JP2009079780A - 保冷庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送途中において、貯蔵室内の温度が保冷温度を外れないようにする。
【解決手段】貯蔵室5内を、庫内ファンモータ10により、蓄冷剤6からの冷気aを送風循環して冷却する保冷庫1である。保冷開始時の蓄電池19の蓄電量および蓄冷剤6の蓄冷量に基づき、保冷可能時間を算出して表示し、経時とともに、その保冷可能時間を減算表示する。また、保冷可能時間に達した時、庫内ファンモータ10への電源供給を停止させて保冷停止とするとともに、その保冷停止を報知する。これらの表示などに基づき、この保冷庫1に携わる者にその保冷可能時間、保冷停止を知らせることができるので、輸送途中において、蓄冷剤6の冷却を促すこと等により、貯蔵室5内の温度が保冷温度を外れないようにすることができる。蓄電池19の蓄電量による場合、蓄電池19が過放電となる前に保冷停止とすれば、その過放電を防止できて蓄電池の寿命を長くすることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、蓄冷剤から放出される冷気を循環させて貯蔵室を冷却する保冷庫に関する。
この種の保冷庫として、この発明の一実施形態を示す図1を参照して説明すると、物品を貯蔵する貯蔵室5と、その貯蔵室5を冷却するための蓄冷剤6と、その蓄冷剤6周囲の冷気aを貯蔵室5内に送風循環する庫内ファンモータ10と、その庫内ファンモータ10の駆動を制御する冷却制御装置11と、その庫内ファンモータ10に電源を供給する蓄電池(図示せず)と、貯蔵室5内の温度を測定する貯蔵室内温度センサ15とを備えた構成のものがある。
この保冷庫は、貯蔵室内温度センサ15によって測定された貯蔵室5内の温度に基づき、庫内ファンモータ10を適宜に駆動して、その庫内ファンモータ10により、蓄冷剤6周囲の冷気を貯蔵室5に送風循環させてその貯蔵室5内を所要温度(保冷温度)に保冷する(特許文献1 段落0002〜0004 図4参照、特許文献2 段落0032〜0033参照)。その保冷温度は、貯蔵物によって適宜に設定される。
特開2006−64314号公報 特開平10−103848号公報
また、この保冷庫における蓄冷剤6の冷却は、コンプレッサ(圧縮機)12、凝縮器13、蒸発器(冷却器)14等からなる冷凍サイクルを備えて、その冷凍サイクルによって行うもの(特許文献1 段落0002〜0003参照)や、蓄冷剤6を取出し可能とし、その取り出した蓄冷剤6を別途の冷凍サイクルによって冷却するもの(特許文献3参照)や、蓄冷剤6を内蔵し、その内蔵蓄冷剤6を外部の冷凍サイクルによって冷却するもの(特許文献4 段落0028 図1参照)等がある。図中、13aは凝縮器13のファンである。また、蓄冷剤6は、通常、前記冷凍サイクルの蒸発器14に付設され、その蒸発器14によって冷却されて蓄冷する(特許文献1 段落0002〜0003 図4参照)。
特開2003−14355号公報 特開2004−294034号公報
これらの保冷庫は、何れも、経済性の観点から、輸送基地等において、冷凍サイクルを駆動して蓄冷剤6を冷却するとともに、蓄電池を充電し、輸送中は、蓄電池により庫内ファンモータ10を駆動し、蓄冷剤6から放出される冷気aを循環させて貯蔵室5を保冷するようにしている(特許文献1 段落0005参照)。
また、通常、蓄冷剤6の蓄冷量は、通常の運送時間では、その冷気aを放出して十分な冷却ができるように設定されており、その設定は、蓄冷時間(蓄冷剤6の冷却時間)や蓄冷剤6の規定温度で決定するようになっている。規定温度は、貯蔵室5内を所要温度に所要時間、冷却できる温度、例えば、0℃等と、蓄冷剤6の種類、容量、貯蔵室5の容量等によって適宜に設定される。
上記従来の保冷庫では、蓄電池の蓄電量、蓄冷剤6の蓄冷量に関係なく、輸送中は、庫内ファンモータ10を駆動するようになっている。
このため、上記輸送基地等において、蓄冷剤6の温度が、輸送時間の間、貯蔵室5を所要温度に冷却し得る規定温度(蓄冷量)まで冷却されていない不十分な冷却のときや、輸送時間の間、庫内ファンモータ10を駆動し得るまで蓄電池の充電が完了していない不十分な蓄電量のときでも、輸送中は、庫内ファンモータ10が駆動することとなる。
このとき、蓄冷剤6に十分な冷熱エネルギー(蓄冷量)が蓄えられていないと、輸送途中において、冷気aが送風循環されなくなり、貯蔵室5内の温度が途中で保冷温度を外れ、庫内収納物温度が上昇し、最悪の場合、品質を損なう恐れがある。
