JP2019082405A - 走査装置及び測距装置 - Google Patents

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孝典 落合
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Abstract

【課題】対象領域内で走査光の照射位置の分布が疎な領域を生じさせないように光走査を行う走査装置を提供する。【解決手段】出射光を出射する光源部と、出射光の照射方向を変化させた走査光を走査する走査部と、走査光のスポット形状を変化させる形状制御部と、を有する。走査部は、所定の領域に存在する対象物を検知するために、走査光の照射方向に応じて粗密が異なる走査軌跡を描いて走査する。形状制御部は、走査光の照射方向に応じて走査光のスポット形状を変化させる。【選択図】図4A

Description

本発明は、走査装置及び測距装置、特に光走査を行う走査装置及び光学的な測距を行う測距装置に関する。
物体までの距離を計測するため、光を物体に照射し、反射した光を検出することで、当該物体までの距離を計測するように構成された測距装置が知られている。かかる測距装置には、例えば光走査装置が搭載されており、当該物体を含む対象領域を走査し、対象領域からの反射光に基づいて2次元的又は3次元的に距離の計測を行う。
光走査型の測距装置には、例えば光走査装置としてMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーが搭載されている。MEMSミラーは、2次元的に揺動する光反射面を有する。光走査型の測距装置は、光源からの光をMEMSミラーの光反射面に照射し、その反射光によって対象領域の光走査を行う。例えば、光反射面を有する可動部が互いに直交する第1方向及び第2方向に揺動することにより、光源から出射されたパルス光を対象領域内でリサージュ走査させる光測距装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2011−53137号公報
光走査型の測距装置では、走査軌道内の複数の点を測距点とし、各測距点について距離の計測を行う。そのため、走査軌道の形状によっては、光走査の対象領域内に測距点密な領域と疎な領域とが表れ、測距点の分布に偏りが生じる。従って、対象領域内であっても部分的に走査されない場所が生じてしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題としては、光走査の対象領域内で走査光の照射位置の分布が疎な領域を生じさせないように光走査を行う走査装置を提供することを課題の1つとしている。
請求項1に記載の発明は、出射光を出射する光源部と、前記出射光の照射方向を変化させた走査光により、所定の領域に存在する対象物を検知するために、前記走査光の照射方向に応じて粗密が異なる走査軌跡を描いて走査する走査部と、前記走査光の照射方向に応じて前記走査光のスポット形状を変化させる形状制御部と、を有することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、出射光を出射する光源部と、所定の領域に存在する対象物を検知するために、当該所定の領域において粗密が異なる走査軌跡を描くように前記出射された出射光の照射方向を変化して走査する走査部と、前記走査軌跡における粗密に応じて、前記走査される出射光のスポット形状を変化させる形状制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、出射光を出射する光源部と、前記出射光を反射させた走査光の照射方向を変化させることにより、所定の領域に存在する対象物を検知するために、前記走査光の照射方向に応じて粗密が異なる走査軌跡を描いて走査する走査部と、前記走査光の照射方向に応じて前記走査光のスポット形状を変化させる形状制御部と、前記走査光が対象物で反射された光である反射光を受光する受光手段と、前記受光手段が受光した前記反射光に基づいて前記対象物までの距離を測定する測距手段と、を有することを特徴とする。
実施例1の測距装置のブロック図である。 実施例1の測距装置の光源の模式的な構成を示す図である。 実施例1の測距装置の受光部の模式的な構成を示す図である。 実施例1の測距装置におけるスキャナの上面図である。 実施例1の測距装置におけるスキャナの側面図である。 実施例1の測距装置によるレーザ光の出射の模式的な説明図である。 実施例1の測距装置による反射光の受光の模式的な説明図である。 実施例1の測距装置のスキャナの走査軌跡及びレーザ光のスポット形状を示す図である。 実施例1の測距装置のスキャナの走査軌跡及びレーザ光のスポット形状を示す図である。 実施例2の測距装置のブロック図である。 実施例2の測距装置の各部の配置及び出射光の模式的な説明図である。 実施例2の測距装置の各部の配置及び反射光の模式的な説明図である。 実施例2の測距装置のスキャナの走査軌跡及びレーザ光のスポット形状を示す図である。 実施例3の測距装置のブロック図である。 重なりが生じる場合の照射領域の例を示す図である。 投光位置記録部に記録される投光位置の例を示す図である。 重なりが生じないように調整された照射領域の例を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施例における説明及び添付図面においては、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符号を付している。
