JP2019086220A - 保冷庫及び保冷庫管理システム - Google Patents

保冷庫及び保冷庫管理システム Download PDF

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Isao Shibata
勲男 柴田
小柴 勝
Masaru Koshiba
勝 小柴
映子 長田
Eiko Osada
映子 長田
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Abstract

【課題】保冷能力を精度良く推定できるようにした、保冷庫及び保冷庫管理システムを提供する。【解決手段】物品を保冷しつつ収容する前記物品の配送用の保冷庫100Aであって、蓄冷体と、前記蓄冷体が前記配送の最中に周囲温度から受ける熱負荷のレベルである熱負荷レベルを設定し、前記熱負荷レベルに基づいて前記蓄冷体の保冷能力を推定する推定部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、蓄冷体を予冷することで保冷を行う保冷庫、及び、それを使用した保冷庫管理システムに関するものである。
従来、物流会社や流通会社など、常温品と低温品(生鮮食料のように低温を維持した状態で配送される必要のある品)とを同じ車両等に混載して効率良く配送できるよう、低温品は保冷庫内(以下「庫内」ともいう)に収容された状態で車両等に積載される。
保冷庫には、蓄冷体や冷却装置が装備され、配送前に、冷却装置を作動させて蓄冷体を予冷し、配送中は、冷却装置を停止して庫内を蓄冷体によって低温に維持するタイプのものがある。
特許文献1には、このような蓄冷体で庫内の保冷を行う保冷庫において、蓄冷体に蓄冷された冷熱が失われるまでの時間、すなわち庫内を低温状態に維持できる保冷可能時間を予測することが開示されている(段落[0066]参照)。
特許第3885742号公報
ここで、保冷可能時間は、保冷庫の周囲の外気温度(周囲温度)に応じて変化するが、特許文献1に開示された技術では、周囲温度を考慮していないため、保冷可能時間を精度良く推定できない。
保冷可能時間の推定精度が低いと、実際の保冷可能時間が予測時間よりも短くなって、配送完了まで庫内を低温状態に維持できない。逆に、予測時間が実際の保冷可能時間よりも短くなると、実際には配送完了まで庫内を低温状態に維持できるにも拘わらず、このままでは配送に必要な十分な保冷可能時間が確保できないとして、配送前に過剰に保冷庫が予冷される。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、保冷能力を精度良く推定できるようにした、保冷庫及び保冷庫管理システムの提供を目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の保冷庫は、物品を保冷しつつ収容する前記物品の配送用の保冷庫であって、蓄冷体と、前記蓄冷体が前記配送の最中に周囲温度から受ける熱負荷のレベルである熱負荷レベルを設定し、前記熱負荷レベルに基づいて前記蓄冷体の保冷能力を推定する推定部と、を備えたことを特徴としている。
(2)上記目的を達成するために、本発明の保冷庫管理システムは、保冷庫と、前記保冷庫の運行日時が含まれた運行計画を決定する保冷庫管理装置とを備え、前記保冷庫と前記保冷庫管理装置とは、それぞれ、相互間の通信を可能とする通信装置を備え、前記保冷庫管理装置は、履歴を保持する履歴保持部を備え、前記保冷庫は、前記通信装置を介して前記履歴を前記保冷庫管理装置から取得することを特徴としている。
本発明によれば、周囲温度を考慮して保冷可能時間を精度良く推定できる。
本発明の各実施の形態の保冷庫管理システム及び保冷庫の概略を示す模式図 本発明の各実施の形態の保冷庫の構成を示す模式的な断面図 本発明の第一の実施の形態の保冷庫管理システムの機能ブロック図 本発明の第一の実施の形態に係る基準温度の設定方法を説明するための図 本発明の第一の実施の形態に係る保冷可能時間の算出方法を説明するための図 本発明の第一の実施の形態に係る保冷庫の動作フローの一例を示すフローチャート 本発明の第一の実施の形態に係る保冷可能時間の算出フローの一例を示すフローチャート 本発明の第二の実施の形態の保冷庫管理システムの機能ブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
以下の各実施の形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施の形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。各実施の形態の構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
なお、本発明でいう保冷能力は、予冷が行われた場合の蓄熱量を見込んだ保冷能力(例えば推定保冷可能時間)を含むものである。
[1.各実施の形態の共通構成]
以下、本発明の各実施の形態に共通する構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本発明の各実施の形態の保冷庫管理システム及び保冷庫の概略を示す模式図である。
図2は、本発明の各実施の形態の保冷庫の構成を示す模式的な断面図である。なお、冷却装置70については冷媒系統図として示されている。
[1−1.保冷庫管理システムの概略構成]
図1に示すように、保冷庫管理システム1は、複数の保冷庫100及び保冷庫管理装置300を備えている。保冷庫管理装置300は、複数台の保冷庫100と無線により通信を行い、これらの複数台の保冷庫100の冷却能力等を管理する。
保冷庫100は、内部(以下「庫内」という)に物品を収納できると共に、庫内に蓄冷体(図1では省略)を有し、蓄冷体の蓄えた冷熱によって庫内の温度を低温に保つことができる容器である。保冷庫100は、例えば低温で配送すべき要冷蔵物や要冷凍物等の低温品(以下「物品」ともいう)を庫内に収容して輸送するために使用される。保冷庫100は、配送拠点において物品が庫内に収容された後、例えばトラック等の輸送機器200に常温品と混載されて配送先へ輸送される。
