JP2019082901A - 入力装置及びプログラム - Google Patents

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神田 剛
Takeshi Kanda
神田  剛
武井 文雄
Fumio Takei
文雄 武井
歩 赤羽
Ayumi Akaha
歩 赤羽
清水 直樹
Naoki Shimizu
直樹 清水
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Abstract

【課題】触感によって入力を支援することができる入力装置及びプログラムを提供する。【解決手段】入力装置1は、ディスプレイ7bと、ディスプレイ7b上に搭載されたタッチパネル7aと、タッチパネル7a上に搭載され、タッチパネル7aに触れている指に対して触感を提示する触感IFパネル3と、タッチパネル7aからの情報に基づいて指の位置を検出し、指が始点から非表示の終点まで移動する間、指に対して指が滑らかにスライドする触感を提示するように触感IFパネル3を制御し、指が終点に到達すると指に対して凹凸感、クリック感又は摩擦感を提示するように触感IFパネル3を制御するコントローラ8とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、入力装置及びプログラムに関する。
画面に表示した変形文字に対応する無変形文字を操作者に入力させることで、操作者が人間であることを識別する人認証システム(例えば、CAPTCHA)が知られている。
また、入力を受け付けるタッチセンサと、タッチセンサのタッチ面を振動させる触感提示部と、タッチセンサにより入力が受け付けられると、触感提示部によりタッチ面に接触する対象に対して断続的に触感を提示し、入力決定の動作が検出されると、提示された触感の回数に基づく認証コードを受け付けるように制御する制御部とを備える入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−44029号公報
CAPTCHAでは、ボット(インターネット上で自動化されたタスクを実行するアプリケーションソフトウェア)が種々のコンピュータのサービスを使うのを防ぐため、入力すべきコードを機械的に読み取れないように、変形文字や図形と組み合わされた変形文字が表示される。
しかしながら、人工知能などを利用した画像認識技術の発達により、変形文字が解読されてしまい、CAPTCHAでは人認証システムとしての機能が不十分になっている。また、CAPTCHAを強化するために変形文字を難化すると、人間の誤認識が増加するデメリットがある。
本発明の目的は、触感によって入力を支援することができる入力装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、明細書に開示された入力装置は、表示装置と、前記表示装置上に搭載されたタッチパネルと、前記タッチパネル上に搭載され、前記タッチパネルに触れている指に対して触感を提示する触感提示装置と、前記タッチパネルからの情報に基づいて前記指の位置を検出する検出手段と、前記指が始点から終点まで移動する間、前記指に対して第1の触感を提示するように前記触感提示装置を制御し、前記指が前記終点に到達すると前記指に対して前記第1の触感と異なる第2の触感を提示するように前記触感提示装置を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の入力装置及びプログラムによれば、触感によって入力を支援することができる。
(A)は本実施の形態に係る入力装置の構成図である。(B)は駆動回路の構成図である。 (A)〜(D)は、圧電素子に供給される電圧波形の例を示す図である。 触感IFパネルの構成図である。 上方から見た触感IFパネルの状態を示す図である。 上方から見た触感IFパネルの状態の変形例を示す図である。 図4に示すスタート地点からゴール地点まで指をスライドさせる場合に、入力装置で実行される処理を示すフローチャートである。 図5に示すスタート地点からゴール地点まで指をスライドさせる場合に、入力装置で実行される処理を示すフローチャートである。 データテーブルの一例を示す図である。 図8のデータテーブルを使ってスタート地点からゴール地点まで指をスライドさせる場合に、入力装置で実行される処理を示すフローチャートである。 経由地が設定されない場合に入力装置で実行される処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1(A)は、本実施の形態に係る入力装置の構成図である。図1(B)は駆動回路の構成図である。