図1は、実施例1に係る測距装置10の構成を示すブロック図である。測距装置10は、光学的に対象物までの距離を測定する光測距装置である。
測距装置10は、パルス化されたレーザ光を生成して出射する光源11A及び光源駆動回路11Bからなる光源部11を有する。光源11Aは、アレイ状に配された複数のエミッタ(マルチエミッタ)を含む。光源11Aは、光源駆動回路11Bから供給される駆動信号に基づいたタイミングで、レーザ光を出射する。
図2Aは、光源11Aの構成を模式的に示す図である。光源11Aは、3×3(3行3列)に配された9個のエミッタ(E11、E12、E13、E21、E22、E23、E31、E32及びE33)を含む。例えば、中央の1列をなす3個のエミッタE12、E22及びE32が同時に駆動される(オンになる)ことにより、当該3つのエミッタからレーザ光が出射される。これにより、光源11Aから出射されるレーザ光のスポット形状(すなわち、光軸に垂直な断面形状)は、単一のエミッタからレーザ光が出射される場合と比べて、縦方向(Y方向)に長い形状となる。
再び図1を参照すると、光源駆動回路11Bは、光源11Aの9個のエミッタのうちの1又は複数を選択的に駆動する(オンにする)ための駆動信号を生成し、光源11Aに供給する。このように、光源駆動回路11Bが駆動するエミッタを選択的に切り替え、各エミッタの光出射及び非出射を制御することにより、光源11Aから出射されるレーザ光(すなわち、出射光)のスポット形状が変化する。すなわち、光源駆動回路11Bは、レーザ光のスポット形状を変化させる形状制御部としての性質を有する。
測距装置10は、光源部11の光源11Aから出射されたレーザ光を用いて測距の対象となる対象領域(走査対象領域)を走査する光走査部12を有する。光走査部12は、レーザ光を用いて走査対象領域を走査するスキャナ12Aと、スキャナ12Aを駆動するスキャナ駆動回路12Bと、を有する。光走査部12は、所定の領域(走査対象領域)へ向けてレーザ光の照射方向を変化させて照射することで、当該所定の領域を走査する走査手段としての性質を有する。なお、以下の説明では、光走査部12が走査するレーザ光を「走査光」と称する。
測距装置10は、対象物までの距離を計測する測距部13を有する。測距部13は、受光部13A及び計測部13Bを有する。受光部13Aは、光走査部12のスキャナ12Aの走査により照射された走査光が対象物により反射された光(以下、反射光)を受光する。計測部13Bは、受光部13Aが受光した反射光に基づいて、測距装置10と対象物との距離を計測し、対象物との距離を示す測距データを生成する。
図2Bは、受光部13Aの模式的な構成を示す図である。受光部13Aは、基板13S及び基板13S上に形成された光電変換層13Rを含む光検出素子REを有する。例えば、光検出素子REは、半導体層を光電変換層13Rとして有する半導体素子である。例えば、光検出素子REの光電変換層13Rは、受光面RSとして機能する上面を有し、当該受光面RSに入射された反射光の光電変換を行う。
本実施例においては、受光部13Aの受光面RSは、光源11Aの出射面(3×3に配された9個のエミッタの出射面の和)よりも大きな矩形の形状を有する。すなわち、受光部13Aは、光源11Aの9個のエミッタのうち1又は複数のいずれのエミッタからレーザ光が出射された場合でも、当該レーザ光に基づく反射光を受光することができるように構成されている。
再び図1を参照すると、測距装置10は、測距部13による測距結果に対して種々の処理を行う信号処理部14を有する。信号処理部14は、測距部13によって生成された測距データを2次元又は3次元のマップとして画像化する画像データを生成する画像生成部14Aと、当該画像データに基づく画像を表示する表示部14Bと、を有する。
測距装置10は、光源部11、光走査部12、測距部13及び信号処理部14の動作を制御する制御部15を有する。制御部15は、走査軌道判定部15A及び光源制御部15Bを含む。