[1−2.保冷庫の構成]
保冷庫100は、図1に示すように、筐体100aと、筐体100aの前面に開閉可能に取り付けられたドア100bと、筐体100aの下面に取り付けられた移動用キャスタ100cとを有する。
また、保冷庫100の外面部には、保冷可能時間P(保冷能力)を表示する表示部20dと、保冷庫100の周囲の外気温(以下「周囲温度」ともいう)を取得する外気温取得部20iとが備えられている。外気温取得部20iは、例えば外気温を検出する温度センサである。
図2に示すように、保冷庫100の庫内50は、床板60によって、上側の貯蔵室50aと、下側の蓄冷室50bとに区画されている。貯蔵室50aは、物品を収納するための空間であり、蓄冷室50bは貯蔵室50aを冷やす蓄冷体10等を配置するための空間である。
床板60の先端(図2中、床板60の右端)と、筐体100aの内部側面との間には隙間が設けられており、この隙間を通じて貯蔵室50aと蓄冷室50bとは連通している。
蓄冷室50bの内部には、蓄冷体10を収納する箱体11が、図2の紙面と直交する方向に相互間に隙間をあけて複数配列されている。蓄冷体10は、例えば、フィルムや樹脂容器等に、塩化ナトリウムと水との混合物、あるいは高吸水性ポリマーと水との混合物等の蓄冷材料が密閉されて形成されている。蓄冷体10は、液状あるいはゲル状の蓄冷材料が予め冷却されて固化することにより冷熱を蓄えることができる。
冷却装置70は、貯蔵室50aで物品を保冷する前に、蓄冷体10に冷熱を蓄えるために使用され、貯蔵室50aで物品を保冷している期間は通常停止している。
冷却装置70は、蒸発器71、圧縮機72、凝縮器73及び膨張弁74を備えている。蒸発器71、圧縮機72、凝縮器73及び膨張弁74の順番で冷媒が通過するようにこれらが配管によって環状に接続されている。蒸発器71は、蓄冷室50bに配置されている。冷却装置70を動作させると、蒸発器71を流れる冷媒と蓄冷室50bの空気とが熱交換することにより、蓄冷室50bの空気が冷却される。これにより、上述したように蓄冷材料が固化して蓄冷体10に冷熱が蓄えられる。
筐体100aの一方の側面には、天井面近傍に送風機40が設けられると共に、冷気ダクト41が上下に延在するように設けられている。冷気ダクト41は、蓄冷室50bと送風機40の後方(図2中、送風機40の左側)の空間とを連通させる。
図2の矢印は、送風機40の作動によって生じる空気の流れ方向を示している。つまり、送風機40の作動によって、送風機40、貯蔵室50a、蓄冷室50b及び冷気ダクト41をこの順に循環する空気の循環流が形成される。詳しくは、送風機40が作動すると、蓄冷室50bの内部の空気は、箱体11(蓄冷体10)どうしの隙間を流通し、蓄冷体10によって冷却された後、冷気ダクト41の内部を通って送風機40の後方の空間に導かれ、送風機40によって貯蔵室50aに吹き出される。これにより、貯蔵室50aに貯蔵された物品が保冷される。貯蔵室50aの空気は、床板60の先端と筐体100aとの間の隙間を通って蓄冷室50bに戻る。
ここで、保冷庫100の筐体100aには、上述したように保冷可能時間Pを表示する表示部20dが備えられている。表示部20dは、筐体100aの外周面の人目に付きやすい箇所に配置されていればよく、図1及び図2の配置箇所に限定されるものではない。
保冷可能時間Pとは、貯蔵室50a を所定の温度帯に保つことができる時間のことでああり、換言すれば、各蓄冷体10の蓄冷量の合計量である蓄冷残量Jが、閾値J0以下となるまでの残り時間をいう。
蓄冷残量Jは、蓄冷室50bにおいて蓄冷体10の近傍に設けられた温度センサ12の検出結果に基づいて推定され、保冷可能時間Pはこの蓄冷残量Jに基づいて推定される。蓄冷残量J及び保冷可能時間Pの算出方法については後述する。
この温度センサ12は、少なくとも1つの箱体11の表面温度、少なくとも1つの箱体11内の蓄冷体10の表面温度、又は少なくとも1つの箱体11内の蓄冷体10の内部の温度を検出する。また、この温度センサ12は、箱体11の周囲における空気の流通方向に並ぶ複数の測定箇所で当該温度を検出する。以下の各実施の形態では、温度センサ12は、1つの箱体11内の蓄冷体10の表面温度を検出するものとする。
[2.第一の実施の形態]
以下、本発明の第一の実施の形態について、図3〜図7を参照しながら説明する。
図3は、本発明の第一の実施の形態の保冷庫管理システムの機能ブロック図である。
図4は、本発明の第一の実施の形態に係る基準温度の設定方法を説明するための図である。
図5は、本発明の第一の実施の形態に係る保冷可能時間の算出方法を説明するための図である。
図6は、本発明の第一の実施の形態に係る保冷庫の動作フローの一例を示すフローチャートである。
図7は、本発明の第一の実施の形態に係る保冷可能時間の算出フローの一例を示すフローチャートである。
本実施の形態の保冷庫100及び保冷庫管理装置300は、図3に示す保冷庫100A及び保冷庫管理装置300Aによりそれぞれ構成される。また、本実施の形態の保冷庫管理システム1は、複数の保冷庫100A(図3では便宜的に一台の保冷庫100Aのみ示す)と、保冷庫管理装置300Aとを備える保冷庫管理システム1Aにより構成される。
以下、保冷庫100A及び保冷庫管理装置300Aの各構成について、主に制御上の構成を中心に説明する。
[2−1.保冷庫の構成]
保冷庫100Aは、識別記号保持部20a、庫内温度検出部20b、庫内温度制御部20c、表示部20d、保冷能力算出部20e、推定保冷能力算出部20f、熱負荷レベル判定部20g、外気温履歴保持部20h、外気温取得部20i(温度取得部)、通報制御部20j、通報部20k、送信部20l及び受信部20mなどを備えている。なお、送信部20lと受信部20mとから本発明の通信装置が構成される。
識別記号保持部20aは、保冷庫100Aの識別情報を格納し、ROM、ハードディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク及び光磁気ディスクなどの記憶媒体により構成される。
庫内温度検出部20bは、庫内温度を計測する温度センサにより構成される。庫内温度検出部20bは、計測した庫内温度を示す情報(以下、単に「庫内温度」という)を庫内温度制御部20cに出力する。
庫内温度制御部20cは、庫内温度及び温度帯を、表示部20dなどに出力する。ここで、温度帯とは、例えば、冷凍、冷蔵、チルドなどがあり、保冷庫100Aに予め設定された、もしくはユーザーによって設定された、保冷庫100Aを保冷する温度帯をいう。
表示部20dは、上述したように、ユーザーが外部から視認可能に保冷庫100Aの外面部に設けられる。表示部20dは、庫内温度、温度帯、運行計画、予冷を必要とする旨を示す情報、及び、後述の保冷能力などの各種情報を表示する。
外気温度取得部20iは、上述したように保冷庫100Aの周囲の外気温(周囲温度)を周期的に取得するものであり、本実施の形態では温度センサにより構成される。外気温度取得部20iにより取得された外気温情報は、後述の外気温履歴保持部20hへ出力される。また、外気温度取得部20iにより取得された外気温情報は、本実施の形態では、送信部20lを介して保冷庫管理装置300Aへ参考情報として出力されるが、省略することも可能である。
外気温度履歴保持部20hは、外気温度取得部20iから周期的に入力される外気温情報を時刻情報と関連づけて順次記憶して蓄積する。すなわち、外気温度履歴保持部20hは、蓄積した一連の外気温情報を外気温履歴として保持する。外気温度履歴保持部20hは、外気温履歴情報を熱負荷レベル判定部20gへ出力する。
熱負荷レベル判定部20gは、外気温度履歴保持部20hから取得した外気履歴情報に基づき、過去の所定期間内における最高外気温を、次回の発送時の外気温として推定してこれを基準温度T0として設定する。そして、熱負荷レベル判定部20gは、この基準温度T0に基づいて熱負荷レベルLを判定する。熱負荷レベルLとは、蓄冷体10が外気から受ける熱負荷のレベルをいう。本実施の形態では、最高外気温は、これに限定されるものではないが、小数点以下が切り捨てられて1[℃]刻みで設定される。
熱負荷レベル判定部20gによる基準温度T0の設定方法の一例を、図4を参照して説明する。
熱負荷レベル判定部20gは、次回の発送までの過去7日間(第一所定期間、24時間×7)を、それぞれ、時限D1(7:00〜10:00)、時限D2(10:00〜16:00)、時限D3(16:00〜20:00)及び時限D4(20:00〜翌日の7:00)に分割する。熱負荷レベル判定部20gは、過去7日間のそれぞれの時限D1、D2、D3、D4について、外気温度履歴保持部20hから取得した外気温履歴情報から最高外気温を抽出する。
熱負荷レベル判定部20gは、さらに、この抽出結果に基づき、時限D1、D2、D3、D4毎に、過去7日間における最高外気温(図4に長円で囲んで示す温度)を抽出し、これらの最高外気温を基準温度T0として設定する。図4に示す例では、時限D1については18℃、時限D2については30℃、時限D3については20℃、時限D4については17℃がそれぞれ基準温度T0として設定される。
なお、本実施形態では、4つの時限D1、D2、D3、D4が設定されているが、時限Dの数はいくつであってもよい。
熱負荷レベル判定部20gは、さらに、各時限D1、D2、D3、D4毎に、これらの基準温度T0に基づき熱負荷レベルLを判定して設定する。
熱負荷レベル判定部20gは、例えば下表1にしたがって熱負荷レベルを、5℃刻みの6レンジで設定する。つまり、基準温度T0が14℃以下の時限Dは、熱負荷レベルL1に、基準温度T0が15℃〜19℃の範囲にある時限Dは熱負荷レベルL2に、基準温度T0が20℃〜24℃の範囲にある時限Dは熱負荷レベルL3に、基準温度T0が25℃〜29℃の範囲にある時限Dは熱負荷レベルL4に、基準温度T0が30℃〜34℃の範囲にある時限Dは熱負荷レベルL5に、基準温度T0が35℃以上の時限Dは熱負荷レベルL6に設定される。例えば、図4の時限D1は、基準温度T0が18℃なので熱負荷レベルL2に設定される。
熱負荷レベル判定部20gは、設定した熱負荷レベルを保冷能力算出部20e及び推定保冷能力算出部20fに出力する。
Figure 2019086220
なお、熱負荷レベルLの設定は、このような5℃刻みの6レンジの設定に限定されず、例えば下表2に示すように10℃刻みの4レンジの設定でもよい。
Figure 2019086220
熱負荷レベル判定部20gは、基準温度T0の設定後、外気温度取得部20iから入力される外気温が基準温度T0を超えた場合には、次回発送中に外気温が予想よりも高温になる可能性があるとして、フォロー制御を行う。
フォロー制御では、基準温度T0に基づいて設定された熱負荷レベルLが、高温側の熱負荷レベルLに変更される。変更の態様は、所定レベル(レベル1)だけ高温側に変更する態様でもよいし、一律して最高レベルである熱負荷レベルL6に変更する態様でもよい。あるいは、これらの態様を手動で切り替えられるようにしてもよい。
なお、外気温が基準温度T0よりも高くなる状況が所定時間以上継続した場合に、熱負荷レベルLを高温側に変更するようにしてもよい。
保冷能力算出部20eは、保冷庫管理装置300から保冷可能時間送信指示を受信すると、保冷庫100Aの保冷能力として、保冷可能時間Pを算出し、この保冷可能時間Pを表示部20d及び保冷庫管理装置300に出力する。
保冷能力算出部20eは、熱負荷レベル判定部20gにより設定された熱負荷レベルLに基づいて保冷可能時間Pを算出する。
具体的に説明すると、保冷能力算出部20eは、先ず、蓄冷体10(図2参照)の表面温度を検出する前記の複数の温度センサ12(図2参照)の検出結果から、蓄冷体10の空間的な温度分布を推定する。保冷能力算出部20eは、この温度分布に基づき、蓄冷体10において、所定温度を超えている箇所の割合に基づいて、現在の蓄冷残量Jを算出する。
蓄冷残量Jは、蓄冷残量ジュールや、蓄冷残量パーセントや、所定温度以下の保冷可能な蓄冷体10の個数などで表記される。蓄冷残量ジュールとは、蓄冷残量Jをジュール表記したものであり、蓄冷残量パーセントとは、蓄冷体10が完全に凍結・固化した状態である完全蓄冷後の蓄冷残量Jを100%としたときの蓄冷残量Jの割合である。以下では、蓄冷残量Jは蓄冷残量ジュールを指すものとする。
そして、保冷能力算出部20eは、この蓄冷残量Jに基づいて保冷可能時間Pを算出する。この算出方法を、図5を参照して説明する。
保冷能力算出部20eは、下式(1)により、各時限Dにおいて一定時間(ここでは1時間)の保冷動作により蓄冷体10から消費される冷熱量(以下「消費冷熱量」という)ΔJ(D)を、基準消費冷熱量ΔJ(35fix)と掛け率K(D)とを使用して算出する。
ΔJ(D)=ΔJ(35fix)×K(D)…(1)
ここで、基準消費冷熱量ΔJ(35fix)とは、外気温が35℃で一定している場合において、蓄冷体10から消費される単位時間当たりの消費冷熱量である。また、掛け率K(D)とは、時限Dの熱負荷レベルLに基づいて設定される補正係数である。掛け率K(D)は、外気温が35℃以上であって熱負荷レベルLがL6の場合には1に設定され、熱負荷レベルLが、L6、L5、L4、L3、L2、L1の順に(すなわち熱負荷レベルLが低レベルになるにつれ)低い値に設定される。
保冷能力算出部20eは、消費冷熱量ΔJ(D)の時間積算値が、発送前の蓄冷残量Jをこえる時刻すなわち発送中の蓄冷残量Jが0(零)となる時刻(又は蓄冷残量Jが閾値以下となる時刻)までは保冷能力が持続すると推測する。そして、保冷能力算出部20eは、発送開始時刻からこの時刻までの時間を保冷可能時間Pとして算出する。
図5に示す例では、保冷庫100Aを輸送する輸送機器が発送元を出発する時刻は、時限D2の後半となる14時である。したがって、保冷庫100Aの蓄冷体10は、時限D2の14時〜16時は1時間毎に消費冷熱量ΔJ(D2)を、時限D3の16時〜20時は1時間毎に消費冷熱量ΔJ(D3)を、時限D4の20時以降は1時間毎に消費冷熱量ΔJ(D4)を消費する。〔ΔJ(D2)=ΔJ(35fix)×K(D2)、ΔJ(D3)=ΔJ(35fix)×K(D3)、ΔJ(D4)=ΔJ(35fix)×K(D4)〕。この結果、蓄冷残量Jは23:00に略0(零)になると推測され、保冷能力算出部20eは、14:00から23:00までの9時間を保冷可能時間Pとする。
また、本実施の形態では、保冷能力に保冷可能時間Pが使用されるが、蓄冷残量パーセント、蓄冷残量ジュール、保冷可能な蓄冷体10の個数などを使用することもできる。
推定保冷能力算出部20fは、保冷庫管理装置300から送られた推定保冷可能時間送信指示を受け、現在時刻の蓄冷残量Jから指定時間予冷を行った場合の蓄冷量を算出し、この予冷による蓄冷量を蓄冷残量Jに加算して、推定保冷可能時間Peを算出する。推定保冷能力算出部20fによる推定保冷可能時間Peの算出は、予冷による蓄熱量を見込む以外は、保冷能力算出部20eによる保冷可能時間Pの算出と同じなので、この他の説明は省略する。
推定保冷能力算出部20fは、算出した蓄冷残量Jに応じた推定保冷可能時間Peを算出して保冷庫管理装置300に送信する。
このように、熱負荷レベル判定部20gと保冷能力算出部20eとにより保冷能力(保冷可能時間P)が推定されることから、熱負荷レベル判定部20gと保冷能力算出部20eとにより本発明の推定部が構成される。
同様に、熱負荷レベル判定部20gと推定保冷能力算出部20fとにより保冷能力(推定保冷可能時間Pe)が推定されることから、熱負荷レベル判定部20gと推定保冷能力算出部20fとにより本発明の推定部が構成される。
再び図3を参照して説明すると、通報制御部20jは、配送中において、外気温取得部20iにより検出された外気温が、基準温度T0を所定時間(第三所定時間)継続して超え場合には、通報部20kに作動指令を出力する。
通報部20kは、ユーザーに通報を行うものである。通報は聴覚的なものであってもよいし視覚的なものであってもよい。通報部20kは例えばスピーカであってもよいし、ユーザーの可搬デバイスに無線通信で通報を行い、可搬デバイスに表示したり音声出力したりするようにしてもよい。通報部20kは、通報制御部20jから作動指令が入力されると、保冷庫100Aの周囲の外気温が、予想していたよりも高温である旨の通報を行う。
なお、通報制御部20jは、通報部20kによる音での通報に替えて、表示部20dによる表示での通報を行わせるようにしてもよい。
送信部20lは、保冷庫100Aの識別記号、温度帯、庫内温度、保冷可能時間P及び推定保冷可能時間Peの各情報を保冷庫管理装置300Aに送信する。
受信部20mは、保冷可能時間送信指示及び推定保冷可能時間送信指示を受信する。また、受信部20mは、保冷庫100Aの識別記号及び運行計画の各情報を受信する。
[2−2.保冷庫管理装置の構成]
図3に示すように、保冷庫管理装置300Aは、運行計画保持部30a、保冷庫割当部30b、保冷庫確定部30c、表示部30f、及び、通信装置を備えている。通信装置は送信部30d及び受信部30eを備える。
運行計画保持部30aは、配送に係る運行計画の情報を格納し、ROM、ハードディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク及び光磁気ディスクなどの記憶媒体により構成される。ここで、運行計画とは、荷物や保冷庫100Aを配送元施設から配送先にトラックなどの輸送機で運ぶための輸送機1台ごとに作られた計画をいい、輸送機1台に対して1つの管理番号が付される。
運行計画が含む情報としては、例えば、運行計画番号、運行日時(配送元を出発する出発日時及び配送先に到着する到着日時)、必要保冷時間、必要台数である。ここで、運行計画番号とは、少なくとも1日の運行計画の中での固有の管理番号をいう。出発日時とは、出発予定時刻をいい、到着日時とは到着予定時刻をいう。必要保冷時間とは、運行(配送)が完了するまでに必要な保冷時間(所定の温度に維持する必要のある時間)をいう。必要台数とは、運行に必要な保冷庫100Aの温度帯毎の台数(冷蔵台数、冷凍台数)をいう。
保冷庫割当部30bには、例えば、保冷庫100Aの識別記号、保冷可能時間P、推定保冷可能時間Pe、予冷中の有無などの各種情報が格納されている。
保冷庫割当部30bは、所定の時間帯に出発時刻が設定された運行計画の情報を抽出する。ここでの運行計画は、現在時刻から所定時間後までに物品の出発時刻が設定された計画である。保冷庫割当部30bは、時間経過に伴って、次々に抽出する1または複数の運行計画に保冷庫100Aの仮割当を行う。
以下、説明を明確にするために、特に断らない限り、一つの運行計画において保冷庫100Aの仮割当を行うことについて説明する。
保冷庫割当部30bは、複数の保冷庫100Aの中から、運行計画の必要保冷時間、温度帯毎の必要台数、及び、予冷中の有無の情報に基づいて保冷庫100Aを選択する。
保冷庫割当部30bは、選択した保冷庫100Aの中から、保冷可能時間P及び推定保冷可能時間Peに基づいて、運行計画に使用可能な保冷庫100Aの仮割当を行う。
保冷庫割当部30bは、推定保冷可能時間Pe(すなわち予冷を行うことを前提とした保冷可能時間)に基づいて保冷庫100Aの仮割当を行った場合、予冷を必要とする保冷庫100Aの仮割当である旨を保冷庫管理装置300Aの表示部30fに表示させる。これとともに、保冷庫割当部30bは、通信装置(つまり、保冷庫管理装置300Aの送信部30d及び保冷庫100Aの受信部20m)を介して、例えば、予冷が必要である旨や、予冷による蓄冷量増加分を当該保冷庫100Aの表示部20dに送信する。これにより、表示部20dに予冷が必要である旨や、予冷による蓄冷量増加分が表示される。
ここで、予冷による蓄冷量増加分とは、予冷することで増加する蓄冷量をいう。
保冷庫確定部30cは、出発時刻より所定時間前であって、仮割当時より後に第一保冷庫100Aの割当確定を行う。ここで、第一保冷庫100Aとは、複数の保冷庫100Aのうち、保冷庫割当部30bにより仮割当が行われた保冷庫100Aをいう。
保冷庫確定部30cは、通信装置を介して、運行計画の情報を保冷庫100Aに送信する。これにより、保冷庫100Aの表示部20dに、その保冷庫100Aを使用する運行計画が表示される。これとともに、保冷庫確定部30cは、運行計画の情報を保冷庫管理装置300Aの表示部30fに出力する。これにより、表示部30fに、割当確定された運行計画と保冷庫100Aとが表示され、必要に応じて、保冷庫100Aの蓄冷残量Jや予冷の有無、予冷による蓄冷量増加分等の情報が表示される。
送信部30dは、保冷庫割当部30bからの保冷可能時間送信指示及び推定保冷可能時間算出基準時の推定保冷可能時間送信指示を保冷庫100Aに送信する。また、送信部30dは、保冷庫確定部30cからの保冷庫100Aの識別記号及び運行計画の情報を保冷庫100Aに送信する。なお、推定保冷可能時間算出基準時とは、発送時刻前の予め設定された時刻のことである。
受信部30eは、保冷庫100Aの送信部20lから送信される、保冷庫100Aの識別記号、温度帯、庫内温度、保冷可能時間P及び推定保冷可能時間Peの情報を受信する。
表示部30fは、運行計画保持部30aに保持された運行計画や、受信部30eが受信した保冷庫100Aの状態、仮割当の状況や割当確定の状況を表示させてオペレータに視認させる。
保冷庫割当部30bは、推定保冷可能時間Peに基づいて保冷庫100Aの仮割当を行った場合に、保冷庫管理装置300Aの表示部30fに仮割当の結果などの情報を表示させる。これとともに、保冷庫割当部30bは、例えば、予冷が必要である旨や、予冷による蓄冷量増加分の情報を、通信装置により当該保冷庫100Aに送信する。これにより、この保冷庫100Aの表示部20dにこれらの情報が表示される。
[2−3.フローチャート]
[2−3−1.全般的な動作フロー]
保冷庫100Aの全般的な動作フローの一例を、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、この動作フローは、保冷庫100の運行毎に行われる。
先ず、保冷庫100Aは、保冷開始前(運行開始前)に、ステップA1において、時限D毎に基準温度T0及び熱負荷レベルLを設定する。ただし、取得した実際の外気温が、基準温度T0よりも所定時間以上継続して高温となった場合は、保冷庫100Aは、ステップA2において、熱負荷レベルLを高温側に変更するフォロー制御を行う。
そして、保冷庫100Aは、ステップA3において、ステップA1又はステップA2において設定された熱負荷レベルLに基づいて保冷可能時間Pや推定保冷可能時間Peを算出する。この保冷可能時間Pや推定保冷可能時間Peは、保冷庫管理装置300Aに送信され、次回の運行の保冷庫100Aの割り当ての計画に使用される。
そして、保冷開始後(運行開始後)、ステップA4において、取得した実際の外気温が所定期間以上継続して基準温度T0よりも高い場合には、保冷庫100Aは通報を行う。
なお、保冷開始後において、ステップA4と併せてステップA2のフォロー制御を行うようにしてもよい。
[2−3−2.保冷可能時間の算出]
保冷能力算出部20eによる各時限Dにおける保冷可能時間Pの算出方法の一例について、図7のフローチャートを参照して説明する。
先ず、ステップB1において、保冷能力算出部20eは、現在の実際の蓄冷残量Jを、運行開始時刻TMs(時刻TM=TMs)のときの蓄冷残量Jとして算出する。なお、蓄冷残量Jが、蓄冷残量ジュールではない場合(例えば蓄冷残量パーセントの場合)には、蓄冷残量ジュールに換算される。
次いで、ステップB2において、運行開始時刻TMsが属する時限Dにおいて1時間の保冷動作で消費される消費冷熱量ΔJ(D)が算出され、ステップB3において、運行開始時刻TMsの蓄冷残量Jからこの消費冷熱量ΔJ(D)を減算して、蓄冷残量Jが、運行開始から1時間経過後の蓄冷残量Jを算出する。
ステップB4では、この蓄冷残量Jが0(零)未満であるか否かが判定され、蓄冷残量Jが0(零)未満でなければステップB7に進んで、時刻TMが1時間だけインクリメントされてステップB2に戻る。
一方、ステップB4で蓄冷残量Jが0(零)未満であると判定されると、ステップB5に進んで、時刻TMが1時間だけデクリメントされる。次いで、ステップB6に進み、このデクリメントされた時刻TMにおいて蓄冷残量Jが略0(零)になるとされ、運行開始時刻TMsから、デクリメントされた時刻TMまでの時間が、保冷可能時間Pとして算出され、フローが終了する。
なお、このフローチャートは、保冷可能時間Pが1時間に満たない場合、保冷可能時間Pが計算上「−1時間」と計算されてしまうが、この場合、図示しないステップにより保冷可能時間Pは0(零)とされる。
[2−4.作用・効果]
本発明の第一の実施の形態によれば以下のような作用・効果が得られる。
(1)運行時の周囲温度が高いほど保冷庫100Aが周囲の外気から受ける熱負荷レベルLは高くなって、保冷能力(保冷可能時間Pや推定保冷可能時間Pe)は短くなる。すなわち、周囲温度の高低によって保冷能力は変化する。
本実施の形態では、運行時の周囲温度の推定値である基準温度T0、ひいては基準温度T0から推測される熱負荷レベルLに基づいて保冷能力を推定するので、季節や時間帯や地域等によって周囲温度が変動しても保冷庫100Aの保冷能力を精度良く推定できる。
また、保冷庫100Aの保冷能力を精度良く推定できるので、この保冷能力に基づいて保冷庫100Aの運行計画を適切に立案できる。
(2)発送までの第一所定期間内における周囲温度の履歴に基づいて基準温度T0ひいては熱負荷レベルLを設定するので、周囲温度の推定値である基準温度T0を実際の履歴に基づいて精度良く推定することができる。
(3)周囲温度は、時間帯(時限D)によって異なるが、時間帯毎に基準温度T0ひいては熱負荷レベルLを設定するので、保冷能力を一層精度良く算出することができる。
(4)外気温取得部20iにより検出された周囲温度が基準温度T0よりも高い場合に、熱負荷レベルLを高温側に変更し、変更後の熱負荷レベルLに基づいて保冷能力を推定し直すので、突発的な気候の変化などにより急激に周囲温度が変化しても保冷能力を精度良く推定できる。
(5)運行中において、外気温取得部20iにより検出された周囲温度が第二閾値温度(本実施の形態では基準温度T0)よりも高い状態が第三所定期間よりも長く継続した場合には、通報部20kを作動させて通報を行うので、保冷庫100Aを使用して配送を行う作業者に注意を促すことができる。注意を促された作業者は、例えば、この保冷庫100Aを、屋外から屋内に移す、あるいは同じ屋内でも比較的温度の低い場所に移すなど適宜対応することができる。
[2−5.変形例]
(1)図3に二点鎖線で示すように、保冷庫100Aの有する外気温履歴保持部20hを、保冷庫管理装置300Aに設けてもよい。
この場合、保冷庫100Aの外気温取得部20iによる取得された外気温情報は、保冷庫100Aの送信部20l及び保冷庫管理装置300Aの受信部30eを介して、保冷庫管理装置300Aの外気温履歴保持部20hに出力され蓄積される。また、保冷庫管理装置300Aの外気温履歴保持部20hの外気温履歴情報は、保冷庫管理装置300Aの送信部30d及び保冷庫100Aの受信部20mを介して保冷庫100Aの熱負荷レベル判定部20gへ出力される。この場合、保冷庫100Aの外気温履歴保持部20hは不使用となる。
或いは、外気温履歴保持部20hを保冷庫管理装置300Aに設ける場合、保冷庫100Aの外気温履歴保持部20hを省略してもよい。外気温履歴保持部20hを保冷庫管理装置300Aにだけ設ければよいので、保冷庫管理システム1Aのコストを削減できる。
(2)保冷能力算出部20eは、保冷中のみの外気温の履歴に基づいて基準温度T0ひいては熱負荷レベルLを設定するようにしてもよい。待機中など非使用環境下での外気温は、保冷能力の算出にとってノイズとなるが、これにより基準温度T0ひいては熱負荷レベルLの設定に使用されないようになる。したがって、保冷能力算出部20eは、保冷能力を一層精度良く推定できる。
なお、保冷中の周囲温度の履歴だけを参照するためには、保冷能力算出部20eは、例えば、保冷庫管理装置300Aから取得した運行計画に基づいて、運行時間内(保冷時間内)の外気温の履歴だけを参照すればよい。
[3.第二の実施の形態]
[3−1.構成]
以下、本発明の第二の実施の形態について、図8を参照しながら説明する。
図8は、本発明の第二の実施の形態の保冷庫管理システムの機能ブロック図である。
なお、第一の実施の形態と同一の構成要素は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態の保冷庫100及び保冷庫管理装置300は、図8に示すように、保冷庫100B及び保冷庫管理装置300Aによりそれぞれ構成される。また、本実施の形態の保冷庫管理システム1は、複数の保冷庫100B(図8では便宜的に一台の保冷庫100Bのみ示す)と、保冷庫管理装置300Aとを備える保冷庫管理システム1Bにより構成され、第一の実施の形態とは保冷庫100Bの構成が異なる。
保冷庫100Bは、第一実施の形態の保冷庫100A(図3参照)における熱負荷レベル判定部20gに替えて外気温モード判定部20nを備え、保冷能力算出部20eに替えて保冷能力算出部20e′を備え、推定保冷能力算出部20fに替えて推定保冷能力算出部20f′を備える。
外気温モード判定部20nは、カレンダー機能を有し、配送時の属する時期Sを判定すると共に、判定した時期Sに基づいて外気温モードMを設定する。
保冷能力算出部20e′及び推定保冷能力算出部20f′は、それぞれ、外気温モード判定部20nから外気温モードMを取得し、この外気温モードMに基づいて基準温度T0を設定し、基準温度T0に基づいて熱負荷レベルLを設定する。さらに、保冷能力算出部20e′はこの熱負荷レベルLに基づいて保冷可能時間Pを算出し、推定保冷能力算出部20f′はこの熱負荷レベルLに基づいて推定保冷可能時間Peを算出する。保冷能力算出部20e′及び推定保冷能力算出部20f′による保冷可能時間P及び推定保冷可能時間Peの算出方法は、第一の実施の形態の保冷能力算出部20e及び推定保冷能力算出部20fと同様なので説明を省略する。
下表3に、時期S毎の外気温モードM、基準温度T0及び熱負荷レベルLの設定の一例を示す。この例では、時期Sひいては外気温モードMが、四季(春夏秋冬)にあわせて設定されているが、これに限定されない。また、時期Sを四季とは異なる時節で区分してもよい。
Figure 2019086220
また、保冷庫100Bは、第一の実施の形態の保冷庫100Aと同様、熱負荷レベルLを高温側に変更するフォロー制御(図6参照)を行うが、フォロー制御を行う条件が異なる。
具体的には、外気温モード判定部20nは、一回の運用が終了すると、外気温履歴保持部20hから履歴情報を取得して、当該一回の運用に要した期間(第二所定期間)または運行管理上の1日間(第二所定期間)における最高外気温Tmax(最高温度)及び平均外気温Tav(平均温度)を求める。
そして、外気温モード判定部20nは、(条件1)最高外気温Tmaxが基準温度T0よりも高いこと(Tmax>T0)、(条件2)平均外気温が、「基準温度T0−ΔT」(第一閾値温度)よりも高いこと〔Tav>(T0−ΔT)、ΔT>0〕の、2つの条件を満たした場合には、外気温モードMを高温側に変更し、ひいては熱負荷レベルLを高温側に変更する。
このように、外気温モード判定部20nと保冷能力算出部20e′とにより保冷能力(保冷可能時間P)が推定されており、外気温モード判定部20nと保冷能力算出部20e′とにより本発明の推定部が構成される。
同様に、外気温モード判定部20nと推定保冷能力算出部20f′とにより保冷能力(推定保冷可能時間Pe)が推定されており、外気温モード判定部20nと推定保冷能力算出部20f′とにより本発明の推定部が構成される。
この他の構成は、第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
[3−2.作用・効果]
本発明の第二の実施の形態によれば、第一の実施の形態の効果に加えて、以下のような作用・効果が得られる。
(1)基準温度T0や熱負荷レベルLが、運行時の属する時期Sに応じて設定されるので、第一の実施の形態のように外気温の履歴に基づいて基準温度T0や熱負荷レベルLを設定する場合に比べて、前記履歴を取得するために外気温を周期的に取得して蓄積することが不要になる。
したがって、基準温度T0や熱負荷レベルLを設定するための構成や制御を簡素化できる。
(2)前記の条件1及び条件2を満たした場合、すなわち、運行中、外気温が一定して基準温度T0近傍か基準温度T0よりも高温であった場合には、熱負荷レベルLが高温側に変更される。したがって、外気温が特異的に高くなるような場合においても、運行時の保冷能力、ひいては運行計画を実際の陽気に見合ったものとすることができる。
[3−3.変形例]
(1)外気温モード判定部20nは、時期S毎の外気温モードMの設定(ひいては基準温度T0の設定、熱負荷レベルLの設定)を、保冷庫100Bの運用タイプに応じて異なるものとしてもよい。
例えば、外気温モード判定部20nが、運用タイプA、B、Cの保冷庫100Bに対して、それぞれ下表4のように時期S毎(この例では月毎)に外気温モードMを設定することが考えられる。なお下表4の「低温」、「中温」及び「高温」はそれぞれ「低温モード」、「中温モード」及び「高温モード」を意味する。
ここで、運用タイプAは主に夜間の搬送に使用されるタイプ、運用タイプBは主に日中の搬送に使用されるタイプ、運用タイプCは、夜間の搬送と日中の搬送との両方に併用されるタイプである。長距配送用の保冷庫100Bは、夜間搬送用である運用タイプA、長距配送用の保冷庫100Bは、日中搬送用である運用タイプBであることが多い。
Figure 2019086220
外気温モード判定部20nは、時期S毎の外気温モードMの設定(ひいては基準温度T0の設定、熱負荷レベルLの設定)を、保冷庫100Bの運用タイプに加えて又は替えて、保冷庫100Bの運用(使用)地域に応じて異なるものとしてもよい。
例えば、運用タイプA、B、Cの各保冷庫100Bに対して、温暖地で運用される場合には上表4に示す設定が適用され、寒冷地で運用される場合には、下表5に示す設定が適用されることが考えられる。下表5に示す設定では、寒冷地用であることから、上表4に示す設定に比べて、低温モードが設定される時期が多くなっている。なお下表5の「低温」、「中温」及び「高温」は、上表4と同じく「低温モード」、「中温モード」及び「高温モード」をそれぞれ意味する。
Figure 2019086220
運用地域の設定は、作業者が保冷庫100Bに運用地域を手動で入力するようにしてもよい。或いは、図8に二点鎖線で示すように、保冷庫100Bに位置情報検出装置20p(例えばGPS)を設け、この位置情報検出装置20pから位置情報が入力された外気温モード判定部20nが、自動で運用地域に基づいて外気温モードMを設定するようにしてもよい。
上表4及び上表5に例示されるような設定を行うことで、保冷庫100Bの運用条件や運用地域に見合った外気温モードM、基準温度T0及び熱負荷レベルLが設定されるので、保冷能力を一層精度良く算出できる。
(2)図8に二点鎖線で示すように、保冷庫100Bの有する外気温履歴保持部20h及び外気温モード判定部20nを、保冷庫管理装置300Aに設けてもよい。
この場合、保冷庫100Bの外気温取得部20iによる取得された外気温情報は、保冷庫100Bの送信部20l及び保冷庫管理装置300Aの受信部30eを介して、保冷庫管理装置300Aの外気温履歴保持部20hに出力される。また、保冷庫管理装置300Aの外気温モード判定部20nにより判定された外気温モードMは、保冷庫管理装置300Aの送信部30d及び保冷庫100Bの受信部20mを介して保冷庫100Bの保冷能力算出部20e′及び推定保冷能力算出部20f′へそれぞれ出力される。
この場合、保冷庫管理装置300Aの外気温モード判定部20nは、運行計画保持部30aの保持している情報に基づき、保冷庫100Bが運行中通過する地域毎に外気温モードMを変更するようにしてもよい。保冷庫100Bの外気温履歴保持部20h及び外気温モード判定部20nは不使用となる。
或いは、外気温履歴保持部20h及び外気温モード判定部20nを保冷庫管理装置300Aに設ける場合、保冷庫100Bの外気温履歴保持部20h及び外気温モード判定部20nを省略してもよい。外気温履歴保持部20h及び外気温モード判定部20nを、保冷庫管理装置300Aにだけ設ければよいので、保冷庫管理システム1Bのコストを削減できる。
(3)上記の第二の実施の形態では、保冷能力算出部20e′及び推定保冷能力算出部20f′は、外気温モードMから基準温度T0を設定し、この基準温度T0から熱負荷レベルLを設定していた。これに対し、保冷能力算出部20e′及び推定保冷能力算出部20f′の少なくとも一方が、外気温モードMから熱負荷レベルLを直接設定するようにしてもよい。
[4.その他]
上記の各実施形態では、保冷庫100A、100Bと保冷庫管理装置300Aとが通信を行うことで、保冷管理システム1A、1Bが構成される例を説明したが、本発明の保冷庫は、保冷管理システムでの使用に限定されるものではない。
つまり、保冷庫100A、100Bは、それ自体が保冷能力を推定する機能を有しており、保冷庫管理装置300Aと通信せずに単体で使用しうるものである。保冷庫100A、100Bが保冷庫管理装置300Aと通信しない場合には、保冷庫100A、100Bから通信装置を省略することができる。
本発明は、蓄冷体を予冷することで保冷を行う保冷庫、及び、保冷庫の保冷能力に基づいて保冷庫の管理を行う保冷庫管理システムに広く利用可能である。
1、1A、1B 保冷庫管理システム
10 蓄冷体
11 箱体
12 温度センサ
20a 識別記号保持部
20b 庫内温度検出部
20c 庫内温度制御部
20d 表示部
20e、20e′ 保冷能力算出部
20f、20f′ 推定保冷能力算出部
20g 熱負荷レベル判定部
20h 外気温履歴保持部
20i 外気温取得部(温度取得部)
20j 通報制御部
20k 通報部
20l 送信部
20m 受信部
20n 外気温モード判定部
20P 位置情報検出装置
30a 運行計画保持部
30b 保冷庫割当部
30c 保冷庫確定部
30d 送信部
30e 受信部
30f 表示部
40 送風機
41 冷気ダクト
50 庫内
50a 貯蔵室
50b 蓄冷室
60 床板
70 冷却装置
71 蒸発器
72 圧縮機
73 凝縮器
74 膨張弁
100、100A、100B 保冷庫
100a 筐体
100b ドア
100c 移動用キャスタ
200 輸送機器
300、300A 保冷庫管理装置
J 蓄冷残量
J0 蓄冷残量Jの閾値
D、 D1、D2、D3、D4 時限(時間帯)
L 熱負荷レベル
M 外気温モード
P 保冷可能時間(保冷能力)
Pe 推定保冷可能時間(推定された保冷能力)
S 時期
T0 基準温度
Tav 平均外気温(平均温度)
Tmax 最高外気温(最高温度)

Claims (11)

  1. 物品を保冷しつつ収容する前記物品の配送用の保冷庫であって、
    蓄冷体と、
    前記蓄冷体が前記配送の最中に周囲温度から受ける熱負荷のレベルである熱負荷レベルを設定し、前記熱負荷レベルに基づいて前記蓄冷体の保冷能力を推定する推定部と、
    を備えたことを特徴とする保冷庫。
  2. 前記推定部は、前記配送の最中の前記周囲温度の推定値として基準温度を設定し、前記基準温度から前記熱負荷レベルを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の保冷庫。
  3. 前記推定部は、前記発送までの第一所定期間内における前記周囲温度の履歴を取得し、前記履歴に基づいて前記基準温度を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の保冷庫。
  4. 前記推定部は、前記基準温度及び前記熱負荷レベルを前記履歴に基づいて時間帯毎に設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の保冷庫。
  5. 前記推定部は、保冷中のみの前記履歴に基づいて、前記基準温度及び前記熱負荷レベルを設定する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の保冷庫。
  6. 前記推定部は、前記配送時の属する時期を判定する時期判定部を備え、前記時期に基づいて前記熱負荷レベルを設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の保冷庫。
  7. 前記推定部は、前記保冷庫の運用タイプ及び前記配送が行われる地域の少なくとも一つに基づいて、前記熱負荷レベルを設定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の保冷庫。
  8. 前記周囲温度を検出する温度取得部を備え、
    前記推定部は、前記温度取得部により取得された前記周囲温度が前記基準温度よりも高い場合に、前記熱負荷レベルを高温側に変更し、変更後の前記熱負荷レベルに基づいて前記保冷能力を推定し直す
    ことを特徴とする請求項2に記載の保冷庫。
  9. 前記周囲温度を検出する温度取得部を備え、
    前記推定部は、前記配送までの第二所定期間内において前記温度取得部により取得された前記周囲温度の平均温度が、前記基準温度よりも所定温度低い第一閾値温度よりも高く、且つ、前記第二所定期間内において前記温度取得部により取得された前記周囲温度の最高温度が、前記基準温度よりも高い場合には、前記基準温度を高温側に補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載の保冷庫。
  10. 前記周囲温度を検出する温度取得部と、
    通報を行う通報部と、
    前記通報部の作動を制御する通報制御部とを備え、
    前記通報制御部は、前記温度取得部により取得された前記周囲温度が第二閾値温度よりも高い期間が、第三所定期間を超えている場合には、前記通報部を作動させる
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の保冷庫。
  11. 請求項3〜5の何れか一項に記載の保冷庫と、
    前記保冷庫の運行日時が含まれた運行計画を決定する保冷庫管理装置とを備え、
    前記保冷庫と前記保冷庫管理装置とは、それぞれ、相互間の通信を可能とする通信装置を備え、
    前記保冷庫管理装置は、前記履歴を保持する履歴保持部を備え、
    前記保冷庫は、前記通信装置を介して前記履歴を前記保冷庫管理装置から取得する
    ことを特徴とする保冷庫管理システム。
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