また、蓄電池の蓄電量が十分でないと、輸送途中において、庫内ファンモータ10が停止して冷気aが送風循環されなくなり、同様に、貯蔵室5内の温度が途中で保冷温度を外れ、庫内収納物温度が上昇し、最悪の場合、貯蔵物の品質を損なう恐れがあるとともに、蓄電池が過放電状態となって、蓄電池の寿命に著しいダメージを与える。
この発明は、輸送途中において、貯蔵室内の温度が保冷温度を外れないようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、この発明の一手段は、蓄冷剤の蓄冷量を測定し、その蓄冷量が所定値になった時、その時を保冷停止として、その保冷停止を報知するようにしたのである。
このようにすれば、蓄冷量の減少に基づき、保冷作用を停止し、この保冷庫に携わる者にその保冷停止を知らせることができるので、輸送途中において、蓄冷剤の冷却を促すこと等により、貯蔵室内の温度が保冷温度を外れないようにすることができる。このとき、蓄冷量が所定値になっても、庫内ファンモータを回し続ければ、貯蔵室内の温度が急激に上昇するのを防止できる。
上記所定値は、庫内ファンモータを回しても冷気が送風循環されずに、貯蔵室内を保冷温度に冷却できない蓄冷量、すなわち、動作余裕を見込んで、蓄冷剤の温度が保冷温度よりも4〜5℃低い温度になった時の蓄冷量をいい、蓄冷剤の種類、容量、貯蔵室の容量等によって適宜に設定する。
また、報知手段としては、ランプの点灯、ブザーの称呼等が考えられる。
この発明の構成としては、物品を貯蔵する貯蔵室と、その貯蔵室を冷却するための蓄冷剤と、その蓄冷剤周囲の冷気を貯蔵室内に送風循環する庫内ファンモータと、その庫内ファンモータに電源を供給する蓄電池とを備えた保冷庫において、前記蓄冷剤の蓄冷量を測定する蓄冷量測定手段を設けて、その蓄冷量測定手段により測定された蓄冷量が所定値になった時、その時を保冷停止として、その保冷停止を報知する構成を採用することができる。
上記蓄冷量測定手段は、蓄冷量が測定できれば、何れでも良いが、例えば、蓄冷時間、蓄冷剤の温度等によって測定(算出)できる。その温度測定による場合、一個所の測定でも良いが、2つ以上(少なくとも2つ)とすることが好ましく、その際、その測定点は、蓄冷剤表面の均等位置が好ましい。また、その温度測定は、1℃毎などと所要温度間隔毎でも良いが、例えば、氷点に到達しているか否かでも良い。
上記課題を解決するために、この発明の他の手段は、蓄電池の蓄電量を測定し、その蓄電量が所定値になった時、庫内ファンモータへの電源供給を停止させて保冷停止するとともに、その保冷停止を報知するようにしたのである。
このようにすれば、蓄電池の過放電を防止することができると共に、この保冷庫に携わる者にその保冷停止を知らせることができるので、輸送途中において、蓄電池の充電を促すこと等により、貯蔵室内の温度が保冷温度を外れないようにすることができる。
上記所定値は、これ以上、庫内ファンモータに給電すると過放電状態となる時の蓄電量を言い、蓄電池の固有の値であって、その蓄電池の種類によって適宜に設定する。
また、報知手段としては、同様に、ランプの点灯、ブザーの称呼等が考えられる。
この発明の構成としては、物品を貯蔵する貯蔵室と、その貯蔵室を冷却するための蓄冷剤と、その蓄冷剤周囲の冷気を貯蔵室内に送風循環する庫内ファンモータと、その庫内ファンモータに電源を供給する蓄電池とを備えた保冷庫において、蓄電池の蓄電量を測定する蓄電量測定手段を設けて、その蓄電量測定手段により測定された蓄電量が所定値になった時、庫内ファンモータへの電源供給を停止させて保冷停止するとともに、その保冷停止を報知するようにした構成を採用することができる。
この構成において、蓄冷剤の蓄冷量を測定する蓄冷量測定手段を設けて、その蓄冷量測定手段により測定された蓄冷量が所定値になった時には、庫内ファンモータへの電源供給を停止させて保冷停止とするとともに、そのときを保冷停止とし、その保冷停止を報知するようにすることができる。
このようにすれば、蓄電池の過放電防止及びその防止に基づく保冷停止の報知に加えて、蓄冷量の減少に基づき、保冷作用を停止し、その保冷停止の報知を行うことができる。このとき、蓄電量が所定値になったとき又は蓄冷量が所定値になったときの早くなった時点が保冷停止となる。