図1(A)の入力装置1は、スマートホン又はタブレット端末のような情報処理装置2と、情報処理装置2上に配置される触感提示装置としての触感インターフェース(IF)パネル3と、情報処理装置2及び触感IFパネル3を収容する筐体4と、触感IFパネル3の上面の外周部を覆うカバー5とを備えている。触感IFパネル3は、超音波帯域で振動する圧電素子6を備えている。情報処理装置2は、タッチパネル付きのディスプレイ7と、コントローラ8と、圧電素子6を振動させる駆動回路9と、メモリ10と、スピーカのような音声を出力する音声出力部11と、不図示の外部装置と通信する通信部12とを備えている。コントローラ8は、ディスプレイ7、駆動回路9、メモリ10、音声出力部11及び通信部12に接続されている。コントローラ8は検出手段、制御手段、更新手段及び設定手段として機能する。触感IFパネル3は透明であり、ユーザはディスプレイ7に表示されるデータを見ることができる。ディスプレイ7はタッチパネル7a及び表示装置としてのディスプレイ7bを備える。タッチパネル7aは静電容量方式のタッチパネルである。
操作者の指が触感IFパネル3に触れると、コントローラ8は、タッチパネル7aを介してタッチ位置を検出する。また、コントローラ8は、指が触感IFパネル3から離れたことを検出する。さらに、コントローラ8は、操作者の指が触感IFパネル3上をスライドした場合に、指の移動距離及び移動方向などを算出する。
図1(B)に示すように、駆動回路9は、触感の生成に直結する数〜数十Hz(即ち人間の感覚に沿った周波数)の変調用波形を生成するDA回路13と、触感IFパネル3の共振周波数近傍の30〜40kHzの励起信号を発振する発振回路14と、DA回路13からの信号を数V〜数十Vの電圧に増幅するとともに、十分な電力を触感IFパネル3に供給するために電力増幅を行う増幅回路15とを備えている。発振回路14からの励起信号の振幅は、変調用波形の包絡線に従って制御される。駆動回路9は、コントローラ8からの指示信号に応じて、様々な波形の駆動電圧を圧電素子6に供給する。
図2(A)〜(D)は、圧電素子6に供給される電圧波形の例を示す図である。尚、圧電素子6に供給される電圧波形は図2(A)〜(D)の例に限定されるものではない。
コントローラ8が、触感IFパネル3を低摩擦状態にして指を滑らかにスライドさせる触感を提示するための第1指示信号を駆動回路9に出力すると、図2(A)に示すような一定の振幅の波形を有する電圧が駆動回路9から連続的に圧電素子6に供給され、圧電素子6が連続的に超音波帯域の振動を発生する。これにより、操作者は触感IFパネル3の表面上で指を滑らかにスライドさせることができる。
コントローラ8が指に凹凸感やザラザラ感を提示するための第2指示信号を駆動回路9に出力すると、図2(B)に示すような矩形波状の電圧が駆動回路9から周期的に圧電素子6に供給され、圧電素子6が振動の振幅を増減する。これにより、触感IFパネル3の表面上で指に凹凸感が提示される。
コントローラ8が指にクリック感を提示するための第3指示信号を駆動回路9に出力すると、図2(C)に示すような矩形波状、又は図2(D)に示すような鋸波状の電圧が駆動回路9から周期的に圧電素子6に供給され、圧電素子6が波形に応じた振動を発生する。これにより、触感IFパネル3の表面上で指にクリック感が提示される。
コントローラ8が振動を停止するための第4指示信号を駆動回路9に出力すると、駆動回路9から圧電素子6への電圧供給が停止され、圧電素子6が振動を停止する。これにより、触感IFパネル3の表面上で指が滑らなくなる摩擦感が指に提示される。
図3は、触感IFパネル3の構成図である。
触感IFパネル3は、透明な矩形のガラスで構成される振動パネル21と、振動パネル21のX方向の両端に設けられた圧電素子6と、各圧電素子6のY方向の両端を挟み込むように振動パネル21上に形成された配線パターン22と、配線パターン22の一端に接続されるFPC(Flexible printed circuits)23と、振動パネル21を筐体4に固定するためのベース24とを備えている。FPC23は図1の駆動回路9に接続されている。配線パターン22は銀ペーストの印刷焼成によって形成されている。これにより、タッチパネルの製造で既に使用されている配線パターンの製造技術を流用できる。
