JP2019081752A - 吸血性害虫の定着阻害方法及び吸血性害虫の定着阻害剤 - Google Patents

吸血性害虫の定着阻害方法及び吸血性害虫の定着阻害剤 Download PDF

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【課題】吸血性害虫が毛髪や衣類等の対象物に近づいたとしても定着させないようにして、刺咬や吸血等の被害を防止すること。【解決手段】対象への吸血性害虫の定着を阻害する定着阻害方法であって、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシルからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を、対象へ付着させることを含む吸血性害虫の定着阻害方法とする。【選択図】なし

Description

本発明は、吸血性害虫の定着阻害方法及び吸血性害虫の定着阻害剤に関し、より詳しくは、毛髪や衣類等への対象に吸血性害虫が定着することを阻害する方法、並びに吸血性害虫の対象への定着を阻害するための定着阻害剤に関する。
人間に寄生するシラミには、アタマジラミやコロモジラミ等のヒトジラミとケジラミが知られている。中でも、アタマジラミへの感染は近年増加しており、園児、児童等は集団生活によってその被害が著しく、またその家族への感染も報告されている。アタマジラミに吸血されると痒みを伴うだけでなく、外傷からの感染症やリンパ節の腫れや発熱等を生じることもある。
また、近年トコジラミ被害が増大してきており、旅行先で鞄や衣類にトコジラミが付着しそのまま旅行先から持ち帰ってしまったり、購入した輸入家具から持ち込まれる等によって、簡易宿泊施設のみならず家庭においても吸血被害を受けることがある。トコジラミは夜間に這い出てきて、吸血行動を行い、毎日産卵を行うことからトコジラミの被害は拡大しやすいことが知られている。
また、シラミと同様に吸血性害虫に数えられるノミには、イヌやネコ等に寄生するイヌノミやネコノミが知られている。イヌノミやネコノミの成虫がイヌやネコ等の愛玩動物に寄生すると、愛玩動物に皮膚炎や貧血などを引き起こすだけでなく、飼い主にも刺咬被害を起こし、発赤や発疹等を生じさせ、激しい痒みを伴ったり、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの原因となることがある。
このような吸血性害虫を駆除又は防除する方法としては、ピレスロイド系の殺虫剤を有効成分として含有したシャンプー剤を用いて頭髪等の毛髪を洗浄する方法や、前記有効成分を含有した皮膚外用剤を皮膚外用投与する方法が一般的になされている。
シラミ駆除用のシャンプー組成物として、例えば、1)特定構造のアミンオキサイド、2)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーおよび、3)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル及び/又はポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルからなる非イオン性界面活性剤、および薬効成分として3−フェノキシベンジル−d−シス・トランスクリサンテマートを含有するシャンプー組成物(特許文献1)や、ピリプロキシフェン0.001〜5重量%、アニオン性界面活性剤10〜70重量%及び多価アルコール0.5〜20重量%を含有するシャンプー組成物(特許文献2)が提案されている。
また、皮膚外用剤として、例えば、フェノトリンを含有するO/Wエマルションからなる動物外部寄生虫防除組成物が提案されている(特許文献3)。
特開平6−298628号公報 特開平10−81616号公報 特開2012−102033号公報
従来の防除用組成物は吸血性害虫に対して使用するものであり、吸血性害虫に接することで、致死させる、追い払う、侵入を防ぐなどの効果を得るものである。しかしながら、吸血性害虫が毛髪や衣類等の対象物に付着してしまうと、防除用組成物で処理する前に吸血されてしまうことがある。さらに防除用組成物の届かない場所に潜んでいた吸血性害虫が這い出て来て行動することがあり、それを防ぐため繰り返して防除用組成物を処理しなければならない。また防除前に産卵行動があると、幼虫や成虫を駆除又は防除したとしても新たな被害が発生することになる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、吸血性害虫が毛髪や衣類等の対象に近づいたとしても、その場およびその周辺に定着させないようにして、刺咬や吸血、産卵等の被害を防止することを課題とする。