走査軌道判定部15Aは、光走査部12から走査状況を示す走査状況を取得し、走査光の照射方向(走査方向)を含む光走査部12の実際の走査軌道を判定する。光源制御部15Bは、判定された走査軌道及び当該走査軌道に沿った走査光の照射方向に基づいて光源部11の動作制御を行う。光源制御部15Bは、光走査部12が走査光を照射する方向に応じて光源駆動回路11Bを制御する制御手段としての性質を有する。
本実施例の光源部11、光走査部12及び制御部15は、光走査装置16を構成している。すなわち、本実施例の測距装置10は、光走査装置16が搭載された光走査型の測距装置である。
図3Aは、光走査部12のスキャナ12Aの模式的な上面図である。図3Bは、図3AのV−V線に沿ったスキャナ12Aの断面図である。
スキャナ12Aは、光を反射する反射面21Aを有する光反射膜21を含む。光反射膜21は、2次元的に揺動するMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーである。また、スキャナ12Aは、電磁気的に光反射膜21を揺動させるように構成されている。
具体的には、スキャナ12Aは、光反射膜21の他、固定部22、可動部23及び駆動力生成部24を有する。スキャナ12Aは、互いに直交する2つの揺動軸(第1及び第2の揺動軸)AX及びAYを中心に光反射膜21が揺動するように構成されている。
固定部22は、固定基板B1及び固定基板B1上に形成された環状の固定枠B2を含む。
可動部23は、各々の一端が固定枠B2の内側に固定された一対のトーションバー(第1のトーションバー)TXを含む。一対のトーションバーTXの各々は、少なくとも周方向の弾性を有する棒状の弾性部材からなり、揺動軸AXに沿って配列されている。また、可動部23は、外周部側面が一対のトーションバーTXの各々の他端に接続された環状の揺動枠(可動枠)SXを有する。
また、可動部23は、各々の一端が揺動枠SXの内周部側面に接続された一対のトーションバーTYをふくむ。一対のトーションバーTYの各々は、少なくともの弾性を有する棒状の弾性部材からなり、一対のトーションバーTXに直交する方向(揺動軸AYに沿った方向)に沿って配列されている。また、可動部23は、外周部側面が一対のトーションバーTYの各々の他端に接続された揺動板(可動板)SYを有する。
揺動枠SXは、揺動軸AXを中心として揺動する。揺動板SYは、揺動軸AX及びAYを中心として揺動する。また、揺動板SY上には光反射膜21が形成されている。従って、光反射膜21の光反射面21Aは、揺動板SYと共に、互いに直交する揺動軸AX及びAYを中心に揺動する。
駆動力生成部24は、固定基板B1上に配置された永久磁石MGと、揺動枠SX上において揺動枠SXの外周に沿って引き回された金属配線(第1のコイル)CXと、揺動板SY上において揺動板SYの外周に沿って引き回された金属配線(第2のコイル)CYとを含む。
永久磁石MGは、固定基板B1上における固定枠B2の外側領域に設けられた複数の磁石片からなる。本実施例では、4つの磁石片が、固定枠B2の外側に、それぞれ揺動軸AX及びAYの各々の上に配置されている。
揺動軸AX上において互いに対向して配置された2つの磁石片は、互いに反対の極性を示す部分が対向するように配置されている。同様に、揺動軸AY上において互いに対向して配置された2つの磁石片は、互いに反対の極性を示す部分が対向するように配置されている。
金属配線CXに電流が流れると、金属配線CXに生じた電界と、揺動軸AYに沿った方向に並んだ永久磁石MGの2つの磁石片によって生じた磁界との相互作用により、一対のトーションバーTXが周方向にねじれ、揺動枠SXが揺動軸AXを中心に揺動する。同様に、金属配線CYに流れた電流による電界と揺動枠AXに沿った方向に並んだ永久磁石MGの2つの磁石片による磁界とによって一対のトーションバーTYがねじれ、揺動板SYが揺動軸AYを中心に揺動する。
金属配線CX及びCYは、スキャナ駆動回路12Bに接続されている。スキャナ駆動回路12Bは、金属配線CX及びCYに電流(駆動信号)を供給する。駆動力生成部24は、供給された電流に基づいて、可動部23及び光反射膜21を揺動させる電磁気力を生成する。
本実施例において、光反射膜21は、円板形状を有する。光反射膜21の中心軸ACは、揺動軸AX及びAYに直交する位置に設けられている。光反射膜21、揺動枠SX及び揺動板SYは同軸をなすように構成及び配置されている。可動部23及び光反射膜21は、光反射膜21の中心軸ACに関して回転対称に配置されている。
図3Bに示すように、本実施例においては、固定部22の固定基板B1は、凹部を有する。固定部22の固定枠B2は、固定基板B1の当該凹部に可動部23を懸架するように固定基板B1に固定されている。また、固定枠B2及び可動部23(揺動枠SX、揺動板SY、トーションバーTX及びTY)は、例えば半導体基板を加工することで形成された当該半導体基板の部分である。
