JP2019077982A - 簡易着付け式着物 - Google Patents
簡易着付け式着物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019077982A JP2019077982A JP2019011752A JP2019011752A JP2019077982A JP 2019077982 A JP2019077982 A JP 2019077982A JP 2019011752 A JP2019011752 A JP 2019011752A JP 2019011752 A JP2019011752 A JP 2019011752A JP 2019077982 A JP2019077982 A JP 2019077982A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- semi
- upper body
- back side
- kimono
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 206010044625 Trichorrhexis Diseases 0.000 claims description 15
- 210000000744 eyelid Anatomy 0.000 claims description 10
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 1
- 210000004709 eyebrow Anatomy 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 4
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 3
- 230000011218 segmentation Effects 0.000 description 3
- 241000345998 Calamus manan Species 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 235000012950 rattan cane Nutrition 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
Abstract
Description
ところが、従来の簡易着付け式着物は、上体衣と下体衣を分離し、ファスナーで連結可能としたものであり、上衣体と下衣体が前開きとなっている。このため、施設等で横に寝たままの姿勢で着ることができなかったり、車椅子等に着座したままの姿勢で着ることはできなかった。
図6は、従来の簡易着付け式着物を立ったまま着装したときの正面図である。また図7の(1)図、(2)図は、簡易着付け式着物を立ったまま着装したときのそれぞれ異なった背面図である。図7の(1)図に示す簡易着付け式着物には、背面側に開口が設けられている。
なお、図6、図7では簡易着付け式着物として、上体衣と下体衣とが一体となったものを例示したが、上体衣と下体衣とが分離した上下2部式とすることもできる。
本発明は上記した従来の簡易着付け式着物の問題点に鑑みなされたもので、背中側が分離・連結自在に分割された着物の衿部の美感を向上できる簡易着付け式着物を提供することを課題とする。
(1)上身頃と上身頃の上部に縫着された衿とが、背中側で分離・連結自在に左右に分割されるとともに、衿の背中側の左右の分割端部を着脱自在に連結する衿連結手段と、上身頃の背中側の左右の分割端部を着脱自在に連結する上身頃連結手段と、衿の背中側で、衿の外側から衿の内側に向けて衿の左右の分割端部の連結個所を覆うための衿カバーとを備える簡易着付け式着物。
(2)上記衿カバーは、左右の分割端部のうち、一方の分割端部近くの衿下端又は上身頃上端に取り付けられて、衿の頂部で山折りするように二つ折りして衿の左右の分割端部の連結個所を覆うことを特徴とする、上記(1)に記載の簡易着付け式着物。
(3)上記衿カバーを、衿の外側と内側で、衿又は上身頃上端部に着脱自在に止着する衿カバー止着手段をさらに備えることを特徴とする、上記(2)に記載の簡易着付け式着物。
(4)背中側で左右に分割された衿の内側に、背中側で左右に分割された左半衿と右半衿が縫着されており、衿の背中側の内側で、左右の分割端部の内、一方の分割端部近くの衿下端又は上身頃上端に取り付けられて、半衿の内側から半衿の外側に向けて半衿の左右の分割個所を覆うための半衿カバーと、半衿の左右の分割個所を、半衿の頂部で山折りするように二つ折りして覆う半衿カバーとを備えることを特徴とする、上記(1)ないし上記(3)のいずれかに記載の簡易着付け式着物。
(5)上記半衿カバーを、半衿の外側と内側で、衿又は半衿に着脱自在に止着する半衿カバー止着手段をさらに備えることを特徴とする、上記(4)に記載の簡易着付け式着物。
