JP2019080873A - 検出装置および運転手監視システム - Google Patents

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由香里 藤
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Abstract

【課題】生体情報を算出する検出装置100を提供する。【解決手段】予め定められた第1波長を含む第1照射光と、第1波長と異なる第2波長を含む第2照射光とを、生体の部位に照射する光源部10と、第1照射光が部位で反射された第1反射光と、第2照射光が部位で反射された第2反射光とを受光する受光部20と、第1反射光に応じた第1入力信号および第2反射光に応じた第2入力信号を処理することにより、生体の生体情報を出力する処理部30とを備え、処理部30は第1入力信号と第2入力信号とが線形結合された合成信号を生成する信号合成部50と、合成信号に基づいて生体情報を算出する生体情報算出部60とを有し、信号合成部50は、合成信号を生成するための係数を、複数の係数候補から選択する検出装置100を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、検出装置および運転手監視システムに関する。
従来、検出した信号を補正して生体情報を取得する検出装置が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1 特許第4795593号公報
特許文献2 特許第6067706号公報
ノイズに強い検出装置が望まれている。
本発明の第1の態様においては、予め定められた第1波長を含む第1照射光と、第1波長と異なる第2波長を含む第2照射光とを、生体の部位に照射する光源部と、第1照射光が部位で反射された第1反射光と、第2照射光が部位で反射された第2反射光とを受光する受光部と、第1反射光に応じた第1入力信号および第2反射光に応じた第2入力信号を処理することにより、生体の生体情報を出力する処理部とを備え、処理部は第1入力信号と第2入力信号とが線形結合された合成信号を生成する信号合成部と、合成信号に基づいて生体情報を算出する生体情報算出部とを有し、信号合成部は、合成信号を生成するための係数を、複数の係数候補から選択する検出装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、車両を運転する運転手を監視する運転手監視システムであって、車両の運転モードを切り替えるモード切替部と、第1の態様に係る検出装置とを備え、モード切替部は、検出装置が検出した生体情報に基づいて、運転モードを切り替えるか否かを決定する運転手監視システムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
実施例1に係る検出装置100の構成の一例を示す。 光源部10が照射する照射光の波長の一例を示す。 実施例2に係る検出装置100の構成の一例を示す。 評価部54による評価値の算出方法を説明するための図である。 係数探索部52の離散的な係数探索法を説明するための図である。 評価部54による評価値の算出方法を説明するための図である。 実施例3に係る検出装置100の構成の一例を示す。 切替制御部72による照射光の切替照射を説明するための図である。 実施例4に係る検出装置100の構成の一例を示す。 変調制御部74による照射光の変調照射を説明するための図である。 係数探索部52による評価値の補間方法の一例を示す。 実施例5に係る検出装置100の構成の一例を示す。 運転手監視システム300の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施例1に係る検出装置100の構成の一例を示す。本例の検出装置100は、生体200の生体情報を検出する。検出装置100は、光源部10と、受光部20と、処理部30とを備える。検出装置100は、生体200に照射光を照射し、その反射光に基づいて生体200の生体情報を検出する非接触の生体情報検出装置である。生体200は、ヒト等の脈のある生物である。
光源部10は、生体200に予め定められた波長の照射光を照射する。光源部10は、第1光源11および第2光源12を有する。光源部10は、生体200の任意の部位に照射光を照射する。一例において、光源部10は、生体200の顔に照射光を照射する。光源部10は、鼻などの血管の密集した部位に照射光を照射することが好ましい。光源部10は、予め定められた波長を照射するため、発光ダイオード等の光源を有する。