光反射膜21は、揺動板SYとともに固定基板B1の凹部の上に懸架(支持)されている。また、永久磁石MGは、固定基板B1における凹部の外側に形成されている。また、本実施例においては、トーションバーTX及びTYがねじれることで、固定枠B2の内側において、トーションバーTX及びTYを挟んだ可動部23の両端部が固定基板B1の凹部に向かう方向及び離れる方向に揺動する。また、光反射膜21は、中心軸AC上の1点を揺動中心とし、固定枠B2に対して傾斜するように揺動する。
本実施例において、光走査部12は、リサージュ曲線を描くような走査軌跡で走査対象領域を走査するように構成されている。具体的には、スキャナ駆動回路12Bが生成する駆動信号(第1の駆動信号)DXは、A1及びB1を定数とし、θ1を変数としたとき、DX(θ1)=A1sin(θ1+B1)の式で示される正弦波の信号である。また、駆動信号(第2の駆動信号)DYは、A2及びB2を定数とし、θ2を変数としたDY(θ2)=A2sin(θ2+B2)の式で示される正弦波の信号である。
また、変数θ1は、駆動信号DXが、スキャナ12AのトーションバーTX、揺動枠SX、トーションバーTY及び揺動板SYの共振周波数に対応する周波数の正弦波となるように設定される。また、変数θ2は、駆動信号DYが、スキャナ12AのトーションバーTY及び揺動板SYの共振周波数に対応する周波数の正弦波となるように設定される。
従って、光反射膜21(揺動板SY)は、駆動信号DXによって揺動軸AXを中心に共振し、かつ駆動信号DYによって揺動軸AYを中心に共振する。従って、スキャナ12Aの光反射膜21に反射されたレーザ光L1である走査光L2は、光反射膜21の揺動角度位置に応じて出射方向(光軸方向)を変化させつつ走査対象領域に出射される。これにより、走査光の走査軌跡は、リサージュ曲線を描くような軌跡となる。
図4Aは、光源11A及びスキャナ12Aの配置例と、光源11Aから出射されたレーザ光が対象物OBに照射される際のレーザ光及び走査光の進路とを模式的に示す図である。ここでは、光源11Aを構成する3×3に配置されたエミッタのうち、図のX方向(以下、横方向とも称する)の中央部に位置し且つY方向(以下、縦方向とも称する)に連続する3つのエミッタ(図2AのE12、E22及びE32)からレーザ光が出射される場合を示している。
当該3つのエミッタは、それぞれレーザ光を生成し、スキャナ12Aの光反射膜21(光反射面21A)に向けて出射する。これにより、縦方向(Y方向)に伸びたスポット形状、すなわちレーザ光L1の光軸に垂直な1の方向に長手方向を持つスポット形状を有するレーザ光L1が、光源11Aから光反射膜21に向けて出射される。光源11Aとスキャナ12Aとの間のレーザ光L1の光路上には、ビームスプリッタBSが設けられている。レーザ光L1の出射時には、レーザ光L1はビームスプリッタBSを通過してスキャナ12Aに向かって進む。
スキャナ12Aの光反射膜21は、レーザ光L1を反射させて走査光L2を生成し、走査対象領域に向けて出射する。走査光L2は、走査対象領域内の対象物OBに照射される。走査光L2のスポット形状(すなわち、光軸に垂直な断面形状)は、レーザ光L1のスポット形状と同様、縦方向(Y方向)に伸びた形状、すなわち走査光L2の光軸に垂直な1の方向に長手方向を持つ形状となる。
図4Aでは、スキャナ12Aと対象物OBとの間に、仮想の走査対象面R1及び有効走査面R2を示している。測距装置10による測距の対象となる有効走査領域は、走査対象領域(走査対象面R1)の外縁を除いた内側部分の領域(有効走査面R2)である。すなわち、有効走査面R2に向けて出射された走査光L2が、測距に用いられる。
また、スキャナ12Aは、光反射膜21(光反射面21A)が揺動することで、レーザ光L1の反射方向を変化させる。具体的には、図3Aに示すスキャナ駆動回路12Bが、光反射膜21を揺動軸AX及びAYを中心として揺動させるための駆動信号DX及びDYを生成する。駆動信号DX及びDYは、スキャナ12Aの金属配線CX及びCYに供給される。これによって光反射膜21が揺動し、レーザ光L1の反射方向、すなわち走査光L2の出射方向が変化する。
図4Bは、ビームスプリッタBS及び受光部13Aの配置例と、対象物OBで反射された反射光が測距部13の受光部13Aで受光される際の反射光の進路を模式的に示している。ビームスプリッタBSと受光部13Aとの間には、バンドパスフィルタBFが設けられている。
対象物OBで反射された走査光L2である反射光L3は、光反射膜21(光反射面21A)に戻る。そして、反射光L3は、光反射面21Aによって反射され、ビームスプリッタBSによって反射される。反射された反射光L3のうち所定の周波数帯域の成分の光がバンドパスフィルタBFを通過し、測距部13の受光部13Aによって受光される。受光部13Aは、反射光L3の強度に基づいた受光信号を生成する。
測距部13の計測部13Bは、受光部13Aが生成した受光信号に基づいて、受光部13Aと対象物OBとの間の距離を計測する。例えば、計測部13Bは、タイムオブライト法を用いて、対象物OBの測距を行う。