図4は、上方から見た触感IFパネル3の状態を示す図である。図4の例では、指移動のスタート地点がディスプレイ7bに表示されるが、ゴール地点は非表示である。操作者は、触感IFパネル3の表面を指でなぞりながらゴール地点を探す。尚、ゴール地点の個数は複数あってもよい。
コントローラ8は、触感IFパネル3の下に配置されたタッチパネル7aからの信号に基づいて操作者の指の位置を検出し、指がゴール地点に到達するまで指を滑らかにスライドさせる第1指示信号を駆動回路9に出力する。駆動回路9は図2(A)に示す電圧を圧電素子6に供給し、圧電素子6が連続的に超音波帯域の振動を発生する。これにより、操作者は指がゴール地点に到達するまで触感IFパネル3の表面上で指を滑らかにスライドさせることができる。
指がゴール地点に到達すると、コントローラ8は、第2指示信号、第3指示信号又は第4指示信号のいずれかを駆動回路9に出力する。
第2指示信号が駆動回路9に出力された場合には、駆動回路9は図2(B)に示す電圧を圧電素子6に供給し、圧電素子6が振動の振幅を増減する。これにより、指がゴール地点に到達すると、操作者は触感IFパネル3の表面上で凹凸感を感じることができる。
第3指示信号が駆動回路9に出力された場合には、駆動回路9は図2(C)又は図2(D)に示す電圧を圧電素子6に供給し、圧電素子6が波形に応じた振動を発生する。これにより、指がゴール地点に到達すると、操作者は触感IFパネル3の表面上でクリック感を感じることができる。
第4指示信号が駆動回路9に出力された場合には、駆動回路9は電圧の供給を停止し、圧電素子6が振動を停止する。これにより、指がゴール地点に到達すると、操作者は触感IFパネル3の表面上で摩擦感を感じることができる。
また、指がゴール地点に到達した場合に、コントローラ8は、指がゴール地点に到達したことを示す情報をディスプレイ7bに表示してもよいし、あるいは指がゴール地点に到達したことを示す音声を音声出力部11から出力してもよい。
指がゴール地点に到達した場合、コントローラ8は、人認証が完了したと判断する。このとき、コントローラ8は、人認証が完了した旨の情報を通信部12を介して不図示の外部装置に送信してもよい。
このように、本実施の形態に係る入力装置1は、操作者が触感IFパネル3の表面を指でなぞった際に指に提示される触覚情報を用いて、入力装置1と操作者との間で情報伝達を行う。触覚の特性から入力装置1と触感IFパネル3の表面をなぞった操作者との間でのみ情報伝達ができるので、入力装置1を、操作者が人間であることを識別する人認証システムや、ゴール地点を探すゲームなどに利用することができる。
図5は、触感IFパネル3の変形例を示す図である。
図4では、スタート地点からゴール地点までの経路は指定されていないが、図5ではスタート地点からゴール地点までの経路Rが指定される。図5の例では、スタート地点がディスプレイ7bに表示されるが、ゴール地点、経由地点P1〜P5及び経路Rは非表示である。操作者は、触感IFパネル3の表面を指でなぞりながら経由地点P1〜P5を通過してゴール地点を探す。
スタート地点からゴール地点までの経由地点の数及び経由順序を示すデータは予めメモリ10に格納されているか、又は通信部12が外部装置から取得しメモリ10に格納する。コントローラ8は、経由地点の数及び経由順序を示すデータに基づいて経路Rを作成する。
コントローラ8は、タッチパネル7aからの信号に基づいて操作者の指の位置を検出する。
指が経路R上に位置するときには、コントローラ8は第1指示信号を駆動回路9に出力する。駆動回路9は図2(A)に示す電圧を圧電素子6に供給し、圧電素子6が連続的に超音波帯域の振動を発生する。これにより、操作者は、経路R上で指を滑らかにスライドさせることができる。
指が経路Rからはずれるとコントローラ8は第4指示信号を駆動回路9に出力する。駆動回路9は電圧の供給を停止し、圧電素子6が振動を停止する。これにより、操作者は摩擦感を感じることができるため、指を経路Rに戻るように誘導することができる。コントローラ8は例えば、指が経路R上に戻った場合に第1指示信号を駆動回路9に出力してもよく、また一度摩擦感を提示した後にその時点の指の位置に応じて経路Rを再設定し、第1指示信号を駆動回路9に出力してもよい。
