプ方式のリセット・スイッチ304のゲートのタイミングが合わせられた作動を同時に制御するため、および同様に二次側サーキュレータ・スイッチ308のゲートのタイミングが合わせられた作動を制御するための相補的なデューティ・サイクル「1−D」のパルス変調されたデジタル・ゲート制御信号502の一例を示す。
非限定的な一実装例では、パルス変調されたゲート作動信号Dおよび1−Dのスイッチング周波数は約350kHzである。しかしながら、スイッチング周波数は、100kHz〜400KHzに及び得る。得られるDC−DC変換器の設計をさらにコンパクト化するために、この動作スイッチング周波数は、10MHz〜100MHz以上に及ぶ。デューティ・サイクルDは、10%〜50%に及び得る。しかしながら、MOSFETトランジスタ・スイッチ304、308、314、316のスイッチング能力に依存して、デューティ・サイクルの範囲を1%〜99%の間で増加させることができる。得られる磁気結合は、逆転が達成されるようなものである。すなわち、電流リップルの極性は、デューティ・サイクルが調節されるにつれて逆転する、すなわち、電流リップルは、設計された最適な出力電圧でゼロに近づく。一実施形態では、ゲート作動信号Dおよび1−Dの選択されたオンタイム/オフタイムは、接続された負荷で1.0+/−0.1ボルトの出力を達成するようなものである。48Vin入力で、一例の一次巻線/二次巻線の比Ns:Npが1:12であると考慮すると、二次巻線出力の電圧は、約4ボルト(例えば、48ボルト入力の1/12)であり得る。このように、一実施形態では、25%のデューティ・サイクルを考慮すると、すなわち、パルス変調された信号Dのオンタイムは、結合インダクタの出力電圧を、取り付けられた負荷を駆動させるのに利用可能な出力コンデンサ112における電圧である約1.0ボルトに低減する信号Dの周期長の1/4であってもよい。
定常状態では、デューティ・サイクルDにおける一次主スイッチ314/二次主スイッチ316のゲート作動、およびデューティ・サイクル1−Dにおけるリセット・スイッチ304/サーキュレータ・スイッチ308のゲート作動のタイミングの繰り返しパターンについては、電圧がリセット・コンデンサ306の両端に蓄積され、これにより一次電流が、サイクルの終了時までに、サイクルの開始時における一次電流の開始時の値まで引き下げられるであろう。変圧器の磁化電流である一次電流の部分は、サイクル毎、開始時にゼロに復帰するであろう。正味磁気フラックスは、蓄積されないであろう(すなわち、残留フラックスは保存されない)。一次主FETスイッチ314および二次主FETスイッチ316がオンであるサイクルの部分の間にエネルギーが変圧器を通過するとき、一次巻線309を通る電流のこの「負荷」構成要素によって誘起されるフラックスは、二次巻線350を通る電流のこの「負荷」構成要素によって誘起されるフラックスと正確に相殺される。入力から負荷へ転送されるエネルギーの量は、フェライト・コア内の共振エネルギー貯蔵に依存しないため、よりコンパクトなフェライト設計が可能になる。
図4は、出力インダクタが別個(分離)の磁気結合されていない出力インダクタ317である点で図3の変換器300とは異なるアクティブ・クランプ方式のフォワードDC−DC変換器300’のさらなる実施形態の概略図を示す。所与の平均出力電圧を達成するように、スイッチ304、308、314、316のゲート作動信号のタイミングならびに変換器300(図3)および300’(図4)の両方の動作は同じである。しかしながら、出力電流リップルは、任意の有限の負荷インピーダンスおよび任意のゼロではない平均負荷電流Ioutに対してゼロにはならないであろう。出力インダクタ317の両端に内部に誘起されたEMFがない状態で、Ioutは、主FETスイッチ314および316がオンであり、変圧器二次巻線350の両端の誘起された電圧が平均出力電圧Voutよりも大きいサイクルの主部分の間に増加するであろう。この場合、出力インダクタ317の両端に印加された正の外部電圧が存在し、出力電流Ioutは、増加するであろう。同様に、サイクルのサーキュレータの部分の間では、出力インダクタ317の両端に、内部に誘起されたEMFは存在せず、出力インダクタは、その両端に印加された負の外部電圧を有し、出力電流Ioutは、減少するであろう。