(6)左右に分割された半衿内にはそれぞれ左衿芯及び右衿芯が挿脱自在に挿入されており、左衿芯及び右衿芯はそれぞれ左右の半衿の分割端部から突出した部分に衿芯連結手段が設けられていることを特徴とする、上記(4)又は上記(5)に記載の簡易着付け式着物。
(第1の実施例)
図1を参照して本発明に係る簡易着付け式着物について、第1の実施例を説明する。
図1の(1)図は、簡易着付け式着物の背中側の上部を示す一部省略した詳細説明図である。また、図1の(2)図は、衿を下方へ折り曲げて半衿を露出させた詳細説明図である。
図1において、1は、上体衣と下体衣に分かれた上下2部式の簡易着付け着物の上体衣の背面の主要部であり、上身頃2の上部に衿3が縫着されている。
また、上身頃2を構成する左上身頃2aと右上身頃2bには、図示しない左袖部と右袖部が縫着されている。
一方、上身頃2と衿3の背面側は、背中線に沿った中央付近で左右に分離・連結自在に分割されている。
即ち、左上身頃2aと右上身頃2bは、背中側で分離している。左上身頃2aの背中側の分割端部20aの裏側と右上身頃2bの背中側の分割端部20bの外側には各々、上身頃連結手段の一例としての面ファスナー21a、21bが取り付けられており、分割端部20a、20bを重ね合わせた後に、面ファスナー21a、21bで着脱自在に止着することにより、分離・連結自在に形成されている。
左衿3aの分割端部30aは、左上身頃2aの分割端部20aの上端より右方へ延設されており、右衿3bの分割端部30bは、右上身頃2bの分割端部20bの上端より左方へ延設されている。左衿3aの分割端部30aの裏側と右衿3bの外側には各々、衿連結手段の一例としての面ファスナー31a、31bが取り付けられており、分割端部30a、30bを重ね合わせたのち、面ファスナー31a、31bで着脱自在に止着することにより、分離・連結自在に形成されている。
面ファスナー31a、31bに代えて、線ファスナー、ボタン、ホックなどで着脱自在とすることもできる。
半衿4は背中線に沿った中央で左右に分割されており、分割された左半衿4aの下部が左衿3bの内側の下部に縫着されており、右半衿4bの下部が右衿3bの内側の下部に縫着されている。
左半衿4aの分割端部40aの部分は、左衿3aとは縫着されておらず、右衿3bの分割端部30bを左衿3aの分割端部30aと左半衿4aの分割端部の間に容易に挿入可能としたり、後述する左衿芯5aと右衿芯5bを容易に連結・分離したりできるようになっている。
右半衿4bの分割端部40bの部分は、右衿3bと縫着されている。
左衿芯5aと右衿芯5bは、一つの衿芯を背中側の中央で左右に分割して形成されており、左衿芯5aの分割端部50aの裏側と右衿芯5bの分割端部50bの外側には各々、衿芯連結手段の一例としての面ファスナー51a、51bが取り付けられており、分割端部50a、50bを重ね合わせたのち、面ファスナー51a、51bで着脱自在に止着することにより、分離・連結自在に形成されている。
面ファスナー51a、51bに代えて、ボタン、ホックなどで着脱自在とすることもできる。
衿カバー6の右端部は、左衿3aの分割端部30aより右方へ延設されている。衿カバー6の当該一端縁の右隅にオス側スナップボタン60a、衿カバー6の上端縁近くの左右両側に面ファスナー61a、62aが取り付けられている。
衿カバー6は、衿3と同じ着物生地を用いて製作されている。
すなわち、衿3の背中側中央付近の内側で、右半衿4bの下側に相当する右衿3bの分割端部30bの下端又は右上身頃2bの上端に、長方形状の半衿カバー7の下端縁の右端から中央部分までが縫着されている。
左衿3aの分割端部30bの内、左半衿4aの下側には、オス側スナップボタン70aに対応するメス側スナップボタン70bが取り付けられており、左半衿4a、右半衿3bの分割端部40a、40bの外側には、面ファスナー71a、72aに対応する面ファスナー71b、72bが取り付けられている。
半衿カバー7は、半衿7と同じ着物生地を用いて製作されている。
左上身頃2aと右上身頃2b、左衿3aと右衿3b、左衿芯5aと右衿芯5bが全て分離されている状態で、利用者が上体衣1を前側から着用し、両手を図示しない両袖部に通す。背中側で、左上身頃2aの分割端部20aを右上身頃2bの分割端部20bに重ね、面ファスナー21aと21bにより着脱自在に止着する。
これにより、左半衿3cと右半衿3dの分割箇所が半衿カバー7により隠されて、本物の着物のような外観を呈することができる。(図2の(1)図参照)
また、左衿3aと右衿3bを連結後、衿カバー6のオス側スナップボタン60aをメス側スナップボタン60bに着脱自在に嵌着する。
これにより、左衿3aと右衿3bの分割箇所が衿カバー6により隠されて本物の着物のような外観を呈することができる。(図3参照)