指が経由地点又はゴール地点に到達すると、コントローラ8は、第2指示信号又は第3指示信号を駆動回路9に出力する。駆動回路9は図2(B)、図2(C)、又は図2(D)に示す電圧を圧電素子6に供給し、圧電素子6が周期的に超音波帯域の振動を発生する。これにより、指が経由地点又はゴール地点に到達すると、操作者は触感IFパネル3の表面上で凹凸感又はクリック感を感じることができる。
指が経由地点又はゴール地点に到達した場合に、コントローラ8は、第4指示信号を駆動回路9に出力する。コントローラ8はさらに、指が経由地点又はゴール地点に到達したことを示す情報をディスプレイ7bに表示してもよいし、あるいは指が経由地点又はゴール地点に到達したことを示す音声を音声出力部11から出力してもよい。
このように、図5の例では、スタート地点のみがディスプレイに表示され、操作者は触感を頼りにして非表示の経路R上を指でなぞる。図5の例でも、触覚の特性から入力装置1と触感IFパネル3の表面をなぞった操作者との間でのみ情報伝達ができるので、入力装置1を、操作者が人間であることを識別する人認証システムやゴール地点を探すゲームなどに利用することができる。また、入力装置1を人認証システムに利用する場合には、経由地点の増加や経由順序の変化によって、セキュリティを高めることができる。
図6は、図4に示すスタート地点からゴール地点まで指をスライドさせる場合に、入力装置1で実行される処理を示すフローチャートである。図4のスタート地点は予めディスプレイ7bに表示されているものとする。
まず、操作者の指がスタート地点に触れると、コントローラ8は指の位置(X1,Y1)を初期値として設定する(S1)。次いで、コントローラ8はゴール地点としての目的地の座標(Xn,Yn)を設定する(S2)。続いて、コントローラ8は第1指示信号を駆動回路9に出力し、駆動回路9は図2(A)に示す電圧を圧電素子6に供給し、圧電素子6が取り付けられた触感IFパネル3が超音波帯域で振動する(S3)。これにより、触感IFパネル3が低摩擦状態となり、触感IFパネル3の表面で指を滑らかにスライドさせることができる。
次に、操作者が触感IFパネル3の表面で指をスライドさせる(S4)。このとき、コントローラ8はタッチパネル7aからの信号に基づいて操作者の指の位置を継続的に検出する。コントローラ8は指がS2で設定された目的地に到達したか否かを判別する(S5)。
指が目的地に到達していない場合には(S5でNO)、手順はS4に戻る。一方、指が目的地に到達した場合には(S5でYES)、コントローラ8は駆動回路9に出力する信号を第1指示信号から第2指示信号又は第3指示信号に切り換え、触感IFパネル3の振動に変調を加える(S6)。これにより、圧電素子6が第2指示信号又は第3指示信号に応じた振動を発生し、凹凸感又はクリック感が提示されるので、操作者は触感の変化によって指が目的地に到達したことを把握できる。
次に、操作者が触感IFパネル3をタップすると(S7)、コントローラ8はタップ位置が最終目的地であるか否かを判別する(S8)。タップ位置が最終目的地でなく、他の目的地がまだある場合には(S8でNO)、手順はS2に戻り、次の目的地の座標が新たに設定される。タップ位置が最終目的地である場合には(S8でYES)、コントローラ8は駆動回路9に出力する信号を第2指示信号又は第3指示信号から第4指示信号に切り換え、触感IFパネル3の振動を停止する(S9)。これにより、圧電素子6が振動を停止し、摩擦感が指に提示されるので、操作者は最終目的地に到達したことを把握できる。
S6では、コントローラ8は触感IFパネル3の振動に変調を加えているが、S9と同様に触感IFパネル3の振動を停止してもよい。また、S9では、コントローラ8は触感IFパネル3の振動を停止しているが、S6と同様に触感IFパネル3の振動に変調を加えてもよい。ただし、S6及びS9では、触感IFパネル3の振動制御が異なることが好ましい。これは、提示された触感の違いによって指の触れている位置が最終目的地であるか否かを判断しやすくするためである。
また、S6及びS9では、指が目的地に到達した場合に、コントローラ8は、指が目的地に到達したことを示す情報をディスプレイ7bに表示してもよいし、あるいは指が目的地に到達したことを示す音声を音声出力部11から出力してもよい。
図6の処理によれば、コントローラ8は、指がスタート地点からゴール地点まで移動する間、指が滑らかにスライドする触感を提示するように触感IFパネル3の圧電素子6を制御し(S3)、指がゴール地点に到達すると指に対して凹凸感、クリック感又は摩擦感など、指が移動している際に提示される触感とは異なる触感を提示するように触感IFパネル3の圧電素子6を制御する(S6,S9)。従って、入力装置1は、触感のみで指をスタート地点からゴール地点まで誘導することができ、変形文字などを表示せずに、触感によって入力を支援することができる。
図7は、図5に示すスタート地点からゴール地点まで指をスライドさせる場合に、入力装置1で実行される処理を示すフローチャートである。図5のスタート地点は予めディスプレイ7bに表示されているものとする。
まず、操作者の指がスタート地点に触れると、コントローラ8は指の位置(X1,Y1)を初期値として設定する(S11)。次いで、コントローラ8は予めメモリ10に格納されている経由地点の数及び経由順序を示すデータに基づいて、経由地点又はゴール地点としての目的地の座標(Xn,Yn)を設定する(S12)。コントローラ8は第1指示信号を駆動回路9に出力し、駆動回路9は図2(A)に示す電圧を圧電素子6に供給し、圧電素子6が取り付けられた触感IFパネル3が超音波帯域で振動する(S13)。これにより、触感IFパネル3の表面上で指を滑らかにスライドさせることができる。
次に、操作者が触感IFパネル3の表面上で指をスライドさせる(S14)。このとき、コントローラ8はタッチパネル7aからの信号に基づいて操作者の指の位置を継続的に検出する。コントローラ8は指の位置とS12で設定された目的地との距離を算出することによって、指がS12で設定された目的地に近づいているか否かを判別する(S15)。
指がS12で設定された目的地に近づいていない場合(S15でNO)、つまり指が経路Rから外れた場合、コントローラ8は駆動回路9に出力する信号を第1指示信号から第4指示信号に切り換え、触感IFパネル3の振動を停止する(S16)。これにより、圧電素子6が振動を停止し、摩擦感が指に提示されるので、操作者は触感変化から指が経路Rから外れたことを把握できる。コントローラ8は経路Rを再設定するために指の現在位置(X1’,Y1’)を初期値として再設定し(S17)、手順はS13に戻る。
一方、指がS12で設定された目的地に近づいていると判断した場合(S15でYES)、コントローラ8は指がS12で設定された目的地に到達したか否かを判別する(S18)。指が目的地に到達していない場合には(S18でNO)、手順はS14に戻る。一方、指が目的地に到達した場合には(S18でYES)、コントローラ8は駆動回路9に出力する信号を第1指示信号から第2指示信号に切り換える、触感IFパネル3の振動に変調を加える(S19)。これにより、圧電素子6が第2指示信号に応じて振動の振幅を増減し、凹凸感が指に提示されるので、操作者は目的地に到達したことを把握できる。
次に、コントローラ8はこの目的地が最終目的地であるか否かを判別する(S20)。この目的地が最終目的地でない場合には(S20でNO)、手順はS12に戻り、次の目的地の座標が新たに設定される。この目的地が最終目的地である場合には(S20でYES)、コントローラ8は駆動回路9に出力する信号を第2指示信号から第3指示信号に切り換え、触感IFパネル3の振動に変調を加える(S21)。これにより、圧電素子6の振動によってクリック感が指に提示されるので、操作者は最終目的地に到達したことを把握できる。
S19とS21とでは触感IFパネル3の振動に加える変調が互いに異なることが好ましい。これは、提示された触感によって指の触れている目的地が最終目的地であるか否かを触感の違いにより判断しやすくするためである。
S19とS21とでは、指の触れている目的地が経由地であるか又は最終目的地であるかを区別できる限り、駆動回路9に出力する信号の種類は上記の例と異なっていてもよい。例えば、S19で駆動回路9に出力する信号を第3指示信号にし、S21で駆動回路9に出力する信号を第2指示信号にしてもよい。
また、S21では、駆動回路9に出力する信号を第2指示信号に維持し、所定時間経過後に第2指示信号から第4指示信号に切り換えてもよい。この場合、まず凹凸感が指に提示され、所定時間経過後に摩擦感が指に提示される。この触感はS19で提示される触感と異なるので、操作者は触感の違いにより最終目的地に到達したことを把握できる。
また、S19及びS21で指が目的地に到達した場合に、コントローラ8は、指が目的地に到達したことを示す情報をディスプレイ7bに表示してもよいし、あるいは指が目的地に到達したことを示す音声を音声出力部11から出力してもよい。
