JP2019077323A - 車両の前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の衝突時に、車室の変形を抑制しつつ補機類の破損も抑制することができる車両の前部構造を提供する。【解決手段】カウル部材10には、前方側壁12と底壁11との境界部を窪ませた凹部14が車幅方向に延在しており、カウル部材10の底壁11側に凹部14を塞いで固定されカウル部材10を補強するリンフォース20を備え、リンフォース20は、パワーユニット100に対向する本体部と、本体部の車幅方向側方に設けられ補機類101に対向する衝撃吸収部22とで構成され、衝撃吸収部22は、前方側壁部22cのカウル部材10の底壁11に対する傾斜角度θ1が本体部よりも小さくなっている構成とする。【選択図】図5

Description

本発明は、フロントルームを形成する車体部材の一部を構成するカウル部材を含む車両の前部構造に関する。
エンジン(パワーユニット)にて走行する車両には、エンジン(内燃機関)や、エンジンに燃料を供給するための燃料系(燃料配管)、スロットルボディー等の各種補機類が収容されるエンジンルーム(フロントルーム)が車両前部に設けられているものがある。このような構成の車両の場合、一般的に、車体部材(フレーム部材)の一部を構成するカウル部材(カウルボックス)が、エンジンルームと車室との境界部分に車幅方向に亘って延在している(例えば、特許文献1)。
特許第4122895号公報
このカウル部材は、車両の衝突(前方衝突)の乗員の安全性を高めるためには、例えば、補強部材であるリンフォース等を設けて剛性を高め、車両の衝突時に、エンジン等の移動に伴うカウル部材の変形(車室の変形)を抑制することが望ましい。
一方で、カウル部材の剛性が高くなると、車両の衝突時に、補機類がカウル部材に接触した際、カウル部材が変形することなく補機類が破損してしまう虞がある。当然ながら、このような補機類の破損は抑制することが好ましい。例えば、エンジンを備える車両の場合、補機類としてエンジンに燃料を供給するための燃料系を備えており、特に、この燃料系の破損は抑制することが望ましい。なおエンジン以外のパワーユニット及び補機類を備える車両においても、車室の変形や補機類の破損といった問題は同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、車両の衝突時に、車室の変形を抑制しつつ補機類の破損も抑制することができる車両の前部構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一つの態様は、パワーユニット及び補機類が収容されるフロントルームの車室側に車幅方向に沿って延在するカウル部材を含む車両の前部構造であって、前記カウル部材には、車両前方側の前方側壁と底壁との境界部を窪ませた凹部が車幅方向に延在しており、前記カウル部材の前記底壁側に前記凹部を塞いで固定され当該カウル部材を補強するリンフォースを備え、前記リンフォースは、前記パワーユニットに対向する本体部と、該本体部の車幅方向側方に設けられ前記補機類に対向する衝撃吸収部とで構成され、前記衝撃吸収部は、車両前方側の前方側壁部の前記カウル部材の前記底壁に対する傾斜角度が前記本体部よりも小さくなっていることを特徴とする車両の前部構造にある。
かかる本発明によれば、車両の衝突(前方衝突)が生じた際、リンフォースの本体部にパワーユニットが接触することでパワーユニットの移動が規制される。また補機類が、リンフォースの衝撃吸収部に接触することで、リンフォースと共にカウル部材が上方に移動し、衝撃が吸収される。これにより、補機類の破損が抑制される。
ここで、前記凹部の上壁が、前記補機類よりも上方に位置していることが好ましい。これにより、車両の衝突時に、補機類が衝撃吸収部の前方側壁部により確実に接触する。
また前記リンフォースの前記本体部は、前記カウル部材の前記底壁と前記前方側壁とに固定され、前記リンフォースの前記衝撃吸収部は、前記カウル部材の前記底壁と前記凹部の上壁とに固定されていることが好ましい。これにより、衝撃吸収部の前方側壁部の傾斜角度を、本体部の傾斜角度よりも小さくし易くなる。また補機類とリンフォースとの間隔をより広く確保することができる。
また、前記フロントルーム内に設けられる左右のサスペンションタワーに両端がそれぞれ連結されるタワーバーを備え、前記タワーバーが、前記リンフォースの前記本体部を経由して前記サスペンションタワーに連結されていることが好ましい。これにより、リンフォースの本体部の剛性がより高められる。
また前記衝撃吸収部の前記前方側壁部には、車両の上下方向とは交差する方向に延びるビード部が形成されていることが好ましい。補機類が接触した際の前方側壁部自体の変形が抑制される。