また、左衿3aと右衿3bを先に連結して衿カバー6で覆い、後から左半衿4aと右半衿4bを連結し、半衿カバー7で覆うようにしてもよい。
また、衿3の内側に半衿4を縫着した場合でも、半衿4の背中側の分割個所を半衿カバー7で覆うことにより、半衿4の分割個所を目立たなくすることができ、本来の着物の半衿に近い美感を発揮することができる。
図4を参照して本発明に係る簡易着付け式着物について、第2の実施例を説明する。
第1の実施例では、左上身頃2aと、右上身頃2bの分割端部20a、20bを面ファスナー21a、21bで連結し、左衿3aと、右衿3bの分割端部30a、30bを面ファスナー31a、32aと31b、32bで連結する場合を例に挙げて説明したが、本発明は何らこれに限定されず、図4の(1)図に示すように、左上身頃2a’と右上身頃2b’の分割端部20a’、20b’と、左衿3a’と右衿3b’の分割端部30a’、30b’を止着手段としての共通の一本の線ファスナー80a、80bで着脱自在に連結するようにしてもよい。
そして、第1実施例と同様に構成された衿カバー6’のオス側スナップボタン60aをメス側スナップボタン60bに着脱自在に嵌着する。
これにより、左衿3a’と右衿3b’の分割箇所が衿カバー6’により隠されて本物の着物のような外観を呈することができる。(図5参照)
また、衿カバー、半衿カバーを衿、半衿、上身頃に止着するスナップボタンを面ファスナーに置き換えたり、面ファスナーをスナップボタンに置き換えたりしてもよい。
本明細書に開示した各実施例は、本発明に係る、簡易着付け式着物の理解を容易にするために例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない限り、簡易着付け式着物の設計に当たって、適宜の設計変更が可能であることは言うまでもないことである。
2 上身頃
2a 左上身頃
2b 右上身頃
3 衿
3a 左衿
3b 右衿
4 半衿
4a 左半衿
4b 右半衿
5a 左衿芯
5b 右衿芯
6 衿カバー
7 半衿カバー
80 衿延長部
80a 線ファスナー
80b 線ファスナー
Claims (6)
- 上身頃と上身頃の上部に縫着された衿とが、背中側で分離・連結自在に左右に分割されるとともに、衿の背中側の左右の分割端部を着脱自在に連結する衿連結手段と、上身頃の背中側の左右の分割端部を着脱自在に連結する上身頃連結手段と、衿の背中側で、衿の外側から衿の内側に向けて衿の左右の分割端部の連結個所を覆うための衿カバーとを備える簡易着付け式着物。
- 上記衿カバーは、左右の分割端部のうち、一方の分割端部近くの衿下端又は上身頃上端に取り付けられて、衿の頂部で山折りするように二つ折りして衿の左右の分割端部の連結個所を覆うことを特徴とする、請求項1に記載の簡易着付け式着物。
- 上記衿カバーを、衿の外側と内側で、衿又は上身頃上端部に着脱自在に止着する衿カバー止着手段をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の簡易着付け式着物。
- 背中側で左右に分割された衿の内側に、背中側で左右に分割された左半衿と右半衿が縫着されており、衿の背中側の内側で、左右の分割端部の内、一方の分割端部近くの衿下端又は上身頃上端に取り付けられて、半衿の内側から半衿の外側に向けて半衿の左右の分割個所を覆うための半衿カバーと、半衿の左右の分割個所を、半衿の頂部で山折りするように二つ折りして覆う半衿カバーとを備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の簡易着付け式着物。
- 上記半衿カバーを、半衿の外側と内側で、衿又は半衿に着脱自在に止着する半衿カバー止着手段をさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の簡易着付け式着物。
- 左右に分割された半衿内にはそれぞれ左衿芯及び右衿芯が挿脱自在に挿入されており、左衿芯及び右衿芯はそれぞれ左右の半衿の分割端部から突出した部分に衿芯連結手段が設けられていることを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載の簡易着付け式着物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016100016 | 2016-05-18 | ||
JP2016100016 | 2016-05-18 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017081122A Division JP6476361B2 (ja) | 2016-05-18 | 2017-04-17 | 簡易着付け式着物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019077982A true JP2019077982A (ja) | 2019-05-23 |