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定の化合物に吸血性害虫、とくに成虫の定着を阻害する効果があることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記課題は、下記構成(1)〜(3)により解決される。
(1)対象への吸血性害虫の定着を阻害する定着阻害方法であって、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシルからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を、前記対象へ付着させることを含むことを特徴とする吸血性害虫の定着阻害方法。
(2)前記吸血性害虫が、咀顎目害虫、隠翅目害虫及び半翅目害虫からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする前記(1)に記載の吸血性害虫の定着阻害方法。
(3)ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシルからなる群から選択される少なくとも1つの化合物からなることを特徴とする吸血性害虫の定着阻害剤。
本発明の吸血性害虫の定着阻害方法によれば、吸血性害虫が毛髪や衣類等の対象に近づいたとしてもその場およびその周辺に定着しない(留まることがない)ので、吸血性害虫に刺咬や吸血等されるのを防止することができる。また、吸血性害虫が対象に定着しないので、産卵を阻害することもでき、吸血性害虫による被害を防止することができる。そして、本発明の吸血性害虫の定着阻害剤を対象に繰り返して処理することにより、吸血性害虫がいない状態を維持し、被害を効果的に防ぐことができる。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
なお、本発明において「吸血性害虫の定着阻害」とは、吸血性害虫が対象に留まることを防止し、吸血や産卵行動をとることを防ぐことを意味する。
本発明において対象となる吸血性害虫は、血液や体液を吸う寄生生物であり、例えば、アタマジラミ、ケジラミ、コロモジラミ、ハジラミ、イヌジラミ等の咀顎目害虫、ネコノミ、イヌノミ、ヒトノミ等の隠翅目害虫、トコジラミ等の半翅目害虫等が挙げられる。本発明の吸血性害虫の定着阻害方法は、これら害虫の成虫や幼虫を対象とすることができる。
本発明の吸血性害虫の定着阻害方法は、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシルからなる群から選択される少なくとも1つの化合物(以下「本発明の定着阻害剤」ともいう。)を、吸血性害虫の定着を阻害しようとする対象へ付着させる(処理する)ことを含む。本発明の定着阻害剤による吸血性害虫に対する定着阻害作用は明らかでないが、対象に付着、残留した本発明の定着阻害剤が毛髪などの対象表面を円滑にし、吸血性害虫に対して歩行しにくくさせ、対象に近づいても、その場および周辺に留まることができず、対象から離れる方向へ移動させるように作用するものと推測される。
ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシルは、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組合せて用いてもよい。これらの中でも、ジメチルポリシロキサンが本発明の効果に優れることから好ましい。
本発明においては、本発明の定着阻害剤のみを対象に処理してもよいし、その他の成分と混合させ各種製剤とした定着阻害用組成物として使用してもよい。
定着阻害用組成物に含有することのできるその他の成分としては、例えば、溶媒、界面活性剤、香料、色素、防腐剤、pH調整剤、粘調剤等が挙げられる。
溶媒は、例えば、精製水、蒸留水、イオン交換水等の水;グリセリン、ポリエチレングリコール等の水溶性溶剤;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール;流動パラフィン等の炭化水素系溶剤等が挙げられる。