第1光源11は、予め定められた波長λの第1照射光を照射する。第1照射光は、可視光であっても、赤外光であってもよい。
第2光源12は、波長λと異なる波長λの第2照射光を照射する。第2照射光は、可視光であっても、赤外光であってもよい。本明細書では、波長λは、波長λよりも短いものとして説明するが、これに限られない。
受光部20は、照射光が生体200の部位に反射された反射光を受光する。本例の受光部20は、第1照射光が生体200の部位に反射された第1反射光と、第2照射光が生体200の部位に反射された第2反射光とを受光する。本例の受光部20は、第1反射光に応じた第1入力信号Sλ1および第2反射光に応じた第2入力信号Sλ2を受信する。一例において、受光部20は、生体200の画像を撮影する撮像装置である。本例の受光部20は、カメラを有する。なお、受光部20は、一度に生体200の複数の部位、又は複数の生体200の画像を撮影してもよい。
第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2は、受光部20が受光した画像に含まれる。例えば、第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2は、受光部20の撮影画像に混在して含まれる。また、第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2は、受光部20の撮影画像において、時分割で別々に含まれていてもよい。
処理部30は、第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2を処理することにより、生体200の生体情報を検出する。処理部30は、信号分離部40と、信号合成部50と、生体情報算出部60とを備える。
信号分離部40は、受光部20から入力された第1入力信号Sλ1と第2入力信号Sλ2とを分離する。例えば、信号分離部40は、光源部10による照射光の照射タイミングに基づいて、第1入力信号Sλ1と第2入力信号Sλ2とを分離する。信号分離部40は、分離した第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2を信号合成部50に出力する。
信号合成部50は、第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2を合成した合成信号Scorrを生成する。一例において、信号合成部50は、任意の係数を用いて、第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2を線形結合することにより、合成信号Scorrを生成する。信号合成部50は、生成した合成信号Scorrを生体情報算出部60に出力する。
生体情報算出部60は、信号合成部50からの合成信号Scorrに基づいて、生体200の生体情報を算出する。例えば、生体情報は、生体200の脈拍数、呼吸状態、心拍変動および血圧の少なくとも1つを含む。
なお、信号合成部50は、光源部10の波長、強度、および受光部20の特性等に応じた合成信号Scorrを出力する。第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2は、受光部20の感度R、光源部10が照射する照射光の強度Iを用いて、次式で示される。
λ1=Rλ1λ1(ρ(λ))+ρnon−pulse(t)+ρpulse(λ,t))
λ2=Rλ2λ2(ρ(λ))+ρnon−pulse(t)+ρpulse(λ,t))
ここで、Rλ1は波長λに対する受光部20のカメラ感度である。Rλ2は波長λに対する受光部20のカメラ感度である。Iλ1は、第1光源11が照射する波長λの第1照射光の強度である。Iλ2は、第2光源12が照射する波長λの第2照射光の強度である。また、ρは、反射の定常レスポンスである。ρnon−pulseは、非脈波部分レスポンスの時間変化である。ρpulseは、脈波部分レスポンスの時間変化である。
この場合、合成信号Scorrは、一例において、次式で示される。
corr=Sλ1−C・Sλ2
ここで、係数Cは次式で示される。
C=Rλ1λ1/Rλ2λ2