JP6847549B2 JP6847549B2 (ja) | 2021-03-24 |
Family
ID=60476000
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017081122A Active JP6476361B2 (ja) | 2016-05-18 | 2017-04-17 | 簡易着付け式着物 |
JP2019011752A Active JP6847549B2 (ja) | 2016-05-18 | 2019-01-26 | 簡易着付け式着物 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017081122A Active JP6476361B2 (ja) | 2016-05-18 | 2017-04-17 | 簡易着付け式着物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6476361B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001348706A (ja) * | 2000-06-01 | 2001-12-21 | Nisshin:Kk | 分割可能な衣服 |
JP2015218396A (ja) * | 2014-05-14 | 2015-12-07 | 久木田 喜美子 | 着物 |
JP3194134U (ja) * | 2014-08-27 | 2014-11-06 | 裕子 三隅 | 装束 |
-
2017
- 2017-04-17 JP JP2017081122A patent/JP6476361B2/ja active Active
-
2019
- 2019-01-26 JP JP2019011752A patent/JP6847549B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6476361B2 (ja) | 2019-02-27 |
JP2017210708A (ja) | 2017-11-30 |
JP6847549B2 (ja) | 2021-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8826465B2 (en) | Reversible sleeved garment accessory | |
US11330850B2 (en) | Multi-use garment | |
US20100299797A1 (en) | Garment | |
US8656517B2 (en) | Japanese dress | |
US2297159A (en) | Garment | |
JP2019077982A (ja) | 簡易着付け式着物 | |
US20130097762A1 (en) | Outer Garment for the Handicapped or Elderly | |
US2627604A (en) | Child's garment | |
JP3213789U (ja) | 二部式着物 | |
KR200430423Y1 (ko) | 주름부에 의한 사이즈 조절이 가능한 앞치마 | |
KR101744050B1 (ko) | 상의 | |
KR200314634Y1 (ko) | 장례용 한복 | |
JP3174105U (ja) | 公序良俗違反のため、不掲載とする。 | |
CN213096157U (zh) | 一种多种穿法的连衣裙 | |
CN212877663U (zh) | 一种睡裙 | |
US11185115B2 (en) | Swimwear with interchangeable items | |
CN219719795U (zh) | 无袖西装连衣裙 | |
JP3214944U (ja) | 衣服 | |
JP7019167B2 (ja) | バレエ衣装 | |
CN207202080U (zh) | 圆领短袖饰花连衣裙 | |
JP3199637U (ja) | 上衣 | |
JP2014226402A (ja) | 美容・理容用クロス | |
JP3175647U (ja) | 対丈着物 | |
JP6369854B2 (ja) | 授乳機能を備えた衣服 | |
JP3101901U (ja) | ボディスーツおよび水着 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201013 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6847549 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |