JP2019077592A - 賦活炉および活性炭の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比表面積が大きい活性炭を高効率で得ることができる賦活炉を提供する。【解決手段】高温高圧で炭化物を賦活し、活性炭を得る賦活炉であって、内部空間と、炭化物を内部空間に投入可能な投入部と、少なくとも活性炭を外部に排出可能な排出部と、を有する本体部と、内部空間に収容され、本体部の長尺方向に延在して配置された筒状の回転体と、回転体の外周面に設けられた複数の羽根と、内部空間を加熱する加熱部と、を有し、回転体の内部は、水蒸気が流通する蒸気流路を構成し、外周面には、蒸気流路と回転体の外部とを連通する複数の孔が形成されている賦活炉。【選択図】図3

Description

本発明は、賦活炉および活性炭の製造装置に関するものである。
近年、家庭や産業分野から排出される有機物(「バイオマス」ともいう)を処理して、
活性炭として再利用する方法が検討されている(特許文献1)。
特開2000−154012号公報
しかし、バイオマスから活性炭を得る従来の製造装置においては、市場要求に応じて、活性炭のさらなる比表面積の向上と、製造効率の改善が求められていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、比表面積が大きい活性炭を高効率で得ることができる賦活炉および活性炭の製造装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、高温高圧で炭化物を賦活し、活性炭を得る賦活炉であって、内部空間と、炭化物を内部空間に投入可能な投入部と、少なくとも活性炭を外部に排出可能な排出部と、を有する本体部と、内部空間に収容され、本体部の長尺方向に延在して配置された筒状の回転体と、回転体の外周面に設けられた複数の羽根と、内部空間を加熱する加熱部と、を有し、回転体の内部は、水蒸気が流通する蒸気流路を構成し、外周面には、蒸気流路と回転体の外部とを連通する複数の孔が形成されている賦活炉を提供する。
本発明の一態様においては、複数の羽根は、回転体の回転軸方向に沿ってらせん状に配置されている構成としてもよい。
本発明の一態様においては、投入部は、本体部の長尺方向における一端側の上部に設けられ、排出部は、本体部の長尺方向における他端側の下部に設けられている構成としてもよい。
本発明の一態様においては、回転体の回転軸方向に沿う単位長さ当たりの開口量は、回転体の一方の端部から回転体の他方の端部に向かって漸増している構成としてもよい。
本発明の一態様においては、投入部の開口量は、排出部の開口量よりも小さい構成としてもよい。
本発明の一態様においては、投入部にはロータリーバルブが1段設けられ、前記排出部にはロータリーバルブが2段設けられている構成としてもよい。
本発明の一態様は、バイオマスを炭化させ、炭化物を得る炭化炉と、上記の賦活炉と、炭化炉から賦活炉に炭化物を搬送する搬送手段と、炭化炉で発生した排ガスを排気するガス流路と、ガス流路の途中に設けられ、水蒸気を発生させる蒸気発生手段と、を備え、ガス流路の一部は、加熱部に接続されている活性炭の製造装置を提供する。
本発明の一態様によれば、比表面積が大きい活性炭を高効率で得ることができる賦活炉および活性炭の製造装置が提供される。
図1は、実施形態の活性炭の製造装置1000を示すブロック図である。 図2は、実施形態の炭化炉1を模式的に示す断面図である。 図3は、実施形態の賦活炉100を模式的に示す平面図である。
<活性炭の製造装置>
以下、図面を参照しながら、本実施形態の活性炭の製造装置について説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態の活性炭の製造装置1000を示すブロック図である。図1に示す矢印は、各工程での物質の流れを表している。図1に示すように、本実施形態の活性炭の製造装置1000は、炭化炉1と、賦活炉100と、搬送手段130と、ガス流路140と、蒸気発生手段150と、2つのホッパー160と、を備える。
[ホッパー]