本実施例の測距装置10(光走査装置16)は、レーザ光L1のスポット形状を変化させつつ、走査光L2による走査を行うことが可能である。具体的には、測距装置10は、光走査部12による走査光L2の照射方向(すなわち、スキャン位置)に応じて、光源11Aのレーザ光を出射するエミッタを選択的に切り替え、レーザ光L1のスポット形状を変化させる。これにより、走査光L2のスポット形状もレーザ光L1のスポット形状と同様の形状に変化する。
本実施例では、光走査部12は、リサージュ曲線を描く走査軌跡で光走査を行う。このため、光源11Aからレーザ光L1が、均等な時間間隔で出射された場合、走査対象領域内の位置(すなわちレーザ光L1の照射方向)によっては、走査軌跡の曲線分布(リサージュ曲線の分布)が密な領域と疎な領域とが生じる。そこで、本実施例の測距装置10は、走査軌跡の曲線分布が疎な領域において走査光の照射位置の間隔が広くなりすぎないようにするため、当該領域を走査する際には照射領域が広がりを持つ形状となるようにレーザ光L1のスポット形状を変化させる。
図5は、本実施例の測距装置10がレーザ光L1のスポット形状を変化させつつ光走査を行う際の走査領域内における走査光L2の照射位置(スキャン位置)とスポット形状との関係を模式的に示す図である。ここでは、走査軌跡がリサージュ曲線である場合の有効走査面R2における軌跡を示しており、この軌跡に沿ってパルス状に出射されたレーザ光L1が照射されることとなる。
有効走査面R2の中央部領域CAは、走査軌跡のリサージュ曲線の分布が疎な領域である。光走査部12が有効走査面R2の中央部領域CAを走査する際には、光源駆動回路11Bは、光源11Aの縦方向(列方向)に隣接して配置された3つのエミッタ(例えば、図2のE12、E22及びE32)を駆動し、当該3つのエミッタからレーザ光L1を出射させる。これにより、有効走査面R2の中央部領域CAにおいて、走査光L2のスポット形状は、縦方向(Y方向)に伸びた形状となる。
一方、有効走査面R2の左端部領域LA及び右端部領域RAは、走査軌跡のリサージュ曲線の分布が密な領域である。光走査部12が有効走査面R2の左端部領域LA又は右端部領域RAを走査する際には、光源駆動回路11Bは、光源11Aを構成するエミッタのうちの1つ(例えば、図2のE12)を駆動し、当該エミッタからレーザ光L1を出射させる。これにより、有効走査面R2の左端部領域LA及び右端部領域RAにおいて、走査光L2のスポット形状は、中央部領域CAにおける形状よりも小さく、縦方向が短い形状(すなわち、走査光L2の光軸に垂直な1の方向に長手方向を持たない形状)となる。
このように、本実施例の測距装置10は、リサージュ曲線の曲線分布が疎な中央部領域CAでは、曲線分布が密な左端部領域LAや右端部領域RAよりも走査光L2のスポット形状が縦方向に伸びた大きな形状となるように、縦方向(列方向)に隣接して配置された複数のエミッタからレーザ光L1を出射させる。従って、有効走査面R2において走査光L2の照射が疎な領域(照射位置の間隔が広い領域)が生じないため、走査対象領域全体に亘って満遍なく走査光L2を照射して測距を行うことが可能となる。
仮に、本実施例とは異なり、仮に走査対象領域の全範囲に亘って単一のエミッタからレーザ光を均等な時間間隔で出射させた場合、走査光の照射が疎な領域(照射位置の間隔が広い領域)と走査光の照射が密な領域(照射位置の間隔が狭い領域)とが生じることになる。これに対し、本実施例の測距装置10によれば、リサージュ曲線の曲線分布の疎密に応じてレーザ光(出射光)のスポット形状を変化させ、走査光のスポット形状を変化させることができるため、走査光の照射位置の分布が疎な領域を生じさせないように光走査を行うことが可能となる。
なお、図6に示すように、中央部領域CAを走査する際の走査光のスポット形状を、縦方向ではなく横方向に伸びた形状としても良い。これは、光走査部12が有効走査面R2の中央部領域CAを走査する際に、光源11Aの横方向(行方向)に隣接して配置された3つのエミッタ(例えば、図2のE21、E22及びE23)からレーザ光を出射させることにより、実現することが出来る。
図7は、実施例2に係る測距装置20の構成を示すブロック図である。測距装置20は、光源部11の構成を除いて、実施例1の測距装置10と同様の構成を有する。
光源部11は、光源11A、光源駆動回路11B及びビーム整形部11Cを含む。本実施例の光源11Aは、実施例1とは異なり、1つのエミッタ(シングルエミッタ)から構成されている。
光源駆動回路11Bは、制御部15の光源制御部15Bの制御に応じて、光源11Aを駆動してレーザ光を出射させるための駆動信号を生成し、光源11Aに供給する。また、光源駆動回路11Bは、制御部15の光源制御部15Bの制御に応じて、ビーム整形部11Cの動作をオン又はオフに切り替える切替信号を生成し、ビーム整形部11Cに供給する。
ビーム整形部11Cは、例えば液晶レンズ等のレンズから構成され、レーザ光のスポット形状を変化させる形状制御部としての性質を有する。ビーム整形部11Cは、切替信号によりオンに制御された場合、レーザ光を整形してそのスポット形状を変化させるように液晶に電圧を印加することで、光の屈折の状態を変化させる。一方、切替信号によりオフに制御された場合は、レーザ光のスポット形状を変化させない(整形しない)ように、光の屈折の状態を切り替える。具体的には、ビーム整形部11Cがオンの場合、光源11Aから出射されたレーザ光は、ビーム整形部11Cのレンズにより、所定の1方向に伸びたスポット形状、すなわちすなわちレーザ光の光軸に垂直な1の方向に長手方向を持つスポット形状となるように整形される。一方、ビーム整形部11Cがオフの場合、光源11Aから出射されたレーザ光は、ビーム整形部11Cのレンズによる整形を受けることなく、光源11Aから出射されたときと同じスポット形状を保ったまま光走査部12のスキャナ12Aに照射される。
本実施例の光源部11、光走査部12及び制御部15は、光走査装置16を構成している。すなわち、本実施例の測距装置20は、光走査装置16が搭載された光走査型の測距装置である。
図8Aは、光源11A、ビーム整形部11C及びスキャナ12Aの配置例と、光源11Aからビーム整形部11Cを通って出射されたレーザ光が対象物OBに照射される際のレーザ光の進路とを模式的に示す図である。ここでは、ビーム整形部11Cがオンであり、レーザ光が図の縦方向(図のY方向)に伸びたスポット形状(レーザ光の光軸に垂直な1の方向に長手方向を持つスポット形状)となるように整形される場合を示している。
光源11Aから出射され、ビーム整形部11Cを通って縦方向(Y方向)に伸びたスポット形状に整形されたレーザ光L1は、ビームスプリッタBSを通過してスキャナ12Aに向かって進む。スキャナ12Aの光反射膜21は、レーザ光L1を反射させて走査光L2を生成し、走査対象領域に向けて出射する。走査光L2は、走査対象領域内の対象物OBに照射される。走査光L2のスポット形状は、レーザ光L1と同様、縦方向(Y方向)に伸びた形状、すなわち走査光L2の光軸に垂直な1の方向に長手方向を持つ形状となる。
図8Bは、ビームスプリッタBS及び受光部13Aの配置例と、対象物OBで反射された反射光が測距部13の受光部13Aで受光される際の反射光の進路を模式的に示している。
対象物OBで反射された走査光L2である反射光L3は、光反射膜21(光反射面21A)に戻る。そして、反射光L3は、光反射面21Aによって反射され、ビームスプリッタBSによって反射される。反射された反射光L3のうち所定の周波数帯域の成分の光がバンドパスフィルタBFを通過し、測距部13の受光部13Aによって受光される。受光部13Aは、反射光L3の強度に基づいた受光信号を生成する。
測距部13の計測部13Bは、受光部13Aが生成した受光信号に基づいて、受光部13Aと対象物OBとの間の距離を計測する。例えば、計測部13Bは、タイムオブライト法を用いて、対象物OBの測距を行う。
本実施例の測距装置20(光走査装置16)は、レーザ光L1のスポット形状を変化させつつ、走査光L2による走査を行うことが可能である。具体的には、測距装置20は、光走査部12による走査光L2の照射方向(すなわち、スキャン位置)に応じて、ビーム整形部11Cのオン又はオフを切り替え、レーザ光L1のスポット形状を変化させる。これにより、走査光L2のスポット形状もレーザ光L1のスポット形状と同様の形状に変化する。
本実施例の測距装置20は、実施例1の測距装置10と同様、走査軌跡の曲線分布が疎な領域において走査光の照射位置の間隔が広くなりすぎないようにするため、当該領域を走査する際には照射領域が広がりを持つ形状となるようにレーザ光L1のスポット形状を変化させる。
図9は、本実施例の測距装置20がレーザ光L1のスポット形状を変化させつつ光走査を行う際の走査領域内における走査光L2の照射位置(スキャン位置)とスポット形状との関係を模式的に示す図である。ここでは、実施例1と同様、走査軌跡がリサージュ曲線である場合の有効走査面R2を示している。
有効走査面R2の中央部領域CAは、走査軌跡のリサージュ曲線の分布が疎な領域である。光走査部12が有効走査面R2の中央部領域CAを走査する際には、光源駆動回路11Bは、ビーム整形部11Cをオン状態とし、光源11Aから出射されたレーザ光のスポット形状を、縦方向に伸びた形状となるように整形する。これにより、有効走査面R2の中央部領域CAにおいて、走査光L2のスポット形状は、縦方向に伸びた形状、すなわち走査光L2の光軸に垂直な1の方向に長手方向を持つ形状となる。