界面活性剤は、例えば、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリンアルコール、ミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール、水素添加ステロール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、アルキルアルカノールアミド、アルキルグルコシド等の非イオン系界面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、アルキルトリメチルアンモニウムブロミド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、脂肪酸アミドアミン及びその塩等の陽イオン系界面活性剤;ドデシル硫酸ナトリウム等の硫酸エステル型、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸等のスルホン酸型、及びこれらのポリオキシエチレン付加物や、N−アシル−L−グルタミン酸塩等の陰イオン系界面活性剤;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等の両性系界面活性剤等が挙げられる。
これら界面活性剤を用いることで、定着阻害用組成物を処理した後の洗い流しにおいて、洗浄力を高め、また洗い落とししやすくなる。
香料は、例えば、じゃ香、ベルガモット油、シンナモン油、シトロネラ油、レモン油、レモングラス油等の天然香料、ピネン、リモネン、リナロール、メントール、ボルネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ヘリオトピン、ワニリン等の人造香料等が挙げられる。
色素は、例えば、ニトロ系色素、アゾ染料、ニトロソ染料、トリフェニルメタン染料、キノリン染料、アントラキノン染料、インジゴ染料等の法定色素等が挙げられる。
防腐剤は、例えば、安息香酸ナトリウム、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、エチレンジアミン四酢酸塩、塩化ベンザルコニウム等が挙げられる。
pH調整剤は、例えば、クエン酸、クエン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸、リン酸ナトリウム、トリエタノールアミン、水酸化ナトリウム等が挙げられる。
粘調剤は、例えば、ヒュームドシリカ、パルミチン酸デキストリンなどのデキストリン脂肪酸塩、カルボマー、メタクリル酸クロスポリマー、レシチン系化合物等が挙げられる。
これら粘調剤を用いて定着阻害用組成物の粘度を調整し、対象に施用した際に液垂れを抑えて広がりやすくすればよく、例えば、25℃で200〜500,000mPa・s程度とすることが好ましい。
なお、粘度の測定は、市販の粘度計を用いて測定でき、例えば、東機産業株式会社製のTVB−10型粘度計を使用し、組成物の粘度に合わせてロータの回転数を調整することで測定できる。
定着阻害用組成物における本発明の定着阻害剤の含有量は、0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.3質量%以上が更に好ましい。
上記の含有量とすることで、本発明の効果を満足し、また製剤設計がしやすい。なお、本発明の定着阻害剤だけからなるもの(本発明の定着阻害剤100質量%)であってもよい。
本発明では、上記したジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシルからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を吸血性害虫が定着、産卵しそうな場所や対象に対して有効量を付着させ、吸血性害虫の対象への定着、産卵を阻害する。
対象としては、例えば、人体の頭髪や体毛等の毛髪、愛玩動物の体毛等の人体・動物体表に生える毛や、衣類、鞄、寝具(枕、布団等)、タオル、ヘアブラシ等の人体・動物身体に接触する衣料品・日用品等が挙げられる。
本発明の定着阻害剤は、対象の表面に均一に分布(処理)させればよく、例えば、100cm当たり0.08mL以上、好ましくは0.5mL以上、より好ましくは0.8〜10mLとなるように付着させればよい。対象に本発明の定着阻害剤が有効量付着することにより、対象表面に定着阻害剤の皮膜が形成され、吸血性害虫の定着阻害がなされ、吸血や産卵行動をとるのを防止することができる。
吸血性害虫の定着阻害剤又は定着阻害用組成物を処理する方法としては、例えば、処理する対象に本発明の定着阻害剤(定着阻害用組成物)を噴霧する方法、塗布する方法、浸漬させる方法等が挙げられる。
なお、本発明の定着阻害剤の濃度が低い場合は、繰り返し処理することで対象に所期の量の定着阻害剤を付着させることができるので、繰り返して処理することが好ましい。
本発明の定着阻害剤(定着阻害剤組成物)を毛髪に使用する場合は、シャンプーやトリートメント、整髪料等の形態で用いてもよい。例えば、シャンプーとして用いる場合、毛髪にシャンプーを適量付着させて洗浄を行い、数秒〜5分程放置し、シャンプーを洗い流せばよい。洗い流した後は毛髪の表面が本発明の定着阻害剤で覆われるので、吸血性害虫が毛髪に定着するのを防ぎ、産卵するのを阻害することができる。そして、シャンプーの使用を繰り返すことで、吸血性害虫がいない状態を維持することができる。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