図1に示す2つのホッパー160のうち一方のホッパー160Aは、炭化炉1の前段に設けられている。ホッパー160Aは、炭化炉1に導入する前のバイオマスを貯蔵する。一方、2つのホッパー160のうち他方のホッパー160Bは、搬送手段130の途中に設けられている。ホッパー160Bは、炭化炉1から払い出された炭化物Cを貯蔵する。
[炭化炉]
本実施形態の炭化炉1は、バイオマスを炭化させ、炭化物Cを得る。本実施形態の活性炭の製造装置においては、通常知られた炭化炉を適用できる。以下では、本実施形態の活性炭の製造装置に適用できる炭化炉の一例について説明する。炭化させるバイオマスとしては、炭素を含むものが挙げられ、例えば食品廃棄物、建設廃材、シュレッダーダスト、畜産廃棄物、汚泥またはイナワラなどのソフトバイオマス、家庭から排出される一般廃棄物が挙げられる。
この中でも、炭化させるバイオマスとしては樹木製の廃材(「木質バイオマス」ともいう)が好ましい。木質バイオマスとしては、例えば間伐材、剪定枝、製材のくずなどが挙げられる。木質バイオマスの大きさは、特に制限されないが、例えば約5cm角である。
炭化させるバイオマスはあらかじめホッパー160Aなどで乾燥しておくことが好ましい。これにより、炭化効率や炭化物Cの収率を高くすることができる。
図2は、本実施形態の炭化炉1を模式的に示す断面図である。図2に示すように、本実施形態の炭化炉1は、炭化炉本体10と、蓄熱体20と、テーブル30と、を備える。
(炭化炉本体)
図2に示す炭化炉本体10は、円筒状の筐体である。本実施形態の炭化炉本体10の大きさは、処理するバイオマスの量や、製造する炭化物の量により適宜選択される。
本実施形態の炭化炉本体10は、導入口11と、排気口12と、バーナー13と、空気導入部14と、取出口15と、を有する。
本実施形態の導入口11および取出口15は、炭化炉本体10の外部と内部とを連通する。バイオマスは、導入口11を介して炭化炉1の内部に導入される。一方、生成した炭化物は、炭化炉本体10の底部に設けられた取出口15を介して、炭化炉本体10の外部に取りだされる。このとき、炭化物は自由落下により炭化炉本体10の下方に払い出される。
本実施形態の排気口12は、バイオマスの炭化の際に生じた高温排ガスを炭化炉本体10の外部に排気する。なお、本明細書において、「高温排ガス」とは、最終的に活性炭の製造装置1000の外部に放出される排ガスと比べて高温であることを意味する。
本実施形態のバーナー13は、炭化炉本体10に導入されたバイオマスに着火する。
本実施形態の空気導入部14は、炭化炉本体10の外部の空気を炭化炉本体10の内部に導入する。
本実施形態の取出口15は、炭化炉本体10の内部の炭化物を炭化炉本体10の外部に取り出す。
(蓄熱体)
本実施形態の蓄熱体20は、円柱状の部材である。蓄熱体20は、炭化炉本体10の内部に設けられている。本実施形態の蓄熱体20は、本実施形態の炭化炉1においていわゆる「焼き玉」のような役割を果たす。蓄熱体20は、加熱装置を備えていてもよいが、蓄熱体20は、バイオマスから炭化物を得る際の熱等により加熱されることが好ましい。
蓄熱体20は、蓄熱体20の底面および天井面の中心を通る垂線を軸(回転軸35)として回転可能である。蓄熱体20がこのように回転可能であると炭化効率および炭化物の純度を向上できる。
蓄熱体20を回転させる手段は限定されないが、回転軸35に蓄熱体20を連結し、回転軸35を公知の駆動手段で回転させることが好ましい。
(テーブル)
本実施形態のテーブル30は、円盤状の部材である。テーブル30は、炭化炉本体10の内部に配置され、蓄熱体20の底部に設けられている。このとき、蓄熱体20の中心とテーブル30の中心とが重なるように、テーブル30が配置されている。
また、テーブル30は、昇降が可能であり、炭化炉本体10との間隔を適宜調節できることが好ましい。このような構造にすると、テーブル30と炭化炉本体10の間で炭化物を粉砕することができ、炭化物の大きさを適宜調整できる。
また、テーブル30は回転軸35を中心に回転可能であることが好ましい。テーブル30は蓄熱体20と連動して回転してもよいが、蓄熱体20とは独立して回転可能であってもよい。
テーブル30の昇降手段や回転手段には公知の手段が用いられる。
本実施形態の炭化炉1で得られる炭化物の比表面積は、例えば500m程度である。本実施形態の炭化炉1から排出される炭化物の量は、例えば350〜500kg/時間である。