係数Cは、光源部10および受光部20の特性により変化するものであり、汎用的に使いまわせるものではない。また、係数Cは、生体200の動きによっても変化する。そのため、係数Cは、合成信号Scorrの最適化により算出される。このように、検出装置100は、生体200の画像の撮影後に、合成信号Scorrを最適化して、高いS/N比を実現できる。なお、合成信号Scorrの算出方法は一例であり、本例に限られない。
本例の検出装置100は、二つの波長の信号を取得し、係数の最適化により、S/Nの良い合成信号Scorrを抽出する。例えば、信号合成部50は、合成信号Scorrを生成するための係数を、複数の係数候補から選択する。これにより、検出装置100は、生体情報を高精度に検出できる。
また、検出装置100は、光源部10および受光部20の特性に応じて、生体200の画像の撮影後に係数を最適に設計できる。よって、検出装置100は、光源部10からの照射光の強度や、受光部20の受光感度を事前に揃えておく必要がない。したがって、検出装置100では、光源部10および受光部20の特性の選択の自由度が高い。
更に、本例の検出装置100は、事前に経験的なパラメータを取得しておかなくてもよく、生体200の画像の撮影後に係数を最適に設計できる。即ち、本例の検出装置100は、事前に経験的なパラメータを取得しておくような方法よりも、生体200の動きや環境光の変化によるノイズの影響を低減できる。特に、生体200の生体情報を光学的に非接触で取得する場合のように、予期せぬノイズが生じやすい環境で有効である。
図2は、光源部10が照射する照射光の波長の一例を示す。実線は、酸化ヘモグロビン(HbO)の吸収スペクトル特性を示す。また、破線は、還元ヘモグロビン(Hb)の吸収スペクトル特性を示す。本例の検出装置100は、HbOの吸収スペクトル特性に応じた波長を選択して、生体200に照射する。
波長λは、赤外領域において、HbOの吸収スペクトル特性がピークとなる近傍の波長である。一方、波長λは、HbOの吸収スペクトル特性が波長λと異なる領域に選択される。このように、検出装置100は、HbOの吸収スペクトル特性が異なる複数の波長を用いることにより、ノイズ成分を除去する。波長λは、可視光領域において、HbOの吸収スペクトル特性のボトムに対応する波長である。
例えば、検出装置100は、HbOの吸収スペクトル特性が異なる2つの波長を用いることにより、2つの波長成分に共通するノイズ成分を除去する。即ち、本例の検出装置100は、各波長のノイズの乗り方が同じであるとして、ノイズ成分を除去する。但し、ノイズの大きさは光源部10からの照射光の強度、および受光部20が有するカメラの感度などにより変化する。そのため、HbOの吸収スペクトル特性が異なる2つの波長を用いた単純な引き算では、ノイズを十分に除去できない。本例の検出装置100は、係数を探索して最適な合成信号Scorrを算出するので、単純な引き算による手法よりもノイズを正確に除去できる。
ここで、波長λは、HbOの吸収スペクトル特性がボトムとなる波長λよりも、高波長側に設定される。本例の波長λは、生体200に可視されない波長に設定される。これにより、検出装置100は、波長λの第1照射光と波長λの第2照射光を生体200に照射した場合であっても、生体200に気付かれることなく、生体情報を検出できる。このように、本例の検出装置100は、HbOの吸収スペクトル特性の差分が最大となる波長λおよび波長λを用いることに限定されない。
光源部10は、第1光源11および第2光源12から可視光を照射してもよいし、赤外線を照射してもよい。赤外線は、0.7μm以上の波長の光である。
例えば、光源部10が可視光を含む光を照射する場合、受光部20は、感度の異なる第1受光素子および第2受光素子を有する。第1受光素子は、第2受光素子よりも、第1波長に対する感度が大きい。また、第2受光素子は、第1受光素子よりも、第2波長に対する感度が大きくてよい。一例において、信号分離部40は、受光部20が有する第1受光素子と第2受光素子との感度差に基づいて、第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2を分離する。例えば、信号分離部40は、RGBの3つのチャネルを用いて、各波長に対応する信号を分離する。
一方、光源部10が赤外線のみを生体200に照射する場合、受光部20は、波長が700nm以上の光に感度を有するカメラである。例えば、受光部20は、モノクロカメラである。
図3は、実施例2に係る検出装置100の構成の一例を示す。本例の検出装置100は、光源制御部70を更に備える点で実施例1と相違する。また、本例の信号合成部50は、係数探索部52と、評価部54と、決定部56とを備える。