また、蓄冷量測定手段により測定された蓄冷量が所定値になった時に、庫内ファンモータへの電源供給を停止させて保冷停止するようにしたのは、蓄冷量が所定値になっても庫内ファンモータを駆動する保冷を継続しても、貯蔵室内を保冷温度に冷却できないからであり、保冷停止して報知することで、蓄冷剤に蓄えられた冷熱エネルギーを無駄に消費せずに、再蓄冷ができるようにするためである。
上記各手段は、保冷中の蓄冷量や蓄電量を測定し、その蓄冷量や蓄電量が所定値になったときに、保冷停止およびその報知をするようにしたが、蓄冷量、蓄電量を測定し、その測定値に基づき、その後の保冷可能時間を算出してその保冷可能時間を表示したり、保冷開始時の蓄冷量や蓄電量に基づいて保冷可能時間を算出し、その保冷可能時間が経過したときに、保冷停止およびその報知をしたりするようにすることができる。
このようにすれば、蓄電池の蓄電量に応じた時間や蓄冷剤の蓄冷量に応じた時間を、保冷可能時間として貯蔵室を保冷することができる。
その保冷開始時の蓄冷量や蓄電量に基づく保冷可能時間を算出する発明の一構成としては、物品を貯蔵する貯蔵室と、その貯蔵室を冷却するための蓄冷剤と、その蓄冷剤周囲の冷気を貯蔵室内に送風循環する庫内ファンモータと、その庫内ファンモータに電源を供給する蓄電池とを備えた保冷庫において、前記蓄冷剤の蓄冷量を測定する蓄冷量測定手段と、前記庫内ファンモータを駆動して前記貯蔵室の保冷を開始する保冷開始時からの計時手段とを設け、前記蓄冷量測定手段により測定された保冷開始時の蓄冷量に基づき保冷可能時間を算出し、前記計時手段による計時がその保冷可能時間に達したとき、その時を保冷停止として、その保冷停止を報知するようにした構成を採用することができる。
また、その発明の他の構成としては、物品を貯蔵する貯蔵室と、その貯蔵室を冷却するための蓄冷剤と、その蓄冷剤周囲の冷気を貯蔵室内に送風循環する庫内ファンモータと、その庫内ファンモータに電源を供給する蓄電池とを備えた保冷庫において、前記蓄電池の蓄電量を測定する蓄電量測定手段と、前記庫内ファンモータを駆動して前記貯蔵室の保冷を開始する保冷開始時からの計時手段とを設け、前記蓄電量測定手段により測定された保冷開始時の蓄電量に基づき保冷可能時間を算出し、前記計時手段による計時がその保冷可能時間に達したとき、前記庫内ファンモータへの電源供給を停止させて保冷停止するとともに、その保冷停止を報知するようにした構成を採用することができる。
この構成において、蓄冷剤の蓄冷量を測定する蓄冷量測定手段を設け、その蓄冷量測定手段により測定された上記保冷開始時の蓄冷量に基づき保冷可能時間を算出し、上記計時手段による計時がその保冷可能時間に達したときは、庫内ファンモータへの電源供給を停止させて保冷停止するとともに、その保冷停止を報知するようにすることができる。
このようにすれば、保冷開始時の蓄冷量に基づく保冷可能時間と保冷開始時の蓄電量に基づく保冷可能時間の短い方が経過したときに、保冷停止とその保冷停止の報知がなされるので、庫内ファンモータを駆動する保冷中に保冷温度を外れないようにすることができるとともに、蓄電池の過放電を防止することができる。
上記蓄冷量に基づく保冷可能時間の算出は、蓄冷剤の蓄冷量に基づく保冷可能時間を測定して、蓄冷量に対する保冷可能時間の蓄冷パターンを予め導き出しておき、上記蓄冷量測定手段により測定された保冷開始時の蓄冷量に対する保冷可能時間を前記蓄冷パターンから導き出すようにすることができる。
このようにすれば、蓄冷剤の蓄冷量に応じた保冷可能時間を適切に算出することができる。また、前記蓄冷パターンは、蓄冷量が測定できれば、何れでも良いが、例えば、蓄冷剤の蓄冷時間、蓄冷剤の温度に対する保冷可能時間を測定して作成することができる。また、温度測定による場合、1箇所の測定でも良いが、2つ以上(少なくとも2つ)とすることが好ましく、その際、その測定点は、蓄冷剤表面の均等位置が好ましい。
上記蓄電量に基づく保冷可能時間の算出は、上記蓄電池の蓄電量が上記所定値になるまでの放電時間を測定して、蓄電量に対する放電時間の蓄電パターンを予め導き出しておき、上記蓄電量測定手段により測定された保冷開始時の蓄電量に対する放電時間を上記保冷可能時間として前記蓄電パターンから導き出すようにすることができる。
このようにすれば、蓄電池の蓄電量に応じた保冷可能時間を適切に算出することができる。