かかる本発明の車両の前部構造によれば、車両の衝突(前方衝突)が生じた際、車室の変形を抑制して車室のスペースを確保することができ、乗員の安全性を高めることができる。さらに、カウル部材との接触による補機類の破損も抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る車両の前部構造を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両の前部構造を説明する平面図である。 本発明の一実施形態に係る車両の前部構造を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカウルトップ及びリンフォースを説明する図である。 本発明の一実施形態に係るカウルトップ及びリンフォースを説明する図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両の前部構造について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、車両の前部構造を説明する斜視図である。図2は、車両の前部構造を説明する平面図であり、パワーユニット及び補機類とカウルトップ及びリンフォースとの位置関係を示す図である。図3は、車両の前部構造を説明する斜視図であり、リンフォースが固定されたカウルトップの底壁側を示す図である。図4は、カウルトップ及びリンフォースの本体部を説明する図であり、図3のA−A線に相当する断面を模式的に示す図である。図5は、カウルトップ及びリンフォースの衝撃吸収部を説明する図であり、図3のB−B線に相当する断面を模式的に示す図である。
図1〜図3に示すように、車両1の前部には、車室2に対してダッシュパネル3によって区画され、パワーユニット(駆動装置)であるエンジン(例えば、内燃機関)100や、各種の補機類101が収容されるフロントルーム(エンジンルーム)4が形成されている。なお、補機類101とは、エンジン100以外の各種機器類であり、例えば、エンジン100に燃料を供給するための供給系やスロットルボディ等を含むものとする。またパワーユニット100はエンジン以外にもモータなども含み、それに伴い補機類101も各種電気機器などを含むことはいうまでもない。
エンジンルーム4の車室2側、すなわちエンジンルーム4と車室2との境界部分には、上記ダッシュパネル3が車幅方向に亘って設けられている。車両1の幅方向におけるダッシュパネル3の両端には、フロントピラーロア5がそれぞれ接合されている。なおフロントピラーロア5の上部には、図示しないフロントピラーが接合される。各フロントピラーロア5の車両前方側には、アッパーフレーム6がそれぞれ接合されている。
フロントピラーロア5及びアッパーフレーム6の下方には、車両の前後方向に延在するフロントサイドメンバー7が設けられている。このフロントサイドメンバー7には、サスペンションがその内部に取り付けられるサスペンションタワー8が固定されている。また、これら左右のサスペンションタワー8には、棒状のタワーバー9の両端がそれぞれ連結されている。このタワーバー9は、左右のサスペンションタワー8の上部の変動を規制する。
さらに、ダッシュパネル3の上部、例えば、ダッシュパネル3とサスペンションタワー8との隙間にはカウルトップ(カウル部材)10が設けられている。
カウルトップ10は、エンジンルーム4を形成する車体部材の一部を構成し、車両1の上方に開口する断面を有して車幅方向に延在している。詳しくは、カウルトップ10は、図4及び図5に示すように、上方が開放され、底壁11と、底壁11の車両前方側に設けられる前方側壁12と、底壁11の車両後方側に設けられる後方側壁13とを有する。カウルトップ10の両端部は、車両1の左右両側に位置するフロントピラーロア5とアッパーフレーム6との接合部付近にそれぞれ連結されている(図1参照)。なおカウルトップ10は、雨水等を車外に排出させるための排水経路の一部を構成する部材でもある。
またカウルトップ10は、底壁11と前方側壁12との境界部を切り欠いた凹部14を備えている。言い換えれば、凹部14は、底壁11の前方側壁12との境界付近を上方に窪ませることによって形成されている。そして、この凹部14は、前方側壁12から連続する上壁15と、底壁11と上壁15とを繋ぐ縦壁16とで構成されている。
また凹部14は、車幅方向に延在しており、本実施形態では、カウルトップ10の車幅方向に亘って連続して設けられている。凹部14は、必要に応じて設けられていればよく、例えば、カウルトップ10の車幅方向の一部に設けられていてもよい。
このようなカウルトップ10の底壁11側の面には、カウルトップ10を補強するための補強部材であるリンフォース20が固定されている(図3等参照)。このリンフォース20は、図4及び図5に示すように、カウルトップ10の凹部14を塞いで設けられ、このリンフォース20とカウルトップ10とによって閉断面が形成されている。