係数探索部52は、信号合成部50が合成信号Scorrを生成するための係数候補を出力する。係数は、合成信号Scorrを合成する際に、各信号を重み付けするものである。一例において、係数探索部52は、後述の離散的な係数探索法により複数の係数候補を探索する。係数探索部52は、予め複数の係数候補を格納しておいてもよい。
評価部54は、複数の係数候補に基づいて、複数の合成信号候補を生成する。複数の合成信号候補は、複数の係数候補に基づいて生成された、合成信号Scorrの候補である。評価部54は、複数の合成信号候補に対応する複数の評価値を算出する。一例において、評価部54は、複数の係数候補ごとのS/N比に基づいて、複数の評価値を算出する。また、評価部54は、評価関数を用いて、係数候補毎の評価値を算出してよい。例えば、評価部54は、S/N比に依存した評価関数を有する。評価関数は、離散的な係数探索時に各候補に対して、点数(即ち、評価値)を付けるための関数である。評価部54は、算出した評価値に基づいて、係数を探索する。
決定部56は、複数の評価値に基づいて、信号合成部50から出力する合成信号Scorrを決定する。一例において、決定部56は、複数の評価値のうち、最も高い評価値を決定する。
光源制御部70は、第1照射光および第2照射光の変調周波数、強度、照射タイミングの少なくとも1つを制御する。一例において、光源制御部70は、受光部20が受光した反射光に応じて、光源部10の動作を制御する。
光源制御部70は、生体200の存在する環境に応じて、光源部10が照射する波長を制御してよい。光源制御部70は、第2波長が第1波長よりも短い場合、生体200の周囲が明るくなった場合に、光源部10に第2波長を短波長側に制御させる。また、光源制御部70は、生体200の周囲が暗くなった場合に、光源部10に第2波長を長波長側に制御させてよい。即ち、光源制御部70は、周囲が暗くなり、照射光が生体200に感知されやすくなる状況では、照射光を生体200に感知されにくい長波長側に制御する。これにより、検出装置100による生体情報の検出動作が、生体200に気付かれにくくなる。また、生体200に照射光が気付かれる場合であっても、照射光を長波長側に制御することにより、生体200の感じる眩しさが低減される。なお、光源制御部70は、周囲が明るくなり、照射光が生体200に感知されにくい状況では、照射光を生体200に感知されやすい短波長側に制御してもよい。
図4は、評価部54による評価値の算出方法を説明するための図である。評価部54は、第1入力信号Sλ1および第2入力信号Sλ2の混合信号から、θの値毎に合成信号Scorrを算出する。
例えば、θ=θの場合、評価部54は、合成信号Scorrとして、Sθ1を生成する。本例の評価部54は、θ=θの場合、評価値として0.03を出力する。また、θ=θの場合、評価部54は、合成信号Scorrとして、Sθ2を生成する。本例の評価部54は、θ=θの場合、評価値として0.12を出力する。さらに、θ=θの場合、評価部54は、合成信号Scorrとして、Sθ3を生成する。本例の評価部54は、θ=θの場合、評価値として0.05を出力する。この場合、決定部56は、複数の評価値のうち、評価値が最大であるθ=θの場合の合成信号ScorrとしてSθ2を出力することを決定する。
図5は、係数探索部52の離散的な係数探索法を説明するための図である。本例では、合成信号Scorrがsinθ×Sλ1+cosθ×Sλ2の信号を含む。係数探索部52は、離散的な係数探索法の範囲としてθ=90°〜180°の範囲で係数候補を探索する。これにより、係数探索部52は、係数を探索する。離散的な係数探索法の範囲は、θ=270°〜360°であってもよい。
係数探索部52は、予め定められた間隔で離散的な係数探索法を実行する。例えば、係数探索部52は、θ=9°間隔でグリッドを取り、離散的に係数を探索する。本例の離散的な係数探索法の間隔は、一定であるが、異なっていてもよい。係数探索部52は、係数の探索時間を考慮して、グリッドの数を調整してよい。例えば、係数探索部52は、離散的な係数の探索間隔を大きくすることにより、グリッドの数を減らして、係数の探索時間を短縮する。また、係数探索部52は、離散的な係数の探索間隔を小さくすることにより、グリッドの数を増やして、係数の精度を上げてよい。一例において、係数探索部52は、評価値の離散的極値近傍の評価点を補間して評価値の極値を修正してもよい。また、係数探索部52は、処理部30の処理能力に応じて、グリッド数を調整してもよい。
図6は、評価部54による評価値の算出方法を説明するための図である。本例の評価部54は、評価関数f(S)を用いて、合成信号Scorrの評価値を算出する。評価関数f(S)は、一例において、次式で示される。
Figure 2019080873
これにより、横軸に周波数ωを取ったパワースペクトルの最大値Pmaxが大きい場合に評価値が大きくなることが分かる。このように、係数探索部52は、合成信号Scorrのスペクトルにおいて、信号成分とノイズ成分との差が最大となるような係数を探索してよい。
図7は、実施例3に係る検出装置100の構成の一例を示す。本例の光源制御部70は、切替制御部72を有する点で実施例2に係る検出装置100と相違する。
切替制御部72は、光源部10に第1照射光および第2照射光を時分割で照射させる。一例において、切替制御部72は、第1照射光および第2照射光を交互に照射するように光源部10を制御する。切替制御部72は、受光部20と同期してよい。例えば、切替制御部72は、受光部20からの同期信号に応じて、第1照射光および第2照射光の照射タイミングを切り替える。これにより、受光部20は、受光した反射光が第1照射光および第2照射光のいずれに基づくかを判断する。即ち、光源部10および受光部20を同期することにより、光源部10の照射タイミングと、受光部20の受光タイミングが分かるので、第1照射光に対応する第1反射光および第2照射光に対応する第2反射光がそれぞれ判別できる。よって、信号分離部40は、第1入力信号Sλ1と第2入力信号Sλ2とを分離することができる。
図8は、切替制御部72による照射光の切替照射を説明するための図である。縦軸は印加電圧を示し、横軸は時間を示す。本例の切替制御部72は、受光部20からカメラ同期信号を受信する。切替制御部72は、カメラ同期信号に応じて、第1光源11および第2光源12の照射を制御する。本例の切替制御部72は、カメラ同期信号がHighとなるタイミングで、第1光源11および第2光源12の照射を切り替える。
図9は、実施例4に係る検出装置100の構成の一例を示す。本例の光源制御部70は、変調制御部74を有する点で実施例2に係る検出装置100と相違する。
変調制御部74は、光源部10に、それぞれ異なる周波数で変調させた第1照射光および第2照射光を照射させる。本例の変調制御部74は、光源部10の周波数と照射タイミングを制御することにより、異なる周波数の第1照射光および第2照射光を同時に生体200に照射させる。
図10は、変調制御部74による照射光の変調照射を説明するための図である。第1光源11は、周波数f1の第1照射光を生体200に照射する。第2光源12は、周波数f2の第2照射光を生体200に照射する。このように、検出装置100は、第1照射光および第2照射光を変調させることにより、第1照射光および第2照射光を同時に生体200に照射した場合であっても、第1入力信号Sλ1と第2入力信号Sλ2とを分離できる。
図11は、係数探索部52による評価値の補間方法の一例を示す。本例の係数探索部52は、複数の評価値のうち、極値近傍の評価値に基づいて、複数の係数候補を補間する。即ち、係数探索部52は、評価値の離散的極値近傍の評価点を補間して評価値の極値を修正する。例えば、係数探索部52は、予め定められたθ=θ〜θを離散的に選択することにより、評価値P1〜P4を出力する。本例では、評価値P1〜P4の極値はP2である。ここで、係数探索部52は、極値であるP2と、その次に評価値の大きなP3の間の評価値P2'を補間する。これにより、係数探索部52は、係数候補を補間する。この場合、決定部56は、補間された係数候補に基づいて、評価値P2'に応じた合成信号Scorrを決定する。
図12は、実施例5に係る検出装置100の構成の一例を示す。本例の検出装置100は、処理部30に調整部80を備える。
調整部80は、複数の係数候補の探索方法を調整する。本例の調整部80は、複数の係数候補の探索方法を調整することにより、処理部30の演算量を制御する。
調整部80は、係数探索部52が出力する複数の係数候補の個数を調整する。例えば、調整部80は、係数探索部52が出力する複数の係数候補の個数を少なくすることにより、処理部30の演算量を抑制し、処理時間を短縮する。また、調整部80は、係数探索部52が出力する複数の係数候補の個数を増加させることにより、生体情報の検出精度を高める。
また、調整部80は、離散的な係数探索法の範囲を調整する。例えば、調整部80は、合成信号Scorrがsinθ×Sλ1+cosθ×Sλ2の信号を含む場合、離散的な係数探索法の範囲をθ=90°〜180°、又はθ=270°〜360°の範囲に調整する。さらに、調整部80は、係数探索部52が出力する複数の係数候補を前回決定された係数の近傍に設定してよい。
また、調整部80は、信号合成部50の計算時間に基づいて、係数探索部52における係数探索の間隔を調整する。係数探索部52における係数探索の間隔とは、係数探索部52が離散的な係数探索法を用いる場合、グリッドの間隔を指す。また、調整部80は、受光部20のキャプチャー時間と処理部30の計算時間とを比較し、処理部30の計算時間がフレーム間隔を超えないように、信号合成部50の処理を調整してよい。
図13は、運転手監視システム300の一例を示す。運転手監視システム300は、検出装置100と、モード切替部120とを備える。本例の検出装置100は、車両のフロントミラーに配置されるが、これに限定されない。
運転手監視システム300は、運転手である生体200を監視する。本例の運転手監視システム300は、生体200を監視し、生体200の生体情報に応じて運転モードを切り替えるか否かを制御する。
モード切替部120は、生体200が運転する車両の運転モードを切り替える。一例において、モード切替部120は、車両の運転モードを自動運転モード又は手動運転モードに切り替える。モード切替部120は、検出装置100が検出した生体情報に基づいて、運転モードを切り替えるか否かを決定する。例えば、モード切替部120は、生体情報から生体200が正常であると判断した場合に、自動運転モードから手動運転モードに切り替える。一方、モード切替部120は、生体情報から生体200が非正常であると判断した場合に、自動運転モードを維持する。なお、本例のモード切替部120は、車両のダッシュボードに配置されるが、これに限定されない。
本例の検出装置100は、非接触で生体の脈波情報を取得する。そのため、検出装置100は、生体に負荷をかけずに脈波情報を取得できる。但し、生体情報を非接触で検出する場合、受光した反射光にノイズが含まれる場合がある。例えば、ノイズは、生体200の動作や、反射条件の変化等によっても生じる。本例の検出装置100は、受光した反射光にノイズが含まれる場合であっても、高いS/N比の信号を検出できるので、生体200の生体情報を高精度に検出できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・光源部、11・・・第1光源、12・・・第2光源、20・・・受光部、30・・・処理部、40・・・信号分離部、50・・・信号合成部、52・・・係数探索部、54・・・評価部、56・・・決定部、60・・・生体情報算出部、70・・・光源制御部、72・・・切替制御部、74・・・変調制御部、80・・・調整部、100・・・検出装置、120・・・モード切替部、200・・・生体、300・・・運転手監視システム

Claims (20)

  1. 予め定められた第1波長を含む第1照射光と、前記第1波長と異なる第2波長を含む第2照射光とを、生体の部位に照射する光源部と、
    前記第1照射光が前記部位で反射された第1反射光と、前記第2照射光が前記部位で反射された第2反射光とを受光する受光部と、
    前記第1反射光に応じた第1入力信号および前記第2反射光に応じた第2入力信号を処理することにより、前記生体の生体情報を出力する処理部と
    を備え、
    前記処理部は
    前記第1入力信号と前記第2入力信号とが線形結合された合成信号を生成する信号合成部と、
    前記合成信号に基づいて前記生体情報を算出する生体情報算出部と
    を有し、
    前記信号合成部は、前記合成信号を生成するための係数を、複数の係数候補から選択する
    検出装置。
  2. 前記信号合成部は、
    前記複数の係数候補を出力する係数探索部と、
    前記複数の係数候補に基づいて得られた複数の合成信号候補に対応する複数の評価値を算出する評価部と、
    前記複数の評価値に基づいて、前記信号合成部から出力する前記合成信号を決定する決定部と
    を有する
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記第1照射光および前記第2照射光の変調周波数、強度、照射タイミングの少なくとも1つを制御する光源制御部を更に備える