図1に戻ると、定常状態の動作では、出力コンデンサ112は、一次変圧器巻線120の両端のボルト秒を平衡化するための電圧であるであろう。電力変換器回路100の出力電圧は、Vout=Vin×Ns/Np×デューティであり、式中、Nsは、磁気コア110の第2のレッグの周りに構成された二次巻線の数であり、Npは、この同じレッグの周りの一次巻線の数であり、デューティは、デューティ・サイクルである。
一次巻線の両端で平均ゼロ・ボルトを達成するためには、リセット・コンデンサ106の電圧は、以下のようになるであろう。
Vin×duty=Vcap×(1−デューティ)
Vcap=(Vin×デューティ)/(1−デューティ)
式中、デューティ「D」は、入力電圧が一次入力巻線の両端に印加されるオンタイムを指す。
二次スイッチ116、108は、出力電圧巻線を整流する。Vin×Ns/Npが二次の両端に印加される「オン」タイムの間、例えば、一次スイッチ114に印加されるデューティDのオンタイムの間に、スイッチ116は同時にオンにされ、スイッチ108はオフされる。サイクルのこの部分では、変圧器巻線電流は、図1に示されるように、接続された負荷に流れる。図6Bに示される1−Dゲート制御信号の「オン」タイムに対応する、図6AのDゲート制御信号501のオフタイムの間に、コンデンサ106の両端の電圧は、スイッチ104がオンにされ、スイッチ116がオフにされ、スイッチ108がオンにされている状態で、一次巻線の両端に印加される。
出力電圧は、インダクタ巻線の両端に印加される電圧の時間平均である。
DC−DC変換器の出力インダクタからの電流リップルがゼロではない動作点において、図1の出力コンデンサ112は、インダクタ電流をフィルタして、LCフィルタの低いパス性質によって負荷に供給されるより安定したDC電流を達成する。
変圧器コアの二次レッグとインダクタ・レッグとの間の磁気結合は、変圧器二次巻線350によって出力インダクタ319の外部に印加された電圧とは反対の極性であるインダクタの両端で内部EMFを誘起するように機能する。したがって、この磁気結合は、インダクタを通って、変化する電流を誘起している正味電圧差を低減し、それによって出力電流リップルを低減する。
一実施形態では、出力電流リップルが最小限に抑えられるであろう出力電圧を設定するために、図1〜図3の電力変換器回路を調節することができる。かかる一実施形態では、各レッグ内の磁気リラクタンスの構成、例えば、各レッグを通るフラックスの割合を制御するように磁気コア・レッグ領域を設計し、図1に示される各磁気コア・レッグ110A〜110C内の隙部のサイズを調節することは、出力電流リップルが理想的にはゼロになる出力電圧を調節するであろう。次いで、FETゲートがオンとオフとで切り替えられるデューティ・サイクルを調節することによって、出力電圧点がこの最適点を中心として上下に移動することがある。リップルは、出力電圧の設定点が最適な最小リップル出力電圧よりも大きくなるかまたは小さくなるにつれて増加するであろう。しかしながら、出力電流リップルは、変圧器とインダクタとの間に磁気結合が存在しない場合よりも小さくとどまるであろう。
図7は、図1〜図3のDC−DC電力変換器回路の動作の一例を示すタイミング図600であり、一次主FETスイッチ114または314の両端で切り替えられた一次リセット電圧605に対してプロットされた結合インダクタ出力電流602を示す。これは、一次変圧器巻線端子であって、そこから電流I_primaryが出る、一次変圧器巻線端子に印加された電圧である、ワイヤ端子115における電圧である。図7に示されるように、一次変圧器スイッチがオンであるスイッチング・デューティ・サイクルDの連続するオンタイムの部分610A、610B、610Cなどの間に、インダクタ電流602は、変圧器二次からインダクタを通って、接続された負荷に流れ、インダクタ電流は、ほぼ平坦であるかまたは緩徐に減少している。