リンフォース20は、例えば、板金によって形成され、車両の前後方向において、エンジンルーム4に収容されているエンジン100と対向する本体部21と、補機類101に対向する衝撃吸収部22と、を備えている(図2,図3等参照)。すなわち、エンジンルーム4内には、エンジン100と補機類101とが車幅方向で横並びに配置されており、これらエンジン100及び補機類101の配置に合わせて、リンフォース20の本体部21と衝撃吸収部22とが車幅方向で横並びに設けられている。
リンフォース20の本体部21は、図4に示すように、カウルトップ10の底壁11に固定される底壁部21aと、カウルトップ10の前方側壁12に固定される前方側壁部21bと、を備えている。リンフォース20の前方側壁部21bは、実質的にカウルトップ10の前方側壁12の一部として機能する。
本実施形態では、リンフォース20がカウルトップ10に固定された状態で、底壁部21aが、カウルトップ10の底壁11に沿って延設され、前方側壁部21bが、カウルトップ10の前方側壁12に沿って延設されている。
すなわち、リンフォース20の本体部21は、前方側壁部21bの底壁部21aに対する傾斜角度θが、カウルトップ10の前方側壁12の底壁11に対する傾斜角度と一致するように、形成されている。勿論、リンフォース20の前方側壁部21bの傾斜角度θは、カウルトップ10の前方側壁12の傾斜角度と一致していなくてもよい。
なおリンフォース20の本体部21を構成する底壁部21aには、複数の貫通孔23が設けられている(図3参照)。これらの貫通孔23によって底壁部21aが所望の剛性に設定されている。これらの貫通孔23は必要に応じて設けられていればよく、勿論、設けられていなくてもよい。
また、このリンフォース20の本体部21には、上述したタワーバー9が連結されている。すなわちタワーバー9は、カウルトップ10のリンフォース20の本体部21が固定された部分を経由して、左右のサスペンションタワー8にそれぞれ連結されている。
一方、リンフォース20の衝撃吸収部22は、図5に示すように、カウルトップ10の底壁11に固定される底壁部22aと、カウルトップ10の凹部14を形成する上壁15に固定される上壁部22bと、これら底壁部22aと上壁部22bとを連結して実質的にカウルトップ10の前方側壁12の一部として機能する前方側壁部22cと、を備えている。
このように衝撃吸収部22は、カウルトップ10の前方側壁12よりも車両後方側に固定されているため、補機類101と衝撃吸収部22の前方側壁部22cとの間隔を比較的広く確保することができる。
そして衝撃吸収部22の前方側壁部22cは、カウルトップ10の底壁11に対する傾斜角度θ1が、本体部21を構成する前方側壁部21bの底壁11に対する傾斜角度θ2よりも小さくなっている。すなわち、本実施形態では、衝撃吸収部22の前方側壁部22cの傾斜角度θ1が、カウルトップ10の前方側壁12の底壁11に対する傾斜角度θ3(=θ2)よりも小さくなっている。
なお、衝撃吸収部22を構成する前方側壁部22cの傾斜角度θ1は、少なくとも本体部21を構成する前方側壁部21bの傾斜角度θ2よりも小さければよいが、極力小さくすることが望ましい。
また前方側壁部22cの上端部は、例えば、スロットルボディ等の補機類101よりも上方に位置している。すなわち、カウルトップ10の凹部14を構成する上壁15が、補機類101よりも上方に位置している。さらに前方側壁部22cの下端部は、補機類101の上端よりも下方に位置している。すなわち、カウルトップ10の底壁11は、補機類101の上端よりも下方に位置している。
このような構成のリンフォース20がカウルトップ10の底壁11側の面に固定されていることで、車両1の衝突が生じた際に、車室2の変形を抑制しつつ補機類101の破損を抑制することができる。
上述のように、リンフォース20の本体部21は、エンジン100に対向して設けられ、衝撃吸収部22は補機類101に対向して設けられている。したがって、車両1の衝突(前方衝突)が生じ、エンジン100及び補機類101が車両1の後方側に移動した場合、図4に示すように、エンジン100はリンフォース20の本体部21に接触し、図5に示すように、補機類101は衝撃吸収部22に接触することになる。
上述のようにリンフォース20の本体部21によってカウルトップ10の剛性が高められている。特に、本実施形態では、リンフォース20の本体部21にタワーバー9が連結されて、カウルトップ10の剛性がより高められている。このため、エンジン100が接触した際のカウルトップ10及びリンフォース20の本体部21の変形は比較的小さく抑えられる。例えば、図4中に点線で示すように、カウルトップ10及びリンフォース20の本体部21によって、エンジン100の車室2側への移動が抑制される。したがって、車両1の衝突が生じた際、車室2のスペースを確保することができ、乗員の安全性が高まる。
一方、補機類101は、リンフォース20の衝撃吸収部22に接触するため、その際に生じる破損を抑制することができる。具体的には、車両1の衝突(前方衝突)により補機類101が車両1の後方側に移動すると、補機類101(例えば、スロットルボディ)が、図5中に点線で示すように、衝撃吸収部22の前方側壁部22cに接触する。特に、本実施形態では、前方側壁部22cの上端が、補機類101よりも上方に位置しているため、補機類101はより確実に前方側壁部22cに接触する。
また、上述のように衝撃吸収部22の前方側壁部22cの傾斜角度θ1は、比較的小さくなっており、具体的には、本体部21の前方側壁部21bの傾斜角度θ2よりも小さくなっている。このため、補機類101が衝撃吸収部22の前方側壁部22cに接触した際のカウルトップ10の衝撃は、車両1の後方側への入力よりも上方への入力が強くなり易い。
したがって、補機類101が接触した際、カウルトップ10及びリンフォース20の衝撃吸収部22は、図5中に点線で示すように、例えば、カウルトップ10の底壁11と後方側壁13との境界部付近を支点として、上方へ移動(回転)する。言い換えれば、衝撃吸収部22の前方側壁部22cの傾斜角度θ1は、補機類101が接触した際にカウルトップ10及びリンフォース20が上方へ移動する程度の傾斜角度に設定されている。
その結果、カウルトップ10の下側に補機類101が移動可能なスペースが確保される。したがって、補機類101が前方側壁部22cに衝突した際、補機類101(例えば、スロットルボディやその周囲に配される燃料系)の破損を抑制しつつ、衝突の衝撃を吸収することができる。
なお補機類101が衝撃吸収部22の前方側壁部22cに接触した際、前方側壁部22c自体が変形してしまうと、カウルトップ10の上方へ移動せず、補機類101が破損してしまう虞がある。このため、前方側壁部22c自体の剛性は比較的高いことが好ましい。
そこで、本実施形態では、衝撃吸収部22(前方側壁部22c)に、ビード部24を設けている(図3参照)。このビード部24の向きは特に限定されないが、車両1の上下方向とは交差する方向に延設されていることが望ましい。このようにビード部24を設けることで、補機類101が接触した際に前方側壁部22c自体の変形が抑えられ、カウルトップ10及びリンフォース20をより確実に上方へ移動(回転)させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
1 車両
2 車室
3 ダッシュパネル
4 エンジンルーム(フロントルーム)
5 フロントピラーロア
6 アッパーフレーム
7 フロントサイドメンバー
8 サスペンションタワー
9 タワーバー
10 カウルトップ
11 底壁
12 前方側壁
13 後方側壁
14 凹部
15 上壁
16 縦壁
20 リンフォース
21 本体部
21a 底壁部
21b 前方側壁部
22 衝撃吸収部
22a 底壁部
22b 上壁部
22c 前方側壁部
23 貫通孔
24 ビード部
100 エンジン(パワーユニット)
101 補機類

Claims (5)

  1. パワーユニット及び補機類が収容されるフロントルームの車室側に車幅方向に沿って延在するカウル部材を含む車両の前部構造であって、
    前記カウル部材には、車両前方側の前方側壁と底壁との境界部を窪ませた凹部が車幅方向に延在しており、
    前記カウル部材の前記底壁側に前記凹部を塞いで固定され当該カウル部材を補強するリンフォースを備え、
    前記リンフォースは、前記パワーユニットに対向する本体部と、該本体部の車幅方向側方に設けられ前記補機類に対向する衝撃吸収部とで構成され、前記衝撃吸収部は、車両前方側の前方側壁部の前記カウル部材の前記底壁に対する傾斜角度が前記本体部よりも小さくなっている
    ことを特徴とする車両の前部構造。
  2. 請求項1に記載の車両の前部構造であって、
    前記凹部の上壁が、前記補機類よりも上方に位置している
    ことを特徴とする車両の前部構造。
  3. 請求項1又は2に記載の車両の前部構造であって、
    前記リンフォースの前記本体部は、前記カウル部材の前記底壁と前記前方側壁とに固定され、
    前記リンフォースの前記衝撃吸収部は、前記カウル部材の前記底壁と前記凹部の上壁とに固定されている
    ことを特徴とする車両の前部構造。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の車両の前部構造であって、
    前記フロントルーム内に設けられる左右のサスペンションタワーに両端がそれぞれ連結されるタワーバーを備え、
    前記タワーバーが、前記リンフォースの前記本体部を経由して前記サスペンションタワーに連結されている
    ことを特徴とする車両の前部構造。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の車両の前部構造であって、
    前記衝撃吸収部の前記前方側壁部には、車両の上下方向とは交差する方向に延びるビード部が形成されている
    ことを特徴とする車両の前部構造。
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