    請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記光源制御部は、前記第1照射光および前記第2照射光を交互に照射するように前記光源部を制御する切替制御部を更に備える
    請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記切替制御部は、前記受光部からの同期信号に応じて、前記第1照射光および前記第2照射光の照射タイミングを切り替える
    請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記光源制御部は、前記光源部に、それぞれ異なる周波数で変調させた前記第1照射光および前記第2照射光を照射させる変調制御部を更に備える
    請求項3に記載の検出装置。
  7. 前記第2波長は、前記第1波長よりも短波長であり、
    前記光源制御部は、
    前記生体の周囲が明るくなった場合に、前記光源部に前記第2波長を短波長側に制御させ、
    前記生体の周囲が暗くなった場合に、前記光源部に前記第2波長を長波長側に制御させる
    請求項3から6のいずれか一項に記載の検出装置。
  8. 前記受光部は、第1受光素子および第2受光素子を有し、
    前記第1受光素子は、前記第2受光素子よりも、前記第1波長に対する感度が大きく、
    前記第2受光素子は、前記第1受光素子よりも、前記第2波長に対する感度が大きく、
    前記検出装置は、
    前記第1受光素子と前記第2受光素子との感度差に基づいて、前記第1入力信号と前記第2入力信号とを分離する信号分離部を更に備える
    請求項2から7のいずれか一項に記載の検出装置。
  9. 前記評価部は、前記複数の係数候補ごとのS/N比に基づいて、前記複数の評価値を算出する
    請求項2から8のいずれか一項に記載の検出装置。
  10. 前記係数探索部は、前記複数の評価値のうち最も高い評価値の合成信号候補に対応する係数を探索する
    請求項2から9のいずれか一項に記載の検出装置。
  11. 前記係数探索部は、前記複数の評価値のうち、極値近傍の評価値に基づいて、前記複数の係数候補を補間し、
    前記決定部は、前記補間された係数候補に基づいて、前記合成信号を決定する
    請求項2から10いずれかに記載の検出装置。
  12. 前記複数の係数候補の探索方法を調整する調整部を更に備える
    請求項2から11のいずれか一項に記載の検出装置。
  13. 前記調整部は、前記係数探索部が出力する前記複数の係数候補の個数を調整する
    請求項12に記載の検出装置。
  14. 前記調整部は、前記信号合成部の計算時間に基づいて、前記係数探索部における係数探索の間隔を調整する
    請求項12又は13に記載の検出装置。
  15. 前記調整部は、前記係数探索部が出力する前記複数の係数候補を前回決定された係数の近傍に設定する
    請求項12から14のいずれか一項に記載の検出装置。
  16. 前記係数探索部は、離散的な係数探索法により、前記複数の係数候補を探索し、
    前記調整部は、前記離散的な係数探索法の範囲を調整する
    請求項12から15のいずれか一項に記載の検出装置。
  17. 前記合成信号は、前記第1入力信号をSλ1とし、前記第2入力信号をSλ2とした場合に、sinθ×Sλ1+cosθ×Sλ2の信号を含み、
    前記調整部は、前記離散的な係数探索法の範囲をθ=90°〜180°、又はθ=270°〜360°の範囲に調整する
    請求項16に記載の検出装置。
  18. 前記生体情報は、前記生体の脈拍数、呼吸状態、心拍変動および血圧の少なくとも1つを含む
    請求項1から17のいずれか一項に記載の検出装置。
  19. 前記受光部は、波長が700nm以上の光に感度を有するカメラである
    請求項1から18のいずれか一項に記載の検出装置。
  20. 車両を運転する運転手を監視する運転手監視システムであって、
    前記車両の運転モードを切り替えるモード切替部と、
    請求項1から19のいずれか一項に記載の検出装置と
    を備え、
    前記モード切替部は、前記検出装置が検出した前記生体情報に基づいて、前記運転モードを切り替えるか否かを決定する
    運転手監視システム。
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