図7の処理によれば、コントローラ8は、指が経由地又はゴール地点などの目的地に近づいている場合に(S15でYES)、指が滑らかにスライドする触感を提示するように触感IFパネル3の圧電素子6を制御し(S13)、指が目的地から離れ経路Rから外れている場合には(S15でNO)、指に摩擦感を提示するように触感IFパネル3の圧電素子6を制御する(S16)。コントローラ8はまた、指が目的地に到達した場合に(S18でYES、S20でYES)、指に凹凸感又はクリック感を提示するように触感IFパネル3の圧電素子6を制御する(S19、S21)。従って、入力装置1は、触感のみで指をスタート地点から経由地点を介してゴール地点まで誘導することができ、変形文字などを表示せずに、触感によって入力を支援することができる。
図7では、指が目的地に近づいているか否かに応じて提示する触感を変更している。これに代えて、例えば、図8に示すように、スタート地点から経由地点を介してゴール地点までの経路の座標を示すデータテーブルを予めメモリ10に格納し、あるいは通信部12を介して外部装置から取得し、コントローラ8は、指がテーブルデータで示す経路上に位置するか否かに応じて提示する触感を変更してもよい。
図9は、図8のデータテーブルを使ってスタート地点からゴール地点まで指をスライドさせる場合に、入力装置1で実行される処理を示すフローチャートである。図5のスタート地点は予めディスプレイ7bに表示されているものとする。また、図7と同一の処理については同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。
まず、コントローラ8はS11〜S14の処理を行う。次に、コントローラ8は、図8のデータテーブルに基づいて指がテーブルデータで示す経路上に位置するか否かを判別する(S31)。指が経路上に位置する場合には(S31でYES)、手順はS18に進む。この場合、指が滑らかにスライドする状態が維持される。一方、指が経路から離れた場合には(S31でNO)、コントローラ8は駆動回路9に出力する信号を第1指示信号から第4指示信号に切り換え、触感IFパネル3の振動を停止させ、(S32)、手順はS13に戻る。S32により、圧電素子6が振動を停止して摩擦感が指に提示されるので、操作者は指が経路から外れたことを把握できる。その後、コントローラ8はS18〜S21の処理を行う。
S19とS21とでは、指の触れている目的地が経由地であるか又は最終目的地であるかを区別できる限り、駆動回路9に出力する信号の種類は上記の例と異なっていてもよい。また、S19及びS21では、指が目的地に到達した場合に、コントローラ8は、指が目的地に到達したことを示す情報をディスプレイ7bに表示してもよいし、あるいは指が目的地に到達したことを示す音声を音声出力部11から出力してもよい。
図8のデータテーブルでは経由地が設定されているが、経由地は設定される必要はない。経由地が設定されない場合に入力装置1で実行される処理を図10に示す。
図10では、図9の処理と比べて、S12、S19、S20の処理が省略されている。S11の処理では、指の位置(X1,Y1)を初期値として設定することが省略される。S18の目的地はゴール地点である。
図9及び図10の処理によれば、コントローラ8は、指が経路上に位置する場合に(S31でYES)、指が滑らかにスライドする触感を提示するように触感IFパネル3の圧電素子6を制御し(S13)、指が経路から離れた場合に(S31でNO)、指に摩擦感を提示するように触感IFパネル3の圧電素子6を制御する(S32)。コントローラ8はまた、指が終点に到達すると(S18でYES)、指にクリック感を提示するように触感IFパネル3の圧電素子6を制御する(S21)。従って、入力装置1は、触感のみで指をスタート地点からゴール地点まで誘導することができ、変形文字などを表示せずに、触感によって入力を支援することができる。
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能である。
1 入力装置
2 情報処理装置
3 触感インターフェース(IF)パネル
6 圧電素子
7a タッチパネル
7b ディスプレイ
8 コントローラ
9 駆動回路
10 メモリ
11 音声出力部
12 通信部

Claims (6)

  1. 表示装置と、
    前記表示装置上に搭載されたタッチパネルと、
    前記タッチパネル上に搭載され、前記タッチパネルに触れている指に対して触感を提示する触感提示装置と、
    前記タッチパネルからの情報に基づいて前記指の位置を検出する検出手段と、
    前記指が始点から終点まで移動する間、前記指に対して第1の触感を提示するように前記触感提示装置を制御し、前記指が前記終点に到達すると前記指に対して前記第1の触感と異なる第2の触感を提示するように前記触感提示装置を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 表示装置と、
    タッチパネルと、
    前記タッチパネルに触れている指に触感を提示する触感提示装置と、
    前記タッチパネルからの情報に基づいて前記指の位置を検出する検出手段と、
    始点から終点までの経路を設定する設定手段と、
    前記指が前記経路上に位置する場合に前記第1の触感を提示するように前記触感提示装置を制御し、前記指が前記経路から離れた場合に前記第1の触感とは異なる第2の触感を提示するように前記触感提示装置を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする入力装置。
  3. 表示装置と、
    前記表示装置上に搭載されたタッチパネルと、
    前記タッチパネル上に搭載され、前記タッチパネルに触れている指に触感を提示する触感提示装置と、
    前記タッチパネルからの情報に基づいて前記指の位置を検出する検出手段と、
    前記指が始点から経由地点を介して終点まで移動する間、前記指が目的地である前記経由地点あるいは前記終点に近づいている場合に、前記指に第1の触感を提示するように前記触感提示装置を制御し、前記指が前記目的地から離れる場合に前記指に対して前記第1の触感と異なる第2の触感を提示するように前記触感提示装置を制御し、前記指が前記目的地に到達した場合に前記指に前記第1の触感及び前記第2の触感と異なる第3の触感を提示するように前記触感提示装置を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする入力装置。
  4. 表示装置と、前記表示装置上に搭載されたタッチパネルと、前記タッチパネルに触れている指に触感を提示する触感提示装置とを備えるコンピュータを、
    前記タッチパネルからの情報に基づいて前記指の位置を検出する検出手段、及び
    前記指が始点から終点まで移動する間、前記指に第1の触感を提示するように前記触感提示装置を制御し、前記指が前記終点に到達すると前記指に前記第1の触感と異なる第2の触感を提示するように前記触感提示装置を制御する制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  5. 表示装置と、タッチパネルと、前記タッチパネルに触れている指に触感を提示する触感提示装置とを備えるコンピュータを、
    前記タッチパネルからの情報に基づいて前記指の位置を検出する検出手段、
    始点から終点までの経路を設定する設定手段、及び
    前記指が前記経路上に位置する場合に前記第1の触感を提示するように前記触感提示装置を制御し、前記指が前記経路から離れた場合に前記第1の触感とは異なる第2の触感を提示するように前記触感提示装置を制御する制御手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  6. 表示装置と、タッチパネルと、前記タッチパネルに触れている指に対して触感を提示する触感提示装置とを備えるコンピュータを、
    前記タッチパネルからの情報に基づいて前記指の位置を検出する検出手段、及び
    前記指が始点から経由地点を介して終点まで移動する間、前記指が目的地である前記経由地点あるいは前記終点に近づいている場合に、前記指に第1の触感を提示するように前記触感提示装置を制御し、前記指が前記目的地から離れた場合に前記指に対して前記第1の触感と異なる第2の触感を提示するように前記触感提示装置を制御し、前記指が前記目的地に到達した場合に前記指に前記第1の触感及び前記第2の触感と異なる第3の触感を提示するように前記触感提示装置を制御する制御手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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