[搬送手段]
図1に戻り、本実施形態の炭化炉1で得られた炭化物Cは、本実施形態の搬送手段130により後述の賦活炉100に搬送される。搬送手段130で用いる装置は、炭化物Cを搬送できる限り特に制限されないが、スクリューおよびバケットコンベアを有する装置が好ましい。
[ガス流路]
炭化炉1で発生した高温排ガスGは、本実施形態のガス流路140を通じて排気される。本実施形態のガス流路140の一端は、炭化炉1の排気口12と連通している。また、本実施形態のガス流路140の他端は、活性炭の製造装置1000の外部に開放されている。
図1に示すガス流路140は分岐しており、分岐したガス流路140Aは、賦活炉100に接続している。
[賦活炉]
本実施形態の搬送手段130により搬送された炭化物Cは、本実施形態の賦活炉100において、高温高圧で賦活され、活性炭が得られる。賦活炉100では、炭化炉1で発生した高温排ガスGの熱を与えながら、炭化物Cに高温水蒸気Vを接触させることで、炭化物Cを賦活すると共に、水素を含むガスが生成する。高温水蒸気Vの生成については後述する。
賦活させる炭化物Cは、炭化炉1から賦活炉100までの間において、あらかじめホッパー160Bなどで乾燥しておくことが好ましい。これにより、賦活効率や活性炭収率を高くすることができる。
図3は、本実施形態の賦活炉100を模式的に示す断面図である。図3に示すように、本実施形態の賦活炉100は、本体部110と、2つの回転体120と、複数の羽根123と、加熱部145と、を有する。
(本体部)
図3に示す本体部110は、長尺の筐体である。本実施形態の本体部110の長尺方向の長さは、炭化物の滞留時間に基づいて定められる。このとき、炭化物の滞留時間は、得られる活性炭の比表面積との対応関係に基づいて定められる。具体的に、活性炭の比表面積を大きくするために炭化物の滞留時間を長くする場合には、本体部110の長尺方向の長さを長くすればよい。
本実施形態の本体部110は、内部空間115と、投入部111と、排出部112と、を有する。
本実施形態の内部空間115は、後述する回転体120を収容し、さらに炭化物の賦活に必要な容積を十分有する。
本実施形態の投入部111は、本体部110の長尺方向における一端側の上部に設けられている。投入部111は、炭化物が内部空間115を流動している間も、炭化物を内部空間115に投入可能に構成されている。
本実施形態の排出部112は、本体部110の長尺方向における他端側の下部に設けられている。排出部112は、炭化物が内部空間115を流動している間も活性炭および水素を含むガスを外部に排出可能に構成されている。
本実施形態の投入部111の開口量は、排出部112の開口量よりも小さい。これにより、活性炭が賦活炉100の内部空間115に滞留しにくい。そのため、賦活炉100の内部空間115において、炭化物が均一に存在しやすく、かつ、炭化物の賦活時間が一定となりやすい。その結果、賦活炉100に投入した炭化物を均一に賦活でき、得られる活性炭の品質が安定する。
本実施形態の賦活炉100には、高温高圧で炭化物を賦活させるため、投入部111および排出部112にロータリーバルブ113が設けられている。本実施形態の賦活炉100においては、投入部111にロータリーバルブ113Aを1つ設け、排出部112にロータリーバルブ113Bを直列に2つ設けることが好ましい。ロータリーバルブ113Aおよびロータリーバルブ113Bを設けることで、炭化物の投入時および活性炭の排出時に内部空間115の圧力が低下しにくい。また、開口量が相対的に大きい排出部112にロータリーバルブ113Bを直列に2つ設けることで、内部空間115の圧力がより低下しにくい。これにより、本実施形態の賦活炉100内部の圧力を維持できる。その結果、目的とする比表面積が大きい活性炭を得られる傾向がある。
(回転体)
本実施形態の2つの回転体120は、それぞれ内部空間115に収容され、本体部110の長尺方向に延在して配置されている。本実施形態の回転体120は、筒状の部材である。また、回転体120の外形形状は、長尺の角柱状である。本体部110の全長にわたって回転体120が配置されている。
本実施形態の2つの回転体120は、それぞれ回転体120の長尺方向に延在する軸を回転軸125として回転可能である。具体的には、2つの回転体120のうち一方の回転体120Aが動力源200に接続されており、回転する。これに対し、他方の回転体120Bは、一方の回転体120Aの回転がベルト、ギアなどを介して伝わり、一方の回転体120Aの回転方向とは反対方向に回転する。
本実施形態の回転体120の内部は、賦活に必要な水蒸気が流通する蒸気流路を構成している。
本実施形態の回転体120は、複数の孔122を有する。
本実施形態の複数の孔122は、回転体120の外周面に形成されている。複数の孔122は、蒸気流路121と回転体120の外部とを連通する。
賦活処理時における賦活炉100の内部空間115の圧力は、0.5kPa以上5.0kPa以下が好ましく、1.0kPa以上3.0kPa以下がより好ましく、1.5kPa以上2.0kPa以下がさらに好ましい。この圧力は、蒸気流路121を流通する水蒸気量と、複数の孔122の開口量と、賦活炉100の温度と、によって調整できる。回転体120の回転軸方向に沿う単位長さ当たりの開口量は、一方の端部120aから他方の端部120bに向かって漸増している。これにより、内部空間115に投入された炭化物に水蒸気を均一に接触させることができる。その結果、賦活炉100に投入した炭化物を均一に賦活でき、得られる活性炭の品質が安定する。上述した単位長さ当たりの開口量は、孔122の数と孔122の開口面積とから算出できる。
(複数の羽根)
本実施形態の複数の羽根123は、炭化物を撹拌するとともに、炭化物を投入部111から排出部112の方向に搬送する。複数の羽根123は、回転体120の外周面に設けられている。複数の羽根123は、回転体120の回転軸方向に沿ってらせん状に配置されている。
各羽根123は、板状のパドル123Aと、パドル123Aを支持する支持部123Bと、を有する。パドル123Aは、回転体120を回転させる際に炭化物を搬送方向に押し出すことができるように、回転軸125と支持部123Bの中心軸とを含む面に対して傾斜していることが好ましい。複数の羽根123が有する各パドル123Aは、角度が互いに同一であってもよく、異なっていてもよい。各パドル123Aの角度は、目的の賦活時間(炭化物の滞留時間)に応じて調整するとよい。賦活時間は、5分間以上60分間以下が好ましく、10分間以上30分間以下がより好ましく、15分間以上20分間以下がさらに好ましい。
(加熱部)
本実施形態の加熱部145は、分岐したガス流路140Aと接続されている。また、加熱部145は本体部110の周囲に設けられている。加熱部145は、炭化炉1からの高温排ガスGの熱を利用して賦活に必要な温度以上に内部空間115を加熱する。加熱部145を通過した後の排ガスGは、後述の蒸気発生手段150に送られ、水蒸気の生成に利用される。
本実施形態の賦活炉100では、炭化物から活性炭を連続的に製造することができる。そのため、本実施形態の活性炭の製造装置1000は、製造効率が高い。また、本実施形態の賦活炉100で得られる活性炭は、比表面積が1000m程度と高く、品質が高いと言える。なお、得られた活性炭の比表面積が目標値を下回る場合には、賦活時の温度を高くする、賦活時の圧力を大きくする、または賦活時間を長くするなどの方法を採用するとよい。
[蒸気発生手段]
図1に戻り、本実施形態の蒸気発生手段150は、ガス流路140の途中に設けられ、高温排ガスGの熱を利用して水から高温水蒸気Vを発生させる。本明細書において、「高温水蒸気」とは、最終的に活性炭の賦活に用いられる水蒸気を意味し、後述の熱交換器150Bで生成する水蒸気と比べて高温であることを意味する。蒸気発生手段150で用いる装置は、公知の熱交換器が挙げられる。図1に示す活性炭の製造装置1000では、2つの熱交換器が備えられている。
図1に示す2つの熱交換器のうち一方の熱交換器(蒸気発生手段)150Aには、炭化炉1からガス流路140を通じて高温排ガスGが流入する。また、一方の熱交換器150Aには、水蒸気Vが流入する。一方の熱交換器150Aにおいて、高温排ガスGは、水蒸気Vと熱交換することにより冷却される。一方、水蒸気Vは、高温排ガスGと熱交換することにより加熱され、高温水蒸気Vとなる。生成した高温水蒸気Vは、上述した蒸気流路121に送られる。
これに対し、他方の熱交換器150Bには、熱交換器150Aから冷却された排ガスGが流入し、賦活炉100から排ガスGが流入する。また、他方の熱交換器150Bには、水が流入する。他方の熱交換器150Bにおいて、合流した排ガスGは水と熱交換することにより、さらに冷却される。一方、水は排ガスGと熱交換することにより加熱されて上述の水蒸気Vとなる。冷却された排ガスGは、ガス流路140を通じて活性炭の製造装置1000の外部に放出される。
<活性炭の製造方法>
図1に戻り、上述の活性炭の製造装置1000を用いて活性炭を製造する方法について説明する。
まず、炭化炉1でバイオマスを炭化させ、炭化物Cを得る。得られた炭化物Cを、搬送手段130により炭化炉1から賦活炉100に搬送する。一方、炭化炉1での炭化の際に発生した高温排ガスGを、ガス流路140を通じて蒸気発生手段150へと移送する。移送した高温排気ガスGの熱を利用して水から高温水蒸気Vを生成させる。また、これとは別に、高温排ガスGを加熱部145に移送する。次に、賦活炉100で、蒸気発生手段150で生成した高温水蒸気Vと加熱部145に移送した高温排ガスGの熱とを用いて炭化物Cを賦活させ、活性炭を得る。得られた活性炭は、貯蔵または別の設備へ移送する。一方、賦活炉100での賦活の際に発生した水素を含むガスは、不図示の発電設備に移送され発電に利用される。一方、加熱部145および蒸気発生手段150を通過した排ガスGは、活性炭の製造装置1000の外部に放出される。
本実施形態の活性炭の製造装置1000によれば、比表面積が大きい活性炭を高効率で得ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
1…炭化炉、35,125…回転軸、100…賦活炉、110…本体部、111…投入部、112…排出部、115…内部空間、120,120A,120B…回転体、120a,120b…端部、121…蒸気流路、122…孔、123…羽根、130…搬送手段、140,140A…ガス流路、145…加熱部、150…蒸気発生手段、150A…熱交換器(蒸気発生手段)、1000…製造装置

Claims (7)

  1. 高温高圧で炭化物を賦活し、活性炭を得る賦活炉であって、
    内部空間と、前記炭化物を前記内部空間に投入可能な投入部と、少なくとも前記活性炭を外部に排出可能な排出部と、を有する本体部と、
    前記内部空間に収容され、前記本体部の長尺方向に延在して配置された筒状の回転体と、
    前記回転体の外周面に設けられた複数の羽根と、
    前記内部空間を加熱する加熱部と、を有し、
    前記回転体の内部は、水蒸気が流通する蒸気流路を構成し、
    前記外周面には、前記蒸気流路と前記回転体の外部とを連通する複数の孔が形成されている賦活炉。
  2. 前記複数の羽根は、前記回転体の回転軸方向に沿ってらせん状に配置されている請求項1に記載の賦活炉。
  3. 前記投入部は、前記本体部の長尺方向における一端側の上部に設けられ、
    前記排出部は、前記本体部の長尺方向における他端側の下部に設けられている請求項1または2に記載の賦活炉。
  4. 前記回転体の回転軸方向に沿う単位長さ当たりの開口量は、前記回転体の一方の端部から前記回転体の他方の端部に向かって漸増している請求項3に記載の賦活炉。
  5. 前記投入部の開口量は、前記排出部の開口量よりも小さい請求項1〜4のいずれか1項に記載の賦活炉。
  6. 前記投入部にはロータリーバルブが1段設けられ、前記排出部にはロータリーバルブが2段設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の賦活炉。
  7. バイオマスを炭化させ、前記炭化物を得る炭化炉と、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の賦活炉と、
    前記炭化炉から前記賦活炉に前記炭化物を搬送する搬送手段と、
    前記炭化炉で発生した排ガスを排気するガス流路と、
    前記ガス流路の途中に設けられ、前記水蒸気を発生させる蒸気発生手段と、を備え、
    前記ガス流路の一部は、前記加熱部に接続されている活性炭の製造装置。
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