(実施例1〜3、参考例1、比較例1〜5)
表1に示す処方に基づき、実施例1〜3、参考例1、比較例1〜5の検体を準備した。
Figure 2019081752
<試験例1:定着阻害試験>
毛髪束1本(10cm、約1g)を、各検体に毛髪束全体が覆われるようにしてそれぞれ5分間浸漬した。浸漬処理後、ぬるま湯(約40℃)の流水で検体を洗い流し、自然乾燥を行った。
対照として浸漬処理を行わず、ぬるま湯(約40℃)での洗い流し、自然乾燥のみを行った毛髪束を作製した。
次に、ろ紙を敷いた直径φ15cmシャーレ内に、各検体(実施例1〜3、参考例1又は比較例1〜5)を処理した毛髪束をシャーレの壁面に沿って置き、その毛髪束と向かい合うようにして対照の毛髪束を置いた。そしてシャーレ中央部にシラミ成虫(コロモジラミ、雌雄各20頭程度)を放ち、シャーレに蓋をして、24時間放置した(暗室、室温25℃、湿度60%条件下)。
24時間放置後、検体処理した毛髪束(処理区)及び対照の検体処理していない毛髪束(無処理区)に定着しているシラミ成虫の数を計数し、下記式により定着阻害率(%)を算出し、結果を表2に示した。
定着阻害率(%)=(無処理区におけるシラミ成虫の定着数−処理区におけるシラミ成虫の定着数)/(無処理区におけるシラミ成虫の定着数+処理区におけるシラミ成虫の定着数)×100
Figure 2019081752
表2の結果より、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシル(実施例1〜3)はいずれもシラミ成虫の定着阻害率が80%を超えるという優れた結果が得られた。
これに対し、従来、シラミ駆除成分として知られているフェノトリンを用いた参考例1では、定着阻害率は52.0%であり、十分な定着阻害効果は得られなかった。一方、比較例1〜5はシラミ成虫に対する定着阻害効果はまったく得られなかった。
これらの結果より、シラミの定着阻害効果は、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシルに特有の効果であることがわかった。
<試験例2:産卵阻害試験>
試験例1において、検体処理した毛髪束(処理区)及び対照の検体処理していない毛髪束(無処理区)のシラミ卵の数を計数し、下記式により、産卵阻害率を算出した。なお、試験は2回ずつ行い、結果は表3に示した。
産卵阻害率(%)=(無処理区における産卵数−処理区における産卵数)/(無処理区における産卵数+処理区における産卵数)×100
Figure 2019081752
表3の結果より、実施例1〜3を処理した処理区ではいずれも産卵数が0〜3、産卵阻害率は80%以上となり、優れた産卵阻害効果が得られることがわかった。
これに対し、参考例1、比較例1〜5は多数の産卵がみられ、十分な産卵阻害効果は得られなかった。
(実施例4〜9)
表4に示す処方に基づき、各種成分を混合し、実施例4〜9の検体を準備した。
Figure 2019081752
上記試験例1及び試験例2に記載の方法と同様にしてシラミ成虫の毛髪束に対する定着阻害試験及び産卵阻害試験を行った。
結果を表5及び表6に示す。
Figure 2019081752
Figure 2019081752
表5、6の結果より、実施例4〜9のいずれにおいても、シラミ成虫に対する優れた定着阻害効果及び産卵阻害効果を確認することができた。

Claims (3)

  1. 対象への吸血性害虫の定着を阻害する定着阻害方法であって、
    ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシルからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を、前記対象へ付着させることを含むことを特徴とする吸血性害虫の定着阻害方法。
  2. 前記吸血性害虫が、咀顎目害虫、隠翅目害虫及び半翅目害虫からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の吸血性害虫の定着阻害方法。
  3. ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びイソノナン酸イソトリデシルからなる群から選択される少なくとも1つの化合物からなることを特徴とする吸血性害虫の定着阻害剤。
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