上記蓄冷量測定手段が、上記蓄冷剤の少なくとも2箇所に設けられ、上記蓄冷剤の温度が、上記貯蔵室内の所要温度での保冷が可能な規定温度に達しているかどうかを検出する蓄冷剤温度検出手段から成り、その少なくとも1個所の蓄冷剤温度検出手段により検出された温度が規定温度に達していれば、上記貯蔵室の保冷が可能として上記蓄冷剤の蓄冷量を測定することができる。
このように、少なくとも2つの蓄冷剤温度検出手段により蓄冷剤の温度が規定温度に到達しているかどうかを検出しているので、蓄冷剤の全体に占める冷却度合を把握することができ、その冷却度合に基づいて、保冷可能時間を算出することができる。このとき、2つの蓄冷剤温度検出手段の測定点は、冷却度合を均等に把握するために、蓄冷剤表面の均等位置が好ましい。また、少なくとも2つの蓄冷剤温度検出手段により検出された温度がいずれも規定温度に到達していないときは、保冷しないので、蓄冷剤に蓄えられた冷熱エネルギーを無駄に消費せずに、再蓄冷することができる。
また、上記蓄電量測定手段により測定された蓄電池の蓄電状態が満充電でないときは、貯蔵室の保冷をしないようにすることができる。このようにすれば、蓄電池の過放電を防止し、蓄電池の寿命低下を防止することができる。
また、上記蓄冷量に基づく保冷可能時間や上記蓄電量に基づく保冷可能時間を表示するようにすれば、この保冷庫に携わる者に保冷可能時間を知らせることができるので、保冷可能時間に応じた輸送経路を選択すること等により、輸送途中において、貯蔵室内の温度が保冷温度を外れないようにすることができる。
また、蓄冷量および蓄電量に基づき保冷可能時間を算出したとき、短い方の保冷可能時間を表示する。
以上のように、この発明によれば、輸送途中において、貯蔵室内の温度が保冷温度を外れないようにすることができるので、庫内収納物の品質を損なう恐れがない。また、蓄電池の蓄電量に応じた保冷を行なうことができるので、蓄電池の過放電も防止することができ、蓄電池の寿命を延ばすことができる。
この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の一実施形態における保冷庫1の縦断面図であり、図1に示すように、保冷庫1は、前面に前扉2が設けられた保冷庫本体3と、保冷庫本体3の底面に取り付けられたキャスター4とを備え、このキャスター4によって、移動自在のものである。
保冷庫本体3は、上述のように、貯蔵室5、蓄冷剤6、庫内ファンモータ10、冷却制御装置11、蓄電池(図示せず)、及び貯蔵室内温度センサ15を備えている。その貯蔵室5の下方に蓄冷剤6を収容した蓄冷室7が設けられ、蓄冷室7の前扉2側に貯蔵室5と蓄冷室7を連通する吸入口8と、吸入口8と反対側に蓄冷室7と貯蔵室5を連通する庫内ダクト9が形成されており、貯蔵室内温度センサ15によって測定された貯蔵室5内の温度に基づき、庫内ファンモータ10が適宜に駆動して、貯蔵室5内の空気が吸入口8を通って蓄冷室7に流入し、さらに蓄冷剤6により冷却された冷気aが庫内ダクト9を通って貯蔵室5に流入する。この作用によって、蓄冷剤6周囲の冷気aが貯蔵室5に送風循環されて貯蔵室5内を所要温度(保冷温度)に冷却する。
この保冷庫は、コンプレッサ(圧縮機)12、凝縮器13、蒸発器(冷却器)14等からなる冷凍サイクルを備えたものであり、その蒸発器14に従来と同様に蓄冷剤6が付設されている。このため、この冷凍サイクルの駆動によって、その蒸発器14を介して蓄冷剤6は冷却されて蓄冷する。
図2に示すように、上記冷却制御装置11には、庫内ファンモータ10、貯蔵室内温度センサ15、蓄冷剤温度センサ16,17、室内温度表示器18、蓄電池19、充電器20、タイマ21、交流電源22及び保冷可能時間表示器23が接続されている。また、この冷却制御装置11は、交流電源22が供給されているか或いは供給が停止しているかを検出することができ、交流電源22の供給停止を検出すると、蓄電池19による電源に切り替え、蓄冷剤6による保冷処理を開始し、後記保冷可能時間の設定が終わると、庫内ファンモータ10を駆動する保冷を開始する。
貯蔵室5の内部には、貯蔵室5内の温度を測定する貯蔵室内温度センサ15が配置されている。貯蔵室内温度センサ15はサーミスタ等の素子により形成され、温度に応じて出力電圧を変化させ、その電圧に応じた出力信号を冷却制御装置11に入力する。
蓄冷剤6には、2つの蓄冷剤温度センサ16,17が、図1に示すように、蓄冷剤6表面の中心に対して対称に配置されており、この対称配置されていることによって、仮に、一方側のみが十分に冷却されているにもかかわらず、他方側が十分に冷却されていない場合においても、その偏った冷却度合を検出できる。すなわち、蓄冷剤6全体の温度分布を適切に把握することができる。
蓄冷剤温度センサ16,17は、サーミスタ等の素子により形成され、温度に応じて出力電圧を変化させ、その電圧に応じた出力信号を冷却制御装置11に入力する。一方、冷却制御装置11には、蓄冷剤温度センサ16,17からの出力信号が入力されており、蓄冷剤6の温度を測定することができ、蓄冷剤6の温度が規定温度に到達しているかどうかを判別することができる。これにより、冷却制御装置11は、蓄冷剤6の冷却度合を検出することができ、この冷却度合に基づいて保冷可能時間を算出する。規定温度は、上述のように、貯蔵室5内を所要温度(保冷温度)に所要時間、冷却できる温度であって、例えば、冷凍保存したい場合であれば、0℃以下である。
蓄例剤6の冷却度合に基づく保冷可能時間の算出は、例えば、表1に示すように、両方の蓄冷剤温度センサ16,17により測定された蓄冷剤6の温度がいずれも規定温度に到達しているとき、即ち、蓄冷剤6全体の冷却度合が100%であるとき、保冷可能時間は、保冷途中に貯蔵室5内の温度が保冷温度を外れないで保冷できる時間であって、例えば、10時間とする。一方、どちらか一方側の蓄冷剤温度センサ16、17により測定された蓄冷剤6の温度のみが、規定温度に到達しているときは、他方の蓄冷剤温度センサ16、17の測定部位も少なからず冷却されているため、その冷却度を考慮して実験等によって適宜に設定すればよいが、例えば、その保冷可能時間は60%とする。
充電器20は、蓄電池19に充電しながら蓄電池19の端子電圧を監視し、充電完了すると、充電完了信号を冷却制御装置11に出力する。一方、蓄電池19への充電を行なっていないとき(保冷時)は、冷却制御装置11が、蓄電池19の端子電圧を監視することにより蓄電池19の蓄電量を測定する。冷却制御装置11は、充電器20から出力される充電完了信号と、蓄電池19の蓄電量とに基づいて、蓄電池19の充電状態が、満充電であるか未充電であるかを判別する。その判別に基づき、表1に示す保冷可能時間を算出する。
上記保冷可能時間は、タイマ21及び保冷可能時間表示器23にセット(表示)される。タイマ21は、そのセット(保冷開始)により計時動作を開始し、その計時に基づき、保冷可能時間が減算されて保冷可能時間表示器23に表示される。保冷可能時間が経過すれば(表示が0時間となれば)、保冷停止とする。
Figure 2009079780
この実施形態は以上の構成であって、いま、交流電源22の供給停止を検出することにより保冷可能時間の設定処理が開始されると、まず、蓄冷剤温度センサ16,17からの出力信号に基づいて、蓄冷剤6の温度が規定温度に到達しているかどうかを判別すると共に、充電器20からの充電完了信号と蓄電池19の蓄電量に基づいて、蓄電池19の充電状態が満充電か未充電であるかを判別する。
その判別に基づき、表1に示す保冷可能時間をそれぞれ設定する。すなわち、蓄電池19の充電状態が未充電の場合は、蓄冷量に関係なく、保冷可能時間を「0」(保冷しない)とし、充電状態が満充電であっても、両方の蓄冷剤温度センサ16,17により測定された蓄冷剤6の温度がいずれも規定温度に到達していなければ、保冷可能時間:「0」、充電状態が満充電であって、両方の蓄冷剤温度センサ16,17により測定された蓄冷剤6の温度がいずれも規定温度に到達していれば、蓄冷剤6の冷却度合が100%なので、規定時間(例えば、10時間)の保冷可能時間、充電状態が満充電であって、一方のみの蓄冷剤温度センサ16または17により測定された蓄冷剤6の温度が規定温度に到達しているときは、規定時間から減じた(例えば、6時間)の保冷可能時間とし、その各保冷可能時間をタイマ21にセットすると共に、保冷可能時間表示器23に表示する。さらに、貯蔵室内温度センサ15からの出力信号に基づいて、室内温度表示器18に貯蔵室5内の温度を表示する。
この保冷可能時間の表示によって、この保冷庫に携わる者にその旨を知らせることができるので、蓄冷剤6の冷却を促すこと等により、輸送途中における保冷不備を事前に解消できる。
すなわち、保冷可能時間の長短に基づき、その保冷可能時間に応じた輸送経路を選択すること等により、輸送途中において、貯蔵室5内の温度が保冷温度を外れないようにすることができる。また、保冷可能時間の刻々と減少する表示に基づき、これからの保冷可能時間を把握できる。
上記実施形態は、上記冷却制御装置11の測定値による蓄電量は、「満充電」と「未充電」、上記蓄冷剤温度センサ16,17の測定値による蓄冷量は、「到達」と「未到達」のON・OFFの制御であったが、それらを、実際の蓄電量及び蓄冷量で制御する実施形態を図3、図4に基づいて説明する。
この実施形態では、冷却制御装置11には、予め測定された蓄冷剤6の温度に基づく保冷可能時間に相当する時間データTD1が入力されており、測定された蓄冷剤6の温度と一致する時間データTD1を検索して、その時間データTD1を保冷可能時間とする。保冷可能時間に相当する時間データTD1は、使用する蓄冷剤6の測定部位における各温度に基づくこの保冷庫による保冷可能時間を実操業や実験等によってデータ化したものである。
また、冷却制御装置11には、予め測定された蓄電池19の蓄電量に対する放電時間(庫内ファンモータへの給電開始から、これ以上、給電すると過放電となってしまうまでの時間)に相当する時間データTD2が入力されており、蓄電池19の端子電圧を監視することにより測定された蓄電量と一致する時間データTD2を検索して、その時間データTD2を保冷可能時間とする。
この実施形態においては、蓄冷剤温度センサ16,17からの各測定部位の出力信号により、蓄冷剤6の温度を測定し、その温度に基づき保冷可能時間を算出する(S1)。その算出は、蓄冷剤温度センサ16,17により測定された蓄冷剤6の温度と一致する前記時間データTD1を検索することにより、行なわれる。
また、上記により測定された蓄電池19の端子電圧に基づいて蓄電量を測定し、その測定値に基づき、保冷可能時間、すなわち、庫内ファンモータ10に電源を供給し、過放電となる前までの時間を算出する(S2)。その算出は、蓄電池19の端子電圧を監視することにより測定された蓄電量と一致する前記時間データTD2を検索することにより、行なわれる。
この算出された両保冷可能時間を比較して、短い方の保冷可能時間がタイマ21及び保冷可能時間表示器23にセットされる(S3)。
そのタイマ21は、そのセットにより計時動作を開始し、その計時に基づき、保冷可能時間が減算されて保冷可能時間表示器23に表示される(S4)。
この作用と同時に、庫内ファンモータ10を貯蔵室5内の温度に基づき適宜に駆動する貯蔵室5の保冷が開始される。
この保冷が開始されると、タイマ21から計時完了信号が出力されているかどうかを監視し(S5)、計時完了信号を出力していない場合は保冷運転を行うべく処理をS6に移す。このS6では、貯蔵室内温度センサ15により測定された貯蔵室5内の温度と保冷温度とを比較し、貯蔵室5内の温度が保冷温度よりも高い場合は、処理をS7に移し、貯蔵室5内の温度を保冷温度まで冷却すべく庫内ファンモータ10を駆動して、処理をS9に移す。貯蔵室5内の温度が保冷温度よりも低い場合は、処理をS8に移して、貯蔵室5内の温度が保冷温度以下に冷却されるのを防止すべく庫内ファンモータ10の駆動を停止し、処理をS9に移す。S9では、貯蔵室内温度センサ15からの出力信号に基づき、室内温度表示器18にその貯蔵室5内の温度を表示し、処理をS5に移す。
タイマ21が計時完了信号を出力している場合は保冷運転を停止すべく処理をS10に移し、庫内ファンモータ10の駆動を停止することにより、保冷運転を停止させると共に、保冷停止信号を保冷可能時間表示器23に入力することにより、保冷停止の表示をさせる。これにより、保冷庫1に携わる者に、その保冷停止を知らせることができるので、蓄冷剤6の冷却を促すことや蓄電池19の充電を促すこと等により、輸送途中において、貯蔵室5内の温度が保冷温度を外れないようにすることができる。
上記実施形態では、蓄冷剤6の温度が規定温度に到達しているかどうかのON・OFFの判断と蓄電池19の蓄電状態が満充電であるかどうかのON・OFFの判断に基づいて保冷可能時間を算出するものと、実際の蓄冷量と蓄電量に基づいて保冷可能時間を算出するものを示したが、蓄冷剤6の温度が規定温度に到達しているかどうかのON・OFFの判断と実際の蓄電量に基づいて保冷可能時間を算出するようにしてもよい。また、これとは逆に、実際の蓄冷量と蓄電池19の蓄電状態が満充電であるかどうかのON・OFFの判断に基づいて保冷可能時間を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、保冷開始時の蓄冷量と蓄電量に基づき保冷可能時間を算出して、その保冷可能時間の経過を表示したが、保冷中に蓄冷量や蓄電量を一定時間ごとに繰り返し測定し、その蓄冷量や蓄電量に基づいて保冷可能時間を算出することにより、保冷可能時間の経過を表示し、その保冷可能時間が経過したとき(蓄電量又は蓄冷量が所定値になった時)に保冷停止するとともに、その保冷停止の報知をするようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、蓄冷量と蓄電量に基づき保冷可能時間を算出するようにしたが、その一方のみに基づいて算出しても良い。この場合、実験、実操業に基づき、満蓄冷量時の保冷可能時間と満蓄電量時の保冷可能時間の短い方に基づくようにするとよい。
上記蓄冷剤6の温度測定は、2つの蓄冷剤温度センサ16,17によらずとも、3個以上と任意であり、その配置は、冷却器14と蓄冷剤6の位置関係等に基づく蓄冷剤6の冷却度合分布を実験等によって把握して、蓄冷剤6全体の温度分布を均等に把握することができる。例えば、3つの蓄冷剤温度センサで蓄冷剤6の温度を測定すると、蓄冷剤温度センサから出力される規定温度到達信号が1つのときは、冷却度合が例えば50%、2つのときは、例えば80%と把握することができるので、2つの蓄冷剤温度センサで蓄冷剤6の温度を測定したときよりも、蓄冷量に応じた保冷可能時間をより適切に設定することができる。
保冷停止の表示は、時間表示以外に、保冷停止したときに音を鳴らす等して、保冷庫に携わる者に保冷停止を知らせるようにしてもよいし、その両者を行うようにしても良い。このとき、保冷停止の表示は、蓄冷剤6の蓄冷量が不足している場合は、赤色の表示とし、蓄電池19の蓄電量が不足している場合は、黄色の表示をする等して、蓄冷量または蓄電量のどちらが不足しているのか、示すようにすると良い。同様に、音を鳴らすことにより保冷停止を知らせる場合は、音を変える等して、蓄冷量または蓄電量のどちらが不足しているのか、示すようにすると良い。
上記実施形態では、冷却制御装置11により蓄電池19の蓄電量を測定しているが、冷却制御装置11とは別に電圧計などの電気計器を設け、その電気計器により蓄電池19の蓄電量を測定するようにしてもよい。
上記各実施形態は、冷凍サイクルを備えたものであったが、この発明は、蓄冷剤6が取出し可能なもの、蓄冷剤6を内蔵し、その内蔵蓄冷剤6を外部の冷凍サイクルによって冷却するもの等の各種態様の保冷庫に適用できることは勿論である。
この発明に係る保冷庫の実施形態を示す縦断面図 図1の保冷庫の冷却制御装置の一制御システムを示すブロック図 他の実施形態の制御システムのフローチャート 同制御システムのフローチャート
符号の説明
5 貯蔵室
6 蓄冷剤
10 庫内ファンモータ
11 冷却制御装置
15 貯蔵室内温度センサ
16,17 蓄冷剤温度センサ
19 蓄電池

Claims (12)

  1. 物品を貯蔵する貯蔵室(5)と、その貯蔵室(5)を冷却するための蓄冷剤(6)と、その蓄冷剤(6)周囲の冷気(a)を貯蔵室(5)内に送風循環する庫内ファンモータ(10)と、その庫内ファンモータ(10)に電源を供給する蓄電池(19)とを備えた保冷庫において、
    前記蓄冷剤(6)の蓄冷量を測定する蓄冷量測定手段を設けて、その蓄冷量測定手段により測定された蓄冷量が所定値になった時、その時を保冷停止として、その保冷停止を報知するようにしたことを特徴とする保冷庫。
  2. 物品を貯蔵する貯蔵室(5)と、その貯蔵室(5)を冷却するための蓄冷剤(6)と、その蓄冷剤(6)周囲の冷気(a)を貯蔵室(5)内に送風循環する庫内ファンモータ(10)と、その庫内ファンモータ(10)に電源を供給する蓄電池(19)とを備えた保冷庫において、
    前記蓄電池(19)の蓄電量を測定する蓄電量測定手段(11)を設けて、その蓄電量測定手段(11)により測定された蓄電量が所定値になったとき、上記庫内ファンモータ(10)への電源供給を停止させて保冷停止とするとともに、その保冷停止を報知するようにしたことを特徴とする保冷庫。
  3. 上記蓄冷剤(6)の蓄冷量を測定する蓄冷量測定手段を設けて、その蓄冷量測定手段により測定された蓄冷量が所定値になったときは、上記庫内ファンモータ(10)への電源供給を停止させて保冷停止とするとともに、その保冷停止を報知するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の保冷庫。