一方、有効走査面R2の左端部領域LA及び右端部領域RAは、走査軌跡のリサージュ曲線の分布が密な領域である。光走査部12が有効走査面R2の左端部領域LA又は右端部領域RAを走査する際には、光源駆動回路11Bは、ビーム整形部11Cをオフ状態とし、光源11Aから出射されたレーザ光がそのままのスポット形状を保ったまま光走査部12のスキャナ12Aに照射されるように制御する。これにより、有効走査面R2の左端部領域LA及び右端部領域RAにおいて、走査光L2のスポット形状は、中央部領域CAにおける形状よりも小さく、縦方向が短い形状(すなわち、走査光L2の光軸に垂直な1の方向に長手方向を持たない形状)となる。
このように、本実施例の測距装置20は、リサージュ曲線の曲線分布が疎な中央部領域CAでは、曲線分布が密な左端部領域LAや右端部領域RAよりも走査光L2のスポット形状が縦方向に伸びた大きな形状となるように、レーザ光のスポット形状をビーム整形部11Cにより整形して出射させる。従って、有効走査面R2において走査光L2の照射が疎な領域(照射間隔が広い領域)が生じないため、走査対象領域全体に亘って満遍なく走査光L2を照射して測距を行うことが可能となる。
従って、本実施例の測距装置20によれば、走査光の照射位置の分布が疎な領域を生じさせないように光走査を行うことが可能となる。
図10は、実施例3に係る測距装置30の構成を示すブロック図である。測距装置30は、制御部15の構成を除いて、実施例1の測距装置10と同様の構成を有する。
制御部15は、走査軌道判定部15A及び光源制御部15Bの他に、投光位置記録部15Cを含む。
投光位置記録部15Cは、光源部11が出射したレーザ光の出射方向及び光走査部12から取得した走査状況情報に基づいて、実際に走査を行った走査光L2の仮想の走査対象面(有効走査面R2)に対する照射方向を「投光位置」として記録する。
光源制御部15Bは、投光位置記録部15Cに記録された投光位置と走査軌道判定部15Aにより判定された走査軌道とに基づいて、光源駆動回路11Bを制御し、光源11が次に出射するレーザ光のスポット形状を変化させる。具体的には、光源駆動回路11Bは、光源11Aのエミッタを選択的に駆動し、走査光の照射領域が重ならないようにレーザ光のスポット形状を変化させる。
本実施例の光源部11、光走査部12及び制御部15は、光走査装置36を構成している。すなわち、本実施例の測距装置30は、光走査装置36が搭載された光走査型の測距装置である。
本実施例の測距装置30(光走査装置36)は、投光位置記録部15Cに記録された投光位置及び走査軌道判定部15Aにより判定された走査軌道に基づいて、走査光の照射領域が重ならないようにレーザ光のスポット形状を変化させつつ光走査を行う。かかる光走査における走査光の照射態様について、図11A〜10Cを参照して説明する。
図11Aは、本実施例とは異なり、投光位置及び走査軌道に基づいたレーザ光のスポット形状及び出射角度の調整を行わない場合の、走査光のスポット形状及びスキャン位置を比較例として模式的に示す図である。実施例1と同様、光走査部12が有効走査面R2の中央部領域CAを走査する際には、光源駆動回路11Bは、光源11Aの縦方向(列方向)に連続する3つのエミッタ(例えば、図2のE12、E22及びE32)からレーザ光を出射させる。これにより、走査光L2のスポット形状は、縦方向に伸びた形状、すなわち走査光L2の光軸に垂直な1の方向に長手方向を持つ形状となる。しかし、縦方向に長い形状であるため、図11Aに示すように、走査光の照射領域には重なりが生じることになる。このため、レーザ光の光利用効率が低下してしまう。
これに対し、本実施例の測距装置30では、図11Bに示すように、投光位置記録部15Cが、投光位置PP(図中、黒塗の領域として示す)を記録する。光源駆動回路11Bは、光源制御部15Bの制御に応じて、記録された投光位置に基づいて、次に走査する走査光L2(図中、斜線の領域として示す)が投光位置PPと重ならないように、光源11が出射するレーザ光のスポット形状を調節することが可能である。かかる調整を行うことにより、図11Cに示すように、走査光の照射領域に重なりが生じないように光走査を行うことができる。これにより、走査光の照射領域が重なることによる光利用効率の低下を抑えることができる。
従って、本実施例の測距装置30によれば、光利用効率を高く保ちつつ、走査光の照射位置の分布が疎な領域を生じさせないように光走査を行うことが可能となる。
なお、本発明の実施形態は、上記実施例で示したものに限られない。例えば上記実施例1及び3では、光源11Aが3×3に配列された9個のエミッタを含む場合について説明した。しかし、エミッタの数や配列はこれに限られない。すなわち、光源11Aは、アレイ状に配された複数のエミッタからなるマルチエミッタとして構成されていれば良い。