アクティブ・リセット・コンデンサが一次巻線の両端に電圧を提供し、主変圧器の一次スイッチおよび二次スイッチがオフであるスイッチング・デューティ・サイクル1−Dの連続するタイミングの部分612A、612Bなどの間に、インダクタ電流は、接地からインダクタを通って負荷に流れる。インダクタ電流を減少させる代わりに、リップル電流602の極性が反転する、すなわち、わずかな上昇615で示される。したがって、二次巻線における入力電圧を考慮すると、ループの周りのフラックス誘起の電圧により、すなわちインダクタ誘起の電圧により、反対の電圧が発生する。タイミングおよび磁気リラクタンスの理想的な条件下では、インダクタ電流602の出力電流リップルはゼロであることになる。しかしながら、示される例では、リップル電流は、磁気結合がゼロで発生するであろう極性と比較して逆転された極性を有する小さなゼロではない大きさを示す。出力電流リップルは、磁気結合がゼロの場合よりもはるかに小さい。つまり、一実施形態では、デューティ・サイクルが調節されるにつれて、出力電流リップルの極性は逆転し、出力電流リップルは、設計された出力電圧でゼロに近づく。
図5は、電力変換器回路400の組み込みの3つの電極の磁気コア、4つのFET、およびリセット・コンデンサがプリント回路基板上にいかに配置され得るかを示す俯瞰図である。図5の視野に示されるように、組み込まれた磁気フォワード変換器は、一次電圧ソース102、アクティブ・クランプ方式のリセット・スイッチ104、アクティブ・クランプ方式のリセット・コンデンサ106、主二次同期整流器スイッチ108、磁気コア110、dc電圧に出力電流リップルをフィルタリングするために使用される出力コンデンサ112、主一次スイッチ114、および二次リセット同期整流器スイッチ116を含む。一次変圧器巻線120および二次巻線150が示されており、プリント回路基板の層から形成された平面銅構造で実装され得る。この実施形態では、二次変圧器巻線150およびインダクタ巻線150’は、平面プリント回路基板の銅層上に平面配向で形成されている。さらに、示されていないが、導電損失を低減するために、1つ以上の分離している導電要素を回路基板内の電流経路と並列または直列に配置することができる。
図8Aおよび図8Bはそれぞれ、示されるように、変圧器レッグ110Bとインダクタ・レッグ(電極)110Cとの間に部分的な磁気結合を提供する組み込まれた磁気フェライト磁気コア710に対応するDC−DC電力変換器回路700の物理的なレイアウトおよび構造の一実施形態のそれぞれの三次元図を示す。記載されるように、出力電流リップルを低減するように機能する、本明細書において上記に説明される適切な変圧器二次巻線対インダクタ巻線の極性は、磁気結合ゆえに可能であるインダクタの値の大幅な低減を与え、巻線極性を補正する。図8Aでは、これは、二次サーキュレータMOSFETスイッチ108への接続のための(隙部111を有する二分割構造として図1に関して本明細書において説明される)フェライト磁気コア710の周りに、図8Aにおいて重ねて示される変圧器二次巻線150およびインダクタ巻線150’の共通接続導電ワイヤ端部150Bにより、プリント回路基板715上での空間節約に等しい。図8Aに示されるように、導電巻線150および150’は、共通接続ワイヤ端部150Bを通ってプリント回路基板(PCB:printed circuit board)の一部で、二次側サーキュレータ・スイッチとして機能する第4のMOSFETスイッチ108の端子に電気接続されている。この結合された接続部は、プリント回路基板内の共通磁気構造の変圧器電極とインダクタ電極との間を通過するプリント回路基板トレースの共通部分として組み入れられている。低電流リップルを達成するために大きなインダクタが必要ないため、変圧器およびフェライトの体積を縮小することができ、プリント回路基板(PCB:printed circuit board)715上の平面磁気構造としての実装を考慮すると、インダクタ巻線150’を、図8Bに示されるように、回路基板の外部に接続された単一の低抵抗低インダクタンス・ワイヤとして物理的に実装される出力負荷点(ワイヤ)150Cに接続することができる。図8Bでは、この低抵抗出力ワイヤ150Cは、PCBの外周端面750に露出した導電巻線接触部から上に、および変圧器フェライト磁気コア710の上部側から延在するワイヤ接触部分152を含み、湾曲部分153と、磁気コア710の一部の上に延在するさらなる低抵抗部分154とを含む。ワイヤ150Cは、コアに向かって内側に戻って湾曲する湾曲部分155をさらに含み、最終的に負荷に接続するために2つの形成されたMOSFETスイッチ116、108上に延在する低抵抗出力接触部分156をさら含む。一実施形態では、材料の非導電層は、スイッチ116、108の表面に接触するのを回避するために、ワイヤ部分156の背面を分離することができる。一実施形態では、部分156は、スイッチ116、108の表面に接触し、熱をスイッチ116、108から引き離すための熱接触を提供することができる。一実施形態では、このワイヤ150Cは、「幅の広い」上面金属フットを有する共通導電ワイヤ・トレースとして形成され、磁気電力変換器回路の体積をさらに縮小することを可能にするコンパクトな低抵抗構造において出力電流を負荷に供給する低出力抵抗コネクタを提供する。
図1〜図5のDC−DC電力変換器は、結合された変圧器およびインダクタの磁場が変換器の出力インダクタのリップル電流を低減するように、相互インダクタンスおよび巻線極性を有する組み込まれた変圧器および結合インダクタを含む。これは、小さなインダクタンス値のみが出力フィルタリング用に必要とされるように、電流リップルに関する限り(但し、ステップ応答に関する限りではない)、インダクタの値を効果的に増幅させる。設計されたインダクタンス値を低減させることにより、変換器のサイズおよび体積のさらなる低減が可能となり、その形状因子を減少させる。体積の純減により、高入力電圧を有するこの変圧器ベースのDC−DC変換器は、空間効率の点で、変圧器を有していないが、低入力電圧でのみ動作することができる従来の降圧変換器と比べて競争力があると認められる。
加えて、一次主スイッチおよび二次主スイッチの両方が同時にオンになるように変圧器スイッチのタイミング極性を定義すると、変圧器フェライト内には相当量のエネルギー貯蔵は存在せず、より小さなフェライト体積により第3の空間節約が可能となる。
示されていない追加の実施形態では、追加の一次変圧器、二次変圧器、および結合された出力インダクタとして機能するための追加の回路接続部および巻線構造を備えた追加のフェライト磁気コア・レッグを有する磁気コア110を提供することができることが理解される。
連邦政府による資金提供を受けた研究開発の記載
本発明は、米国エネルギー省によって授与された契約番号B621073の下で政府の支援によってなされた。当該政府は、本発明に対するある特定の権利を有する。
本発明を、特に、その好ましい実施形態に関して示し、説明してきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態および詳細における前述および他の変更がなされ得ることが当業者によって理解されるであろう。したがって、本発明は、説明および例証される正確な形態および詳細に限定されないが、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図される。
200 リラクタンス・モデル
202 リラクタンス
204 リラクタンス
210 一次巻線MMF
212 二次巻線MMF
206 リラクタンス
208 インダクタ巻線MMF
110A レッグ
110B レッグ
110C レッグ

Claims (13)

  1. DC−DC電力変換器素子のための磁気回路であって、
    共通磁気コア構造であって、前記共通磁気コア構造は、前記磁気コアの第1のレッグ構造に組み込まれた一次巻線構造および二次巻線構造を有する変圧器素子、ならびに前記磁気コアの第2のレッグ構造に組み込まれた出力インダクタ巻線構造を有する出力インダクタ素子を提供し、前記インダクタ巻線構造は、周期的に切り替えられる入力電圧が前記一次巻線構造の両端に印加されると出力電流を負荷に伝達する、共通磁気コア構造と、
    前記二次巻線構造に動作可能に接続され、前記二次巻線構造を通じて電流が逆転するのを防止するようにタイミングが合わされた二次主スイッチ素子であって、前記二次巻線構造は、第1の巻線極性のものであり、前記出力インダクタ巻線構造は、第2の巻線極性のものであり、前記第1の巻線極性および前記第2の巻線極性は、起電力(EMF:electromotive force)の反対向きに配向された極性を提供して、前記変圧器、前記出力インダクタを通して電力を出力負荷に伝達するときに前記出力負荷に入る出力電流リップルを低減する、二次主スイッチ素子と、を備え、
    前記共通磁気コアは、第3のレッグ構造であって、前記第1のレッグ構造を通って作り出された磁気フラックスが前記第2のレッグ構造を部分的に通過し、前記第3のレッグ構造を部分的に通過することを可能にし、それによって前記第1のレッグ構造と前記第2のレッグ構造との間に部分的に結合された磁気フラックス経路を提供し、前記部分的な磁気結合の大きさは、前記出力電流リップルが最小限に抑えられる出力電圧を決定する、第3のレッグ構造をさらに含む、磁気回路。
  2. 前記出力インダクタのコア・レッグ構造のフェライト体積が、低減された前記出力インダクタの値により低減され、低減された変圧器磁気コア構造体積をもたらす、請求項1に記載の磁気回路。
  3. 前記低減された出力インダクタの値が、出力負荷の変化に対する出力ステップ応答時間の大幅な減少を許容する、請求項1に記載の磁気回路。
  4. 前記変圧器一次巻線、前記二次変圧器巻線、および前記出力インダクタ巻線構造が、平面プリント回路基板の導電層として形成されている、請求項1に記載の磁気回路。
  5. 前記変圧器二次巻線構造と前記出力インダクタ巻線構造とが、二次サーキュレータ・スイッチ素子に接続するように組み合わせられ、プリント回路基板トレースの共通部分として組み入れられた前記組み合わせられた接続部が、前記共通磁気コア構造の前記変圧器レッグとインダクタ・レッグとの間を通る、請求項4に記載の磁気回路。
  6. 前記出力インダクタ巻線構造から前記回路基板の外部の負荷ポイントまでの物理的な低抵抗導体接続部をさらに備える、請求項4に記載の磁気回路。
  7. 前記入力電圧が、わずかなスイッチ・タイミング・サイクルの間に、第1の一次主スイッチ素子を通って前記一次巻線構造の両端に印加され、第2の二次主スイッチ素子が、前記変圧器二次巻線構造と直列に接続され、前記一次主スイッチ素子および前記二次主スイッチ素子のタイミングが、一次主スイッチ素子および二次主スイッチ素子の両方を同時にオンに切り替えられるように設計されたデューティ・サイクルのものであり、前記出力インダクタは、前記一次主スイッチおよび前記二次主スイッチの両方がオンのときに前記わずかなタイミング・サイクルの間に、前記変圧器から前記直列接続された出力インダクタを通って電力が出力負荷に伝達されるように、前記変圧器二次巻線構造に直列でさらに接続され、それによってフェライト磁気コアの前記変圧器レッグにおけるいかなる共振エネルギー貯蔵も排除する、請求項1に記載の磁気回路。
  8. 前記フェライト磁気コアの前記変圧器の第1のレッグにおいて前記いかなる共振エネルギー貯蔵も排除することにより、前記共通磁気コア体積を減少させる、請求項7に記載の磁気回路。
  9. 前記出力インダクタのコア・レッグ構造のフェライト体積が、低減された前記出力インダクタの値により低減され、低減された変圧器磁気コア構造体積をもたらす、請求項7に記載の磁気回路。
  10. 前記低減された出力インダクタの値が、出力負荷の変化に対する出力ステップ応答時間の大幅な減少を許容する、請求項7に記載の磁気回路。
  11. 前記変圧器一次巻線、前記二次変圧器巻線、および前記出力インダクタ巻線構造が、平面プリント回路基板の導電層として形成されている、請求項7に記載の磁気回路。
  12. 前記変圧器二次巻線構造と前記出力インダクタ巻線構造とが、二次サーキュレータ・スイッチ素子に接続するように組み合わせられ、プリント回路基板トレースの共通部分として組み入れられた前記組み合わせられた接続部が、前記共通磁気コア構造の前記変圧器レッグとインダクタ・レッグとの間を通る、請求項11に記載の磁気回路。
  13. 前記出力インダクタ巻線構造から前記回路基板の外部の負荷ポイントまでの物理的な低抵抗導体接続部をさらに備える、請求項11に記載の磁気回路。
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