  4. 上記蓄冷量測定手段により測定された蓄冷量、又は蓄電量測定手段(11)により測定された蓄電量に基づき保冷可能時間を算出し、その保冷可能時間を表示するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の保冷庫。
  5. 物品を貯蔵する貯蔵室(5)と、その貯蔵室(5)を冷却するための蓄冷剤(6)と、その蓄冷剤(6)周囲の冷気(a)を貯蔵室(5)内に送風循環する庫内ファンモータ(10)と、その庫内ファンモータ(10)に電源を供給する蓄電池(19)とを備えた保冷庫において、
    前記蓄冷剤(6)の蓄冷量を測定する蓄冷量測定手段と、前記庫内ファンモータ(10)を駆動して前記貯蔵室(5)の保冷を開始する保冷開始時からの計時手段(21)とを設け、前記蓄冷量測定手段により測定された保冷開始時の蓄冷量に基づき保冷可能時間を算出し、前記計時手段(21)による計時がその保冷可能時間に達したとき、その時を保冷停止として、その保冷停止を報知するようにしたことを特徴とする保冷庫。
  6. 物品を貯蔵する貯蔵室(5)と、その貯蔵室(5)を冷却するための蓄冷剤(6)と、その蓄冷剤(6)周囲の冷気(a)を貯蔵室(5)内に送風循環する庫内ファンモータ(10)と、その庫内ファンモータ(10)に電源を供給する蓄電池(19)とを備えた保冷庫において、
    前記蓄電池(19)の蓄電量を測定する蓄電量測定手段(11)と、前記庫内ファンモータ(10)を駆動して前記貯蔵室(5)の保冷を開始する保冷開始時からの計時手段(21)とを設け、前記蓄電量測定手段(11)により測定された保冷開始時の蓄電量に基づき保冷可能時間を算出し、前記計時手段(21)による計時がその保冷可能時間に達したとき、前記庫内ファンモータ(10)への電源供給を停止させて保冷停止するとともに、その保冷停止を報知するようにしたことを特徴とする保冷庫。
  7. 上記蓄冷剤(6)の蓄冷量を測定する蓄冷量測定手段を設け、その蓄冷量測定手段により測定された上記保冷開始時の蓄冷量に基づき保冷可能時間を算出し、上記計時手段(21)による計時がその保冷可能時間に達したときは、上記庫内ファンモータ(10)への電源供給を停止させて保冷停止するとともに、その保冷停止を報知するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の保冷庫。
  8. 上記蓄冷量に基づく保冷可能時間の算出は、蓄冷剤(6)の蓄冷量に基づく保冷可能時間を測定して、蓄冷量に対する保冷可能時間の蓄冷パターンを予め導き出しておき、上記蓄冷量測定手段により測定された蓄冷量に対する保冷可能時間を前記蓄冷パターンから導き出すものであることを特徴とする請求項4、5又は7に記載の保冷庫。
  9. 上記蓄電量に基づく保冷可能時間の算出は、上記蓄電池(19)の蓄電量が上記所定値になるまでの放電時間を測定して、蓄電量に対する放電時間の蓄電パターンを予め導き出しておき、上記蓄電量測定手段(11)により測定された蓄電量に対する放電時間を上記保冷可能時間として前記蓄電パターンから導き出すものであることを特徴とする請求項4、6又は7に記載の保冷庫。
  10. 上記蓄冷量測定手段が、上記蓄冷剤(6)の少なくとも2個所に設けられ、上記蓄冷剤(6)の温度が、上記貯蔵室(5)内の所要温度での保冷が可能な規定温度に達しているかどうかを検出する蓄冷剤温度検出手段(16,17)から成り、その少なくとも1個所の蓄冷剤温度検出手段(16,17)により検出された温度が規定温度に達していれば、上記貯蔵室(5)の保冷が可能として上記蓄冷剤(6)の蓄冷量を測定することを特徴とする請求項1,3,4,5,7,8,9の何れかに記載の保冷庫。
  11. 上記蓄電量測定手段(11)により測定された蓄電池(19)の蓄電状態が満充電でないときは、貯蔵室(5)の保冷をしないようにしたことを特徴とする請求項5乃至10の何れかに記載の保冷庫。
  12. 上記蓄冷量に基づく保冷可能時間を表示、または、上記蓄電量に基づく保冷可能時間を表示、または、上記蓄冷量に基づく保冷可能時間と上記蓄電量に基づく保冷可能時間を比較して短い方の保冷可能時間を表示するようにしたことを特徴とする請求項5乃至10の何れかに記載の保冷庫。
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