また、実施例1〜3の構成は、適宜組み合わせて用いることが可能である。例えば、実施例1と実施例2の構成を組み合わせ、マルチエミッタから出射されたレーザ光のスポット形状をさらにビーム整形部で整形する構成としても良い。また、実施例2と実施例3の構成を組み合わせ、投光位置記録部に記録された投光位置の情報に基づいてビーム整形部を制御する構成としても良い。
また、上記実施例では、光走査部の走査軌跡がリサージュ曲線である場合を例として説明した。しかし、これに限定されず、曲線分布に疎密が生じるような非線形の走査軌跡である場合に広く適用することが可能である。
また、上記実施例では、有効走査面R2を中央部領域CA、左端部領域LA及び右端部領域RAに分けた場合に、中央部領域CAと左端部領域LA及び右端部領域RAとで走査光のスポット形状が異なる形状となるように光源部を駆動制御する例について説明した。しかし、光源部の駆動制御の態様はこれに限られない。本発明に係る測距装置(走査装置)は、光走査部による走査光の照射方向(すなわち、スキャン位置)に応じてレーザ光のスポット形状を変更するものであれば良い。
10,20,30 測距装置
11 光源部
12 光走査部
13 測距部
14 信号処理部
15 制御部
16 光走査装置
21 光反射膜
22 固定部
23 可動部
24 駆動力生成部

Claims (10)

  1. 出射光を出射する光源部と、
    前記出射光の照射方向を変化させた走査光により、所定の領域に存在する対象物を検知するために、前記走査光の照射方向に応じて粗密が異なる走査軌跡を描いて走査する走査部と、
    前記走査光の照射方向に応じて前記走査光のスポット形状を変化させる形状制御部と、を有することを特徴とする走査装置。
  2. 前記形状制御部は、前記走査軌跡が粗となる方向へ照射する前記走査光のスポット形状は、前記走査軌跡が密となる方向へ照射する前記走査光のスポット形状よりも大であることを特徴とする請求項1に記載の走査装置。
  3. 前記光源部は、出射光を出射する複数のエミッタを含み、
    前記形状制御部は、複数の前記エミッタのうち、出射光を出射させる前記エミッタの数及び組み合わせを制御することで、前記出射光のスポット形状を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の走査装置。
  4. 前記形状制御部は、前記光源部から出射された前記出射光を整形することによりスポット形状を変化させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の走査装置。
  5. 前記形状制御部は、液晶レンズを含むことを特徴とする請求項4に記載の走査装置。
  6. 前記走査光の照射方向を記録する記録部をさらに備え、
    前記形状制御部は、記録された前記走査光の照射方向に基づいて、前記出射光のスポット形状を変化させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の走査装置。
  7. 前記形状制御部は、前記出射光の形状を当該出射光の光軸に垂直な1の方向に長手方向を有する形状に変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の走査装置。
  8. 前記走査部による前記走査光の走査軌跡はリサージュ曲線であることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の走査装置。
  9. 出射光を出射する光源部と、
    所定の領域に存在する対象物を検知するために、当該所定の領域において粗密が異なる走査軌跡を描くように前記出射された出射光の照射方向を変化して走査する走査部と、
    前記走査軌跡における粗密に応じて、前記走査される出射光のスポット形状を変化させる形状制御部と、
    を備えることを特徴とする走査装置。
  10. 出射光を出射する光源部と、
    前記出射光を反射させた走査光の照射方向を変化させることにより、所定の領域に存在する対象物を検知するために、前記走査光の照射方向に応じて粗密が異なる走査軌跡を描いて走査する走査部と、
    前記走査光の照射方向に応じて前記走査光のスポット形状を変化させる形状制御部と、
    前記走査光が対象物で反射された光である反射光を受光する受光部と、
    前記受光部が受光した前記反射光に基づいて前記対象物までの距離を測定する測距部と、
    を有することを特徴とする測距装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023218873A1 (ja) * 2022-05-10 2023-11-16 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 測距装置

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